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JP7426863B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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JP7426863B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1は、カーシェアリングにおいて車両の稼働率を高めるための技術を開示している。
特開2018-81574号公報
しかしながら、特許文献1では、車両の所有者の利用履歴について何ら考慮されておらず、所有者が車両を使用しない時間帯、或いは自身の駐車場を使用しない時間帯などに車両や駐車場が有効活用されないという課題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、車両の所有者が自らの資源を有効活用するための技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る情報処理装置は、
車両の利用履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
前記車両に関連する複数のサービスの需給情報を取得する需給情報取得手段と、
前記車両の所有者の生活の変化を推定する推定手段と、
前記推定手段により生活の変化があると推定された場合に、前記利用履歴情報と前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定する制御手段と、
を備え
前記複数のサービスは、異なる主体が提供する同一種類の複数のサービスであることを特徴とする。
本発明によれば、車両の所有者が自らの資源を有効活用することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムを構成する各装置の構成例を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置が実施する全体処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置が実施する提案サービス決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置が実施する対価算出処理開始の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る需給情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車両の利用履歴情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る処理で活用する車両の利用履歴情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る処理で活用するサービスの需給情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る需給情報と車両の利用履歴情報とのマッチングの一例を示す図である。 本発明の変形例に係る処理で活用する車両の利用履歴情報の一例を示す図である。 本発明の変形例に係るサービスの需給情報の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。尚、各図は実施形態を説明するための模式図に過ぎず、例えば図中の各要素の寸法は必ずしも現実のものを反映するものではない。また、図中において同一の要素には同一の参照番号を付しており、本明細書において重複する内容については説明を省略する。
(実施形態1)
<構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの構成を説明するための図である。経路案内システムは、情報処理装置10、1以上の車両20、1以上の通信装置30、1以上のサービス提供装置50を含み、それらがネットワーク40を介して通信可能に構成されている。ネットワーク40は、例えばインターネット及び/又はローカルエリアネットワーク(LAN)である。
図2は、情報処理装置10、車両20、通信装置30、サービス提供装置50の構成例を示す図である。
情報処理装置10は、サーバ装置として機能し、適切な車両関連サービス(1以上の会社のカーシェアリングサービス、駐車場シェアリングサービスなど)を車両20の所有者に提案する。情報処理装置10は、CPU101と、記憶装置102と、通信部103とを備えている。CPU101は、記憶装置102に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、実施形態に係る処理を実行する。
記憶装置102は、各種情報を記憶する。記憶装置102は、CPU101が読み出して実行するためのプログラムを記憶すると共に、通信部103を介して1以上の車両20や通信装置30から取得した情報と、通信部103を介してサービス提供装置50から取得した情報とを記憶することができる。通信部103は、各種情報を有線又は無線で送受信する。
情報処理装置10は、サービス提供装置50から車両関連サービスの需給情報を取得するとともに、車両20や通信装置30から車両20の利用履歴情報を取得する。そして、これらをマッチングして、適切な車両関連サービスを車両20の所有者に提案する。例えば、車両20の所有者が車両20を使用していない時間帯にその車両20を第三者に貸し出して対価を得るために、カーシェアリングサービスの利用を提案する。あるいは、車両20を駐車している駐車場(例えば自宅の駐車場)を使用していない時間帯にその駐車場を第三者に貸し出して対価を得るために、駐車場シェアリングサービスの利用を提案する。なお、カーシェアリングサービス、駐車場シェアリングサービスに限られるものではなく、他のサービスであってもよい。
車両20は、例えば四輪車であるが、二輪車など他の車両であってもよい。車両20は、ECU(電子制御ユニット)201と、記憶装置202と、通信部203と、車内カメラ204と、車外カメラ205と、マイク206と、車載ナビゲーション装置207とを備えている。
ECU201は、CPU、メモリおよび通信インタフェースを含む。通信インタフェースを介して受け取った情報(データないし電気信号)に基づいてCPUにより所定の処理を行い、その処理結果を、メモリ又は記憶装置202に格納し、或いは、通信インタフェースを介して他の要素に出力する。
ECU201は、運転者による加速用操作子(アクセルペダル)の操作量に基づいて駆動機構を制御する。また、ECU201は、運転者による制動用操作子(ブレーキペダル)の操作量に基づいて制動機構を制御する。制動機構は、例えば、車両20の各車輪に設けられたディスクブレーキである。また、ECU201は、運転者による操舵用操作子(ステアリングホイール)の操作量に基づいて操舵機構を制御する。操舵機構は、パワーステアリングを含む。
記憶装置202は、車内カメラ204や車外カメラ205により撮影された画像データや、マイク206により収音された音声データを記憶する。また、車載ナビゲーション装置207を介して入力された出発地や目的地の情報等を記憶する。通信部203は、ネットワーク40を介して情報処理装置10と通信し、各種情報を有線又は無線で送受信することができる。
車内カメラ204は、車両20の内部を撮影する。例えば運転席、助手席、あるいは後部座席などを撮影することができる。車外カメラ205は、車両20の周囲の様子を撮影する。例えば車両20の前方、後方、及び/又は側方などである。車両20のアラウンドビューを撮影するようにしてもよい。マイク206は、車両20の内部の音を収音する。例えば乗員の発話内容を音声データとして収集する。
車載ナビゲーション装置207は、表示部2071と、操作入力部2072とを備えている。表示部2071は、液晶ディスプレイ等であり、出発地(又は現在地)から目的地(又は経由地)までの経路情報など各種のナビゲーション情報を表示したり、情報処理装置10により提案された車両関連サービスを、情報処理装置10から受信して表示したりする。
操作入力部2072は、物理ボタンや回転機構等であり、運転者(ユーザ)は操作入力部2072を操作して、出発地、目的地などの各種のナビゲーション情報を入力することができる。なお、表示部2071がタッチパネルである場合には、表示部2071が操作入力部2072の機能を兼ねてもよい。
車両20は、車内カメラ204、車外カメラ205、マイク206により取得された各種データを、所定の時間間隔で或いは車両20の所有者の指示に応じて、情報処理装置10へ送信する。
通信装置30は、例えばスマートフォンなどの携帯情報端末であり、車両20の所有者が所持する通信装置である。通信装置30は、CPU301と、記憶装置302と、通信部303と、表示部304と、操作入力部305とを備えている。CPU301は、記憶装置302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、通信装置30の動作を制御する。
記憶装置302は、CPU301が読み出して実行するためのプログラムを記憶すると共に、操作入力部305を介して通信装置30に入力された各種情報を記憶する。例えば、車両20の所有者のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)データや、スケジュールデータ(カレンダーデータ)を記憶する。
通信部303は、ネットワーク40を介して情報処理装置10と通信し、各種情報を有線又は無線で送受信することができる。通信部203は、記憶装置302に記憶された各種情報を情報処理装置10へ送信すると共に、情報処理装置10から各種情報を受信する。
表示部304は、液晶ディスプレイ等であり、情報処理装置10により提案された車両関連サービスを、情報処理装置10から受信して表示したり、各種の画面を表示したりする。
操作入力部305は、物理ボタンやタッチパネルのボタン等であり、運転者(ユーザ)は操作入力部305を操作して、出発地、目的地、経由地などの各種のナビゲーション情報や、車両20の所有者のSNSデータ、スケジュールデータ(カレンダーデータ)を入力することができる。通信装置30に保存されている車両20の所有者のSNSデータやスケジュールデータは、情報処理装置10へ送信することができる。なお、表示部304がタッチパネルである場合には、表示部304が操作入力部305の機能を兼ねてもよい。
サービス提供装置50は、サーバ装置として機能し、車両関連サービス(カーシェアリングサービス、駐車場シェアリングサービスなど)を車両20の所有者に提供する。サービス提供装置50は、例えば会社ごとに存在し、A社の車両関連サービスを提供するサービス提供装置50A、B社の車両関連サービスを提供するサービス提供装置50B、同様にしてサービス提供装置50C、サービス提供装置50D...、というように1以上のサービス提供装置50Dがそれぞれ存在しており、情報処理装置10と通信可能に構成されている。
情報処理装置10によって車両20の所有者に提案すべきサービスが決定され、車両20の所有者が当該サービスを利用することを選択する(例えばサービスに登録する)ことで、サービス提供装置50により提供されるサービスを利用することができる。例えば、カーシェアリングサービスを提供する複数の会社が存在する場合に、情報処理装置10によってサービスの需給情報と車両20の利用履歴情報とに基づいてA社のカーシェアリングサービスが車両20の所有者に提案される。そして、車両20の所有者が当該サービスを利用して空き時間帯に車両20の貸し出しを行うことで車両20の所有者が対価を取得することができる。
サービス提供装置50は、CPU501と、記憶装置502と、通信部503とを備えている。CPU501は、記憶装置502に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、実施形態に係る処理を実行する。
記憶装置502は、各種情報を記憶する。記憶装置502は、CPU501が読み出して実行するためのプログラムを記憶するとともに、サービス提供装置50が提供するサービスに関連する各種情報を記憶する。通信部503は、各種情報を有線又は無線で送受信する。
サービス提供装置50は、通信部503を介して1以上の車両20や通信装置30と通信することにより、車両20の所有者に対してサービスを提供することができる。サービスの一例は、カーシェアリングサービス、駐車場シェアリングサービスなどである。カーシェアリングサービスは、例えば、車両20の所有者が自車両を使用していない時間帯に、第三者に対して自車両を貸し出すことで、車両20の所有者が対価を取得することができるサービスである。同様に、駐車場シェアリングサービスは、例えば、車両20を駐車しておく駐車場(例えば自宅の駐車場)を使用していない時間帯に、第三者に対して駐車場を貸し出すことで、車両20の所有者が対価を取得することができるサービスである。
<全体処理>
図3は、本実施形態に係る情報処理装置10が実施する処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、情報処理装置10のCPU101が記憶装置102に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実施される。なお、以下のフローではカーシェアリングサービスを例に説明を行う。
[ステップS301]
ステップS301において、CPU101は、通信部103を介して、1以上の車両20から送信された、各車両20の利用履歴情報を取得する。車両20の利用履歴情報とは、例えば、図7に示されるような、利用時間情報701、車両情報702、駐車エリア情報703、所有者情報704、所有者の利用傾向情報705等の情報である。
利用時間情報701は、曜日・時間帯別の車両20の利用率であり、例えば、「土曜日の12時に車両20を使用していた割合が5%である」などの情報である。利用時間情報701のデータソースは、例えば車両20の走行データである。例えば、エンジンがかかっていた時間を測定してそれを利用時間情報とすることができる。ただし、曜日・時間帯別の車両20の利用率の算出方法はこの例に限定されるものではなく、様々な方法で算出することができる。
車両情報702は、例えば車種、自動運転機能の有無、チャイルドシートの有無などの情報である。車両情報702のデータソースは、車種や自動運転機能の有無については車両20の車両データであり、チャイルドシートの有無については車載カメラ(例えば車内カメラ204)のデータである。
駐車エリア情報703は、車両20の所有者の駐車場の住所、地域コードといった情報である。住所や地域コードのデータソースは、車両20の車両走行データである。例えば、駐車時の位置から駐車場の位置を特定し、その位置に対応して予め割り振られている地域コードを特定することができる。
所有者情報704は、車両20の所有者に特有の情報である。例えば、デモグラフィックデータ(年齢、性別、住んでいる地域や職業などの人口統計学的情報)、直近1か月の生活変化、生活変化の推定理由などである。直近1か月の生活変化(例えば定年退職、転職など)があり、例えば車両20や駐車場の利用率が低下している場合、車両20の所有者が車両の不使用時に貸し出したいというニーズが生じている可能性がある。
デモグラフィックデータのデータソースは、SNSデータ、カレンダーデータ、車載カメラデータ、車内音声データなどである。
直近1か月の生活変化のデータのデータソースは、SNSデータ、カレンダーデータ、車両走行データなどである。生活変化の推定理由データのデータソースは、SNSデータ、カレンダーデータ、車内音声データなどである。マイク206により収音された車内音声データにおいて、退職、転職、引っ越しなど特定のキーワードが認識されたことに応じて生活変化の理由を推定できる。同様に、SNSデータやカレンダーデータから特定のキーワードが抽出されたことに応じて生活変化の理由を推定できる。
所有者の利用傾向情報705は、例えば喫煙の可否や主な用途の情報である。喫煙可否の情報は、車両20を第三者に貸し出す際に、車両20内での喫煙を許容するか否かを示す情報である。主な用途の情報は、所有者が車両20を普段どのような用途に使用しているかを示す情報である。用途としては、例えば買物、パチンコ、レジャーなどが挙げられる。
喫煙可否の情報のデータソースは、車載カメラ(例えば車内カメラ204)のデータ、車内音声データ等である。車内カメラ204の撮影画像において喫煙の様子が見られない場合や、音声として「禁煙」など特定のキーワードが認識された場合などに、喫煙NGと判定することができる。主な用途の情報のデータソースは、車両走行データである。車両20がどの施設に立ち寄ったかを解析することで、用途を判定することができる。
[ステップS302]
ステップS302において、CPU101は、通信部103を介して、1以上のサービス提供装置50から、車両に関連するサービスの需給情報を取得する。サービスの需給情報とは、サービス提供装置50が提供するサービスの、時間帯ごと、車両の種類ごとの需給情報である。需給情報は、例えば、図6に示されるような、利用開始時間、目的・条件、平均利用時間、会社別シェア、需要スコア、供給スコア、供給状態といった内容を含む情報である。図6において、例えば利用開始時間が9時、目的・条件がファミリーカー(ミニバン)の場合、需要スコアが94、供給スコアが60となっており、供給状態は供給不足となっている。また、ファミリーカー(ミニバン)のカーシェアリングサービスを提供する会社のシェアは、会社A:0、会社B:80、会社C:0、会社D:20となっており、会社Bのシェアが最も大きい。需要スコアの値は、例えば車両を利用したい第三者から予約申し込みのあった件数とすることができる。また、供給スコアの値は、貸し出し可能な車両の台数とすることができる。ただし、需要スコア、供給スコアの算出方法はこの例に限定されるものではなく、様々な方法で算出することができる。
[ステップS303]
ステップS303において、CPU101は、ステップS301で取得した車両20の利用履歴情報と、ステップS302で取得した車両に関連するサービスの需給情報とに基づいて、車両20の所有者に提案するサービスを決定する。本ステップの詳細は、図4を参照しながら後述する。
例えば、サービスがカーシェアリングサービスであり、車両20の所有者が自車両を貸し出す場合を考える。所有者が車両20を使用していない時間帯に、同じような種類の車両の供給が不足している場合、その時間帯に車両20を貸し出すためにサービス提供装置50が提供するサービスを利用することが提案される。このとき、複数のサービスが決定されるかもしれないし、該当するサービスが見つからないこともありうる。
[ステップS304]
ステップS304において、CPU101は、ステップS303で1つ以上のサービスが決定されたか否かを判定する。1つ以上のサービスが決定された場合、ステップS305へ進む。一方、1つもサービスが決定されなかった場合、処理を終了する。
[ステップS305]
ステップS305において、CPU101は、決定された1つ以上のサービスの各々について、サービス利用時の対価を算出する。例えば毎週土曜日の9時~12時に車両20や駐車場を貸し出すことで1か月あたりに得られるであろう対価の額の予測値を算出する。本ステップの詳細は図5を参照して後述する。
[ステップS306]
ステップ306において、CPU101は、少なくとも1つのサービスの対価の予測値が所定値以上であるか否かを判定する。本ステップがYesである場合、ステップS307へ進む。一方、本ステップがNoである場合、処理を終了する。
[ステップS307]
ステップS307において、CPU101は、車両20の所有者に対価の予測値の金額を提示するとともに、そのサービスを提案する。提案の方法は、例えば車両20又は所有者が所持する通信装置30に対して提案情報を送信し、車両20又は通信装置30で提案情報を表示することにより行う。なお、必ずしも予測値まで提示しないで、サービスの提案だけを行ってもよい。以上で図3の一連の処理が終了する。
<提案サービス決定処理>
続いて、S303の処理の詳細を説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するS303の処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
ステップS3031において、CPU101は、ステップS301で取得した車両20の利用履歴情報から、車両20の利用率が所定値以下の時間帯の利用履歴データを抽出する。
ここで、図8(a)は、図7に示した利用履歴情報の例の一部である。車両の要素の項目は、例えば、車両20の車両情報702の車種から判別できる情報である「ミニバン」、車両20の所有者の利用傾向情報から判別できる「喫煙NG」を含んでいる。図8(a)では、地域コード55391245における禁煙のミニバンが、土曜日の11時~13時、15時における利用率が5%であり、14時における利用率が40%であることが示されている。そして、図8(b)は、図8(a)に示す車両20の利用履歴情報から、車両20の利用率が所定値(例えば20%)以下の利用履歴データを抽出した時の図である。図8(b)の例では、地域コード55391245の禁煙のミニバンが、土曜日の11時~13時、15時に利用率が所定値以下の5%となっているというデータが抽出されている。
ステップS3032において、CPU101は、ステップS302で取得したサービスの需給情報から、サービスの需要が供給を上回っている時間帯のデータを抽出する。
ここで、図9(a)は、図6に示したサービスの需給情報の例の一部である。図9(a)では、地域コード55391245におけるコンパクトカー及びミニバンの、土曜日の各利用開始時間帯における需給状態が示されている。そして、図9(b)は、図9(a)に示すサービスの需給情報から、サービスの需要が供給を上回っている時間帯のデータを抽出した時の図である。図9(a)のデータから14時のデータが除外されている。図9(b)の例では、地域コード55391245のコンパクトカー及びミニバンが、土曜日の11時~13時、15時に需要スコアが供給スコアを上回っているというデータが抽出されている。また、それぞれの会社別のシェアも抽出されている。
ステップS3033において、CPU101は、地域コード及び時間帯に基づいて、ステップS3031で抽出されたデータと、ステップS3032で抽出されたデータとをマッチングして結合する。結合したデータの例が、図10(a)に示される。
ステップS3034において、CPU101は、結合データの中から、車両20の所有者の要素と、サービスの目的・条件とが合致するデータを抽出する。抽出されたデータの例が、図10(b)に示される。この例では、コンパクトカーに関するデータが除外され、ミニバンに関するデータが抽出されている。禁煙に関する項目は、この例ではサービスの需給情報に含まれていないため、禁煙か喫煙かに関わらず抽出されている。しかし、図9(a)に示すサービスの需給情報が禁煙・喫煙に応じてさらに詳細に分類されている場合、禁煙に合致するデータだけが抽出されてもよい。
ステップS3035において、CPU101は、ステップS3034で抽出されたデータから、サービスの平均利用時間に所定係数を乗算した時間分の連続データを含むデータ行を抽出する。所定係数は任意に設定可能であり例えば0.7~1.3の間の任意の値としてもよい。本実施形態では所定係数を0.9とする。その場合、サービスの平均利用時間がいずれも3時間なので、3×0.9=2.7時間分の連続データを含むデータ行、すなわち、11時から開始して3時間利用する場合が抽出される。12時開始、13時開始、15時開始では連続して3時間利用できないため抽出されない。抽出されたデータの例が、図10(c)に示される。
ステップS3036において、CPU101は、サービスの提供会社のうち所定値以上のシェアを有する会社を抽出し、車両20の所有者に提案するサービスとして決定する。所定値は例えば40%とすることができる。図10(d)に示されるように、図10(c)のデータから所定値(40%)以上のシェアを有する会社Bを抽出し、会社Bのサービスを車両20の所有者に提案するサービスとして決定する。以上で図4の一連の処理が終了する。
<対価算出処理開始>
続いて、S305の処理の詳細を説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するS305の処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
ステップS3051において、CPU101は、ステップS303で決定された会社のサービスについて、登録費用、1時間単位の利用料金、報酬比率、予約確率、推奨される保険金額の情報を取得する。これらの情報はサービス提供装置50から取得することができる。
登録費用は、サービスを利用するために必要な登録手数料である。1時間単位の利用料金は、車両20を第三者に提供することで第三者が1時間当たりに支払う利用料金である。報酬比率は、第三者が支払う利用料金のうち車両20の所有者に入る料金の割合である。例えば、90%が車両20の所有者に支払われ、10%がサービスの提供会社に支払われるようになっているが、会社ごとに報酬比率は異なっていてもよい。予約確率は、車両20を所望の時間帯に提供した場合に、実際に第三者により予約される確率である。予約確率は、例えば需要スコア、供給スコア、会社別シェアなどに基づいて算出することができる。或いは、予約確率は、サービス提供装置50ごとに過去の履歴が蓄積されているので、過去の履歴から算出してもよい。推奨される保険金額は、車両20を貸し出した場合に第三者により事故などが生じる可能性を考慮し、車両20の所有者が予め加入しておくことが推奨される保険料である。
ステップS3052において、CPU101は、ステップS3051で取得した情報に基づいて、車両20の所有者が当該サービスを利用した場合の対価の予測値を算出する。例えば、1か月サービスを利用した場合の対価の予測値を以下の式(1)を用いて算出する。
対価の予測値 = (1時間単位の利用料金)×(平均利用時間)×(報酬比率)×(予約確率)×(4週間)-(登録費用)-(推奨される保険金額)...(1)
例えば1時間単位の利用料金が1000円、平均利用時間が3時間、報酬比率が90%、予約確率が60%、登録費用が1000円、推奨される保険金額が2000円だとすると、対価の予測値=1000×3×0.9×0.6×4-1000-2000=3480円となる。以上で図5の一連の処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態では、車両の利用履歴情報と、複数のカーシェアリングサービスの需給情報とに基づいて、複数のカーシェアリングサービスの中から、車両の所有者へ提案するサービスを決定する。これにより、車両の所有者が自らの資源(車両)を有効活用することが可能となる。特に、使用していない時間帯に第三者に自己の車両を貸し出すことで対価を得ることが可能となる。
なお、必ずしも対価の予測値が所定値以上となるサービスを提案しなくてもよい。すなわち、対価の予測値に関わらず、決定されたサービスをそのまま車両20の利用者に提案してもよい。
また、サービスの提案を行うタイミングとして、車両20の所有者の生活の変化が推定される場合に、図3の一連の処理を行うようにしてもよい。生活の変化の推定は、図7に示した所有者情報704に基づいて行うことができる。車両20の利用率が低下したことや、退職などのキーワードが抽出されたような場合に、生活の変化があったと推定することができる。
また、本実施形態の処理では、図6及び図7に示した情報の一部を例に挙げて説明を行ったが、参照しなかった項目を考慮してもよい。例えば、車両情報702の自動運転機能の有無やチャイルドシートの有無を含めて車両20の利用履歴情報とし、サービスの需給情報においてもこれらの項目ごとにデータを整理して両者をマッチングするように構成してもよい。さらに、図示の例に限らず、車両20の利用履歴情報と、サービスの需給情報とでマッチング可能な他の情報を含めてもよい。
[変形例]
上記の実施形態では、サービス提供装置50が提供するサービスとして、主にカーシェアリングサービスを例に説明を行ったが、他のサービスにも本実施形態を適用することができる。例えば、駐車場シェアリングサービスを利用し、車両20の所有者の駐車場の利用状況に応じて、駐車場を利用していない時間帯に第三者に駐車場を貸し出すことで対価を得る場合にも本実施形態を適用することができる。
その場合、車両の利用履歴情報として車両20の車両走行データを解析することで、車両20が駐車場に駐車されているかどうかを判定することができる。駐車場の未使用時間帯に、第三者に駐車場を貸し出すために最適な駐車場シェアリングサービスを決定して提案する。駐車場シェアリングサービスの需給情報としては、サービスに登録されている駐車場の数と、その駐車場と同じ地域コードのエリア内で駐車場を借りたいユーザの数とをそれぞれ供給スコア、需要スコアとすることができる。
例えば、図12は、駐車場シェアリングサービスの場合の、車両の利用履歴情報の一例である。図12の例では、地域コード55391245における車両20の所有者の駐車場(普通車のサイズ)について、土曜日の11時~13時、15時における利用率が5%であり、14時における利用率が40%であることが示されている。
図13は、駐車場シェアリングサービスの場合の需給情報の一例である。図13の例では、図13の例では、地域コード55391245における普通車サイズ、小型車サイズの駐車場の、土曜日の各利用開始時間帯における需給状態が示されている。
これらの情報を照合し、図3と同様の処理を行うことにより、適切な駐車場シェアリングサービスの利用を提案することができる。
(その他)
また、各実施形態で説明された1以上の機能を実現するプログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給され、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサは、このプログラムを読み出して実行することができる。このような態様によっても本発明は実現可能である。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
<実施形態のまとめ>
第1の態様による情報処理装置(例えば10)は、
車両(例えば20)の利用履歴情報を取得する履歴情報取得手段(例えば101)と、
前記車両に関連する複数のサービスの需給情報を取得する需給情報取得手段(例えば101)と、
前記利用履歴情報と前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定する制御手段(例えば101)と、
を備える。
これにより、車両の所有者が自らの資源(車両や駐車場など)を有効活用することが可能となる。
第2の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記決定されたサービスを利用した場合に得られる対価の予測値をさらに算出し、前記予測値が所定値以上である場合に、前記決定されたサービスの利用を提案する。
これにより、車両の所有者が自らの資源(車両や駐車場など)を第三者に提供することで十分な対価を得ることができるサービスを、容易に利用できるようになる。
第3の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記所有者の前記車両又は前記所有者が所持する通信装置に対して前記決定されたサービスの情報を送信することにより、前記決定されたサービスの利用を提案する。
これにより、車両の所有者に対して利用が推奨されるサービスの情報を容易に伝達することが可能となる。
第4の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記決定されたサービスの情報に加えて、前記対価の前記予測値の情報を、前記車両又は前記通信装置に対してさらに送信する。
これにより、サービスを利用することでどの程度の対価が期待できるのかを知ることができる。また、複数のサービスが存在する場合、どのサービスを利用すれば最も大きな対価を期待できるかを容易に把握することができる。
第5の態様による情報処理装置では、
前記サービスは、前記車両の所有者が前記車両を利用しない間に前記車両を第三者へ提供するカーシェアリングサービスである。
これにより、車両の所有者が自らの車両を有効活用することが可能となる。
第6の態様による情報処理装置では、
前記履歴情報取得手段は、前記利用履歴情報に基づいて前記車両の前記所有者が利用する駐車場の利用履歴情報をさらに取得し、
前記制御手段は、前記駐車場の前記利用履歴情報と、前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定し、
前記サービスは、前記車両の前記所有者が駐車場を利用しない間に前記駐車場を第三者へ提供する駐車場シェアリングサービスである。
これにより、車両の所有者が自己の駐車場を有効活用することが可能となる。
第7の態様による情報処理装置では、
前記車両の所有者の生活の変化を推定する推定手段(例えば10)をさらに備え、
前記制御手段は、前記推定手段により生活の変化があると推定された場合に、前記提案するサービスを決定する。
これにより、車両の所有者がサービスを利用する需要が生じる可能性が生じたときに適切な提案を行うことが可能となる。
第8の態様による情報処理装置(例えば20)の制御方法は、
車両の利用履歴情報を取得する履歴情報取得工程(例えばS301)と、
前記車両に関連する複数のサービスの需給情報を取得する需給情報取得工程(例えばS302)と、
前記利用履歴情報と前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定する制御工程(例えばS303)と、
を有する。
これにより、車両の所有者が自らの資源(車両や駐車場など)を有効活用することが可能となる。
第9の態様によるプログラムは、
第8の態様による制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これにより、制御方法の処理をコンピュータにより実現可能となる。
10:情報処理装置、20:車両、30:通信装置、40:ネットワーク、50:サービス提供装置、101:CPU、102:記憶装置、103:通信部、201:ECU、202:記憶装置、203:通信部、204:社車内カメラ、205:車外カメラ、206:マイク、207:ナビゲーション装置、301:CPU、302:記憶装置、303:通信部、304:表示部304、操作入力部305、501:CPU、502:記憶装置、503:通信部

Claims (8)

  1. 車両の利用履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記車両に関連する複数のサービスの需給情報を取得する需給情報取得手段と、
    前記車両の所有者の生活の変化を推定する推定手段と、
    前記推定手段により生活の変化があると推定された場合に、前記利用履歴情報と前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定する制御手段と、
    を備え
    前記複数のサービスは、異なる主体が提供する同一種類の複数のサービスであることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記決定されたサービスを利用した場合に得られる対価の予測値をさらに算出し、前記予測値が所定値以上である場合に、前記決定されたサービスの利用を提案することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記所有者の前記車両又は前記所有者が所持する通信装置に対して前記決定されたサービスの情報を送信することにより、前記決定されたサービスの利用を提案することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記決定されたサービスの情報に加えて、前記対価の前記予測値の情報を、前記車両又は前記通信装置に対してさらに送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記同一種類の前記複数のサービスは、前記車両の所有者が前記車両を利用しない間に前記車両を第三者へ提供するカーシェアリングサービスであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記履歴情報取得手段は、前記利用履歴情報に基づいて前記車両の前記所有者が利用する駐車場の利用履歴情報をさらに取得し、
    前記制御手段は、前記駐車場の前記利用履歴情報と、前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定し、
    前記同一種類の前記複数のサービスは、前記車両の前記所有者が駐車場を利用しない間に前記駐車場を第三者へ提供する駐車場シェアリングサービスであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の履歴情報取得手段が、車両の利用履歴情報を取得する工程と、
    前記情報処理装置の需給情報取得手段が、前記車両に関連する複数のサービスの需給情報を取得する工程と、
    前記情報処理装置の推定手段が、前記車両の所有者の生活の変化を推定する工程と、
    前記情報処理装置の制御手段が、前記推定する工程により生活の変化があると推定された場合に、前記利用履歴情報と前記需給情報とに基づいて、前記複数のサービスの中から、前記車両の所有者へ提案するサービスを決定する制御工程と、
    を有し、
    前記複数のサービスは、異なる主体が提供する同一種類の複数のサービスであることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 請求項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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