本明細書で使用される用語の「エアロゾル化可能材料」は、加熱することにより通常は蒸気又はエアロゾルの形で揮発成分が得られる材料を含む。「エアロゾル化可能材料」は、非タバコ含有材料又はタバコ含有材料としてもよい。「エアロゾル化可能材料」には、例えば、タバコ自体、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、タバコ抽出物、均質化タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ又は複数が含まれ得る。エアロゾル化可能材料は、挽きタバコ、刻みラグタバコ、押出タバコ、再生タバコ、再生エアロゾル化可能材料、液体、ゲル、ゲル化シート、粉末、塊等の形とすることができる。「エアロゾル化可能材料」は、その他の非タバコ製品を含んでもよく、これは製品によって、ニコチンを含むことも含まないこともある。「エアロゾル化可能材料」は、グリセロール又はプロピレングリコール等の、1つ又は複数の保湿剤を含むことがある。
いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は「非晶質固体」を含み、これは別に、「モノリシック固体」(すなわち非繊維質)又は「ドライゲル」と呼ばれることもある。非晶質固体とは、その中に液体等の何らかの流体を保持できる固体材料のことである。場合によって、エアロゾル化可能材料は、約50重量%、60重量%又は70重量%の非晶質固体から、約90重量%、95重量%又は100重量%までの非晶質固体を含む。場合によって、エアロゾル化可能材料は非晶質固体から構成される。
「エアロゾル化可能材料」は、その他の非タバコ製品を含むこともあり、この非タバコ製品は製品によって、ニコチンを含むことも含まないこともある。「エアロゾル化可能材料」は、グリセロール又はプロピレングリコール等の、1つ又は複数の保湿剤を含むことがある。
非晶質固体は、シートとして形成することができる。非晶質固体は、シート形状で消耗品に取り込まれることがある。場合によって、エアロゾル化可能材料は、平面シートとして、束ねた、又は集合したシートとして、圧着シートとして、又は巻きシートとして(すなわち、管の形で)含まれることがある。場合によって、これらの実施形態の非晶質固体は、エアロゾル化可能材料のロッド(例えば、タバコ)を取り囲むシート等、シートとして消耗品又はシステムに含まれることがある。場合によって、エアロゾル化可能材料はシートとして形成され、次に細断され、消耗品に取り込まれることがある。場合によって、細断シートは刻みラグタバコと混ぜ合わされ、消耗品に取り込まれることがある。
場合によって、非晶質固体は1~60重量%のゲル化剤を含むことがあるが、これらの重量は乾燥重量基準で計算される。
適宜に、非晶質固体は約1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%又は25重量%から約60重量%、50重量%、45重量%、40重量%、35重量%、30重量%又は27重量%までのゲル化剤(すべて乾燥重量基準で計算)を含み得る。例えば、非晶質固体は、1~50重量%、5~40重量%、10~30重量%又は15~27重量%のゲル化剤を含むことがある。
いくつかの実施形態では、ゲル化剤は親水コロイドを含む。いくつかの実施形態では、ゲル化剤は、アルギン酸、ペクチン、デンプン(及び誘導体)、セルロース(及び誘導体)、ガム、シリカ又はシリコーン化合物、粘土、ポリビニルアルコール、及びこれらの組合せを含む群から選択された1つ又は複数の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態では、ゲル化剤は、アルギン酸、ペクチン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、プルラン、キサンタンガム、グアーガム、カラギーナン、アガロース、アラビアゴム、ヒュームドシリカ、PDMS、ケイ酸ナトリウム、カオリン、及びポリビニルアルコールのうちの1つ又は複数を含む。場合によって、ゲル化剤は、アルギン酸及び/又はペクチンを含み、非晶質固体の形成中に硬化剤(カルシウム源等)と混合されることがある。場合によって、非晶質固体は、カルシウム架橋アルギン酸及び/又はカルシウム架橋ペクチンを含むことがある。
いくつかの実施形態では、ゲル化剤はアルギン酸を含み、このアルギン酸は、非晶質固体中に非晶質固体の10~30重量%の分量(乾燥重量基準で計算)が存在する。いくつかの実施形態では、アルギン酸は、非晶質固体中に存在する唯一のゲル化剤である。他の実施形態では、ゲル化剤は、アルギン酸と、ペクチン等の少なくとも1つの別のゲル化剤とを含む。
いくつかの実施形態では、非晶質固体は、カラギーナンを含むゲル化剤を含むことがある。
適宜に、非晶質固体は、約5重量%、10重量%、15重量%、又は20重量%から、約80重量%、70重量%、60重量%、55重量%、50重量%、45重量%、40重量%、又は35重量%までのエアロゾル生成剤(すべて乾燥重量基準で計算)を含むことができる。エアロゾル生成剤は、可塑剤として働き得る。例えば、非晶質固体は、10~60重量%、15~50重量%、又は20~40重量%のエアロゾル生成剤を含み得る。場合によって、エアロゾル生成剤は、エリトリトール、プロピレングリコール、グリセロール、トリアセチン、ソルビトール、及びキシリトールから選択された1つ又は複数の化合物を含む。場合によって、エアロゾル生成剤は、グリセロールを含み、グリセロールから実質的に成り、又はグリセロールから構成される。本発明者らは、可塑剤の含有率が高すぎる場合に、非晶質固体が水を吸収し、その結果、使用時の適切な消費経験をもたらさない材料が生じ得ることを確証した。本発明者らは、可塑剤の含有率が低すぎる場合に、非晶質固体がもろくなり、容易に砕け得ることを確証した。本明細書で明示される可塑剤含有率は、エアロゾル生成物の製造に有用な、非晶質固体シートをボビンに巻き付けることを可能にする非晶質固体可撓性を実現する。
場合によって、非晶質固体は香料を含むことがある。適宜に、非晶質固体は、約60重量%、50重量%、40重量%、30重量%、20重量%、10重量%、又は5重量%までの香料を含み得る。場合によって、非晶質固体は、少なくとも約0.1重量%、0.5重量%、1重量%、2重量%、5重量%、10重量%、20重量%、又は30重量%の香料(すべて乾燥重量基準で計算)を含み得る。例えば、非晶質固体は、0.1~60重量%、1~60重量%、5~60重量%、10~60重量%、20~50重量%、又は30~40重量%の香料を含み得る。場合によって、香料は(存在する場合)、メンソールを含み、メンソールから実質的に成り、又はメンソールから構成される。場合によっては、非晶質固体は香料を含まない。
場合によって、非晶質固体は活性物質をさらに含む。例えば、場合によって、非晶質固体は、タバコ材料及び/又はニコチンを含む。例えば、非晶質固体は、粉末タバコ及び/又はニコチン及び/又はタバコ抽出物を含み得る。場合によって、非晶質固体は、約1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、又は25重量%から約70重量%、50重量%、45重量%、又は40重量%までの活性物質(乾燥重量基準で計算)を含み得る。場合によって、非晶質固体は、約1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、又は25重量%から約70重量%、60重量%、50重量%、45重量%、又は40重量%までのタバコ材料及び/又はニコチン(乾燥重量基準で計算)を含み得る。
場合によって、非晶質固体は、タバコ抽出物等の活性物質を含む。場合によって、非晶質固体は、5~60重量%のタバコ抽出物(乾燥重量基準で計算)を含み得る。場合によって、非晶質固体は、約5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、又は25重量%から約55重量%、50重量%、45重量%、又は40重量%のタバコ抽出物(乾燥重量基準で計算)を含み得る。例えば、非晶質固体は、5~60重量%、10~55重量%、又は25~55重量%のタバコ抽出物を含み得る。タバコ抽出物は、非晶質固体が1重量%、1.5重量%、2重量%、又は2.5重量%から約6重量%、5重量%、4.5重量%、又は4重量%のニコチン(乾燥重量基準で計算)を含むような濃度のニコチンを含むことができる。場合によって、非晶質固体には、タバコ抽出物から生じるもの以外のニコチンがないこともある。
いくつかの実施形態では、非晶質固体は、タバコ材料は含まないがニコチンを含む。いくつかのそのような場合では、非晶質固体は、約1重量%、2重量%、3重量%、又は4重量%から約20重量%、15重量%、10重量%、又は5重量%のニコチン(乾燥重量基準で計算)を含み得る。例えば、非晶質固体は、1~20重量%、又は2~5重量%のニコチンを含み得る。
場合によって、活性物質及び/又は香料の総含有率は、少なくとも約0.1重量%、1重量%、5重量%、10重量%、20重量%、25重量%、又は30重量%とすることができる。場合によって、活性物質及び/又は香料の総含有率は、約80重量%、70重量%、60重量%、50重量%、又は40重量%未満(すべて乾燥重量基準で計算)としてもよい。
場合によって、タバコ材料、ニコチン及び香料の総含有率は、少なくとも約1重量%、5重量%、10重量%、20重量%、25重量%、又は30重量%とすることができる。場合によって、タバコ材料、ニコチン及び香料の総含有率は、約70重量%、60重量%、50重量%、又は40重量%未満(すべて乾燥重量基準で計算)としてもよい。
場合によって、非晶質固体は、湿重量基準で計算された約1~約15重量%の水、又は約5~15重量%の水を含む。適宜に、非晶質固体の水含有率は、約5重量%、7重量%、又は9重量%から約15重量%、13重量%、又は11重量%(WWB)、最も好適には約10重量%とすることができる。
いくつかの実施形態では、非晶質固体はヒドロゲルであり、湿重量基準で計算された約20重量%未満の水を含む。場合によって、ヒドロゲルは、湿重量基準(WWB)で計算された約15重量%、12重量%、又は10重量%の水を含み得る。場合によって、ヒドロゲルは、少なくとも2重量%又は少なくとも5重量%の水(WWB)を含むことがある。
非晶質固体はゲルから作ることができ、このゲルは、0.1~50重量%で含まれる溶剤をさらに含み得る。しかし、本発明者らは、香料が溶解できる溶剤を含むことが、ゲル安定性を低下させ得ること、及び香料をゲルから結晶化させ得ることを確証した。そのため、場合によって、ゲルは香料が溶解できる溶剤を含まない。
いくつかの実施形態では、非晶質固体は、1~60重量%、又は5~50重量%、又は5~30重量%、又は10~20重量%等の、60重量%未満の充填剤を含む。
他の実施形態では、非晶質固体は、20重量%未満、好適には10重量%未満、又は5重量%未満の充填剤を含む。場合によって、非晶質固体は1重量%未満の充填剤を含み、場合によっては充填剤を含まない。
充填剤は、存在する場合、炭酸カルシウム、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイドケイ酸、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム等の1つ又は複数の無機充填剤材料と、分子ふるい等の適切な無機吸着剤とを含み得る。充填剤は、木材パルプ、セルロース、及びセルロース誘導体等の1つ又は複数の無機充填剤材料を含む。特別な場合には、非晶質固体は、チョーク等の炭酸カルシウムを含まない。
充填剤を含む特定の実施形態では、充填剤は繊維質である。例えば、充填剤は、木材パルプ、麻繊維、セルロース又はセルロース誘導体等の有機繊維質充填剤材料とすることができる。理論に拘束されることを望むものではないが、非晶質固体に繊維質充填剤を含むことで材料の引っ張り強さが増加し得ると考えられる。この引っ張り強さの増加は、非晶質固体シートがエアロゾル化可能材料のロッドを取り囲む場合等、非晶質固体がシートとして提供される例では特に有利なことがある。
いくつかの実施形態では、非晶質固体はタバコ繊維を含まない。特定の実施形態では、非晶質固体は繊維質材料を含まない。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料はタバコ繊維を含まない。特定の実施形態では、エアロゾル生成材料は繊維質材料を含まない。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成基質はタバコ繊維を含まない。特定の実施形態では、エアロゾル生成基質は繊維質材料を含まない。
いくつかの実施形態では、消耗品はタバコ繊維を含まない。特定の実施形態では、消耗品は繊維質材料を含まない。
場合によって、非晶質固体は、ゲル化剤、エアロゾル生成剤、タバコ材料及び/又はニコチン源、水、及び任意選択で香料から実質的に構成されても、これらから構成されてもよい。
エアロゾル化可能材料を作る方法は、(a)非晶質固体又はその前駆体の成分を含むスラリーを形成するステップと、(b)スラリーの層を形成するステップと、(c)スラリーを硬化させてゲルを形成するステップと、(d)乾燥させて非晶質固体を形成するステップとを含み得る。
スラリーの層を形成するステップ(b)は、例えば、スラリーをスプレーする、キャストする、又は押出成形することを含み得る。場合によって、層は、スラリーをエレクトロスプレーすることによって形成される。場合によって、層は、スラリーをキャストすることによって形成される。
場合によって、スラリーはキャリアに付与される。
場合によって、ステップ(b)及び/又は(c)及び/又は(d)は、少なくとも部分的には、同時に行われることがある(例えば、エレクトロスプレー中に)。場合によって、これらのステップは逐次的に行われることもある。
ゲルを硬化させるステップ(c)は、硬化剤をスラリーに加えることを含み得る。例えば、スラリーは、アルギン酸ナトリウム、カリウム又はアンモニウムをゲル前駆体として含むことがあり、カルシウム源(塩化カルシウム等)を含む硬化剤をスラリーに加えて、アルギン酸カルシウムゲルを形成することができる。
カルシウム源等の硬化剤の総量は、0.5~5重量%(乾燥重量基準で計算)とすることができる。本発明者らは、硬化剤の付加が少なすぎると、非晶質固体成分を安定させない非晶質固体が生じ、これらの成分が非晶質固体から脱落することになることを見出した。本発明者らは、硬化剤の付加が多すぎると、非常に粘着性のある非晶質固体が生じ、したがって扱いにくくなることを見出した。
アルギン酸塩はアルギン酸の誘導体であり、一般には高分子量ポリマー(10~600kDa)である。アルギン酸は、(1,4)-グリコシド結合と連結して多糖を形成するβ-D-マンヌロン酸(M)及びα―L-グルロン酸(G)の単位(ブロック)からなるコポリマーである。カルシウムカチオンが付加されることによって、アルギン酸は架橋してゲルを形成する。本発明者らは、Gモノマー含有率の高いアルギン酸塩が、カルシウム源を付加することによって、より容易にゲルを形成することを確認した。したがって、場合によっては、ゲル前駆体は、アルギン酸コポリマーのモノマー単位の少なくとも約40%、45%、50%、55%、60%又は70%がα―L-グルロン酸(G)単位であるアルギン酸塩を含んでもよい。
乾燥ステップにより、キャストされる厚さが少なくとも80%、好適には85%又は87%低減する場合がある。例えば、スラリーは、2mmの厚さでキャストすることができ、結果として得られる乾燥非晶質固体材料の厚さは0.2mmになり得る。
場合によって、非晶質固体は、約0.015~1.0mmの厚さを有し得る。適宜に、厚さは、約0.05mm、0.1mm又は0.15mmから約0.5mm又は0.3mmまでの範囲とすることができる。本発明者らは、0.2mmの厚さを有する材料が特に好適であることを見出した。非晶質固体は2層以上を含むことがあり、本明細書に記載の厚さは、これらの層の総計の厚さを指す。
場合によって、スラリー溶剤は水から実質的に構成されても、水から構成されてもよい。場合によって、スラリーは、約50重量%から、60重量%、70重量%、80重量%、又は90重量%の溶剤(WWB)を含み得る。
溶剤が水から構成される場合には、スラリーの乾燥重量含有率は、非晶質固体の乾燥重量含有率と一致し得る。したがって、固体構成物に関する本明細書での議論は、本発明のスラリー態様と併せて明確に開示される。
いくつかの例では、スラリーは、46.5℃において約14~約16Pas等、約10~約20Pasの粘性を46.5℃において有する。
非晶質固体を含むエアロゾル化可能材料は、30~120g/m2等の任意の適切な面密度を有することができる。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、約30~70g/m2、又は約40~60g/m2の面密度を有することがある。いくつかの実施形態では、非晶質固体は、約80~120g/m2、又は約70~110g/m2、又は特に約90~110g/m2の面密度を有することがある。このような面密度は、エアロゾル生成材料がシート形状で、又は細断シートとして消耗品又はシステムに含まれる場合に特に好適なことがある(以下でさらに説明する)。
いくつかの例では、シート形状の非晶質固体は、約200~900N/mの引っ張り強さを有することがある。非晶質固体が充填剤を含まない場合等の、いくつかの例では、非晶質固体は200~400N/m、又は200~300N/m、又は約250N/mの引っ張り強さを有することがある。このような引っ張り強さは、エアロゾル化可能材料がシートとして形成され、次に細断され消耗品に取り込まれる実施形態に特に適していることがある。非晶質固体が充填剤を含む場合等の、いくつかの例では、非晶質固体は、600~900N/m、又は700~900N/m、又は約800N/mの引っ張り強さを有することがある。このような引っ張り強さは、エアロゾル化可能材料が消耗品又はシステムに巻シートとして、好適にはチューブ形状で含まれる実施形態に特に適していることがある。
1つの特別な場合では、キャリアは紙裏打ち箔としてもよく、その紙層は非晶質固体層に当接し、前節で論じた特性は、この当接によってもたらされる。この箔裏打ちは、実質的に不浸透性であり、エアロゾル流路の制御を可能にする。金属箔裏打ちは、非晶質固体へ熱を伝導する役割を果たすこともできる。
別の場合では、紙裏打ち箔の箔層は非晶質固体に当接する。箔は実質的に不浸透性であるので、紙の構造的完全性を弱めるおそれがある、非晶質固体中に与えられていた水が紙に吸収されることを防止する。
場合によって、キャリアは、アルミニウム箔等の金属箔から形成されるか金属箔を含む。金属キャリアが、非晶質固体への熱エネルギーの良好な伝導を可能にすることができる。追加的又は代替的に、金属箔は、誘導加熱システムのサセプタとして機能することができる。特別な実施形態では、キャリアは、金属箔層及び厚紙等の支持層を備える。これらの実施形態では、金属箔層は、約1~10μm等の20μm未満の厚さ、好適には約5μmの厚さを有し得る。
本明細書で活性物質とは生理学的に活性の材料であることがあり、これは、生理学的反応を達成又は増強することが目的の材料である。この活性物質は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、精神賦活性薬とすることができる。活性物質は、天然素材であっても合成的に得られてもよい。活性物質は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、ビタミンのB6又はB12又はC等、メラトニン、カンナビノイド、又はこれらの成分、誘導体若しくは組合せを含み得る。活性物質は、タバコ、大麻又は他の植物の1つ又は複数の成分、誘導体若しくは抽出物を含み得る。
いくつかの実施形態では、活性物質はニコチンを含む。
いくつかの実施形態では、活性物質はカフェイン、メラトニン又はビタミンB12を含む。
本明細書に示すように、活性物質は、1つ又は複数のカンナビノイド又はテルペン等の、大麻の1つ又は複数の成分、誘導体若しくは抽出物を含み得る。
カンナビノイドは、脳内の神経伝達物質放出を抑制する細胞のカンナビノイド受容体(すなわち、CB1及びCB2)に作用する、天然又は合成の化合物の一種である。カンナビノイドは、大麻等の植物、動物(内在性カンナビノイド)からの天然素材(フィトカンナビノイド)であっても、人工的に製造されてもよい(合成カンナビノイド)。大麻種は、少なくとも85種の異なるフィトカンナビノイドを発現し、カンナビゲロル、カンナビクロメン、カンナビジオール、テトラヒドロカンナビノール、カンナビノール及びカンナビノジオール、並びにその他のカンナビノイドを含む、サブクラスに分類される。大麻中に発見されたカンナビノイドには、それだけには限らないが、カンナビゲロル(CBG)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビノール(CBN)、カンナビノジオール(CBDL)、カンナビシクロール(CBL)、カンナビバリン(CBV)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)、カンナビジバリン(CBDV)、カンナビクロメバリン(CBCV)、カンナビゲロバリン(CBGV)、カンナビゲロルモノメチルエーテル(CBGM)、カンナビネロリック酸、カンナビジオリック酸(CBDA)、カンナビノールプロピル変異体(CBNV)、カンナビトリオール(CBO)、テトラヒドロカンナビモリック酸(THCA)、及びテトラヒドロカンナビバリニック酸(THCV A)が含まれる。
本明細書に示されるように、活性物質は、1つ又は複数の植物性物質若しくは成分、その誘導体又は抽出物を含むこと、又はこれらから誘導されることがある。本明細書で使用される用語の「植物性物質」とは、それだけには限らないが、抽出物、葉、樹皮、繊維、茎、根、種子、花、果実、花粉、外皮、殻等を含む、植物から得られるあらゆる材料を含むものである。或いは、この材料は、植物中に天然に存在したり、合成して得られたりする活性化合物を含むこともある。材料は、液体、気体、固体、粉末、粉塵、破砕粒、顆粒、ペレット、細片、ストリップ、シート等の形にすることができる。例示的な植物性物質には、ユーカリ、ダイウイキョウ、麻、ココア、大麻、ウイキョウ、レモングラス、ペパーミント、スペアミント、ルイボス、カモミール、亜麻、生姜、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂冠、甘草、抹茶、マテ茶、オレンジ皮、パパイヤ、バラ、セージ、緑茶又は紅茶等の茶、タイム、クローブ、シナモン、コーヒー、アニシード、バジル、月桂葉、カルダモン、コリアンダー、クミン、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、ラベンダー、レモン果皮、ミント、ジュニパー、ニワトコの花、バニラ、ウィンターグリーン、シオガマギク、クルクマ、ウコン、ビャクダン材、シラントロ、ベルガモット、オレンジの花、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、エゾネギ、カルビ(carvi)、バーベナ、タラゴン、ゼラニウム、クワ、朝鮮人参、テアニン、テアクリン、マカ、アシュワガンダ、ダミアナ、ガラナ、クロロフィル、バオバブ、又はこれらの組合せがある。ミントは以下のミント品種から選択することができる:クールミント、ハッカ属c.v.、エジプトミント(Mentha niliaca)、セイヨウハッカ(Mentha piperita)、ライムミント(Mentha piperita citrata c.v.)、ブラックペパーミント(Mentha piperita c.v.)、メンセイスピカタクリスパ(Mentha spicata crispa)、メンセイコルディフォリア(Mentha cordifolia)、ナガバハッカ(Mentha longifolia)、パイナップルミント(Mentha suaveolens variegata)、ボレイハッカ(Mentha pulegium)、モロッコミント(Mentha spicata c.v.)、及びアップルミント(Mentha suaveolens)。
いくつかの実施形態では、植物はユーカリ、ダイウイキョウ、ココア、及び麻から選択される。
いくつかの実施形態では、植物はルイボス及びウイキョウから選択される。
本明細書で使用される用語の「香料」及び「香味料」は、当地の規則で許可される場合に、所望の風味又は香り又は他の身体感覚を作り出すために成人消費者向けの製品に使用されてもよい材料を指す。
これらには、天然に生じる香料材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成して得られる材料、又はこれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、甘草、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、カエデ、抹茶、メンソール、和種ハッカ、アニシード、シナモン、ターメリック、インド品種、アジア品種、ハーブ、ウィンターグリーン、チェリー、ベリー、レッドベリー、クランベリー、桃、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランビュイ、バーボン、スコッチ、ウィスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、セイヨウハッカ、ラベンダー、バルバドスアロエ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、チャット、ナスワー(naswar)、キンマ、シーシャ、マツ、ハチミツエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、サクラの花、カッシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、ウイキョウ、ワサビ、ピーマン、ジンジャー、コリアンダー、コーヒー、麻、ハッカ属の任意の種からのミント油、ユーカリ、ダイウイキョウ、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテチャノキ、オレンジ皮、バラ、緑茶又は紅茶等の茶、タイム、ジュニパー、ニワトコの花、バジル、月桂葉、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモン果皮、ミント、シオガマギク、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、エゾネギ、カルビ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤又は刺激剤、糖及び/又は代替糖(例えば、スクロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、又はマンニトール)、及びチャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、又は息清涼剤等の他の添加物が含まれ得る。これらは、模造品、合成若しくは天然の成分、又はこれらの混合品としてもよい。これらは、任意の適切な形、例えば、油等の液体、粉末等の固体、又は気体としてもよい。
香料は適宜、1つ又は複数のミント香料、好適にはハッカ属の任意の種からのミント油を含み得る。香料は適宜、メンソールを含んでも、メンソールから実質的に構成されても、又はメンソールから構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、香料はメンソール、スペアミント及び/又はペパーミントを含む。
いくつかの実施形態では、香料は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類及び/又はレッドベリーの香料成分を含む。
いくつかの実施形態では、香料はオイゲノールを含む。
いくつかの実施形態では、香料は、タバコから抽出された香料成分を含む。
いくつかの実施形態では、香料は、大麻から抽出された香料成分を含む。
いくつかの実施形態では、香料は感覚惹起剤を含むことがあり、この感覚惹起剤は、香り又は味覚の神経に加えて、又はその代わりに、第5脳神経(三叉神経)を刺激することによって、通常は化学的に誘導及び知覚される身体感覚を得ることが意図されており、また、温まる、冷える、ひりひりする、麻痺するという効果をもたらす薬剤を含み得る。適切な加温効果剤は、それだけには限らないが、バニリルエチルエーテルとしてもよく、適切な冷却剤は、それだけには限らないが、ユーカリプトールWS-3としてもよい。
本明細書で使用される用語の「エアロゾル生成剤」は、エアロゾルの生成を促進する薬剤を指す。エアロゾル生成剤は、初期の気化、並びに/又は吸入可能な固体及び/若しくは液体のエアロゾルへのガスの凝縮を促進することによって、エアロゾルの生成を促進することができる。
適切なエアロゾル生成剤には、エリトリトール、ソルビトール、グリセロール、及びプロピレングリコール又はトリエチレングリコールのようなグリコール等のポリオール、一価アルコール等の非ポリオール、高沸点炭化水素、乳酸等の酸、グリセロール誘導体、ジアセチン等のエステル、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート、トリエチルシトレート又はエチルミリステート及びイソプロピルミリステートを含むミリステート、並びにメチルステアレート、ドデカン二酸ジメチル及びテトラデカン二酸ジメチル等の脂肪族カルボン酸エステルが、これらだけには限らないが含まれる。エアロゾル生成剤は適宜に、メンソールを溶解しない構成物を有し得る。エアロゾル生成剤は適宜に、グリセロールを含んでも、グリセロールから実質的に構成されても、グリセロールから構成されてもよい。
本明細書で使用される用語の「タバコ材料」は、タバコ又はその派生物を含むあらゆる材料を指す。用語の「タバコ材料」は、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ又は複数を含み得る。タバコ材料は、挽きタバコ、タバコ繊維、刻みタバコ、押出タバコ、タバコ茎、再生タバコ及び/又はタバコ抽出物のうちの1つ又は複数を含み得る。
タバコ材料を生産するために使用されるタバコは、バージニア、及び/又はバーレー及び/又はオリエンタルを含めて、単一のグレード又はブレンド、刻みラグ又は全葉等の、任意の適切なタバコとすることができる。タバコ材料は、タバコ粒子「微粉」又は粉塵、膨張タバコ、茎、膨張茎、及び、カットロール茎等の他の加工茎材料とすることもできる。タバコ材料は、挽きタバコ又は再生タバコ材料としてもよい。再生タバコ材料は、タバコ繊維を含むことがあり、キャスト法、タバコ抽出物の裏面追加を含むフォードリニエベースの紙製造タイプ手法、又は押出成形によって形成することができる。
いくつかの実施形態では、非晶質固体は、メンソールを含む。
メンソール含有非晶質固体を含む特定の実施形態は、細断シートとして消耗品又はシステムに含めるのに特に適している場合がある。これらの実施形態では、非晶質固体は以下の構成物(DWB)、すなわち、ゲル化剤(好ましくはアルギン酸を含み、より好ましくはアルギン酸とペクチンの組合せを含む)を約20~約40重量%又は約25~35重量%の分量で、メンソールを約35~約60重量%又は約40~55重量%の分量で、エアロゾル生成剤(好ましくはグリセロールを含む)を約10~約30重量%又は約15~約25重量%(DWB)の分量で、有し得る。
1つの実施形態では、非晶質固体は、約32~33重量%のアルギン酸/ペクチンのゲル化剤混合物、約47~48重量%のメンソール香味料、及び約19~20重量%のグリセロールエアロゾル生成剤を含む(DWB)。
上に示したように、これらの実施形態の非晶質固体は、細断シートとして消耗品又はシステムに含まれてもよい。細断シートは、刻みタバコと混合されて消耗品又はシステムに付加されることがある。或いは、非晶質固体は、非細断シートとして付加されることもある。適宜に、細断又は非細断シートは、約0.015mm~約1mmの厚さ、好ましくは約0.02mm~約0.07mmの厚さを有する。
メンソール含有非晶質固体の特定の実施形態は、エアロゾル化可能材料のロッド(例えば、タバコ)を取り囲むシート等のシートとして消耗品又はシステムに含めるのに特に適している場合がある。これらの実施形態では、非晶質固体は以下の構成物(DWB)、すなわち、ゲル化剤(好ましくはアルギン酸を含み、より好ましくはアルギン酸とペクチンの組合せを含む)を約5~約40重量%又は約10~30重量%の分量で、メンソールを約10~約50重量%又は約15~40重量%の分量で、エアロゾル生成剤(好ましくはグリセロールを含む)を約5~約40重量%又は約10~約35重量%で、また任意選択で充填剤を60重量%までの分量で、例えば5~20重量%又は約40~60重量%の分量(DWB)で有し得る。
これらの実施形態の1つでは、非晶質固体は、約11重量%のアルギン酸/ペクチンのゲル化剤混合物、約56重量%の木材パルプ充填剤、約18%のメンソール香味料、及び約15重量%のグリセロールを含む(DWB)。
これらの実施形態のうちの別のものでは、非晶質固体は、約22重量%のアルギン酸/ペクチンのゲル化剤混合物、約12重量%の木材パルプ充填剤、約36%のメンソール香味料、及び約30重量%のグリセロールを含む(DWB)。
上に示したように、これらの実施形態の非晶質固体は、シートとして含まれることがある。1つの実施形態では、シートは、紙を含むキャリア上に配置される。1つの実施形態では、シートは、金属箔、好適にはアルミニウム金属箔を含むキャリア上に配置される。この実施形態では、非晶質固体は金属箔に当接することがある。
1つの実施形態では、シートは、ラミネート材料からなる部分を形成し、1つの層(好ましくは紙を含む)がシートの上面及び下面に付けられている。適宜に、非晶質固体のシートは約0.015~約1mmの厚さを有する。
いくつかの実施形態では、非晶質固体は、メンソールを含まない香味料を含む。これらの実施形態では、非晶質固体は以下の構成物(DWB)、すなわち、ゲル化剤(好ましくはアルギン酸を含む)を約5~約40重量%又は約10~約35重量%又は約20~約35重量%の分量で、香味料を約0.1~約40重量%の、約1~約30重量%又は約1~約20重量%又は約5~約20重量%の分量で、エアロゾル生成剤(好ましくはグリセロールを含む)を15~75重量%又は約30~約70重量%又は約50~約65重量%の分量で、また任意選択で充填剤(好適には木材パルプ)を約60重量%未満、又は約20重量%又は約10重量%又は約5重量%の分量(好ましくは、非晶質固体は充填剤を含まない)で含み得る(DWB)。
これらの実施形態の1つでは、非晶質固体は、約27重量%のアルギン酸ゲル化剤、約14重量%の香味料、及び約57重量%のグリセロールエアロゾル生成剤を含む(DWB)。
これらの実施形態のうちの別のものでは、非晶質固体は、約29重量%のアルギン酸ゲル化剤、約9重量%の香味料、及び約60重量%のグリセロールを含む(DWB)。
これらの実施形態の非晶質固体は、細断シートとして消耗品又はシステムに、任意選択で刻みタバコと共に含まれることがある。或いは、これらの実施形態の非晶質固体は、エアロゾル化可能材料のロッド(例えば、タバコ)を取り囲むシート等のシートとして、消耗品又はシステムに含まれることがある。或いは、これらの実施形態の非晶質固体は、キャリアの上に配置された層部分として消耗品又はシステムに含まれることがある。
いくつかの実施形態では、非晶質固体は、タバコ抽出物を含む。これらの実施形態では、非晶質固体は以下の構成物(DWB)、すなわち、ゲル化剤(好ましくはアルギン酸を含む)を約5~約40重量%又は約10~30重量%又は約15~約25重量%の分量で、タバコ抽出物を約30~約60重量%又は約40~55重量%又は約45~約50重量%の分量で、エアロゾル生成剤(好ましくはグリセロールを含む)を約10~約50重量%又は約20~約40重量%又は約25~約35重量%の分量で、含み得る(DWB)。
1つの実施形態では、非晶質固体は、約20重量%のアルギン酸ゲル化剤、約48重量%のバージニアタバコ抽出物、及び約32重量%のグリセロールを含む(DWB)。
これらの実施形態の非晶質固体は、任意の適切な水含有率を有し得る。例えば、非晶質固体は、約5~約15重量%又は約7~約13重量%又は約10重量%の水含有率を有し得る。
これらの実施形態の非晶質固体は、細断シートとして消耗品又はシステムに含まれ、任意選択で刻みタバコと共に混合されることがある。或いは、これらの実施形態の非晶質固体は、エアロゾル化可能材料のロッド(例えば、タバコ)を取り囲むシート等のシートとして、消耗品又はシステムに含まれることがある。或いは、これらの実施形態の非晶質固体は、キャリアの上に配置された層部分として消耗品又はシステムに含まれることがある。適宜に、これらの実施形態のいずれでも、非晶質固体は、50~200μm又は約50~約100μm又は約60~約90μmの厚さ、好適には約77μmの厚さを有する。
この非晶質固体を形成するためのスラリーも、本発明の一部を形成し得る。場合によって、スラリーは約5~1200Paの弾性率(貯蔵弾性率とも呼ばれる)を有し得る。場合によって、スラリーは約5~600Paの粘性率(損失弾性率とも呼ばれる)を有し得る。
本明細書に示したすべての重量百分率(重量%で示す)は、特に断らない限り乾燥重量基準で計算されている。すべての重量比も乾燥重量基準で計算されている。乾燥重量基準で引用された重量は、水以外の抽出物又はスラリー又は材料の全部に関連し、グリセロール等の、それ自体は室内温度及び圧力において液体である成分を含み得る。逆に、湿重量基準で引用された重量百分率は、水を含めて全成分に関連する。
本明細書で使用される用語の「シート」は、幅及び長さがその厚さよりもかなり大きい要素を表す。シートは、例えばストリップとすることができる。
本明細書で使用される用語の「加熱材料」又は「ヒーター材料」は、変化する磁界が侵入することによって加熱可能である材料を指す。
誘電加熱とは、導電性物体が、その物体に変化する磁界が侵入することによって加熱される過程のことである。この過程は、ファラデーの誘導の法則及びオームの法則によって記述される。誘導ヒーターは、電磁石と、交流等の変化する電流を電磁石に通すためのデバイスとを含み得る。電磁石と、加熱されるべき物体とが、電磁石によって生成される、結果として生じる変化する磁界が物体に侵入するように適切に相対的に配置されているとき、1つ又は複数の渦電流が物体の内部に生成される。物体は、電流の流れに対する抵抗を有する。したがって、このような渦電流が物体中に生成されると、物体の電気抵抗に抗して渦電流が流れることにより物体が加熱される。この過程は、ジュール加熱、オーム加熱、又は抵抗加熱と呼ばれる。誘導加熱することが可能な物体は、サセプタとして知られている。
サセプタが閉電気回路の形になっていると、使用時にサセプタと電磁石の間の電磁結合が増強され、その結果としてジュール加熱が大きくなる、又は改善されることが分かっている。
磁気ヒステリシス加熱とは、磁性材料で作られた物体が、その物体に変化する磁界が侵入することによって加熱される過程のことである。磁性材料は、多くの原子スケールの磁石、すなわち磁気双極子を含むと考えることができる。このような材料に磁界が侵入すると、磁気双極子は磁界に合わせて整列する。したがって、例えば電磁石によって生成される交番磁界等の変化する磁界が磁性材料に侵入すると、磁気双極子の向きが、変化する印加磁界によって変化する。このような磁気双極子の再配向により、熱が磁性材料中に発生する。
物体が導電性でも磁性でもある場合、変化する磁界が物体に侵入すると、ジュール過熱と磁気ヒステリシス加熱の両方が物体中に生じ得る。さらに、磁性材料を使用すると磁界を強化することができ、こうすることにより、ジュール加熱及び磁気ヒステリシス加熱を増強することができる。
上記の過程のそれぞれでは、熱が、熱伝導による外部熱源からではなく、物体自体の内部に発生するので、物体中の急速な温度上昇及びより均一な熱分布が、特に適切な物体材料及び幾何形状と、変化磁界の適切な大きさ及び物体に対する向きとを選択することによって実現され得る。さらに、誘導加熱及び磁気ヒステリシス加熱は、変化する磁界の供給源と物体の間に形成される物理的連結を必要としないので、設計の自由及び加熱プロファイルに対する制御性が大きくなることがあり、またコストが低くなることがある。
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態による消耗品の一例の概略的な断面端面図及び断面側面図が示されている。消耗品1は、エアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる、図6に示された、また以下で説明する装置100等の装置と共に使用するためのものである。この装置は、タバコ加熱製品とすることができる(当技術分野では、タバコ加熱デバイス、又は非燃焼加熱式デバイスとしても知られている)。
消耗品1は、外側管10、外側管10の内側の内側部材11、及び複数の支持体12を含む。支持体12は、内側部材11を外側管10に対して支持し、それにより、複数の空隙13が内側部材11と外側管10の間に存在する。支持体12は、内側部材11を外側管10に連結する。この実施形態では、内側部材11は、通路14を中に画定する中空内側管11を含むが、他の実施形態では、内側部材11は中実ロッド状等の管状以外としてもよい。
この実施形態の消耗品1は、円形の内側及び外側断面形状を有する。さらに、内側部材11及び外側管10は、両方とも円形である。他の実施形態では、内側部材11及び外側管10の一方又はそれぞれが、楕円形、多角形、長方形、正方形、三角形、又は星形等の非円形である。いくつかの実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は波形である。
この実施形態の消耗品1は、軸線A-Aに沿って延びる。軸線A-Aは、通路14に沿って延びる中心軸線であるが、他の実施形態では、消耗品の形状は、軸線A-Aが通路14からオフセットしているようなものとしてもよい。この実施形態では、消耗品1は軸線A-Aの方向に細長いが、他の実施形態では、消耗品1の幅又は直径は、消耗品1の軸線A-Aの方向の寸法以上としてもよく、それにより消耗品1は細長くないものになる。この実施形態では、内側部材11と外側管10は、実質的に同軸であり、それぞれが、軸線A-A上にある中心を持つ。他の実施形態では、内側部材11は外側管10と非同軸としてもよく、内側部材11及び外側管10の一方又はそれぞれの中心は、軸線A-Aから間隔を置いて配置することができる。
この実施形態では、消耗品1は、外側管10に対して内側部材11を支持する3つの支持体12を備える。いくつかの実施形態では、消耗品は、4つ、5つ又は6つの支持体12、2つだけの支持体12、又は1つだけの支持体12等、3つよりも多い又は少ない支持体12を備えることができる。
この実施形態では、支持体12は、内側部材11と外側管10の間に配置され、空隙13によって互いに周方向に間隔をあけて配置されるが、他の実施形態では、配置がそうではないこともある。例えば、いくつかの実施形態では、支持体12が、内側部材11及び外側管10の軸方向端部面と当接して配置されることがあり、又は2つの支持体12が、内側部材11及び外側管10のそれぞれの軸方向端部に配置されることがある。このような支持体(複数の場合あり)12は、端部片としてもよい。これらの支持体は、プラスチック材料等の任意の適切な材料で作ることができる。端部片は、内側部材11及び外側管10をそれぞれ受けるための機能を有することができ、また外側管10に対して内側部材11を保持するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、支持体(複数の場合あり)12は省かれることがある。例えば、内側部材11及び/又は外側管10は、内側部材11と外側管10が互いに少なくとも1つの位置で接触するように形づくることができる。例えば、内側部材11及び/又は外側管10は波形としてもよい。したがって、内側部材11及び外側管10自体は、別の支持体12が何も用意されなくても、内側部材11を外側管10に対して支持するように構成される。このような実施形態では、内側部材11の少なくとも一部が、空隙13によって外側管10から間隔を置いて配置される。いくつかのこのような実施形態では、内側部材11の複数の部分が、それぞれの空隙13によって外側管10から間隔を置いて配置される。
この実施形態では、各空隙13は、周方向に間隔を置いて配置され、支持体12によって分離される。この実施形態では、3つの空隙13がある。他の実施形態では、消耗品1は、4つ、5つ又は6つの空隙13、2つだけの空隙13、又は1つだけの空隙13等、3つよりも多い、又は少ない空隙13を備えることがある。いくつかの実施形態では、空隙(複数の場合あり)13の数は、内側部材11と外側管10の間に配置された支持体(複数の場合あり)12の数と等しい。
支持体12は、支持体12のそれぞれが、消耗品1の軸線A-Aに垂直の概して径方向に延びるように、内側部材11から外側管10へ放射状に広がる。支持体12のそれぞれは、スポーク又はフィンの形を取ることができる。この実施形態では、支持体12のそれぞれは実質的に平坦である。他の実施形態では、支持体12は、内側部材11から外側管10へ、放射状の方向以外に延びることがあり、及び/又は湾曲又は波形等、平坦ではないことがある。
図3及び図4に示されたもの等、いくつかの実施形態では、その、又はそれぞれの支持体12は、内側部材11と外側管10の間に環状の非円形支持体12Cを含む。図3及び図4は、本発明の一実施形態による別の消耗品の一例の概略的な断面端面図及び断面側面図を示す。図3及び図4の消耗品2は、エアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる、図6に示され以下で説明する装置100等の装置と共に使用するためのものである。図3及び図4の消耗品2では、内側部材11が図1及び図2を参照して上述したものと同様であるので、簡潔にするために内側部材についての議論は省略する。この実施形態の外側管10にはエアロゾル化可能材料がないが、他の実施形態では、外側管10はエアロゾル化可能材料を含むことがある。
図1及び図2の消耗品1の支持体12とは対照的に、図3及び図4の消耗品2は、支持体12Cを内側部材11と外側管10の間に、折り曲げられた、又は波形の要素12Cの形で含む。折り曲げられた、又は波形の要素12Cは、紙、板紙、紋紙、厚紙、又はプラスチック材料等の、任意の適切な材料から作ることができる。いくつかの実施形態では、消耗品2の支持体12Cは、本明細書のどこか別のところで論じられている加熱材料のうちの1つ等の加熱材料を含むか、この材料から作られる。支持体12Cは環状であり、したがって内側部材11のまわりに完全に延びるが、他の実施形態では、支持体12Cが非環状であり、したがって、内側部材11のまわりに部分的にしか延びることができない。
図1及び図2に示されたもの等、いくつかの実施形態では、その、又はそれぞれの支持体12は、外側管10の全長又は軸方向寸法に沿って延び、また任意選択で、消耗品1、2、3の全長又は軸方向寸法に沿って延びる。図3及び図4に示されたもの等、他の実施形態では、その、又はそれぞれの支持体12Cは、外側管10又は消耗品4の一部分にだけ沿って延びることができる。使用の際、図3及び図4の実施形態では、支持体12Cは、外側管10の上流端部にだけ配置される。いくつかの実施形態では、複数の間隔をあけた支持体12が、外側管10又は消耗品1、2、3の全長又は軸方向寸法に沿って軸方向に、それぞれの間隔を置いて設けられることがある。
図3及び図4の消耗品2は、空隙13の一端に配置された多孔質フィルター18を備える。フィルター18は、好ましくは、セルロースアセテート等の濾過材料を含む。使用の際、このフィルター18は、消耗品2の下流端にあってもよく、使用時に空隙13の中に生成されるエアロゾルのフィルタリング用とすることができる。このようなフィルター18は、本明細書に記載の他の実施形態の変形形態に同様に設けることができる。
図1~図4の実施形態のそれぞれで、内側管11は通路14のまわりに配置され、通路14は、以下でより詳細に論じるように、装置の加熱要素が使用の際に通路14に挿入可能になるように消耗品1、2の軸方向端部15に開いている。図1~図4の実施形態のそれぞれで、通路14は、内側管11を完全に貫通して内側管11の一方の軸方向端部から内側管11の反対側の軸方向端部まで延びる。さらに、これらの実施形態のそれぞれで、通路14は、消耗品1、2を完全に貫通して消耗品1、2の第1の軸方向端部15から消耗品1、2の反対側の第2の軸方向端部16まで延びる。しかし、図5に示されたもの等、いくつかの実施形態では、通路14は、消耗品の長さ又は軸方向寸法の大部分に対して、又は消耗品の長さ又は軸方向寸法の一部分に対して等、消耗品の長さ又は軸方向寸法に一部だけ沿って延びる。
図5は、本発明の一実施形態による別の消耗品の一例の概略的な断面側面図を示す。図5の消耗品3は、エアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる、図6に示され以下で説明する装置100等の装置と共に使用するためのものである。図5の消耗品3は、材料の本体19が、内側管11の内側中空領域を第2の軸方向端部16で充填するように消耗品3の第2の軸方向端部16で内側管11の内側に径方向に配置されていることを除いて、図1及び図2の消耗品と同一である。したがって、通路14は、消耗品3の第1の軸方向端部15から材料の本体19までの距離にわたって延びるめくら穴になる。この実施形態では、この距離は、通路14が消耗品3の長さ又は軸方向寸法の大部分にわたって延びるように、消耗品3の長さ又は軸方向寸法の半分よりも大きい。他の実施形態では、材料の本体19及び消耗品3全体として、通路14が消耗品3の長さ又は軸方向寸法の半分、又は半分未満だけにわたって延びるように構成されることもある。材料の本体19は、多孔質としても非多孔質としてもよい。
消耗品1、2、3のそれぞれは、空隙(複数の場合あり)13にエアロゾルを生成するために加熱可能であるエアロゾル化可能材料を含む。それぞれの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、例えば、非晶質固体を含むことも、本明細書で論じた他の形のいずれかとすることもできる。
いくつかの実施形態では、内側部材11は、エアロゾル化可能材料を含む。いくつかのこのような実施形態では、エアロゾル化可能材料を加熱するための加熱要素は、使用の際に通路14に挿入可能であり、加熱要素を加熱すると熱エネルギーが、加熱要素から、隣り合う内側部材11のエアロゾル化可能材料まで径方向外向きに通過する。この熱エネルギーは、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる。この少なくとも1つのエアロゾル化可能材料の成分は、次に、内側部材11から空隙(複数の場合あり)13まで径方向外向きに通過する。エアロゾルは、内側部材11内で、又はその後の空隙(複数の場合あり)13内で形成され得るが、いずれにしても内側部材11を加熱すると、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルが生成又は供給される。このようにして消耗品1、2、3を内側から外向きに加熱するのは、装置の内部ヒーターからの熱が外向きにしか放射することがないので、消耗品を外側から内向きに加熱するよりも効率がよくなり得る。
いくつかの実施形態では、外側管10は、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルを生成するために加熱可能であるエアロゾル化可能材料を含む。いくつかのこのような実施形態では、エアロゾル化可能材料を加熱するための加熱要素は、外側管10の周囲に径方向外側に配置可能であり、加熱要素を加熱すると熱エネルギーが加熱要素から、隣り合う外側管10のエアロゾル化可能材料まで径方向内向きに通過する。この熱エネルギーは、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる。この少なくとも1つのエアロゾル化可能材料の成分は、次に、外側管10から空隙(複数の場合あり)13へと径方向内向きに通過する。再び、エアロゾルは、外側管10内で、又はその後の空隙(複数の場合あり)13内で形成され得るが、いずれにしても外側管10を加熱すると、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルが生成又は供給される。
いくつかの実施形態では、内側部材11及び外側管10のそれぞれは、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルを生成するために加熱可能であるエアロゾル化可能材料を含む。いくつかのこのような実施形態では、使用の際、内側部材11のエアロゾル化可能材料を加熱するための第1の加熱要素は、上で論じたように通路14に挿入可能であり、外側管10のエアロゾル化可能材料を加熱するための第2の加熱要素は、上で論じたように外側管10の周囲の径方向外側に配置可能である。第1及び第2の加熱要素は、別個に制御可能であり得る。
いくつかの実施形態では、その、又はそれぞれの支持体12は(設けられている場合)、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルを生成するために加熱可能であるエアロゾル化可能材料を含む。いくつかのこのような実施形態では、使用の際、支持体(複数の場合あり)12のエアロゾル化可能材料を加熱するための加熱要素は、上で論じたように通路14に挿入可能であり、加熱要素からの熱エネルギーは、熱伝導によって内側部材11を経由して支持体(複数の場合あり)12まで通過する。いくつかの実施形態では、使用の際、支持体(複数の場合あり)12のエアロゾル化可能材料を加熱するための加熱要素は、上で論じたように外側管10の周囲に径方向外側に配置可能であり、加熱要素からの熱エネルギーは、熱伝導によって外側管10を経由して支持体12まで通過する。いくつかのこのような実施形態では、通路14は省かれることがある。伝導された熱エネルギーは、支持体(複数の場合あり)12のエアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる。次に、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分は、支持体(複数の場合あり)12から空隙(複数の場合あり)13へと、例えば周方向に進む。エアロゾルは、支持体(複数の場合あり)12内で、又はその後の空隙(複数の場合あり)13内で形成され得るが、いずれにしても支持体(複数の場合あり)12を加熱すると、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルが生成又は供給される。
いくつかの実施形態では、支持体(複数の場合あり)12、並びに内側部材11及び外側管10の一方又はそれぞれも、空隙(複数の場合あり)13内にエアロゾルを生成するために加熱可能であるエアロゾル化可能材料を含む。
いくつかの実施形態では、支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)、外側管10又は内側部材11は、エアロゾル化可能材料から構成される、又は実質的にエアロゾル化可能材料から構成される。例えば、支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)、外側管10又は内側部材11は、再生タバコ等の再生エアロゾル化可能材料から構成されてもよい。いくつかの実施形態では、支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)、外側管10又は内側部材11は、キャリア及びエアロゾル化可能材料を含む。
内側部材11がエアロゾル化可能材料11bを含む場合、内側部材11のエアロゾル化可能材料11bは、内側部材11のキャリア11aの径方向外側にあってもよい(図1~図4参照)。内側部材11のエアロゾル化可能材料11bは、少なくとも部分的にギャップ(複数の場合あり)13を画定することができる。外側管10がエアロゾル化可能材料10bを含む場合、外側管10のエアロゾル化可能材料10bは、外側管10のキャリア10aの径方向内側にあってもよい(図1及び図2参照)。外側管10のエアロゾル化可能材料10bは、少なくとも部分的にギャップ(複数の場合あり)13を画定することができる。このような構成体は、消耗品のエアロゾル化可能材料と装置又は使用者の指との間の接触を防止する助けになり得る。その、又はそれぞれの支持体12がエアロゾル化可能材料12bを含む場合、各支持体12のエアロゾル化可能材料12bは、それぞれの支持体12のキャリア12aに周方向に隣り合うことができる(図1及び図2参照)。支持体(複数の場合あり)12のエアロゾル化可能材料(複数の場合あり)12bは、少なくとも部分的にギャップ(複数の場合あり)13を画定することができる。
内側部材が波形であるいくつかの実施形態では、波形の内側部材は複数の波の谷を画定し、エアロゾル化可能材料(本明細書に記載の非晶質固体等)は、複数の波の谷等の、波の谷のうちの少なくとも1つに配置される。
外側管が波形であるいくつかの実施形態では、波形の外側管は複数の波の谷を画定し、エアロゾル化可能材料(本明細書に記載の非晶質固体等)は、複数の波の谷等の、波の谷のうちの少なくとも1つに配置される。
支持体が、折り曲げられた、又は波形の要素を含むいくつかの実施形態では、折り曲げられた、又は波形の要素は複数の波の谷を画定し、エアロゾル化可能材料(本明細書に記載の非晶質固体等)は、複数の波の谷等の、波の谷のうちの少なくとも1つに配置される。
いくつかの実施形態では、内側部材11のキャリア11a(図1~図4参照)及び/又は外側管10のキャリア10a(図1及び図2参照)及び/又は各支持体12のキャリア12a(設けられている場合)(図1及び図2参照)は、紙、紋紙、板紙、厚紙、再生タバコ、及びプラスチック材料から成る群から選択された1つ又は複数の材料から構成されるか、これらを含む。いくつかの実施形態では内側部材11のキャリア10a及び/又は外側管10のキャリア11a及び/又は支持体12のキャリア12aは、本明細書のどこか別のところで論じられている加熱材料のうちの1つ等の加熱材料から構成されるか、これらを含む。エアロゾル化可能材料10b、11b、12bは、キャリア10a、11a、12aに付加することができる。この付加は、接着、コーティング、又は共押出等の任意の適切な手法によるものとすることができる。コーティングには、例えば、スプレー、エレクトロスプレー、キャスト又はバンドキャストが含まれ得る。キャリア10a、11a、12aはラミネートとすることができる。
ある場合には、エアロゾル化可能材料10b、11b、12bに当接するキャリア10a、11a、12aの表面は、多孔質とすることができる。例えば、場合によって、キャリア10a、11a、12aは紙を含む。いくつかの実施形態では、キャリア10a、11a、12aは、再生タバコのシート等の、多孔質とすることができるタバコ材料を含むか、この材料から構成される。本発明者らは、紙等の多孔質キャリアが本発明のいくつかの実施形態に特に適していることを見出したが、この多孔層は、エアロゾル化可能材料10b、11b、12bに当接し、強い結合を形成する。いくつかの実施形態のエアロゾル化可能材料10b、11b、12bの非晶質固体は、ゲルを乾燥させることによって形成され、理論に制限されることを望むものではないが、ゲルを形成しているスラリーは、多孔質キャリア(例えば、紙)に部分的に含侵し、それにより、ゲルが硬化し架橋を形成するときにキャリアが部分的にゲルに結合されると考えられる。このことにより、ゲルとキャリアの間(及び乾燥ゲルとキャリアの間)に強い結合が得られる。多孔質層(例えば、紙)は、香料を保持するために使用することもできる。場合によって、多孔質層は、好適には0~300Coresta単位(CU)、好適には5~100CU又は25~75CUの多孔度を有する紙を含むことがある。
加えて、表面粗さは、エアロゾル化可能材料10b、11b、12bとキャリア10a、11a、12aの間の結合の強さに寄与し得る。本発明者らは、(エアロゾル化可能材料に当接する面の)紙粗さは、好適には50~1000ベック秒の範囲、好適には50~150ベック秒、好適には100ベック秒(50.66~48.00kPaの空気圧幅にわたって測定)であり得ることを見出した。(ベック平滑度試験器は、紙面の平滑度を決定するために使用される計器であり、指定の圧力の空気を平滑なガラス面と紙試料の間に漏洩させ、これらの面の間に既定の量の空気が漏れ出る時間(秒単位)が「ベック平滑度」である。)
いくつかの実施形態では、支持体(複数の場合あり)12のエアロゾル化可能材料は、内側部材11又は外側管10のエアロゾル化可能材料とは異なる形状又は化学組成を有する。いくつかの実施形態では、外側管10のエアロゾル化可能材料は、内側部材11のエアロゾル化可能材料とは異なる形状又は化学組成を有する。
例えば、いくつかの実施形態では、形状の相違には、エアロゾル化可能材料の平均粒径の相違が含まれ得る。通常、平均粒径が小さいエアロゾル化可能材料の粒子は、例えば、所与の加熱源によってエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させるのに、平均粒径が大きいエアロゾル化可能材料の粒子よりも速く加熱することができる。
いくつかの実施形態では、形状の相違には、再生エアロゾル化可能材料(再生タバコ等)を含む、支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)、外側管10及び内側部材11のうちの1つのエアロゾル化可能材料と、非晶質固体を含む、支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)、外側管10及び内側部材11のうちの別の1つのエアロゾル化可能材料とが含まれ得る。
いくつかの実施形態では、化学組成の相違には、エアロゾル化可能材料の1つ又は複数の組成の、それぞれの非晶質固体の化学組成の相違等の相違が含まれ得る。いくつかの実施形態では、化学組成の相違には、エアロゾル化可能材料中のグリセロール等のエアロゾル形成剤のタイプ又は濃度の相違が含まれ得る。いくつかの実施形態では、化学組成の相違には、エアロゾル化可能材料の総重量のうちの、香味料等の煙変性剤の重量による量の百分率としての相違が含まれ得る。
いくつかの実施形態では、支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)及び/又は外側管10及び/又は内側部材11は、エアロゾル化可能材料の複数の、間隔があいた個別領域を含み得る。使用の際、エアロゾル化可能材料のこのような個別領域は、消耗品1、2、3が使用可能である装置のそれぞれのヒーターによって、個別に加熱可能とすることができる。
いくつかの実施形態では、空隙13のそれぞれは、外側管10の一方の軸方向端部から外側管10の反対側の軸方向端部まで、外側管10全体に沿って延びる。さらに、空隙13のそれぞれは、消耗品1、2、3の第1の軸方向端部15から消耗品1、2、3の反対側の第2の軸方向端部16まで、消耗品1、2、3全体に沿って延びる。他の実施形態では、その又はそれぞれ又はいくつかの空隙13は、消耗品1、2、3の長さ若しくは軸方向寸法の大部分にわたる、又は消耗品1、2、3の長さ若しくは軸方向寸法の一部分にわたる等の、消耗品1、2、3の長さ又は軸方向寸法に部分的にのみ沿って延びる。
図示の消耗品1、2、3のそれぞれは、エアロゾルが空隙13から消耗品1、2、3を出て行くことができるようにする少なくとも1つの出口17を有する。図1及び図2の実施形態では、空隙13のそれぞれに1つが対応する複数の出口17がある。消耗品1の出口17は、内側部材11及び外側管10によって画定される。対照的に、図3及び図4の実施形態では、消耗品2の出口17は、多孔質フィルター18によって、より詳細には多孔質フィルター18の細孔によって画定される。内側部材11と外側管10の間に空隙13が1つしかないもの等、他の実施形態では、出口17が1つだけのことがある。エアロゾルは、使用者が消耗品1、2、3を吸うとき、又は別に負圧が消耗品1、2、3に加えられて、消耗品1、2、3から出るエアロゾルの動きが生じるとき等に、空隙(複数の場合あり)13から出口(複数の場合あり)17を経由して消耗品1、2、3を出て行くことができる。
図示の実施形態のそれぞれでは、出口17のそれぞれが消耗品1、2、3の軸方向端部16にある。図5の消耗品3では、通路14は、消耗品3の第1の軸方向端部15で開いており、出口17のそれぞれは、消耗品3の第1の軸方向端部15とは反対側の消耗品3の第2の軸方向端部16にある。いくつかの他の実施形態では、出口(複数の場合あり)17は消耗品の軸方向端部にあり、通路14は、消耗品の同じ軸方向端部で開いている。
いくつかの実施形態では、外側管10は、消耗品1、2、3の最も外側の面等の1つの面の少なくとも一部を形成する。いくつかの実施形態では、外側管10は、その面の全部等、面の少なくとも大部分を形成する。いくつかの実施形態では、内側管11は、消耗品1、2、3の最も内側の面等の1つの面の少なくとも一部を形成する。いくつかの実施形態では、内側管11は、その面の全部等、面の少なくとも大部分を形成する。
内側部材11及び外側管10のそれぞれは、任意の適切な材料で作ることができる。内側部材11及び外側管10のそれぞれは、これらが消耗品1、2、3の通常の使用時にさらされる、本明細書で後に論じる温度のような温度に耐えるように、十分に耐熱性でなければならない。内側部材11及び/又は外側管10は、消耗品1、2、3に剛性をもたらす助けになり得る。いくつかの実施形態では、外側管10が内側管11よりも厚く、いくつかの他の実施形態では、外側管10が内側管11よりも薄い。いくつかの実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は、紙、紋紙、板紙、厚紙、再生タバコ、及びプラスチック材料から成る群から選択された1つ又は複数の材料を含む。いくつかの実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は、本明細書のどこか別のところで論じられている加熱材料のうちの1つ等の加熱材料を含むか、この材料から作られる。いくつかの実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は、例えば紙若しくは紋紙若しくは再生タバコの巻きシート又はストリップを含み得る。他の実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は、例えば、プラスチック材料、或いは1つ若しくは複数の金属又は金属合金を含む材料の押出物を含み得る。いくつかの実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は、共押出成型される等、押出成型されることがあり、また支持体(複数の場合あり)12(設けられている場合)と共に共押出成型されることがある。
いくつかの実施形態では、内側部材11及び/又は外側管10は、使用時にエアロゾル化可能材料から生成されるエアロゾルに対して非多孔質である。このことは、生成されたエアロゾルが、消耗品1、2、3が使用可能である装置に接触すること、又は装置内に堆積することを防止したり妨げたりする助けになり得る。このことは、ギャップ(複数の場合あり)13を経由して出口(複数の場合あり)17に向かうエアロゾルの流れを通す助けにもなり得る。
支持体(複数の場合あり)12は(設けられている場合)、任意の適切な材料で作ることができる。その、又はそれぞれの支持体12は、これらが消耗品1、2、3の通常の使用時にさらされる、本明細書で後に論じる温度のような温度に耐えるように十分に耐熱性でなければならない。その、又はそれぞれの支持体12は、消耗品1、2、3に剛性をもたらす助けになり得る。いくつかの実施形態では、その、又はそれぞれの支持体12は、紙、紋紙、板紙、厚紙、再生タバコ、及びプラスチック材料から成る群から選択された1つ又は複数の材料を含む。いくつかの実施形態では、その、又はそれぞれの支持体12は、本明細書のどこか別のところで論じられている加熱材料のうちの1つ等の加熱材料を含むか、この材料から作られる。
いくつかの実施形態では、外側管10は、消耗品1、2、3の全長又は軸方向寸法にわたって延びる。他の実施形態では、消耗品1、2、3は、外側管10の一方又はそれぞれの軸方向端部に1つ又は複数の要素(図示せず)を含むことがあり、それにより、外側管10は、消耗品1、2、3の長さ又は軸方向寸法の一部のみにわたって延びる。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は多孔質本体(図示せず)を備える。この多孔質本体は、使用時にエアロゾル化可能材料から放出されるエアロゾル又は蒸気をフィルタリングするためのものとすることができる。代替的又は追加的に、多孔質本体は、消耗品1、2、3の長さ又は軸方向寸法にわたって圧力低下を制御するためのものとすることができる。多孔質本体は、タバコ業界において使用される任意のタイプのものとすることができる。例えば、多孔質本体はセルロースアセテートで作ることができる。いくつかの実施形態では、多孔質本体は実質的に円筒形であり、実質的に円形の断面及び長手方向軸線を持つ。他の実施形態では、フィルターは、別の断面を有すること、又は細長くないことがある。
いくつかの実施形態では、多孔質本体は、外側管10の軸方向端部15、16と当接し、軸方向に外側管10と位置合わせされる。他の実施形態では、多孔質本体は、ギャップ及び/又は消耗品1、2、3の1つ若しくは複数の別の構成要素等によって、外側管10から間隔を置いて配置されることもある。例示的な別の構成要素(複数の場合あり)は、添加物又は香料源(添加物若しくは香料含有カプセル又は糸等)であり、例えば、濾過材料の本体によって保持すること、又は濾過材料の2つの本体の間に保持することができる。
消耗品1、2、3は、多孔質本体を外側管10に対して保持するために外側管10と多孔質本体に巻き付けられるラップを備えることもある。このラップは、外側管10と多孔質本体を取り巻くことができる。ラップは、ラップの自由端が互いに重なり合うように外側管10と多孔質本体に巻き付けることができる。ラップは、消耗品1、2、3の周囲外面の一部又は全部を形成することができる。ラップは、紙、紋紙、又は再生エアロゾル化可能材料(例えば、再生タバコ)等の任意の適切な材料で作ることができる。ラップは、ラップの互いに重なり合う自由端を接着させる接着剤を含むこともある。この接着剤は、ラップの重なり合う自由端が分離することを防止する助けになる。他の実施形態では、接着剤が省かれること、又は説明したものと異なる形を取ることがある。他の実施形態では、多孔質本体は、接着剤等の、ラップ以外の連結部によって外側管10に対して保持されることがある。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、70~120ミリメートルの間等、30~150ミリメートルの間の長さ又は軸方向寸法を有する。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、4~8ミリメートルの間等、2~10ミリメートルの間の軸方向に垂直の方向の内側寸法(例えば、内径)を有する。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、4.5~8ミリメートルの間等、4~10ミリメートルの間の軸方向に垂直の方向の外側寸法(例えば、外径)を有する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、消耗品1、2、3のどこに設けられても、0.05~1ミリメートルの間等、又は0.1~1ミリメートルの間等、又は0.15~0.5ミリメートルの間等、0.05~2ミリメートルの間の厚さを有する。この厚さは、0.5ミリメートル以下、又は0.25ミリメートル以下、又は0.2ミリメートル以下、又は0.1ミリメートル以下、又は0.05ミリメートル以下等、1ミリメートル以下とすることができる。
いくつかの実施形態では、外側管10は、0.15~2ミリメートルの間等、0.1~3ミリメートルの間の厚さを有する。
いくつかの実施形態では、内側管11は、0.15~2ミリメートルの間等、0.1~3ミリメートルの間の厚さを有する。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、図6に示された装置100の加熱領域110等の、装置の加熱領域に挿入するのに適しており、この装置は、消耗品1、2、3が加熱領域にあるときに消耗品1、2、3のエアロゾル化可能材料の加熱を生じさせるデバイスを有する。加熱領域110内にあると、装置のデバイスは、エアロゾル化可能材料の加熱を生じさせて、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる。
いくつかの実施形態では、デバイスは、熱エネルギーを消耗品1、2、3に、特にエアロゾル化可能材料に、外側管10及び/又は内側部材11を介して加えるように構成される。いくつかのこのような実施形態では、デバイスは、抵抗ヒーターを電気の供給源に電気的に接続することによって加熱される抵抗ヒーターを備え、熱エネルギーは、抵抗ヒーターから消耗品1、2、3まで通過する。
いくつかの他の実施形態では、デバイスは、消耗品1、2、3が加熱領域110にあるときに加熱領域に侵入する、変化する磁界を発生するための磁界発生器112を備えることがあり、消耗品1、2、3は、変化する磁界が侵入してエアロゾル化可能材料を加熱することによって加熱可能である加熱材料を含む。したがって、このような実施形態では、デバイスは、電磁エネルギーが消耗品1、2、3の加熱材料に加えられて加熱材料に熱が生成され、次に、熱エネルギーが加熱材料からエアロゾル化可能材料に加えられるように構成される。いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、エアロゾル化可能材料に部分的又は全体的に埋め込まれている加熱材料を含み得る。
さらに別の実施形態では、装置100は、加熱材料を含む加熱可能要素を有し、この加熱可能要素は、加熱領域と熱接触しており、磁界発生器は、加熱可能要素の加熱を、したがって加熱領域の加熱を生じさせるように装置の加熱可能要素に侵入する、変化する磁界を発生するためのものである。
いずれにしても、エアロゾル化可能材料の揮発成分(複数の場合あり)は、使用者が消耗品1、2、3又は装置のマウスピース(設けられている場合)を吸うことによって、エアロゾル化可能材料から進み、空隙(複数の場合あり)13に入り、そこから出口(複数の場合あり)17を経由して消耗品1、2、3を出ることができる。
したがって、いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、変化する磁界が侵入することによって加熱可能である加熱材料を含むことを理解されたい。加熱材料は、例えば、本明細書で論じられているもののうちの任意の1つ又は複数とすることができる。
外側管10は、加熱材料を含む、加熱材料から構成される、又は実質的に加熱材料から構成されることがあり、或いは外側管10に加熱材料がないこともある。内側部材11は、加熱材料を含む、加熱材料から構成される、又は実質的に加熱材料から構成されることがあり、或いは内側部材11に加熱材料がないこともある。支持体(複数の場合あり)12のうちの1つ又はそれぞれは(設けられている場合)、加熱材料を含む、加熱材料から構成される、又は実質的に加熱材料から構成されることがあり、或いは加熱材料がないこともある。必須ではないが、消耗品1、2、3が加熱材料の閉路を含むことが好ましい。加熱材料は、例えば、本明細書で論じられているもののうちの任意の1つ又は複数とすることができる。いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3に加熱材料がないこともある。
図6を参照すると、本発明の一実施形態による、消耗品のエアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させるための、消耗品及び装置を備えるシステムの一例の概略的な断面側面図が示されている。
システム1000は、図1及び図2の消耗品1と、消耗品1のエアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置100とを備える。他の実施形態では、消耗品1は、図3~図5に示された消耗品2、3のうちの1つ等の、本明細書に記載の他の消耗品のいずれかと置き換えられることがある。この実施形態では、装置100はタバコ加熱製品である(当技術分野では、タバコ加熱デバイス、又は非燃焼加熱式デバイスとしても知られている)。
装置は、消耗品1、2、3を受け入れるための加熱領域110と、消耗品1、2、3が加熱領域110にあるときにエアロゾル化可能材料の加熱を生じさせるためのデバイス112とを備える。
装置100は、加熱領域110を装置100の外部と流体連結する少なくとも1つの空気入口(図示せず)を画定することができる。使用者は、加熱領域110から揮発成分(複数の場合あり)を吸い込むことによって、エアロゾル化可能材料の揮発成分(複数の場合あり)を吸引することができる場合がある。揮発成分(複数の場合あり)が加熱領域110及び消耗品1、2、3から取り出されるにつれ、空気が加熱領域110の中へ、装置100の空気入口(複数の場合あり)を経由して吸引され得る。
この実施形態では、加熱領域110は、消耗品1、2、3の少なくとも一部分を受けるための凹部を含む。他の実施形態では、加熱領域110は、棚、面、又は突起等、凹部以外としてもよく、また、消耗品1、2、3と協働するために、又はこれを受けるために、消耗品1、2、3と機械的に合致する必要があり得る。この実施形態では、加熱領域110は細長くなっており、消耗品1、2、3全体を収容するように寸法設定され形づくられる。他の実施形態では、加熱領域110は、消耗品1、2、3の一部分のみを受けるように寸法設定されることがある。
いくつかの実施形態では、デバイス112は電源と、電気を抵抗ヒーターに通すことによって加熱される抵抗ヒーターと、抵抗ヒーターを電気が通過するのを制御するためのコントローラとを備える。抵抗ヒーターは、消耗品が加熱領域110にあるときに、熱エネルギーを加熱領域110に、したがって消耗品1、2、3に加えるように構成される。抵抗ヒーターにより、熱エネルギーがエアロゾル化可能材料に、外側管10若しくは内側部材11の中で、又はこれらを介して、加わるようにすることができる。いくつかの実施形態では、抵抗ヒーターは、消耗品が加熱領域110にあるときに、消耗品の通路14内に位置するように加熱領域110の中に突き出ることができる。例えば、このような構成は、消耗品が図1~図4のもののうちの1つである場合に用いることができる。いくつかの他の実施形態では、抵抗ヒーターは、消耗品が加熱領域110にあるときに、消耗品の径方向外側に位置することができる。例えば、抵抗ヒーターは、加熱領域110を少なくとも部分的に画定することができる。このような構成は、消耗品の内側部材11がその中に通路14を画定しない場合に用いることができる。いくつかの実施形態では、デバイスは、消耗品が加熱領域110にあるときに消耗品の通路14にある第1の抵抗ヒーターと、消耗品が加熱領域110にあるときに消耗品の径方向外側に位置する第2の抵抗ヒーターとを備えることがある。
図6に示されたもの等、いくつかの実施形態では、デバイス12は、消耗品1、2、3が加熱領域110にあるときに加熱領域110に侵入する、変化する磁界を発生するための磁界発生器を備える。
使用の際に場合によって、非晶質固体の実質的にすべてが、ヒーター(すなわち、加熱可能要素又は抵抗ヒーター)から約4mm、3mm、2mm又は1mm未満にある。場合によって、固体は、ヒーターから約0.010~2.0mmの間に、好適には約0.02~1.0mmの間に、好適には約0.1~0.5mmの間に配置される。これらの最小距離は、場合によって、非晶質固体を支持するキャリアの厚さを反映することがある。場合によっては、非晶質固体の表面がヒーターに直に当接することがある。
上で論じたように、いくつかの実施形態では、消耗品は、エアロゾル化可能材料を加熱する際に使用するための加熱材料を含む。このような実施形態では、装置の磁界発生器は、消耗品1、2、3が加熱領域110にあるときに消耗品1、2、3の加熱材料に侵入する、変化する磁界を発生するように構成することができる。
図6に示されたもの等、他の実施形態では、装置100のデバイス112は、加熱可能な加熱要素111を加熱領域110に備え、装置の磁界発生器は、加熱要素111に侵入する、変化する磁界を発生するように構成される。いくつかの実施形態では、加熱要素は、消耗品1、2、3が加熱領域110にあるときに、消耗品1、2、3の径方向外側に位置する。例えば、加熱要素は、加熱領域110を少なくとも部分的に画定することができる。図6に示されたもの等、他の実施形態では、加熱要素111は加熱領域110の中に突き出る。このような構成は、消耗品1、2、3の内側部材11が、通路14のまわりに配置されている内側管を含む場合に好適であり、この通路は、加熱要素111が使用の際に消耗品1、2、3の通路14に挿入可能になるように消耗品1、2、3の軸方向端部に開いている。図6に示されたもの等、いくつかの実施形態では、加熱要素111は、消耗品1、2、3が加熱領域110に挿入される間に通路14に入る。他の実施形態では、装置は、消耗品1、2、3がすでに加熱領域110に配置されているときに、加熱要素111が通路14の中に突き出るために加熱領域110に対して移動可能になるように構成されることがある。
いくつかの実施形態では、装置の加熱要素111は、ある外側断面形状を有し、消耗品1、2、3の内側管11は、その加熱要素111の外側断面形状と合致する内側断面形状を有する。例えば、これらの内側及び外側の断面形状は、円形とすることも、楕円形、多角形、長方形、正方形、三角形、波形、又は星形等の非円形とすることもできる。いくつかの実施形態では、装置の加熱要素111と消耗品1、2、3の内側管11とは、加熱要素111から内側管11への熱エネルギー供給の効率及び効果を高めるために、使用時に内側管11が加熱要素111に当接するように相対的に寸法設定される。内側管11は、加熱要素111に対する締まり嵌め部、又は止まり嵌め部とすることができる。
この実施形態では、磁界発生器112は、電源113と、コイル114と、交流等の変化する電流をコイル114に通すためのデバイス116と、コントローラ117と、コントローラ117のユーザ操作のためのユーザインターフェース118とを備える。
この実施形態の電源113は、再充電可能バッテリーである。他の実施形態では、電源113は、非再充電可能バッテリー、コンデンサ、バッテリー・コンデンサのハイブリッド、又は主電源との接続部等の、再充電可能バッテリー以外であることもある。
コイル114は、任意の適切な形を取ることができる。いくつかの実施形態では、コイル114は、銅等の導電性材料から成るらせんコイルである。いくつかの実施形態では、コイルはフラットコイルである。すなわち、コイルは、銅等の導電性材料からなる二次元らせんとすることができる。いくつかの実施形態では、コイル114は加熱領域110を取り巻く。いくつかの実施形態では、コイル114は、加熱領域110の長手方向軸線と実質的に位置合わせされている長手方向軸線に沿って延びる。これらの位置合わせされた軸は一致していることがある。或いは、位置合わせされた軸は、互いに平行である、又は傾斜していることがある。
この実施形態では、変化する電流をコイル114に通すためのデバイス116は、電源113とコイル114の間に電気的に接続される。この実施形態では、コントローラ117も電源113に電気的に接続され、またデバイス116を制御するためにデバイス116と通信可能に接続される。より詳細には、この実施形態では、コントローラ117は、電源113からコイル114への電力の供給を制御するように、デバイス116を制御するためのものである。この実施形態では、コントローラ117は、プリント回路基板(PCB)上のIC等の、集積回路(IC)を備える。他の実施形態では、コントローラ117は、異なる形を取ることもある。いくつかの実施形態では、装置100は、デバイス116及びコントローラ117を含む単一の電気又は電子構成要素を有することがある。コントローラ117は、この実施形態では、ユーザインターフェース118のユーザ操作によって操作される。ユーザインターフェース118は、押しボタン、トグルスイッチ、ダイヤル、タッチスクリーン等を含み得る。他の実施形態では、ユーザインターフェース118は遠隔にあり、装置100の残りの部分とはブルートゥースを介する等、無線で接続される。
この実施形態では、使用者がユーザインターフェース118を操作すると、コントローラ117がデバイス116に、交流電流をコイル114に通過させる。これにより、コイル114は交番磁界を発生する。装置100のコイル114と加熱領域110は、消耗品1、2、3が加熱領域110に配置されているときに、コイル114によって生じた変化する磁界が装置100の加熱要素111に侵入するように適切に相対的に配置される。加熱要素111の加熱材料が導電性である場合、この侵入により、加熱材料中に1つ又は複数の渦電流が発生する。加熱材料の電気抵抗に抗して加熱材料中に渦電流が流れると、加熱材料はジュール加熱によって加熱される。加熱要素111の加熱材料が磁性材料である場合は、変化する印加磁界によって加熱材料中の磁気双極子の配向が変化することにより、熱が加熱材料中に発生する。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は加熱材料を含み、装置100のコイル114と加熱領域110は、消耗品1、2、3が加熱領域110に配置されているときに、コイル114によって生じた変化する磁界が消耗品1、2、3の加熱材料に侵入するように適切に相対的に配置される。いくつかの実施形態では、装置100は加熱要素111を備え、加熱要素111は加熱材料を含み、消耗品1、2、3も加熱材料を含む。いくつかのこのような実施形態では、装置100のコイル114と加熱領域110は、消耗品1、2、3が加熱領域110に配置されているときに、コイル114によって生じた変化する磁界が消耗品1、2、3の加熱材料、及び加熱要素111の加熱材料に侵入するように適切に相対的に配置される。
この実施形態の装置100は、加熱領域110の温度を検知するための温度センサー119を備える。温度センサー119は、コントローラ117が加熱領域110の温度を監視できるように、コントローラ117に通信可能に接続される。温度センサー119から受け取った1つ又は複数の信号に基づいて、コントローラ117は、加熱領域110の温度が所定の温度範囲内にとどまることを確実にするために、デバイス112に、コイル114に通される変化又は交番する電流の特性を必要に応じて調整させることができる。この特性は、例えば、振幅又は周波数又はデューティサイクルとすることができる。所定の温度範囲内で、使用の際に、加熱領域110に配置された消耗品中のエアロゾル化可能材料は、エアロゾル化可能材料14の少なくとも1つの成分を、エアロゾル化可能材料14を燃焼させずに揮発させるのに十分に加熱される。したがって、コントローラは、また装置100全体として、エアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を、エアロゾル化可能材料を燃焼させずに揮発させるように構成される。いくつかの実施形態では、温度範囲は、約100~約300℃の間、又は約120~約350℃の間、又は約140~約250℃の間、又は約200~約270℃の間等の、約50~約350℃の間にある。他の実施形態では、温度範囲がこれらの範囲のうちの1つ以外であることもある。いくつかの実施形態では、温度範囲の上限が350℃を超えることもある。いくつかの実施形態では、消耗品は、例えばこれらの温度範囲において不燃性とすることができる。いくつかの実施形態では、温度センサー119が省かれることがある。
いくつかの実施形態では、消耗品が加熱領域110にあるときにエアロゾル化可能材料の加熱を生じさせるデバイス112は、別個に制御できる加熱可能要素111を備えること等によって、加熱領域110の別々の部分を互いに独立して加熱するように構成される。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3の、又は装置100の加熱できる加熱要素111の、加熱材料はアルミニウムである。しかし、他の実施形態では、加熱材料は、導電性材料、磁性材料、及び磁性導電性材料から成る群から選択された1つ又は複数の材料を含み得る。いくつかの実施形態では、加熱材料は、金属又は金属合金を含み得る。いくつかの実施形態では、加熱材料は、アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、グラファイト、鋼、普通炭素鋼、軟鋼、ステンレス鋼、フェライトステンレス鋼、モリブデン、シリコンカーバイド、銅、及び青銅から成る群から選択された1つ又は複数の材料を含み得る。他の加熱材料(複数の場合あり)が他の実施形態で使用されることもある。
加熱材料が鋼(例えば軟鋼又はステンレス鋼)等の鉄、又はアルミニウムを含むもの等の、いくつかの実施形態では、加熱材料は、使用の際の加熱材料の腐食又は酸化を防止する助けにするためにコーティングされることがある。このようなコーティングは、例えば、ニッケルめっき、金めっき、又はセラミック若しくは不活性ポリマーのコーティングを含み得る。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、消耗品1、2、3のエアロゾル化可能材料に部分的又は全体的に埋め込まれている加熱材料を含み得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は加熱材料を含み得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料に加熱材料がないこともある。
いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料はタバコを含む。しかし、他の実施形態では、エアロゾル化可能材料は、タバコから構成されることがあり、タバコから実質的に全部構成されることがあり、タバコとタバコ以外のエアロゾル化可能材料とを含むことがあり、タバコ以外のエアロゾル化可能材料を含むことがあり、又はタバコがないことがある。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、グリセロール、プロピレングリコール、トリアセチン、又はジエチレングリコール等の、蒸気若しくはエアロゾル形成剤又は保湿剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、消耗品は不燃性である。いくつかの実施形態では、消耗品は、使用の際に可燃性にならないように構成される。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3中のエアロゾル化可能材料の揮発可能成分(複数の場合あり)の全部又は実質的に全部が使い果たされると、使用者は、消耗品1、2、3を装置100の加熱領域から取り外し、消耗品1、2、3を捨てることができる。使用者はその後、消耗品1、2、3の別のものによって装置100を再使用することができる。しかし、他のそれぞれの実施形態では、装置100及び消耗品1、2、3は、エアロゾル化可能材料の揮発可能成分(複数の場合あり)が使い果たされると、一緒に捨てられることがある。
いくつかの実施形態では、消耗品1、2、3は、消耗品1、2、3が使用可能である装置100とは分けて販売、供給され、又は別の方法で提供される。しかし、いくつかの実施形態では、装置100と1つ又は複数の消耗品1、2、3とは、キット又はアセンブル等のシステムとして一緒に、場合によってはクリーニング用具等の追加の構成要素と共に、提供されることがある。
疑義を避けるために、本明細書で用語の「含む」が本発明、又は本発明の特徴を定義するのに使用される場合には、本発明又は特徴が用語の「~から本質的に構成される」、又は「~から構成される」を「含む」の代わりに使用して定義され得る諸実施形態も開示される。いくつかの特徴を「含む」材料に言及することは、これらの特徴がその材料中に含まれるか、含有されるか、保持されていることを意味する。
様々な問題に対処し、技術を進歩させるために、本開示の全体は、特許請求された本発明を実践できる、且つ、エアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置と共に使用するための優れた消耗品と、このような消耗品及びこのような装置を備えるシステムとを提供する、様々な実施形態を説明及び例によって示す。本開示の利点及び特徴は、諸実施形態の単なる代表例であり、網羅的及び/又は排他的なものではない。これらの利点及び特徴は、特許請求された、又は別に開示された特徴を理解することを助け教示するためにだけ提示されている。本開示の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本開示を限定するもの、又は他特許請求の範囲の等価物を限定するものと解釈されるべきではないこと、並びに、本開示の範囲及び/又は趣旨から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、また修正を加えることができることを理解されたい。様々な実施形態は、開示された要素、構成要素、特徴、部材、ステップ、手段等の様々な組合せを適切に備えるか、これらから成るか、これらから本質的に成ることができる。本開示は、現在は特許請求されていないが将来は特許請求される可能性がある、他の発明を含み得る。