JP7403109B2 - アルミニウム合金製ボルトおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
頭部と、前記頭部から下方に伸びる首下部とを有し、前記頭部と前記首下部の間に首下丸み部が形成され、前記首下部にねじ部が形成されている、中心軸Cを備えたアルミニウム合金製ボルトであって、
前記首下部と前記首下丸み部の境界である前記アルミニウム合金製ボルトの表面上のR止まりから一定の距離L下方にある前記首下部の表面から、内方に向かって広がり前記頭部方向に湾曲した下面と、前記下面の前記頭部側に、前記下面から一定の距離Tで設けられた上面と、前記アルミニウム合金製ボルトの表面とに囲まれた湾曲領域が規定され、
前記湾曲領域を構成するアルミニウム合金の第1結晶粒の平均結晶粒径は、前記ねじ部に隣接するねじ部隣接領域の内方の首下部内部を構成するアルミニウム合金の第2結晶粒の平均結晶粒径より大きいことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトである。
頭部と、前記頭部から下方に伸びる首下部とを有し、前記頭部と前記首下部の間に首下丸み部が形成され、前記首下部にねじ部が形成されている、中心軸Cを備えたアルミニウム合金製のボルトであって、
前記首下部のねじ部に隣接するねじ部隣接領域を構成するアルミニウム合金の第3結晶粒の平均結晶粒径は、前記ねじ部隣接領域の内方の首下部内部を構成するアルミニウム合金の第2結晶粒の平均結晶粒径より大きいことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトである。
アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に据え込み加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された据え込み中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記据え込み中間体の前記本体部にロール圧造を行い、前記本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する工程と、
前記ロール圧造中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部および前記本体部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後のロール圧造中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法である。
アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に据え込み加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された据え込み中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記据え込み中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後の据え込み中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法である。
アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に据え込み加工または絞り加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部が形成された据え込み中間体または絞り中間体とを作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記据え込み中間体または絞り中間体に焼鈍しを行い、前記テーパ部の塑性歪を緩和する工程と、
前記焼鈍し後の据え込み中間体または絞り中間体の本体部の、ねじが形成される領域にロール圧造を行い、前記本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する工程と、
前記ロール圧造中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記本体部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記本体部のねじが形成される領域にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法である。
アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に絞り加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された絞り中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記絞り中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後の絞り中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法である。
アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に絞り加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された絞り中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記絞り中間体の前記本体部にロール圧造を行い、前記本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する工程と、
前記ロール圧造中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部および前記本体部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後のロール圧造中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法である。
発明の実施の形態1では、7000系(Al-Zn-Mg-(Cu))のアルミニウム合金をボルト材料に用いる。図1は、7000系のアルミニウム合金材料に歪を付与した後、熱処理(T6処理)を行った場合の、相当塑性歪と平均結晶粒径との関係を示す。図1中、白丸は材質A7050BD-H14、黒丸は材質A7050BD-Oのアルミニウム合金で、いずれも引抜棒である。白丸は加工硬化された硬質材(H14材)、黒丸は焼鈍しが行われた軟質材(O材)である。図1中に黒丸で示した材質A7050BD-Oの測定データを表1に示す。
図6は、本発明の実施例1にかかる7000系アルミニウム合金製ボルトであり、(a)は断面の模式図、(b)~(d)は断面写真を示す。アルミニウム合金製ボルトは、湾曲領域およびねじ部隣接領域の結晶粒を粗大化した構造となっている。(c)、(d)は湾曲領域を拡大した断面写真である。(c)において、上下の領域は通常の結晶粒径の領域、四角で囲んだ領域は、結晶粒が粗大化した領域である。
アルミニウム合金の引抜棒(棒材)1を準備し、所定の長さに切断する。引抜棒1は、予め結晶粒が微細化され、高強度のものが用いられる。結晶粒の大きさd2は、上述のように、例えば、1μm以上、40μm未満である。
金型(図示せず)内に配置された引抜棒1に対して、ハンマー等で下向きの押圧力を加えて据え込み加工を施し、引抜棒1の上端を塑性変形させ、大径部2およびテーパ部3を形成した据え込み中間体を作製する。なお、これらの大径部2およびテーパ部3は、後で説明するように最終的には頭部(ボルトヘッド)5となる。一方、引抜棒1のテーパ部3より下側の本体部4は塑性変形せず、そのままの状態で首下部となる。
据え込み中間体の本体部4にロール圧造を行って塑性歪を付与し、本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する。図7中、破線で囲んだ部分がロール圧造範囲である。後述する熱処理により本体部4の表面および表面近傍で結晶粒が粗大化する。
大径部2とテーパ部3とにプレス加工を行い、頭部(ボルトヘッド)5の成形を行う。
頭部成形工程を行った頭部成形中間体に対して、熱処理、即ち溶体化処理および時効処理を行う。図9は、溶体化処理および時効処理の温度ダイアグラムである。図9に示すように、溶体化処理では、例えば475℃に昇温して、1~3時間保持する。続いて、例えば水中に入れて急冷した後、時効処理を行う。時効処理は、例えば100~150℃の温度で、20~30時間保持して行う。
(7)ねじ転造により、本体部4の表面にねじを形成する。この工程によってねじ部を構成する結晶粒のみ微細化する。以上の工程で、実施例1にかかるアルミニウム合金製ボルトが完成する。断面写真に示すように、(2)据え込み工程および(3)ロール圧造工程で、所定の大きさの塑性歪を与えた領域、図4で言えば湾曲領域およびねじ部隣接領域の結晶粒が、その後の熱処理により粗大化しているのがわかる。
図10は、本発明の実施例2にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。実施例2では、湾曲領域の結晶粒のみを粗大化し、ねじ部隣接領域の結晶粒は粗大化しない。材料のアルミニウム合金には、例えば、7000系アルミニウム合金のA7050BD-Oが用いられる。
図11は、比較例1にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。材料のアルミニウム合金には、O材、例えばA7050BD-Oが用いられる。
図12は、比較例2にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。材料のアルミニウム合金には、O材、例えばA7050BD-Oが用いられる。
図13は、本発明の実施例3にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。実施例3では、材料のアルミニウム合金にH14材、例えばA7050BD-H14が用いられる。
図14は、本発明の実施例4にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。実施例4では、材料のアルミニウム合金に、O材、例えばA7050BD-O、またはH14材、例えばA7050BD-H14が用いられる。
本発明の実施の形態2では、6000系(Al-Mg-Si)のアルミニウム合金をボルト材料に用いる場合について説明する。図15は、6000系のアルミニウム合金材料に歪を付与した後、熱処理(T6処理)を行った場合の、相当塑性歪と平均結晶粒径との関係を示す。黒丸は、材質A6056-H12のアルミニウム合金で、冷間加工を行い、加工硬化させた引抜棒である。付与した相当塑性歪が0.22近傍で、熱処理後に平均結晶粒径が大きくなる傾向にある。このように、熱処理前に付与する歪量を制御することにより、アルミニウム合金材料の平均結晶粒径を制御できることがわかる。図15中に黒丸で示した材質A6056-H12の測定データを表3に示す。
図16は、本発明の実施例5にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。材料のアルミニウム合金には、例えば、6000系アルミニウム合金のA6056-H12が用いられる。
アルミニウム合金の引抜棒(棒材)1を準備し、所定の長さに切断する。引抜棒1は、予め結晶粒が微細化され、高強度のものが用いられる。結晶粒の大きさd2は、上述のように、例えば、1μm以上、40μm未満である。
引抜棒1を金型内に配置し、ハンマー等で下向きの押圧力を加えて据え込み加工を施し、上端を塑性変形させて大径部2およびテーパ部3を形成する。据え込み工程により、テーパ部3に塑性歪が付与される。結晶粒に与えられ塑性歪は、相当塑性歪ε換算で、0.1≦ε≦0.5であり、好適には0.2≦ε≦0.4である。
大径部2とテーパ部3とにプレス加工を行い、頭部(ボルトヘッド)5の成形を行う。なお、本体部4のロール圧造は行わない。
頭部成形工程を行った頭部成形中間体に対して、熱処理、即ち溶体化処理および時効処理を行う。図17は、溶体化処理および時効処理の温度ダイアグラムである。図17に示すように、溶体化処理では、例えば550℃に昇温して、1~10時間保持する。続いて、例えば水中に入れて急冷した後、時効処理を行う。時効処理は、例えば140~200℃の温度で、3~24時間保持して行う。熱処理工程により、据え込み工程で塑性歪を付与したテーパ部3で、結晶粒の粗大化が起きる。
ねじ転造により、本体部4の表面にねじを形成する。この工程によってねじ部を構成する結晶粒のみ微細化する。以上の工程で、実施例5にかかるアルミニウム合金製ボルトが完成する。図16の断面写真1、2に示すように、(2)据え込み工程で、所定の大きさの塑性歪を与えた領域、即ち湾曲領域の結晶粒が、その後の熱処理により粗大化していることがわかる。
図18は、実施例6にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図である。材料の6000系アルミニウム合金には、H12材、例えばA6056-H12が用いられる。
図20は、本発明の実施例7にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図であり、実施例5の製造工程(図16参照)が、さらにロール圧造工程を含むものである。材料のアルミニウム合金には、例えば、6000系アルミニウム合金のA6056-H12が用いられる。
図21は、本発明の実施例8にかかるアルミニウム合金製ボルトの製造工程を示す図であり、実施例6の製造工程(図18参照)が、さらにロール圧造工程を含むものである。材料のアルミニウム合金には、例えば、6000系アルミニウム合金のA6056-H12が用いられる。
2 大径部
3 テーパ部
4 本体部
5 頭部
6 ねじ部
Claims (23)
- 頭部と、前記頭部から下方に伸びる首下部とを有し、前記頭部と前記首下部の間に首下丸み部が形成され、前記首下部にねじ部が形成されている、中心軸Cを備えたアルミニウム合金製ボルトであって、
前記首下部と前記首下丸み部の境界である前記アルミニウム合金製ボルトの表面上のR止まりから一定の距離L下方にある前記首下部の表面から、内方に向かって広がり前記頭部方向に湾曲した下面と、前記下面の前記頭部側に、前記下面から一定の距離Tで設けられた上面と、前記アルミニウム合金製ボルトの表面とに囲まれた湾曲領域が規定され、
前記湾曲領域を構成するアルミニウム合金の第1結晶粒の平均結晶粒径は、前記ねじ部に隣接するねじ部隣接領域の内方の首下部内部を構成するアルミニウム合金の第2結晶粒の平均結晶粒径より大きいことを特徴とするアルミニウム合金製ボルト。 - 上記第1結晶粒の平均結晶粒径は、40μm以上で、1000μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 上記第1結晶粒の平均結晶粒径は、40μm以上で、500μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記第1結晶粒の長軸方向と、前記中心軸Cのなす角度は、0°~45°であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記距離Lは、0≦L≦1.5R(Rは、前記首下丸み部の、前記中心軸C方向の高さ)の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記距離Tは、0<T≦Rの範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記距離Tは、0.5R≦T≦Rの範囲内にあることを特徴とする請求項6に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記下面が前記首下部の表面と交わる下面端から前記下面の頂部までの前記中心軸Cに平行な高さHは、0<H≦3Rの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記高さHは、R≦H≦2Rの範囲内であることを特徴とする請求項8に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 頭部と、前記頭部から下方に伸びる首下部とを有し、前記頭部と前記首下部の間に首下丸み部が形成され、前記首下部にねじ部が形成されている、中心軸Cを備えたアルミニウム合金製のボルトであって、
前記首下部のねじ部に隣接するねじ部隣接領域を構成するアルミニウム合金の第3結晶粒の平均結晶粒径は、前記ねじ部隣接領域の内方の首下部内部を構成するアルミニウム合金の第2結晶粒の平均結晶粒径より大きいことを特徴とするアルミニウム合金製ボルト。 - 上記第3結晶粒の平均結晶粒径は、40μm以上で、1000μm以下であることを特徴とする請求項10に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 上記第3結晶粒の平均結晶粒径は、40μm以上で、500μm以下であることを特徴とする請求項10に記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 上記第2結晶粒の平均結晶粒径は、1μm以上、40μm未満であることを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載のアルミニウム合金製ボルト。
- 前記アルミニウム合金は、6000系アルミニウム合金、または7000系アルミニウム合金であることを特徴とする請求項1~13のいずれかに記載のアルミニウム合金製ボルト。
- アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に据え込み加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された据え込み中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記据え込み中間体の前記本体部にロール圧造を行い、前記本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する工程と、
前記ロール圧造中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部および前記本体部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後のロール圧造中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に据え込み加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された据え込み中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記据え込み中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後の据え込み中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に据え込み加工または絞り加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部が形成された据え込み中間体または絞り中間体とを作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記据え込み中間体または絞り中間体に焼鈍しを行い、前記テーパ部の塑性歪を緩和する工程と、
前記焼鈍し後の据え込み中間体または絞り中間体の本体部の、ねじが形成される領域にロール圧造を行い、前記本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する工程と、
前記ロール圧造中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記本体部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記本体部のねじが形成される領域にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に絞り加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された絞り中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記絞り中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後の絞り中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - アルミニウム合金からなる棒材を準備する工程と、
前記棒材に絞り加工を行い、直径が大きくなった大径部と、本体部と、それらを接続するテーパ部とが形成された絞り中間体を作製する工程であって、前記テーパ部に塑性歪を付与する工程と、
前記絞り中間体の前記本体部にロール圧造を行い、前記本体部の表面および表面近傍に塑性歪が付与されたロール圧造中間体を作製する工程と、
前記ロール圧造中間体に熱処理を行い、前記塑性歪が付与された前記テーパ部および前記本体部で結晶粒を粗大化させる工程と、
前記熱処理後のロール圧造中間体の本体部にねじを形成する工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - 前記アルミニウム合金は7000系アルミニウム合金であり、
前記テーパ部、および/または前記本体部および表面近傍に付与された相当塑性歪εが、0<ε≦0.5であることを特徴とする請求項15~17のいずれかに記載のアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - 前記相当塑性歪εが、0.05≦ε≦0.2であることを特徴とする請求項20に記載のアルミニウム合金製ボルトの製造方法。
- 前記アルミニウム合金は6000系アルミニウム合金であり、
前記テーパ部、および/または前記本体部および表面近傍に付与された相当塑性歪εが、0.1≦ε≦0.5であることを特徴とする請求項15、16、18および19のいずれかに記載のアルミニウム合金製ボルトの製造方法。 - 前記相当塑性歪εが、0.2≦ε≦0.4であることを特徴とする請求項22に記載のアルミニウム合金製ボルトの製造方法。
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