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JP7481981B2 - 基地局装置及び帯域幅制御方法 - Google Patents
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JP7481981B2 - 基地局装置及び帯域幅制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局装置及び帯域幅制御方法に関する。
昨今、地域ニーズ又は個別ニーズに応じて様々な主体が利用可能な第5世代移動通信システムが注目されつつある。このような移動通信システムを、例えば、ローカル5G(5th Generation)と称する場合がある。
ローカル5Gでは、携帯通信事業者による全国向けの5Gシステムとは別に、地域企業や自治体等の様々な主体が自ら建物や敷地内でスポット的にネットワークを構築することが可能である。そのため、ローカル5Gは、地域などに密着した様々なニーズに用いられることが期待されている。
他方、移動通信システムの仕様の検討及び作成を行う標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、非公衆ネットワーク(NPN: Non-Public Networks)の標準化が進められている。
3GPPでは、非公衆ネットワークとして、5G公衆網とは独立したSNPN(Stand-alone NPN)と、5G公衆網の全部又は一部を共有するPNI NPN(Public Network Integrated NPN)とが規定されている。
他方、移動通信システムにおいては、従来から、TDD(Time Division Duplex)方式が用いられる場合がある。TDD方式は、例えば、下りリンク方向(基地局から端末へ向けた通信リンク方向)の通信と上りリンク方向(端末から基地局へ向けた通信リンク方向)の通信とが同一の周波数帯域を用いて異なるタイミングで行われる方式である。
ローカル5G導入に関するガイドライン、令和元年12月、総務省 3GPP TS38.300 V16.2.0 (2020-07)
しかしながら、TDDシステムでは、各基地局間でタイミングがずれた場合、上りリンク方向の時間と下りリンク方向の時間とが同一のタイミングで行われる場合がある。かかる場合、基地局において干渉が発生する。干渉の発生により、基地局は安定したサービスを継続して端末へ提供することができなくなってしまう。
そこで、本発明は、安定したサービスを継続して提供できるようにした基地局装置及び帯域幅制御方法を提供することを目的とする。
第1の態様に係る基地局装置は、非公衆セルラネットワークに含まれ、TDD方式の無線通信を行う。基地局装置は、第1及び第2の無線ユニットと、制御部と、受信部とを備える。第1及び第2の無線ユニットは、所定の周波数帯を利用してユーザ装置と無線通信を行う。制御部は、前記第1及び第2の無線ユニットを制御する。受信部は、同期信号を受信する。制御部は、受信部において同期信号を正常に受信できない場合、無線通信を行うための周波数帯域として、所定の周波数帯のうち第1の周波数帯域を第1の無線ユニットに割り当て、所定の周波数帯のうち第2の周波数帯域を第2の無線ユニットに割り当てる。
第2の態様に係る帯域幅制御方法は、所定の周波数帯を利用してユーザ装置と無線通信を行う第1及び第2の無線ユニットと、第1及び第2の無線ユニットを制御する制御部と、同期信号を受信する受信部と、を備え、非公衆セルラネットワークに含まれ、TDD方式の無線通信を行う基地局装置における帯域幅制御方法である。帯域幅制御方法は、受信部において、同期信号を正常に受信できたか否かを判断するステップを含む。また、帯域幅制御方法は、受信部において、同期信号を正常に受信できなかった場合、制御部において、無線通信を行うための周波数帯域として、所定の周波数帯のうち第1の周波数帯域を第1の無線ユニットに割り当て、所定の周波数帯のうち第2の周波数帯域を第2の無線ユニットに割り当てるステップを含む。
本発明の一態様によれば、安定したサービスを継続して提供できるようにした基地局装置及び帯域幅制御方法を提供することができる。
一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 一実施形態に係るCU、DU、RUの各機能分担の例を示す図である。 一実施形態に係るCUとDUの構成を示す図である。 一実施形態に係るRUの構成を示す図である。 一実施形態に係るO-RANフロントホールのプロトコルスタックの例を示す図である。 一実施形態に係るO-RANフロントホールにおけるメッセージの例を示す図である。 一実施形態に係る帯域幅変更の動作例を示す図である。 一実施形態に係る帯域幅割当の動作例を示す図である。 一実施形態に係るTDD方式による動作例を表す図である。
図面を参照して実施形態について説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(通信システムの構成例)
まず、一実施形態に係る通信システム10の構成例について説明する。図1は、一実施形態に係る通信システム10の構成例を示す図である。
図1に示すように、通信システム10は、gNB(next generation Node B)100とユーザ装置200-1~200-3を有する。
一実施形態に係るgNB100は、基地局装置の一例である。gNB100は、3GPPの5Gシステムにおける基地局装置として機能する。gNB100は、ユーザ装置(UE: User Equipment)200-1~200-3と無線通信を行って、ユーザ装置200-1~200-3に対して、様々なサービスを提供する。
また、gNB100は、ローカル5Gシステムに含まれる基地局装置である。ローカル5Gシステムは、非公衆セルラネットワークであってもよい。非公衆セルラネットワークは、上述したNPNの一例であってもよい。又は、ローカル5Gシステムは、建物内又は土地内において、建物又は土地の所有者等が自ら構築した5Gシステムであってもよい。
ローカル5GシステムにおけるgNB100は、所定の周波数帯を用いて無線通信が行われる。所定の周波数帯の例として、例えば、4.5GHz帯がある。本実施形態におけるgNB100は、ローカル5Gシステムの基地局装置が使用する所定の周波数帯であれば、4.5GHz帯以外の周波数帯であってもよい。
ユーザ装置200-1~200-3は、例えば、スマートフォン、フィーチャーフォン、IoT(Internet of Things)機器、パーソナルコンピュータなどである。図1の例では、3台のユーザ装置200-1~200-3が示されているが、1~2台でもよいし、4台以上あってもよい。
なお、図1には、人工衛星300が示されている。gNB100は、人工衛星300から送信されたGNSS(Global Navigation Satellite System)信号を受信することが可能である。
なお、GPS(Global Positioning System)は、GNSSの一例である。以下では、GPSを例にして説明する。gNB100は、GPS信号を受信することが可能となる。
(gNB100の構成例)
図1に示すように、gNB100は、CU(Centralized Unit)110と、DU(Distributed Unit)120、及び複数のRU(Radio Unit)130-1,130-2を有する。
CU110は、例えば、集約ユニットと称される場合がある。CU110は、DU120と接続されて、DU120を制御する。
なお、CU110は、外部のネットワーク400と接続されて、外部のネットワーク400との 間で、データの送受信が行われてもよい。
DU120は、例えば、分散ユニットと称される場合がある。DU120は、CU110と接続されるとともに、複数のRU130-1,130-2にも接続される。DU120は、複数のRU130-1,130-2を制御する。
各RU130-1,130-2は、例えば、無線ユニットと称される場合がある。各RU130-1,130-2は、DU120により制御されて、TDD方式による無線通信を行う。
すなわち、各RU130-1,130-2では、gNB100からユーザ装置200-1~200-3への下りリンク方向の第1の通信と、ユーザ装置200-1~200-3からgNB100への上りリンク方向の第2の通信とが、同一の周波数帯域を用いて異なるタイミングで行われる。さらに、各RU130-1,130-2では、GPS信号に基づいて、互いに同期して第1の通信と第2の通信が行われる。
図9(A)と図9(B)はTDDシステムにおける動作例を表す図である。このうち、図9(A)は、各RU130-1,130-2がGPS信号と同期がとれている場合の動作例を表している。
図9(A)に示すように、RU130-1とRU130-2とが同じタイミングで、D(Downlink方向)と、S(Special Frame)、及びU(Uplink方向)が行われている。「D」は下りリンク方向の通信が行われるサブフレーム、「U」は上りリンク方向の通信が行われるサブフレームをそれぞれ表す。また、「S」は、スペシャルサブフレームであり、上りリンク期間、下りリンク期間、及びガード区間が含まれる。
また、図9(A)では、「GPS(Global Positioning System)基準」が示されている。gNB100は、受信したGPS信号に基づいて、各RU130-1,130-2のタイミング同期が行われる。図9(A)の例では、「GPS基準」のタイミングで、タイミング同期が行われる。また、図9(A)の例では、「GPS基準」のタイミングで、各RU130-1,130-2が「D」となるようになされている。
図9(A)の例において例えば、「D」のタイミングでは、RU130-1から無線信号が送信される。その無線信号はRU130-2に届く。しかし、RU130-2は、RU130-1と同じタイミングで無線信号の送信が行われている。そのため、RU130-2は、RU130-1から送信された無線信号を受信しない。よって、干渉は発生しない。
一方、図9(B)は、干渉が発生する場合の動作例を表している。図9(B)に示すように、「GPS基準」において、GPS信号を正常に受信することができずに、RU130-1,130-2間でタイミングが同期していない状態となっている。
この場合、「D」、「S」、「U」の各タイミングがRU130-1,130-2間で異なる状態となる。例えば、図9(A)の矢印で示されるように、RU130-1が「D」のタイミングで、RU130-2が「U」のタイミングとなっている。この場合、RU130-1は、「D」のタイミングで、ユーザ装置200-1へ無線信号を送信し、その無線信号はRU130-2へ届く。RU130-2は、「U」のタイミングのため、RU130-1から送信された無線信号を受信する。従って、RU130-2において干渉が発生する。同様に、RU130-1においても干渉が発生する。
このような干渉の発生に対して、gNB100は、無線電波の送信を停波すると、ユーザ装置200-1~200-3に対して継続したサービスを提供することができない。また、このような干渉が発生したとしても、gNB100が、そのままサービスの提供を継続すると、ユーザ装置200-1~200-3では、サービスの提供を受けたり受けることができなかったり、安定したサービスを受けることができない。
そこで、本実施の形態におけるgNB100では、GPS信号を正常に受信できなかったとき、RU130-1,130-2で使用される周波数帯域のうち第1の周波数帯域をRU130-1、第2の周波数帯域をRU130-2へ割り当てる。
RU130-1,130-2では、図9(B)の矢印で示されるように、RU130-1で「D」、RU130-2で「U」のタイミングであっても、RU130-1,130-2間で異なる周波数帯域を用いているため、干渉は発生しない。したがって、gNB100は、ユーザ装置200-1,200-2に対して、安定したサービスを継続して提供することが可能となる。
図1に戻り、本実施の形態では、DU120が人工衛星300からのGPS信号を受信するものとして説明する。
なお、以下では、とくに断らない限り、RU130-1,130-2をRU130、ユーザ装置200-1~200-3をユーザ装置200と称する場合がある。
(CU110、DU120、RU130の機能分離について)
本実施の形態におけるgNB100において、DU120とRU130との間は、O-RAN(Open Radio Access Network)フロントホール仕様が採用されている場合において詳細に説明している。なお、DU120とRU130との間は、O-RANフロントホール仕様ではなくても他の通信プロトコルを使用することもでき、O-RANフロントホール仕様の使用には限定されない。従って、O-RANフロントホール仕様の例は、1つの実施例にすぎない。O-RANは、複数の通信事業者を含むO-RAN Allianceによって策定された仕様である。O-RANでは、CU110、DU120、RU130の機能分離について、Split Option 7-2xが採用されている。
図2は、Split Option 7-2xによるCU110、DU120、RU130の機能分離の例を表す図である。図2に示すように、CU110は、RRC(Radio Resource Control)とSDAP(Service Data Adaptation Protocol)、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)の各レイヤの機能を実行することが可能である。また、DU120は、RLC(Radio Link Control)、MAC(Media Access Control)、PHY-High(Physical-High)(PHYの一部)の各レイヤの機能を実行することが可能である。さらに、RU130は、PHY-Low(PHYの一部)とRF(Radio Frequency)の各レイヤの機能を実行することが可能である。
O-RANの特徴の一つとして、PHYレイヤの一部をRU130に配置させている。これにより、例えば、DU120における負担軽減を図ることができる。
図2に示すように、PHY-HIghレイヤでは、ユーザプレーンの下り方向においては、MACレイヤからのデータに対して、誤り訂正符号化処理、スクランブリング処理、変調処理、レイヤマッピング等の処理が行われる。PHY-HIghレイヤでは、これらの処理により、周波数領域におけるOFDM(Orthogonal Frequency Division)信号のIQ(In-phase and Quadrature)サンプル列を生成する。DU120は、このIQサンプル列を、RU130へ送信する。
RU130では、OFDM信号のIQサンプル列を受信する。PHY-Lowレイヤにおいては、IFFT(Inverse Fast Fourier Transfer)処理とアナログ変換処理が行われる。PHY-Lowレイヤでは、OFDM信号のIQサンプル列を時間領域のアナログ信号に変換する。そして、RU130では、アナログ信号を無線信号へ変換する。
また、図2に示すように、ユーザプレーンの上りリンク方向では、基本的には下り方向と逆の処理がPHY-LowレイヤとPHY-Highレイヤにおいて行われる。RU130は、周波数領域のOFDM信号のIQサンプル列を、DU120へ送信する。
なお、DU120とRU130との間では、上述したようにO-RANフロントホール仕様が採用されていてもよい。図5は、かかる仕様のプロトコルスタックを表す。また、図6(A)は、U-Plane(User-Plane)のeCPRIメッセージ、図6(B)は、C-Plane(Control-Plane)のeCPRI(enhanced Common Public Radio Interface)メッセージの各構成例を表している。
図6(A)に示すように、DU120とRU130-1,130-2との間では、U-PlaneのeCPRIメッセージが送受信される。このeCPRIメッセージのペイロード領域にIQサンプル列などが挿入される。
図6(B)に示すように、DU120とRU130-1,130-2との間では、C-PlaneのeCPRIメッセージが送受信される。このeCPRIメッセージのペイロード領域には、各種制御情報などが挿入される。
(CU110、DU120、RU130の各構成例)
図3(A)はCU110、図3(B)はDU120、図4はRU130の各構成例を表す図である。
図3(A)に示すように、CU110は、インタフェース部111と制御部112を有する。
インタフェース部111は、ネットワーク400から受信した所定フォーマットのパケットデータを制御部112へ出力し、制御部112から出力されたデータや制御信号を、DU120へ送信する。また、インタフェース部111は、DU120から送信されたデータを受信し、受信したデータを、制御部112へ出力し、制御部112から出力された所定フォーマットのパケットデータをネットワーク400へ送信する。
制御部112は、CU110における各種制御を行う。また、制御部112は、RRC、SDAP、PDCPの各機能を実行することで、例えば、パケットデータからデータを抽出したり、制御信号を生成したりする。制御部112は、データ又は制御信号をインタフェース部111へ出力する。また、制御部112は、RRC、SDAP、PDCPの各機能を実行することで、例えば、データを所定フォーマットのパケットデータに変換する。制御部112は、パケットデータをインタフェース部111へ出力する。
図3(B)に示すように、DU120は、インタフェース部121、受信部122、及び制御部123を備える。
インタフェース部121は、CU110から受信したデータ又は制御信号を制御部123へ出力し、制御部123から受け取ったeCPRIメッセージをRU130-1,130-2へ送信する。また、インタフェース部121は、RU130-1,130-2から受信したeCPRIメッセージを制御部123へ出力し、制御部123から受け取ったデータ又は制御信号をCU110へ送信する。
受信部122は、人工衛星300から送信されたGPS信号を受信する。受信部122は、受信したGPS信号を制御部123へ出力する。
また、受信部122は、GPS信号を正常に受信できなかったとき、その旨を表す信号を制御部123へ出力する。
ここで、「GPS信号を正常に受信できなかったとき」とは、例えば、GPS信号を受信できなかったとき、或いは、GPS信号を受信できたものの受信電力が閾値よりも低かったときも含まれる。また、「GPS信号を正常に受信できなかったとき」とは、例えば、周期的に受信すべきGPS信号を一回でも受信できなかったとき、周期的に受信すべきGPS信号を連続して複数回受信できなかったとき、などが含まれてもよい。さらに、「GPS信号を受信できなかったとき」とは、例えば、周期的かどうかに拘わらず、GPS信号を一定期間受信できなかったとき、GPS信号を一定期間連続して受信できなかったとき、であってもよい。
制御部123は、RLC、MAC、PHY-Highの各機能を実行することで、インタフェース部121から出力されたデータ又は制御信号に対して、これらを含むeCPRメッセージを生成する。制御部123は、eCPRメッセージをインタフェース部121へ出力する。また、制御部123は、これらの各機能を実行することで、インタフェース部121から出力されたeCPRメッセージからデータ又は制御信号を抽出する。制御部123は、データ又は制御信号を、インタフェース部121へ出力する。
また、制御部123は、受信部122から正常に受信したGPS信号を受け取ると、GPS信号に基づいて、各RU130-1,130-2に対して同期制御を行う。同期制御は、PTP(Precision Time Protocol)などを含むO-RANのS-Plane(Synchronization-Plane)が用いられてもよい。
さらに、制御部123は、GPS信号を正常に受信できなかったことを表す信号を受信部122から受け取ったとき、上述したように、所定の周波数帯のうち第1の周波数帯域をRU130-1、第2の周波数帯域をRU130-2へ割り当てる。
その際、制御部123は、第1の周波数帯域の帯域幅と、第2の周波数帯域の帯域幅とを、所定の要因に基づいて決定する。詳細は後述する。制御部123は、決定した帯域幅の情報を含む帯域幅変更指示(例えば、当該指示を含むC-PlaneのeCPRIメッセージ)を生成し、インタフェース部121を介して、RU130-1,130-2へ出力する。
図4に示すように、RU130は、インタフェース部131、無線処理部132、アンテナ133を有する。
インタフェース部131は、DU120から送信されたeCPRIメッセージからデータ又は制御信号を抽出し、抽出したデータ又は制御信号を無線処理部132へ出力する。また、インタフェース部131は、無線処理部132から出力されたデータ又は制御信号に対して、データ又は制御信号を含むeCPRIメッセージを生成し、DU120へ出力する。
無線処理部132は、PHY-Lowレイヤの処理を行い、さらに、データ又は制御信号に対して無線信号への変換処理を行う。無線処理部132は、無線信号をアンテナ133へ出力する。また、無線処理部132は、アンテナ133から受け取った無線信号をベースバンド帯域のデータ又は制御信号に変換し、さらにPHY-Lowレイヤの処理を行い、処理後のデータ又は制御信号をインタフェース部131へ出力する。
アンテナ133は、無線処理部132から出力された無線信号をユーザ装置200へ送信する。また、アンテナ133は、ユーザ装置200から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号を無線処理部132へ出力する。
(動作例)
図7は、本実施形態におけるシーケンス例を表す図である。主に、DU120の制御部123で行われる処理である。
ステップS10において、DU120は、GPS信号を喪失、すなわち、GPS信号を正常に受信できなかったとき、ステップS11において、DU120は帯域幅割当処理を行う。なお、GPS信号は、RUの同期を制御するための同期信号の例であって、通信システム10は、GPS信号に替えて、ネットワークからの同期信号を使用しても良い。
図8は、帯域幅割当処理の例を表すフロチャートである。
ステップS20において、DU120は、帯域幅割当処理を開始すると、ステップS21において、RU130-1,130-2ごとの帯域幅を所定の要因に基づいて決定する。
所定の要因は、図8に示すように、以下の4つの要因がある。
1)RU130-1,130-2の収容端末(又はユーザ装置200)の台数、
2)RU130-1,130-2のトラフィック情報、
3)端末(又はユーザ装置200)からのNetworkスライス情報、
4)伝搬環境
上記1)について、例えば、DU120は、各RU130-1,130が収容するユーザ装置200の台数に基づいて、以下のように帯域幅を決定してもよい。
すなわち、DU120は、RU130-1が収容するユーザ装置200の台数が、RU130-2が収容するユーザ装置200の台数よりも多い場合、RU130-1に割り当てる周波数の帯域幅を、RU130-2に割り当てる帯域幅よりも大きくする。
また、DU120は、RU130-1が収容するユーザ装置200の台数とRU130-2が収容するユーザ装置200の台数との比率に応じて、帯域幅を決定してもよい。例えば、前者の台数をN、後者の台数をMとすると、DU120は、RU130-1に割り当てる帯域幅とRU130-2に割り当てる帯域幅とを「N:M」の比率で割り当てる。このように、台数に応じて帯域幅が決定されることで、例えば、台数の多いRU130に収容されているユーザ装置200に対して、継続したサービスを提供することができる。
なお、各RU130-1,130-2が収容するユーザ装置200の台数の情報は、例えば、DU120により取得されているため、DU120は、この情報に基づいて、帯域幅を決定してもよい。
上記2)は、例えば、RU130-1において送信及び/又は受信されるトラフィックの量と、RU130-2において送信及び/又は受信されるトラフィックの量であってもよい。例えば、DU120は、トラフィック量に基づいて、以下のように帯域幅を決定してもよい。
すなわち、DU120は、RU130-1におけるトラフィック量がRU130-2におけるトラフィック量よりも多いとき、RU130-1に割り当てる帯域幅をRU130-2に割り当てる帯域幅よりも大きく(又はその逆)する。
または、DU120は、RU130-1におけるトラフィック量とRU130-2におけるトラフィック量の比率が「N:M」のとき、RU130-1に割り当てる帯域幅とRU130-2に割り当てる帯域幅を「N:M」にする。このようにトラフィック量に応じて帯域幅が割り当てられることで、例えば、トラフィック量の多いユーザ装置200に対して継続したサービスを提供することができる。
トラフィックは、時間経過とともに、その量が変わる可能性がある。そのため、DU120は、トラフィック量の変動に応じて、動的にその帯域幅を決定してもよい。
DU120は、上記のトラフィックを「データ」に代えて、帯域幅を決定してもよい。
なお、各RU130-1,130-2のトラフィック量の情報は、例えば、DU120により取得することができるため、DU120は、この情報に基づいて、帯域幅を決定してもよい。
上記3)は、例えば、ユーザ装置200に提供されているサービス種別を表している。例えば、DU120は、サービス種別に基づいて、以下のようにして帯域幅を決定してもよい。
すなわち、DU120は、RU130-1において、eMBB(enhanced Mobile Broad Band)などの大容量サービスの提供を受けているユーザ装置200が存在(又はこのようなサービスの提供を受けているユーザ装置の台数が閾値以上)し、RU130-2においてそれ以外のサービスの提供を受けているユーザ装置200が存在するとき、RU130-1に割り当てる帯域幅を、RU130-2に割り当てる帯域幅よりも大きくする。これにより、例えば、gNB100では、大容量サービスの提供を受けているユーザ装置200に対して、継続したサービスを提供することができる。
DU120は、ユーザ装置200から送信されたネットワークスライス情報を、RU130-1,130-2を介して取得できるため、この情報に基づいて、帯域幅を決定してもよい。
上記4)は、RU130-1,130-2とユーザ装置200との間の伝搬環境と、gNB100と他のシステムの基地局装置との間の伝搬環境とがある。他のシステムとは、例えば、同じ地域又は同じ建物などに、他の者によって構築されたローカル5Gシステムのことである。
DU120は、ユーザ装置200との間の伝搬環境に関して、以下のようにして帯域幅を決定してもよい。
すなわち、DU120は、RU130-1とユーザ装置200-1との間の伝搬環境がRU130-2とユーザ装置200-2との間の伝搬環境よりも良くないとき、RU130-1に割り当てる帯域幅を、RU130-2に割り当てる帯域幅よりも少なく(又は多く)する。これにより、例えば、伝搬環境の良い(又は良くない)ユーザ装置200に対して、継続したサービスを提供することができる。なお、少なくするのか、多くするのかは、本gNB100を利用するユーザのポリシーなどに応じて、決定してもよい。
伝搬環境は、例えば、各RU130-1,130-2がユーザ装置200から受信した信号の受信電力などを測定することで、伝搬環境の状態を測定することができる。そして、DU120が各RU130-1,130-2からその情報を取得することで、伝搬環境に基づいて帯域幅を決定することができる。
また、DU120は、他システムとの間の伝搬環境に関して、以下のようにして帯域幅を決定してもよい。
すなわち、DU120は、RU130-1が他システムから干渉を受けており、RU130-2が他システムに対して干渉にはなっていないとき、RU130-1に割り当てる帯域幅を、RU130-2に割り当てる帯域幅よりも小さくする。
伝搬環境は、例えば、各RU130-1,130-2が測定した干渉電力に基づいて、他システムから干渉を受けているか否かを判断することが可能である。
上記1)から4)は、全部又は一部を組み合わせてもよい。例えば、上記2)のトラフィック量と上記4)の伝搬環境とを組み合わせることも可能である。この場合、DU120は、RU130-1の伝搬環境がRU130-2よりも悪く、RU130-1のトラフィック量がRU130-2よりも少ないとき、RU130-1に割り当てる帯域幅をRU130-2よりも小さくする(又は多くする)。小さくするか、多くするかは、上記した場合と同様に、ローカル5Gシステムを利用するユーザのポリシーに応じて決定してもよい。
また、上記1)から4)は、帯域幅が一度決定されると、その後、上記1)から4)の変化などに応じて、更新されてもよい。
このように、DU120が所定の要因に基づいて帯域幅を決定することで、RU130-1,130-2毎の様々な要因又は状況に応じた帯域幅を柔軟に割り当てることが可能となる。
ステップS22において、DU120は、決定した帯域幅を各RU130-1,130-2へ通知し、決定した帯域幅で運用を開始する。
ステップS23において、DU120は、帯域幅割当処理を終了する。
図7に戻り、ステップS12とステップS13において、DU120は、決定した帯域幅の情報を含む帯域幅変更指示を各RU130-1,130-2へ送信する。ステップS12とステップS13は、帯域幅割当処理(ステップS11)の中で行われてもよい。また、ステップS12とS13の順番は入れ替わってもよい。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、GNSS信号(又はGPS信号)を受信する受信部122がDU120にあるものとして説明した。例えば、受信部122は、CU110にあってもよい。この場合、CU110の制御部112が、正常にGPS信号を受信できなかった旨の信号を受信部122から受け取り、その情報をDU120の制御部123へ送信する。これにより、上述した実施形態と同様に実施することが可能である。
また、上述した実施形態では、帯域幅割当処理(ステップS11)が、DU120の制御部123で行われる例を説明した。例えば、帯域幅割当処理は、CU110の制御部112で行われてもよい。この場合、受信部122は、正常にGPS信号を受信できなかった旨の信号を、インタフェース部121,111を経由して、制御部112へ送信する。そして、CU110の制御部112は、帯域割当処理(ステップS11)を行い、インタフェース部111等を介して、帯域幅変更指示(ステップS12,S13)を各RU130-1,130-2へ送信する。これにより、上述した実施形態と同様に実施することが可能である。
さらに、上述した実施形態では、DU120が1つの例を説明した。例えば、1つのCU110配下に複数のDU120が設けられてもよい。この場合、複数のDU120には、各々、受信部122を有する。そして、ある1台のDU120により、GPS信号を正常に受信できないことが検出されると、CU110を介して、他のDU120へその情報が送信される。これにより、各DU120でこの情報が共有される。その後、各DU120で、各DU120配下のRU130に対して、帯域幅割当処理が行われもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。また、上述した例は、矛盾しない範囲で組み合わせることも可能である。
10 :通信システム
100 :gNB
110 :CU
111 :インタフェース部
112 :制御部
120 :DU
121 :インタフェース部
122 :受信部
123 :制御部
130 :RU
131 :インタフェース部
132 :無線処理部
133 :アンテナ
200 :ユーザ装置
300 :人工衛星
400 :ネットワーク

Claims (10)

  1. 非公衆セルラネットワークに含まれ、TDD方式の無線通信を行う基地局装置であって、
    所定の周波数帯を利用してユーザ装置と前記無線通信を行う第1及び第2の無線ユニットと、
    前記第1及び第2の無線ユニットを制御する制御部と、
    同期信号を受信する受信部と、を備え、
    前記制御部は、前記受信部において前記同期信号を正常に受信できない場合、前記無線通信を行うための周波数帯域として、前記所定の周波数帯のうち第1の周波数帯域を前記第1の無線ユニットに割り当て、前記所定の周波数帯のうち第2の周波数帯域を前記第2の無線ユニットに割り当てる、基地局装置。
  2. 前記第1及び第2の無線ユニットと接続され、前記第1及び第2の無線ユニットを制御する分散ユニットと、
    前記分散ユニットと接続され、前記分散ユニットを制御する集約ユニットと、を備え、
    前記制御部は、前記分散ユニット又は前記集約ユニットに設けられる、請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、所定の要因に基づいて、前記第1の周波数帯域の第1の帯域幅と前記第2の周波数帯域の第2の帯域幅とを決定する、請求項1記載の基地局装置。
  4. 前記所定の要因は、前記第1及び第2の無線ユニットに収容される前記ユーザ装置の数、前記第1及び第2の無線ユニットのトラフィック量、前記ユーザ装置に提供されるサービスの種別、及び伝搬状況の全部又は一部である、請求項3記載の基地局装置。
  5. 前記制御部は、前記ユーザ装置のうち、前記第1の無線ユニットに収容される第1のユーザ装置の台数が、前記第2の無線ユニットに収容される第2のユーザ装置の台数よりも多いとき、前記第1の帯域幅を前記第2の帯域幅より大きい割り当てを行う、請求項4記載の基地局装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の無線ユニットのトラフィック量が前記第2の無線ユニットのトラフィック量よりも多いとき、前記第1の帯域幅を前記第2の帯域幅より大きい又は小さい割り当てを行う、請求項4記載の基地局装置。
  7. 前記制御部は、前記ユーザ装置のうち、前記第1の無線ユニットに収容される第1のユーザ装置に提供されるサービス種別が大容量サービスであり、前記第2の無線ユニットに収容されるサービス種別が大容量サービスではないとき、前記第1の帯域幅を前記第2の帯域幅よりも大きい割り当てを行う、請求項4記載の基地局装置。
  8. 前記制御部は、前記ユーザ装置のうち、前記第1の無線ユニットと第1のユーザ装置との間の伝搬環境が、前記第2の無線ユニットと第2のユーザ装置との間の伝搬環境よりも良くないとき、前記第1の帯域幅を前記第2の帯域幅よりも大きい又は小さい割り当てを行う、請求項4記載の基地局装置。
  9. 前記制御部は、前記第1の無線ユニットが他のシステムとの間で干渉となり、前記第2の無線ユニットが前記他のシステムとの間で干渉にはなっていないとき、前記第2の帯域幅を前記第1の帯域幅よりも大きい割り当てを行う、請求項4記載の基地局装置。
  10. 所定の周波数帯を利用してユーザ装置と無線通信を行う第1及び第2の無線ユニットと、前記第1及び第2の無線ユニットを制御する制御部と、同期信号を受信する受信部と、を備え、非公衆セルラネットワークに含まれ、TDD方式の無線通信を行う基地局装置における帯域幅制御方法であって、
    前記受信部において、前記同期信号を正常に受信できたか否かを判断するステップと、
    前記受信部において、前記同期信号を正常に受信できなかった場合、前記制御部において、前記無線通信を行うための周波数帯域として、前記所定の周波数帯のうち第1の周波数帯域を前記第1の無線ユニットに割り当て、前記所定の周波数帯のうち第2の周波数帯域を前記第2の無線ユニットに割り当てるステップを含む、帯域幅制御方法。
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