JP7500773B2 - 工事支援装置、工事支援方法、および、工事支援プログラム - Google Patents
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Description
そこで、特許文献1には、施工管理に必要な図面や書類を一元管理することで、現場で必要な図面や書類がいつでも簡単に引き出せる建築現場施工管理一元化システムが記載されている。
(事例1)建築物の地盤が安定したものとして計画していたが、実際は土砂崩れなどにより建築物付近の足場が不安定になったり、建築物付近へと移動する道路が使用できなくなったりしてしまった。
(事例2)災害によりがれき化した建築物について、外部から目視可能ながれきを想定して解体計画を立案したが、実際に解体途中に内部から予期せぬ大きながれきが発見されてしまった。
(事例3)古い建築物なので設計図も古いものしか残されておらず、実際に解体途中に設計図には記載されない増改築が発見されてしまった。
本発明の工事支援装置は、作業現場における作業対象物および作業ロボットの状態を示す作業環境について、計画段階での作業環境である現地計画環境をもとにした、3次元空間の作業環境での時間変化に対応した工事に関するシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを作成するシミュレータと、実行段階での作業環境である現地実行環境を測定した結果、前記現地計画環境から前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかを検出する環境差分検出部と、を備え、前記環境差分検出部によって前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかがが検出されたときには、前記シミュレータは、前記現地実行環境をもとにしたシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを再計画することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
工事支援システム9は、遠隔ロボット動作計画システム1と、データ管理装置30と、遠隔作業管理サーバ40と、工程管理装置5と、構外工場システム6とがネットワークで接続されて構成される。サーバ管理者91は、遠隔作業管理サーバ40を管理する。
遠隔ロボット動作計画システム1は、操作エリア内に構築される操作エリアシステム10と、作業環境内に構築される作業環境システム20とを有する。遠隔ロボット動作計画システム1では、操作エリアからの遠隔指示に従い、作業環境内で作業が行われる。
・作業環境を撮影した映像データや点群データ(以降は映像データと表記する)
・シミュレータ100(図3)によるシミュレーションの結果として出力される作業計画施工図(以下「施工図」)のデータ
・作業環境で行われる作業に関する作業要領書(以下「要領書」)のデータ
・工事支援システム9の各種データベースに格納されたデータ
なお、管理データとして例示した作業計画施工図と作業要領書は映像、シミュレーション動作から構成されるものとし、後述する各種データベースと連携したデジタルデータを示す。
現場作業者94は、IT端末を用いて、作業環境システム20およびデータ管理装置30からアクセス制限付きの管理データの閲覧を行う。構内関連企業作業者95は、IT端末を用いて、作業環境システム20からアクセス制限付きの管理データの閲覧を行う。
これにより、構外工場(工事責任者)や地方工場(装置準備メーカ)も、アクセス制限付きの管理データ(工事情報)を即時に閲覧できる。また、工事の進捗状況に基づいて、構外工場システム6は、工場での準備や試験を更新できる。また、プロジェクト責任者92や工事責任者93、現場作業者94、構内関連企業作業者95、構外工場システム6の工事責任者96、装置準備メーカ97が同様のデータを共有することで、工事進捗における時間損失を最適化することができる。
操作エリアシステム10内のシミュレータ100(図3)は、3次元空間の作業環境での時間変化に対応した工事のシミュレーション(つまり、4次元作業シミュレーション)を行う。そして、シミュレータ100は、工事のシミュレーション結果から管理データ(施工図、要領書)を作成する(ステップS601)。そして、シミュレータ100は、要領書の作業工数計算結果を工程管理装置5へ提示する(ステップS602)。
工程管理装置5は、以下の管理データを各ユーザ階層に提示する(ステップS603)。
・更新版の工程データ
・各種データ(施工動画データ、画面の閲覧用データ、施工図、要領書)
これにより、工程管理装置5は、ステップS604にて集中監視室(プロジェクト責任者92などの工事発注者)に提示し、ステップS605にて現場事務所(工事責任者93)に提示し、ステップS606にて現場(現場作業者94)に提示すると、図2の処理を終了する。これにより、それぞれ最新の管理データが閲覧可能となる。
操作エリアシステム10は、シミュレータ100と、データ更新装置11と、ロボ制御装置12と、シーケンス変換装置13と、複数ロボ協調制御装置14とを有する。データ更新装置11は、シミュレータ100内のデータベースを更新する。その他の装置の詳細は後記する。
モックアップ試験結果データベース105には、作業環境のモックアップ(模型)を用いた過去の試験の実績データとして、手順データベース、加工データベース、ロボ動作データベースなどの各種モックアップのデータベースが格納される(詳細は図20Aから図20C、図21Aと図21B)。
図4Aに示したUML(Unified Modeling Language)のシーケンス図201は、要領書として施工図・要領書データベース104に格納される。ここでは、作業員(複数)が各工程(資材搬入、資材設置、解体操作、廃棄物回収、資材片付け)を3体のロボットR1~R3と共同作業するシーケンスが例示される。このシーケンスは、グレーチング上をエリアAとし、ペデスタル下をエリアBとしたときに異なるエリアで異種ロボットが共同作業する場面で実行される。
作業員は、資材の搬入を指示したのち(ステップS2021)、資材の設置を指示する(ステップS2022)。ステップS2023にて、作業員は、不足資材があるならば、ステップS2021に戻り、資材の設置が完了したならば、ステップS2024に進む。
図5Aに示すリソース、シナリオ対応テーブル203は、要領書として施工図・要領書データベース104に格納される。リソース、シナリオ対応テーブル203は、作業ロボット22(図6)などのリソース(アクティビティ要素)と、そのリソースが実行するシナリオ(動作パターン)とを対応付ける。
なお、現場環境モデルの変更に対応して、対応アクティビティ要素(例えばリソースR3にシナリオA2を割り当てる旨の丸印)を更新してもよい。
このグラフ204の縦軸は、ロボットの関節角度を示し、横軸は動作時間を示している。粗い破線はロボットの第1関節の角度を示し、細かい破線はロボットの第2関節の角度を示している。
グラフ205の縦軸は、エリアAの所定位置を原点とするY方向の座標を示し、横軸はX方向の座標を示している。障害物2051,2052は、エリアA内の障害物である。クローラ軌跡2053は、このロボットがエリアAを巡回したときの軌跡を示している。
環境地図生成装置23は、作業対象物21と作業ロボット22とを含めた作業環境の空間配置を地図データとして作成する。映像取得装置24は、作業環境の監視映像を撮影する。ロボ動作監視装置25は、作業ロボット22の動作データを監視する。
作業進捗記録装置26は、環境地図生成装置23と、映像取得装置24と、ロボ動作監視装置25とからそれぞれ取得したデータを、作業進捗に沿って時間軸で整理して、作業進捗データベース103に記録する。
ロボ制御装置12は、作業制御シーケンスに基づいて作業ロボット22を制御する。また、ロボ制御装置12は、オペレータから直接作業制御シーケンスのリモコン操作を受けて、作業ロボット22を制御してもよい。
これにより、シミュレータ100は、作業時間(作業工数)の理論値と実測値とを比較して、作業ロボット22の作業進捗(たとえば現在の解体工程は計画よりも5分遅れているなど)を求め、その作業進捗を管理データとして工程管理装置5などの外部に通知できる。
データ管理装置30は、電子審査承認部31と、閲覧範囲制限部32と、データ保管部33と、承認行為後データロック部34と、版数更新部35とを有する。
データ保管部33には、遠隔ロボット動作計画システム1から提供される管理データが格納される。
電子審査承認部31は、データ保管部33の管理データに対してプロジェクト責任者92による電子審査および承認を受け付ける。閲覧範囲制限部32は、管理データに対して閲覧範囲をアクセス制限する。
承認行為後データロック部34は、電子審査承認部31によって承認された管理データに対して、書き込みができないようにデータロックする。版数更新部35は、電子審査承認部31によって承認された管理データごとに、データが古い順に版数を割り当てる。
従来においては頻繁な環境変化に対応して管理データの版数更新頻度が高くなり、それに伴うヒューマンエラーが発生する確率が高くなるが、データ管理装置30を備えることで情報伝達における時間差がなくなり、さらにプロジェクト責任者92や工事責任者93、現場作業者94、構内関連企業作業者95、構外工場システム6の工事責任者96、装置準備メーカ97が同様の版数のデータを共有することで、工事進捗における時間損失を最適化することができる。
さらに、管理データの移し替えによる間違え・ヒューマンエラーの発生を防ぐことができ、プロジェクト責任者92や工事責任者93、現場作業者94、構内関連企業作業者95、構外工場システム6の工事責任者96、装置準備メーカ97のいずれに対しても時間ロスを発生させないことが可能となる。
遠隔作業管理サーバ40は、第1保存部41と、第2保存部42と、第3保存部43とを有する。
第1保存部41には、遠隔ロボット動作計画システム1が提供する管理データ(施工図・要領書データベース104のデータなど)が保存される。第2保存部42には、データ管理装置30が提供する管理データ(データ保管部33内の承認されたデータなど)が保存される。
第3保存部43には、モックアップ試験データ管理装置7が提供する管理データ(モックアップ試験結果データベース105のデータなど)が保存される。つまり、遠隔作業管理サーバ40は、3種類の管理データを一元化して保存するとともに、その保存した管理データを更新する。
シミュレータ100やデータ管理装置30や遠隔作業管理サーバ40などのコンピュータ900は、CPU901と、RAM902と、ROM903と、HDD904と、通信I/F905と、入出力I/F906と、メディアI/F907とを有する。
通信I/F905は、外部の通信装置915と接続される。入出力I/F906は、入出力装置916と接続される。メディアI/F907は、記録媒体917からデータを読み書きする。さらに、CPU901は、RAM902に読み込んだプログラム(アプリケーションや、その略のアプリとも呼ばれる)を実行することにより、各処理部を制御する。そして、このプログラムは、通信回線を介して配布したり、CD-ROM等の記録媒体917に記録して配布したりすることも可能である。
まず、遠隔ロボット動作計画システム1の操作エリアシステム10では、シミュレータ100をもとにした計画段階において、所定の作業環境を想定した計画を立案する。この計画段階で想定される作業環境を「計画環境」とする。
一方、遠隔ロボット動作計画システム1の作業環境システム20では、作業ロボット22を動作させる実行段階において、実際の作業環境で作業を遂行する。この実行段階における作業環境を「実行環境」とする。
「現地環境」とは、原子力発電所などの実際の作業現場での作業環境である。「モックアップ(mock up)環境」とは、実際の作業現場とは別の場所において、現地環境を模したモックアップ(模型)で構築された作業環境である。
モックアップ環境では、現地環境にて実際に作業を実行する前に、作業対象物21の模型および作業ロボット22の模型を用いて、作業を実行する前準備となる訓練やデータ収集などが行われる。よって、モックアップ環境と現地環境とは、なるべく同じ寸法があれば収集するデータ精度が高まるが、コストの関係で現地環境を縮小したモックアップ環境を構築してもよい。
・現地環境での計画段階での仮想的な作業環境である「現地計画環境」。
・現地環境での実行段階での物理的な作業環境である「現地実行環境」。
・モックアップ環境での計画段階での仮想的な作業環境である「モックアップ計画環境」。
・モックアップ環境での実行(試験)段階での物理的な作業環境である「モックアップ実行環境」。
これらの4通りの作業環境それぞれについて個別に、プロジェクト責任者92がデータ管理装置30(電子審査承認部31)を介して、作業環境に対応した作業計画データ(主に施工図・要領書)を承認することが望ましい。この承認により、意図せぬ作業が行われることを予防できる。なお、工事形態によっては、モックアップを用いた試験におけるプロジェクト責任者92の承認は不要となる場合もある。
例えば、現地計画環境から現地実行環境への変化とは、現地計画環境では想定していなかった重機の電源ケーブルが、現地実行環境では、作業ロボット22の脚(駆動部)に絡まって走行を妨害した事象が観測された場合である。
また、モックアップ計画環境からモックアップ実行環境への変化とは、例えば、モックアップ計画環境では充分な切断性能があると想定していた切断機をモックアップ実行環境で使用してみたところ、模型の柱を切断するのに性能不足であった場合である。
シミュレータ100は、現地計画環境に基づき作業計画データを作成する(ステップS100、詳細は図13)。即ち、計画段階での作業環境である現地計画環境をもとにした第1のシミュレーション処理により、作業計画データを作成する。
現地に存在するロボ制御装置12は、ステップS100で作成された作業計画データを現地実行環境で実行する(ステップS200、詳細は図15)。ここで、現地計画環境から現地実行環境への環境の変化が観測された場合、シミュレータ100は、現地実行環境に基づき作業計画データを更新(つまり再計画)する。
即ち、実行段階での作業環境である現地実行環境を測定した結果、前記現地計画環境から差分が発生したときには、前記現地実行環境をもとにした第2のシミュレーション処理により、作業計画データを更新する。
運用画面210には、管理データである複数の映像データが比較できるように上下左右に並べて表示される。運用画面210の左右に並べられた映像データは、左側が計画環境のもので、右側が実行環境のものである。また、運用画面210のたて方向に並べられた映像データは、(1)~(5)の順に、下側に行くほど工事が進行していく。
(1)初期モックアップ試験(第1のモックアップ環境)
(2)施工に対して厳しい寸法を採用したモックアップ試験(第2のモックアップ環境)
(3)調査結果を反映したモックアップ試験(第3のモックアップ環境)
(4)現地工事前(第1の現地環境)
(5)現地工事(第2の現地環境)
これにより、運用画面210を参照したオペレータなどは、左側の計画環境から右側の実行環境への環境の変化を目視できる。そして、管理者は、環境変化に対応するために様々なモックアップ環境としてモックアップを構築することで、モックアップ試験結果データベース105の登録データを充実させておく。なお、左右の画面で表示する映像は必ずしも同一時間帯の映像である必要はない。例えば左側の画面には、右側の画面で表示している実映像に対して、過去もしくは未来の状態を表示することも可能である。
図12Aに示すようにシミュレータ100は、運用画面221の計画環境の映像データと、運用画面222の実行環境の映像データとを左右に並べて表示する。ここで環境の変化として、運用画面221には存在しないが、運用画面222では柱形状のがれき222Xが想定外に発見されたとする。この柱形状のがれき222Xは、例えば作業環境に配置した作業ロボット22で計画された要領では作業ができないとシミュレータ100を利用して判断する。
このように、運用画面221、222の比較用の表示に加えて、その2つの環境の変化が影響する計画の変更についても、ガントチャート223、224の比較用の表示を併せて行う。
上記の例では、延長の原因が柱形状のがれき222Xという視認可能な物体としたが、同じ工程をしているときの作業時刻(図では「03:30:03」)が左右で異なるときにも、作業遅延により新たな工程を作成してもよい。
なお、図12Aから図12Cでは作業環境に配置した作業ロボット22を利用して計画変更を実施することで現場作業を継続できる事例を示したが、作業ロボット22では作業ができない場合もある。その際には、作業を一時中断し、モックアップ試験に移行することもあり得る。
シミュレータ100は、ロボモデルデータベース102に格納するロボモデルと、環境データベース101に格納する環境モデルとの入力を受け付ける(ステップS101)。シミュレータ100は、ステップS101のモデルに従い模擬環境中でのシミュレーションを実行する(ステップS102)。
プロジェクト責任者92は、データ管理装置30(電子審査承認部31)を利用して、シミュレータ100から通知されたステップS103の保存データをデジタル審査・承認する(ステップS104)。これにより、現地実行環境での実行処理(ステップS200)が許可される。
シミュレータ100は、現地環境の変化(現地計画環境→現地実行環境)を踏まえたモックアップ計画環境の工法などを再検討する(ステップS301)。シミュレータ100は、ステップS301のモックアップ計画環境に必要な装置、設備等のデータを準備して模擬環境中でのシミュレーションを実行する(ステップS302)。
プロジェクト責任者92は、データ管理装置30(電子審査承認部31)を利用して、シミュレータ100から通知されたステップS303の保存データをデジタル審査・承認する(ステップS304)。これにより、モックアップ実行環境での実行処理(ステップS400)が許可される。
シミュレータ100は、環境地図生成装置23が測定した現地環境の管理データを現在の現地実行環境として取得する(ステップS201)。シミュレータ100(環境差分検出部112)は、ステップS201の現地実行環境と、ステップS100のシミュレーション時の現地計画環境とを比較し(ステップS202)、両環境の差分を抽出する。
シミュレータ100(環境差分検出部112)は、ステップS202で比較した両環境の差分があるか否かを判定する(ステップS210)。シミュレータ100は、ステップS210でYesならステップS211に進み、NoならステップS260に進む。
例えば、作業対象物21(がれきの)配置が計画時から変化していても(ステップS210)、その変化の差分が小さい(岩が数cmずれているなど)ときには、シミュレータ100は、計画を変更しなくてもよい(ステップS220,No)。
(場面A)現地実行環境に存在する作業対象物21(柱など)の切断時間が想定外に長引いており、当初の計画で想定していた作業対象物21の材料とは別の材料が使われていた場合。
(場面B)現地実行環境に配備された現在の作業ロボット22では処理不可能な作業対象物21(太すぎる柱など)が見つかり、新たな作業ロボット22(高性能な切断機)を導入しようとする。しかし、その新たな作業ロボット22に対するロボモデルがロボモデルデータベース102にもモックアップ試験結果データベース105にも未登録の場合。
(場面C)現地実行環境に存在する建造物のレイアウトが、当初の現地計画環境から土砂崩れなどにより大きく変化したため、現地計画環境をベースとした計画の前提が成り立たなくなってしまった場合。
シミュレータ100は、作業中の作業ロボット22の動作ログをロボ動作監視装置25から取得して動作記録部111に格納する(ステップS271)。
シミュレータ100は、ステップS272で取得した現在の現地実行環境でがれきなどの作業対象物21が完全に処理(除去)されたなど、工事の目的が達成されたか否かを判定する(ステップS273)。シミュレータ100は、ステップS273でYesなら処理を終了し、NoならステップS201に戻る。
・図15のモックアップ試験に移行する処理(ステップS230,ステップS231)は、図16では不要である。
・図15のステップS273では工事の達成による終了判定としたが、図16のステップS473では作業ロボット22の最適な動作が抽出できたか否かを判定することで、モックアップ試験の終了判定としている。最適な動作とは、例えば、がれきの柱を切断するという目的を達成したうえで、その切断に要した時間が充分に短い時間で済んだなどである。
・図16では新たにステップS480として、ステップS473までのモックアップ試験結果とシミュレーション結果とを反映して、モックアップ試験結果データベース105などの各種データベースを更新する処理が追加される。
ステップS211Aとして、シミュレータ100は、作業における各種の構成要素(作業エリア、周辺構造物、作業ロボット22、作業環境、作業動作)を抽出する。ステップS211Aの処理には、以下の処理を含めてもよい。
・人手による各種構成要素の分類処理。
・3D図面や映像、人手を介した機械学習によるクラスタリング処理。
・機械学習によるクラスタリング/フィルタリング処理。記号「A/B」は、AまたはBの少なくとも1つを示す。
・過去実績の紐づけによる人手によるクラスタリング/フィルタリング処理。
・機械学習によるランキング、もしくはディープニューラルネットや再帰型ニューラルネットによる動作ログの成功率算出結果ランキング。
・ランキング項目(作業工数、追加装置数、追加作業員数、コスト等)を状況に応じた係数で重み付けし、類似動作をランキング。
・責任者などによる動作ログを選択する処理。
・ディープニューラルネットや再帰型ニューラルネットによる動作ログの成功率算出結果による選択処理。
シミュレータ100は、ステップS401で測定されるモックアップ実行環境の対象エリア、シナリオ、ロボットの組み合わせを指定する(ステップS501)。この指定は1通りでもよいし、複数の異なる組み合わせを順にループ処理として試してもよい。
シミュレータ100は、ステップS402の環境比較処理として、ステップS501で指定された対象エリアのモックアップ計画環境とモックアップ実行環境との差分を抽出する(ステップS502)。
シミュレータ100は、新しいモックアップ実行環境におけるアクティビティ要素(作業ロボット22などの作業主体)のロボ動作パターンが、すでにライブラリ(モックアップ試験結果データベース105)に存在するときには(ステップS521,Yes)、そのライブラリからロボ動作パターン読み込み(ステップS522)、処理をステップS515に移行する。一方、シミュレータ100は、ステップS521でNoならステップS512に移行する。
シミュレータ100(衝突判定部114)は、ステップS511で処理されたモックアップ計画環境において、ロボット移動機構の初期位置から目的位置までの最短かつ非干渉となる作業ロボット22の経路を計算する(ステップS512)。
シミュレータ100は、作業ロボット22の作業時間を計算し、その結果を工程ガントチャート(図12Bと図12C)に反映する(ステップS515)。
シーケンス変換装置13は、施工図・要領書データベース104内の施工図・要領書を、作業制御シーケンスに変換する(ステップS261)。ロボ制御装置12は、ステップS261の作業制御シーケンスに従い、各作業ロボット22を制御する(ステップS262)。
作業環境(現地実行環境)での環境地図生成装置23およびロボ動作監視装置25は、ステップS262で制御される各作業ロボット22の状態を把握する(ステップS263)。
テーブル231は、作業対象物21の材質および作業対象物21を処理する工法の組み合わせごとに、作業時間が登録される。例えば材質Aのがれきをレーザ工法で切断するときには、0.5[h]の作業時間を要する。
同様に、テーブル232は、作業ロボット22の経路および作業対象物21が存在する地理的な領域の組み合わせごとに、作業時間が登録される。また、テーブル233は、作業対象物21の形状および作業対象物21を処理する工法の組み合わせごとに、作業時間が登録される。
図21Aに示すように、モックアップ設備情報241では、円形のモックアップ設備を4分割した領域A1~領域A4が形成され、各領域には作業対象物21の模型が配置されている。領域A1の作業対象物21へと向かう作業ロボット22は、経路Raまたは経路Rbのいずれかの経路を通過して作業対象物21の作業現場まで到達する。
図21Bに示すように、がれき情報242では、モックアップ設備情報241の領域A1に配備された円柱状の作業対象物21の模型の候補として、互いに材質や形状が異なる3種類の模型が登録されている。
図22Aに示す実機情報251では、図21Aのモックアップ設備情報241と同様に、4分割された領域A1d~領域A4dと、2種類の経路Rad、Rbdとが存在する。
図22Bに示すテーブル252は、図20Aのテーブル231と同様に、作業対象物21の材質および作業対象物21を処理する工法の組み合わせごとに、作業時間が登録される形式である。一方、このテーブル252には、現地実行環境での実測値が登録され、モックアップ実行環境での実測値を格納するテーブル231とは異なる。
現地計画環境では柱の材料が柔らかいもの(加工時間が短くて済むもの)として、計画253Aで示すように、切断完了まで0.5[h]で済む計画を立てていた。しかし、実際に現地実行環境で柱の切断を行っていると、実績253Cで示すように、0.3[h]の時点で1/4程度の加工量しか作業が進んでいない。
よって、シミュレータ100は、当初の現地計画環境で想定されていた柱の柔らかい材料が誤りであり、実際の現地実行環境に存在する硬い材料の柱を切断するため、1.0[h]の作業時間を要する計画253Bに変更する。シミュレータ100は、具体的には、がれき情報242に登録された別の材料に選択し直す。
シミュレータ100は、図22Aの実機情報251の領域A1dにおいて、例えば「加工法1(グラインダ)、動作経路Rad、材質A(推定)、形状1」の条件で施工する(ステップS801)。
検索で見つからなかった場合(ステップS811,No)、シミュレータ100は、新たな材質を推定するために必要なデータが収集できるまで(ステップS822,No)、再モックアップ試験を繰り返し実行する(ステップS821)。そのため、シミュレータ100は、端子Aからモックアップ計画環境に基づく作業計画(ステップS300)に処理を移行する。
まず、図16のステップS401の前に、シミュレータ100は、図21Aで示したように実機干渉物の撤去場所を複数の領域に区分する(ステップS401B)。ステップS402以降は、図16で説明した通りである。以下、ステップS460の詳細を説明する。
シミュレータ100は、ステップS401Bの領域ごとに、対象物の材質や形状を複数想定した試験を実行する(ステップS461)。シミュレータ100(作業工数計算部115)は、ステップS461の試験結果を整理し、図20Aから図20Cで示した各データベースに格納し(ステップS462)、その格納されたデータ(材質、形状、加工法)を組み合わせて、施工時間を評価する(ステップS463)。
図11の縦1つ目の、(1)初期モックアップ試験の比較画面を作成するために、映像再生保存部113は、計画図とモックアップ設備との比較(ステップS701)およびモックアップ設備寸法を反映した3Dを用いたシミュレーションとモックアップ試験との比較(ステップS702)を行う。
図11の縦2つ目の、(2)施工に対して厳しい寸法を採用したモックアップ試験の比較画面を作成するために、映像再生保存部113は、モックアップ設備の厳しめの寸法を反映した3Dを用いたシミュレーションと、モックアップ試験との比較(ステップS703)を行う。
図11の縦4つ目の、(4)現地工事前の比較画面を作成するために、映像再生保存部113は、最終モックアップ/トレーニング映像と、実機工事環境取込み映像+シミュレーション動画との比較(ステップS705)を行う。
図11の縦5つ目の、(5)現地工事の比較画面を作成するために、映像再生保存部113は、実機工事環境取込み映像+シミュレーション動画と、実映像との比較(ステップS706)を行う。
図27Aと図27Bは、図26のロボット動作の差分検知処理(ステップS280)に用いられる画面図である。なお、図27Aに示す画面261はモックアップ環境での作業の映像データである。図27Bに示す画面262は、画面261のモックアップ環境でのモックアップ試験の後に行われた現地環境での作業の映像データである。
複数ロボット協調動作部116は、複数ロボ協調制御装置14を介して、複数の作業ロボット22を協調動作させてもよい。ここで、複数の作業ロボット22のうちの1台の動作が転倒する(符号262X)などの異常が発生すると、正常な動作(符号261X)からのロボット動作の差分が発生することもある。
そこで、シミュレータ100は、ロボット動作の差分処理を検知すると(ステップS280,Yes)、その事象を環境変化として扱うことで、ステップS220以降の再計画処理を実行させる。
(検知方法1)オペレータや責任者などは、画面261、262から目視で動作差分を検知する。そして、オペレータの手動操作(ハードウェアもしくはGUI上のストップボタン)で作業を一旦停止させる。
(検知方法2)シミュレータ100は、ある時間の画像フレームを抽出して両映像(画面261、262)の差分を検出する。作業に影響がないごく微小な変化は差分しきい値を設けることで、検知レベルを調整可能である。
(検知方法3)シミュレータ100は、ある時間範囲における映像を抽出して両映像(画面261、262)の差分微分値を検出する。作業に影響がないごく微小な変化は差分しきい値を設けることで、検知レベルを調整可能である。
また、本実施形態のデータ管理装置30は、図1のプロジェクト責任者92、工事責任者93などの複数のユーザが工事に必要なデータの読み書きを一元化して行えるようにしている。以下、データ管理装置30の効果を説明する。
手順302において、装置準備メーカ301は、装置の準備を実施し、手順303において、工事実施メーカ311に、装置に関する各種情報(モックアップ試験など)を提出する。工事実施メーカ311(図1の工事責任者93など)は、1社以上の装置準備メーカ301から準備された装置に関する各種情報(モックアップ試験など)の提出を受け付ける(手順303)。工事実施メーカ311は、工法の検討時点から工事の完了時点までの工事に必要な各種書類(打合せ図書、承認図面、…、決定図面)を作成する(手順312)。工事発注顧客321(図1のプロジェクト責任者92など)は、紙またはデータで工事実施メーカ311から提出された各種書類をその都度承認する必要があり、その手間は煩雑である。
データ管理装置30は、図28の手順303,312などの書類作成や書類受け渡しの業務フローを、自身の装置内でデジタルデータとして一元化する。
これにより、工事発注顧客321は、時々刻々と変化する作業環境(未知環境下の非定型な遠隔作業工事)に応じて工事実施メーカ311が頻繁に更新する管理データを、その都度迅速に審査および承認することができる。さらに、計画の更新結果を即時に現場の工事に反映させるとともに、顧客および社内関係者間の情報共有を迅速にできる。
図30は、本実施形態の第1変形例の工事支援システム9Aの構成図である。
工事支援システム9Aは、遠隔ロボット動作計画システム1Aにメインテナンスシステム80を備えており、図1とは異なる操作エリアシステム10Aを備えている点が、図1の工事支援システム9とは異なる。それ以外は、図1の工事支援システム9と同様に構成されている。この工事支援システム9Aは、図1に示した工事支援システム9の機能に加えて更に、作業ロボットのメインテナンスを考慮したものである。
変形例の操作エリアシステム10Aは、シミュレータ100Aを備えている。変形例のシミュレータ100Aは、図3に示したシミュレータ100と同様の構成に加えて更に、ロボットログ117を記憶部に格納している。
また、環境データベース101には、図33に示す作業エリアデータ1011が格納されている。施工図・要領書データベース104には、図34に示す作業計画データ1041が格納されている。
動作ログ1171は、日時欄とジョイント1,2…欄を含んで構成される。ジョイント欄には、この作業ロボットのジョイントが成す角度を格納する角度欄と、ジョイントと本体との相対位置を格納する相対位置欄が含まれる。ジョイント欄には更に、油圧欄や温度欄が含まれる場合もある。この動作ログ1171は、作業ロボットごとに記録されている。
位置情報ログ1172は、日時欄と絶対位置欄と速度欄とを含んで構成される。位置情報ログ1172は、作業ロボットごと且つ日時ごとに、その絶対位置と速度とが記録されている。この位置情報ログ1172と、位置に応じた線量がマップされている作業エリアデータ1011を参照することにより、各作業ロボットの累積線量を推定可能である。
エラーログ1173は、日時欄とエラーID欄とを含んで構成される。エラーログ1173は、作業ロボットごとに記録されている。
作業エリアデータ1011は、環境データベース101に格納されており、日時欄とエリアID欄と絶対位置欄と線量率欄とを含んで構成される。日時欄には、日時が格納される。エリアID欄には、この作業エリアの識別子が格納される。絶対位置欄には、この作業エリアの絶対位置が格納される。線量率欄には、この作業エリアの線量率が格納される。
作業計画データ1041は、施工図・要領書データベース104に格納されている。作業計画データ1041は、アクティビティ名欄と、プロジェクト名欄と、実績開始日欄と、実績終了日欄と、ロール欄と、開始欄と、終了欄と、作業員欄と、領域コード欄と、線量率欄と、気温欄とを含んで構成される。
メインテナンスシステム80は、CPUとメモリと大容量記憶部を備えたコンピュータであり、メインテナンス計画801と、メインテナンスデータ802とを格納している。メインテナンスシステム80は更に、電子工程803と、検査要領データベース804と、検査基準データベース805と、評価結果ログ806と、環境3Dモデル807と、ロボットモデル808と、放射線管理データベース809と、交換寿命判定データベース800とを格納している。メインテナンスシステム80は、作業ロボットのメインテナンスを支援するサーバコンピュータである。
検査基準データベース805には、作業ロボットの検査基準が格納される。評価結果ログ806には、作業ロボットの評価結果のログが格納される。
交換寿命判定データベース800には、作業ロボットの各部品の交換寿命を判定するための基準が格納される。交換寿命判定データベース800を参照することにより、メインテナンス判定部81は、作業ロボットを構成する各部品を交換すべきか否かを判定可能である。
メンテ情報抽出部82は、この作業ロボットのメインテナンス情報を抽出する部位である。試験手順表示部83は、作業員が持つタブレット端末811やARグラス812などに試験手順を表示させる部位である。
試験ログ蓄積部86は、評価結果ログ806に、作業ロボットの試験ログを蓄積する部位である。
このメインテナンス判定処理は、例えば図15に示した現地実行環境での実行処理のステップS271の処理の詳細である。
メインテナンス判定部81は、このエラーが重大エラーでないならば(ステップS903,No)、ステップS904に進む。
ステップS910において、メインテナンス判定部81は、この作業ロボットにメインテナンスが必要である旨を遠隔作業管理サーバ40などに通知すると、図34の処理を終了し、作業ロボットのメインテナンス時期でなければ(ステップS908,No)、ステップS909に進む。
メインテナンス判定部81は、動作ログ1171からジョイントごとの動作回数や動作負荷を推定する(ステップS9041)。メインテナンス判定部81は、推定したジョイントごとの動作回数や動作負荷を、メインテナンスデータ802に蓄積する。
メインテナンス判定部81は、ステップS9041の処理と並行して、位置情報ログ1072と作業エリアデータ1011から、この作業ロボットの累積線量を推定する(ステップS9042)。メインテナンス判定部81は、推定した累積線量を、メインテナンスデータ802に蓄積する。
この画面821は、作業ロボットの試験結果を示す画面であり、タブレット端末811やARグラス812に表示される。
試験結果欄822には、試験名の「クローラ回転テスト」と、各試験項目の数値とが表示されている。
第2の変形例は、第1の変形例とは異なり、作業ロボットが自身のロボットログを分析して、自律的にメインテナンス時期を判定するものである。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
また、前記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
さらに、各装置を繋ぐ通信手段は、無線LAN(Local Area Network)に限定せず、有線LANやその他の通信手段に変更してもよい。
5 工程管理装置
6 構外工場システム
7 モックアップ試験データ管理装置
9,9A 工事支援システム
10,10A 操作エリアシステム
11 データ更新装置
12 ロボ制御装置
13 シーケンス変換装置
14 複数ロボ協調制御装置
20 作業環境システム
21 作業対象物
22 作業ロボット
23 環境地図生成装置
24 映像取得装置
25 ロボ動作監視装置
26 作業進捗記録装置
30 データ管理装置
31 電子審査承認部
32 閲覧範囲制限部
33 データ保管部
34 承認行為後データロック部
35 版数更新部
40 遠隔作業管理サーバ
41 第1保存部
42 第2保存部
43 第3保存部
100,100A シミュレータ
101 環境データベース
1011 作業エリアデータ
102 ロボモデルデータベース
103 作業進捗データベース
104 施工図・要領書データベース
1041 作業計画データ
105 モックアップ試験結果データベース
111 動作記録部
113 映像再生保存部
112 環境差分検出部
114 衝突判定部
115 作業工数計算部
116 複数ロボット協調動作部
117 ロボットログ
80 メインテナンスシステム
801 メインテナンス計画
802 メインテナンスデータ
803 電子工程
804 検査要領データベース
805 検査基準データベース
806 評価結果ログ
807 環境3Dモデル
808 ロボットモデル
809 放射線管理データベース
800 交換寿命判定データベース
81 メインテナンス判定部
81a 動作負荷分析部
81b 累積線量分析部
82 メンテ情報抽出部
83 試験手順表示部
84 ロボット試験自動実行部
842a,842b カメラ
843 音響センサ
85 ロボット試験手動実行部
86 試験ログ蓄積部
87 試験結果判定部
88 試験結果可視化部
89 部品交換・修理作業指示部 (作業指示部)
810 入出力デバイス
811 タブレット端末 (端末)
812 ARグラス (端末)
813 ヘッドセット
821 画面
822 試験結果欄
823 テスト終了ボタン
824 再テストボタン
825 キャンセルボタン
826 発話アイコン
2201 環境データベース
22011 作業エリアデータ
2202 作業計画データ
2203 ロボットログ
2204 メインテナンス計画
2205 メインテナンスデータ
2211 動作記録部
2212 メインテナンス判定部
2212a 動作負荷分析部
2212b 累積線量分析部
2213 通信部
Claims (11)
- 作業現場における作業対象物および作業ロボットの状態を示す作業環境について、計画段階での作業環境である現地計画環境をもとにした、3次元空間の作業環境での時間変化に対応した工事に関するシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを作成するシミュレータと、
実行段階での作業環境である現地実行環境を測定した結果、前記現地計画環境から前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかを検出する環境差分検出部と、を備え、
前記環境差分検出部によって前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかがが検出されたときには、前記シミュレータは、前記現地実行環境をもとにしたシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを再計画することを特徴とする
工事支援装置。 - 前記シミュレータは、前記現地実行環境を模型として形成したモックアップ実行環境から、前記現地実行環境をもとにしたシミュレーション処理を動作させるためのデータモデルを取得することを特徴とする
請求項1に記載の工事支援装置。 - 前記シミュレータは、
前記現地計画環境での前記作業ロボットの動作を示す映像データと、前記現地実行環境での前記作業ロボットの動作を示す映像データとを並べて表示するとともに、
前記現地計画環境での前記作業計画データを示すガントチャートと、前記現地実行環境での前記作業計画データを示すガントチャートとを並べて表示することを特徴とする
請求項1に記載の工事支援装置。 - 前記作業ロボットの動作ログから各部位の累積損傷や累積照射量を推定して、前記作業ロボットのメインテナンス計画を更新するメインテナンス装置を更に備える、
請求項1に記載の工事支援装置。 - 前記メインテナンス装置は、
前記作業ロボットのメインテナンスに係る手順を端末に表示させる試験手順表示部と、
前記作業ロボットの試験結果を判定する試験結果判定部と、を備える、
請求項4に記載の工事支援装置。 - 前記メインテナンス装置は、
前記作業ロボットに対する試験手順を端末に表示する試験手順表示部と、
前記作業ロボットの試験結果を可視化する試験結果可視化部と、
を更に備える、
請求項5に記載の工事支援装置。 - 前記メインテナンス装置は、
前記作業ロボットに対する部品交換作業や修理作業の指示を端末に表示させる作業指示部、
を更に備える、請求項6に記載の工事支援装置。 - 前記作業ロボットは、自身の動作ログから各部位の累積損傷や累積照射量を推定して、前記作業ロボットのメインテナンス計画を更新する、
請求項1に記載の工事支援装置。 - 前記作業計画データに対する承認の入力を受けて前記作業計画データをもとにした前記作業ロボットの動作を許可するとともに、承認後の前記作業計画データのデータ書き換えを禁止するデータロック処理を行うデータ管理装置を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の工事支援装置。 - 工事支援装置はシミュレータと環境差分検出部を有しており、
前記シミュレータは、
作業現場における作業対象物および作業ロボットの状態を示す作業環境について、計画段階での作業環境である現地計画環境をもとにした、3次元空間の作業環境での時間変化に対応した工事に関するシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを作成し、
前記環境差分検出部は、実行段階での作業環境である現地実行環境を測定した結果、前記現地計画環境から前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかを検出し、
前記環境差分検出部によって前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかがが検出されたときには、前記シミュレータは、前記現地実行環境をもとにしたシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを再計画することを特徴とする
工事支援方法。 - コンピュータに、
作業現場における作業対象物および作業ロボットの状態を示す作業環境について、計画段階での作業環境である現地計画環境をもとにした、3次元空間の作業環境での時間変化に対応した工事に関するシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための作業計画データを作成する手順、
実行段階での作業環境である現地実行環境を測定した結果、前記現地計画環境から前記作業対象物の配置の差分、前記作業対象物の体積の差分、前記作業対象物に対する処理時間の差分、前記作業ロボットの動作の差分のうち何れかを検出したときには、前記現地実行環境をもとにしたシミュレーション処理により、前記作業ロボットの動作データを規定するための前記作業計画データを再計画する手順、
を実行させるための工事支援プログラム。
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