JP7446882B2 - 被験者のスクリ-ニング方法及び鑑別方法 - Google Patents
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Description
[1]
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づくスコアを、予め定められたカットオフ値と比較して、前記スコアが前記カットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0以上の段階にあると予測して選別することを特徴とする、被験者のスクリ-ニング方法。
[2]
前記スコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記カットオフ値が、4.3~4.5ng/mLの範囲から選択される値であることを特徴とする、[1]に記載の被験者のスクリ-ニング方法。
[3]
前記スコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記カットオフ値が、4.6~5.2の範囲から選択される値であることを特徴とする、[1]に記載の被験者のスクリ-ニング方法。
[4]
前記スコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記カットオフ値が、6.7~7.5の範囲から選択される値であることを特徴とする、[1]に記載の被験者のスクリ-ニング方法。
[5]
前記肝線維化進展度がNASH重症度であることを特徴とする、[1]~[4]のうちのいずれか一項に記載のスクリ-ニング方法。
[6]
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第一のスコアを、予め定められた第一のカットオフ値と比較して、前記第一のスコアが前記第一のカットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0段階又はF0以上の段階にあると鑑別することを特徴とする、被験者の鑑別方法。
[7]
前記第一のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第一のカットオフ値が、3.35ng/mL以上3.75ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[6]に記載の被験者の鑑別方法。
[8]
前記第一のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記第一のカットオフ値が、3.82以上4.42未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[6]に記載の被検者の鑑別方法。
[9]
前記第一のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第一のカットオフ値が、5.53以上6.35未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[6]に記載の被験者の鑑別方法。
[10]
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第二のスコアを、予め定められた第二のカットオフ値と比較して、前記第二のスコアが前記第二のカットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF1段階又はF1以上の段階にあると判定してさらに鑑別することを特徴とする、[6]~[9]のうちのいずれか一項に記載の被検者の鑑別方法。
[11]
前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、3.75ng/mL以上3.85ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[10]に記載の被験者の鑑別方法。
[12]
前記第二のスコアが、前記CA index-NASH値であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、4.42以上4.87未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[10]に記載の被験者の鑑別方法。
[13]
前記第二のスコアが、前記CA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、6.35以上6.84未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[10]に記載の被験者の鑑別方法。
[14]
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第三のスコアを、予め定められた第三のカットオフ値と比較して、前記第三のスコアが前記第三のカットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF2段階又はF2以上の段階にあると判定してさらに鑑別することを特徴とする、[6]~[13]のうちのいずれか一項に記載の被験者の鑑別方法。
[15]
前記第三のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第三のカットオフ値が、3.85ng/mL以上4.85ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[14]に記載の被験者の鑑別方法。
[16]
前記第三のスコアが、前記CA index-NASH値であり、かつ、前記第三のカットオフ値が、4.87以上6.09未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[14]に記載の被験者の鑑別方法。
[17]
前記第三のスコアが、前記CA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第三のカットオフ値が、6.84以上8.54未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[14]に記載の被験者の鑑別方法。
[18]
前記肝線維化進展度がNASH重症度であることを特徴とする、[6]~[17]のうちのいずれか一項に記載の被験者の鑑別方法。
[19]
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第二のスコアを、予め定められた第二のカットオフ値と比較して、前記第二のスコアが前記第二のカットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF1段階又はF1以上の段階にあると鑑別することを特徴とする、被験者の鑑別方法。
[20]
前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、3.75ng/mL以上3.85ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[19]に記載の被験者の鑑別方法。
[21]
前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、4.42以上4.87未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[19]に記載の被験者の鑑別方法。
[22]
前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、6.35以上6.84未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、[19]に記載の被験者の鑑別方法。
[23]
前記肝線維化進展度がNASH重症度であることを特徴とする、[19]~[22]のうちのいずれか一項に記載の被験者の鑑別方法。
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づくスコアを、予め定められたカットオフ値と比較して、前記スコアが前記カットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0以上の段階にあると予測して選別する、被験者のスクリ-ニング方法、並びに、
被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第一のスコアを、予め定められた第一のカットオフ値と比較して、前記第一のスコアが前記第一のカットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0段階又はF0以上の段階にあると鑑別する、被験者の鑑別方法、
を提供する。
本発明において、「肝線維化進展度」とは、肝臓における線維化の程度を示す指標であり、慢性肝炎の肝組織診断基準-新犬山分類(1996)により、次の段階:
F0:線維化無し
F1:門脈域の線維性拡大、慢性肝炎軽度
F2:線維性架橋形成、慢性肝炎中等度
F3:小葉構造のひずみを伴った線維性架橋形成、肝硬変初期
F4:肝硬変(結節形性傾向が全体に認められる)
の5段階に分類される。被験者がこれらの段階のうちのいずれの段階に真に分類されるかは、肝生検によって決定される。なお、欧米で用いられているDesmetらによる新ヨ-ロッパ分類は前記新犬山分類に一致しており、Ishakらによる新しいHAI(hepatitis activity index)スコアではステ-ジが6段階に細分化されているが、基本的に大きな差はない。
本発明において、「被験者」とは、本発明のスクリ-ニング又は鑑別を行う対象を示し、自覚症状のない者であっても、予後の決定や治療効果の確認等を目的とした、既に前記疾患に罹患していることが既知の患者であってもよい。前記被験者は、本発明のスクリ-ニングにより、正常群とF0以上の群(F0群、F1群、F2群、F3群、及びF4群を含む群、以下同様)とのいずれに分別されるかが予測され、また、本発明の鑑別により、正常群、F0群若しくはF0以上の群、F1群若しくはF1以上の群、F2群若しくはF2以上の群、F3群若しくはF3以上の群、及びF4群、のいずれかに分別される。
「スクリ-ニング」とは、目標疾患に罹患している可能性、又は目標状態になっている可能性がある被検者を選別することを示し、本発明では具体的に、正常群(陰性群)と肝線維化進展度がF0以上の群(陽性群)との2群に切り分け、被験者を、肝線維化進展度がF0以上の段階にあると予測して、すなわち被験者が陽性群にある可能性があると判断して、正常群(陰性群)から選別することを示す。この場合の予測基準としては、少なくとも陰性一致率(当該スクリ-ニングによって正常群と予測された被験者が真に正常群にある割合)が100%であることが好ましい。
「鑑別」とは、目標疾患又は状態を、他の疾患又は状態と区別することを示し、本発明では具体的に、肝線維化進展度が陰性である群(陰性群)と陽性である群(陽性群)との2群に切り分け、被験者が、前記陰性群に含まれるのか陽性群に含まれるのかを判別することを示す。かかる鑑別は、医師等による肝線維化進展度の診断の補助に適用することができる。正常群とF0群若しくはF0以上の群との間の鑑別の場合には、正常群が陰性群、F0以上の群(F0群、F1群、F2群、F3群、F4群)が陽性群;正常群及びF0群とF1群若しくはF1以上にある群との間の鑑別の場合には、正常群及びF0群が陰性群、F1以上の群(F1群、F2群、F3群、F4群)が陽性群;正常群、F0群、及びF1群とF2群若しくはF2以上の群との間の鑑別の場合には、正常群、F0群、及びF1群が陰性群、F2以上の群(F2群、F3群、F4群)が陽性群;正常群、F0群、F1群、及びF2群とF3群若しくはF3以上の群との間の鑑別の場合には、正常群、F0群、F1群、及びF2群が陰性群、F3以上の群(F3群、F4群)が陽性群;正常群、F0群、F1群、F2群、及びF3群とF4群との間の鑑別の場合には、正常群、F0群、F1群、F2群、及びF3群が陰性群、F4群が陽性群;となる。
本発明において、「血液検体」としては、前記被験者から採取されたものであって下記のIV型コラ-ゲン7Sが存在し得る限り特に制限はないが、一般的には、被験者(ヒト)から採取された血清、血漿、全血が挙げられ、好ましくは血清又は血漿が挙げられ、より好ましくは血清である。また、前記血液検体としては、必要に応じて希釈液で適宜希釈又は懸濁されたものであっても前処理を施されたものであってもよい。
本発明において、「IV型コラ-ゲン7S」とは、ヒトIV型コラ-ゲン7Sドメインを含む断片を示し、7Sドメインを含むヒトIV型コラ-ゲンの断片であれば特に制限されない。このような断片としては、例えば、7Sドメインからなる断片;7SドメインとTHドメインの全部又は一部とからなる断片;7SドメインとTHドメインの全部又は一部とNC1ドメインとからなる断片;が挙げられ、これらのうちの1種を単独であっても2種以上の混合物であってもよい。なお、本発明において、「7Sドメイン」には、多量体を形成していない7Sドメイン及び2~4量体を形成している7Sドメインをいずれも含み、「THドメイン」は、Triple Helical collagenous domainであって、らせん構造を形成していないTHドメイン及び前記らせん構造を形成しているTHドメインをいずれも含み、「NC1ドメイン」は、Noncollagenous domainであって、多量体を形成していないNC1ドメイン及び2量体を形成しているNC1ドメインをいずれも含む。
本発明において、「血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度」としては、当該血液検体の血清又は血漿あたりのIV型コラ-ゲン7S濃度であることが好ましい。
ヒトIV型コラ-ゲン7Sドメインに特異的に結合可能な第一のモノクロ-ナル抗体が担体に固定されてなる捕捉抗体と、ヒトIV型コラ-ゲン7Sドメインに特異的に結合可能な第二のモノクロ-ナル抗体が標識物質に結合してなる標識抗体と、を用いて、サンドイッチイムノアッセイにより、血液検体中のIV型コラ-ゲン7Sを測定する方法
が挙げられる。
前記血液検体と前記捕捉抗体とを接触させ、前記IV型コラ-ゲン7Sを前記捕捉抗体で捕捉する捕捉工程と、
前記捕捉工程の後に、前記標識抗体と、前記捕捉抗体に捕捉されたIV型コラ-ゲン7Sとを接触させ、前記捕捉抗体に捕捉されたIV型コラ-ゲン7Sを標識する標識工程と、
を含む測定方法が挙げられる。
本発明において、「AST活性値」とは、前記血液検体の血清あたりのAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラ-ゼ)の活性値を示す。このようなAST活性値は、従来公知の方法又はそれに準じた方法で適宜測定することができる。また、市販の測定試薬を適宜用いてもよい。
本発明において、「スコア」とは、下記のカットオフ値と比較するための、被験者由来の数値を示し、具体的には、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づいて求められる値を示す。本発明において、前記「スコア」には、「血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度」、「CA index-NASH値」、及び「CA index-Fibrosis値」が含まれる。
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められる値である。ここで、CA index-NASH値は、NASH予測スコアリングシステムの一つであり、係数0.994及び0.0255は、非特許文献1に記載のとおり、データマイニングによって設定された係数である。
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められる値である。ここで、CA index-Fibrosis値は、肝線維化スコアリングシステムの一つであり、係数1.50及び0.0264は、非特許文献1に記載のとおり、データマイニングによって設定された係数である。
「カットオフ値」とは、前記スコアによって判定するための基準となる予め定められた値であり、分類結果の陽性又は陰性を判定するための境界値のことを示す。本発明のスクリ-ニング方法におけるカットオフ値は、前記スコアが当該カットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0以上の段階にあると予測して選別するための値である。また、本発明の鑑別方法におけるカットオフ値は、前記スコアが当該カットオフ値よりも高い被験者を、前記陽性群にあると鑑別するための値である。
・IV型コラ-ゲン7S値をスコアとする場合
本発明のスクリ-ニング方法におけるカットオフ値は、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度(IV型コラ-ゲン7S値)を前記スコアとする場合には、4.3~4.5ng/mLの範囲から選択される値である。前記カットオフ値を前記範囲内から選択することにより、例えば、陰性一致率=100%で、肝線維化進展度がF0の段階にある患者の30%以上、F0以上の段階にある患者の50%以上、をいずれも拾い上げることが可能となる。
本発明のスクリ-ニング方法におけるカットオフ値は、前記CA index-NASH値を前記スコアとする場合には、4.6~5.2の範囲から選択される値である。前記カットオフ値を前記範囲内から選択することにより、例えば、陰性一致率=100%で、肝線維化進展度がF0の段階にある患者の45%以上、F0以上の段階にある患者の70%以上、をいずれも拾い上げることが可能となる。
本発明のスクリ-ニング方法におけるカットオフ値は、前記CA index-Fibrosis値を前記スコアとする場合には、6.7~7.5の範囲から選択される値である。前記カットオフ値を前記範囲内から選択することにより、例えば、陰性一致率=100%で、肝線維化進展度がF0の段階にある患者の35%以上、F0以上の段階にある患者の60%以上、をいずれも拾い上げることが可能となる。
・IV型コラ-ゲン7S値をスコアとする場合
本発明の鑑別方法におけるカットオフ値は、前記IV型コラ-ゲン7S値を前記スコアとする場合には、正常群とF0群若しくはF0以上の群との間のカットオフ値(第一のカットオフ値)、正常群及びF0群とF1群若しくはF1以上の群との間のカットオフ値(第二のカットオフ値)、並びに、正常群、F0群、及びF1群とF2群若しくはF2以上の群との間のカットオフ値(第三のカットオフ値)は、それぞれ、3.35ng/mL以上3.75ng/mL未満の範囲から選択される値、3.75ng/mL以上3.85ng/mL未満の範囲から選択される値、並びに、3.85ng/mL以上4.85ng/mL未満の範囲から選択される値、好ましくは、それぞれ、3.35ng/mL以上3.74ng/mL以下の範囲から選択される値、3.75ng/mL以上3.84ng/mL以下の範囲から選択される値、並びに、3.85ng/mL以上4.84ng/mL以下の範囲から選択される値である。
本発明の鑑別方法におけるカットオフ値は、前記CA index-NASH値を前記スコアとする場合には、正常群とF0群若しくはF0以上の群との間のカットオフ値(第一のカットオフ値)、正常群及びF0群とF1群若しくはF1以上の群との間のカットオフ値(第二のカットオフ値)、並びに、正常群、F0群、及びF1群とF2群若しくはF2以上の群との間のカットオフ値(第三のカットオフ値)は、それぞれ、3.82以上4.42未満の範囲から選択される値、4.42以上4.87未満の範囲から選択される値、並びに、4.87以上6.09未満の範囲から選択される値、好ましくは、それぞれ、3.82以上4.41以下の範囲から選択される値、4.42以上4.86以下の範囲から選択される値、並びに、4.87以上6.08以下の範囲から選択される値である。
本発明の鑑別方法におけるカットオフ値は、前記CA index-Fibrosis値を前記スコアとする場合には、正常群とF0群若しくはF0以上の群との間のカットオフ値(第一のカットオフ値)、正常群及びF0群とF1群若しくはF1以上の群との間のカットオフ値(第二のカットオフ値)、並びに、正常群、F0群、及びF1群とF2群若しくはF2以上の群との間のカットオフ値(第三のカットオフ値)は、それぞれ、5.53以上6.35未満の範囲から選択される値、6.35以上6.84未満の範囲から選択される値、並びに、6.84以上8.54未満の範囲から選択される値、好ましくは、それぞれ、5.53以上6.34以下の範囲から選択される値、6.35以上6.83以下の範囲から選択される値、並びに、6.84以上8.53以下の範囲から選択される値である。
本発明のスクリ-ニング方法では、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づくスコアを、前記カットオフ値と比較して、前記スコアが前記カットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0以上の段階にあると予測して選別する。
本発明の鑑別方法では、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第一のスコアを、前記第一のカットオフ値と比較して、前記第一のスコアが前記第一のカットオフ値よりも高い被験者を、肝線維化進展度がF0段階又はF0以上の段階にあると鑑別する。
〔IV型コラ-ゲン7S測定試薬〕
(1)コラゲナ-ゼ処理
先ず、ペプシン消化によって調製されたペプシン可溶化IV型コラ-ゲン断片(Sigma社、C-7521)を、0.5M酢酸に溶解し、0.2M NaCl、2mM CaCl2を含む50mM Tris(pH 7.2)に対して透析した。次いで、これにコラゲナ-ゼ(Collagenase”Amano”、Wako社、607-19021)を加えて、37℃で1時間インキュベ-トし、ペプシン可溶化IV型コラ-ゲン断片をさらに消化(コラゲナ-ゼ処理)した。コラゲナ-ゼ処理後の処理液を遠心分離した上清を、ゲルろ過によってさらに分離した。ゲルろ過カラムとしてSuperdex200pg 16/60を、ゲルろ過バッファ-として1mM EDTA 3Na、PBSを、それぞれ用いた。ヒトIV型コラーゲン7Sドメインの4量体の分子量に相当する、分子量が250kDa以上、かつ、400kDa付近に分布する分画を集めて、以下のIV型コラ-ゲン7S断片として使用した。
上記の(1)で調製した「コラゲナーゼ部分消化IV型コラ-ゲン断片」を免疫原として、モノクロ-ナル抗体を作製した。具体的には、BALB/cマウスに、10μg(1mg/mL)のコラゲナーゼ部分消化IV型コラ-ゲン断片を等量の完全フロイントアジュバントと混合したものを、2週間の間を空けて2回、腹腔内免疫した。さらに、不完全フロイントアジュバントで2週間の間を空けて2回、腹腔免疫した。さらに、PBSに溶解したコラゲナーゼ部分消化IV型コラ-ゲン断片10μgを最終免疫として尾静脈内に投与した。最終免疫後3日目にこのマウスより脾臓を摘出して個々の細胞にほぐし、RPMI-1640培地で3回洗浄した。対数増殖期のマウス骨髄腫細胞株Sp2/OAg14をRPMI-1640培地で3回洗浄後、前記脾臓細胞と混合し、細胞融合させた。得られた融合細胞は、遠心分離(200×g、5分間)によってPEGを除いた後、10%ウシ胎児血清、並びに、ヒポキサンチン、アミノプテリン、及びチミジン(HAT)を含むRPMI-1640培地に懸濁し、96ウェル細胞培養プレ-トに播種した。約10日間培養してハイブリド-マのみを増殖させた。
カルボキシル-アミン架橋剤(カルボジイミド、Thermo-Fisher Scientific社)を用い、製品マニュアルに従って、抗IV型コラ-ゲン7Sドメインモノクロ-ナル抗体CIV09(以下、場合により「CIV09抗体」という)を磁性粒子(富士レビオ社製)に化学結合させ、CIV09抗体固相化磁性粒子を得た。
抗IV型コラ-ゲン7Sドメインモノクロ-ナル抗体CIV13(以下、場合により「CIV13抗体」という)とウシ小腸由来アルカリホスファタ-ゼ(オリエンタル酵母社製)とをヨシタケらの方法(Yoshitake et al.,J.Biochem.1982,92(5),p.1413-1424)により結合させ、アルカリホスファタ-ゼ標識CIV13抗体を調製した。すなわち、先ず、通例行われるとおり、脱塩処理したCIV13抗体とペプシンとを0.1Mクエン酸緩衝液(pH3.5)中で混合し、37℃で1時間静置してペプシン消化を行った。反応を停止させた後にゲルろ過精製を行い、Fc領域を除去したCIV13抗体を得た。次いで、2-メルカプトエチルアミン塩酸塩を添加して、チオ-ル化を行った。さらに、これを脱塩処理し、CIV13抗体のFab’断片を得た。
上記の(3)で調製したCIV09抗体固相化磁性粒子を0.03%含む懸濁液(50mM Tris、1% BSA、600mM NaCl)50μLに、検体30μLを加え攪拌後、37℃で8分間反応させた。反応後に、磁石にてB/F分離し、ルミパルス(登録商標)洗浄液(富士レビオ社製)で洗浄後、上記の(4)で調製したALP標識CIV13抗体を1μg/mL含む標識体液(50mM Bis-Tris、600mM NaCl、2% BSA、1mM MgCl2、0.3mM ZnCl2)50μLを加え、37℃で8分間反応させた。磁石にてB/F分離し、ルミパルス洗浄液にて洗浄後、化学発光基質(AMPPD:3-(2’-スピロアダマンタン)-4-メトキシ-4-(3’’-ホスホリルオキシ)フェニル-1,2-ジオキセタン・2ナトリウム塩)を含むルミパルス(登録商標)基質液(富士レビオ社製)を200μL加えて、37℃で4分間酵素反応を行い、生じた発光量(波長463nm)を測定し、カウント値を得た。また、既知濃度の前記IV型コラ-ゲン7S断片を含む標準溶液(50mM Tris、0.15M NaCl、2% BSA、pH7.2)も同様に測定し、検量線を作成した。作成した検量線を用いて、各検体の発光量(カウント値)から算出した濃度を、下記の各検体中のIV型コラ-ゲン7Sの濃度とした。
検体中のAST活性値の測定は、それぞれ、JSCC標準化対応法(日本臨床化学会、1996年)に準拠した測定方法にて、株式会社エスア-ルエルにより行われた。当該AST活性値測定方法においては、検体中にAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラ-ゼ)が存在すると、ASTが、α-ケトグルタル酸のα-ケト基とL-アスパラギン酸のアミノ基との転移反応を触媒し、オキサロ酢酸及びL-グルタミン酸が生成される。このオキサロ酢酸にβ-ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド還元型(β-NADH)の存在下でリンゴ酸脱水素酵素(MDH)を作用させると、リンゴ酸及びβ-ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド酸化型(β-NAD+)が生成される。したがって、β-NADHの減少に伴う吸光度の減少速度を測定することにより、AST活性値を求めることができる。
IV型コラ-ゲン7Sが低濃度に含まれる、濃度既知の検体(血清、検体数:5)について、上記のIV型コラ-ゲン7S測定試薬及び測定方法を行い(測定回数n=6)、各検体中のIV型コラ-ゲン7Sの濃度を算出し、その変動計数(測定値CV(%))を算出した。また、対象試薬として、抗体結合競合阻害を原理とし、抗ヒトIV型コラ-ゲンウサギポリクロ-ナル抗体を用いたラジオイムノアッセイであるIV型コラ-ゲン・7Sキット(DENISファ-マ社製、以下、場合により「RIAキット」という)を用い、添付文書に従って測定を行い、各検体中のIV型コラ-ゲン7Sの濃度を算出した。結果を図1((a)RIAキット、(b)サンドイッチイムノアッセイ)にそれぞれ示す。
検体として、健常人由来の血清(健常人検体)37例(正常群)を用い、各検体中のIV型コラ-ゲン7Sの濃度(IV型コラ-ゲン7S値)を、上記のサンドイッチイムノアッセイによるIV型コラ-ゲン7S測定試薬及び測定方法(以下、場合により単に「サンドイッチイムノアッセイ」とする)と、前記RIAキットと、によりそれぞれ測定した。得られた測定値から、95パ-センタイル値、平均値、及び平均値+2SD(SD:標準偏差、以下同じ)を算出した。なお、健常人は、基礎疾患歴が無く、BMI:25以下、AST<25、ALT<25、AST>ALTの者である。下記の表1に、各IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)が測定された頻度(検体数)、及びその分布より得られた各値を示す。
〔検体〕
実施例1において各検体(正常群37例、肝生検により確定した肝線維化進展度がF0~F4のうちのいずれかの段階にある患者からなる陽性群165例)について測定したIV型コラ-ゲン7Sの濃度を下記の表2に示す。表2において、各IV型コラ-ゲン7Sの濃度は、肝線維化進展度の段階ごとの平均値で示し、そのSD値も併せて示す。表2に示したように、肝線維化進展度の段階が高くなるにつれてIV型コラ-ゲン7S値も増加した。
次いで、検体中のIV型コラ-ゲン7S濃度に関し、上記の表2に示す検体を用いて、正常群と、肝線維化進展度がF0以上の群(肝線維化進展度がF0以上の段階にある群、以下同様)又はF0群と、について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率(患者検体が陽性と判断され、健常人検体が陰性と判断される率)を、次式:
判定一致率(%)=(正常群の陰性数+F0以上の群(又はF0群)の陽性数)/(正常群の検体数+F0以上の群(又はF0群)の検体数)
により算出した。前記式において、「陰性数」とは、各カットオフ値候補によって陰性群(正常群)にあると判定された数を示し、「陽性数」とは、各カットオフ値候補によって陽性群(F0以上の群又はF0群)にあると判定された数を示す。下記の表3に、正常群とF0以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表4に、正常群とF0群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
また、同様に、正常群及びF0群、並びに、F1以上の群又はF1群について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、次式:
判定一致率(%)=(正常群の陰性数+F0群の陰性数+F1以上の群(又はF1群)の陽性数)/(正常群の検体数+F0群の検体数+F1以上の群(又はF1群)の検体数)
により算出した。前記式において、「陰性数」とは、各カットオフ値候補によって陰性群(正常群、F0群)にあると判定された数を示し、「陽性数」とは、各カットオフ値候補によって陽性群(F1以上の群又はF1群)にあると判定された数を示す。下記の表5に、正常群及びF0群とF1以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表6に、正常群及びF0群とF1群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
さらに、同様に、正常群及びF0~F1群、並びに、F2以上の群又はF2群について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、次式:
判定一致率(%)=(正常群の陰性数+F0~F1群の陰性数+F2以上の群(又はF2群)の陽性数)/(正常群の検体数+F0~F1群の検体数+F2以上の群(又はF2群)の検体数)
により算出した。前記式において、「陰性数」とは、各カットオフ値候補によって陰性群(正常群、F0群、F1群)にあると判定された数を示し、「陽性数」とは、各カットオフ値候補によって陽性群(F2以上の群又はF2群)にあると判定された数を示す。下記の表7に、正常群及びF0~F1群とF2以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表8に、正常群及びF0~F1群とF2群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
実施例1と同じ検体(正常群37例、肝生検により確定した肝線維化進展度がF0~F4のうちのいずれかの段階にある患者からなる陽性群165例)について、上記の方法で、各検体中のAST活性値を測定した。得られたAST活性値と、実施例1で測定した各検体中のIV型コラ-ゲン7S濃度とから、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
により、CA index-NASH値を算出した。得られたCA index-NASH値を肝線維化進展度ごとの平均値で、そのSDと合わせて下記の表9に示す。表9に示したように、肝線維化進展度が高くなるにつれてCA index-NASH値も上昇した。
〔正常群対F0以上の群又はF0群〕
CA Index-NASH値に関し、上記の表9に示す検体を用いて、正常群と、前記肝線維化進展度がF0以上の群又はF0群と、について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、実施例2の〔正常群対F0以上の群又はF0群〕に記載の式により算出した。下記の表10に、正常群とF0以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表11に、正常群とF0群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
また、同様に、正常群及びF0群、並びに、F1以上の群又はF1群について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、実施例2の〔正常群及びF0群対F1以上の群又はF1群〕に記載の式により算出した。下記の表12に、正常群及びF0群とF1以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表13に、正常群及びF0群とF1群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
さらに、同様に、正常群及びF0~F1群、並びに、F2以上の群又はF2群について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、実施例2の〔正常群及びF0~F1群対F2以上の群又はF2群〕に記載の式により算出した。下記の表14に、正常群及びF0~F1群とF2以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表15に、正常群及びF0~F1群とF2群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
実施例3で得られた各検体のAST活性値と、実施例1で測定した各検体中のIV型コラ-ゲン7S濃度とから、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
により、CA index-Fibrosis値を算出した。得られたCA index-Fibrosis値を肝線維化進展度ごとの平均値で、そのSDと合わせて下記の表16に示す。表16に示したように、肝線維化進展度が高くなるにつれてCA index-Fibrosis値も上昇した。
〔正常群対F0以上の群又はF0群〕
CA Index- Fibrosis値に関し、上記の表16に示す検体を用いて、正常群と、前記肝線維化進展度がF0以上の群又はF0群と、について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、実施例2の〔正常群対F0以上の群又はF0群〕に記載の式により算出した。下記の表17に、正常群とF0以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表18に、正常群とF0群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
また、同様に、正常群及びF0群、並びに、F1以上の群又はF1群について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、実施例2の〔正常群及びF0群対F1以上の群又はF1群〕に記載の式により算出した。下記の表19に、正常群及びF0群とF1以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表20に、正常群及びF0群とF1群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
さらに、同様に、正常群及びF0~F1群、並びに、F2以上の群又はF2群について、それぞれROC解析を行って各カットオフ値候補を設定した。これらの値をカットオフ値としたときの判定一致率を、実施例2の〔正常群及びF0~F1群対F2以上の群又はF2群〕に記載の式により算出した。下記の表21に、正常群及びF0~F1群とF2以上の群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。また、下記の表22に、正常群及びF0~F1群とF2群との間において各カットオフ値としたときの判定一致率を示す。
実施例1~実施例6で得られた、各検体におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、CA Index-NASH値、CA Index-Fibrosis値、並びに、これらの各カットオフ値を用いて、正常群、肝線維化進展度がF0~F4である各群における各2群間を鑑別した際における陽性一致率、陰性一致率、判定一致率を算出した。結果を下記の表23~表28に示す。
Claims (18)
- 肝線維化進展度がF0以上の段階にあると予測して選別するための情報を提供する方法であり、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づくスコアを、予め定められたカットオフ値と比較し、前記スコアの高低の情報を提供することを特徴とする、方法。
- 前記スコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記カットオフ値が、4.3~4.5ng/mLの範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記スコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記カットオフ値が、4.6~5.2の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記スコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記カットオフ値が、6.7~7.5の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記肝線維化進展度がNASH重症度であることを特徴とする、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の方法。
- 肝線維化進展度がF0段階又はF0以上の段階にあると鑑別するための情報を提供する方法であり、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第一のスコアを、予め定められた第一のカットオフ値と比較し、前記第一のスコアの高低の情報を提供することを特徴とする、方法。
- 前記第一のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第一のカットオフ値が、3.35ng/mL以上3.75ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記第一のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記第一のカットオフ値が、3.82以上4.42未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。 - 前記第一のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第一のカットオフ値が、5.53以上6.35未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。 - 肝線維化進展度がF1段階又はF1以上の段階にあると判定してさらに鑑別するための情報を提供する方法であり、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第二のスコアを、予め定められた第二のカットオフ値と比較し、前記第二のスコアの高低の情報を提供することを特徴とする、請求項6~9のうちのいずれか一項に記載の方法。
- 前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、3.75ng/mL以上3.85ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
- 前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、4.42以上4.87未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。 - 前記第二のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第二のカットオフ値が、6.35以上6.84未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。 - 肝線維化進展度がF2段階又はF2以上の段階にあると判定してさらに鑑別するための情報を提供する方法であり、被験者由来の血液検体のIV型コラ-ゲン7S濃度に基づく第三のスコアを、予め定められた第三のカットオフ値と比較し、前記第三のスコアの高低の情報を提供することを特徴とする、請求項6~13のうちのいずれか一項に記載の方法。
- 前記第三のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度であり、かつ、前記第三のカットオフ値が、3.85ng/mL以上4.85ng/mL未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
- 前記第三のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-NASH値=0.994×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0255×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-NASH値であり、かつ、前記第三のカットオフ値が、4.87以上6.09未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項14に記載の方法。 - 前記第三のスコアが、血清又は血漿におけるIV型コラ-ゲン7S濃度、及び血清におけるAST活性値から、次式:
CA index-Fibrosis値=1.50×IV型コラ-ゲン7S濃度(ng/mL)+0.0264×AST活性値(IU/L)
で求められるCA index-Fibrosis値であり、かつ、前記第三のカットオフ値が、6.84以上8.54未満の範囲から選択される値であることを特徴とする、請求項14に記載の方法。 - 前記肝線維化進展度がNASH重症度であることを特徴とする、請求項6~17のうちのいずれか一項に記載の方法。
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