JP7420673B2 - フレッシュコンクリートの空気量測定装置、及びフレッシュコンクリートの空気量測定方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1は、フレッシュコンクリートの水分量を、試料を採取することなく測定できる装置を提案している。
これにより、特許文献1の装置は、試料を採取することなく、水分量の測定を連続して行うことができるため、例えば、打設されるフレッシュコンクリートの全量検査を容易にできるとされている。
上記圧力計測手段は、例えば圧送路の管内圧力を計測する圧力計、またはフレッシュコンクリートを圧送するためのポンプの油圧に基づいて管内圧力を算出する手段などのことをいう。
単位質量計測手段は、フレッシュコンクリートへ向けてガンマ線などの放射線を照射し、フレッシュコンクリートを透過した放射線の減衰率に基づいて単位容積質量を計測する手段、あるいはフレッシュコンクリートへ向けて音波を照射し、フレッシュコンクリートを透過した音波速度に基づいて単位容積質量を計測する手段などのことをいう。
これにより、フレッシュコンクリートの空気量測定装置は、打設されるフレッシュコンクリートにおける大気圧下での空気量の全量検査を容易に行うことができる。
具体的には、空気を含まないフレッシュコンクリートの推定単位容積質量を算出することで、フレッシュコンクリートの空気量測定装置は、例えば、机上計算値よりも精度のよい値として、空気を含まないフレッシュコンクリートの推定単位容積質量を計測タイミングごとに取得することができる。
これにより、フレッシュコンクリートの空気量測定方法は、打設されるフレッシュコンクリートにおける大気圧下での空気量の全量検査を容易に行うことができる。
なお、図1はフレッシュコンクリートの空気量測定装置1における構成図を示し、図2はフレッシュコンクリートの空気量測定装置1におけるブロック図を示し、図3はフレッシュコンクリートの空気量測定装置1における処理動作のフローチャートを示している。
具体的には、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、図1に示すように、配管Hに装着された圧力計2、及びガンマ線密度計3と、生コンクリートCの品質異常を報知する報知部4と、これらの動作を制御する装置本体10とで構成されている。
なお、圧力計2、及びガンマ線密度計3は、ポンプに近い配管H上に配置されているのが好ましい。
線源部3aは、配管H内の生コンクリートCへ向けて、ガンマ線を照射する機能を有している。
操作部12は、キーボードなどで構成され、作業者による入力操作を受け付ける機能と、受け付けた入力内容を示す情報を制御部17に出力する機能とを有している。
報知出力部16は、報知部4が電気的に接続される部分である。この報知出力部16は、制御部17の指示によって、報知部4に報知信号を出力する機能を有している。
なお、圧力計2は、生コンクリートCの圧送が開始されると、配管Hの管内圧力を常時監視して、管内圧力を示す情報を装置本体10に連続して出力している。
この際、ガンマ線密度計3は、測定開始信号に基づいて、ガンマ線の減衰率の測定と、生コンクリートCの単位容積質量の算出とを開始する。
管内圧力を示す情報、及び生コンクリートCの単位容積質量を示す情報を取得した場合(ステップS102:Yes)、制御部17は、管内圧力を示す情報を管内圧力P1として、生コンクリートCの単位容積質量を示す情報を、管内圧力P1下における生コンクリートの単位容積質量M1として一時記憶する(ステップS103)。
その後、制御部17は、生コンクリートの大気圧下での空気量A0を、次の式1に基づいて算出する。
この場合、制御部17は、作業者による停止操作を受け付けるまで、報知信号を報知部4に出力し、停止操作を受け付けた場合、処理を終了する。
まず、JISA1116の「フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法、及び空気量の質量による試験方法(質量方法)」によれば、空気を含まないコンクリートの単位容積質量をT、試料であるコンクリートの単位容積質量をMとして、コンクリートの空気量A={(T-M)/T}×100で算出している。
このようにして得た上述の式1を用いることで、実施例1は、生コンクリートCが圧送されている配管Hから得られた情報から、生コンクリートの大気圧下での空気量A0を算出している。
さらに、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、管内圧力P1下での生コンクリートの単位容積質量M1を計測するガンマ線密度計3を備えている。
これにより、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、打設される生コンクリートCにおける大気圧下での空気量の全量検査を容易に行うことができる。
この構成によれば、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、複雑な演算を用いることなく、生コンクリートの大気圧下での空気量A0を算出することができる。このため、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、生コンクリートの大気圧下での空気量A0を、より短い時間間隔で連続して算出することができる。
その後、フレッシュコンクリートの空気量測定方法は、管内圧力P1下での生コンクリートの単位容積質量M1を計測する単位質量計測工程を行う。
これにより、フレッシュコンクリートの空気量測定方法は、打設される生コンクリートCにおける大気圧下での空気量の全量検査を容易に行うことができる。
なお、図4は管内圧力P1と生コンクリートの単位容積質量M1との関係図を示し、図5は実施例2のフレッシュコンクリートの空気量測定装置1における処理動作のフローチャートを示し、図6は最大管内圧力Pmax、及び最小管内圧力Pminの説明図を示している。
また、上述の実施例1と同じ構成は、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、図4は、横軸を管内圧力P1、縦軸を生コンクリートの単位容積質量M1として、管内圧力P1に対する生コンクリートの単位容積質量M1の変化を、JISA1116に基づいて測定した空気量A=3.0%、4.5%、及び6.0%ごとに示している。
なお、圧力計2は、実施例1と同様に、配管Hの管内圧力を常時監視して、管内圧力を示す情報を装置本体10に連続して出力しているものとする。
管内圧力を示す情報、及び生コンクリートCの単位容積質量を示す情報を取得した場合(ステップS202:Yes)、制御部17は、図5に示すように、ステップS203に移行して、管内圧力、及び管内圧力下での生コンクリートの単位容積質量を一時記憶する(ステップS203)。
この際、制御部17は、最も高い管内圧力P1を最大管内圧力Pmaxとして記憶し、大気圧にできるだけ近い管内圧力P1を最小管内圧力Pminとして記憶することが望ましい。
加えて、制御部17は、最小管内圧力Pmin時の生コンクリートCの単位容積質量を示す情報を、最小管内圧力Pminでの生コンクリートの単位容積質量Mpminとして記憶する。
具体的には、制御部17は、最大管内圧力Pmax下での生コンクリートの空気量Apmaxを、次の式6に基づいて算出する。
具体的には、制御部17は、空気を含まない生コンクリートの推定単位容積質量Teを、次の式7に基づいて算出する。
なお、エラー処理は、上述の実施例1と同様の動作のため、その詳細な説明を省略する。
加えて、表1は、大気圧下空気量欄が図5のステップS206で算出した生コンクリートの大気圧下での空気量A0を示している。
また、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、空気を含まない生コンクリートの推定単位容積質量Teを算出する制御部17を備えている。
具体的には、空気を含まない生コンクリートの推定単位容積質量Teを算出することで、フレッシュコンクリートの空気量測定装置1は、例えば、机上計算値よりも精度のよい値として、空気を含まない生コンクリートの推定単位容積質量Teを計測タイミングごとに取得することができる。
そして、制御部17は、生コンクリートの推定単位容積質量Teを、上述の式7に基づいて算出する構成である。
この発明のフレッシュコンクリートは、実施形態の生コンクリートCに対応し、
以下同様に、
圧送路は、配管Hに対応し、
圧力計測手段は、圧力計2に対応し、
単位質量計測手段は、ガンマ線密度計3に対応し、
空気量算出手段、単位質量推定手段、及び加圧空気量推定手段は、制御部17に対応し、
最も高い管内圧力は、最大管内圧力Pmaxに対応し、
大気圧に近い管内圧力は、最小管内圧力Pminに対応し、
圧力計測工程は、ステップS101に対応し、
単位質量計測工程は、ステップS101に対応し、
空気量算出工程は、ステップS104に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、上述した実施例1と実施例2とは、生コンクリートCの配合や打設環境、あるいは打設対象等によって異なる要求精度に応じて、適宜使い分けるとよい。
また、線源部3aと検出部3bとで構成され、検出部3bが生コンクリートの密度(単位容積質量)を算出するガンマ線密度計3を単位質量計測手段としたが、これに限定せず、生コンクリートの密度(単位容積質量)を計測できる単位質量計測手段であれば、適宜の構成としてもよい。
あるいは、生コンクリートCへ向けて音波を照射し、生コンクリートCを透過した音波速度に基づいて単位容積質量を計測する手段であってもよい。
同様に、空気量の閾値となる空気量の許容範囲を、記憶部13に記憶した構成としたが、これに限定せず、空気量の閾値となる空気量の許容範囲が、作業員の操作によって入力される構成であってもよい。
具体的には、まず、大気圧化での空気量が既知の生コンクリートを流動させた際の管内圧力に基づいて、圧力計2から得た管内圧力に対する補正係数を最初に設定する。同様に、大気圧化での空気量が既知の生コンクリートを流動させた際の管内圧力下での生コンクリートの単位容積質量に基づいて、ガンマ線密度計3から得た管内圧力下での生コンクリートの単位容積質量に対する補正係数を設定する。
そして、補正係数設定後、それぞれ補正係数を乗じた管内圧力、及び管内圧力下での生コンクリートの単位容積質量を用いて、配管Hを流動する生コンクリートの大気圧下での空気量A0を算出してもよい。
2…圧力計
3…ガンマ線密度計
17…制御部
A0…生コンクリートの大気圧下での空気量
Apmax…最大管内圧力下での生コンクリートの空気量
C…生コンクリート
H…配管
M1…管内圧力下での生コンクリートの単位容積質量
Mpmin…最小管内圧力下での生コンクリートの単位容積質量
P1…管内圧力
Pmax…最大管内圧力
Pmin…最小管内圧力
T…空気を含まない生コンクリートの単位容積質量
Te…空気を含まない生コンクリートの推定単位容積質量
Claims (5)
- フレッシュコンクリートの空気量を測定するフレッシュコンクリートの空気量測定装置であって、
前記フレッシュコンクリートが圧送される圧送路の管内圧力を計測する圧力計測手段と、
管内圧力下でのフレッシュコンクリートの単位容積質量を計測する単位質量計測手段と、
前記管内圧力、前記管内圧力下でのフレッシュコンクリートの単位容積質量、及び予め算出された空気を含まないフレッシュコンクリートの単位容積質量に基づいて、前記フレッシュコンクリートの大気圧下での空気量を算出する空気量算出手段とを備えた
フレッシュコンクリートの空気量測定装置。 - 空気を含まないフレッシュコンクリートの推定単位容積質量を算出する単位質量推定手段を備え、
前記空気量算出手段は、
大気圧に近い管内圧力と、該大気圧に近い管内圧力下でのフレッシュコンクリートの単位容積質量と、前記空気を含まないフレッシュコンクリートの推定単位容積質量とに基づいて、前記フレッシュコンクリートの大気圧下での空気量を算出する構成である
請求項1または請求項2に記載のフレッシュコンクリートの空気量測定装置。 - フレッシュコンクリートの空気量を測定するフレッシュコンクリートの空気量測定方法であって、
前記フレッシュコンクリートが圧送される圧送路の管内圧力を計測する圧力計測工程と、
管内圧力下でのフレッシュコンクリートの単位容積質量を計測する単位質量計測工程と、
前記管内圧力、前記管内圧力下でのフレッシュコンクリートの単位容積質量、及び予め算出された空気を含まないフレッシュコンクリートの単位容積質量に基づいて、前記フレッシュコンクリートの大気圧下での空気量を算出する空気量算出工程とを行う
フレッシュコンクリートの空気量測定方法。
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