JP7429401B2 - 複合型モノフィラメント - Google Patents
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Description
非エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面全体を覆ってなる鞘部を形成し、エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面に露出しておらず芯部を形成し、エラストマー樹脂のデュロメーター硬度は20Aから80Dの範囲にあり、
非エラストマー樹脂がポリアミド6であり、エラストマー樹脂がポリアミドエラストマー樹脂であり、
エラストマー樹脂と非エラストマー樹脂との構成比率が体積分率で50/50~95/5であり、 該複合型モノフィラメントは、引張試験時の最大点強力の1/8の荷重を付加して締結した蝶結びを解す際の応力が、締結時の荷重に対して0.3以下であることを特徴とする複合型モノフィラメントを要旨とする。
また、2種の熱可塑性樹脂によって構成される複合型モノフィラメントであり、2種の熱可塑性樹脂が、一方がエラストマー樹脂、他方が非エラストマー樹脂であり、
非エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面全体を覆ってなる鞘部を形成し、エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面に露出しておらず芯部を形成し、エラストマー樹脂のデュロメーター硬度は20Aから80Dの範囲にあり、
非エラストマー樹脂がエチレンテレフタレートとブチレンテレフタレートとε-カプロラクトンとを共重合した共重合ポリエステルであり、エラストマー樹脂がポリエステルエラストマー樹脂であり、
エラストマー樹脂と非エラストマー樹脂との構成比率が体積分率で50/50~95/5であり、 該複合型モノフィラメントは、引張試験時の最大点強力の1/8の荷重を付加して締結した蝶結びを解す際の応力が、締結時の荷重に対して0.3以下であることを特徴とする複合型モノフィラメントを要旨とする。
(a)強伸度
JIS L-1013に準じ、試料長25cm、引張速度30cm/分で測定した。引張試験機としては、島津製作所製オートグラフAG-I500Nを用いた。
(b)締結時の荷重に対する蝶結びを解す際の応力比
モノフィラメントを図1のごとく蝶結びの結び目を形成する。次いで、引張試験機の2つのチャックに、結び目の二つのループ部をそれぞれ把持し、二つのループ部を引張速度30cm/分の条件で引っ張り締め付け、上記(a)の強伸度の測定で得られた最大点強力の1/8の荷重に達したときにループへの引張の動作を中止し、結び目を得る。次いで、形成した結び目の両端を、引張試験機の2つのチャックにそれぞれ把持し、引張速度30cm/分の条件で引っ張り、初期ピーク応力を測定する。この初期ビーク応力について、試験片5点の平均値を蝶結びを解す際の応力とし、得られた蝶結びを解す際の応力を締結時の荷重(強伸度の測定で得られた最大点強力の1/8の荷重)で除した値を算出し、応力比を求めた。なお、引張試験機としては、島津製作所製オートグラフAG-I500Nを用いた。また、モノフィラメントは90cmのものを用いて測定した。
芯部にポリエステル系熱可塑性エラストマー(東レデュポン社製ハイトレル4777、融点200℃)を配し、鞘部に、エチレンテレフタレートとブチレンテレフタレート(モル比1/1)のアルキレンテレフタレート単位全体とε-カプロラクトンの総モル数に対し、ε-カプロラクトンを12モル%共重合した共重合ポリエステル(融点160℃)を配されるように、芯部と鞘部の体積比を3/1として複合紡糸して、延伸倍率5倍、弛緩率25%にて直径0.5mmの同芯型の円形断面芯鞘複合型モノフィラメントを得た。
実施例1において、鞘部に、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレート(モル比2/1) の共重合ポリエステル(融点130℃)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてモノフィラメントを得た。
実施例1において、溶融紡糸時の吐出量を変更し、芯部と鞘部の体積比を5/1としたこと、得られるモノフィラメントの線径を0.35mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてモノフィラメントを得た。
芯部にポリアミド系熱可塑性エラストマー(宇部興産社製エクスパ9040F1、融点135℃)を配し、鞘部にポリアミド6(融点220℃)を配されるように、芯部と鞘部の体積比を1/1として複合紡糸して、延伸倍率4.2倍、弛緩率4%にて直径0.4mmの同芯型の丸断面芯鞘複合形態のモノフィラメントを得た。
ポリエチレンテレフタレートのみを用い、溶融紡糸し、延伸倍率5.3倍、弛緩率2%にて直径0.3mmの円形断面の単相のモノフィラメントを得た。
実施例1で用いたポリエステル系熱可塑性エラストマーのみを用い、溶融紡糸し、延伸倍率5倍、弛緩率25%にて直径0.3mmの円形断面の単相のモノフィラメントを得た。
実施例4で用いたポリアミド6のみを用い、溶融紡糸し、延伸倍率4.2倍、弛緩率4%にて直径0.4mmの円形断面の単相のモノフィラメントを得た。
芯部に実施例4で使用したポリアミド6を配し、鞘部に実施例4で使用したポリアミド系エラストマーを配するようにして、芯部と鞘部の体積比を1/1として複合紡糸した。延伸を試みたがローラーやガイドの通過性が悪く、モノフィラメントを採取することができなかった。
実施例3のモノフィラメントを用いて8本打ちの組紐を作製した。これを10グラム荷重下で熱風乾燥機に投入し、180℃で10分間の熱処理を施した。処理後の組紐はモノフィラメント間が融着しており、ハサミでカットしても組紐の組織は解れなかった。
比較例1のモノフィラメントを用いて8本打ちの組紐を作製した。これを10グラム荷重下で熱風乾燥機に投入し、180℃で10分間の熱処理を施した。処理後の組紐はモノフィラメント間の融着がないため、ハサミでカットした端面から組紐の組織を手で解すことができた。
Claims (7)
- 2種の熱可塑性樹脂によって構成される複合型モノフィラメントであり、2種の熱可塑性樹脂が、一方がエラストマー樹脂、他方が非エラストマー樹脂であり、
非エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面全体を覆ってなる鞘部を形成し、エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面に露出しておらず芯部を形成し、エラストマー樹脂のデュロメーター硬度は20Aから80Dの範囲にあり、
非エラストマー樹脂がポリアミド6であり、エラストマー樹脂がポリアミドエラストマー樹脂であり、
エラストマー樹脂と非エラストマー樹脂との構成比率が体積分率で50/50~95/5であり、 該複合型モノフィラメントは、引張試験時の最大点強力の1/8の荷重を付加して締結した蝶結びを解す際の応力が、締結時の荷重に対して0.3以下であることを特徴とする複合型モノフィラメント。 - 2種の熱可塑性樹脂によって構成される複合型モノフィラメントであり、2種の熱可塑性樹脂が、一方がエラストマー樹脂、他方が非エラストマー樹脂であり、
非エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面全体を覆ってなる鞘部を形成し、エラストマー樹脂は、繊維の横断面において、繊維表面に露出しておらず芯部を形成し、エラストマー樹脂のデュロメーター硬度は20Aから80Dの範囲にあり、
非エラストマー樹脂がエチレンテレフタレートとブチレンテレフタレートとε-カプロラクトンとを共重合した共重合ポリエステルであり、エラストマー樹脂がポリエステルエラストマー樹脂であり、
エラストマー樹脂と非エラストマー樹脂との構成比率が体積分率で50/50~95/5であり、 該複合型モノフィラメントは、引張試験時の最大点強力の1/8の荷重を付加して締結した蝶結びを解す際の応力が、締結時の荷重に対して0.3以下であることを特徴とする複合型モノフィラメント。 - 非エラストマー樹脂の融点が、エラストマー樹脂の融点よりも低いことを特徴とする請求項1または2記載の複合型モノフィラメント。
- 請求項1または2記載の複合型モノフィラメントを構成繊維の一部に配してなることを特徴とする繊維構造体。
- 請求項1または2記載の複合型モノフィラメントを構成繊維の一部に配してなる繊維構造体において、非エラストマー樹脂が、溶融または軟化することにより熱接着剤として機能してなり、繊維構造体を構成する繊維同士を非エラストマー樹脂が溶融または軟化してなる熱接着剤により接着一体化してなることを特徴とする繊維構造体。
- 請求項1または2記載の複合型モノフィラメントを複数本集束させた集束体により構成されてなり、非エラストマー樹脂が溶融または軟化することにより、複合型モノフィラメント同士が接着一体化してなることを特徴とするラケット用ガット。
- 請求項1または2記載の複合型モノフィラメントを複数本集束させた集束体により構成されてなり、非エラストマー樹脂が溶融または軟化することにより、複合型モノフィラメント同士が接着一体化してなることを特徴とする椅子の張り地用糸。
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| JP2018181236A JP7429401B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 複合型モノフィラメント |
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Citations (4)
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| JP2000303260A (ja) | 1999-02-09 | 2000-10-31 | Toray Ind Inc | 高圧縮回復性ポリアミドモノフィラメント |
| JP2004124335A (ja) | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Unitica Fibers Ltd | 生分解性複合バインダー繊維 |
| WO2012029800A1 (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | グンゼ株式会社 | 緯編地及びその製造方法と該緯編地を用いてなる衣料 |
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