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JP7460932B2 - 決定装置、決定システム、および決定方法 - Google Patents
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JP7460932B2 - 決定装置、決定システム、および決定方法 - Google Patents

決定装置、決定システム、および決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、決定装置、決定システム、および決定方法に関する。
鉄筋コンクリートの劣化現象はいくつか存在するが、その一つに中性化がある。中性化は、大気中の二酸化炭素によって打設時にアルカリ性であったコンクリートが表面(コンクリートと空気の界面)から徐々に中性となる現象である。内部の鉄筋はアルカリ性環境下では不働態を形成するため腐食は進行しないが、中性環境では腐食が進行する。そのため中性化によって内部の鉄筋が腐食し減肉することで、鉄筋コンクリートの強度が低下する。
鉄筋コンクリート構造物における中性化進行速度は、環境、材料条件などによって異なる(例えば、非特許文献1参照)。よって、鉄筋コンクリート構造物を中性化進行速度ごとに分類し、適切な点検時期、点検周期を割り当てれば、より効率的に維持管理を実施できる。例えば、中性化がほとんど進行しない鉄筋コンクリート構造物については、現行より点検周期を延伸すればよい。
鄭載東、平井和喜、三橋博三、「モルタルの中性化速度に及ぼす温度・湿度の影響に関する実験的研究」、コンクリート工学論文集、第1巻第1号、1990年
しかしながら、多くの場合、鉄筋コンクリート構造物に対する点検周期、点検時期について中性化進行速度が反映されていない。反映できていない理由に、中性化の進行を把握するために大きな稼働がかかることがある。コンクリートの中性化を把握するためには、試料の採取もしくは破壊試験による現地測定が必要であり、点検以上の稼働となる。この結果、鉄筋コンクリート構造物の維持管理を効率的に行うことが困難であるという問題が生じていた。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、鉄筋コンクリート構造物の効率的な維持管理を可能とする決定装置、決定システム、および決定方法を提供することにある。
一実施形態に係る決定装置は、鉄筋コンクリート構造物の内部に溜水が存在するか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する決定部と、を備える。
一実施形態に係る決定システムは、鉄筋コンクリート構造物の内部における集水部に水分が存在するか否かを検知する水分検知センサと、前記水分検知センサにより検知された情報に基づいて、前記内部に溜水が存在するか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する決定部と、を備える。
一実施形態に係る決定方法は、鉄筋コンクリート構造物の内部に溜水が存在するか否かを判定するステップと、前記判定するステップによる判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定するステップと、を含む。
本開示によれば、鉄筋コンクリート構造物の効率的な維持管理を可能とする決定装置、決定システム、および決定方法を提供することができる。
第1実施形態に係る決定装置により点検周期が決定されるマンホールの構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る決定装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る溜水の有無による中性化進行の違いの一例を示す図である。 第1実施形態に係る決定方法の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る決定方法の別の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る決定システムの構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態に係る決定方法の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る決定システムの構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態に係るマンホールにおける中性化の鉄筋到達年数の一例を示す図である。 第3実施形態に係る溜水の有無による湿度の違いの一例を示す図である。 第3実施形態に係る決定方法の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る決定方法の別の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る決定システムの構成の一例を示すブロック図である。 第4実施形態に係る決定方法の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る決定方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、重複する説明を省略する。各図において、説明の便宜上、各構成の縦横の比率を実際の比率から誇張して示している。また、以下の説明における「上」とは、図面に描かれた座標軸表示のZ軸におけるプラスの方向を意味するものとし、「下」とは、図面に描かれた座標軸表示のZ軸におけるマイナスの方向を意味するものとする。ただし、「上」、「下」とは、便宜的に定められたものに過ぎず、限定的に解釈すべきものではない。
<第1実施形態>
〔決定装置〕
図1A、図1B、および図2を参照して、第1実施形態に係る決定装置の構成の一例について説明する。
決定装置100は、鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する装置である。鉄筋コンクリート構造物としては、例えば、マンホール2が挙げられる。
ここで、図1Aを参照して、地下302に埋設されたマンホール2の構成について、簡単に説明する。
マンホール2は、例えば、規格品の通信用マンホールである。マンホール2は、首部210、躯体部220、鉄蓋230などを備える。首部210は、例えば、略円筒形状であり、躯体部220は、例えば、略直方体形状である。鉄蓋230は、略円柱形状であり、マンホール2の出入口であるマンホール孔に嵌合する。首部210および躯体部220は、鉄筋コンクリートで製造される。躯体部220は、上床版221と、下床版222と、側壁部223と、を備える。
マンホール2の内部Sは、躯体部220における上床版221の天井面R、躯体部220における側壁部223の壁面J、躯体部220における下床版222の床面Fなどで囲まれている。躯体部220における下床版222の床面Fには、集水を目的とした集水部(凹部)224が設けられている。マンホール2において、降雨などを原因としてマンホール2の内部Sに流入する溜水3は、この集水部224から溜まる構造となっている。なお、溜水3は、マンホール2の内部Sに一度流入すると、流出しにくく、自然に無くなることはない。
さらに、図2を参照して、マンホール2の中性化と溜水3との関係について、簡単に説明する。図2において、横軸は、材齢(コンクリートを打設してからの期間)[year]を示しており、縦軸は、中性化深さ[mm]を示している。また、図2において、溜水3が存在するマンホール2における中性化深さを、黒丸で示しており、溜水3が存在しないマンホール2における中性化深さを、白丸で示している。
図2から、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しない場合における中性化深さは、マンホール2の内部Sに溜水3が存在する場合における中性化深さと比較して、大きいことがわかる。すなわち、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しない場合、中性化は進行するが、マンホール2の内部Sに溜水3が存在する場合、中性化はほとんど進行しないことがわかる。
したがって、マンホール2における中性化進行速度は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かに依存し、溜水3が存在しない場合のマンホール2における中性化進行速度は、溜水3が存在する場合のマンホール2における中性化進行速度と比較して、早いことが推察される。すなわち、マンホール2の内部Sにおける溜水3の有無を判定することは、マンホール2における中性化進行速度を判定するという観点から妥当であることが推察される。
決定装置100は、入力部110と、制御部120と、記憶部130と、出力部140と、を備える。決定装置100は、さらに通信部を備えていてもよい。
入力部110は、各種情報の入力を受け付ける。入力部110は、作業者による所定の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、マイク、タッチパネル、キーボード、マウスなどである。例えば、作業者は、マンホール2の内部Sを点検し、目視により、マンホール2の内部に溜水が存在するか否かを確認し、マンホール2の内部に溜水が存在するか否かを示す溜水情報を、入力部110を用いて入力してよい。これにより、溜水情報は、制御部120に入力される。なお、溜水情報は、作業者が、例えば、Excel(登録商標)などに入力することで、あらかじめデータベース化されて記憶部130に記憶されてよい。入力部110は、決定装置100と一体化されていてもよいし、別々に設けられていてもよい。
制御部120は、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、汎用のプロセッサ又は特定の処理に特化したプロセッサによって構成されてもよい。制御部120は、判定部121と、決定部122と、を備える。
判定部121は、記憶部130に記憶された溜水情報、あるいは、作業者により直接入力された溜水情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。そして、判定部121は、判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、溜水情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するという判定結果を決定部122へ出力する。例えば、判定部121は、溜水情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないという判定結果を決定部122へ出力する。
決定部122は、判定部121から入力された判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する。決定部122は、決定した点検周期に基づいて、さらに、マンホール2の点検時期を決定してもよい。
例えば、決定部122は、判定部121から入力されたマンホール2の内部Sに溜水3が存在するという判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
例えば、決定部122は、判定部121から入力されたマンホール2の内部Sに溜水3が存在しないという判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
決定部122が、点検周期を、具体的に何年とするか決定する際、例えば、図9を参照すると、湿度85%および水セメント比77%程度を基準として、理論的には、2000年以上が妥当であると考えられるが、この点検周期は、あくまでも理論値である。実際に、決定部122が、点検周期を決定する際には、マンホール2の劣化(例えば、中性化による劣化)のみならず、ケーブル、ケーブルを支持する金属製の部材などの劣化も考慮する必要がある。したがって、決定部122は、判定部121から入力された判定結果に加えて、記憶部130に記憶されている各種部材の劣化データなども考慮して、点検周期を決定することが好ましい。また、各種部材の劣化以外にも、不慮の外力により設備が破壊される可能性もあり、点検周期を長くしすぎることはリスクとなる。このため、決定部122は、このような外力なども想定した上で、点検周期を決定することがさらに好ましい。
記憶部130は、1つ以上のメモリを含み、例えば、半導体メモリ、磁気メモリ、光メモリなどを含んでよい。記憶部130に含まれる各メモリは、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してよい。各メモリは、必ずしも決定装置100がその内部に備える必要はなく、決定装置100の外部に備える構成としてもよい。
記憶部130は、決定装置100の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部130は、溜水情報、判定部121により判定された判定結果、決定部122により決定された点検周期、決定部122により決定された点検時期などを記憶する。この他にも、記憶部130は、例えば、各種のプログラムやデータなどを記憶する。
出力部140は、各種情報を出力する。出力部140は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、スピーカーなどである。例えば、出力部140は、点検周期、点検時期などの情報を表示する。出力部140は、決定装置100と一体化されていてもよいし、別々に設けられていてもよい。
本実施形態に係る決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する判定部121と、判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する決定部122と、を備える。これにより、試料の採取もしくは破壊試験による現地測定を行うことなく、個々のマンホール2における中性化進行速度を反映させた適切な点検周期を、各マンホール2に対して決定することができる。したがって、マンホール2の効率的な維持管理を可能とする決定装置100を実現できる。
〔決定方法1〕
次に、図3を参照して、第1実施形態に係る決定方法の一例について説明する。
ステップS101において、決定装置100は、あらかじめデータベース化されて記憶部130に記憶された溜水情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する場合(ステップS101→Yes)、ステップS102の処理を行う。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する場合(ステップS101→No)、ステップS103の処理を行う。
ステップS102において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
ステップS103において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
〔決定方法2〕
次に、図4を参照して、第1実施形態に係る決定方法の別の一例について説明する。
ステップS201において、作業者は、マンホール2の内部Sを点検する。そして、作業者は、目視により、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを確認する。作業者は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在することを確認した場合、入力部110を介して所定の操作を行うことにより、マンホール2の内部Sに溜水3が存在することを示す溜水情報を、決定装置100に入力する。一方、作業者は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないことを確認した場合、入力部110を介して所定の操作を行うことにより、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないことを示す溜水情報を、決定装置100に入力する。なお、マンホール2の内部Sにおける溜水3の有無は、作業者による目視で明確に確認できる場合がほとんどである。
ステップS202において、決定装置100は、溜水情報を記憶する。決定装置100は、作業者が直接現場で点検を行って決定装置100に手入力し、点検の都度、最新化された溜水情報を記憶する。最新化された溜水情報は、時間の経過に応じたマンホール2の変化に対応する情報である。このため、例えば、不慮の事故などにより、マンホール2に溜水3が突然流入した場合などにおいて、決定装置100が最新化された溜水情報を適用することは有用である。
ステップS203において、決定装置100は、作業者により直接入力された溜水情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する場合(ステップS203→Yes)、ステップS204の処理を行う。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する場合(ステップS203→No)、ステップS205の処理を行う。
ステップS204において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
ステップS205において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
ステップS206において、決定装置100は、決定した点検周期に基づいて、次回の点検時期をさらに決定し、再び、ステップS201の処理を行う。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
<第2実施形態>
〔決定システム〕
図5を参照して、第2実施形態に係る決定システムの構成の一例について説明する。
決定システム10は、決定装置100と、水分検知センサ200と、を備える。決定装置100は、入力部110と、制御部120と、記憶部130と、出力部140と、通信部150と、を備える。決定装置100と水分検知センサ200とは、有線または無線により通信可能に接続されている。なお、決定システム10において、第1実施形態に係る決定装置100と同じ構成については、重複した説明を省略する場合がある。
水分検知センサ200は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に設けられる。水分検知センサ200を、溜水3が溜まりやすい集水部224に設けることで、水分の検知を、より高精度に行うことができる。
水分検知センサ200は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在するか否かを検知する。そして、水分検知センサ200は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在するか否かを示す水分検知情報を、決定装置100へ送信する。
判定部121は、水分検知センサ200から受信した水分検知情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在するか否かを判定し、さらに、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。そして、判定部121は、判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、水分検知情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在すると判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するとさらに判定し、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するという判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、水分検知情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在しないと判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないとさらに判定し、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないという判定結果を決定部122へ出力する。
決定部122は、判定部121から入力された判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する。
記憶部130は、決定装置100の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部130は、水分検知センサ200により検知された水分検知情報、判定部121により判定された判定結果、決定部122により決定された点検周期、決定部122により決定された点検時期などを記憶する。この他にも、記憶部130は、例えば、各種のプログラムやデータなどを記憶する。
通信部150は、水分検知センサ200と通信する機能を有する。通信部150は、例えば、水分検知センサ200により検知された水分検知情報を、水分検知センサ200から受信する。
本実施形態に係る決定システム10は、水分検知センサ200により検知された水分検知情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する判定部121と、判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する決定部122と、を備える。これにより、試料の採取もしくは破壊試験による現地測定を行うことなく、個々のマンホール2における中性化進行速度を反映させた適切な点検周期を、各マンホール2に対して決定することができる。したがって、マンホール2の効率的な維持管理を可能とする決定システム10を実現できる。
〔決定方法〕
次に、図6を参照して、第2実施形態に係る決定方法の一例について説明する。
ステップS301において、水分検知センサ200は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在するか否かを検知する。そして、水分検知センサ200は、水分検知情報を決定装置100へ送信する。
ステップS302において、決定装置100は、水分検知センサ200により検知された水分検知情報を、水分検知センサ200から受信する。そして、決定装置100は、受信した水分検知情報を記憶する。
ステップS303において、決定装置100は、水分検知情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在するか否かを判定する。決定装置100は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在すると判定する場合(ステップS303→Yes)、ステップS304の処理を行う。決定装置100は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在しないと判定する場合(ステップS303→No)、ステップS305の処理を行う。
ステップS304において、決定装置100は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在するため、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する。そして、決定装置100は、ステップS306の処理を行う。
ステップS305において、決定装置100は、マンホール2の内部Sにおける集水部224に水分が存在しないため、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する。そして、決定装置100は、ステップS307の処理を行う。
ステップS306において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
ステップS307において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
<第3実施形態>
次に、図7乃至図9を参照して、第3実施形態に係る決定システムの構成の一例について説明する。
決定システム20は、決定装置100と、湿度計300と、を備える。決定装置100は、入力部110と、制御部120と、記憶部130と、出力部140と、通信部150と、を備える。決定装置100と湿度計300とは、有線または無線により通信可能に接続されている。なお、決定システム10において、第1実施形態に係る決定装置100と同じ構成については、重複した説明を省略する場合がある。
湿度計300は、例えば、マンホール2の内部Sにおける上床版221の天井面R(図1A参照)に設けられる。湿度計300は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在する場合において、溜水3に浸かる可能性が無い位置であれば、その設置位置が特に限定されるものではない。
湿度計300は、マンホール2の内部Sにおける湿度を計測する。そして、湿度計300は、所定時刻におけるマンホール2の内部Sにおける湿度の情報、時間の経過と共に推移するマンホール2の内部Sにおける湿度推移の情報などを含む湿度計測情報を、決定装置100へ送信する。湿度計測情報の具体的な値としては、例えば、図8を参照できる。
マンホール2は、出入口が鉄蓋230により閉じられているため、内部Sが準密閉環境となっている。したがって、マンホール2の内部Sに溜水3が存在する場合、内部Sは、鉄蓋230の開閉直後(約1日)を除いて、水の蒸発作用により、湿度が常時100%となっている。一方、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しない場合、内部Sは、湿度が常時100%とはならない。
ここで、図8を参照して、マンホール2の内部Sにおける湿度推移について、簡単に説明する。図8において、横軸は、マンホール2の内部Sにおける湿度を計測した日時[t]を示しており、縦軸は、マンホール2の内部Sにおける湿度[%]を示している。
図8から、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しない場合における湿度は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在する場合における湿度と比較して、時間の経過に伴う変動が大きいことがわかる。
また、図8から、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しない場合における湿度は、100%となることはほとんどなく、その最小値が約65%まで低下していることがわかる。一方、マンホール2の内部Sに溜水3が存在する場合における湿度は、常時100%となることがわかる。なお、一般的に、マンホール2の内部Sにおける湿度が65%であることは、他の条件などが加わることで差異が生じるものの、マンホール2における中性化進行速度が大きくなる境界条件であると言える。
すなわち、図8から、マンホール2の内部Sにおける湿度に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定することが可能であることが示唆される。具体的には、例えば、マンホール2における鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%であるか否か、図8に示されるマンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0(ゼロ)であるか否かなどに基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定することが可能であることが示唆される。
さらに、図9を参照して、マンホール2の内部Sにおける湿度と、マンホール2において中性化が鉄筋の位置(表面より25mm)に到達する年数[year]と、の関係について、簡単に説明する。なお、図9に示される年数[year]は、実験による算出値の他、一部、非特許文献1に参照される既往知見を含んでいる。
図9から、湿度が90[%]以上の場合、マンホール2における中性化が進行しないことがわかる。また、湿度が、85[%]、80[%]、65[%]と小さくなる程、マンホール2において中性化が鉄筋の位置に到達する年数[year]が短くなることがわかる。特に、湿度65[%]において、水セメント比により若干の差異はあるものの、早ければ数十年で中性化が鉄筋の位置に到達することがわかる。
したがって、湿度計測情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける溜水3の有無を判定することは、マンホール2における中性化進行速度を判定するという観点から妥当であることが推察される。
判定部121は、湿度計300から受信した湿度計測情報に基づいて、マンホール2における鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%であるか否かを判定し、さらに、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。そして、判定部121は、判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、湿度計測情報に基づいて、マンホール2における鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%であると判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するとさらに判定し、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するという判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、湿度計測情報に基づいて、マンホール2における鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%でないと判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないとさらに判定し、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないという判定結果を決定部122へ出力する。
あるいは、判定部121は、湿度計300から受信した湿度計測情報に基づいて、図8に示されるマンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0であるか否かを判定し、さらに、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。そして、判定部121は、判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、湿度計測情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0であると判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するとさらに判定し、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するという判定結果を決定部122へ出力する。
例えば、判定部121は、湿度計測情報に基づいて、マンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0でないと判定する場合、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないとさらに判定し、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないという判定結果を決定部122へ出力する。
決定部122は、判定部121から入力された判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する。
記憶部130は、決定装置100の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部130は、湿度計300により計測された湿度計測情報、判定部121により判定された判定結果、決定部122により決定された点検周期、決定部122により決定された点検時期などを記憶する。この他にも、記憶部130は、例えば、各種のプログラムやデータなどを記憶する。
通信部150は、湿度計300と通信する機能を有する。通信部150は、例えば、湿度計300により計測された湿度計測情報を、湿度計300から受信する。
本実施形態に係る決定システム20は、湿度計300により計測された湿度計測情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する判定部121と、判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する決定部122と、を備える。これにより、試料の採取もしくは破壊試験による現地測定を行うことなく、個々のマンホール2における中性化進行速度を反映させた適切な点検周期を、各マンホール2に対して決定することができる。したがって、マンホール2の効率的な維持管理を可能とする決定システム20を実現できる。
〔決定方法1〕
次に、図10を参照して、第3実施形態に係る決定方法の一例について説明する。
ステップS401において、湿度計300は、マンホール2の内部Sにおける湿度を計測する。そして、湿度計300は、湿度計測情報を決定装置100へ送信する。
ステップS402において、決定装置100は、湿度計300により検知された湿度計測情報を、湿度計300から受信する。そして、決定装置100は、受信した湿度計測情報を記憶する。
ステップS403において、決定装置100は、湿度計測情報に基づいて、例えば、鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%であるか否かを判定する。決定装置100は、鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%であると判定する場合(ステップS403→Yes)、ステップS404の処理を行う。決定装置100は、鉄蓋230の開閉直後を除いて、マンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%でないと判定する場合(ステップS403→No)、ステップS405の処理を行う。
ステップS404において、決定装置100は、鉄蓋230の開閉直後を除いたマンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%であるため、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する。そして、決定装置100は、ステップS406の処理を行う。
ステップS405において、決定装置100は、鉄蓋230の開閉直後を除いたマンホール2の内部Sにおける湿度が常時100%でないため、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する。そして、決定装置100は、ステップS407の処理を行う。
ステップS406において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
ステップS407において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
〔決定方法2〕
次に、図11を参照して、第3実施形態に係る別の決定方法の一例について説明する。
ステップS501において、湿度計300は、マンホール2の内部Sにおける湿度を計測する。そして、湿度計300は、湿度計測情報を決定装置100へ送信する。
ステップS502において、決定装置100は、湿度計300により検知された湿度計測情報を、湿度計300から受信する。そして、決定装置100は、受信した湿度計測情報を記憶する。
ステップS503において、決定装置100は、湿度計測情報に基づいて、例えば、図8に示されるマンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0であるか否かを判定する。決定装置100は、任意の2日間について、時間に対する湿度の傾きが0であると判定する場合(ステップS503→YES)、ステップS504の処理を行う。決定装置100は、任意の2日間について、時間に対する湿度の傾きが0でないと判定する場合(ステップS503→NO)、ステップS505の処理を行う。
ステップS504において、決定装置100は、マンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0であるため、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する。そして、決定装置100は、ステップS506の処理を行う。
ステップS505において、決定装置100は、マンホール2の内部Sにおける湿度推移のグラフを参照し、任意の2日間について時間に対する湿度の傾きが0(ゼロ)でないため、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する。そして、決定装置100は、ステップS507の処理を行う。
ステップS506において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
ステップS507において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
<第4実施形態>
次に、図12を参照して、第4実施形態に係る決定システム30の構成の一例について説明する。
決定システム30は、決定装置100と、カメラ400と、を備える。決定装置100は、入力部110と、制御部120と、記憶部130と、出力部140と、通信部150と、を備える。決定装置100とカメラ400とは、有線または無線により通信可能に接続されている。なお、第1実施形態に係る決定装置100と同じ構成については、重複した説明を省略する場合がある。
カメラ400は、マンホール2の内部Sに設けられる。カメラ400は、その設置位置が特に限定されるものではなく、少なくともマンホール2の内部Sにおける集水部224を、撮影可能な位置に設けられればよい。
カメラ400は、マンホール2の内部Sを撮影する。カメラ400は、特に、マンホール2の内部Sにおける集水部224に存在する溜水3を撮影する。そして、カメラ400は、マンホール2の内部Sが撮影された撮影画像情報を決定装置100へ送信する。
判定部121は、カメラ400により撮影された撮影画像情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。そして、判定部121は、判定結果を決定部122へ出力する。
記憶部130は、決定装置100の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部130は、カメラ400により撮影された撮影画像情報、判定部121により判定された判定結果、決定部122により決定された点検周期、決定部122により決定された点検時期などを記憶する。この他にも、記憶部130は、例えば、各種のプログラムやデータなどを記憶する。
通信部150は、カメラ400と通信する機能を有する。通信部150は、例えば、カメラ400により撮影された撮影画像情報を、カメラ400から受信する。
本実施形態に係る決定システム30は、カメラ400により撮影された撮影画像情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する判定部121と、判定結果に基づいて、マンホール2の点検周期を決定する決定部122と、を備える。これにより、試料の採取もしくは破壊試験による現地測定を行うことなく、個々のマンホール2における中性化進行速度を反映させた適切な点検周期を、各マンホール2に対して決定することができる。したがって、マンホール2の効率的な維持管理を可能とする決定システム30を実現できる。
<決定方法>
次に、図13を参照して、第4実施形態に係る決定方法の一例について説明する。
ステップS601において、カメラ400は、マンホール2の内部Sを撮影する。そして、カメラ400は、撮影画像情報を決定装置100へ送信する。
ステップS602において、決定装置100は、カメラ400により撮影された撮影画像情報を、カメラ400から受信する。そして、決定装置100は、受信した撮影画像情報を記憶する。
ステップS603において、決定装置100は、撮影画像情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する場合(ステップS603→Yes)、ステップS604の処理を行う。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する場合(ステップS603→No)、ステップS605の処理を行う。
ステップS604において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
ステップS605において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
<変形例>
次に、図14を参照して、変形例に係る決定方法の一例について説明する。
変形例に係る決定方法が、実施形態に係る決定方法と異なる点は、実施形態に係る決定方法が、中性化が原因でマンホール2に劣化が生じる場合を前提とした処理を行うのに対して、変形例に係る決定方法は、各種部材の材料に塩分が含まれていたなどの中性化以外の原因でマンホール2に劣化が生じる場合を前提とした処理を行う点である。変形例に係る決定方法において、前提が異なる以外は、実施形態に係る決定方法と同じであるため、重複した説明を省略する場合がある。なお、一般的に、マンホール2に劣化が生じる原因としては、中性化以外は、少数である。
ステップS701において、決定装置100は、中性化以外で劣化を生じるマンホール2であるか否かを判定する。決定装置100は、中性化以外で劣化を生じるマンホール2であると判定する場合(ステップS701→Yes)、ステップS702の処理を行う。決定装置100は、中性化以外で劣化を生じるマンホール2でないと判定する場合(ステップS701→No)、ステップS703の処理を行う
ステップS702において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期と同じとすることを決定する。
ステップS703において、決定装置100は、あらかじめデータベース化されて記憶部130に記憶された溜水情報、あるいは、作業者により直接入力された溜水情報に基づいて、マンホール2の内部Sに溜水3が存在するか否かを判定する。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在すると判定する場合(ステップS703→Yes)、ステップS704の処理を行う。決定装置100は、マンホール2の内部Sに溜水3が存在しないと判定する場合(ステップS703→No)、ステップS702の処理を行う。
ステップS704において、決定装置100は、マンホール2の点検周期を従来の点検周期より延伸することを決定する。
本実施形態に係る決定方法を適用して、マンホール2の点検周期を決定することにより、マンホール2が、中性化が原因で劣化する場合であっても、マンホール2が、中性化以外の原因で劣化する場合であっても、試料の採取もしくは破壊試験による現地測定を行うことなく、適切な点検周期を、各マンホール2に対して決定することができる。これにより、マンホール2の効率的な維持管理が可能となる。
<その他の変形例>
本発明は上記の実施形態および変形例に限定されるものではない。例えば、上述の各種の処理は、記載にしたがって時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
<プログラム及び記録媒体>
上記の実施形態及び変形例として機能させるためにプログラム命令を実行可能なコンピュータを用いることも可能である。コンピュータは、各装置の機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのプロセッサによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができ、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェアで実現することとしてもよい。ここで、コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、ワークステーション、PC、電子ノートパッドなどであってよい。プログラム命令は、必要なタスクを実行するためのプログラムコード、コードセグメントなどであってもよい。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのであってよい。
例えば、上述した決定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、図3を参照すると、鉄筋コンクリート構造物の内部に溜水が存在するか否かを判定するステップ(S101)と、判定結果に基づいて、鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定するステップ(S102,S103)と、を含む。
また、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。このような記録媒体を用いれば、プログラムをコンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録された記録媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、CD(Compact Disk)-ROM(Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM、BD(Blu-ray Disc(登録商標))-ROMなどであってもよい。また、このプログラムは、ネットワークを介したダウンロードによって提供することもできる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。また、実施形態のフローチャートに記載の複数の工程を1つに組み合わせたり、あるいは1つの工程を分割したりすることが可能である。
2 マンホール
3 溜水
10 決定システム
20 決定システム
30 決定システム
100 決定装置
110 入力部
120 制御部
121 判定部
122 決定部
130 記憶部
140 出力部
150 通信部
200 水分検知センサ
210 首部
220 躯体部
221 上床版
222 下床版
223 側壁部
230 鉄蓋
300 湿度計
302 地下
400 カメラ

Claims (7)

  1. 鉄筋コンクリート構造物の内部の集水部に溜水が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する決定部と、
    を備える、決定装置。
  2. 前記決定部は、
    前記判定部により前記溜水が存在しないと判定された場合、前記点検周期を従来の点検周期と同じとし、
    前記判定部により前記溜水が存在すると判定された場合、前記点検周期を前記従来の点検周期より長くする、
    請求項1に記載の決定装置。
  3. 鉄筋コンクリート構造物の内部における集水部に水分が存在するか否かを検知する水分検知センサと、
    前記水分検知センサにより検知された情報に基づいて、前記内部に溜水が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する決定部と、
    を備える、決定システム。
  4. 鉄筋コンクリート構造物の内部の集水部における湿度を計測する湿度計と、
    前記湿度計により計測された情報に基づいて、前記内部に溜水が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する決定部と、
    を備える、決定システム。
  5. 鉄筋コンクリート構造物の内部の集水部を撮影するカメラと、
    前記カメラにより撮影された画像情報に基づいて、前記内部に溜水が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定する決定部と、
    を備える、決定システム。
  6. 鉄筋コンクリート構造物の内部の集水部に溜水が存在するか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップによる判定結果に基づいて、前記鉄筋コンクリート構造物の点検周期を決定するステップと、
    を含む、決定方法。
  7. 前記決定するステップは、
    前記判定するステップにより前記溜水が存在しないと判定された場合、前記点検周期を従来の点検周期と同じとするステップと、
    前記判定するステップにより前記溜水が存在すると判定された場合、前記点検周期を前記従来の点検周期より長くするステップと、
    を含む、請求項6に記載の決定方法。
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