以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.本技術の概要
2.第1の実施形態(半導体装置の例1)
3.第2の実施形態(半導体装置の製造方法の例1)
4.第3の実施形態(半導体装置の例2)
5.第4の実施形態(半導体装置の例3)
6.第5の実施形態(半導体装置の例4)
7.第6の実施形態(半導体装置の例5)
8.第7の実施形態(半導体装置の製造方法の例2)
9.第8の実施形態(半導体装置の例6)
10.第9の実施形態(半導体装置の例7)
11.第10の実施形態(半導体装置の例8)
12.電子装置に関する第11の実施形態
13.本技術を適用した半導体装置の使用例
14.内視鏡手術システムへの応用例
15.移動体への応用例
<1.本技術の概要>
本技術は、2つの半導体基板が積層された半導体装置において、半導体装置のダイシングや半導体装置の検査に関する。本技術によれば、半導体装置の品質の向上を図ることができる。
例えば、2つの半導体基板が貼り合わされた半導体装置をダイシングするときに、半導体装置に内部クラックやチッピングが発生することがある。また、電源用パッドを開口する際や個片化後に、チップの端部から水分がチップ内部に浸入することが想定される。この場合、チップの内部に水分が浸入すると、接続パッドに水分が到達して、配線の腐食を招くことがある。
このような、ダイシング時における内部クラック及びチッピングの発生や、開口後にチップの端部から水分が浸入することにより、半導体装置の信頼性を低下させる恐れがある。
図62に、ダイシングブレードによって半導体装置をダイシングする際に内部クラックが生じる状態を示す。図62Aに半導体装置700の断面図を示し、図62Bに、半導体装置の接合界面IFの平面図を示す。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図62中の上方向を意味し、「右」とは、図62中の右方向を意味するものとする。
図62Aに示すように、半導体装置700は、第1の半導体基板800と第2の半導体基板900とを備えている。第1の半導体基板800は、チップ領域CAの外側(即ち、ダイシングブレードDB側)に、シーリング領域SRとクラックストッパー領域CSとを有している。第1の半導体基板800は、クラックストッパー領域CSに、第1のガードリング11aと第1のガードリング11bとを備え、シールリング領域SRに、第1のガードリング11cと第1のガードリング11dとを備えている。
第2の半導体基板900は、チップ領域CAの外側(即ち、ダイシングブレードDB側)に、シーリング領域SRとクラックストッパー領域CSとを有している。第2の半導体基板900は、クラックストッパー領域CSに、第2のガードリング21aと第2のガードリング21bとを備え、シールリング領域SRに、第2のガードリング21cと第2のガードリング21dとを備えている。
第1のCu(銅)ダミー(以下、Cuダミーと称する。)DP11は、チップ領域CAの内側であって、第1の半導体基板800の第1の接合面FSと第2の半導体基板900の第2の接合面SSとに形成されている。第1のCuダミーDP11は、第1の半導体基板800と第2の半導体基板900との接合強度を高めるために設けられている。
そして、半導体装置700は、ダイシングエリアDAにおいてダイシングブレードDBにより切削され、2分される。
内部クラックICD1と内部クラックICD2は、ダイシングされたとき、第1の半導体基板800及び第2の半導体基板900にひび割れや裂け目が生じることを示している。なお、内部クラックICD1は、第1の半導体基板800の第1の接合面FSと第2の半導体基板900の第2の接合面SSとに形成されるひび割れを示している。
また、図62Bに示すように、内部クラックICD1が、第1の半導体基板800の第1の接合面FSと第2の半導体基板900の第2の接合面SSとの接合界面IFに発生したとき、チップ領域CAにある第1のCuダミーDP11(CuダミーDP11a、CuダミーDP11b、CuダミーDP11c)に到達することがある。この場合、内部クラックICD1は、第1の半導体基板800と第2の半導体基板900の内部にまで到達するため、Cu(銅)Cu(銅)接合(以下、CuCu接合という。)の配線に断線が生じたり、CuCu接合面から水分が浸入することにより、チップ内領域CAにおいて配線が腐食することが生じ得る。
また、内部クラックICD1によって、第1の半導体基板800と第2の半導体基板900は、半導体装置の表面にチッピングが生じることもある。図63に、半導体装置700にチッピングが生じた個片化後の状態を表示する。図63は、ダイシングブレードDBを用いて半導体装置700を切削したことにより、チッピングを生じた状態を示す説明図である。
図63に示すように、半導体装置700aは、内部クラックICD1の衝撃が第1のCuダミーDP11を介してチップ内部に伝搬し、チッピングを生じたことを示している。また、第2のガードリング21a、第2のガードリング21b、第2のガードリング21c、及び第2のガードリング21dは、第2の半導体基板900に形成されているガードリングである。
この場合、半導体装置700aは、チッピングによって半導体装置700aのチップ領域にまで衝撃が及んでいるため、製品不良と判定される。半導体装置700aが製品不良と判定されると、歩留まりを悪化させるとともに、信頼性を損なう可能性がある。
本技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、CuCu接合における接合面において、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができるようにした。これにより、本技術は、半導体装置の歩留まりの向上と、信頼性を向上させることができる。
ここで、本技術に係る半導体装置の一例として、以下に、固体撮像装置の全体構成例について、図64及び図65を用いて説明をする。
図64は、本技術に係る固体撮像装置、例えば、列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの全体構成を示すブロック図である。図64に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサq10は、光電変換素子を含む単位画素q11が行列状(マトリックス状)に多数2次元配置されてなる画素アレイ部q12に加えて、行走査回路q13、カラム処理部q14、参照電圧供給部q15、列走査回路q16、水平出力線q17およびタイミング制御回路q18を有する構成となっている。
このシステム構成において、タイミング制御回路q18は、マスタークロックMCKに基づいて、行走査回路q13、カラム処理部q14、参照電圧供給部q15および列走査回路q16などの動作の基準となるクロック信号や制御信号などを生成し、行走査回路q13、カラム処理部q14、参照電圧供給部q15および列走査回路q16などに対して与える。
また、画素アレイ部q12の各単位画素q11を駆動制御する周辺の駆動系や信号処理系、即ち行走査回路q13、カラム処理部q14、参照電圧供給部q15、列走査回路q16、水平出力線q17およびタイミング制御回路q18などは、画素アレイ部q12と同一のチップ(半導体基板)q19上に集積される。
単位画素q11としては、ここでは図示を省略するが、光電変換素子(例えば、フォトダイオード)に加えて、例えば、当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷をFD(フローティングディフュージョン)部に転送する転送トランジスタと、当該FD部の電位を制御するリセットトランジスタと、FD部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタとを有する3トランジスタ構成のものや、さらに画素選択を行うための選択トランジスタを別に有する4トランジスタ構成のものなどを用いることができる。
画素アレイ部q12には、単位画素q11がm列n行分だけ2次元配置されるとともに、このm行n列の画素配置に対して行毎に行制御線q21(q21-1~q21-n)が配線され、列毎に列信号線q22(q22-1~q22-m)が配線されている。行制御線q21-1~q21-nの各一端は、行走査回路q13の各行に対応した各出力端に接続されている。行走査回路q13は、シフトレジスタなどによって構成され、行制御線q21-1~q21-nを介して画素アレイ部q12の行アドレスや行走査の制御を行う。
カラム処理部q14は、例えば、画素アレイ部q12の画素列毎、即ち列信号線q22-1~q22-m毎に設けられたADC(アナログ-デジタル変換回路)q23-1~q23-mを有し、画素アレイ部q12の各単位画素q11から列毎に出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。なお、これらADCq23-1~q23-mの構成の詳細については後述する。
参照電圧供給部q15は、時間が経過するにつれてレベルが傾斜状に変化する、いわゆるランプ(RAMP)波形の参照電圧Vrefを生成する手段として、例えばDAC(デジタル-アナログ変換回路)q151を有している。なお、ランプ波形の参照電圧Vrefを生成する手段としては、DACq151に限られるものではない。
DACq151は、タイミング制御回路q18から与えられる制御信号CS1による制御の下に、当該タイミング制御回路q18から与えられるクロックCKに基づいてランプ波形の参照電圧Vrefを生成してカラム処理部q15のADCq23-1~q23-mに対して供給する。
ここで、ADCq23-1~q23-mの構成の詳細について具体的に説明する。
ADCq23-1~q23-mの各々は、単位画素11全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、単位画素q11の露光時間を1/Nに設定してフレームレートをN倍、例えば2倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作を選択的に行い得る構成となっている。この動作モードの切り替えは、タイミング制御回路q18から与えられる制御信号CS2,CS3による制御によって実行される。また、タイミング制御回路q18に対しては、外部のシステムコントローラ(図示せず)から、通常フレームレートモードと高速フレームレートモードの各動作モードとを切り替えるための指示情報が与えられる。
ADCq23-1~q23-mは全て同じ構成となっており、ここでは、ADCq23-mを例に挙げて説明するものとする。ADC23-mは、比較器q31、計数手段である例えばアップ/ダウンカウンタ(図中、U/DCNTと記している)q32、転送スイッチq33およびメモリ装置q34を有する構成となっている。
比較器q31は、画素アレイ部q12のn列目の各単位画素q11から出力される信号に応じた列信号線22-mの信号電圧Vxと、参照電圧供給部q15から供給されるランプ波形の参照電圧Vrefとを比較し、例えば、参照電圧Vrefが信号電圧Vxよりも大なるときに出力Vcoが“H”レベルになり、参照電圧Vrefが信号電圧Vx以下のときに出力Vcoが“L”レベルになる。
アップ/ダウンカウンタq32は非同期カウンタであり、タイミング制御回路q18から与えられる制御信号CS2による制御の下に、タイミング制御回路q18からクロックCKがDACq151と同時に与えられ、当該クロックCKに同期してダウン(DOWN)カウントまたはアップ(UP)カウントを行うことにより、比較器q31での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。
具体的には、通常フレームレートモードでは、1つの単位画素q11からの信号の読
み出し動作において、1回目の読み出し動作時にダウンカウントを行うことにより1回目の読み出し時の比較時間を計測し、2回目の読み出し動作時にアップカウントを行うことにより2回目の読み出し時の比較時間を計測する。
一方、高速フレームレートモードでは、ある行の単位画素q11についてのカウント結果をそのまま保持しておき、引き続き、次の行の単位画素q11について、前回のカウント結果から1回目の読み出し動作時にダウンカウントを行うことで1回目の読み出し時の比較時間を計測し、2回目の読み出し動作時にアップカウントを行うことで2回目の読み出し時の比較時間を計測する。
転送スイッチq33は、タイミング制御回路q18から与えられる制御信号CS3による制御の下に、通常フレームレートモードでは、ある行の単位画素q11についてのアップ/ ダウンカウンタq32のカウント動作が完了した時点でオン( 閉)状態となって当該アップ/ダウンカウンタq32のカウント結果をメモリ装置q34に転送する。
一方、例えばN=2の高速フレームレートでは、ある行の単位画素q11についてのアップ/ダウンカウンタq32のカウント動作が完了した時点でオフ( 開) 状態のままであり、引き続き、次の行の単位画素q11についてのアップ/ダウンカウンタq32のカウント動作が完了した時点でオン状態となって当該アップ/ダウンカウンタq32の垂直2画素分についてのカウント結果をメモリ装置q34に転送する。
このようにして、画素アレイ部q12の各単位画素q11から列信号線q22-1~q22-mを経由して列毎に供給されるアナログ信号が、ADCq23(q23-1~q23-m)における比較器q31およびアップ/ ダウンカウンタq32の各動作により、Nビットのデジタル信号に変換されてメモリ装置q34(q34-1~q34-m)に格納される。
列走査回路q16は、シフトレジスタなどによって構成され、カラム処理部q14におけるADCq23-1~q23-mの列アドレスや列走査の制御を行う。この列走査回路q16による制御の下に、ADCq23-1~q23-mの各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は順に水平出力線q17に読み出され、当該水平出力線q17を経由して撮像データとして出力される。
なお、特に図示しないが、水平出力線q17を経由して出力される撮像データに対して各種の信号処理を施す回路等を、上記構成要素以外に設けることも可能である。
上記構成を有する列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサq10では、アップ/
ダウンカウンタq32のカウント結果を、転送スイッチq33を介して選択的にメモリ装置q34に転送することができるため、アップ/ダウンカウンタq32のカウント動作と、当該アップ/ダウンカウンタq32のカウント結果の水平出力線q17への読み出し動作とを独立して制御することが可能である。
なお、図64に示す列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサq10の構成は、あくまで一例であり、各回路は、図62に示す第1の半導体基板800と第2の半導体基板900のどちらに設けられていてもよい。また、図64に示す回路の一部を、半導体装置700内に設けない構成であってもよい。
図65は、本技術を適用し得る固体撮像装置の全体構成例を示す断面図である。
固体撮像装置では、PD(フォトダイオード)20019が、半導体基板20018の裏面(図65では上面)側から入射する入射光20001を受光する。PD20019の上方には、平坦化膜20013,CF(カラーフィルタ)20012,マイクロレンズ20011が設けられており、各部を順次介して入射した入射光20001を、受光面20017で受光して光電変換が行われる。半導体基板20018は、例えば、後述する図1に示される第1の半導体基板10に相当する。
例えば、PD20019は、n型半導体領域20020が、電荷(電子)を蓄積する電荷蓄積領域として形成されている。PD20019においては、n型半導体領域20020は、半導体基板20018のp型半導体領域20016,20041の内部に設けられている。n型半導体領域20020の、半導体基板20018の表面(下面)側には、裏面(上面)側よりも不純物濃度が高いp型半導体領域20041が設けられている。つまり、PD20019は、HAD(Hole-Accumulation Diode)構造になっており、n型半導体領域20020の上面側と下面側との各界面において、暗電流が発生することを抑制するように、p型半導体領域20016,20041が形成されている。
半導体基板20018の内部には、複数の画素20010の間を電気的に分離する画素分離部20030が設けられており、この画素分離部20030で区画された領域に、PD20019が設けられている。図65中、上面側から、固体撮像装置を見た場合、画素分離部20030は、例えば、複数の画素20010の間に介在するように格子状に形成されており、PD20019は、この画素分離部20030で区画された領域内に形成されている。
各PD20019では、アノードが接地されており、固体撮像装置において、PD20019が蓄積した信号電荷(例えば、電子)は、図示せぬ転送Tr(MOS FET)等を介して読み出され、電気信号として、図示せぬVSL(垂直信号線)へ出力される。
配線層20050は、半導体基板20018のうち、遮光膜20014、CF20012、マイクロレンズ20011等の各部が設けられた裏面(上面)とは反対側の表面(下面)に設けられている。
配線層20050は、配線20051と絶縁層20052とを含み、絶縁層20052内において、配線20051が各素子に電気的に接続するように形成されている。配線層20050は、いわゆる多層配線の層になっており、絶縁層20052を構成する層間絶縁膜と配線20051とが交互に複数回積層されて形成されている。ここでは、配線20051としては、転送Tr等のPD20019から電荷を読み出すためのTrへの配線や、VSL等の各配線が、絶縁層20052を介して積層されている。
配線層20050の、PD20019が設けられている側に対して反対側の面には、支持基板20061が設けられている。例えば、厚みが数百μmのシリコン半導体からなる基板が、支持基板20061として設けられている。
遮光膜20014は、半導体基板20018の裏面(図65では上面)の側に設けられている。
遮光膜20014は、半導体基板20018の上方から半導体基板20018の裏面へ向かう入射光20001の一部を、遮光するように構成されている。
遮光膜20014は、半導体基板20018の内部に設けられた画素分離部20030の上方に設けられている。ここでは、遮光膜20014は、半導体基板20018の裏面(上面)上において、シリコン酸化膜等の絶縁膜20015を介して、凸形状に突き出るように設けられている。これに対して、半導体基板20018の内部に設けられたPD20019の上方においては、PD20019に入射光20001が入射するように、遮光膜20014は、設けられておらず、開口している。
つまり、図65中、上面側から、固体撮像装置を見た場合、遮光膜20014の平面形状は、格子状になっており、入射光20001が受光面20017へ通過する開口が形成されている。
遮光膜20014は、光を遮光する遮光材料で形成されている。例えば、チタン(Ti)膜とタングステン(W)膜とを、順次、積層することで、遮光膜20014が形成されている。この他に、遮光膜20014は、例えば、窒化チタン(TiN)膜とタングステン(W)膜とを、順次、積層することで形成することができる。
遮光膜20014は、平坦化膜20013によって被覆されている。平坦化膜20013は、光を透過する絶縁材料を用いて形成されている。
画素分離部20030は、溝部20031、固定電荷膜20032、及び、絶縁膜20033を有する。
固定電荷膜20032は、半導体基板20018の裏面(上面)の側において、複数の画素20010の間を区画している溝部20031を覆うように形成されている。
具体的には、固定電荷膜20032は、半導体基板20018において裏面(上面)側に形成された溝部20031の内側の面を一定の厚みで被覆するように設けられている。そして、その固定電荷膜20032で被覆された溝部20031の内部を埋め込むように、絶縁膜20033が設けられている(充填されている)。
ここでは、固定電荷膜20032は、半導体基板20018との界面部分において正電荷(ホール)蓄積領域が形成されて暗電流の発生が抑制されるように、負の固定電荷を有する高誘電体を用いて形成されている。固定電荷膜20032が負の固定電荷を有するように形成されていることで、その負の固定電荷によって、半導体基板20018との界面に電界が加わり、正電荷(ホール)蓄積領域が形成される。
固定電荷膜20032は、例えば、ハフニウム酸化膜(HfO2膜)で形成することができる。また、固定電荷膜20032は、その他、例えば、ハフニウム、ジルコニウム、アルミニウム、タンタル、チタン、マグネシウム、イットリウム、ランタノイド元素等の酸化物の少なくとも1つを含むように形成することができる。
本開示に係る技術は、以上のような固体撮像装置にも適用することができる。
<2.第1の実施形態(半導体装置の例1)>
[第1の実施形態の半導体装置の構成]
本技術に係る第1の実施形態の半導体装置は、第1の半導体基板と、第2の半導体基板と、第1のガードリングと、第2のガードリングと、第3のガードリングとを有する少なくとも1つのガードリングユニットと、を備え、第1の半導体基板と第2の半導体基板とが、第1の半導体基板の第1の接合面と第2の半導体基板の第2の接合面とによって接合され、第1のガードリングが、第1の半導体基板に形成され、第2のガードリングが、第2の半導体基板に形成され、第3のガードリングが、第1の接合面と第2の接合面とに形成される、半導体装置である。
本技術に係る第1の実施形態の固体撮像装置によれば、CuCu接合における接合面において、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
図1乃至図3に、本技術に係る第1の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置1を示す。図1に、半導体装置1の断面図を示す。図2に、半導体装置1が切削される前の半導体装置の上面図を示す。図3に、半導体装置1が切削される前の半導体装置と半導体装置の領域Qを部分的に拡大した部分拡大図とを示す。
なお、特に断りがない限り、「上」とは、図1乃至図3中の上方向を意味し、「下」とは、図1乃至図3中の下方向を意味するものとする。
図1は、図2のA-A’断面を示している。図2には、半導体装置1がダイシングされる前の状態であって、半導体装置1aと、半導体装置1bと、半導体装置1cと、半導体装置1dの4つからなる半導体装置が示されている。図1に示す半導体装置1は、図2に示すダイシングエリアDAをダイシングブレードDBでダイシングすることにより形成される。また、図2に示すように、半導体装置1aのシールリング領域SRとクラックストッパー領域CSは、半導体装置1aの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されている。
図3Aに、半導体装置1がダイシングされる前の状態を示し、図3Bに、半導体装置1aの領域Qのクラックストッパー領域CSとシールリング領域SRとの平面図を部分的に拡大した部分拡大図を示す。
図2及び図3Aに示すように、半導体装置1aは、画素領域50と、電源パッド40a、電源パッド40b、電源パッド40c、電源パッド40d、電源パッド40e、及び電源パッド40fと、電源パッド41a、電源パッド41b、電源パッド41c、電源パッド41d、電源パッド41e、及び電源パッド41fと、シールリング領域SRと、クラックストッパー領域CSと、が形成されている。
図3Bに示すように、クラックストッパー領域CSには、3本のガードリングユニット(ガードリングユニットGU1、ガードリングユニットGU2、及びガードリングユニットGU3)が形成されている。シールリング領域SRには、4本のガードリングユニット(ガードリングユニットGU4、ガードリングユニットGU5、ガードリングユニットGU6、及びガードリングユニットGU7)が形成されている。
図1に示す半導体装置1は、第1の半導体基板10と、第2の半導体基板20と、第1のガードリング11aと、第2のガードリング21aと、第3のガードリング31aとを有する少なくとも1つのガードリングユニット30aと、を備えている。第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とが、第1の半導体基板10の第1の接合面FSと第2の半導体基板20の第2の接合面SSとによって接合され、第1のガードリング11aが、第1の半導体基板10に形成され、第2のガードリング21aが、第2の半導体基板20に形成され、第3のガードリング31aが、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成される、半導体装置である。
第1の半導体基板10と第2の半導体基板20は、チップ領域CAの外側(即ち、画素領域50の外側)にシーリング領域SRとクラックストッパー領域CSとを有している。第1の半導体基板10は、クラックストッパー領域CSに、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、及び第1のガードリング11cが形成されている。第1の半導体基板10は、シールリング領域SRに、第1のガードリング11d、第1のガードリング11e、第1のガードリング11f、及び第1のガードリング11gが形成されている。
なお、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、第1のガードリング11c、第1のガードリング11d、第1のガードリング11e、第1のガードリング11f、及び第1のガードリング11gのいずれかを特定する必要が無い場合には、総称して、第1のガードリング11という。
第2の半導体基板20は、クラックストッパー領域CSに、第2のガードリング21a、第2のガードリング21b、及び第2のガードリング21cが形成されている。第2の半導体基板20は、シールリング領域SRに、第2のガードリング21d、第2のガードリング21e、第2のガードリング21f、及び第2のガードリング21gが形成されている。
なお、第2のガードリング21a、第2のガードリング21b、第2のガードリング21c、第2のガードリング21d、第2のガードリング21e、第2のガードリング21f、及び第2のガードリング21gのいずれかを特定する必要が無い場合には、総称して、第2のガードリング21という。
第3のガードリング31a、第3のガードリング31b、第3のガードリング31c、第3のガードリング31d、第3のガードリング31e、第3のガードリング31f、及び第3のガードリング31gは、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成される。なお、第3のガードリング31のいずれかを特定する必要が無い場合には、総称して、第3のガードリング31という。
ガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、第2のガードリング21aと、第3のガードリング31aとを備えている。ガードリングユニット30bは、第1のガードリング11bと、第2のガードリング21bと、第3のガードリング31bとを備えている。ガードリングユニット30cは、第1のガードリング11cと、第2のガードリング21cと、第3のガードリング31cとを備えている。ガードリングユニット30dは、第1のガードリング11dと、第2のガードリング21dと、第3のガードリング31dとを備えている。ガードリングユニット30eは、第1のガードリング11eと、第2のガードリング21eと、第3のガードリング31eとを備えている。ガードリングユニット30fは、第1のガードリング11fと、第2のガードリング21fと、第3のガードリング31fとを備えている。ガードリングユニット30gは、第1のガードリング11gと、第2のガードリング21gと、第3のガードリング31gとを備えている。
なお、ガードリングユニット30a、ガードリングユニット30b、ガードリングユニット30c、ガードリングユニット30d、ガードリングユニット30e、ガードリングユニット30f、及びガードリングユニット30gのいずれかを特定する必要が無い場合には、総称して、ガードリングユニット30という。
なお、ガードリングユニット30は、ガードリング領域GRに形成される。また、ガードリング領域GRは、シールリング領域SRとクラックストッパー領域CSとから構成されている。
第1のCuダミーDP1、第1のCuダミーDP2、及び第1のCuダミーDP3は、第1の半導体基板10の第1の接合面FSと第2の半導体基板20の第2の接合面SSとに形成されている。第1のCuダミーDP1、第1のCuダミーDP2、及び第1のCuダミーDP3は、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20との接合強度を高めるために設けられた接続パッドダミーである。
半導体装置1は、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とが貼り合わせれて形成される。半導体装置1は、例えば、プラズマ接合により、第1の半導体基板10の第1の接合面FSと第2の半導体基板20の第2の接合面SSとが接合される。
第1の半導体基板10は、複数の画素からなる画素領域50を備えている。画素領域50は、例えば、単位画素を形成するフォトダイオードを複数画素備えることにより形成される。第2の半導体基板20は、例えば、電源パッド40、電源パッド41、及び配線層62を有し、ロジック回路の一部が形成される。なお、配線層62は、配線60a、配線60b、及び絶縁膜61を含んで構成される。また、複数の配線層62とその間の層間絶縁膜により、多層配線層が形成されている。
したがって、図1に示す半導体装置1は、2枚の半導体基板(第1の半導体基板10と第2の半導体基板20)を貼り合わせて形成された積層型の固体撮像装置の構成例を示している。また、図1の上側が、光が入射される受光面側であって第1の半導体基板10の裏面側であり、半導体装置1は、裏面照射型の固体撮像装置である。なお、裏面照射型の固体撮像装置は、半導体装置1の一例であり、これに限定されるものではない。
[第1の実施形態の半導体装置の効果]
以上説明したように、本技術に係る第1の実施形態の半導体装置1は、第1のガードリング11と、第2のガードリング21と、第3のガードリング31とを有する少なくとも1つのガードリングユニット30と、を備えている。第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とが、第1の半導体基板10の第1の接合面FSと第2の半導体基板20の第2の接合面SSとによって接合され、第3のガードリング31が、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成されている。
本技術に係る第1の実施形態の半導体装置1によれば、ダイシング時に、内部クラックやチッピングが発生しても、第3のガードリング31を有するガードリングユニット30により、内部クラックやチッピングの進行を防ぐことができる。また、ガードリングユニット30が、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20との貼り合わせた接合界面IFに、第3のガードリング31を有するため、外部からの水分の侵入を防ぐことができる。
これにより、本技術に係る第1の実施形態の半導体装置1は、CuCu接合における接合面において、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
<3.第2の実施形態(半導体装置の製造方法の例1)>
本技術に係る第2の実施形態の半導体装置の製造方法は、第1の半導体基板と第2の半導体基板とが対向するように接合させることと、第1の半導体基板の第1の接合面と第2の半導体基板の第2の接合面とに第3のガードリングを形成することと、第1のガードリング11と、第2のガードリング21と、第3のガードリング31とにより、ガードリングユニット30を形成することと、を含む、半導体装置の製造方法である。
図4乃至図13に、本技術に係る第2の実施形態の半導体装置1の製造方法の一例を示す。なお、特に断りがない限り、「上」とは図4乃至図13中の上方向を意味し、「下」とは、図4乃至図13中の下方向を意味する。また、適宜、各図中Aは、断面図を示し、各図中Bは、平面図を示す。
図4は、第1の半導体基板10を示しており、図5は、第2の半導体基板20を示している。第1の半導体基板10と第2の半導体基板20は、例えば、短結晶シリコンで形成されている。第1の半導体基板10と第2の半導体基板20の表面には、それぞれ酸化膜が成膜され、下層には、複数の配線層を有している。
図4に示す第1の半導体基板10は、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、第1のガードリング11c、配線60a、配線60b、絶縁膜61a、配線層62a、及び層間絶縁膜71、を備えている。第1のガードリング11aには、電極パッドEP1が設けられている。第1のガードリング11bには、電極パッドEP2が設けられている。第1のガードリング11cには、電極パッドEP3が設けられている。
なお、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、及び第1のガードリング11cは、配線として使用する目的ではなく、水分の侵入を防ぐためのダミー配線である。第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、及び第1のガードリング11cは、例えば、ダミー配線が4層に重ねられている。また、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、及び第1のガードリング11cは、各層のダミー配線間がビア層で形成された配線等により接続されており、最上位層のダミー配線から最下位層のダミー配線までが一続きになっている。
図4Cに、図4Aの領域R1の拡大図を示す。この例において、第1の半導体基板10は、大きく層L1乃至L4に分かれている。層L1は、例えば、シリコン等からなる基板により構成され、基板内にトランジスタやフォトダイオード等の半導体素子(図示せず)等が形成される。
層L2には、コンタクトCN1が主に形成される。コンタクトCN1は、層L1に形成されている半導体素子と、層L3に形成されている配線とを電気的に接続する。
層L3には、複数の配線層、及び配線間を電気的に接続するためのビア層(ビアを含む)が形成される。この例では、層L3において、4層のダミー配線層(配線層WR1、配線層WR2、配線層WR3、及び配線層WR4)が形成されている。なお、配線層の層数は、1以上の任意の数に設定することできる。ダミー配線及びビアは、例えば、銅(Cu)により形成され、Cuの周囲には、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(Tan)等からなるバリアメタルが形成される。
層L4には、電極パッドEP1が形成されている。この電極パッドEP1は、例えば、アルミニウム(Al)により形成され、アルミニウムの周囲には、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)等からなるバリアメタルが形成される。
第1のガードリング11aは、層L2のコンタクトと、層L3のダミー配線層とから形成される。また、層L2乃至L4には、各層を絶縁するための層間絶縁膜71が形成されている。層間絶縁膜71は、例えば、二酸化ケイ素(SiO2)、シリコンナイトライド(SiN)等により形成される。
図5に示す第2の半導体基板20は、第2のガードリング21a、ダミー配線DW1、ダミーパッドDPP、ダミー配線DW2、電源パッド40、電源パッド41、電源パッド41a、配線60c、配線60d、絶縁膜61b、配線層62b、及び層間絶縁膜70を備えている。第2のガードリング21aは、接続配線の代わりとなるダミー配線により形成されている。これにより、第2のガードリング21aは、内部クラックやチッピングを防止することができる。
図5Cに、図5Aの領域R2の拡大図を示す。この例において、第1の半導体基板10と同様に、第2の半導体基板20は、大きく層L1乃至L4に分かれている。層L1は、例えば、シリコン等からなる基板により構成され、基板内にトランジスタやフォトダイオード等の半導体素子(図示せず)等が形成される。
層L2には、コンタクトCN2が主に形成される。コンタクトCN2は、層L1に形成されている半導体素子と、層L3に形成されている配線とを電気的に接続する。
層L3には、複数の配線層、及び配線間を電気的に接続するためのビア層(ビアを含む)が形成される。この例では、層L3において、2層のダミー配線層(配線層WR11、配線層WR22)とグローバル配線GWが形成されている。グローバル配線GWは、図示しない他の回路と相互接続するための配線である。なお、配線層の層数は、1以上の任意の数に設定することできる。ダミー配線及びビアは、例えば、Cu(銅)により形成され、Cuの周囲には、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(Tan)等からなるバリアメタルが形成される。
層L4には、電源パッド41aが形成されている。この電源パッド41aは、例えば、アルミニウム(Al)により形成され、アルミニウムの周囲には、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)等からなるバリアメタルが形成される。
第2のガードリング21aは、層L2のコンタクトと、層L3の2層のダミー配線(WR11、WR22)とグローバル配線GWとから形成される。また、層L2乃至L4には、各層を絶縁するための層間絶縁膜70が形成されている。層間絶縁膜70は、例えば、二酸化ケイ素(SiO2)、シリコンナイトライド(SiN)等により形成される。
なお、以下、ダミー配線DW1、ダミー配線DW2及びダミーパッドDPPについては、適宜、符号を付さず説明を省略する。
第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とにおいて、配線層62(配線層62a、配線層62b)の材料は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)など金属膜であれば適用可能であり、特に、限定されるものではない。また、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20は、配線層62bに位置する電源パッド41や半導体装置の端部からの水分の侵入により、配線60(配線60a、配線60b、配線60c、及び配線60d)の劣化を防止するため、全ての配線層62(配線層62a、配線層62b)が、半導体装置の周囲をリング状で第1のガードリング11及び第2のガードリング21に覆われるように形成される。なお、第1のガードリング11及び第2のガードリング21は、リング状に限定されるものではなく、部分的に非連続になっていても良い。
また、例えば、第1の半導体基板10が、受光素子を備え、第2の半導体基板20が、集積回路として信号処理を行うMOSトランジスタや拡散層などを有していても良い。
次に、図6に示すように、第1の半導体基板10に、銅(Cu)の接続パッド100a、接続パッド100b、接続パッド100c、接続パッド100d、及び接続パッド100eを形成するとともに、第1ガードリング部101a、第1ガードリング部101b、及び第1ガードリング部101cを形成する。
なお、接続パッド100a、接続パッド100b、接続パッド100c、接続パッド100d、及び接続パッド100eは、層間絶縁膜71の層間部分にビアを形成してもよい。
また、第1ガードリング部101a、第1ガードリング部101b、及び第1ガードリング部101cは、それぞれ溝状に形成されるようになっているが、例えば、ビアを複数配置する構造であっても良い。また、第1ガードリング部101bと第1ガードリング部101cは、別部材として構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの部材として、図6Bの平面図において略正方形を形成するようにしてもよい。
また、図7に示すように、第2の半導体基板20に、銅(Cu)の接続パッド200a、接続パッド200b、接続パッド200c、接続パッド200d、及び接続パッド200eを形成するとともに、第2ガードリング部201a、第2ガードリング部201b、及び第2ガードリング部201cを形成する。
なお、接続パッド200a、接続パッド200b、接続パッド200c、接続パッド200d、及び接続パッド200eは、層間絶縁膜70の層間部分にビアを形成してもよい。
また、第2ガードリング部201a、第2ガードリング部201b、及び第2ガードリング部201cは、それぞれ溝状に形成されるようになっているが、例えば、ビアを複数配置する構造であっても良い。また、第2ガードリング部201bと第2ガードリング部201cは、別部材として構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの部材として、図7Bの平面図において略正方形を形成するようにしてもよい。
次に、図8に示すように、第1の半導体基板10の、接続パッド100a、接続パッド100b、接続パッド100c、接続パッド100d、及び接続パッド100eと、第1ガードリング部101a、第1ガードリング部101b、第1ガードリング部101cの上に、バリアメタル材料及び金属膜を覆う。
そして、平坦化CMP(化学機械研磨)を行って平坦化を行い、余分な部分を除去する。バリアメタル材料は、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、Ti(チタン)、窒化チタン(TiN)などが好ましく、2種類以上の材料を混ぜて使用することができる。金属膜は、ここでは、銅(Cu)を使用するが、銅(Cu)に限定されるものではなく、例えば、合金材料(マンガン青銅(CuMn)、マグネシウム青銅(CuMg)、アルミニウム青銅(CuAl)なども使用することができる。
同様に、図9示すように、第2の半導体基板20の、接続パッド200a、接続パッド200b、接続パッド200c、接続パッド200d、及び接続パッド200eと、第2ガードリング部201a、第2ガードリング部201b、及び第2ガードリング部201cの上に、バリアメタル材料及び金属膜を覆う。
そして、平坦化CMP(化学機械研磨)を行って平坦化を行い、余分な部分を除去する。バリアメタル材料は、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、Ti(チタン)、窒化チタン(TiN)などが好ましく、2種類以上の材料を混ぜて使用することができる。金属膜は、ここでは、銅(Cu)を使用するが、銅(Cu)に限定されるものではなく、例えば、合金材料(マンガン青銅(CuMn)、マグネシウム青銅(CuMg)、アルミニウム青銅(CuAl)なども使用することができる。
次に、図10に示すように、図9に示した第2の半導体基板20の上に、図8に示した第1の半導体基板10を反転させ、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とを接合させる。これにより、半導体装置500が生成される。第1の半導体基板10と第2の半導体基板20は、必要に応じて、基板が薄肉化したり、剥離しても良い。
ここで、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20を接合させることにより、第1の半導体基板10に形成された、第1ガードリング部101a、第1ガードリング部101b、及び第1ガードリング部101cと、第2の半導体基板20に形成された、第2ガードリング部201a、第2ガードリング部201b、及び第2ガードリング部201cとが接合する。これにより、第3のガードリング31a、第3のガードリング31b、及び第3のガードリング31cが形成される。
具体的には、第3のガードリング31aは、第1ガードリング部101a(31a-1)と第2ガードリング部201a(31a-2)とにより形成される。第3のガードリング31bは、第1ガードリング部101b(31b-1)と第2ガードリング部201b(31b-2)とにより形成される。第3のガードリング31cは、第1ガードリング部101c(31c-1)と第2ガードリング部201c(31c-2)とにより形成される。
これにより、第3のガードリング31aは、電源パッド41aと接続されるので、電気的に接続(導通)することができる。第3のガードリング31bは、電源パッド41と接続されるので、電気的に接続(導通)することができる。第3のガードリング31cは、電源パッド41と接続されるので、電気的に接続(導通)することができる。
また、第1の半導体基板10の、接続パッド100a、接続パッド100b、接続パッド100c、接続パッド100d、及び接続パッド100eと、第2の半導体基板20の、接続パッド200a、接続パッド200b、接続パッド200c、接続パッド200d、及び接続パッド200eと、が接続される。
これにより、第1のガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31a(31a-1と31a-2)と、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第2のガードリングユニット32は、第1のガードリング11bと、電極パッドEP2と、第3のガードリング31b(31b-1と31b-2)と、電源パッド41と、から形成されている。第3のガードリングユニット33は、第1のガードリング11cと、電極パッドEP3と、第3のガードリング31c(31c-1と31c-2)と、電源パッド41と、から形成されている。
次に、図11に示すように、生成された半導体装置500は、一般的なリソグラフィ技術やドライエッチング技術などを使って第1の半導体基板10が貫通され、電源パッド41まで開口する開口部AT1が形成される。
ここで、開口部AT1が形成されることにより、外部からの水分が浸入しやすくなるが、第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33は、金属膜(メタル)で形成されている。さらに、第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33は、半導体装置500の配線層62(配線層62a、配線層62b)を覆っている。
これにより、半導体装置500は、第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33により水分の侵入を防ぐことができる。したがって、接合界面IFにおける、接続パッド100a、接続パッド100b、接続パッド100c、接続パッド100d、及び接続パッド100eや、接続パッド200a、接続パッド200b、接続パッド200c、接続パッド200d、及び接続パッド200e、及び配線層62a、配線層62bの腐食を防ぐことができる。
また、第1のガードリングユニット30aと第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33とが、半導体装置500の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されている。具体的には、第1のガードリングユニット30aと第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33とが、スクライブラインの内側に設けられている。この場合、半導体装置500は、第1のガードリングユニット30aと第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33とを3カ所に形成することができるので、半導体装置500の品質の信頼性を高めることができる。
なお、図11では、第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33が、リング状(連続的)に形成されているが、必ずしもリング状に形成されている必要はなく、例えば、部分的に第2のガードリングユニット32と第3のガードリングユニット33を形成するようにしてもよい。
次に、図12に示すように、半導体装置500は、スクライブライン幅SW(ダイシングエリア)がダイシングブレードDBによってダイシングされることにより、半導体装置ごとに個片化される。この場合、半導体装置500は、スクライブラインSL1の端面から水分が浸入しやすくなる。しかしながら、第1のガードリングユニット30aが、半導体装置500の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されて、スクライブラインSL1の内側に設けられるとともに、第3のガードリング31aが、連続的に形成されている。これにより、半導体装置500は、第1の半導体基板10及び第2の半導体基板20の端面や接合界面IFから水分が浸入することを防ぐことができる。
また、第4のガードリングユニット44は、半導体装置500の周囲の少なくとも一部に形成される電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。第4のガードリングユニット44は、第1のガードリング11dと、電極パッドEP4と、第3のガードリング31dと、電源パッド41と、から形成されている。この場合、第1のガードリング11dは、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。第3のガードリング31dも、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。また、電極パッドEP4も、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。このため、半導体装置500は、開口部AT1から水分の侵入を防ぐことができるので、半導体装置500内部の腐食を防ぐことができる。なお、第4のガードリングユニット44に囲まれる電源パッド41の開口部AT1は、1つに限定されるものではない。
図13に示すように、第5のガードリングユニット45は、半導体装置500aの周囲の少なくとも一部に形成される複数の電源パッドの開口部AT11を囲うように設けられている。第5のガードリングユニット45は、第1のガードリング11eと、電極パッドEP5と、第3のガードリング31e、電源パッド41とから形成されている。この場合、第1のガードリング11eは、複数の開口部AT11を囲うように設けられる。第3のガードリング31eも、複数の開口部AT11を囲うように設けられる。また、電極パッドEP5も、複数の開口部AT11を囲うように設けられる。
このため、半導体装置500aは、複数の開口部AT11から水分の侵入を防ぐことができるので、半導体装置500a内部の腐食を防ぐことができる。なお、開口部AT11は、電源パッドごとに形成されるが、これに限定されるものではない。
このようにして、本技術に係る第1の実施形態の半導体装置1は、第2の実施形態の半導体装置1の製造方法の例1により製造することができる。
また、本技術に係る第2の実施形態の半導体装置1の製造方法では、第3のガードリング31a、第3のガードリング31b、第3のガードリング31c、第3のガードリング31d、及び第3のガードリング31eが、電源パッド41及び電源パッド41aと電気的に接続(導通)するようになっていたが、これに限定されるものではない。
図14は、本技術に係る第2の実施形態の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置500bにおいて、第3のガードリング31fと第3のガードリング31gが、電源パッド41、及び電源パッド41aと導通しない場合を説明する説明図である。
図14に示すように、第3のガードリング31fと第3のガードリング31gは、電源パッド41及び電源パッド41aと接続されていない。この場合、第3のガードリング31fは、電源パッド41aと導通せず、第3のガードリング31gは、電源パッド41と導通しないようになっている。
この場合、第6のガードリングユニット46は、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31fと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第7のガードリングユニット47は、第1のガードリング11dと、電極パッドEP4と、第3のガードリング31gと、電源パッド41と、から形成されている。次に、電源パッド41から離れた位置に第3のガードリング31が形成された例を、図15を示す。
図15は、本技術に係る第2の実施形態の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置において、第3のガードリング31hが、電源パッド41と導通しないように形成される場合を説明する説明図である。
図15に示すように、第3のガードリング31hは、電源パッド41と離れた位置に形成され、電源パッド41とは導通しないようになっている。このように、予め電源パッド41と導通しない場合は、電源パッド41の近くに第3のガードリング31hを形成する必要はなく、電源パッド41から離れた位置に第3のガードリング31hを形成することができる。
なお、この場合、第8のガードリングユニット48が、第1のガードリング11dと、電極パッドEP4と、第3のガードリング31hと、から形成されている。また、図15では、電源パッド41に複数の開口部AT11が形成されており、複数の開口部AT11は、第8のガードリングユニット48に囲まれている。この場合、第8のガードリングユニット48は、所望の囲み方を複数の開口部AT11に適用することができる。例えば、第1のガードリング11dは、複数の開口部AT11を囲むように設けられ、電極パッドEP4や第3のガードリングユニット31hも、複数の開口部AT11を囲むように設けられる。
このように、第3のガードリング31f、第3のガードリング31g、及び第3のガードリング31hが、例えば、電源パッド41及び電源パッド41aと接続しないようすることにより、第6のガードリングユニット46、第7のガードリングユニット47、及び第8のガードリングユニット48が、導通することを回避することができる。
<4.第3の実施形態(半導体装置の例2)>
本技術に係る第3の実施形態の半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置において、ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの内側に設けられ、第3のガードリングが、非連続的に形成される、半導体装置である。この場合、第3のガードリングは、例えば、スクライブラインに沿って、スクライブラインの方向に所定の間隔で形成されるようにすることができる。
本技術に係る第3の実施形態の半導体装置によれば、CuCu接合における接合面において、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
図16乃至図19に、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置を示す。各図中Aに半導体装置の断面図を示し、各図中Bに半導体装置の平面図を示す。
図16に示すように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置500dが、第1の実施形態の半導体装置と異なる点は、第3のガードリング31ax、第3のガードリング31bx、及び第3のガードリング31cxが、半導体装置500dの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL1の内側に設けられ、非連続的に形成される点である。なお、非連続とは、第3のガードリング31が、複数の第2のCuダミーから形成され、例えば、各Cuダミーが島状に形成されることを意味するものとする。なお、この場合、第2のCuダミーは、内部クラックやチッピングを防ぐために形成される。
図16に示すように、第3のガードリング31ax、第3のガードリング31bx、及び第3のガードリング31cxが、接合界面IFにおいて、非連続的に形成されている。具体的には、第3のガードリング31axは、複数の第2のCuダミーDP2a(第2のCuダミーDP2a1、第2のCuダミーDP2a2)から形成されている。第3のガードリング31bxは、複数の第2のCuダミーDP2b(第2のCuダミーDP2b1、第2のCuダミーDP2b2、第2のCuダミーDP2b3)から形成されている。第3のガードリング31cxは、複数の第2のCuダミーDP2c(第2のCuダミーDP2c1、第2のCuダミーDP2c2、第2のCuダミーDP2c3)から形成されている。
この場合、第9のガードリングユニット49が、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31ax、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第10のガードリングユニット50が、第1のガードリング11bと、電極パッドEP2と、第3のガードリング31bxと、電源パッド41とから形成されている。第11のガードリングユニット51が、第1のガードリング11cと、電極パッドEP3と、第3のガードリング31cxと、電源パッド41と、から形成されている。
第3のガードリング31ax、第3のガードリング31bx、及び第3のガードリング31cxは、接合界面IF上で、スクライブラインSL1に沿って、スクライブラインの方向に所定の間隔(即ち、非連続)で形成されている。さらに、第3のガードリング31axは、接合界面IF上で、端部の位置が第3のガードリング31bxに近づけられて配置されている。このように、第3のガードリング31ax、第3のガードリング31bx、及び第3のガードリング31cxは、電源パッド41の開口部AT1に対し、水分の侵入を抑制するために、所望の位置に形成することができる。
図17に、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500eを示す。図17Aに半導体装置500eの断面図を示し、図17Bに半導体装置500eの平面図を示す。
図17に示すように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置500eは、半導体装置500dに加え、接合界面IFにおいて、さらに、第3のガードリング31dxが、非連続的に形成されている。この場合、第3のガードリング31dxは、複数の第2のCuダミー(第2のCuダミーDP2d1、第2のCuダミーDP2d2)により、形成されている。このように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置500eは、更に少なくとも1つの第3のガードリング31dxを備え、電源パッド41の開口部AT1に対し、水分の侵入を抑制する所望の位置に、第3のガードリング31dxを形成するようにしてもよい。
図18に、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500fを示す。図18Aに半導体装置500fの断面図を示し、図18Bに半導体装置500fの平面図を示す。なお、図18Aは、図18Bに示すB-B’断面を示したものである。
図18に示すように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置500fは、第3のガードリング31ay、第3のガードリング31by、及び第3のガードリング31cyが、スクライブラインSL1に沿って、スクライブラインの方向に所定の間隔(非連続)で形成されている。この場合、第3のガードリング31ayは、スクライブラインSL1に沿って、複数の略正方形の第2のCuダミー(DP2a11)により形成されている。第3のガードリング31byは、スクライブラインSL1に沿って、複数の略正方形の第2のCuダミー(DP2b11)により形成されている。第3のガードリング31cyは、スクライブラインSL1に沿って、複数の略正方形の第2のCuダミー(DP2c11)により形成されている。
なお、略正方形とは、正方形を含み、四角形の長辺と短辺との差が、例えば、10%以内に収まる四角形とすることができる。
この場合、第12のガードリングユニット52が、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31ayと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第13のガードリングユニット53が、第1のガードリング11bと、電極パッドEP2と、第3のガードリング31byと、電源パッド41と、から形成されている。第14のガードリングユニット54が、第1のガードリング11cと、電極パッドEP3と、第3のガードリング31cyと、電源パッド41と、から形成されている。
図19に、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500gを示す。図19Aに半導体装置500gの断面図を示し、図19Bに半導体装置500gの平面図を示す。
図19に示すように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置500gは、半導体装置500fに加え、接合界面IFに更に、第3のガードリング31dyが、複数の第2のCuダミー(dpdy)により所定の間隔(非連続)で形成されている。このように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置500gは、更に、少なくとも1つの第3のガードリング31dyを備え、電源パッド41の開口部AT1を囲むように形成されていてもよい。
以上説明したように、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置は、ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるとともに、スクライブラインSL1の内側に設けられ、第3のガードリング31が、複数の第2のCuダミーにより非連続的に形成されている。
これにより、本技術に係る第3の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置は、内部クラックやチッピングの進行を防ぐとともに、外部からの水分の侵入を防ぐことができる。
<5.第4の実施形態(半導体装置の例3)>
本技術に係る第4の実施形態の半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置において、少なくとも1つのCuダミー(第1のCuダミー)を更に備え、Cuダミーが、ガードリングユニットの外周に形成され、第1の接合面と第2の接合面とに形成される、半導体装置である。
本技術に係る第4の実施形態の半導体装置によれば、CuCu接合における接合面において、接合界面IFの接合強度を高めることができるので、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
図20に、本技術に係る第4の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500hを示す。図20Aに半導体装置500hの断面図を示し、図20Bに半導体装置500hの平面図を示す。
図20に示すように、本技術に係る第4の実施形態の半導体装置500hが、第2の実施形態の半導体装置500と異なる点は、少なくとも1つの第1のCuダミーを更に備え、第1のCuダミーが、第1のガードリングユニット30aの外周に形成され、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成される点である。
図20では、第3のガードリング31aとスクライブラインSL1との間に、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101が形成されている。また、接合界面IFの開口部AT1の周りには、複数の第1のCuダミーDP201が形成されている。即ち、複数の第1のCuダミーDP201は、第3のガードリング31dと開口部AT1との間において、開口部AT1の周りを囲むように形成されている。
この場合、第1のガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31aと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第4のガードリングユニット44は、第1のガードリング11dと、電極パッドEP4と、第3のガードリング31dと、電源パッド41と、から形成されている。
第1のガードリング11dは、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。第3のガードリング31dも、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。また、電極パッドEP4も、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。
なお、第1のCuダミーDP101、第1のCuダミーDP201は、それぞれ複数備える必要はなく、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101を備えていればよい。
図21に、本技術に係る第4の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500iを示す。図21Aに半導体装置500iの断面図を示し、図21Bに半導体装置500iの平面図を示した説明図である。
図21に示すように、本技術に係る第4の実施形態の半導体装置500iが、半導体装置500hと異なる点は、接合界面IFにおいて、第3のガードリング31bと開口部AT1との間に少なくとも1つの第1のCuダミーDP210を備え、また、第3のガードリング31cと開口部AT1との間に少なくとも1つの第1のCuダミーDP310を備えている点である。
この場合、第1のガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31aと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第2のガードリングユニット32は、第1のガードリング11bと、電極パッドEP2と、第3のガードリング31bと、電源パッド41と、から形成されている。第3のガードリングユニット33は、第1のガードリング11cと、電極パッドEP3と、第3のガードリング31cと、電源パッド41と、から形成されている。
なお、第1のCuダミーDP101、第1のCuダミーDP210、及び第1のCuダミーDP310は、それぞれ複数備える必要はなく、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101を備えていればよい。
以上説明したように、本技術に係る第4の実施形態の半導体装置によれば、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101を更に備え、第1のCuダミーDP101が、ガードリングユニット30aの外周に形成され、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成される。
これにより、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20との接合強度を向上させることができるので、例えば、ダイシング時の個片化において、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20の剥がれを第1のガードリングユニット30aの外側で止めることができる。
<6.第5の実施形態(半導体装置の例4)>
本技術に係る第5の実施形態の半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置において、スリットを更に備え、スリットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインとその内側に形成されるガードリングユニットとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って第1の接合面と第2の接合面とを貫通する、半導体装置である。
本技術に係る第5の実施形態の半導体装置によれば、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とが剥がれそうなときでも、スリットで食い止めることができるので、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
図22に、本技術に係る第5の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500jを示す。図22Aに半導体装置500jの断面図を示し、図22Bに半導体装置500jの平面図を示す。
図22に示すように、本技術に係る第5の実施形態の半導体装置500jは、半導体装置500に、スリットSTを更に備え、スリットSTが、半導体装置500jの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL1とその内側に形成される第1のガードリングユニット30aとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って第1の接合面FSと第2の接合面SSとを貫通している。
これにより、ダイシング時や個片化後に第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とが剥がれそうになったとしても、スリットSTにより第1の半導体基板10と第2の半導体基板20との剥がれの進行を止めることができる。
なお、この場合、第1のガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31aと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。また、第4のガードリングユニット44は、第1のガードリング11dと、電極パッドEP4と、第3のガードリング31dと、電源パッド41と、から形成されている。
図23に、本技術に係る第5の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500kを示す。図23Aに半導体装置500kの断面図を示し、図23Bに半導体装置500kの平面図を示す。
図23に示すように、本技術に係る第5の実施形態の半導体装置500kは、半導体装置500jと同様に、半導体装置500に、スリットSTを更に備え、スリットSTが、半導体装置500kの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL1とその内側に形成されるガードリングユニット30aとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って第1の接合面FSと第2の接合面SSとを貫通している。
これにより、ダイシング時や個片化後に第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とが剥がれそうになったとしても、スリットSTにより第1の半導体基板10と第2の半導体基板20との剥がれの進行を止めることができる。
なお、この場合、第1のガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31aと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。第2のガードリングユニット32は、第1のガードリング11bと、電極パッドEP2と、第3のガードリング31bと、電源パッド41と、から形成されている。第3のガードリングユニット33は、第1のガードリング11cと、電極パッドEP3と、第3のガードリング31cと、電源パッド41と、から形成されている。
<7.第6の実施形態(半導体装置の例5)>
本技術に係る第6の実施形態の半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置において、スリットと、少なくとも1つのCuダミー(第1のCuダミー)と、を更に備え、Cuダミー(第1のCuダミー)が、ガードリングユニットの外周に沿って形成され、第1の接合面と第2の接合面とに形成されるとともに、スリットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインとその内側に形成されるガードリングユニットとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って第1の接合面と第2の接合面とを貫通する、半導体装置である。
本技術に係る第6の実施形態の半導体装置によれば、半導体装置のダイシング時に、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20との間で剥がれを防止することができ、剥がれの進行を防止することができる。
図24に、本技術に係る第6の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500lを示す。図24Aに半導体装置500lの断面図を示し、図24Bに半導体装置500lの平面図を示す。
図24に示すように、本技術に係る第6の実施形態の半導体装置500lは、半導体装置hに、スリットSTと、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101を更に備えている。
少なくとも1つの第1のCuダミーDP101は、第1のガードリングユニット30aの外周に沿って形成され、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成されている。スリットSTは、半導体装置500lの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL1の内側に形成され、ダイシングする方向に沿って第1の接合面FSと第2の接合面SSとを貫通している。
この場合、第1のガードリングユニット30aは、第1のガードリング11aと、電極パッドEP1と、第3のガードリング31aと、電源パッド41aと、グローバル配線GWと、第2のガードリング21aと、から形成されている。また、第4のガードリングユニット44は、半導体装置500lの周囲の少なくとも一部に形成され、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。第4のガードリングユニット44は、第1のガードリング11dと、電極パッドEP4と、第3のガードリング31dと、電源パッド41とから形成されている。
第1のガードリング11dは、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。第3のガードリング31dも、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。また、電極パッドEP4も、電源パッド41の開口部AT1を囲うように設けられる。
さらに、接合界面IFの開口部AT1の周囲には、複数の第1のCuダミーDP201が形成されている。複数の第1のCuダミーDP201は、開口部AT1の周りを囲むように形成されている。
これにより、半導体装置500lは、複数の第1のCuダミーDP101だけでなく、複数の第1のCuダミーDP201により、接合界面IFの接合強度を高めることができる。
図25に、本技術に係る第6の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置500mを示す。図25Aに半導体装置500mの断面図を示し、図25Bに半導体装置500mの平面図を示す。
図25に示すように、本技術に係る第6の実施形態の半導体装置500mも同様に、半導体装置500に、スリットSTと、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101と、第3のガードリング31bと開口部AT1との間に少なくとも1つの第1のCuダミーDP210と、第3のガードリング31cと開口部AT1との間に少なくとも1つの第1のCuダミーDP310とを更に備えている。
少なくとも1つの第1のCuダミーDP101は、第1のガードリングユニット30aに沿って形成され、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成されている。少なくとも1つの第1のCuダミーDP210は、第2のガードリングユニット32に沿って形成され、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成されている。少なくとも1つの第1のCuダミーDP310は、第3のガードリングユニット33に沿って形成され、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成されている。
スリットSTは、半導体装置500mの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL1とその内側に形成される第1のガードリングユニット30aとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って第1の接合面FSと第2の接合面SSとを貫通している。
本技術に係る第6の実施形態の半導体装置500l、500mによれば、スリットSTと、少なくとも1つの第1のCuダミーDP101を備えているので、半導体装置のダイシング時や個片化後に、第1の半導体基板10と第2の半導体基板20とに剥がれが生じても、第1のCuダミーDP101が接合強度を高めたうえで、スリットSTで剥がれを食い止めることができる。
これにより、CuCu接合における接合面において、半導体装置500l、500mの品質の信頼性を向上させることができる。また、複数の第1のCuダミーDP201、複数の第1のCuダミー210、複数の第1のCuダミー310を備えることにより、接合界面IFにおいて、接合強度を高めることができる。
<8.第7の実施形態(半導体装置の製造方法の例2)>
本技術に係る第7の実施形態の半導体装置の製造方法は、第1の半導体基板と第2の半導体基板とが対向するように接合させることと、第1の半導体基板の第1の接合面と第2の半導体基板の第2の接合面とに、第3のガードリングを形成することと、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを接合してから第1のガードリングを形成すること、を含む、半導体装置の製造方法である。
図26乃至図38に、本技術に係る第7の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す。図26乃至図38は、本技術に係る第7の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示したものである。なお、特に断りがない限り、「上」とは図26乃至図38中の上方向を意味し、「下」とは、図26乃至図38中の下方向を意味する。また、適宜、各図中Aは、断面図を示し、各図中Bは、平面図を示した説明図である。なお、本技術に係る第2の実施形態の半導体装置の製造方法と同一の部材については同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図26は、第1の半導体基板150を示しており、図27は、第2の半導体基板250を示している。第1の半導体基板150と第2の半導体基板250は、例えば、短結晶シリコンで形成されている。また、第1の半導体基板150は、個片化された他の基板80が埋め込まれたCOW(Chip On Wafer)の構造となっている。第1の半導体基板150と第2の半導体基板250の表面には、それぞれ酸化膜が成膜され、下層には、複数の配線層を有している。
図26に示す第1の半導体基板150は、他の基板80、電極パッド81、及び電極パッド82を備えている。
図27に示す第2の半導体基板250は、第2のガードリング24a、電極パッド40a、電極パッド40b、電極パッド40c、電極パッド40d、電源パッド441、電源パッド441a、配線60a、配線60b、配線60c、配線60d、層間絶縁膜70、及びグローバル配線GGWを備えている。なお、第2のガードリング24aは、接続配線の代わりとなるダミー配線により形成されている。第2のガードリング24aは、各層のダミー配線間がビア層で形成された配線等により接続されており、上位層のダミー配線と下位層のダミー配線とが接続されている。これにより、第2のガードリング24aは、内部クラックやチッピングを防止することができる。なお、第2のガードリング24aは、グローバル配線GGWを介して、電源パッド441aと接続される。また、配線60a、配線60b、配線60c、及び配線60dと、絶縁膜61とにより配線層62が形成される。
第2の半導体基板250において、配線層62の材料は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)など金属膜であれば適用可能であり、特に、限定されるものではない。第1の半導体基板150と第2の半導体基板250は、本技術に係る第2の実施形態の半導体装置の製造方法と同様に、配線層62に位置する電源パッドや半導体装置の端部からの水分の侵入により配線60a、配線60b、配線60c、及び配線60dの劣化を防止するため、全ての配線層62が半導体装置の周囲をリング状で第2のガードリング24aに覆われるようになっている。なお、第2のガードリング24aは、リング状に限定されるものではなく、部分的に非連続になっていても良い。
また、例えば、第1の半導体基板150が受光素子を備え、第2の半導体基板250が、集積回路として信号処理を行うMOSトランジスタや拡散層などを有していても良い。
次に、図28に示すように、第1の半導体基板150に、銅(Cu)の接続パッド300a、接続パッド300b、接続パッド300c、及び接続パッド300dを形成するとともに、第1ガードリング部301a、第1ガードリング部301b、及び第1ガードリング部301cを形成する。
なお、接続パッド300a、接続パッド300b、接続パッド300c、及び接続パッド300dは、層間絶縁膜71の層間部分にビアを形成してもよい。
また、第1ガードリング部301a、第1ガードリング部301b、及び第1ガードリング部301cは、それぞれ溝状に形成されるようになっているが、例えば、ビアを複数配置する構造であっても良い。また、第1ガードリング部301bと第1ガードリング部301cは、別部材として構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの部材として、図28Bの平面図において略正方形を形成し、溝状に形成されるようにしてもよい。
また、図29に示すように、第2の半導体基板250に、銅(Cu)の接続パッド400a、接続パッド400b、接続パッド400c、及び接続パッド400dを形成するとともに、第2ガードリング部401a、第2ガードリング部401b、及び第2ガードリング部401cを形成する。
なお、接続パッド400a、接続パッド400b、接続パッド400c、及び接続パッド400dは、層間絶縁膜70の層間部分にビアを形成するようにしてもよい。
また、第2ガードリング部401a、第2ガードリング部401b、及び第2ガードリング部401cは、それぞれ溝状に形成されるようになっているが、例えば、ビアを複数配置する構造であっても良い。また、第2ガードリング部401bと第2ガードリング部401cは、別部材として構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの部材として、図29Bの平面図において略正方形を形成し、溝状に形成されるようにしてもよい。
次に、図30に示すように、第1の半導体基板150の、接続パッド300a、接続パッド300b、接続パッド300c、及び接続パッド300dと、第1ガードリング部301a、第1ガードリング部301b、第1ガードリング部301cの上に、バリアメタル材料及び金属膜を覆う。
そして、平坦化CMP(化学機械研磨)を行って平坦化を行い、余分な部分を除去する。バリアメタル材料は、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、Ti(チタン)、窒化チタン(TiN)などが好ましく、2種類以上の材料を混ぜて使用することもできる。金属膜は、ここでは、銅(Cu)を使用するが、銅(Cu)に限定されるものではなく、例えば、合金材料(マンガン青銅(CuMn)、マグネシウム青銅(CuMg)、アルミニウム青銅(CuAl)などでも使用することができる。
同様に、図31に示すように、第2の半導体基板250の、接続パッド400a、接続パッド400b、接続パッド400c、及び接続パッド400dと、第2ガードリング部401a、第2ガードリング部401b、及び第2ガードリング部401cの上に、バリアメタル材料及び金属膜を覆う。
そして、平坦化CMPを行って平坦化を行い、余分な部分を除去する。ここで、バリアメタル材料は、例えば、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、Ti(チタン)、窒化チタン(TiN)などが好ましく、2種類以上の材料を混ぜて使用することもできる。金属膜は、ここでは、銅(Cu)を使用するが、銅(Cu)に限定されるものではなく、例えば、合金材料(マンガン青銅(CuMn)、マグネシウム青銅(CuMg)、アルミニウム青銅(CuAl)などでも使用することができる。
次に、図32に示すように、図31に示した第2の半導体基板250の上に、図30に示した第1の半導体基板150を反転させ、第1の半導体基板150と第2の半導体基板250とを接合させる。これにより、半導体装置550が生成される。また、第1の半導体基板150と第2の半導体基板250は、必要に応じて、基板を薄肉化したり、剥離しても良い。
ここで、第1の半導体基板150と第2の半導体基板250を接合させることにより、第1の半導体基板150に形成された、第1ガードリング部301a、第1ガードリング部301b、及び第1ガードリング部301cと、第2の半導体基板250に形成された、第2ガードリング部401a、第2ガードリング部401b、及び第2ガードリング部401cとが接合する。これにより、第3のガードリング34a、第3のガードリング34b、及び第3のガードリング34cが形成される。
具体的には、第3のガードリング34aは、第1ガードリング部301a(34a-1)と第2ガードリング部401a(34a-2)とにより形成される。第3のガードリング34bは、第1ガードリング部301b(34b-1)と第2ガードリング部401b(34b-2)とにより形成される。第3のガードリング34cは、第1ガードリング部301c(34c-1)と第2ガードリング部401c(34c-2)とにより形成される。
また、第1の半導体基板150の、接続パッド300a、接続パッド300b、接続パッド300c、及び接続パッド300dと、第2の半導体基板250の、接続パッド400a、接続パッド400b、接続パッド400c、及び接続パッド400dと、が接続される。
さらに、半導体装置550は、第1の半導体基板150を薄肉化して、個片化された他の基板80を露出させる。
次に、図33に示すように、生成された半導体装置550は、一般的なリソグラフィ技術やドライエッチング技術などを使って第2の半導体基板250の背面部まで貫通する溝形状の開口部AT2、開口部AT3、及び開口部AT4が形成される。開口部AT2は、溝部DT1を形成し、開口部AT3は、溝部DT2を形成し、開口部AT4は、溝部DT3を形成する。ここでは一括で開口しているが、分割加工でもよく、これに限定されない。
なお、溝部DT2と溝部DT3は、別部材として構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの部材として、図33Bの平面図において略正方形を形成し、溝部を形成するようにしてもよい。
次に、図34に示すように、半導体装置550は、第1の半導体基板150の溝部DT1、溝部DT2、及び溝部DT3に金属膜MT(例えば、タングステン(W))が形成される。
また、図35に示すように、第1の半導体基板150の表面に形成された金属膜MTは、リソグラフィやドライエッチングなどを用いて除去される。
これにより、第15のガードリングユニット55は、第1のガードリングを形成する溝部DT1と、第3のガードリング34aと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aと、から形成されている。第16のガードリングユニット56は、第1のガードリングを形成する溝部DT2と、第3のガードリング34bと、電源パッド441と、から形成されている。第17のガードリングユニット57は、第1のガードリングを形成する溝部DT3と、第3のガードリング34cと、電源パッド441と、から形成されている。
次に、図36に示すように、半導体装置550は、リソグラフィやドライエッチなどを使って第1の半導体基板150が貫通され、電源パッド441まで開口する開口部AT5が形成される。
ここで、開口部AT5が形成されることにより、外部からの水分が浸入しやすくなるが、第1のガードリングを構成する、溝部DT1、溝部DT2、及び溝部DT3が金属膜(例えば、タングステン)で形成されている。溝部DT1、溝部DT2、及び溝部DT3は、第15のガードリングユニット55、第16のガードリングユニット56、及び第17のガードリングユニット57を形成している。
即ち、溝部DT1、溝部DT2、及び溝部DT3が金属膜(メタル)で形成され、第15のガードリングユニット55、第16のガードリングユニット56、及び第17のガードリングユニット57が、配線層62を覆っている。
これにより、半導体装置550は、第15のガードリングユニット55、第16のガードリングユニット56、及び第17のガードリングユニット57により水分の侵入を防ぐことができる。したがって、接合界面IFにおける、接続パッド300a、接続パッド300b、接続パッド300c、及び接続パッド300dや接続パッド400a、接続パッド400b、接続パッド400c、及び接続パッド400d、及び配線層62の腐食を防ぐことができる。
次に、図37に示すように、半導体装置550は、スクライブライン幅SW(ダイシングエリア)がダイシングブレードDBによってダイシングされることにより、半導体装置ごとに個片化される。この場合、半導体装置550は、スクライブラインSL2の端面から水分が浸入しやすくなる。しかしながら、第15のガードリングユニット55が、半導体装置550の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL2の内側に設けられ、第15のガードリングユニット55により連続的に形成されている。これにより、半導体装置550は、第1の半導体基板150及び第2の半導体基板250の端面や接合界面IFから水分が浸入することを防ぐことができる。
また、開口部AT6は、溝部DT4を形成する。第18のガードリングユニット58は、第1のガードリングとしての溝部DT4と、第3のガードリング34dと、電源パッド441と、から形成されている。
第18のガードリングユニット58が、半導体装置550の周囲の少なくとも一部に形成される電源パッド441の開口部AT5を囲うように設けられる。この場合、第18のガードリングユニット58は、電源パッド441の開口部AT5を囲うように形成される。このため、半導体装置550は、開口部AT5から水分の侵入を防ぐことができるので、半導体装置550内部の腐食を防ぐことができる。なお、第18のガードリングユニット58に囲まれる電源パッド41の開口部AT5は、1つに限定されるものではない。
図38に示すように、半導体装置550は、第19のガードリングユニット59が、半導体装置550の周囲の少なくとも一部に形成される複数の開口部AT51を囲うように設けられていてもよい。この場合も同様に、半導体装置550は、複数の開口部AT51から水分の侵入を防ぐことができるので、半導体装置550内部の腐食を防ぐことができる。なお、開口部AT51は、電源パッド441ごとに形成されるが、これに限定されるものではない。
この場合、開口部AT7は、溝部DT5を形成する。第19のガードリングユニット59は、第1のガードリングとしての溝部DT5と、第3のガードリング34eと、電源パッド441と、から形成される。
なお、第15のガードリングユニット55、第16のガードリングユニット56、第17のガードリングユニット57、第18のガードリングユニット58、及び第19のガードリングユニット59は、必ずしもリング状に形成されている必要はなく、例えば、部分的に第15のガードリングユニット55、第16のガードリングユニット56、第17のガードリングユニット57、第18のガードリングユニット58、及び第19のガードリングユニット59を形成するようにしてもよい。
このようにして、本技術に係る第1の実施形態の半導体装置1は、第7の実施形態の半導体装置550の製造方法の例2により製造することができる。
また、本技術に係る第7の実施形態の半導体装置550の製造方法では、第3のガードリング34a、第3のガードリング34b、第3のガードリング34c、第3のガードリング34d、及び第3のガードリング34eが電源パッド441又は電源パッド441aと電気的に接続(導通)するようになっていたが、これに限定されるものではない。
図39は、本技術に係る第7の実施形態の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置550aにおいて、第3のガードリング34f、第3のガードリング34gが、電源パッド441及び電源パッド441aと導通しない場合を説明する説明図である。
第20のガードリングユニット60Uは、第1のガードリングとしての溝部DT1と、第3のガードリング34fと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aとから形成されている。第21のガードリングユニット61Uは、第1のガードリングとしての溝部DT4と、第3のガードリング34gと、電源パッド441と、から形成されている。
図39に示すように、第3のガードリング34fと第3のガードリング34gは、電源パッド441及び電源パッド441aと接続されていない。即ち、第3のガードリング34fは、電極パッド441aと導通しないようになっている。また、第3のガードリング34gは、電極パッド441と導通しないようになっている。
図40は、本技術に係る第7の実施形態の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置550bにおいて、第3のガードリング34f、第3のガードリング34hが、電源パッド441、及び電源パッド441aと導通しない場合を説明する説明図である。
第20のガードリングユニット60Uは、第1のガードリングとしての溝部DT1と、第3のガードリング34fと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aと、から形成されている。第21のガードリングユニット62は、第1のガードリングとしての溝部DT5と、第3のガードリング34hと、電源パッド441と、から形成されている。第21のガードリングユニット62は、複数の開口部AT51を囲うように形成されている。
図40も図39と同様に、第3のガードリング34fと第3のガードリング34hは、電源パッド441及び電源パッド441aと接続されていない。即ち、第3のガードリング34fは、電源パッド441aと導通しないようになっている。また、第3のガードリング34hも、電源パッド441と導通しないようになっている。
このように、ガードリングユニットが、電気的に接続されることを回避したい場合には、第3のガードリング34f、第3のガードリング34g、及び第3のガードリング34hを電源パッド441及び電源パッド441aと接続しないようにすることができる。
<9.第8の実施形態(半導体装置の例6)>
本技術に係る第8の実施形態の半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置において、ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの内側に設けられ、第1のガードリングが、非連続的に形成される、半導体装置である。この場合、第1のガードリングは、例えば、スクライブラインに沿って、所定の間隔で形成されるようにすることができる。
例えば、本技術に係る第7の実施形態の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置550は、第1のガードリングを構成する、溝部DT1、溝部DT2、及び溝部DT3が、リング状に連続的に形成されていた。しかし、これに限定されるものではない。
図41に、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置550cを示す。図41Aに半導体装置550cの断面図を示し、図41Bに半導体装置550cの平面図を示す。
図41に示すように、第8の実施形態の半導体装置550cは、第1のガードリングを構成する、複数の溝部DT11、及び複数の溝部DT12が、非連続的にそれぞれ所定の間隔で形成されている。この場合、複数の溝部DT11が第1のガードリングを構成するとともに、複数の溝部DT12が第1のガードリングを構成する。
ここで、開口部AT8ごとに溝部DT11を形成し、また、開口部AT9ごとに溝部DT12を形成する。第22のガードリングユニット63は、第1のガードリングとしての複数の溝部DT11と、第3のガードリング34aと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aとから、形成されている。第23のガードリングユニット64は、第1のガードリングとしての複数の溝部DT12と、第3のガードリング34eと、電源パッド441と、から形成されている。
これにより、第22のガードリングユニット63は、半導体装置550aの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL2の内側に設けられ、第1のガードリングを構成する複数の溝部DT11が、非連続的に形成されている。また、第23のガードリングユニット64は、複数の溝部DT12により、複数の開口部AT51を囲むように形成されている。そして、第1のガードリングを構成する複数の溝部DT12が、非連続的に形成されている。
図41では、複数の溝部DT11、複数の溝部DT12のそれぞれは、略正方形の形状をしているが、これに限定されるものではない。なお、略正方形とは、正方形を含み、四角形の長辺と短辺との差が、例えば、10%以内に収まる四角形とすることができる。
図42に、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置550dを示す。図42Aに半導体装置550dの断面図を示し、図42Bに半導体装置550dの平面図を示す。
図42に示すように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置550dは、第1のガードリングを構成する複数の溝部DT13と、第1のガードリングを構成する複数の溝部DT14とが、スクライブラインSL2に沿って、それぞれ長方形の形状で形成されている。
この場合、開口部AT10ごとに溝部DT13を形成し、また、開口部AT11ごとに溝部DT14を形成する。第24のガードリングユニット65は、第1のガードリングとしての複数の溝部DT13と、第3のガードリング34aと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aと、から形成されている。第25のガードリングユニット66は、第1のガードリングとしての複数の溝部DT14と、第3のガードリング34eと、電源パッド441と、から形成されている。
これにより、第24のガードリングユニット65は、半導体装置550dの周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインSL2の内側に設けられ、第1のガードリングとしての複数の溝部DT13が、非連続的に形成されている。また、第25のガードリングユニット66は、第1のガードリングとしての複数の溝部DT14と、第3のガードリング34eにより、複数の開口部AT51を囲むように形成されている。そして、第1のガードリングを構成する複数の溝部DT14が、非連続に形成されている。
以上説明したように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置(半導体装置550c、半導体装置550d)は、第24のガードリングユニット65、第25のガードリングユニット66が、半導体装置(半導体装置550c、半導体装置550d)の周囲の少なくとも一部を囲むように形成され、スクライブラインSL2の内側に設けられる。また、第1のガードリングとしての溝部DT11、溝部DT12、溝部DT13、溝部DT14が、非連続的に形成されている。また、第25のガードリングユニット66は、複数の開口部AT51を囲むように形成されている。この場合、複数の溝部DT14は、複数の開口部AT51を囲むように形成されている。
なお、半導体装置(半導体装置550c、半導体装置550d)は、第1のガードリングを構成する溝部DT1、溝部DT2、溝部DT3、溝部DT4、溝部DT5、溝部DT11、溝部DT12、溝部DT13、及び溝部DT14は、開口されて形成されていたが、これ限定されるものではない。
図43に、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置550eを示す。図43Aに半導体装置550eの断面図を示し、図43Bに半導体装置550eの平面図を示す。
図43に示すように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置550eは、溝部DT15、溝部DT16に銅(Cu)が埋め込まれて第1のガードリングが形成されている。なお、溝部DT15は、開口部15aにより形成され、溝部DT16は、開口部16aにより形成されたものである。
この場合、第26のガードリングユニット67は、第1のガードリングとしての溝部DT15と、第3のガードリング34aと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aと、から形成される。また、第27のガードリングユニット68は、第1のガードリングとしての溝部DT16と、第3のガードリング34dと、電源パッド441と、から形成される。
この場合、銅(Cu)が埋め込まれた溝部DT16は、開口部AT5を囲むように形成される。
図44に、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置550fを示す。図44Aに半導体装置550fの断面図を示し、図44Bに半導体装置550fの平面図を示す。
図44に示すように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置550fは、溝部DT15に銅(Cu)が埋め込まれて、第1のガードリングが形成されるとともに、溝部DT17に銅(Cu)が埋め込まれて、第1のガードリングが形成されている。溝部DT15は、開口部15aにより形成されたものであり、溝部DT17は、開口部17aにより形成されたものである。
この場合、第28のガードリングユニット69は、第1のガードリングとしての溝部DT17と、第3のガードリング34eと、電源パッド441とから形成されている。また、第28のガードリングユニット69は、複数の開口部AT51を囲むように形成されている。また、溝部DT17は、複数の開口部AT51を囲むように形成されており、第3のガードリング34eも複数の開口部AT51を囲むように形成されている。
なお、第1のガードリングとしての形状は、溝状に限定されるものではない。
図45に、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置550gを示す。図45Aに半導体装置550gの断面図を示し、図45Bに半導体装置550gの平面図を示す。
図45に示すように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置550gは、溝部DT18、溝部DT19に銅(Cu)が埋め込まれて第1のガードリングが形成されている。なお、溝部DT18は、開口部18aにより形成され、溝部DT19は、開口部19aにより形成されたものである。また、溝部DT18と溝部DT19は、溝状に比べ、開口側が幅広になっている。
この場合、第29のガードリングユニット70Uは、第1のガードリングとしての溝部DT18と、第3のガードリング34aと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aと、から形成されている。第30のガードリングユニット71Uは、第1のガードリングとしての溝部DT19と、第3のガードリング34dと、電源パッド441と、から形成されている。第30のガードリングユニット71Uは、開口部AT5を囲むように形成されている。溝部DT19と第3のガードリング34dは、開口部AT5を囲むように形成されている。
なお、第1のガードリングとして、開口側の形状を幅広とすることにより、例えば、内部クラックに対する耐久性や、水分の侵入を防ぐ効果が期待できる。なお、第1のガードリングとしての形状に限定されるものではなく、一般的なリソグラフィ技術によりレジストがパターニングできる形状であれば、任意の形状とすることができる。
図46に、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置550hを示す。図46Aに半導体装置550hの断面図を示し、図46Bに半導体装置550hの平面図を示す。
図46に示すように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置550hは、溝部DT18、溝部DT20に銅(Cu)が埋め込まれて第1のガードリングが形成されている。なお、溝部DT18は、開口部18aにより形成され、溝部DT19は、開口部19aにより形成されたものである。また、溝部DT18と溝部DT19は、溝状に比べ、開口側が幅広になっている。
この場合、第29のガードリングユニット70Uは、第1のガードリングとしての溝部DT18と、第3のガードリング34aと、電源パッド441aと、グローバル配線GGWと、第2のガードリング24aと、から形成されている。第30のガードリングユニット72は、第1のガードリングとしての溝部DT20と、第3のガードリング34eと、電源パッド441と、から形成されている。第30のガードリングユニット72は、複数の開口部AT51を囲むように形成されている。溝部DT20と第3のガードリング34eは、開口部AT51を囲むように形成されている。
このように、本技術に係る第8の実施形態の半導体装置(半導体装置550g、半導体装置550h)は、第1のガードリングの溝部の形状を任意の形状とすることができる。
<10.第9の実施形態(半導体装置の例7)>
本技術に係る第9の実施形態の半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置であって、左右に互い隣り合う少なくとも2つのガードリングユニットを備え、少なくとも2つのガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの方向に沿ってその内側に並列し、隣り合うガードリングユニットの第3のガードリングが、スクライブラインに沿って非連続的に形成され、左右の隣り合う第3のガードリング同士が、非対称である、半導体装置である。
本技術に係る第9の実施形態の半導体装置によれば、内部クラックやチッピングが発生しても、第3のガードリングが内部クラックやチッピングの進行を止めることができるので、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
図47乃至図55に、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置1の一例を示す。図47乃至図55は、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置1の一例を示した説明図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは各図中の上方向を意味し、「左」とは、各図中の左方向を意味する。
図47に、半導体装置600をダイシングする際の接合界面IFの平面図を示す。図47は、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置の一例である半導体装置600を示したものである。
図47に示すように、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600は、第1の実施形態の半導体装置1において、左右に互い隣り合う少なくとも2つのガードリングユニット35a、ガードリングユニット35bを備えている。そして、その少なくとも2つのガードリングユニット35a、ガードリングユニット35bが、半導体装置600の周囲の少なくとも一部を囲むように形成され、スクライブラインSLに沿ってその内側に並列し、隣り合うガードリングユニット35a、ガードリングユニット35bの第3のガードリング36a、第3のガードリング36bが、スクライブラインSLに沿って非連続的に形成され、左右の隣り合う第3のガードリング36a、第3のガードリング36b同士が、非対称となっている。
図47では、クラックストッパー領域CSに、第3のガードリング36aが、3つの第2のCuダミーDP2a31、第2のCuダミーDP2a32、及び第2のCuダミーDP2a33により、非連続的に形成されている。第3のガードリング36bが、2つの第2のCuダミーDP2b31、第2のCuダミーDP2b32により、非連続的に形成されている。
なお、第3のガードリング36a、第3のガードリング36bが非連続的に形成されているとは、第3のガードリング36a、第3のガードリング36bがスクライブラインSLに沿って線状につながっていないことを意味する。即ち、第3のガードリング31a、第3のガードリング31bが、それぞれ複数の第2のCuダミーから形成され、各Cuダミーがそれぞれ島状に形成されることを意味するものとする。
そして、第3のガードリング36a、第3のガードリング36bが非連続的に形成され、左右の隣り合う第3のガードリング36a、第3のガードリング36b同士が非対称であれば、第3のガードリング36a、第3のガードリング36bは、それぞれ内部クラッカーやチッピングの進行を防ぐことができる。なお、内部クラック領域ICAは、内部クラックICの影響が生じる範囲を示している。
図48に、複数の第2のCuダミーにより、第3のガードリングが形成される例を示す。なお、図48Aに、第3のガードリング36aと第3のガードリング36bが、それぞれ3つの第2のCuダミーにより形成された場合を示し、図48Bに、第3のガードリング37a、第3のガードリング37b、及び第3のガードリング37cが、それぞれ3つの第2のCuダミーにより形成された場合を示す。なお、図48A、図48Bは、共に、複数の第2のCuダミーが接合界面に形成されて、その一部が表示された平面図である。
まず、図48Aを用いて、第3のガードリング36aが内部クラックIC1を止める原理について説明する。例えば、図48Aの例では、第2のCuダミーT1(DP2a31)のスクライブラインSLに沿った幅をA1とし、スクライブラインSLに沿って第2のCuダミーT1(DP2a31)と第2のCuダミーT2(DP2a32)との間の幅をS1とする。この場合、第2のCuダミーT1(DP2a31)と第2のCuダミーT2(DP2a32)の間の幅S1と、第2のCuダミーT1(DP2a31)の幅A1とが1対1のとき、第3のガードリング36aと第3のガードリング36bの2列が複数の第2のCuダミーに形成されることにより、内部クラックIC1を止めることができる。
例えば、第2のCuダミーT1(DP2a31)と第2のCuダミーT2(DP2a32)の間を進行する内部クラックIC1は、図48A中の左側の第2のCuダミーT3(DP2b31)に止められる。
また、図48Bの例では、第2のCuダミーT11のスクライブラインSLに沿った幅をA2とし、スクライブラインSLに沿って第2のCuダミーT11と第2のCuダミーT12の間の幅をS2とする。この場合、第2のCuダミーT11と第2のCuダミーT12の間の幅S2と、第2のCuダミーT11の幅A2とが2対1のとき、第3のガードリング37aと第3のガードリング37bと第3のガードリング37cの3列が複数の第2のCuダミーに形成されることにより、内部クラックIC2を止めることができる。
例えば、第2のCuダミーT11と第2のCuダミーT12の間を進行する内部クラックIC2は、図48B中の左側の第2のCuダミーT13及び第2のCuダミーT14により止められる。
したがって、第3のガードリングの列数は、図48中において、上下方向に隣り合う第2のCuダミー間の幅(S1、S2)を第2のCuダミーの幅(A1、A2)で割った値より大きい値の列数を設けることにより、第3のガードリングは、内部クラックIC1及び内部クラックIC2を止めることができる。
このように、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600は、第3のガードリング36a、第3のガードリング36b、第3のガードリング36c、第3のガードリング37a、第3のガードリング37b、第3のガードリング37cが、複数の第2のCuダミーにより非連続的に形成され、左右の隣り合う第3のガードリング同士が非対称であれば、第3のガードリングが複数列形成されることにより、内部クラックIC1及び内部クラックIC2を止めることができる。
次に、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600の全体構造について、説明する。
図49は、図49Aに、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600の断面図を示し、図49Bに、第3のガードリング31が配置された半導体装置600の接合界面IFの平面図を示している。
図49Aに示すように、クラックストッパー領域CSには、第3のガードリング36aと第3のガードリング36bとが形成され、ガードリングユニット35a及びガードリングユニット35bが形成されている。具体的には、ガードリングユニット35aは、第1のガードリング11aと、第2のガードリング21aと、第3のガードリング36aとを備えて構成される。ガードリングユニット35bは、第1のガードリング11bと、第2のガードリング21bと、第3のガードリング36bとを備えて構成される。なお、第3のガードリング36aは、3つの第2のCuダミーDP2a31、第2のCuダミーDP2a32、第2のCuダミーDP2a33により、非連続的に形成されている。第3のガードリング36bは、2つの第2のCuダミーDP2b31、第2のCuダミーDP2b32により、非連続的に形成されている。
シールリング領域SRは、第1のガードリング11cと第1のガードリング11dとを備えるとともに、第2のガードリング21cと第2のガードリング21dとを備えている。なお、チップ内領域CAには、3つの第1のCuダミーDP1(第1のCuダミーDP1a、第1のCuダミーDP1b、及び第1のCuダミーDP1c)が形成されている。
図50に、本技術の第9の実施形態の半導体装置として、ダイシングブレードDBにより半導体装置600を切削する様子を示す。図50Aに、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600がダイシングブレードDBにより切削される断面図を示し、図50Bに、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600がダイシングブレードDBにより切削される接合界面IFの平面図を示す。
図50に示すように、半導体装置600の接合界面IFにおいて、第3のガードリング36aは、3つの第2のCuダミーDP2a31、第2のCuダミーDP2a32、第2のCuダミーDP2a33により非連続的に形成されている。また、第3のガードリング36bは、2つの第2のCuダミーDP2b31、第2のCuダミーDP2b32により非連続的に形成されている。そして、半導体装置600において、ダイシングブレードDBでダイシングを実行すると、内部クラックIC3及び内部クラックIC4が発生し得る。この場合、内部クラック領域ICA3は、内部クラックIC3の影響が及ぶ範囲を示している。
図51に、本技術の第9の実施形態の半導体装置において、第3のガードリング36a、第3のガードリング36bが内部クラックIC3、内部クラックIC4を止めた場合の様子を示す。図51Aに、半導体装置600がダイシングブレードDBにより切削される断面図を示し、図51Bに、切削後の半導体装置600aの接合界面IFの断面図を示す。
図51Aに示すように、半導体装置600において、ダイシングブレードDBでダイシングを実行すると、第3のガードリング36a及び第3のガードリング36bが内部クラックIC3及び内部クラックIC4を止めることができる。
ここで、第3のガードリング36aは、内部クラックIC3を止めて、チッピングCP1を生じさせる。また、第3のガードリング36bは、内部クラックIC4を止めて、チッピングCP2を生じさせる。なお、第3のガードリング36a及び第3のガードリング36bは、いずれか1つで内部クラックIC3、内部クラックIC4を止めることに限定されるものではない。例えば、第3のガードリング36a及び第3のガードリング36bの2つの第3のガードリングにより、内部クラックIC4を止め、チッピングCP2を生成することもある。
また、ダイシング後は、図51Bに示すように、第3のガードリング36aと第3のガードリング36bとが内部クラックIC3及び内部クラックIC4を止めるため、チップ内領域CAを保護した状態で個片化することができる。
この場合、図51Aに示すチッピングCP1及びチッピングCP2が半導体装置600の表面に現れるため、チップ内領域CAに影響がないものと判断することができ、半導体装置600を良品と判定することができる。
以上説明したように、本技術の第9の実施形態の半導体装置は、チップ内領域CAに影響を与える内部クラックICやチッピングCPの進行を止めることができる。また、ガードリング領域で内部クラックを半導体装置600の表面にチッピングとして出現させることができるので、検査が容易となり、半導体装置の品質を向上させるとともに、検査装置のコストも低減させることができる。
なお、本技術の第9の実施形態の半導体装置は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の半導体基板と第2の半導体基板に、スクライブラインSLの内側に形成された第1の領域と、スクライブラインSLの内側に形成されるとともに第1の領域の外側に形成された第2の領域と、が設けられ、第1の領域又は第2の領域の少なくともいずれか一方に、隣り合うガードリングユニットを形成するようにしてもよい。具体的には、第1の領域は、シールリング領域SRに該当し、第2の領域は、クラックストッパー領域CSに該当する。
このため、第9の実施形態では、シールリング領域SRとクラックストッパー領域CSの両方に第3のガードリング36a、第3のガードリング36bを形成することができる。
図52に、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置において、シールリング領域SRとクラックストッパー領域CSとの両方に第3のガードリング36を形成した半導体装置600aを示す。図52Aに、本技術に係る第9の実施形態の半導体装置600aの断面図を示し、図52Bに、接合界面IFにおけるシールリング領域SRとクラックストッパー領域CSの平面図を示す。
図52に示すように、半導体装置600aは、クラックストッパー領域CSだけでなく、シールリング領域SRにも、複数の第2のCuダミーから形成される第3のガードリング36cと第3のガードリング36dとを備えるようになっている。即ち、第3のガードリング36a、第3のガードリング36b、第3のガードリング36c、及び第3のガードリング36dが形成されている。
具体的には、第3のガードリング36aは、3つの第2のCuダミーDP2a31、第2のCuダミーDP2a32、第2のCuダミーDP2a33により形成されている。また、第3のガードリング36bは、2つの第2のCuダミーDP2b31、第2のCuダミーDP2b32によりに形成されている。第3のガードリング36cは、3つの第2のCuダミーDP2c31、第2のCuダミーDP2c32、第2のCuダミーDP2c33により形成されている。また、第3のガードリング36dは、2つの第2のCuダミーDP2d31、第2のCuダミーDP2d32によりに形成されている。
これにより、半導体装置600aに内部クラックやチッピングが発生したとしても、半導体装置600aは、より確実に内部クラックやチッピングを止めることができる。
また、第3のガードリング36a、第3のガードリング36bは、例えば、図47では、内部クラックICがスクライブラインSLに対して垂直に入るようになっていたが、第9の実施形態は、これに限定されるものではない。
図53Aに、本技術の第9の実施形態の半導体装置において、内部クラックIC5が、第3のガードリング38a、第3のガードリング38b、及び第3のガードリング38cに対して斜めに入る例を示し、図53Bに、第3のガードリング39a、第3のガードリング39bの形状を変更した例を示す。
図53Aに示すように、第3のガードリング38aは、3つの第2のCuダミー(第2のCuダミーT111、第2のCuダミーT112など)により形成されている。また、第3のガードリング38bは、3つの第2のCuダミー(第2のCuダミーT113など)によりに形成されている。第3のガードリング38cは、3つの第2のCuダミー(第2のCuダミーT114など)により形成されている。内部クラックIC5は、第3のガードリング38a、第3のガードリング38b、及び第3のガードリング38cを形成する複数の第2のCuダミーに対し(即ち、スクライブラインに対してSL)、斜めに入っている。
内部クラックIC5が斜めに入る場合、一般的には、内部クラック領域ICA5は、幅が狭くなることが想定される。この場合、内部クラックIC5は、隣り合う第3のガードリング38同士、即ち、第3のガードリング38a、第3のガードリング38bの間をすり抜けることが考えられる。
そこで、左右の隣り合う第3のガードリング38a、第3のガードリング38bの後列(図53中で一番左側の第3のガードリング38c)が、例えば、スクライブラインSLに沿って、隣り合う第3のガードリング38同士(例えば、第3のガードリング38aと第3のガードリング38b)の間を重複して覆うように形成されていてもよい。
これにより、図48Aでは、第2のCuダミーT3(DP2b31)が内部クラックIC1を止めるようになっていたが、図53Aでは、第2のCuダミーT114を含む第3のガードリング38cを形成することにより、斜めに内部クラックIC5が発生した場合でも、第3のガードリング38cの第2のCuダミーT114が内部クラックの進行を止めることができる。
また、第3のガードリングは、チップ内領域CAのデザインルールと同一のルールが適用されるため、そのデザインルールが許容する範囲内であれば、第3のガードリングの形状を変更させることもできる。
例えば、図53Bに示すように、第3のガードリング39a及び第3のガードリング39bは、デザインルールが許容する範囲内で、第3のガードリング39a、第3のガードリング39bを形成する複数の第2のCuダミーの形状を変更することができる。図53Bに示す第3のガードリング39aは、3つの第2のCuダミーT21、第2のCuダミーT22、第2のCuダミーT23の形状により構成されている。また、第3のガードリング39bは、3つの第2のCuダミーT31、第2のCuダミーT32、第2のCuダミーT33の形状により構成されている。
より正確には、デザインルールでは被覆率が規定されているため、被覆率が許容する範囲であれば、第3のガードリング39a及び第3のガードリング39bの形状を任意に変更することができる。
<11.第10の実施形態(半導体装置の例8)>
本技術に係る第10の実施形態の半導体装置は、第9の実施形態の半導体装置において、ガードリングユニットとスクライブラインとの間に、第4のガードリングと第5のガードリングと、を更に備え、第4のガードリングが、第1の接合面と第2の接合面とに形成され、第5のガードリングが、第2の半導体基板に形成され、第1のガードリングと、第4のガードリングと、第5のガードリングとが、この順で階段状に形成され、第5のガードリングが、第1のガードリングよりもスクライブラインの近い位置に形成される、半導体装置である。
本技術に係る第10の実施形態の半導体装置によれば、例えば、内部クラックが発生したとき、第1のガードリング、第4のガードリング、及び第5のガードリングが階段状に形成されているため、意図的に半導体装置の表面に内部クラックをチッピングさせることができ、半導体装置の品質の信頼性を向上させることができる。
図54に、本技術に係る第10の実施形態の半導体装置の一例を示す。図54Aに、本技術に係る半導体装置600bに内部クラックIC6が発生した場合を示し、図54Bに、本技術に係る半導体装置600bを個片化した半導体装置600cを示す。なお、特に断りがない限り、「上」とは図54中の上方向を意味し、「右」とは、図54中の右方向を意味する。
図54に示すように、本技術に係る第10の実施形態の半導体装置600bは、第9の実施形態の半導体装置600において、ガードリングユニット35a、ガードリングユニット35b、ガードリングユニット35c、ガードリングユニット35d、ガードリングユニット35e、及びガードリングユニット35f、を備えている。
また、半導体装置600bは、ガードリングユニット35aとスクライブラインSLとの間に、第4のガードリング41g、第4のガードリング41h、第4のガードリング41i、及び第4のガードリング41jと、第5のガードリング51a、第5のガードリング51b、第5のガードリング51c、第5のガードリング51d、第5のガードリング51e、及び第5のガードリング51fと、を更に備えている。
第4のガードリング41g、第4のガードリング41h、第4のガードリング41i、及び第4のガードリング41jは、第1の接合面FSと第2の接合面SSとに形成されている。また、第5のガードリング51a、第5のガードリング51b、第5のガードリング51c、第5のガードリング51d、第5のガードリング51e、及び第5のガードリング51fは、第2の半導体基板270に形成されている。
そして、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、第1のガードリング11c、第1のガードリング11d、第1のガードリング11e、及び第1のガードリング11fと、第4のガードリング41g、第4のガードリング41h、第4のガードリング41i、及び第4のガードリング41jと、第5のガードリング51a、第5のガードリング51b、第5のガードリング51c、第5のガードリング51d、第5のガードリング51e、及び第5のガードリング51fとが、この順で階段状に形成されている。
また、第5のガードリング51a、第5のガードリング51b、第5のガードリング51c、第5のガードリング51d、第5のガードリング51e、及び第5のガードリング51fが、第1のガードリング11a、第1のガードリング11b、第1のガードリング11c、第1のガードリング11d、第1のガードリング11e、及び第1のガードリング11fよりもスクライブラインSLの近い位置に形成されている。
なお、第4のガードリング41g、第4のガードリング41h、第4のガードリング41i、及び第4のガードリング41jは、それぞれ複数の第2のCuダミーから形成されている。また、第5のガードリング51a、第5のガードリング51b、第5のガードリング51c、第5のガードリング51d、第5のガードリング51e、及び第5のガードリング51fも、それぞれ複数の第2のCuダミーから形成されている。
これにより、半導体装置600bに内部クラックIC6が発生したとき、内部クラックIC6は、第5のガードリング51aと第4のガードリング41gとを介して、第1のガードリング11aから半導体装置600bの表面に出力される。なお、第1のガードリング11aは、ガードリングユニット35aに含まれ、第1の半導体基板170に形成されている。
本技術に係る第10の実施形態の半導体装置600bによれば、内部クラックIC6が発生しても、階段状に形成された、第4のガードリング41gと第5のガードリング51aとガードリングユニット35aとにより、半導体装置600bの表面にチッピングとして出力することができるので、半導体装置600bの検査が容易となり、半導体装置600bの品質を向上させることができる。
また、図54Bに示すように、半導体装置600bを個片化しても、半導体装置600cは、ガードリングユニット35aが内部クラックIC6の進行を止めることができるので、半導体装置600cの品質を向上させることができる。特に、半導体装置600cの表面で視覚的に容易に判断することができるので、検査効率を高めることができる。
次に、半導体装置の内層で内部クラックの進行が止まる場合について説明する。
図55に、本技術に係る第10の実施形態の半導体装置の一例を示す。図55Aに、本技術に係る半導体装置600dに内部クラックIC7が発生した場合を示し、図55Bに、本技術に係る半導体装置600dを個片化した半導体装置600eを示した説明図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは図55中の上方向を意味し、「下」とは、図55中の下方向を意味する。
本技術に係る第10の実施形態の半導体装置600dが、第10の実施形態の半導体装置600bと異なる点は、ガードリングユニット35a、ガードリングユニット35b、ガードリングユニット35c、ガードリングユニット35d、ガードリングユニット35e、ガードリングユニット35f、ガードリングユニット35h、ガードリングユニット35i、ガードリングユニット35j、ガードリングユニット35k、及びガードリングユニット35lの外側に、第4のガードリング41kと、第6のガードリング61cと、を更に備えている点である。なお、第4のガードリング41k、第6のガードリング61cは、複数の第2のCuダミーから形成されている。
すなわち、半導体装置600dは、第1の半導体基板170aと第2の半導体基板270aにおいて、ガードリング全体で階段状を形成しているが、第6のガードリング61cが、第2のガードリング21gよりもスクライブラインSLに近い位置に配置されている。
この場合、第4のガードリング41aと第6のガードリング61cとが逆さまの階段状となっているため、内部クラックIC7が発生した場合、内部クラックIC7をチッピングとして半導体装置600dの表面に出現しづらくなっている。
例えば、図55Bに示すように、半導体装置600dを個片化した場合、内部クラックIC7は、半導体装置600eの内部で止まりやすくなる。この場合、半導体装置600eの表面にはチッピングが出現していないので、良品判定を行うことが難しい。そのため、別途、特殊な検査装置を使用して検査が必要となり、製造コストが高くなる。
このため、本技術に係る第10の実施形態の半導体装置600bでは、ガードリングユニット35aの外側に、第4のガードリング41g、第4のガードリング41h、第4のガードリング41i、第4のガードリング41jと、第5のガードリング51a、第5のガードリング51b、第5のガードリング51c、第5のガードリング51d、第5のガードリング51e、第5のガードリング51fと、を更に備えている。半導体装置600bは、第1のガードリング11aと、第4のガードリング41gと、第5のガードリング51aとが、この順で階段状に形成され、第5のガードリング51aが、第1のガードリング11aよりもスクライブラインSLの近い位置に形成されている。
本技術に係る第10の実施形態の半導体装置600bによれば、内部クラックIC7が発生しても、ガードリングユニット35aが半導体装置600bの表面にチッピングとして出力させることができるので、半導体装置600bの検査が容易となり、半導体装置600bの品質を向上させることができる。
<12.電子装置に関する第11の実施形態>
本技術に係る第11の実施形態の電子機器は、半導体装置が搭載されて、当該半導体装置が、第1の半導体基板と、第2の半導体基板と、第1のガードリングと、第2のガードリングと、第3のガードリングとを有する少なくとも1つのガードリングユニットと、を備え、第1の半導体基板と第2の半導体基板とが、第1の半導体基板の第1の接合面と第2の半導体基板の第2の接合面とによって接合され、第1のガードリングが、第1の半導体基板に形成され、第2のガードリングが、第2の半導体基板に形成され、第3のガードリングが、第1の接合面と第2の接合面とに形成される、電子機器である。また、本技術に係る第11の実施形態の電子機器は、本技術に係る第1乃至第10の実施形態の半導体装置が搭載された電子機器でもよい。
<13.本技術を適用した半導体装置の使用例>
図56は、イメージセンサとしての本技術に係る第1から第10の実施形態の半導体装置の使用例を示す図である。
上述した第1から第10の実施形態の半導体装置は、例えば、以下のように、可視光や、赤外光、紫外光、X線等の光をセンシングするさまざまなケースに使用することができる。すなわち、図56に示すように、例えば、鑑賞の用に供される画像を撮影する鑑賞の分野、交通の分野、家電の分野、医療・ヘルスケアの分野、セキュリティの分野、美容の分野、スポーツの分野、農業の分野等において用いられる装置(例えば、上述した第11の実施形態の電子装置)に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
具体的には、鑑賞の分野においては、例えば、デジタルカメラやスマートフォン、カメラ機能付きの携帯電話機等の、鑑賞の用に供される画像を撮影するための装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
交通の分野においては、例えば、自動停止等の安全運転や、運転者の状態の認識等のために、自動車の前方や後方、周囲、車内等を撮影する車載用センサ、走行車両や道路を監視する監視カメラ、車両間等の測距を行う測距センサ等の、交通の用に供される装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
家電の分野においては、例えば、ユーザのジェスチャを撮影して、そのジェスチャに従った機器操作を行うために、テレビ受像機や冷蔵庫、エアーコンディショナ等の家電に供される装置で、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
医療・ヘルスケアの分野においては、例えば、内視鏡や、赤外光の受光による血管撮影を行う装置等の、医療やヘルスケアの用に供される装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
セキュリティの分野においては、例えば、防犯用途の監視カメラや、人物認証用途のカメラ等の、セキュリティの用に供される装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
美容の分野においては、例えば、肌を撮影する肌測定器や、頭皮を撮影するマイクロスコープ等の、美容の用に供される装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
スポーツの分野において、例えば、スポーツ用途等向けのアクションカメラやウェアラプルカメラ等の、スポーツの用に供される装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
農業の分野においては、例えば、畑や作物の状態を監視するためのカメラ等の、農業の用に供される装置に、第1から第10の実施形態の半導体装置を使用することができる。
次に、本技術に係る第1から第10の実施形態の半導体装置の使用例を具体的に説明する。例えば、上述で説明をした半導体装置は、例えばデジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、撮像機能を有する携帯電話など、撮像機能を備えたあらゆるタイプの電子機器に適用することができる。図57に、その一例として、電子機器102(カメラ)の概略構成を示す。この電子機器102は、例えば静止画または動画を撮影可能なビデオカメラであり、固体撮像装置101と、光学系(光学レンズ)310と、シャッタ装置311と、固体撮像装置101およびシャッタ装置311を駆動する駆動部313と、信号処理部312とを有する。
光学系310は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置101の画素部101aへ導くものである。この光学系310は、複数の光学レンズから構成されていてもよい。シャッタ装置311は、固体撮像装置101への光照射期間および遮光期間を制御するものである。駆動部313は、固体撮像装置101の転送動作およびシャッタ装置311のシャッタ動作を制御するものである。信号処理部312は、固体撮像装置101から出力された信号に対し、各種の信号処理を行うものである。信号処理後の映像信号Doutは、メモリなどの記憶媒体に記憶されるか、あるいは、モニタ等に出力される。
<14.内視鏡手術システムへの応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図58は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図58では、術者(医師)11131が、内視鏡手術システム11000を用いて、患者ベッド11133上の患者11132に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム11000は、内視鏡11100と、気腹チューブ11111やエネルギー処置具11112等の、その他の術具11110と、内視鏡11100を支持する支持アーム装置11120と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート11200と、から構成される。
内視鏡11100は、先端から所定の長さの領域が患者11132の体腔内に挿入される鏡筒11101と、鏡筒11101の基端に接続されるカメラヘッド11102と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒11101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡11100を図示しているが、内視鏡11100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒11101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡11100には光源装置11203が接続されており、当該光源装置11203によって生成された光が、鏡筒11101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者11132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡11100は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド11102の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)11201に送信される。
CCU11201は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡11100及び表示装置11202の動作を統括的に制御する。さらに、CCU11201は、カメラヘッド11102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置11202は、CCU11201からの制御により、当該CCU11201によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置11203は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源から構成され、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡11100に供給する。
入力装置11204は、内視鏡手術システム11000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置11204を介して、内視鏡手術システム11000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、内視鏡11100による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示等を入力する。
処置具制御装置11205は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具11112の駆動を制御する。気腹装置11206は、内視鏡11100による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者11132の体腔を膨らめるために、気腹チューブ11111を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ11207は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ11208は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
なお、内視鏡11100に術部を撮影する際の照射光を供給する光源装置11203は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成することができる。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置11203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置11203は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置11203は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置11203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
図59は、図58に示すカメラヘッド11102及びCCU11201の機能構成の一例を示すブロック図である。
カメラヘッド11102は、レンズユニット11401と、撮像部11402と、駆動部11403と、通信部11404と、カメラヘッド制御部11405と、を有する。CCU11201は、通信部11411と、画像処理部11412と、制御部11413と、を有する。カメラヘッド11102とCCU11201とは、伝送ケーブル11400によって互いに通信可能に接続されている。
レンズユニット11401は、鏡筒11101との接続部に設けられる光学系である。鏡筒11101の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド11102まで導光され、当該レンズユニット11401に入射する。レンズユニット11401は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。
撮像部11402は、撮像素子で構成される。撮像部11402を構成する撮像素子は、1つ(いわゆる単板式)であってもよいし、複数(いわゆる多板式)であってもよい。撮像部11402が多板式で構成される場合には、例えば各撮像素子によってRGBそれぞれに対応する画像信号が生成され、それらが合成されることによりカラー画像が得られてもよい。あるいは、撮像部11402は、3D(Dimensional)表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成されてもよい。3D表示が行われることにより、術者11131は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部11402が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット11401も複数系統設けられ得る。
また、撮像部11402は、必ずしもカメラヘッド11102に設けられなくてもよい。例えば、撮像部11402は、鏡筒11101の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部11403は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部11405からの制御により、レンズユニット11401のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部11402による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部11404は、CCU11201との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11404は、撮像部11402から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル11400を介してCCU11201に送信する。
また、通信部11404は、CCU11201から、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を受信し、カメラヘッド制御部11405に供給する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、ユーザによって適宜指定されてもよいし、取得された画像信号に基づいてCCU11201の制御部11413によって自動的に設定されてもよい。後者の場合には、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡11100に搭載されていることになる。
カメラヘッド制御部11405は、通信部11404を介して受信したCCU11201からの制御信号に基づいて、カメラヘッド11102の駆動を制御する。
通信部11411は、カメラヘッド11102との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11411は、カメラヘッド11102から、伝送ケーブル11400を介して送信される画像信号を受信する。
また、通信部11411は、カメラヘッド11102に対して、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を送信する。画像信号や制御信号は、電気通信や光通信等によって送信することができる。
画像処理部11412は、カメラヘッド11102から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。
制御部11413は、内視鏡11100による術部等の撮像、及び、術部等の撮像により得られる撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部11413は、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を生成する。
また、制御部11413は、画像処理部11412によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部等が映った撮像画像を表示装置11202に表示させる。この際、制御部11413は、各種の画像認識技術を用いて撮像画像内における各種の物体を認識してもよい。例えば、制御部11413は、撮像画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具11112の使用時のミスト等を認識することができる。制御部11413は、表示装置11202に撮像画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させてもよい。手術支援情報が重畳表示され、術者11131に提示されることにより、術者11131の負担を軽減することや、術者11131が確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド11102及びCCU11201を接続する伝送ケーブル11400は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル11400を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド11102とCCU11201との間の通信は無線で行われてもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、内視鏡11100や、カメラヘッド11102(の撮像部11402)等に適用され得る。具体的には、本開示の固体撮像装置111は、撮像部10402に適用することができる。内視鏡11100や、カメラヘッド11102(の撮像部11402)等に本開示に係る技術を適用することにより、歩留まりを向上させ、製造に係るコストを低減させることが可能となる。
ここでは、一例として内視鏡手術システムについて説明したが、本開示に係る技術は、その他、例えば、顕微鏡手術システム等に適用されてもよい。
<15.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図60は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図60に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図60の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図61は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図61では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図61には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031等に適用され得る。具体的には、本開示の固体撮像装置111は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、歩留まりを向上させ、製造に係るコストを低減させることが可能となる。
なお、本技術は、上述した実施形態及び応用例に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
また、本技術は、以下のような構成を取ることができる。
(1)第1の半導体基板と、
第2の半導体基板と、
第1のガードリングと、第2のガードリングと、第3のガードリングとを有する少なくとも1つのガードリングユニットと、を備え、
前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とが、前記第1の半導体基板の第1の接合面と前記第2の半導体基板の第2の接合面とによって接合され、
前記第1のガードリングが、前記第1の半導体基板に形成され、
前記第2のガードリングが、前記第2の半導体基板に形成され、
前記第3のガードリングが、前記第1の接合面と前記第2の接合面とに形成される、半導体装置。
(2)前記ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの内側に設けられ、
前記第3のガードリングが、連続的に形成される、前記(1)に記載の半導体装置。
(3)少なくとも2つの前記ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部に形成される、少なくとも1つの電源パッドの開口部を囲うように設けられる、前記(1)又は(2)に記載の半導体装置。
(4)少なくとも3つの前記ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成される、前記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の半導体装置。(5)前記ガードリングユニットが、メタルで形成されている、前記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(6)前記ガードリングユニットが、配線層を覆っている、前記(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(7)前記第1のガードリングが、溝部を有し、
前記溝部が、溝状に形成され、
前記溝部の内側にバリアメタル材料が施されている、前記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(8)少なくとも1つのCuダミーを更に備え、
前記Cuダミーが、前記ガードリングユニットの外周に形成され、前記第1の接合面と前記第2の接合面とに形成される、前記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(9)スリットを更に備え、
前記スリットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインとその内側に形成される前記ガードリングユニットとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って前記第1の接合面と前記第2の接合面とを貫通する、前記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(10)スリットと、
少なくとも1つのCuダミーと、を更に備え、
前記Cuダミーが、前記ガードリングユニットの外周に沿って形成され、前記第1の接合面と前記第2の接合面とに形成されるとともに、
前記スリットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインとその内側に形成される前記ガードリングユニットとの間に設けられ、ダイシングする方向に沿って前記第1の接合面と前記第2の接合面とを貫通する、前記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(11)前記ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの内側に沿って設けられ、
前記第3のガードリングが、非連続的に形成される、前記(1)乃至(10)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(12)前記ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの内側に設けられ、
前記第1のガードリングが、非連続的に形成される、前記(1)乃至(11)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(13)左右に互い隣り合う少なくとも2つの前記ガードリングユニットを備え、
前記少なくとも2つの前記ガードリングユニットが、半導体装置の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されるスクライブラインの方向に沿ってその内側に並列し、
前記隣り合うガードリングユニットの前記第3のガードリングが、前記スクライブラインに沿って非連続的に形成され、
左右の隣り合う前記第3のガードリング同士が、非対称である、前記(1)乃至(12)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(14)前記ガードリングユニットと前記スクライブラインとの間に、第4のガードリングと第5のガードリングと、を更に備え、
前記第4のガードリングが、前記第1の接合面と前記第2の接合面とに形成され、
前記第5のガードリングが、前記第2の半導体基板に形成され、
前記第1のガードリングと、前記第4のガードリングと、前記第5のガードリングとが、この順で階段状に形成され、
前記第5のガードリングが、前記第1のガードリングよりも前記スクライブラインの近い位置に形成される、前記(1)乃至(13)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(15)前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板に、
前記スクライブラインの内側に形成された第1の領域と、
前記スクライブラインの内側に形成されるとともに前記第1の領域の外側に形成された第2の領域とが、設けられ、
前記第1の領域又は前記第2の領域の少なくともいずれか一方に、前記隣り合うガードリングユニットが形成される、前記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載の半導体装置。
(16)半導体装置が搭載されて、
当該半導体装置が、
第1の半導体基板と、
第2の半導体基板と、
第1のガードリングと、第2のガードリングと、第3のガードリングとを有する少なくとも1つのガードリングユニットと、を備え、
前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とが、前記第1の半導体基板の第1の接合面と前記第2の半導体基板の第2の接合面とによって接合され、
前記第1のガードリングが、前記第1の半導体基板に形成され、
前記第2のガードリングが、前記第2の半導体基板に形成され、
前記第3のガードリングが、前記第1の接合面と前記第2の接合面とに形成される、電子機器。