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JP7512548B2 - 給油システム - Google Patents
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JP7512548B2 - 給油システム - Google Patents

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Description

本発明は、給油システムに関する。
物品、サービス等の購入は、種々の支払方法によって行われている。すなわち、現金、クレジット、磁気プリカ(プリペイドカード)、電子マネー、二次元コード決済などに、支払方法が多様化している。このように支払方法が多様化した現代では、給油所(SS:給油サービスステーション)における給油販売においても、顧客は、セルフ給油の際に、支払方法を給油用のPOS端末を入力操作して指定するか、あるいは支払方法毎の専用カードなどを用いて指定することが行われる。
給油購入の場合は、購入する油の種類、数量も、指定する必要があるが、これには、満タン指定、油量を直接指定、購入する金額を指定する方法などがあり、これらも原則購入の都度指定する必要がある。
一方、顧客の操作の煩雑性を軽減する目的から、顧客固有の識別情報(会員番号、カード番号など)に、顧客により定常的な給油内容(即ち、いつも指定する内容)を紐づけて記憶しておくことで、顧客は識別情報を何らかの手段で入力するだけで、「いつもの指定内容」で給油(以下、「いつもの給油」又はいつもの給油情報という場合がある)を行うことができるものがある。
さらに、例えば、SSの会員か否か、過去の購入履歴(給油履歴、支払い履歴など)、同時に購入した商品、誕生日などの顧客の個人属性に応じて割引率を設定し、付与するポイントの率を設定するなどの顧客の囲い込みや販促方法が、顧客の個人識別情報(適宜、顧客IDと表記)を利用することで実現されている。
個人情報を使用した支払システムに関しては、以下のようなものがある。
特開2018-124839号公報
しかし、例えば、「いつもの指定内容」以外の方法で支払いを行うことで、給油料金が安くなることがある。
例えば、近年のスマートフォンを用いた二次元コードによる決済方法の登場など、決済方法の多様化に伴い、急速にキャッシュレス化が進み、各決済システムの提供会社各々のプロモーション値引きやポイント付与が頻繁に行われている。
また、例えば、SSでの給油においても、会員登録などの個人属性や決済方法によって、定常的または期間限定キャンペーンによる給油単価割引率やポイント付与率が変わるケースが増えている。
これらの値引きやポイント付与に関する情報は、クレジットカード会社、石油元売会社などの加盟店本部やSSごとに存在したり、あるいは時期的なものがあったりと、膨大な情報量となる。個々の顧客にとって、これらの膨大な情報から、自分に必要なものを抽出し、自分にとって最も有益(割引率が高い、ポイント付与量が多いなど)な方法を選択することは、困難である。
そこで、顧客に有益な情報を提供する、決済手段提示方法及び給油システムを提供する。
顧客の給油履歴及び支払い履歴を含む履歴情報と、前記顧客の所有する決済手段及びポイント手段と、前記顧客の属性に関する情報を含む個人属性情報と、を管理するIDセンターと、POS端末と給油機を有する給油装置及び前記POS端末と連携するPOS本体を有する給油サービスステーションと、を有する給油システムであって、前記IDセンターは、決済手段ごとの値引きに関する決済値引情報、及びポイント手段ごとのポイント付与に関するポイント情報を取得し、前記POS本体は、第1の顧客の来店を認識すると、前記第1の顧客の個人識別情報を前記IDセンターに送信し、前記IDセンターは、前記第1の顧客の個人識別情報を受信すると、前記第1の顧客の個人識別情報に対応する、決済手段とポイント手段を含むいつもの給油情報を生成し、前記第1の顧客の個人属性情報、前記決済値引情報、及び前記ポイント情報に基づき、決済手段とポイント手段を含む推奨決済情報を生成し、前記いつもの給油情報及び前記推奨決済情報を前記POS本体に送信する。
本発明に従う個人識別情報を用いる給油システムの概念構成図である。 図2は、表示画面の例を示す図である。 図3は、基礎情報収集処理のシーケンスの例を示す図である。 図4は、決済値引情報の例を示す図である。 図5は、ポイント情報の例を示す図である。 図6は、個人値引情報の例を示す図である。 図7は、購入要素情報の例を示す図である。 図8は、個人属性情報の例を示す図である。 図9は、推奨決済情報評価基準(決済関連)の例を示す図である。 図10は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)の例を示す図である。 図11は、第1の事例における顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。 図12は、第2の事例における顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。 図13は、第3の事例における顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。 図14は、第4の事例における顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。 図15は、第4の事例における推奨決済情報評価基準(決済関連)の例を示す図である。 図16は、決済方法及びポイント手段の再選択画面の例であり、登録済みのもののみを表示する場合を示す図である。 図17は、決済方法及びポイント手段の再選択画面の例であり、未登録のものを含めて表示する場合を示す図である。
以下、図面に従い実施例を説明する。なお、実施例は、本発明の理解のためのものであり、本発明の適用は、かかる実施例に限定されず、又保護の範囲は、特許請求の範囲の記載及びその均等物にも及ぶ。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
<給油システム100の構成例>
図1は、給油システム100の構成の例を示す図である。給油システム100は、SS、IDセンター3、ポイント管理センター4、クレジットセンター5、二次元コード決済センター6、加盟店本部7、及び運営店8を有する。
SSは、給油サービスステーションであり、給油機11とPOS端末12を備えた給油装置1と、POS本体2を有する。給油装置1とPOS本体2は、無線又は有線で接続され、通信を行うことができる。顧客は、POS端末12に表示される画面を操作し、給油を行う。
POS本体2は、例えば、顧客の会員カードの挿入や、顧客による会員番号及びパスワードの入力などが行われたことをPOS端末12から取得すると、顧客の識別子(個人識別情報:例えば、会員番号など)を取得し、IDセンター3に送信する。
IDセンター3は、SSで行われる決済方法(どの決済方法で支払ったかを含む支払い履歴)、給油指定(給油した油種や給油量を含む給油履歴)、値引き等の情報と紐づけた顧客ID(顧客の識別子)を一元管理する。IDセンター3は、ポイント管理センター4、クレジットセンター5、二次元コード決済センター6、加盟店本部7、及び運営店8と、インターネット等のネットワークNWを通して接続される。
ポイント管理センター4は、顧客に付与するポイントを管理する。ポイントは、例えば、1ポイントあたり1円など、現金又は特定の場所で使用できる金銭に代わるものや、ポイント数により景品と交換するなどの特典を示すものである。なお、ポイント管理センター4は、SSや運営会社が発行するポイントであってもよいし、他のカード会社や組織が発行するポイントであってもよい。ポイント管理センター4は、ポイントの種別ごとに、複数存在してもよい。
クレジットセンター5は、例えば、クレジットカード会社やクレジットカードの情報を発信する公報会社である。クレジットセンター5は、各クレジットカードの決済における、値引き情報、ポイント還元情報などを、他のサーバに配信したり、WEB上に公開したりする。なお、クレジットセンター5は、複数存在してもよい。
二次元コード決済センター6は、例えば、二次元コード決済会社や二次元コード決済の情報を発信する公報会社である。二次元コード決済センター6は、各二次元コード決済における、値引き情報、ポイント還元情報などを、他のサーバに配信したり、WEB上に公開したりする。なお、二次元コード決済センター6は、複数存在してもよい。
加盟店本部7は、例えば、灯油やガソリンを当該SSや運営会社に販売する石油元売会社であり、クレジットカード会社の加盟店となり、提携するクレジットカードを発行するものである。また、加盟店本部7は、石油元売会社であるため、原油の輸入などにおいて、当該運営会社と輸出元との貿易を中継してもよい。
運営店8は、SSの運営会社の本社であって、SSの親会社である。SSは、運営店8の指示に従い、商品を販売する。SSは、例えば、値引き等を行う場合、運営店8の許可を得たり、運営店8の許容する範囲内で実施したりする。
IDセンター3は、ポイント管理センター4、クレジットセンター5、二次元コード決済センター6、加盟店本部7、運営店8、及びSSから値引き情報や、特典情報を取得し、管理する。IDセンター3は、定期的あるいは情報更新時に情報を取得し、更新することで、常時最新の情報を管理する。
また、IDセンター3は、例えば、POS本体2から顧客の識別子を受信すると、個人識別情報に対応して登録されている個人属性情報に基づき、当該顧客のいつもの給油情報や、推奨決済情報を生成し、POS本体2に引き渡す。POS本体2は、必要に応じて、いつもの給油情報や、推奨決済情報を、POS端末12に表示する。
<推奨決済情報の表示>
POS端末12は、いつもの給油に関するいつもの給油情報に加え、お得情報と題した推奨決済情報を、画面上に表示する。画面は、例えば、タッチパネルであり、顧客が給油時に操作する画面である。
図2は、表示画面の例を示す図である。POS端末12は、例えば、会員カードが挿入されたり、会員ID(識別子)を入力されたりすることなどにより、会員あるいは頻繁に来店する顧客などが給油にきたことを認識する。POS端末12は、顧客を認識すると、IDセンター3が管理する顧客の情報に基づいて、当該顧客用のいつもの給油情報の表示画面D1を表示する。
画面D1は、いつもの給油情報が左側に表示される。いつもの給油情報として表示される内容は、例えば、「決済方法」、「ポイント」、「給油情報」である。
「決済方法」は、支払方法を示し、例えば、現金、カードの種別(カード会社名など)、二次元コード決済の種別(二次元コード決済の通称や会社名など)に加え、当該決済方法で支払った場合の料金(例えば、1リッターあたりの価格)を含む。
「ポイント」は、支払に伴い蓄積されるポイントであり、ポイントの種別(例えば、当該SS独自ポイント、又はポイント提供する会社名やサービス名)と、ポイントの付与率(料金あたりの付与ポイント数)を含む。
「給油情報」は、油種(レギュラー、ハイオクなど)と、給油数量(満タンやリッター数など)を含む。
いつもの給油情報は、例えば、顧客が頻繁(所定頻度以上)に使用する「決済方法」、「ポイント」、「給油情報」である。また、いつもの給油情報は、例えば、顧客が前回使用した「決済方法」、「ポイント」、「給油情報」である。すなわち、いつもの給油情報は、顧客が選択する可能性が高いと想定される「決済方法」、「ポイント」、「給油情報」である。
さらに、画面D1は、給油情報変更ボタンB1、お得情報ボタンB2、給油ボタンB3を有する。いずれのボタンも、タッチパネル上に表示されるソフトボタンであり、タッチすることで、ボタンが押下されたと認識される。
給油情報変更ボタンB1は、給油情報を変更するボタンである。顧客は、給油する内容を変更したい場合(油種や数量を変更したい場合)、給油情報変更ボタンB1をタッチする。給油情報変更ボタンB1がタッチされると、給油変更を行う画面に遷移し、当該画面を顧客が操作することで、給油情報を変更する。
給油ボタンB3は、いつもの給油情報に従い(了承し)、また変更された場合は変更後の給油情報により給油を開始するボタンである。顧客は、給油ボタンB3をタッチし(S2)、給油を開始する。
お得情報ボタンB2は、いつもの給油情報の決済方法及びポイント以外の決済方法やポイント取得を、顧客が要求する場合にタッチするボタンである。なお、お得情報ボタンB2に接する位置、お得情報ボタンB2に一部又は全部が重複する位置、あるいはお得情報ボタンB2の近くに、得な情報があることを示すアイコンI1を表示する。アイコンI1は、破線で囲んで示したように、いつもの給油情報に接する位置、いつもの給油情報に一部又は全部が重複する位置、あるいはいつもの給油情報の近くにも表示することで、いつもの給油情報が最もお得な情報であることを示してもよく、この場合は、お得情報ボタンB2にアイコンI1は表示されず、かつお得情報ボタンB2が動作不能に設定してもよい。これにより、顧客は、より推奨される(顧客が得をする)情報があることを認識することができる。お得情報ボタンB2がタッチされると(S1)、いつもの給油情報と推奨決済情報の比較表示画面D2を表示する。
画面D2は、いつもの給油情報が左側に表示される。いつもの給油情報は、画面D1のいつもの給油情報と同じである。画面D2は、推奨決済情報が右側に表示される。推奨決済情報として表示される内容は、例えば、「決済方法」、「ポイント」、「給油情報」であり、いつもの給油情報と同じ表示項目である。推奨決済情報は、いつもの給油情報の「決済方法」及び「ポイント」よりも、値引き率が高い、あるいはポイント取得量が多いなどの利点がある情報である。例えば、最も割引率(値引き料金)が高い決済方法、及び最もポイントが獲得できるポイント種別が表示される。なお、給油情報は、いつもの給油情報の給油情報と同内容が表示される。
画面D2は、いつもの給油情報と推奨決済情報のそれぞれの下部に、給油ボタンB4及びB5を表示する。顧客は、給油ボタンB4をタッチすると(S3)、いつもの給油情報に表示された内容で給油を開始する。一方、顧客は、給油ボタンB5をタッチすると(S4)、推奨決済情報に表示された内容で給油を開始する。
なお、お得情報ボタンB2を、表示させず、当初から、いつもの給油情報と推奨決済情報の両方を並列に表示する形態としてもよい。
<推奨決済情報の作成>
推奨決済情報の作成においては、推奨決済情報の基礎となる情報(以降、基礎情報と呼ぶ場合がある)の収集(以降、基礎情報収集処理と呼ぶ場合がある)、及び基礎情報と個人属性情報との比較による推奨決済情報の抽出(以降、推奨決済情報抽出処理と呼ぶ場合がある)の2つの処理を実行する。以下、それぞれの処理について説明する。
<1.基礎情報収集処理について>
図3は、基礎情報収集処理のシーケンスの例を示す図である。IDセンター3は、基礎情報収集処理において、様々な通信装置から基礎情報を取得する。なお、POS本体2、IDセンター3、ポイント管理センター4、クレジットセンター5、二次元コード決済センター6、加盟店本部7、及び運営店8は、それぞれ通信機能を有するコンピュータやサーバマシンなどの通信装置であるものとする。IDセンター3は、各通信装置と通信を行い、基礎情報を取得する。以降説明する処理については、各通信装置が有するプロセッサが、ストレージに記憶するプログラムをメモリ上にロードし、ロードしたプログラムを実行することで実現される。
IDセンター3は、加盟店本部7から、加盟店キャンペーン情報を取得する(S11)。加盟店キャンペーン情報は、例えば、加盟店本部7が発行するカードのキャンペーンや、ポイントの増量などのキャンペーンに関する情報を含む。加盟店本部7が発行するクレジットカードを、以下、加盟店カードという場合がある。
IDセンター3は、運営店8から、運営店キャンペーン情報を取得する(S12)。運営店キャンペーン情報は、例えば、運営店(SSの本社)が行う値引きやポイント還元のキャンペーンに関する情報を含む。なお、ここでのポイントは、運営店が運営するプリペイドカードや、運営店が運営する会員カードなどに付随するポイントを含む。運営店8が、クレジットカード会社の加盟店として発行するクレジットカードを、以下、運営店カードという場合がある。
IDセンター3は、POS本体2から、店舗キャンペーン情報を取得する(S13)。店舗キャンペーン情報は、例えば、当該POS本体を設置する店舗(SS)で実施する値引きやポイントの増量などのキャンペーンに関する情報を含む。また、店舗が独自に実施するキャンペーン情報ではなく、クレジットカード会社や加盟店本部が実施するキャンペーン情報を店舗が収集しておき、それを含めて、IDセンター3に提供することとしてもよい。なお、ここでのポイントは、運営店が運営するプリペイドカードや、運営店が運営する会員カードなどに付随するポイントを含む。なお、店舗キャンペーン情報は、各店舗独自の、あるいは運営店8や加盟店本部7の指示に従った推奨決済情報評価基準を含む。推奨決済情報評価基準は、以降に説明する推奨決済情報の作成において、どのような方針で推奨決済情報とするかを示す基準となる情報を含む。
IDセンター3は、ポイント管理センター4から、ポイントキャンペーン情報を取得する(S14)。ポイントキャンペーン情報は、例えば、ポイントの増量などのキャンペーンに関する情報を含む。なお、ここでのポイントは、運営店が運営するプリペイドカードや、運営店が運営する会員カードなどに付随するポイントを含む。また、ここでのポイントは、運営店以外が発行する、例えば一般的に流通するポイントカードのポイントも含んでもよい。
IDセンター3は、クレジットセンター5から、クレジットカードキャンペーン情報を取得する(S15)。クレジットカードキャンペーン情報は、例えば、当該クレジットカードを使用することによる値引きや、付随するポイントの増量などのキャンペーンに関する情報を含む。なお、ここでのポイントは、クレジットカードに付随するポイントをいう。
IDセンター3は、二次元コード決済センター6から、二次元コード決済キャンペーン情報を取得する(S16)。二次元コード決済キャンペーン情報は、例えば、当該二次元コード決済を使用することによる値引きや、付随するポイントの増量などのキャンペーンに関する情報を含む。なお、ここでのポイントは、二次元コード決済に付随するポイントをいう。
IDセンター3は、各通信装置から基礎情報を取得するごとに(S11~S16)、基礎情報を更新する(S17)。
<1.1 推奨決済情報作成基礎情報について>
基礎情報について説明する。基礎情報は、例えば、決済値引情報、ポイント情報、個人値引情報、及び購入要素情報を含む。以下、それぞれの情報について説明する。また、基礎情報ではないものの、基礎情報と比較する情報として、個人属性情報がある。個人属性情報についても説明する。
<1.1.1 決済値引情報>
図4は、決済値引情報の例を示す図である。決済値引情報は、決済手段によって顧客が受けることができる可能性がある値引に関する情報である。決済値引情報の情報要素は、「利用決済手段」、「値引額/率」、「適用期間」、及び「適用条件」がある。
利用決済手段」は、顧客の支払方法を示し、クレジットカードか、二次元コード決済を含む。「利用決済手段」は、クレジットカード会社の名称、クレジットカードの名称、二次元コード決済の名称などを、具体的な支払手段を含む。
「値引額/率」は、当該利用決済手段を使用した場合の割引額や割引率を示し、金額や割合を含む。「値引額/率」は、例えば、給油単価に対する値引額である。
「適用期間」は、当該利用決済手段の値引きが適用される期間を示し、適用期間終日や期間を含む。なお、例えば、決済値引情報に現在適用されている値引だけを記憶する場合、適用期間はなくてもよい。以下の情報についても、適用期間については同様である。
「適用条件」は、当該利用決済手段を使用した場合の値引を受けるための条件を示す。「適用条件」は、例えば、無条件で適用される場合は「無」、給油量に応じて適用される場合はその給油量などを含む。
IDセンター3は、決済値引情報を、例えば、クレジットセンター5、二次元コード決済センター6から取得する。また、IDセンター3は、店舗(SS)独自に発行するカード、運営店8が発行するカード、及び加盟店本部7が発行するカードに関する決済値引情報を、POS本体2、運営店8、又は加盟店本部7から取得してもよい。店舗(SS)が、クレジットカード会社の加盟店として発行するクレジットカードを、以下、適宜店舗カードという。
<1.1.2 ポイント情報>
図5は、ポイント情報の例を示す図である。ポイント情報は、使用するポイントカードによって顧客が受けることができる可能性があるポイントに関する情報である。ポイント情報の情報要素は、「ポイント手段」、「ポイント付与量/率」、「適用期間」、及び「適用条件」がある。
「ポイント手段」は、顧客が使用するポイントカードの種別を示す。「ポイント手段」は、ポイントカードの名称、店舗独自のポイントカード、あるいは運営店のポイントカードか否かなどの情報を含む。
「ポイント付与量/率」は、当該ポイント手段を使用した場合のポイント付与量や付与率を示し、ポイント量や割合を含む。「ポイント付与量/率」は、例えば、給油した料金に対するポイント付与量である。
「適用期間」は、当該ポイント手段のポイント付与が適用される期間を示し、適用期間終日や期間を含む。
「適用条件」は、当該ポイント手段を使用した場合のポイント付与を受けるための条件を示す。
IDセンター3は、ポイント情報を、例えば、ポイント管理センター4から取得する。また、IDセンター3は、店舗(SS)独自に発行するカード、運営店8が発行するカード、及び加盟店本部7が発行するカードのポイントに関するポイント情報を、POS本体2、運営店8、又は加盟店本部7から取得してもよい。さらに、IDセンター3は、クレジットカードや二次元コード決済に関連するポイントに関するポイント情報を、クレジットセンター5又は二次元コード決済センター6から取得してもよい。
<1.1.3 個人値引情報>
図6は、個人値引情報の例を示す図である。個人値引情報は、個人の属性に応じて、顧客が受けることができる可能性がある値引きに関する情報である。個人値引情報の情報要素は、「属性」及び「内容」がある。
「属性」は、顧客の属性を示す。「属性」は、住所、性別等の個人属性に加え、過去の購入履歴なども含む。
「内容」は、値引内容、適用期間、適用条件などを示す。「内容」は、例えば、特定の属性を有する顧客に対する値引内容を示す。
IDセンター3は、個人値引情報を、例えば、POS本体2、運営店8、及びポイント管理センター4から取得する。
<1.1.4 購入要素情報>
図7は、購入要素情報の例を示す図である。購入要素情報は、購入の方法(給油量など)によって、顧客が受けることができる可能性がある値引きに関する情報である。購入要素情報の情報要素は、「種類」、「適用期間」及び「内容」がある。
「種類」は、給油するガソリンの種別を示す。「種別」は、例えば、レギュラーやハイオクなどがある。
「適用期間」は、当該値引きが適用される期間を示し、適用期間終日や期間を含む。
「内容」は、値引内容、適用条件などを示す。「内容」は、例えば、給油量と対応する値引量などを含む。
IDセンター3は、購入要素情報を、例えば、POS本体2、運営店8から取得する。
<1.1.5 個人属性情報>
図8は、個人属性情報の例を示す図である。個人属性情報は、個人の性別等の属性、及び過去の購入履歴などを含む。個人属性情報の情報要素は、「個人識別情報」、「氏名」、「住所」、「誕生日」、「性別」、「クレジットカード」、「二次元コード決済」、「ポイント」、「給油履歴」、及び「油外品購入履歴」がある。
「個人識別情報」は、顧客を識別する情報(識別子)であり、例えば、会員番号、マイナンバーなどを含む。また、「個人識別情報」は、IDセンター3が割り振ったランダムな数値や文字列であってもよい。
「氏名」「住所」「誕生日」「性別」それぞれは、顧客の氏名、住所、誕生日、性別を示す。なお、「住所」は、図8のように都道府県だけであってもよいし、市町村や番地まで含まれてもよい。
「クレジットカード」は、顧客が所持しているクレジットカードに関する情報である。「クレジットカード」は、いわゆる一般に使用されるクレジットカードや、店舗独自のクレジットカードなどを含んでもよい。
「二次元コード決済」は、顧客が所持している二次元コード決済に関する情報である。「二次元コード決済」は、例えば、「Dペイ」などの二次元コード決済の通称であってもよいし、二次元コード決済を提供する企業名であってもよい。
「ポイント」は、顧客が所持しているポイントカードに関する情報である。「ポイント」は、いわゆる一般に使用されるポイントカードや、店舗独自のポイントカードを含んでもよい。また、「ポイント」は、ポイントカード以外に、スマートフォンやタブレット端末にインストールされたポイントアプリケーションであってもよい。
「給油履歴」は、顧客の過去の給油履歴を示す。「給油履歴」は、図8に示すように、直近1か月などの期間を限定したものであってもよいし、過去所定回数分などの回数を限定したものであってもよい。
「油外品購入履歴」は、顧客の過去の給油以外の商品の購入履歴を示す。「油外品購入履歴」は、図8に示すように、直近3か月などの期間を限定したものであってもよいし、過去所定回数分などの回数を限定したものであってもよい。また、「油外品購入履歴」は、過去の全ての購入金額の平均値などでもよい。
IDセンター3は、個人属性情報を、例えば、顧客が給油するごと、あるいは商品を購入するごとに取得し、更新する。また、IDセンター3は、顧客が登録したデータを、個人属性情報として取得し、更新する。すなわち、個人属性情報は、顧客による過去の支払い時に取得したり、顧客に登録してもらうことで取得したりする。いずれにせよ、個人属性情報の取得や更新の手段は何であってもよく、ここでは、個人属性情報が常に最新の状態に維持されることが必要となる。
<2.推奨決済情報抽出処理について>
推奨決済情報抽出処理について説明する。推奨決済情報抽出処理は、決済値引情報及びポイント情報を、個人属性情報と比較し、一致したものを抽出する処理である。なお、一致するか否か、あるいは推奨決済情報として抽出するか否かは、推奨決済情報評価基準に従う。
図9は、推奨決済情報評価基準(決済関連)の例を示す図である。IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(決済関連)に従い、顧客の推奨決済情報の決済方法を抽出する。図9の評価基準によると、IDセンター3は、「個人属性情報」に登録されたクレジットカードのうち、給油当日、顧客が指定する給油油種および給油量において、最も値引が有利なものを抽出する。また、IDセンター3は、「個人属性情報」に登録された二次元コード決済のうち、給油当日、顧客が指定する給油油種および給油量において、最も値引が有利なものを抽出する。そして、IDセンター3は、抽出したクレジットカードと二次元コード決済の値引額を比較し、有利なもの(例えば、より値引額が大きいもの)を当該顧客の推奨決済情報の決済方法として抽出する。なお、IDセンター3は、値引額が同等の場合、クレジットカードを優先して抽出する。また、IDセンター3は、最大の値引額が同額のクレジットカード又は二次元コード決済が複数存在する場合、いずれか1つを選択してもよいし、全てを抽出してもよい。また、二次元コード決済を優先して抽出することとしてもよい。
図10は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)の例を示す図である。IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)に従い、顧客の推奨決済情報のポイントを抽出する。図10の評価基準によると、IDセンター3は、「個人属性情報」に登録された店舗カードのポイントのうち、給油当日、顧客が指定する給油油種および給油量において、最もポイント付与が有利なものを抽出する。また、IDセンター3は、「個人属性情報」に登録された一般に使用されるポイントカードのポイントのうち、給油当日、顧客が指定する給油油種および給油量において、最もポイント付与が有利なものを抽出する。そして、IDセンター3は、抽出した店舗カードのポイントと一般に使用されるポイントカードのポイント付与量を比較し、有利なもの(よりポイント付与量が多いもの)を当該顧客の推奨決済情報のポイントとして抽出する。なお、IDセンター3は、ポイント付与量が同等の場合、店舗カードのポイントを優先して抽出する。また、一般に使用されるポイントカードのポイントを優先して抽出することとしてもよい。また、IDセンター3は、最大のポイント付与量の一般に使用されるポイントカードが複数存在する場合、いずれか1つを選択してもよいし、全てを抽出してもよい。
以下、各事例について説明する。なお、以下の事例において、特にことわりのない限り、それぞれの情報は、図4の決済値引情報、図5のポイント情報、図6の個人値引情報、図7の購入要素情報、及び図8の個人属性情報に従うものとする。また、以下の事例において、特にことわりのない限り、それぞれの評価基準は、図9の推奨決済情報評価基準(決済関連)、及び図10の推奨決済情報評価基準(ポイント関連)に従うものとする。
<2.1 第1の事例>
図11は、第1の事例における顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。第1の事例は、顧客である一山一夫(第1の事例においては、顧客と呼ぶ場合がある)が、2020年7月5日(日曜日)に、レギュラーガソリンを30L(リットル)給油する場合の例である。なお、レギュラーガソリンの30L給油は、顧客のいつもの給油情報の給油内容であるものとする。
IDセンター3は、顧客の個人属性情報(図11の個人属性情報)から、顧客が有するクレジットカードと決済値引情報のクレジットカードとを比較し、一致するものを抽出する。さらに、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有する二次元コード決済と決済値引情報の二次元コード決済とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「Aカード」、「Bカード」、「Cカード」、「加盟店カード」、及び「Dペイ」を抽出する。
IDセンター3は、決済値引情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用される値引を有する決済手段を、抽出した決済手段から再抽出する。IDセンター3は、適用期間から「Bカード」、「加盟店カード」を除外し、「Aカード」、「Cカード」、及び「Dペイ」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(決済関連)に従い、クレジットカードで最も値引額が大きい「Aカード」と、唯一の二次元コード決済である「Dペイ」とを比較し、同一値引額(単価3円引き)であるため、クレジットカードを優先し、「Aカード」を、推奨決済情報の決済方法と決定する。
一方、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有するポイント手段とポイント情報のポイント手段とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」、及び「Gポイント」を抽出する。
IDセンター3は、ポイント情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用されるポイント付与を有するポイント手段を、抽出したポイント手段から再抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」、及び「Gポイント」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)に従い、最もポイント付与量(ある料金あたりのポイント付与量)が大きい「Gポイント」を、推奨決済情報のポイント手段と決定する。
そして、IDセンター3は、個人値引情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、個人値引情報のうち、「誕生日」と「給油履歴」が一致し、さらに、SSが東京都に位置する場合は「住所」が一致すると判定し、あわせて給油単価3円引きであることを抽出する。
そして、IDセンター3は、購入要素情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、購入要素情報のうち、「レギュラーガソリン」が一致すると判定し、給油単価1円引きであることを抽出する。
まとめると、IDセンター3は、決済方法が給油単価3円引きの「Aカード」、ポイント手段が給油料金200円につき1ポイント付与の「Gポイント」を、顧客の推奨決済情報と決定する。そして、IDセンター3は、さらに、個人値引情報で給油単価3円引き、購入要素情報で給油単価1円引きの、あわせて給油単価4円引きになったことを抽出する。なお、個人値引情報と購入要素情報による値引は、いつもの給油情報による給油でも同様に適用される値引であるため、いつもの給油情報の生成時に抽出してもよい。
<2.2 第2の事例>
図12は、第2の事例における顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。第2の事例は、顧客である二本二子(第2の事例においては、顧客と呼ぶ場合がある)が、2020年8月10日(月曜日)に、ハイオクガソリンを20L給油する場合の例である。
IDセンター3は、顧客の個人属性情報(図12の個人属性情報)から、顧客が有するクレジットカードと決済値引情報のクレジットカードとを比較し、一致するものを抽出する。さらに、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有する二次元コード決済と決済値引情報の二次元コード決済とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「Aカード」、「Bカード」、「運営店カード」、「店舗カード」、及び「Eペイ」を抽出する。
IDセンター3は、決済値引情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用される値引を有する決済手段を、抽出した決済手段から再抽出する。IDセンター3は、適用期間から、「Aカード」、「運営店カード」、適用条件から、「Bカード」を除外し、「店舗カード」及び「Eペイ」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(決済関連)に従い、最も値引額が大きい「Eペイ」を、推奨決済情報の決済方法と決定する。
一方、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有するポイント手段とポイント情報のポイント手段とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」、及び「Hポイント」を抽出する。
IDセンター3は、ポイント情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用されるポイント付与を有するポイント手段を、抽出したポイント手段から再抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」及び「Hポイント」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)に従い、ポイント付与量は同じであるため、店舗ポイントを優先し、「店舗ポイント」を、推奨決済情報のポイント手段と決定する。
そして、IDセンター3は、個人値引情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、個人値引情報のうち、「性別」と「油外品購入履歴」が一致し、あわせて給油単価2円引きであることを抽出する。
そして、IDセンター3は、購入要素情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、購入要素情報のうち、「ハイオクガソリン」が一致すると判定し、給油単価1円引きであることを抽出する。
まとめると、IDセンター3は、決済方法が給油単価2円引きの「Eペイ」、ポイント手段が給油料金300円につき1ポイント付与の「店舗ポイント」を、顧客の推奨決済情報と決定する。そして、IDセンター3は、さらに、個人値引情報で給油単価2円引き、購入要素情報で給油単価1円引きの、あわせて給油単価3円引きになったことを抽出する。
<2.3 第3の事例>
図13は、第3の事例における決済値引情報、顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。図5、図6及び図7の各情報は、同一であるとする。なお、第3の事例においては、決済値引情報の、「店舗カード」に、より大きい値引額の適用及び適用条件が存在する(図13の決済値引情報の網掛け部分)。追加された適用条件は、「女性かつ年齢が50歳以上」であり、かつ給油量の条件が10L以上給油である。適用条件「女性かつ年齢が50歳以上」は、個人属性情報の「年齢」や「性別」に関するものであるため、個人値引情報として管理されてもよい。
第3の事例は、顧客である二本二子(第3の事例においては、顧客と呼ぶ場合がある)が、2020年8月10日(月曜日)に、ハイオクガソリンを20L給油する場合の例である。
IDセンター3は、顧客の個人属性情報(図13の個人属性情報)から、顧客が有するクレジットカードと決済値引情報のクレジットカードとを比較し、一致するものを抽出する。さらに、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有する二次元コード決済と決済値引情報の二次元コード決済とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「Aカード」、「Bカード」、「運営店カード」、「店舗カード」及び「Eペイ」を抽出する。
IDセンター3は、決済値引情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用される値引を有する決済手段を、抽出した決済手段から再抽出する。IDセンター3は、適用期間から「Aカード」、「運営店カード」を除外し、更に適用条件から、「Bカード」を除外し、「店舗カード」(適用条件「女性かつ年齢が50歳以上」及び「10L以上給油」)、及び「Eペイ」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(決済関連)に従い、最も値引額が大きい「店舗カード」を、推奨決済情報の決済方法と決定する。
一方、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有するポイント手段とポイント情報のポイント手段とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」、及び「Hポイント」を抽出する。
IDセンター3は、ポイント情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用されるポイント付与を有するポイント手段を、抽出したポイント手段から再抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」及び「Hポイント」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)に従い、ポイント付与量は同じであるため、店舗ポイントを優先し、「店舗ポイント」を、推奨決済情報のポイント手段と決定する。
そして、IDセンター3は、個人値引情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、個人値引情報のうち、「性別」と「油外品購入履歴」が一致し、あわせて給油単価2円引きであることを抽出する。
そして、IDセンター3は、購入要素情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、購入要素情報のうち、「ハイオクガソリン」が一致すると判定し、給油単価1円引きであることを抽出する。
まとめると、IDセンター3は、決済方法が給油単価6円引きの「店舗カード」、ポイント手段が給油料金300円につき1ポイント付与の「店舗ポイント」を、顧客の推奨決済情報と決定する。そして、IDセンター3は、さらに、個人値引情報で給油単価2円引き、購入要素情報で給油単価1円引きの、あわせて給油単価3円引きになったことを抽出する。なお、顧客は、女性であるという要因で、店舗カードの値引と、個人値引情報の値引を重複して受領することとなるため、例えば、値引額が少ない個人値引情報の値引を受けられないようにしてもよい。
<2.4 第4の事例>
図14は、第4の事例における決済値引情報、顧客の個人属性情報、及び推奨決済情報の例を示す図である。図5、図6及び図7の各情報は、同一であるとする。なお、第4の事例においては、図14における割引率、値引額、及び付与ポイントが混在する決済値引情報を使用する。また、第4の事例においては、図15における推奨決済情報評価基準(決済関連)を使用する。
図15は、第4の事例における推奨決済情報評価基準(決済関連)の例を示す図である。図15の評価基準によると、IDセンター3は、「個人属性情報」に登録されたクレジットカードのうち、給油当日、顧客が指定する給油油種および給油量において、最も値引又は付与ポイントが有利なものを抽出する。また、IDセンター3は、「個人属性情報」に登録された二次元コード決済のうち、給油当日、顧客が指定する給油油種および給油量において、最も値引又は付与ポイントが有利なものを抽出する。
第4の事例は、顧客である三田三郎(第4の事例においては、顧客と呼ぶ場合がある)が、2021年7月10日(土曜日)に、レギュラーガソリンを30L給油する場合の例である。
IDセンター3は、値引が、給油単価に対する一定率(割引率)の場合と給油単価に対する一定額(値引額)の場合とがあるとき、当日の給油単価に対して一定率を乗じて金額に変換し、比較して有利な方(値引額が大きい方)を抽出する。
また、IDセンター3は、値引が、給油単価に対する場合と給油料金総額に対して一定率のポイント付与の場合とがあるとき、当日の給油単価に指定給油量を乗じて仮の給油料金を算定し、仮の給油料金にポイント付与率を乗じて、ポイント数(付与ポイント)を算出する。一方、IDセンター3は、同一の指定給油量に基づく値引額総額を算出する。そして、IDセンター3は、算出したポイント数と値引額総額のそれぞれから、最も有利なもの(値引額総額の大きいもの、ポイント数の大きいもの)を抽出する。
IDセンター3は、二次元コード決済についても、クレジットカードと同様の方法で、抽出する。 また、IDセンター3は、値引が同等の場合、二次元コード決済を優先する。
IDセンター3は、顧客の個人属性情報(図14の個人属性情報)から、顧客が有するクレジットカードと決済値引情報のクレジットカードとを比較し、一致するものを抽出する。さらに、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有する二次元コード決済と決済値引情報の二次元コード決済とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「Aカード」、「Bカード」、「Cカード」、「加盟店カード」、「Dペイ」、「Eペイ」、及び「Fペイ」を抽出する。
IDセンター3は、決済値引情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用される値引を有する決済手段を、抽出した決済手段から再抽出する。IDセンター3は、適用期間から、「加盟店カード」を除外し、「Aカード」、「Bカード」、「Cカード」、「Dペイ」、「Eペイ」、及び「Fペイ」を再抽出する。
IDセンター3は、以下のように、決済方法を決定する。なお、IDセンター3は、レギュラーガソリンの1Lあたり単価を100円として計算する。
IDセンター3は、各決済方法の値引額総額又は付与ポイントを算出する。算出結果は以下のようになる。
・「Aカード」
値引額総額=100円×3%×30L=90円
・「Bカード」
値引額総額=1円×30L=30円
・「Cカード」
付与ポイント=100円×30L×4%=120ポイント
・「Dペイ」
値引額総額=100円×3%×30L=90円
・「Eペイ」
値引額総額=1円×30L=30円
・「Fペイ」
付与ポイント=100円×30L×2%=60ポイント
IDセンター3は、クレジットカードと二次元コード決済それぞれから、値引額総額が最も大きいものと、付与ポイントが最も多いものを抽出する。IDセンター3は、クレジットカードの値引額総額では90円の「Aカード」を、付与ポイントでは120ポイントの「Cカード」を抽出する。また、IDセンター3は、二次元コード決済の値引額総額では90円の「Dペイ」を、付与ポイントでは60ポイントの「Fペイ」を抽出する。IDセンター3は、最終的に、ポイント付与では「Cカード」を抽出する。そして、IDセンター3は、最終的に、値引額総額が同等であるため、二次元コード決済を優先し、「Dペイ」を抽出する。
なお、IDセンター3は、上記においては、給油量を想定して値引額総額及び付与ポイントを算出しているが、1Lあたりの給油単価に対する値引や付与ポイントを算出し、比較してもよい。
また、第4の事例においては、決済方法が2つ抽出される。図2の画面D2において、表示される推奨決済情報は1つであるが、抽出された2つの決済方法が表示されてもよい。この場合、例えば、図2の画面D2において、「推奨決済情報1」、「推奨決済情報2」とし、それぞれに異なる決済方法を表示し、それぞれの下部に給油ボタンを表示する。
さらに、IDセンター3は、付与ポイントと値引額総額を比較して、有利な方を抽出してもよい。例えば、1ポイントを1円など、ポイントを金額に換算することで、比較が可能となる。
一方、IDセンター3は、顧客の個人属性情報から、顧客が有するポイント手段とポイント情報のポイント手段とを比較し、一致するものを抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」、「Gポイント」及び「Hポイント」を抽出する。
IDセンター3は、ポイント情報の適用期間及び適用条件から、本日顧客に適用されるポイント付与を有するポイント手段を、抽出したポイント手段から再抽出する。IDセンター3は、「店舗ポイント」及び「Gポイント」を再抽出する。
IDセンター3は、推奨決済情報評価基準(ポイント関連)に従い、最もポイント付与量(ある料金あたりのポイント付与量)が大きい「Gポイント」を、推奨決済情報のポイント手段と決定する。
そして、IDセンター3は、個人値引情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、SSが千葉県に位置する場合は、個人値引情報のうち、「住所」が一致すると判定し、給油単価1円引きであることを抽出する。
そして、IDセンター3は、購入要素情報から、本日顧客に適用される値引を抽出する。IDセンター3は、購入要素情報のうち、「レギュラーガソリン」が一致すると判定し、給油単価1円引きであることを抽出する。
まとめると、IDセンター3は、決済方法として「Cカード」及び「Dペイ」、ポイント手段として「Gポイント」を、顧客の推奨決済情報と決定する。そして、IDセンター3は、さらに、個人値引情報で給油単価1円引き、購入要素情報で給油単価1円引きの、あわせて給油単価2円引きになったことを抽出する。
本実施の形態において、IDセンター3は、いつもの給油情報以外の決済方法を、お得情報として顧客に対して提示する。IDセンター3は、お得情報を、収集した決済値引情報やポイント情報に基づいて生成するため、当日顧客にとって最も有利な(あるいは有利なものから複数個の)推奨決済情報を提示することができる。これにより、顧客は、いつもの給油情報で簡易に給油できることに加え、顧客が得をする情報があることを認識でき、提示された推奨決済情報に従った決済方法を選択することができ、より安く給油できたり、より多くのポイントを取得できたりする。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、お得情報の推奨決済情報における決済方法やポイントを、1つ以上表示する。なお、第1の実施の形態においては、最も有利な決済方法及びポイント手段を抽出していた(第4の事例を除く)が、第2の実施の形態においては、例えば画面表示が可能な数など、複数の決済方法及びポイント手段を選択するものとする。
図16は、決済方法及びポイント手段の再選択画面の例を示す図である。顧客は、お得情報ボタンB2をタッチすると、決済方法の再選択の画面D3又はポイント手段の再選択画面D4に遷移する。なお、画面遷移は、例えば、画面D3の次に画面D4、又は画面D4の次に画面D3のいずれであってもよい。また、画面D3及び画面D4から次の画面に遷移する契機は、例えば、顧客による決済方法やポイント手段の再選択(使用する決済方法又はポイント手段のボタンをタッチすること)である。そして、画面D3及びD4にて顧客が決済方法及びポイント手段を再選択した後、画面D1に戻り、画面D1において再選択した決済方法及びポイント手段が表示される。
決済再選択画面D3は、顧客が有するクレジットカード及び二次元コード決済のうち、より有利な決済方法の上位4つが表示される。ここでは、上位4つとしているが、表示数は任意でかまわない。そして、画面D3は、現在選択中の決済方法(初期状態は、いつもの給油情報の決済方法)が、他と異なる色、太枠、網掛けなど、未選択の決済方法と異なる方法で表示される。図16の画面D3においては、太枠で表示される「Bカード」が選択中である。なお、例えば、画面D3において、値引額が多い順に決済方法を並べ替えてもよい。
ポイント手段再選択画面D4は、顧客が有するポイント手段のうち、より有利なポイント手段の上位4つが表示される。しかし、ポイント手段が4つ未満の場合、存在する数だけ(図16においては2つ)表示される。そして、画面D4は、現在選択中のポイント手段(初期状態は、いつもの給油情報のポイント手段)が、他と異なる色、太枠、網掛けなど、未選択のポイント手段と異なる方法で表示される。図16の画面D4においては、太枠で表示される「店舗ポイント」が選択中である。なお、例えば、画面D4において、ポイントの付与率が高い順にポイント手段を並べ替えてもよい。
このような画面構成とすることで、複数の決済方法やポイント手段から、顧客が選択することができる。顧客は、例えば、値引額や付与ポイント以外の要因で決済方法やポイント手段を選択したい場合など、当該画面構成であれば、顧客が望む決済方法やポイント手段を選択でき、顧客満足度が向上する。
図17は、決済方法及びポイント手段の再選択画面の例を示す図である。図16では、顧客が有するクレジットカードや二次元コード決済、及びポイント手段が、画面D3及びD4に表示される。しかし、図17の例においては、顧客が有してはいない(個人属性情報には記録されていない)決済方法やポイント手段も表示される。なお、例えば、顧客が有してはいない決済方法やポイント手段は、顧客が有する決済方法やポイント手段の最も有利なものよりも有利である場合、表示される。
決済方法再選択画面D5は、顧客が有さない「加盟店カード」を表示する。顧客が有さないことが顧客に認識できるように、例えばボタンを点線で囲み、他の決済方法と差別化する。ポイント手段再選択画面D6においても同様である。
クレジットカード、二次元コード決済、ポイント手段は、例えば、個人属性情報に記憶するものが最新であるとは限らない。個人属性情報更新後に、顧客が新たなものを入手した場合や、顧客が登録していないものがある可能性がある。そこで、図17のような画面構成とすることで、顧客は、より有利な決済方法やポイント手段を選択できる可能性があり、顧客満足度が向上する。また、顧客が、新たな決済方法やポイント手段を入手する(入会する)契機となり得る場合もある。
[その他の実施の形態]
その他の実施の形態について説明する。
顧客は、いつもの給油情報における給油量では、購入要素情報による値引が受けられない場合がある。そこで、IDセンター3は、例えば、20L給油の顧客に対して、「30L給油すれば単価1円引き」などの表示をし、より多く給油することで値引きが受けられることを通知してもよい。
また、IDセンター3は、個人属性情報による値引の内容を、いつもの給油情報に付随する情報として表示してもよい。
1 :給油装置
2 :POS本体
3 :IDセンター
4 :ポイント管理センター
5 :クレジットセンター
6 :二次元コード決済センター
7 :加盟店本部
8 :運営店
11 :給油機
12 :POS端末
100 :給油システム
NW :ネットワーク

Claims (12)

  1. 顧客の給油履歴及び支払い履歴を含む履歴情報と、前記顧客の所有する決済手段及びポイント手段と、前記顧客の属性に関する情報を含む個人属性情報と、を管理するIDセンターと、POS端末と給油機を有する給油装置及び前記POS端末と連携するPOS本体を有する給油サービスステーションと、を有する給油システムであって、
    前記IDセンターは、決済手段ごとの値引きに関する決済値引情報、及びポイント手段ごとのポイント付与に関するポイント情報を取得し、
    前記POS本体は、第1の顧客の来店を認識すると、前記第1の顧客の個人識別情報を前記IDセンターに送信し、
    前記IDセンターは、前記第1の顧客の個人識別情報を受信すると、前記第1の顧客の個人識別情報に対応する、決済手段とポイント手段を含むいつもの給油情報を生成し、前記第1の顧客の個人属性情報、前記決済値引情報、及び前記ポイント情報に基づき、決済手段とポイント手段を含む推奨決済情報を生成し、前記いつもの給油情報及び前記推奨決済情報を前記POS本体に送信する
    給油システム。
  2. 前記IDセンターは、前記第1の顧客が前記IDセンターに登録している決済手段であって、前記決済値引情報において値引が実施される決済手段のうち、最も値引額が大きい決済手段を前記推奨決済情報の決済手段と決定する
    請求項1記載の給油システム。
  3. 前記IDセンターは、前記第1の顧客が前記IDセンターに登録しているポイント手段であって、前記ポイント情報においてポイントが付与されるポイント手段のうち、ポイント付与量が最も大きいポイント手段を前記推奨決済情報のポイント手段と決定する
    請求項1記載の給油システム。
  4. 前記決済手段は、クレジットカード及び二次元コード決済を含む
    請求項1記載の給油システム。
  5. 前記IDセンターは、前記決済手段及び前記ポイント手段を決定する指標となる評価基準に基づき、前記推奨決済情報における決済手段及びポイント手段を決定する
    請求項1記載の給油システム。
  6. 前記POS本体は、前記推奨決済情報の決済手段と、前記いつもの給油情報の決済手段を、前記POS端末の画面上に並べて表示する
    請求項1記載の給油システム。
  7. 前記IDセンターは、前記第1の顧客が前記IDセンターに登録している決済手段のうち、値引額が大きい順に第1数の登録決済手段を抽出し、
    前記第1の顧客が前記IDセンターに登録しているポイント手段のうち、ポイント付与量が大きい順に第2数の登録ポイント手段を抽出し、前記抽出した登録決済手段及び登録ポイント手段を、前記推奨決済情報の決済手段及びポイント手段と決定する
    請求項1記載の給油システム。
  8. 前記POS本体は、
    前記推奨決済情報の決済手段と、前記いつもの給油情報の決済手段を、前記POS端末の同一画面上に並べ、いずれかの決済手段を前記顧客による選択が可能な状態で表示する第1画面と、
    前記推奨決済情報のポイント手段と、前記いつもの給油情報のポイント手段を、前記POS端末の同一画面上に並べ、いずれかのポイント手段を前記顧客による選択が可能な状態で表示する第2画面と、を順次表示する
    請求項7記載の給油システム。
  9. 前記IDセンターは、さらに、
    前記顧客が前記IDセンターに登録していない決済手段であって、前記決済値引情報において値引が実施される決済手段から、値引額が大きい順に第3数の未登録決済手段を抽出し、
    前記顧客が前記IDセンターに登録していないポイント手段であって、前記ポイント情報においてポイントが付与されるポイント手段から、ポイント付与量が大きい順に第4数以下の未登録ポイント手段を抽出し、
    前記抽出した未登録決済手段及び未登録ポイント手段を、前記登録決済手段及び前記登録ポイント手段と併せて、前記推奨決済情報の決済手段及びポイント手段と決定し、
    前記POS本体は、前記未登録決済手段と前記未登録ポイント手段を前記画面上に表示するとき、前記登録決済手段及び前記登録ポイント手段と異なる表示方法で表示する
    請求項8記載の給油システム。
  10. 前記IDセンターは、前記第1の顧客の前記履歴情報に基づき、前記いつもの給油情報を生成する
    請求項1記載の給油システム。
  11. 前記IDセンターは、前記第1の顧客に対応する前記いつもの給油情報に関する内容が登録されている場合、前記登録の内容に基づき、前記いつもの給油情報を生成する
    請求項1記載の給油システム。
  12. 前記IDセンターは、前記決済値引情報において、金額による値引を実施する第1決済手段と、ポイント付与による値引を実施する第2決済手段が存在する場合、前記第1決済手段のうち最も値引額が大きい決済手段と、前記第2決済手段のうちポイント付与量が最も大きい決済手段とを、前記推奨決済情報の決済手段と決定する
    請求項1記載の給油システム。
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