JP7496604B2 - 比重分離装置 - Google Patents
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Description
前記吸水材と外装材とを比較すると、外装材は布小片状、シート状で、嵩が大きくかつ小比重(軽量)であり(嵩大破砕物)、吸水材のパルプは綿状、高分子ポリマーは粒子状であり、嵩が小さくかつ大比重であり(嵩小破砕物)、パルプと高分子ポリマーとを比較すると、パルプは高分子ポリマーよりも小比重(軽量)である。
吸水材を回収する従来技術としては特許文献1に開示された技術があり、この従来技術の再生パルプの分離機は、高分子ポリマーを含有する再生パルプの原料を、パルプと高分子ポリマーを分離して回収する再生パルプの分離機において、多段形成された複数の処理室と、前記各処理室内に回転可能に設置された開繊シリンダと、前記開繊シリンダの外周面の周方向に交互に配置した複数の開繊部材及び送り兼打綿部材と、前記開繊シリンダの下半周部分に対応して各処理室の底部に円弧状に設置された分離格子部材と、前記各処理室に設けられたパルプ回収ダクトと、前記パルプ回収ダクトに接続された吸気ファンとを具備し、前記処理室の前段に供給された前記原料を前記開繊シリンダにより開繊・打綿しながら順次後段の処理室に移行させるとともに、前記吸気ファンにより処理室の外部から分離格子部材を通って処理室内に流入して前記パルプ回収ダクトから排出される吸引空気流を発生させ、前記パルプと高分子ポリマーとを比重差で分離し、パルプを前記パルプ回収ダクトから回収するとともに、高分子ポリマーを前記分離格子部材のスリットから処理室外に自重で落下させて回収するように構成されている。
本発明は、比重が異なる2種類の吸水材を含有する空気から、遠心力と比重差で大比重材を分離できるようにした比重分離装置を提供することを目的とする。
この旋回胴(31)内中央に配置されていて小比重材(5P)を空気とともに上方へ排出する排出胴(32)とを備えており、
前記旋回胴(31)は、空気導入材(31d)から旋回方向半周近く離れていて空気旋回路の底壁(31a)における旋回空気の外周側に対応する位置に大比重材(5S)を落下する取出口(31b)を形成し、この取出口(31b)に大比重材(5S)を落下する多孔板(31e)を設けかつ取出ダクト(35)を接続しており、
前記取出ダクト(35)に、取出ダクト(35)内に貯まる大比重材(5S)を空気と分離しながら排出するロータリバルブ(36)を設けている。
大比重材を分離できる。
図1~18において、紙オムツや生理用ナプキン等の生理用製品を破砕・分離して、パルプ5P、高分子ポリマー5S、外装材Eをそれぞれ回収する吸水材回収システム1を示している。
紙オムツや生理用ナプキン等の生理用製品は、パルプ(繊維性パルプ、フラップパルプとも称される。)5P、高分子ポリマー(高吸水性樹脂、Super Absorbent Polymer、略してSAPとも称される。)5S、おしっこ吸水材等の2種類以上の材料で吸水材5を形成し、通気性及び透水性を有する紙、不織布等で表面材E1及び裏面材E2の外装材Eを形成し、吸水材5を外装材Eで包囲して生理用製品が作成されている。
前記第1破砕装置C1は、図1、3に示すように、カッタ刃25a及び回転カッタ25bを有する破砕部25と、この破砕部25に被処理物3を投入する投入ホッパ26と、破砕部25の下部に接続された排出部材27とを有し、排出部材27にはブロアB1及び搬送路R1が接続されている。
前記第2破砕装置C2は、図1、4~7に示すように、下部の破砕ローラ41と、破砕ローラ41の上側の挟持搬送ロータ42と、この挟持搬送ロータ42の上側に破砕物4を貯留する貯留胴43と、この貯留胴43の上部に連通されかつブロアB1に接続された分離ダクト45と、破砕ローラ41の下方に配置された排出ダクト46とを有し、分離ダクト45の吐出口45aと排出ダクト46の吸入口46aとをバイパスパイプ47で接続している。
分離ダクト45の縦路bの上部は、吸入口45bから奥側へ通路が次第に拡開した水平路aの中間部に接続され、拡開通路の対向面にダスト壁45dがあり、このダスト壁45dの上側に吐出口45aに繋がる通路が形成されている。
分離ダクト45内で分離された破砕物4は貯留胴43内に貯められ、逐次挟持搬送ロータ42に供給され、一対のロータ42aに挟持されて圧縮されながら破砕ローラ41に供給される。
前記ピータ刃41dは、尾ひれ形状(略三角形)であって回転方向先端縁は円弧形状であり、尖端状切刃を形成していてもよいが、切刃でなくともよく、回転することにより、ロータ42aで圧縮供給されてくる破砕物4を打ち砕き・解き解し(解砕)等ができればよい。
前記第1破砕装置C1は、エレベータ28に被処理物3を人為的に投入するので、荒破砕した破砕物4は時系列で多少の差を生じているが、前記第2破砕装置C2は、破砕物4は貯留胴43内に貯められるので時系列の多少差がなくなり、連続的に回転する破砕ローラ41により解砕されながら時系列で定量になって排出される。
分離装置SDは、解砕後の破砕物4を比較的嵩が大きく片形状になった外装材Eと、比較的嵩が小さく綿状又は顆粒形状になった吸水材5とに分離する装置である。
前記旋回部材18は、チャンバ15に対して回転自在に支持された回転軸21と、この回転軸21から径外方向に突出した回転方向複数枚の羽根22とを有する。羽根22は4角棒22aの外周に2枚の羽根部材22bを固定して1個の羽根22を形成し、この羽根22を回転軸21に4個直列に配置している。
嵩小破砕物が多数の穿孔15bから排出れた空気には、嵩大破砕物(嵩の大きな片状物である外装材E)が残っており、搬送空気とともに吐出口15cから排出されて外装材回収装置EDへ搬送される。
前記吐出口部材17には開口が形成されており、この開口に風量調整部材17aが設けられていて、吐出口部材17内を流れる搬送空気量を調整可能になっている。なお、前記取入口19も開口面積を大小に調整できるようにしておいてもよい。
前記収集体16は、チャンバ15の上部と前後側部とを包囲する外捕捉部材23と、この外捕捉部材23の前後側部間の下側に位置するホッパ24とを有する。外捕捉部材23はチャンバ15の穿孔15bから排出される嵩小破砕物を捕捉し、ホッパ24は外捕捉部材23で捕捉されかつ自重落下する嵩小破砕物を収集する。
前記分離装置SDは、3個の羽根22と3個のホッパ24とで解砕後の破砕物4を3段階に分離する構造になっているが、羽根22を1個、2個又は4個以上にしたり、ホッパ24も1個、2個又は4個以上の漏斗形状部材で構成したりしてもよい。
外装材回収装置EDは、吸入する搬送空気を旋回させる入口部材51の下部に多孔板で形成したドラム52を配置し、ドラム52の外周にブロアB2が接続された排風部材54を配置し、ドラム52の下部に回転駆動可能なロータリバルブ55及び回収ダクト56を設け、回収ダクト56の下方に圧縮梱包機57を配置している。
ドラム52内に入った嵩大破砕物は搬送空気から分離してドラム52の下部に貯まり、ロータリバルブ55のロータの回転によって回収ダクト56へ吐出され、圧縮梱包機57
によって一定量に圧縮梱包される。このとき、ドラム52内の空気はロータリバルブ55のロータによって回収ダクト56への侵入は規制される。
前記取出口31bは胴部31cの内周で空気導入材31dから半周近く離れた位置に形成され、網、パンチングメタル等の多孔板31eが設けられている。
排出胴32は円筒形状であって、支持台61の上側から胴部31c内に突入していて、その下端に下広がり状の口部材32aが取り付けられており、この口部材32aは底壁31aから上方に離れて位置し、この離れた間隙が、前記比較的小さな小比重材5Pを含む空気が排出される排出口32bとなる。
前記支持具62により排出胴32と一体的に装着された上部ダクト63は、搬送路R6を介して小比重材回収装置GSに接続されている。
前記取出ダクト35においては、大比重材5Sに混じって小比重材5Pも入ってくる可能性があり、ロータリバルブ36より上流側に外部空気を取り入れる空気取り入れ口37を形成している。
前記2種類の吸水材5(5P、5S)の比重差が大きい場合は、小比重材5Pが大比重材5Sに混入する可能性が低いので、空気取り入れ口37をシャッタで閉鎖してもよい。
図1に示す大比重材回収装置GLはサイクロン構造になっており、サイクロン胴71の上部に吸入部材72を設け、上部中央にサイクロン内胴73を挿入し、サイクロン胴71の下部にロータリバルブ74を設けている。
大比重材回収装置GLは、大比重材含有搬送空気を吸入部材72から取り入れて旋回させながらサイクロン胴71内を降下させ、大比重材5Sを空気から遠心分離してロータリバルブ74に供給し、ロータリバルブ74から間欠的に落下してフレコンバッグ75に回収する。
図1、16~18において、前記小比重材回収装置GSは、機枠81と、この機枠81の天井部に載置されたロータリバルブ部82と、このロータリバルブ部82の上側に配置された収集部83と、ロータリバルブ部82の下側に連結された排出ダクト84とを備えている。
前記収集部83は、円錐胴83aの上部に円胴83bが連結され、円胴83bの上部に排気部材83cが連結され、円胴83bの外周に搬送空気吸入口12を有する吸気部材83dが連結されており、円胴83bの内方に排気フィルタ86が配置され、排気フィルタ86の内方に逆流ノズル87が配置され、円錐胴83aの内方に排気フィルタ86の下部と連結された円錐形の圧縮スクリュ88が配置され、この圧縮スクリュ88及び排気フィルタ86を回動する駆動機構89が設けられている。
逆流ノズル87は排気フィルタ86の内周面に向けて開口した上下に細長い噴出口を有しており、ブロアB6から供給される空気を排気フィルタ86の中央から径外方向に向けて噴出し、前記小比重材5P分離後の搬送空気とは逆方向に排気フィルタ86を通過させ、排気フィルタ86の目詰まりを解消する。逆流ノズル87は圧縮スクリュ88とともに回転することにより、排気フィルタ86の全域の目詰まりを防止する。
前記円錐胴83aは下方にいくに従って小径(漏斗形状)になっており、また、圧縮スクリュ88も円錐形になっており、圧縮スクリュ88が回転することにより、分離後に円錐胴83a内に収集された小比重材5Pは、圧縮されながらロータリバルブ部82に供給され、ロータリバルブ部82から排出ダクト84に落下供給される。
排気フィルタ86を通って排気部材83cから排出される空気は、搬送路R7を介してブロアB4に至り、大比重材回収装置GLからブロアB3を通ってきた排風とともにバグフィルタBFへ送給される。
このバグフィルタBFの空気排出口13は空気搬送路14を介して小比重材回収装置GSの搬送空気吸入口12に接続されており、含有物質が殆どなくなった空気を再利用するとともに、吸水材回収システム1の空気の流れをエンドレスにしている。
前記吸水材回収システム1における吸水材回収方法を主に図1、2を参照しながら説明する。なお、450(投入量キログラム/時間)の紙オムツ(被処理物3)を第1破砕装置C1に投入した場合の各工程中で使用される搬送空気量(風量立方メートル/分)も併せて説明する。
前記分離装置SDで分離された吸水材5は、空気量(60立方メートル/分)の搬送空気に乗せて搬送路R4を通って比重分離装置GDに投入される。この吸水材5は、パルプ(小比重材5P)と高分子ポリマー(大比重材5S)との混合物であり、パルプ5Pは高分子ポリマー5Sより比重が小さく、2種類の吸水材5は大小比重差を有しており、旋回胴31内に入ってから、大比重材5Sは取出口31bから取り出され、小比重材5Pは排出胴32から排出する(比重分離工程K4)。
前記比重分離装置GDで分離された大比重材5Sは、空気量(10立方メートル/分、ブロアB3による吸引空気)の搬送空気に乗せて大比重材回収装置GLに空気搬送して、大比重材5Sを搬送空気から分離するとともにフレコンバッグ75(又は圧縮梱包機)へ供給して回収する(大比重材回収工程K6)。
比重材5Pを空気とともに上方へ排出する排出胴32とを備えており、前記旋回胴31は空気旋回路の底壁31aにおける旋回空気の外周側に対応する位置に大比重材5Sを落下する取出口31bを形成している。
また、比重分離装置GDにおいては、取出口31bに接続された取出ダクト35に、取出ダクト35内に貯まる大比重材5Sを排出するロータリバルブ36を設けている。
これによって、大比重材5Pを搬送空気を伴うことなく収集できる。
これによって、取出ダクト35への小比重材5Pの侵入を防止できる。
さらにまた、比重分離装置GDにおいては、排出胴32が上方から旋回胴31内に挿入されており、その下端と底壁31aとの間の排出口32bを大小調整するべく上下位置調整可能である。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、部材の形状、構成及び組み合わせ等を変更したりすることもできる。
例えば、前記分離装置SDは、チャンバ15の軸心が水平配置になっているが、垂直配置にすることも可能である。
圧縮梱包機57、92は、自動梱包機、減容機、コンパクター等と称されるものでもよい。
比重分離装置GDは、口部材32aを割愛して、排出胴32の下端を排出口32bとしたり、底壁31aの取出口31bを複数箇所に形成したり、取出口31bを内周側まで拡大形成したりしてもよい。
3 被処理物
4 破砕物
5 吸水材
5P 小比重材(パルプ)
5S 大比重材(高分子ポリマー)
12 搬送空気吸入口
13 空気排出口
14 空気搬送路
BF バグフィルタ
C1 第1破砕装置
C2 第2破砕装置
CD 破砕装置
E 外装材
ED 外装材回収装置
GD 比重分離装置
GL 大比重材回収装置
GS 小比重材回収装置
K1 破砕工程
K2 分離工程
K3 外装材回収工程
K4 比重分離工程
K5 小比重材回収工程
K6 大比重材回収工程
K7 終端空気搬送工程
R1~R6 搬送路
SD 分離装置
a 水平路
b 縦路
Claims (4)
- 2種類の吸水材(5)を外装材(E)で包囲した被処理物(3)を荒破砕及び解砕しかつ嵩大小分離して外装材(E)よりも嵩小となった比重が異なる2種類の吸水材(5)を含有する空気を胴部(31c)の一側の空気導入材(31d)から吸入して空気旋回路に沿って旋回させる旋回胴(31)と、
この旋回胴(31)内に配置されていて小比重材(5P)を空気とともに上方へ排出する排出胴(32)とを備えており、
前記旋回胴(31)は、空気導入材(31d)から旋回方向半周近く離れていて空気旋回路の底壁(31a)における旋回空気の外周側に対応する位置に大比重材(5S)を落下する取出口(31b)を形成し、この取出口(31b)に大比重材(5S)を落下する多孔板(31e)を設けかつ取出ダクト(35)を接続しており、
前記取出ダクト(35)に、取出ダクト(35)内に貯まる大比重材(5S)を空気と分離しながら排出するロータリバルブ(36)を設けていることを特徴とする比重分離装置。 - 比重が異なる2種類の吸水材(5)を含有する空気を胴部(31c)の一側の空気導入材(31d)から吸入して空気旋回路に沿って旋回させる旋回胴(31)と、
この旋回胴(31)内に配置されていて小比重材(5P)を空気とともに上方へ排出する排出胴(32)とを備えており、
前記空気導入材(31d)は嵩分離装置(SD)のホッパ(24)に接続されており、前記嵩分離装置(SD)は2種類の吸水材(5)を外装材(E)で包囲した被処理物(3)を荒破砕及び解砕した破砕物(4)を旋回部材(18)でチャンバ(15)に打ち付け、旋回・攪拌し、嵩大破砕物から分離して穿孔(15b)を通った嵩小破砕物をホッパ(24)で収集しており、
前記旋回胴(31)は、空気導入材(31d)から旋回方向半周近く離れていて空気旋回路の底壁(31a)における旋回空気の外周側に対応する位置に大比重材(5S)を落下する取出口(31b)を形成し、この取出口(31b)に大比重材(5S)を落下する多孔板(31e)を設けかつ取出ダクト(35)を接続しており、
前記取出ダクト(35)に、取出ダクト(35)内に貯まる大比重材(5S)を空気と分離しながら排出するロータリバルブ(36)を設けていることを特徴とする比重分離装置。 - 前記取出ダクト(35)は、ロータリバルブ(36)より上流側に、大比重材(5S)に混じって落下してくる小比重材(5P)を浮上させるための外部空気を取出口(31b)へ量調整可能に取り入れる空気取り入れ口(37)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の比重分離装置。
- 前記旋回胴(31)の底壁(31a)は全周平坦状に形成されており、
前記排出胴(32)は、上方から旋回胴(31)内に挿入されており、その下端と平坦状底壁(31a)との間の排出口(32b)を大小調整するべく上下位置調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の比重分離装置。
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