JP7511971B2 - 水中油型乳化物 - Google Patents
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Description
前記油脂は、X2O、XXX、X2Mおよび/またはXM2を含み、
前記油脂のX2O含有量は10~80質量%であり、
前記油脂のXXX含有量は5質量%以下であり、
前記油脂の、X2O含有量に対するX2MとXM2の合計含有量の質量比((X2M+XM2)/X2O)は0.001~0.08であり、
前記X2Oに占めるXOXの質量比(XOX/X2O)は0.84以上である、
水中油型乳化物。
ただし、X、O、M、X2O、XOX、XXX、X2MおよびXM2は、以下を意味する。
X:炭素数16以上の飽和脂肪酸
O:オレイン酸
M:炭素数6~10の飽和脂肪酸
X2O:2分子のXと1分子のOが結合したトリアシルグリセロール
XOX:グリセロールの1位および3位にXが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロール
XXX:3分子のXが結合したトリアシルグリセロール
X2M:2分子のXと1分子のMが結合したトリアシルグリセロール
XM2:1分子のXと2分子のMが結合したトリアシルグリセロール
[2]前記油脂は、1~75質量%のUUUを含む、[1]の油脂組成物。
ただし、UおよびUUUは、以下を意味する。
U:炭素数16以上の不飽和脂肪酸
UUU:3分子のUが結合したトリアシルグリセロール
[3]前記油脂の、X2O含有量に対するXXX含有量の質量比(XXX/X2O)は、0.006~0.06である、[1]または[2]の水中油型乳化物。
[4]前記油脂を構成する飽和脂肪酸の全量に占めるパルミチン酸の割合が65~95質量%である、[1]~[3]の何れか1つの水中油型乳化物。
[5]前記油脂を構成する飽和脂肪酸の全量に占めるラウリン酸の割合が10質量%以下である、[1]~[4]の何れか1つの水中油型乳化物。
[6]前記X2MとXM2の合計含有量に対する前記XXXの含有量の質量比(XXX/(X2M+XM2))が、0.5~10である、[1]~[5]の何れか1つの水中油型乳化物。
[7]冷菓ミックスまたはフラワーペーストである、[1]~[6]の何れか1つの水中油型乳化物。
[8]95.6~99.6質量%のパーム油中融点画分と0.4~4.4質量%のX2M+XM2油脂とを含有する改質パーム中融点画分。
[9][1]~[7]の何れか1つの水中油型乳化物を含む食品。
本発明の水中油型乳化物は、1~30質量%の油脂を含有する。本発明の水中油型乳化物に含まれる油脂は、好ましくは2~22質量%であり、より好ましくは3~16質量%である。本発明の水中油型乳化物に含まれる油脂には、水中油型乳化物に含まれる、油脂以外の任意の原材料に含まれる油脂を含めない。例えば、水中油型乳化物が原材料として全脂粉乳を含む場合、全脂粉乳に含まれる乳脂肪は、本発明の水中油型乳化物に含まれる油脂には含めない。本発明の水中油型乳化物に含まれる油脂と、水中油型乳化物の油脂以外の原材料に含まれる油脂との含有量の質量比は、好ましくは100:0~50:50であり、より好ましくは100:0~75:25であり、さらに好ましくは100:0~85:15であり、ことさら好ましくは100:0~90:10である。油脂以外の原材料に含まれる油脂は、好ましくは乳脂および/または卵黄油である。油脂以外の原材料に含まれる油脂に占める乳脂および/または卵黄油の含有量は、好ましくは70~100質量%であり、より好ましくは80~100質量%であり、さらに好ましくは90~100質量%である。
油脂組成物に含まれる、X2O含有量、XOX含有量、X2M含有量、XM2含有量、XXX含有量、およびUUU含有量は、ガスクロマトグラフ法(JAOCS,vol70,11,1111-1114(1993))および銀イオンカラム-HPLC法(J.High Resol.Chromatogr.,18,105-107(1995))に準じて測定した。
油脂を構成する脂肪酸の含有量は、ガスクロマトグラフィー法(AOCS Ce1f-
96)に準じて測定した。
(XOX油脂)
パーム油中融点画分(XOX含有量51.8質量%、ヨウ素価45.1、日清オイリオグループ株式会社製)を、XOX油脂-1とした。
パーム油中融点画分(XOX含有量78.2質量%、ヨウ素価33.0、日清オイリオグループ株式会社製)を、XOX油脂-2とした。
(X2M+XM2油脂)
51質量部の菜種油の極度硬化油と49質量部のMMMとを混合した。ここで、MMMは、構成脂肪酸がn-オクタン酸とn-デカン酸であり、その構成比(質量比)は30:70である。当該混合油脂に、触媒としてナトリウムメトキシドを用いたランダムエステル交換を適用することにより得られた油脂を、X2M+XM2油脂-1(X2MとXM2の合計含有量75.7質量%、X2M/XM2=0.74)とした。
(UUU油脂)
菜種油(UUU含有量78.1質量%、日清オイリオグループ株式会社製)を、UUU油脂-1とした。
(その他油脂)
65質量部のパーム油中融点画分と35質量部のパームステアリンとを混合した。当該混合油脂を、触媒としてナトリウムメトキシドを用いてランダムエステル交換した。当該ランダムエステル交換油脂を乾式分別した低融点画分を使用した。以下、NLIELとした。
菜種油の極度硬化油(横関油脂工業株式会社製)を使用した。以下、FHRSOと表記することがある。
表1に示されている配合(質量%)に従い、油脂原料を混合することにより、例1~6の油脂を製造した。製造された油脂(配合油脂)の分析値(質量%、XOX/X2OおよびXXX/(X2M+XM2)は質量比)は表1に示される。
例1~6で配合した油脂を使用して、ラクトアイスを製造した。すなわち、表2の配合にしたがって、脱脂粉乳、水あめ、砂糖、水など、水相の成分を混合し、温度70℃まで撹拌昇温した。その後、油相の成分を加え、さらに80℃まで昇温した。次いでホモゲナイザーを用いて微細均質化し、例1~6の油脂を配合したミックスを調製した。調製した各ミックスについて、アイスクリーマーを用いてフリージングを行い、オーバーランを80に調整して、例1~6のラクトアイスを得た。
-20℃で24時間保管した例1~例6のラクトアイスの口どけおよび風味について、5人のパネルが試食し、例1を比較対照とした以下の評価基準にしたがって採点した。採点の合計値により、以下に示す基準に従って各項目を総合的に評価した。結果を表1に示した。
口どけの評価基準
3・・・例1より非常に口どけが良い
2・・・例1より口どけが良い
1・・・例1と同等
0・・・例1より口どけが悪い
風味の評価基準
3・・・例1より濃厚感を強く感じる
2・・・例1より濃厚感を感じる
1・・・例1と同等
0・・・例1より濃厚感に乏しい
総合評価基準
採点合計 評価
13以上15以下 ◎(非常に良好)
9以上12以下 ○(良好)
5以上8以下 △(ふつう)
0以上4以下 ×(不良)
表3に示されている配合(質量%)に従い、油脂原料を混合することにより、例7~10の油脂を製造した。製造された油脂(配合油脂)の分析値(質量%、XOX/X2OおよびXXX/(X2M+XM2)は質量比)は表3に示される。
例7~10で配合した油脂を使用して、フラワーペーストを製造した。すなわち、表4の配合にしたがって、油溶成分を除く原料のすべてを50℃に加温した水に溶解混合し、次いで高速攪拌機にて6000rpmの攪拌速度で10分ホモジナイズして溶解物を得た。次に、60℃に加温させた油脂を上記の溶解物に徐々に添加しながら、更に同条件で20分ホモジナイズした。次いで高圧ホモミキサーにて均質化処理(100kg/cm2)を行なった。これを攪拌付き加熱釜に移して攪拌(50rpm)しながら90℃まで加熱・糊化させた。加熱終了後、シリンダー型掻き取り式熱交換機を使用し、50℃まで予備冷却した後、充填し、室温まで自然放冷し、例7~10のフラワーペーストを得た。
5℃で保管した例7~例10のフラワーペーストの口どけおよび風味について、5人のパネルが試食し、例7と例8については例7を比較対照として、また例9と例10については例9を比較対照として、以下の評価基準にしたがって採点した。採点の合計値により、以下に示す基準に従って各項目を総合的に評価した。結果を表3に示した。
口どけの評価基準
3・・・対照より非常に口どけが良い
2・・・対照より口どけが良い
1・・・対照と同等
0・・・対照より口どけが悪い
風味の評価基準
3・・・対照より濃厚感を強く感じる
2・・・対照より濃厚感を感じる
1・・・対照と同等
0・・・対照より濃厚感に乏しい
総合評価基準
採点合計 評価
13以上15以下 ◎(非常に良好)
9以上12以下 ○(良好)
5以上8以下 △(ふつう)
0以上4以下 ×(不良)
Claims (9)
- 1~30質量%の油脂を含有する冷菓ミックスまたはフラワーペーストであって、
前記油脂は、X2O、XXX、X2Mおよび/またはXM2を含み、
前記油脂のX2O含有量は10~80質量%であり、
前記油脂のXXX含有量は5質量%以下であり、
前記油脂の、X2O含有量に対するX2MとXM2の合計含有量の質量比((X2M+XM2)/X2O)は0.001~0.08であり、
前記X2Oに占めるXOXの質量比(XOX/X2O)は0.86以上である、
冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
ただし、X、O、M、X2O、XOX、XXX、X2MおよびXM2は、以下を意味する。
X:炭素数16以上の飽和脂肪酸
O:オレイン酸
M:炭素数6~10の飽和脂肪酸
X2O:2分子のXと1分子のOが結合したトリアシルグリセロール
XOX:グリセロールの1位および3位にXが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロール
XXX:3分子のXが結合したトリアシルグリセロール
X2M:2分子のXと1分子のMが結合したトリアシルグリセロール
XM2:1分子のXと2分子のMが結合したトリアシルグリセロール - 前記油脂は、1~75質量%のUUUを含む、請求項1に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
ただし、UおよびUUUは、以下を意味する。
U:炭素数16以上の不飽和脂肪酸
UUU:3分子のUが結合したトリアシルグリセロール - 前記油脂の、X2O含有量に対するXXX含有量の質量比(XXX/X2O)は、0.006~0.06である、請求項1または2に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
- 前記油脂を構成する飽和脂肪酸の全量に占めるパルミチン酸の割合が65~95質量%である、請求項1~3の何れか1項に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
- 前記油脂を構成する飽和脂肪酸の全量に占めるラウリン酸の割合が10質量%以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
- 前記X2MとXM2の合計含有量に対する前記XXXの含有量の質量比(XXX/(X2M+XM2))が、0.5~10である、請求項1~5の何れか1項に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
- 前記XM2の含有量に対する前記X2Mの含有量の質量比(X2M/XM2)が、0.05~4.5である、請求項1~6の何れか1項に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
- 前記油脂が、95.6~99.6質量%のパーム油中融点画分と0.4~4.4質量%のX2M+XM2油脂とを含有する改質パーム油中融点画分を含む、請求項1~7の何れか1項に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペースト。
- 請求項1~8の何れか1項に記載の冷菓ミックスまたはフラワーペーストを含む食品。
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| JP2020007639A JP7511971B2 (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 水中油型乳化物 |
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| JP2020007639A JP7511971B2 (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 水中油型乳化物 |
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| JP2021112171A JP2021112171A (ja) | 2021-08-05 |
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| JP2011130674A (ja) | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Fuji Oil Co Ltd | 水中油型乳化物 |
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