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JP7409533B2 - 通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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JP7409533B2 - 通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年の多様な無線システムが混在する無線環境、及び無線を介したコンテンツ量の増加と多様化により、無線システムに割り当て可能な電波資源(周波数)が枯渇するという問題が表面化している。しかしながら、どの電波帯域もすでに既存の無線システムが利用しているため、新規の電波資源割り当てが困難であることが分かっている。そこで、必要な電波資源を捻出するために、コグニティブ無線技術の活用による、既存無線システムの時間的・空間的な空き電波(White Space)の利用・活用(動的周波数共用(DSA:Dynamic Spectrum Access))が求められ始めた。近年米国においては,世界的には3GPP band 42,43とされている周波数帯とオーバーラップするFederal use band(3.55~3.70GHz)の一般国民への開放を目指し、周波数共用技術を活用するCitizens Broadband Radio Service(CBRS)の法制化・標準化が加速している。
また、コグニティブ無線技術は、動的周波数共用のみならず、無線システムによる周波数利用効率の向上にも寄与する。例えば、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1-2014においては、White Spaceを利用する無線システム間の共存技術が規定されている。また、WinnForum(Wireless Innovation Forum)では、非特許文献1に示されている、SAS-SAS ProtocolというCBRSにおける周波数監理データベースであるSASについて、複数SAS間の情報交換に関する規格を策定している。
"Signaling Protocols and Procedures for Citizens Broadband Radio Service (CBRS):Spectrum Access System (SAS)-SAS Interface Technical Specification", WINNF-TS-0096、インターネット〈URL:https://workspace.winnforum.org/higherlogic/ws/public/document?document_id=4813〉
周波数監理データベースに記録されている個々の情報を適宜交換してリアルタイムマネジメントを行うと、データベースに多大な負荷がかかることから、交換を周期的(例えば1日1回)に交換することで、データベースの運用負荷を減らすことが想定される。しかし、交換が周期的になると、多少の干渉を受けても良いので、すぐに運用を開始したいという通信装置にとっては、運用許可が下りるまでしばらく待つ必要があるため、このようなデータベースの運用は不都合である。
そこで、本開示では、無線システムの二次利用の際に、定期的に行われるデータベース間の情報交換の合間の無線システムの運用状態の変化によって発生しうる、干渉制御の再計算負荷を低減することが可能な、新規かつ改良された通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムを提案する。
本開示によれば、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御部を備え、前記制御部は、前記許容干渉量の設定の際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、通信制御装置が提供される。
また本開示によれば、プロセッサが、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御することを含み、前記許容干渉量の設定の際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、通信制御方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御することを実行させ、前記許容干渉量の設定の際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、無線システムの二次利用の際に、定期的に行われるデータベース間の情報交換の合間の無線システムの運用状態の変化によって発生しうる、干渉制御の再計算負荷を低減することが可能な、新規かつ改良された通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
SASの運用例を示す説明図である。 セカンダリシステムへの干渉マージンの割り当て例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る無線システムの構成例を示す説明図である。 CBRS利用の階層構造を示す説明図である。 CBRSの帯域を示す説明図である。 同実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。 同実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。 許容干渉量の配分例を示す説明図である。 同実施形態に係るマージン設計の概念を示す説明図である。 同実施形態に係るマージン設計の概念を示す説明図である。 同実施形態にかかる共通余剰マージンの設定例を示す流れ図である。 同実施形態にかかる共通余剰マージンの設定例を示す流れ図である。 同実施形態に係る通信制御装置の動作例を示す流れ図である。 無線システムの配置例を示す説明図である。 無線システムの配置例を示す説明図である。 無線システムの配置例を示す説明図である。 フレームの構成例を示す説明図である。 フレームの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る通信制御装置の機能構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.経緯
1.2.概要
1.3.構成例
2.まとめ
<1.本開示の実施の形態>
[1.1.経緯]
本開示の実施の形態について詳細に説明する前に、本開示の実施の形態に至った経緯について説明する。
上述したように、必要な電波資源を捻出するために、コグニティブ無線技術の活用による、既存無線システムの時間的・空間的な空き電波(White Space)の利用・活用(動的周波数共用)が求められ始めた。近年米国においては,世界的には3GPP band 42,43とされている周波数帯とオーバーラップするFederal use band(3.55~3.70GHz)の一般国民への開放を目指し、周波数共用技術を活用するCitizens Broadband Radio Service(CBRS)の法制化・標準化が加速している。
例えば、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1-2014においては、White Spaceを利用する無線システム間の共存技術が規定されている。また、WinnForum(Wireless Innovation Forum)では、SAS-SAS ProtocolというCBRSにおける周波数監理データベースであるSASについて、複数SAS間の情報交換に関する規格を策定している。
その規格の中に、Full Activity Dump Messageというものがあり、データベースが記録している干渉制御に最低限必要な情報をDumpして同期する技術が提供されている。Full Activity Dump Messageには、CBSD Data Record、Zone Data Record、ESC Sensor Recordがある。CBSD Data Recordには、基地局設置位置情報や動作パラメータ(周波数、送信電力)が含まれる。Zone Data Recordには、PPA(PAL Protection Area、優先度の高い二次利用システムの保護領域)が含まれる。ESC Sensor Recordには、艦載レーダ信号を検知するためのセンサの設置位置情報が含まれる。
個々の情報を適宜交換してリアルタイムマネジメントを行うことも考えられるが、多大な負荷がかかることから、上記メッセージを周期的(例えば1日1回)に交換することで、データベースの運用負荷を減らすことが想定される。このような場合、その周期が訪れたタイミングに負荷のかかる全計算を集中させることができるため、例えば、周期の合間に通信装置から新規に運用許可リクエストが来た場合には、運用許可を保留しておき、周期的な計算後に、運用許可を出すという実装が想定される。
図1は、上述のSASの運用例を示す説明図である。図1には、所定の周波数帯の電波を二次利用することで無線通信を行うセカンダリシステムと、2つの周波数監理データベースと、の動作の流れの例が示されている。
あるタイミングにおいて、セカンダリシステムが、周波数監理データベース1に対して新規電波利用のリクエストを送信すると、周波数監理データベース1は運用許可についての保留回答をそのセカンダリシステムへ返す。そして、所定のタイミングになると周波数監理データベース1は周波数監理データベース2との間でFull Activity Dump Messageを交換し、その交換の結果、干渉制御および周波数の割り当てを行う。その後、セカンダリシステムが、周波数監理データベース1に対して再び新規電波利用のリクエストを送信すると、周波数監理データベース1は、運用の許可、または不許可の回答を返す。
しかしながら、多少の干渉を受けてもよいからすぐに運用を開始したいという通信装置のユーザにとっては、電波の運用許可が下りるまでしばらく待つ必要がある(例えば、1日後まで待つ必要がある)ため、このようなデータベース運用は不都合である。また、多数の通信装置に対して保留をかけていると、その分、データベースの同期後の干渉制御計算が複雑になりかねない。そのため、特定の通信装置に対しては、保留せずに運用許可を出すということがありえる。一方、干渉制御においては、複数の通信装置からの干渉の累積がプライマリシステムの許容値を越えないようにすることが重要である。
図2は、セカンダリシステムへの干渉マージンの割り当て例を示す説明図である。許容干渉量が与えられるときに,その量を複数のセカンダリシステムに配分し,配分された許容干渉量(すなわち1台あたりのマージン)に基づいて電波送信することでプライマリシステムに対する致命的な干渉を抑制できる。図2の異例では、プライマリシステムの許容干渉量をIacceptとし、セカンダリシステムがプライマリシステムに与える干渉をそれぞれI、I、Iとすると、I、I、Iの和がIaccept以下となるように許容干渉量を割り当てる手法が考えられる。しかし、これは伝搬環境等によっては過度な抑制となる場合があるため、WinnForum Requirement(“Requirements for Commercial Operation in the U.S. 3550-3700 MHz Citizens Broadband Radio Service Band”, WINNF-TS-0112. https://workspace.winnforum.org/higherlogic/ws/public/document?document_id=4743)においてIterative Allocation Process (IAP)という手法が必須となっている。
この手法は、逐次的な計算を伴う。そのため、干渉マージン割り当てを一切考慮せずに、前述のFull Activity Dump Messageの周期の合間に通信装置に運用許可を出すと、結果的に保留を掛けた場合と同等の計算負荷がFull Activity Dump Messageの後に発生してしまう可能性がある。従って、多少の干渉を受けてもよいから、すぐに運用を開始したいという通信装置に対して運用許可をすぐに出しつつ、データベースの計算負荷を減らす方法が求められる。
干渉マージン割り当てとともに送信電力が決定したセカンダリシステムにおいて、新規セカンダリシステムによる電波利用開始前に再度、干渉マージン割り当て、送信電力計算がデータベースで発生する。それによる送信電力の変更通知がセカンダリシステムとデータベースとの間で発生するため、このインタラクション数を減らすために、事前に余剰マージンを割り当て干渉マージンに含め、その後の再計算で得られる送信電力が余剰マージン込の干渉マージンに基づいて算出された送信電力を越えているときのみ、データベースがセカンダリシステムとのインタラクションを実施するという方法が、例えば、米国特許第9736784号明細書において開示されている。
また、データベースにおける計算負荷そのものも減らすよう、アクティブなセカンダリシステムの数の変化を検知し、その変化量に基づいて以前計算したマージンの修正を行う方法が、例えば米国特許出願公開第2016/0128000号明細書において開示されている。
上述の技術は、いずれも、余剰マージンに相当する値を設け、新規セカンダリシステムの運用に備えることができる。しかしながら、余剰マージンの適切な設定方法については言及されていない(前者はZ、後者は仮想的なWhite Space Device(WSD)数の変化の設定方法が言及されていない)。実運用を想定すると、上述の点を鑑みて、余剰マージンが適切に設定されることが望ましいと考えられる。
そこで本件開示者は、上述した点に鑑み、定期的に行われるデータベース間の情報交換の合間の無線システムの運用状態の変化によって発生しうる、干渉制御の再計算負荷を低減しつつ、柔軟にセカンダリシステムに電波を運用させることが可能となる技術について、鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、定期的に行われるデータベース間の情報交換の合間の無線システムの運用状態の変化によって発生しうる、干渉制御の再計算負荷を低減しつつ、柔軟にセカンダリシステムに電波を運用させることが可能な技術を考案するに至った。
[1.2.概要]
まず、本開示の実施の形態における無線システムの構成例を説明する。図3は、本開示の実施の形態に係る無線システムの構成例を示す説明図である。図3には、無線装置100a~100dと、それぞれの無線装置と無線通信する端末200a~200dと、基地局の制御をおこなう通信制御装置300a、300bと、が示されている。
無線装置100a~100dは、典型的には、無線基地局やアクセスポイント、無線リレー局に相当する装置である。無線装置100a~100dは、固定されたものであってもよいし、自動車のように動くものに設置されていてもよい。無線装置100a~100dが使用する無線アクセス技術も特定のものに限定されるものでは無い。また無線装置100a~100dのカバレッジの大きさも、マクロセルのような大きなものであってもよく、ピコセルのような小さなものであってもよい。また、無線装置100a~100dがビームフォーミングの能力を有する場合、ビームごとにセルやサービスエリアが形成されてもよい。典型的には、1つの無線装置は1事業者または1個人が設置、運用を行うが、本開示においてはこの限りではない。無線装置100a~100dは、複数の事業者または複数の個人が利用する共用設備であってもよい。この場合、無線装置100a~100dの設置、運用は利用者とは異なる第三者によって実施されてもよい。
端末200a~200dは、典型的にはスマートフォン等の通信機器となる。必ずしも、人が利用するものである必要はなく、例えば、工場の機械、建物に設置されるセンサといった、機器がネットワーク接続してもよい。また、D2D(Device to Device)に代表されるように、端末200a~200dにリレー通信機能が具備されていてもよい。また端末200a~200dは、無線バックホール等で利用されるCPE(Client Premises Equipment)と呼ばれる機器であってもよい。
通信制御装置300a、300bは、無線装置100a~100dの動作パラメータの決定、指示を行う装置である。例えば、ネットワーク内の無線装置を統合制御するネットワークマネージャや、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1-2014に代表される、無線機器間の電波干渉制御を行うSpectrum Manager/Coexistence Managerといった制御装置であってもよい。周波数共用環境下では、さらに、GLDB(Geolocation database)やSAS(Spectrum Access System)といったデータベースサーバも通信制御装置300a、300bに含まれうる。通信制御装置は1つのシステムで1つだけであってもよいが、通信制御装置300a、300bが図3のように複数存在する場合、通信制御装置300a、300bは、互いに管理する無線装置の情報を交換し、必要な周波数割り当てや干渉制御の計算を行う。基本的には、通信制御装置300a、300bの制御対象は無線装置100a~100dとなるが、無線装置100a~100dが無線通信を行う端末200a~200dを制御してもよい。
本実施形態においては、周波数共用環境下を想定して説明をする。一例を示すと、米国FCC(Federal Communications Commission;連邦通信委員会)が法整備したCBRS(Citizens Broadband Radio Service)では、下図のように、プライマリシステムが、艦載レーダ、Grandfathered Wireless System、固定衛星業務(宇宙から地球への電波送信)となり、セカンダリシステムがCBSD(Citizens Broadband Radio Service Device)と呼ばれる無線システムとなる。セカンダリシステムにはさらに優先度が存在し、共用帯域を免許利用可能なPAL(Priority Access License)と免許不要と同等のGAA(General Authorized Access)が定められる。もちろん、本開示の実施に際しては、無線システムはこれらに限られない。他の無線システムをプライマリシステムとしてもよい。また、他の周波数帯における周波数共用環境であってもよい。また、本開示が適用されるのは周波数共用に限られない。同一周波数を利用する同一または異なる無線システム間のネットワーク共存(Network Coexistence)のシナリオに、本開示の技術が適用されてもよい。
図4は、CBRS利用の階層構造を示す説明図である。一般認可アクセス層の上位に有線アクセス層、有線アクセス層の上位に既存層が存在する。また図5は、CBRSの帯域を示す説明図である。本実施形態では、一般認可アクセス層、有線アクセス層、既存層の帯域が図5のように定められる場合を想定する。
次に、干渉モデルの例を示す。図6、図7は、本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。図6に示したのは、無線装置100a~100eが、プライマリシステム400の保護エリア内のある保護点に与える干渉を示す説明図である。図6の例は、Grandfathered Wirelessのような、サービスエリアを持つシステムに対して適用される干渉モデルであり、保護エリア内に設定される複数の保護点における干渉量を考慮している。図7に示したのは、衛星地上局のようなプライマリシステムが受信のみ行うシステムに対して適用される干渉モデルであり、例えば、衛星地上局の受信アンテナの位置を保護点として、その地点における干渉量を考慮している。
続いて、典型的な干渉制御方法を説明する。ここでは図7に示した通信システムにおける典型的な干渉制御方法について説明する。
プライマリシステムの許容可能干渉閾値をIacceptとする。この閾値は、実際の閾値でもよいが、誤差や変動を考慮して実際の閾値からある程度のマージン(例えば保護比率(Protection Ratio))を見込んで設定された値でもよい。
干渉制御とは、この許容可能干渉閾値Iacceptを越えないように、無線装置の送信電力(EIRP、Conducted Power+Antenna gain等)を決定することを指す。干渉制御を行う際に、無線装置が多数存在し、それぞれが許容可能干渉閾値を越えないようにすると、プライマリシステムにおいて受信される干渉電力が許容可能干渉閾値を越えてしまう恐れがある。そこで、通信制御装置に登録されている無線装置の数に基づき、許容可能干渉量を配分することが典型的に行われる。
例えば、図7では、無線装置の総数は5である。そのため、個々には、Iaccept/5の許容干渉量が配分される。無線装置は自身でこの配分量を認識することはできないので、通信制御装置を通じて認識するか、またはこの配分量に基づいて決定された送信電力を取得する。通信制御装置は、他の通信制御装置が管理する無線装置の数を認識できないので、相互に情報をやりとりすることによって、総数を認識することができ、許容干渉量を配分することができるようになる。図8は、許容干渉量の配分例を示す説明図である。例えば、図7に示したモデルでは、通信制御装置300aでは、図8に示したように3×Iaccept/5の許容干渉量が割り当てられる。
このような典型的な干渉制御方法では、新規にセカンダリシステムが運用を開始するときに問題が起こる。例えば、通信制御装置300aの下に4台目のセカンダリシステムである無線装置が登場するものとする。この場合、既に通信制御装置300aの干渉マージンは、全て既存の3台の無線装置100a~100cに割り当て済みであるため、新規のセカンダリシステムに干渉マージンを割り当てることができない。既存の3台の無線装置100a~100cに割り当てている許容干渉量を減らして、新規の無線装置の分を確保するという方法が考えられるが、マージンの再計算、電波の一時停止といったスループット低下の要因が発生しうる。さらには、全体のセカンダリシステムの総数も変化するため、他の通信制御装置300bが管理する無線装置にも影響を及ぼす。
本実施形態では、このように新規にセカンダリシステムが運用を開始するような状況にも適切に運用ができる方法を提供する。
図9は、本実施形態に係るマージン設計の概念を示す説明図である。本実施形態では、割り当てマージン、任意余剰マージン、共通余剰マージンの3つのマージンが設定される。
割当マージンとは、現在動いているセカンダリシステムに対して割り当てられるマージンのことである。任意余剰マージンとは、1つの通信制御装置が任意に設定可能なマージンである。1つの通信制御装置内のセカンダリシステム総数の変化により発生しうるマージンの変化を吸収するために設けられる。共通余剰マージンとは、異なる通信制御装置間で共通に設定するマージン値である。上述したような、通信制御装置を越えた全体のセカンダリシステム総数の変化により発生しうるマージンの変化を吸収するために設けられる。
これらのマージンは、許容可能干渉量と併せて、ワンセットで考えるものとする。従って、周波数チャネルごとにこれらのマージンが設定されてもよい。また、図10に示したように、保護比率(Protection Ratio)を考慮した設計がされてもよい。保護比率PRCoは、(共通余剰マージン+任意余剰マージン+割当マージン)/許容可能干渉量で表される比率である。ここで、事前に保護比率が設定される場合、許容可能干渉量と保護比率の値とから割当マージン、任意余剰マージン、共通余剰マージンの総和を算出する。
以降の説明では、簡便のため、1周波数チャネルに着目し、図10に示したヘッドルームマージンは省略して説明を行う。従って、本実施形態おいては、以降の説明で用いられる数式等において、複数チャネルやヘッドルームマージンを考慮した項を導入して適用してもよい。
(マージンの設定方法・割当マージン)
割当マージンは、通信制御装置が管理下に置く複数の無線システムに対して、保護対象の無線システムに対する致命的な干渉の回避を目的として割り当てるマージンである。割当マージンの設定方法については、様々な文献で開示されているため、ここでの詳細な説明は省略する。例えば、ECC Report 186では、Fixed Margin、Flexible Margin、Flexible Minimized Marginといった設定方法が開示されている。また例えば、WinnForum Requirement DocumentではIterative Allocation Process(IAP)という手法が開示されている。これらは、いずれも基本的には、保護対象の無線システムの数に基づいて割当マージンとして割り当てられる量が設定されるが、本開示はこれに限られる必要はない。
例えば、無線システム間に優先度のような指標が設定される場合に、優先度に基づく重みづけをマージンの割り当て量に乗算してもよい。ここで、割当マージンの総量は、図9によれば、以下の数式1で求めることが可能である。
Figure 0007409533000001
よって、いずれの設定方法を用いるにせよ、共通余剰マージン、および任意余剰マージンを設定することが必要であると言える。以降、これらの設定方法について説明する。
(マージンの設定方法・共通余剰マージン)
共通余剰マージンとは、異なる通信制御装置間で共通に設定するマージン値である。上述したように、通信制御装置を越えた全体の無線システムの総数の変化により発生しうる、無線システム個々に割り当てられる干渉マージンの変化を吸収するために設けられる。
図11は、本実施形態にかかる共通余剰マージンの設定例を示す流れ図である。図11には、通信制御装置300a、300b、・・・、300nのN台の通信制御装置による動作例が示されている。
各通信制御装置は、任意のタイミングで、自装置が管理する無線システム情報の交換を行う(ステップS101)。このステップS101では、例えば、Full Activity Dump Messageがやり取りされる。上述したように、Full Activity Dump Messageには、CBSD Data Record、Zone Data Record、ESC Sensor Recordがある。CBSD Data Recordには、基地局設置位置情報や動作パラメータ(周波数、送信電力)が含まれる。Zone Data Recordには、PPA(PAL Protection Area、優先度の高い二次利用システムの保護領域)が含まれる。ESC Sensor Recordには、艦載レーダ信号を検知するためのセンサの設置位置情報が含まれる。
そして、各通信制御装置は、無線システム情報に基づいて共通余剰マージンの設定を行う(ステップS102)。共通余剰マージンの設定の詳細については後述する。
図11に示した設定例では、全ての通信制御装置が共通余剰マージンを設定していたが、1台の通信制御装置だけが共通余剰マージンを設定し、他の通信制御装置は、共通余剰マージンを設定した通信制御装置からその共通余剰マージンの設定の情報を取得するようにしても良い。図12は、本実施形態にかかる共通余剰マージンの設定例を示す流れ図である。図12には、通信制御装置300a、300b、・・・、300nのN台の通信制御装置による動作例が示されている。
各通信制御装置は、任意のタイミングで、自装置が管理する無線システム情報の交換を行う(ステップS111)。続いて、通信制御装置300aは、無線システム情報に基づいて共通余剰マージンの設定を行う(ステップS112)。そして通信制御装置300aは、他の通信制御装置300b~300nに、設定した共通余剰マージンを通知する(ステップS113)。
共通余剰マージンは、場合によっては0に設定されうる。図13は、本開示の実施の形態に係る通信制御装置の動作例を示す流れ図である。図13に示したのは、共通余剰マージンを設定する際の通信制御装置の動作例である。
例えば通信制御装置300aが、他の通信制御装置から無線システム情報を取得し(ステップS121)、自装置の無線システム情報や、取得した無線システム情報を用いて、特定の条件を満たすかどうか判断する(ステップS122)。特定の条件を満たしておれば(ステップS122、Yes)、通信制御装置300aは共通余剰マージンを0に設定し(ステップS123)、特定の条件を満たしていなければ(ステップS122、No)、通信制御装置300aは共通余剰マージンを条件に応じた値に設定する(ステップS124)。
共通余剰マージンを0に設定する条件の例を説明する。通信制御装置300aは、保護対象の無線システムと管理下の無線システムとの位置情報に基づいて、共通余剰マージンを0にするかどうかを判断する。例えば、保護対象の無線システムと管理下の無線システム間の位置関係が特定の条件を満たしていれば、通信制御装置300aは共通余剰マージンを0に設定する。
また、他の全ての通信制御装置の管理下の無線システムが、すべて保護対象の無線システムから十分に離れており、干渉計算対象とならない、といった判断がされる場合、通信制御装置300aは共通余剰マージンを0に設定する。
図14、図15は、無線システムの配置例を示す説明図である。図14に示したのは、保護点の周辺に近傍エリアが設定され、その内外で、通信制御装置300a、300bの管理課にある無線システムが運用されている例である。ここでは、簡便のため、すべての無線システムが保護点に位置するプライマリシステムと同一の周波数チャネルで運用されていると仮定する。また、これらの無線システムは通信制御装置300a、300bによって管理、制御されるものとする。この場合に、保護点の近傍エリア内に存在する無線システムのみを与干渉システムとして考えるという判断基準が設けられうる。
このような場合、図14に示したように、保護点の近傍エリア内にいずれの無線システムも存在しない場合、おのおのの通信制御装置300a、300bは、共通余剰マージンを0に設定してもよい。同様に、図15のように近傍エリア内に通信制御装置300cの管理および制御下にある無線システムしか存在しない場合、おのおのの通信制御装置300a、300b、300cでは、共通余剰マージンが0に設定されうる。
次に、共通余剰マージンを0以外の値に設定する条件の例を説明する。例えば、保護対象の無線システムと管理下の無線システム間の位置関係が特定の条件を満たしていなければ、通信制御装置300aは共通余剰マージンを条件に応じた値に設定する。
図16は、無線システムの配置例を示す説明図である。図16に示したのは、保護対象となる無線システムの近傍エリア内に、複数の通信制御装置300a、300cの管理する無線システムが存在する場合である。このような場合、通信制御装置300a、300b、300cにおいて共通余剰マージンが設定されうる。図16の例においては、例えば以下のように記述されうる。
通信制御装置300a:MCommon = MCommon1
通信制御装置300c:MCommon = MCommon2
通信制御装置300d:MCommon = MCommon3 = 0
以降、共通余剰マージンMCommon1とMCommon2の具体的な値の一例について説明する。通信制御装置間で、管理下の無線システムの情報を交換する際に、割り当てチャネルの有無に関わらず、無線システムの情報を交換することが想定されうる。
例えば、通信制御装置300aが管理する無線システムのうち、割り当てチャネルをもつ無線システムをN1,Node,Assigned、割り当てチャネルをもたない無線システムをN1,Node, NotAssigned、同様に通信制御装置300cが管理する無線システムについて、割り当てチャネルを持つ無線システムをN2,Node,Assigned、割り当てチャネルをもたない無線システムをN2,Node,NotAssignedとする。このとき、共通余剰マージンは、情報交換後に新たにN1,Node,Assigned + N2,Node,Assignedの無線システムにチャネルが割り当てられることを想定して、下記の数式(2)のように設定することが可能である。
Figure 0007409533000002
ここで、時刻t1において、前記共通余剰マージンを設定し、再度、時刻t2において全無線システム情報を交換するものとする。このときに、以下の式を満たしていれば、時刻t2において共通余剰マージンを更新する必要はない。
Figure 0007409533000003
なお、通信制御装置は上記数式(3)を満たさない場合には、共通余剰マージンの再設定を行ってもよい。
本実施形態では、「割り当てチャネルをもたない無線システム」には、例えば、チャネルは割り当て済みであるが、最初の電波送信許可が通信制御装置から下りていない無線システムも含まれてよい。
また、数のカウントにあたっては、重みづけがされてもよい。例えば、保護対象のプライマリシステムとの距離に応じて、無線システムごとに係数が付与され、その総和を実質数として上記の数式に適用してもよい。また例えば、無線システムの出力クラスに基づき、低出力クラスの無線システムに、0~1の係数を付与して、その総和を実質数として、前記式に適用してもよい。
無線システムにおいては、その無線インタフェースにおいてTDD(Time Division Duplex;時分割複信)が利用されうる。このような場合、アップリンクとダウンリンクのいずれかがタイムスロットごとに実施される。
そこで本実施形態では、通信制御装置間の情報交換において、さらに無線システムのTDD構成に関する無線方式情報を交換し、それに基づいて数をカウントしてもよい。無線方式情報として、例えば、アクセス技術を示す情報、アクセス方式を示す情報などが含まれうる。アクセス技術を示す情報には、LTE、WI-FI、5G NR(NEW RADIO)等を示す識別子やリリース番号が含まれうる。アクセス方式を示す情報には、TDDの場合はTDD CONFIGURATION情報、利用可能なTDD CONFIGURATION情報、基地局間の同期の基準となる時間の情報、FULL DUPLEX、LBT(LISTEN BEFORE TALK)の場合はCATEGORY情報(3GPPでは4つのCATEGORYが規定される)、利用可能なCATEGORY情報等などが含まれうる。
なお、本発明の説明においては、FDD(FREQUENCY DIVISION DUPLEX)を無線装置と端末との間での通信で利用することは想定しない。ダウンリンク/アップリンクで周波数が異なるため、無線装置と端末が同時に電波を発射する可能性が極めて低いためである。しかしながら、本開示においては、FDDは必ずしも除外される必要はなく、特定の端末のFDDアップリンク周波数が特定の無線装置のFDDダウンリンク周波数と同じ、または隣接チャネル干渉を保護対象システムに与えうるような場合には、FDDも考慮してよい。
以降、アクセス方式情報のうち、TDDに着目して説明を行う。もちろん他の方式であっても、同様の方法で適用可能である。
LTEにおいては,2種類のフレーム構成がサポートされている。またさらに、TDDにおいては、アップリンク・ダウンリンクの組み合わせについても規定がされており、いずれかの組み合わせに従って基地局は運用される。図17は、例えばFDDに適用されるフレームの構成例を示す説明図である。図17に示したように、1つのフレームは10ミリ秒の時間長を有し、1つのフレームは10個のサブフレームからなり、1つのサブフレームは2つのスロットからなる。また図18は、例えばTDDに適用されるフレームの構成例を示す説明図である。そして表1は、TDDにおけるアップリンク・ダウンリンクの割り当ての設定を示す説明図である。
Figure 0007409533000004
例えば、無線システムによる干渉はダウンリンクによって発生するので、本実施形態に係る通信制御装置は、マージンの設定の際に、同時にダウンリンクを使用する無線システムの数をカウントしてもよい。
ここで、表1を参照すると、サブフレーム番号0と5はすべてダウンリンクであるものの、すべての無線システムが完全同期して動作するとは限らない。そこで、各サブフレームにおいてダウンリンク通信を行う無線システム数をカウントし、その最大数に基づいて共通余剰マージンを設定してもよい。例えば、表1におけるConfigurationの0が1よりも1サブフレーム分早いと、ダウンリンクが重なることが無い。従って、本実施形態に係る通信制御装置は、このような場合において、マージンの設定の際に、同時にダウンリンクを使用する無線システムの数を1台とカウントしてもよい。
無線バックホールのようなシステムであれば、無線システムはアップリンク通信も行うので、本実施形態に係る通信制御装置はこのような無線システムも一緒にカウントしてもよい。
非同期状態も考慮しなければならない場合には、本実施形態に係る通信制御装置はタイムスロットのずれに基づいて、スロットが重複する時間を係数に反映させて、実質数としてカウントしてもよい。
続いて任意余剰マージンの設定方法を説明する。任意余剰マージンは、1台の通信制御装置が、任意に設定可能なマージンであり、1台の通信制御装置内の無線システム総数の変化により発生しうる1台あたりの割当マージン量の変化を吸収するために設けられる。
任意余剰マージンについては、例えば上述の米国特許第9736784号明細書にて開示されている。しかしながら、適切な余剰マージンの設定方法については、いずれの特許文献においても開示されていない。ただし、任意余剰マージンについても、共通余剰マージンと同様の設定方法を適用可能である。
本実施形態では、通信制御装置、無線システムといった表現を用いて説明してきたが、本開示の実施の際にはこれらに限られる必要はない。
例えば、周波数共用が行われる周波数帯域に限定される必要はなく、その場合、本実施形態の通信制御装置の機能をネットワークマネージャが具備してもよい。ネットワークマネージャは、Centralized RANと呼ばれるネットワーク構成のCentralized BBU(BASE BAND UNIT)またはこれを備える装置であってもよい。また、本実施形態のネットワークマネージャの機能を無線基地局やアクセスポイントが具備してもよい。その場合、本実施形態において示した無線システムを「端末」と置き換えて適用してもよい。
また、一般に周波数共用において、対象帯域を利用する既存システムをプライマリシステム、二次利用者をセカンダリシステムと呼ぶが、本開示の実施に際しては、別の用語に置き換えて実施してもよい。例えば、HetNet(ヘテロジニアスネットワーク)におけるマクロセルをプライマリシステム、スモールセルやリレー局をセカンダリシステムとしてもよい。また、基地局をプライマリシステム、そのカバレッジ内に存在するD2DやV2Xを実現するRelay UEやVehicle UEをセカンダリシステムとしてもよい。基地局は固定型に限らず、可搬型/移動型であってもよい。
[1.3.構成例]
続いて、本開示の実施の形態に係る通信制御装置の機能構成例を説明する。図19は、本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例を示す説明図である。以下、図19を用いて本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例について説明する。
図19に示したように、本開示の実施の形態に係る通信制御装置300は、通信部310と、制御部320と、記憶部330と、を含んで構成される。
通信部310は、制御部320の制御に基づいて他の装置との間の通信を実行する。本実施形態では、通信部310は、自装置で管理する無線装置100に対して制御を行うための情報を送信したり、他の通信制御装置との間で、管理する無線装置に関する情報を送受信したりする。図12に示したように、1台の通信制御装置だけが共通余剰マージンを設定し、他の通信制御装置は、共通余剰マージンを設定した通信制御装置からその共通余剰マージンの設定の情報を取得するような場合、通信部310は、制御部320が設定した共通余剰マージンの設定の情報を他の通信制御装置に送信する。
制御部320は、通信制御装置300の動作を制御する。具体的には、制御部320は、自装置が管理する情報や、通信部310が取得した情報に基づいて、上述した各種のマージンの計算を行う。制御部320は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサやROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶デバイスにより構成されうる。
記憶部330は、通信制御装置300の動作のための情報やプログラムなどを記憶する。記憶部330は、例えば、上述した周波数監理データベースを格納する。記憶部330に格納された周波数監理データベースは、制御部320によって更新がなされる。なお、記憶部330は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の各種記録装置により構成されうる。なお、上述した周波数監理データベースは、通信制御装置300とは異なる別の装置に格納されても良い。この場合、通信制御装置300は、当該別の装置に格納された周波数監理データベースに対する更新および周波数監理データベースの参照を実行する。
<2.まとめ>
以上説明したように、本開示の実施の形態によれば、3種類のマージンを設定することで、定期的に行われるデータベース間の情報交換の合間の無線システムの運用状態の変化によって発生しうる、干渉制御の再計算負荷を低減しつつ、柔軟にセカンダリシステムに電波を運用させることが可能な通信制御装置300が提供される。
本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御部を備え、
前記制御部は、前記許容干渉量の設定の際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、通信制御装置。
(2)
前記制御部は、前記第3のマージンの設定に際し、他の通信制御装置から取得した、当該他の通信制御装置が管理する二次システムの情報を用いる、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記制御部は、他の通信制御装置が管理する二次システムが所定の条件を満たしていれば、前記第3のマージンを0に設定する、前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記制御部は、他の通信制御装置が管理する二次システムが干渉源とならない場合に、前記第3のマージンを0に設定する、前記(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記制御部は、他の通信制御装置が管理する二次システムが干渉源となる場合に、前記第3のマージンを0より大きい値に設定する、前記(2)に記載の通信制御装置。
(6)
前記制御部は、自装置が管理する二次システムの数と、他の通信制御装置が管理する二次システムの数を用いて前記第3のマージンを設定する、前記(5)に記載の通信制御装置。
(7)
前記制御部は、自装置が管理する二次システムの数と、他の通信制御装置が管理する二次システムの数との和で、自装置が管理する二次システムのうち割り当てチャネルを持たない二次システムの数と他の通信制御装置が管理する二次システムのうち割り当てチャネルを持たない二次システムの数との和を割った値で前記第3のマージンを設定する、前記(6)に記載の通信制御装置。
(8)
前記制御部は、時分割複信を行う前記二次システムにおいて同時にダウンリンクを使用する二次システムの数を用いて前記第3のマージンを設定する、前記(2)~(7)のいずれかに記載の通信制御装置。
(9)
前記制御部は、前記第3のマージンの設定に際し、他の通信制御装置から取得した、当該他の通信制御装置が管理する二次システムの位置情報を用いる、前記(2)~(8)に記載の通信制御装置。
(10)
プロセッサが、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御することを含み、
前記許容干渉量の設定の際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、通信制御方法。
(11)
コンピュータに、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御することを実行させ、
前記許容干渉量の設定の際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、コンピュータプログラム。
100a :無線装置
100b :無線装置
100c :無線装置
100d :無線装置
100e :無線装置
200a :端末
200b :端末
200c :端末
200d :端末
300a :通信制御装置
300b :通信制御装置
300c :通信制御装置

Claims (11)

  1. 一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムに対して、前記一次システム許容できる許容干渉量に基づき、干渉マージンの割り当てを行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記干渉マージンの割り当ての際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、通信制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第3のマージンの設定に際し、他の通信制御装置から取得した、当該他の通信制御装置が管理する二次システムの情報を用いる、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記制御部は、他の通信制御装置が管理する二次システムが所定の条件を満たしていれば、前記第3のマージンを0に設定する、請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御部は、他の通信制御装置が管理する二次システムが干渉源とならない場合に、前記第3のマージンを0に設定する、請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記制御部は、他の通信制御装置が管理する二次システムが干渉源となる場合に、前記第3のマージンを0より大きい値に設定する、請求項2に記載の通信制御装置。
  6. 前記制御部は、自装置が管理する二次システムの数と、他の通信制御装置が管理する二次システムの数を用いて前記第3のマージンを設定する、請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記制御部は、自装置が管理する二次システムの数と、他の通信制御装置が管理する二次システムの数との和で、自装置が管理する二次システムのうち割り当てチャネルを持たない二次システムの数と他の通信制御装置が管理する二次システムのうち割り当てチャネルを持たない二次システムの数との和を割った値で前記第3のマージンを設定する、請求項6に記載の通信制御装置。
  8. 前記制御部は、時分割複信を行う前記二次システムにおいて同時にダウンリンクを使用する二次システムの数を用いて前記第3のマージンを設定する、請求項2に記載の通信制御装置。
  9. 前記制御部は、前記第3のマージンの設定に際し、他の通信制御装置から取得した、当該他の通信制御装置が管理する二次システムの位置情報を用いる、請求項2に記載の通信制御装置。
  10. プロセッサが、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムに対して、前記一次システム許容できる許容干渉量に基づき、干渉マージンの割り当てを行う制御することを含み、
    前記干渉マージンの割り当ての際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、通信制御方法。
  11. コンピュータに、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムに対して、前記一次システム許容できる許容干渉量に基づき、干渉マージンの割り当てを行う制御することを実行させ、
    前記干渉マージンの割り当ての際に、動作中の二次システムに対して割り当てられる第1のマージン、二次システムの総数の変化による前記第1のマージンの変化を吸収する第2のマージン、および、他の通信制御装置との間で共通に設定する第3のマージンを設定する、コンピュータプログラム。
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