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JP7479971B2 - 駅務システム、自動改札機及び操作端末 - Google Patents
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JP7479971B2 - 駅務システム、自動改札機及び操作端末 - Google Patents

駅務システム、自動改札機及び操作端末 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、駅務システム、自動改札機及び操作端末に関する。
従来、自動改札機と、自動改札機を制御する監視盤と、を備えた駅務システムが開示されている。通常、これらの監視盤は係員室に配置され、駅務機器の運用を管理するとともに、駅務機器に異常が発生した場合には、異常を回復する手段を有している。
例えば、改札口に設置されている複数の自動改札機の何れかの号機に異常が発生した場合には、監視盤を操作することで、当該異常が発生した自動改札機の号機を指定してリセット(初期化)処理を行うことができる。また、自動改札機が入場機、出場機又は両用機の何れかの動作モードに設定して使用することができる場合は、当該監視盤から当該自動改札機を入場機、出場機又は両用機の何れかに設定することができる。
このように、従来の監視盤は各駅の係員室に配置されている。監視盤が各駅の係員室に設置される従来技術にあっては、駅ごとに、監視盤を設置するためのコストがかかるとともに、係員室のスペースが必要であった。また、監視盤の保守、点検時に各駅に移動する必要があるため、監視盤の保守、点検に係るコストが増加し易い。そこで、監視盤をサーバ化して複数の駅の自動改札機を一括で管理し、操作端末を用いて自動改札機を操作することが考えられる。しかしながら、監視盤をサーバ化した場合、例えば監視盤サーバ、或いは監視盤サーバとの通信経路に異常が発生した際に、係員が自動改札機に対してアクセスできず、駅務に支障をきたすおそれがあった。
特開平7-93623号公報
本発明が解決しようとする課題は、監視盤の設置スペース及び機器コストを低減しつつ、監視盤サーバの通信不能時においても適切に駅務を行うことができる駅務システム、自動改札機、操作端末及び監視盤サーバを提供することである。
実施形態の駅務システムは、自動改札機と、監視盤サーバと、操作端末と、を持つ。監視盤サーバは、自動改札機と通信可能である。監視盤サーバは、自動改札機から送信された第1情報に基づいて、自動改札機の状態を示す状態情報を生成する。操作端末は、監視盤サーバから受信した状態情報に基づく情報を表示する表示部及び操作者による操作入力を受け付ける操作部を有する。操作端末は、操作部に入力される操作に応じた操作情報を監視盤サーバへ送信する。監視盤サーバは、操作端末から取得した操作情報に基づいて自動改札機に動作指示情報を送信する。自動改札機は、監視盤サーバから受信した動作指示情報に基づいて動作する。駅務システムが、監視盤サーバに関連する所定の性能低下状態になった場合、自動改札機が第1情報のうち少なくとも一部を含む第2情報を、操作端末に送信し、操作端末は、自動改札機から受信した第2情報に基づく情報を表示するとともに、操作者の操作に応じた操作情報を自動改札機に送信する。
本実施例に係る駅務システムの概略構成図。 本実施例に係る自動改札機、監視盤サーバ及び操作端末の構成を示すブロック図。 第1監視モードにおいて操作端末の操作表示部により表示される監視画面の一例を示す図。 第1監視モードにおいて操作端末の操作表示部により表示されるデータ画面の一例を示す図。 本実施例に係る駅務システムの第1監視モードにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図。 本実施例に係る駅務システムの第2監視モードにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図。
以下、実施形態の駅務システム、自動改札機、操作端末及び監視盤サーバを、図面を参照して説明する。
[基本構成]
図1は、本実施例に係る駅務システム1の概略構成図である。
本実施例に係る駅務システム1は、例えば、複数の自動改札機10と、監視盤サーバ20と、複数の操作端末30と、を有する。図1に示す例では、駅務システムは、一つの駅に設置された複数の自動改札機10a,10b,10cと、複数の操作端末30a,30bと、を有する。駅務システム1は、駅の規模等に応じて設置される自動改札機10a,10b,10cや操作端末30a,30b等の設置台数が異なる場合がある。以下、特に区別する場合を除いて、複数の自動改札機10a,10b,10cを総称して自動改札機10と呼ぶ。また、複数の操作端末30a,30bを総称して操作端末30と呼ぶ。
駅務システム1において、自動改札機10及び操作端末30は、第1通信網NW1に接続される。第1通信網NW1は、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークである。第1通信網NW1には、ゲートウェイ装置(GW装置50)が接続される。GW装置50は、第1通信網NW1と第2通信網NW2との間を中継する。
第2通信網NW2は、第1通信網NW1よりも広域な通信網である。第2通信網NW2は、例えばインターネットやWAN(Wide Area Network)等のネットワークである。この構成によって、自動改札機10と操作端末30のそれぞれは、第1通信網NW1、GW装置50及び第2通信網NW2を介して監視盤サーバ20と通信することができる。監視盤サーバ20は、例えば、駅の構外に設置されている。監視盤サーバ20は、所定のエリア内にある複数の駅の自動改札機10及び操作端末30と通信可能であってもよい。
図2は、本実施例に係る自動改札機10、監視盤サーバ20及び操作端末30の構成を示すブロック図である。自動改札機10は、例えば、磁気読取部11と、ICカード読取部12と、案内表示部13と、扉部14と、改札機通信部15と、改札機制御部16と、を備える。なお、係る構成はあくまで一例であり、自動改札機10は集札または改札を行う機能を有していれば、いかなる構成であってもよい。
磁気読取部11は、自動改札機10に投入された磁気乗車券の乗車券情報を読取り、制御部に送信する。ICカード読取部12は、自動改札機10に翳されたIC乗車券の乗車券情報を読取り、制御部に送信する。なお、ICカード読取部12に代えて、或いはICカード読取部12と併せて、乗車券として利用されるQRコード(登録商標)を読み取るための不図示のQRコード読取部を備えてもよい。
扉部14は、自動改札機10の通路の出入口に配置された開閉可能なドアである。扉部14は、磁気乗車券又はIC乗車券の通行可否判定結果が「可」の場合、ドアが開くことにより、その乗車券を所持する利用者の通行を許可する。扉部14は、磁気乗車券又はIC乗車券の通行可否判定結果が「不可」の場合、ドアを閉じて通路を閉鎖することにより、その乗車券を所持する利用者の通行を禁止する。
案内表示部13は、自動改札機10を使用する利用者に、自動改札機10で使用された磁気乗車券及びIC乗車券の通行可否判定結果に基づく通行の許可又は禁止及び関連する情報を表示し、利用者に通知する。
改札機通信部15は、監視盤サーバ20と通信する。この通信は、自動改札機10から監視盤サーバ20へ情報を送信することができるとともに、監視盤サーバ20から自動改札機10への情報を受信することができる。各自動改札機10は、例えば監視盤サーバ20と通信するためのネットワークカードを有している。自動改札機10は、例えば自動改札機10に翳されたICカードから取得した乗車券情報等を適宜監視盤サーバ20に送信する。
改札機制御部16は、磁気読取部11又はICカード読取部12から乗車券情報を受信し、利用者の通行可否を判定する。通行可否の判定手法に関しては、種々の手法が知られているため説明を省略する。通行可否判定結果が「可」の場合は、利用者の通行を許可し、扉部14を開制御する。一方、通行可否判定結果が「不可」の場合は、利用者の通行を禁止するため、扉部14を閉制御する。また、操作端末30からのデータ送信要求又は操作指示要求に基づいて、要求に係る所定の処理を行う。
監視盤サーバ20は、例えば、サーバ通信部21と、サーバ制御部23と、サーバ記憶部24と、サーバ表示部25と、を備える。サーバ通信部21は、第2通信網NW2と接続される。サーバ通信部21は、例えば、ネットワークカードなどの通信インターフェースを含む。サーバ通信部21は、自動改札機10から送信された第1情報を受信するとともに、操作端末30から送信された操作情報を受信する。
サーバ制御部23は、情報生成機能及び改札機リセット機能を有する。情報生成機能は、自動改札機10から受信した第1情報に基づいて自動改札機10の状態情報を生成する機能である。第1情報は、例えば、送信元の自動改札機10の識別情報と、状態異常を示す情報とを含む。第1情報と状態情報とは一部において共通してもよい。自動改札機10の状態異常を示す情報とは、例えば自動改札機が故障したことを示す情報だけでなく、乗車券が詰まったことや、中間無札乗車や不正乗車が検知されたこと等を示す情報を含んでもよい。改札機リセット機能は、操作端末30からの操作情報に基づいて、自動改札機10の動作状態をリセット(初期化)させる機能である。
さらに、サーバ制御部23は、これらの機能の他に、集計機能や自動改札機10の電源制御機能等を有する。集計機能は、例えば自動改札機10から受信した乗車券情報や、自動改札機10にICカードが翳された時間、対応する駅の識別情報等を集計する機能である。電源制御機能は、例えば自動改札機10の状態をオン状態またはオフ状態に切り替える機能である。これらの機能により実行された結果は、自動改札機10の動作履歴としてサーバ記憶部24に記憶される。
サーバ制御部23のこれらの機能のうち一部または全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがサーバ記憶部24に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。プログラムは、例えば、ネットワークを介して不図示のアプリケーションサーバからダウンロードされてもよいし、SDカードなどの可搬型記憶媒体に格納されたものが監視盤サーバ20にインストールされてもよい。また、サーバ制御部23の構成要素のうち一部または全部は、LSI、ASIC、FPGA等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
サーバ記憶部24は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。サーバ記憶部24は、プロセッサが実行するプログラムを格納する。サーバ記憶部24は、サーバ制御部23により生成された状態情報や改札機設定情報、ログ情報、改札機ソフト管理情報等を記憶する。
改札機設定情報は、例えば操作端末30によって自動改札機10に指示された自動改札機10の通路方向を含む情報である。ログ情報は、例えば自動改札機10に翳されたICカード等の乗車券情報と、対応する自動改札機10のログ情報と、を紐づけた情報である。改札機ソフト管理情報は、自動改札機10プログラムのバージョン情報及びバージョンアップの履歴情報である。
なお、上述したサーバ記憶部24に記憶された情報は一例であり、上述の実施例に限定されない。サーバ記憶部24には、例えば自動改札機10に翳されたICカードに登録された利用者の利用情報(残高情報や定期券情報等)と、ICカードのIDと、を対応付けた情報が記録されてもよい。
サーバ表示部25は、改札機異常表示やデータ表示を行う。サーバ表示部25は、例えば液晶ディスプレイ等の画面である。サーバ表示部25は、集計されたデータ等を適宜表示する。
監視盤サーバ20は、例えばブラウザ等にWebページを提供するWebサーバ機能22を有する。監視盤サーバ20は、Webサーバ機能22により、操作端末30からのリクエスト(例えばHTTPリクエスト)に応じて、自動改札機10の状態情報を表示するためのWebページを、サーバ通信部21を用いて操作端末30に送信する。また、監視盤サーバ20は、他のエリアに設置された他の監視盤サーバ(不図示)と互いに通信可能となっていてよい。
操作端末30は、例えば、可搬型のタブレット端末やスマートフォン等である。操作端末30は、例えば、操作表示部31と、端末通信部32と、端末制御部33と、端末記憶部34と、を有する。操作端末30は、監視盤サーバ20または自動改札機10から取得した情報を操作表示部31により表示したり、駅の係員による、自動改札機10を操作するための入力操作を受け付けたりする。
図1に示すように、操作端末30は、駅の係員室に設置された台座装置35に脱着可能に構成されてよい。台座装置35に操作端末30が装着されることにより、例えば、操作端末30が充電されるとともに、台座装置35の有線通信機能を利用して第1通信網NW1に接続することもできる。また、駅には複数の無線アクセス部40が設けられている。無線アクセス部40は、台座装置35から取り外された操作端末30と無線通信し、第1通信網NW1に接続させる。無線アクセス部40は、例えばWi-Fi網を用いて操作端末30と通信する。
操作表示部31は、例えば、監視盤サーバ20から受信した状態情報に基づく画像を表示する表示部と、表示部表面に配置されたタッチパネルにより操作者が操作可能な操作部と、が一体に形成されたものである。操作表示部31には、監視盤サーバ20から受信した状態情報に基づいて、自動改札機10の状態を示す内容が表示される。また、操作表示部31には、自動改札機10に対する操作指示内容が表示される。係員が操作表示部31に表示された操作指示内容に従ってタッチパネルから入力操作を行うと、操作指示内容に従い監視盤サーバ20に操作情報が送信される。この操作情報に基づいて自動改札機10が所定の動作を行う。なお、操作情報に基づく自動改札機10の所定の動作とは、扉の開閉等の動きを伴う動作だけでなく、例えば扉を開けた状態(又は閉めた状態)に維持する制御や、案内表示部13における表示の制御等により行われる動きを伴わない動作を含む。
端末通信部32は、第1通信網NW1および第2通信網NW2を介して監視盤サーバ20と通信する。端末通信部32は、第1通信網NWを介さずに、セルラー網等を介して監視盤サーバ20と通信してもよい。また、端末通信部32は、第1通信網NW1を介して自動改札機10と通信することもできる。
端末制御部33は、例えば、CPUなどのプロセッサが、ブラウザを含むプログラムを実行することで機能する。端末制御部33は、端末通信部32及び操作表示部31が、プログラムに従って動作するように制御する。
端末記憶部34は、上記のプログラムの他、監視盤サーバ20から送信された自動改札機10の状態情報データを受信して記憶してよい。端末記憶部34は、操作表示部31において操作された操作情報データを記憶してもよい。
このように構成された本実施例の駅務システム1は、監視盤サーバ20が正常に動作している場合の第1監視モードと、駅務システム1が、監視盤サーバ20に関連する所定の性能低下状態となった場合の第2監視モードと、に状態を切り替え可能となっている。以下では、まず第1監視モードにおける駅務システム1の動作について説明する。
[第1監視モード]
第1監視モードにおいて、自動改札機10は、自動改札機10の使用状況を示す第1情報を適宜のタイミングで監視盤サーバ20へ送信する。改札機通信部15は、第1情報を所定の時間間隔で定期的に監視盤サーバ20へ送信する。
なお、改札機通信部15が監視盤サーバ20へ第1情報を送信するタイミングは上述した実施例に限定されない。例えば乗車券情報と同時に第1情報を送信してもよい。また、自動改札機10が監視盤サーバ20からデータ送信要求を受信したタイミングで第1情報を送信してもよい。
監視盤サーバ20は、第1情報に基づいて生成した自動改札機10の状態情報を操作端末30に送信する。
操作端末30は、監視盤サーバ20から自動改札機10の状態情報を受信するとともに、自動改札機10に対する操作情報を監視盤サーバ20に送信する。端末通信部32から送信された操作情報は、監視盤サーバ20を経由して自動改札機10に動作指示情報として送信される。つまり、操作端末30の端末通信部32は、監視盤サーバ20を介して自動改札機10の改札機通信部15と通信する。なお、監視盤サーバ20から送信される動作指示情報とは、自動改札機10に所定の動作を行わせるための情報であり、扉の開閉等の動きを伴う動作を行わせるだけでなく、例えば扉を開けた状態(又は閉めた状態)に維持する等の動きを伴わない動作を行わせる場合がある。
図3は、第1監視モードにおいて操作端末30の操作表示部31により表示される監視画面の一例を示す図である。自動改札機10の状態を監視する場合、操作表示部31に表示された表示切替部41の監視ボタン41aを押下して、監視画面に設定する。監視画面において、操作表示部31は、異常表示部42と、監視表示部43と、リセットボタン44と、を表示する。
異常表示部42には、その操作端末30が操作可能な自動改札機10と、対応する自動改札機10の動作状態が表示される。本実施例では、自動改札機10a,10b,10cに対してそれぞれ順に第1番から第3番までの番号が付されている。図3に示す例では、第2番の自動改札機10(図1における自動改札機10bに相当)に異常が発生したことを表示する「異常」の文字が表示されている。
監視表示部43には、自動改札機10a,10b,10cに対応する表示番号1から3に自動改札機10の乗車判定状況がオンラインで表示される。上述の異常表示部42において異常が検知された自動改札機10の異常状態を回復するために該当号機の自動改札機10を初期化する場合は、該当号機のリセットボタン44を押下する。リセットボタン44が押下されると、自動改札機10bに対してリセットを行う旨の操作情報が監視盤サーバ20に送信される。監視盤サーバ20は、操作情報に基づく動作指示情報を自動改札機10に送信し、自動改札機10は動作指示情報に基づいて当該自動改札機10の初期化を行う。
図4は、第1監視モードにおいて操作端末の操作表示部により表示されるデータ画面の一例を示す図である。表示切替部41のデータボタン41bを押下して、データ画面に設定すると、自動改札機10の各種データを表示するための画面が表示される。データ画面において、操作表示部31は、異常表示部42と、乗車券情報表示部46と、リセットボタン44と、を有する。
データ画面における異常表示部42及びリセットボタン44は、監視画面における異常表示部42及びリセットボタン44と同様であるため、ここでは説明を省略する。図4に示す例では、乗車券情報表示部46には、所定の期間内に一つの駅に設置された全ての自動改札機10で利用された定期券の枚数、回数券の枚数、及びこれら乗車券の総数が表示される。なお、乗車券情報表示部46には、個々の自動改札機10(例えば、自動改札機10a)について関連する情報の表示をするようにしてもよい。
[第2監視モード]
次に、第2監視モードにおける駅務システム1の動作について説明する。駅務システム1では、駅務システム1が、監視盤サーバ20に関連する所定の性能低下状態となった場合に、上述の第1監視モードから第2監視モードに遷移する。所定の性能低下状態とは、監視盤サーバ20の通信機能に異常が生じた状態、監視盤サーバ20の情報生成に関わる機能に異常が生じた状態、監視盤サーバ20全体が機能停止した状態、監視盤サーバ20と自動改札機10又は操作端末30との間の通信線に異常が生じて通信が遮断された状態など、監視盤サーバ20が情報伝達を仲介する機能が正常に働かなくなった状態をいう。
第2監視モードにおいて、自動改札機10及び操作端末30は、第1通信網NW1を介して互いに通信する(図1のNW1参照)。例えば、端末制御部33において動作するプログラムのブラウザには、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態にあることを検知したとき、第2監視モードの通信を制御することを開始するスクリプトが埋め込まれている。
第1監視モードから第2監視モードへの遷移は、例えば、上記のように操作端末30が主導となって自動改札機10にアクセスすることにより開始される。この場合、操作端末30のブラウザのスクリプトが、監視盤サーバ20との通信状況を監視しておき、一定時間通信が無いなどの状況を検知したときに、スクリプトが自動改札機10に情報送信して第2監視モードへの遷移を呼びかける。これにより、操作端末30主導で第2監視モードに遷移する。
なお、第1監視モードから第2監視モードへの遷移は、自動改札機10が主導となって操作端末30にアクセスすることにより開始されてもよい。この場合、自動改札機10に搭載されたプログラムが監視盤サーバ20との通信状況を監視しておき、一定時間通信が無いなどの状況を検知したときに、自動改札機10のプログラムが操作端末30に情報送信して第2監視モードへの遷移を呼びかける。これにより、自動改札機10主導で簡易モードに遷移してもよい。また、自動改札機10主導で第2監視モードに遷移する場合、操作端末30では、ブラウザではなく、裏で待機しているプログラムが簡易モードを制御するようにしてもよい。
第2監視モードの動作の詳細に関しては、後に図6を参照しながら説明する。
[シーケンス図]
図5は、本実施例に係る駅務システム1の第1監視モードにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
駅に設置された各自動改札機10は、自身の自動改札機10の使用状況を示す第1情報を監視盤サーバ20に送信する(S11)。
駅とは異なる拠点に設置された監視盤サーバ20は、自動改札機10から無線で第1情報を受信するとともに、第1情報に基づいて対応する自動改札機10の状態情報を生成する(S13)。
操作端末30は、監視盤サーバ20に対して、状態情報を操作端末30に送信するようにリクエストする(S14)。このリクエストは、予め決められた所定の間隔で定期的に操作端末30から送信される。なお、リクエストを送信するタイミングは、例えば操作端末30の電源がONになったタイミングや、操作者(係員)が所定の操作を行ったタイミング等であってもよい。
監視盤サーバ20は、操作端末30からのリクエストを受信すると、操作端末30からのリクエストに応じて自動改札機10の状態情報を操作端末30に送信する(S15)。
操作端末30は、監視盤サーバ20から受信した状態情報に基づいて、操作表示部31に画像を表示する(S17)。このとき操作表示部31に表示された画像は、複数の自動改札機10に対してそれぞれ状態異常を対応させて表示したものである。係員は、ステップS17で表示された画像に基づいて、操作端末30の操作表示部31に対して操作入力を行う(S19)。操作入力の例としては、例えば複数の自動改札機10のうち上述の操作表示部31において異常と表示された自動改札機10のリセットを行う。
操作入力が完了すると、操作端末30は、操作表示部31の操作に応じた操作情報を監視盤サーバ20へ送信する(S21)。操作情報は、例えば所望の自動改札機10を初期化するリセット動作を行うための操作情報を含む。
監視盤サーバ20は、操作端末30から取得した操作情報に基づいて、自動改札機10に動作指示情報を送信する(S23)。動作指示情報は、監視盤サーバ20が操作端末30から受信した操作情報においてリセット動作が指定された自動改札機10のみに送信される。
動作指示情報を受信した自動改札機10は、監視盤サーバ20から受信した動作指示情報に基づいて所定の動作を行う(S25)。所定の動作は、例えば自動改札機10のリセット動作や、自動改札機10の入出場を切り替える動作、自動改札機10の電源を入切する動作等を含む。
さらに、自動改札機10は、これらの所定の動作が完了したときに、完了報告情報を送信する。完了報告情報は、自動改札機10から監視盤サーバ20に送信される(S27)。監視盤サーバ20は、これらの情報を履歴情報として記録する(S29)とともに、操作端末30に完了報告情報を送信する(S31)。操作端末30が完了報告情報を受信した結果、操作表示部31に表示される自動改札機10の状態を示す表示が更新される。
次に、本実施例に係る駅務機器システムの第2監視モードにおける動作を説明する。駅務システム1では、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった場合に、上述の第1監視モードから第2監視モードに遷移する。第2監視モードでは、自動改札機10と操作端末30とが監視盤サーバ20を介さずに互いに通信可能に接続される。
図6は、本実施例に係る駅務システム1の第2監視モードにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
ステップS11までは、第1監視モードと同様である。すなわち、駅に設置された各自動改札機10は、自身の自動改札機10の使用状況を示す第1情報を監視盤サーバ20に送信する(S11)。
操作端末30は、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態にあることを検知したとき、第2監視モードの通信を開始するためのリクエストを自動改札機10に送信する(S50)。自動改札機10は、操作端末30からのリクエストを受信することにより、第2監視モードに遷移したことを検知するとともに、操作端末30に対して第2情報を送信する(S51)。これにより、駅務システム1は、第2監視モードに遷移する。
第2情報は、第1情報のうち少なくとも一部を含む自動改札機10の状態を示す情報である。本実施例において、第2情報は、少なくとも自動改札機の状態異常を示す情報を含む。操作端末30の端末制御部33は、第2監視モードに遷移した後、自動改札機10から第2情報を受信する。ステップS51において監視盤サーバ20を介さずに行われる操作端末30と自動改札機10との通信は、第1通信網NW1を介して行われる。操作端末30及び自動改札機10は、例えばJAVA(登録商標)プログラムを用いた通信方法により互いに通信する。
なお、例えば自動改札機10が主導となって第2監視モードに遷移する場合には、ステップS50は省略してもよい。この場合、自動改札機10は、ステップS11において監視盤サーバ20からの応答が確認できない(或いは第1情報が受信されない)ことを検知すると、操作端末30に対して第2情報及び通知情報を送信する(S51)。通知情報は、第2監視モードの通信を開始するように操作端末30に通知するための情報である。操作端末30の端末制御部33は、自動改札機10から第2情報及び通知情報を受信して第2監視モードに遷移したことを検知すると、第2監視モードの通信を制御することを開始する。これにより、駅務システム1が第2監視モードに遷移してもよい。
操作端末30は、自動改札機10から受信した第2情報に基づいて、操作表示部31に画像を表示する(S53)。このとき操作表示部31に表示された画像は、第2情報に基づいて、複数の自動改札機10に対してそれぞれ状態異常を示す情報を対応させて表示したものである。係員は、ステップS53で表示された画像に基づいて、操作端末30の操作表示部31に対して操作入力を行う(S55)。
操作入力が完了すると、操作端末30は、操作表示部31の操作に応じた操作情報を、監視盤サーバ20を介さずに自動改札機10へ送信する(S57)。第2監視モードにおける操作情報は、少なくとも異常が検出された自動改札機10の動作状態をリセットするリセット指令情報を含む。操作端末30から送信される操作情報は、自動改札機10に所定の動作を行わせる動作指示情報として機能する。
操作端末30から操作情報を受信した自動改札機10は、操作情報に基づいて所定の動作を行う(S59)。本実施例における所定の動作とは、自動改札機10のリセット動作である。なお、第2監視モードにおける所定の動作は、少なくとも自動改札機10のリセット動作を含んでいればよく、リセット(初期化)以外の動作をさらに行ってもよい。
さらに、自動改札機10は、これらの所定の動作が完了したときに、操作端末30に完了報告情報を送信する(S61)。操作端末30が完了報告情報を受信した結果、操作表示部31に表示される自動改札機10の状態を示す表示が更新される。
本実施例の構成によれば、駅務システム1は、平常時における第1監視モードと、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった際の第2監視モードと、の2個のモードに切り替えて動作することができる。駅務システム1は、第1監視モードにおいて、複数駅を含む拠点毎に設けられた監視盤サーバ20を介して自動改札機10と操作端末30とが通信する。このため、係員室に監視盤を設置する必要がないので、各駅の係員室に監視盤をそれぞれ設置する従来技術と比較して、係員室のスペースを広く確保できる。また、各駅に配置される従来の監視盤と比較して大容量かつ高機能な監視盤サーバ20を介して自動改札機10と操作端末30とを通信させることができる。このため、平常時には、監視盤サーバ20を介して従来よりも多種多様な情報を必要に応じて係員が取得できる。よって、監視盤をサーバ化することにより汎用性を向上することができる。
一方、駅務システム1は、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった場合に、第1監視モードから第2監視モードに遷移する。第2監視モードでは、操作端末30及び自動改札機10は、監視盤サーバ20を介することなく互いに通信可能となる。これにより、監視盤サーバ20がダウンした場合であっても、駅務を実行することができる。また、第2監視モードでは、駅務を行ううえで最低限必要な所定の機能(例えば、実施形態における操作端末30への異常表示及び自動改札機10へのリセット指示)についてのみ通信(操作)可能となっている。これにより、操作端末30や自動改札機10における過度な容量の増加を抑制しつつ、監視盤サーバ20の通信不能時において適切な駅務を行うことができる。ここで、操作端末30は、ブラウザにより表示を行うので、監視盤サーバ20と自動改札機10の両方の画面を同時に表示することができない。このため、平常時には、複数の画面を表示して監視の効率化を図る点において、上述した最低限必要な機能についても監視盤サーバ20を介して通信させることが好ましい。本実施例の構成によれば、第1監視モードと第2監視モードとで自動改札機10及び操作端末30間の最低限必要な所定の機能の通信の仕方を変えることにより、平常時における監視効率の向上と、通信不能時における適切な駅務の実施と、を両立することができる。したがって、監視盤の設置スペース及び機器コストを削減しつつ、監視盤サーバ20の通信不能時においても適切に駅務を行うことができる駅務システム1を提供できる。
第1監視モードにおいて自動改札機10と監視盤サーバ20との通信、及び操作端末30と監視盤サーバ20との通信は、第1通信網NW1よりも広域な第2通信網NW2を介して行われる。よって、平常時には、駅以外の拠点に設置された監視盤サーバ20と、駅内の自動改札機10及び操作端末30と、を通信させることができる。よって、監視盤をサーバ化しつつ、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった際には簡素な構成で操作端末30と自動改札機10とを通信させることができる。
操作端末30のブラウザには、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった際に第2監視モードの通信を制御することを開始するスクリプトが埋め込まれている。これにより、操作端末30は、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった際、自動改札機10からの情報を速やかに受信することができる。よって、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった場合であっても駅務を遂行できる。
自動改札機10は、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となったことを検知すると、第2監視モードの通信を開始するよう操作端末30に通知情報を送信する。これにより、操作端末30は、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となったことを検知できるとともに、自動改札機10からの情報を速やかに受信することができる。
第2監視モードにおける操作情報は、異常が検出された自動改札機10の動作状態をリセットするリセット指令情報を含む。これにより、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった場合であっても、自動改札機10が正常な状態にリセットされ、利用者が自動改札機10を利用することができる。特に、本実施例では、第2監視モードにおいて、少なくとも操作端末30における異常表示及び自動改札機10のリセット動作を行うことができるように構成されている。このように、第2監視モードでは、操作できる内容を必要最低限に限定することで、過度な通信容量の増加を抑制しつつ、駅務を安定的に遂行できる。
なお、複数の駅を管轄する監視盤サーバ20は、管轄する複数の駅のうちの一つの駅に設置されてもよい。この場合、監視盤サーバ20により管理される複数の自動改札機10のうち、少なくとも一個の自動改札機10から見て、監視盤サーバ20は、この自動改札機10が設置される駅とは異なる拠点に配置されることとなる。つまり、監視盤サーバ20は、少なくとも監視盤サーバ20により管理されるいずれか一個の自動改札機10が設置される駅とは異なる駅(拠点)に配置されていればよく、監視盤サーバ20の拠点は駅であってもよい。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、自動改札機10、操作端末30及び監視盤を有する駅務システム1において、監視盤をサーバ化することにより、監視盤の設置スペース及び機器コストを削減できる。監視盤をサーバ化した場合には、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった際に自動改札機10に動作指示を送信できず駅務が滞る事態が考えられるが、本実施例の構成によれば、監視盤サーバ20が所定の性能低下状態となった際に自動改札機10と操作端末30とが直接通信する第2監視モードに遷移することにより、監視盤サーバ20の通信不能時においても適切に駅務を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…駅務システム、10…自動改札機、20…監視盤サーバ、30…操作端末、31…操作表示部(操作部、表示部)、NW1…第1通信網、NW2…第2通信網

Claims (8)

  1. 自動改札機と、
    前記自動改札機と通信可能であって、前記自動改札機から送信された第1情報に基づいて、前記自動改札機の状態を示す状態情報を生成する監視盤サーバと、
    前記監視盤サーバから受信した前記状態情報に基づく情報を表示する表示部及び操作者による操作入力を受け付ける操作部を有し、前記操作部に入力される操作に応じた操作情報を前記監視盤サーバへ送信する操作端末と、
    を備え、
    前記監視盤サーバは、前記操作端末から取得した操作情報に基づいて前記自動改札機に動作指示情報を送信し、
    前記自動改札機は、前記監視盤サーバから受信した前記動作指示情報に基づいて動作し、
    駅務システムが、前記監視盤サーバに関連する所定の性能低下状態になった場合、
    前記自動改札機が前記第1情報のうち少なくとも一部を含む第2情報を、前記操作端末に送信し、
    前記操作端末は、前記自動改札機から受信した前記第2情報に基づく情報を表示するとともに、前記操作者の操作に応じた前記操作情報を前記自動改札機に送信する、
    駅務システム。
  2. 前記監視盤サーバを介さずに行われる前記操作端末と前記自動改札機との通信は、第1通信網を介して行われ、
    前記自動改札機と前記監視盤サーバとの通信、及び前記操作端末と前記監視盤サーバとの通信は、前記第1通信網よりも広域な第2通信網を介して行われる、
    請求項1記載の駅務システム。
  3. 前記監視盤サーバは、Webサーバ機能を有し、前記操作端末からのリクエストに応じて前記状態情報を前記操作端末に送信し、
    前記操作端末において動作するブラウザには、前記所定の性能低下状態にあることを検知すると、前記自動改札機及び前記操作端末間の通信を制御することを開始するスクリプトが埋め込まれている、
    請求項1または2記載の駅務システム。
  4. 前記自動改札機は、前記所定の性能低下状態にあることを検知すると、前記自動改札機及び前記操作端末間の通信を開始するように前記操作端末に通知情報を送信する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の駅務システム。
  5. 前記操作端末において、前記第1情報及び前記第2情報の一方に基づき前記表示部に表示される画像は、複数の前記自動改札機に対してそれぞれ状態異常を対応させて表示するものであり、
    前記第2情報に基づき前記操作端末に入力される前記操作情報は、異常が検出された前記自動改札機の動作状態をリセットするリセット指令情報を含む、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の駅務システム。
  6. 自動改札機と、
    操作端末と、を備え、
    前記自動改札機は、前記自動改札機の使用状況を示す第1情報を監視盤サーバに送信し、
    前記操作端末は、前記監視盤サーバにおいて前記第1情報に基づいて生成される状態情報に基づく画像を表示するとともに、操作者によってなされた操作に応じた操作情報を前記監視盤サーバに送信し、
    前記自動改札機は、前記操作端末から取得した前記操作情報に基づいて前記監視盤サーバにおいて生成される動作指示情報に基づいて動作し、
    駅務システムが、前記監視盤サーバに関連する所定の性能低下状態になった場合、
    前記自動改札機が前記第1情報のうち少なくとも一部を含む第2情報を、前記監視盤サーバを介さずに前記操作端末に送信し、
    前記操作端末は、前記第2情報に基づく画像を表示するとともに、前記操作者によってなされた操作に応じた前記操作情報を前記監視盤サーバを介さずに前記自動改札機に送信する、
    駅務システム。
  7. 自動改札機であって、
    自装置の使用状況を示す第1情報を監視盤サーバに送信するとともに、前記監視盤サーバと通信する操作端末から前記監視盤サーバを介して受信した動作指示情報に基づいて動作し、
    駅務システムが、前記監視盤サーバに関連する所定の性能低下状態になった場合、
    前記第1情報のうち少なくとも一部を含む第2情報を前記操作端末に送信するとともに、前記操作端末から受信した前記動作指示情報に基づいて動作する、
    自動改札機。
  8. 操作端末であって、
    自動改札機から監視盤サーバを介して受信した前記自動改札機の状態情報に基づく情報を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された内容に基づいて、操作者による操作入力を受け付ける操作部と、
    を有し、
    前記自動改札機に所定の動作を行わせるための情報であって、前記操作部に入力される操作に応じた操作情報を前記監視盤サーバに送信し、
    駅務システムが、前記監視盤サーバに関連する所定の性能低下状態になった場合、
    前記自動改札機から受信した前記状態情報に基づく情報を表示するとともに、前記自動改札機へ前記操作情報を送信する、
    操作端末
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