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JP7445522B2 - ステージ装置、及び荷電粒子線装置 - Google Patents
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JP7445522B2 - ステージ装置、及び荷電粒子線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料を移動させるステージ装置と、ステージ装置を備える荷電粒子線装置に関する。
半導体ウェハの製造、測定、及び検査などに用いられる電子顕微鏡などの荷電粒子線装置は、試料の所望の位置にビームを照射するために、試料の位置を移動させるステージを備える。このようなステージは、2次元方向に試料を移動させるべく、少なくとも2方向に試料を移動させるための駆動機構を備える。また、ステージの位置の測定には、レーザ干渉計が使用されることが一般的である。
特許文献1には、バーミラーにセラミックを用い、このミラーをバネで支持するステージ装置が開示されている。より具体的には、特許文献1に記載された移動ステージ装置では、ミラーの自重は、ステージ上に設けられた3点支持座により支持されており、ミラーとステージとの接触部を減らすことで、ステージの曲げ変形のミラーへの伝達を抑制できる。また、ミラーとステージとの線膨張係数の差によるミラーの曲げ変形を抑制するために、ミラーをバネで支持し、ミラーとステージの接触部に滑りを生じさせて、ミラーに加わる力を逃がすことができる。このような構成では、ミラーの曲げ変形を抑制し、ステージの位置の測定誤差を低減することができる。
特開平9-243316号公報
特許文献1に記載された移動ステージ装置などの従来のステージ装置では、試料を載置するテーブルが変形することによって発生するミラーの曲げ変形や、テーブルとミラーとの線膨張係数の差によるミラーの曲げ変形を、ある程度は抑制できる。
しかし、従来のステージ装置では、テーブルとミラーが直接接して固定されているため、互いに接する面積が小さくてもテーブルからミラーに力が伝わってミラーが変形することがある。具体的には、テーブルとミラーとの線膨張係数の差によってこれらの接触部に滑りが生じると、これらの接触面では必ず摩擦力が働き、この摩擦力によってミラーに曲げ変形が発生する。さらに、ミラーには、温度変化に応じて異なる曲げ変形が発生する。このような曲げ変形は、ミラーによって個体差が大きく、ミラーの表面状態の変化に伴って変化するので、補正が困難である。このため、従来のステージ装置では、ステージの位置(テーブルの位置)を正確に測定するうえで課題があり、量産時に安定した性能を保証することや長期安定性を確保するのが困難である。
本発明は、ミラーの曲げ変形を抑制でき、ステージの位置の測定誤差を低減してステージの位置決め誤差を低減できるステージ装置と、このステージ装置を備える荷電粒子線装置を提供することを目的とする。
本発明によるステージ装置は、試料を載置するテーブルと、前記テーブルに設置されたバーミラーと、前記バーミラーにレーザ光を照射して前記バーミラーからの反射光を受光することによって、前記テーブルの位置を測定するレーザ干渉計と、前記テーブルを移動させる駆動機構と、前記バーミラーと前記テーブルの間に設置された複数の弾性部材とを備える。
本発明による荷電粒子線装置は、試料が内部に配置される試料室と、荷電粒子線を前記試料に照射する鏡筒と、前記試料を移動させるステージ装置とを備え、前記ステージ装置は、本発明によるステージ装置である。
本発明によると、ミラーの曲げ変形を抑制でき、ステージの位置の測定誤差を低減してステージの位置決め誤差を低減できるステージ装置と、このステージ装置を備える荷電粒子線装置を提供することができる。
本発明の実施例1による荷電粒子線装置の構成を示す図である。 テーブルを真上から見た図であり、電子ビームがウェハ上の観察点に照射されている状態を示す図である。 テーブルを真上から見た図であり、ミラーに曲げ変形が生じた状態を示す図である。 本発明の実施例1によるステージ装置において、テーブルに設置されたミラーを示す斜視図である。 テーブルに設置されたバーミラーをX方向に沿って見た図である。 テーブルに設置されたバーミラーをX方向に沿って見た図であり、テーブルが変形して上下方向に反った状態を示す図である。 バーミラーの側面が弾性ブロックを間に挟んでテーブルに固定された構成を示す参考図である。 図5Aに示した構成において、テーブルがY方向に熱膨張し、弾性ブロックのY方向の間隔が増大した様子を示す参考図である。 本発明の実施例1において、バーミラーの下面のみが、弾性ブロックを間に挟んでテーブルに固定された構成を示す図である。 図5Cに示した構成において、テーブルがY方向に熱膨張した様子を示す図である。 段を備えないテーブルの上面に弾性ブロックが設置され、この弾性ブロックにバーミラーが固定された構成を示す参考図である。 図6Aに示した構成において、テーブルがZ方向に反るように弾性変形し、弾性ブロックのY方向の間隔が変化した様子を示す参考図である。 本発明の実施例1において、テーブルが2つの段を備え、弾性ブロックが高さが低い方の段の上面に設けられ、バーミラーがこの弾性ブロックに固定された構成を示す図である。 図6Cに示した構成において、テーブルがZ方向に反るように弾性変形した様子を示す図である。 本発明の実施例2によるステージ装置において、テーブルに設置されたバーミラーを示す斜視図である。 材料がガラスであるバーミラーがテーブルに設置された構成を示す斜視図である。 本発明の実施例3によるステージ装置において、材料がセラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材であるバーミラーがテーブルに設置された構成を示す斜視図である。 本発明の実施例3によるステージ装置の一部を示す斜視図である。 本発明の実施例3において、熱膨張する前のテーブルを真上から見た図である。 本発明の実施例3において、温度変化により熱膨張したテーブルを真上から見た図である。
電子顕微鏡などの荷電粒子線装置では、近年の半導体素子の微細化に伴い、半導体の製造装置のみならず検査装置や計測装置にも、試料の位置決めの高精度化が要求されている。試料であるウェハの所望の位置でパターンを測定するには、ステージによりウェハの位置を移動させて、ウェハ上の所望の測定位置を電子ビームの照射位置に位置決めして、ウェハ上のパターンの画像(例えば、SEM像)を取得する。このとき、ステージに位置決め誤差がある場合でも、ウェハの所望の測定位置の位置ずれ量(所望の測定位置と電子ビームの照射位置との間の距離)を正確に測定できれば、電子ビームを偏向させることでステージの位置決め誤差を補正し、所望の測定位置でパターンを測定することができる。ただし、ウェハの所望の測定位置の位置ずれ量を正確に測定できない場合には、電子ビームの偏向に誤差が生じるので、所望の測定位置に電子ビームを照射できず、視野ずれが発生する。
このようにして発生する視野ずれ、すなわち所望の測定位置と、ステージの位置決め誤差を補正した上で照射した電子ビームの照射位置との間の距離を、視野位置決め誤差と呼ぶ。視野位置決め誤差が生じると、特に微細化パターンを持つウェハでは、所望の測定位置に電子ビームを照射し、所望の位置でパターンを測定する(検査をする)のが困難になる。
荷電粒子線装置では、ステージの位置の測定には、バーミラーなどのミラーを備えるレーザ干渉計が使用される。ミラーの製造時の加工や固定時の弾性変形などによって生じる再現性のある位置決め誤差については、予め作成した補正マップで補正が可能である。再現性のある位置決め誤差とは、測定ごとに同じ大きさで生じる誤差のことである。補正マップは、ウェハの座標ごとに、測定位置の位置ずれ量(像のずれ量)が記録されているマップであり、装置の位置ずれ量の特性が記録されている。
しかし、補正マップを作成した後にミラーに変形が生じると、この変形による測定位置のずれ(像のずれ)は、補正ができず、視野位置決め誤差となる。視野位置決め誤差を低減するためには、再現性のない位置決め誤差を低減することが重要である。再現性のない位置決め誤差とは、測定ごとに大きさが変わり得る誤差のことであり、例えば、ミラーの曲げ変形などにより発生する測定位置のずれのことである。
再現性のない位置決め誤差を発生させるミラーの曲げ変形の例には、試料(ウェハ)を載置するテーブルの歪みによって生じるミラーの曲げ変形、テーブルの熱変形によって生じるミラーの曲げ変形、及びテーブルとミラーの線膨張係数の差によって生じるミラーの曲げ変形などがある。これらのミラーの曲げ変形により再現性のない位置決め誤差が発生し、補正マップで補正が不可能な視野位置決め誤差が発生する。
本発明によるステージ装置は、ミラーの曲げ変形を抑制でき、ステージの位置(テーブルの位置)の測定誤差を低減してステージの位置決め誤差を低減でき、視野位置決め誤差を低減できる。
以下、本発明の実施例によるステージ装置と荷電粒子線装置を説明する。以下の実施例では、荷電粒子線装置の一例として、測長SEM(Scanning Electron Microscope)について説明する。測長SEMは、荷電粒子線である電子ビームを試料に照射する半導体計測装置である。また、荷電粒子線が照射される試料として、半導体素子などの回路パターンが形成されたウェハを例に挙げて説明する。なお、本明細書で用いる図面において、同一のまたは対応する構成要素には同一の符号を付け、これらの構成要素については繰り返しの説明を省略する場合がある。
<荷電粒子線装置の構成例>
図1は、本発明の実施例1による荷電粒子線装置1の構成を示す図である。荷電粒子線装置1は、測長SEMであり、電子ビームを試料であるウェハ106に照射してウェハ106上のパターンを撮像することで、パターンの線幅の計測や形状の評価を行う。荷電粒子線装置1は、試料室112と、試料室112に設置された電子光学系鏡筒101と、ウェハ106を移動させるステージ装置を備える。試料室112は、除振マウント113に支持されており、ウェハ106が内部に配置される。電子光学系鏡筒101は、電子ビームをウェハ106に照射する。
ステージ装置は、テーブル105、駆動機構103、ミラー111、レーザ干渉計104、及びコントローラ109を備える。ステージ装置は、水平面内の2次元方向に、すなわち水平面内の任意の方向であるX方向と、水平面内でX方向に直交するY方向とに、ウェハ106を移動させる。このようなステージ装置をXYステージと呼ぶ。なお、X方向とY方向とに直交する方向(電子光学系鏡筒101の長さ方向)をZ方向とする。
テーブル105は、ガイド107に支持されて試料室112内に設置され、ウェハ106を載置し、駆動機構103によって移動する。テーブル105は、ウェハ106を載置するチャック108を備える。テーブル105は、例えば、Y方向に移動可能なYテーブルと、Yテーブルの上に設置されてX方向に移動可能なXテーブルとを備える。
駆動機構103は、テーブル105を移動させる機構であり、例えば、リニアモータやピエゾアクチュエータなどを備える。テーブル105がXテーブルとYテーブルを備える場合には、駆動機構103は、XテーブルをX方向に移動させる駆動機構(第1の駆動機構)と、YテーブルをY方向に移動させる駆動機構(第2の駆動機構)を備える。
ミラー111は、バーミラーであり、テーブル105に設置される。
レーザ干渉計104は、ミラー111にレーザ光を照射するとともに、ミラー111からの反射光を受光することによって、ミラー111の位置を測定し、テーブル105の位置を測定する。図1には、レーザ干渉計104の光軸115を描いている。
コントローラ109は、レーザ干渉計104が測定したテーブル105の位置をステージ座標として得る。コントローラ109は、テーブル105を移動させるための信号を駆動機構103に送信して、テーブル105の位置を制御する。
荷電粒子線装置1は、撮影した画像に再現性のある位置決め誤差がある場合には、ウェハ106の座標に対する像のずれ量を記録して補正マップを作成することで、ステージの位置決め誤差を補正して、像のずれ(測定位置のずれ)を補正することが可能である。例えば、測定したテーブル105の位置とテーブル105の目標位置との差分に、補正マップから得られた像のずれ量を加え、これで得られた量だけ電子ビームをシフトさせることで、再現性のある位置決め誤差を0に近い値にすることができる。
しかし、補正マップを用いて補正しても、ステージの位置決め誤差が残ることがある。この位置決め誤差(視野位置決め誤差)は、特にパターン間隔が数nmのデバイスを計測するときには、可能な限り低減する必要がある。視野位置決め誤差は、例えば、ミラー111の曲げ変形により発生する。
<ミラーの曲げ変形と視野位置決め誤差との関係>
図2Aと図2Bは、ミラー111の曲げ変形により視野位置決め誤差が発生することを説明するための模式図であり、テーブル105を真上から見た図である。
図2Aは、バーミラーであるミラー111と試料であるウェハ106がテーブル105の上に載置されており、電子ビームがウェハ106上の観察点209に照射されている状態を示している。テーブル105の上には、2つのミラー111、すなわちX方向に長く延在するミラー111と、Y方向に長く延在するミラー111が設置されている。X方向に延在するミラー111は、Y方向の距離を測定するために用いられ、Y方向に延在するミラー111は、X方向の距離を測定するために用いられる。
レーザ干渉計104は、2つのミラー111について、ミラー111の反射面の、基準点からの距離206を測定する。基準点は、例えば、レーザ干渉計104の位置や電子光学系鏡筒101の位置である。X方向におけるレーザ干渉計の光軸とY方向におけるレーザ干渉計の光軸との交点は、常に観察点209に一致する。ミラー111の反射面と観察点209の間の距離207が一定であれば、レーザ干渉計104が測定した距離206に距離207を足すことで、観察点209の位置を正確に測定できる。距離207は、ウェハ106の座標ごとに記録され、補正マップに保存される。
図2Bは、電子ビームがウェハ106上の観察点209に照射されている状態(図2A)において、ミラー111に曲げ変形が生じた状態を示している。ミラー111のこの変形は、補正マップの作成後(すなわち、図2Aの距離207が補正マップに保存された後)に発生したとする。ミラー111が変形すると、X方向とY方向においてミラー111と観察点209との間の距離が変化する。すなわち、ミラー111が変形すると、ミラー111と観察点209との間の距離は、図2Bに示した距離207aとして得られる。
このため、補正マップを用いて位置決め誤差を補正すると、観察点として図2Bに示した観察点208が得られる。ミラー111の変形後に補正マップにより得られた観察点208は、ミラー111の変形前に得られた観察点209と位置が異なるので、視野ずれが発生する。観察点208と観察点209との位置の差(像のずれ量)が、視野位置決め誤差である。
このように、ミラー111に曲げ変形が生じると、ミラー111と所望の観察点209との間の距離207が変化し、所望の測定位置(観察点209)に電子ビームを照射できず、視野位置決め誤差が発生する。
<本実施例によるステージ装置におけるミラーの支持構造>
本発明の実施例1によるステージ装置を説明する。本実施例によるステージ装置は、ミラー111の支持構造に特徴がある。
図3は、本実施例によるステージ装置が備えるミラー111の支持構造を示す図であり、テーブル105に設置されたミラー111を示す斜視図である。ミラー111は、一方向に長く延在するバーミラーである。以下では、ミラー111のことをバーミラー111とも呼び、Y方向に延在するバーミラー111を例に挙げて説明する。X方向に延在するバーミラー111も、Y方向に延在するバーミラー111と同様の構造で支持することができる。
本実施例によるステージ装置は、バーミラー111の支持構造として、次の4つの特徴のうち少なくとも1つの特徴を備える。
第1の特徴は、ステージ装置は、テーブル105とバーミラー111の間に、複数の弾性部材203を備えることである。すなわち、テーブル105に複数の弾性部材203が設置され、複数の弾性部材203にバーミラー111が設置されている。弾性部材203は、バーミラー111とテーブル105とに固定されている。弾性部材203は、伝熱性の良いブロック状の弾性材で構成するのが好ましい。例えば、弾性部材203は、アルミニウム合金で構成することができる。弾性部材203は、任意の形状を備えることができる。
以下では、弾性部材203がブロック状の弾性材で構成されているとし、弾性部材203を弾性ブロック203と呼ぶ。
弾性ブロック203がバーミラー111とテーブル105の間に挟まれて設置されているので、テーブル105の変形や歪みがバーミラー111に直接伝わらず、バーミラー111の曲げ変形を抑制できる。
第2の特徴は、弾性ブロック203とテーブル105とが互いに固定された位置と、弾性ブロック203とバーミラー111とが互いに固定された位置は、バーミラー111の長さ方向(すなわち、Y方向)で互いに異なることである。すなわち、弾性ブロック203とテーブル105との固定部と、弾性ブロック203とバーミラー111との固定部は、Y方向での位置が互いに異なる。弾性ブロック203は、テーブル105との固定部の位置とバーミラー111との固定部の位置がY方向で互いに異なるので、テーブル105の変形や歪みがバーミラー111に伝わるのをより効果的に防止できる。
第3の特徴は、バーミラー111は、下面のみが(弾性ブロック203を間に挟んで)テーブル105に固定されることである。バーミラー111は、下面のみが固定されているので、曲げ変形が生じたとしても上方に向かって反り、水平方向に反るのを防止できる。
第4の特徴は、テーブル105は、高さが互いに異なる(すなわち、Z方向の位置が互いに異なる)2つの部分(すなわち、2つの段105a、105b)を備え、高さが低い方の段105aの上面に弾性ブロック203が設置されていることである。バーミラー111は、テーブル105の高さが低い方の段105aに設けられた弾性ブロック203に固定されるので、テーブル105が変形したときにバーミラー111に生じる曲げ変形を小さくすることができる。
図4Aと図4Bを用いて、第1の特徴と第2の特徴について説明する。
図4Aは、テーブル105に設置されたバーミラー111を示す図であり、バーミラー111をX方向(バーミラー111の長さ方向に直交する方向)に沿って見た図である。バーミラー111は、テーブル105に設けられた複数の弾性ブロック203に設置されている。弾性ブロック203とバーミラー111との固定部205の位置と、弾性ブロック203とテーブル105との固定部204の位置は、Y方向で互いに異なる。弾性ブロック203の形状は、固定部205の位置と固定部204の位置がY方向で互いに異なれば任意であり、図4Aに示した形状に限定されない。
図4Bは、図4Aと同様に、テーブル105に設置されたバーミラー111を示す図であり、バーミラー111をX方向に沿って見た図である。但し、テーブル105は、変形して上下方向(Z方向)に反っている。
テーブル105が変形しても、弾性ブロック203が変形することで、バーミラー111の曲げ変形を抑制できる。また、弾性ブロック203とテーブル105との固定部204の位置と、弾性ブロック203とバーミラー111との固定部205の位置とが、Y方向(すなわち、バーミラー111の長さ方向)で互いに異なるので、バーミラー111の曲げ変形を抑制する効果が増加する。これは、固定部204の位置と固定部205の位置がY方向で互いに異なると、固定部204と固定部205の間の剛性が下がり、固定部204から固定部205へ曲げ変形が伝わりにくくなるので、テーブル105の変形がバーミラー111に伝わるのを抑制できるからである。
図5Aから図5Dを用いて、第3の特徴について説明する。図5Aから図5Dは、テーブル105に設置されたバーミラー111を示す斜視図である。
図5Aは、バーミラー111の側面(YZ面)が、弾性ブロック203を間に挟んでテーブル105に固定された構成を示す参考図である。このような構成では、テーブル105がY方向に熱膨張すると、弾性ブロック203のY方向の間隔が増大する。
図5Bは、図5Aに示した構成において、テーブル105がY方向に熱膨張し、弾性ブロック203のY方向の間隔が増大した様子を示す参考図である。弾性ブロック203のY方向の間隔が増大すると、バーミラー111は、X方向に反る。レーザ干渉計104でX方向の距離を測定するため(図2A、2B)、バーミラー111のX方向の反りは、視野位置決め誤差を発生させる。
図5Cは、本実施例において、バーミラー111の下面(XY面)のみが、弾性ブロック203を間に挟んでテーブル105に固定された構成を示す図である。
図5Dは、図5Cに示した本実施例の構成において、テーブル105がY方向に熱膨張した様子を示す図である。テーブル105がY方向に熱膨張すると、図5Bに示した場合と同様に弾性ブロック203のY方向の間隔が増大する。但し、バーミラー111は、Z方向(上下方向)に反る。バーミラー111のZ方向の反りは、直接的には、レーザ干渉計104でのX方向の距離の測定に誤差を発生させないので、視野位置決め誤差の発生(すなわち、視野ずれ)を抑制できる。
図3、図5C、及び図5Dに示すように、バーミラー111が下面のみでテーブル105に固定された構成では、バーミラー111の反りを上方向(Z方向)に限定し、視野ずれを発生させる水平方向(例えば、X方向)の反りを低減することができる。また、水平方向の反りを抑制するために、バーミラー111の水平方向(例えば、X方向)の厚さは、上下方向(Z方向)の厚さよりも大きくして、バーミラー111が上下方向により反りやすくすることも望ましい。
図6Aから図6Dを用いて、第4の特徴について説明する。図6Aから図6Dは、テーブル105に設置されたバーミラー111を示す斜視図である。
図6Aは、テーブル105が段(Z方向の位置、すなわち高さが互いに異なる部分)を備えず、テーブル105の上面に弾性ブロック203が設置され、この弾性ブロック203にバーミラー111が固定された構成を示す参考図である。このような構成では、テーブル105がZ方向に反るように弾性変形すると、弾性ブロック203のY方向の間隔が変化する。
図6Bは、図6Aに示した構成において、テーブル105がZ方向に反るように弾性変形し、弾性ブロック203のY方向の間隔が変化した様子を示す参考図である。テーブル105が、熱変形やガイド107の転動体に起因する歪みにより、Z方向に反るように弾性変形すると、弾性ブロック203は、Y方向の間隔が変化する(図6Bでは、間隔が広がっている)。すると、バーミラー111は、下面が広げられて、長さ方向の中央部が下方向に突出するように反る。バーミラー111は、Z方向に反るが、X方向にも少なからず変形が生じるため、視野位置決め誤差が発生する。
図6Cは、本実施例において、テーブル105が2つの段105a、105bを備え、弾性ブロック203が高さが低い方の段105aの上面に設けられ、バーミラー111がこの弾性ブロック203に固定された構成を示す図である。弾性ブロック203は、テーブル105の、高さが低い方の段105aの上面に設けられているので、テーブル105の中立面の高さ位置、またはこの中立面の高さ位置の近傍に設置されている。中立面とは、テーブル105内で圧縮応力も引張応力も生じない面のことである。
図6Dは、図6Cに示した本実施例の構成において、テーブル105がZ方向に反るように弾性変形した様子を示す図である。弾性ブロック203がテーブル105の中立面の高さ位置、またはこの中立面の高さ位置の近傍に設置されているので、弾性ブロック203は、テーブル105の上面に設置された場合(図6B)よりも、テーブル105の変形が伝わりにくく、Y方向の間隔の変化が小さい。このため、テーブル105がZ方向に反るように変形しても、バーミラー111の下面に力が加わらず、バーミラー111のZ方向への反りを小さくすることができる。従って、バーミラー111のX方向の変形を抑制でき、視野位置決め誤差の発生(すなわち、視野ずれ)を抑制できる。
図6Aから図6Dを用いて説明したように、弾性ブロック203は、テーブル105の中立面の高さ位置、またはこの中立面の高さ位置の近傍に設置することが望ましい。
以上説明したように、本実施例によるステージ装置は、上述した4つの特徴のうち少なくとも1つの特徴を備え、バーミラー111の曲げ変形を抑制でき、テーブル105の位置の測定誤差(ステージの位置の測定誤差)を低減して、ステージの位置決め誤差である視野位置決め誤差を低減できる。
本発明の実施例2によるステージ装置を説明する。実施例1では、バーミラー111とテーブル105の間に複数の弾性ブロック203が備えられており、テーブル105が変形してもバーミラー111の曲げ変形を抑制できることを説明した。本実施例では、この構成に加えて、弾性ブロック203の寸法を定めて、バーミラー111とテーブル105との熱膨張の違いにより生じるバーミラー111の曲げ変形を抑制する構成について説明する。
図7は、本実施例によるステージ装置が備えるバーミラー111の支持構造を示す図であり、テーブル105に設置されたバーミラー111を示す斜視図である。図7を参照して、弾性ブロック203の寸法の決め方を説明する。
図7に示すように、1つの弾性ブロック203において、バーミラー111の長さ方向(すなわち、Y方向)での、弾性ブロック203とテーブル105との固定部204と弾性ブロック203とバーミラー111との固定部205との間の距離をLaとする。さらに、隣り合う2つの弾性ブロック203において、Y方向での、テーブル105との固定部204同士の間隔をLtとする。そして、隣り合う2つの弾性ブロック203において、Y方向での、バーミラー111との固定部205同士の間隔をLmとする。間隔Ltは、隣り合う2つの弾性ブロック203によるテーブル105の固定間隔である。間隔Lmは、隣り合う2つの弾性ブロック203によるバーミラー111の固定間隔である。
また、テーブル105を構成する材料の線膨張係数をKtとし、バーミラー111を構成する材料の線膨張係数をKmとし、弾性ブロック203を構成する材料の線膨張係数をKaとする。
バーミラー111とテーブル105と弾性ブロック203のY方向の長さの関係により、
Lt=Lm+2La (式1)
が成り立つ。
また、バーミラー111とテーブル105と弾性ブロック203の間で熱膨張がバランスし、熱応力が発生しない場合を考えると、これらの部材の熱膨張の関係より、
Lt・Kt・ΔT=Lm・Km・ΔT+2La・Ka・ΔT (式2)
が成り立つ。ただし、ΔTは、変化温度を表す。
式1と式2から、
Lm=(Ka-Kt)/(Ka-Km)・Lt (式3)
の関係が得られる。式3から、バーミラー111の固定間隔Lmとテーブル105の固定間隔Ltの一方を決定すると他方が決まる。固定間隔Lmと固定間隔Ltが決まると、式1から、弾性ブロック203の固定部204と固定部205との間の距離La、すなわち弾性ブロック203のY方向の長さLaが求められる。
なお、弾性ブロック203の形状が図7に示した形状と異なる場合には、LtとLmとLaについて式1と異なる関係が成り立つこともある。この場合には、LtとLmとLaの関係を求めて式1から式3に対応する式を得ることで、弾性ブロック203の寸法(弾性ブロック203のY方向の長さLa)を求めることができる。
本実施例によるステージ装置では、このようにして弾性ブロック203のY方向の長さLaを定めることで、テーブル105とバーミラー111が熱膨張する場合でも、熱膨張をバランスさせて熱応力が発生しないようにすることができるので、バーミラー111の曲げ変形を抑制することができる。
本発明の実施例3によるステージ装置を説明する。実施例3では、バーミラー111の材料にセラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材を用いることで、バーミラー111が熱変形するのをさらに効果的に抑制する構成について説明する。
図8Aは、材料がガラスであるバーミラー111がテーブル105に設置された構成を示す斜視図である。
従来、バーミラー111は、ガラスを用いて製造され、テーブル105は、金属、セラミクス、または金属とセラミクスの複合材を用いて製造されるのが一般的である。ガラスは、線膨張係数が小さく熱変形が小さいため、単体では、バーミラー111などの熱変形を避けるべき部材の材料として適当である。しかし、バーミラー111とテーブル105との間の熱膨張の違いにより生じるバーミラー111の変形を考えると、この限りではない。
図8Aに示すように、バーミラー111の材料がガラスである場合には、バーミラー111は、テーブル105よりも熱膨張係数が小さいので、Z方向に反るように変形する。実施例2で説明したように弾性ブロック203の寸法(長さLa)を定めてバーミラー111の曲げ変形を抑制しても、テーブル105の材料にガラスと同程度の線膨張係数を持つ材料を使用しない限りは、バーミラー111の変形に伴って弾性ブロック203のY方向の長さLaが長くなる。すると、弾性ブロック203の熱抵抗が大きくなり、熱がテーブル105から弾性ブロック203を経由してバーミラー111へ伝導するのが阻害され、バーミラー111とテーブル105と弾性ブロック203の間で熱膨張がバランスし熱応力が発生しなくなるのが困難になり、バーミラー111に熱変形が生じる。また、弾性ブロック203は、Y方向の長さLaが長くなると、剛性が低くなって振動に対して弱くなることが懸念される。
バーミラー111の材料に、テーブル105の材料の線膨張係数Ktと近い大きさの線膨張係数Kmを持つ材料を用いると、式3においてKmとKtの大きさが近くなり、LmとLtの大きさが近くなるため、式1からLaの大きさが小さくなる。すなわち、弾性ブロック203のY方向の長さLaを小さくすることができ、バーミラー111の熱変形を抑制できる。従って、バーミラー111の材料には、ガラス以外の材料で、テーブル105の材料の線膨張係数Ktと近い大きさの線膨張係数Kmを持つ材料、例えば、セラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材などの材料を用いるのが好ましい。
図8Bは、材料がセラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材であるバーミラー111がテーブル105に設置された構成を示す斜視図である。テーブル105は、セラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材を用いて構成されている。バーミラー111が、テーブル105の材料の線膨張係数Ktと近い大きさの線膨張係数Kmを持つ材料で構成されていると、図8Bに示すように、弾性ブロック203のY方向の長さLaを小さくすることができる。これにより、弾性ブロック203の熱抵抗が小さくなり、熱がテーブル105から弾性ブロック203を経由してバーミラー111へ伝導しやすくなり、バーミラー111が熱変形するのを抑制できる。
また、バーミラー111は、熱伝導率がガラスより大きい材料を用いて構成されるのが望ましい。バーミラー111の材料に熱伝導率がガラスより大きい材料を用いると、バーミラー111の材料に断熱材であるガラスを用いた場合よりも、バーミラー111の熱伝導が向上し、過渡状態におけるテーブル105との温度差を小さくすることができ、バーミラー111が熱変形するのを抑制できる。
バーミラー111の熱伝導率がガラスより大きい材料には、任意の材料を用いることができ、例えば、セラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材を用いることができる。例えば、バーミラー111の材料としてアルミナセラミクスを用いると、バーミラー111の材料として石英ガラスを用いた場合に比べて、熱伝導率が約30倍向上する。ガラスは、断熱材として用いられるように熱伝導率が小さい。このため、バーミラー111の材料として熱伝導率がガラスより大きい材料を用いると、バーミラー111が熱変形するのを抑制するのに有効である。
以上説明したように、バーミラー111の材料に、テーブル105の材料の線膨張係数Ktと近い大きさの線膨張係数Kmを持つ材料を用いる構成と、熱伝導率がガラスより大きい材料を用いる構成のうち、少なくとも一方の構成により、テーブル105の温度が上がり続けている過渡状態においても、図8Bのように、テーブル105、弾性ブロック203、及びバーミラー111の熱膨張のバランスを保つことができ、バーミラー111の変形を抑制できる。
図9は、本実施例によるステージ装置の一部を示す斜視図である。図9には、ステージ装置が備えるテーブル105、バーミラー111、弾性ブロック203、及びチャック108を示している。テーブル105は、例えば、金属とセラミクスの複合材を用いて構成され、熱伝導率が高く、熱膨張率が小さい。バーミラー111は、例えば、表面がめっきされたアルミナセラミクスを用いて構成されている。弾性ブロック203は、例えば、熱伝導率が高く安価なアルミニウム合金で構成されている。テーブル105と弾性ブロック203の間と、弾性ブロック203とバーミラー111の間は、それぞれボルト901で固定されている。
テーブル105の移動時にバーミラー111の振動が増大すると、テーブル105の移動後に振動が減衰するのを待つ時間が長くなり、スループットが低下する。さらに、バーミラー111の振動特性がバーミラー111ごとに異なる場合には、ステージ装置の位置決め制御系にローパスフィルタやノッチフィルタなどの振動のピーク周波数のゲインを低下させる要素が必要となる。このような要素により、ステージ装置の開ループ特性に余分な位相遅れが発生し、制御系が応答できる周波数が低下する。すわなち、テーブル105の移動後に残留振動の整定時間が増大するため、スループットが低下する。
このような課題に対し、本実施例によるステージ装置は、テーブル105とバーミラー111の間に弾性ブロック203を備え、テーブル105と弾性ブロック203の間と弾性ブロック203とバーミラー111の間がボルト901で固定されているので、歪みと振動の伝達を抑制することができ、視野位置決め誤差の低減とスループットの向上を両立することができる。
また、バーミラー111を、例えば、セラミクス、金属、または金属とセラミクスの複合材などのガラス以外の材料で構成すると、ボルト901の締付けによってバーミラー111に割れが生じることを防止でき、バーミラー111を剛に固定することができる。
また、ボルト901で固定することで、ボルト901の軸力によってテーブル105、弾性ブロック203、及びバーミラー111の接触面同士を密着させることができる。このため、バーミラー111をバネで押し付けて固定するなどの従来の構造に比べて、接触熱抵抗を低くすることができ、テーブル105の熱をバーミラー111へ伝えやすくなり、バーミラー111が熱変形するのを抑制できる。
また、過渡状態も含めて、テーブル105、弾性ブロック203、及びバーミラー111の熱膨張のバランスが保たれているため、ボルト901の締結部にかかるせん断力が小さく、熱膨張の差によるずれが生じない。
本発明の実施例1から3によるステージ装置では、視野位置決め誤差を低減できるので、テーブル105やバーミラー111の温度変化の前後と過渡状態においても、作成した補正マップを用いてステージ(テーブル105)の位置決め誤差を低減でき、ウェハ106の所望の位置でパターンを測定することができる。
図10Aと図10Bを用いて、本発明の実施例によるステージ装置における、ステージの位置決め誤差の補正について説明する。
図10Aと図10Bは、テーブル105を真上から見た図である。テーブル105の上には、ウェハ106と、Y方向に延在するバーミラー111と、X方向に延在するバーミラー111が載置されている。テーブル105とバーミラー111の間には、弾性ブロック203が設置されている。図10Aには、熱膨張する前のテーブル105が示されており、図10Bには、温度変化により熱膨張したテーブル105が示されている。
図10Bに示すように温度変化でテーブル105が熱膨張すると、バーミラー111とウェハ106の距離が変化する。しかし、本発明の実施例によるステージ装置では、バーミラー111のX方向とY方向の曲げ変形が抑制される。このため、バーミラー111とウェハ106の相対距離1001を測定し、相対距離1001をオフセットとして補正マップを修正する(相対距離1001を用いて補正マップに記録された像のずれ量を修正する)ことで、視野ずれを抑制することができる。相対距離1001は、例えば、基準となる観察像の視野上の位置とレーザ干渉計104の測定値から求めることができる。
このオフセットによる補正マップの修正は、ウェハ106をテーブル105に載せたときや、テーブル105に熱膨張が発生したと考えられる場合などに実施することが有効である。
以上説明したように、本発明の実施例によるステージ装置では、視野位置決め誤差を低減でき、作成した補正マップを用いてステージ(テーブル105)の位置決め誤差を低減できるので、ウェハ106の所望の位置でパターンを高精度に測定することができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
1…荷電粒子線装置、101…電子光学系鏡筒、103…駆動機構、104…レーザ干渉計、105…テーブル、105a、105b…テーブルの段、106…ウェハ、107…ガイド、108…チャック、109…コントローラ、111…ミラー、112…試料室、113…除振マウント、115…レーザ干渉計の光軸、203…弾性ブロック、204…固定部、205…固定部、206…基準点からの距離、207…ミラーの反射面と観察点の間の距離、207a…ミラーが変形したときのミラーの反射面と観察点の間の距離、208…補正マップにより得られた観察点、209…観察点、901…ボルト、1001…相対距離。

Claims (12)

  1. 試料を載置するテーブルと、
    前記テーブルに設置されたバーミラーと、
    前記バーミラーにレーザ光を照射して前記バーミラーからの反射光を受光することによって、前記テーブルの位置を測定するレーザ干渉計と、
    前記テーブルを移動させる駆動機構と、
    前記バーミラーと前記テーブルの間に設置された複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材と前記テーブルとの固定部を第1固定部とし、
    前記弾性部材と前記バーミラーとの固定部を第2固定部とすると、
    前記第1固定部の位置と、前記第2固定部の位置は、前記バーミラーの長さ方向で互いに異なる、
    ことを特徴とするステージ装置。
  2. 試料を載置するテーブルと、
    前記テーブルに設置されたバーミラーと、
    前記バーミラーにレーザ光を照射して前記バーミラーからの反射光を受光することによって、前記テーブルの位置を測定するレーザ干渉計と、
    前記テーブルを移動させる駆動機構と、
    前記バーミラーと前記テーブルの間に設置された複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記バーミラーは、下面のみが、前記弾性部材を間に挟んで前記テーブルに固定されている、
    ことを特徴とするステージ装置。
  3. 前記テーブルは、高さが互いに異なる2つの段を備え、高さが低い方の前記段の上面に前記弾性部材が設置されている、
    請求項1または2に記載のステージ装置。
  4. 前記バーミラーの長さ方向において、
    前記弾性部材の前記第1固定部と前記第2固定部との間の距離は、隣り合う2つの前記弾性部材における前記第1固定部同士の間隔と、隣り合う2つの前記弾性部材における前記第2固定部同士の間隔と、前記テーブルの線膨張係数と、前記バーミラーの線膨張係数と、前記弾性部材の線膨張係数と、
    により定められている、
    請求項に記載のステージ装置。
  5. 前記バーミラーは、熱伝導率がガラスより大きい材料を用いて構成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステージ装置。
  6. 前記バーミラーは、セラミクスを用いて構成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステージ装置。
  7. 前記バーミラーは、アルミナセラミクスを用いて構成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステージ装置。
  8. 前記弾性部材と前記テーブルとの固定部を第1固定部とし、
    前記弾性部材と前記バーミラーとの固定部を第2固定部とすると、
    前記第1固定部の位置と、前記第2固定部の位置は、前記バーミラーの長さ方向で互いに異なる、
    請求項2に記載のステージ装置。
  9. 前記弾性部材は、アルミニウム合金で構成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステージ装置。
  10. 前記テーブルと前記弾性部材の間と、前記弾性部材と前記バーミラーの間は、ボルトで固定されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステージ装置。
  11. 前記弾性部材は、前記バーミラーの長さ方向の一端部で前記テーブルに向かう方向に突き出て前記第1固定部で固定され、前記バーミラーの長さ方向の他端部で前記バーミラーに向かう方向に突き出て前記第2固定部で固定されている、
    請求項1または8に記載のステージ装置。
  12. 試料が内部に配置される試料室と、
    荷電粒子線を前記試料に照射する鏡筒と、
    前記試料を移動させるステージ装置とを備え、
    前記ステージ装置は、請求項1からのいずれか1項に記載のステージ装置である、
    ことを特徴とする荷電粒子線装置。
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