JP7479744B2 - 水性液剤 - Google Patents
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Description
項1-1.
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤であって、
該水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、水性液剤。
項1-2.
前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%である、項1-1に記載の水性液剤。
項1-3.
前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.1w/v%~3.0w/v%である、項1-1又は1-2に記載の水性液剤。
項1-4.
前記水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、項1-1~1-3のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-5.
前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、項1-1~1-4のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-6.
前記水溶性高分子の濃度が0.3w/v%~2.0w/v%である、項1-1~1-5のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-7.
前記水溶性高分子の濃度が0.8w/v%~1.4w/v%である、項1-1~1-6のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-8.
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.8w/v%~1.4w/v%である、水性液剤。
項1-9.
前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70である、項1-1~1-8のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-10.
前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.1~20である、項1-1~1-9のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-11.
前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.25~14である、項1-1~1-10のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-12.
前記水性液剤のpHが、5.0~8.0である、項1-1~1-11のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-13.
前記水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、項1-1~1-12のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-14.
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、水性液剤。
項1-15.
C-(A+B)が0より大きい、項1-1~1-14のいずれか一項に記載の水性液剤。 A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
前記C-(A+B)が0.1より大きい、項1-1~1-15のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-17.
前記C-(A+B)が0.5より大きい、項1-1~1-16のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-18.
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sであり、
C-(A+B)が0より大きい、水性液剤。
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
アルベカシン及び/又はその塩の放出速度の低下率が5%以上である、項1-1~1-18のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-20.
アルベカシン及び/又はその塩の放出速度の低下率が25%以上である、項1-1~1-19のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-21.
点眼液である、項1-1~1-20のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-22.
水溶性高分子を含む水性液剤を眼表面で増粘するために使用される、項1-1~1-21のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-23.
ムチン接着性を向上するために使用される、項1-1~1-22のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-24.
涙液層安定化用である、項1-1~1-23のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-25.
アルベカシンの結膜移行性を向上するために使用される、項1-1~1-24のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-26.
細菌性外眼部感染症治療用である、項1-1~1-25のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-27.
細菌性角結膜炎治療用である、項1-1~1-26のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-28.
細菌性結膜炎治療用である、項1-1~1-27のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-29.
前記細菌がグラム陽性菌又はグラム陰性菌である、項1-1~1-28のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-30.
前記細菌が、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、ブドウ球菌、コリネバクテリウム菌、緑膿菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌、モラクセラ、淋菌、セラチア、レンサ球菌、嫌気性菌、非定型抗酸菌肺炎球菌から選ばれる少なくとも1種である、項1-1~1-29のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-31.
ドライアイ治療用である、項1-1~1-30のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-32.
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症治療用である、項1-1~1-31のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-33.
ドライアイを伴う細菌性角結膜炎治療用である、項1-1~1-32のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-34.
ドライアイを伴う細菌性結膜炎治療用である、項1-1~1-33のいずれか一項に記載の水性液剤。
項1-35.
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
細菌性外眼部感染症治療用である、水性液剤。
項1-36.
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症治療用である、水性液剤。
細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、細菌性外眼部感染症の治療方法。
項2-2.
細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、細菌性外眼部感染症の治療方法。
項2-3.
細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、細菌性結膜炎の治療方法。
項2-4.
細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、
細菌性外眼部感染症の治療方法。
項2-5.
細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程を含む、
細菌性結膜炎の治療方法。
項2-6a.
該水性液剤がムチンと接触する工程を含む、項2-1~2-5のいずれか一項に記載の治療方法。
項2-6b.
前記水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程が、
前記水性液剤がムチンと接触するように前記対象の眼表面に投与する工程である、
項2-1~2-5のいずれか一項に記載の治療方法。
項2-7a.
該水性液剤が眼表面で増粘する工程を含む、項2-1~2-6のいずれか一項に記載の治療方法。
項2-7b.
前記水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程が、
前記水性液剤が眼表面で増粘するように前記対象の眼表面に投与する工程である、
項2-1~2-6のいずれか一項に記載の治療方法。
項2-8a.
該水性液剤のムチン接着性を向上する工程を含む、項2-1~2-7のいずれか一項に記載の治療方法。
項2-8b.
前記水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程が、
投与後に前記水性液剤のムチン接着性が向上するように前記対象の眼表面に投与する工程である、
項2-1~2-7のいずれか一項に記載の治療方法。
項2-9a.
細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程を含み、
該水性液剤がムチンと接触することで、該水性液剤が増粘し、該水性液剤のムチン接着性を向上する工程を含む、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、
細菌性外眼部感染症の治療方法。
項2-9b.
細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種を含み、
当該投与は、該水性液剤がムチンと接触することで、該水性液剤が増粘し、該水性液剤のムチン接着性が向上するように行われる、
細菌性外眼部感染症の治療方法。
項2-9c.
細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程を含み、
該水性液剤がムチンと接触することで、該水性液剤が増粘し、該水性液剤のムチン接着性を向上する工程を含む、
細菌性結膜炎の治療方法。
項2-9d.
細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む水性液剤を、それを必要とする対象の眼表面に投与する工程を含み、
当該投与は、該水性液剤がムチンと接触することで、該水性液剤が増粘し、該水性液剤のムチン接着性が向上するように行われる、
細菌性結膜炎の治療方法。
項2-10.
アルベカシン及び/又はその塩の結膜移行性を向上する方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、結膜移行性を向上する方法。
項2-11.
前記水性液剤中、アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%である、項2-1~2-10のいずれか一項に記載の方法。
項2-12.
前記水性液剤中、前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、項2-1~2-11のいずれか一項に記載の方法。
項2-13.
前記水性液剤中、前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70である、項2-1~2-12のいずれか一項に記載の方法。
項2-14.
前記水性液剤のpHが、5.0~8.0である、項2-1~2-13のいずれか一項に記載の方法。
項2-15.
前記水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、項2-1~2-14のいずれか一項に記載の方法。
項2-16.
細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、細菌性外眼部感染症の治療方法。
項2-17.
前記水性液剤が、C-(A+B)が0より大きい水性液剤である、項2-1~2-16のいずれか一項に記載の方法。
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
前記水性液剤が、アルベカシン及び/又はその塩の放出速度の低下率が5%以上の水性液剤である、項2-1~2-17のいずれか一項に記載の方法。
項2-19.
前記水性液剤が、点眼液である、項2-1~2-18のいずれか一項に記載の方法。
項2-20a.
細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与し、該水性液剤がムチンと接触する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、細菌性結膜炎の治療方法。
項2-20b.
細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に、該水性液剤がムチンと接触するように投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、細菌性結膜炎の治療方法。
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症の治療方法。
項3-2.
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症の治療方法。
項3-3.
ドライアイを伴う細菌性結膜炎の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、ドライアイを伴う細菌性結膜炎の治療方法。
項3-4.
前記水性液剤中、アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%である、項3-1~3-3のいずれか一項に記載の治療方法。
項3-5.
前記水性液剤中、前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、項3-1~3-4のいずれか一項に記載の治療方法。
項3-6.
前記水性液剤中、前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70である、項3-1~3-5のいずれか一項に記載の治療方法。
項3-7.
前記水性液剤のpHが、5.0~8.0である、項3-1~3-6のいずれか一項に記載の治療方法。
項3-8.
前記水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、項3-1~3-7のいずれか一項に記載の治療方法。
項3-9.
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症の治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症の治療方法。
項3-10.
前記水性液剤が、C-(A+B)が0より大きい水性液剤である、項3-1~3-9のいずれか一項に記載の治療方法。
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
前記水性液剤が、アルベカシン及び/又はその塩の放出速度の低下率が5%以上の水性液剤である、項3-1~3-10のいずれか一項に記載の治療方法。
項3-12.
前記水性液剤が、点眼液である、項3-1~3-11のいずれか一項に記載の治療方法。
ドライアイの治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、ドライアイの治療方法。
項4-2.
水溶性高分子を含む水性液剤を眼表面で増粘する方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、方法。
項4-3.
ムチン接着性を向上する方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、ムチン接着性を向上する方法。
項4-4.
涙液層の安定化方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、涙液層の安定化方法。
項4-5.
ドライアイの治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、ドライアイの治療方法。
項4-6.
前記水性液剤中、アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%である、項4-1~4-5のいずれか一項に記載の方法。
項4-7.
前記水性液剤中、前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、項4-1~4-6のいずれか一項に記載の方法。
項4-8.
前記水性液剤中、前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70である、項4-1~4-7のいずれか一項に記載の方法。
項4-9.
前記水性液剤のpHが、5.0~8.0である、項4-1~4-8のいずれか一項に記載の方法。
項4-10.
前記水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、項4-1~4-9のいずれか一項に記載の方法。
項4-11.
ドライアイの治療方法であって、
アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤を、それを必要とする対象に投与する工程を含み、
該水溶性高分子がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、
該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70であり、
該水性液剤のpHが、5.0~8.0であり、
該水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、ドライアイの治療方法。
項4-12.
前記水性液剤が、C-(A+B)が0より大きい水性液剤である、項4-1~4-11のいずれか一項に記載の方法。
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
前記水性液剤が、アルベカシン及び/又はその塩の放出速度の低下率が5%以上の水性液剤である、項4-1~4-12のいずれか一項に記載の方法。
項4-14.
前記水性液剤が、点眼液である、項4-1~4-13のいずれか一項に記載の方法。
本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。従って、他に定義されない限り、本明細書中で使用されるすべての専門用語及び科学技術用語は、本開示の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾する場合、本明細書(定義を含めて)が優先する。
In vitro透析膜試験
1)2mL容量のガラス容器に検体(アルベカシン及び/又はその塩を含む)を500μL封入し、開口部を透析膜で覆い、周囲を固定する(当該ガラス容器内がドナー側)。
2)PBS(15mL)を満たしたビーカー(外液側)に、ビーカーの底面から一定の高さになるように1)を取り付け、ビーカー内の液を、スターラーを用いて攪拌する。
3)攪拌開始15~240分後の任意の時間で外液側から1mLをサンプリングしたものをサンプリング液とし、サンプリング液を適宜希釈し、液体クロマトグラフィー法により、以下の条件で測定する。
検出器:荷電化粒子検出器
カラム:内径4.6mm、長さ250mmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクチルシリル化シリカゲルを充填した市販品。
カラム温度:30℃付近の一定温度
移動相:5mMヘプタフルオロ酪酸水溶液及び5mMヘプタフルオロ酪酸アセトニトリル溶液によるグラジエント
流量:毎分1.4mL
理論総量に対するドナー中の薬物残存率(%)=100-(サンプリング時までに外液中に放出した累計アルベカシン量(μg)/ドナー側に含まれるアルベカシンの理論総量(μg)×100)
放出速度(%/min):各サンプリング液について、前記薬物残存率(%)をy軸、サンプリング時間(min)をx軸としてプロットした時に得られる、最小二乗法による近似直線の傾きの絶対値
放出速度の低下率(%):100-(検体の放出速度/アルベカシン溶液単独の放出速度×100)
なお、放出速度の低下率算出式における「アルベカシン溶液」は、検体に含まれるアルベカシン量と同量のアルベカシンが含まれるアルベカシン及び/又はその塩の水溶液である。また、当該「アルベカシン溶液」は、検体に含まれるアルベカシン及び/又はその塩と同じ化合物を同量水に溶解させたものである。例えば、検体にアルベカシン換算量として1w/v%のアルベカシン硫酸塩が含まれる場合、「アルベカシン溶液」はアルベカシン換算量として1w/v%となるアルベカシン硫酸塩水溶液である。
本明細書において、「涙液層安定化」とは、眼の表面に涙液層が安定して保持されることを意味する。涙液層破壊時間(BUT)とは、涙液層が形成されてから破壊するまでの時間を意味する。涙液層が不安定になると、BUTが短縮する傾向がある。一つの例として、「涙液層安定化」とは、BUTが延長することを指す。
本開示に包含される水性液剤は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む。本明細書において、当該水性液剤を「本開示の水性液剤」と表記することがある。
本開示の組成物が、このような、その他の水溶性高分子をも含む場合においては、組成物に含有される水溶性高分子の50質量%以上が、本開示の水溶性高分子であることが好ましく、55、60、65、70、75、80、85、90、又は95質量%以上が本開示の水溶性高分子であることがより好ましく、100質量%が本開示の水溶性高分子であることが特に好ましい。
また、本開示の水性液剤における水溶性高分子の総濃度としては、例えば、0.05w/v%~8.8w/v%程度とすることができる。当該範囲の上限又は下限は例えば0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、又は8.7w/v%であってもよい。当該範囲は例えば、0.1~7w/v%程度であってもよく、0.2~6w/v%程度であってもよく、0.3~5w/v%程度であってもよい。
また、本開示の水性液剤において、アルベカシン及び/又はその塩に対する水溶性高分子の比率は、効果が損なわれない範囲であれば、特に制限されない。例えば、アルベカシン及び/又はその塩のアルベカシン換算での総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.01~180質量部程度とすることができる。当該範囲(0.01~180)の上限又は下限は例えば0.02、0.03、0.04、0.05、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、又は170であってもよい。よって前記質量比は例えば、1:0.01~110質量部程度であってもよく、1:0.04~70質量部程度であってもよく、1:0.1~20質量部程度であってもよく、1:0.25~14質量部程度であってもよい。
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
例えば、C-(A+B)は0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65のいずれかより大きくてもよい。中でも、0.1が好ましく、0.3がより好ましく、0.5がさらにより好ましい。
細菌性外眼部感染症の原因菌としては、グラム陽性菌、グラム陰性菌等が挙げられる。細菌性結膜炎の原因菌となるグラム陽性菌としては、例えば、ブドウ球菌属(例えば、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌等)、肺炎球菌、コリネバクテリウム属等が挙げられる。細菌性結膜炎の原因菌となるグラム陰性菌としては、例えば、インフルエンザ菌、モラクセラ属、淋菌等が挙げられる(稲田紀子、臨床眼科、75巻11号、2021)。
細菌性角膜炎の原因菌としては、例えば、肺炎球菌、ブドウ球菌、緑膿菌、モラクセラ、セラチア、レンサ球菌、淋菌、嫌気性菌、非定型抗酸菌等が挙げられる(感染性角膜炎診療ガイドライン(第2版)、日本眼科学会、2013)。
細菌性外眼部感染症及び細菌性角結膜炎の原因菌は、1種単独であってもよく、又は2種以上の組み合わせであってもよい。
細菌性外眼部感染症(より具体的には、細菌性角結膜炎)の原因菌は、ブドウ球菌属(例えば、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌等)、コリネバクテリウム菌、緑膿菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌、モラクセラ、淋菌、セラチア、又はレンサ球菌が好ましく、ブドウ球菌属(例えば、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌等)、コリネバクテリウム菌、緑膿菌、インフルエンザ菌、又は肺炎球菌がより好ましく、ブドウ球菌属(例えば、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌等)がさらにより好ましく、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌が特に好ましい。
ドライアイの病態の一つに、涙液層が不安定化し、BUTが短縮することで、眼表面の保護が破綻し、点状表層角膜症(SPK)を引き起こすことなどがある。本開示の水性液剤は、点眼投与された場合、涙液層が安定化するため、BUTの延長やSPKを改善し、ドライアイ治療の用途に用いることができる。
また、投与対象となるヒトとしては、例えば、涙液層が不安定なヒト等が挙げられる。より具体的には、ドライアイ患者、又はドライアイが疑われるヒト;ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症(より具体的には、細菌性角結膜炎)患者又はドライアイを伴う細菌性外眼部感染症(より具体的には、細菌性角結膜炎)が疑われるヒト等が例示される。
本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、細菌性外眼部感染症(より具体的には、細菌性角結膜炎)の治療方法をも包含する。
また、本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、ドライアイの治療方法をも包含する。
また、本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症(より具体的には、細菌性角結膜炎)の治療方法をも包含する。
上述した治療方法においては、「2.水性液剤」の欄の記載を援用することができる。
本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、水溶性高分子を含む水性液剤を眼表面で増粘する方法をも包含する。
上述した水溶性高分子を含む水性液剤を眼表面で増粘する方法においては、「2.水性液剤」の欄の記載を援用することができる。
本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、ムチン接着性を向上する方法をも包含する。
上述したムチン接着性が向上する方法においては、「2.水性液剤」の欄の記載を援用することができる。
本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、アルベカシン及び/又はその塩の結膜移行性を向上する方法をも包含する。
上述した結膜移行性を向上する方法においては、「2.水性液剤」の欄の記載を援用することができる。
本開示は、アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む、水性液剤を、それを必要とする対象に投与することを含む、涙液層の安定化方法をも包含する。
上述した安定化方法においては、「2.水性液剤」の欄の記載を援用することができる。
文献(EmadEldin Hassan and James M. Gallo, A Simple Rheological Method for the in VitroAssessment of Mucin-Polymer Bioadhesive Bond Strength. Pharmaceutical Research,1990, 7(5):非特許文献2)に記載された試験方法を参考に、検体及びムチン溶液を混合した時の粘度を測定した。また、それぞれの粘度を比較して、検体とムチンの相互作用について考察した。
表1に示す組成となるよう、各予備溶解液を混合して検体1~11を調製した。また、涙液(中性)と同様なpHとなるよう、0.1M(mol/L)リン酸緩衝液にムチン(ブタ胃由来、Type II、試薬、Sigma Aldrich社)を溶解させて、塩酸又は水酸化ナトリウムでpH7.0に調整し、6w/v%ムチン溶液を調製した。
25w/v%、16w/v%又は10w/v%アルベカシン溶液:精製水にアルベカシン硫酸塩を溶解した。
2.5w/v%HPMC溶液:加温(約80℃)した精製水にヒプロメロース2208(90SH-100SR、日本薬局方(日局)適合品、信越化学工業株式会社)を加えて分散し、室温まで冷却して溶解を確認した。
1Mリン酸緩衝液:精製水にリン酸二水素ナトリウム水和物(日局適合品、富士フイルム和光純薬株式会社)を溶解し、塩酸又は水酸化ナトリウムでpH7.0に調整した。 0.1Mリン酸緩衝液:1Mリン酸緩衝液を精製水で1/10に希釈した。
各検体(1mL)と6w/v%ムチン溶液(1mL)との混合溶液、各検体(1mL)と0.1Mリン酸緩衝液(1mL)との混合溶液、及び0.1Mリン酸緩衝液(1mL)と6w/v%ムチン溶液(1mL)との混合溶液の各溶液について、以下の条件に従い粘度を測定した。
測定装置:TVE-25形粘度計(東機産業株式会社)
ロータ:1°34’×R24又は3°×R17.65(測定する粘度に応じてロータを変更)
試料量:1.1mL(ロータ1°34’×R24使用時)又は0.8mL(ロータ3°×R17.65使用時)
プレヒート時間:120s
測定時間:90s
測定温度:34℃±0.1℃
回転速度:100rpm
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:HPMCによる粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン+HPMCによる粘度増加値(mPa・s)、と定義し、
C-(A+B)>0となるとき、アルベカシン及びHPMCを含む水性液剤がムチン溶液と接触する場合に相乗的増粘作用を有すると評価した。
アルベカシン及びHPMCの濃度毎に、A、B及びCの算出に使用した検体番号を表2に示す。
表4に示す組成となるよう、各予備溶解液を混合して検体12~19を調製した。ヒプロメロース2208(90SH-100SR、日本薬局方(日局)適合品、信越化学工業株式会社)1.4w/v%溶液と同程度の粘度となるよう、各水溶性高分子溶液の濃度を設定した。また、涙液(中性)と同様なpHとなるよう、0.1Mリン酸緩衝液にムチン(ブタ胃由来、TypeII、試薬、Sigma Aldrich社)を溶解させて、塩酸又は水酸化ナトリウムでpH7.0に調整し、6w/v%ムチン溶液を調製した。
1w/v%HEC溶液:加温(約80℃)した精製水にヒドロキシエチルセルロース(日本薬局方(日局)適合品、Ashland,Inc.)を加えて分散し、室温まで冷却して溶解を確認した。
1.6w/v%MC溶液:加温(約80℃)した精製水にメチルセルロース(SM-400、日本薬局方(日局)適合品、信越化学工業株式会社)を加えて分散し、氷冷して溶解を確認した。
5w/v%PVP溶液:精製水にポリビニルピロリドン(Kollidon90F、日本薬局方(日局)適合品、BASF SE)を溶解した。
30w/v%PEG(ポリエチレングリコール)溶液:精製水にマクロゴール6000(日本薬局方(日局)適合品、日油株式会社)を溶解した。
なお、10w/v%アルベカシン溶液、1Mリン酸緩衝液及び0.1Mリン酸緩衝液は、上述した方法と同様の方法により調製した。
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:各水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン+各水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)、と定義し、
C-(A+B)>0となるとき、アルベカシン及び各水溶性高分子を含む水性液剤がムチン溶液と接触する場合に相乗的増粘作用を有すると評価した。
アルベカシン及び各水溶性高分子の濃度毎に、A、B及びCの算出に使用した検体番号を表5に示す。
アルベカシン及びHPMCを含む水性液剤とムチンの相互作用を調べる目的で、透析膜を用いてアルベカシンの放出速度を確認するIn vitro透析膜試験を実施した。
1.5mLポリプロピレン製チューブ内に、下記に示す予備溶解液を必要量添加し、マイクロピペットで十分にピペッティングしたものを検体20~27(表7)とした。
25w/v%及び16w/v%アルベカシン溶液:精製水にアルベカシン硫酸塩を加えて溶解した。
2.5w/v%HPMC溶液:加温(約80℃)した精製水にヒプロメロース2208(90SH-100SR、日局適合品、信越化学工業株式会社)を加えて分散し、室温まで冷却して溶解を確認した。
リン酸緩衝生理食塩水(PBS)、pH7.4:精製水にPBS Tablet(試薬、タカラバイオ株式会社)を加えて溶解した。
2.5w/v%及び5w/v%ムチン溶液:PBS又は水にムチン(ブタ胃由来、生化学用、富士フイルム和光純薬株式会社)溶解した。
1)2mL容量のガラス容器に検体を500μL封入し、開口部を透析膜で覆い、周囲を固定した(当該ガラス容器内がドナー側)。ガラス容器と透析膜が密着し、液漏れしないことを確認した。なお、透析膜としては、次の仕様の市販品を用いた。分画分子量:12000~14000、メンブレン材質:再生セルロース。
2)PBS(15mL)を満たしたビーカー(外液側)に、ビーカーの底面から一定の高さになるように1)を取り付け、ビーカー内の液を、スターラーを用いて攪拌した。
3)攪拌開始15~240分後の任意の時間で外液側から1mLをサンプリングしたものをサンプリング液とし、後述する方法に従いアルベカシン量を測定した。以下の式に従いアルベカシンの残存率、放出速度及び放出速度の低下率を算出した。
理論総量に対するドナー中の薬物残存率(%)=100-(サンプリング時までに外液中に放出した累計アルベカシン量(μg)/ドナー側に含まれるアルベカシンの理論総量(μg)×100)
放出速度(%/min):各サンプリング液について、前記薬物残存率(%)をy軸、サンプリング時間(min)をx軸としてプロットした時に得られる、最小二乗法による近似直線の傾きの絶対値
放出速度の低下率(%):100-(検体の放出速度/アルベカシン溶液単独の放出速度×100)
サンプリング液を適宜希釈し、次の条件で液体クロマトグラフィー(Ultimate3000,Thermo Fisher Scientific Inc.)による測定を行った。
検出器:荷電化粒子検出器Corona Veo RS
カラム:内径4.6mm、長さ250mmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクチルシリル化シリカゲルを充填した市販品(Inertsil C8、5μm、4.6mm×250mm、GL Sciences)。
カラム温度:30℃付近の一定温度
移動相:5mMヘプタフルオロ酪酸水溶液及び5mMヘプタフルオロ酪酸アセトニトリル溶液によるグラジエント
流量:毎分1.4mL
アルベカシンを含有する水性液剤を日本白色種ウサギに単回点眼投与し、結膜中アルベカシン濃度を評価した。
表9の通り、検体28及び29を調製した。
1)加温(約80℃)した精製水にHPMCを加えて分散し、室温まで冷却して溶解を確認した。この液を5μmメンブランフィルターで粗ろ過し、HPMCの濃縮液Aを得た。2)別に用意した精製水にトロメタモール、チオ硫酸ナトリウム水和物及びアルベカシン硫酸塩を加えて溶解した。この液に塩酸又は水酸化ナトリウムを加えてpH7.0に調整し、各成分を混合した濃縮液Bを得た。
3)濃縮液A(検体28の調製に使用)又は精製水(検体29の調製に使用)に、濃縮液B及びベンザルコニウム塩化物液を加えて均一になるまで攪拌した。
4)塩酸又は水酸化ナトリウムを加えてpH7.0に調整し、規定量まで精製水を加えた。
5)4)液を、0.22μmメンブランフィルターを用いてろ過滅菌し、水性液剤を得た。
動物
種:ウサギ
系統:日本白色種
性別:雄
入荷時の体重範囲:約2.00~2.49kg
使用匹数:15匹
試験の流れ
正常な日本白色種ウサギ(以下、ウサギ)にアルベカシンを含有する水性液剤を投与後の結膜中濃度を評価した。検体28及び29のうちいずれかを、ウサギの両眼に各々単回点眼投与した。投与後0.25、0.5、1時間に安楽死処置を行い、眼組織を採取した。例数は3眼/検体/時点とした。
1)ウサギを保定し、前眼部に障害がないことを肉眼観察にて確認した。
2)マイクロピペットを用いて検体35μLを点眼投与し、強制的に2回瞬目させた。
3)投与後30分に保定を解除した。
投与後0.25、0.5、1時間に、安楽死処置し、眼組織を採取した。
1)ウサギを保定し、チオペンタールナトリウムの過剰投与により安楽死処置を行った。
2)眼球表面及び結膜嚢内を生理食塩液で洗浄し、水分を拭き取った。
3)眼瞼を切開し、結膜を含めて眼球を摘出した。
4)結膜及び眼球を採取した。
5)採取した試料は凍結し、超低温フリーザーで保存した。
内標準物質(IS)をカナマイシン一硫酸塩とし、結膜中アルベカシン濃度をLC-MS/MS(Q TRAP 5500,AB SCIEX Pte.Ltd.)を用いて、ポジティブイオンモードで分析した。
20mM EDTA
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を0.672g採取した。次いで、水100mLを添加し、溶解した。
希釈用液
水/20mM EDTA/ギ酸(1000:2:1、v/v)とアセトニトリル/ギ酸(1000:1、v/v)を1:1で混合した。
IS溶液
カナマイシン一硫酸塩2mgを秤量し、20%メタノール20mLに溶解した。次いで、3.00μg/mLになるように、アセトニトリルで希釈した。
1)20個の3mmジルコニアビーズを添加したチューブに結膜及び添加した結膜重量の4倍量の水を添加した。
2)ビーズホモジナイザーで結膜を破砕し、20%結膜ホモジネートを作成した。
破砕条件:6000rpmで30秒間破砕、30秒間休止を10サイクル(設定温度4℃)
3)20%結膜ホモジネートを水で2倍に希釈し、10%結膜ホモジネートを調製した。
1)ブランク10%結膜ホモジネート20μLを採取した。
2)アセトニトリル40μLを添加した。
3)アセトニトリル80μLを添加し、混合した。
1)10%結膜ホモジネート20μLを採取した。
2)アセトニトリル40μLを添加した。
3)IS溶液80μLを添加し、混合した。
1)希釈用液400μLを添加し、混合した。
2)4℃、20000×gにて10分間遠心分離した。
3)上清をLC-MS/MSへ注入した。
LC条件
カラム:InertSustain Amide 3μm UHPLC 2.1 I.D.x50mm
カラム温度:40℃
移動相:水/20mM EDTA/ギ酸(1000:2:1、v/v)及びアセトニトリル/ギ酸(1000:1、v/v)によるグラジエント
流速:0.8mL/min
Scan Type:MRM
Polarity:Positive
Ion Source:Turbo Spray
粘度が約15mPa・s(30℃±0.1℃、プレヒート時間:0s、回転速度100rpm、TVE-25形粘度計、使用コーンロータ:3°×R17.65、測定時間:90s)である、HPMC含有3%アルベカシン点眼液(検体28)をウサギに単回点眼投与した。別に、HPMC非含有3%アルベカシン点眼液(検体29)をウサギに単回点眼投与した。表12及び13に、結膜中アルベカシン濃度のCmax及び濃度-時間曲線下面積(AUC0-t)の詳細なデータを示す。
HPMC含有3%アルベカシン点眼液(検体28)を投与後の結膜中アルベカシンの最高濃度(Cmax)及び時間0から最終測定可能時間tまでのAUC0-tは、それぞれ58.5μg/g及び20.2μg・h/gであった。一方、HPMC非含有3%アルベカシン点眼液(検体29)を投与後の結膜中アルベカシン濃度のCmax及びAUC0-tは、それぞれ17.0μg/g及び10.5μg・h/gであった。つまり、HPMC含有製剤はHPMC非含有製剤に比べて、Cmaxが約3.4倍、AUC0-tが約1.9倍高値を示した。このことから、アルベカシン点眼液にHPMCを配合することで、眼表面におけるアルベカシン点眼液の滞留時間が延長し、結膜中アルベカシン濃度が高くなることが示唆された。この点、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有したクロモグリク酸ナトリウム点眼液の結膜移行性について、粘度なし製剤と、高粘度製剤(580mPa・s)とを比較すると、高粘度製剤(580mPa・s)において、Cmaxが2.1倍高いことが確認されている(非特許文献9)。HPMC含有製剤(検体28)の粘度は、上記の文献に記載の製剤の1/45程度にも関わらず、Cmaxが3.4倍と、予想以上に移行性が上昇したことが確認された。アルベカシン点眼液にHPMCを配合することで、ムチンと相互作用し、増粘効果に加えて、ムチン接着性に優れるため、移行性が向上したものである。
Claims (26)
- アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む点眼液であって、
該水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、点眼液。 - 前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%である、請求項1に記載の点眼液。
- 前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.1w/v%~3.0w/v%である、請求項2に記載の点眼液。
- 前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、請求項1に記載の点眼液。
- 前記水溶性高分子の濃度が0.3w/v%~2.0w/v%である、請求項4に記載の点眼液。
- 前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%であり、
前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、
請求項1に記載の点眼液。 - 前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70である、請求項1~6のいずれか一項に記載の点眼液。
- アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、点眼液であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70である、点眼液。 - 前記点眼液の粘度が、5~50mPa・sである、請求項1、2、3、4、5、6、又は8に記載の点眼液。
- C-(A+B)が0より大きい、請求項1、2、3、4、5、又は6に記載の点眼液、
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
[数1]
あるいは、
c-(a+b)が0より大きい、請求項8に記載の点眼液。
a:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
b:ヒドロキシプロピルメチルセルロースによる粘度増加値(mPa・s)
c:アルベカシン及びヒドロキシプロピルメチルセルロースによる粘度増加値(mPa・s)
[数2]
粘度増加値(mPa・s)=(η 1’ - η 2’ )- η 3
η 1’ :水性液剤中の濃度でのアルベカシン及び/又はヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液(1 mL)と6 w/v%ムチン溶液(1 mL)との混合溶液の粘度
η 2’ :水性液剤中の濃度でのアルベカシン及び/又はヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液(1 mL)と0.1 Mリン酸緩衝液(1 mL)との混合溶液の粘度
η 3 :0.1 Mリン酸緩衝液(1 mL)と6 w/v%ムチン溶液(1 mL)との混合溶液の粘度 - アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤であって、
該水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
アルベカシンの結膜移行性を向上するために使用される、水性液剤。 - アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤であって、
該水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
細菌性外眼部感染症治療用である、水性液剤。 - アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤であって、
該水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
涙液層安定化用である、水性液剤。 - アルベカシン及び/又はその塩、並びに水溶性高分子を含む水性液剤であって、
該水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症治療用である、水性液剤。 - 前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%である、請求項11~14のいずれか一項に記載の水性液剤。
- 前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.1w/v%~3.0w/v%である、請求項15に記載の水性液剤。
- 前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、請求項11~14のいずれか一項に記載の水性液剤。
- 前記水溶性高分子の濃度が0.3w/v%~2.0w/v%である、請求項17に記載の水性液剤。
- 前記アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が、0.05w/v%~5.0w/v%であり、
前記水溶性高分子の濃度が0.05w/v%~8.8w/v%である、
請求項11~14のいずれか一項に記載の水性液剤。 - 前記アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、水溶性高分子の含有量との、質量比が、1:0.04~70である、請求項11~14のいずれか一項に記載の水性液剤。
- アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70である、
アルベカシンの結膜移行性を向上するために使用される、水性液剤。 - アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70である、
細菌性外眼部感染症治療用である、水性液剤。 - アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70である、
涙液層安定化用である、水性液剤。 - アルベカシン及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、水性液剤であって、
該アルベカシン及び/又はその塩の総濃度が0.1w/v%~3.0w/v%であり、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度が0.3w/v%~2.0w/v%であり、該アルベカシン及び/又はその塩の総含有量と、該ヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量との、質量比が、1:0.04~70である、
ドライアイを伴う細菌性外眼部感染症治療用である、水性液剤。 - 前記水性液剤の粘度が、5~50mPa・sである、請求項11~14及び21~24のいずれか一項に記載の水性液剤。
- C-(A+B)が0より大きい、請求項11~14のいずれか一項に記載の水性液剤、
A:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
B:水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
C:アルベカシン及び水溶性高分子による粘度増加値(mPa・s)
[数3]
あるいは、
c-(a+b)が0より大きい、請求項21~24のいずれか一項に記載の水性液剤。
a:アルベカシンによる粘度増加値(mPa・s)
b:ヒドロキシプロピルメチルセルロースによる粘度増加値(mPa・s)
c:アルベカシン及びヒドロキシプロピルメチルセルロースによる粘度増加値(mPa・s)
[数4]
粘度増加値(mPa・s)=(η 1’ - η 2’ )- η 3
η 1’ :水性液剤中の濃度でのアルベカシン及び/又ヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液(1 mL)と6 w/v%ムチン溶液(1 mL)との混合溶液の粘度
η 2’ :水性液剤中の濃度でのアルベカシン及び/又はヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液(1 mL)と0.1 Mリン酸緩衝液(1 mL)との混合溶液の粘度
η 3 :0.1 Mリン酸緩衝液(1 mL)と6 w/v%ムチン溶液(1 mL)との混合溶液の粘度
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