JP7426883B2 - アルミニウム製組み付け体及びろう付体の製造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明(1)は、少なくとも3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなる心材と、3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなるろう材を有するブレージングシート(ろう材層がアルミニウム製被ろう付部材の溝の体積の40%以下の体積を与える厚さであるものを除く。)からなる部材と、該ブレージングシートからなる部材とろう付けされるアルミニウム製被ろう付部材との組み付け体であり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、2本以上の溝が設けられており、該溝の溝深さ(D1)が0.005~0.50mmであり、該溝の溝幅(W1)が0.005~0.50mmであり、該溝深さ(D1)に対する該溝幅(W1)の比(W1/D1)が10.00以下であり、隣り合う該溝同士の間隔(P1)が0.00~0.30mmであること、
を特徴とするアルミニウム製組み付け体を提供するものである。
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、主溝と、該主溝の溝底に設けられる2本以上の副溝と、が設けられており、該副溝の溝深さ(D2)が0.005~0.50mmであり、該副溝の溝幅(W2)が0.005~0.40mmであり、該副溝の溝深さ(D2)に対する該副溝の溝幅(W2)の比(W2/D2)が10.00以下であり、該主溝の溝深さ(D3)に対する該副溝の溝深さ(D2)の比(D2/D3)が0.50以上1.00未満であること、
を特徴とするアルミニウム製組み付け体を提供するものである。
該ブレージングシートのろう材が3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、心材が3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、2本以上の溝が設けられており、該溝の溝深さ(D1)が0.005~0.50mmであり、該溝の溝幅(W1)が0.005~0.50mmであり、該溝深さ(D1)に対する該溝幅(W1)の比(W1/D1)が10.00以下であり、隣り合う該溝同士の間隔(P1)が0.00~0.30mmであること、
を特徴とするろう付体の製造方法を提供するものである。
該ブレージングシートのろう材が3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、心材が3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、主溝と、該主溝の溝底に設けられる2本以上の副溝と、が設けられており、該副溝の溝深さ(D2)が0.005~0.50mmであり、該副溝の溝幅(W2)が0.005~0.40mmであり、該副溝の溝深さ(D2)に対する該副溝の溝幅(W2)の比(W2/D2)が10.00以下であり、該主溝の溝深さ(D3)に対する該副溝の溝深さ(D2)の比(D2/D3)が0.50以上1.00未満であること、
を特徴とするろう付体の製造方法を提供するものである。
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、2本以上の溝が設けられており、該溝の溝深さ(D1)が0.005~0.50mmであり、該溝の溝幅(W1)が0.005~0.50mmであり、該溝深さ(D1)に対する該溝幅(W1)の比(W1/D1)が10.00以下であり、隣り合う該溝同士の間隔(P1)が0.00~0.30mmであること、
を特徴とするアルミニウム製被ろう付部材である。
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、主溝と、該主溝の溝底に設けられる2本以上の副溝と、が設けられており、該副溝の溝深さ(D2)が0.005~0.50mmであり、該副溝の溝幅(W2)が0.005~0.40mmであり、該副溝の溝深さ(D2)に対する該副溝の溝幅(W2)の比(W2/D2)が10.00以下であり、該主溝の溝深さ(D3)に対する該副溝の溝深さ(D2)の比(D2/D3)が0.50以上1.00未満であること、
を特徴とするアルミニウム製被ろう付部材である。
該ブレージングシートのろう材が3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、心材が3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、2本以上の溝が設けられており、該溝の溝深さ(D1)が0.005~0.50mmであり、該溝の溝幅(W1)が0.005~0.50mmであり、該溝深さ(D1)に対する該溝幅(W1)の比(W1/D1)が10.00以下であり、隣り合う該溝同士の間隔(P1)が0.00~0.30mmであること、
を特徴とするろう付体の製造方法である。
該ブレージングシートのろう材が3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、心材が3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、主溝と、該主溝の溝底に設けられる2本以上の副溝と、が設けられており、該副溝の溝深さ(D2)が0.005~0.50mmであり、該副溝の溝幅(W2)が0.005~0.40mmであり、該副溝の溝深さ(D2)に対する該副溝の溝幅(W2)の比(W2/D2)が10.00以下であり、該主溝の溝深さ(D3)に対する該副溝の溝深さ(D2)の比(D2/D3)が0.50以上1.00未満であること、
を特徴とするろう付体の製造方法である。
被ろう付部材として、連続鋳造により3003合金鋳塊を作製し、面削を施して所定の厚さにした後、均質化後、熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を経て厚さ1.0mmの板状材を作製した。さらに、作製した板状材に酸洗を施した。次いで、図14に示す3-1部分に溝を設けたもの、3-2部分に溝を設けたもの、3-3部分に溝を設けたもの、3-2部分と3-3部分の両方に溝を設けたもの、3-1部分と3-2部分と3-3部分に溝を設けたものそれぞれを準備した。溝の形態は、図1中のW1、D1及びP1が表2に示す値のもの、及び図6中のW2、D2及びD3が表3に示す値のものである。
すき間充填試験により、各試験材のろう付性を評価した。隙間充填試験において使用する試験体は、図15に示すように、垂直板に溝を設けた被ろう付部材を配し、水平板にブレージングシートを配して、垂直板の溝が水平板に近接するよう、SUSワイアで組み付け、窒素ガス雰囲気中で炉中ろう付した。炉内の雰囲気は酸素濃度を10体積ppm以下、試験体の到達温度を600℃とした。
Claims (10)
- 少なくとも3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなる心材と、3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなるろう材を有するブレージングシート(ろう材層がアルミニウム製被ろう付部材の溝の体積の40%以下の体積を与える厚さであるものを除く。)からなる部材と、該ブレージングシートからなる部材とろう付けされるアルミニウム製被ろう付部材との組み付け体であり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、2本以上の溝が設けられており、該溝の溝深さ(D1)が0.005~0.50mmであり、該溝の溝幅(W1)が0.005~0.50mmであり、該溝深さ(D1)に対する該溝幅(W1)の比(W1/D1)が10.00以下であり、隣り合う該溝同士の間隔(P1)が0.00~0.30mmであること、
を特徴とするアルミニウム製組み付け体。 - 少なくとも3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなる心材と、3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなるろう材を有するブレージングシートからなる部材と、該ブレージングシートからなる部材とろう付けされるアルミニウム製被ろう付部材との組み付け体であり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、主溝と、該主溝の溝底に設けられる2本以上の副溝と、が設けられており、該副溝の溝深さ(D2)が0.005~0.50mmであり、該副溝の溝幅(W2)が0.005~0.40mmであり、該副溝の溝深さ(D2)に対する該副溝の溝幅(W2)の比(W2/D2)が10.00以下であり、該主溝の溝深さ(D3)に対する該副溝の溝深さ(D2)の比(D2/D3)が0.50以上1.00未満であること、
を特徴とするアルミニウム製組み付け体。 - 前記アルミニウム製被ろう付部材を形成するアルミニウム合金が、1.50質量%以下のSi、1.00質量%以下のFe、1.20質量%以下のCu、2.00質量%以下のMn、3.00質量%以下のMg、8.00質量%以下のZn、0.30質量%以下のCr、0.30質量%以下のTi、0.30質量%以下のZr、0.10質量%以下のIn、0.10質量%以下のSn、1.00質量%以下のBi、0.05質量%以下のNa、0.05質量%以下のSr及び0.05質量%以下のSbのうちのいずれか1種又は2種以上を含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金であることを特徴とする請求項1又は2記載のアルミニウム製組み付け体。
- 前記ブレージングシートのろう材が、更に、1.00質量%以下のBi、1.00質量%以下のFe、1.20質量%以下のCu、2.00質量%以下のMn、8.00質量%以下のZn、0.30質量%以下のCr、0.30質量%以下のTi、0.30質量%以下のZr、0.10質量%以下のIn、0.10質量%以下のSn、0.05質量%以下のNa、0.05質量%以下のSr及び0.05質量%以下のSbのうちのいずれか1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1~3いずれか1項記載のアルミニウム製組み付け体。
- 前記ブレージングシートの心材が、更に、1.50質量%以下のSi、1.00質量%以下のFe、1.20質量%以下のCu、2.00質量%以下のMn、8.00質量%以下のZn、0.30質量%以下のCr、0.30質量%以下のTi、0.30質量%以下のZr、0.10質量%以下のIn、0.10質量%以下のSn、1.00質量%以下のBi、0.05質量%以下のNa、0.05質量%以下のSr及び0.05質量%以下のSbのうちのいずれか1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1~4いずれか1項記載のアルミニウム製組み付け体。
- ブレージングシート(ろう材層がアルミニウム製被ろう付部材の溝の体積の40%以下の体積を与える厚さであるものを除く。)からなる部材と、アルミニウム製被ろう付部材と、を組み付けた後、フラックスを用いないで、ろう付加熱することにより、ろう付体を製造する方法であって、
該ブレージングシートのろう材が3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、心材が3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、2本以上の溝が設けられており、該溝の溝深さ(D1)が0.005~0.50mmであり、該溝の溝幅(W1)が0.005~0.50mmであり、該溝深さ(D1)に対する該溝幅(W1)の比(W1/D1)が10.00以下であり、隣り合う該溝同士の間隔(P1)が0.00~0.30mmであること、
を特徴とするろう付体の製造方法。 - ブレージングシートからなる部材と、アルミニウム製被ろう付部材と、を組み付けた後、フラックスを用いないで、ろう付加熱することにより、ろう付体を製造する方法であって、
該ブレージングシートのろう材が3.00~13.00質量%のSiを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、心材が3.00質量%以下(ゼロを含む。)のMgを含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、
該アルミニウム製被ろう付部材のフィレット形成範囲の表面に、主溝と、該主溝の溝底に設けられる2本以上の副溝と、が設けられており、該副溝の溝深さ(D2)が0.005~0.50mmであり、該副溝の溝幅(W2)が0.005~0.40mmであり、該副溝の溝深さ(D2)に対する該副溝の溝幅(W2)の比(W2/D2)が10.00以下であり、該主溝の溝深さ(D3)に対する該副溝の溝深さ(D2)の比(D2/D3)が0.50以上1.00未満であること、
を特徴とするろう付体の製造方法。 - 前記アルミニウム製被ろう付部材が、1.50質量%以下のSi、1.00質量%以下のFe、1.20質量%以下のCu、2.00質量%以下のMn、3.00質量%以下のMg、8.00質量%以下のZn、0.30質量%以下のCr、0.30質量%以下のTi、0.30質量%以下のZr、0.10質量%以下のIn、0.10質量%以下のSn、1.00質量%以下のBi、0.05質量%以下のNa、0.05質量%以下のSr及び0.05質量%以下のSbのうちのいずれか1種又は2種以上を含有し、残部アルミニウム及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項6又は7記載のろう付体の製造方法。
- 前記アルミニウム合金製ブレージングシートのろう材が、更に、1.00質量%以下のBi、1.00質量%以下のFe、1.20質量%以下のCu、2.00質量%以下のMn、8.00質量%以下のZn、0.30質量%以下のCr、0.30質量%以下のTi、0.30質量%以下のZr、0.10質量%以下のIn、0.10質量%以下のSn、0.05質量%以下のNa、0.05質量%以下のSr及び0.05質量%以下のSbのうちのいずれか1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項6~8いずれか1項記載のろう付体の製造方法。
- 前記アルミニウム合金製ブレージングシートの心材が、更に、1.50質量%以下のSi、1.00質量%以下のFe、1.20質量%以下のCu、2.00質量%以下のMn、8.00質量%以下のZn、0.30質量%以下のCr、0.30質量%以下のTi、0.30質量%以下のZr、0.10質量%以下のIn、0.10質量%以下のSn、1.00質量%以下のBi、0.05質量%以下のNa、0.05質量%以下のSr及び0.05質量%以下のSbのうちのいずれか1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項6~9いずれか1項記載のろう付体の製造方法。
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