JP7409484B2 - リスク評価装置、リスク評価方法およびプログラム - Google Patents
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Description
第1の実施形態に係るリスク評価装置等について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は本実施形態におけるリスク評価装置のブロック図の一例を示す。モデル取得部101は、一以上の説明可能な予測モデルを取得する。本開示において、「予測モデル」とは何らかの入力に対して、学習結果に応じた値を予測して出力することが可能なモデルを指す。本開示において、「説明可能」とは、予測モデルによりある値が出力されるに至った根拠を提示可能であることを指すものとする。例えば、モデル中に出現する要素である説明変数間の関係、および説明変数と目的変数の関係、等を把握可能とすることを意味する。例えば、人材採用に関するモデルであって、その人材を採用するか否かを予測(判定)するモデルを考えると、一例としてy=ax1+bx2+cx3(y:採用判定値、x1:研究テーマ、x2:年齢、x3:試験得点)というモデルが考えられる。係数a、b、cについては学習により決定される。yの値が所定の値以上の場合には採用し、所定の値未満の場合には不採用とされる。
リスク判定部102は、モデル取得部101にて取得された一以上のモデルと、倫理的リスク要因となる情報である倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルのリスクを判定する。「判定」とは、何らかの指標を用いてリスクの度合いをリスクの判定結果として示すことである。リスクの判定結果は、例えば所定の方法で算出された、数値によるスコアであったり、リスクを何段階かの評価で示したものであったり、種々の手法で示される。
モデル選択部103は判定されたリスクの判定結果に基づいてモデルを選択する。リスク判定部102で判定された一以上のモデルの判定結果を受け取り、所定の基準にて、モデルを採用するか否かの判断を実行することにより選択する。選択されたモデルはモデル出力部104により外部に出力される。
図3は本実施形態のリスク評価装置における処理の流れを示すフローチャートである。この図にあるように、まず、モデル取得部101が、一以上の説明可能な予測モデルを取得する(ステップS11)。次に、リスク判定部102が、取得されたモデルと、保持されている倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルのリスクを判定する(ステップS12)。次に、モデル選択部103が判定された判定結果に基づいてモデルを選択する(ステップS13)。最後にモデル出力部104が選択されたモデルを出力する(ステップS14)。
次に、第1の実施形態に係るリスク評価装置を構成するハードウエア構成を説明する。図4は、第1の実施形態に係るリスク評価装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態のリスク評価装置等によれば、機械学習等で生成された説明可能な予測モデルが抱える可能性のある倫理的リスクをリスク判定部102が倫理的リスク要因情報を用いて判定し、判定結果に基づいてモデル選択部103がモデルの選択を行うことが可能である。これにより、大量の倫理的リスク要因情報を用いてモデルのリスク判定が可能であるため高い信頼性でリスクを評価することが可能である。本実施形態のリスク評価装置により、生成されたモデルが有するリスクを倫理的側面から評価して、リスクの高いモデルについては導入の候補から除去することで、生成されたモデルがサービスやシステムに導入された後に倫理的問題からサービスやシステムを停止せざるを得ないといった事態に陥ることを未然に防ぐことが可能となる。
第2の実施形態に係るリスク評価装置等について、図面を用いてより詳細に説明する。
図7は本実施形態におけるリスク評価装置等の処理の流れを示している。この図にあるように、まずモデル取得部101が一以上のモデルを取得する(ステップS201)。次に各モデルについてモデル取得部101が処理を行うためにモデル選択ループ(ステップS202~ステップS214)に入る。次に、選択された説明変数ごとにモデル取得部101が処理を行う説明変数選択ループ(ステップS203~ステップS213)に入る。まず、モデル取得部101が、選定された説明変数を受付ける(ステップS204)。次にモデル取得部101が、受け付けた説明変数によるモデルを各種情報量基準などで評価を行う(ステップS205)。評価の結果、モデル取得部101が、モデルの評価値が選定により改善したか否かの判断を行う(ステップS206)。評価値が改善した場合には、リスク判定部102がモデルから検索文/用語を生成する(ステップS207)。評価値が改善しない場合には、次の繰り返しに入ってモデル取得部101が別の説明変数を受付ける。次に、リスク判定部102が、生成された検索文/用語にて倫理的リスク要因情報内を検索する(ステップS208)。検索結果に基づいてリスク判定部102が、リスク判定スコアを算出する(ステップS209)。次に、そのスコアに対してモデル選択部103が、モデル選択ルールを適用する(ステップS210)。適用した結果、モデル選択部103は、ルールにて記述されたリスク評価基準に達しているか否かの判断を行い(ステップS211)、評価基準に達していない場合にはモデルは採用され、モデル出力部104がモデルを出力して(ステップS212)次の変数選択の繰り返しに入る。反対に評価基準に達している場合には、モデルは採用されず次の繰り返しに入る。変数選択ループを全て実行すると、次のモデル選択ループにはいり、別のモデルにて、モデル取得部101が変数の選定を受付けながらモデルの選択を繰り返す。
本実施形態のリスク評価装置によれば、上記処理の流れにあるように、モデル取得部101が説明変数を選定する繰り返しループの中にリスク判定部102によるリスク判定スコア算出処理とモデル選択処理とが含まれており、説明変数選定と、リスク評価とを同時に行うことが可能な態様となっている。モデル取得部101による説明変数選定と、リスク判定部102によるリスク評価とを同じ繰り返しループの中で行うことで説明変数選定による評価のフィードバックが即時に行われるため、しらみつぶしに説明変数を選択しながらリスク評価する必要がなく、説明変数の数が増えたとしても説明変数選定とリスク評価を効率的にすすめられるといった効果がある。
次に、第2の実施形態に係るリスク評価装置を構成するハードウエア構成を説明する。本実施形態におけるリスク評価装置のハードウエア構成は第1の実施形態のハードウエア構成と同様である。従って、図示は省略し、図4を参照しながらハードウエアの動作の概略について説明する。
[形態1]
上述の第1の視点に係る装置のとおりである。
[形態2]
形態1におけるリスク判定部は、形態1における一以上のモデルの要素間の関係に基づいて、前記一以上のモデル毎にモデルを言語で記述した文を生成し、前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、前記倫理的リスク要因情報と、を用いて前記一以上のモデルのリスクを判定する、好ましくは形態1に記載のリスク評価装置。
[形態3]
前記リスク判定部は、前記一以上のモデルと、前記倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルが有するリスクをスコアリングしたリスク判定スコアを算出し、前記モデル選択部は、前記リスク判定スコアに基づいてモデルを選択する、好ましくは形態1に記載のリスク評価装置。
[形態4]
前記リスク判定部は、前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、前記倫理的リスク要因情報と、を用いて前記一以上のモデルが有するリスクをスコアリングしたリスク判定スコアを算出し、前記モデル選択部は、前記リスク判定スコアに基づいてモデルを選択する、好ましくは形態2に記載のリスク評価装置。
[形態5]
前記リスク判定部は、前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、前記倫理的リスク要因情報と、の間の関係を示す統計値を算出することによりリスク判定スコアを算出する、好ましくは形態4に記載のリスク評価装置。
[形態6]
前記倫理的リスク要因情報を保持する倫理的リスク要因情報保持部を、
さらに有し、前記リスク判定部は、前記一以上のモデルと、保持されている前記倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルのリスクを判定する、好ましくは形態1から形態5のいずれか一に記載のリスク評価装置。
[形態7]
前記一以上のモデルよりモデルを選択するためのルールであるモデル選択ルールを保持するモデル選択ルール保持部と、前記モデル選択部は、前記リスク判定スコアと、前記モデル選択ルールに基づいて、前記一以上のモデルの内からモデルの選択をする、好ましくは形態3から形態5のいずれか一に記載のリスク評価装置。
[形態8]
前記モデル選択ルールは、前記リスク判定スコアと、前記一以上のモデルの予測式における説明変数の係数とに基づいて、モデルを選択するルールである、好ましくは形態7に記載のリスク評価装置。
[形態9]
前記モデル選択ルールは、算出されたリスク判定スコアが所定の値を超えた場合にそのリスク判定スコアに係るモデルは選択しないとするルールである、好ましくは形態7又は形態8に記載のリスク評価装置。
[形態10]
前記モデル選択ルールは特定の倫理的リスク要因に関する情報を列挙したリストを含み、当該リストにより特定された倫理的リスク要因情報について、そのリスト内の情報がモデル内に含まれている場合にはリスク判定スコアに関わらず、そのリスク判定スコアに係るモデルは選択しないとするルールである、好ましくは形態7から形態9のいずれか一に記載のリスク評価装置。
[形態11]
上記第2の視点に係るリスク評価方法のとおりである。
[形態12]
上記第3の視点に係るプログラムの通りである。
[形態13]
形態12のプログラムを記憶した記録媒体である。
101 モデル取得部
102 リスク判定部
103 モデル選択部
104 モデル出力部
105 倫理的リスク要因情報保持部
106 モデル選択ルール保持部
200 情報処理装置(コンピュータ)
201 CPU
202 メモリ
203 入出力インタフェース
204 NIC
205 内部バス
Claims (9)
- 一以上の説明可能な予測モデルを取得するモデル取得部と、
前記一以上のモデルと、倫理的リスク要因となる情報である倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルのリスクを判定するリスク判定部と、
判定されたリスクの判定結果に基づいてモデルを選択するモデル選択部と、
選択されたモデルを出力するモデル出力部と、
を有し、
前記リスク判定部は、
前記一以上のモデルの要素間の関係に基づいて、前記一以上のモデル毎にモデルを言語で記述した文を生成し、
前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、前記倫理的リスク要因情報と、を用いて前記一以上のモデルのリスクを判定する、
リスク評価装置。 - 前記リスク判定部は、
前記一以上のモデルと、前記倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルが有するリスクをスコアリングしたリスク判定スコアを算出し、
前記モデル選択部は、
前記リスク判定スコアに基づいてモデルを選択する、
請求項1に記載のリスク評価装置。 - 前記リスク判定部は、
前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、前記倫理的リスク要因情報と、を用いて前記一以上のモデルが有するリスクをスコアリングしたリスク判定スコアを算出し、
前記モデル選択部は、
前記リスク判定スコアに基づいてモデルを選択する、
請求項1に記載のリスク評価装置。 - 前記リスク判定部は、前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、前記倫理的リスク要因情報と、の間の関係を示す統計値を算出することによりリスク判定スコアを算出する、
請求項3に記載のリスク評価装置。 - 前記倫理的リスク要因情報を保持する倫理的リスク要因情報保持部を、さらに有し、
前記リスク判定部は、
前記一以上のモデルと、保持されている前記倫理的リスク要因情報と、に基づいて前記一以上のモデルのリスクを判定する、
請求項1から請求項4のいずれか一に記載のリスク評価装置。 - 前記一以上のモデルよりモデルを選択するためのルールであるモデル選択ルールを保持するモデル選択ルール保持部を、さらに有し、
前記モデル選択部は、
前記リスク判定スコアと、前記モデル選択ルールに基づいて、前記一以上のモデルの内からモデルの選択をする、
請求項2から請求項4のいずれか一に記載のリスク評価装置。 - 前記モデル選択ルールは、算出されたリスク判定スコアが所定の値を超えた場合にそのリスク判定スコアに係るモデルは選択しないとするルールである、請求項6に記載のリスク評価装置。
- 以下の各動作をコンピュータが実行するリスク評価方法であって、
一以上の説明可能な予測モデルを取得し、
前記一以上のモデルの要素間の関係に基づいて、前記一以上のモデル毎にモデルを言語で記述した文を生成し、
前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、倫理的リスク要因となる情報である倫理的リスク要因情報と、を用いて前記一以上のモデルのリスクを判定し、
リスクの判定結果に基づいてモデルを選択し、
選択されたモデルを出力する、
リスク評価方法。 - 一以上の説明可能な予測モデルを取得する処理と、
前記一以上のモデルの要素間の関係に基づいて、前記一以上のモデル毎にモデルを言語で記述した文を生成する処理と、
前記文及び前記文の要素の少なくとも一方と、倫理的リスク要因となる情報である倫理的リスク要因情報と、を用いて前記一以上のモデルのリスクを判定する処理と、
リスクの判定結果に基づいてモデルを選択する処理と、
選択されたモデルを出力する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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