以下、実施形態のショーケースについて、図面を参照して説明する。図1は、ショーケースを含む注文システムの概要を示す図である。本実施形態の注文システム1は、例えば、いわゆるフードコート内の店舗などに適用される。注文システム1は、ショーケース2と注文受付装置3とを備える。ショーケース2と注文受付装置3とは、無線LAN(Local Area Network)等のネットワークで接続されている。また、注文受付装置3は、注文用アプリケーションソフトウェアがインストールされた顧客端末4とインターネットなどを介して接続される。なお、ショーケースを含む注文システム1は、料理を提供するフードコートの店舗に限らず、食品以外の商品を販売する各種店舗にも広く適用することができる。
注文受付装置3は、例えば、店員が携帯する情報端末である。注文受付装置3は、ショーケース2あるいは顧客端末4から注文情報を受付ける。店員は、注文受付装置3が注文を受付けると、ショーケース2に行って注文された商品を取り出し、取り出した商品を顧客に提供することができる。注文情報の受付方法等については後述する。なお、例えば、常時店員がショーケース2に配置される場合、注文受付装置3はショーケース2に設けられていてもよい。この場合においても、顧客のショーケース2への接触や顧客と店員との会話を避けた状態で商品の注文が可能となる。
顧客端末4は、注文システム1を利用するためのアプリケーションソフトウェアがインストールされたもので、スマートフォンなどで構成される。顧客端末4は、例えば、ショーケース2に表示された二次元コードを撮像して商品の情報を取得し、注文受付装置3に当該商品に関する注文情報を送信する。
次に、ショーケース2について説明する。ショーケース2は、商品を陳列するための什器である。図2は、ショーケース2の外観を示す斜視図である。ショーケース2は、例えば図2に示すように、左右方向(矢印Xに沿う方向)に並べて店舗に2台設置されている。各ショーケース2の構成は同一である。なお、以下の説明において、矢印Yに沿う方向を前後方向(矢印の先端側を後側という)、矢印Zに沿う方向を上下(矢印の先端側を上側という)方向という。
ショーケース2は、支持台21、収容部22、透明ディスプレイ23、開閉扉24、第1カメラ25、および第2カメラ26を備える。
支持台21は、下端がフードコートの床面に接地してショーケース2を支持する。支持台21の上面には、載置トレイ27が載せられている。載置トレイ27は、複数の載置領域(以下、収容領域ともいう)を形成し、各載置領域には実際に調理された料理が盛られた大皿28が載置される。大皿28に盛られた料理(以下、単に大皿28ともいう)は、商品の一例である。
収容部22は、商品を出し入れ可能に収容する。詳細には、収容部22は、支持台21、透明ディスプレイ23、および開閉扉24によって形成され、開閉扉24を開放することで形成される開口から大皿28を出し入れ可能とする。本実施形態においては、収容部22は、複数の大皿28を収容するが、商品1つを収容するものでもよい。
透明ディスプレイ23は、収容部22を覆う。詳細には、透明ディスプレイ23は、収容部22に収容される大皿28を透視可能となるように収容部22の上方を覆う。これにより、ショーケース2は、実際に調理された料理を顧客に見せることができるので、顧客に対してシズル感を与えることができる。なお、透明ディスプレイ23は、大皿28を透視可能となるように覆うものであればよく、例えば収容部22全面を覆ってもよい。
また、透明ディスプレイ23は、光透過性を有する液晶ディスプレイであり、後述する制御部200(図3参照)の制御に基づいて各種情報を表示することができる。制御部200およびその制御による表示内容については後述するが、図2では、透明ディスプレイの前側部分に各大皿28に対応して商品情報表示部231と二次元コード表示部232とが表示された状態を示している。商品情報表示部231は、料理名や価格を表示する。二次元コード表示部232は、料理名等の商品を特定する情報を含んだ二次元コードを表示する。料理名や価格は商品情報の一例であり、二次元コードは注文支援情報の一例である。
開閉扉24は、店員が位置する収容部22の後側に、当該収容部22を開閉可能に設けられる。詳細は図示していないが、開閉扉24は、例えば、下端部が支持台21に回動可能に軸支される。
第1カメラ25は、例えば透明ディスプレイ23の後端の左右方向中央部に取り付けられ、透明ディスプレイ23の全領域の上方を撮像する。第1カメラ25は、ショーケース2に対する顧客の所定の動作を撮像する。例えば、第1カメラ25は、顧客が商品情報表示部231を指さす動作を認識する。なお、第1カメラ25は、顧客の動作を撮像できるものであれば設置位置は問わない。
第2カメラ26は、例えば支持台21の後端に上方に立設された支持壁の左右方向中央部に取り付けられており、収容部22内全体を撮像する。第2カメラ26は、収容部22内の各収容領域に大皿28が載置されているか否かを撮像する。なお、第2カメラ26は、各収容領域を撮像できるものであれば設置位置は問わない。
図3は、ショーケース2のハードウェア構成を示すブロック図である。ショーケース2は、上述した各ハードウェア構成に加えて、制御部200、メモリ部210、入出力コントローラ220、および通信I/F230を備えている。制御部200、メモリ部210、入出力コントローラ220、および通信I/F230はバス240等を介して互いに接続されている。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備えたコンピュータで構成される。CPU201、ROM202、およびRAM203は、バス240を介して互いに接続されている。CPU201は、ショーケース2全体を制御する。ROM202は、CPU201の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用され、ROM202やメモリ部210に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部200は、CPU201がROM202やメモリ部210に記憶されRAM203に展開された制御プログラムに従って動作することによって、ショーケース2の各種制御処理を実行する。
メモリ部210は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Memory)、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。メモリ部210は、制御プログラム部211、商品マスタファイル部212、詳細情報ファイル部213、および表示切換ファイル部214を備える。
制御プログラム部211は、透明ディスプレイ23に各種情報を表示するための制御プログラムなどの各種プログラムを記憶するエリアである。
商品マスタファイル部212は、商品マスタファイルを記憶するエリアである。図4は、商品マスタファイル部212のデータ構成を説明する図である。商品マスタファイルは、商品名、価格、二次元コード、および収容領域を示す情報を互いに関連付けて記憶する。
商品名は、大皿28に盛られる料理の名称を示す情報である。価格は、各商品の一人前(1皿分)の価格を示す情報である。二次元コードは、各商品に対応して作成された二次元コードを示す情報である。各商品に対応して作成された二次元コードは、商品を特定するための情報であるということができる。収容領域は、各商品が収容される大皿28の収容領域を示す情報である。商品マスタファイルは、店舗が提供する料理や収容部22内の大皿28の配置に応じて適宜書き換えられる。商品マスタファイルの書換えは、店員が入力装置29を操作することで行われる。
詳細情報ファイル部213は、詳細情報ファイルを記憶するエリアである。図5は、詳細情報ファイル部213のデータ構成を説明する図である。詳細情報ファイルは、商品名、原材料、アレルゲン、およびカロリーを示す情報を互いに関連付けて記憶する。
商品名は、前述と同様、大皿28に盛られる料理の名称を示す情報である。原材料は、商品(料理)に使用された材料を示す情報である。アレルゲンは、料理に含まれるアレルゲン物質を示す情報である。アレルゲン物質とは、食物アレルギーの原因物質であり、政令等で定められた「特定原材料」および「特定原材料に準ずるもの」である。カロリーは、1皿分の商品の大凡のカロリー数を示す情報である。詳細情報ファイルに記憶された情報は、顧客の要求に応じて透明ディスプレイ23に表示される。
表示切換ファイル部214は、表示切換ファイルを記憶するエリアである。図6は、表示切換ファイル部214のデータ構成を説明する図である。表示切換ファイルは、商品有無、表示パターン、商品名表示、価格表示、二次元コード表示、および付加情報表示を示す情報を互いに関連付けて記憶する。
商品有無は、収容領域における商品の有無の状態を示す情報である。表示パターンは、収容領域における商品の有無に対応して予め定められる表示パターンを示す情報である。商品名表示は、商品名を表示するか否かを示す情報である。価格表示は、価格を表示するか否かを示す情報である。二次元コード表示は、二次元コードを表示するか否かを示す情報である。付加情報表示は、付加情報を表示するか否かを示す情報である。付加情報とは、例えば、大皿28の料理が売り切れて店舗が準備しているときに表示する「調理中」などである。商品名表示、価格表示、二次元コード表示、および付加情報表示は、商品有無および表示パターンを示す情報に応じて定められている。これにより、店舗は大皿28の料理を調理中のときの表示方法を選択することを可能としている。
図3に戻って、入出力コントローラ220は、透明ディスプレイ23、第1カメラ25、第2カメラ26、および入力装置29に接続される。入力装置29は、キーボードやタッチパネルなどで構成され、例えばショーケース2の後面に取り付けられる。入力装置29は、商品マスタファイルの書換え時などに店員により操作される。入出力コントローラ220は、接続されるハードウェアに対する入出力インターフェイスとしての機能とこれらハードウェアを制御するための機能とを備えている。これにより、制御部200は、入出力コントローラ220を介して、透明ディスプレイ23、第1カメラ25、第2カメラ26、および入力装置29とそれぞれ情報(データ)の送受信が可能であるとともに、制御部200の指示に基づいてこれらハードウェアを制御可能となっている。
通信I/F230は、注文受付装置3と通信するためのインターフェイスである。制御部200は、通信I/F230を介して注文受付装置3と接続されることで、注文受付装置3と情報(データ)の送受信が可能となる。
続いて、ショーケース2の機能構成について説明する。図7は、ショーケース2の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部200は、CPU201がROM202やメモリ部210に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、操作受付部2001、第1検出部2002、第2検出部2003、商品検出部2004、表示制御部2005、および出力部2006として機能する。なお、上記各機能構成はハードウェアで実現してもよい。
操作受付部2001は、入力装置29から操作情報を受付ける。操作受付部2001は、例えば、ショーケース2に収容される商品の商品名等、商品マスタファイル部212を書き換えるための操作情報を受付ける。また、操作受付部2001は、表示パターンを設定するための操作情報を受付ける。
第1検出部2002は、顧客が透明ディスプレイ23に非接触で当該透明ディスプレイ23に表示された注文ボタンを指定する注文動作を検出する。詳細には、第1検出部2002は、第1カメラ25の出力に基づいて、顧客が透明ディスプレイ23に表示された後述する注文ボタンを指さす動作を検出する。例えば、第1検出部2002は、顧客の動作を検出し、その検出した動作の位置に近い注文ボタンを特定して、当該注文ボタンを指定する注文動作を検出する。
第2検出部2003は、顧客が透明ディスプレイ23に非接触で当該透明ディスプレイ23に表示された商品情報を指定する指定動作を検出する。詳細には、第2検出部2003は、第1カメラ25の出力に基づいて、顧客が透明ディスプレイ23に表示された商品情報を指さす動作を検出する。例えば、第2検出部2003は、顧客の動作を検出し、その検出した動作の位置に近い収容領域に収容された商品を特定して、当該商品の商品情報を指定する指定動作を検出する。
商品検出部2004は、収容部22内の商品の有無を検出する。詳細には、商品検出部2004は、第2カメラ26の出力に基づいて、収容部22内の各収容領域に大皿28が存在しているか否かを検出する。
表示制御部2005は、収容部22に収容された商品に対応して、当該商品の商品情報とショーケース2に非接触で当該商品の注文を可能とする注文支援情報とを透明ディスプレイ23に表示する。詳細には、表示制御部2005は、収容部22の各収容領域に対応して、商品名や価格などの商品情報と、注文支援情報である二次元コードや注文ボタンを表示する。また、表示制御部2005は、第2検出部2003によって顧客が透明ディスプレイ23に表示された商品情報を指さす指定動作が検出されると、指定された商品の詳細情報を透明ディスプレイ23に表示する。さらに、表示制御部2005は、商品検出部2004が検出した収容部22内の商品の有無に応じて表示を切換える。例えば、表示制御部2005は、商品検出部2004が商品有を検出すると商品情報および注文支援情報を表示し、商品検出部2004が商品無を検出すると商品情報は表示して注文支援情報を非表示とする。
出力部2006は、第1検出部2002が注文動作を検出すると、注文受付装置3に対して注文情報を出力する。詳細には、出力部2006は、第1検出部2002によって詳細情報とともに表示された注文ボタンを顧客が指さす動作が検出されると、当該指さし動作によって指定された商品に関する商品情報を注文受付装置3に送信する。
次に、商品注文時における透明ディスプレイ23の表示画面推移について説明する。料理を注文する顧客は、ショーケース2内の実際の料理を見て注文することができる。また、顧客は、料理を注文するにあたって料理に関する詳細情報を確認することができる。詳細情報を確認するには、図8に示すように、顧客は透明ディスプレイ23に表示された商品情報を指さす。このとき、表示制御部2005は、顧客に対して透明ディスプレイ23への接触を避けることを促す表示を行ってもよい。例えば、表示制御部2005は、「ディスプレイに触れずに指さし動作で指定してください。」などの表示を行ってもよい。すると、第2検出部2003によって顧客が商品を指定した指定動作が検出される。このとき、表示制御部2005は、図8に示すように、指定された商品に関する商品情報表示部231および二次元コード表示部232を、拡大して表示してもよい。これにより、顧客は自分が指定した商品を確認することができる。
第2検出部2003が顧客の指定動作を検出すると、表示制御部2005は、透明ディスプレイ23を制御して図9に示す表示を行う。具体的には、第2検出部2003が顧客の指定動作を検出すると、表示制御部2005は、指定された商品についてアレルゲン表示部233、原材料表示部234、およびカロリー表示部235をポップアップ表示する。アレルゲン表示部233にはアレルゲン物質名、原材料表示部234には原材料名、カロリー表示部235には1皿分の大凡のカロリー量、がそれぞれ表示される。これらアレルゲン物質名、原材料名、および1皿分の大凡のカロリー量は、商品の詳細情報の一例である。併せて、表示制御部2005は、注文ボタン表示部236を表示する。注文ボタン表示部236には、注文支援情報の一例である注文ボタンが表示される。
これにより、顧客は、商品の詳細情報を確認することができるとともに、注文ボタンを指さすだけで容易に詳細情報が表示された商品を注文することができる。なお、顧客は、注文ボタンを指さす動作によって注文するのではなく、二次元コード表示部232に表示された二次元コードを利用して注文することも可能である。なお、注文ボタンを表示する際にも、表示制御部2005は、顧客に対して透明ディスプレイ23への接触を避けることを促す表示を行ってもよい。
図10は、顧客が二次元コードを利用して注文する場合を説明する図である。顧客は、注文用アプリケーションソフトウェアがインストールされた顧客端末4で二次元コードを読取る。すると、顧客端末4は、注文画面を表示する。詳細は図示しないが、注文画面は、注文ボタンおよびキャンセルボタンを表示する。また、注文用アプリケーションソフトウェアによって決済処理まで行える場合、注文画面は決済ボタンおよび中止ボタンを表示する。注文ボタンや決済ボタンを押すことで、顧客端末4から注文受付装置3に対して商品を特定する情報が送信され、顧客は注文を行うことができる。注文システム1は、二次元コードを読取って注文用アプリケーションソフトウェアを用いて注文する場合、顧客にポイントを付与するようにすることもできる。これにより、店舗は、透明ディスプレイ23に表示された注文ボタンを指さす操作のみで容易に注文できる注文方法と、ポイントを取得できる注文方法とを顧客に対して提供することができる。
なお、注文された商品は、ショーケース2が設置された場所で店員から顧客へ提供されてもよいし、注文受付装置3に商品情報とともに顧客の座席情報を送信することで店員が顧客の座席に運ぶことで顧客に提供されてもよい。
次に、図11を参照して、収容部22の収容領域に大皿28が置かれていないときの透明ディスプレイ23の表示について説明する。大皿28が収容領域に置かれていない場合とは、例えば、大皿28内の料理が売り切れて調理場で調理中の状態などである。
第2カメラ26は、収容部22内を撮像して大皿28が収容される各収容領域(図11の例では4つ)に大皿28が存在しているか否かを認識する。第2カメラ26の出力に基づいて、商品検出部2004が所定の収容領域(図11では右端)に大皿28が存在しないことを検出すると、表示制御部2005は当該収容領域に対応する透明ディスプレイ23の表示を切換える。
具体的には、それまで表示されていた商品情報表示部231および二次元コード表示部232に代えて、付加情報表示部237に例えば「ただいま調理中です」などの文字を表示する。「ただいま調理中です」との表示は、付加情報の表示の一例である。併せて、大皿28が置かれていたときに第2カメラ26が撮像した画像を表示してもよい。これにより、顧客は、置かれていない大皿28の料理が調理中であることを認識できるだけでなく、当該料理がどのようなものであるかも画像で認識することができる。
さらに、商品検出部2004が第2カメラ26の出力に基づいて大皿28に盛られた料理の残量を検出するようにしてもよい。そして、大皿28に盛られた料理の残量が所定量以下と判断した場合、店員が所持する注文受付装置3や調理場に設けられる調理場端末に残量が所定値以下の商品を示す情報を通知するようにしてもよい。これにより、迅速に料理を補充することが可能となる。なお、第2カメラ26の設置位置は適宜設定することができる。
また、本実施形態においては、調理中の料理については二次元コードや注文ボタンなどの注文支援情報を表示させないことにより、注文システム1は注文を受付けつけないようにしている。これにより、商品を提供できない状態であるにも拘わらず、注文受付装置3に通知された注文情報によって店員がショーケース2に来てしまうことを防止することができ、店員に無駄な作業を発生させないようにしている。しかしながら、例えば、店員がショーケース2に常駐するような場合は、商品を調理中であっても、注文支援情報を透明ディスプレイに表示して注文を受付けるようにしてもよい。
なお、商品検出部2004が所定の収容領域に大皿28が存在しないことを検出した場合、表示制御部2005は、それまで表示されていた商品情報および二次元コードのうち、二次元コードを削除した表示に切換えてもよい。このように表示することによっても注文を受付けないため、上記と同様に店員に無駄な作業を発生させないようにすることができる。
次に表示画面の初期設定処理について説明する。図12は、制御部200による初期設定処理を示すフローチャートである。初期設定処理は、店舗の開店時などに実行される。
まず、制御部200は、商品マスタファイル部212に各種情報が記憶された商品マスタファイルが記憶されているか否か判断する(S1)。各種情報が記憶された商品マスタファイルが記憶されていると(S1のY)、表示制御部2005は、商品マスタファイルに記憶された情報にしたがって透明ディスプレイ23に商品情報および二次元コードを表示し(S2)、初期設定処理を終了する。
各種情報が記憶された商品マスタファイルが記憶されていないと(S1のN)、制御部200は、操作受付部2001が商品設定入力を受付けたか否か判断する(S3)。具体的には、制御部200は、ユーザによって入力装置29に商品の商品名、価格、二次元コード、および収容領域を示す各情報が入力されたか否かを判断する。
操作受付部2001が商品設定入力を受付けると(S3のY)、操作受付部2001は、受付けた各情報(商品名、価格、二次元コード、および収容領域を示す各情報)を商品マスタファイルに書込み(S4)、制御部200は、S2の処理に移行する。
S3の処理において、操作受付部2001が商品設定入力を受付けないと(S3のN)、制御部200は、S1の処理に戻る。このとき、商品設定入力を促す報知を行うとよい。
次に、注文受け時における制御部200の表示処理を説明する。図13は、制御部200の注文受け時における表示処理を示すフローチャートである。
ショーケース2に商品が陳列された状態において、制御部200は、商品検出部2004が各収容領域の商品を検出したか否かを判断する(S11)。換言すれば、制御部200は、全ての収容領域に大皿28が収容されているか否かを判断する。
商品検出部2004が各収容領域の商品を検出すると(S11のY)、制御部200は、第2検出部2003が透明ディスプレイ23に表示された商品情報に対する指さし動作(指定動作)を検出したか否か判断する(S12)。換言すれば、顧客が何れか一の商品情報表示部231に対して指さし動作を行ったか否か判断する。
第2検出部2003が商品情報に対する指さし動作を検出すると(S12のY)、表示制御部2005は、指さし動作により指定された商品について、透明ディスプレイ23に商品の詳細情報および注文ボタンを所定時間だけ表示する(S13)。第2検出部2003が商品情報表示部231に対する指さし動作を検出しないと(S12のN)、制御部200は、S11の処理に戻る。
S13の処理に続いて、制御部200は、第1検出部が透明ディスプレイ23に表示された注文ボタンに対する指さし動作(注文動作)を検出したか否か判断する(S14)。換言すれば、顧客が注文ボタン表示部236に対して指さし動作を行ったか否か判断する。
第1検出部が注文ボタンに対する指さし動作を検出すると(S14のY)、出力部2006は、注文受付装置3に対して、注文情報を出力する(S15)。具体的には、出力部2006は、上記指さし動作で注文された商品の商品名やコードなど当該商品を特定する情報を出力する。続いて、制御部200は、S11の処理に戻る。
なお、第1検出部が注文ボタンに対する指さし動作を検出したときに、表示制御部2005が店舗内の座席を示す情報を表示して、第1検出部によって顧客が指さし動作により指定した座席を検出するようにしてもよい。そして、出力部2006は、第1検出部が検出した座席を示す情報を注文情報に含めて注文受付装置3に出力する。このようにすることで、顧客は座席で店員から商品を受け取ることができるようにすることができる。
S14の処理において、第1検出部が注文ボタンに対する指さし動作を検出しないと(S14のN)、制御部200は、S11の処理に戻る。
S11の処理において、商品検出部2004がいずれかの収容領域の商品を検出しないと(S11のN)、表示制御部2005は、予め設定された表示パターンが1であるか否か判断する(S16)。
設定された表示パターンが1であると(S16のY)、表示制御部2005は、商品が存在しない収容領域に対応する表示を付加情報のみとする(S17)。具体的には、表示制御部2005は、大皿28が存在しない収容領域に対応する表示を、商品情報および二次元コードを表示した状態から、図11に示すように「ただいま調理中です」との付加情報の表示に切換える。続いて、制御部200は、S12の処理に移行する。
設定された表示パターンが1でないと(S16のN)、すなわち表示パターンが2であると、表示制御部2005は、商品が存在しない収容領域に対応する表示を、それまでの表示から二次元コードを非表示とする(S18)。具体的には、表示制御部2005は、大皿28が存在しない収容領域に対応する表示を、商品情報および二次元コードを表示した状態から、商品情報のみを表示する状態に切換える。続いて、制御部200は、S12の処理に移行する。
上述した注文受け時における制御部200の表示処理を実行することで、図8~図11に示す表示状態を実現することができる。なお、二次元コード読取による注文情報は、顧客端末4から注文受付装置3に送信される。
以上説明したとおり、本実施形態のショーケース2は、商品を出し入れ可能に収容する収容部22と、収容部22を覆う透明ディスプレイ23と、収容部22に収容された商品に対応して、当該商品の商品情報と透明ディスプレイ23に非接触で当該商品の注文を可能とする注文支援情報とを透明ディスプレイ23に表示する表示制御部と、を備える。
このため、顧客は不特定多数の人間が触れる可能性のあるショーケース2に接触することなく、ショーケース2に収容された商品を注文することができる。また、顧客は店員と会話することなく、ショーケース2に収容された商品を注文することができる。したがって、顧客は衛生的に商品を注文することができる。一方、店舗は本実施形態のショーケース2を採用することで、感染症対策等の要請に応えることができる。
また、本実施形態のショーケース2は、透明ディスプレイ23に注文を受付ける注文ボタンを表示するとともに、顧客が透明ディスプレイに非接触で当該注文ボタンを指定する注文動作を検出する第1検出部2002と、第1検出部2002が注文動作を検出すると注文受付装置3に対して注文情報を出力する出力部2006とを備える。
このため、顧客は、注文システム用アプリケーションソフトウェアをインストールしたスマートフォン等を所持していなくても、ショーケース2に非接触で商品を注文することができる。したがって、顧客は衛生的かつ容易に商品を注文することができる。
さらに、本実施形態の本実施形態のショーケース2は、顧客が非接触で透明ディスプレイ23に表示された商品情報を指定する指定動作を検出する第2検出部2003を備え、表示制御部2005は、第2検出部2003が前記指定動作を検出すると、指定された商品の詳細情報を表示する。
このため、表示制御部2005は、必要時に商品の詳細情報を透明ディスプレイ23に表示し、不要時には詳細情報を表示しない。したがって、ショーケース2は、顧客の必要時に商品の詳細情報を提供できるとともに、通常は収容部22内の商品を見やすくすることができる。
加えて、本実施形態の本実施形態のショーケース2は、収容部22内の商品の有無を検出する商品検出部2004を備え、表示制御部2005は、商品検出部2004が検出した商品の有無に応じて表示を切換える。
このため、ショーケース2は、収容部22内に収容される商品の有無に応じた表示を行うことができる。例えば、収容部22の収容領域に商品が存在しない場合、収容領域に対応する箇所に「ただいま調理中です」との表示を行うことができる。
また、表示制御部2005は、商品検出部2004が商品有を検出すると商品情報および注文支援情報を表示し、商品検出部2004が商品無を検出すると商品情報は表示して注文支援情報を非表示とする。
このため、ショーケース2は、収容領域に存在しない商品についても顧客に商品情報を伝えることができ、かつ、収容領域に存在しない商品の注文を受付けないようにすることができる。したがって、店舗は、収容領域に存在しない商品についても顧客に対して商品情報を提供できるとともに、顧客に注文から商品提供まで長時間待たせてしまうことを防止することができる。
なお、ショーケース2で用いられる制御プログラムは、CD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、本実施形態のショーケース2で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良く、さらには、インターネット等のネットワーク経由で提供するように構成しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。