核酸(例えば、RNAi)治療は高い選択率と特異性を備えた標的療法である。しかしながら、いくつかの例では、核酸療法は、脆弱な細胞内の取り込み、制限のある血液安定性、および非特異的な免疫刺激によっても妨害される。これらの問題に対処するために、核酸組成物の様々な修飾、例えば、標的特異性および/または標的送達を増加させるために結合部分のより安定的なおよび/または毒性の低い最適化と、安定性の増加および/またはオフターゲット効果の減少のための核酸ポリマー修飾のための新規なリンカーなどが探求されている。
いくつかの実施形態において、核酸組成物を構成する様々な成分の配置または順序はさらに、細胞内の取り込み、安定性、毒性、有効性、および/または非特異的な免疫刺激を引き起こす。例えば、核酸成分が結合部分、ポリマー、およびポリ核酸分子(あるいはポリヌクレオチド)を含む場合、結合部分、ポリマー、および/またはポリ核酸分子(あるいはポリヌクレオチド)の順序または配置(例えば、結合部分-ポリ核酸分子-ポリマー、結合部分-ポリマー-ポリ核酸分子、あるいはポリマー-結合部分-ポリ核酸分子)はさらに、細胞内の取り込み、安定性、毒性、有効性、および/または非特異的な免疫刺激を引き起こす。
いくつかの実施形態において、核酸成分の配置が細胞内の取り込み、安定性、毒性、有効性、および/または非特異的な免疫刺激を引き起こす分子を含むことが本明細書に記載されている。いくつかの例では、分子は、ポリ核酸分子とポリマーに抱合した結合部分を含む。いくつかの実施形態において、分子は式(I):A-X-B-Y-Cに係る分子を含み、ここで、Aは結合部分であり、Bはポリヌクレオチドであり、Cはポリマーであり、Xは単結合あるいは第1のリンカーであり、および、Yは単結合または第2のリンカーである。いくつかの例では、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含む。いくつかの例では、式(I)の分子はさらに化合物D、エンドソーム溶解性部分を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるとおりに配されたポリ核酸分子とポリマーに抱合した結合部分を含む分子はさらに、細胞内の取り込み、安定性、および/または有効性を増強する。いくつかの例では、本明細書に記載されるとおりに配されたポリ核酸分子とポリマーに抱合した結合部分を含む分子は、毒性および/または非特異的な免疫刺激を減少させる。いくつかの場合では、分子は式(I):A-X-B-Y-Cに係る分子を含み、ここで、Aは結合部分であり、Bはポリヌクレオチドであり、Cはポリマーであり、Xは単結合あるいは第1のリンカーであり、および、Yは単結合または第2のリンカーである。いくつかの例では、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含む。いくつかの例では、式(I)の分子はさらに化合物D、エンドソーム溶解性部分を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子はさらに、疾患または障害を処置するために使用される。いくつかの例では、疾患または障害の処置のための分子は式(I):A-X-B-Y-Cに係る分子であり、ここで、Aは結合部分であり、Bはポリヌクレオチドであり、Cはポリマーであり、Xは単結合あるいは第1のリンカーであり、および、Yは単結合または第2のリンカーである。いくつかの例では、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含む。いくつかの例では、式(I)の分子はさらに化合物D、エンドソーム溶解性部分を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子は、患者の初代細胞中の標的遺伝子の発現の阻害するためにも使用される。そのような例では、そのような使用のための分子は式(I):A-X-B-Y-Cに係る分子であり、ここで、Aは結合部分であり、Bはポリヌクレオチドであり、Cはポリマーであり、Xは単結合あるいは第1のリンカーであり、および、Yは単結合または第2のリンカーである。いくつかの例では、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含む。いくつかの例では、式(I)の分子はさらに化合物D、エンドソーム溶解性部分を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子は、疾患または障害の処置のための免疫腫瘍治療としても使用される。いくつかの例では、分子は式(I):A-X-B-Y-Cに係る分子であり、ここで、Aは結合部分であり、Bはポリヌクレオチドであり、Cはポリマーであり、Xは単結合あるいは第1のリンカーであり、および、Yは単結合または第2のリンカーである。いくつかの例では、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含む。いくつかの例では、式(I)の分子はさらに化合物D、エンドソーム溶解性部分を含む。
追加の実施形態において、本明細書に記載されるキットは、本明細書に記載される分子の1つ以上を含む。
治療分子プラットフォーム
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は、ポリ核酸分子とポリマーに抱合した結合部分を含む。いくつかの実施形態において、分子(例えば、治療用分子)は式(I)に係る分子を含み、
式中、
Aは結合部分であり、
Bはポリヌクレオチドであり、
Cはポリマーであり、
Xは単結合または第1のリンカーであり、および、
Yは単結合または第2のリンカーであり、および、
ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含む。
いくつかの例では、式(I)の分子はさらに化合物D、エンドソーム溶解性部分を含む。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのAおよび/または少なくとも1つのCは、Bの5’末端に、Bの3’末端に、B上の内部部位に、あるいはその任意の組み合わせに抱合する。いくつかの例では、少なくとも1つのAはBの1つの末端に抱合するが、少なくとも1つのCはBの反対側の末端に抱合する。いくつかの例では、Aの少なくとも1つはBの1つの末端に抱合するが、Cの少なくとも1つはB上の内部部位に抱合する。
場合によっては、AとCは同じ末端でBに抱合せず、結合もしない。場合によっては、AはBの第1の末端でBに結合するか、抱合する。場合によっては、CはBの第2の末端でBに結合するか、抱合し、Bの第2の末端は第1の末端とは異なる。場合によっては、AはBの5’末端でBに結合するか、抱合し、CはBの3’末端でBに結合するか、抱合する。他の例では、AはBの3’末端でBに結合するか抱合し、CはBの5’末端でBに結合するか、抱合する。
いくつかの実施形態において、Aは抗体またはその結合フラグメントである。場合によっては、Cはポリマーである。
場合によっては、AとCは同じ末端でBに抱合せず、結合もしない。場合によっては、AはBの第1の末端でBに結合するか、抱合する。場合によっては、CはBの第2の末端でBに結合するか、抱合し、Bの第2の末端は第1の末端とは異なる。場合によっては、AはBの5’末端でBに結合するか、抱合し、CはBの3’末端でBに結合するか、抱合する。他の例では、AはBの3’末端でBに結合するか抱合し、CはBの5’末端でBに結合するか、抱合する。場合によっては、AをBに接続するXは、単結合あるいは非ポリマー性リンカーである。場合によっては、Xは、非ペプチドリンカー(あるいはアミノ酸残基を含まないリンカー)である。場合によっては、BをCに接続するYは、単結合あるいは第2のリンカーである。いくつかの例では、XはBの5’末端にAを接続し、YはBの3’末端にCを接続する。他の例では、XはBの3’末端にAを接続し、YはBの5’末端にCを接続する。
いくつかの実施形態において、X-BはAのN末端、C末端、定常領域、ヒンジ領域、あるいはFc領域に抱合するか、あるいは結合する。いくつかの例では、X-BはAのN末端に抱合するか、あるいは結合する。いくつかの例では、X-BはAのC末端に抱合するか、あるいは結合する。いくつかの例では、X-BはAのヒンジ領域に抱合するか、あるいは結合する。いくつかの例では、X-BはAの定常領域に抱合するか、あるいは結合する。いくつかの例では、X-BはAのFc領域に抱合するか、あるいは結合する。
いくつかの例では、少なくとも1つのBおよび/または少なくとも1つのC、および随意に少なくとも1つのDは、第1のAに抱合する。いくつかの例では、少なくとも1つのBは、第1のAに末端(例えば、5’末端あるいは3’末端)で抱合するか、あるいは内部部位を介して第1のAに抱合する。場合によっては、少なくとも1つのCは、第1のAに直接、あるいは2つ以上のBによって間接的に抱合する。2つ以上のBによって間接的に抱合する場合、2つ以上のCは、B上の第1のAと同じ末端で、第1のAから対向する末端で、あるいは、内部部位で独立して抱合する。いくつかの例では、少なくとも1つの追加のAはさらに、第1のAに、Bに、あるいはCに抱合する。さらなる例では、少なくとも1つのDは随意に、第1のAに、少なくとも1つのBに、あるいは少なくとも1つのCに、直接あるいは間接的に抱合する。第1のAに直接抱合する場合、少なくとも1つのDもA-D-B抱合体を形成するために少なくとも1つのBに随意に抱合するか、A-D-B-C抱合体を形成するために少なくとも1つのBと少なくとも1つのCに随意に抱合する。場合によっては、少なくとも1つの追加のAは第1のAとは異なる。
場合によっては、2つ以上のBおよび/または2つ以上のCは第1のAに抱合する。いくつかの例では、2つ以上のBは、第1のAに末端(例えば、5’末端あるいは3’末端)で抱合するか、あるいは内部部位を介して第1のAに抱合する。いくつかの例では、2つ以上のCは、第1のAに直接、あるいは2つ以上のBによって間接的に抱合する。2つ以上のBによって間接的に抱合する場合、2つ以上のCは、B上の第1のAと同じ末端で、第1のAから対向する末端で、あるいは、内部部位で独立して抱合する。いくつかの例では、少なくとも1つの追加のAはさらに、第1のAに、2つ以上のBに、あるいは2つ以上のCに抱合する。さらなる例では、少なくとも1つのDは随意に、第1のAに、2つ以上のBに、あるいは2つ以上のCに、直接あるいは間接的に抱合する。間接的に第1のAに抱合する場合、少なくとも1つのDは2つ以上のBを介して、2つ以上のCを介して、A-B-C-Dタイプの抱合体を形成するためのB-C配向を介して、あるいはA-C-B-Dタイプの抱合体を形成するためのC-B配向を介して、第1のAに抱合する。場合によっては、少なくとも1つの追加のAは第1のAとは異なる。場合によっては、2つ以上のBが異なる。他の場合には、2つ以上のBは同じである。いくつかの例では、2つ以上のCが異なる。他の例では、2つ以上のCが同じである。さらなる例では、2つ以上のDが異なる。さらなる例では、2つ以上のDが同じである。
他の例では、2つ以上のBおよび/または2つ以上のD、随意に2つ以上のCは、第1のAに抱合する。いくつかの例では、2つ以上のBは、第1のAに末端(例えば、5’末端あるいは3’末端)で抱合するか、あるいは内部部位を介して第1のAに抱合する。いくつかの例では、2つ以上のDは、第1のAに直接、あるいは2つ以上のBによって間接的に抱合する。2つ以上のBによって間接的に抱合する場合、2つ以上のDは、B上の第1のAと同じ末端で、第1のAから対向する末端で、あるいは、内部部位で独立して抱合する。いくつかの例では、少なくとも1つの追加のAはさらに、第1のAに、2つ以上のBに、あるいは2つ以上のDに抱合する。さらなる例では、2つ以上のCは随意に、第1のAに、2つ以上のBに、あるいは2つ以上のDに、直接あるいは間接的に抱合する。場合によっては、少なくとも1つの追加のAは第1のAとは異なる。場合によっては、2つ以上のBが異なる。他の場合には、2つ以上のBは同じである。いくつかの例では、2つ以上のCが異なる。他の例では、2つ以上のCが同じである。さらなる例では、2つ以上のDが異なる。さらなる例では、2つ以上のDが同じである。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は式(II)に係る分子を含み、
式中、
Aは結合部分であり、
Bはポリヌクレオチドであり、
Cはポリマーであり、
Xは単結合または第1のリンカーであり、
Yは単結合または第2のリンカーであり、
Lは単結合または第3のリンカーであり、
Dはエンドソーム溶解性部分であり、および、
cは0から1までの整数であり、および、
ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含み、および、Dは、A、B、あるいはCのいかなる場所にも抱合する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は式(III)に係る分子を含み、
式中、
Aは結合部分であり、
Bはポリヌクレオチドであり、
Cはポリマーであり、
Dはエンドソーム溶解性部分であり、
Xは単結合または第1のリンカーであり、
Yは単結合または第2のリンカーであり、
Lは単結合または第3のリンカーであり、
aとbは独立して1から3までの整数であり、
cは0から3までの整数であり、および、
nは0から10までの整数であり、および、
ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含み、Aは、B、C、あるいはD上のいかなる場所でも抱合し、Bは、A、C、あるいはD上のいかなる場所でも抱合し、Cは、A、B、あるいはD上のいかなる場所でも抱合し、および、Dは、A、B、あるいはC上のいかなる場所でも抱合する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は式(IIIa):A-X-B-L-D-Y-Cに係る分子を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は式(IIIb):Aa-X-Bb-L-Dnに係る分子を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は式(I∨)に係る分子を含む:
式中、
Aは結合部分であり、
Bはポリヌクレオチドであり、
Cはポリマーであり、
Dはエンドソーム溶解性部分であり、
Xは単結合または第1のリンカーであり、
Yは単結合または第2のリンカーであり、
Lは単結合または第3のリンカーであり、
aとbは独立して1から3までの整数であり、
cは0から3までの整数であり、
nは0から10までの整数であり、および、
mは1-3までの整数であり、および、
ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含み、Cは、BあるいはD上のいかなる場所でも抱合し、および、Dは、BあるいはC上のいかなる場所でも抱合する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される分子(例えば、治療用分子)は式(I∨a):A-X(Bb-L-Dn-Y-Cc)mに係る分子を含む。
ある実施形態では、本明細書に記載される分子(例えば治療用分子)は図1で示されるような分子である。いくつかの例では、本明細書に記載される分子(例えば治療用分子)は図1Aで例証されるような分子である。場合によっては、本明細書に記載される分子(例えば治療用分子)は図1Bで例証されるような分子である。さらなる例では、本明細書に記載される分子(例えば治療用分子)は図1Cで例証されるような分子である。
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
いくつかの実施形態では、分子(例えば、治療用分子)は例証されるような分子である:
上に例証されるような
は、単なる表示目的に過ぎず、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、一価Fab’、二価Fab2、単鎖可変フラグメント(scFv)、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、単一ドメイン抗体(sdAb)、あるいはラクダ科抗体またはその結合フラグメントを包含する。
ポリ核酸分子標的
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、癌遺伝子上の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子(あるいはポリヌクレオチド)である。いくつかの例では、癌遺伝子は、いくつかのカテゴリー:成長因子または分裂促進因子、受容体チロシンキナーゼ、細胞質チロシンキナーゼ、細胞質セリン/トレオニンキナーゼ、制御性GTPアーゼ、および転写因子にさらに分類される。典型的な成長因子はc-Sisを含んでいる。典型的な受容体チロシンキナーゼは表皮成長因子受容体(EGFR)、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)、血管内皮細胞増殖因子受容体(VEGFR)、およびHER2/neuを含んでいる。典型的な細胞質チロシンキナーゼは、Src-ファミリーチロシンキナーゼ、チロシンキナーゼのSyk-ZAP-70ファミリー、チロシンキナーゼのBTKファミリー、およびCMLのエブル遺伝子を含んでいる。典型的な細胞質セリン/トレオニンキナーゼは、Rafキナーゼとサイクリン依存性キナーゼを含んでいる。典型的な制御性GTPアーゼは、KRASなどのタンパク質のRasファミリーを含む。典型的な転写因子はMYC遺伝子を含んでいる。いくつかの例では、本明細書に記載される癌遺伝子は、成長因子または分裂促進因子から選択された癌遺伝子、受容体チロシンキナーゼ、細胞質チロシンキナーゼ、細胞質セリン/トレオニンキナーゼ、制御性GTPアーゼ、あるいは転写因子を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、成長因子または分裂促進因子から選ばれた癌遺伝子、受容体チロシンキナーゼ、細胞質のチロシンキナーゼ、細胞質のセリン/トレオニンキナーゼ、制御性のGTPアーゼあるいは転写因子の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される癌遺伝子は、Abl、AKT-2、ALK、AML1(またはRUNX1)、AR、AXL、BCL-2,3,6、BRAF、c-MYC、EGFR、ErBb-2(Her2、Neu)、Fms、FOS、GLI1、HPRT1、IL-3、INTS2、JUN、KIT、KS3、K-sam、LBC(AKAP13)、LCK、LMO1、LMO2、LYL1、MAS1、MDM2、MET、MLL(KMT2A)、MOS、MYB、MYH11/CBFB、NOTCH1(TAN1)、NTRK1(TRK)、OST(SLC51B)、PAX5、PIM1、PRAD-1、RAF、RAR/PML、HRAS、KRAS、NRAS、REL/NRG、RET、ROS、SKI、SRC、TIAM1、またはTSC2を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、Abl、AKT-2、ALK、AML1(またはRUNX1)、AR、AXL、BCL-2,3,6、BRAF、c-MYC、EGFR、ErBb-2(Her2、Neu)、Fms、FOS、GLI1、HPRT1、IL-3、INTS2、JUN、KIT、KS3、K-sam、LBC(AKAP13)、LCK、LMO1、LMO2、LYL1、MAS1、MDM2、MET、MLL(KMT2A)、MOS、MYB、MYH11/CBFB、NOTCH1(TAN1)、NTRK1(TRK)、OST(SLC51B)、PAX5、PIM1、PRAD-1、RAF、RAR/PML、HRAS、KRAS、NRAS、REL/NRG、RET、ROS、SKI、SRC、TIAM1、またはTSC2の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される癌遺伝子は、KRAS、EGFR、AR、HPRT1、CNNTB1(β-カテニン)あるいはβ-カテニン関連遺伝子を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、KRAS、EGFR、AR、HPRT1、CNNTB1(β-カテニン)あるいはβ-カテニン関連遺伝子の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、KRASの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、EGFRの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、ARの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、CNNTB1(β-カテニン)の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、CNNTB1(β-カテニン)関連遺伝子の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの例において、(β)-カテニン関連遺伝子は、PIK3CA、PIK3CB、およびMycを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子Bは、HPRT1の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
Kirstenラット肉腫ウイルスの癌遺伝子ホモログ(KRAS)を標的とするポリ核酸分子
Kirstenラット肉腫ウイルスの癌遺伝子ホモログ(GTPアーゼKRas、V-Ki-ras2 Kirstenラット肉腫ウイルスの癌遺伝子ホモログ、あるいはKRASとしても知られている)は、細胞分裂の調節に関与する。K-RASタンパク質はRASスーパーファミリーに属するGTPアーゼである。いくつかの例では、K-RASは、様々な環境上のトリガー(例えば、細胞ストレス、紫外線、熱ショック、あるいはイオン化照射)下での成長停止、アポプトーシス、および複製老化を引き起こすのと同様に、細胞周期進行を調節する。場合によっては、KRAS遺伝子の突然変異が癌の発生にリンクされている一方、野性型KRAS遺伝子は様々なタイプの癌で腫瘍進行中に頻繁に失われることを示された。いくつかの例では、KRAS増幅も、癌の発生に関与してきた(例えば、Valtorta et al.“KRAS gene amplification in colorectal cancer and impact on response to EGFR-targeted therapy,”Int.J.Cancer 133:1259-1266 (2013)を参照)。そのような場合、癌は、患者が特定の阻害剤あるいは特定のクラスの阻害剤に対する抵抗性を獲得した難治性癌に関連する。
いくつかの実施形態において、KRAS遺伝子は野性型であるか、あるいは突然変異を含む。いくつかの例では、KRAS mRNAは野性型であるか、あるいは突然変異を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、野生型のKRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば、置換、欠失、あるいは追加)を含む、KRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、KRAS DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、KRAS DNAまたはRNAは、エキソン1中のコドン12または13で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、KRAS DNAまたはRNAは、コドン61、63、117、119、あるいは146で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、KRAS DNAまたはRNAは、KRASポリペプチドのアミノ酸残基12、13、18、19、20、22、24、26、36、59、61、63、64、68、110、116、117、119、146、147、158、164、176、またはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、KRAS DNAまたはRNAは、KRASポリペプチドのG12V、G12D、G12C、G12A、G12S、G12F、G13C、G13D、G13V、A18D、L19F、T20R、Q22K、I24N、N26K、I36L、I36M、A59G、A59E、Q61K、Q61H、Q61L、Q61R、E63K、Y64D、Y64N、R68S、P110S、K117N、C118S、A146T、A146P、A146V、K147N、T158A、R164Q、K176Q、またはこれらの組み合わせから選択されるアミノ酸残基に対応する位置に1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むKRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン1中のコドン12または13に1つ以上の突然変異を含む、KRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、コドン61、63、117、119、あるいは146で1つ以上の突然変異を含む、KRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態では、ポリ核酸分子は、KRASポリペプチドのアミノ酸残基12、13、18、19、20、22、24、26、36、59、61、63、64、68、110、116、117、119、146、147、158、164、176、またはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含むKRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、KRASポリペプチドのG12V、G12D、G12C、G12A、G12S、G12F、G13C、G13D、G13V、A18D、L19F、T20R、Q22K、I24N、N26K、I36L、I36M、A59G、A59E、Q61K、Q61H、Q61L、Q61R、E63K、Y64D、Y64N、R68S、P110S、K117N、C118S、A146T、A146P、A146V、K147N、T158A、R164Q、K176Q、またはこれらの組み合わせから選択されるアミノ酸残基に対応する1つ以上の突然変異を含むKRAS DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
表皮成長因子受容体(EGFR)を標的とするポリ核酸分子
表皮成長因子受容体(EGFR、ErBb-1、あるいはHER1)は、膜貫通性チロシンキナーゼ受容体と、HER2/c-neu(ErBb-2)、Her3(ErBb-3)、およびHer4(ErBb-4)も含む受容体のErbBファミリーのメンバーである。いくつかの例では、EGFR突然変異は、RAS/RAF/MAPK、PI3K/AKT、および/または、JAK/STAT経路の下流の活性化を駆り立て、これは、有糸分裂、細胞増殖、およびアポプトーシスの抑制を引き起こす。加えて、野生型のEGFR遺伝子の増幅は、神経膠芽腫と非小細胞肺癌などの癌の発生に関与している(Talasila,et al.,“EGFR Wild-type Amplification and Activation Promote Invasion and Development of Glioblastoma Independent of Angiogenesis,”Acta Neuropathol.125(5):683-698(2013); Bell et al.,“Epidermal Growth Factor Receptor Mutations and Gene Amplification in Non-Small-Cell Lung Cancer: Molecular Analysis of the IDEAL/INTACT Gefitinib Trials,”J.Clinical Oncology 23(31):8081-8092 (2005))。
いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、突然変異を含む野性型EGFRまたはEGFRである。いくつかの例では、EGFRは野性型EGFRである。いくつかの例では、EGFR DNAまたはRNAは突然変異を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、野生型のEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば、置換、欠失、あるいは追加)を含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの例では、EGFR DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、1つ以上のエキソンは、エキソン18、エキソン19、エキソン20、エキソン21、あるいはエキソン22を含む。いくつかの例では、EGFR DNAまたはRNAは、エキソン18、エキソン19、エキソン20、エキソン21、エキソン22、あるいはこれらの組み合わせにおいて1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの例では、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基34、38、45、62、63、77、78、108、114、120、140、148、149、160、177、178、189、191、198、220、222、223、229、237、240、244、252、254、255、256、263、270、273、276、282、288、289、301、303、304、309、314、326、331、354、363、373、337、380、384、393、427、428、437、441、447、465、475、515、526、527、531、536、541、546、571、588、589、596、596、598、602、614、620、628、636、641、645、651、671、689、694、700、709、712、714、715、716、719、720、721、731、733、739-744、742、746-750、746-752、746、747、747-749、747-751、747-753、751、752、754、752-759、750、761-762、761、763、765、767-768、767-769、768、769、769-770、770-771、772、773-774、773、774、774-775、776、779、783、784、786、790、792、794、798、803、805、807、810、826、827、831、832、833、835、837、838、839、842、843、847、850、851、853、854、856、858、861、863、894、917、967、1006、1019、1042、1100、1129、1141、1153、1164、1167、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基747、761、790、854、858、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基761、790、858、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基747に対応する位置で突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基761に対応する位置で突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基790に対応する位置で突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基854に対応する位置で突然変異を含む。いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基858に対応する位置で突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、EGFR DNAまたはRNAは、EGFRポリペプチドのT34M、L38V、E45Q、L62R、G63R、G63K、S77F、F78L、R108K、R108G、E114K、A120P、L140V、V148M、R149W、E160K、S177P、M178I、K189T、D191N、S198R、S220P、R222L、R222C、S223Y、S229C、A237Y、C240Y、R244G、R252C、R252P、F254I、R255(ナンセンス変異)、D256Y、T263P、Y270C、T273A、Q276(ナンセンス)、E282K、G288(フレームシフト)、A289D、A289V、A289T、A289N、A289D、V301(欠失)、D303H、H304Y、R309Q、D314N、C326R、G331R、T354M、T363I、P373Q、R337S、S380(フレームシフト)、T384S、D393Y、R427L、G428S、S437Y、V441I、S447Y、G465R、I475V、C515S、C526S、R527L、R531(ナンセンス)、V536M、L541I、P546Q、C571S、G588S、P589L、P596L、P596S、P596R、P596L、G598V、G598A、E602G、G614D、C620Y、C620W、C628Y、C628F、C636Y、T638M、P641H、S645C、V651M、R671C、V689M、P694S、N700D、E709A、E709K、E709Q、E709K、F712L、K714N、I715S、K716R、G719A、G719C、G719D、G719S、S720C、S720F、G721V、W731Stop、P733L、K739-I744(挿入)、V742I、V742A、E746-A750(欠失)、E746K、L747S、L747-E749(欠失)、L747-T751(欠失)、L747-P753(欠失)、G746-S752(欠失)、T751I、S752Y、K754(欠失)、S752-I759(欠失)、A750P、D761-E762(例えば、残基EAFQ 挿入(SEQ ID NO:2110))、D761N、D761Y、A763V、V765A、A767-S768(例えば、残基TLA 挿入)、A767-V769 (例えば、残基ASV 挿入)、S768I、S768T、V769L、V769M、V769-D770(例えば、残基Y 挿入)、770-771(例えば、残基GL 挿入)、770-771(例えば、残基G 挿入)、770-771(例えば、残基CV 挿入)、770-771(例えば、残基SVD 挿入)、P772R、773-774(例えば、残基NPH 挿入)、H773R、H773L、V774M、774-775(例えば、残基HV 挿入)、R776H、R776C、G779F、T783A、T784F、T854A、V786L、T790M、L792P、P794H、L798F、R803W、H805R、D807H、G810S、N826S、Y827(ナンセンス)、R831H、R832C、R832H、L833F、L833V、H835L、D837V、L838M、L838P、A839V、N842H、V843L、T847K、T847I、H850N、V851A、I853T、F856L、L858R、L858M、L861Q、L861R、G863D、Q894L、G917A、E967A、D1006Y、P1019L、S1042N、R1100S、H1129Y、T1141S、S1153I、Q1164R、L1167M、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの例において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン18、エキソン19、エキソン20、エキソン21、エキソン22、あるいはこれらの組み合わせにおいて1つ以上の突然変異を含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基34、38、45、62、63、77、78、108、114、120、140、148、149、160、177、178、189、191、198、220、222、223、229、237、240、244、252、254、255、256、263、270、273、276、282、288、289、301、303、304、309、314、326、331、354、363、373、337、380、384、393、427、428、437、441、447、465、475、515、526、527、531、536、541、546、571、588、589、596、596、598、602、614、620、628、636、641、645、651、671、689、694、700、709、712、714、715、716、719、720、721、731、733、739-744、742、746-750、746-752、746、747、747-749、747-751、747-753、751、752、754、752-759、750、761-762、761、763、765、767-768、767-769、768、769、769-770、770-771、772、773-774、773、774、774-775、776、779、783、784、786、790、792、794、798、803、805、807、810、826、827、831、832、833、835、837、838、839、842、843、847、850、851、853、854、856、858、861、863、894、917、967、1006、1019、1042、1100、1129、1141、1153、1164、1167、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするいくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基747、761、790、854、858、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基761、790、858、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基747に対応する位置で突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基761に対応する位置で突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基790に対応する位置で突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基854に対応する位置で突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのアミノ酸残基858に対応する位置で突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのT34M、L38V、E45Q、L62R、G63R、G63K、S77F、F78L、R108K、R108G、E114K、A120P、L140V、V148M、R149W、E160K、S177P、M178I、K189T、D191N、S198R、S220P、R222L、R222C、S223Y、S229C、A237Y、C240Y、R244G、R252C、R252P、F254I、R255(ナンセンス変異)、D256Y、T263P、Y270C、T273A、Q276(ナンセンス)、E282K、G288(フレームシフト)、A289D、A289V、A289T、A289N、A289D、V301(欠失)、D303H、H304Y、R309Q、D314N、C326R、G331R、T354M、T363I、P373Q、R337S、S380(フレームシフト)、T384S、D393Y、R427L、G428S、S437Y、V441I、S447Y、G465R、I475V、C515S、C526S、R527L、R531(ナンセンス)、V536M、L541I、P546Q、C571S、G588S、P589L、P596L、P596S、P596R、P596L、G598V、G598A、E602G、G614D、C620Y、C620W、C628Y、C628F、C636Y、T638M、P641H、S645C、V651M、R671C、V689M、P694S、N700D、E709A、E709K、E709Q、E709K、F712L、K714N、I715S、K716R、G719A、G719C、G719D、G719S、S720C、S720F、G721V、W731Stop、P733L、K739-I744(挿入)、V742I、V742A、E746-A750(欠失)、E746K、L747S、L747-E749(欠失)、L747-T751(欠失)、L747-P753(欠失)、G746-S752(欠失)、T751I、S752Y、K754(欠失)、S752-I759(欠失)、A750P、D761-E762(例えば、残基EAFQ 挿入(SEQ ID NO:2110))、D761N、D761Y、A763V、V765A、A767-S768(例えば、残基TLA 挿入)、A767-V769 (例えば、残基ASV 挿入)、S768I、S768T、V769L、V769M、V769-D770(例えば、残基Y 挿入)、770-771(例えば、残基GL 挿入)、770-771(例えば、残基G 挿入)、770-771(例えば、残基CV 挿入)、770-771(例えば、残基SVD 挿入)、P772R、773-774(例えば、残基NPH 挿入)、H773R、H773L、V774M、774-775(例えば、残基HV 挿入)、R776H、R776C、G779F、T783A、T784F、T854A、V786L、T790M、L792P、P794H、L798F、R803W、H805R、D807H、G810S、N826S、Y827(ナンセンス)、R831H、R832C、R832H、L833F、L833V、H835L、D837V、L838M、L838P、A839V、N842H、V843L、T847K、T847I、H850N、V851A、I853T、F856L、L858R、L858M、L861Q、L861R、G863D、Q894L、G917A、E967A、D1006Y、P1019L、S1042N、R1100S、H1129Y、T1141S、S1153I、Q1164R、L1167M、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含むEGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのL747S、D761Y、T790M、T854A、L858R、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドのD761Y、T790M、L858R、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドの突然変異L747Sを含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドの突然変異L761Yを含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドの突然変異L790Mを含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドの突然変異T854Aを含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、EGFRポリペプチドの突然変異L858Rを含む、EGFR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
アンドロゲン受容体(Ar)を標的とするポリ核酸分子
アンドロゲン受容体(AR)(さらにNR3C4、核受容体サブファミリー3、群C、遺伝子4としても知られている)は、関連するメンバー:エストロゲン受容体(ER)、グルココルチコイド受容体(GR)、プロゲステロン受容体(PR)、およびミネラルコルチコイド受容体(MR)と共に、核受容体スーパーファミリーのステロイドホルモン群に属する。アンドロゲン(すなわちステロイドホルモン)は、アンドロゲン受容体によるタンパク質合成と組織リモデリングを調節する。ARタンパク質は、標的遺伝子発現を調節するリガンド誘導可能なジンクフィンガー転写因子である。AR遺伝子中の突然変異の存在は、いくつかのタイプの癌(例えば、前立腺癌、乳癌、膀胱癌、あるいは食道癌)で観察され、いくつかの例では、転移の進行に関連付けられている。
いくつかの実施形態において、AR DNAまたはRNAは、野性型であるか、あるいは1つ以上の突然変異および/またはスプライスバリアントを含む。
いくつかの例では、AR DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、AR DNAまたはRNAは、限定されないが、AR1/2/2b、ARV2、ARV3、ARV4、AR1/2/3/2b、ARV5、ARV6、ARV7、ARV9、ARV10、ARV11、ARV12、ARV13、ARV14、ARV15、ARV16、およびARV(v567es)を含むARスプライスバリアントから選択された1つ以上のスプライスバリアントを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば、置換、欠失、あるいは追加)またはスプライスバリアントを含む、AR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、AR DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、AR DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、1つ以上のエキソンは、エキソン1、エキソン2、エキソン3、エキソン4、エキソン5、エキソン6、エキソン7、あるいはエキソン8を含む。いくつかの実施形態において、AR DNAまたはRNAは、エキソン1、エキソン2、エキソン3、エキソン4、エキソン5、エキソン6、エキソン7、エキソン8、またはこれらの組み合わせ内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、AR DNAまたはRNAは、ARポリペプチドのアミノ酸残基2、14、16、29、45、54、57、64、106、112、176、180、184、194、198、204、214、221、222、233、243、252、255、266、269、287、288、334、335、340、363、368、369、390、403、443、491、505、513、524、524、528、533、547、548、564、567、568、574、547、559、568、571、573、575、576、577、578、579、580、581、582、585、586、587、596、597、599、601、604、607、608、609、610、611、615、616、617、619、622、629、630、638、645、647、653、662、664、670、671、672、674、677、681、682、683、684、687、688、689、690、695、700、701、702、703、705、706、707、708、710、711、712、715、717、720、721、722、723、724、725、726、727、728、730、732、733、737、739、741、742、743、744、745、746、748、749、750、751、752、754、755、756、757、758、759、762、763、764、765、766、767、768、771、772、774、777、779、786、795、780、782、784、787、788、790、791、793、794、798、802、803、804、806、807、812、813、814、819、820、821、824、827、828、830、831、834、840、841、842、846、854、855、856、863、864、866、869、870、871、874、875、877、879、880、881、886、888、889、891、892、895、896、897、898、902、903、904、907、909、910、911、913、916、919、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、AR DNAまたはRNAは、ARポリペプチドのE2K、P14Q、K16N、V29M、S45T、L54S、L57Q、Q64R、Y106C、Q112H、S176S、K180R、L184P、Q194R、E198G、G204S、G214R、K221N、N222D、D233K、S243L、A252V、L255P、M266T、P269S、A287D、E288K、S334P、S335T、P340L、Y363N、L368V、A369P、P390R、P390S、P390L、A403V、Q443R、G491S、G505D、P513S、G524D、G524S、D528G、P533S、L547F、P548S、D564Y、S567F、G568W、L574P、L547F、C559Y、G568W、G568V、Y571C、Y571H、A573D、T575A、C576R、C576F、G577R、S578T、C579Y、C579F、K580R、V581F、F582Y、F582S、R585K、A586V、A587S、A596T、A596S、S597G、S597I、N599Y、C601F、D604Y、R607Q、R608K、K609N、D610T、C611Y、R615H、R615P、R615G、R616C、L616R、L616P、R617P、C619Y、A622V、R629W、R629Q、K630T、L638M、A645D、S647N、E653K、S662(ナンセンス)、I664N、Q670L、Q670R、P671H、I672T、L674P、L677P、E681L、P682T、G683A、V684I、V684A、A687V、G688Q、H689P、D690V、D695N、D695V、D695H、L700M、L701P、L701I、H701H、S702A、S703G、N705S、N705Y、E706(ナンセンス)、L707R、G708A、R710T、Q711E、L712F、V715M、K717Q、K720E、A721T、L722F、P723S、G724S、G724D、G724N、F725L、R726L、N727K、L728S、L728I、V730M、D732N、D732Y、D732E、Q733H、I737T、Y739D、W741R、M742V、M742I、G743R、G743V、L744F、M745T、V746M、A748D、A748V、A748T、M749V、M749I、G750S、G750D、W751R、R752Q、F754V、F754L、T755A、N756S、N756D、V757A、N758T、S759F、S759P、L762F、Y763H、Y763C、F764L、A765T、A765V、P766A、P766S、D767E、L768P、L768M、N771H、E772G、E772A、R774H、R774C、K777T、R779W、R786Q、G795V、M780I、S782N、C784Y、M787V、R788S、L790F、S791P、E793D、F794S、Q798E、Q802R、G803L、F804L、C806Y、M807V、M807R、M807I、L812P、F813V、S814N、N819Q、G820A、L821V、Q824L、Q824R、F827L、F827V、D828H、L830V、L830P、R831Q、R831L、Y834C、R840C、R840H、I841S、I842T、R846G、R854K、R855C、R855H、F856L、L863R、D864N、D864E、D864G、V866L、V866M、V866E、I869M、A870G、A870V、R871G、H874Y、H874R、Q875K、T877S、T877A、D879T、D879G、L880Q、L881V、M886V、S888L、V889M、F891L、P892L、M895T、A896T、E897D、I898T、Q902R、V903M、P904S、P904H、L907F、G909R、G909E、K910R、V911L、P913S、F916L、Q919R、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むAR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸は、1つ以上のARスプライスバリアントにハイブリダイズする。いくつかの例では、ポリ核酸は、限定されないが、AR1/2/2b、ARV2、ARV3、ARV4、AR1/2/3/2b、ARV5、ARV6、ARV7、ARV9、ARV10、ARV11、ARV12、ARV13、ARV14、ARV15、ARV16、およびARV(v567es)を含む1つ以上のARスプライスバリアントを含むAR DNAまたはRNAにハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸は、エキソン1、エキソン2、エキソン3、エキソン4、エキソン5、エキソン6、エキソン7、エキソン8、またはこれらの組み合わせ内に1つ以上の突然変異を含むAR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、ARポリペプチドのアミノ酸残基2、14、16、29、45、54、57、64、106、112、176、180、184、194、198、204、214、221、222、233、243、252、255、266、269、287、288、334、335、340、363、368、369、390、403、443、491、505、513、524、524、528、533、547、548、564、567、568、574、547、559、568、571、573、575、576、577、578、579、580、581、582、585、586、587、596、597、599、601、604、607、608、609、610、611、615、616、617、619、622、629、630、638、645、647、653、662、664、670、671、672、674、677、681、682、683、684、687、688、689、690、695、700、701、702、703、705、706、707、708、710、711、712、715、717、720、721、722、723、724、725、726、727、728、730、732、733、737、739、741、742、743、744、745、746、748、749、750、751、752、754、755、756、757、758、759、762、763、764、765、766、767、768、771、772、774、777、779、786、795、780、782、784、787、788、790、791、793、794、798、802、803、804、806、807、812、813、814、819、820、821、824、827、828、830、831、834、840、841、842、846、854、855、856、863、864、866、869、870、871、874、875、877、879、880、881、886、888、889、891、892、895、896、897、898、902、903、904、907、909、910、911、913、916、919、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、AR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、ARポリペプチドのE2K、P14Q、K16N、V29M、S45T、L54S、L57Q、Q64R、Y106C、Q112H、S176S、K180R、L184P、Q194R、E198G、G204S、G214R、K221N、N222D、D233K、S243L、A252V、L255P、M266T、P269S、A287D、E288K、S334P、S335T、P340L、Y363N、L368V、A369P、P390R、P390S、P390L、A403V、Q443R、G491S、G505D、P513S、G524D、G524S、D528G、P533S、L547F、P548S、D564Y、S567F、G568W、L574P、L547F、C559Y、G568W、G568V、Y571C、Y571H、A573D、T575A、C576R、C576F、G577R、S578T、C579Y、C579F、K580R、V581F、F582Y、F582S、R585K、A586V、A587S、A596T、A596S、S597G、S597I、N599Y、C601F、D604Y、R607Q、R608K、K609N、D610T、C611Y、R615H、R615P、R615G、R616C、L616R、L616P、R617P、C619Y、A622V、R629W、R629Q、K630T、L638M、A645D、S647N、E653K、S662(ナンセンス)、I664N、Q670L、Q670R、P671H、I672T、L674P、L677P、E681L、P682T、G683A、V684I、V684A、A687V、G688Q、H689P、D690V、D695N、D695V、D695H、L700M、L701P、L701I、H701H、S702A、S703G、N705S、N705Y、E706(ナンセンス)、L707R、G708A、R710T、Q711E、L712F、V715M、K717Q、K720E、A721T、L722F、P723S、G724S、G724D、G724N、F725L、R726L、N727K、L728S、L728I、V730M、D732N、D732Y、D732E、Q733H、I737T、Y739D、W741R、M742V、M742I、G743R、G743V、L744F、M745T、V746M、A748D、A748V、A748T、M749V、M749I、G750S、G750D、W751R、R752Q、F754V、F754L、T755A、N756S、N756D、V757A、N758T、S759F、S759P、L762F、Y763H、Y763C、F764L、A765T、A765V、P766A、P766S、D767E、L768P、L768M、N771H、E772G、E772A、R774H、R774C、K777T、R779W、R786Q、G795V、M780I、S782N、C784Y、M787V、R788S、L790F、S791P、E793D、F794S、Q798E、Q802R、G803L、F804L、C806Y、M807V、M807R、M807I、L812P、F813V、S814N、N819Q、G820A、L821V、Q824L、Q824R、F827L、F827V、D828H、L830V、L830P、R831Q、R831L、Y834C、R840C、R840H、I841S、I842T、R846G、R854K、R855C、R855H、F856L、L863R、D864N、D864E、D864G、V866L、V866M、V866E、I869M、A870G、A870V、R871G、H874Y、H874R、Q875K、T877S、T877A、D879T、D879G、L880Q、L881V、M886V、S888L、V889M、F891L、P892L、M895T、A896T、E897D、I898T、Q902R、V903M、P904S、P904H、L907F、G909R、G909E、K910R、V911L、P913S、F916L、Q919R、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む、AR DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
Β-カテニンとΒ-カテニンに関連する遺伝子を標的とするポリ核酸分子
カテニンベータ-1(CTNNB1、β-カテニン、あるいはベータ-カテニンとしても知られている)は、カテニンタンパク質ファミリーのメンバーである。ヒトでは、それはCTNNB1遺伝子によってコードされ、その二元機能-細胞間接着と遺伝子転写は知られている。ベータ-カテニンはカドヘリンベースの接着結合の不可欠な構造成分で、細胞間の細胞の成長と接着を調節し、アクチン細胞骨格を固定する。ある例では、ベータ-カテニンは、いったん上皮シートが完了すると、細胞に分割することをやめさせる接触阻害シグナルを送信することに関与する。ベータ-カテニンはWntシグナル伝達経路の重要な核エフェクターでもある。いくつかの例では、ベータ-カテニンの構造的特性とシグナル伝達特性の不均衡は、疾患や、癌などの悪性腫瘍に関係する無秩序な成長を引き起こす。例えば、ベータ-カテニンの過剰発現は、胃癌などの癌に関連付けられている(Suriano、et al.、“Beta-catenin(CTNNB1) gene amplification: a new mechanism of protein overexpression in cancer,” Genes Chromosomes Cancer 42(3): 238-246(2005))。場合によっては、CTNNB1遺伝子中の突然変異は、癌の発生(例えば、結腸癌、黒色腫、肝細胞癌、卵巣癌、子宮内膜癌、髄芽腫毛母腫、あるいは前立腺癌)に関連付けられており、いくつかの例では、転移の進行に関連付けられている。さらなる例では、CTNNB1遺伝子中の突然変異は、外部刺激を与えることなくベータ-カテニンを核へ移動させ、かつ、その標的遺伝子の転写を絶えず駆り立てる。場合によっては、罹患した細胞の以前の上皮の表現型を侵襲性の間葉のような型に変えるベータ-カテニンの可能性が転移形成に寄与する。
いくつかの実施形態において、CTNNB1遺伝子は、1つ以上の突然変異を含む野性型CTNNB1あるいはCTNNB1である。いくつかの例では、CTNNB1は野性型CTNNB1である。いくつかの例では、CTNNB1は1つ以上の突然変異を含むCTNNB1である。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、野性型CTNNB1の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば置換、欠失、あるいは追加)を含むCTNNB1の標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、CTNNB1 DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、CTNNB1 DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、1つ以上のエキソンはエキソン3を含む。いくつかの例では、CTNNB1 DNAまたはRNAは、コドン32、33、34、37、41、45と183、245、287、あるいはこれらの組み合わせにおいて1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、CTNNB1 DNAまたはRNAは、CTNNB1ポリペプチドのアミノ酸残基25、31、32、33、34、35、36、37、41、45、140、162、170、199、213、215、257、303、322、334、354、367、373、383、387、402、426、453、474、486、515、517、535、553、555、582、587、619、623、641、646、688、703、710、712、714、724、738、777、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、CTNNB1 DNAまたはRNAは、CTNNB1ポリペプチドのW25(ナンセンス変異)、L31M、D32A、D32N、D32Y、D32G、D32H、S33C、S33Y、S33F、S33P、G34R、G34E、G34V、I35S、H36Y、S37F、S37P、S37C、S37A、T41N、T41A、T41I、S45Y、S45F、S45C、I140T、D162E、K170M、V199I、C213F、A215T、T257I、I303M、Q322K、E334K、K354T、G367V、P373S、W383G、N387K、L402F、N426D、R453L、R453Q、R474(ナンセンス変異)、R486C、R515Q、L517F、R535(ナンセンス変異)、R535Q、M553V、G555A、R582Q、R587Q、C619Y、Q623E、T641 (frame shift)、S646F、M688T、Q703H、R710H、D712N、P714R、Y724H、E738K、F777S、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むCTNNB1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン3内に1つ以上の突然変異を含む、CTNNB1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、コドン32、33、34、37、41、45と183、245、287、あるいはこれらの組み合わせにおいて1つ以上の突然変異を含む、CTNNB1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、CTNNB1ポリペプチドのアミノ酸残基25、31、32、33、34、35、36、37、41、45、140、162、170、199、213、215、257、303、322、334、354、367、373、383、387、402、426、453、474、486、515、517、535、553、555、582、587、619、623、641、646、688、703、710、712、714、724、738、777、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、CTNNB1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、CTNNB1ポリペプチドのW25(ナンセンス変異)、L31M、D32A、D32N、D32Y、D32G、D32H、S33C、S33Y、S33F、S33P、G34R、G34E、G34V、I35S、H36Y、S37F、S37P、S37C、S37A、T41N、T41A、T41I、S45Y、S45F、S45C、I140T、D162E、K170M、V199I、C213F、A215T、T257I、I303M、Q322K、E334K、K354T、G367V、P373S、W383G、N387K、L402F、N426D、R453L、R453Q、R474(ナンセンス変異)、R486C、R515Q、L517F、R535(ナンセンス変異)、R535Q、M553V、G555A、R582Q、R587Q、C619Y、Q623E、T641 (frame shift)、S646F、M688T、Q703H、R710H、D712N、P714R、Y724H、E738K、F777S、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む、CTNNB1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、ベータ-カテニンに関連する遺伝子はさらにPIK3CA、PIK3CB、およびMYCを含む。いくつかの実施形態において、ベータ-カテニンに関連する遺伝子はさらにPIK3CA DNAまたはRNAを含む。PIK3CA(ホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸3-キナーゼの触媒サブユニットアルファまたはp110αタンパク質)は、ホスファチジルイノシトールをリン酸化するためにATPを使用するクラスi PI-3キナーゼ触媒サブユニットである。いくつかの実施形態において、PIK3CA遺伝子は、1つ以上の突然変異を含む野性型PIK3CAあるいはPIK3CAである。いくつかの例では、PIK3CA DNAまたはRNAは野性型PIK3CAである。いくつかの例では、PIK3CA DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、野性型PIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば、置換、欠失、あるいは追加)を含む、PIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、PIK3CA DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、PIK3CA DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、PIK3CA DNAまたはRNAは、エキソン9および/または20内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、PIK3CA DNAまたはRNAは、PIK3CAポリペプチドのアミノ酸残基1、4、10-16、11-18、11、12、38、39、65、72、75、79、81、83、88、90、93、102、103、103-104、103-106、104、105-108、106、106-107、106-108、107、108、109-112、110、111、113、115、137、170、258、272、279、320、328、335、342、344、345、350、357、359、363、364、365、366、378、398、401、417、420、447-455、449、449-457、451、453、454、455、455-460、463-465、471、495、522、538、539、542、545、546、547、576、604、614、617、629、643、663、682、725、726、777、791、818、866、901、909、939、951、958、970、971、975、992、1004、1007、1016、1017、1021、1025、1029、1037、1040、1043、1044、1045、1047、1048、1049、1052、1065、1069、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、PIK3CA DNAまたはRNAは、PIK3CAポリペプチドのM1V、R4(ナンセンス変異)、L10-M16(欠失)、W11-P18(欠失)、W11L、G12D、R38L、R38H、R38C、R38S、E39K、E39G、E65K、S72G、Q75E、R79M、E81K、E81(欠失)、F83Y、R88Q、C90Y、C90G、R93Q、R93W、I102(欠失)、E103G、E103-P104(欠失)、E103-G106(欠失)、P104L、V105-R108(欠失)、G106V、G106-N107(欠失)、G106-R108(欠失)、G106R、N107S、R108L、R108H、E109-I112(欠失)、E110(欠失)、K111E、K111R、K111N、K111(欠失)、L113(欠失)、R115L、Q137L、N170S、D258N、Y272(ナンセンス変異)、L279I、G320V、W328S、R335G、T342S、V344G、V344M、V344A、N345K、N345I、N345T、D350N、D350G、R357Q、G359R、G363A、G364R、E365K、E365V、P366R、C378R、C378Y、R398H、R401Q、E417K、C420R、C420G、P447-L455(欠失)、P449L、P449-N457(欠失)、G451R、G451V、E453K、E453Q、E453D、D454Y、L455(フレームシフト挿入)、L455-G460(欠失)、G463-N465(欠失)、P471L、P471A、H495L、H495Y、E522A、D538N、P539R、E542K、E542V、E542G、E542Q、E542A、E545K、E545A、E545G、E545Q、E545D、Q546K、Q546R、Q546P、E547D、S576Y、C604R、F614I、A617W、S629C、Q643H、I663S、Q682(欠失)、D725N、W726K、R777M、E791Q、R818C、L866W、C901F、F909L、D939G、R951C、Q958R、E970K、C971R、R975S、R992P、M1004I、G1007R、F1016C、D1017H、Y1021H、Y1021C、T1025A、T1025S、D1029H、E1037K、M1040V、M1043V、M1043I、N1044K、N1044Y、D1045V、H1047R、H1047L、H1047Y、H1047Q、H1048R、G1049R、T1052K、H1065L、1069W(ノンストップ変異)、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むPIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン内に1つ以上の突然変異を含む、PIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン9またはエキソン20内に1つ以上の突然変異を含む、PIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、PIK3CAポリペプチドのアミノ酸残基1、4、10-16、11-18、11、12、38、39、65、72、75、79、81、83、88、90、93、102、103、103-104、103-106、104、105-108、106、106-107、106-108、107、108、109-112、110、111、113、115、137、170、258、272、279、320、328、335、342、344、345、350、357、359、363、364、365、366、378、398、401、417、420、447-455、449、449-457、451、453、454、455、455-460、463-465、471、495、522、538、539、542、545、546、547、576、604、614、617、629、643、663、682、725、726、777、791、818、866、901、909、939、951、958、970、971、975、992、1004、1007、1016、1017、1021、1025、1029、1037、1040、1043、1044、1045、1047、1048、1049、1052、1065、1069、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含むPIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、PIK3CBポリペプチドのM1V、R4(ナンセンス変異)、L10-M16(欠失)、W11-P18(欠失)、W11L、G12D、R38L、R38H、R38C、R38S、E39K、E39G、E65K、S72G、Q75E、R79M、E81K、E81(欠失)、F83Y、R88Q、C90Y、C90G、R93Q、R93W、I102(欠失)、E103G、E103-P104(欠失)、E103-G106(欠失)、P104L、V105-R108(欠失)、G106V、G106-N107(欠失)、G106-R108(欠失)、G106R、N107S、R108L、R108H、E109-I112(欠失)、E110(欠失)、K111E、K111R、K111N、K111(欠失)、L113(欠失)、R115L、Q137L、N170S、D258N、Y272(ナンセンス変異)、L279I、G320V、W328S、R335G、T342S、V344G、V344M、V344A、N345K、N345I、N345T、D350N、D350G、R357Q、G359R、G363A、G364R、E365K、E365V、P366R、C378R、C378Y、R398H、R401Q、E417K、C420R、C420G、P447-L455(欠失)、P449L、P449-N457(欠失)、G451R、G451V、E453K、E453Q、E453D、D454Y、L455(フレームシフト挿入)、L455-G460(欠失)、G463-N465(欠失)、P471L、P471A、H495L、H495Y、E522A、D538N、P539R、E542K、E542V、E542G、E542Q、E542A、E545K、E545A、E545G、E545Q、E545D、Q546K、Q546R、Q546P、E547D、S576Y、C604R、F614I、A617W、S629C、Q643H、I663S、Q682(欠失)、D725N、W726K、R777M、E791Q、R818C、L866W、C901F、F909L、D939G、R951C、Q958R、E970K、C971R、R975S、R992P、M1004I、G1007R、F1016C、D1017H、Y1021H、Y1021C、T1025A、T1025S、D1029H、E1037K、M1040V、M1043V、M1043I、N1044K、N1044Y、D1045V、H1047R、H1047L、H1047Y、H1047Q、H1048R、G1049R、T1052K、H1065L、1069W(ノンストップ変異)、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、PIK3CA DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、ベータ-カテニンに関連する遺伝子はさらにPIK3CBを含む。いくつかの実施形態において、PIK3CB遺伝子は野性型であるか、あるいは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、PIK3CB DNAまたはRNAは野性型PIK3CB DNAまたはRNAである。いくつかの例では、PIK3CB DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、野性型PIK3CB DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば、置換、欠失、あるいは追加)を含む、PIK3CB DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、PIK3CB DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、PIK3CB DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、PIK3CB DNAまたはRNAは、PIK3CBポリペプチドのアミノ酸残基18、19、21、28、50、61、68、103、135、140、167、252、270、290、301、304、321、369、417、442、470、497、507、512、540、551、552、554、562、567、593、595、619、628、668、768、805、824、830、887、967、992、1005、1020、1036、1046、1047、1048、1049、1051、1055、1067、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、PIK3CB DNAまたはRNAは、ポリペプチドのW18(ナンセンス変異)、A19V、D21H、G28S、A50P、K61T、M68I、R103K、H135N、L140S、S167C、G252W、R270W、K290N、E301V、I304R、R321Q、V369I、T417M、N442K、E470K、E497D、P507S、I512M、E540(ナンセンス変異)、C551R、E552K、E554K、R562(ナンセンス変異)、E567D、A593V、L595P、V619A、R628(ナンセンス変異)、R668W、L768F、K805E、D824E、A830T、E887(ナンセンス変異)、V967A、I992T、A1005V、D1020H、E1036K、D1046N、E1047K、A1048V、L1049R、E1051K、T1055A、D1067V、D1067A、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むPIK3CB DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン内に1つ以上の突然変異を含む、PIK3CB DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、PIK3CBポリペプチドのアミノ酸残基18、19、21、28、50、61、68、103、135、140、167、252、270、290、301、304、321、369、417、442、470、497、507、512、540、551、552、554、562、567、593、595、619、628、668、768、805、824、830、887、967、992、1005、1020、1036、1046、1047、1048、1049、1051、1055、1067、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、PIK3CB DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、PIK3CBポリペプチドのW18(ナンセンス変異)、A19V、D21H、G28S、A50P、K61T、M68I、R103K、H135N、L140S、S167C、G252W、R270W、K290N、E301V、I304R、R321Q、V369I、T417M、N442K、E470K、E497D、P507S、I512M、E540(ナンセンス変異)、C551R、E552K、E554K、R562(ナンセンス変異)、E567D、A593V、L595P、V619A、R628(ナンセンス変異)、R668W、L768F、K805E、D824E、A830T、E887(ナンセンス変異)、V967A、I992T、A1005V、D1020H、E1036K、D1046N、E1047K、A1048V、L1049R、E1051K、T1055A、D1067V、D1067A、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、PIK3CB DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、ベータ-カテニンに関連する遺伝子はさらにMYCを含む。いくつかの実施形態において、MYC遺伝子は野性型MYCであるか、あるいは1つ以上の突然変異を含むMYCである。いくつかの例では、MYCは野性型MYC DNAまたはRNAである。いくつかの例では、MYC DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、野性型MYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、突然変異(例えば、置換、欠失、あるいは追加)を含む、MYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズするポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、MYC DNAまたはRNAは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、MYC DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、MYC DNAまたはRNAは、エキソン2あるいはエキソン3内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、MYC DNAまたはRNAは、アミノ酸残基2、7、17、20、32、44、58、59、76、115、138、141、145、146、169、175、188、200、202、203、248、251、298、321、340、369、373、374、389、395、404、419、431、439、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、MYC DNAまたはRNAは、MYCポリペプチドのP2L、F7L、D17N、Q20E、Y32N、A44V、A44T、T58I、P59L、A76V、F115L、F138S、A141S、V145I、S146L、S169C、S175N、C188F、N200S、S202N、S203T、T248S、D251E、S298Y、Q321E、V340D、V369D、T373K、H374R、F389L、Q395H、K404N、L419M、E431K、R439Q、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むMYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン内に1つ以上の突然変異を含む、MYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン2あるいはエキソン3内に1つ以上の突然変異を含む、MYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、MYCポリペプチドのアミノ酸残基2、7、17、20、32、44、58、59、76、115、138、141、145、146、169、175、188、200、202、203、248、251、298、321、340、369、373、374、389、395、404、419、431、439、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、MYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、MYCポリペプチドのP2L、F7L、D17N、Q20E、Y32N、A44V、A44T、T58I、P59L、A76V、F115L、F138S、A141S、V145I、S146L、S169C、S175N、C188F、N200S、S202N、S203T、T248S、D251E、S298Y、Q321E、V340D、V369D、T373K、H374R、F389L、Q395H、K404N、L419M、E431K、R439Q、あるいはこれらの組み合わせから選択されたアミノ酸残基に対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、MYC DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ1(HPRT1)を標的とするポリ核酸分子
ヒポキサンチン-グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HGPRT)は、イノシン一リン酸に対するヒポキサンチンの転換とグアノシン一リン酸に対するグアニンの転換を触媒するトランスフェラーゼである。HGPRTはヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ1(HPRT1)遺伝子によってコードされる。
いくつかの実施形態において、HPRT1 DNAまたはRNAは野性型であるか、あるいは1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、HPRT1 DNAまたはRNAは、1つ以上のエキソン内に1つ以上の突然変異を含む。いくつかの例では、1つ以上のエキソンは、エキソン2、エキソン3、エキソン4、エキソン6、エキソン8、あるいはエキソン9を含む。いくつかの例では、HPRT1 DNAまたはRNAは、HPRT1ポリペプチドのアミノ酸残基35、48、56、74、87、129、154、162、195、200、210、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、HPRT1ポリペプチドのV35M、R48H、E56D、F74L、R87I、N129(スプライス部位突然変異)、N154H、S162(スプライス部位突然変異)、Y195C、Y195N、R200M、E210K、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む、HPRT1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、1つ以上の突然変異を含むHPRT1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、エキソン2、エキソン3、エキソン4、エキソン6、エキソン8、あるいはエキソン9内に1つ以上の突然変異を含む、HPRT1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、HPRT1ポリペプチドのアミノ酸残基35、48、56、74、87、129、154、162、195、200、210、あるいはこれらの組み合わせに対応する位置で1つ以上の突然変異を含む、HPRT1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、HPRT1ポリペプチドのV35M、R48H、E56D、F74L、R87I、N129(スプライス部位突然変異)、N154H、S162(スプライス部位突然変異)、Y195C、Y195N、R200M、E210K、あるいはこれらの組み合わせから選択された1つ以上の突然変異を含む、HPRT1 DNAまたはRNAの標的領域にハイブリダイズする。
ポリ核酸分子配列
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、表1、4、7、8、あるいは10で例証された標的配列にハイブリダイズする配列を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子はBである。いくつかの例では、ポリ核酸分子Bは、表1で例証された標的配列(KRAS標的配列)にハイブリダイズする配列を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子Bは、表4で例証された標的配列(EGFR標的配列)にハイブリダイズする配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子Bは、表7で例証された標的配列(AR標的配列)にハイブリダイズする配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子Bは、表8で例証された標的配列(β-カテニン標的配列)にハイブリダイズする配列を含む。さらなる例では、ポリ核酸分子Bは、表10で例証された標的配列(PIK3CAとPIK3CBの標的配列)にハイブリダイズする配列を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、表2あるいは表3で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも50%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも60%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも70%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも75%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも96%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも97%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はSEQ ID NO:16-75からなる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、第2のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第1のポリヌクレオチドと、SEQ ID NO:16-75に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第2のポリヌクレオチドとを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、表5あるいは表6で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも50%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも60%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも70%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも75%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも96%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも97%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はSEQ ID NO:452-1955からなる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、第2のポリヌクレオチドが、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子が、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第1のポリヌクレオチドと、SEQ ID NO:452-1955に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第2のポリヌクレオチドとを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、表7で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも50%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも60%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも70%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも75%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも96%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも97%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はSEQ ID NO:1956-1962からなる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、第2のポリヌクレオチドha、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列に相補的な配列を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第1のポリヌクレオチドと、SEQ ID NO:1956-1962に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列に相補的な第2のポリヌクレオチドとを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、表9で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも50%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも60%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも70%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも75%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも96%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも97%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はSEQ ID NO:1967-2002からなる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、第2のポリヌクレオチドが、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子が、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第1のポリヌクレオチドと、SEQ ID NO:1967-2002に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第2のポリヌクレオチドとを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、表11で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも50%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも60%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも70%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも75%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも96%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも97%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はSEQ ID NO:2013-2032からなる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、第2のポリヌクレオチドが、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子が、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第1のポリヌクレオチドと、SEQ ID NO:2013-2032に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第2のポリヌクレオチドとを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは、表12で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも50%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも60%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも70%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも75%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも96%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも97%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも99%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はSEQ ID NO:2082-2109または2117からなる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子Bは第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、第2のポリヌクレオチドは、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。場合によっては、ポリ核酸分子が、SEQ ID NO:2082-2109または2117に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第1のポリヌクレオチドと、SEQ ID NO:2082-2109、または2117に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する第2のポリヌクレオチドとを含む。
ポリ核酸分子
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されたポリ核酸分子はRNAまたはDNAを含む。場合によっては、ポリ核酸分子はRNAを含む。いくつかの例では、RNAは低分子干渉RNA(siRNA)、低分子ヘアピン型RNA(shRNA)、マイクロRNA(miRNA)、二本鎖RNA(dsRNA)、転移RNA(tRNA)、リボソームRNA(rRNA)、あるいはヘテロ核RNA(hnRNA)を含む。いくつかの例では、RNAはshRNAを含む。いくつかの例では、RNAはmiRNAを含む。いくつかの例では、RNAはdsRNAを含む。いくつかの例では、RNAはtRNAを含む。いくつかの例では、RNAはrRNAを含む。いくつかの例では、RNAはhnRNAを含む。いくつかの実施形態において、RNAはsiRNAを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子はsiRNAを含む。場合によっては、BはsiRNAを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は長さが約10から約50のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、長さが約10から約30、約15から約30、約18から約25、約18から約24、約19から約23、あるいは約20から約22のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は長さが約50のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約45のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約40のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約35のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約30のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約25のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約20のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約19のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約18のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約17のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約16のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約15のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約14のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約13のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約12のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約11のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約50のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約45のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約40のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約35のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約30のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約25のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約10から約20のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約15から約25のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約15から約30のヌクレオチドである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は長さが約12から約30のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は第1のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドはセンス鎖またはパッセンジャー鎖である。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドはアンチセンス鎖またはガイド鎖である。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は第1のポリヌクレオチドである。いくつかの実施形態において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約50のヌクレオチドである。いくつかの例では、第1のポリヌクレオチドは、長さが約10から約30、約15から約30、約18から約25、約18から約24、約19から約23、あるいは約20から約22のヌクレオチドである。
いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約50のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約45のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約40のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約35のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約30のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約25のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約20のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約19のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約18のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約17のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約16のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約15のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約14のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約13のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約12のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約11のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約50のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約45のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約40のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約35のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約30のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約25のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約10から約20のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約15から約25のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約15から約30のヌクレオチドである。いくつかの例において、第1のポリヌクレオチドは長さが約12から約30のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は第2のポリヌクレオチドである。いくつかの実施形態において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約50のヌクレオチドである。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドは、長さが約10から約30、約15から約30、約18から約25、約18から約24、約19から約23、あるいは約20から約22のヌクレオチドである。
いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約50のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約45のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約40のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約35のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約30のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約25のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約20のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約19のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約18のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約17のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約16のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約15のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約14のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約13のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約12のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約11のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約50のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約45のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約40のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約35のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約30のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約25のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約10から約20のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約15から約25のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約15から約30のヌクレオチドである。いくつかの例において、第2のポリヌクレオチドは長さが約12から約30のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子はさらに平滑末端、オーバーハング、あるいはこれらの組み合わせを含む。いくつかの例では、平滑末端は、5’平滑末端、3’平滑末端、あるいは両方である。場合によっては、オーバーハングは、5’オーバーハング、3’オーバーハング、またはその両方である。場合によっては、オーバーハングは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10の非塩基対ヌクレオチドを含む。場合によっては、オーバーハングは、1、2、3、4、5、または6の非塩基対ヌクレオチドを含む。場合によっては、オーバーハングは、1、2、3、または4の非塩基対ヌクレオチドを含む。場合によっては、オーバーハングは1つの非塩基対ヌクレオチドを含む。場合によっては、オーバーハングは2つの非塩基対ヌクレオチドを含む。場合によっては、オーバーハングは3つの非塩基対ヌクレオチドを含む。場合によっては、オーバーハングは4つの非塩基対ヌクレオチドを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は、本明細書に記載された標的配列に対して少なくとも40%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、98%、99%、あるいは99.5%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも50%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも60%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも70%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも80%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも90%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも95%相補的である。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して少なくとも99%相補的である。いくつかの例では、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して100%相補的である。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して5以下のミスマッチを有する。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して4以下のミスマッチを有する。いくつかの例において、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して4以下のミスマッチを有することもある。場合によっては、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して2以下のミスマッチを有することもある。場合によっては、ポリ核酸分子の配列は本明細書に記載される標的配列に対して1以下のミスマッチを有することもある。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される標的配列にハイブリダイズするポリ核酸分子の特異性は、標的配列に対するポリ核酸分子の95%、98%、99%、99.5%、あるいは100%の配列相補性である。いくつかの例では、ハイブリダイゼーションは高ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件である。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、またはそれ以上の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも8つの連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも9つの連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも10の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも11の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも12の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも13の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも14の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも15の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも16の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも17の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも18の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも19の連続する塩基にハイブリダイズする。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される標的配列の少なくとも20の連続する塩基にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はオフターゲット効果を減少させた。いくつかの例では、「オフターゲット」あるいは「オフターゲット効果」は、別のmRNA配列、DNA配列、あるいは細胞タンパク質、あるいは他の部分に直接あるいは間接的に相互に作用することより、所定の標的に対するポリ核酸ポリマーが意図しない効果を引き起こすあらゆる例を指す。いくつかの例では、その他の転写物とポリ核酸分子のセンス鎖および/またはアンチセンス鎖との間の部分的な相同性あるいは相補性により該その他の転写物の同時分解が生じるときに、「オフターゲット効果」が生じる。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は天然、合成、あるいは人工のヌクレオチドアナログまたは塩基を含む。場合によっては、ポリ核酸分子は、DNA、RNA、および/またはヌクレオチドアナログの組み合わせを含む。いくつかの例では、合成または人工のヌクレオチドアナログまたは塩基は、リボース部分、リン酸塩部分、ヌクレオシド部分、あるいはこれらの組み合わせの1つ以上で修飾を含む。
いくつかの実施形態において、上に記載されたヌクレオチドアナログまたは人工のヌクレオチド塩基は、リボース部分の2’水酸基に修飾を備えた核酸を含む。いくつかの例では、修飾はH、OR、R、ハロ、SH、SR、NH2、NHR、NR2、またはCNを含み、Rはアルキル部分である。典型的なアルキル部分としては、限定されないが、ハロゲン、硫黄、チオール、チオエーテル、チオエステル、アミン(一級、二級、または三級)、アミド、エーテル、エステル、アルコール、および酸素が挙げられる。いくつかの例では、アルキル部分はさらに修飾を含む。いくつかの例では、修飾はアゾ基、ケト基、アルデヒド基、カルボキシル基、ニトロ基、ニトロソ基、ニトリル基、複素環(例えば、イミダゾール、ヒドラジノ、またはヒドロキシルアミノ)基、イソシアネート基またはシアネート基、あるいは硫黄含有基(例えば、スルホキシド、スルホン、スルフィド、またはジスルフィド)を含む。いくつかの例では、アルキル部分はさらにヘテロ置換を含む。いくつかの例では、複素環基の炭素は窒素、酸素、または硫黄によって置換される。いくつかの例では、複素環の置換としては、限定されないが、モルホリノ、イミダゾール、およびピロリジノが挙げられる。
いくつかの例では、2’水酸基の修飾は、2’-O-メチル修飾、または2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)修飾である。場合によっては、2’-O-メチル修飾は、リボース部分の2’水酸基にメチル基を加え、一方で、2’O-メトキシエチル修飾はリボース部分の2’水酸基にメトキシエチル群を加える。アデノシン分子の2’-O-メチル修飾とウリジンの2’O-メトキシエチル修飾の典型的な化学構造が以下に例証される。
いくつかの例では、2’水酸基の修飾は、プロピルリンカーを含む拡張アミン基がアミン基を2’酸素に結合する、2’-O-アミノプロピル修飾である。いくつかの例では、この修飾は、1つの糖当たりアミン基から1つの正電荷を導入することにより、オリゴヌクレオチド分子のリン酸塩由来の全体的な負電荷を中和し、それによって、その両性イオン性により細胞の取り込み特性を改善する。2’-O-アミノプロピルヌクレオシドホスホロアミダイトの典型的な化学構造が以下に例証される。
いくつかの例では、2’水酸基の修飾は、2’炭素で結合された酸素分子がメチレン基によって4’炭素に結合されるロックドまたは架橋リボース修飾(例えば、ロックド核酸またはLNA)であり、したがって、2’-C,4’-C-オキシ-メチレン結合した二環式のリボヌクレオチドモノマーを形成する。LNAの化学構造の典型的な表現が以下に例証される。左に示された表現は、LNAモノマーの化学的な結合性を強調する。右に示された表現は、LNAモノマーのフラノース環のロックド3’-エンド(3E)立体構造を強調する。
いくつかの例では、2’水酸基の修飾は、例えば、糖構造をC3’-エンド糖の歪み構造(puckering conformation)に固定する2’-4’-エチレン架橋核酸などのエチレン核酸(ENA)を含む。ENAは、LNAも含む修飾された核酸の架橋された核酸クラスの一部である。ENAと架橋され核酸の典型的な化学構造が以下に例証される。
いくつかの実施形態において、2’水酸基でのさらなる修飾は、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)を含む。
いくつかの実施形態において、ヌクレオチドアナログは、限定されないが、5-プロピニルウリジン、5-プロピニルシチジン、6-メチルアデニン、6-メチルグアニン、N,N,-ジメチルアデニン、2-プロピルアデニン、2プロピルグアニン、2-アミノアデニン、1-メチルイノシン、3-メチルウリジン、5-メチルシチジン、5-メチルウリジン、および5位に修飾を有する他のヌクレオチド、5-(2-アミノ)プロピルウリジン、5-ハロシチジン、5-ハロウリジン、4-ハロウリジン、1-メチルアデノシン、2-メチルアデノシン、3-メチルシチジン、6-メチルウリジン、2-メチルグアノシン、7-メチルグアノシン、2,2-ジメチルグアノシン、5-メチルアミノエチルウリジン、5-メチルオキシウリジン、デアザヌクレオチド(7-デアザ-アデノシン、6-アゾウリジン、6-アゾシチジン、または6-アゾチミジンなど)、5-メチル-2-チオウリジン、他のチオ塩基(2-チオウリジン、4-チオウリジン、および2-チオシチジンなど)、ジヒドロウリジン、プソイドウリジン、キューオシン、アルカエオシン、ナフチルおよび置換されたナフチル基、任意の(O)-アルキル化およびN-アルキル化プリンおよびピリミジン(N6-メチルアデノシン、5-メチルカルボニルメチルウリジン、ウリジン5-オキシ酢酸、ピリジン-4-オン、あるいはピリジン-2-オンなど)、アミノフェノールなどのフェニルおよび修飾されたフェニル、あるいは2,4,6-トリメトキシベンゼン、G-クランプヌクレオチド、8-置換されたアデニン、およびグアニンとして作用する修飾されたシトシン、5-置換されたウラシルとチミン、アザピリミジン、カルボキシヒドロキシアルキルヌクレオチド、カルボキシアルキルアミノアルキルヌクレオチド、およびアルキルカルボニルアルキル化されたヌクレオチドなどの修飾された塩基を含む。修飾されたヌクレオチドは、糖およびリボシルではない糖であるあるいはそのアナログを有するヌクレオチドと同様に、糖部分に関して修飾されるヌクレオチドを含む。例えば、糖部分は、場合によっては、マンノース、アラビノース、グルコピラノース、ガラクトピラノース、4’-チオリボース、および他の糖、複素環、あるいは炭素環であるか、あるいはこれらに基づく。ヌクレオチドとの用語は、普遍的な塩基として当該技術分野で知られているものも含む。例として、普遍的な塩基としては、限定されないが、3-ニトロピロール、5-ニトロインドール、あるいはネブラリンが挙げられる。
いくつかの実施形態において、ヌクレオチドアナログはさらに、モルホリノ、ペプチド核酸(PNA)、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、2’-フルオロN3-P5’-ホスホラミダイト、あるいは1’,5’-アンヒドロヘキシトール核酸(HNA)を含む。モルホリノあるいはホスホロジアミデートモルホリノオリゴ(PMO)は、その構造が天然の核酸構造を模倣しているが正常な糖とリン酸塩構造からは外れている合成分子を含む。いくつかの例では、5員のリボース環は、4つの炭素、1つの窒素、および1つの酸素を含有する6員のモルホリノ環で置換される。場合によっては、リボースモノマーはリン酸基の代わりにホスホロジアミデート基によって結合される。そのような場合、骨格の変化は正と負の電荷をすべて取り除いて、モルホリノ中性分子を、荷電オリゴヌクレオチドによって使用される薬剤などの細胞送達薬剤の力を借りることなく、細胞膜と架橋させることができるようにする。
いくつかの実施形態において、上に記載されたモルホリノまたはPMOは、正電荷またはカチオン電荷を含むPMOである。いくつかの例では、PMOはPMOplus(Sarepta)である。PMOplusは、任意の数の(1-ピエラジノ)ホスフィニリデンオキシ、(1-(4-(オメガ-グアニジノ-アルカノイル))-ピエラジノ)ホスフィニリデンオキシ結合(例えば、PCT公開第WO2008/036127に記載されるものなど)を含むホスホロジアミデートモルホリノオリゴマーを指す。場合によっては、PMOは、米国特許第7943762に記載されるPMOである。
いくつかの実施形態において、上に記載されたモルホリノまたはPMOは、PMO-X(Sarepta)である。場合によっては、PMO-Xは、PCT公開第WO2011/150408と米国特許出願公開第2012/0065169で開示されるものなどの少なくとも1つの結合あるいは開示された末端修飾の少なくとも1つを含むホスホロジアミデートモルホリノオリゴマーを指す。
いくつかの実施形態において、上に記載されたモルホリノまたはPMOは、米国特許出願公開第2014/0296321の表5に記載されるようなPMOである。
いくつかの実施形態において、ペプチド核酸(PNA)は糖骨格環あるいはリン酸塩結合を含まず、塩基は結合してオリゴグリシン様分子によって適切に間隔を置かれ、したがって骨格電荷を除去する。
いくつかの実施形態において、1つ以上の修飾は随意にヌクレオチド間結合で生じる。いくつかの例では、修飾されたヌクレオチド間結合としては、限定されないが、ホスホロチオエート;ホスホロジチオエート;メチルホスホン酸;5’-アルキレンホスホン酸;5’-メチルホスホン酸;3’-アルキレンホスホン酸;三フッ化ホウ素;3’-5’結合あるいは2’-5’結合のボラノリン酸エステルとセレノリン酸;ホスホトリエステラーゼ;チオノアルキルホスホトリエステラーゼ;水素ホスホン酸結合;アルキルホスホン酸;アルキルホスホンチオ酸;アリールホスホンチオ酸;ホスホロセレノエート;ホスホロジセレノエート;ホスフィン酸;ホスホロアミド酸;3’-アルキルホスホロアミド酸;アミノアルキルホスホロアミド酸;チオノホスホロアミド酸;ホスホロピペラジデート(phosphoropiperazidates);ホスホロアニロチオエート(phosphoroanilothioates);ホスホロアニリデート(phosphoroanilidates);ケトン;スルホン;スルホンアミド;炭酸塩;カルバマート;メチレンヒドラゾ(methylenehydrazos);メチレンジメチルヒドラゾ(methylenedimethylhydrazos);ホルムアセタル(formacetals);チオホルムアセタル(thioformacetals);オキシム;メチレンイミノ(methyleneiminos);メチレンメチルイミノ(methylenemethyliminos);チオアミデート(thioamidates);リボアセチル基を有する結合;アミノエチルグリシン;シリル結合またはシロキサン結合;例えば、飽和した、または不飽和で、および/あるいは、非置換の、または置換した、および/あるいは、ヘテロ原子を含有する、1~10の炭素のヘテロ原子を含む、または含まない、アルキル結合、あるいはシクロアルキル結合;モルホリノ構造、アミド、またはポリアミドとの結合であって、塩基が骨格のアザ窒素に直接あるいは間接的に結合する、結合;および、これらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの例では、修飾は、メチルホスホン酸あるいはチオールホスホン酸の修飾などのメチルまたはチオール修飾である。典型的なチオールホスホン酸ヌクレオチド(左)とメチルホスホン酸ヌクレオチド(右)が以下に例証される。
いくつかの例では、修飾されたヌクレオチドとしては、限定されないが、以下のように例証される2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイトが挙げられる。
いくつかの例では、修飾されたヌクレオチドとしては、限定されないが、以下のように例証されるヘキシトール核酸(あるいは1’,5’-アンヒドロヘキシトール核酸(HNA))が挙げられる。
いくつかの実施形態において、1つ以上の修飾が修飾されたリン酸塩骨格を含み、ここで、修飾は中性または荷電した骨格を生成する。いくつかの例では、無電荷または中性のリン酸骨格を生成するために、リン酸骨格はアルキル化によって修飾される。本明細書で使用されるように、アルキル化はメチル化、エチル化、プロピル化を含む。場合によっては、アルキル基は、アルキル化の文脈において本明細書で使用されるように、1から6の炭素原子を含有する直線または分枝した飽和炭化水素基を指す。いくつかの例では、典型的なアルキル基としては、限定されないが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、3.3-ジメチルブチル、および2-エチルブチルの基が挙げられる。場合によっては、修飾されたリン酸塩は、米国特許第9481905に記載されるようなリン酸基である。
いくつかの実施形態において、さらなる修飾されたリン酸骨格は、メチルホスホン酸、エチルホスホナート、メチルチオホスホナート、あるいはメトキシホスホナートを含む。場合によっては、修飾されたリン酸はメチルホスホン酸である。場合によっては、修飾されたリン酸はエチルホスホナートである。場合によっては、修飾されたリン酸はメチルチオホスホナートである。場合によっては、修飾されたリン酸はメトキシホスホナートである。
いくつかの実施形態において、1つ以上の修飾はさらに、随意にリボース部分、リン酸骨格、およびヌクレオシドの修飾、あるいは3’または5’末端のヌクレオチドアナログの修飾を含む。例えば、3’末端は随意に、あるいは3’-3’結合により3’-末端でヌクレオシドを逆位させることによって、3’カチオン基を含む。別の代替物では、3’-末端は、随意にアミノアルキル基、例えば、3’C5アミノアルキルdTと抱合する。さらなる代替物では、3’-末端は随意に、脱塩基部位と、例えば、アプリン酸またはアピリミジン酸の部位と抱合する。いくつかの例では、5’-末端はアミノアルキル基(例えば、5’-O-アルキルアミノ置換基と抱合する。場合によっては、5’-末端は、脱塩基部位と、例えば、アプリン酸またはアピリミジン酸の部位と抱合する。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される1つ以上の人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、本明細書に記載される1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25またはそれ以上の人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの実施形態において、人工ヌクレオチドアナログは、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたLNA、ENA、PNA、HNA、モルホリノ、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイト、あるいはこれらの組み合わせを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたLNA、ENA、PNA、HNA、モルホリノ、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイト、あるいはこれらの組み合わせから選択された1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、またはそれ以上の人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、20、25、またはそれ以上の2’-O-メチル修飾されたヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、20、25、またはそれ以上の2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)で修飾されたヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、またはそれ以上のチオールホスホン酸ヌクレオチドを含む。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、少なくとも約1、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、約11、約12、約13、約14、約15、約16、約17、約18、約19、約20、約21、約22、またはそれ以上の修飾を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75、452-1955、1956-1962、1967-2002、2013-2032、2082-2109、または2117のポリ核酸分子である。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、少なくとも約1、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、約11、約12、約13、約14、約15、約16、約17、約18、約19、約20、約21、約22、またはそれ以上の修飾されたヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75、452-1955、1956-1962、1967-2002、2013-2032、2082-2109、または2117のポリ核酸分子である。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、以下の少なくとも1つを含む:約5%から約100%の修飾、約10%から約100%の修飾、約20%から約100%の修飾、約30%から約100%の修飾、約40%から約100%の修飾、約50%から約100%の修飾、約60%から約100%の修飾、約70%から約100%の修飾、約80%から約100%の修飾、および、約90%から約100%の修飾。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75、452-1955、1956-1962、1967-2002、2013-2032、2082-2109、または2117のポリ核酸分子である。
いくつかの例では、ポリ核酸分子の約5から約100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:16-75、452-1955、1956-1962、1967-2002、2013-2032、2082-2109、または2117のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:16-45のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:452-1203のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:1956-1962のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:1967-2002のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:2013-2032のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの例では、SEQ ID NO:2082-2109、または2117のポリ核酸分子の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、あるいは100%は、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログを含む。いくつかの実施形態において、人工ヌクレオチドアナログは、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたLNA、ENA、PNA、HNA、モルホリノ、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイト、あるいはこれらの組み合わせを含む。
いくつかの例では、人工ヌクレオチドアナログを含むポリ核酸分子は、SEQ ID NO:46-75を含む。いくつかの例では、人工ヌクレオチドアナログを含むポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1204-1955を含む。いくつかの例では、人工ヌクレオチドアナログを含むポリ核酸分子は、SEQ ID NO:1967-2002を含む。いくつかの例では、人工ヌクレオチドアナログを含むポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2013-2032を含む。いくつかの例では、人工ヌクレオチドアナログを含むポリ核酸分子は、SEQ ID NO:2082-2109、または2117を含む。
場合によっては、本明細書に記載された人工ヌクレオチドアナログの1つ以上は、天然のポリ核酸分子と比較すると、例えば、RNAase Hなどのリボヌクレアーゼ、DNaseなどのデオキシリボヌクレアーゼ、あるいは5’-3’エキソヌクレアーゼおよび3’-5’エキソヌクレアーゼなどのエキソヌクレアーゼなどのヌクレアーゼに対する耐性を有する。いくつかの例では、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたLNA、ENA、PNA、HNA、モルホリノ、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイト、あるいはこれらの組み合わせを含む人工ヌクレオチドアナログは、例えば、RNAase Hなどのリボヌクレアーゼ、DNaseなどのデオキシリボヌクレアーゼ、あるいは5’-3’エキソヌクレアーゼおよび3’-5’エキソヌクレアーゼなどのエキソヌクレアーゼなどのヌクレアーゼに対する耐性を有するいくつかの例では、2’-O-メチル修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’O-メトキシエチル(2’-O-MOE)修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-O-アミノプロピル修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-デオキシ修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、T-デオキシ-2’-フルオロ修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、LNA修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、ENA修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、HNA修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。モルホリノは、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有することがある。いくつかの例では、PNA修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼに対して耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、メチルホスホン酸ヌクレオチド修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、チオールホスホン酸ヌクレオチド修飾されたポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイトを含むポリ核酸分子は、ヌクレアーゼ耐性(例えば、RNAase H、DNase、5’-3’エキソヌクレアーゼ、あるいは3’-5’エキソヌクレアーゼ耐性)を有する。いくつかの例では、本明細書に記載される5’抱合体は5’-3’エキソヌクレアーゼ切断を阻害する。いくつかの例では、本明細書に記載される3’抱合体は3’-5’エキソヌクレアーゼ切断を阻害する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される人工ヌクレオチドアナログの1つ以上は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたLNA、ENA、PNA、HNA、モルホリノ、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、あるいは2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイトを含む人工ヌクレオチドアナログの1つ以上は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-メチル修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-アミノプロピル修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-デオキシ修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、T-デオキシ-2’-フルオロ修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、LNA修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、ENA修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、PNA修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、HNA修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、モルホリノ修飾されたポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、メチルホスホン酸ヌクレオチド修飾されたポリヌクレイン酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、チオールホスホン酸ヌクレオチド修飾されたポリヌクレイン酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。いくつかの例では、2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイトを含むポリ核酸分子は、同等な天然のポリ核酸分子に関連してそのmRNA標的に対する結合親和性を増加させた。場合によっては、増加した親和性は、より低いKd、より高い溶融温度(Tm)、あるいはこれらの組み合わせで例証される。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるポリ核酸分子は、キラル的に純粋な(あるいは立体的に純粋な(stereo pure))ポリ核酸分子、あるいは単一のエナンチオマーを含むポリ核酸分子である。いくつかの例では、ポリ核酸分子はL-ヌクレオチドを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子はDヌクレオチドを含む。ある例では、ポリ核酸分子組成物は、その鏡像異性体の30%、25%、20%、15%、10%、5%、4%、3%、2%、あるいは1%以下未満を含む。場合によっては、ポリ核酸分子組成物は、ラセミ混合物の30%、25%、20%、15%、10%、5%、4%、3%、2%、あるいは1%以下未満を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、米国特許公開第2014/194610と第2015/211006、および、PCT公開第WO2015107425に記載されるポリ核酸分子である。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるポリ核酸分子はアプタマー抱合部分を含むようにさらに修飾される。いくつかの例では、アプタマー抱合部分は、DNAのアプタマー抱合部分である。いくつかの例では、アプタマー抱合部分は、Alphamer(Centauri Therapeutics)であり、これは、特定の細胞表面標的を認識するアプタマー部分と、循環抗体に結合するための特異的なエピトープを表す部分とを含む。ある例では、本明細書に記載されたポリ核酸分子は、米国特許出願第8,604,184、第8,591,910、および、第 7,850,975に記載されるようなアプタマー抱合部分を含むようにさらに修飾される。
追加の実施形態では、本明細書に記載されるポリ核酸分子はその安定性を増加させるために修飾される。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子はRNA(例えばsiRNA)であり、ポリ核酸分子はその安定性を増加させるために修飾される。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、その安定性を増加させるために上に記載された修飾の1つ以上によって修飾される。場合によっては、ポリ核酸分子は、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾によって、あるいはロックドまたは架橋リボース立体構造(例えば、LNAまたはENA)によるなどして、2’ヒドロキシル位置で修飾される。場合によっては、ポリ核酸分子は、2’-O-メチルおよび/または2’-O-メトキシエチルリボースによって修飾される。場合によっては、ポリ核酸分子はさらに、その安定性を増加させるために、モルホリノ、PNA、HNA、メチルホスホン酸ヌクレオチド、チオールホスホン酸ヌクレオチド、および/または2’-フルオロ N3-P5’-ホスホラミダイトを含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子はキラル的に純粋な(あるいは立体的に純粋な)ポリ核酸分子である。いくつか例では、キラル的に純粋な(あるいは立体的に純粋な)ポリ核酸分子はその安定性を増加させるために修飾される。送達のために安定性を増加させるRNAへの適切な修飾は当業者には明白である。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるポリ核酸分子は、上で記載された遺伝子によってコードされたRNAの発現を調節するRNAi活性を有する。いくつかの例では、本明細書に記載されるポリ核酸分子は、遺伝子の発現をダウンレギュレートする二本鎖のsiRNA分子であり、二本鎖siRNA分子の鎖の1つは、遺伝子あるいはその一部によってコードされた遺伝子またはRNAのヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列を含み、二本鎖siRNA分子の第2の鎖は、遺伝子あるいはその一部によってコードされた遺伝子またはRNAのヌクレオチド配列に実質的に類似するヌクレオチド配列を含む。場合によっては、本明細書に記載されるポリ核酸分子は、遺伝子の発現をダウンレギュレートする二本鎖のsiRNA分子であり、siRNA分子の各鎖は、約15~25、18~24、あるいは19~約23のヌクレオチドを含み、ここで、各鎖は別の鎖のヌクレオチドに相補的な少なくとも約14、17、あるいは19のヌクレオチドを含む。場合によっては、本明細書に記載されるポリ核酸分子は、遺伝子の発現をダウンレギュレートする二本鎖のsiRNA分子であり、siRNA分子の各鎖は約19~約23のヌクレオチドを含み、ここで、各鎖は別の鎖のヌクレオチドに相補的な少なくとも約19のヌクレオチドを含む。いくつかの例では、遺伝子は、KRAS、EGFR、AR、HPRT1、CNNTB1(β-カテニン)、あるいはβ-カテニン関連遺伝子を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるポリ核酸分子は、化学合成、および/または当該技術分野で既知の手順を使用する酵素結合反応を用いて構築される。例えば、ポリ核酸分子は、分子の生物学的安定性を増加させるために、あるいはポリ核酸分子と標的核酸との間で形成された二本鎖の物理的安定性を増加させるために設計された種々に修飾されたヌクレオチド、あるいは自然発生ヌクレオチドを使用して、化学的に合成される。典型的な方法は、米国特許第5,142,047、第5,185,444、 第5,889,136、第6,008,400、および、第6,111,086;PCT公開第WO2009099942、あるいはヨーロッパ公開第1579015に記載されるものを含む。追加の典型的な方法は、Griffey et al.、“2’-O-aminopropyl ribonucleotides: a zwitterionic modification that enhances the exonuclease resistance and biological activity of antisense oligonucleotides,”J. Med. Chem. 39(26):5100-5109(1997)); Obika、et al. “Synthesis of 2’-O,4’-C-methyleneuridine and -cytidine. Novel bicyclic nucleosides having a fixed C3、-endo sugar puckering”. Tetrahedron Letters 38(50): 8735(1997); Koizumi、M. “ENA oligonucleotides as therapeutics”. Current opinion in molecular therapeutics 8(2): 144-149(2006); and Abramova et al.、“Novel oligonucleotide analogues based on morpholino nucleoside subunits-antisense technologies: new chemical possibilities,” Indian Journal of Chemistry 48B:1721-1726(2009)に記載されるものを含む。代替的に、ポリ核酸分子は、ポリ核酸分子がアンチセンスの配向(つまり、挿入されたポリ核酸分子から転写されたRNAは、所望の標的ポリヌクレイン酸分子へのアンチセンス配向である)にサブクローン化された発現ベクターを生物学的に使用して生成される。
抱合化学
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は結合部分に抱合する。いくつかの例では、結合部分は、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、抗体、抗原、毒素、ホルモン、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖、炭水化物、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールなどのポリマー、同様に、これらのクラスのすべての物質のアナログまたは誘導体を含む。結合部分のさらなる例としては、限定されないが、コレステロールなどのステロイド、リン脂質、ジアシルグリセロールおよびトリアシルグリセロール、脂肪酸、炭化水素(例えば、不飽和の、飽和した、あるいは置換を含む)、酵素基質、ビオチン、ジゴキシゲニン、および多糖類を含む。いくつかの例では、結合部分は抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、さらにポリマーと、随意にエンドソーム溶解性部分と抱合する。
いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は化学的ライゲーションプロセスによって結合部分に抱合する。いくつかの例では、ポリ核酸分子は天然のライゲーションによって結合部分に抱合する。いくつかの例では、抱合は、Dawson、et al. “Synthesis of proteins by native chemical ligation,” Science 1994、266、776-779; Dawson、et al. “Modulation of Reactivity in Native Chemical Ligation through the Use of Thiol Additives,” J. Am. Chem. Soc. 1997、119、4325-4329; Hackeng、et al. “Protein synthesis by native chemical ligation: Expanded scope by using straightforward methodology.,” Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1999、96、10068-10073; or Wu、et al. “Building complex glycopeptides: Development of a cysteine-free native chemical ligation protocol,” Angew. Chem. Int. Ed. 2006、45、4116-4125に記載される通りである。いくつかの例では、抱合は米国特許第8,936,910に記載される通りである。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、天然のライゲーション化学検査によって結合部分に部位特異的にあるいは非特異的に抱合する。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、「痕跡のない」カップリング技術(Philochem)を利用する、部位標的方法によって結合部分に抱合する。いくつかの例では、「痕跡のない」カップリング技術は、アルデヒド基を含有するポリ核酸分子と抱合する結合部分上のN末端1,2ーアミノチオール基を利用する。(Casi et al.、“Site-specific traceless coupling of potent cytotoxic drugs to recombinant antibodies for pharmacodelivery,” JACS 134(13): 5887-5892(2012)を参照)。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、結合部分に組み込まれる非天然アミノ酸を利用する、部位標的方法によって結合部分に抱合する。いくつかの例では、非天然アミノ酸はp-アセチルフェニルアラニン(pAcPhe)を含む。いくつかの例では、pAcPheのケト基は、オキシム結合を形成するためにアルコキシ-アミン誘導体抱合部分に選択的に結合される。(Axup et al.、“Synthesis of site-specific antibody-drug conjugates using unnatural amino acids,” PNAS 109(40): 16101-16106(2012)を参照)。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、酵素触媒プロセスを利用する、部位標的方法によって結合部分に抱合する。いくつかの例では、部位標的方法は、SMARTag(商標)技術(Redwood)を利用する。いくつかの例では、SMARTag(商標)技術は、アルデヒドタグの存在下での酸化プロセスによるホルミルグリシン生成酵素(FGE)によるシステインからのホルミルグリシン(FGly)残基の生成と、その後の、ヒドラジノ-Pictet-Spengler(HIPS)ライゲーションによるFGlyのアルキルヒドラジン機能化ポリ核酸分子への抱合を含む。(Wu et al.、“Site-specific chemical modification of recombinant proteins produced in mammalian cells by using the genetically encoded aldehyde tag,”PNAS 106(9): 3000-3005(2009); Agarwal、et al.、“A Pictet-Spengler ligation for protein chemical modification,”PNAS 110(1): 46-51(2013)を参照)。
いくつかの例では、酵素触媒プロセスは、微生物によるトランスグルタミナーゼ(mTG)を含む。場合によっては、ポリ核酸分子は、微生物によるトランスグルタミナーゼ触媒プロセスを利用して結合部分に抱合する。いくつかの例では、mTGは、認識配列内のグルタミンのアミド側鎖と機能化ポリ核酸分子の一級アミンとの間の共有結合の形成を触媒する。いくつかの例では、mTGはStreptomyces mobarensisから生成される。(Strop et al.、“Location matters: site of conjugation modulates stability and pharmacokinetics of antibody drug conjugates,”Chemistry and Biology 20(2) 161-167(2013)を参照)。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、配列特異的なトランスペプチダーゼを利用するPCT公開第WO2014/140317に記載されるような方法によって結合部分に抱合する。
いくつかの例では、ポリ核酸分子は、米国特許出願公開第2015/0105539と第2015/0105540に記載されるような方法によって結合部分に抱合する。
結合部分
いくつかの実施形態において、結合部分Aはポリペプチドである。いくつかの例では、ポリペプチドは抗体またはそのフラグメントである。場合によっては、フラグメントは結合フラグメントである。いくつかの例では、抗体または結合フラグメントはヒト化抗体またはその結合フラグメント、マウス抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、一価のFab’、二価のFab2、F(ab)’3フラグメント、単鎖可変フラグメント(scFv)、ビス-scFv(scFv)2、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、トリアボディ(triabody)、テトラボディ(tetrabody)、ジスルフィド安定Fvタンパク質(dsFv)、単一ドメイン抗体(sdAb)、Ig NAR、ラクダ科抗体またはその結合フラグメント、二重特異性抗体またはその結合フラグメント、あるいはその化学修飾された誘導体を含む。
いくつかの例では、Aは抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、Aは、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、マウス抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、一価のFab’、二価のFab2、F(ab)’3フラグメント、単鎖可変フラグメント(scFv)、ビス-scFv(scFv)2、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、トリアボディ(triabody)、テトラボディ(tetrabody)、ジスルフィド安定Fvタンパク質(“dsFv”)、単一ドメイン抗体(sdAb)、Ig NAR、ラクダ科抗体またはその結合フラグメント、二重特異性抗体またはその結合フラグメント、あるいはその化学修飾された誘導体を含む。いくつかの例では、Aはヒト化抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、Aはマウス抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、Aはキメラ抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、Aはモノクローナル抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、Aは一価のFab’である。いくつかの例では、Aは二価のFab2である。いくつかの例では、Aは単鎖可変フラグメント(scFv)である。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは二重特異性抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、二重特異性抗体は三機能性抗体または二重特異性のミニ抗体である。場合によっては、二重特異性抗体は三機能性抗体である。いくつかの例では、三機能性抗体は、2つの異なる抗原用の結合部位を含む完全長のモノクローナル抗体である。典型的な三機能性抗体は、カツマキソマブ(EpCAMとCD3;Fresenius Biotech/Trion Pharmaを標的とする)、エルツマキソマブ(HER2/neu/CD3を標的とする; Fresenius Biotech/Trion Pharma)、lymphomun FBTA05(CD20/CD3を標的とする;Fresenius Biotech/Trion Pharma)、RG7221(RO5520985を標的とする;Angiopoietin/VEGF 2;Roche)、RG7597(Her1/Her3を標的とする;Genentech/Roche)、MM141(IGF1R/Her3を標的とする;Merrimack)、ABT122(TNFα/IL17を標的とする;Abbvie)、ABT981(IL1α/IL1βを標的とする;Abbott)、LY3164530(Her1/cMETを標的とする;Eli Lilly)、および、TRBS07(Ektomabを標的とする;GD2/CD3;Trion Research Gmbh)。さらなる典型的な三機能性抗体は、F-star Biotechnology LtdからのmAb2を含む。いくつかの例では、Aは二重特異性の三機能性抗体である。いくつかの実施形態において、Aは以下から選択される二重特異性の三機能性抗体抗体である:カツマキソマブ(EpCAMおよびCD3を標的とする;Fresenius Biotech/Trion Pharma)、エルツマキソマブ(HER2/neu/CD3を標的とする; Fresenius Biotech/Trion Pharma)、lymphomun FBTA05(CD20/CD3を標的とする;Fresenius Biotech/Trion Pharma)、RG7221(RO5520985を標的とする;Angiopoietin/VEGF 2;Roche)、RG7597(Her1/Her3を標的とする;Genentech/Roche)、MM141(IGF1R/Her3を標的とする;Merrimack)、ABT122(TNFα/IL17を標的とする;Abbvie)、ABT981(IL1α/IL1βを標的とする;Abbott)、LY3164530(Her1/cMETを標的とする;Eli Lilly)、TRBS07(Ektomabを標的とする;GD2/CD3;Trion Research Gmbh)および、F-star Biotechnology LtdからのmAb2。
場合によっては、二重特異性抗体は二重特異性のミニ抗体である。いくつかの例では、二重特異性のミニ抗体は、二価のFab2、F(ab)’3フラグメント、ビス-scFv、(scFv)2、ダイアボディ、ミニボディ、トリアボディ、テトラボディ、または二重特異性T細胞結びつけ(bi-specific T-cell engager)(BiTE)を含む。いくつかの実施形態において、二重特異性T細胞結びつけは、2つのscFvsが2つの異なる抗原のエピトープを標的とする2つの単鎖可変フラグメント(scFvs)を含む融合タンパク質である。典型的な二重特異性のミニ抗体としては、限定されないが、以下が挙げられる:DART(二重親和性再標的プラットフォーム; MacroGenics)、ブリナツモマブ(MT103あるいはAMG103を標的とする;CD19/CD3;Micromet)MT111(CEA/CD3を標的とする;Micromet/Amegen)、MT112(BAY2010112を標的とする;PSMA/CD3;Micromet/Bayer)、MT110(AMG 110を標的とする;EPCAM/CD3; Amgen/Micromet)、MGD006(CD123/CD3を標的とする;MacroGenics)、MGD007(GPA33/CD3を標的とする;MacroGenics)、BI1034020(β-アミロイド上の2つの様々なエピトープを標的とする;Ablynx)、ALX0761(IL17A/IL17Fを標的とする;Ablynx)、TF2(CEA/ヘプテンを標的とする;Immunomedics)、IL-17/IL-34 biAb(BMS)、AFM13(CD30/CD16を標的とする;Affimed)、AFM11(CD19/CD3を標的とする;Affimed)、およびドメイン抗体(Domantis/GSKからのdAbs)。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは二重特異性のミニ抗体である。場合によっては、Aは二重特異性のFab2である。いくつかの例では、Aは二重特異性のF(ab)’3フラグメントである。場合によっては、Aは二重特異性のビス-scFvである。場合によっては、Aは二重特異性の(scFv)2である。いくつかの実施形態では、Aは二重特異性のダイアボディである。いくつかの実施形態では、Aは二重特異性のミニボディである。いくつかの実施形態では、Aは二重特異性のトリアボディである。他の実施形態では、Aは二重特異性のテトラボディである。他の実施形態では、Aは二重特異性T細胞結びつけ(BiTE)である。さらなる実施形態において、Aは以下から選択されるミニ抗体である:DART(二重親和性再標的プラットフォーム; MacroGenics)、ブリナツモマブ(MT103あるいはAMG103を標的とする;CD19/CD3;Micromet)MT111(CEA/CD3を標的とする;Micromet/Amegen)、MT112(BAY2010112を標的とする;PSMA/CD3;Micromet/Bayer)、MT110(AMG 110を標的とする;EPCAM/CD3; Amgen/Micromet)、MGD006(CD123/CD3を標的とする;MacroGenics)、MGD007(GPA33/CD3を標的とする;MacroGenics)、BI1034020(β-アミロイド上の2つの様々なエピトープを標的とする;Ablynx)、ALX0761(IL17A/IL17Fを標的とする;Ablynx)、TF2(CEA/ヘプテンを標的とする;Immunomedics)、IL-17/IL-34 biAb(BMS)、AFM13(CD30/CD16を標的とする;Affimed)、AFM11(CD19/CD3を標的とする;Affimed)、およびドメイン抗体(Domantis/GSKからのdAbs)。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは三重特異性抗体である。いくつかの例では、三重特異性抗体は、F(ab)’3フラグメントまたはトリアボディを含む。いくつかの例では、Aは三重特異性F(ab)’3フラグメントである。場合によっては、Aはトリアボディである。いくつかの実施形態において、Aは、Dimas、et al.、“Development of a trispecific antibody designed to simultaneously and efficiently target three different antigens on tumor cells,” Mol. Pharmaceutics、12(9):3490-3501(2015)に記載されるような三重特異性の抗体である。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは、細胞表面タンパク質を認識する抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、細胞表面タンパク質は癌細胞によって発現される抗原である。典型的な癌抗原としては、限定されないが、アルファフェトプロテイン、ASLG659、B7-H3、BAFF-R、ブレビカン、CA125(MUC16)、CA15-3、CA19-9、癌胎児抗原(CEA)、CA242、CRIPTO(CR、CR1、CRGF、CRIPTO、TDGF1、テラトカルシノーマ由来の成長因子)、CTLA-4、CXCR5、E16(LAT1、SLC7A5)、FcRH2(IFGP4、IRTA4、SPAP1A(ホスファターゼアンカータンパク質1aを含有するSH2ドメイン)、SPAP1B、SPAP1C)、上皮成長因子、ETBR、Fc受容体様タンパク質1(FCRH1)、GEDA、HLA-DOB(MHCクラスII分子(Ia抗原)のベータサブユニット、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ICOS、IL-2受容体、IL20Rα、免疫グロブリンスーパーファミリー受容体転座関連2(IRTA2)、L6、Lewis Y、Lewis X、MAGE-1、MAGE-2、MAGE-3、MAGE、MART1、メソテリン、MDP、MPF(SMR、MSLN)、MCP1(CCL2)、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)、MPG、MSG783、ムチン、MUC1-KLH、Napi3b(SLC34A2)、ネクチン-4、Neu癌遺伝子産物、NCA、胎盤性アルカリホスファターゼ、前立腺特異的膜抗原(PMSA)、前立腺性酸性ホスファターゼ、PSCA hlg、p97、プリン受容体P2Xのリガンド開口型イオンチャネル5(P2X5)、LY64(リンパ球抗原64(RP105)、gp100、P21、前立腺の6つの膜貫通性上皮抗原(STEAP1)、STEAP2、Sema 5b、腫瘍関連糖タンパク質72(TAG-72)、TrpM4(BR22450、FLJ20041、TRPM4、TRPM4B、一過性受容器電位カチオンチャネル、サブファミリーM、メンバー4)などが挙げられる。
いくつかの例では、細胞表面タンパク質は、分化(CD)細胞表面マーカーのクラスターを含む。典型的なCD細胞表面マーカーとしては、限定されないが、CD1、CD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD7、CD8、CD9、CD10、CD11a、CD11b、CD11c、CD11d、CDw12、CD13、CD14、CD15、CD15s、CD16、CDw17、CD18、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD26、CD27、CD28、CD29、CD30、CD31、CD32、CD33、CD34、CD35、CD36、CD37、CD38、CD39、CD40、CD41、CD42、CD43、CD44、CD45、CD45RO、CD45RA、CD45RB、CD46、CD47、CD48、CD49a、CD49b、CD49c、CD49d、CD49e、CD49f、CD50、CD51、CD52、CD53、CD54、CD55、CD56、CD57、CD58、CD59、CDw60、CD61、CD62E、CD62L(L-セレクチン)、CD62P、CD63、CD64、CD65、CD66a、CD66b、CD66c、CD66d、CD66e、CD79(例えば、CD79a、CD79b)、CD90、CD95(Fas)、CD103、CD104、CD125(IL5RA)、CD134(OX40)、CD137(4-1BB)、CD152(CTLA-4)、CD221、CD274、CD279(PD-1)、CD319(SLAMF7)、CD326(EpCAM)などが挙げられる。
いくつかの例では、結合部分Aは、癌抗原を認識する抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、結合部分Aは、以下を認識する抗体または結合フラグメントである:アルファフェトプロテイン、ASLG659、B7-H3、BAFF-R、ブレビカン、CA125(MUC16)、CA15-3、CA19-9、癌胎児抗原(CEA)、CA242、CRIPTO(CR、CR1、CRGF、CRIPTO、TDGF1、テラトカルシノーマ由来の成長因子)、CTLA-4、CXCR5、E16(LAT1、SLC7A5)、FcRH2(IFGP4、IRTA4、SPAP1A(ホスファターゼアンカータンパク質1aを含有するSH2ドメイン)、SPAP1B、SPAP1C)、上皮成長因子、ETBR、Fc受容体様タンパク質1(FCRH1)、GEDA、HLA-DOB(MHCクラスII分子(Ia抗原)のベータサブユニット、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ICOS、IL-2受容体、IL20Rα、免疫グロブリンスーパーファミリー受容体転座関連2(IRTA2)、L6、Lewis Y、Lewis X、MAGE-1、MAGE-2、MAGE-3、MAGE、MART1、メソテリン、MCP1(CCL2)、MDP、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)、MPF(SMR、MSLN)、MPG、MSG783、ムチン、MUC1-KLH、Napi3b(SLC34A2)、ネクチン-4、Neu癌遺伝子産物、NCA、胎盤性アルカリホスファターゼ、前立腺特異的膜抗原(PMSA)、前立腺性酸性ホスファターゼ、PSCA hlg、p97、プリン受容体P2Xのリガンド開口型イオンチャネル5(P2X5)、LY64(リンパ球抗原64(RP105)、gp100、P21、前立腺の6つの膜貫通性上皮抗原(STEAP1)、STEAP2、Sema 5b、腫瘍関連糖タンパク質72(TAG-72)、TrpM4(BR22450、FLJ20041、TRPM4、TRPM4B、一過性受容器電位カチオンチャネル、サブファミリーM、メンバー4)、あるいはこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの例では、結合部分Aは、CD細胞表面マーカーを認識する抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例の中で、結合部分Aは、以下を認識する抗体またはその結合フラグメントである:CD1、CD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD7、CD8、CD9、CD10、CD11a、CD11b、CD11c、CD11d、CDw12、CD13、CD14、CD15、CD15s、CD16、CDw17、CD18、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD26、CD27、CD28、CD29、CD30、CD31、CD32、CD33、CD34、CD35、CD36、CD37、CD38、CD39、CD40、CD41、CD42、CD43、CD44、CD45、CD45RO、CD45RA、CD45RB、CD46、CD47、CD48、CD49a、CD49b、CD49c、CD49d、CD49e、CD49f、CD50、CD51、CD52、CD53、CD54、CD55、CD56、CD57、CD58、CD59、CDw60、CD61、CD62E、CD62L(L-セレクチン)、CD62P、CD63、CD64、CD65、CD66a、CD66b、CD66c、CD66d、CD66e、CD79(例えば、CD79a、CD79b)、CD90、CD95(Fas)、CD103、CD104、CD125(IL5RA)、CD134(OX40)、CD137(4-1BB)、CD152(CTLA-4)、CD221、CD274、CD279(PD-1)、CD319(SLAMF7)、CD326(EpCAM)、またはこれらの組み合わせ。
いくつかの実施形態において、抗体またはその結合フラグメントは、ザルツムマブ(HuMax-EFGr、Genmab)、アバゴボマブ(Menarini)、アビツズマブ(Merck)、アデカツムマブ(MT201)、アラシズマブペゴール、アレムツズマブ(Campath(登録商標)、MabCampath、あるいはCampathー1H;Leukosite)、アロムン(AlloMune)(BioTransplant)、アマツキシマブ(Morphotek Inc.)、抗VEGF(Genetech)、アナツモマブマフェナトックス(anatumomab mafenatox)、アポリズマブ(hu1D10)、アスクリンバクマブ(Pfizer社)、アテゾリズマブ(MPDL3280A;Genentech/Roche)、B43.13(OvaRex、AltaRex Corporation)、バシリキシマブ(Simulect(登録商標)、Novartis)、ベリムマブ(Benlysta(登録商標)、GlaxoSmithKline)、ベバシズマブ(Avastin(登録商標)、Genentech)、ブリナツモマブ(Blincyto、AMG103;Amgen)、BEC2(ImGlone Systems Inc.)、カルルマブ(Janssen Biotech)、カツマキソマブ(Removab、Trion Pharma)、CEAcide(Immunomedics)、セツキシマブ(Erbitux(登録商標)、ImClone)、シタツズマブボガトクス(citatuzumab bogatox)(VB6-845)、シズツムマブ(IMC-A12、ImClone Systems Inc.)、コナツムマブ(conatumumab)(AMG 655、Amgen)、ダセツズマブ(SGN-40、huS2C6;Seattle Genetics, Inc.)、ダラツムマブ(Darzalex(登録商標)、Janssen Biotech)、デツモマブ、ドロジツマブ(Genentech)、デュルバルマブ(MedImmune)、デュシギツマブ(MedImmune)、エドレコロマブ(MAb17-1A、Panorex、Glaxo Wellcome)、エロツズマブ(Empliciti(商標)、Bristol-Myers Squibb)、エミベツズマブ(Eli Lilly)、エナバツズマブ(Facet Biotech Corp.)、エンフォルツマブ ベドチン(Seattle Genetics、Inc.)、エノビリツズマブ(MGA271、MacroGenics、Inc.)、エンシツクスマブ(ensituxumab)(Neogenix Oncology、Inc.)、エプラツズマブ(LymphoCide、Immunomedics、Inc.)、エルツマキソマブ(Rexomun(登録商標)、Trion Pharma)、エタラシズマブ(Abegrin、MedImmune)、ファーレツズマブ(MORAb-003、Morphotek、Inc)、FBTA05(Lymphomun、Trion Pharma)、フィクラツズマブ(AVEO Pharmaceuticals)、フィギツムマブ(CP-751871、Pfizer)、フランボツマブ(ImClone Systems)、フレソリムマブ(GC1008、Aanofi-Aventis)、フツキシマブ、グラキシマブ(glaximab)、ガニツマブ(Amgen)、ギレンツキシマブ(Rencarex(登録商標)、Wilex AG)、IMAB362(クローディキシマブ(Claudiximab)、Ganymed Pharmaceuticals AG)、イマルマブ(Baxalta)、IMC-1C11(ImClone Systems)、IMC-C225(Imclone Systems Inc.)、イムガツズマブ(Genentech/Roche)、インテツムマブ(Centocor、Inc.)、イピリムマブ(Yervoy(登録商標)、 Bristol-Myers Squibb),イラツムマブ(Medarex、Inc.)、イサツキシマブ(SAR650984、Sanofi-Aventis)、ラベツズマブ(CEA-CIDE、Immunomedics)、レクサツムマブ(ETR2-ST01、Cambridge Antibody Technology)、リンツズマブ(SGN-33、Seattle Genetics)、ルカツムマブ(Novartis)、ルミリキシマブ、マパツズマブ(HGS-ETR1、Human Genome Sciences)、マツズマブ(EMD 72000、Merck)、ミラツズマブ(hLL1、Immunomedics、Inc.)、ミツモマブ(BEC-2、ImClone Systems)、ナルナツマブ(ImClone Systems)、ネシツムマブ(Portrazza(商標)、Eli Lilly)、ネスバクマブ(Regeneron Pharmaceuticals)、ニモツズマブ(h-R3、BIOMAb EGFR、TheraCIM、Theraloc、またはCIMAher; Biotech Pharmaceutical Co.),ニボルマブ(Opdivo(登録商標)、Bristol-Myers Squibb)、オビヌツズマブ(Gazyva or Gazyvaro; Hoffmann-La Roche)、オカラツズマブ(AME-133v、LY2469298;Mentrik Biotech、LLC)、オファツムマブ(Arzerra(登録商標)、Genmab)、オナルツズマブ(Genentech)、オンツキシズマブ(Morphotek、Inc.)、オレゴボマブ(OvaRex(登録商標)、AltaRex Corp.)、オトレルツズマブ(Emergent BioSolutions)、パニツムマブ(ABX-EGF、Amgen)、パンコマブ(pankomab)(Glycotope GMBH)、パルサツズマブ(Genentech)、パトリツマブ、ペンブロリズマブ(Keytruda(登録商標)、Merck)、ペムツモマブ(Theragyn、Antisoma)、ペルツズマブ(Perjeta、Genentech),ピディリズマブ(CT-011、Medivation)、ポラツズマブベドチン(Genentech/Roche)、プリツムマブ、ラコツモマブ(Vaxira(登録商標)、Recombio)、ラムシルマブ(Cyramza(登録商標)、ImClone Systems Inc.)、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)、Genentech)、ロバツムマブ(Schering-Plough)、セリバンツマブ(Sanofi/Merrimack Pharmaceuticals、Inc.)、シブロツマブ、シルツキシマブ(Sylvant(商標)、Janssen Biotech)、Smart MI95(Protein Design Labs、Inc.)、Smart ID10(Protein Design Labs,Inc.),タバルマブ(LY2127399、Eli Lilly)、プリツモマブパプトックス、テナツモマブ、テプロツムマブ(Roche)、テツロマブ、TGN1412(CD28-SuperMABまたはTAB08)、ティガツズマブ(CD-1008、Daiichi Sankyo)、トシツモマブ、トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))、トレメリムマブ(CP-672,206; Pfizer)、ツコツズマブセルモロイキン(EMD Pharmaceuticals)、ウブリツキシマブ、ウレルマブ(BMS-663513、Bristol-Myers Squibb)、ボロシキシマブ(M200、Biogen Idec)、ザツキシマブなどを含む。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは、ザルツムマブ(HuMax-EFGr、Genmab)、アバゴボマブ(Menarini)、アビツズマブ(Merck)、アデカツムマブ(MT201)、アラシズマブペゴール、アレムツズマブ(Campath(登録商標)、MabCampath、あるいはCampathー1H;Leukosite)、アロムン(AlloMune)(BioTransplant)、アマツキシマブ(Morphotek Inc.)、抗VEGF(Genetech)、アナツモマブマフェナトックス(anatumomab mafenatox)、アポリズマブ(hu1D10)、アスクリンバクマブ(Pfizer社)、アテゾリズマブ(MPDL3280A;Genentech/Roche)、B43.13(OvaRex、AltaRex Corporation)、バシリキシマブ(Simulect(登録商標)、Novartis)、ベリムマブ(Benlysta(登録商標)、GlaxoSmithKline)、ベバシズマブ(Avastin(登録商標)、Genentech)、ブリナツモマブ(Blincyto、AMG103;Amgen)、BEC2(ImGlone Systems Inc.)、カルルマブ(Janssen Biotech)、カツマキソマブ(Removab、Trion Pharma)、CEAcide(Immunomedics)、セツキシマブ(Erbitux(登録商標)、ImClone)、シタツズマブボガトクス(citatuzumab bogatox)(VB6-845)、シズツムマブ(IMC-A12、ImClone Systems Inc.)、コナツムマブ(conatumumab)(AMG 655、Amgen)、ダセツズマブ(SGN-40、huS2C6;Seattle Genetics,Inc.)、ダラツムマブ(Darzalex(登録商標), Janssen Biotech)、デツモマブ、ドロジツマブ(Genentech)、デュルバルマブ(MedImmune)、デュシギツマブ(MedImmune)、エドレコロマブ(MAb17-1A, Panorex, Glaxo Wellcome)、エロツズマブ(Empliciti(商標), Bristol-Myers Squibb)、エミベツズマブ(Eli Lilly)、エナバツズマブ(Facet Biotech Corp.)、エンフォルツマブ ベドチン(Seattle Genetics,Inc.)、エノビリツズマブ(MGA271, MacroGenics,Inc.)、エンシツクスマブ(ensituxumab)(Neogenix Oncology,Inc.), エプラツズマブ(LymphoCide, Immunomedics,Inc.), エルツマキソマブ(Rexomun(登録商標)、Trion Pharma)、エタラシズマブ(Abegrin、MedImmune)、ファーレツズマブ(MORAb-003、Morphotek、Inc)、FBTA05(Lymphomun、Trion Pharma)、フィクラツズマブ(AVEO Pharmaceuticals)、フィギツムマブ(CP-751871、Pfizer)、フランボツマブ(ImClone Systems)、フレソリムマブ(GC1008、Aanofi-Aventis)、フツキシマブ、グラキシマブ(glaximab)、ガニツマブ(Amgen)、ギレンツキシマブ(Rencarex(登録商標)、Wilex AG)、IMAB362(クローディキシマブ(Claudiximab)、Ganymed Pharmaceuticals AG)、イマルマブ(Baxalta)、IMC-1C11(ImClone Systems)、IMC-C225(Imclone Systems Inc.)、イムガツズマブ(Genentech/Roche)、インテツムマブ(Centocor、Inc.)、イピリムマブ(Yervoy(登録商標)、 Bristol-Myers Squibb),イラツムマブ(Medarex、Inc.)、イサツキシマブ(SAR650984、Sanofi-Aventis)、ラベツズマブ(CEA-CIDE、Immunomedics)、レクサツムマブ(ETR2-ST01、Cambridge Antibody Technology)、リンツズマブ(SGN-33、Seattle Genetics)、ルカツムマブ(Novartis)、ルミリキシマブ、マパツズマブ(HGS-ETR1、Human Genome Sciences)、マツズマブ(EMD 72000、Merck)、ミラツズマブ(hLL1、Immunomedics、Inc.)、ミツモマブ(BEC-2、ImClone Systems)、ナルナツマブ(ImClone Systems)、ネシツムマブ(Portrazza(商標)、Eli Lilly)、ネスバクマブ(Regeneron Pharmaceuticals)、ニモツズマブ(h-R3、BIOMAb EGFR、TheraCIM、Theraloc、またはCIMAher; Biotech Pharmaceutical Co.),ニボルマブ(Opdivo(登録商標)、Bristol-Myers Squibb)、オビヌツズマブ(Gazyva or Gazyvaro; Hoffmann-La Roche)、オカラツズマブ(AME-133v、LY2469298;Mentrik Biotech、LLC)、オファツムマブ(Arzerra(登録商標)、Genmab)、オナルツズマブ(Genentech)、オンツキシズマブ(Morphotek、Inc.)、オレゴボマブ(OvaRex(登録商標)、AltaRex Corp.)、オトレルツズマブ(Emergent BioSolutions)、パニツムマブ(ABX-EGF、Amgen)、パンコマブ(pankomab)(Glycotope GMBH)、パルサツズマブ(Genentech)、パトリツマブ、ペンブロリズマブ(Keytruda(登録商標)、Merck)、ペムツモマブ(Theragyn、Antisoma)、ペルツズマブ(Perjeta、Genentech),ピディリズマブ(CT-011、Medivation)、ポラツズマブベドチン(Genentech/Roche)、プリツムマブ、ラコツモマブ(Vaxira(登録商標)、Recombio)、ラムシルマブ(Cyramza(登録商標)、ImClone Systems Inc.)、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)、Genentech)、ロバツムマブ(Schering-Plough)、セリバンツマブ(Sanofi/Merrimack Pharmaceuticals、Inc.)、シブロツマブ、シルツキシマブ(Sylvant(商標)、Janssen Biotech)、Smart MI95(Protein Design Labs、Inc.)、Smart ID10(Protein Design Labs,Inc.),タバルマブ(LY2127399、Eli Lilly)、プリツモマブパプトックス、テナツモマブ、テプロツムマブ(Roche)、テツロマブ、TGN1412(CD28-SuperMABまたはTAB08)、ティガツズマブ(CD-1008、Daiichi Sankyo)、トシツモマブ、トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))、トレメリムマブ(CP-672,206;Pfizer)、ツコツズマブセルモロイキン(EMD Pharmaceuticals)、ウブリツキシマブ、ウレルマブ(BMS-663513、Bristol-Myers Squibb)、ボロシキシマブ(M200、Biogen Idec)、またはザツキシマブを含む。いくつかの実施形態において、結合部分Aはザルツムマブ(GenmabによるHuMax-EFGr)である。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは式(I)に従って、ポリ核酸分子(B)とポリマー(C)に、および、随意に本明細書に記載される式(II)に従ってエンドソーム溶解性部分(D)に抱合する。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、表2、3、5,6、7、9、または11で列挙された配列に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態において、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75、452-1955、1956-1962、1967-2002、2013-2032、2082-2109、または2117に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子は、SEQ ID NO:16-75、452-1955、1956-1962、1967-2002、2013-2032、2082-2109、または2117から選択される配列を含む。いくつかの例では、ポリマーCはポリアルキルエンオキシド(例えば、ポリエチレングリコール)を含む。いくつかの実施形態において、エンドソーム溶解性部分Dは、INF7またはメリチン、あるいはそれぞれの誘導体を含む。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは、ポリ核酸分子(B)とポリマー(C)に、および、随意に、図1で例証されるようなエンドソーム溶解性部分(D)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは抗体またはその結合フラグメントである。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは、ポリ核酸分子(B)に非特異的に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは、非部位特異的な手法でリシン残基またはシステイン残基によってポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは非部位特異的な手法でリシン残基によってポリ核酸分子(B)に抱合する。場合によっては、結合部分Aは非部位特異的な手法でシステイン残基によってポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは抗体またはその結合フラグメントである。
いくつかの実施形態において、結合部分Aは部位特異的な手法でポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは、部位特異的な手法を介して、リシン残基、システイン残基によって、5’-末端、3’-末端、非天然アミノ酸、あるいは酵素修飾または酵素触媒された残基で、ポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは部位特異的な手法でリシン残基によってポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは部位特異的な手法でシステイン残基によってポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは部位特異的な手法で5’-末端でポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは部位特異的な手法で3’-末端でポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは部位特異的な手法で非天然アミノ酸によってポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは部位特異的な手法で酵素修飾または酵素触媒された残基によってポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aは抗体またはその結合フラグメントである。
いくつかの実施形態において、結合部分A(例えば、抗体またはその結合フラグメント)の1つ以上の領域は、ポリ核酸分子(B)に抱合する。いくつかの例では、結合部分Aの1つ以上の領域は、結合部分Aの定常領域、ヒンジ領域、あるいはFc領域で、N末端、C末端を含む。いくつかの例では、ポリ核酸分子(B)は、結合部分AのN末端(例えば、抗体またはその結合フラグメントのN末端)に抱合する。いくつかの例では、ポリ核酸分子(B)は、結合部分AのC末端(例えば、抗体またはその結合フラグメントのN末端)に抱合する。いくつかの例では、ポリ核酸分子(B)は、結合部分Aの定常領域(例えば、抗体またはその結合フラグメントの定常領域)に抱合する。いくつかの例では、ポリ核酸分子(B)は、結合部分Aのヒンジ領域(例えば、抗体またはその結合フラグメントの定常領域)に抱合する。いくつかの例では、ポリ核酸分子(B)は、結合部分AのFc領域(例えば、抗体またはその結合フラグメントの定常領域)に抱合する。
いくつかの実施形態において、1つ以上のポリ核酸分子(B)は結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、またはそれ以上のポリ核酸分子は、1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約1つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約2つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約3つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約4つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約5つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約6つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約7つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約8つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約9つのポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約10のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約11のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約12のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約13のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約14のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約15のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。いくつかの例では、約16のポリ核酸分子は1つの結合部分Aに抱合する。場合によっては、1つ以上のポリ核酸分子は同じである。他の場合では、1つ以上のポリ核酸分子が異なる。いくつかの例では、結合部分Aは抗体またはその結合フラグメントである。
いくつかの実施形態において、結合部分A(例えば、抗体またはその結合フラグメント)に抱合したポリ核酸分子(B)の数は、ある比率を形成する。いくつかの例では、比率はDAR(薬物対抗体)比率と呼ばれ、本明細書に引用されるような薬物はポリ核酸分子である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、あるいはそれよりも大きい。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約1以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約2以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約3以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約4以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約5以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約6以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約7以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約8以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約9以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約10以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約11以上である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約12以上である。
いくつかの例では、結合部分A(例えば、抗体またはその結合フラグメント)に対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、または16である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約1である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約2である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約3である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約4である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約5である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約6である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約7である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約8である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約9である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約10である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約11である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約12である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約13である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約14である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約15である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約16である。
いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、または16である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は1である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は2である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は4である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は6である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は8である。いくつかの例では、結合部分Aに対するポリ核酸分子(B)のDAR比率は12である。
いくつかの実施形態において、抗体またはその結合フラグメントはさらに、例えば、当該技術分野で知られている従来技術、例えば、アミノ酸欠失、挿入、置換、追加によって、および/または、組み換えによって、および/または、他の修飾(例えば、グリコシル化やリン酸化などの翻訳後および化学修飾)を、単独でまたは組み合わせて使用して修飾される。いくつかの例では、修飾は、Fc受容体との相互作用を調節するための修飾をさらに含む。いくつかの例では、1つ以上の修飾は、例えば、FcドメインとFcRn受容体との間の相互作用に関与するアミノ酸残基を開示している国際公開第WO97/34631に記載されるものを含る。抗体またはその結合フラグメントのアミノ酸配列の基礎となる核酸配列にこのような修飾を導入する方法は、当業者には周知である。
いくつかの例では、抗体結合フラグメントはさらにその誘導体を包含し、少なくとも1つのCDRを含有するポリペプチド配列を含む。
いくつかの例では、本明細書で使用されるような用語「単鎖」は、二重特異性の単鎖構築物の第1と第2のドメインが、好ましくは、単一の核酸分子によってコード可能な共に直線状のアミノ酸配列の形態で共有結合されることを意味する。
いくつかの例では、二重特異性の単鎖抗体構築物は、2つの抗体由来の結合ドメインを含む構築物に関する。そのような実施形態では、二重特異性の単鎖抗体構築物は、タンデムbiーscFvあるいはダイアボディである。いくつかの例では、scFvは、リンカーペプチドによって結合されたVHとVLのドメインを含む。いくつかの例では、リンカーは、第1と第2のドメインの各々が、互いから独立して、それらの異なる結合特異性を確実に保持することができるのに十分な長さと配列である。
いくつかの実施形態において、本明細書で使用されるような結合または相互作用は、互いに対して少なくとも2つの抗原相互作用部位の結合/相互作用を定義する。いくつかの例では、抗原相互作用部位は、特異的な抗原または抗原の特異的な群との特異的な相互作用の能力を示すポリペプチドのモチーフを定義する。場合によっては、結合/相互作用はさらに、特異的な認識を定義するとも理解される。このような場合、特異的な認識は、抗体またはその結合フラグメントが標的分子の各々の少なくとも2つのアミノ酸に特異的に相互作用および/または結合することができることを指す。例えば、特異的認識は、抗体分子の特異性に関するか、あるいは標的分子の特異的領域を区別するその能力に関する。さらなる例では、特異性抗原を備えた抗原相互作用部位の特異的な相互作用は、例えば、抗原の立体構造の変化、抗原のオリゴマー化などの誘発により、シグナルの開始をもたらす。さらなる実施形態では、結合は「キーとロックの原則(key-lock-principle)」の特異性によって例証される。したがって、いくつかの例では、抗原相互作用部位と抗原のアミノ酸配列中の特定のモチーフは、上記の構造の第2の修飾の結果と同様に、その第1、第2、または第3の構造の結果として互いに結合する。そのような場合、抗原に対する部位の単純な結合と同様に、特異性抗原による抗原相互作用部位の特異的な相互作用がもたらされる。
いくつかの例では、特定の相互作用は、さらに抗体またはその結合フラグメントの還元された交差反応性あるいは還元されたオフターゲット効果を指す。例えば、興味のあるポリペプチド/タンパク質に結合する抗体またはその結合フラグメント、しかし行う、ない、あるいは本質的に他のポリペプチドのうちのどれにも結合しない、興味のあるポリペプチド/タンパク質には特定のものとして考慮される。特異性抗原による抗原相互作用部位の特異的な相互作用の例は、受容体に対するリガンドの特異性、例えば、抗体の抗原結合部位との抗原決定基群(エピトープ)の相互作用を含む。さらなる結合部分
いくつかの実施形態において、結合部分は血漿タンパク質である。いくつかの例では、血漿タンパク質はアルブミンを含む。いくつかの例では、結合部分Aはアルブミンである。いくつかの例では、アルブミンは、本明細書に記載される抱合化学の1つ以上によってポリ核酸分子に抱合する。いくつかの例では、アルブミンは、天然のライゲーション化学検査によってポリ核酸分子に抱合する。いくつかの例では、アルブミンはリジン抱合によってポリ核酸分子に抱合する。
いくつかの例では、結合部分はステロイドである。典型的なステロイドは、コレステロール、リン脂質、ジアシルグリセロールおよびトリアシルグリセロール、脂肪酸(例えば、飽和されるか、不飽和であり、あるいは置換を含む炭化水素、あるいはこれらの組み合わせを含む。いくつかの例では、ステロイドはコレステロールである。いくつかの例では、結合部分はコレステロールである。いくつかの例では、コレステロールは、本明細書に記載される抱合化学の1つ以上によってポリ核酸分子に抱合される。いくつかの例では、コレステロールは、天然のライゲーション化学検査によってポリ核酸分子に抱合する。いくつかの例では、コレステロールはリジン抱合によってポリ核酸分子に抱合する。
いくつかの例では、結合部分は、限定されないが、細胞上の比表面積マーカーに結合するポリ核酸分子アプタマーを含むポリマーである。この例では、結合部分は、標的遺伝子またはmRNAにハイブリダイズしないが、その代りに、同様に細胞表面マーカーのその特定のエピトープに結合する抗体と同じように細胞表面マーカーに選択的に結合することができるポリ核酸である。
場合によっては、結合部分はペプチドである。場合によっては、ペプチドは約1~約3kDaである。場合によっては、ペプチドは約1.2~約2.8kDa、約1.5~約2.5kDa、あるいは約1.5~2kDaを含む。いくつかの例では、ペプチドは二環式のペプチドである。場合によっては、二環式のペプチドは制限された二環式のペプチドである。いくつかの例では、結合部分は二環式のペプチド(例えば、Bicycle Therapeuticsからの二環)である。
さらなる例では、結合部分は小分子である。いくつかの例では、小分子は抗体を補充する小分子である。場合によっては、抗体を補充する小分子は、標的結合末端と抗体結合末端を含み、標的結合末端は細胞表面受容体を認識して相互作用する対話することができる。例えば、いくつかの例では、グルタミン酸塩尿素化合物を含む標的結合末端は、PSMAとの相互作用を可能にし、それにより、PSMAを発現する細胞(例えば癌細胞)との抗体相互作用を増強する。いくつかの例では、結合部分はZhang et al., “A remote arene-binding site on prostate specific membrane antigen revealed by antibody-recruiting small molecules,” J Am Chem Soc. 132(36): 12711-12716 (2010); or McEnaney, et al., “Antibody-recruiting molecules: an emerging paradigm for engaging immune function in treating human disease,”ACS Chem Biol. 7(7): 1139-1151 (2012)に記載される小分子である。抗体またはその結合フラグメントの産生
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるポリペプチド(例えば、抗体とその結合フラグメント)は、とりわけ、化学合成または組み換え発現によってポリペプチド(例えば、抗体)の合成に役立つことが当該技術分野で知られている任意の方法を使用して生成され、好ましくは組み換え発現技術によって生成される。
いくつかの例では、抗体またはその結合フラグメントは組み換えで発現され、および、抗体またはその結合フラグメントをコードする核酸は、化学的に合成されたオリゴヌクレオチド(例えば、Kutmeier et al., 1994, BioTechniques 17:242に記載されるような)から組み立てられ、これは、抗体をコードする配列の一部を含有する重複オリゴヌクレオチドの合成と、このオリゴヌクレオチドのアニーリングおよびライゲーションと、その後の、PCRによるライゲートされたオリゴヌクレオチドの増幅を含む。
代替的に、抗体をコードする核酸分子は、配列の3’と5’の末端にハイブリダイズ可能な合成プライマーを使用するPCR増幅によって、あるいは特別な遺伝子配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブを使用するクローン化によって、適切なソース(例えば、抗体cDNAライブラリー、あるいは免疫グロブリンを発現する任意の組織あるいは細胞から生成されたcDNAライブラリー)から随意に生成される。
いくつかの例では、抗体またはその結合は、ポリクローナル抗体を生成するためにウサギなどの動物を免疫化することにより、あるいはより好ましくは、例えば、Kohler and Milstein (1975, Nature 256:495-497) に記載されるように、または、Kozbor et al. (1983, Immunology Today 4:72)、あるいはCole et al. (1985 in Monoclonal Antibodies and Cancer Therapy, Alan R. Liss, Inc., pp. 77-96)により記載されるように、モノクローナル抗体を生成することにより、随意に生成される。代替的に、抗体の少なくともFab部分をコードするクローンは、特異的な抗原を結合するFAbフラグメントのクローンのためのFab発現ライブラリー(例えば、Huse et al., 1989, Science 246:1275-1281に記載されるように)をスクリーニングすることにより、あるいは抗体ライブラリー(例えば、Clackson et al., 1991, Nature 352:624; Hane et al., 1997 Proc. Natl. Acad. Sci. USA 94:4937を参照)をスクリーニングすることにより、随意に得られる。
いくつかの実施形態において、適切な生物学的活性のヒト抗体分子からの遺伝子と一緒に、適切な抗原特異性のマウス抗体分子からの遺伝子をスプライシングすることにより、「キメラ抗体」の産生のために開発された技術(Morrison et al., 1984, Proc. Natl. Acad. Sci. 81:851-855; Neuberger et al., 1984, Nature 312:604-608; Takeda et al., 1985, Nature 314:452-454)が使用される。キメラ抗体は、様々な部分が、マウスのモノクローナル抗体とヒト免疫グロブリン定常領域(例えばヒト化抗体)に由来する可変領域を有するものなどの様々な動物種に由来する分子である。
いくつかの実施形態において、単鎖抗体の産生について記載された技術(米国特許第4,694,778;Bird, 1988, Science 242:423-42; Huston et al., 1988, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:5879-5883; and Ward et al., 1989, Nature 334:544-54)は、単鎖抗体を産生するのに適している。単鎖抗体は、アミノ酸架橋を介してFv領域の重鎖フラグメントと軽鎖フラグメントを結合することにより形成され、単鎖ポリペプチドをもたらす。大腸菌における機能的なFvフラグメントのアセンブリのための技術も随意に使用される(Skerra et al., 1988, Science 242:1038-1041)。
いくつかの実施形態において、抗体のヌクレオチド配列を含む発現ベクター、あるいは抗体のヌクレオチド配列は、従来の技術(例えば、エレクトロポレーション、リポソームトランスフェクション、およびリン酸カルシウム沈澱反応)によって宿主細胞に移され、トランスフェクトされた細胞はその後、抗体を産生するために従来の技術によって培養される。特定の実施形態では、抗体の発現は構成的で、誘導可能で、あるいは組織に特異的なプロモーターによって調節される。
いくつかの実施形態において、様々な宿主発現ベクターシステムは、本明細書に記載される抗体またはその結合フラグメントを発現するために利用される。このような宿主発現系は、抗体のコード配列を生成し、その後精製するビヒクルを表すが、適切なヌクレオチドコード配列で変形されるか、またはトランスフェクトされるとき、抗体またはその結合フラグメントをインサイツで発現する細胞を表す。これらは、限定されないが、などの微生物、抗体またはその結合フラグメントコード配列を含む、組み換えバクテリオファージDNA、プラスミドDNA、あるいはコスミドDNA発現ベクターで変形された細菌(例えば、E. coli とB. subtilis);抗体またはその結合フラグメントコード配列を含む組み換え酵母発現ベクターで変形された酵母(例えば、Saccharomyces Pichia);抗体またはその結合フラグメントコード配列を含む組み替えウイルス発現ベクター(例えば、バキュロウィルス)に感染した昆虫細胞系;抗体またはその結合フラグメントコード配列を含み、組み替えウイルス発現ベクター(例えば、カリフラワーモザイクウイルス(CaMV)とタバコモザイクウイルス(TMV))に感染したか、あるいは組み換えプラスミド発現ベクター(例えば、Tiプラスミド)で変形された植物細胞系;あるいは哺乳動物細胞(例えばメタロチオネインプロモーター)のゲノムに、あるいは哺乳動物ウイルス(例えば、アデノウイルス後期プロモーター;ワクシニアウイルス7.5Kプロモーター)に由来するプロモーターを含有する組み換え発現構築物を抱える哺乳動物細胞系(例えば、COS、CHO、BH、293、293T、3T3細胞)を含む。
組換えタンパク質の長期間の高収率の産生のために、安定した発現が好ましい。いくつかの例では、抗体を安定して発現する細胞株は随意に操作される。ウイルスの複製開始点を含有する発現ベクターを使用するよりもむしろ、ホスト細胞は、適切な発現制御要素(例えば、プロモーター、エンハンサー、配列、転写ターミネーター、ポリアデニル化部位など)によって制御されたDNAと選択可能なマーカーで変形される。外来DNAの導入後に、操作した細胞を富化培地1-2日間成長させ、その後、選択培地に切り替えた。組換えプラスミドの選択可能なマーカーは、選択に対する耐性を与え、細胞がプラスミドをその染色体へ安定的に組み入れるようにさせ、細胞を成長させて病巣を形成し、その後、これをクローン化して細胞株へと広げる。この方法は、抗体またはその結合フラグメントを発現する細胞株を操作するために有利に使用可能である。
いくつかの例では、多くの選択システムが用いられ、限定されないが、単純疱疹ウイルスチミジンキナーゼ(Wigler et al., 1977, Cell 11:223)、ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(Szybalska & Szybalski, 192, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 48:202)、およびアデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(Lowy et al., 1980, Cell 22:817)遺伝子を含み、これらはそれぞれtk細胞、hgprttk細胞、あるいはaprt細胞で採用される。さらに、以下の遺伝子について選定基準として代謝拮抗薬の耐性が使用される:メトトレキサートに対する耐性を与えるdhfr(Wigler et al., 1980, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 77:357; O’Hare et al., 1981, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 78:1527);ミコフェノール酸に対する耐性を与えるgpt(Mulligan & Berg, 1981, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 78:2072);アミノグリコシドG-418に対する耐性を与えるneo(Clinical Pharmacy 12:488-505; Wu and Wu, 1991, Biotherapy 3:87-95; Tolstoshev, 1993, Ann. Rev. Pharmacol. Toxicol. 32:573-596; Mulligan, 1993, Science 260:926-932; and Morgan and Anderson, 1993, Ann. Rev. Biochem. 62:191-217; May, 1993, TIB TECH 11(5):155-215)。および、ヒグロマイシンに対する耐性を与えるhygro(Santerre et al., 1984, Gene 30:147)。使用することができる組み換えDNA技術の当該技術分野で共通して知られている方法は、Ausubel et al. (eds., 1993, Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley & Sons, NY; Kriegler, 1990, Gene Transfer and Expression, A Laboratory Manual, Stockton Press, NY; and in Chapters 12 and 13, Dracopoli et al. (eds), 1994, Current Protocols in Human Genetics, John Wiley & Sons, NY.; Colberre-Garapin et al., 1981, J. Mol. Biol. 150:1)において記載される。
いくつかの例では、抗体の発現レベルはベクター増幅によって増加する(検討のために、Bebbington and Hentschel, The use of vectors based on gene amplification for the expression of cloned genes in mammalian cells in DNA cloning, Vol. 3. (Academic Press, New York, 1987)を参照)。抗体を発現するベクターシステム中のマーカーが増幅可能である場合、宿主細胞の培養物中に存在する阻害剤のレベルの増大は、マーカー遺伝子のコピーの数を増加させる。増幅された領域が抗体のヌクレオチド配列に関係しているので、抗体の産生はさらに増加する(Crouse et al., 1983, Mol. Cell Biol. 3:257)。
いくつかの例では、抗体の精製に関して当該技術分野で知られているあらゆる方法が、クロマトグラフィー(例えば、イオン交換、親和性、とりわけ、プロテインAの後の特異的な抗原に対する親和性、およびサイジングカラムクロマトグラフィー)、遠心分離、異なる溶解性、あるいはタンパク質の精製のための他の標準的な技術によって使用される。
ポリマー抱合部分
いくつかの実施形態において、ポリマー部分Cはさらに、本明細書に記載されるポリ核酸分子に、本明細書に記載される結合部分に、あるいはこれらの組み合わせで抱合する。いくつかの例では、ポリマー部分Cはポリ核酸分子に抱合する。場合によっては、ポリマー部分Cは結合部分に抱合する。他の場合には、ポリマー部分Cはポリ核酸分子-結合部分分子に抱合する。さらなる場合には、図1に例証されるように、および治療分子プラットフォームの段落で議論されるように、ポリマー部分Cは抱合する。
いくつかの例では、ポリマー部分Cは天然または合成のポリマーであり、分枝または非分枝のモノマーの長鎖、および/あるいは2次元または3次元のモノマーの架橋ネットワークからなる。いくつかの例では、ポリマー部分Cは、多糖類、リグニン、ゴム、あるいはポリアルキレンオキシド(例えば、ポリエチレングリコール)を含んでいる。いくつかの例では、少なくとも1つのポリマー部分Cは、限定されないが、アルファ-、オメガ-ジヒドロキシルポリエチレングリコール、生物分解性ラクトンベースポリマー、例えば、ポリアクリル酸、ポリラクチド酸(PLA)、ポリ(グリコール酸)(PGA)、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリシアノアクリレート、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート(PET、PETG)、ポリエチレンテレフタレート(PETE)、ポリテトラメチレングリコール(PTG)、またはポリウレタン、同様にこれらの混合物を含む。本明細書で使用されるように、混合物は、ブロックコポリマーに関してと同様に、同じ化合物内の様々なポリマーの使用を指す。場合によっては、ブロックコポリマーは、ポリマーの少なくとも1つの部分が別のポリマーのモノマーから作られている、ポリマーである。いくつかの例では、ポリマー部分Cはポリアルキレンオキシドを含む。いくつかの例では、ポリマー部分CはPEGを含む。いくつかの例では、ポリマー部分Cはポリエチレンイミド(PEI)またはヒドロキシエチルデンプン(HES)を含む。
いくつかの例では、CはPEG部分である。いくつかの例では、PEG部分はポリ核酸分子の5’末端で抱合するが、結合部分はポリ核酸分子の3’末端で抱合する。いくつかの例では、PEG部分はポリ核酸分子の3’末端で抱合するが、結合部分はポリ核酸分子の5’末端で抱合する。いくつかの例では、PEG部分はポリ核酸分子の内部部位へ抱合する。いくつかの例では、PEG部分、結合部分、あるいはこれらの組み合わせは、ポリ核酸分子の内部部位に抱合する。いくつかの例では、抱合は直接抱合である。いくつかの例では、抱合が天然のライゲーションを介する。
いくつかの実施形態において、ポリアルキレンオキシド(例えばPEG)は、多分散または単分散の化合物である。いくつかの例では、多分散材料は、平均重量(重量平均)サイズと分散度を特徴として、材料の様々な分子量の分散分布を含む。いくつかの例では、単分散のPEGは、1つのサイズの分子を含む。いくつかの実施形態において、Cは多分散または単分散のポリアルキレンオキシド(例えばPEG)であり、示された分子量は、ポリアルキレンオキシド(例えばPEG)分子の分子量の平均を表す。
いくつかの実施形態において、ポリアルキレンオキシド(例えばPEG)の分子量は、約200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1450、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700、2800、2900、3000、3250、3350、3500、3750、4000、4250、4500、4600、4750、5000、5500、6000、6500、7000、7500、8000、10,000、12,000、20,000、35,000、40,000、50,000、60,000、または、100,000 Daである。
いくつかの実施形態において、Cはポリアルキレンオキシド(例えばPEG)であり、約200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1450、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700、2800、2900、3000、3250、3350、3500、3750、4000、4250、4500、4600、4750、5000、5500、6000、6500、7000、7500、8000、10,000、12,000、20,000、35,000、40,000、50,000、60,000、または、100,000 Daの分子量を有する。いくつかの実施形態において、CはPEGであり、約200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1450、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700、2800、2900、3000、3250、3350、3500、3750、4000、4250、4500、4600、4750、5000、5500、6000、6500、7000、7500、8000、10,000、12,000、20,000、35,000、40,000、50,000、60,000、または、100,000 Daの分子量を有する。いくつかの例では、Cの分子量は約200Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約300Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約400Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約600Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約700Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約800Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約900Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1100Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1200Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1300Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1400Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1450Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1600Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1700Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1800Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約1900Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2100Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2200Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2300Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2400Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2600Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2700Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2800Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約2900Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約3000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約3250Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約3350Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約3500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約3750Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約4000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約4250Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約4500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約4600Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約4750Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約5000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約5500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約6000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約6500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約7000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約7500Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約8000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約10,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約12,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約20,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約35,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約40,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約50,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約60,000Daである。いくつかの例では、Cの分子量は約100,000Daである。
いくつかの実施形態において、ポリアルキレンオキシド(例えば、PEG)は、分散型のPEGであり、分散型のPEGは1つを超える繰り返しエチレンオキシド単位を含むポリマーPEGである。いくつかの例では、分散型のPEG(dPEG)は、2~60、2~50、あるいは2~48の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは、約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、22、24、26、28、30、35、40、42、48、または50以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約2つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約3つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約4つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約5つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約6つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約7つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約8つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約9つ以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約10以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約11以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約12以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約13以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約14以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約15以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約16以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約17以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約18以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約19以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約20以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約22以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約24以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約26以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約28以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約30以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約35以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約40以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約42以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約48以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。いくつかの例では、dPEGは約50以上の繰り返しエチレンオキシド単位を含む。場合によっては、dPEGは、段階的な方法で純粋な(例えば、約95%、98%、99%、あるいは99.5%)出発材料から単一の分子量化合物として合成される。場合によっては、dPEGは、平均分子量ではなく特定の分子量を有する。場合によっては、本明細書に記載されるdPEGは、Quanta Biodesign, LMDからのdPEGである。
いくつかの実施形態において、ポリマー部分Cはカチオンムチン酸ベースのポリマー(cMAP)を含む。いくつかの例では、cMPAは少なくとも1つの繰り返しサブユニットの1つ以上のサブユニットを含み、サブユット構造は式(III)として表される:
ここで、mは独立して、各出現時に、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、好ましくは4-6または5であり、および、nは独立して、各出現時に、1、2、3、4、または5である。いくつかの実施形態において、mとnは、例えば、10である。
いくつかの例では、cMAPはさらにPEG部分に抱合し、cMAP-PEGコポリマー、mPEG-cMAP-PEGmトリブロックポリマー、あるいはcMAP-PEG-cMAPトリブロックポリマーを生成する。いくつかの例では、PEG部分は、約500Da~約50,000Daまでの範囲である。いくつかの例では、PEG部分は、約500Da~約1000Da、約1000Da~約5000Da以上、約5000Da~約10,000Da以上、約10,000Da~約25,000Da以上、約25,000~約50,000Da以上、あるいは、これらの範囲の2つ以上の任意の組み合わせの範囲である。
いくつかの例では、ポリマー部分CはcMAP-PEGコポリマー、mPEG-cMAP-PEGmトリブロックポリマー、あるいはcMAP-PEG-cMAPトリブロックポリマーである。場合によっては、ポリマー部分CはcMAP-PEGコポリマーである。他の場合には、ポリマー部分CはmPEG-cMAP-PEGmトリブロックポリマーである。さらなる場合には、ポリマー部分CはcMAP-PEG-cMAPトリブロックポリマーである。
いくつかの実施形態において、ポリマー部分Cは、図1で例証されるように、ポリ核酸分子、結合部分、および随意にエンドソーム溶解性部分に抱合する。
エンドソーム溶解性部分
いくつかの実施形態では、式(I):A-X-B-Y-Cの分子はさらに、追加の抱合部分を含む。いくつかの例では、追加の抱合部分はエンドソーム溶解性部分である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム、リソソーム、小胞体(ER)、ゴルジ体、微小管、ペルオキシソーム、あるいは細胞を含む他の小胞性本体などの当該技術分野で知られている細胞区画のいずれかから放出することができる化合物などの細胞区画の放出成分である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリペプチド、エンドソーム溶解性ポリマー、エンドソーム溶解性脂質、あるいはエンドソーム溶解性小分子を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性ポリペプチドを含む。他の場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性ポリマーを含む。
エンドソーム溶解性ポリペプチド
いくつかの実施形態では、式(I):A-X-B-Y-Cの分子はさらに、エンドソーム溶解性ポリペプチドと抱合する。場合によっては、エンドソーム溶解性ポリペプチドは、pH依存性の膜活性なペプチドである。場合によっては、エンドソーム溶解性ポリペプチドは両親媒性ポリペプチドである。さらなる場合には、エンドソーム溶解性ポリペプチドはペプチド模倣性である。いくつかの例では、エンドソーム溶解性ポリペプチドは、INF、メリチン、メイシン(meucin)、あるいはこれらの誘導体を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性ポリペプチドはINFまたはその誘導体を含む。他の場合には、エンドソーム溶解性ポリペプチドはメリチンまたはその誘導体を含む。さらなる場合には、エンドソーム溶解性ポリペプチドはメイシン(meucin)またはその誘導体を含む。
いくつかの例では、INF7は24残基ポリペプチドであり、これはの配列は、CGIFGEIEELIEEGLENLIDWGNA(SEQ ID NO:2055)、またはGLFEAIEGFIENGWEGMIDGWYGC(SEQ ID NO:2056)を含む。いくつかの例では、INF7またはその誘導体は、以下の配列を含む:GLFEAIEGFIENGWEGMIWDYGSGSCG(SEQ ID NO: 2057), GLFEAIEGFIENGWEGMIDG WYG-(PEG)6-NH2 (SEQ ID NO:2058)、または GLFEAIEGFIENGWEGMIWDYG-SGSC-K(GalNAc)2(SEQ ID NO:2059).
場合によっては、メリチンは26残基ポリペプチドであり、これはの配列は、CLIGAILKVLATGLPTLISWIKNKRKQ(SEQ ID NO:2060)、またはGIGAVLKVLTTGLPALISWIKRKRQQ(SEQ ID NO:2061)を含む。いくつかの例では、メリチンは米国特許第8,501930に記載される通りのポリペプチド配列を含む。
いくつかの例では、メイシン(meucin)は、サソリ(Mesobuthus eupeus)の毒腺に由来する抗菌性ペプチド(AMP)である。いくつかの例では、メイシン(meucin)は、IFGAIAGLLKNIF-NH2(SEQ ID NO:2062)配列を含むメイシン-13と、FFGHLFKLATKIIPSLFQ(SEQ ID NO:2063)配列を含むメイシン-18からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性ポリペプチドは、その配列がINF7またはそのその誘導体、メリチンまたはその誘導体、あるいはメイシンまたはその誘導体に対して少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、95%、あるいは99%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、INF7またはそのその誘導体、メリチンまたはその誘導体、あるいはメイシンまたはその誘導体を含む。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はINF7またはその誘導体である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055-2059に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2056-2059に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2055を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2056-2059を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2055からなる。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2056-2059からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はメリチンまたはその誘導体である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060または2061に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2061に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2060を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2061を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2060からなる。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2061からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はメイシンまたはその誘導体である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2062または2063に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2062に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2063に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2062を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2063を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2062からなる。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2063からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は表62に例証されるような配列を含む。
場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、Bcl-2および/またはBcl-xLなどの 抑制遺伝子標的の拮抗によってアポプトーシスを誘発するBak BH3ポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、Albarran, et al., “Efficient intracellular delivery of a pro-apoptotic peptide with a pH-responsive carrier,” Reactive & Functional Polymers 71: 261-265 (2011)において記載されるBak BH3ポリペプチドを含む。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、PCT公開第WO2013/166155またはWO2015/069587に記載されるようなポリペプチド(例えば、細胞透過性ポリペプチド)を含む。
エンドソーム溶解性ポリマー
いくつかの実施形態では、式(I):A-X-B-Y-Cの分子はさらに、エンドソーム溶解性ポリマーと抱合する。本明細書で使用されるように、エンドソーム溶解性ポリマーは、線形、分岐ネットワーク、星形、櫛形、あるいははしご型のタイプのポリマーを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性ポリマーは2つ以上の異なるタイプのモノマーを含む、ホモポリマーまたはコポリマーである。場合によっては、エンドソーム溶解性ポリマーはポリカチオンポリマーである。他の場合には、エンドソーム溶解性ポリマーはポリアニオンポリマーである。
いくつかの例では、ポリカチオンポリマーは、正に荷電し、中性に荷電し、または負に荷電するモノマー単位を含み、正味の電荷は正である。他の場合には、ポリカチオンポリマーは、2つ以上の正電荷を含む非ポリマー分子を含む。典型的なカチオンポリマーとしては、限定されないが、ポリ(L-リジン)(PLL)、ポリ(L-アルギニン)(PLA)、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリ[α-(4-アミノブチル)-L-グリコール酸](PAGA)、2-(ジメチルアミノ)メタクリル酸エチル(DMAEMA)、またはN,N-メタクリル酸ジエチルアミノエチル(DEAEMA)が挙げられる。
場合によっては、ポリアニオンポリマーは、正に荷電し、中性に荷電し、または負に荷電するモノマー単位を含み、正味の電荷は負である。他の場合には、ポリアニオンポリマーは、2つ以上の負の電荷を含む非ポリマー分子を含む。典型的なアニオンポリマーとしては、p(アルキルアクリレート)(例えば、ポリ(アクリル酸プロピル)(PPAA))またはポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(NIPAM)が挙げられる。追加の例としては、Khormaee, et al., “Edosomolytic anionic polymer for the cytoplasmic delivery of siRNAs in localized in vivo applications,” Advanced Functional Materials 23: 565-574 (2013)に記載される、PP75、L-フェニルアラニン-ポリ(L-リジンイソフタルアミド)ポリマーが挙げられる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるエンドソーム溶解性ポリマーはpH応答性のエンドソーム溶解性ポリマーである。pH応答性のポリマーは、環境のpHに依存してサイズを増加させる(膨張)か、または崩壊するポリマーを含む。ポリアクリル酸とキトサンはpH応答性ポリマーの例である。
いくつかの例では、本明細書に記載されるエンドソーム溶解性部分は、膜破壊性のポリマーである。場合によっては、膜破壊性のポリマーは、カチオンポリマー、中性または疎水性ポリマー、あるいはアニオンポリマーを含む。いくつかの例では、膜破壊性のポリマーは親水性ポリマーである。
いくつかの例では、本明細書に記載されるエンドソーム溶解性部分は、pH応答性のポリマーである。典型的なpH応答性の膜破壊性のポリマーは、p(アクリル酸アルキル)、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(NIPAM)コポリマー、スクシニル化p(グリシドール)、およびp(β-リンゴ酸)ポリマーを含む。
いくつかの例では、p(アクリル酸アルキル)は、ポリ(アクリル酸プロピル)(polyPAA)、ポリ(メタクリル酸)(PMAA)、ポリ(アクリル酸エチル)(PEAA)、およびポリ(アクリル酸プロピル)(PPAA)を含む。いくつかの例では、p(アクリル酸アルキル)は、Jones, et al., Biochemistry Journal 372: 65-75 (2003)に記載されるp(アクリル酸アルキル)を含む。
いくつかの実施形態において、pH応答性膜破壊性のポリマーはp(アクリル酸ブチル-コ-メタクリル酸)を含む。(Bulmus, et al., Journal of Controlled Release 93: 105-120 (2003); and Yessine, et al., Biochimica et Biophysica Acta 1613: 28-38 (2003)を参照)。
いくつかの実施形態において、pH応答性膜破壊性のポリマーはp(スチレン-アルト-無水マレイン酸)を含む。(Henry, et al., Biomacromolecules 7: 2407-2414 (2006)を参照)。
いくつかの実施形態において、pH応答性膜破壊性のポリマーは、ポリ(MAA-co-PDSA)、ポリ(EAA-co-PDSA)、ポリ(PAA-co-PDSA)、ポリ(MAA-co-BA-co-PDSA)、ポリ(EAA-co-BA-co-PDSA)、またはポリ(PAA-co-BA-co-PDSA)ポリマーなどのピリジルジスルフィドアクリレート(PDSA)ポリマーを含む。(El-Sayed, et al.,“Rational design of composition and activity correlations for pH-responsive and glutathione-reactive polymer therapeutics,”Journal of Controlled Release 104: 417-427 (2005); or Flanary et al.,“Antigen delivery with poly(propylacrylic acid) conjugation enhanced MHC-1 presentation and T-cell activation,”Bioconjugate Chem. 20: 241-248 (2009)を参照)。
いくつかの実施形態において、pH応答性膜破壊性のポリマーは、以下のベース構造体を含む細胞溶解ポリマーを含む:
いくつかの例では、本明細書に記載されるエンドソーム溶解性部分はさらに、追加の抱合体、例えば、ポリマー(例えばPEG)あるいは修飾されたポリマー(例えば、コレステロール修飾ポリマー)に抱合する。
いくつかの例では、追加の抱合体は洗浄薬(例えば、トリトンX-100)を含む。いくつかの例では、本明細書に記載されるエンドソーム溶解性部分は、洗浄薬(例えば、トリトンX-100)と抱合したポリマー(例えば、ポリ(アミドアミン))を含む。いくつかの例では、本明細書に記載されるエンドソーム溶解性部分は、ポリ(アミドアミン)-トリトンX-100抱合体を含む(Duncan, et al.,“A polymer-Triton X-100 conjugate capable of pH-dependent red blood cell lysis: a model system illustrating the possibility of drug delivery within acidic intracellular compartments,”Journal of Drug Targeting 2: 341-347 (1994))。
エンドソーム溶解性脂質
いくつかの実施形態において、エンドソーム溶解性部分は脂質(例えば、膜融合脂質)である。いくつかの実施形態、式(I):A-X-B-Y-Cの分子はさらに、エンドソーム溶解性脂質(例えば、膜融合脂質)と抱合する。典型的な膜融合脂質としては、1,2-ジレオイル-sn-3-ホスホエタノールアミン(DOPE)、ホスファチジルエタノールアミン(POPE)、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン(POPC)、(6Z,9Z,28Z,31Z)-ヘプタトリアコンタ-6,9,28,31-テトラエン-19-オール(Di-Lin)、N-メチル(2,2-ジ((9Z,12Z)-オクタデカ-9,12-ジエニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタンアミン(DLink-DMA)、およびN-メチル-2-(2,2-ジ((9Z,12Z)-オクタデカ-9,12-ジエニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)エタンアミン(XTC)が挙げられる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はPCT公開第WO09/126,933に記載される脂質(例えば、膜融合脂質)である。
エンドソーム溶解性小分子
いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は小分子である。いくつかの実施形態では、式(I):A-X-B-Y-Cの分子はさらに、エンドソーム溶解性小分子と抱合する。エンドソーム溶解性部分として適切な典型的な少分子は、限定されないが、キニーネ、クロロキン、水酸化クロロキン、アモジアキン(カルノキン(carnoquines))、アモピロキン(amopyroquines)、プリマキン、メフロキン、ニバキン(nivaquines)、ハロファントリン、キノンイミン、あるいはこれらの組み合わせを含む。いくつかの例では、キノリンエンドソーム溶解性部分は、限定されないが、7-クロロ-4-(4-ジエチルアミノ-1-メチルブチル-アミノ)キノリン(クロロキン);7-クロロ-4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチル-アミノ)キノリン(ヒドロキシクロロキン);7-フルオロ-4-(4-ジエチルアミノ-1-メチルブチル-アミノ)キノリン;4-(4-ジエチルアミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(4-ジエチル-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-クロロ-4-(4-ジエチルアミノ-1-ブチルアミノ)キノリン(デスメチルクロロキン);7-フルオロ-4-(4-ジエチルアミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;4-(4-ジエチル-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(4-ジエチルアミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-クロロ-4-(1-カルボキシ-4-ジエチルアミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-フルオロ-4-(1-カルボキシ-4-ジエチル-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;4-(1-カルボキシ-4-ジエチルアミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(1-カルボキシ-4-ジエチルアミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-クロロ-4-(1-カルボキシ-4-ジエチルアミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-フルオロ-4-(1-カルボキシ-4-ジエチル-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;4-(1-カルボキシ-4-ジエチルアミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(1-カルボキシ-4-ジエチルアミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-フルオロ-4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノキノリン;4-(4-エチル-(2-ヒドロキシ-エチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノ-)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;リン酸ヒドロキシクロロキン;7-クロロ-4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル-1)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン(デスメチルヒドロキシクロロキン);7-フルオロ-4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-クロロ-4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-フルオロ-4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-ブチルアミノ)キノリン;7-クロロ-4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-フルオロ-4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;7-ヒドロキシ-4-(1-カルボキシ-4-エチル-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ-1-メチルブチルアミノ)キノリン;8-[(4-アミノペンチル)アミノ-6-メトキシジヒドロクロリドキノリン;1-アセチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン;8-[(4-アミノペンチル)アミノ]-6-メトキシキノリン二塩酸塩;1-ブチリル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン;3-クロロ-4-(4-ヒドロキシ-アルファ,アルファ’-ビス(2-メチル-1-ピロリジニル)-2,5-キシリジノキノリン、4-[(4-ジエチル-アミノ)-1-メチルブチル-アミノ]-6-メトキシキノリン;3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシ-アルファ,アルファ’-ビス(2-メチル-1-ピロリジニル)-2,5-キシリジノキノリン、4-[(4-ジエチルアミノ)-1-メチルブチル-アミノ]-6-メトキシキノリン;4-(4-ヒドロキシ-アルファ,アルファ’-ビス(2-メチル-1-ピロリジニル)-2,5-キシリジノキノリン;4-[(4-ジエチルアミノ)-1-メチルブチル-アミノ]-6-メトキシキノリン;3,4-ジヒドロ-1-(2H)-キノリンカルボキシアルデヒド;1,1’-ペンタメチレンジキノリニウム(diquinoleinium)ジヨウ化物;8-キノリノール硫酸塩およびアミノ、アルデヒド、カルボン酸、ヒドロキシル、ハロゲン、ケト、スルフヒドリル、ならびにビニルの誘導体またはそのアナログを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、Naisbitt et al (1997, J Pharmacol Exp Therapy 280:884-893)と米国特許第5,736,557において記載される小分子である。
式(I)分子-エンドソーム溶解性部分抱合体
いくつかの実施形態において、1つ以上のエンドソーム溶解性部分は、少なくとも1つの結合部分、少なくとも1つのポリヌクレオチド、少なくとも1つのポリマー、あるいはその任意の組み合わせを含む分子に抱合する。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は式(II)にしたがって抱合し、
式中、Aは結合部分であり、Bはポリヌクレオチドであり、Cはポリマーであり、Xは単結合または第1のリンカーであり、および、Yは単結合または第2のリンカーであり、Lは単結合または第3のリンカーであり、Dはエンドソーム溶解性部分であり、および、cは0から1までの整数であり、および、ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチド、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合、あるいは少なくとも1つの逆位脱塩基部分を含み、および、Dは、A、B、あるいはCのいかなる場所にも抱合する。
いくつかの実施形態において、AとCは同じ末端でBには結合しない。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチドは、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-O-アミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-O-アミノプロピル(2’-O-AP)、2’-O-ジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-O-ジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、あるいは2’-O-N-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾されたヌクレオチドを含む。いくつかの例では、少なくとも1つの2’修飾されたヌクレオチドはロックド核酸(LNA)あるいはエチレン核酸(ENA)を含む。場合によっては、少なくとも1つの修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエート結合あるいはホスホロジチオエート結合を含む。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは、二重らせん構造のポリ核酸分子を形成するために、第1のポリヌクレオチドと、第1のポリヌクレオチドにハイブリダイズされた第2のポリヌクレオチドとを含む。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドは少なくとも1つの修飾を含む。場合によっては、第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドはRNA分子である。場合によっては、第1のポリヌクレオチドと第2のポリヌクレオチドはsiRNA分子である。いくつかの実施形態において、X、Y、およびLは独立して結合または非ポリマーリンカー基である。いくつかの例では、Aは抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、抗体またはその結合フラグメントは、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、一価Fab’、二価Fab2、単鎖可変フラグメント(scFv)、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、単一ドメイン抗体(sdAb)、あるいはラクダ科抗体あるいはその結合フラグメントを含む。場合によっては、Cはポリエチレングリコールである。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、ポリペプチド、ポリマー、脂質、あるいは小分子を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性ポリペプチドである。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性ポリマーである。他の場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性脂質である。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性小分子である。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はINF7またはその誘導体である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2055を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2055からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分はメリチンまたはその誘導体である。場合によっては、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、あるいは100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2060を含む。場合によっては、エンドソーム溶解性部分はSEQ ID NO:2060からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は表62で例証されるような配列である。
さらなる例では、エンドソーム溶解性部分は、例えば、pH応答性エンドソーム溶解性ポリマー、膜破壊性のポリマー、ポリカチオンポリマー、ポリアニオンポリマー、pH応答性膜破壊性のポリマー、あるいはこれらの組み合わせなどのエンドソーム溶解性ポリマーである。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、p(アクリル酸アルキル)ポリマー、p(アクリル酸ブチル-コ-メタクリル酸)ポリマー、p(スチレン-アルト-無水マレイン酸)ポリマー、ピリジルジスルフィドアクリレート(PDSA)ポリマー、ポリマー-PEG抱合体、ポリマー洗浄薬抱合体、あるいはこれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分抱合体は、式(IIa)によれば:
ここで、Aは結合部分であり;
Bはポリヌクレオチドであり;
Cはポリマーであり;
Xは単結合または第1のリンカーであり;
Yは単結合または第2のリンカーであり;
Lは単結合または第3のリンカーであり;
Dはエンドソーム溶解性部分であり;
および、cは1という整数であり;
および、ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチド、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合、または、少なくとも1つの逆位の脱塩基部分を含む。
いくつかの実施形態では、AおよびCは同じ末端でBに結合しない。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、2’-Oメチル、2’-Oメトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-Oアミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-Oアミノプロピル(2’-O-AP)、2’-Oジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-Oジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、または、2’-ON-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾ヌクレオチドを含む。いくつかの例では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、ロックド核酸(LNA)またはエチレン核酸(ENA)を含む。いくつかの場合には、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合は、ホスホロチオエート結合、または、ホスホロジチオエート結合を含む。いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドは、二本鎖のポリ核酸分子を形成するために、第1のポリヌクレオチドと、第1のポリヌクレオチドにハイブリダイズされた第2のポリヌクレオチドと、を含む。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドは、少なくとも1つの修飾を含む。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、RNA分子である。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、siRNA分子である。いくつかの実施形態では、X、YおよびLは、独立して、単結合または非ポリマー性リンカー基である。いくつかの例では、Aは抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、抗体またはその結合フラグメントは、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、1価Fab’、二価Fab2、単鎖可変フラグメント(scFv)、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、単一ドメイン抗体(sdAb)、または、ラクダ科抗体またはその結合フラグメント、を含む。いくつかの場合には、Cはポリエチレングリコールである。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、ポリペプチド、ポリマー、脂質、または、少分子を含む。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリペプチドである。いくつかの場合には、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリマーである。他の場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性脂質である。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性少分子である。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、INF7またはその誘導体である。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、メリチンまたはその誘導体である。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は表62に例示されるような配列である。
さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、例えば、pH応答性エンドソーム溶解性ポリマー、膜破壊性ポリマー、ポリカチオンポリマー、ポリアニオンポリマー、pH応答性膜破壊性ポリマー、またはその組み合わせ、などのエンドソーム溶解性ポリマーである。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、p(アルキルアクリル酸)ポリマー、p(ブチルアクリレート-コ-メタクリル酸)ポリマー、p(スチレン-アルト-無水マレイン酸)ポリマー、ピリジルジスルフィドアクリレート(PDSA)ポリマー、ポリマー-PEG抱合体、ポリマー洗浄薬抱合体、またはその組み合わせ、を含む。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分抱合体は、式(IIb)によれば:
ここで、Aは結合部分であり;
Bはポリヌクレオチドであり;
Xは単結合または第1のリンカーであり;
Lは単結合または第3のリンカーであり;
および、Dはエンドソーム溶解性部分であり;
および、ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチド、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合、または、少なくとも1つの逆位の脱塩基部分を含む。
いくつかの実施形態では、AおよびCは同じ末端でBに結合しない。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、2’-Oメチル、2’-Oメトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-Oアミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-Oアミノプロピル(2’-O-AP)、2’-Oジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-Oジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、または、2’-ON-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾ヌクレオチドを含む。いくつかの例では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、ロックド核酸(LNA)またはエチレン核酸(ENA)を含む。いくつかの場合には、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合は、ホスホロチオエート結合、または、ホスホロジチオエート結合を含む。いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドは、二本鎖のポリ核酸分子を形成するために、第1のポリヌクレオチドと、第1のポリヌクレオチドにハイブリダイズされた第2のポリヌクレオチドと、を含む。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドは、少なくとも1つの修飾を含む。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、RNA分子である。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、siRNA分子である。いくつかの実施形態では、XおよびLは、独立して、単結合または非ポリマー性リンカー基である。いくつかの例では、Aは抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、抗体またはその結合フラグメントは、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、1価Fab’、二価Fab2、単鎖可変フラグメント(scFv)、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、単一ドメイン抗体(sdAb)、または、ラクダ科抗体またはその結合フラグメント、を含む。いくつかの場合には、Cはポリエチレングリコールである。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、ポリペプチド、ポリマー、脂質、または、少分子を含む。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリペプチドである。いくつかの場合には、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリマーである。他の場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性脂質である。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性少分子である。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、INF7またはその誘導体である。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、メリチンまたはその誘導体である。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は表62に例示されるような配列である。
さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、例えば、pH応答性エンドソーム溶解性ポリマー、膜破壊性ポリマー、ポリカチオンポリマー、ポリアニオンポリマー、pH応答性膜破壊性ポリマー、またはその組み合わせ、などのエンドソーム溶解性ポリマーである。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、p(アルキルアクリル酸)ポリマー、p(ブチルアクリレート-コ-メタクリル酸)ポリマー、p(スチレン-アルト-無水マレイン酸)ポリマー、ピリジルジスルフィドアクリレート(PDSA)ポリマー、ポリマー-PEG抱合体、ポリマー洗浄薬抱合体、またはその組み合わせ、を含む。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分抱合体は、式(IIc)によれば:
ここで、Aは結合部分であり;
Bはポリヌクレオチドであり;
Cはポリマーであり;
Xは単結合または第1のリンカーであり;
Yは単結合または第2のリンカーであり;
Lは単結合または第3のリンカーであり;
Dはエンドソーム溶解性部分であり;
および、cは1という整数であり;
および、ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチド、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合、または、少なくとも1つの逆位の脱塩基部分を含む。
いくつかの実施形態では、AおよびCは同じ末端でBに結合しない。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、2’-Oメチル、2’-Oメトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-Oアミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-Oアミノプロピル(2’-O-AP)、2’-Oジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-Oジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、または、2’-ON-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾ヌクレオチドを含む。いくつかの例では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、ロックド核酸(LNA)またはエチレン核酸(ENA)を含む。いくつかの場合には、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合は、ホスホロチオエート結合、または、ホスホロジチオエート結合を含む。いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドは、二本鎖のポリ核酸分子を形成するために、第1のポリヌクレオチドと、第1のポリヌクレオチドにハイブリダイズされた第2のポリヌクレオチドと、を含む。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドは、少なくとも1つの修飾を含む。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、RNA分子である。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、siRNA分子である。いくつかの実施形態では、X、YおよびLは、独立して、単結合または非ポリマー性リンカー基である。いくつかの例では、Aは抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、抗体またはその結合フラグメントは、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、1価Fab’、二価Fab2、単鎖可変フラグメント(scFv)、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、単一ドメイン抗体(sdAb)、または、ラクダ科抗体またはその結合フラグメント、を含む。いくつかの場合には、Cはポリエチレングリコールである。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、ポリペプチド、ポリマー、脂質、または、少分子を含む。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリペプチドである。いくつかの場合には、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリマーである。他の場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性脂質である。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性少分子である。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、INF7またはその誘導体である。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、メリチンまたはその誘導体である。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は表62に例示されるような配列である。
さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、例えば、pH応答性エンドソーム溶解性ポリマー、膜破壊性ポリマー、ポリカチオンポリマー、ポリアニオンポリマー、pH応答性膜破壊性ポリマー、またはその組み合わせ、などのエンドソーム溶解性ポリマーである。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、p(アルキルアクリル酸)ポリマー、p(ブチルアクリレート-コ-メタクリル酸)ポリマー、p(スチレン-アルト-無水マレイン酸)ポリマー、ピリジルジスルフィドアクリレート(PDSA)ポリマー、ポリマー-PEG抱合体、ポリマー洗浄薬抱合体、またはその組み合わせ、を含む。
いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分抱合体は、式(IId)によれば:
ここで、Aは結合部分であり;
Bはポリヌクレオチドであり;
Cはポリマーであり;
Xは単結合または第1のリンカーであり;
Yは単結合または第2のリンカーであり;
Lは単結合または第3のリンカーであり;
Dはエンドソーム溶解性部分であり;
および、cは1という整数であり;
および、ここで、ポリヌクレオチドは、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチド、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合、または、少なくとも1つの逆位の脱塩基部分を含む。
いくつかの実施形態では、AおよびCは同じ末端でBに結合しない。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、2’-Oメチル、2’-Oメトキシエチル(2’-O-MOE)、2’-Oアミノプロピル、2’-デオキシ、T-デオキシ-2’-フルオロ、2’-Oアミノプロピル(2’-O-AP)、2’-Oジメチルアミノエチル(2’-O-DMAOE)、2’-Oジメチルアミノプロピル(2’-O-DMAP)、T-O-ジメチルアミノエチルオキシエチル(2’-O-DMAEOE)、または、2’-ON-メチルアセトアミド(2’-O-NMA)修飾ヌクレオチドを含む。いくつかの例では、少なくとも1つの2’修飾ヌクレオチドは、ロックド核酸(LNA)またはエチレン核酸(ENA)を含む。いくつかの場合には、少なくとも1つの修飾ヌクレオチド間の結合は、ホスホロチオエート結合、または、ホスホロジチオエート結合を含む。いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドは、二本鎖のポリ核酸分子を形成するために、第1のポリヌクレオチドと、第1のポリヌクレオチドにハイブリダイズされた第2のポリヌクレオチドと、を含む。いくつかの例では、第2のポリヌクレオチドは、少なくとも1つの修飾を含む。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、RNA分子である。いくつかの場合には、第1のポリヌクレオチドおよび第2のポリヌクレオチドは、siRNA分子である。いくつかの実施形態では、X、YおよびLは、独立して、単結合または非ポリマー性リンカー基である。いくつかの例では、Aは抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの例では、抗体またはその結合フラグメントは、ヒト化抗体またはその結合フラグメント、キメラ抗体またはその結合フラグメント、モノクローナル抗体またはその結合フラグメント、1価Fab’、二価Fab2、単鎖可変フラグメント(scFv)、ダイアボディ、ミニボディ、ナノボディ、単一ドメイン抗体(sdAb)、または、ラクダ科抗体またはその結合フラグメント、を含む。いくつかの場合には、Cはポリエチレングリコールである。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、ポリペプチド、ポリマー、脂質、または、少分子を含む。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリペプチドである。いくつかの場合には、エンドソーム溶解性部分は、エンドソーム溶解性ポリマーである。他の場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性脂質である。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分はエンドソーム溶解性少分子である。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、INF7またはその誘導体である。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2055からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、メリチンまたはその誘導体である。いくつかの実施形態では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060に対し、少なくとも、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または、100%の配列同一性を有するポリペプチドを含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060を含む。いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は、SEQ ID NO:2060からなる。
いくつかの例では、エンドソーム溶解性部分は表62に例示されるような配列である。
さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、例えば、pH応答性エンドソーム溶解性ポリマー、膜破壊性ポリマー、ポリカチオンポリマー、ポリアニオンポリマー、pH応答性膜破壊性ポリマー、またはその組み合わせ、などのエンドソーム溶解性ポリマーである。さらなる場合には、エンドソーム溶解性部分は、p(アルキルアクリル酸)ポリマー、p(ブチルアクリレート-コ-メタクリル酸)ポリマー、p(スチレン-アルト-無水マレイン酸)ポリマー、ピリジルジスルフィドアクリレート(PDSA)ポリマー、ポリマー-PEG抱合体、ポリマー洗浄薬抱合体、またはその組み合わせ、を含む。
リンカー
いくつかの実施形態では、本明細書に記述されたリンカーは切断可能なリンカーまたは切断不可能なリンカーである。いくつかの例では、リンカーはペプチドリンカーである。いくつかの例では、リンカーは酸切断可能なリンカーである。いくつかの例では、リンカーは切断不可能なリンカーである。いくつかの例では、リンカーはC1-C6アルキル基(例えばC5、C4、C3、C2またはC1アルキル基)を含む。いくつかの例では、リンカーは、ホモ二官能性クロスリンカー、ヘテロ二官能性クロスリンカーなどを含んでいる。いくつかの例では、リンカーは痕跡のないリンカー(traceless linker)(またはゼロレングスリンカー(zero-length linker))である。いくつかの例では、リンカーは、非ポリマー性リンカーである。いくつかの場合には、リンカーは、非ペプチドリンカー、または、アミノ酸残基を包含していないリンカーである。
いくつかの例では、リンカーはホモ二官能性リンカーを含む。典型的なホモ二官能性リンカーは、限定されないが、Lomant試薬ジチオビス(スクシンイミジルプロピオネート)DSP、3’3’-ジチオビス(スルホスクシンイミジルプロピオネート(DTSSP)、ジスクシンイミジルスベリレート(DSS)、ビス(スルホスクシンイミジル)スベレート(BS)、ジスクシンイミジル酒石酸塩(DST)、ジスルホスクシンイミジル酒石酸塩(スルホDST)、エチレングリコビス(スクシンイミジルスクシネート)(EGS)、ジスクシンイミジルグルタレート(DSG)、N、N’-ジスクシンイミジルカーボネート(DSC)、ジメチルアジピミデート(dimethyl adipimidate)(DMA)、ジメチルピメリミデート(dimethyl pimelimidate)(DMP)、ジメチルスベリミデート(dimethyl suberimidate)(DMS)、ジメチル-3、3’-ジチオビスプロピオンイミデート(dithiobispropionimidate)(DTBP)、1、4-ジ-3’-(2’-ピリジルジチオ)プロピオンアミド)ブタン(DPDPB)、ビスマレイミドヘキサン(BMH)、ハロゲン化アリール含有化合物(DFDNB)、例えば1,5-ジフルオロ-2,4ジニトロベンゼンまたは1,3-ジフルオロ-4,6ジニトロベンゼン、4,4’-ジフルオロ-3,3’-ジニトロフェニルスルホン(DFDNPS)、ビス-[β-エチル(4-アジドサリチルアミド)エチル]ジスルフィド(BASED)、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテル、アジピン酸ジヒドラジド、カルボヒドラジド、o-トルイジン、3,3’-ジメチルベンジジン、ベンジジン、α,α’-p-ジアミノジフェニル、ジヨードp-キシレンスルホン酸、N、N’-エチレン-ビス(ヨードアセトアミド)、または、N,N’-ヘキサメチレン-ビス(ヨードアセトアミド)、を含む。
いくつかの実施形態では、リンカーはヘテロ二官能性リンカーを含む。典型的なヘテロ二官能性リンカーは、限定されないが、アミン反応性スルフヒドリルクロスリンカー、N-スクシンイミジル3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート(sPDP)、長鎖N-スクシンイミジル3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート(LC-sPDP)、水溶性長鎖N-スクシンイミジル3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート(スルホLC-sPDP)、スクシンイミジルオキシカルボニル-α-メチル-α-(2-ピリジルジチオ)トルエン(sMPT)、スルホスクシンイミジル-6-[α-メチル-α-(2-ピリジルジチオ)トルアミド]ヘキサノエート(スルホ-LC-sMPT)、スクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(sMCC)、スルホスクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボンキシレート(スルホ-sMCC)、m-マレイミドベンゾイル-N-ヒドロキシスクシンイミドエステル(MB)、m-マレイミドベンゾイル-N-ヒドロキシスルホスクシンイミドエステル(スルホ-MB)、N-スクシンイミジル(4-ヨードアセチル)アミノベンゾエート(sIAB)、スルホスクシンイミジル(4-ヨードアセチル)アミノベンゾエート(スルホ-sIAB)、スクシンイミジル-4-(p-マレイミドフェニル)ブチレート(sMPB)、スルホスクシンイミジル-4-(p-マレイミドフェニル)ブチレート(スルホ-sMPB)、N-(γ-マレイミドブチリルオキシ)スクシンイミドエステル(GMB)、N-(γ-マレイミドブチリルオキシ)スルホスクシンイミドエステル(スルホ-GMB)、スクシンイミジル6-((ヨードアセチル)アミノ)ヘキサノエート(sIAX)、スクシンイミジル6-[6-(((ヨードアセチル)アミノ)ヘキサノイル)アミノ]ヘキサノエート(sIAXX)、スクシンイミジル4-(((ヨードアセチル)アミノ)メチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(sIAC)、スクシンイミジル6-((((4-ヨードアセチル)アミノ)メチル)シクロヘキサン-1-カルボニル)アミノヘキサノエート(sIACX)、p-ニトロフェニルヨードアセテート(NPIA)、カルボニル反応性かつスルフヒドリル反応性クロスリンカー、例えば、4-(4-N-マレイミドフェニル)ブチル酸ヒドラジド(MPBH)、4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシル-ヒドラジド-8(M2C2H)、3-(2-ピリジルジチオ)プロピオニルヒドラジド(PDPH)、アミン反応性かつ光反応性クロスリンカー、例えば、N-ヒドロキシスクシンイミジル-4-アジドサリチル酸(NH-AsA)、N-ヒドロキシスルホスクシンイミジル-4-アジドサリチル酸(スルホ-NH-AsA)、スルホスクシンイミジル(4-アジドサリチルアミド)-ヘキサノエート(スルホ-NH-LC-AsA)、スルホスクシンイミジル-2-(ρ-アジドサリチルアミド)エチル-1,3’-ジチオプロピオネート(sAsD)、N-ヒドロキシスクシンイミジル-4-アジドベンゾエート(HsAB)、N-ヒドロキシスルホスクシンイミジル-4-アジドベンゾエート(スルホ-HsAB)、N-スクシンイミジル-6-(4’-アジド-2’-ニトロフェニルアミノ)ヘキサノエート(sANPAH)、スルホスクシンイミジル-6-(4’-アジド-2’-ニトロフェニルアミノ)ヘキサノエート(スルホ-sANPAH)、N-5-アジド-2-ニトロベンゾイルオキシスクシンイミド(ANB-NO)、スルホスクシンイミジル-2-(m-アジド-o-ニトロベンズアミド)-エチル-1,3’-ジチオプロピオネート(sAND)、N-スクシンイミジル-4(4-アジドフェニル)1,3’-ジチオプロピオネート(sADP)、N-スルホスクシンイミジル(4-アジドフェニル)-1,3’-ジチオプロピオネート(スルホ-sADP)、スルホスクシンイミジル4-(ρ-アジドフェニル)ブチレート(スルホ-sAPB)、スルホスクシンイミジル2-(7-アジド-4-メチルクマリン-3-アセトアミド)エチル-1,3’-ジチオプロピオネート(sAED)、スルホスクシンイミジル7-アジド-4-メチルクマリン-3-アセテート(スルホ-sAMCA)、ρ-ニトロフェニルジアゾピルバート(ρNPDP)、ρ-ニトロフェニル-2-ジアゾ-3,3,3-トリフルオロプロピオネート(PNP-DTP)、スルフヒドリル反応性かつ光反応性のクロスリンカー、例えば、as1-(ρ-アジドサリチルアミド)-4-(ヨードアセトアミド)ブタン(AsIB)、N-[4-(ρ-アジドサリチルアミド)ブチル]-3’-(2’-ピリジルジチオ)プロピオンアミド(APDP)、ベンゾフェノン-4-ヨードアセトアミド、ベンゾフェノン-4-マレイミドカルボニル反応性かつ光反応性のクロスリンカー、例えば、ρ-アジドベンゾイルヒドラジド(ABH)、カルボキシレート反応性かつ光反応性のクロスリンカー、例えば、4-(ρ-アジドサリチルアミド)ブチルアミン(AsBA)、および、アルギニン反応性かつ光反応性のクロスリンカー、例えば、ρ-アジドフェニルグリオキサール(APG)。
いくつかの例では、リンカーは反応性官能基を含む。いくつかの場合には、反応性官能基は、結合部分上に存在する求電子性基に反応する求核基を含む。典型的な求電子基は、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、エステル、アミド、エノン、ハロゲン化アシルまたは酸無水物などのカルボニル基を含む。いくつかの実施形態では、反応性官能基は、アルデヒドである。典型的な求核基は、ヒドラジド、オキシム、アミノ、ヒドラジン、チオセミカルバゾン、ヒドラジンカルボキシレート、およびアリルヒドラジド、を含む。
いくつかの実施形態では、リンカーはマレイミド基を含む。いくつかの例では、マレイミド基もマレイミドスペーサーと呼ばれる。いくつかの例では、マレイミド基はさらにカプロン酸を含み、マレイミドカプロイル(mc)を形成する。いくつかの場合には、リンカーはマレイミドカプロイル(mc)を含む。いくつかの場合には、リンカーはマレイミドカプロイル(mc)である。他の例では、マレイミド基は、上述された、スクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(sMCC)、または、スルホスクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(スルホ-sMCC)などのマレイミドメチル基を含む。
いくつかの実施形態では、マレイミド基は自己安定化マレイミドである。いくつかの例では、自己安定化マレイミドは、チオスクシンイミド輪加水分解の分子内の触媒作用を提供するために、マレイミドに隣接している塩基性アミノ基を組込むためにジアミノプロピオン酸(DPR)を利用し、それによって、マレイミドがレトロマイケル反応(retro-Michael reaction)により脱離反応を起こさないようにする。いくつかの例では、自己安定化マレイミドは、Lyon, et al., “Self-hydrolyzing maleimides improve the stability and pharmacological properties of antibody-drug conjugates,” Nat. Biotechnol. 32(10):1059-1062(2014)に記載のマレイミド基である。いくつかの例では、リンカーは自己安定化マレイミドを含む。いくつかの例では、リンカーは自己安定化マレイミドである。
いくつかの実施形態では、リンカーはペプチド部分である。いくつかの例では、ペプチド部分は、少なくとも2、3、4、5、6、7、8またはより多くのアミノ酸残基を含む。いくつかの例では、ペプチド部分は、(例えば酵素で、または化学的に)切断可能なペプチド部分である。いくつかの実施形態では、ペプチド部分は、切断不可能なペプチド部分である。いくつかの例では、ペプチド部分は、Val-Cit(バリン-シトルリン)、 Gly-Gly-Phe-Gly(SEQ ID NO:2111)、Phe-Lys、Val-Lys、Gly-Phe-Lys、Phe-Phe-Lys、Ala-Lys、Val-Arg、Phe-Cit、Phe-Arg、Leu-Cit、Ile-Cit、Trp-Cit、Phe-Ala、Ala-Leu-Ala-Leu(SEQ ID NO:2112)、またはGly-Phe-Leu-Gly(SEQ ID NO:2113)を含む。いくつかの例では、リンカーは、Val-Cit(バリン-シトルリン)、Gly-Gly-Phe-Gly(SEQ ID NO:2111)、Phe-Lys、Val-Lys、Gly-Phe-Lys、Phe-Phe-Lys、Ala-Lys、Val-Arg、Phe-Cit、Phe-Arg、Leu-Cit、Ile-Cit、Trp-Cit、Phe-Ala、Ala-Leu-Ala-Leu(SEQ ID NO:2112)、またはGly-Phe-Leu-Gly(SEQ ID NO:2113)などのペプチド部分を含む。ある場合には、リンカーはVal-Citを含む。いくつかの実施形態では、リンカーはVal-Citである。
いくつかの実施形態では、リンカーは安息香酸基、またはその誘導体を含む。いくつかの例では、安息香酸基またはその誘導体は、パラアミノ安息香酸(PABA)を含む。いくつかの例では、安息香酸基またはその誘導体は、ガンマアミノ酪酸(GABA)を含む。
いくつかの実施形態では、リンカーは、任意の組み合わせにおいて、マレイミド基、ペプチド部分、および/または、安息香酸基、の1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、マレイミド基、ペプチド部分、および/または、安息香酸基の組み合わせを含む。いくつかの例では、マレイミド基はマレイミドカプロイル(mc)である。いくつかの例では、ペプチド基はval-citである。いくつかの例では、安息香酸基はPABAである。いくつかの例では、リンカーはmc-val-cit基を含む。いくつかの場合には、リンカーはval-cit-PABA基を含む。さらなる場合には、リンカーはmc-val-cit-PABA基を含む。
いくつかの実施形態では、リンカーは、自壊性リンカーまたは自己脱離リンカーである。いくつかの場合には、リンカーは自壊性リンカーである。他の場合には、リンカーは自己脱離リンカー(例えば環化自己脱離リンカー)である。いくつかの例では、リンカーは、米国特許第9,089,614号またはPCT公開WO2015038426に記載のリンカーを含む。
いくつかの実施形態では、リンカーは樹状型リンカー(dendritic type linker)である。いくつかの例では、樹状型リンカーは、枝分かれした多機能のリンカー部分を含む。いくつかの例では、樹状型リンカーは、ポリヌクレオチドB対結合部分Aのモル比を増加させるために使用される。いくつかの例では、樹状型リンカーはPAMAMデンドリマーを含む。
いくつかの実施形態では、リンカーは、痕跡のないリンカー、または、切断後にリンカー部分(例えば、原子またはリンカー基)を結合部分A、ポリヌクレオチドB、ポリマーC、またはエンドソーム溶解性部分Dに残さないリンカー、である。典型的な痕跡のないリンカーは、限定されないが、ゲルマニウムリンカー、ケイ素リンカー、硫黄リンカー、セレンリンカー、窒素リンカー、リンリンカー、ホウ素リンカー、クロミウムリンカー、または、フェニルヒドラジドリンカーを含んでいる。いくつかの場合には、リンカーは、Hejesen, et al., “A traceless aryl-triazene linker for DNA-directed chemistry,” Org Biomol Chem 11(15): 2493-2497(2013)に記載の痕跡のないアリルトリアゼンリンカーである。いくつかの例では、リンカーは、Blaney, et al., “Traceless solid-phase organic synthesis,” Chem. Rev. 102: 2607-2024(2002)に記載の痕跡のないリンカーである。いくつかの例では、リンカーは、米国特許第6,821,783号に記載の痕跡のないリンカーである。
いくつかの例では、リンカーは、リンカーと抱合体部分(例えば、本明細書に記載のA、B、CまたはD)との間の結合部位に立体障害を及ぼす官能基を含む。いくつかの例では、立体障害はジスルフィド結合の周囲の立体障害である。立体障害を示す典型的なリンカーは、上述のヘテロ二官能性リンカーなどの、ヘテロ二官能性リンカーを含む。いくつかの場合には、立体障害を示すリンカーはSMCCとSPDBを含む。
いくつかの実施形態では、リンカーは、酸切断可能なリンカーである。いくつかの例では、酸切断可能なリンカーは、ヒドラゾン結合を含み、これは加水分解されやすい。いくつかの場合には、酸切断可能なリンカーはチオマレアミド酸リンカー(thiomaleamic acid linker)を含む。いくつかの場合には、酸切断可能なリンカーは、Castaneda, et al, “Acid-cleavable thiomaleamic acid linker for homogeneous antibody-drug conjugation,” Chem. Commun. 49: 8187-8189(2013)に記載のチオマレアミド酸リンカーを含む。
いくつかの例では、リンカーは、米国特許第6,884,869号;第7,498,298号;第8,288,352号;第8,609,105号;第8,697,688号、米国出願公開2014/0127239;2013/028919;2014/286970;2013/0309256;2015/037360;または2014/0294851、または、PCT公開WO2015057699;WO2014080251;WO2014197854;WO2014145090;またはWO2014177042、に記載のリンカーである。
いくつかの実施形態では、X、YおよびLは、独立して、単結合または非ポリマー性リンカーである。いくつかの例では、X、YおよびLは独立して単結合である。いくつかの場合には、X、YおよびLは独立してリンカーである。
いくつかの実施形態では、Xは単結合またはリンカーである。いくつかの実施形態では、Xは単結合である。いくつかの実施形態では、Xはリンカーである。いくつかの例では、リンカーはC1-C6アルキル基である。ある場合には、Xは、C5、C4、C3、C2またはC1アルキル基などのC1-C6アルキル基である。いくつかの場合には、C1-C6アルキル基は、非置換のC1-C6アルキル基である。リンカーのコンテクストで使用されるように、かつ、特にXのコンテクストで使用されるように、アルキルは、6個までの炭素原子を含む飽和した直鎖または分岐の炭化水素基を意味する。いくつかの例では、Xは非ポリマー性リンカーである。いくつかの例では、Xは上述のホモ二官能性リンカーまたはヘテロ二官能性リンカーを含む。いくつかの場合には、Xはヘテロ二官能性リンカーを含む。いくつかの場合には、XはsMCCを含む。他の例では、Xは、C1-C6アルキル基に随意に抱合するヘテロ二官能性リンカーを含む。他の例では、Xは、C1-C6アルキル基に随意に抱合するsMCCを含む。さらなる例では、Xは、上述のホモ二官能性リンカーまたはヘテロ二官能性リンカーを含まない。
いくつかの実施形態では、Yは単結合またはリンカーである。いくつかの実施形態では、Yは単結合である。他の場合では、Yはリンカーである。いくつかの実施形態では、YはC1-C6アルキル基である。いくつかの例では、Yは、上述のホモ二官能性リンカーまたはヘテロ二官能性リンカーである。いくつかの例では、Yは、上述のホモ二官能性リンカーである。いくつかの例では、Yは、上述のヘテロ二官能性リンカーである。いくつかの例では、Yは、マレイミドカプロイル(mc)または上述の自己安定化マレイミド基などのマレイミド基を含む。いくつかの例では、Yは、Val-Citなどのペプチド部分を含む。いくつかの例では、Yは、PABAなどの安息香酸基を含む。さらなる例では、Yは、マレイミド基、ペプチド部分、および/または、安息香酸基、の組み合わせを含む。さらなる例では、Yはmc基を含む。さらなる例では、Yはmc-val-cit基を含む。さらなる例では、Yはval-cit-PABA基を含む。さらなる例では、Yはmc-val-cit-PABA基を含む。
いくつかの実施形態では、Lは単結合またはリンカーである。いくつかの実施形態では、Lは単結合である。さらなる例では、Lはリンカーである。いくつかの実施形態では、LはC1-C6アルキル基である。いくつかの例では、Lは前述のホモ二官能性リンカーまたはヘテロ二官能性リンカーである。いくつかの例では、Lは前述のホモ二官能性リンカーである。いくつかの例では、Lは前述のヘテロ二官能性リンカーである。いくつかの例では、Lは、マレイミドカプロイル(mc)などのマレイミド基または上述の自己安定化マレイミド基を含む。いくつかの例では、Lは、val-Citなどのペプチド部分を含む。いくつかの例では、Lは、PABAなどの安息香酸基を含む。さらなる例では、Lは、マレイミド基、ペプチド部分、および/または、安息香酸基の組み合わせを含む。さらなる例では、Lはmc基を含む。さらなる例では、Lはmc-val-cit基を含む。さらなる例では、Lはval-cit-PABA基を含む。さらなる例では、Lはmc-val-cit-PABA基を含む。
使用の方法
いくつかの実施形態では、ポリ核酸分子およびポリマーに結合された結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、疾患または障害の処置のために使用される。いくつかの例では、疾患または障害は癌である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、疾患または障害の処置のために免疫療法として使用される。いくつかの例では、免疫療法は免疫腫瘍治療である。
癌
いくつかの実施形態では、本明細書に記述された組成物または医薬製剤は、癌の処置に使用される。いくつかの例では、癌は固形腫瘍である。いくつかの例では、癌は血液系腫瘍である。いくつかの例では、癌は再発性癌または難治性癌、または転移性癌である。いくつかの例では、固形腫瘍は再発性固形腫瘍または難治性固形腫瘍、または転移性固形腫瘍である。いくつかの場合には、血液系腫瘍は、再発血液系腫瘍または難治性血液系腫瘍、または転移性である。
いくつかの実施形態では、癌は固形腫瘍である。典型的な固形腫瘍としては、限定されないが、肛門癌、虫垂癌、胆管癌(すなわち胆管細胞癌)、膀胱癌、脳腫瘍、乳癌、子宮頚癌、結腸癌、原発不明癌(CUP)、食道癌、目癌、ファロピウス管癌、消化器癌、腎癌、肝臓癌、肺癌、髄芽腫、黒色腫、口腔癌、卵巣癌、膵癌、副甲状腺疾患、陰茎癌、下垂体部腫瘍、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌、精巣癌、喉頭癌、甲状腺癌、子宮癌、膣癌または外陰癌、が含まれる。
いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、固形腫瘍の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、肛門癌、虫垂癌、胆管癌(すなわち胆管細胞癌)、膀胱癌、脳腫瘍、乳癌、子宮頚癌、結腸癌、原発不明癌(CUP)、食道癌、目癌、ファロピウス管癌、消化器癌、腎癌、肝臓癌、肺癌、髄芽腫、黒色腫、口腔癌、卵巣癌、膵癌、副甲状腺疾患、陰茎癌、下垂体部腫瘍、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌、精巣癌、喉頭癌、甲状腺癌、子宮癌、膣癌、または、外陰癌、の処置に使用される。いくつかの例では、固形腫瘍は、再発性固形腫瘍または難治性固形腫瘍、または転移性固形腫瘍である。
いくつかの例では、癌は血液系腫瘍である。いくつかの実施形態では、血液系腫瘍は、白血病、リンパ腫、骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、または、ホジキンリンパ腫である。いくつかの例では、血液系腫瘍は、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫(SLL)、ハイリスクCLL、非CLL/SLLリンパ腫、前リンパ球性白血病(PLL)、濾胞性リンパ腫(FL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、ワルデンストレームマクログロブリン血症、多発性骨髄腫、節外性辺縁帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、非バーキット高悪性度B細胞リンパ腫、原発性縦隔B細胞リンパ腫(PMBL)、免疫芽細胞性大細胞型リンパ腫、前駆Bリンパ芽球性リンパ腫、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓周辺帯リンパ腫、プラスマ細胞骨髄腫、形質細胞腫、縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、原発性体液性リンパ腫、または、リンパ腫様肉芽腫症、を含む。
いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、血液系腫瘍の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、白血病、リンパ腫、髄腫、非ホジキンリンパ腫またはホジキンリンパ腫の処置のために使用される。いくつかの例では、血液系腫瘍は、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫(SLL)、ハイリスクCLL、非CLL/SLLリンパ腫、前リンパ球性白血病(PLL)、濾胞性リンパ腫(FL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、ワルデンストレームマクログロブリン血症、多発性骨髄腫、節外性辺縁帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、非バーキット高悪性度B細胞リンパ腫、原発性縦隔B細胞リンパ腫(PMBL)、免疫芽細胞性大細胞型リンパ腫、前駆Bリンパ芽球性リンパ腫、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓周辺帯リンパ腫、プラスマ細胞骨髄腫、形質細胞腫、縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、原発性体液性リンパ腫、または、リンパ腫様肉芽腫症、を含む。いくつかの場合には、血液系腫瘍は、再発血液系腫瘍または難治性血液系腫瘍、または転移性である。
いくつかの例では、癌は、KRAS関連、EGFR関連、AR関連癌、HPRT1関連癌、または、β-カテニン関連癌である。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、KRAS関連、EGFR関連、AR関連癌、HPRT1関連癌、または、β-カテニン関連癌の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、KRAS関連癌の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、EGFR関連癌の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、AR関連癌の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、HPRT1関連癌の処置のために使用される。いくつかの例では、ポリ核酸分子およびポリマーに抱合する結合部分を含む本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、β-カテニン関連癌の処置のために使用される。いくつかの例では、癌は固形腫瘍である。いくつかの例では、癌は血液系腫瘍である。いくつかの例では、固形腫瘍は、再発性固形腫瘍または難治性固形腫瘍、または転移性固形腫瘍である。いくつかの場合には、血液系腫瘍は、再発血液系腫瘍または難治性血液系腫瘍、または転移性である。いくつかの例では、癌は、膀胱癌、乳癌、大腸癌、子宮内膜癌、食道癌、多形神経膠芽腫、頭頚部癌、腎癌、肺癌、卵巣癌、膵癌、前立腺癌、甲状腺癌、急性骨髄性白血病、CLL、DLBCL、または、多発性骨髄腫を含む。いくつかの例では、β-カテニン関連癌は、さらに、PIK3C関連癌および/またはMYC関連癌を含む。
免疫療法
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、疾患または障害の処置のために免疫療法として使用される。いくつかの例では、免疫療法は免疫腫瘍治療である。いくつかの例では、免疫腫瘍治療は、能動型、受動型または併用型の(能動型および受動型)方法に分類される。能動型の免疫腫瘍治療の方法では、例えば、腫瘍関連抗原(TAA)が免疫系に提示され、これらのTAAを提示する癌細胞に対する攻撃を引き起こす。いくつかの例では、能動型の免疫腫瘍治療の方法は、腫瘍標的化剤および/または免疫標的化剤(例えば、モノクローナル抗体などのチェックポイント阻害剤)、および/または、インサイチュワクチン接種および/または細胞系または非細胞系の(例えば、樹状細胞系、腫瘍細胞系、抗原、抗イディオタイプ、DNA、またはベクター系)ワクチンなどのワクチン、を含む。いくつかの例では、細胞系のワクチンは、次いで患者自身の癌によって活性化される、患者自身の免疫系から得られた活性化免疫細胞を用いて生成されるワクチンである。いくつかの例では、能動型の免疫腫瘍治療は、さらに、非特異的能動免疫療法および特異的能動免疫療法に細分される。いくつかの例では、非特異的能動免疫療法は、サイトカイン、および/または、一般的な免疫系応答を誘導する他の細胞シグナル伝達構成要素、を利用する。いくつかの場合には、特異的能動免疫療法は、特異的なTAAを利用して免疫応答を誘発する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、疾患または障害(例えば癌)の処置のための能動型の免疫腫瘍治療の方法として使用される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、腫瘍標的化剤を含む。いくつかの例では、腫瘍標的化剤は、結合部分Aに包含される。他の例では、腫瘍標的化剤は、式(I)の分子と組み合わされて使用される追加の薬剤である。いくつかの例では、腫瘍標的化剤は、腫瘍指向性ポリペプチド(tumor-directed polypeptide)(例えば、腫瘍指向性抗体)である。いくつかの例では、腫瘍標的化剤は、直接的死滅(例えば、シグナル伝達誘発アポトーシス)などの機序を介してその抗腫瘍活性を発揮する腫瘍指向性抗体、補体依存性細胞傷害(CDC)、および/または抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)である。さらなる場合には、腫瘍標的化剤は、抗腫瘍T細胞の誘発と共に、適応免疫応答を誘発する。
いくつかの実施形態では、結合部分Aは、腫瘍指向性ポリペプチド(例えば、腫瘍指向性抗体)である。いくつかの例では、結合部分Aは、直接的死滅(例えば、シグナル伝達誘発アポトーシス)などの機序を介してその抗腫瘍活性を発揮する腫瘍指向性抗体、補体依存性細胞傷害(CDC)、および/または抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)である。さらなる場合には、結合部分Aは、抗腫瘍T細胞の誘発と共に、適応免疫応答を誘発する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、免疫標的化剤を含む。いくつかの例では、免疫標的化剤は、結合部分Aに包含される。他の例では、免疫標的化剤は、式(I)の分子と組み合わされて使用される追加の薬剤である。いくつかの例では、免疫標的化剤は、サイトカイン、チェックポイント阻害剤またはその組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、免疫標的化剤は、チェックポイント阻害剤である。いくつかの場合には、免疫チェックポイント分子は、CD4および/またはCD8 T細胞の細胞表面上で提示される分子である。典型的な免疫チェックポイント分子は、限定されないが、プログラム死リガンド1(Programmed Death-Ligand 1)(B7-H1、CD274としても知られるPD-L1)、プログラム死(PD-1)、CTLA-4、B7H1、B7H4、OX 1 - 40、CD137、CD40、2B4、IDO1、IDO2、VISTA、CD27、CD28、PD-L2(B7-DC、CD273)、LAG3、CD80、CD86、PDL2、B7H3、HVEM、BTLA、KIR、GAL9、TIM3、A2aR、MARCO(膠原性(collageneous)構造を有するマクロファージ受容体)、PS(ホスファチジルセリン)、ICOS(誘発可能T細胞補助刺激分子)、HAVCR2、CD276、VTCN1、CD70およびCD160、を含む。
いくつかの例では、免疫チェックポイント阻害剤は、免疫チェックポイント分子の活性を調節または阻害する任意の分子を指す。いくつかの例では、免疫チェックポイント阻害剤は、抗体、抗体誘導体(例えばFab断片、scFvs、ミノボディ、ダイアボディ)、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNA、アプタマーまたはペプチドを含んでいる。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤は、プログラム死リガンド1(B7-H1、CD274としても知られるPD-L1)の阻害剤である、プログラム死(PD-1)、CTLA-4、PD-L2(B7-DC、CD273)、LAG3、TIM3、2B4、A2aR、B7H1、B7H3、B7H4、BTLA、CD2、CD27、CD28、CD30、CD40、CD70、CD80、CD86、CD137、CD160、CD226、CD276、DR3、GAL9、GITR、HAVCR2、HVEM、IDO1、IDO2、ICOS(誘発可能T細胞補助刺激分子)、KIR、LAIR1、LIGHT、MARCO(膠原性構造を有するマクロファージ受容体)、PS(ホスファチジルセリン)、OX-40、SLAM、TIGHT、VISTA、VTCN1、または、その任意の組み合わせ、を含む。
いくつかの実施形態では、典型的なチェックポイント阻害剤は以下が含まれる。
Genentech MPDL3280A(RG7446)、BioXcellの抗マウスPD-L1抗体クローン10F.9G2(カタログ番号BE0101)、Bristol-Meyer’s Squibbの抗PD-L1モノクローナル抗体MDX-1105(BMS-936559)およびBMS-935559、MSB0010718C、マウス抗PD-L1クローン29E.2A3、および、AstraZeneca MEDI4736、などのPD-L1阻害剤。
GlaxoSmithKlineのAMP-224(Amplimmune)、およびrHIgM12B7、などのPD-L2阻害剤。
BioXcellからの抗マウスPD-1抗体クローンJ43(カタログ番号BE0033-2)、BioXcellからの抗マウスPD-1抗体クローンRMP1-14(カタログ番号BE0146)、マウス抗PD-1抗体クローンEH12、Merck’s MK-3475抗マウスPD-1抗体(キイトルーダ、ペンブロリズマブ、ランブロリズマブ)、ANB011として知られるAnaptysBioの抗PD-1抗体、抗体MDX-1 106(ONO-4538)、Bristol-Myers SquibbのヒトIgG4モノクローナル抗体ニボルマブ(オプジーボ(登録商標)、BMS-936558、MDX1106)、CureTech LtdのAstraZeneca AMP-514およびAMP-224、およびピディリズマブ(CT-011)、などのPD-1阻害剤。
Bristol Myers Squibbの抗CTLA-4抗体イピリムマブ(またヤーボイ(登録商標)、MDX-010、BMS-734016およびMDX-101として知られている)、抗CTLA4抗体、Milliporeのクローン9H10、Pfizerのトレメリムマブ(CP-675,206、チシリムマブ)、および、Abcamの抗CTLA4抗体クローンBNI3、などのCTLA-4阻害剤。
eBioscienceの抗Lag-3抗体クローンeBioC9B7W(C9B7W)などのLAG3阻害剤、LifeSpan Biosciencesからの抗Lag3抗体LS-B2237、ImmutepのIMP321(ImmuFact)、抗Lag3抗体BMS-986016、および、LAG-3キメラ抗体A9H12、などのLAG3阻害剤。
MGA271などのB7-H3阻害剤。
リリルマブ(Lirilumab)(IPH2101)などのKIR阻害剤。
ウレルマブ(BMS-663513、Bristol-Myers Squibb)、PF-05082566(抗-4-1BB、PF-2566、Pfizer)、またはXmAb-5592(Xencor)、などのCD137(41BB)阻害剤。
バビツキシマブなどのPS阻害剤。
その抗体または断片などの阻害剤(例えば、モノクローナル抗体、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体)、RNAi分子、または、TIM3、CD52、CD30、CD20、CD33、CD27、OX40(CD134)、GITR、ICOS、BTLA(CD272)、CD160、2B4、LAIR1、TIGHT、LIGHT、DR3、CD226、CD2、またはSLAMに対する小分子。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤を含む結合部分Aは、疾患または障害(例えば癌)の処置のために使用される。いくつかの例では、結合部分Aは、免疫チェックポイント阻害剤を含む、二重特異性抗体またはその結合フラグメントである。いくつかの実施形態では、プログラム死リガンド1(B7-H1、CD274としても知られるPD-L1)、プログラム死(PD-1)、CTLA-4、PD-L2(B7-DC、CD273)、LAG3、TIM3、2B4、A2aR、B7H1、B7H3、B7H4、BTLA、CD2、CD27、CD28、CD30、CD40、CD70、CD80、CD86、CD137、CD160、CD226、CD276、DR3、GAL9、GITR、HAVCR2、HVEM、IDO1、IDO2、ICOS(誘発可能T細胞補助刺激分子)、KIR、LAIR1、LIGHT、MARCO(膠原性構造を有するマクロファージ受容体)、PS(ホスファチジルセリン)、OX-40、SLAM、TIGHT、VISTA、VTCN1、または、その任意の組み合わせの阻害剤を含む結合部分Aは、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置のために使用される。いくつかの例では、免疫チェックポイント阻害剤は、プログラム死リガンド1(B7-H1、CD274としても知られるPD-L1)の阻害剤である、プログラム死(PD-1)、CTLA-4、PD-L2(B7-DC、CD273)、LAG3、TIM3、2B4、A2aR、B7H1、B7H3、B7H4、BTLA、CD2、CD27、CD28、CD30、CD40、CD70、CD80、CD86、CD137、CD160、CD226、CD276、DR3、GAL9、GITR、HAVCR2、HVEM、IDO1、IDO2、ICOS(誘発可能T細胞補助刺激分子)、KIR、LAIR1、LIGHT、MARCO(膠原性構造を有するマクロファージ受容体)、PS(ホスファチジルセリン)、OX-40、SLAM、TIGHT、VISTA、VTCN1、または、その任意の組み合わせ、の阻害剤を含む。いくつかの場合には、式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置のために、イピリムマブ、トレメリムマブ、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、ピディリズマブ、MPDL3280A、MEDI4736、MSB0010718C、MK-3475またはBMS-936559と組み合わされて使用される。
いくつかの実施形態では、免疫標的化剤は、サイトカインである。ある場合には、サイトカインは、さらに、ケモカイン、インターフェロン、インターロイキンおよび腫瘍壊死因子に小群に分けられる。いくつかの実施形態では、ケモカインは、細胞の移動をガイドする化学誘引物質としての役割を果たし、4つのサブファミリーCXC、CC、CX3CおよびXCに分類される。典型的なケモカインは、CCサブファミリー:CCL1、CCL2(MCP-1)、CCL3、CCL4、CCL5(RANTES)、CCL6、CCL7、CCL8、CCL9(またはCCL10)、CCL11、CCL12、CCL13、CCL14、CCL15、CCL16、CCL17、CCL18、CCL19、CCL20、CCL21、CCL22、CCL23、CCL24、CCL25、CCL26、CCL27およびCCL28;CXCサブファミリー:CXCL1、CXCL2、CXCL3、CXCL4、CXCL5、CXCL6、CXCL7、CXCL8、CXCL9、CXCL10、CXCL11、CXCL12、CXCL13、CXCL14、CXCL15、CXCL16、および、CXCL17;XCサブファミリー:XCL1とXCL2;および、CX3CサブファミリーCX3CL1、からのケモカインを含む。
インターフェロン(IFN)は、インターフェロンタイプI(例えばIFN-α、IFN-β、IFN-ε、IFN-κおよびIFN -ω)、インターフェロンタイプII(例えばIFN-γ)およびインターフェロンタイプIIIを含む。いくつかの実施形態では、IFN-αはさらに、IFNA1、IFNA2、IFNA4、IFNA5、IFNA6、IFNA7、IFNA8、IFNA10、IFNA13、IFNA14、IFNA16、IFNA17およびIFNA21を含む約13のサブタイプに分類される。
インターロイキンは、白血球(leukocyte)または白血球細胞(white blood cell)によって発現され、Tリンパ球およびBリンパ球および造血細胞の発生および分化を促進する。典型的なインターロイキンは、IL-1、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8(CXCL8)、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-14、IL-15、IL-16、IL-17、IL-18、IL-19、IL-20、IL-21、IL-22、IL-23、IL-24、IL-25、IL-26、IL-27、IL-28、IL-29、IL-30、IL-31、IL-32、IL-33、IL-35およびIL-36、を含む。
腫瘍壊死因子(TNF)はアポトーシスを調節する一群のサイトカインである。いくつかの例では、限定されないが、TNFα、リンフォトキシンアルファ(LT-α)、リンフォトキシンベータ(LT-β)、T細胞抗原gp39(CD40L)、CD27L、CD30L、FASL、4-1BBL、OX40LおよびTNF関連アポトーシス誘導リガンド(TRAIL)を含む、TNFファミリー内の約19のメンバーがある。
いくつかの実施形態では、サイトカインと組み合わされる式(I)の分子は、疾患または疾病(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの場合には、ケモカインと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの場合には、インターフェロンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの場合には、インターロイキンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの場合には、腫瘍壊死因子と組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、IL-1β、IL-2、IL-7、IL-8、IL-15、MCP-1(CCL2)、MIP-1α、RANTES、MCP-3、MIP5、CCL19、CCL21、CXCL2、CXCL9、CXCL10またはCXCL11と組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬は、免疫化剤を含む。いくつかの例では、ワクチンは、インサイチュ接種である。いくつかの例では、ワクチンは細胞系ワクチンである。いくつかの例では、ワクチンは、非細胞系ワクチンである。いくつかの例では、樹状細胞系ワクチンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、腫瘍細胞系ワクチンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、抗原ワクチンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、抗イディオタイプ系ワクチンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、DNAワクチンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、ベクター系ワクチンと組み合わされる式(I)の分子が、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、疾患または障害(例えば癌)の処置のための受動型の免疫腫瘍治療の方法として使用される。受動型の方法は、いくつかの例において、癌細胞を攻撃するために外因的に生成された、T細胞、ナチュラルキラー(NK)T細胞、および/または、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞などの養子免疫系構成要素を利用する。
いくつかの実施形態では、T細胞系治療剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または疾病(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの場合には、T細胞系治療剤は、上述のCD細胞表面マーカーの1つ以上を認識する活性化T細胞薬剤である。いくつかの例では、T細胞系治療剤は、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD27、CD28、CD80、CD134、CD137、CD152、CD154、CD160、CD200R、CD223、CD226、CD244、CD258、CD267、CD272、CD274、CD278、CD279またはCD357の1つ以上を認識する活性化T細胞薬剤を含む。いくつかの例では、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD27、CD28、CD80、CD134、CD137、CD152、CD154、CD160、CD200R、CD223、CD226、CD244、CD258、CD267、CD272、CD274、CD278、CD279またはCD357の1つ以上を認識する活性化T細胞薬剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。
いくつかの実施形態では、ナチュラルキラー(NK)T細胞系治療剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの例では、NK系治療剤は、上述のCD細胞表面マーカーの1つ以上を認識する活性化NK薬剤である。いくつかの場合には、NK系治療剤が、CD2、CD11a、CD11b、CD16、CD56、CD58、CD62L、CD85j、CD158a/b、CD158c、CD158e/f/k、CD158h/j、CD159a、CD162、CD226、CD314、CD335、CD337、CD244またはCD319の1つ以上を認識する活性化NK薬剤である。いくつかの例では、CD2、CD11a、CD11b、CD16、CD56、CD58、CD62L、CD85j、CD158a/b、CD158c、CD158e/f/k、CD158h/j、CD159a、CD162、CD226、CD314、CD335、CD337、CD244またはCD319の1つ以上を認識する活性化NK薬剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。
いくつかの実施形態では、CAR-T細胞系治療剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。
いくつかの実施形態では、エンドソーム膜を不安定化する(またはエンドソーム-リソソーム膜輸送を妨害する)追加の薬剤と組み合わされる式(I)の分子は、疾患または障害(例えば癌)の処置に使用される。いくつかの実施形態では、追加の薬剤は有糸分裂阻害剤を含む。典型的な抗有糸分裂薬剤は、限定されないが、パクリタキセルおよびドセタセルなどのタキサン;ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンおよびビノレルビンなどのビンカアルカロイド;カバジタキセル;コルヒチン;エリブリン;エストラムスチン;エトポシド;イキサベピロン;ポドフィロトキシン;テニポシド;または、グリセオフルビン、を含む。いくつかの例では、補足薬剤はパクリタキセル、ドセタセル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、カバジタキセル、コルヒチン、エリブリン、エストラムスチン(estramustine)、エトポシド、イキサベピロン、ポドフィロトキシン、テニポシド(teniposide)またはグリセオフルビンを含む。いくつかの実施形態では、追加の薬剤はタキソール(taxol)を含む。いくつかの実施形態では、追加の薬剤はパクリタキセルを含む。いくつかの実施形態では、追加の薬剤はエトポシドを含む。他の例では、追加の薬剤はビタミンK3を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物または医薬製剤は、疾患または障害(例えば癌)の処置における併用型の方法(能動型の方法および受動型の方法の両方を含む)として使用される。
医薬製剤
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された医薬製剤は、限定されないが、非経口(例えば、静脈内、皮下、筋肉内)、経口、鼻腔内、頬側、局所、直腸、または、経皮の投与経路を含む、複数の投与経路によって被験体に投与される。いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物は、非経口(例えば、静脈内、皮下、筋肉内)投与のために製剤される。他の例では、本明細書に記載の医薬組成物は、経口投与のために製剤される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の医薬組成物は、直腸内投与のために処方される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の医薬製剤は、限定されないが、水性液分散、自己乳化分散液、固溶体、リポソーム分散剤、エアロゾル、固体の剤形、粉末、即時放出製剤、制御放出製剤、高速溶解製剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、遅延放出製剤、持続放出製剤、パルス状放出製剤、多重粒子製剤(例えばナノ粒子製剤)、および、即時かつ制御性の混合型放出製剤、を含む。
いくつかの例では、医薬製剤は多粒子製剤を含む。いくつかの例では、医薬製剤はナノ粒子製剤を含む。いくつかの例では、ナノ粒子は、cMAP、シクロデキストリン、または脂質を含む。いくつかの場合には、ナノ粒子は、固体脂質ナノ粒子、ポリマー性ナノ粒子、自己乳化ナノ粒子、リポソーム、マイクロエマルジョン、または、ミセル溶液を含む。追加の典型的なナノ粒子は、限定されないが、常磁性のナノ粒子、超常磁性のナノ粒子、金属ナノ粒子、フラーレン様の材料、無機のナノチューブ、デンドリマー(例えば共有結合した金属キレートを有するようなもの)、ナノファイバー、ナノホーン、ナノオニオン(nano-onion)、ナノロッド、ナノロープおよび量子ドット、を含む。いくつかの例では、ナノ粒子は、金属ナノ粒子、例えばスカンジウム、チタン、バナジウム、クロミウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、カドミウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、プラチナ、金、ガドリニウム、アルミニウム、ガリウム、インジウム、錫、タリウム、鉛、ビスマス、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、リチウム、ナトリウム、カリウム、ホウ素、シリコン、燐、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモニ、および、その組み合わせ、合金または酸化物、のナノ粒子である。
いくつかの例では、コアシェルナノ粒子においてのように、ナノ粒子は、コアまたはコアおよびシェルを含む。
いくつかの例では、ナノ粒子は、機能的要素(例えば、本明細書に記載される1つ以上のポリ核酸分子または結合部分)と結合するための分子でさらに被覆される。いくつかの例では、コーティングは、コンドロイチン硫酸、デキストラン硫酸、カルボキシメチルデキストラン、アルギン酸、ペクチン、カラギーナン、フコイダン、アガロペクチン、ポルフィラン、カラヤゴム、ジェランガム、キサンタンガム、ヒアルロン酸、グルコサミン、ガラクトサミン、キチン(またはキトサン)、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸、リゾチーム、シトクロムc、リボヌクレアーゼ、トリプシノゲン、キモトリプシノゲン、α-キモトリプシン、ポリリシン、ポリアルギニン、ヒストン、プロタミン、オバルブミン、デキストリンまたはシクロデキストリン、を含む。いくつかの例では、ナノ粒子は、グラフェン被覆ナノ粒子を含む。
いくつかの場合には、ナノ粒子は、約500nm、400nm、300nm、200nmまたは100nm未満のうち少なくとも1つの寸法を有する。
いくつかの例では、ナノ粒子製剤は、限定されないが、常磁性のナノ粒子、超常磁性のナノ粒子、金属ナノ粒子、フラーレン様の材料、無機のナノチューブ、デンドリマー(例えば共有結合した金属キレートを有するようなもの)、ナノファイバー、ナノホーン、ナノオニオン(nano-onion)、ナノロッド、ナノロープ、または、量子ドット、を含む。いくつかの例では、本明細書に記載のポリ核酸分子または結合部分は、ナノ粒子に直接または間接的に抱合する。いくつかの例では、少なくとも1、5、10、15、20、30、40、50、60、70の、80、90、100またはより多くの、本明細書に記載のポリ核酸分子または結合部分は、ナノ粒子に直接または間接的に抱合する。
いくつかの実施形態では、医薬製剤は、本明細書に開示される組成物との適合性、および所望の剤形の放出プロフィール特性に基づいて選択される担体または担体物質を含む。典型的な担体物質は、例えば、結合剤、懸濁化剤、崩壊剤、充填剤、界面活性剤、溶解剤、スタビライザー、潤滑剤、湿潤剤、希釈剤などを含む。薬学的に適合性の担体物質は、限定されないが、アカシア、ゼラチン、コロイド状二酸化ケイ素、グリセロリン酸カルシウム、乳酸カルシウム、マルトデキストリン、グリセリン、ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン(PVP)、コレステロール、コレステロールエステル、カゼインナトリウム、大豆レシチン、タウロコール酸、ホスファチジルコリン、塩化ナトリウム、リン酸三カルシウム、リン酸二カリウム、セルロースおよびセルロース抱合体、砂糖ナトリウムステアロイルラクチレート(sugars sodium stearoyl lactylate)、カラゲニン、モノグリセリド、ジグリセリド、アルファ化デンプン、などを含む。例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, Nineteenth Ed(Easton, Pa.: Mack Publishing Company, 1995); Hoover, John E., Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, Pennsylvania 1975; Liberman, H.A. and Lachman, L., Eds., Pharmaceutical Dosage Forms, Marcel Decker, New York, N.Y., 1980; and Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, Seventh Ed.(Lippincott Williams & Wilkins1999)、を参照。
いくつかの例では、医薬製剤はさらにpH調節剤、または緩衝剤を含み、これらには、酢酸、ホウ酸、クエン酸、乳酸、リン酸および塩酸などの酸;水酸化ナトリウム、リン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、乳酸ナトリウムおよびトリスヒドロキシメチルアミノメタンなどの塩基;および、クエン酸塩/ブドウ糖、重炭酸ナトリウムおよび塩化アンモニウムなどの緩衝液、が含まれる。そのような酸、塩基および緩衝液は、組成物のpHを許容範囲内に維持するのに必要な量で含まれる。
いくつかの例では、医薬製剤は、組成物の重量オスモル濃度を許容範囲内にするのに必要な量の1種以上の塩を含む。そのような塩類は、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムカチオンおよび塩化物を有するもの、クエン酸、アスコビル酸、ホウ酸、リン酸、重炭酸ソーダ、硫酸、チオ硫酸または亜硫酸水素アニオンを含み;適切な塩類は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、チオ硫酸ナトリウム、ナトリウム亜硫酸水素および硫酸アンモニウムを含む。
いくつかの例では、医薬製剤は、より安定な環境を提供することができるため、化合物を安定化するために使用される希釈剤をさらに含む。緩衝液(pHの制御または維持を提供することもできる)に溶解された塩は、リン酸緩衝食塩水を含むがこれに限定されない、当該技術分野の希釈剤として利用される。特定の例では、希釈剤は、圧縮を容易にするため、またはカプセル充填のための均質なブレンドのために十分な嵩を作り出すために、組成物の嵩を増加させる。このような化合物は、例えば、ラクトース、デンプン、マンニトール、ソルビトール、ブドウ糖、Avicel(登録商標)などの微結晶性セルロース;リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム二水和物;リン酸三カルシウム、リン酸カルシウム;無水ラクトース、スプレー乾燥ラクトース;アルファ化デンプン、Di-Pac(登録商標)(Amstar)などの圧縮性糖;マンニトール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートステアレート(hydroxypropylmethylcellulose acetate stearate)、スクロース系希釈剤、粉砂糖;一塩基硫酸カルシウム一水和物、硫酸カルシウム二水和物;乳酸カルシウム三水和物、デキストレート(dextrates);加水分解されたシリアル固体、アミロース;粉末セルロース、炭酸カルシウム;グリシン、カオリン;マンニトール、塩化ナトリウム;イノシトール、ベントナイトなど、を含む。
いくつかの場合には、医薬製剤は、物質の分解または崩壊を容易にするための分解剤または崩壊剤を含む。「崩壊する」という用語には、胃腸液と接触した場合の剤形の溶解および分散の両方が含まれる。分解剤の例は、スターチ例えばコーンスターチまたはポテトスターチのような天然のスターチ、National1551またはAmijel(登録商標)のようなアルファ化デンプン、あるいは、Promogel(登録商標)またはExplotab(登録商標)などのナトリウムスターチグリコレート、木産物などのセルロース、メチル結晶性セルロース、例えば、Avicel(登録商標)、Avicel(登録商標)PH101、Avicel(登録商標)PH102、Avicel(登録商標)PH105、Elcema(登録商標)P100、Emcocel(登録商標)、Vivacel(登録商標)、MingTia(登録商標)、およびSolkaFloc(登録商標)、メチルセルロース、クロスカルメロース、または、交差結合ナトリウムカルボキシメチルセルロース(Ac-Di-Sol(登録商標))、交差結合カルボキシメチルセルロース、あるいは交差結合クロスカルメロース、などの交差結合セルロース、ナトリウムスターチグリコレートなどの交差結合スターチ、クロスポビドンなどの架橋ポリマー、交差結合ポリビニルピロリドン、アルギン酸、またはアルギン酸ナトリウムなどのアルギン酸塩、などのアルギネート、Veegum(登録商標)HV(ケイ酸アルミニウムマグネシウム)などの粘土、カンテン、グアー、イナゴマメ、カラヤ、ペクチンまたはトラガントなどのゴム、ナトリウムスターチグリコレート、ベントナイト、天然スポンジ、界面活性剤、陽イオン交換樹脂などの樹脂、柑橘パルプ、ラウリル硫酸ナトリウム、併用スターチ中のラウリル硫酸ナトリウム、などを含む。
いくつかの例では、医薬製剤は、ラクトース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、硫酸カルシウム、微結晶性セルロース、セルロース粉末、ブドウ糖、デキストレート、デキストラン、スターチ、アルファ化デンプン、スクロース、キシリトール、ラクチトール、マンニトール、ソルビトール、塩化ナトリウム、ポリエチレングリコールなどの充填剤を含む。
潤滑剤および流動促進剤も、物質の接着または摩擦を防止、低減または阻害するために、本明細書に記載の医薬製剤に任意に含まれる。典型的な潤滑剤は、例えば、ステアリン酸、水酸化カルシウム、滑石、ナトリウムステアリルフマレート、鉱油などの炭化水素、水素化大豆油(Sterotex(登録商標))などの硬化植物油、高級脂肪酸およびそれらのアルカリ金属とアルカリ土類金属塩、例えばアルミニウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、グリセロール、滑石、ワックス、Stearowet(登録商標)、ホウ酸、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシン、ポリエチレングリコール(例えばPEG-4000)またはメトキシポリエチレンエチレングリコール、例えばCarbowax(商標)、オレイン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ベヘン酸グリセリル、ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸マグネシウムまたはナトリウム、Syloid(商標)などのコロイダルシリカ、Cab-O-Sil(登録商標)、コーンスターチなどのデンプン、シリコン油、界面活性剤など、を含む。
可塑剤には、マイクロカプセル化材料またはフィルムコーティングを軟化させて脆さを少なくするために使用される化合物が含まれる。適切な可塑剤は、例えば、PEG 300、PEG 400、PEG 600、PEG 1450、PEG 3350およびPEG 800などのポリエチレングリコール、ステアリン酸、プロピレングリコール、オレイン酸、トリエチルセルロース、トリアセチン、を含む。可塑剤は、さらに分散剤または湿潤剤として機能することができる。
溶解剤は、トリアセチン、クエン酸トリエチル、オレイン酸エチル、カプリル酸エチル、ラウリル硫酸ナトリウム、ドクサートナトリウム、ビタミンE TPGS、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、N-ヒドロキシエチルピロリドン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、エタノール、n-ブタノール、イソプロピルアルコール、コレステロール、胆汁酸塩、ポリエチレングリコール200-600、グリコフロール(glycofurol)、トランスクトール(transcutol)、プロピレングリコール、ジメチルイソソルビド、などの化合物を含む。
スタビライザーは、任意の酸化防止剤、緩衝剤、酸、防腐剤などの化合物が含まれる。
懸濁化剤は、ポリビニルピロリドン例えばポリビニルピロリドンK12、ポリビニルピロリドンK17、ポリビニルピロリドンK25、または、ポリビニルピロリドンK30、ビニールピロリドン/酢酸ビニルコポリマー(S630)、ポリエチレングリコール例えば、約300~約6000、または約3350~約4000、または約7000~約5400の分子量を有することができるポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースアセテートステアレート、ポリソルベート-80、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ゴム例えばトラガカントゴム、アラビアゴム、グアーゴム、キサンタンガムを含むキサンタン、糖、セルロース由来物例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリソルベート-80、アルギン酸ナトリウム、ポリエトキシル化ソルビタンモノラウレート(polyethoxylated sorbitan monolaurate)、ポリエトキシル化ソルビタンモノラウレート、ポビドン、などの化合物を含む。
界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ドクサートナトリウム、トゥイーン60または80、トリアセチン、ビタミンE TPGS、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリソルベート、ポロクサマー(polaxomer)、胆汁酸塩、モノステアリン酸グリセリン、エチレンオキシドおよび酸化プロピレンのコポリマー、例えばPluronic(登録商標)(BASF)、などの化合物を含む。さらなる界面活性剤は、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリドおよび植物油、例えばポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油;および、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびアルキルフェニルエーテル、例えばoctoxynol 10、octoxynol 40、を含む。場合によっては、物理的安定性を強化するため、または他の目的のために界面活性剤が含まれることがある。
粘度増強剤は、例えばメチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートステアレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、カルボマー、ポリビニルアルコール、アルギネート、アカシア、キトサン、およびその組み合わせ、を含む。
湿潤剤は、オレイン酸、モノステアリン酸グリセリン、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、トリエタノールアミンオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ドクサートナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ドクサートナトリウム、トリアセチン、トゥイーン80、ビタミンE TPGS、アンモニウム塩などの化合物を含む。
処置レジメン
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の医薬組成物は、治療用途のために投与される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1日1回、1日2回、1日3回、またはそれより多く、投与される。医薬組成物は、日常的に、毎日、隔日、週5日、週1回、隔週、月2週間、月3週間、月1回、月2回、月3回、またはそれより多く、投与される。医薬組成物は、少なくとも1か月間、2か月間、3か月間、4か月間、5か月間、6か月間、7か月間、8か月間、9か月間、10か月間、11か月間、12か月間、18か月間、2年間、3年間、またはそれより長く、投与される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の医薬組成物は、同時に、連続して、または、一定の間隔で、投与される。いくつかの実施形態では、1つ以上の医薬組成物は、同時に投与される。いくつかの場合には、1つ以上の医薬組成物は、連続して投与される。さらなる場合には、1つ以上の医薬組成物が、一定の間隔で投与される(例えば、第1の医薬組成物の第1の投与が1日目であり、その後、少なくとも第2の医薬組成物の投与前に、少なくとも1、2、3、4、5日間又はそれ以上の間隔があけられる)。
いくつかの実施形態では、2つ以上の異なる医薬組成物が、共投与される。いくつかの例では、2つ以上の異なる医薬組成物は、同時に共投与される。いくつかの場合には、2つ以上の異なる医薬組成物は、投与間の隙間時間なく、連続して共投与される。他の場合には、2つ以上の異なる医薬組成物は、投与の間が約0.5時間、1時間、2時間、3時間、12時間、1日、2日、またはより長く、連続して共投与される。
患者の状態が改善する場合には、医師の裁量により組成物の投与が継続的に行われ;あるいは、投与されている組成物の用量は一時的に減少され、または、一定の期間の間、一時的に中断される(すなわち、「休薬日」)。いくつかの例では、休薬日の長さは、一例として、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、35日、50日、70日、100日、120日、150日、180日、200日、250日、280日、300日、320日、350日、または365日、を含む、2日~1年の間で変動する。休薬日中の用量低減は、一例として、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%または100%を含む、10%-100%である。
患者の症状が改善すると、必要に応じて維持用量を投与する。続いて、投与量または投与頻度またはその両方を、症状に応じて、疾患、障害または状態の改善が保持されるレベルにまで随意に低下させる。
いくつかの実施形態では、そのような量に対応する所与の薬剤の量は、特定の化合物、疾患の重症度、処置を必要とする被験体または宿主の独自性(例えば、体重)などの要因に依存して変化するが、しかし、例えば、投与される特定の薬剤、投与経路、および処置される被験体または宿主を含む、当該症例を取り巻く特定の状況に応じて当技術分野で公知の方法で慣例的に決定される。いくつかの例では、所望の用量は、単一用量で、または、同時(または短期間にわたって)または適切な間隔、例えば、1日当たり2、3、4回またはそれより多くのサブ用量で、投与される分割用量として、都合がいいように提供される。
個々の処置レジメンに関する変動の数が多く、かつ、これらの推奨値からのかなりの偏差が珍しいことではないため、上記の範囲は、単なる示唆的なものである。このような投与は、使用される化合物の活性、処置される疾患または症状、投与モード、扱われている管理、個々の被験体の必要条件、処置される疾患または症状の重症度、および開業医の判断、を含むがこれに限定されない多くの変数に応じて変更される。
いくつかの実施形態では、そのような治療レジメンの毒性および治療効能は、LD50(集団の50%に対する致死用量)およびED50(人口の50%に対する治療上有効な用量)の判定を含むがこれらに限定されない、細胞培養または実験動物における標準的な製薬手続によって判定される。毒性効果と治療効果との間の用量比は治療指数であり、これはLD50とED50との間の比として表される。高い治療指数を示す化合物が好ましい。細胞培養アッセイおよび動物試験から得られたデータは、ヒトにおける使用のための用量の範囲を定式化する際に使用される。そのような化合物の用量は、好ましくは、最小限の毒性のED50を含む循環濃度の範囲内にある。用量は、使用される剤形および利用される投与経路に応じて、この範囲内で変化する。
キット/製品
本明細書に開示されるのは、特定の実施形態では、本明細書に記載の組成物および方法の1つ以上との使用のためのキットおよび製品である。このようなキットは、バイアル、チューブなどの1つ以上の容器を受け容れるために仕切られている運搬装置(carrier)、包装または容器を含み、この容器の各々は、本明細書に記載の方法で使用される、個別の要素のうちの1つを含む。適切な容器には、例えば、ボトル、バイアル、シリンジ、および試験管が含まれる。一実施形態では、容器はガラスまたはプラスチックなどの様々な材料から形成される。
本明細書で提供される製品は、包装材料を含む。医薬包装材料としては、ブリスターパック、瓶、チューブ、バッグ、容器、瓶、および、選択された製剤と投与および処置の意図された様式とに適切な任意の包装材料が挙げられるが、これらに限定されない。
例えば、容器は、本明細書に開示されるエンドソーム溶解性部分Dに随意に抱合する、式(I):A-X-B-Y-Cの分子を含む。このようなキットは、本明細書中に記載される方法におけるその使用に関する、識別的な解説書、又はラベル、或いは説明書を随意に含む。
キットは、典型的には、典型的には、内容を列挙したラベル、および/または使用説明書、および使用説明書付き添付文書を含む。典型的には、1セットの説明書も含まれる。
1つの実施形態では、ラベルは容器上にあるか、または容器に付随する。一実施形態では、ラベルを形成する文字、数字または他の記号が、容器自体に付けられ、モールド加工され、または刻まれている場合は、ラベルは容器上にあるとする。ラベルが、例えば添付文書として、容器を保持する入れ物または運搬装置の中に存在する場合、ラベルは容器に付随するとする。一実施形態において、ラベルは、内容物が特定の治療用途に用いられるべきものであるということを示すために用いられる。ラベルは、例えば、本明細書に記載の方法で、内容物を用いる使用するための指示を示すように使用されてもよい。
特定の実施形態において、医薬組成物は、本明細書で提供される化合物を含む1以上の単位剤形を含む、パックまたはディスペンサーデバイスで与えられる。パックは、例えば、ブリスターパックなどの金属またはプラスチックホイルを含む。一実施形態において、パックまたはディスペンサーデバイスには、投与のための説明書が添付してある。一実施形態において、パックまたはディスペンサーには、医薬品の製造、使用または販売を規制する政府機関によって規定された形態の容器に付属の通知書が添付してあり、この通知書は、ヒトまたは動物の投与のための薬物の形態についての、当局の承認を反映するものである。このような通知書は、例えば、処方薬または承認された生成物の挿入に関して、米国食品医薬品局により承認されたラベルである。一実施形態では、適合性の医薬の運搬装置(carrier)中で処方される、本明細書で提供される化合物を含む組成物はまた、適切な包装容器において調合、入れることができ、示された疾患の処置のために標識される。
特定の用語別段の定めのない限り、本明細書に記載される技術的かつ科学的な用語はすべて、本特許請求の主題が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。前述の一般的な記載と以下の詳細な記載は典型的かつ説明的なものに過ぎず、任意の主題に限定されるものではないことが理解されよう。本出願では、単数の使用は、特別に別記しない限り、複数を含む。明細書および添付の請求項内で用いられる通り、単数形「a」、「an」、および「the」は、その文脈で明確に別記しない限り、複数の指示対象を含む。本出願において、「または」の使用は特に明記しない限り、「および/または」を意味する。さらに、用語「含んでいる(including)」の使用は、「含む(include)」、「含む(includes)」、および「含まれる(included)」といった他の形態と同じく、限定的なものではない。
本明細書で使用されているように、範囲と量は、「約(about)」として特定の値または範囲を表すことができる。「約」は正確な量も含んでいる。ゆえに、「約5μg」は「約5μg」も「5μg」も意味する。一般に、用語「約」は、実験誤差内にあると予想される量を含む。
本明細書で使用される段落の表題は、単に編成のみを目的とし、記載された主題を制限すると解釈されるものではない。
本明細書に使用されるように、用語「個人」、「被験体」および「患者」は、任意の哺乳動物を意味する。いくつかの実施形態では、哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、哺乳動物はヒトではない。これらの用語は、医療従事者(例えば、医師、登録看護士、看護師、医師のアシスタント、用務員またはホスピスワーカー)の監督(例えば、一定または断続的なもの)を特徴とする状況を必要せず、これらに限定されることもない。
<実施例>
これらの実施例は、説明の目的でのみ提供され、本明細書に提供される特許請求の範囲を限定するものではない。
実施例1.配列
表1、4、7、8および10は、本明細書に記載の標的配列を示す。表2、3、5、6、9、12は、本明細書に記載のポリ核酸分子配列を示す。
実施例2.一般的な実験プロトコルsiRNAの定量のためのステムループqPCRアッセイ
血漿サンプルをTE緩衝液中で直接希釈した。FastPrep-24組織ホモジナイザー(MP Biomedicals)を用いて50mgの組織片を1mLのTrizol中でホモジナイズし、次いでTE緩衝液で希釈した。標準曲線を、未処置動物由来の血漿またはホモジナイズした組織にsiRNAを添加(spiking)し、次いでTE緩衝液で連続的に希釈することによって、生成した。25nMの配列特異的ステムループRTプライマーを備えるTaqMan MicroRNA逆転写キット(Applied Biosystems)を用いてsiRNAのアンチセンス鎖を逆転写した。1.5μMのフォワードプライマー、0.75μMのリバースプライマー、および0.2μMのプローブを備えるTaqMan Fast Advanced Master Mix(Applied Biosystems)を用いて、RTステップからのcDNAをリアルタイムPCRに利用した。KRASおよびEGFR siRNAアンチセンス鎖、および、それらを測定するために使用されたすべてのプライマーおよびプローブの配列を表13に示す。量的PCR反応を、ViiA 7 Real-Time PCR System(Life Technologies)において標準的なサイクル条件を用いて行った。標準曲線から導き出された線形方程式を用いて、Ct値を血漿濃度または組織濃度に変換した。
mRNAノックダウンの判定のための比較qPCRアッセイ
組織サンプルを、上述のようにTrizolでホモジナイズした。RNeasy RNA単離96ウェルプレート(Qiagen)を用いて全RNAを単離し、次いで、500ngのRNAをHigh Capacity RNA to cDNAキット(ThermoFisher)で逆転写した。KRAS、EGFR、CTNNB1およびPPIB mRNAを、ViiA 7 Real-Time PCR Systemを用いて行ったTaqMan qPCR分析によって定量した。KRASについてのTaqManプライマーおよびプローブは、Avidityによって設計および検証され、表14に示されている。EGFRおよびCTNNB1についてのTaqManプライマーおよびプローブを、事前に検証された遺伝子発現アッセイとしてApplied Biosystemsから購入した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照(RNA loading control)として使用し、PPIBについてのすべてのTaqManプライマーおよびプローブを事前検証された遺伝子発現アッセイとしてApplied Biosystemsから購入した。結果は比較Ct方法によって計算され、ここで、標的遺伝子(KRAS、CTNNB1またはEGFR)のCt値とPPIB Ct値(ΔCt)の間の差を計算し、次いで、次に第2の差(ΔΔCt)を取ることによってPBS対照群に対してさらに正規化した。
動物
動物試験はすべて、USDA Animal Welfare Actおよび“Guide for the Care and Use of Laboratory Animals”(National Research Council publication、第8版、2011年改訂)に記載されている規制に準拠する、Explora BioLabでのInstitutional Animal Care and Use Committee(IACUC)によるプロトコルに従い実施した。すべてのマウスは、Charles River LaboratoriesまたはHarlan Laboratoriesから入手した。
H358、HCC827、およびHep-3B2 1-7皮下の側腹部腫瘍モデル
H358皮下の側腹部腫瘍モデルについて、腫瘍細胞を接種し、以下の方法に従って腫瘍を株化した(established)。メスのNCr nu/nuマウスを、細胞注射の前日に耳タグで識別した。マウスを接種に先立ち計量した。H358細胞を10%FBS/RPMI培地で培養し、0.05%トリプシンおよびCell Stripper(MediaTech)で採集した。マトリゲル(1:1)を含む0.05mlハンクス平衡塩類溶液(HBSS)中の500万個のH358細胞を、各マウスの右上側腹部に皮下(SC)注射した。腫瘍増殖を、接種後7日目に開始するデジタルキャリパー(digital caliper)を用いた腫瘍体積測定によってモニタリングし、平均腫瘍体積が 100超かつ300mm3以下に達するまで週2回追跡した。腫瘍が所望の体積(平均100~300mm3)に分類されると、動物を無作為化し、非常に大きな腫瘍または小さな腫瘍を有するマウスを屠殺した。マウスを必要な群に分け、腫瘍体積によって無作為化した。その後、マウスを、記載のように、個々の実験で処置した。
Hep3Bの直向性の肝臓腫瘍モデルについては、腫瘍細胞を接種し、腫瘍を下記方法によって株化した。前日にメスのNCr nu/nuマウスを耳タグで識別し、マウスをイソフルランで麻酔した。次いで、体温を維持するために水循環式加熱パッド上でマウスを仰臥位で置いた。肝臓を露出させるために、胸骨の下での小さな横方向の切開が行われる。28ゲージ針を用いて、肝臓の左上葉に癌細胞をゆっくりと注入した。細胞を肝臓に30度の角度で注入し、肝臓の莢膜から透明な細胞小胞を確認した。冷PBS(0.1-5×106細胞)中に懸濁し、希釈マトリゲル(PBS中30x)と混合することにより、Hep 3B2.1 7細胞を調製した。30-50 ulの細胞/マトリゲルを接種した。注入後、滅菌ガーゼの小片を注射部位に置き、出血を防ぐために軽い圧力を1分間加えた。次いで、腹部を6-0絹縫合糸で閉じた。腫瘍細胞注入後に、動物を暖かいケージに入れ、1~2時間観察し、その後、麻酔から完全に回復した後、動物の部屋に戻した。腫瘍移植から7~10日後に、動物を無作為化し、必要な群に分け、次いで個々の実験で記載したように処理した。
LNCapの皮下の側腹部腫瘍モデル
LNCaP細胞(ATCC(登録商標) CRL-1740(商標))を、非必須アミノ酸およびピルビン酸ナトリウムを補充したRPMI + 10%FBS中で、培養密度約80%まで増殖させた。細胞をマトリゲルと1:1で混合し、5-7*106細胞をオスのSCIDマウスに皮下注射した(6-8週)。腫瘍は通常、3-5週以内に100-350mm3のサイズに発達した。この範囲内の腫瘍を有する動物を無作為化し、尾部静脈への注入によるASCで処理した。PD試験について、動物を、注入の96時間後に屠殺し、臓器断片を採集し、計量し、液体窒素中で凍結させた。RNA単離については、器官サンプルをTrizol中でホモジナイズし、Qiagen RNeasy 96 Plusキットを使用して製造元のインストラクションに従いRNAを調製した。RNA濃度は分光測光法で判定した。RNAを逆転写によりcDNAに変換し、および、特異的標的の発現を、ΔΔCT法および検証されたTaqmanアッセイ(Thermofisher)を使用して、qPCRによって定量化した。サンプルをPPIBの発現レベルに標準化した。
コレステロールsiRNA抱合合成
全てのsiRNA一本鎖は、標準的なホスホラミダイト化学(phospharamidite chemistry)を用いて固相上に完全に集められ、HPLCで精製された。精製された一本鎖を二本鎖化して二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖に抱合したコレステロールの構造を図2に示す。表15はKRAS、EGFRおよびCTNNB1 siRNA配列を示す。
siRNA化学修飾は以下を含む。
● 大文字(N)=2’-OH(リボ);
● 小文字(n)=2’-O-Me(メチル);
● dN=2’-H(デオキシ);
● Nf=2’-F(フルオロ);
● s=ホスホロチオエート骨格修飾;
● iB=逆位脱塩基性(inverted abasic)
ペプチド合成
ペプチドを標準的なFmoc化学を用いて固相上で合成した。両方のペプチドはN末端にシステインを有し、切断されたペプチドをHPLCによって精製し、質量分析計によって確認した。INF7ペプチドは図3(SEQ ID NO:2055)で例示される通りである。メリチンペプチドは図4(SEQ ID NO:2060)で例示される通りである。
抗EGFR抗体
抗EGFR抗体は、ヒト上皮増殖因子受容体(EGFR)に対する完全ヒトIgG1κモノクローナル抗体である。これを、ハイブリドーマ細胞株(2F8)を産生するヒト抗EGFR抗体に由来する抗体遺伝子を保有するGSベクターでのトランスフェクションによるチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株CHO-K1SV由来のCHO細胞株DJT33において産生した。標準的な哺乳動物の細胞培養および精製技術が抗EGFR抗体の生産において使用された。
グリカンを含まない抗EGFR抗体の理論分子量(MW)は146.6kDaである。抗体の主なグリコシル化アイソフォームの実験的MWは、質量分析によって判定されたように、149kDaである。還元状態(reducing conditions)下でSDS-PAGEを用いて、軽鎖のMWは約25kDaであり、重鎖のMWは約50kDaであることがわかった。重鎖は、2つの鎖間ジスルフィド結合によって互いに結合され、1つの軽鎖は、単一の鎖間ジスルフィド結合によって各重鎖に付けられる。軽鎖は2つの鎖内ジスルフィド結合を有し、重鎖は4つの鎖内ジスルフィド結合を有する。抗体は、N-アセチル-グルコサミン、マンノース、フコースおよびガラクトースからなるグリカンと重鎖のAsn305で、N-結合されグリコシル化されている。存在する主なグリカンは、末端のガラクトース残基を含まないまたは1個含む、フコシル化された二分岐の(bi-antennary)構造である。
IgG1κ抗体の荷電アイソフォームパターンは、画像化された毛細血管IEF、アガロースIEFおよび分析的な陽イオン交換HPLCを用いて調べられている。多数の荷電アイソフォームが見出され、主なアイソフォームは約8.7の等電点を有する。
抗EGFR抗体の作用の主要なメカニズムは、A431癌細胞におけるEGF誘発EGFRリン酸化の濃度依存的阻害である。さらに、低抗体濃度での抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)の誘発が、前臨床細胞インビトロ試験で観察されている。
実施例3.抗体-PEG-EGFRおよび抗体-EGFR抱合体の合成、精製および分析
工程1:マレイミド-PEG-NHSとそれに続くSH-EGFRとの抗体抱合
抗EGFR抗体(EGFR-Ab)を1Xリン酸緩衝液(pH 7.4)で交換し、5mg/mlの濃度まで上昇させた。この溶液に、2当量のSMCCのリンカーまたはマレイミド-PEGxkDa-NHS(x=1、5、10、20)を加え、室温で4時間回転させた。未反応のマレイミド-PEGを、50kDa MWCOAmiconスピンフィルターおよびPBS pH 7.4を用い、回転濾過によって除去した。抗体-PEG-Mal抱合体を収集し反応容器に移送した。SH-C6-EGFR(2当量)をPBS中の抗体-PEG-マレイミドに室温で添加し、一晩回転させた。反応混合物を分析的なSAXカラムクロマトグラフィーによって分析し、および、未反応の抗体とsiRNAとの抱合体が見られた。
工程2:精製
粗製の反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー法-1を用いてAKTA explorer FPLCにより精製した。抗体-PEG-EGFR抱合体を含む分画を貯留し、濃縮し、PBSpH7.4で緩衝液交換した。SMCCリンカー、PEG1kDa、PEG5kDaおよびPEG10kDaとの抗体siRNA抱合体を、siRNA負荷に基づいて分離した。PEG20kDaとの抱合体は、分離が不十分であった。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体は、質量スペクトル(mass spec)またはSDS-PAGEのいずれかによって特徴付けられた。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー法-2または陰イオン交換クロマトグラフィー法-3のいずれかを用いる分析的なHPLCによって評価した。これらの方法を用いて作られたすべての抱合体の例が、表16に記載される。
陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1
陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2
陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3
EGFR抗体-PEG20kDa-EGFRについての分析的なデータが図5および図6で示される。図5は、EGFR抗体-PEG20kDa-EGFRの分析的なHPLCを示す。図6は、EGFR抗体-PEG20kDa-EGFR抱合体のSDS-PAGE分析を示す。EGFR抗体-PEG10kDa-EGFRの分析的なクロマトグラムが図7で示される。EGFR抗体-PEG5kDa-EGFRについての分析的なデータが図8および図9で示される。図8は、EGFR抗体-PEG5kDa-EGFRの分析的なクロマトグラムを示す。図9は、EGFR抗体-PEG10kDa-EGFRおよびEGFR抗体-PEG5kDa-EGFR抱合体のSDS PAGE分析を示す。異なるsiRNA負荷でのEGFR抗体-PEG1kDa-EGFR抱合体についての分析的なデータが、図10で示される。
実施例4:抗体-siRNA-PEG抱合体の合成、精製および分析
工程1:SMCCリンカーとそれに続くSH-KRAS-PEG5kDaとの抗体抱合
抗EGFR抗体を1Xリン酸緩衝液(pH7.4)で交換し、5mg/mlの濃度まで上昇させた。この溶液に、2当量のSMCCリンカー(スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート)を加え、室温で4時間回転した。未反応のSMCCリンカーを、50kDa MWCO AmiconスピンフィルターおよびPBS緩衝液pH7.4を用い、回転濾過によって除去した。残余分を収集し、2当量のSH-C6-KRAS-PEG5kDaを室温で加え、一晩回転した。反応混合物を分析的なSAXカラムクロマトグラフィーによって分析し、および、未反応の抗体とsiRNAとの抱合体を観察した。
工程2:精製
粗製の反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー法-1を用いてAKTA explorer FPLCにより精製した。抗体-KRAS-PEG抱合体を含む分画を貯留し、濃縮し、PBSpH7.4で緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体は、質量スペクトルまたはSDS-PAGEのいずれかによって特徴付けられた。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3(実施例1に記載)を使用し、分析的なHPLCによって評価した。実施例4および5に記載の方法を使用して作られた抱合体の例が、表17に例示される。
EGFR抗体-KRAS-PEG5kDaのHPLCクロマトグラムが図11で示される。パニツムマブ-KRAS-PEG5kDaのHPLCクロマトグラムは図12に示される通りである。
実施例5:抗体-S-S-siRNA-PEG抱合体の合成、精製および分析
工程1:SPDPリンカーとそれに続くSH-SiRNA-PEG5kDaとの抗体抱合
抗EGFR抗体を1Xリン酸緩衝液(pH7.4)で交換し、5mg/mlの濃度まで上昇させた。この溶液に、2当量のSPDPリンカー(スクシンイミジル3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート)を加え、室温で4時間回転した。未反応のSPDPリンカーを、50kDa MWCO AmiconスピンフィルターおよびpH7.4PBS緩衝液を用い、回転濾過によって除去した。残余分を収集し、2当量のSH-C6-siRNA-PEG5kDaを室温で加え、一晩回転した。反応混合物を分析的なSAXカラムクロマトグラフィーによって分析し、および、未反応の抗体とsiRNAとの抱合体を観察した。
工程2:精製
粗製の反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー法-1を用いてAKTA explorer FPLCにより精製した。抗体-PEG-SiRNA抱合体を含む分画を貯留し、濃縮し、PBSpH7.4で緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体は、質量スペクトルまたはSDS-PAGEのいずれかによって特徴付けられた。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用し、分析的なHPLCによって評価した。EGFR抗体-S-S-siRNA-PEG5kDa(DAR=1)のHPLCクロマトグラムは、図13に示される通りである。
実施例6:抗体-SMCC-エンドソームエスケープペプチド抱合体の合成、精製および分析
工程1:SMCCのリンカー、またはマレイミド-PEG-NHSとそれに続くSH-Cys-ペプチドCONH2、との抗体抱合
抗EGFR抗体を1Xリン酸緩衝液(pH7.4)で交換し、10mg/mlの濃度まで上昇させた。この溶液に、3当量のSMCCリンカー(スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート)またはマレイミド-PEG1kDa-NHSを加え、室温で1.5時間回転した。未反応のSMCCリンカーまたはPEGリンカーを、50kDa MWCO AmiconスピンフィルターおよびPBS緩衝液pH7.4(メリチン抱合体について25mM MES pH=6.1)を使用し、回転濾過によって除去した。残余分を収集し、SH-Cys-ペプチド-CONH2の3当量を室温で加え、一晩回転した。次いで、反応混合物をHICクロマトグラフィーまたは陽イオン交換クロマトグラフィーによって精製して、抗EGFR抗体-ペプチドまたは抗EGFR抗体-PEG1k-ペプチドを単離した。
工程2:精製
粗製の反応混合物を、疎水性相互作用クロマトグラフィー(HIC)法-1または陽イオン交換クロマトグラフィー法-1のいずれかを用いて、AKTAexplorerFPLCにより精製した。抗体-ペプチド抱合体を含む分画を貯留し、濃縮し、PBSpH7.4で緩衝液交換した(メリチン抱合体については10mM酢酸塩pH=6.0)。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体は、質量スペクトルまたはSDS-PAGEのいずれかによって特徴付けられた。純度およびペプチド負荷を、HIC法-2または陽イオン交換クロマトグラフィー法-2のいずれかを用いて、分析的なHPLCによって評価した。実施例6の方法を使用して作られたすべての抱合体の例が、表18および19に記載される。
陽イオン交換クロマトグラフィー方法-1
陽イオン交換クロマトグラフィー方法-2
疎水性相互作用クロマトグラフィー方法-1(HIC方法-1)
疎水性相互作用クロマトグラフィー方法-2(HIC方法-2)
図14は、EGFR抗体-PEG24-メリチンのHPLCクロマトグラムを例示する(負荷=~1)。図15は、EGFR抗体-メリチンのHPLCクロマトグラムを例示する(n=~1)。図16は、EGFR抗体メリチンの質量スペクトルを示す(n=1)。図17は、EGFR抗体-PEG1kDa-INF7のHICクロマトグラムを示す(ペプチド負荷=~1)。図18は、EGFR抗体-INF7のHPLCクロマトグラムを示す(ペプチド負荷=~1)。
実施例7:EEP抗体-siRNA-PEG抱合体の合成、精製および分析
工程1:EGFR-Ab-siRNA-PEGに対する、PEG24リンカーとそれに続くSH-Cys-ペプチド-CONH2の抱合
1のsiRNA負荷とのEGFR-Ab-siRNA-PEG抱合体を、PBSpH7.4緩衝液中の4当量のPEG1kリンカー(スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボンキシレート)と抱合させ、室温で1.5時間回転させた。未反応のPEG1kリンカーを、50kDa MWCO AmiconスピンフィルターおよびPBS緩衝液pH7.4を用い、回転濾過によって除去した。残余分を収集し、4当量のSH-Cys-ペプチド-CONH2を室温で加え、一晩回転した。
工程2:精製
次いで、反応混合物を、PBS緩衝液pH7.4および50kDa Amiconスピンフィルターを使用して、未反応のペプチドがHPLCによってモニターされるとおり除去されるまで、繰り返し回転濾過により精製した。この生成物は、抗体骨格に抱合した0、1、2、3またはそれ以上のペプチドを有する抱合体の混合物を含有する。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体は、質量スペクトルまたはSDS-PAGEのいずれかによって特徴付けられた。抱合体の純度およびペプチド負荷を、HIC法-2または陽イオン交換クロマトグラフィー法-2のいずれかを用いて、分析的なHPLCによって評価した。例7に記載の方法を使用して作られた抱合体の例が、表20に示される。
図19は、INF7-PEG1kDa-(EGFR抗体-KRAS-PEG5kDa)を示す。図20は、メリチン-PEG1kDa-(EGFR抗体-KRAS-PEG5kDa)を示す。
実施例8.EGFR抗体-siRNA-PEG抱合体(PK-055)のインビボ薬物動態研究
体積が100~150mm3の皮下の側腹部H358腫瘍を有するメスのNCr nu/nuマウスの群(n=3)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、一方、同マウスの対照群(n=4)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。EGFR抗体-siRNA-PEG抱合体を受けた処置群は、0.5mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与され、および、コレステロール-siRNA抱合体を投与された群には15mg/kgで投与した。すべての群(処置群および対照群)が、5mL/kgの用量を投与された。非終末期血液サンプルを、投与後2分、15分または60分後に、後眼窩神経叢の穿刺によって収集し、遠心分離して、PK分析用の血漿を生成した。マウスは、投与後24、96または168時間でCO2窒息によって犠牲になった。表21は研究設計についてより詳細に記述し、抱合体の合成および特徴付けに相互参照を提供する。心臓穿刺によって終末期血液サンプル(Terminal blood samples)を収集し、PK分析のために血漿を生成するように処理した。腫瘍、肝臓、腎臓、および肺の50mg片を収集し、液体窒素中で急速凍結した。実施例2-7に記載されるように、mRNAノックダウン分析およびsiRNA定量を行なった。
種々の分子量のPEGリンカーおよび小分子リンカーを使用して、EGFR siRNAをEGFR抗体(EGFR-Ab)に結合させ、かつ、PKを、血漿中のmAb-siRNA抱合体の挙動に対するリンカー分子量の影響を判定するために評価した。図21に例示されるように、PEGリンカーの分子量は、10kDa PEGが、より速いsiRNAクリアランス(すなわち、後の時点での血漿濃度の低下)をもたらすことを除いて、血漿PKに大きな影響を及ぼさない。EGFR-Abに関するsiRNAおよびPEGの配向も調査した。図22に例示されるように、EGFR-AbとPEG5k(EGFR抗体-KRAS-PEG5k)との間にsiRNAがあることで、PEG5kがEGFR-AbとsiRNA(EGFR抗体-PEG5k-EGFR)との間にある代替的な抱合体よりも、有意に高い血漿濃度が得られる。いくつかの例では、これらの抱合体上の2つの異なるsiRNAの使用は、血漿動態に影響を与えない。
EGFR-Abに対する薬物負荷も調査し、EGFR-Ab当たりn=1およびn=2のsiRNAを用いた。図23に例示されるように、EGFR-Ab当たり1つのsiRNAのみを有することにより、はるかに高い血漿濃度が得られた一方、EGFR-Ab当たりn=2のsiRNAのより高い負荷は、血漿からのより速いクリアランスをもたらした。エンドソームエスケープペプチド(メリチン)を加えることの影響を評価した。EGFR抗体-KRAS-PEG5kおよびEGFR抗体メリチンを、溶液中でともに混合し、共同注入した。図24に例示されるように、EGFR抗体メリチンの存在は、後の時点でのEGFR抗体-KRAS-PEG5kの血漿からのクリアランスを増大させる。
次に、コレステロール-siRNA抱合体の血漿PKを、尾静脈注射による静脈内投与後のmAb-siRNA抱合体と比較した。図25に例示されるように、chol-siRNA抱合体は、mAb-siRNA抱合体よりはるかに速く血漿から取り除かれる。PKプロフィールから例示されるように、抱合体上にEGFRまたはKRAS siRNAのいずれかを有することは、血漿動態に影響しなかった。
血漿PK分析に加えて、siRNA濃度を投与後の様々な時点の組織中で判定し、組織PKを判定した。組織濃度をpmol/gで測定し、次いで、組織の密度を1g/mLと仮定してpmol/mLに変換した。図26では、1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度。図26Aで例示されるように、0.5mg/kgのEGFR抗体-siRNAの単一のi.v.投与は、実質的に全ての抱合体について、投与後24時間で腫瘍中に約100nM濃度のsiRNAをもたらした。これらのEGFR抗体-リンカー-siRNA抱合体の場合、EGFR-AbとEGFR siRNAの間のリンカーの分子量が、皮下の側腹部H358腫瘍におけるこれらの抱合体のPKを変化させるようには見えない。図26Bで例示されるように、0.5mg/kgのEGFR抗体-siRNAの単一のi.v.投与の後の肝臓中のsiRNA濃度は、腫瘍で見られたものと同様に、投与後24時間で約100nMである。投与後24時間の小分子リンカーだけが、より長いPEGリンカーで見られるものの約半分の、肝臓中のsiRNA濃度を生じさせる。siRNA濃度は、これらのEGFR抗体-リンカー-siRNA抱合体により腫瘍組織および肝臓組織の両方で経時的に減少する。
EGFR-Abに関するsiRNAおよびPEGの配向も、組織PKプロフィールに関して調査された。図27に例示されるように、EGFR抗体-KRAS-PEG5kおよびEGFR抗体-PEG5k-EGFR抱合体の両方が、0.5mg/kgの単一i.v投与後の腫瘍と肝臓の両方におよそ100nMのsiRNAを送達する。しかしながら、EGFR抗体-KRAS-PEG5kが投与後168時間までおよそ100nMで腫瘍におけるsiRNA濃度を維持する一方、他の3つの曲線は時間とともに濃度が減少する。次に、薬物負荷に応じて組織PKを評価した。図28から例示されるように、EGFR-Ab当たりn=1のsiRNAは、肝臓と比較してより多量のsiRNAを腫瘍に送達した。しかしながら、EGFR-Ab当たりn=2のsiRNAに対するsiRNA負荷の増加は、肝臓に送達されるsiRNAの量を増加させ、腫瘍に送達されるsiRNAの量を減少させた。さらに、エンドソームエスケープ機能を導入するために、EGFR抗体-メリチンをいくつかの製剤と混合した。図29から例示されるように、EGFR抗体-メリチンとEGFR抗体-siRNAとの混合および共投与は、組織PKに大きな影響を与えなかった。メリチンの追加は、腫瘍中のsiRNAの取り込みを減少させ、肝臓中のsiRNAの取り込みを増大させた。
肝臓および皮下の側腹部H358腫瘍のコレステロール-siRNA抱合体(EGFRおよびKRAS siRNAの両方を使用)の組織PKプロフィールも評価した。図30で例示されるように、両方のchol-siRNA抱合体は、15mg/kgの単一のi.v投与後24時間の肝臓におよそ5μM濃度のsiRNAを送達した。肝臓では、chol-KRASは、1週間の時間スケールではchol-EGFRよりもわずかに速く除去する(clear)ようである。2つの異なるchol-siRNA抱合体はさらに、腫瘍において異なるPKプロフィールを示す。両方のコレステロール抱合体は、肝臓に比べて腫瘍にsiRNAをあまり送達しないが、chol-EGFRは、chol-KRAS抱合体と比較すると、より多くのsiRNAを腫瘍に送達する。両方のchol-siRNA抱合体は、経時的にかつ同様の勾配(slope)で腫瘍から除去される。
PD分析がPK分析に続いた。図31Aで例示されるように、chol-KRAS抱合体は、15mg/kgの単一のi.v.投与の後の腫瘍においてKRAS標的遺伝子の周辺的なmRNAノックダウン(~25%)しか生成しなかった。しかしながら、図31Bで例示されるように、同じ15mg/kgの用量のchol-KRASは、マウスの肝臓において50%を超えるmRNAノックダウンを生成することができた。図32に例示されるように、chol-EGFR抱合体は腫瘍において50%を超えるmRNAノックダウンを生成することができた。いくつかの例では、chol-KRASと比較してより高い、腫瘍におけるchol-EGFRでのノックダウンは、chol-KRASと比較してより高い、chol-EGFRを有する腫瘍において観察されるsiRNA濃度に起因する(図30)。最後に、図33および34に例示されるように、大部分のEGFR抗体-siRNA抱合体は、単一のIV投与の後に腫瘍において約25~50%のEGFRまたはKRAS mRNAノックダウンをもたらしたが、chol-siRNA抱合体と比較してはるかに低用量(0.5mg/kg)でのことだった。
実施例9:追加の抗体-siRNA抱合体の合成、精製、及び分析
工程1:SMCCリンカー、次いでSH-siRNAとの抗体抱合
抗体を、1Xリン酸緩衝液(pH7.4)で緩衝液交換し、最大10mg/mlの濃度とした。この溶液に、DMSOに溶解させた2当量のSMCCリンカーを加え、室温で4時間回転させた。未反応のSMCCリンカーを、50kDa MWCO Amiconスピンフィルター及びPBS pH7.4を使用する回転濾過によって除去した。抗体-マレイミドの抱合体を反応容器に集め、SH-C6-siRNA又はSH-C6-siRNA-C6-NHCO-PEG-XkDa(2当量)(X=0.5kDa~10kDa)を、5mM EDTAを含むpH7.4のPBSにおいてRTで加え、一晩回転させた。分析的SAXカラムクロマトグラフィー方法-2による反応混合物の分析は、未反応の抗体及びsiRNAと共に抗体siRNA抱合体を示した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNA-PEGの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
分離された抱合体を、SAXクロマトグラフィー、SECクロマトグラフィー、及びSDS-PAGE分析により特徴付けした。抱合体の純度を、何れかの陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。全てのDAR1抱合体は通常、9.0±0.4分で溶出したが、DAR2及びDAR3の抱合体は通常、9.7±0.2分で溶出した。典型的なDAR1抱合体の純度は精製後90%より大きいが、典型的なDAR>2のリジン抱合体は70-80%のDAR2及び20-30%のDAR3を含んでいる。
工程1:TCEPでの抗体の鎖間のジスルフィド還元
抗体を、ホウ砂緩衝液(pH8)で緩衝液交換し、最大10mg/mlの濃度とした。この溶液に、水中の2当量のTCEPを加え、RTで2時間回転させた。結果として生じる反応混合物を、5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSで緩衝液交換し、RTで5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSにおいてSMCC-C6-siRNA又はSMCC-C6-siRNA-C6-NHCO-PEG-XkDa(2当量)の溶液に加え(X=0.5kDa~10kDa)、一晩回転させた。分析的SAXカラムクロマトグラフィーによる反応混合物の分析は、未反応の抗体及びsiRNAと共に抗体siRNA抱合体を示した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-PEG-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
分離された抱合体を、SEC、SAXクロマトグラフィー、及びSDS-PAGEにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2又は陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3の何れかを使用する分析的HPLCによって評価した。分離されたDAR1抱合体は、分析的SAX方法-2上で9.0+0.3分で典型的に溶出され、90%より大きな純度である。典型的なDAR>2のシステイン抱合体が、85%を超えるDAR2及び15%未満のDAR3を含んでいる。
工程1:TCEPでの抗体の鎖間のジスルフィド還元
抗体を、ホウ砂緩衝液(pH8)で緩衝液交換し、最大10mg/mlの濃度とした。この溶液に、水中の2当量のTCEPを加え、RTで2時間回転させた。結果として生じる反応混合物を、5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSで緩衝液交換し、RTで5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSにおいてCBTF-C6-siRNA-C6-NHCO-PEG-5kDa(2当量)の溶液に加え、一晩回転させた。分析的SAXカラムクロマトグラフィーによる反応混合物の分析は、未反応の抗体及びsiRNAと共に抗体siRNA抱合体を示した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR≧2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。典型的なDAR>2のシステイン抱合体は、85%を超えるDAR2及び15%未満のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程3:精製された抱合体の分析
分離された抱合体を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2又は陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3の何れかを使用する分析的HPLCによって評価した。
工程1:TCEPでの抗体の還元
抗体を、ホウ砂緩衝液(pH8)で緩衝液交換し、最大5mg/mlの濃度とした。この溶液に、水中の2当量のTCEPを加え、RTで2時間回転させた。結果として生じる反応混合物を、5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSで交換し、RTで5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSにおいてMBS-C6-siRNA-C6-NHCO-PEG-5kDa(2当量)の溶液に加え、一晩回転させた。分析的SAXカラムクロマトグラフィーによる反応混合物の分析は、未反応の抗体及びsiRNAと共に抗体siRNA抱合体を示した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。典型的なDAR>2のシステイン抱合体は、85%を超えるDAR2及び15%未満のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程3:精製された抱合体の分析
分離された抱合体を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2又は陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3の何れかを使用する分析的HPLCによって評価した。
工程1:TCEPでの抗体の還元
抗体を、ホウ砂緩衝液(pH8)で緩衝液交換し、最大5mg/mlの濃度とした。この溶液に、水中の2当量のTCEPを加え、RTで2時間回転させた。結果として生じる反応混合物を、5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSで交換し、RTで5mMのEDTAを含むpH7.4のPBSにおいてMBS-C6-siRNA-C6-NHCO-PEG-5kDa(2当量)の溶液に加え、一晩回転させた。分析的SAXカラムクロマトグラフィーによる反応混合物の分析は、未反応の抗体及びsiRNAと共に抗体siRNA抱合体を示した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。典型的なDAR>2のシステイン抱合体は、85%を超えるDAR2及び15%未満のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程3:精製された抱合体の分析
分離された抱合体を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2又は陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3の何れかを使用する分析的HPLCによって評価した。
工程1:SPDPリンカー、次いでSH-siRNA-PEG5kDaとの抗体抱合
抗体を、pH7.4の1X PBSで緩衝液交換し、最大10mg/mlの濃度とした。この溶液に、2当量のSPDPリンカー[スクシンイミジル3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート]又はそのメチル化されたバージョンを加え、室温で4時間回転させた。未反応のSPDPリンカーを、50kDaのMWCO Amiconスピンフィルター及びpH7.4のPBS緩衝液を使用する回転濾過によって除去した。残余分を集め、pH7.4のPBS中の2当量のSH-C6-siRNA-PEG5kDaを室温で加え、一晩回転させた。反応混合物を分析的SAXカラムクロマトグラフィーによって分析して、未反応の抗体及びsiRNAと共に抱合体を確認した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。典型的なDAR>2のリジン抱合体は、70~80%のDAR2及び20~30%のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。
工程1:ピリジルジチオ-siRNA-PEG5kDaでの抗体の還元及び抱合
抗体を、pH8.0のホウ砂緩衝液で緩衝液交換し、最大10mg/mlの濃度とした。この溶液に、1.5当量のTCEPを加え、反応混合物を室温で1時間回転させた。未反応のTCEPを、50kDaのMWCO Amiconスピンフィルターを使用する回転濾過によって除去し、pH7.4のPBS緩衝液で緩衝液交換した。残余分を集め、pH7.4のPBS中の2当量のピリジルジチオ-C6-siRNA-PEG5kDaを室温で加え、一晩回転させた。反応混合物を分析的SAXカラムクロマトグラフィーによって分析して、未反応の抗体及びsiRNAと共に抱合体を確認した
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。典型的なDAR>2のシステイン抱合体は、90%のDAR2及び10%のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程1:マレイミド-ECL-siRNA-PEG5kDaでの抗体の還元及び抱合
抗体を、pH8.0のホウ砂緩衝液で緩衝液交換し、最大10mg/mlの濃度とした。この溶液に、1.5当量のTCEP(トリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩試薬を加え、室温で1時間回転させた。未反応のTCEPを、50kDaのMWCO Amiconスピンフィルター、及び5mMのEDTAを含むpH7.4のPBS緩衝液を使用する回転濾過によって除去した。残余分を集め、pH7.4のPBS中の1.5当量のマレイミド-ECL-C6-siRNA-PEG5kDaを室温で加え、一晩回転させた。反応混合物を分析的SAXカラムクロマトグラフィーによって分析して、未反応の抗体及びsiRNAと共に抱合体を確認した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。典型的なDAR>2のリジン抱合体は、70~80%のDAR2及び20~30%のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程1:NHS-PEG4-TCO、次いでメチルテトラジン-PEG4-siRNA-PEG5kDaとの抗体抱合
抗体を、pH7.4のPBSで緩衝液交換し、最大5mg/mlの濃度とした。この溶液に、2当量のNHS-PEG4-TCOリンカーを加え、室温で4時間回転させた。未反応のリンカーを、50kDaのMWCO Amiconスピンフィルター及びpH7.4のPBSを使用する回転濾過によって除去した。残余分を集め、pH7.4のPBS中の2当量のメチルテトラジン-PEG4-siRNA-PEG5kDaを室温で加えた。反応混合物を分析的SAXカラムクロマトグラフィーによって分析して、抗体-siRNAの抱合体を、未反応の抗体及びsiRNAと共に確認した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。典型的なDAR>2のリジン抱合体は、70-80%のDAR2及び20-30%のDAR3、或いはそれ以上を含んでいる。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体の特徴付け及び純度を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。
工程1:抗体グリカン修飾及びGal-N3の追加
抗体を、pH6.0、50mMのリン酸ナトリウム緩衝液で緩衝液交換し、16時間37℃でEndoS2により処理した。反応混合物を、TBS緩衝液(20mMのTris、0.9%のNaCl、pH7.4)へと緩衝液交換し、UDP-GalNAzを加え、その後、50mMのTris、5mMのEDTA(pH8)においてMnCl2、及びGal-T(Y289L)を加えた。最終溶液は0.4mg/mLの抗体、10mMのMnCl2、1mMのUDP-GalNAz、及び0.2mg/mLのGal-T(Y289L)の濃度を含んでおり、これを30℃で一晩インキュベートした。
工程2:アジドで修飾した抗体へのDIBO-PEG-TCOの抱合
工程1の反応混合物をPBSで緩衝液交換し、2当量のDIBO-PEG4-TCOリンカーを加え、室温で6時間回転させた。未反応のリンカーを、50kDaのMWCO Amiconスピンフィルター及びpH7.4のPBSを使用する回転濾過によって除去した。残余分を集め、工程3におけるように使用した。
工程3:TCO標識化抗体へのメチルテトラジン-siRNAの抱合
pH7.4のPBS中の2当量のメチルテトラジン-PEG4-siRNA-PEG5kDaを、工程2の残余分に加え、1時間室温で回転させた。反応混合物を分析的SAXカラムクロマトグラフィーによって分析して、抗体-siRNAの抱合体を、未反応の抗体及びsiRNAと共に確認した。
工程4:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR>2の抗体-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。典型的なDAR>2のリジン抱合体は、70-80%のDAR2及び20-30%以上のDAR3を含んでいる。
工程5:精製された抱合体の分析
単離された抱合体の特徴付け及び純度を、質量スペクトル又はSDS-PAGEの何れかにより特徴付けした。抱合体の純度を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。
工程1:ペプシンでの抗体消化
抗体を、pH4.0、20mMの酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液で緩衝液交換し、最大5mg/mlの濃度とした。固定されたペプシン(Thermo Scientific, Prod#20343)を加え、37℃で3時間インキュベートした。反応混合物を、30kDaのMWCO Amiconスピンフィルター及びpH7.4のPBSを使用して濾過した。残余分を集めて、サイズ排除クロマトグラフィーを使用して精製し、F(ab’)2を単離した。その後、集めたF(ab’)2を、10当量のTCEPによって還元し、pH7.4のPBSにおいて室温でSMCC-C6-siRNA-PEG5と抱合させた。SAXクロマトグラフィー上での反応混合物の分析は、未反応のFab及びsiRNA-PEGと共にFab-siRNAの抱合体を示した。
工程2:精製
粗製反応混合物を、陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1を使用するAKTA explorer FPLCによって精製した。DAR1及びDAR2 Fab-siRNAの抱合体を含む分画を分離し、濃縮し、pH7.4のPBSで緩衝液交換した。
工程3:精製された抱合体の分析
単離された抱合体の特徴付け及び純度を、SDS-PAGE、及び陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2を使用する分析的HPLCによって評価した。
精製及び分析の方法
陰イオン交換クロマトグラフィー方法-1。
カラム:Tosoh Bioscience、TSKGel SuperQ-5PW、21.5mm ID X 15cm、13um
溶媒A:20mMのTRIS緩衝液、pH8.0;溶媒B:20mMのTRIS、1.5MのNaCl、pH8.0;流速:6.0ml/分
陰イオン交換クロマトグラフィー方法-2。
カラム:Thermo Scientific、ProPac(商標) SAX-10、Bio LC(商標)、4×250mm
溶媒A:80%、10mMのTRIS、pH8、20%のエタノール;溶媒B:80%、10mMのTRIS、pH8、20%のエタノール、1.5MのNaCl;流速:1.0ml/分
陰イオン交換クロマトグラフィー方法-3。
カラム:Thermo Scientific、ProPac(商標) SAX-10、Bio LC(商標)、4×250mm
溶媒A:80%、10mMのTRIS、pH8、20%のエタノール;溶媒B:80%、10mMのTRIS、pH8、20%のエタノール、1.5MのNaCl
流速:0.75ml/分
サイズ排除クロマトグラフィー方法-1
カラム:TOSOH Biosciences、TSKgelG3000SW XL、7.8×300mm、5μM
移動相:150mMのリン酸緩衝液
流速:20分間で1.0ml/分
siRNA合成
siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト(phospharamidite)化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。
siRNAパッセンジャー鎖はそれぞれ、2つの抱合ハンドル、C6-NH2及びC6-SHを、鎖の各末端に1つ含んでいる。5’末端のC6-NH2ハンドルを持つパッセンジャー鎖は、その3’末端にC6-SHを含み、且つ、3’末端にC6-NH2ハンドル及びその5’末端にC6-SHを含む鎖を含んでいる。両方の抱合ハンドルは、逆位脱塩基のリン酸ジエステル又はホスホロチオエートを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続される。
siRNAの代表的な構造は、パッセンジャー鎖の5’末端にC6-NH2抱合ハンドル、及び3’末端にC6-SHを備えている。
実施例10-41に記載されるASC構造
ASC構造-1:抗体-Lys-SMCC-S-3’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、パッセンジャー鎖の3’末端でのチオールへの抗体リジン-SMCCの抱合によって生成した。
ASC構造-2:抗体-Cys-SMCC-S-3’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、パッセンジャー鎖の3’末端でのSMCCへの抗体の鎖間のシステイン抱合によって生成した。
ASC構造-3:抗体-Lys-SMCC-S-5’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、パッセンジャー鎖の5’末端でのC6-チオールへの抗体リジン-SMCCの抱合によって生成した。
ASC構造-4:抗体-Cys-SMCC-S-5’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、パッセンジャー鎖の5’末端でのSMCCへの抗体の鎖間のシステイン抱合によって生成した。
ASC構造-5:抗体-Lys-PEG-5’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、パッセンジャー鎖の5’末端でのテトラジンへの抗体PEG-TCOの抱合によって生成した。
ASC構造-6:抗体-Lys-PEG-5’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、パッセンジャー鎖の5’末端でのテトラジンへの抗体PEG-TCOの抱合によって生成した。
ASC構造-7:5’末端に逆位脱塩基が無い抗体-システイン-PEG-5’-パッセンジャー鎖。この抱合体を、構造-2と同様の手順を使用して生成した。抗体を、パッセンジャー鎖の5’末端の糖の上でアミンに直接抱合させた。
ザルツムマブ(EGFR-Ab)
ザルツムマブは、ヒト上皮増殖因子受容体(EGFR)に対して配向された完全なヒトIgG1κモノクローナル抗体である。これは、チャイニーズハムスター卵巣細胞株DJT33において産出され、ハイブリドーマ細胞株(2F8)を産出するヒト抗EGFR抗体由来の抗体遺伝子を運ぶGSベクターでのトランスフェクションによってCHO細胞株CHO-K1SVから導かれたものである。標準の哺乳動物細胞の培養及び精製の技術が、ザルツムマブの製造に利用される。
グリカンのないザルツムマブの理論上の分子量(MW)は146.6kDaである。抗体の主要なグリコシル化されたアイソフォームの実験的なMWは、質量分析法によって判定されるように149kDaである。還元条件下でSDS-PAGEを使用すると、軽鎖のMWはおよそ25kDaであり、重鎖のMWはおよそ50kDaであることが分かった重鎖は2つの鎖間のジスルフィド結合によって互いに接続され、1つの軽鎖は単一の鎖間のジスルフィド結合によって各重鎖に付けられる。軽鎖には2つの鎖間のジスルフィド結合があり、重鎖には4つの鎖間のジスルフィド結合がある。抗体には、N-アセチル-グルコサミン、マンノース、フコース、及びガラクトースから成るグリカンを備えた重鎖のAsn305にて、N結合型グリコシル化が行われる。存在する主なグリカンは、末端ガラクトース残基を1つも含まない又はそれを1つ含んでいる、フコシル化された二分岐の構造である。IgG1κ抗体の荷電されたアイソフォームパターンは、画像化されたキャピラリーIEF、アガロースIEF、及び分析的陽イオン交換HPLCを使用して調べられた。多数の荷電されたアイソフォームが見出され、主なアイソフォームはおよそ8.7の等電点を持つ。
ザルツムマブの作用の主要機構は、A431癌細胞における、EGFで誘導されたEGFRリン酸化の濃縮依存性阻害である。加えて、低い抗体濃度での抗体依存性細胞性細胞毒性(ADCC)の誘導を、前臨床的細胞のインビトロでの研究において観察した。
パニツムマブ(EGFR2-Ab)
パニツムマブは、上皮増殖因子受容体(EGFR)に特異的な、臨床的に承認された完全なヒトIgGサブクラスのモノクローナル抗体である。パニツムマブには2つのガンマ重鎖及び2つのカッパ軽鎖がある。グリコシル化されたパニツムマブには、合計およそ147kDaの分子量がある。パニツムマブは、重鎖に位置付けられた単一のコンセンサスN結合グリコシル化部位を備えた糖タンパク質として発現される。パニツムマブはチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞から産出され、一連のクロマトグラフィー工程、ウイルス不活性化工程、ウイルス濾過工程、及び限外濾過/ダイアフィルトレーション工程によって精製される。
パニツムマブは、この受容体のための天然リガンドであるEGF及び形質転換増殖因子αによって媒介される結合及びシグナル伝達を阻害するために、EGFRのリガンド結合部位にて競合的アンタゴニストとして作用する。EGFRへのパニツムマブの結合の親和性は、BIAcore方法を使用して組み換え型EGFRにおいて3.5及び5.7×10-12Mであると判定された。EGFの結合の阻害は、A431細胞、即ちEGFRを発現するヒト表皮癌細胞株において示された。EGFRの細胞内酸性化、リン酸化、及び内部移行は、A431細胞においてパニツムマブによって用量依存性の方法で遮断された。
パニツムマブは、同じ細胞株においてインビトロ及びインビボで細胞増殖を阻害するとも示された。
ハーセプチン(EGFR3-Ab)
ハーセプチンは、Her2としても知られる上皮増殖因子受容体2(EGFR2)に特異的な、臨床的に承認されたヒト化IgGサブクラスのモノクローナル抗体である。ハーセプチンはカッパ軽鎖と共にヒトFcγ1アイソタイプを有している。
PSMA-Ab
PSMA-Abは、前立腺特異的膜抗原(PSMA)に特異的なヒト化IgG1サブクラスモノクローナル抗体である。
ASGR1-Ab
ASGR mAb-Sino103は、マウスアシアロ糖タンパク質受容体1(ASGPR1)を結合するウサギIgGモノクローナル抗体である。これはSino Biologicals Inc.(Cat # 50083-R103)によって供給される。
ASGR2-Ab
ASGR mAb-R&Dは、マウスアシアロ糖タンパク質受容体1(ASGPR1)を結合するラットIgG2Aサブクラスモノクローナル抗体である。これは、タンパク質A又はGによってハイブリドーマ培養物の上清から精製され、R&D Systems(Cat # MAB2755)によって供給される。
siRNA-TriGalNAcの抱合体
siRNA triGalNAcの抱合体を、Lys-Lysジペプチドを使用して合成した。保護されたtriGalNAcをジペプチドPEGリンカーと結合させ、精製した。triGalNAc-ジペプチド上のカルボン酸保護基の除去後、siRNAパッセンジャー鎖の5’末端に抱合させた。
実施例10:2016-PK-163-LNCap
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群3-4で使用されるAXBYC抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。AXBとAXCYBの抱合体を実施例9に記載されるように作成した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の皮下の側腹部LNCaP腫瘍を持つメスのSCID SHOマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-6に、以下の研究設計につき1.0又は0.5mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与した。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表22は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照(internal RNA loading control)として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
PSMA-Abに対するsiRNA及びPEGの配向を、インビボのマウス腫瘍モデルにおいて調査した。図50Aに例示されるように、PSMA-AbとPEG5k(PSMA-Ab(Cys)-EGFR-PEG5k又はAXBYCのフォーマット)との間にsiRNAを持つことで、代替的な抱合体に比べて腫瘍においてより高レベルのEGFR mRNAのノックダウンが結果として生じ、そこではPEG5kがPSMA-AbとsiRNA(PSMA-Ab(Cys)-PEG5k-EGFR又はAXCYBのフォーマット)との間にある。この手法(AXBYC)はまた、PEG5K(PSMA-Ab(Cys)-EGFR又はAXBのフォーマット)の無い抱合体に比べて腫瘍においてより高レベルのEGFR mRNAのノックダウンを結果としてもたらした。
PSMA-Abに対するsiRNA及びPEGの配向を、組織PK特性に対しても調査した。組織濃度をpmol/gで測定し、次に、組織の密度が1g/mL(1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度)に等しいと仮定することによりpmol/mLに変換した。図50Bに例示されるように、PSMA-AbとPEG5k(AXBYC)との間にsiRNAを持つことで、代替的な抱合体に比べて腫瘍へのより高レベルのsiRNA送達が結果として生じ、そこではPEG5kがPSMA-AbとsiRNA(AXCYB)との間にある。この手法(AXBYC)は、PEG5K(PSMA-AbAXBの)の無い抱合体に比べて腫瘍へのより高レベルのEGFR siRNA送達を結果としてもたらした。
マウスLNCaP皮下異種移植片モデルにおいて、抗体siRNA抱合体のためのAXBYCフォーマットは、AXCYB及びAXBのフォーマットに比べて、腫瘍組織におけるより高レベルのsiRNA蓄積、及びより大きな規模のEGFR mRNAのノックダウンを結果としてもたらしたことが実証された。LNCap腫瘍はヒトPSMAを発現し、その結果、i.v投与、受容体媒介性の取り込み、及び標的遺伝子のsiRNAで促されたノックダウンの後に、PSMA標的化siRNA抱合体の腫瘍組織特異的蓄積が生じた。
実施例11:2016-PK-202-LNCap[701]siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群3-5及び7で使用されるAXBYC抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。AXB(群1-2)及びAXCYB(群6)の抱合体を実施例9に記載されるように作成した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の皮下の側腹部LNCaP腫瘍を持つメスのSCID SHOマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-6に、以下の研究設計につき1.0又は0.5mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与した。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表23は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
PSMA-Abに対するsiRNA及びPEGの配向を、インビボのマウス腫瘍モデルにおいても調査した。図51Aに例示されるように、PSMA-AbとPEG5k(PSMA-Ab(Cys)-EGFR-PEG5k又はAXBYCのフォーマット)との間にsiRNAを持つことで、代替的な抱合体に比べて腫瘍においてより高レベルのEGFR mRNAのノックダウンが結果として生じ、そこではPEG5kがPSMA-AbとsiRNA(PSMA-Ab(Cys)-PEG5k-EGFR又はAXCYBのっフォーマット)との間にある。この手法(AXBYC)はまた、PEG5K(PSMA-Ab(Cys)-EGFR又はAXBのフォーマット)の無い抱合体に比べて腫瘍においてより高レベルのEGFR mRNAのノックダウンを結果としてもたらした。
PSMA-Abに対するsiRNA及びPEGの配向を、組織PK特性に対しても調査した。組織濃度をpmol/gで測定し、次に、組織の密度が1g/mL(1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度)に等しいと仮定することによりpmol/mLに変換した。図51Bに例示されるように、PSMA-AbとPEG5k(PSMA-Ab(Cys)-EGFR-PEG5k又はAXBYC)のとの間にsiRNAを持つことで、代替的な抱合体に比べて腫瘍への高レベルのsiRNA送達が結果として生じ、そこではPEG5kがPSMA-AbとsiRNA(PSMA-Ab(Cys)-PEG5k-EGFR又はAXCYB)との間にある。この手法(AXBYC)はまた、PEG5K(PSMA-Ab(Cys)-EGFR又はAXBの)の無い抱合体に比べて腫瘍へのより高レベルのsiRNA送達を結果としてもたらした。
マウスLNCaP皮下異種移植片モデルにおいて、抗体siRNA抱合体のためのAXBYCフォーマットは、AXCYB及びAXBのフォーマットに比べて、腫瘍組織におけるより高レベルのsiRNA蓄積、及びより大きな規模のEGFR mRNAのノックダウンを結果としてもたらしたことが実証された。LNCap腫瘍はヒトPSMAを発現し、その結果、i.v投与、受容体媒介性の取り込み、及び標的遺伝子のsiRNAで促されたノックダウンの後に、PSMA標的化siRNA抱合体の腫瘍組織特異的蓄積が生じた。
実施例12:2016-PK-219-WT[711]siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群4-6で使用されるAXBYC抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。AXB(群1-3)及びAXCYB(群7-9)及びBYC(群10-12)の抱合体を実施例9に記載されるように作成した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表24は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の5、30、及び180分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
このインビボのPK実験において、EGFR-Abに対するsiRNA及びPEGの配向はまた、血漿中のmAb-siRNAの抱合体の挙動を判定するために調査された。図52に例示されるように、mAb-siRNAの抱合体(AXB、AXBYC、及びAXCYBのフォーマット)には全て、血漿から迅速に取り除かれたsiRNA-PEG5K(BYCフォーマット)と比較して、168時間(7日)後に全身循環におよそ10%のsiRNAが残っている比較可能な血漿PKがあった。
抗体siRNA抱合体のためのAXBYCフォーマットは、血漿から迅速に取り除かれたsiRNA-PEGの抱合体(BYC)に比べてPK特性を改善した。
実施例13:2016-PK-199-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。活性なEGFR siRNA二本鎖のために使用されたのと同じ塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を、陰性対照siRNAにおいて使用した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-3及び4-6に、以下の研究設計につき1.0、0.5、又は0.25mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与した。実施例9に記載されるように、群1-3は同じ標的抗体を含んでいたが、群4-6には異なるEGFR標的抗体があり、一方で抱合体成分の残り(リンカー、siRNA、及びPEG)は同一であった。群7は、群1に対する対照として陰性対照siRNA配列(スクランブル)との抗体抱合体を受けた。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表25は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
siRNA濃度を、1.0、0.5、及び0.25mg/kgでの単回i.v注入後の腫瘍と肝臓において96時間で判定した。組織濃度をpmol/gで測定し、次に、組織の密度が1g/mLに等しいと仮定することによりpmol/mLに変換した。図53Aにおいて、1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度。図53Aに例示されるように、両方の抗体抱合体は、肝臓に比べて腫瘍へのより高レベルのsiRNAを送達することができ、用量応答が観察された。EGFR抗体抱合体は、EGFR2抗体に比べて、試験される全ての用量において、腫瘍組織により多くのsiRNAを送達することが可能であった。図53Bを参照。両方の抱合体は、投与の96時間後にEGFR遺伝子特異的mRNAノックダウンが可能であった。スクランブルされたsiRNA及びPBSビヒクル対照を含んでいた対照抱合体は、有意なEGFR遺伝子特異的mRNAノックダウンをもたらさなかった。
図54で強調されるように、生物活性は、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で実証された。この例において、2つの抱合体の腫瘍特異的蓄積は、EGFR mRNAをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAに抱合した2つの異なるEGFR抗体で標的とされることが実証された。HCC827腫瘍は高レベルのヒトEGFRを発現し、両方の抱合体はsiRNAを標的とするためにヒト特異的EGFR抗体を有し、その結果抱合体の腫瘍組織特異的蓄積がもたらされる。受容体媒介性の取り込みは、結果として標的遺伝子のsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例14:2016-PK-236-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:
相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群6(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-3に、以下の研究設計につき1.0、0.5又は0.25mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与し、群4と5には1.0mg/kgで投与した。実施例9に記載されるように、群1-3は同じ標的抗体を含んでいたが、群4には異なるEGFR標的抗体があり、一方で抱合体成分の残り(リンカー、siRNA、及びPEG)は同一であった。群6は、群5に対する対照として陰性対照siRNA配列(スクランブル)との抗体抱合体を受けた。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表26は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。
このインビボのPD実験において、第3の例のEGFR抗体標的化剤(EGFR3)での投与の96時間後、用量依存性のEGFR遺伝子特異的mRNAノックダウン(図55)が実証された。スクランブルされたsiRNA及びPBSビヒクル対照を含んでいた対照抱合体は、有意なEGFR遺伝子特異的mRNAノックダウンをもたらさなかった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、第3のEGFR抗体標的化リガンドを使用するEGFR mRNAのその腫瘍特異的ダウンレギュレーションが実証された。HCC827腫瘍はヒトEGFRを発現し、両方の抱合体はsiRNAを標的とするためにヒト特異的EGFR抗体(EGFR及びEGFR3)を有し、その結果抱合体の腫瘍組織特異的蓄積がもたらされる。受容体媒介性の取り込みは、結果として標的遺伝子のsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例15:2016-PK-234-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)はTCUCGUGCCUUGGCAAACUUU(SEQ ID NO:2117)であり、EGFRのヒトmRNA転写のために塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的となるように設計された。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群10(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-3、4-6、及び7-9に、以下の研究設計につき1.0、0.5、又は0.25mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与した。実施例9に記載されるように、群1-3は同じ標的抗体(EGFR3)を含んでいたが、群4-6には異なるEGFR標的抗体があり、一方で抱合体成分の残り(リンカー、siRNA、及びPEG)は同一であった。群7-9は、群1-6に対する対照として陰性対照siRNA配列(スクランブル)との抗体抱合体を受けた。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表27は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
siRNA濃度を、1.0、0.5、及び0.25mg/kgでの単回i.v注入後の腫瘍と肝臓において96時間で判定した。組織濃度をpmol/gで測定し、次に、組織の密度が1g/mLに等しいと仮定することによりpmol/mLに変換した。図56Aにおいて、1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度。図56Aに例示されるように、両方の抗体抱合体は、肝臓に比べて腫瘍へより高レベルのsiRNAを送達することができ、用量応答が観察された。両方の抱合体は、スクランブル及びビヒクルの対照に比べて、投与の96時間後にEGFR遺伝子特異的mRNAノックダウンが可能であった。図56Bを参照。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、2つの抱合体の腫瘍特異的蓄積は、EGFR mRNAをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAに抱合した2つの異なるEGFR抗体で標的とされることが実証された。HCC827腫瘍は高レベルのヒトEGFRを発現し、両方の抱合体はsiRNAを標的とするためにヒト特異的EGFR抗体を有し、その結果抱合体の腫瘍組織特異的蓄積がもたらされる。受容体媒介性の取り込みは、結果として標的遺伝子のsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例16:2016-PK-237-HCC827
siRNAの設計及び合成
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトKRASに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、即ち、リン酸ジエステルを逆転した脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された、3’末端におけるC6-SHを含んでいた。C6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。加えて、パッセンジャー鎖の5’末端では逆位脱塩基が取り除かれ、抗体は、構造2と同様の手順を使用して、T塩基上のパッセンジャー鎖5’末端の糖上のアミンに直接抱合された。実施例9を参照。
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-7を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
群4-6のる抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群7(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-3及び4-6に、以下の研究設計につき1.0、0.5、又は0.25mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与した。実施例9に記載されるように、群1-6は、同じ標的化抗体(EGFR)を含んでいたが、群1-3にはKRASをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAがあり、群4-6にはEGFRをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAがあった。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表28は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、方法のセクションに記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。抱合体の抗体成分の血漿濃度を、ELISAアッセイを使用して判定した。
siRNA濃度を、1.0、0.5、及び0.25mg/kgでの単回i.v注入後の腫瘍と肝臓において96時間で判定した。組織濃度をpmol/gで測定し、次に、組織の密度が1g/mLに等しいと仮定することによりpmol/mLに変換した。図57Aと図57Bにおいて、1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度。図57Aと図57Bに例示されるように、両方の抗体抱合体は、肝臓に比べて腫瘍へより高レベルのsiRNAを送達することができた。KRASをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAを含んでいた抱合体は、EGFR又はPBSビヒクル対照をダウンレギュレートするように設計されたsiRNAを含んでいた抱合体に比べて、投与の96時間後にKRAS遺伝子特異的mRNAのノックダウン(図57C)が可能であった。両方の抗体抱合体の構成には同様のPK特性があり(図58Aと図58Bを参照)、このことは、抗体のために5’ガイド鎖の上で使用される代替的な抱合戦略がこの生物学的パラメータに影響を及ぼさなかったことを示している。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、EGFR mRNAをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAに抱合されたEGFR抗体の腫瘍特異的蓄積及びsiRNA媒介性mRNAノックダウンが、実証された。HCC827腫瘍は高レベルのヒトEGFRを発現し、抱合体はsiRNAを標的とするためにヒト特異的EGFR抗体を有し、その結果抱合体の腫瘍組織特異的蓄積がもたらされる。受容体媒介性の取り込みは、結果としてKRAS遺伝子のsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例17:2016-PK-187-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部Hep-3B2 1-7腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群5(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群1-3に、以下の研究設計につき1.0、0.5又は0.25mg/kg(siRNAの重量に基づく)で投与し、群4(スクランブル対照)には1.0mg/kgで投与した。群4は、群1に対する対照として陰性対照siRNA配列(スクランブル)との抗体抱合体を受けた。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。表29は研究設計をより詳細に記載している。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
siRNA濃度を、1.0、0.5、及び0.25mg/kgでの単回i.v注入後の腫瘍と肝臓において96時間で判定した。組織濃度をpmol/gで測定し、次に、組織の密度が1g/mLに等しいと仮定することによりpmol/mLに変換した。図59Aにおいて、1nM=1nmol/L=1pmol/mL=1pmol/gの組織の濃度。図59Aにおいて示されるように、抗体抱合体は腫瘍にsiRNAを送達することができた。抱合体は、陰性対照siRNA配列又はPBSビヒクル対照を含んでいた抱合体に比べて、投与の96時間後にEGFR遺伝子特異的mRNAのノックダウン(図59B)が可能であった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、EGFR mRNAをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAに抱合されたEGFR抗体の腫瘍特異的蓄積及びsiRNA媒介性mRNAノックダウンが、実証された。Hep-3B2 1-7腫瘍細胞はヒトEGFRを発現し、抱合体はsiRNAを標的とするためにヒト特異的EGFR抗体を有し、その結果抱合体の腫瘍組織特異的蓄積がもたらされる。受容体媒介性の取り込みは、結果としてEGFR遺伝子のsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例18:2016-PK-257-WT
siRNAの設計及び合成
R1442:N5-CTNNB1-3’S
CTNNB1:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトCTNNB1に対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、CTNNB1のヒトmRNAの転写のための塩基位置1248で始まる遺伝子配列に相補的であった(UAAUGAGGACCUAUACUUAUU;SEQ ID NO:2095)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
抗体抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。トリ-GalNAc-CTNNB1の抱合体を実施例9に記載されるように作成した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群1-3(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、GalNAcを標的とした対照には皮下注射で投与した。処置群1-3は、2.0、1.0、及びと0.5mg/kgの用量(siRNAの重量に基づく)を受け、GalNAを標的とした対照の抱合体は2mg/kgで投与された。全ての群に、5.0mL/kgの用量を投与した。表30は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。
CTNNB1遺伝子ノックダウンを、投与の96時間後に判定した。図60に例示されるように、GalNacを抱合したsiRNAは、当該技術分野で十分に説明されてきたように、単回のs.c注射後に遺伝子特異的ノックダウンが可能であった。ASGR抗体に抱合された同じsiRNAはまた、用量依存的な方法でCTNNB1遺伝子ダウンレギュレーションが可能であった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、CTNNB1 mRNAをダウンレギュレートするように設計されたASGRでの肝臓送達が実証された。マウス肝臓細胞はアシアロ糖タンパク質受容体(ASGR)を発現し、抱合体はsiRNAを標的とするためにマウス特異的ASGR抗体を有し、結果として肝臓にCTNNB1のsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例19:2016-PK-253-WT
siRNAの設計及び合成
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトKRASに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
抗体抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。トリ-GalNAc-CTNNB1の抱合体を実施例9に記載されるように作成した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群1-3(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、GalNAcを標的とした対照には皮下注射で投与した。処置群1-3は、2.0、1.0、及びと0.5mg/kgの用量(siRNAの重量に基づく)を受け、GalNAを標的とした対照の抱合体は2mg/kgで投与された。全ての群に、5.0mL/kgの用量を投与した。表31は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。
KRAS遺伝子ノックダウンを、投与の96時間後に判定した。図61に例示されるように、GalNacを抱合したsiRNAは、当該技術分野で十分に説明されてきたように、単回のs.c注射後に遺伝子特異的ノックダウンが可能であった。ASGR抗体に抱合された同じsiRNAはまた、用量依存的な方法でKRAS遺伝子ダウンレギュレーションが可能であった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、KRAS mRNAをダウンレギュレートするように設計されたASGRでの肝臓送達が実証された。マウス肝臓細胞はアシアロ糖タンパク質受容体(ASGR)を発現し、抱合体はsiRNAを標的とするためにマウス特異的ASGR抗体を有し、結果として肝臓にKRASのsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例20:2016-PK-129-WT-血漿
siRNAの設計及び合成
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトKRASに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
EFGR:
相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=3)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表32は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の5、30、及び180分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。抗体の血漿濃度を、ELISAアッセイを使用して判定した。
このインビボのPK実験において、2つの異なる抱合体の血漿クリアランスを調べた。図62に例示されるように、siRNA(KRAS対EGFR)又は抗体(EGFR2対PSMA)の血漿レベルを比較すると、両方のmAb-siRNAの抱合体には比較可能な血漿PKがあった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、異なる抗体標的リガンド及び異なるsiRNAカーゴを持つ2つの異なる抱合体には比較可能な血漿PK特性があることが実証された。
実施例21:2016-PK-123-LNCaP
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)又はDAR2(n=2)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の皮下の側腹部LNCaP腫瘍を持つメスのSCID SHOマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。処置群は、表33の研究設計ごとに投与された。全ての群(処置及び対照)に、5.71mL/kgの用量を投与した。投与後72時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
siRNA濃度を、0.5、及びでの単回i.v注入後の腫瘍と肝臓において72時間で判定した。図63Aを参照。図63Aに例示されるように、1(n=1)の薬物対抗体の比率を持つ抗体抱合体は、肝臓で測定されたものより大きなレベルで、用量依存的な方法で腫瘍にsiRNAを送達することができ、且つ、スクランブルされた及びPBSの対照に比べてEGFR遺伝子特異的mRNAノックダウンをもたらした。これは2(n=2)の薬物対抗体の比率を持つ抗体抱合体と対照的であり、このことは、同等の用量で腫瘍において低濃度のsiRNA、同じ規模及び低レベルのEGFRノックダウンであった肝臓及び腫瘍の濃度を達成した。抱合されていないsiRNAの腫瘍及び肝臓蓄積は乏しく、測定可能なEGFR mRNAのノックダウンは無かった。図63Bは、LNCaP腫瘍におけるEGFR mRNAの相対的なパーセンテージを示す。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、DAR1抱合体は、DAR2及び抱合されていないsiRNAに比べて、より大きなsiRNA腫瘍濃度を達成することができることが実証された。加えて、DAR1抱合体は、DAR2及び抱合されていないsiRNAに比べて、EGFRのより大きなレベルのsiRNA媒介性ノックダウンを達成することができる。
実施例22:2016-PK-258-WT
siRNAの設計及び合成
HPRT:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトHPRTに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列はAUAAAAUCUACAGUCAUAGUU(SEQ ID NO:2102)であり、HPRTのヒトmRNA転写のために塩基位置425で始まる遺伝子配列に相補的となるように設計された。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。活性なEGFR siRNA二本鎖のために使用されたのと同じ塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を、陰性対照siRNAにおいて使用した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3及び7-9の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群4-6の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=4)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表34は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の組織を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図64A-図64Cに例示されるように、ASCの単回のi.v.投与後、心筋、胃骨格筋(gastroc skeletal muscle)及び肝臓におけるHPRTの用量依存性ノックダウンを測定した。肺組織(図64D)にHPRTの測定可能なノックダウンはなかった。加えて、4つの組織区画全てのsiRNAの用量依存性蓄積を観察した(図64E)。リジン及びシステインの抱合体の間に生物活性(KD及び組織濃度)の有意差はなかった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、心筋、胃骨格筋、及び肝臓に対してsiRNAを標的とし、且つレポーター遺伝子HPRTの遺伝子特異的ダウンレギュレーションを達成するために、抗B細胞抗体を使用することができることが、実証された。リジン又はシステインの抱合の戦略を使用して抗体に取り付けた時、ASC構築物の生物活性に測定可能な差はなかった。
実施例23:2016-PK-254-WT
siRNAの設計及び合成
HPRT:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトHPRTに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列はAUAAAAUCUACAGUCAUAGUU(SEQ ID NO:2102)であり、HPRTのヒトmRNA転写のために塩基位置425で始まる遺伝子配列に相補的となるように設計された。RNAiの分野で十分に説明される塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。活性なEGFR siRNA二本鎖のために使用されたのと同じ塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を、陰性対照siRNAにおいて使用した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表35は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の組織を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図65A-図65Cに例示されるように、抗B細胞Fab標的リガンドを含むASCの単回のi.v.投与後、心筋、胃骨格筋、及び肝臓におけるHPRTのASC用量依存性ノックダウンを測定した。肺組織にHPRTの測定可能なノックダウンはなかった(図65D)。加えて、4つの組織区画全てのsiRNAの用量依存性蓄積を観察した(図65E)。
図54で強調されるように、生物活性は、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で実証された。この例において、心筋、胃骨格筋、及び肝臓に対してsiRNAを標的とし、且つレポーター遺伝子HPRTの遺伝子特異的ダウンレギュレーションを達成するために、抗B細胞Fabを使用することができることが、実証された。
実施例24:2016-PK-245-WT
siRNAの設計及び合成
CTNNB1:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトCTNNB1に対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列はTUUCGAAUCAAUCCAACAGUU(SEQ ID NO:2096)であり、CTNNB1のヒトmRNA転写のために塩基位置1797で始まる遺伝子配列を標的とするように設計された。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群3-4の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群1-2の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表36は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の組織を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図66Aと図66Bに例示されるように、抗B細胞抗体標的リガンド(抗B細胞-Ab)を含むASCの単回のi.v.投与後、心筋におけるHPRTノックダウン及び用量依存性組織siRNA蓄積を誘発させた。図66C-図66Dに例示されるように、抗B細胞抗体標的リガンドを含むASCの単回のi.v.投与後、胃骨格筋におけるHPRTノックダウン及び用量依存性組織siRNA蓄積を誘発させた。リジン及びシステインの抱合体の間に生物活性(KD及び組織濃度)の有意差はなかった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、心筋及び胃骨格筋に対してsiRNAを標的とし、且つCTNNB1 mRNAの遺伝子特異的ダウンレギュレーションを達成するために、抗B細胞抗体を使用することが、実証された。
実施例25:2016-PK-160-LNCap
siRNAの設計及び合成
AR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトARに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、ARのヒトmRNAの転写のための塩基位置2822で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:GAGAGCUCCAUAGUGACACUU;SEQ ID NO:2108)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の皮下の側腹部LNCaP腫瘍を持つメスのSCID SHOマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。下記の表は研究設計について記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図67Aに例示されるように、ARをダウンレギュレートするように設計されたPSMA抗体標的リガンド及びsiRNAを含むASCのi.v.投与後、スクランブルされた対照と比べて試験される全ての用量でのLNCaP腫瘍組織におけるARノックダウンを、誘発させた。図67Bに例示されるように、腫瘍組織にsiRNAの測定可能な蓄積があり、肝臓組織において測定されたものよりも高いレベルであった。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、AR mRNAをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAに抱合されるPSMAでのLNCaP前立腺腫瘍への送達が実証された。LNCaP細胞は細胞表面上にヒトPSMAを発現し、抱合体は、抗原に結合し且つsiRNAの内部移行を可能にするヒト特異的PSMA抗体を有しており、その結果、腫瘍組織におけるARのsiRNA媒介性ノックダウンが生じた。
実施例26:B細胞におけるインビトロの取り込み及びノックダウン
siRNAの設計及び合成
HPRT:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトHPRTに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列はAUAAAAUCUACAGUCAUAGUU(SEQ ID NO:2102)であり、HPRTのヒトmRNA転写のために塩基位置425で始まる遺伝子配列に相補的となるように設計された。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビトロの研究設計
マウスの脾臓を採取し、氷の上で100u/mlのペニシリン及びストレプトマイシンを含むPBSの中で維持した。脾臓を清潔なスライドガラスで押しつぶし、小片に切断し、18G針でホモジナイズして、濾過した(70umのナイロン膜)。死細胞を、製造業者の指示に従いMilteny biotecの死細胞除去キット(Catalog#130-090101)で除去した。マウスB細胞を単離するために、Milteny biotecのB細胞単離キット(Catalog# 130-090-862)を、製造業者の指示に従い使用した。簡単に、生きた脾臓細胞を、マウスの脾臓あたり200μlのMACS緩衝液で再懸濁した。非B細胞を、抗ビオチン磁気マイクロビーズと結合される、ビオチンを抱合したモノクローナル抗体CD43(Ly48)、CD4、及びTer-119で枯渇させた。1つのマウスの脾臓から、3000万の生きたB細胞を得ることができる。単離されたマウスB細胞(100u/mlのペニシリン及びストレプトマイシンを含む10%のFBS RPMI-1640において2x106/ml)を活性化するために、10μg/mlのLPS、5μg/mlの抗IgM、1μg/mlの抗CD40、0.05μg/mlのIL-4、及び0.05μg/mlのINFγのカクテルを加えた。活性化の4時間後、ASC(1pM~10nM)を、24(0.5mlの培地)又は12(1mlの培地)ウェルのプレートにおいて1つのウェルにつき106の細胞に加えた。ASC処置の48時間後、細胞を採取し、単離されたRNAをmRNAのノックダウンのために分析した。
活性化された初代マウスB細胞のこのインビトロの試験において、ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)をダウンレギュレートするように設計されたsiRNAを送達するための抗B細胞抗体及びFab ASCの能力を、測定した。図68Aに例示されるように、Fab抱合体は、ビヒクル又はスクランブル対照に比べてHPRTをダウンレギュレートすることができた。図68Bに例示されるように、抗体抱合体は、抗体、ビヒクル、及びスクランブル対照に比べてHPRTをダウンレギュレートすることができた。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、HPRT mRNAをダウンレギュレートするように設計されたsiRNAに抱合されるマウス抗B細胞抗体又は抗B細胞Fabを持つ活性化マウスB細胞への送達が実証された。活性化マウスB細胞は、抗B細胞抗体を認識する表面受容体を介して抗体-siRNA抱合体を認識且つ内在化し、結果としてHPRTのsiRNA媒介性ノックダウンをもたらした。
実施例27:2016-PK-249-WT
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-2の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群3-4の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR2(n=2)として作成且つ精製した。群5-6の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-5を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群7-8の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-5を使用してDAR2(n=2)として作成且つ精製した。群9-10の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-6を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群11-12の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-6を使用してDAR2(n=2)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体(群1-12)又は抗体単独(群13-14)の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。表39は研究設計を例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の0.25及び3時間後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与後24及び72時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。抗体の血漿濃度を、ELISAアッセイを使用して判定した。
このインビボのPK研究において、部位特異的抱合の有用性が実証された。図69Aに例示されるように、DAR1(n=1)被験物質(群9)は、2つの対照(群1及び5)に対して比較可能なsiRNA血漿クリアランス特性を有しており、およそ10%のsiRNAが168時間後に血漿に残っている。DAR2(n=2)抱合体は全て、DAR1抱合体に比べて血漿からのsiRNAのはるかに速いクリアランスを有していた。図69Bに例示されるように、DAR1(n=1)被験物質(群9)は、2つの対照(群1及び5)に対して比較可能なEGFR-Ab血漿クリアランス特性を有していた。DAR2(n=2)抱合体は全て、DAR1抱合体に比べて血漿からの抗体のはるかに速いクリアランスを有していた。
上記実施例において、抗体にsiRNAを付けるためのリジン及びシステインの抱合の戦略の使用を実証した。この例において、部位特異的抱合戦略の有用性が実証され、且つ、抱合体は非特異的抱合戦略に対して比較可能なPK特性を有していることが実証された。
実施例28:2016-PK-180-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表40は研究設計を記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。血漿及び組織のsiRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿及び組織濃度に転換させた。
このインビボのPK研究において、抗体とsiRNAの間のSMCCリンカーの酵素学的に切断可能なリンカーとの交換、siRNAとPEGの間の切断可能なジスルフィドリンカーの導入、或いはその両方の組み合わせを、試験した。図70Aに例示されるように、全てのリンカーの組み合わせ、スクランブルされた対象に比べてHCC827腫瘍細胞においてEGFR mRNAノックダウンが可能であった。図70Bに例示されるように、全てのリンカーの組み合わせは、腫瘍と肝臓に比較可能なsiRNA組織内蓄積をもたらした。図70Cに例示されるように、抱合体は全て、血漿において高レベルのsiRNAを維持することができ、およそ10%が168時間後に血漿に残っている。
このAXBYCの例において、異なるリンカーの組み合わせ(「X」及び/又は「Y」)は、抗体及びPEGにsiRNAを抱合させるために使用され得ることが実証された。
実施例29:2016-PK-162-LNCap
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の皮下の側腹部LNCaP腫瘍を持つメスのSCID SHOマウスの群1-7(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群8(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。下記の表は研究設計について記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
このインビボのPK研究において、ジスルフィド(SS)、酵素学的に切断可能な(ECL)又はSMCCのリンカーを、抗体とsiRNAの間で使用した。スライド42上のグラフ1に例示されるように、切断可能なジスルフィドリンカー(leaker)がECL又はSMCCのリンカーの代わりに使用された時、siRNAの腫瘍組織蓄積が減少した。スライド42上のグラフ2に例示されるように、ECLリンカー戦略は、スクランブルされた対照に比べてLNCaP腫瘍細胞においてEGFR mRNAノックダウンをもたらした。しかし、SSリンカーは、スクランブルされた対照に比べて、LNCaP腫瘍細胞においてEGFR mRNAノックダウンをもたらすことはできなかった。これらのリンカー実験に加えて、ASCの-80℃での保管の実現可能性を調べた。製剤を5mg/mlの抗体濃度で液体窒素の中に急速凍結し、-80℃で30日保管した後に室温で溶かし、投与前に必要とされた投薬濃縮に希釈した。スライド42上のグラフ3に例示されるように、構築物を-80℃で保存し、投与前に溶かし、スクランブルされた対照に比べてLNCaP腫瘍細胞においてEGFR mRNAノックダウンをもたらす能力を保持した。
このAXBYCの例において、ECLリンカー(「X」)は、siRNAに抗体を抱合させるために使用され得ること、及び、ASCは1か月間-80℃で保存され投与前に溶かされることが実証された。
実施例30:2016-PK-181-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。RNAiの分野で十分に説明される塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表42は研究設計を記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、方法のセクションに記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して組織濃度に転換させた。
このインビボのPK研究において、ジスルフィド又はSMCCのリンカーを、抗体とsiRNAの間で使用した。
上の図72Aに例示されるように、切断可能なジスルフィドリンカー(leaker)がより安定したSMCCのリンカーの代わりに使用された時、siRNAの腫瘍組織蓄積が減少した。図72Bに例示されるように、両方のリンカー戦略が、スクランブルされた対照に比べてHCC827腫瘍細胞においてEGFR mRNAノックダウンを産生することが可能であった。
このAXBYCの例において、抗体とsiRNAとの間の切断可能なジスルフィドリンカー(「X」)の使用が実証された。
実施例31:2016-PK-220-WT
siRNAの設計及び合成
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトKRASに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表43は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の5、30、及び180分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。抗体の血漿濃度を、ELISAアッセイを使用して判定した。
このインビボのPK研究において、立体障害の程度が様々な状態で、異なるジスルフィドリンカーを調べて、ジスルフィド切断の速度がどのようにASC血漿PKに影響を与えるのかを理解した。図73Aに例示されるように、血漿からのsiRNAのクリアランスを、ジスルフィドリンカーの立体障害の程度を変えることにより調整した。図73Bは、血漿からの抗体ザルツムマブのクリアランスを示す。
この例において、抗体にsiRNAを抱合させるために様々な異なるジスルフィドリンカー(「X」)が使用され得る、様々な異なるAXBYC抱合体で生物活性を実証した。
実施例32:2016-PK-256-WT
siRNAの設計及び合成
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトKRASに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表44は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の0.25、3、及び24時間後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の72、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。抗体の血漿濃度を、ELISAアッセイを使用して判定した。
このインビボのPK研究において、抗体とsiRNAとの間の様々な異なるリンカーを試験して、血漿クリアランスに対する効果を判定した。スライド45のグラフに例示されるように、抱合体は全て、血漿において高レベルのsiRNAを維持することができ、10%より多くが168時間後に血漿に残っている。
この例において、抗体にsiRNAを抱合させつつ、抱合されていないsiRNAに履歴的に観察されたものにわたって血漿動態の改善を維持するために様々な異なるリンカー(「Y」)が使用され得る、様々な異なるAXBYC抱合体で生物活性を実証した。
実施例33:2016-PK-237-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。
2つの異なる配向に2つの抱合ハンドル(C6-NH2及びC6-SH)を含む異なる2つのパッセンジャー鎖を作成した(S5’-EGFR-3’N及びN5’-EGFR-3’S)。N5’-EGFR-3’Sパッセンジャー鎖において、両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。S5’-EGFR-3’Nパッセンジャー鎖において、両方の抱合ハンドルを、リン酸ジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群4-6の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-2を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表45は研究設計を記載している。投与の72、96、及び168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織及び血漿のsiRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
このインビボのPK研究において、siRNAへの抗体及びPEGの抱合部位の配向(5’又は3’)の変化の生物学的結果を、評価した。加えて、抗体にリンカーを取り付けるためにリジン又はシステインを使用した生物学的結果を評価した。図75Aに例示されるように、siRNAの両方の配向は、比較可能なEGFR腫瘍ノックダウンをもたらした。図75Bと図75Cに例示されるように、両方の配向は、腫瘍と肝臓に比較可能なsiRNA組織内蓄積をもたらした。図75Dに例示されるように、両方の配向は、比較可能な血漿クリアランス動態をもたらす。
図54で強調されるように、様々な異なる組織標的におけるインビボの生物活性が可能である、様々な異なる抗体及びsiRNAカーゴを備えたA-X-B-Y-C抱合体で生物活性が実証された。この例において、抗体は、siRNAのパッセンジャー鎖の5’及び3’末端に抱合され、その一方でEGFR siRNA及び組織分布の生物活性を維持し得ることが、実証された。
実施例34:2016-PK-259-WT
siRNAの設計及び合成
HPRT:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトHPRTに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、HPRTのヒトmRNAの転写のための塩基位置425で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:UUAAAAUCUACAGUCAUAGUU;SEQ ID NO:2104)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。2つの異なる配向に2つの抱合ハンドル(C6-NH2及びC6-SH)を含む異なる2つの異なるパッセンジャー鎖を作成した(S5’-HPRT-3’N及びN5’-HPRT-3’S)。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群4-6の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-2を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群7-9の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群10-12の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-3を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表46は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の組織を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。
その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
このインビボのPK研究において、siRNAへの抗体及びPEGの抱合部位の配向(5’又は3’)の変化の生物学的結果を、評価した。加えて、抗体にリンカーを取り付けるためにリジン又はシステインを使用した生物学的結果を評価した。図76A-図76Dに例示されるように、抗体抱合体を作成する全ての組み合わせは、測定される4つの組織区画において比較可能なHPRTノックダウンをもたらした。図77A-図77Dに例示されるように、抗体抱合体を作成する全ての組み合わせは、測定される異なる区画において比較可能なsiRNA組織蓄積をもたらした。
この例において、siRNAと抗体に対する様々な異なる抱合の戦略はA-X-B-Y-Cフォーマットで使用することができ、その一方でHPRT siRNA及び組織分布の生物活性を維持することが、実証された。
実施例35:2016-PK-267-WT
siRNAの設計及び合成
CTNNB1:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトCTNNB1に対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、CTNNB1のヒトmRNAの転写のための塩基位置1797で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:UUUCGAAUCAAUCCAACAGUU;SEQ ID NO:2098)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。
2つの異なる配向に2つの抱合ハンドル(C6-NH2及びC6-SH)を含む異なる2つのパッセンジャー鎖を作成した(S5’-CTNNB1-3’N及びN5’-CTNNB1-3’S)。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群4-6の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-3を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群7-9の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-2を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群10-12の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表47は研究設計をより詳細に例示している。50mg片の組織を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。
このインビボのPK研究において、siRNAへの抗体及びPEGの抱合部位(5’又は3’)の配向の変化の生物学的結果、及びリンカーに取り付けられるリジン又はシステインを使用した生物学的結果を、評価した。図78A-図78Dに例示されるように、抗体抱合体を作成する全ての組み合わせは、測定される4つの組織区画において比較可能なCTNNB1ノックダウンをもたらした。
この例において、siRNAと抗体に対する様々な異なる抱合の戦略はA-X-B-Y-Cフォーマットで使用することができ、その一方でCTNNB1 siRNA及びの生物活性を維持することが、実証された。
実施例36:2016-PK-188-WT
EFGR:
相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表48は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の5、30、及び180分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図79に例示されるように、異なる切断可能なリンカー配置を持つASCは全て同等の血漿PK特性を達成し、siRNAのおよそ10%が投与の168時間後に残っていた。
この例において、siRNAパッセンジャー鎖にPEG及び抗体を抱合させるために様々な異なるリンカー戦略(成分X及びY)が使用された、様々なA-X-B-Y-C抱合体で生物活性を実証した。
実施例37:2016-PK-201-LNCap
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の皮下の側腹部LNCaP腫瘍を持つメスのSCID SHOマウスの群1-7(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群8(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表49は研究設計を記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図80Aに例示されるように、に様々な異なるリンカーがsiRNAとPEGの間で使用され、siRNAの1回のi.v投与後、陰性対照siRNA配列又はPBS対照に比べて、測定可能な腫瘍組織EGFRダウンレギュレーションが達成された。加えて、図80Bに例示されるように、異なるリンカー配置は、測定される他の組織試料(肝臓、脾臓、肺、及び腎臓)よりも高レベルでの腫瘍siRNA蓄積を結果としてもたらした。
この例において、siRNAパッセンジャー鎖にPEG及びを抱合させるために様々な異なるリンカー戦略(成分Y)が使用された、様々なA-X-B-Y-C抱合体で生物活性を実証した。
実施例38:2016-PK-198-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群1-15(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群16(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表50は研究設計を記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図81Aに例示されるように、線形のPEG長の異なる配置を持つASCは全て、陰性対照siRNA配列(スクランブル)及びPBS対照に比べて、HCC827腫瘍細胞において用量依存性のEGFR mRNAノックダウンを達成した。図81Bに例示されるように、線形のPEG長の異なる配置を持つASCは全て、同等の用量依存性のsiRNA腫瘍組織蓄積を達成した。加えて、肝臓、肺、腎臓、及び脾臓の蓄積は、腫瘍に比べて少なかった。
この例において、様々な異なるPEG(成分C)長が使用された様々なA-X-B-Y-C抱合体で生物活性を実証した。
実施例39:2016-PK-194-WT
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表51は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の5、30、及び180分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
スライド54に例示されるように、異なる線形のPEG長を持つASCは全て同等の血漿PK特性を達成し、siRNAのおよそ10%が投与の168時間後に残っていた。
この例において、様々な異なるPEG(成分C)長が使用された様々なA-X-B-Y-C抱合体で同等の血漿PK特性を実証した。
実施例40:2016-PK-195-WT
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表52は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の5、30、及び180分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、96、又は168時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。血漿siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図83に例示されるように、異なるPEG配置(長さ及び分岐)を持つASCは全て同等の血漿PK特性を達成し、siRNAのおよそ10%が投与の168時間後に残っていた。
この例において、様々な異なるPEG(成分C)の長さ及び分岐が使用された様々なA-X-B-Y-C抱合体で同等の血漿PK特性を実証した。
実施例41:2016-PK-236-HCC827
siRNAの設計及び合成
EFGR:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトEGFRに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、EGFRのヒトmRNAの転写のための塩基位置333で始まる遺伝子配列に相補的であった(ACUCGUGCCUUGGCAAACUUU;SEQ ID NO:2082)。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホロチオエートで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して免疫原性を減らし、これは活性なsiRNAで使用されるものに匹敵した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
全ての抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビボの研究設計
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下(SC)に持つメスのNCr nu/nuマウスの群1-12(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群13(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。表53は研究設計を記載している。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍及び肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。標的組織中のmRNAのノックダウンを、実施例2に記載されるように比較qPCRアッセイを使用して判定した。RNAの合計を組織から抽出し、逆転写して、mRNAのレベルを、適切に設計されたプライマー及びプローブを用いるTaqMan qPCRを使用して定量化した。PPIB(ハウスキーピング遺伝子)を内部RNA負荷対照として使用し、比較Ct方法により結果を算出し、そこでは、標的遺伝子Ct値とPPIB Ct値(ΔCt)との間の差が算出され、その後、第2の差(ΔΔCt)を得ることによってPBSの対照群に対して更に標準化された。組織siRNA濃度の定量化を、実施例2に記載されるようなステム-ループqPCRアッセイを使用して判定した。siRNAのアンチセンス鎖を、配列に特異的なステム-ループRTプライマーを用いるTaqMan MicroRNA逆転写キットを使用して、逆転写した。その後、RT工程からのcDNAをリアルタイムPCRのために利用し、Ct値を、標準曲線に由来する一次方程式を使用して血漿又は組織濃度に転換させた。
図84に例示されるように、PEGの異なる配置(長さ及び分岐)を持つASCは全て、1mg/kgの用量で線形のPEG5Kを持つ構築物に対して、HCC827腫瘍細胞において同等のEGFR mRNAノックダウンを達成した。用量応答フォーマットで試験されたそれら構築物は、EGFR mRNAの用量依存性ノックダウンを示した。図85に例示されるように、線形のPEG長及びPEG分岐において様々な変動を伴うASCは全て、1mg/kgの用量で線形のPEG5Kを持つ構築物に対して同等のsiRNA腫瘍組織蓄積を達成した。腫瘍に比べて少ない肝臓蓄積に加えて、用量応答フォーマットで試験されたそれら構築物は、siRNAの用量依存性の腫瘍組織蓄積を示した。
この例において、様々な異なるPEG(成分C)の長さ及び分岐が使用された様々なA-X-B-Y-C抱合体で生物活性を実証した。
実施例42:PEGポリマーを含むASCでのインビトロのノックダウン
siRNAの設計及び合成
HPRT:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトHPRTに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列はAUAAAAUCUACAGUCAUAGUU(SEQ ID NO:2082)であり、HPRTのヒトmRNA転写のために塩基位置425で始まる遺伝子配列に相補的となるように設計された。塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルは、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホロチオエートリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続された。C6-NH2及びC6-SHはリン酸ジエステルを介して接続され、化学構造については実施例9を参照されたい。
陰性対照siRNA配列(スクランブル):相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ、公開された(Burke et al. (2014) Pharm. Res. , 31(12):3445-60)21量体の二本鎖を、使用した。ガイド/アンチセンス鎖の配列(5’~3’)は、UAUCGACGUGUCCAGCUAGUU(SEQ ID NO:2116)であった。活性なEGFR siRNA二本鎖のために使用されたのと同じ塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を、陰性対照siRNAにおいて使用した。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群4-6の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。
インビトロの研究設計
マウスの脾臓を採取し、氷の上で100u/mlのペニシリン及びストレプトマイシンを含むPBSの中で維持した。脾臓を清潔なスライドガラスで押しつぶし、小片に切断し、18G針でホモジナイズして、濾過した(70umのナイロン膜)。死細胞を、製造業者の指示に従いMilteny biotecの死細胞除去キット(Catalog#130-090101)で除去した。マウスB細胞を単離するために、Milteny biotecのB細胞単離キット(Catalog# 130-090-862)を、製造業者の指示に従い使用した。簡単に、生きた脾臓細胞を、マウスの脾臓あたり200μlのMACS緩衝液で再懸濁した。非B細胞を、抗ビオチン磁気マイクロビーズと結合される、ビオチンを抱合したモノクローナル抗体CD43(Ly48)、CD4、及びTer-119で枯渇させた。1つのマウスの脾臓から、3000万の生きたB細胞を得ることができる。単離されたマウスB細胞(100u/mlのペニシリン及びストレプトマイシンを含む10%のFBS RPMI-1640において2x106/ml)を活性化するために、10μg/mlのLPS、5μg/mlの抗IgM、1μg/mlの抗CD40、0.05μg/mlのIL-4、及び0.05μg/mlのINFγのカクテルを加えた。活性化の4時間後、ASC(1pM~10nM)を、24(0.5mlの培地)又は12(1mlの培地)ウェルのプレートにおいて1つのウェルにつき106の細胞に加えた。ASC処置の48時間後、細胞を採取し、単離されたRNAをmRNAのノックダウンのために分析した。研究設計については表54を参照。
活性化された初代マウスB細胞のこのインビトロの試験において、様々な代替的なPEGポリマーでヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)をダウンレギュレートするように設計されたsiRNAを送達するための抗B細胞抗体及びFab ASCの能力を、測定した。図86に例示されるように、代替的なPEGを持つ様々なASCは、スクランブル対照に比べてHPRTをダウンレギュレートすることができた。
この例において、PEG(成分C)に代わる様々なポリマーが使用された様々なA-X-B-Y-C抱合体で生物学的活性を実証した。
実施例43:PK-236-WT
siRNAの設計及び合成
KRAS:相補性の19の塩基及び3’ジヌクレオチドオーバーハングを持つ21量体の二本鎖を、ヒトKRASに対して設計した。ガイド/アンチセンス鎖の配列は、KRASのヒトmRNAの転写のための塩基位置237で始まる遺伝子配列に相補的であった(ガイド鎖配列:UGAAUUAGCUGUAUCGUCAUU;SEQ ID NO:2088)。RNAiの分野で十分に説明される塩基、糖、及びリン酸塩の修飾を使用して、二本鎖の潜在能を最適化し且つ免疫原性を減らした。siRNA一本鎖を全て、標準のホスホロアミダイト化学を使用して固相上で完全に組み立てて、HPLC上で精製した。パッセンジャー鎖上の位置11の塩基は、実施例9に記載されるように、Cy5蛍光標識を付けられている。精製された一本鎖を二重にし、二本鎖siRNAを得た。パッセンジャー鎖は、2つの抱合ハンドル、5’末端にC6-NH2及び3’末端にC6-SHを含んでいた。両方の抱合ハンドルを、ホスホジエステルで逆位脱塩基のホスホジエステルリンカーを介してsiRNAパッセンジャー鎖に接続した。化学構造は実施例9を参照されたい。
ASCの合成及び特徴付け
群1-3の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群4-6の抱合体を、ASC構造-4を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製したが、パッセンジャー鎖の3’末端上にPEGはなかった。抱合の前に、N‐エチルマレイミドを使用して、3’チオールをエンドキャップした。群7-9の抱合体を、実施例9に記載されるようにASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製した。群10-12の抱合体を、ASC構造-1を使用してDAR1(n=1)として作成且つ精製したが、パッセンジャー鎖の5’末端上にPEGはなかった。
インビボの研究設計
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=4)を、siRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は0.5mg/kgを受け(siRNAの重量に基づく)、全ての群は5.0mL/kgの用量を投与された。表55は研究設計をより詳細に例示している。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して投与の0.25、1、及び4時間後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。投与の24、48、又は72時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。
血漿サンプル(K2 EDTA)を、採取後4時間以内に処理した。適合したマウス血漿(matching mouse plasma)(Bioreclamation)(2-400倍)で血漿サンプルを希釈し、これら血漿サンプル中のCY5-siRNAの濃度を、TECAN Infinite M200 Pro(励起635nm;発光675nm)を使用して分光定量化した。CY5蛍光をクエンチし得る巨大分子の相互作用を放つために、サンプルを全て、定量化前に0.01%のTween20及び100ug/mlのヘパリンを含む水に2倍希釈した。これら血漿サンプル中の無傷のASCの量を判定するために、血漿サンプルを、2-50nMのCY5-siRNAにまでマウス血漿を用いて希釈し、150nMの精製されたEGFR-Fcタンパク質(Sino Biological)で負荷されたプロテインG Dynabeads(Thermofisher)でインキュベートした。これら結合反応を、室温で1時間インキュベートした。EGFRに結合したASCが0.1Mのクエン酸(pH2.7)中でのインキュベーションによって溶出される前に、0.01%のTween20及び0.05%のBSAを含むPBSでビーズを2回洗浄した。インプット、結合されていない分画、洗浄、及びビーズ溶出液に含まれる、CY5-siRNAの量を、上述のように蛍光によって定量化した。
このインビボのPK研究において、2つのAXB抱合体に対して、2つのAXBYC抱合体(EGFR-Abへのシステイン及びリジンの抱合)のインビボの血漿安定性を、比較した。図87に例示されるように、siRNAの濃度を、2つの方法を使用して判定した。血漿の蛍光を直接測定し、標準曲線を使用してsiRNA濃度を判定した。或いは、EGFRで装飾された磁気ビーズを使用して、抗体抱合体を結合し、その後、サンプルの蛍光を測定し、標準曲線を使用してsiRNA濃度を判定した。データは全て注入量の割合としてプロットされた。AXBYC抱合体(EGFR-Abへのシステイン及びリジンの抱合)の両方の例において、対応するAXB抱合体に比べて改善された血漿PKを観察した。
この例において、適合した対照AXB抱合体と比較された、Cys及びLys AXBYC抱合体のためのインビボの血漿PKを実証した。
実施例44:コレステロール-KRASの抱合体(PD-058)のインビボの薬物動態研究
摂取の1週間後にHep 3B腫瘍を肝臓内に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)を、コレステロール-siRNAの抱合体の3回の静脈内(i.v.)尾静脈注射(48時間毎に分割)で処置し、同じマウスの対照群(n=5)は、同じ投薬スケジュールでビヒクル対照としてPBSの3回のi.v.注射を受けた。chol-KRASを受けた処置群に、10、4、又は2mg/kgで投与した。全ての群(処置及び対照)に、6.25mL/kgの用量を投与した。表56は研究設計をより詳細に記載しており、抱合体の合成及び特徴付けに対する相互参照を提供する。最後の投与後72時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍を持つ肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。mRNAノックダウンの分析及びsiRNAの定量化を、実施例2-7に記載されるように実行した。
chol-KRASの抱合体を、用量応答で3回の投与の研究におけるmRNAノックダウンについて評価した。図35に例示されるように、マウス肝臓組織内には、マウスKRAS mRNAノックダウンの明らかな用量応答があった。最も少ない2mg/kgの用量の結果、マウスKRASの45%のノックダウンがもたらされ、その一方で最大の10mg/kgの用量の結果、この3回の投与のフォーマットにおいてマウスKRASの65%のノックダウンがもたらされた。しかし、ヒトKRASからシグナルを検出するための最終の時間には、マウス肝臓に十分なヒト腫瘍細胞は存在しなかった(潜在的には、モデル発達の問題が原因で、急増殖する腫瘍を産生するのに十分なヒト細胞が摂取されていないと思われる)。そのため、腫瘍中のノックダウンを測定することは不可能であった。
実施例45:コレステロール-siRNAの抱合体(PK-063)のインビボの薬物動態研究
野生型のメスのCD-1マウスの群(n=3)を、chol-siRNAの抱合体の1回又は2回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置した。処置群は10mg/kgでchol-KRASを受け(siRNAの重量に基づく)、2回の投与の群は第1の投与の48時間後に第2の投与を受けた。全ての群に、6.25mL/kgの用量を投与した。表57は研究設計をより詳細に例示しており、抱合体の合成及び特徴付けに対する相互参照を提供する。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して最終投与の2、15、60、又は120分後に集め、遠心分離して、PK分析のために血漿を生成した。最終投与の4、24、96、又は144時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。終末期の血液サンプルを、心臓の穿刺を介して集め、処理することで、PK分析のために血漿を生成した。50mg片の腫瘍、腎臓、及び肺を集め、液体窒素中で急速凍結した。mRNAノックダウンの分析及びsiRNAの定量化を、実施例2-7に記載されるように実行した。
chol-siRNAの薬物動態的な挙動を、2回の投与のフォーマットと比較して、単回投与のフォーマットで評価した。図36に例示されるように、第1の投与、その48時間後の第2の投与に関する血漿PK特性は、ほぼ同一である。血漿からのクリアランスのための機構は第1の投与から飽和しておらず、第2の投与も同様に作用する。3つの主要組織(肝臓、腎臓、及び肺)の組織PKも同様に評価した。図37に例示されるように、chol-KRASを最大濃度で肝臓に送達し、腎臓と肺には、肝臓に比べておよそ10倍少ないsiRNA濃度があった。3つの組織全てに関して、第2の投与後のsiRNA濃度は、第1の投与後のsiRNA濃度よりも高く、このことは、chol-siRNAの投与が48時間毎に配される時に組織中にsiRNAの蓄積が存在することを実証した。
コレステロール-siRNAの抱合体(PK-067)のインビボの研究。
100-350mm3の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=3)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=4)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。コレステロール-siRNA抱合体を受けた処置群に、5mg/kgで投与した(siRNAの重量に基づく)。幾つかの処置群は、特定されたペプチド:siRNAのモル比でコレステロール-ペプチドの抱合体を受け、そこではchol-siRNA及びchol-ペプチドの抱合体は全て溶液中に共に混合し、同時に注入された。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。表58は研究設計をより詳細に示しており、抱合体の合成及び特徴付けに対する相互参照を提供する。投与の24、72、又は144時間後にCO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍、肝臓、腎臓、及び肺を集め、液体窒素中で急速凍結した。mRNAノックダウンの分析及びsiRNAの定量化を、実施例2-7に記載されるように実行した。
INF7及びメリチンなどのエンドソーム溶解性の(Endosomolytic)部分(EEP)をコレステロールに抱合させ、chol-siRNAと混合し、次にマウスに同時注入して、改善されたエンドソームエスケープによるsiRNA潜在能の増大を実証した。最初に、様々な組織中のsiRNA濃度に対するEEPを加えることの効果を評価した。図38Aに例示されるように、EEP:siRNAのモル比のうち何れかでのchol-INF7の追加は、siRNA腫瘍PKに影響を及ぼさなかった。しかし、図38Bに例示されるように、1:1比率でのchol-メリチンの追加は腫瘍PKに影響を及ぼさなかったが、3:1のEEP:siRNAの比率でのコレステロール-メリチンの追加は、腫瘍中のsiRNAの量を減少させた。図39に例示されるように、chol-INF7もchol-メリチンも、肝臓PKに対する影響はあまりなかった。同様に、図40と41に例示されるように、chol-INF7及びコレステロール-メリチンには、腎臓及び肺におけるPK特性に対する影響もあまり無かった。最後に、mRNA KDに対するchol-EEPの抱合体の効果を評価し、図42に示されるように、chol-KRASのみのノックダウンのベースライン値はおよそ50%であった。1:1のchol-メリチン又は3:1のchol-INF7の追加は、改善されたエンドソームエスケープにより、各時点でノックダウンを改善する。
コレステロール-siRNAの抱合体(PK-076)のインビボの研究。
100-350mm5の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=3)を、48時間毎に分割されるsiRNA抱合体の3回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)は、同じ投薬スケジュールでビヒクル対照としてPBSの3回のi.v.注射を受けた。コレステロール-siRNA抱合体を受けた処置群に、5mg/kgで投与した(siRNAの重量に基づく)。幾つかの処置群は、特定されたペプチド:siRNAのモル比でコレステロール-ペプチドの抱合体を受け、そこではchol-siRNA及びchol-ペプチドの抱合体は全て溶液中に共に混合し、同時に注入された。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。表59は研究設計をより詳細に記載しており、抱合体の合成及び特徴付けに対する相互参照を提供する。投与後24又は96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍、肝臓、腎臓、及び肺を集め、液体窒素中で急速凍結した。mRNAノックダウンの分析及びsiRNAの定量化を、実施例2-7に記載されるように実行した。
chol-siRNA及びchol-EEPでの単回の用量の研究において見られる活性を、3回の用量の研究でフォローアップした。EEP:siRNAの3:1の比率をINF7のために選択し、1:1の比率をメリチンのために選択した。図43と図44に例示されるように、chol-siRNAへのchol-EEPの追加は、3回の投与後の組織PKに大いに影響を及ぼさないと考えられる。ノックダウンに関して、図45は、chol-メリチンの追加が、投与の24時間後に腫瘍ノックダウンを明らかに改善することを示している。また、chol-メリチンは投与の96時間後に腫瘍ノックダウンを改善することも示されている。
コレステロール-siRNAの抱合体(PK-079)のインビボの研究。
100-350mm5の体積の側腹部HCC827腫瘍を皮下に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=5)をsiRNA抱合体の1回の静脈内(i.v.)尾静脈注射で処置し、同じマウスの対照群(n=5)はビヒクル対照としてPBSの1回のi.v.注射を受けた。EGFR抗体-siRNA-PEGの抱合体を受けた処置群に、0.5mg/kgで投与し(siRNAの重量に基づく)、EGFR抗体-メリチンも受けた群は、EGFR抗体-siRNAとEGFR抗体-メリチンとの間で一致したEGFR-Abの用量を受けた。全ての群(処置及び対照)に、5mL/kgの用量を投与した。表60は研究設計をより詳細に記載しており、抱合体の合成及び特徴付けに対する相互参照を提供する。投与後96時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍、腎臓、及び肺を集め、液体窒素中で急速凍結した。mRNAノックダウンの分析及びsiRNAの定量化を、実施例2-7に記載されるように実行した。
腫瘍にsiRNAを送達し且つ腫瘍中にmRNAノックダウンをもたらすためのEGFR抗体-siRNAの抱合体のPK/PD環形を、再現性について評価した。図46に例示されるように、再び、0.5mg/kgのEGFR抗体-siRNAの抱合体の単回のi.v.投与により、抱合体の両方の配置を持つ腫瘍へおよそ100nMの濃度のsiRNAを送達することが可能であった。EGFR抗体-メリチンの追加は、組織PKに影響を与えるとは考えられなかった。分析された4つの組織のうち、腫瘍の濃度が最も高く、肝臓は二番目に高く、腎臓と肺は低いsiRNAの取り込みを示していた。図47に例示されるように、腫瘍への強固なsiRNAの送達は再び、腫瘍におけるEGFR又はKRASのおよそ50%のノックダウンへと翻訳された。遊離EGFR-Abは、対照群として使用され、PBS対照がそうであったようにmRNAのノックダウンを示さなかった。
コレステロール-siRNAの抱合体(PD-077)のインビボの研究。
摂取の1週間後にHep3B腫瘍を肝臓内に持つメスのNCr nu/nuマウスの群(n=11)を、コレステロール-siRNAの抱合体の9回の静脈内(i.v.)又は皮下(s.c.)の注射(TIW)で処置し、同じマウスの対照群(n=11)は、ビヒクル対照としてPBSの9回のi.v.尾部静脈注射を受けた(TIWでも投与)。chol-CTNNB1を受けた処置群に、5mg/kgで投与した。全ての群(処置及び対照)に、6.25mL/kgの用量を投与した。表61は研究設計をより詳細に記載しており、抱合体の合成及び特徴付けに対する相互参照を提供する。非終末期の血液サンプルを、眼窩後方の網状組織の穿刺を介して週に1回集められ、処理することで、アルファ-胎児タンパク(AFP)測定のための血清を生成した。最後の投与後24時間で、CO2窒息によってマウスを屠殺した。50mg片の腫瘍を持つ肝臓を集め、液体窒素中で急速凍結した。mRNAノックダウン分析を上述のように実行した。メーカーの指示に従い、ヒトアルファ-胎児タンパクDuoSet ELISAキット(R&D Systems)を使用してAFPを定量化した。
早期の研究によりchol-siRNAの単回投与が正常な肝臓にノックダウンを生成することが可能であることが実証されたため、ノックダウンは同様に同所性の肝臓腫瘍でも達成され得ると仮定した。マウスに、肝臓内Hep3B腫瘍を接種し、これを摂取後1週間にわたり増殖させ、その後、これらマウスに、3週間にわたり週に3回(合計9回の投与)、5mg/kgの用量のchol-CTNNB1(i.v.又はs.c.)を投与した。図48に例示されるように、s.c.で投与されたchol-CTNNB1は、最終投与の24時間後の最終の時点で>50%のmRNAノックダウンをもたらすことができた。対照的に、i.v.で投与されたchol-CTNNB1 siRNAは、この時点でどのmRNAノックダウンも示さないと思われる(幾つかマウスには何の測定可能なヒトCTNNB1シグナルもなかったが、シグナルの損失がノックダウン或いは少ない腫瘍量(tumor burden)に関連したかどうかを判定することは困難であった。ヒトHep3B細胞は、ヒトアルファ-胎児タンパク(AFP)を分泌するとも知られており、分泌されたAFPの量はHep3B細胞の数と関連づけられると知られている。故に、血清中のAFPの濃度はマウスにおける腫瘍負荷のマーカーとして得られ、経時的なAFPの増加は腫瘍増殖と関連付けられる。図49に例示されるように、s.c.で投与されたchol-CTNNB1は、それらマウスのAFPレベルを著しく下げ、このことは、CTNNB1 mRNAのノックダウンが腫瘍増殖の阻害につながったという証明をもたらす。
実施例46.肝臓のPK/PD研究
メスの野生型CD-1マウスに、5mg/kgでchol-siRNA-EEPの抱合体を投与する(siRNAの重量に基づく)。これらの研究において、siRNAをマウス第VII因子(FVII)に対して使用し、それにより、血漿中のFVIIタンパク質レベルを測定することによってFVIIノックダウンが判定され得る。多数のEEP(エンドソーム溶解性の部分)を使用して、最適なエンドソームエスケープを実証するペプチド配列を判定し、その結果、対照に比べて最良のFVII標的遺伝子のノックダウンがもたらされる。
実施例47.腫瘍のPK/PD研究
側腹部H358腫瘍を皮下に持つメスのNCr nu/nuマウスに、0.5mg/kgでEGFR抗体-siRNA-EEPの抱合体を投与する(siRNAに基づく)。多数のEEP(エンドソーム溶解性の部分)を使用して、最適なエンドソームエスケープを実証するペプチド配列を判定し、その結果、対照に比べて最良の標的遺伝子のノックダウンがもたらされる。
実施例48.ナノ粒子でのABC抱合体の製剤
典型的なABC抱合体を、シクロデキストリンポリマー(10kDa)、及び過剰な抱合されていないsiRNA(ED40-60nm、PDI0.1-0.2)を使用して、自己組織化したナノ粒子へと包装する。これら粒子において、典型的なABC抱合体は、抗体標的と相互に作用する自身の能力を維持する。インビボでの循環における粒子の安定性及び標的結合能力を、包装siRNAの修飾を介して調節する。
ナノ粒子の形成
ナノ粒子を、1.6mg/mLの最終のsiRNA濃度で調製する。1:20の比率でCY5-siRNAを含むsiRNAを、水中で2xの最終濃度へと最初に希釈する。シクロデキストリンポリマー(CDP)を、中性のpHで10mMのリン酸緩衝液において3:1の窒素対リンの比率(N:P)を達成するのに必要な2xの最終濃度に希釈する。CDPをsiRNAに素早く加え、ピペッティングによって更に混合する。投与又は分析の前に、粒子を少なくとも15分間インキュベートする。
インビトロのEGFR結合
様々な量の典型的なABC抱合体を含むナノ粒子を、10nMの最終濃度にまでウシ胎仔血清に希釈し、150nMの精製されたEGFR-Fcタンパク質(Sino Biological)を充填したプロテインG Dynabeads(Thermofisher)を用いてRTで1時間インキュベートする。ビーズに結合されたナノ粒子が0.01%のTween20及び100ug/mlのヘパリンを含む水で分裂される前に、0.01%のTween20及び0.05%のBSAを含むPBSでビーズを2回洗浄する。インプット、結合されていない分画、洗浄、及びビーズ溶出液に含まれる、CY5-siRNAの量を、TECAN Infinite M200 Pro(励起635nm;発光675nm)を使用した蛍光によって定量化する。
CY5-ASC血漿の定量化
実施例43に例示されるように、マウス血漿中のナノ粒子の定量化を実行する。EGFRビーズに結合されるCY5-siRNAは、CDPとsiRNAとの間で静電的相互作用を競合させるためにヘパリンを使用することによって放たれる。
本開示の好ましい実施形態が、本明細書に示され且つ記載されている一方で、このような実施形態が、ほんの一例として提供されることは当業者に明白であろう。多数の変形、変化、及び置換は、本開示から逸脱することなく、当業者によって現在想到されるものである。本明細書に記載される開示の実施形態の様々な代案が、本開示の実施において利用されるかもしれないことを理解されたい。以下の特許請求の範囲は本開示の範囲を定義するものであり、この特許請求の範囲及びそれらの同等物の範囲内の方法及び構成は、それによって包含されることが、意図される。