JP7423893B2 - チューブ容器およびキャップ付きチューブ容器 - Google Patents
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Description
第1シーラント層56は、積層体シート55同士を接着させるための層であり、第1シーラント層56を構成する材料としては、熱によって溶融し、融着する材料であれば良い。第1シーラント層56には例えばポリオレフィンのフィルムを用いることができる。より具体的には、第1シーラント層56としては、例えば、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、中密度ポリエチレンフィルム(MDPE)、高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレン若しくはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、その他の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリ酢酸ビニル系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリスチレン系樹脂フィルム、ポリアクリロニトリル、飽和ポリエステル、ポリビニルアルコール等その他の樹脂の1種ないしそれ以上からなるフィルムを使用することができる。
本実施の形態において、上記のヒートシール性フィルムとしては、例えば、上記の樹脂の1種ないし2種以上を主成分とし、これに、所望の添加剤を任意に添加して樹脂組成物を調製し、次いで、上記で調製した樹脂組成物を使用し、例えば、Tダイ法、インフレーション法、その他の成形法を用いてフィルムないしシートを成形することができる。
なお、上述した第1シーラント層56の材料として、例えば、アンチブロッキング剤、滑剤(脂肪酸アミド等)、難燃化剤、無機ないし有機充填剤等を任意に添加したものを使用しても良い。
また、本実施の形態において、第1シーラント層56の厚みは、100μm以上250μm以下であることが好ましい。
第1基材層58aおよび第2基材層58bといった基材層は、例えば、第1シーラント層56や第2シーラント層59を支持するとともに積層体シート55全体の強度を高めるための層である。第1基材層58aおよび第2基材層58bを構成する材料としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、フッ素系樹脂、その他の強靱な樹脂のフィルムないしシート、その他を使用することができる。一例として、第1基材層58aおよび第2基材層58bは、ポリエチレンテレフタレートを含んでいても良い。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、押し出し低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンのフィルムを用いることができる。
また、上述した樹脂のフィルムないしシートとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができる。中でも、本実施の形態において、二軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムが、印刷適正の面で優れるので好ましい。
なお、本実施の形態において、第1基材層58aおよび第2基材層58bの厚みは、それぞれ10μm以上25μm以下であることが好ましい。
油分バリア層60は、チューブ容器10において、内容物の油分が外部に染み出してしまうことを抑制するための層である。この油分バリア層60は、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)を含んでいる。油分バリア層60がエチレン-ビニルアルコール共重合体を含んでいることにより、油分バリア層60の油分バリア性を高めることができる。このため、内容物に含まれる油分が、チューブ容器10の外部に染み出してしまうことを抑制することができる。油分バリア層60の厚みは、10μm以上30μm以下程度とすることができる。
第2シーラント層59は、積層体シート55同士を接着させるための層であり、第2シーラント層59を構成する材料としては、例えば上述した第1シーラント層56と同様の材料を用いることができる。
なお、本実施の形態において、第2シーラント層59の厚みは、100μm以上250μm以下であることが好ましい。
第1接着層57a、第2接着層57b、第3接着層57cおよび第4接着層57dといった接着層は、第1シーラント層56、第1基材層58a、第2基材層58b、第2シーラント層59などを互いに接着するための層である。この接着層は、接着する層を構成する樹脂によって適宜選択することができる。
例えば、イソシアネート系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカーコーティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロース系、その他のラミネート用接着剤等のアンカーコート剤、ラミネート用接着剤等を任意に使用することができる。
接着層としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン-ビニルアルコール、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、アイオノマー、無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂等を好適に使用することができる。
なお、本実施の形態において、接着層の厚さは、3μm以上60μm以下であることが好ましい。
ガスバリア層61は、酸素ガスおよび水蒸気などの透過を抑制するための層である。ガスバリア層61としては、例えば、酸素ガス、水蒸気等に対するガスバリア性素材、太陽光等に対する遮光性素材、あるいは、内容物に対する保香性等を有する材料を使用することができる。具体的には、ガスバリア層61としては、例えば、アルミニウム箔、スズ、鉛、銅、鉄、ニッケル、またはこれらの合金等あるいは、アルミニウム等の金属蒸着薄層を使用することができる。ガスバリア層61としてアルミニウム箔を使用する場合、ガスバリア層61の厚みは、5μm以上20μm以下程度とすることができる。
ガスバリア層61として、アルミニウムの金属蒸着層を使用する場合、ガスバリア層61の厚みは、通常、50Å以上3000Å以下程度であることが好ましく、特に、100Å以上2000Å以下程度であることが好ましい。また、上記のアルミニウムの蒸着薄膜を支持する第2基材層58bの表面は、予め、蒸着膜の密着性を高めるために、例えば、蒸着プライマー等をコーティングすることができ、その他、所要の前処理を任意に施すことは可能である。
また、上述したように第1基材層58a上に、絵柄等の印刷が施された印刷層が形成されていても良い。印刷層としては、通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を主成分とし、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整して得たインキ組成物を使用することができる。このようなインキビヒクルとしては、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、その他などの1種または2種以上を併用することができる。印刷方法は、グラビア印刷のほか、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他の印刷方式であってもよい。
図1に示すキャップ付きチューブ容器10A(実施例1)を作製した。この場合、まず、図4Aに示す、厚さ346μmの積層体シート55を作製した。この積層体シート55の層構成および各層の厚みは、は、以下の通りである。
(外側)ポリエチレンフィルム130μm/DL/ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm/DL/エチレン-ビニルアルコール共重合体15μm/DL/ポリエチレンフィルム180μm(内側)
内容物としてトリートメントまたは化粧品をそれぞれ充填した内容物入りキャップ付きチューブ容器10Aを、40℃90%RH下にて3ヶ月保存し、保存後、接合部における剥離の有無を確認した。
図4Bに示す、厚さ361μmの積層体シート55を作製したこと、以外は実施例1と同様にして、内容物入りキャップ付きチューブ容器10A(実施例2)を作製した。そして、実施例1と同様にして、触感による漏出の確認および接合部における剥離の確認を行った。この積層体シート55の層構成および各層の厚みは、は、以下の通りである。
(外側)ポリエチレンフィルム130μm/DL/ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm/DL/ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm/透明蒸着層(Si系)/DL/エチレン-ビニルアルコール共重合体15μm/DL/ポリエチレンフィルム180μm(内側)
油分バリア層60および第3接着層57cを設けなかったこと、以外は実施例2と同様にして、内容物入りキャップ付きチューブ容器(比較例)を作製した。そして、実施例1と同様にして、触感による漏出の確認および接合部における剥離の確認を行った。この積層体シート55の層構成および各層の厚みは、は、以下の通りである。
(外側)ポリエチレンフィルム130μm/DL/ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm/DL/ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm/蒸着層/DL/ポリエチレンフィルム180μm(内側)
10A キャップ付きチューブ容器
20 キャップ
40 頭部部材
50 胴部チューブ
51 一端
55 積層体シート
56 第1シーラント層
58a 第1基材層
58b 第2基材層
59 第2シーラント層
60 油分バリア層
61 ガスバリア層
Claims (6)
- チューブ容器において、
積層体シートの対向する端部同士を重ね合わせて互いに接合した胴部チューブと、
前記胴部チューブの一端に接合された頭部部材と、を備え、
前記積層体シートは、外側から順に、第1シーラント層と、第1基材層と、油分バリア層と、第2基材層と、ガスバリア層と、第2シーラント層とを有し、
前記油分バリア層は、エチレン-ビニルアルコール共重合体を含み、
前記第2基材層は、ポリエチレンテレフタレートを含んでいることを特徴とする、チューブ容器。 - 前記第1基材層は、ポリエチレンテレフタレートを含む、請求項1に記載のチューブ容器。
- 前記ガスバリア層は、透明蒸着層を含む、請求項1または2に記載のチューブ容器。
- 前記第1シーラント層は、ポリエチレンを含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のチューブ容器。
- 前記第2シーラント層は、ポリエチレンを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のチューブ容器。
- キャップ付きチューブ容器において、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のチューブ容器と、
前記頭部部材に取り付けられるキャップと、を備える、キャップ付きチューブ容器。
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