JP7439624B2 - Lubrication structure of reducer - Google Patents
Lubrication structure of reducer Download PDFInfo
- Publication number
- JP7439624B2 JP7439624B2 JP2020066905A JP2020066905A JP7439624B2 JP 7439624 B2 JP7439624 B2 JP 7439624B2 JP 2020066905 A JP2020066905 A JP 2020066905A JP 2020066905 A JP2020066905 A JP 2020066905A JP 7439624 B2 JP7439624 B2 JP 7439624B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- case
- rib
- lubricating oil
- reducer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
本発明は、減速機の潤滑構造に関するものである。 The present invention relates to a lubrication structure for a reduction gear.
従来から潤滑が必要な部位に潤滑油を供給するための潤滑構造が提案されている。
特許文献1には、大径ギアの回転によりオイル溜めに貯留する潤滑油を掻き上げることで供給する歯車潤滑構造が開示されている。この歯車潤滑構造のオイル溜めはスリット状の間隙が設けられた仕切壁により小径ギア側オイル溜めと大径ギア側オイル溜めとに分割されている。小径ギア側オイル溜めのオイルは間隙を通して所定量ずつしか大径ギア側オイル溜めに供給されないために、大径ギアが多量のオイルを掻き上げるのを抑制できる。
Lubricating structures have been proposed for supplying lubricating oil to parts that require lubrication.
Patent Document 1 discloses a gear lubrication structure in which lubricating oil stored in an oil reservoir is pumped up and supplied by rotation of a large-diameter gear. The oil reservoir of this gear lubrication structure is divided into a small diameter gear side oil reservoir and a large diameter gear side oil reservoir by a partition wall provided with a slit-like gap. Since only a predetermined amount of the oil in the small diameter gear side oil reservoir is supplied to the large diameter gear side oil reservoir through the gap, it is possible to prevent the large diameter gear from scooping up a large amount of oil.
特許文献2には、トランスファケースの壁部にリブを設け、リブの突出端面にオイル溜り部を形成したトランスファの潤滑構造が開示されている。オイル溜り部に溜まるオイルは、2輪4輪切換機構のシンクロ部位が浸されるために、シンクロ部位を潤滑できる。
近年、減速機では、ギアが回転するときに生じる撹拌抵抗を低減させるために、減速機ケース内の潤滑油の油量を減らして油面レベルを低く設定する傾向にある。油面レベルが低いと、ギアが掻き上げる潤滑油の量が減少してしまい減速機ケース内の高所に配置されたギアの潤滑が不足してしまう。また、車両を停車させてから長時間が経過すると高所に配置されたギアに供給された潤滑油は自重で垂れ落ちてしまうために、再び車両を走行させるときに高所に配置されたギアへの潤滑油の到達が遅れ、高所に配置されたギアの潤滑が不足してしまう。 In recent years, in reduction gears, there has been a trend to reduce the amount of lubricating oil in the reduction gear case and set the oil level low in order to reduce the stirring resistance that occurs when the gears rotate. When the oil level is low, the amount of lubricating oil that the gears scrape up decreases, resulting in insufficient lubrication for the gears located at high locations within the reducer case. In addition, if a long period of time has passed after the vehicle has been stopped, the lubricating oil supplied to the gears located at high places will drip down due to its own weight, so when the vehicle is started again, the gears located at high places The arrival of lubricating oil to the gears is delayed, resulting in a lack of lubrication for gears located at high places.
本発明は、上述したように問題点に鑑みてなされたものであり、減速機ケース内の高所に配置されたギアの潤滑性能を向上させることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to improve the lubrication performance of gears arranged at high locations within a reduction gear case.
本発明は、入力ギアを有する入力軸と、前記入力ギアと噛合する出力ギア、および、ファイナルドライブギアを有する出力軸と、前記ファイナルドライブギアと噛合するファイナルドリブンギアを有するデファレンシャルギアケースと、前記入力軸、前記出力軸および前記デファレンシャルギアケースを支持する減速機ケースと、を備える減速機の潤滑構造であって、前記減速機ケースは、前記入力軸の下側に、前記ファイナルドリブンギアにより掻き上げられた潤滑油を貯留させて前記入力ギアを浸漬させる貯留用リブと、前記減速機ケースの底部の潤滑油が前記ファイナルドリブンギア側へ流入するのを規制する規制用リブと、を設け、前記貯留用リブと前記規制用リブとは連結されていることを特徴とする。 The present invention provides a differential gear case having an input shaft having an input gear, an output gear meshing with the input gear, an output shaft having a final drive gear, and a final driven gear meshing with the final drive gear; A lubrication structure for a reducer, comprising: an input shaft, a reducer case supporting the output shaft, and the differential gear case, wherein the reducer case is scratched by the final driven gear on the lower side of the input shaft. a storage rib that stores the raised lubricating oil and immerses the input gear ; and a regulating rib that restricts the lubricating oil at the bottom of the reducer case from flowing into the final driven gear side; The storage rib and the regulation rib are connected to each other .
本発明によれば、減速機ケース内の高所に配置されたギアの潤滑性能を向上させることができる。 According to the present invention, it is possible to improve the lubrication performance of gears disposed at high locations within the reduction gear case.
本発明に係る実施形態では、入力ギア32を有する入力軸31と、入力ギア32と噛合する出力ギア35、および、ファイナルドライブギア36を有する出力軸34と、ファイナルドライブギア36と噛合するファイナルドリブンギア52を有するデファレンシャルギアケース51と、入力軸31、出力軸34およびデファレンシャルギアケース51を支持する減速機ケース10と、を備える減速機の潤滑構造であって、減速機ケース10は、入力軸31の下側に、ファイナルドリブンギア52により掻き上げられた潤滑油を貯留させて入力ギア32を浸漬させる貯留用リブ24を設けたことを特徴とする。したがって、貯留用リブ24に貯留する潤滑油を入力ギア32に供給することができることから、入力ギア32および出力ギア35を潤滑させることができるので、減速機ケース10内の高所に配置されたギアの潤滑性能を向上させることができる。
In the embodiment according to the present invention, an
以下、本発明に係る減速機の潤滑構造について図面を参照して説明する。
図1は、減速機を備えた車両1の一部の構成を示す正面図である。なお、図1を含む図面や説明には、減速機を車両に搭載した状態を基準として、車両の前進側を前側とし、前側を矢印「前」で示し、その逆を後側とする。また、左側を矢印「左」で示し、その逆を右側とする。また、上側を矢印「上」で示し、その逆を下側とする。
Hereinafter, a lubrication structure for a reduction gear according to the present invention will be explained with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view showing a partial configuration of a vehicle 1 including a reduction gear. In the drawings and explanations including FIG. 1, the forward moving side of the vehicle is referred to as the front side, the front side is indicated by an arrow "front", and the opposite is referred to as the rear side, with the speed reducer mounted on the vehicle as a reference. Further, the left side is indicated by an arrow "left", and the opposite is indicated as the right side. Further, the upper side is indicated by an arrow "up", and the opposite is indicated as the lower side.
図1に示すように、車両1は、前部にモータルーム2が形成され、モータルーム2を挟んで左右に離れた位置に左側サイドメンバ3Lおよび右側サイドメンバ3Rが配置される。左側サイドメンバ3Lおよび右側サイドメンバ3Rは前後方向に延びており、左側サイドメンバ3Lと右側サイドメンバ3Rとの間には左側支持部材4Lおよび右側支持部材4Rを介してサブフレーム5が左右方向に架け渡される。サブフレーム5には左側マウント部材6L、右側マウント部材6R、後側マウント部材6Bを介してパワートレイン7が吊り下げた状態で取り付けられる。
As shown in FIG. 1, a
パワートレイン7は、モータ8と減速機100とが結合して構成される。
モータ8は、駆動源であって、バッテリから供給される電力によって駆動される。モータ8は、モータルーム2内において右側に偏って配置される。
減速機100は、モータ8から伝達された回転を減速させて車輪に伝達する。減速機100は、モータルーム2内において左側に偏って配置され、モータ8の左側の端部に結合される。減速機100は、減速機ケース10を備える。減速機ケース10は、第1のケースとしてのレフトケース11と、第2のケースとしてライトケース12とで、左右に2分割される減速機ケースとして構成される。レフトケース11とライトケース12とはそれぞれフランジ11f、12fの合せ面Pで重ね合わせてボルトで締結することで結合される。レフトケース11とライトケース12とを結合することで内部に、後述する減速機構30および差動機構50を収容する空間が形成される。
The power train 7 is configured by combining a
The
The speed reducer 100 slows down the rotation transmitted from the
図2は、減速機100の左側面図であり、主にレフトケース11が図示されている。
図2に示すように、レフトケース11は、前壁11a、後壁11b、下壁11c、上壁11d、側壁11e、フランジ11fを有する。後壁11bは、後述するファイナルドリブンギア52の外径形状に沿って湾曲した湾曲形状をしている。下壁11cは、減速機ケース10の底部を構成し、前壁11aの下端から後壁11bの下端にまで達する。上壁11dは、前壁11aの上端と後壁11bの上端とを連結するように配置されており、前側から後側に向かうにしたがって下側に傾斜している。上壁11dの内面は、後壁11bの湾曲形状の内面と滑らかに連続する。前壁11aは、上壁11dの前端と下壁11cの前端とを連結するように配置されている。側壁11eは、前壁11a、後壁11b、下壁11c、上壁11dの各左端を連結する縦壁である。
FIG. 2 is a left side view of the
As shown in FIG. 2, the
図3は、レフトケース11を取り外した減速機100の左側面図であり、主にライトケース12および減速機ケース10の内部が図示されている。
図3に示すように、ライトケース12は、前壁12a、後壁12b、下壁12c、上壁12d、側壁12e、フランジ12fを有する。後壁12bは、後述するファイナルドリブンギア52の外径形状に沿って湾曲した湾曲形状をしている。下壁12cは、減速機ケース10の底部を構成し、前壁12aの下端から後壁12bの下端にまで達する。上壁12dは、前壁12aの上端と後壁12bの上端とを連結するように配置されており、前側から後側に向かうにしたがって下側に傾斜している。上壁12dの内面は、後壁12bの湾曲形状の内面と滑らかに連続する。前壁12aは、上壁12dの前端と下壁12cの前端とを連結するように配置されている。側壁12eは、前壁12a、後壁12b、下壁12c、上壁12dの各右端を連結する縦壁である。
FIG. 3 is a left side view of the
As shown in FIG. 3, the
また、ライトケース12内には、前側かつ上側であって前壁12aと上壁12dおよび側壁12eにより形成された隅角の位置に、ボルトによってライトケース12に取付けられるブリーザプレートにてブリーザ室80が形成される。ブリーザ室80は、空気とオイルを分離する空間であって、減速機ケース10の外部と連通している。減速機ケース10内の圧力が上昇すると、ブリーザ室80に減速機ケース10内の空気が導入され、ブリーザ室80内で空気とオイルが分離される。オイルと分離された空気はブリーザ室80内から減速機ケース10の外に排出される。減速機ケース10内には、車両1が停車した場合に例えば油面レベルLv1(図3に示す二点鎖線Lv1)の位置まで潤滑油が入れられている。
In addition, a
減速機ケース10は、減速機構30、差動機構50、オイルガター70を収容する。
まず、減速機構30および周辺の構成について説明する。
減速機構30は、モータ8から伝達された回転を減速させて差動機構50に伝達する。
図3に示すように、減速機100は、回転軸線S1を中心に回転する入力軸31、回転軸線S2を中心に回転する出力軸34、回転軸線S3を中心に回転するデファレンシャルギアケース51を有している。回転軸線S1と回転軸線S2と回転軸線S3が平行となるように、入力軸31、出力軸34、デファレンシャルギアケース51は平行に配置されている。
The
First, the configuration of the
The
As shown in FIG. 3, the
図4は、減速機ケース10内の構成を上側から見た平面図である。
図4に示すように、減速機構30は、入力軸31、出力軸34およびデファレンシャルギアケース51を有する。入力軸31、出力軸34およびデファレンシャルギアケース51は減速機ケース10により回転可能に支持される。入力軸31、出力軸34およびデファレンシャルギアケース51は、それぞれ回転軸線S1、S2、S3が平行であって、左右方向に沿って延出される。図3および図4に示すように、前側に入力軸31が配置され、入力軸31よりも後側に出力軸34が配置される。デファレンシャルギアケース51は出力軸34よりも後側に配置される。入力軸31および出力軸34は、下壁12cと上壁12dとの間の略中央に位置する。出力軸34は、入力軸31よりも僅かに上側に配置される。詳細には、図3に示すように左側から見て、出力軸34の回転軸線S2(回転中心)は、入力軸31の回転軸線S1(回転中心)とデファレンシャルギアケース51の回転軸線S3(回転中心)を結んだ線よりも上側に配置されている。
FIG. 4 is a plan view of the structure inside the
As shown in FIG. 4, the
入力軸31は、入力ギア32が設けられる。入力ギア32は、入力軸31と一体となって回転する。入力ギア32は、後述する出力ギア35よりも小径なギアである。入力ギア32は減速機ケース10の下壁12cから上側に離れた高所に位置し、減速機ケース10の底部に貯留している潤滑油に浸漬させにくい位置に配置される。
The
出力軸34は、出力ギア35と、ファイナルドライブギア36とが設けられる。出力ギア35およびファイナルドライブギア36は、出力軸34と一体となって回転する。出力ギア35は、入力ギア32よりも大径なギアであり、入力ギア32と常に噛合している。ファイナルドライブギア36は、出力ギア35よりも小径なギアであり、後述するファイナルドリブンギア52と常に噛合する。
減速機構30は、入力軸31の入力ギア32、出力軸34の出力ギア35、ファイナルドライブギア36、およびデファレンシャルギアケース51に取付けられたファイナルドリブンギア52で構成される。減速機構30は、入力ギア32と出力ギア35のギア対と、出力ギア35とファイナルドライブギア36の関係、ファイナルドライブギア36とファイナルドリブンギア52のギア対によって、モータ8から伝達された回転を減速させて差動機構50に伝達する。
The
The
図5は、図2に示すI-I線にて切断して矢印方向から見た断面図である。
図5に示すように、入力軸31は、ライトケース12の側壁12eに左右方向に貫通して形成された孔12gに挿入され、側壁12eを貫通して、側壁12eから右側に突出する。入力軸31のうちライトケース12の側壁12eから右側に突出した部位がモータ8のモータ軸と接続される。したがって、入力軸31は、モータ8のモータ軸と一体となって回転する。
FIG. 5 is a sectional view taken along the line II shown in FIG. 2 and viewed from the direction of the arrow.
As shown in FIG. 5, the
入力軸31は、左側が軸受33Lに支持され、右側が軸受33Rに支持される。軸受33Lはレフトケース11の側壁11eの内面に形成された軸受保持部15Lにより保持される。また、軸受33Rはライトケース12の側壁12eの内面に形成された軸受保持部15Rにより保持される。また、ライトケース12の側壁12eのうち軸受保持部15Rの右側には、環状の隙間G1を介してオイルシール40が配置される。オイルシール40は、孔12gの内周面に圧入固定され、側壁12eと入力軸31の間から潤滑油が漏れないように封止している。オイルシール40と軸受33Rとは隙間G1を挟んで対向する。
The
図6は、オイルシール40のうち最も下側に位置する部位(図5に示す領域R部)を拡大した拡大断面図である。図6に示すように、オイルシール40は、断面略L字形状に形成された環状の補強部材41に、弾性体で形成されたシール本体42が一体に形成されている。シール本体42は孔12gの内周面に固定される。また、シール本体42には、減速機ケース10の内側に向かって縮径するように延びる(断面では傾斜するように延びる)主リップ43と、減速機ケース10の外側に向かって縮径するように延びる(断面では傾斜するように延びる)ダストリップ44とが接続されている。主リップ43およびダストリップ44は、リップの一例である。主リップ43の外径側にはガータスプリング45が配設され、主リップ43の入力軸31への締付力を調整している。主リップ43およびダストリップ44は、入力軸31の外周面と常に接している。主リップ43は、減速機ケース10内の潤滑油が孔12gを通して減速機ケース10の外部に漏洩しないようにシールする。ダストリップ44は、減速機ケース10の外部から埃等が孔12gを通して減速機ケース10内に入り込まないようにシールする。
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of the lowermost portion of the oil seal 40 (region R shown in FIG. 5). As shown in FIG. 6, in the
出力軸34は、左側が軸受37Lに支持され、右側が軸受37Rに支持される(図4を参照)。軸受37Lはレフトケース11の側壁11eの内面に形成された図示しない軸受保持部により保持される。また、軸受37Rはライトケース12の側壁12eの内面に形成された軸受保持部18R(図7を参照)により保持される。
The
図7は、ライトケース12を左後方下側から見た斜視図である。図7は、入力軸31、出力軸34、軸受33R、軸受37R、オイルシール40を取り外した状態で図示している。
図7に示すように、側壁12eの内面には軸受保持部15Rおよび軸受保持部18Rが形成される。具体的に、軸受保持部15Rは、側壁12eの内面から円筒状に左側に向かって突出するリブ16の内部に形成される。同様に、軸受保持部18Rは、側壁12eの内面から円筒状に左側に向かって突出するリブ19の内部に形成される。軸受保持部15Rの右側には側壁12eを貫通する上述した孔12gが位置する。一方、軸受保持部18Rの右側は貫通しておらず、側壁12eによって閉塞されている。
FIG. 7 is a perspective view of the
As shown in FIG. 7, a
側壁12eには、軸受保持部15Rのリブ16の上部を欠落させると共に、側壁12eの内面を右側に凹ませた凹状のオイル溝17を有する。オイル溝17は、上下方向に延出し、上部が側壁12eに形成された凹部21まで到り、下部が孔12gまで到っている。オイル溝17が孔12gまで到ることで、オイル溝17は軸受33Rとオイルシール40との間に形成された上述の隙間G1と連通する。潤滑油がオイルガター70の後述するオイル送出孔74aから滴下され、オイル溝17に沿って流下することで、隙間G1に潤滑油が供給される。隙間G1に供給された潤滑油は、軸受33Rを潤滑すると共に、オイルシール40の主リップ43と入力軸31の外周面との間を潤滑する。また、軸受保持部18Rのリブ19の上部には、上下方向に貫通させたオイル溝20を有する。潤滑油がオイルガター70の後述するオイル送出孔74bから滴下され、オイル溝20に沿って流下することで、軸受保持部18Rに保持された軸受37Rを潤滑する。
The
次に、差動機構50および周辺の構成について説明する。
差動機構50は、例えば、車両がカーブを曲がる等したときに生じる左右の車輪の回転数の差を吸収すると共に、減速機構30からの回転を左右の車輪に振り分けて伝達する。差動機構50は、減速機ケース10内で減速機構30の回転軸線S3に配置される。
図4に示すように、差動機構50はデファレンシャルギアケース51を有する。すなわち、デファレンシャルギアケース51は、減速機構30の一部であると共に、差動機構50の一部でもある。デファレンシャルギアケース51は、差動機構50の各構成部品を収容する。デファレンシャルギアケース51には、外周縁に沿ってファイナルドリブンギア52がボルト等により結合されている。ファイナルドリブンギア52は、出力軸34のファイナルドライブギア36と常に噛合する。
Next, the configuration of the
The
As shown in FIG. 4, the
デファレンシャルギアケース51は、左側端部にドライブシャフト53Lが挿入され、右側端部にドライブシャフト53Rが挿入される。デファレンシャルギアケース51は、減速機ケース10により回転軸線S3を中心にして回転可能に支持される。デファレンシャルギアケース51の回転軸線S3は、入力軸31の回転軸線S1および出力軸34の回転軸線S2と平行である。また、図3に示すように、回転軸線S3は、回転軸線S1、S2よりも後側に位置し、回転軸線S1、S2よりも下側に位置する。デファレンシャルギアケース51は、左側端部が軸受54Lに支持され、右側端部が軸受54Rに支持される。なお、軸受54Lはレフトケース11の側壁11eにより保持される。軸受54Rはライトケース12の側壁12eにより保持される。減速機構30により減速された回転は、出力軸34のファイナルドライブギア36からファイナルドリブンギア52を介して伝達されることで、デファレンシャルギアケース51が回転する。車両が直進する場合には、差動機構50はドライブシャフト53L、53Rを介して左右の車輪55L、55Rに左右に等しく回転を伝達する。一方、車両がカーブを旋回する場合、差動機構50はドライブシャフト53L、53Rを介して左右の車輪55L、55Rに対して旋回に応じて左右に配分した回転を伝達する。
A
また、減速機構30のファイナルドリブンギア52は、減速機ケース10の底部に貯留する潤滑油に浸漬する。図3において、車両1の前進時では、ファイナルドリブンギア52は反時計回りに回動し、出力軸34は時計回りに回動し、入力軸31は反時計回りに回動する。したがって、減速機ケース10の底部に貯留する潤滑油は、車両1の走行に伴って回動するファイナルドリブンギア52によって掻き上げられ、車両1の前進時では減速機ケース10内を図3に示す矢印A1方向に飛散する。つまり、潤滑油は、ファイナルドリブンギア52の回動に伴って、後壁12bの内面の湾曲形状、および、後壁12bの内面に連続する上壁12dの内面に沿って流れ、ファイナルドリブンギア52の前方に運ばれる。
Further, the final driven
また、減速機ケース10は、底部の空間を前後に区画する規制用リブ13が設けられる。規制用リブ13は、底部に貯留する潤滑油のうち、前側に貯留する潤滑油が多量にファイナルドリブンギア52側に流入しないように規制する。つまり、規制用リブ13は、ファイナルドリブンギア52の回動に伴って前方に運ばれる潤滑油を前側に貯留し、後側(ファイナルドリブンギア52側)に流れ出す潤滑油の量を調整するように設けられる。図5、図8に示すように、規制用リブ13は、レフトケース11の側壁11eから一体でライトケース12に向かって突出する左側規制用リブ14Lと、ライトケース12の側壁12eから一体でレフトケース11に向かって突出する右側規制用リブ14Rとから構成される。
図3に示すように、右側規制用リブ14Rは、ファイナルドリブンギア52の前側の位置で、減速機ケース10の底部から出力軸34に向かうようにファイナルドリブンギア52の外径に沿って湾曲して延出する。なお、左側規制用リブ14Lは、右側規制用リブ14Rに対応した位置に形成され、減速機ケース10を左右方向から透過して見た場合に右側規制用リブ14Rと重なる略同形状で対向するように形成されている。
Further, the
As shown in FIG. 3, the right-
図8は、減速機ケース10の合わせ面P1に対して斜めに切断した減速機ケース10を後側かつ左側から見た斜視図である。図8に示すように、左側規制用リブ14Lと右側規制用リブ14Rとは、レフトケース11とライトケース12とが結合された状態では、先端の端面同士が接する(図5も参照)。また、図3に示すように、左側規制用リブ14Lと右側規制用リブ14Rとは、レフトケース11とライトケース12とが結合された状態でも互いに接しない隙間G2が形成される。つまり、規制用リブ13は、その下部では左側規制用リブ14Lのライトケース12側の端面(右側端面)と右側規制用リブ14Rのレフトケース11側の端面(左側端面)の間に隙間G2が形成されている。したがって、規制用リブ13の前側の潤滑油は、隙間G2を通ることでしかファイナルドリブンギア52側(後側)に流入しないことから、規制用リブ13の後側では潤滑油の油面レベルの位置を停車時の油面レベルLv1よりも低くすることができる。そのため、ファイナルドリブンギア52に連れ回る潤滑油の量を少なくすることができ、ファイナルドリブンギア52が回転するときの撹拌抵抗を低減させることができる。
FIG. 8 is a perspective view of the
次に、オイルガター70および周辺の構成について説明する。
オイルガター70は、ファイナルドリブンギア52により掻き上げられた潤滑油を捕捉して貯留すると共に、貯留している潤滑油を潤滑が必要な部位に供給する。オイルガター70は、減速機構30の上側に位置し、上方から見て減速機構30と重なり合う位置に配置される。オイルガター70は、減速機ケース10内でライトケース12の側壁12eにより支持される。具体的には、図7に示すように、オイルガター70は、右端部が側壁12eに形成された凹部21に入り込んだ状態でボルト79によって側壁12eに結合されることでライトケース12の側壁12eに取り付けられる。オイルガター70は、例えば合成樹脂製である。
Next, the configuration of the
The
オイルガター70は、貯留部71、案内部75を有する。
図4に示すように、貯留部71は、底壁72、側壁73を有し、上側が開口する略箱状に形成される。貯留部71は、ファイナルドリブンギア52により掻き上げられることで飛散した潤滑油を捕捉して貯留する。底壁72にはオイル送出孔74a、74b、74cが形成されている。オイル送出孔74aは、底壁72の右側かつ前側に位置し、オイル溝17の上側に位置する。貯留部71に貯留した潤滑油は、オイル送出孔74aから図7に示す矢印A2のようにオイル溝17に向かって滴下される。オイル送出孔74bは、底壁72の右側かつ後側に位置し、オイル溝20の上側に位置する。貯留部71に貯留した潤滑油は、オイル送出孔74bから図7に示す矢印A3のようにオイル溝20に向かって滴下される。オイル送出孔74cは、底壁72の前側に位置し、入力ギア32と出力ギア35とが噛合する噛合部の上方に位置する。貯留部71に貯留した潤滑油は、オイル送出孔74cから入力ギア32と出力ギア35との噛合部に滴下される。
The
As shown in FIG. 4, the
案内部75は、貯留部71の左側の後端に一体で形成され、前後方向に延出するように形成される。案内部75は、底壁76、側壁77を有し、上側および後端が開口して形成される。また、案内部75は、貯留部71に貯留した潤滑油の一部を、後端から減速機構30および差動機構50に滴下させる。図3に示すように、底壁76は、上面が後側に向かうにしたがって斜め下側に傾斜する。そして、図4に示すように、底壁76の後端は、デファレンシャルギアケース51の上側およびファイナルドリブンギア52の上側に位置する。つまり、案内部75の後端は、ファイナルドリブンギア52の外周に接近するように配置され、ファイナルドリブンギア52に連れ回る潤滑油を掻き取って、その開口から潤滑油を受け入れ、潤滑油を貯留部71に導く。したがって、多量の潤滑油を貯留部71に導入して、潤滑が必要な部位に潤滑油を供給することができ、少量の潤滑油でも減速機100の潤滑性能を向上させることができる。なお、案内部75の後端から滴下された潤滑油は、デファレンシャルギアケース51およびファイナルドリブンギア52に滴下される。また、底壁76にはオイル送出孔78aが形成されている。オイル送出孔78aは、底壁76の前後方向の略中央に位置し、ファイナルドライブギア36とファイナルドリブンギア52との噛合部の上方に位置する。案内部75に沿って流れる潤滑油の一部は、オイル送出孔78aからファイナルドライブギア36とファイナルドリブンギア52との噛合部に滴下される。
The
次に、上述したように構成される減速機構30において、高所に配置された入力ギア32の潤滑性能を向上させる潤滑構造について説明する。
図3に示すように、本実施形態の減速機ケース10は、入力軸31の下側で潤滑油を貯留させて入力ギア32を浸漬させるためのオイル溜りを形成する貯留用リブ24が設けられる。貯留用リブ24は、入力ギア32の下部よりも高い液面の潤滑油を貯留できる高さに形成されている。そして、入力ギア32は、その下部が貯留用リブ24に貯留された潤滑油に入り込む(浸かる)ように配置されている。図5に示すように、貯留用リブ24は、レフトケース11の側壁11eから一体でライトケース12に向かって突出する第1のリブとしての左側貯留用リブ25Lと、ライトケース12の側壁12eから一体でレフトケース11に向かって突出する第2のリブとしての右側貯留用リブ25Rとから構成される。左側貯留用リブ25Lと右側貯留用リブ25Rとは、レフトケース11とライトケース12とが結合された状態では合わせ面Pで先端の端面同士が接する。
Next, a lubrication structure for improving the lubrication performance of the
As shown in FIG. 3, the
図3および図7を参照して、右側貯留用リブ25Rの形状について説明する。
右側貯留用リブ25Rは、入力軸31の下側で入力軸31および入力ギア32を囲むような円弧状に形成される。右側貯留用リブ25Rは、入力軸31と対向する面が下側に凹むことで潤滑油を貯留できる凹部26が入力軸31に沿って形成される。図7に示すように、右側貯留用リブ25Rは、軸受保持部15Rを形成するリブ16のうち下側の部位と一体で構成され、レフトケース11に向かって突出する。
The shape of the
The
ここで、図3に示すように、右側貯留用リブ25Rのうち後端部27aは、入力軸31の回転軸線S1よりも下側であって、入力ギア32の最下端に位置するギアの先端(刃先)32tよりも上側に位置する。一方、右側貯留用リブ25Rのうち前端部27bは、後端部27aよりも上側であって、入力軸31の回転軸線S1と略同じ高さに位置する。後端部27aよりも上側に前端部27bを配置することで、車両が停車したときに凹部26に貯留した潤滑油が慣性で前端部27bを乗り越えて凹部26から垂れ落ちてしまうことを抑制する。なお、左側貯留用リブ25Lは、減速機ケース10を左右方向から透過して見た場合に右側貯留用リブ25Rと重なる略同形状で対向するように形成されている。
Here, as shown in FIG. 3, the
このように構成される貯留用リブ24は、後端部27aを通る油面レベルLv2(図3に示す二点鎖線Lv2)の位置まで潤滑油を貯留させることができる。ここで、油面レベルLv2は、入力ギア32の最下端に位置するギアの先端32tよりも上側に位置する。したがって、貯留用リブ24の凹部26に潤滑油が貯留された場合には、少なくとも入力ギア32のうち最下端に位置するギアの先端32tを浸漬させることができる。そして、車両1の走行の開始に伴い入力軸31が回転して入力ギア32が回転すると、潤滑油が付着したギアの先端32tが入力ギア32と出力ギア35との噛合部に達して、噛合部の潤滑を早期に開始することができる。このため、入力ギア32と出力ギア35の摩耗を抑制することができ、減速機100の耐久性を向上させることができる。更に、図6に示すように、油面レベルLv2は、入力軸31に接するオイルシール40のうち最下端に位置する主リップ43よりも上側に位置する。つまり、貯留用リブ24の油面レベルLv2は、オイルシール40の主リップ43に達する位置に設定されており、主リップ43の一部が潤滑油に浸かるようになっている。したがって、凹部26に潤滑油が貯留された場合には、軸受33Rを通過して隙間G1にも貯留され、少なくともオイルシール40のうち最下端に位置する主リップ43に潤滑油を供給することができる。このため、回転初期から主リップ43に潤滑油を供給して主リップ43の摩耗を抑制することができ、オイルシール40の耐久性を向上させることができる。
The
また、貯留用リブ24と規制用リブ13とは、連結リブ28により連結されている。図5に示すように、連結リブ28は、レフトケース11の側壁11eから一体でライトケース12に向かって突出する左側連結リブ29Lと、ライトケース12の側壁12eから一体でレフトケース11に向かって突出する右側連結リブ29Rとから構成される。左側連結リブ29Lと右側連結リブ29Rとは、レフトケース11とライトケース12とが結合された状態では合わせ面Pで先端の端面同士が接する。
Further, the
図3を参照して、右側連結リブ29Rの形状について説明する。右側連結リブ29Rは、右側貯留用リブ25Rの後端部27aと、右側規制用リブ14Rの上部とを斜めに直線状に連結する。このように、右側連結リブ29Rで連結することで、右側貯留用リブ25Rおよび右側規制用リブ14R自体の強度を向上させることができると共に、減速機ケース10の剛性を向上させることができる。なお、左側連結リブ29Lは、減速機ケース10を左右方向から透過して見た場合に、右側連結リブ29Rと重なる略同形状であり、左側貯留用リブ25Lの後端部と、左側規制用リブ14Lの上部とを斜めに直線状に連結する。
The shape of the
次に、貯留用リブ24の凹部26に潤滑油が貯留されるまでの流路について説明する。
上述したように、減速機ケース10の底部に貯留する潤滑油は、ファイナルドリブンギア52によって掻き上げられ、車両1の前進時では減速機ケース10内を図3に示す矢印A1方向に沿って飛散する。飛散した潤滑油は、オイルガター70の貯留部71に捕捉される。オイルガター70に捕捉された潤滑油は、貯留部71に貯留されると共に、オイル送出孔74a、74b、74cから下側に滴下される。
Next, the flow path until the lubricating oil is stored in the
As described above, the lubricating oil stored at the bottom of the
オイル送出孔74aから下側に滴下された潤滑油は、オイル溝17に沿って流下することで、軸受33Rとオイルシール40との間の隙間G1に供給される。隙間G1に供給された潤滑油は軸受33Rおよびオイルシール40の主リップ43を潤滑し、潤滑し終わった潤滑油は隙間G1に残留したり、隙間G1から軸受33R内を通り抜けて入力ギア32側に流動したりすることで、貯留用リブ24の凹部26に潤滑油が供給され貯留される。
また、オイル送出孔74cから下側に滴下された潤滑油は、入力ギア32と出力ギア35との噛合部を潤滑し、潤滑し終わった潤滑油が入力ギア32から垂れ落ちることで、下側に位置する貯留用リブ24の凹部26に潤滑油が供給され貯留される。つまり、貯留用リブ24の凹部26には、オイルガター70から流れ落ちる潤滑油が供給される。このため、車両が走行後に停止した場合、それまでにオイルガター70に蓄えられた潤滑油が貯留用リブ24の凹部26に流れ込み、凹部26に潤滑油を貯留することができる。
なお、ファイナルドリブンギア52によって掻き上げられ飛散した潤滑油のうち、オイルガター70により捕捉されずに直接、入力軸31および入力ギア32に散布された潤滑油は、入力軸31および入力ギア32を潤滑する。潤滑し終わった潤滑油は、入力軸31から垂れ落ちることで、下側に位置する貯留用リブ24の凹部26に潤滑油が供給され貯留される。
The lubricating oil dripped downward from the
In addition, the lubricating oil dripped downward from the
Note that among the lubricating oil scraped up and scattered by the final driven
ここで、貯留用リブ24の凹部26に貯留された潤滑油は、入力ギア32の回転によって持ち出されてしまうが、入力ギア32が回転する時はファイナルドリブンギア52による潤滑油の掻き上げが続きオイルガター70に潤滑油が供給されていることから、車両1が停止した時には油面レベルLv2の位置まで常に潤滑油を貯留させることができる。なお、油面レベルLv2を超えた分の潤滑油は、貯留用リブ24の凹部26から後方に溢れ出るが、溢れ出た潤滑油は連結リブ28の上面を流れて規制用リブ13の後方の空間に流下することで減速機ケース10の底部に回収される。
Here, the lubricating oil stored in the
このように、貯留用リブ24を設けることにより、高所に配置された入力ギア32に潤滑油を供給して高所に配置された入力ギア32を潤滑することができる。また、車両を長時間に亘って停車させた場合であっても、入力ギア32の一部およびオイルシール40の主リップ43の一部を、貯留用リブ24の凹部26に油面レベルLv2の位置まで貯留された潤滑油によって浸漬させることができる。したがって、長時間の停車から再び車両を走行させる場合でも、潤滑油に浸漬している入力ギア32の一部が潤滑油を掻き上げることで、即座に入力ギア32および出力ギア35を潤滑することができる。また、入力軸31と主リップ43の一部との間に付着する潤滑油が、入力軸31が回転することで即座に入力軸31と主リップ43との間に行き渡り、主リップ43を全周に亘って潤滑することができる。このため、入力ギア32やオイルシール40の摩耗を抑制でき、耐久性を向上させることができる。
By providing the
さらに、車両を停車させると停車直後の振動により貯留用リブ24の凹部26から潤滑油の一部が落下することで、凹部26に貯留する潤滑油が油面レベルLv2の位置よりも下がってしまう場合があるが、オイルガター70の貯留部71に貯留された潤滑油が停車後でも貯留部71が空になるまでオイル送出孔74a、74b、74cから滴下され続ける。したがって、停車直後に貯留用リブ24の凹部26から潤滑油が落下しても、オイル送出孔74a、74bから滴下された潤滑油が、上述した流路を経て、貯留用リブ24の凹部26に供給されるために、油面レベルLv2の位置まで常に潤滑油を貯留させることができる。なお、この作用をより確実なものとするために、オイルガター70の貯留部71の底壁72は、案内部75の前端の底壁76の高さよりも低い高さに設定されている(図3を参照)。これにより、案内部75から流れ出す潤滑油の量を削減している。
Furthermore, when the vehicle is stopped, some of the lubricating oil falls from the
以上、本実施例によれば、減速機ケース10は、入力軸31の下側に、ファイナルドリブンギア52により掻き上げられた潤滑油を貯留させて入力ギア32を浸漬させる貯留用リブ24が設けられている。したがって、入力ギア32が貯留用リブ24に貯留する潤滑油を掻き上げることから、入力ギア32および出力ギア35を潤滑させることができるので、高所に配置されたギアの潤滑性能を向上させることができる。また、減速機ケース10の底部に貯留した潤滑油の油面レベルが低く設定された場合であっても、貯留用リブ24に貯留する潤滑油により入力ギア32を潤滑させることができるので、撹拌抵抗を低減させつつ高所に配置されたギアの潤滑性能を向上させることができる。
As described above, according to the present embodiment, the
また、本実施例では、貯留用リブ24は、レフトケース11に設けた左側貯留用リブ25Lと、ライトケース12Rに設けた右側貯留用リブ25Rとが、レフトケース11とライトケース12Rとが結合された状態で接している。したがって、減速機ケース10の剛性、特に車幅方向の剛性を向上させることができる。また、減速機ケース10の共振、特に車幅方向に対する変形による共振によって生じる騒音を抑制することができる。
In addition, in this embodiment, the
また、本実施例では、減速機ケース10は、底部の潤滑油がファイナルドリブンギア52側へ流入するのを規制する規制用リブ13を設け、貯留用リブ24と規制用リブ13とは連結されている。具体的には、貯留用リブ24と規制用リブ13とは、連結リブ28により連結されている。したがって、貯留用リブ24と規制用リブ13とが独立している場合よりも、貯留用リブ24と規制用リブ13の剛性を向上させることができる。また、連結リブ28は形状の制限がないために、減速機ケース10の共振の振動モードを抑制できる最適な形状にすることができる。具体的には、連結リブ28を振動モードの腹となる部分に沿わせることにより減速機ケース10の共振を抑制することができる。
Further, in this embodiment, the
また、本実施例では、貯留用リブ24は、減速機ケース10の側壁11e、12eと一体で形成されている。したがって、部品点数を増やしたり、組み立て工数を増やしたりすることなく貯留用リブ24を設けることができる。
Further, in this embodiment, the
また、本実施例では、減速機ケース10は、入力軸31よりも上側の位置に、ファイナルドリブンギア52により掻き上げられた潤滑油を捕捉して入力ギア32、出力ギア35等に滴下させるオイルガター70を有する。したがって、停車直後に貯留用リブ24から潤滑油が落下しても、オイルガター70から滴下された潤滑油が入力ギア32を潤滑しながら垂れ落ちることで、入力ギア32の下側に位置する貯留用リブ24に潤滑油を供給することができる。
In this embodiment, the
また、本実施例では、減速機ケース10に形成された孔12gと入力軸31との間に配置されたオイルシール40を備えており、貯留用リブ24は、潤滑油を貯留してオイルシール40の主リップ43を浸漬させている。したがって、長時間の停車から再び車両を走行させる場合でも、入力軸31と主リップ43の一部との間に付着する潤滑油が、入力軸31が回転することで、即座に入力軸31と主リップ43との間を全周に亘って潤滑させることができるので、オイルシール40の劣化を抑制させることができる。
In addition, this embodiment includes an
以上、本発明に係る実施例について説明したが、本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上述した実施例では、潤滑油が隙間G1から軸受33R内を通り抜けることができる場合について説明した。すなわち、軸受33Rはいわゆる開放タイプ(オープンタイプ)である場合について説明したが、この場合に限られず、軸受33Rはいわゆるシールドタイプであってもよい。軸受33Rをシールドタイプにすることで、オイルガター70のオイル送出孔74aから下側に滴下された潤滑油は、オイル溝17に沿って流下することで、軸受33Rとオイルシール40との間の隙間G1全体に残留する。したがって、潤滑油をオイルシールの主リップ43の全体に亘って浸漬させることができる。
Although the embodiments according to the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications can be made within the scope of the present invention.
In the embodiment described above, a case has been described in which the lubricating oil can pass through the bearing 33R from the gap G1. That is, although the case has been described in which the
また、上述した実施例では、駆動源がモータ8である場合について説明したが、この場合に限られず、駆動源が内燃機関としてのエンジンであってもよい。
Further, in the above-described embodiment, the case where the drive source is the
10:減速機ケース 11:レフトケース 12:ライトケース 13:規制用リブ 24:貯留用リブ 28:連結リブ 30:減速機構 31:入力軸 32:入力ギア 34:出力軸 35:出力ギア 36:ファイナルドライブギア 50:差動機構 51:デファレンシャルギアケース 52:ファイナルドリブンギア 70:オイルガター 10: Reduction gear case 11: Left case 12: Right case 13: Regulatory rib 24: Storage rib 28: Connection rib 30: Reduction mechanism 31: Input shaft 32: Input gear 34: Output shaft 35: Output gear 36: Final Drive gear 50: Differential mechanism 51: Differential gear case 52: Final driven gear 70: Oil gutter
Claims (6)
前記入力ギアと噛合する出力ギア、および、ファイナルドライブギアを有する出力軸と、
前記ファイナルドライブギアと噛合するファイナルドリブンギアを有するデファレンシャルギアケースと、
前記入力軸、前記出力軸および前記デファレンシャルギアケースを支持する減速機ケースと、を備える減速機の潤滑構造であって、
前記減速機ケースは、
前記入力軸の下側に、前記ファイナルドリブンギアにより掻き上げられた潤滑油を貯留させて前記入力ギアを浸漬させる貯留用リブと、
前記減速機ケースの底部の潤滑油が前記ファイナルドリブンギア側へ流入するのを規制する規制用リブと、を設け、
前記貯留用リブと前記規制用リブとは連結されていることを特徴とする減速機の潤滑構造。 an input shaft having an input gear;
an output gear meshing with the input gear, and an output shaft having a final drive gear;
a differential gear case having a final driven gear that meshes with the final drive gear;
A lubrication structure for a speed reducer, comprising: a speed reducer case that supports the input shaft, the output shaft, and the differential gear case,
The reduction gear case is
a storage rib on the lower side of the input shaft that stores lubricating oil scraped up by the final driven gear and immerses the input gear;
A regulating rib is provided for regulating lubricating oil at the bottom of the reducer case from flowing into the final driven gear side,
A lubrication structure for a speed reducer , wherein the storage rib and the regulation rib are connected .
前記入力ギアと噛合する出力ギア、および、ファイナルドライブギアを有する出力軸と、
前記ファイナルドライブギアと噛合するファイナルドリブンギアを有するデファレンシャルギアケースと、
前記入力軸、前記出力軸および前記デファレンシャルギアケースを支持する減速機ケースと、
前記減速機ケースに形成された孔と前記入力軸との間に配置されたオイルシールと、を備える減速機の潤滑構造であって、
前記減速機ケースは、
前記入力軸の下側に、前記ファイナルドリブンギアにより掻き上げられた潤滑油を貯留させて前記入力ギアを浸漬させる貯留用リブを設け、
前記貯留用リブは、潤滑油を貯留させて前記オイルシールのリップを浸漬させることを特徴とする減速機の潤滑構造。 an input shaft having an input gear;
an output gear meshing with the input gear, and an output shaft having a final drive gear;
a differential gear case having a final driven gear that meshes with the final drive gear;
a reduction gear case that supports the input shaft, the output shaft, and the differential gear case;
A lubrication structure for a reducer, comprising: an oil seal disposed between a hole formed in the reducer case and the input shaft,
The reduction gear case is
A storage rib is provided on the lower side of the input shaft to store lubricating oil scraped up by the final driven gear and immerse the input gear,
A lubrication structure for a speed reducer, wherein the storage rib stores lubricating oil and immerses the lip of the oil seal.
前記入力ギアと噛合する出力ギア、および、ファイナルドライブギアを有する出力軸と、an output gear meshing with the input gear, and an output shaft having a final drive gear;
前記ファイナルドライブギアと噛合するファイナルドリブンギアを有するデファレンシャルギアケースと、a differential gear case having a final driven gear that meshes with the final drive gear;
前記入力軸、前記出力軸および前記デファレンシャルギアケースを支持する減速機ケースと、a reduction gear case that supports the input shaft, the output shaft, and the differential gear case;
前記減速機ケースに形成された孔と前記入力軸との間に配置されたオイルシールと、を備える減速機の潤滑構造であって、A lubrication structure for a reducer, comprising: an oil seal disposed between a hole formed in the reducer case and the input shaft,
前記減速機ケースは、The reduction gear case is
前記入力軸の下側に、前記ファイナルドリブンギアにより掻き上げられた潤滑油を貯留させて前記入力ギアを浸漬させる貯留用リブと、a storage rib on the lower side of the input shaft that stores lubricating oil scraped up by the final driven gear and immerses the input gear;
前記減速機ケースの底部の潤滑油が前記ファイナルドリブンギア側へ流入するのを規制する規制用リブと、を設け、A regulating rib is provided for regulating lubricating oil at the bottom of the reducer case from flowing into the final driven gear side,
前記貯留用リブは、前記規制用リブと連結されており、潤滑油を貯留させて前記オイルシールのリップを浸漬させることを特徴とする減速機の潤滑構造。A lubrication structure for a speed reducer, wherein the storage rib is connected to the regulation rib, and stores lubricating oil to immerse the lip of the oil seal.
第1のケースと、第2のケースとが結合して構成され、
前記貯留用リブは、
前記第1のケースに設けた第1のリブと、前記第2のケースに設けた第2のリブと、を有し、
前記第1のリブおよび前記第2のリブは、前記第1のケースと前記第2のケースとが結合された状態で接していることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の減速機の潤滑構造。 The reduction gear case is
The first case and the second case are combined,
The storage rib is
comprising a first rib provided on the first case and a second rib provided on the second case,
According to any one of claims 1 to 3, wherein the first rib and the second rib are in contact with the first case and the second case in a coupled state. Lubrication structure of the described reducer.
前記減速機ケースの側壁と一体で形成されていることを特徴とする請求項2ないし4の何れか1項に記載の減速機の潤滑構造。 The storage rib is
The lubrication structure for a speed reducer according to any one of claims 2 to 4 , characterized in that the structure is formed integrally with a side wall of the speed reducer case.
前記入力軸よりも上側の位置に、前記ファイナルドリブンギアにより掻き上げられた潤滑油を捕捉して前記入力ギアに滴下させるオイルガターを有することを特徴とする請求項2ないし5の何れか1項に記載の減速機の潤滑構造。 The reduction gear case is
According to any one of claims 2 to 5 , there is provided an oil gutter located above the input shaft that captures lubricating oil scraped up by the final driven gear and drips it onto the input gear. Lubrication structure of the described reducer.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020066905A JP7439624B2 (en) | 2020-04-02 | 2020-04-02 | Lubrication structure of reducer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020066905A JP7439624B2 (en) | 2020-04-02 | 2020-04-02 | Lubrication structure of reducer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2021162132A JP2021162132A (en) | 2021-10-11 |
| JP7439624B2 true JP7439624B2 (en) | 2024-02-28 |
Family
ID=78004610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020066905A Active JP7439624B2 (en) | 2020-04-02 | 2020-04-02 | Lubrication structure of reducer |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7439624B2 (en) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4571145B1 (en) * | 2022-08-08 | 2026-04-22 | JATCO Ltd | Power transmission device |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001280451A (en) | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Kubota Corp | Lubrication structure in the transmission case |
| JP2009275824A (en) | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | Power transmitting device |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0828666A (en) * | 1994-07-22 | 1996-02-02 | Nissan Motor Co Ltd | Case rib for lubrication of continuously variable transmission |
-
2020
- 2020-04-02 JP JP2020066905A patent/JP7439624B2/en active Active
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001280451A (en) | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Kubota Corp | Lubrication structure in the transmission case |
| JP2009275824A (en) | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | Power transmitting device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2021162132A (en) | 2021-10-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5966563B2 (en) | Lubrication structure of power transmission device | |
| JP5513925B2 (en) | Crankcase structure | |
| CN108930779B (en) | Lubrication structure of transmission | |
| WO2019208642A1 (en) | Vehicle power transmission device | |
| JP2020186761A (en) | Driving device for vehicle | |
| JP7439624B2 (en) | Lubrication structure of reducer | |
| JPH08210472A (en) | Lubrication mechanism of final reduction gear | |
| US10738668B2 (en) | Automotive driveline unit housing with lubricant feed passage and flow restrictor | |
| JP2013217473A (en) | Gear box, and saddle-type vehicle including the same | |
| JP2020085044A (en) | Transfer structure of vehicle | |
| JP4877268B2 (en) | Power transmission device | |
| JP7772109B2 (en) | Vehicle drive unit | |
| JP2021050784A (en) | Transmission lubrication structure | |
| JP3691779B2 (en) | Power transmission mechanism for four-wheel drive vehicles | |
| JP2018031447A (en) | Power transmission device | |
| JP6925207B2 (en) | Transmission case and transmission equipped with it | |
| JP2010091000A (en) | Lubrication structure of power transmission device | |
| US20190032769A1 (en) | Transfer structure for vehicle | |
| JP4437726B2 (en) | engine | |
| JP7310400B2 (en) | Transmission lubrication structure | |
| JP4031683B2 (en) | Dry sump 4-cycle engine | |
| JP3946412B2 (en) | Vehicle power transmission device | |
| JPH0854052A (en) | Lubrication structure of differential mechanism | |
| JP4175709B2 (en) | Lubricating structure of unit swing engine | |
| WO2020129364A1 (en) | Gear case structure |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230203 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230920 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230926 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231017 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240116 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240129 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7439624 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |