以下、実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。以下の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。なお、以下の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、本開示の説明に必要がない構成要素は省略されている。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(1)概要
本実施形態における人位置検知システム10は、図1に示すように、所定の領域A1(施設)において発信機40の位置を測定する測位システム(LPS:Local positioning System)に用いられる。本実施形態において「所定の領域」もしくは「施設」は、例えばオフィスビル、工場、ホテル、美術館、博物館、複合商業施設、遊戯施設、テーマパーク、住宅等であって、敷地とその敷地に建設された建物とを含む。その他、「所定の領域」もしくは「施設」は、例えば、鉄道車両や船舶等の移動体であってもよい。本実施形態における人位置検知システム10を利用した測位システムは、GPS(Global Positioning System)のような全地球測位システムで使用される人工衛星の電波を受信しにくい場所、例えば、建物、移動体の内部、地下施設、トンネルといった対象が所定の領域A1(施設)である場合に、所定の領域A1(施設)内での発信機40の位置を測定するために用いられる。特に、本実施形態において、所定の領域A1(施設)は、ある敷地とその敷地に建設されたオフィス群として説明を進める。
本実施形態の人位置検知システム10は、図1に示すように、発信機40と、複数の受信機20と、位置情報取得部331と、判定部333と、通知部334を備える。なお、受信機20の数は、複数に限定されず、1つであってもよい。
発信機40は、所定の領域A1(施設)(図3参照)への入場を許可された入場対象者Hごとに所持されて、個別情報を電波送信する。本実施形態における発信機40は、例えばタグのような測位システム専用の電波発信機であるが、後述する情報端末70の通信モジュールであってもよい。また、所定の領域A1(施設)への入場を許可された入場対象者Hは、所定の領域A1(施設)の勤務者である。入場対象者Hごとに発信機40が1つ携帯されて(図2参照)、発信機40はそれぞれ個別情報を電波送信する。個別情報とは、例えば入場対象者Hごとに個別に割り振られたID(IDentification)のような識別情報である。
複数の受信機20は、所定の領域A1(施設)に設置されて、発信機40が電波送信する個別情報を受信する。受信機20は、個別情報を受信すると、ネットワーク200を経由してサーバ30へと個別情報を含んだ情報を送信する。サーバ30内の位置情報取得部331は、受信した個別情報を含んだ情報から発信機40の現在位置を特定し、発信機40の所定の領域A1(施設)内における現在位置に関する情報である個別位置情報を取得する。発信機40の現在位置を特定する動作に関しては、「構成」の項目で後述するが、発信機40は入場対象者Hごとに携帯されて、発信機40を携帯する入場対象者Hを特定する個別情報を送信しているので、位置情報取得部331は入場対象者Hごとの現在位置に関する個別位置情報を取得していると言える。
サーバ30内の判定部333は、通知を行う対象となる入場対象者Hを複数の入場対象者Hの中から判定する。所定の領域A1(施設)の内部には、特定の領域A2(図3参照)が設定されている。特に本実施形態では、「特定の領域」は先述のオフィス群のうちの一つの建物として説明する。特定の領域A2の内部に複数の入場対象者Hが存在しているところ、特定の領域A2からの退出が進んで入場対象者Hが残り数人となれば、この数人の入場対象者Hが特定の領域A2の最終退出者の候補と言える。位置情報取得部331によって入場対象者Hごとに個別位置情報が取得されているので、判定部333は、個別位置情報が特定の領域A2内である入場対象者Hは特定の領域A2に存在すると判定することができる。このようにして判定部333は特定の領域A2内の入場対象者Hの人数を確認し、特定の領域A2内の入場対象者Hの人数が所定の閾値以下の人数になれば、特定の領域A2内に存在する入場対象者Hを最終退出者の候補として通知を行う対象として判定する。なお、先述の「残り数人」という記載に「所定の閾値以下の人数」という記載が対応するが、「所定の閾値」は「数人」に限定されず、さまざまな人数が設定されてよい。
通知部334は、判定部333が判定した結果に基づいて、通知対象と判定された入場対象者Hに最終退出者の候補であることの通知を行う。この「通知」は、入場対象者Hごとに携帯される情報端末70(図2参照)に対して送信される。情報端末70はスマートフォンや携帯電話といった端末であるが、タブレット型の携帯端末やノートパソコンといった情報機器も含まれる。
上述のように、本実施形態の人位置検知システム10の構成によって、特定の領域A2に存在する入場対象者Hの人数が所定の閾値以下になれば、特定の領域A2内の入場対象者Hに最終退出者の候補である通知が行われる。これにより、入場対象者Hは自身が最終退出者の候補であることが認識できるので、最終退出時の消灯や各種電気器具の電源オフのし忘れを軽減することができる。
なお、これまでの説明において、所定の領域A1(施設)は、ある敷地とその敷地に建設されたオフィス群とし、特定の領域A2はオフィス群のうちの建物の一つであり、入場対象者は所定の領域A1(施設)の勤務者として説明したが、これに限定されない。例えば所定の領域A1(施設)が一棟のオフィスビルであれば、特定の領域A2はオフィスビルのうちの1フロアであってもよい。また、所定の領域A1(施設)がオフィスの1フロアであれば、特定の領域A2はオフィスの1フロアのうちの特定の一エリアであってもよい。また、所定の領域A1(施設)がレンタルスペースのような場所であれば、入場対象者Hはレンタルスペースの利用者であってもよい。このように、所定の領域A1(施設)や特定の領域A2や入場対象者Hはさまざまに変形が可能である。
(2)構成
以下、本実施形態の人位置検知システム10について図1~2を用いて説明する。人位置検知システム10は、所定の領域A1(施設)において、所定の領域A1(施設)に入場を許可された入場対象者Hの位置を検知するシステムである。人位置検知システム10は、入場対象者Hごとに所持、携帯される発信機40と、複数の受信機20と、サーバ30とを備えている。
本実施形態では、入場対象者Hは個別に発信機40とIDカード61と情報端末70とを所持し、携帯している。所定の領域A1(施設)への出入口には入退場認証端末60が備えられており、所定の領域A1(施設)の敷地や各建物には機器51が備えられ、また、機器51を制御する機器制御システム50が備えられている。
まず、発信機40と、受信機20と、サーバ30との関係性を説明する。なお、本実施形態では、所定の領域A1(施設)の敷地内に建設された全ての建物において、発信機40の位置を測位する人位置検知システム10が適用された場合を例に説明する。
複数の受信機20は、所定の領域A1(施設)の全ての建物に配置されている。例えば図2に示すように、複数の受信機20は各建物における様々な部屋100の天井101に配置されている。本実施形態の人位置検知システム10を用いた測位システムでは、複数の受信機20により、発信機40の位置を測定する。図1~2では、複数の受信機20に対し、20A、20B、20C、20D、20E、20F、20G、20Hといった形で番号を割り振っている。
発信機40は、複数の受信機20との間で電波を利用した無線通信を行う通信機能を備える。発信機40は、所定の通信方式で無線通信を行っており、本実施形態では、例えばBluetooth Low Energy(BLE(登録商標))の通信方式で無線通信を行う。発信機40は、例えばアドバタイズメント・パケットと呼ばれる無線信号(ビーコン信号)を所定の時間間隔及び所定の送信電力で無線送信する。なお、発信機40の通信方式はBLE(登録商標)に限定されず、WiFi(登録商標)等の通信方式でもよい。本実施形態では、発信機40からの無線送信は0.1秒間隔で実施しているが、無線送信の時間間隔は適宜変更されてよい。
発信機40は、所定の領域A1(施設)に入場を許可された入場対象者Hごとに所持、携帯される。発信機40には、入場対象者Hごとに異なる識別情報である個別情報が割り当てられており、個別情報は発信機40の不揮発性メモリ等に保持されていて、上述の方式で個別情報が発信機40から発信される。図1~2では、1名の入場対象者Hと、1名の入場対象者Hに所持された1台の発信機40しか図示されていないが、入場対象者Hが複数存在する場合は、入場対象者Hと同数の発信機40が存在することになる。つまり、発信機40と入場対象者Hとは一対一に対応し、発信機40の個別情報は入場対象者Hごとに対応付けられているので、入場対象者Hごとに携帯する発信機40の個別情報は異なっている。
受信機20は、受信機第1通信部21と、受信機第2通信部22と、受信機制御部23を備えている。
受信機第1通信部21は、発信機40との間で電波を利用した無線通信を行う通信機能を備える。受信機第1通信部21は、発信機40と同じ通信方式で無線通信を行う。受信機第1通信部21は、発信機40から送信された無線信号を受信した場合に、受信した無線信号の信号強度(信号受信強度、RSSI:Received Signal Strength Indication)を測定する機能を有している。なお、受信機第1通信部21の通信方式はBLE(登録商標)に限定されず、WiFi(登録商標)等の通信方式でもよい。
受信機第2通信部22は、所定の領域A1(施設)内のネットワーク200を介してサーバ30と通信する。受信機第2通信部22の通信方式は、例えばイーサネット(登録商標)の規格に準拠した通信方式であるが、受信機第2通信部の通信方式は様々な通信方式から選択可能であり、有線通信方式でもWiFi(登録商標)等の規格に準拠した無線通信方式でもよい。また、受信機第2通信部22は、ルータ又はハブ等の中継装置を介してネットワーク200に接続されてもよい。
受信機制御部23は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、受信機制御部23は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが受信機制御部23として機能する。プログラムは、メモリにあらかじめ記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。ここで、複数の受信機20には個別の受信機IDが割り当てられており、受信機IDは受信機20の不揮発性メモリ等に保持されている。
受信機制御部23は、受信機第1通信部21が発信機40から送信された無線信号を受信すると、送信元の発信機40に関する情報(以下、「受信情報」ともいう)を含む信号を受信機第2通信部22からネットワーク200を経由してサーバ30に送信させる。ここにおいて、受信情報には、発信機40から送信された無線信号の受信信号強度、この無線信号に含まれる発信機40の識別情報、当該受信機20の受信機ID等が含まれる。
サーバ30は、1または複数の受信機20が発信機40から送信された無線信号を受信した結果に基づいて、発信機40の位置を測定する機能を備える。サーバ30は、通信部31と、記憶部32と、CPU(Central Processing Unit)33とを備える。なお、サーバ30は、CPU33に代えて、CPU33以外の他の処理装置(プロセッサ)を備えてもよい。
通信部31は、ネットワーク200を介して受信機20と通信する。通信部31は、受信機20の受信機第2通信部22と同じ通信方式で通信を行う。また、通信部31は、ネットワーク200を介して、入退場認証端末60、機器制御システム50と通信可能である。その他、通信部31は、入場対象者Hごとに所持される情報端末70とも通信可能である。情報端末70は、(1)概要で述べたとおり、スマートフォンや携帯電話といった端末である。通信部31と情報端末70との通信は、例えば所定の領域A1(施設)に構築されているWiFi(登録商標)等の規格に準拠した無線通信方式を用いた通信であってもよいし、通信事業者が提供する3G(第3世代)回線やLTE(Long Term Evolution)回線(4G(第4世代)回線)、5G(第5世代)等の携帯電話回線による通信であってもよい。
記憶部32は、例えば、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、メモリカード等を備える。記憶部32は、所定の領域A1(施設)に設置された複数の受信機20の受信機IDとその設置位置に関する位置情報、所定の領域A1(施設)において測定された発信機40の個別位置情報、等を記憶する。ここにおいて、受信機20の設置位置に関する位置情報は、例えば所定の領域A1(施設)内の所定の位置を原点とした三次元座標系において、受信機20の設置位置を表した座標の情報を含む。その他、記憶部32は、後述する入退場情報、入場対象者Hごとのスケジュール情報、等様々な情報を記憶する。また、記憶部32は、発信機40の所定の送信電力に関する情報も記憶する。
CPU33は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、CPU33は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラム(後述の制御プログラム等)を実行することにより、コンピュータシステムがCPU33として機能する。制御プログラムを含むプログラムは、記憶部32にあらかじめ記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
CPU33は、位置情報取得部331の機能と、入退場情報記録部332の機能と、判定部333の機能と、通知部334の機能と、機器制御部335の機能と、スケジュール記録部336の機能と、を有している。
位置情報取得部331は、受信機20の受信機第1通信部21が発信機40から送信される無線信号を受信すると、受信機第1通信部21が受信した無線信号に基づいて個別位置情報を取得する位置情報取得処理を行う。具体的には、受信機20の受信機第1通信部21が発信機40から無線信号を受信すると、受信機20は送信元の発信機40に関する受信情報をサーバ30に出力する。サーバ30の位置情報取得部331は、通信部31が受信機20から受信情報を受信すると、送信元の発信機40の現在位置に関する情報である個別位置情報を取得する処理を行い、個別位置情報を記憶部32に記憶する。ここで、通信部31が受信機20から受信する受信情報には、受信機20が受信した無線信号の受信信号強度、無線信号に含まれる発信機40の個別情報、及び受信機20の受信機ID等が含まれる。
以下では、位置情報取得処理により、発信機40の個別位置情報を取得する一連の流れについて説明する。位置情報取得部331は、受信情報に含まれる受信機IDに基づいて、発信機40からの無線信号を受信した受信機20の設置位置を求める。また、位置情報取得部331は、発信機40からの無線信号の受信信号強度と、発信機40の送信電力とに基づいて、無線信号の減衰量を求め、この減衰量をもとに送信元の発信機40から無線信号を受信した受信機20までの距離を求める。位置情報取得部331は、1台の発信機40からの無線信号を受信した複数の受信機20のそれぞれに対して、受信機20の設置位置と受信機20から発信機40までの距離を求めると、三角測量の原理で無線信号を送信した発信機40の位置の座標を演算により求める。これにより、位置情報取得部331は、発信機40の現在位置を個別位置情報として取得し、記憶部32に記憶させる。発信機40は入場対象者Hごとに所持、携帯され、発信機40が発する個別情報は入場対象者Hと一対一で対応するため、個別位置情報は入場対象者Hごとの現在位置を示す情報となる。本実施形態では、発信機40の現在位置は、受信機20が発信機40からの無線信号を受信した時点での位置に相当する。本実施形態では、発信機40からの無線送信は0.1秒間隔で行うので、個別位置情報も0.1秒間隔で取得、更新されて記憶部32に記憶される。
入退場認証端末60と、IDカード61と、サーバ30の関係について説明する。所定の領域A1(施設)への出入口には入退場認証端末60が備えられている。入退場認証端末60は、例えば非接触式のカードリーダ端末である。入退場認証端末60は、所定の領域A1(施設)内のネットワーク200を介してサーバ30と通信する。入退場認証端末60の通信方式は、例えばイーサネット(登録商標)の規格に準拠した通信方式であるが、入退場認証端末60の通信方式は様々な通信方式から選択可能であり、有線通信方式でもWiFi(登録商標)等の規格に準拠した無線通信方式でもよい。また、入退場認証端末60は、ルータ又はハブ等の中継装置を介してネットワーク200に接続されてもよい。
IDカード61は、例えば非接触式のIC(Integrated Circuit)カードであり、入場対象者Hごとに所持、携帯される。IDカード61内の不揮発性メモリ等には、入場対象者Hごとに異なる情報が記憶されている。
入場対象者Hは、所定の領域A1(施設)に入場、あるいは退場する際に、都度IDカード61を入退場認証端末60に近接させる。本実施形態では、入退場認証端末60として、入場を認証する入退場認証端末60(入場側)と、退場を認証する入退場認証端末60(退場側)の2種類の入退場認証端末60が存在する。
入場対象者Hが所定の領域A1(施設)に入場する際、入退場認証端末60(入場側)にIDカード61を近接させると、入退場認証端末60(入場側)によってIDカード61内の情報が読み取られ、IDカード61内の情報はネットワーク200を介してサーバ30に送信される。CPU33内の入退場情報記録部332は、IDカード61内の情報がサーバ30に送信されると、入場対象者Hが入場したと判定し、入場対象者Hの入退場情報として退場状態から入場状態に変更して記憶部32に記憶させる。入場対象者HとIDカード61は一対一で対応し、IDカード61ごとに入場対象者Hを特定する情報が記憶されているため、IDカード61内の情報をもって、入退場情報記録部332はIDカード61を入退場認証端末60(入場側)に近接させた入場対象者Hを特定し、入退場情報として入場状態であると記憶部32に記憶させる。すなわち、入退場認証端末60(入場側)にIDカード61を近接させることは、入退場情報を入場状態にオンする働きを持っている。なお、入退場情報記録部332が入場対象者Hの入退場情報を入場状態であると記憶部32に記憶させる際には、記憶部32は、入場状態に変更した時刻を同時に記憶してもよい。
入場対象者Hが所定の領域A1(施設)から退場する際は、入退場認証端末60(退場側)にIDカード61を近接させる。この際、入場時と同様にIDカード61内の情報が入退場認証端末60(退場側)によって読み取られ、IDカード61内の情報はネットワーク200を介してサーバ30に送信される。入退場情報記録部332はIDカード61内の情報がサーバ30に送信されると、入場対象者Hが退場したと判定し、入場対象者Hの入退場情報として入場状態から退場状態へと変更し、記憶部32に記憶させる。IDカード61内の情報によって入場対象者Hを特定することは、退場時も入場時と同様である。このように、入退場認証端末60(退場側)にIDカード61を近接させることは、入退場情報として入場状態をオフして退場状態にする働きを持っている。なお、入退場情報記録部332が入場対象者Hの入退場情報を退場状態であると記憶部32に記憶させる際には、記憶部32は、退場状態に変更した時刻を同時に記憶してもよい。
上述のような入退場認証端末60とIDカード61とサーバ30の関係性によって、入場対象者Hが所定の領域A1(施設)に入場しているか退場しているかを示す入退場情報が入場対象者Hごとに記憶部32に記憶される。
なお、入場対象者Hごとの入退場情報を取得するための入退場認証端末60とIDカード61とサーバ30の関係性や構成を説明したが、上述の説明は一例であってこれに限らない。他の構成として、入退場認証端末60のカードリーダは、入場側と退場側に分けずに同一のカードリーダが入場時にも退場時にも使用される構成でもよい。入退場情報記録部332と入退場情報を記憶する記憶部32を含むサーバ30と、位置情報取得部331と個別位置情報を記憶する記憶部32を含むサーバ30とは別のサーバとして分離されて互いのサーバ30が通信する構成であってもよい。また、入退場認証端末60は非接触式のカードリーダではなく、各種の生体認証装置であってもよい。入退場認証端末60が生体認証装置であった場合は、IDカード61は生体認証装置の種類に合わせて入場対象者Hの指紋や虹彩、顔型などに適宜変更されてよい。
機器制御システム50と、機器51と、サーバ30の関係性について説明する。本実施形態において、機器51は、照明装置であるとして説明する。機器51は、所定の領域A1(施設)内の敷地(屋外)と全ての建物および部屋100に設置されている。図2は部屋100に複数の機器51が設置された例を示している。
機器制御システム50は、機器51を点灯、消灯、あるいは調光する制御を行うために機器51への電力供給状態を変化させる装置である。機器制御システム50は、例えば所定の領域A1(施設)の建物ごとに一基設置され、当該の建物に設置された機器51の制御を行う。さらに、屋外に設置された機器51を制御する機器制御システム50が別途備えられてもよい。機器制御システム50と機器51の接続には様々な方式があるが、例えば本実施形態では機器制御システム50は通信線を介して機器制御端末(図示せず)に接続され、機器制御端末に1または複数の機器51が接続される。機器制御端末は通信装置と電源回路とを備え、機器制御システム50から機器制御端末への通信による指令に従って、機器制御端末は、接続されている機器51の電気供給状態を制御し、機器51の点灯、消灯、あるいは調光を行う。機器51に電力が供給されれば機器51は点灯し、機器51の電力が遮断されれば機器51は消灯し、機器51の電流が変化すれば機器51の照度が変化する。建物内において、機器制御端末と機器制御端末に接続された機器51をあらかじめ制御を行いたいグループに分けて行うことで、部屋ごと、あるいは所定のエリアごとで機器51の制御を行うことができる。機器51は部屋に設けられたスイッチでも点灯、消灯を行うことができるが、機器制御システム50からの指令でさらに点灯や消灯の制御がなされる。
機器制御システム50は、ネットワーク200を介してサーバ30に接続される。機器制御部335は、機器制御システム50に対して機器51を制御する指令を送信し、機器制御システム50はその指令内容に従って機器51を制御する。機器制御部335が機器制御システム50に対して送信する指令は、例えば当該の建物に設置された全ての機器51を点灯、もしくは消灯する指令であったり、ある部屋の機器51のみを点灯、もしくは消灯する指令であったりするが、適宜指令は変更されてよい。なお、本実施形態では機器51は照明装置であるとして説明したが、機器51は照明装置に限らず、機器51は例えば空調設備やディスプレイなど、様々な通信機能を有する電気機器であってもよい。また、機器制御システム50と機器51との通信は、機器制御システム50を介する通信に限らず、機器制御システム50を介さない通信であってもよい。機器制御システム50を介さずに機器制御システム50から機器51に直接機器51を制御する指令がなされてもよい。
スケジュール記録部336は、サーバ30のCPU33の機能部の一つである。スケジュール記録部336は、入場対象者Hごとの当日のスケジュールの入力信号に応じて、入場対象者Hごとのスケジュールを記憶部32に記憶させる。入場対象者Hによるスケジュールの入力は、入場対象者Hごとに所持される情報端末70やノートパソコンのスケジュール用アプリケーションから行う。スケジュール用アプリケーションは入場対象者Hごとに個別のアカウントで管理され、入場対象者Hがある日の予定について、予定内容、時間帯、予定を行う場所といった入場対象者Hのスケジュール情報を記入する。予定を行う場所は、所定の領域A1(施設)内であるか、そうでないかを区別して記入されることが望ましい。
入場対象者Hによってスケジュール用アプリケーションに記入された入場対象者Hのスケジュールは、当該アプリケーションを起動している情報端末70、あるいはノートパソコンといった端末からネットワーク200を介してサーバ30に送信される。スケジュールに関する情報がサーバ30に送信されると、スケジュール記録部336は記憶部32に入場対象者Hのスケジュールを記憶する。記憶部32に記憶された入場対象者Hのスケジュールは、別の入場対象者Hからも当該スケジュール用アプリケーションを通じて確認可能である。入場対象者Hのスケジュールに関する情報はさまざまに加工して使用されてよく、例えば当日のスケジュールのうち、ある時刻以降のスケジュールを「残スケジュール」という形で抜き出して使用してもよい。なお、本実施形態では、位置情報取得部331とスケジュール記録部336は同じサーバ30のCPU33内に存在し、個別位置情報とスケジュールも同じサーバ30の記憶部32に記憶しているが、この形態に限らない。例えば、一つのサーバ30に位置情報取得部331と個別位置情報を記憶する記憶部32とがあり、別のサーバ30にスケジュール記録部336とスケジュールを記憶する記憶部32とがあって、2つのサーバ30が互いにネットワーク200を介して通信する形態であってもよい。
判定部333は、サーバ30のCPU33の機能部の一つである。判定部333は、記憶部32に記憶された入場対象者Hごとの個別位置情報や入退場情報に基づいて、所定の領域A1(施設)内のどの場所に入場対象者Hが何名いるかを判定する。また、判定部333は、特定の領域A2内の入場対象者Hの人数が所定の閾値以下になれば、当該の入場対象者Hを通知対象と判定する。人位置検知システム10は、判定部333の判定内容に従って、通知を含む各種の動作を行う。判定部333が行う具体的な判定内容と判定後の人位置検知システム10の動作は、後述する各実施例において詳細を説明する。
通知部334は、サーバ30のCPU33の機能部の一つである。判定部333の判定内容に基づいて、入場対象者Hに所持、携帯される情報端末70に最終退出者候補であることの通知を行う。通知部334による情報端末70への通知の信号は、サーバ30の通信部31を介して送信される。情報端末70は、上述のとおり、スマートフォンや携帯電話といった端末である。情報端末70は入場対象者Hごとに一対一で対応し、その対応情報は記憶部32にあらかじめ記憶されているため、通知部334は特定の入場対象者Hが所持する情報端末70に対してのみ通知の信号を発することが可能である。
情報端末70は通知部334から発せられた通知の信号を受信すると、情報端末70は情報端末70が備えるディスプレイに、情報端末70を所持する入場対象者Hが特定の領域A2の最終退出者候補であることの通知するポップアップメッセージを表示する。情報端末70が通知部334からの通知の信号を受信した際は、情報端末70は着信音を鳴らしてもよい。
(3-1)第一実施例
本実施形態の人位置検知システム10の動作の第一実施例について図3~図4を用いて説明する。図3は所定の領域A1(施設)の状態の一例を示している。本実施形態では、所定の領域A1(施設)には、特定の領域A2として第一建物があり、領域A3として第二建物が存在している。入場対象者H1~H12は、個別に番号を割り振った入場対象者Hであり、所定の領域A1(施設)の内外に散在している様子を示している。特に、入場対象者H4については、特定の領域A2(第一建物)から退出する瞬間であることを示している。入場対象者Hは出入口80より所定の領域A1(施設)に入退場する。
特定の領域A2(第一建物)と、領域A3(第二建物)には、図2のように天井101に複数の受信機20が設置されている。そのため、特定の領域A2(第一建物)と、領域A3(第二建物)内においては、入場対象者Hが携帯する発信機40からの無線発信により、0.1秒間隔で個別位置情報が取得される。
以下、第一実施例の具体的な動作を特定の領域A2(第一建物)に焦点を当てて説明する。まず、人位置検知システム10の位置情報取得部331が発信機40の個別位置情報を取得する(S11)。この際、入場対象者H1~H8は第一建物又は第二建物内にいるので個別位置情報が取得されて記憶部32に記憶されるが、入場対象者H9~H12は第一建物及び第二建物内のいずれにもいないため個別位置情報が取得されず、「個別位置情報なし」という情報が記憶部32に記憶される。
S11で個別位置情報が取得されると、判定部333は個別位置情報を記憶部32から読み込み、特定の領域A2(第一建物)にいる入場対象者Hの数を判定する(S12)。入場対象者Hが特定の領域A2(第一建物)内にいるかどうかの判定は、特定の領域A2(第一建物)を規定する位置情報があらかじめ設定されており、判定部333が特定の領域A2(第一建物)を規定する位置情報と個別位置情報とを照合することで判定可能である。この照合により、判定部333は特定の領域A2(第一建物)内にいる入場対象者Hを特定し、その人数を判定する。
特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数が判定されると、判定部333は特定の領域A2(第一建物)の入場対象者Hの数が所定の閾値以下であるかを判定する(S13)。本実施例では、仮に閾値を3と設定する。図3において、入場対象者H4が第一建物を出る直前までは、第一建物内の入場対象者Hの数は4であるので(S13でNo)、再度S11の個別位置情報の取得処理を行う。図3において、入場対象者H4が第一建物から退出すると第一建物内の入場対象者Hの数は3となるので、判定部333は第一建物内の入場対象者Hの数が所定の閾値以下になったと判定する(S13でYes)。
判定部333が特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数が所定の閾値以下になったと判定すると、判定部333は第一建物内にいる入場対象者Hを通知対象(通知を行う対象)と判定する(S14)。図3において入場対象者H4が第一建物から退出した直後は、第一建物内の入場対象者H1~H3が通知対象と判定される。
判定部333によって通知対象となる入場対象者Hが判定されると、通知部334はこの判定に基づいて、通知対象となった入場対象者Hに第一建物の最終退出者候補である通知を行う(S15)。図3においては、入場対象者H1~H3が通知対象であるので、通知部334は入場対象者H1~H3が携帯する情報端末70に対して、最終退出者候補である通知を発信する。
以上の流れで、人位置検知システム10は、第一建物内に残った入場対象者Hに対して第一建物の最終退出者候補である旨の通知を発信する。入場対象者Hは、情報端末70に通知を受けることにより、自身が第一建物の最終退出者候補となったことを認識することができるので、第一建物の機器51の消灯や、その他の電気機器の電源オフをし忘れることを防ぐことができる利点がある。また、入場対象者Hの個別位置情報が人位置検知システム10によって自動的に把握されているので、第一建物が特定の座席が決まっていないフリーアドレス制のオフィスであっても、第一建物内の人数を把握し、最終退出者候補である通知を行うことができる利点がある。本実施例では通知を行う対象と判定する人数の閾値を3としたが、特定の領域A2(第一建物)の運用の実態に合わせて閾値は適宜変更されてよい。
(3-2)第二実施例
本実施形態の人位置検知システム10の動作の第二実施例について図5~図6を用いて説明する。図5は所定の領域A1(施設)の状態の一例を示している。所定の領域A1(施設)に、特定の領域A2(第一建物)、領域A3(第二建物)があり、第一建物および第二建物の天井101に受信機20が設置されていることは第一実施例と同様であるため、説明を省略する。ただし、所定の領域A1(施設)への出入口80の脇に入退場認証端末60が備えられていることが第一実施例と異なっている。
図5において、所定の領域A1(施設)の内外にいる入場対象者Hに対してH1~H12と番号が割り振られており、入場対象者H4が第一建物から退出する瞬間を示していることも第一実施例と同様であるが、入場対象者Hが「所属する領域」をさらに<>書きで表記している点で第一実施例と異なる。第二実施例では、入場対象者Hごとに「所属する領域」が割り当てられており、「所属領域情報」として記憶部32に記憶されている。入場対象者H1<A2>という表記は、所属する領域として特定の領域A2(第一建物)が割り当てられていることを示している。また、図5は、所属する領域が特定の領域A2(第一建物)である入場対象者Hのアイコンを網掛けで示している。
入場対象者Hごとに所属する領域が割り振られることによる入場対象者Hの動きとしては、例えば入場対象者H1<A2>は、所定の領域A1(施設)に出勤すると、自身の所属する領域である第一建物に入場し、第一建物で主に執務を行う。その後、執務の都合によって領域A3(第二建物)など所定の領域(施設)A1内の各所に移動するが、最終的に第一建物に戻り、所定の領域(施設)A1から退出して退勤する。すなわち、所属する領域とは、所定の領域(施設)A1内において入場対象者Hごとに活動の拠点として設定された領域である。以降、「所属する領域が第一建物である」、「所属領域情報が第一建物である」、「第一建物に所属する」、といった表現を用いる。
以下、第二実施例の具体的な動作を特定の領域A2(第一建物)に焦点を当てて説明する。まず、人位置検知システム10の入退場情報記録部332が入場対象者Hの入退場情報を取得、記録する(S21)。入退場情報は、入場対象者Hが所定の領域A1(施設)に入場もしくは退場する際に入退場認証端末60にIDカード61を近接させることで取得され、記憶部32に記憶される。図5では、入場対象者H1~H10、H13は入退場情報が入場状態であり、入場対象者H11~H12は入退場情報が退場状態となっている。
S21で入退場情報が取得されると、位置情報取得部331が発信機40の個別位置情報を取得する(S22)。この際、入場対象者H1~H8、H13は第一建物および第二建物内にいるので個別位置情報が取得されて記憶部32に記憶されるが、入場対象者H9~H12は第一建物および第二建物内にいないため個別位置情報が取得されず、「個別位置情報なし」という情報が記憶部32に記憶される。
S22で個別位置情報が取得されると、判定部333は所属領域情報と個別位置情報とを記憶部32から読み込み、特定の領域A2(第一建物)内にいて、特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hの数を判定する(S23)。S23において当該の入場対象者Hの数の判定は、例えば第一実施例と同様に第一建物内にいる入場対象者Hを特定し、さらに所属領域情報が第一建物であるか否かを絞り込むことで行われる。
特定の領域A2(第一建物)内の、特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hの数が判定されると、判定部333は特定の領域A2(第一建物)内の特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hの数が所定の閾値以下であるかを判定する(S24)。本実施例では、仮に閾値を3と設定する。図5において、入場対象者H4が第一建物を出る直前までは、第一建物内のS24での判定対象となる入場対象者Hの数は4であるので(S24でNo)、再度S21の入退場情報の取得を行う。図5において、入場対象者H4が第一建物から退出すると、第一建物内の第一建物に所属する入場対象者Hの数は3となるので、判定部333は第一建物内の第一建物に所属する入場対象者Hの数が所定の閾値以下になったと判定する(S24でYes)。
判定部333が特定の領域A2(第一建物)内にいる特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hの数が所定の閾値以下になったと判定すると、判定部333は入退場情報が入場状態であって、所属する領域が特定の領域A2(第一建物)である入場対象者Hを通知対象(通知の送信対象)と判定する(S25)。図5において入場対象者H4が第一建物から退出した直後は、入場対象者H1、H2、H4、H8、H9、H13が通知対象と判定される。入場対象者H11は、所属する領域が特定の領域A2(第一建物)であるが、入退場情報が退場状態であるため、通知対象と判定されない。
判定部333によって通知対象となる入場対象者Hが判定されると、通知部334はこの判定に基づいて、通知対象となった入場対象者Hに第一建物の最終退出者候補である通知を行う(S26)。第二実施例では、通知部334は入場対象者H1、H2、H4、H8、H9、H13が携帯する情報端末70に対して、最終退出者候補である通知を発信する。
なお、図5において、第一建物から退出する入場対象者Hが入場対象者H4ではなく、入場対象者H3であった場合について説明する。S24において、入場対象者H3が特定の領域A2(第一建物)から退出しても、入場対象者H3が所属する領域は領域A3(第二建物)であるため、特定の領域A2(第一建物)内にいる特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hの数は4のまま変わらない。そのため、S24での判定対象となる入場対象者Hの数は閾値以下とならないので(S24でNo)、通知部334からの通知は発せられない。
以上の流れで、人位置検知システム10は、通知対象となった入場対象者Hに対して第一建物の最終退出者候補である旨の通知を発信する。第一実施例と比較すると、特定の領域A2(第一建物)に残る入場対象者Hの数を判定することは同じであっても、通知対象が入場状態であって、特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hである点で異なる。図5においては、入場対象者H4、H8、H9は第一建物から退出しているが、所定の領域A1(施設)の内部にとどまっており、第一建物に戻る可能性がある。このように、所属する領域に戻る可能性がある入場対象者Hに対しても最終退出者候補である通知を送信することで、このような入場対象者Hが第一建物の機器51の消灯や、その他の電気機器の電源オフをし忘れることを防ぐことができる利点がある。また、特定の領域A2(第一建物)に残る入場対象者Hの数の判定において、所定の閾値以上となるかどうかを判定する対象を特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hのみに絞っている。入場対象者H3は第一建物に所属していないので、このような入場対象者Hが第一建物に残っている人数、すなわち閾値以上か否かを判定する計数の対象として含まれてしまうと、最終退出者候補である通知が第一建物に所属する入場対象者Hに適切になされないおそれがある。例えば、図5において入場対象者H1~H4の所属する領域が領域A3(第二建物)であった場合、第一建物には第二建物に所属する入場対象者Hしかいない状態で、第一建物の最終退出者候補である通知が入場状態であって第一建物に所属する入場対象者Hになされてしまう。第二実施例ではこのような最終退出者候補である通知が適切になされないおそれを解消する利点がある。なお、S24における閾値は、第一実施例と同様に適宜変更されてよい。
(3-3)第三実施例
本実施形態の人位置検知システム10の動作の第三実施例について図7~図8を用いて説明する。図7は所定の領域A1(施設)の状態の一例を示している。所定の領域A1(施設)に、特定の領域A2(第一建物)、領域A3(第二建物)があり、第一建物および第二建物の天井101に受信機20が設置されていることは第一実施例と同様であるため、説明を省略する。
図7においては、所定の領域A1(施設)の内外にいる入場対象者Hに対してH1~H6と番号が割り振られており、入場対象者H1は第一建物から退出する瞬間を示している。
以下、第三実施例の具体的な動作を特定の領域A2(第一建物)に焦点を当てて説明する。まず、人位置検知システム10の位置情報取得部331が発信機40の個別位置情報を取得する(S31)。この際、入場対象者H1~H2は第一建物および第二建物内にいるので個別位置情報が取得されて記憶部32に記憶されるが、入場対象者H3~H6は第一建物および第二建物内にいないため個別位置情報が取得されず、「個別位置情報なし」という情報が記憶部32に記憶される。
S31で個別位置情報が取得されると、判定部333は個別位置情報を記憶部32から読み込み、特定の領域A2(第一建物)にいる入場対象者Hの数を判定する(S32)。特定の領域A2(第一建物)内にいる入場対象者Hの数の判定方法は第一実施例と同様であるため説明を省略する。
特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数が判定されると、判定部333は特定の領域A2(第一建物)の入場対象者Hの数がゼロであるかを判定する(S33)。図9において、入場対象者H1が第一建物を出る直前までは、第一建物内の入場対象者Hの数は1であるので(S33でNo)、再度S31の個別位置情報の取得を行う。図7において、入場対象者H1が第一建物から退出すると第一建物内の入場対象者Hの数はゼロとなるので、判定部333は第一建物内の入場対象者Hの数がゼロになったと判定する(S33でYes)。
判定部333が特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数がゼロになったと判定すると、機器制御部335は特定の領域A2(第一建物)の機器51を消灯する(S34)。機器制御部335は、ネットワーク200を介して第一建物の機器51を制御する機器制御システム50に指令を送信し、第一建物の機器51の電力を遮断して消灯する。この消灯の制御は、第一建物の全ての機器51を消灯する制御であってもよいし、一部の機器51は消灯しないなど第一建物の運用の実態に合わせて適宜変更されてよい。
以上の流れで、人位置検知システム10は、入場対象者Hがいなくなった第一建物の機器51を消灯する。人位置検知システム10によって、第一建物内の入場対象者Hの個別位置情報が人位置検知システム10によって自動的に把握されているので、第一建物が特定の座席が決まっていないフリーアドレス制のオフィスであっても、第一建物内の人数を把握し、第一建物内に入場対象者Hがいなくなれば自動的に第一建物の機器51を消灯することができ、消し忘れを防止することができるという利点がある。
(3-4)第四実施例
本実施形態の人位置検知システム10の動作の第四実施例について図9~図10を用いて説明する。図9は所定の領域A1(施設)の状態の一例を示している。所定の領域A1(施設)に、特定の領域A2(第一建物)、領域A3(第二建物)があり、第一建物および第二建物の天井101に受信機20が設置されていることは第一~第三実施例と同様であるため、説明を省略する。また、所定の領域A1(施設)への出入口80の脇に入退場認証端末60を備えられている点は第二実施例と同様である。
図9において、入場対象者H1~H6と番号が割り振られている点と、入場対象者H1が第一建物から退出する瞬間を示していることは図7と同様である。一方で、図9においては、図7の状態に加えて、入場対象者Hに「所属する領域」が割り振られて、入場対象者Hが「所属する領域」をさらに<>書きで表記している。入場対象者Hが所属する領域を示す「所属領域情報」も、記憶部32に記憶されている。また、第二実施例と同様に、所属する領域が特定の領域A2(第一建物)である入場対象者Hのアイコンを網掛けで示している。
以下、第四実施例の具体的な動作を特定の領域A2(第一建物)に焦点を当てて説明する。まず、人位置検知システム10の入退場情報記録部が入場対象者Hの入退場情報を取得、記録する(S41)。入退場情報は、入場対象者Hが所定の領域A1(施設)に入場もしくは退場する際に入退場認証端末60にIDカード61を近接させることで取得され、記憶部32に記憶される。図9では、入場対象者H1~H4は入退場情報が入場状態であり、入場対象者H5~H6は入退場情報が退場状態となっている。
S41で入退場情報が取得されると、位置情報取得部331が発信機40の個別位置情報を取得する(S42)。この際、入場対象者H1~H2は第一建物および第二建物内にいるので個別位置情報が取得されて記憶部32に記憶されるが、入場対象者H3~H6は第一建物および第二建物内にいないため個別位置情報が取得されず、「個別位置情報なし」という情報が記憶部32に記憶される。
S42で個別位置情報が取得されると、判定部333は個別位置情報を記憶部32から読み込み、特定の領域A2(第一建物)にいる入場対象者Hの数を判定する(S43)。特定の領域A2(第一建物)内にいる入場対象者Hの数の判定方法は第一実施例と同様であるため説明を省略する。
特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数が判定されると、判定部333は特定の領域A2(第一建物)の入場対象者Hの数がゼロであるかを判定する(S44)。図9において、入場対象者H1が第一建物を出る直前までは、第一建物内の入場対象者Hの数は1であるので(S44でNo)、再度S41の入退場情報の取得を行う。図9において、入場対象者H1が第一建物から退出すると第一建物内の入場対象者Hの数はゼロとなるので、判定部333は第一建物内の入場対象者Hの数がゼロであると判定する(S44でYes)。
判定部333が特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数がゼロであると判定すると、判定部333はさらに、入退場情報が入場状態であって特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hが1以上存在するかの判定を行う(S45)。S45での判定は、例えば記憶部32から入退場情報と所属領域情報とを読み込み、双方がS45での判定内容に合致するか否かで行うことができる。図9において、入場対象者H1が第一建物から退出した直後においては、入場状態であって特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hの数は2、すなわち1以上となるため、S41に戻って入退場情報の取得を行う(S45でYes)。S45でYesの場合、機器制御部335は機器51の電力を維持し、機器51の点灯状態を維持する。
S45でYesと判定された後、再度S41からS45に至り、図9からさらに入場対象者H1および入場対象者H3が出入口80より退出した状態となれば、判定部333は入場状態であって特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hは存在しないと判定する(S45でNo)。
判定部333が特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数がゼロであり、入場状態であって特定の領域A2(第一建物)に所属する入場対象者Hも存在しないと判定すると、機器制御部335は特定の領域A2(第一建物)の機器51を消灯する(S46)。S46では機器制御部335はネットワーク200を介して第一建物の機器51を制御する機器制御システム50に指令を送信し、第一建物の機器51の電力を遮断し、機器51を消灯する。この消灯の制御は、第一建物の全ての機器51を消灯する制御であってもよいし、一部の機器51の電力は維持して消灯しないなど第一建物の運用の実態に合わせて適宜変更されてよい。
以上の流れで、人位置検知システム10は、第一建物から入場対象者Hがいなくなっても、所定の領域A1(施設)に入場状態であって、第一建物に所属する入場対象者Hが存在すれば、第一建物の機器51の電力を維持し、機器51の点灯を維持する制御を行う。図9において、入場対象者H1が第一建物から退出すると第一建物に入場対象者Hは不在となるが、入場対象者H1もしくはH3は所定の領域A1(施設)内で予定を終えた後、第一建物に戻ってくる可能性がある。この際に、第三実施例のように第一建物内の入場対象者Hの数がゼロになった段階で第一建物の機器51を消灯していると、第一建物に所属する入場対象者Hが第一建物に戻った際に第一建物が暗く、不都合が生じる可能性がある。第四実施例では、第一建物内の入場対象者Hの数がゼロになっても、第一建物に所属する入場対象者Hが全て所定の領域A1(施設)から退場状態となるまで第一建物の機器51の点灯を維持する制御を行うことで、上記の不都合を解消しつつ、第一建物の機器51を自動的に消灯でき、消し忘れを防止することができるという利点がある。
(3-5)第五実施例
本実施形態の人位置検知システム10の動作の第五実施例について図11A~図12を用いて説明する。図11Aおよび図11Bは、所定の領域A1(施設)の状態の一例を示している。所定の領域A1(施設)に、特定の領域A2(第一建物)、領域A3(第二建物)があり、第一建物および第二建物の天井101に受信機20が設置されていることは第一~第四実施例と同様であるため、説明を省略する。また、所定の領域A1(施設)への出入口80の脇に入退場認証端末60を備えられている点は第二、第四実施例と同様である。
図11Aおよび図11Bにおいて、入場対象者H1~H6と番号が割り振られている点と、入場対象者H1が第一建物から退出する瞬間を示していること、入場対象者Hに「所属する領域」が割り振られて、入場対象者Hが「所属する領域」をさらに<>書きで表記していることは図9と同様である。入場対象者Hが所属する領域を示す「所属領域情報」も、記憶部32に同様に記憶されている。一方で、図11Aおよび図11Bにおいては、図9の状態に加えて、入場状態の入場対象者Hに当日のスケジュールが残っているか否かを示すスケジュール情報も記載している。また、第二、第四実施例と同様に、所属する領域が特定の領域A2(第一建物)である入場対象者Hのアイコンを網掛けで示している。なお、図11Aと図11Bにおける差異は、入場対象者H3の残スケジュールの有無であり、図11Aでは残スケジュールがないが、図11Bでは残スケジュールが存在している。
以下、第五実施例の具体的な動作を特定の領域A2(第一建物)に焦点を当てて説明する。まず、人位置検知システム10の入退場情報記録部332が入場対象者Hの入退場情報を取得、記録する(S51)。入退場情報は、入場対象者Hが所定の領域A1(施設)に入場もしくは退場する際に入退場認証端末60にIDカード61を近接させることで取得され、記憶部32に記憶される。図11Aおよび図11Bでは、入場対象者H1~H4は入退場情報が入場状態であり、入場対象者H5~H6は入退場情報が退場状態となっている。
S51で入退場情報が取得されると、スケジュール記録部336が入場対象者Hごとのスケジュールに関する情報を取得し、記憶部32に記憶させる(S52)。入場対象者Hのスケジュールに関する情報は、入場対象者Hごとに所持される情報端末70やその他の電子機器のスケジュール用アプリケーションにより入力され、その結果がネットワーク200を介してサーバ30に送信されて、スケジュール記録部336によって記憶部32に記憶される。
S52で入場対象者Hのスケジュールが取得されると、位置情報取得部331が発信機40の個別位置情報を取得する(S53)。この際、入場対象者H1~H2は第一建物および第二建物内にいるので個別位置情報が取得されて記憶部32に記憶されるが、入場対象者H3~H6は第一建物および第二建物内にいないため個別位置情報が取得されず、「個別位置情報なし」という情報が記憶部32に記憶される。
S53で個別位置情報が取得されると、判定部333は個別位置情報を記憶部32から読み込み、特定の領域A2(第一建物)にいる入場対象者Hの数を判定する(S54)。特定の領域A2(第一建物)内にいる入場対象者Hの数の判定方法は第一実施例と同様であるため説明を省略する。
特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数が判定されると、判定部333は特定の領域A2(第一建物)の入場対象者Hの数がゼロであるかを判定する(S55)。図11Aおよび図11Bにおいて、入場対象者H1が第一建物を出る直前までは、第一建物内の入場対象者Hの数は1であるので(S55でNo)、再度S51の入退場情報の取得を行う。図11Aにおいて、入場対象者H1が第一建物から退出すると第一建物内の入場対象者Hの数はゼロとなるので、判定部333は第一建物内の入場対象者Hの数がゼロであると判定する(S55でYes)。
判定部333が特定の領域A2(第一建物)内の入場対象者Hの数がゼロであると判定すると、判定部333はさらに、入退場情報が入場状態であって、特定の領域A2(第一建物)に所属している入場対象者Hが1以上存在するかの判定を行う(S56)。S56での判定は、例えば記憶部32から入退場情報と所属領域情報とを読み込み、双方の情報がS56での判定内容に合致するか否かで行うことができる。入退場情報が入場状態であって、特定の領域A2(第一建物)に所属している入場対象者Hが1以上存在しなかった場合(S56でNo)、機器制御部335は特定の領域A2(第一建物)の機器51を消灯する(S58)。
S56において、図11Aおよび図11Bのように入退場情報が入場状態であって、特定の領域A2(第一建物)に所属している入場対象者Hが1以上存在している場合(S56でYes)、S57に移行する。
判定部333が、「入退場情報が入場状態、かつ、特定の領域A2(第一建物)に所属している入場対象者Hが1以上存在している」と判定すると、さらに判定部333が「入退場情報が入場状態、かつ、特定の領域A2(第一建物)に所属であって、スケジュールが残っている入場対象者Hが1以上存在するか」の判定を行う(S57)。S57での判定は、例えば記憶部32から入退場情報と所属領域情報とに加えて、スケジュールに関する情報をさらに読み込み、全ての条件がS57での判定内容に合致するか否かで行うことができる。図11Aおよび図11Bでは、入場対象者Hの当日のスケジュールのうち、ある時刻以降のスケジュールを「残スケジュール」という情報に加工し、入場状態の入場対象者Hを示すアイコンの脇に記載した例を示している。以降、本実施例ではS57の判定が18:50に行われるとして説明する。
図11Aにおいては、入場状態であって、特定の領域A2(第一建物)に所属である入場対象者Hは入場対象者H1およびH3であるが、入場対象者H1およびH3は、ともに18:50時点で残スケジュールがない状態である。すなわち、入退場情報が入場状態、かつ、特定の領域A2(第一建物)に所属であって、スケジュールが残っている入場対象者Hが1以上存在しないため(S57でNo)、S58に移行し、機器制御部335は特定の領域A2(第一建物)の機器51を消灯する(S58)。
図11Bにおいては、入場状態であって、特定の領域A2(第一建物)に所属である入場対象者Hは入場対象者H1およびH3である。18:50時点で入場対象者H1は残スケジュールがない状態であるが、入場対象者H3は19:00~20:00に領域A3(第二建物)での残スケジュールが存在している。すなわち、入退場情報が入場状態、かつ、特定の領域A2(第一建物)に所属であって、スケジュールが残っている入場対象者Hが1以上存在するため(S57でYes)、S59に移行する。
S57において、判定部333が「入退場情報が入場状態、かつ、特定の領域A2(第一建物)に所属であって、スケジュールが残っている入場対象者Hが1以上存在する」と判定すると、機器制御部335は、スケジュール終了後から所定の時間が経過するまで特定の領域A2(第一建物)の機器51の電力を維持して機器51の点灯状態を維持した後、機器51の電力を遮断して機器51を消灯する(S59)。本実施例において、所定の時間を10分とした場合、S57およびS58の時点において、残スケジュールは入場対象者H3の19:00~20:00の第二建物でのスケジュールであるので、機器制御部335は20:10まで第一建物の機器51の点灯を維持し、消灯する。
なお、上記の例では、S57およびS59において、「入退場情報が入場状態、かつ、特定の領域A2(第一建物)に所属であって、スケジュールが残っている入場対象者H」は入場対象者H3の1名であり、残スケジュールは19:00~20:00であるので第一建物の機器51は20:10まで点灯が維持されたが、同様に残スケジュールがある入場対象者Hが複数いる場合は、複数の残スケジュールのうち最も遅い時間に対して所定の時間の10分を足し合わせた時間まで第一建物の機器51の点灯が維持される。また、S51~S59は一定間隔で繰り返し実施されているので、第一建物の機器51の点灯が維持されている間に当該の入場対象者Hが第一建物に戻った場合は、S55でNoとなり第一建物の機器51の点灯が維持されたまま再度S51からの判定、動作を行う。なお、S58、S59での第一建物の機器51の消灯制御の方法や運用は、第三および第四実施例と同様に第一建物の実態に合わせて適宜変更されてよい。また、機器51の点灯を維持する所定の時間は10分に限らず、適宜変更されてよい。
以上の流れで、人位置検知システム10は、第一建物から入場対象者Hがいなくなっても、所定の領域A1(施設)に入場状態であって、第一建物に所属する入場対象者Hが存在し、当該の入場対象者Hに残スケジュールがあれば、スケジュール終了から所定の時間が経過するまで第一建物の機器51の点灯を維持する制御を行う。図11Bにおいて、入場対象者H1が第一建物から退出すると第一建物に入場対象者Hは不在となるが、入場対象者H3には残スケジュールがあるので領域A3(第二建物)での予定を終えた後、第一建物に戻ってくる可能性がある。この際に、第三実施例のように第一建物内の入場対象者Hの数がゼロになった段階で第一建物の機器51を消灯していると、第一建物に所属する入場対象者Hが第一建物に戻った際に第一建物が暗く、不都合が生じる可能性がある。第五実施例では、第一建物内の入場対象者Hの数がゼロになっても、所定の領域A1(施設)内に入場状態であって第一建物に所属する入場対象者Hに残スケジュールがある場合、当該の残スケジュールの終了後から所定の時間が経過するまで第一建物の機器51の点灯を維持する制御を行うことで、上記の不都合を解消しつつ、第一建物の機器51を自動的に消灯でき、消し忘れを防止することができるという利点がある。
以上のように本発明の実施形態について図面(図1~図12)を参照しながら説明した。しかし、本発明の範囲は上記によって限定されない。本発明は請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。また、上記の第一から第五実施例で示す構成は本発明の実施形態の一例であって、本発明の実施形態は第一から第五実施例に限定されず、例えば、S付きの符号で示した各ステップの順番や処理内容は、本発明の効果を逸脱しない範囲内で種々の変形、変更が可能である。
(態様)
本明細書には、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る人位置検知システム(10)は、発信機(40)と、受信機(20)と、位置情報取得部(331)と、判定部(333)と、通知部(334)とを備える。発信機(40)は、所定の領域(A1)に入場を許可された入場対象者(H)に所持されて、個別情報を送信する。受信機(20)は、発信機(40)から発信された個別情報を受信する。位置情報取得部(331)は、受信機(20)にて受信した個別情報から入場対象者(H)の位置に関する個別位置情報を取得する。判定部(333)は、所定の領域(A1)に含まれる特定の領域(A2)内に位置する入場対象者(H)の数が所定の閾値以下になれば、特定の領域(A2)内に位置する入場対象者(H)を通知対象と判定する。通知部(334)は、判定部(333)の判定に基づいて、通知対象に最終退出者候補であることの通知を行う。
第2の態様に係る人位置検知システム(10)では、第1の態様において、判定部(333)は、記録された入場対象者(H)の所定の領域(A1)への入退場情報を用いて、特定の領域(A2)に位置して、特定の領域(A2)に所属する入場対象者(H)の数が所定の閾値以下になれば、入退場情報が入場状態であって、特定の領域(A2)に所属する入場対象者(H)のみを通知対象と判定する。
第3の態様に係る人位置検知システム(10)は、第2の態様において、機器(51)と、機器制御部(335)とをさらに備える。機器(51)は、特定の領域(A2)に設置されている。機器制御部(335)は、機器(51)の動作を制御する。機器制御部(335)は、判定部(333)による、特定の領域(A2)に位置する入場対象者(H)の数がゼロであるとの判定結果に基づいて、機器(51)の電力を遮断する制御を行う。
第4の態様に係る人位置検知システム(10)では、第3の態様において、機器制御部(335)は、判定部(333)による、特定の領域(A2)に位置する入場対象者(H)の数がゼロであるという判定結果であっても、入退場情報が入場状態であって特定の領域(A2)に所属する入場対象者(H)の数が1以上であると判定されれば、機器(51)の電力を維持する制御を行う。
第5の態様に係る人位置検知システム(10)は、第3又は4の態様において、スケジュール記録部(336)をさらに備える。スケジュール記録部(336)は、入場対象者(H)ごとに入場対象者(H)の所定の領域(A1)内でのスケジュールを記録する。機器制御部(335)は、判定部(333)による、特定の領域(A2)に位置する入場対象者(H)の数がゼロであるという判定結果であっても、入退場情報が入場状態であってスケジュールが残っている特定の領域(A2)に所属する入場対象者(H)の数が1以上であると判定されれば、スケジュール終了後から所定の時間が経過するまで機器(51)の電力を維持する制御を行う。