JP7451882B2 - 搬送ローラー - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、下記のものを含む。
前記内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材と、を備える搬送ローラーであって、
前記外筒部材は、その内径が、前記内筒部材の外径よりも大きい部材であり、
前記内筒部材は、前記外筒部材を、間隙をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材であり、
前記内筒部材、前記外筒部材またはこれらの両方は、前記間隙側の面に設けた溝部と、当該間隙側の面から裏側の面に貫通する貫通孔と、を有する、搬送ローラー。
〔2〕 円筒状の内筒部材と、
前記内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材と、を備える搬送ローラーであって、
前記外筒部材は、その内径が、前記内筒部材の外径よりも大きい部材であり、
前記内筒部材は、前記外筒部材を、間隙をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材であり、
前記搬送ローラーは長尺のフィルムを搬送するローラーであり、
前記内筒部材は、前記フィルムの幅方向と対応する方向に並ぶ、3以上の領域からなり、
前記3以上の領域において、前記気体の圧力の調整が可能である、搬送ローラー。
〔3〕 前記搬送ローラーは長尺のフィルムを搬送するローラーであり、
前記内筒部材は、前記フィルムの幅方向と対応する方向に並ぶ、3以上の領域からなり、
前記3以上の領域において、前記気体の圧力の調整が可能である、〔1〕に記載の搬送ローラー。
〔4〕 前記内筒部材、前記外筒部材またはこれらの両方は、前記間隙側の面に設けた溝部と、当該間隙側の面から裏側の面に貫通する貫通孔と、を有する、〔2〕に記載の搬送ローラー。
〔5〕 前記溝部は、その長手方向に対し、斜め方向に設けられている、〔1〕、〔3〕及び〔4〕のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
〔6〕 前記溝部は、当該溝部が設けられた部材の長手方向の中央に対して対称の形状である、〔1〕、〔3〕、〔4〕及び〔5〕のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
〔7〕 前記内筒部材の前記3以上の領域のうち、前記フィルムの幅方向の中央に対応する領域は、他の領域よりも前記気体の圧力が低い領域である、〔2〕~〔6〕のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
〔8〕 前記内筒部材は、多孔質材料からなる部材を含み、
前記多孔質材料からなる部材の平均孔径は10μm以下である、〔1〕~〔7〕のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
本発明の搬送ローラーは、円筒状の内筒部材と、内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材と、を備える。本発明において、外筒部材は、その内径が、内筒部材の外径よりも大きい部材であり、内筒部材は、外筒部材を、間隙をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材である。本発明においては、「間隙を空けた状態」を「離隔状態」ともいう。
以下、本発明に係る実施形態1の搬送ローラーについて、図1~9を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る搬送ローラーを模式的に示す正面図である。図2は、図1で示す状態から90°回転させた状態の搬送ローラーを模式的に示す正面図である。図3は、図1で示す内筒部材をX1-X1線で切断して展開した状態を模式的に示す展開図である。図4は、図1のX1-X1線における断面を模式的に示す断面図である。図5は、図2のX2-X2線における断面を模式的に示す断面図である。図6は、外筒部材が右側にずれた場合の、搬送ローラーを模式的に示す搬送ローラーの正面図である。図7は、図6に示す状態の溝部における気体の流れを模式的に示す内筒部材の展開図である。図8は、外筒部材が左側にずれた場合の、搬送ローラーを模式的に示す搬送ローラーの正面図である。図9は、図8に示す状態の溝部における気体の流れを模式的に示す内筒部材の展開図である。
本実施形態の搬送ローラー100は、図1及び図2に示すように、円筒状の内筒部材110と、内筒部材110を囲むように配置される円筒状の外筒部材120と、を備える。外筒部材120は、その内径が、内筒部材110の外径よりも大きい部材であり、内筒部材110は、外筒部材120を、間隙S1(図4参照)をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材である。
内筒部材110の外径は、図1及び図2に示すように、外筒部材120の内径よりも小さい。内筒部材110は、図4及び図5に示すように、外筒部材120を、間隙S1をあけた状態で保持する気体を供給する孔(「気体供給孔」ともいう)を有する。上記気体は、図6及び図8の矢線1で示すように、内筒部材110の長手方向の端部110Aから、内筒部材110内に導入されうる。
搬送ローラーの使用に際しては、フィルムを搬送ローラーで支持して搬送する。かかる使用に際しては、通常、フィルムは、幅方向へのずれを伴わず、長手方向に沿って搬送されることが求められるが、何等かの理由で、フィルムが幅方向に不所望にずれる場合がある。外筒部材120が、かかるずれによる力を受けると、外筒部材120が内筒部材110に対して、不所望にずれた位置に配置されることがある。ここで、「外筒部材が、内筒部材に対してずれた位置に配置される」とは、外筒部材の長手方向の中央が、内筒部材の長手方向における中央と一致しない位置に配置されることをいう。
外筒部材120は、その内径が、内筒部材110の外径よりも大きい部材である。外筒部材120の長手方向の長さは、内筒部材110の長手方向の長さよりも短くしうる。外筒部材120の長手方向は、フィルムの幅方向と対応する方向(A1の矢印で示す方向)に平行な方向である。
本実施形態の搬送ローラー100は、例えば長尺のフィルムを搬送するローラーとして用いうる。このような場合に、本実施形態の搬送ローラー100により搬送されるフィルムとしては、特に限定はないが、例えば脂環式構造含有重合体を含む樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、アクリルフィルム、ポリエチレン(PE)フィルム、ポリプロピレン(PP、OPP)フィルム、ポリカーボネート(PC)フィルム、ポリスチレン(PS)フィルム、セルローストリアセテート(TAC)フィルム、ポリ塩化ビニル(PVC)フィルム、ポリイミド(PI)フィルム等のプラスチックのフィルム、及びポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルム、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)フィルム、ポリエーテルスルホン(PES)フィルム、アラミドフィルム等のスーパーエンプラのフィルムが挙げられる。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態の搬送ローラー100は、円筒状の内筒部材110と、内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材120と、を備え、外筒部材120は、その内径が、内筒部材110の外径よりも大きい部材であり、内筒部材110は、外筒部材120を、間隙S1をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材である。したがって、本実施形態によれば、内筒部材110から供給される気体により、外筒部材120を、間隙を空けた状態(離隔状態)で保持することができるので、内筒部材と外筒部材との摩擦を気体との摩擦力のみとすることができ、フィルムの搬送速度への追従性に優れたものとしうる。
本実施形態において、溝部は、内筒部材110の長手方向の中央に対して対称の形状である。したがって、図1及び図2に示すように、外筒部材120の長手方向の中央120Pが、内筒部材110の長手方向の中央110Pに一致するように配置されている場合、各溝部111A,111B,111C,111Dの、離隔状態で保持されている外筒部材120により覆われている部分(気体の流路)は、内筒部材110の長手方向の中央110Pに対して対称である。このような場合、貫通孔112A,112B,112C,112Dよりも右側の流路(溝部)と左側の流路(溝部)における、気体の流れに起因する力は、均衡がとれているので、フィルムの搬送を安定して行いうる。
以下、本発明の実施形態2に係る搬送ローラーについて図10及び図11を参照しつつ、説明する。図10は、本実施形態に係る搬送ローラーを模式的に示す正面図である。図11は、図10で示す内筒部材をX3-X3線で切断して展開した状態を模式的に示す展開図である。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態の搬送ローラー200は、円筒状の内筒部材210と、内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材220と、を備え、外筒部材220は、その内径が、内筒部材210の外径よりも大きい部材であり、内筒部材210は、外筒部材220を、間隙をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材である。したがって、本実施形態によっても、内筒部材210から供給される気体により、外筒部材220を、間隙を空けた状態(離隔状態)で保持することができるので、内筒部材と外筒部材との摩擦を気体との摩擦力のみとすることができ、フィルムの搬送速度への追従性に優れたものとしうる。
本実施形態において、溝部212A,212B,212C,212Dは、内筒部材210の長手方向の中央210Pに対して対称の形状である。したがって、図10に示すように、外筒部材220の長手方向の中央220Pが、内筒部材210の長手方向の中央210Pに一致するように配置されている場合、各溝部211A,211B,211C,211Dの、離隔状態で保持されている外筒部材220により覆われている部分(気体の流路)は、内筒部材210の長手方向の中央210Pに対して対称である。このような場合、貫通孔212A,212B,212C,212Dよりも右側の流路(溝部)と左側の流路(溝部)における、気体の流れに起因する力は、均衡がとれているので、フィルムの搬送を安定して行いうる。
以下、本発明の実施形態3に係る搬送ローラーについて図12を参照しつつ、説明する。図12は、実施形態3に係る搬送ローラーを模式的に示す正面図である。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態の搬送ローラー300は、円筒状の内筒部材310と、内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材320と、を備え、外筒部材320は、その内径が、内筒部材310の外径よりも大きい部材であり、内筒部材310は、外筒部材320を、間隙S3をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材である。したがって、本実施形態によっても、内筒部材310から供給される気体により、外筒部材320を、間隙をあけた状態(離隔状態)で保持することができるので、内筒部材と外筒部材との摩擦を気体との摩擦力のみとすることができ、フィルムの搬送速度への追従性に優れたものとしうる。
(1)上記実施形態では、内筒部材のみが、溝部及び貫通孔を有する態様を示したが、これに限定されない。外筒部材が溝部及び貫通孔を有する態様であってもよいし、内筒部材と外筒部材の両方が、溝部及び貫通孔を有する態様であってもよい。
(2)上記実施形態では直線状の溝部を有する態様を示したが、溝部の形状はこれに限定されない。溝部の形状は、螺旋形状のように曲線形状のものであってもよい。また、直線状の溝部と曲線状の溝部とを交互に有する態様であってもよい。
(3)上記実施形態では、すべての溝部が内筒部材の長手方向の中央に対して対称の形状である例を示したが、溝部は、内筒部材(または外筒部材)の長手方向の中央に対して非対称な形状のものを含んでいてもよい。
(4)上記実施形態では、1つの溝部につき1つの貫通孔を設けた例を示したが、貫通孔は1つの溝部に複数設けてもよい。
(5)上記実施形態では、複数の溝部を設けた例を示したが、溝部は1本であってもよい。
(6)上記実施形態1および3では、フィルムの幅方向と対応する方向に並ぶ、3つの領域からなる内筒部材を示し、実施形態2では、1つの領域からなる内筒部材を示したが、これに限定されない。内筒部材は、4つ以上の領域からなる態様であってもよい。
2L1,2L2,2L3,2L4…気体の流れに起因する力
2R1,2R2,2R3,2R4…気体の流れに起因する力
3…外筒部材の動く方向
4…排気される空気の流れる方向
100,200,300…搬送ローラー
110,210,310…内筒部材
110A,110B…内筒部材の端部
110P,210P,310P…内筒部材の長手方向における中央
111A,111B,111C,111D,211A,211B,211C,211D…溝部
112A,112B,112C,112D,212A,212B,212C,212D…貫通孔
115L,115M,115R,315L,315M,315R…領域
120,220,320…外筒部材
120P,220P,320P…外筒部材の長手方向における中央
120A…その長手方向の中央が内筒部材110の長手方向の中央110Pに一致する位置に配置された外筒部材
Claims (6)
- 円筒状の内筒部材と、
前記内筒部材を囲むように配置される円筒状の外筒部材と、を備える搬送ローラーであって、
前記外筒部材は、その内径が、前記内筒部材の外径よりも大きい部材であり、
前記内筒部材は、前記外筒部材を、間隙をあけた状態で保持する気体を供給する孔を有する部材であり、
前記内筒部材、前記外筒部材またはこれらの両方は、前記間隙側の面に設けた溝部と、前記溝部に設けられ当該間隙側の面から裏側の面に貫通する貫通孔と、を有する、搬送ローラー。 - 前記搬送ローラーは長尺のフィルムを搬送するローラーであり、
前記内筒部材は、前記フィルムの幅方向と対応する方向に並ぶ、3以上の領域からなり、
前記3以上の領域において、前記気体の圧力の調整が可能である、請求項1に記載の搬送ローラー。 - 前記内筒部材の前記3以上の領域のうち、前記フィルムの幅方向の中央に対応する領域は、他の領域よりも前記気体の圧力が低い領域である、請求項2に記載の搬送ローラー。
- 前記溝部は、前記内筒部材の長手方向に対し、斜め方向に設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
- 前記溝部は、当該溝部が設けられた部材の長手方向の中央に対して対称の形状である、請求項1~4のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
- 前記内筒部材は、多孔質材料からなる部材を含み、
前記多孔質材料からなる部材の平均孔径は10μm以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の搬送ローラー。
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