JP7476566B2 - 粉体の製造方法 - Google Patents
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Description
樹脂薄膜片を製造するために、基材フィルム上に離型層を形成し、離型層上に樹脂薄膜を形成し、樹脂薄膜に割れ目を形成してから、基材フィルムを鋭角に折り曲げて樹脂薄膜を薄膜片として剥落させる方法が知られている(特許文献1参照)。
また、基材フィルム上に樹脂薄膜を形成し、樹脂薄膜に凹凸形状を有する部材を押圧して、樹脂薄膜に亀裂を形成し、亀裂が形成された樹脂薄膜に流体を吹き付けることにより、樹脂薄膜を剥落させる方法も知られている(特許文献2参照)。
粉体において、その粒度分布のピークがシャープであるためには、粉体に含まれる薄膜片の形状ができるだけ揃っていることが好ましい。
また、印刷物の真正性を確認するために、例えば顕微鏡で、印刷物に用いられたインクに含まれる粉体を観察する場合がある。この場合に、粉体に含まれる薄膜片の形状が揃っていることを確認できれば、印刷物の真正性を、容易に判定することができ、印刷物のセキュリティ性能を向上させることができる。
したがって、粉体に含まれる薄膜片は、その形状ができるだけ揃っていることが好ましい。
しかし、従来の技術で薄膜片からなる粉体を製造すると、薄膜が、亀裂に沿って分割されずに基材フィルムから剥離し、その結果薄膜片からなる粉体に、亀裂に沿った一定形状とは異なる形状の薄膜片が、相当量混入する場合があった。
したがって、亀裂に沿った一定形状を有する薄膜片の割合が多い粉体を製造できる製造方法が求められる。
すなわち、本発明は、以下を提供する。
前記亀裂が形成された複層フィルムの前記基材層から、前記薄膜の小片を剥離して、前記薄膜の小片を含む粉体を得る工程(2)とを含む、粉体の製造方法。
[2] 前記小片の長径が、150μm以下である、[1]に記載の粉体の製造方法。
[3] 前記工程(1)において、前記複層フィルムの前記薄膜の側に、凹凸形状を有する部材を押圧して、前記亀裂を形成する、[1]又は[2]に記載の粉体の製造方法。
[4] 前記押圧を、表面の硬度がD40以上である支持部材により前記複層フィルムを支持した状態で行う、[3]に記載の粉体の製造方法。
[5] 前記凹凸形状を有する部材を押圧する圧力が、0.5MPa以上である、[4]に記載の粉体の製造方法。
[6] 前記工程(2)が、前記亀裂が形成された複層フィルムに、流体を吹き付ける工程(2a)を含む、[1]~[5]のいずれか一項に記載の粉体の製造方法。
[7] 前記基材層の厚みが、12μm以上250μm以下である、[1]~[6]のいずれか一項に記載の粉体の製造方法。
[8] 前記工程(1)において、前記亀裂を、前記小片の形状が、前記薄膜の厚み方向から見て、三角形、四角形、又は六角形となるように形成する、[1]~[7]のいずれか一項に記載の粉体の製造方法。
本発明の一実施形態に係る粉体の製造方法は、基材層と、最も外側に配置された薄膜とを含む複層フィルムに、前記薄膜をその厚み方向から見て同一形状の小片に分割する亀裂であって、かつ前記基材層の前記薄膜側の表面より深い位置に達する、亀裂を形成する工程(1)と、前記亀裂が形成された複層フィルムの基材層から、前記薄膜の小片を剥離して、前記薄膜の小片を含む粉体を得る工程(2)とを含む。これにより、亀裂に沿った一定形状を有する薄膜片の割合が多い粉体を製造できる。
工程(1)では、基材層と、最も外側に配置された薄膜とを含む複層フィルムに、前記薄膜をその厚み方向から見て同一形状の小片に分割する亀裂であって、かつ前記基材層の前記薄膜側の表面より深い位置に達する、亀裂を形成する。
工程(1)で用いられる複層フィルムは、基材層と薄膜とを含む。薄膜は、複層フィルムの最も外側に配置されている。ここで、最も外側に配置されているとは、薄膜は、複層フィルムの厚み方向における最も外側に配置されていることをいう。そのため、薄膜の面が、複層フィルムの一方の面に露出している。複層フィルムは、薄膜と基材層との間に、任意の層を備えていてもよい。
複層フィルムは、効率的に亀裂を形成するために、長尺であることが好ましい。
図1は、一実施形態に係る工程(1)で用いられる複層フィルムの一例を示す断面図である。図1に示すように、複層フィルム10は、基材層12と、基材層12の上に直接設けられた薄膜11とを含む。
基材層は、効率的に薄膜を形成するために、長尺であることが好ましい。
基材層を形成する材料の例としては、特に限定されず、重合体を含む樹脂、紙、及び金属が挙げられ、可撓性及び機械的強度に優れることから、重合体を含む樹脂が好ましい。
基材層を形成しうる樹脂に含まれる重合体の例としては、セルロース系重合体(例、トリアセチルセルロース);脂環式構造を含有する重合体(例:シクロオレフィン重合体);ポリエステル(例、ポリエチレンテレフタレート);アクリル重合体(例、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル);及び、ポリカーボネート;が挙げられる。基材層を形成しうる樹脂は、重合体を一種単独で含んでいてもよく、二種以上の組み合わせとして含んでいてもよい。また、重合体は、単独重合体であっても、共重合体であってもよい。樹脂は、重合体の他に、任意の添加剤を含んでいてもよい。
基材層は、好ましくは単層構造を有する。
基材層は、延伸されていない未延伸の層であっても、延伸された層であってもよい。
薄膜は、単層構造、多層構造のいずれの構造であってもよい。また、薄膜は、導電体及び誘電体のいずれであってもよい。さらに薄膜は、無機物の膜及び有機物の膜のいずれであってもよい。薄膜の例としては、アルミニウム、銀などの金属の膜;酸化チタン、酸化シリコン、酸化ニオブ、酸化タンタル、フッ化マグネシウムなどの、誘電体で形成された誘電体多層膜;及び、樹脂膜が挙げられる。
樹脂膜を形成するための樹脂材料の例としては、光硬化性の液晶組成物、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系重合体(例、トリアセチルセルロース)、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、脂環式構造含有重合体、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、及びこれらの組み合わせが挙げられる。樹脂材料に含まれうる重合体は、単独重合体であってもよく、共重合体であってもよい。樹脂材料は、重合体の他に、硬化剤、酸化防止剤などの任意の添加剤を含みうる。
(亀裂)
工程(1)において形成される亀裂は、複層フィルムに含まれる薄膜をその厚み方向から見て同一形状の小片に分割する。また、亀裂は、基材層の薄膜側の表面より深い位置に達するように形成される。また、亀裂は、複層フィルムの全面において基材層の薄膜側の表面より深い位置に達するように、形成される。
図2は、一実施形態に係る、亀裂が形成された複層フィルムの薄膜側の面を、複層フィルムの厚み方向から見た模式的な平面図である。図3は、図1のIII-III切断面を模式的に示す断面図である。
図5に示すように、複層フィルム200は、基材層220と、基材層220の上に直接形成された薄膜210とを備える。本実施形態においても、亀裂200Cの先端200Ctは、基材層220の、薄膜210側の表面220Uよりも深い位置に達している。
亀裂は、例えば、複層フィルムの薄膜の側に、凹凸形状を有する部材を押圧することにより、形成されうる。更に具体的には、複層フィルムを、支持部材により支持した状態で、複層フィルムを支持部材と凹凸形状を有する部材とに挟んで、凹凸形状を有する部材を押圧することにより、亀裂を形成しうる。
複層フィルム10の基材層12側の面に配されている支持部材1125は、凹凸形状を有する部材1115とともに、複層フィルム10を挟んで押圧する部材である。支持部材1120及び支持部材1125はそれぞれ円筒状であり、複層フィルム10の下側において回転移動が可能である。
工程(1)を行うことにより、複層フィルムには、亀裂が形成される(例えば、図3及び図5に示すように、複層フィルム10に、亀裂100C又は亀裂200Cが形成される。)。亀裂が形成された複層フィルム(例えば、複層フィルム100,200)は工程(2)に供される。
工程(2)では、亀裂が形成された複層フィルムの基材層から、前記薄膜の小片を剥離して、前記薄膜の小片を含む粉体を得る。
前記(4)の方法では、通常(転写用基材フィルム)/(水溶性接着剤の層)/(亀裂が形成された薄膜)の層構成を有する積層体が得られる。この積層体を適当な温度の水に浸漬するなどして、積層体から水溶性接着剤の層を除去することにより、薄膜の小片を含む粉体を得ることができる。
工程(2a)では、流体を、亀裂が形成された複層フィルムの、亀裂が形成された側(すなわち、薄膜側)に吹き付ける。吹き付け装置として、公知の流体吐出装置を用いうる。流体吐出装置から吐出される流体の圧力は、流体の密度、基材層と薄膜との剥離強度などに応じて、適宜調整しうる。吐出圧力は、特に限定されないが、好ましくは5MPa以上、より好ましくは10MPa以上であり、好ましくは50MPa以下、より好ましくは35MPa以下である。
例えば、亀裂が形成された複層フィルムに流体を吹き付ける工程(2a)の後、基材層から剥離された小片を、所定の目開きを有するフィルターを通過させてもよい。
また工程(2)は、前記薄膜の小片を剥離した後に、小片を回収する工程(2c)を含んでいてもよい。
例えば、亀裂が形成された複層フィルムに流体を吹き付ける工程(2a)の後、基材層から剥離された小片を、流体とともに回収路に導き、回収器により小片を回収して、小片の集合体である粉体を得てもよい。回収器としては、例えば、サイクロン型の分離器及び各種フィルターを用いうる。
本実施形態の製造方法で得られる粉体は、亀裂に沿った一定形状を有する薄膜片の割合が多い。該割合は、例えば以下の方法により評価できる。
粉体を10重量%の水分散液とする。該水分散液をプレパラート上に滴下し、水分を蒸発させて、粉体(薄膜片)をプレパラートに付着させる。プレパラート上の、薄膜片が付着した部分を顕微鏡で観察する。1mm四方の領域内で、一定形状の薄膜片の個数(A)と、非定形の薄膜片の個数(B)とをカウントし、下記式に従い個数(B)の個数(A)に対する百分率Xを求める。X=B/A×100(%)
百分率Xが小さいほど、亀裂に沿った一定形状を有する薄膜片の割合が高い。
本実施形態の製造方法により製造された粉体は、亀裂に沿った一定形状を有する薄膜片の割合が多い。したがって、粉体を含むインクを用いて、質感の良好な印刷物を得ることができる。また、粉体を含むインクを用いた印刷物の真正性を容易に判定しうる。よって、粉体をインクの材料として好適に利用できる。
(亀裂の状態の評価)
亀裂を入れた各例の複層フィルムの断面を、走査型電子顕微鏡で観察し、亀裂が、複層フィルムの基材層の表面より深い位置に達しているか否かを評価した。観察は、複層フィルムの任意の位置の、面方向の長さが500μmの断面について行った。観察範囲において、亀裂が複層フィルムの基材層の表面より深い位置に達している場合は、複層フィルムの全面において、亀裂が複層フィルムの基材層の表面より深い位置に達しているとみなした。観察範囲において、一部の亀裂が複層フィルムの基材層の表面よりも深い位置に達していない場合、または、すべての亀裂が複層フィルムの基材層の表面より深い位置に達していない場合は、亀裂が複層フィルムの複層フィルムの基材層の表面より深い位置に達していないとした。
各例で得られた粉体(薄膜片)を、10重量%の水分散液とした。次いで、該水分散液をプレパラート上に滴下し、水分を蒸発させて、薄膜片をプレパラートに付着させた。プレパラート上の、薄膜片が付着した部分を光学顕微鏡で観察した。1mm四方の領域内で、各例における凹凸形状を有する部材の凹凸に対応する、定形の薄膜片の個数(A)と、非定形の薄膜片の個数(B)とをカウントし、下記式に従い個数(B)の個数(A)に対する百分率Xを求めた。X=B/A×100(%)
百分率Xが小さいほど、亀裂に沿った一定形状を有する薄膜片の割合が高い。すなわち形状一致性が高い。
下記基準に従い薄膜片の形状一致性を評価した。
「良」:X≦5%
「不良」:5%<X、又はA=0
(1-1.光硬化性の液晶組成物の調製)
BASF社製光重合性液晶性化合物「Paliocolor LC242」を18.1部、カイラル剤としてBASF社製「LC756」を1.3部、光重合開始剤としてチバ・ジャパン社製「イルガキュアOXEO2」を0.6部、界面活性剤としてネオス社製「フタージェント209F」を0.02部、及びシクロペンタノンを80部を混合して、光硬化性の液晶組成物を調製した。
基材フィルムとして、長尺のシクロオレフィン重合体(COP)フィルム(日本ゼオン社製「ZF16-100」;厚み100μm)を用意した。この基材フィルムをフィルム搬送装置の繰り出し部に取り付け、当該基材フィルムを長手方向に搬送しながら以下の操作を行った。まず、搬送方向と平行な長手方向にラビング処理を施した。次に、ラビング処理を施した面に、(1-1)で調製した液晶組成物をダイコーターを使用して塗布した。これにより、基材フィルムの片面に、未硬化状態の液晶組成物の膜を形成した。
表面に無電解ニッケルメッキ(NiPメッキ)が施された、ステンレス鋼で形成された金属ロールを用意した。メッキが施されたロールの表面をダイヤモンドバイト(頂角60°)で切削し、複数の凸部を有するロールA及びロールBを得た。
ロールAでは、複数の凸部を、ロール軸と平行なロール周面上の直線に対して、右上がりに45°の角度をなす方向に凸部が延びるように、また、凸部のピッチが50μmとなるように、更に凸部が延びる方向に垂直な断面において、凸部の頂点の角度が、60°となるように形成した。
ロールBでは、複数の凸部を、ロール軸と平行なロール周面上の直線に対して、左上がりに45°の角度をなす方向に凸部が延びるように、また、凸部のピッチが50μmとなるように、更に凸部が延びる方向に垂直な断面において、凸部の頂点の角度が、60°となるように形成した。
(1-2)で製造した複層フィルムに、樹脂薄膜側から、(1-3)で製造したロールAを押圧し(プレス圧10MPa)、次いでロールBを押圧して(プレス圧10MPa)、複層フィルムに亀裂を形成した。その際、複層フィルムの樹脂薄膜とは反対側(基材フィルム側、バックアップロール側)を、バックアップロールで支持した。バックアップロールは、表面の硬度がD70のロールを使用した。ここで、硬度は、JIS K-6253に従い、デュロメータ(タイプD)により測定した値である。以下同様である。これにより、複層フィルムの樹脂薄膜を、樹脂薄膜の厚み方向から見て、一辺が50μmである正方形の小片(長径70μm)に分割した。
次いで、亀裂を入れた複層フィルムに対して、樹脂薄膜の側から、吐出圧力60MPaで水を吹き付けて、基材フィルムから樹脂薄膜の小片を剥離した。
(2-1~2-2)
基材フィルムとして、長尺のトリアセチルセルロースフィルム(コニカミノルタ社製「KC6UY」;厚み60μm)を用いた。以上の事項以外は、実施例1の(1-1)~(1-2)と同様にして、複層フィルムを製造した。
実施例1の(1-3)と同様の金属ロールを用意し、メッキが施されたロールの表面をダイヤモンドバイト(頂角60°)で切削し、複数の凸部を有するロールCを得た。
ロールCでは、複数の凸部をロール軸と平行なロール周面上の直線に対して、左上がりに45°の角度をなす方向に凸部が延びるように、また、凸部のピッチが100μmとなるように形成した。
・ロールBの代わりに、ロールCを用いた。
・ロールA及びロールCのプレス圧を、それぞれ8MPaとした。
・バックアップロールとして、表面の硬度がD90のロールを使用した。
以上の事項以外は、実施例1の(1-4)と同様に操作して、複層フィルムに亀裂を形成した。これにより、複層フィルムの樹脂薄膜を、樹脂薄膜の厚み方向から見て、50μm×100μmである長方形の小片(長径112μm)に分割した。
剥離した樹脂薄膜の小片を通すふるいの目開きを、公称目開き53μmから公称目開き106μmに変更した。以上の事項以外は、実施例1の(1-5)と同様にして、粉体を得て、得られた粉体を評価した。結果を下表に示す。
(3-1~3-2)
複層フィルムとして、12μmの厚みでアルミニウムが蒸着されたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レフィルム加工社製「VMPET1519」)を用意した。複層フィルムは、(薄膜としてのアルミニウム膜)/(基材層としてのPETフィルム)の層構成を有する。
実施例1の(1-3)と同様の金属ロールを用意した。メッキが施されたロールの表面に極短パルスレーザで窪みを形成し(ディンプル加工)、ロールDを得た。
ロールDでは、長径が50μmであり、一辺が25μmである、連続した六角形の凸部が形成されている。
・ロールAの代わりに、ロールDを用いた。
・ロールBによる複層フィルムの押圧を行わなかった。
・ロールDのプレス圧を12MPaとした。
・バックアップロールとして、表面の硬度がD88のロールを使用した。
以上の事項以外は、実施例1の(1-4)と同様に操作して、複層フィルムに亀裂を形成した。これにより、複層フィルムのアルミニウム膜を、該膜の厚み方向から見て、長径が50μmであり、一辺が25μmの六角形の小片に分割した。
実施例1の(1-5)と同様にして、粉体を得て、得られた粉体を評価した。結果を下表に示す。
・バックアップロールを、ステンレス鋼を硬度がD20であるシリコンゴムで被覆して形成されたロールに変更した。
・ロールA及びロールBのプレス圧を、それぞれ70MPaとした。
以上の事項以外は、実施例1と同様に操作して、粉体を得て、得られた粉体を評価した。結果を下表に示す。
また、ロールA及びロールBを押圧された後の複層フィルムにおいて、亀裂の状態を前記の方法により評価した。その結果、観察範囲において、複層フィルムが備える基材フィルムの表面よりも深い位置まで達している亀裂はなかった。
「コレステリック樹脂層」:液晶組成物の硬化物の層
「Al膜」:蒸着されたアルミニウム膜
「COP」:シクロオレフィン重合体フィルム
「TAC」:トリアセチルセルロースフィルム
「PET」:ポリエチレンテレフタレートフィルム
以上の結果は、本発明に係る粉体の製造方法により、所望とする形状を有する薄膜片の割合が多い粉体を製造できることが分かる。
11 薄膜
12 基材層
100 複層フィルム
100C 亀裂
100C1 刻み目
100C2 刻み目
100Cd 深さ
100Ct 先端
101 小片
110 薄膜
110T 厚み
110U 表面
120 基材層
120U 表面
200 複層フィルム
200C 亀裂
200Ct 先端
201 小片
210 薄膜
220 基材層
220U 表面
1110 凹凸形状を有する部材
1110T 凸部
1110T1 凸部
1110T2 凸部
1110t 頂点
1110D 凹部
1111 端部
1112 端部
1115 凹凸形状を有する部材
1115T 凸部
1115T1 凸部
1115T2 凸部
1115t 頂点
1115D 凹部
1116 端部
1117 端部
1120 支持部材
1125 支持部材
Claims (7)
- 基材層と、最も外側に配置された薄膜とを含む複層フィルムに、前記薄膜をその厚み方向から見て同一形状の小片に分割する亀裂であって、かつ前記基材層の前記薄膜側の表面より深い位置に達する、亀裂を形成する工程(1)と、
前記亀裂が形成された複層フィルムの前記基材層から、前記薄膜の小片を剥離して、前記薄膜の小片を含む粉体を得る工程(2)とを含み、
前記工程(2)が、前記亀裂が形成された複層フィルムに、前記薄膜の側から流体を吹き付ける工程(2a)を含み、
前記薄膜が、光硬化性の液晶組成物を硬化してなるコレステリック樹脂層である、粉体の製造方法。 - 前記小片の長径が、150μm以下である、請求項1に記載の粉体の製造方法。
- 前記工程(1)において、前記複層フィルムの前記薄膜の側に、凹凸形状を有する部材を押圧して、前記亀裂を形成する、請求項1又は2に記載の粉体の製造方法。
- 前記押圧を、表面の硬度がD40以上である支持部材により前記複層フィルムを支持した状態で行う、請求項3に記載の粉体の製造方法。
- 前記凹凸形状を有する部材を押圧する圧力が、0.5MPa以上である、請求項4に記載の粉体の製造方法。
- 前記基材層の厚みが、12μm以上250μm以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の粉体の製造方法。
- 前記工程(1)において、前記亀裂を、前記小片の形状が、前記薄膜の厚み方向から見て、三角形、四角形、又は六角形となるように形成する、請求項1~6のいずれか一項に記載の粉体の製造方法。
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