JP7517606B2 - 光半導体装置の検査装置 - Google Patents
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Description
本開示は、複数のリード端子を有する光半導体装置の検査を行う検査装置に関する。
光半導体装置の機能向上に伴って、パッケージから引き出されるリード端子の数が多くなっている。例えば、光通信用のレーザーダイオード用のパッケージとして、光通信の伝送速度の高速化に伴って7つ又はそれ以上の数のリード端子を持つパッケージが実用化されている。
光半導体装置のリード端子をソケットに差し込んで電流源又は電圧源等の装置と電気的に接続することで光半導体装置の電気的特性の検査を行う。しかし、リード端子に曲り等の変形があるとソケットに簡単に差し込むことができない。検査装置において自動でリード端子をソケットに差し込むため、リード端子の変形を矯正する必要がある。これに対して、光半導体装置のリード端子の側方から櫛歯を2つ進出させて、リード端子を所定の間隔に修正しソケットへ挿入することによりリードを矯正する検査装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、リード端子の数が多く配置が複雑な場合、櫛歯を交差することが困難である。また、櫛歯に検査用の電極が無いため、リード矯正はできるが電気的検査ができない。また、リード端子が変形している場合、リード端子と櫛歯が接触し、リード端子に傷がつく恐れがある。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はリード端子の数が多くてもリード端子を傷つけることなくリード矯正と電気的検査を行うことができる光半導体装置の検査装置を得るものである。
本開示に係る光半導体装置の検査装置は、複数のリード端子を有する光半導体装置の検査を行う検査装置であって、複数のブロックと、前記複数のブロックの先端にそれぞれ設けられた複数の電極と、複数のワイヤと、を備え、前記複数のブロックと前記複数のワイヤによりそれぞれ前記複数のリード端子を挟んで前記複数のリード端子の位置を矯正し、前記複数の電極を前記複数のリード端子に接触させて前記光半導体装置の電気特性を検査することを特徴とする。
本開示では、複数のブロックと複数のワイヤによりそれぞれ複数のリード端子を挟む。これにより、複数のリード端子の位置を矯正し、複数の電極を複数のリード端子に接触させて光半導体装置の電気特性を検査する。リード端子の本数の増減に合せてワイヤとブロックを増減するだけで、リード矯正と電気的検査を行うことができる。従って、リード端子の数が多くてもリード端子を傷つけることなくリード矯正と電気的検査を行うことができる。
実施の形態に係る光半導体装置の検査装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。光半導体装置1は、パッケージ2と、パッケージ2の下面から突出した複数のリード端子3とを有する。パッケージ2は、レーザーダイオード、レーザーダイオードを一定温度に保つためのペルチェ素子及び温度を測定するサーミスタ等を内蔵している。リード端子3は、例えば、レーザーダイオードに接続され高周波信号を通すリード端子、ペルチェ素子用のリード端子、及びサーミスタ用のリード端子などである。
図1は、実施の形態1に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。光半導体装置1は、パッケージ2と、パッケージ2の下面から突出した複数のリード端子3とを有する。パッケージ2は、レーザーダイオード、レーザーダイオードを一定温度に保つためのペルチェ素子及び温度を測定するサーミスタ等を内蔵している。リード端子3は、例えば、レーザーダイオードに接続され高周波信号を通すリード端子、ペルチェ素子用のリード端子、及びサーミスタ用のリード端子などである。
検査装置4は以下の構成を有する。本体5に保持部6及びブロック駆動部7が取り付けられている。保持部6は、光半導体装置1のパッケージ2のステム等の頑丈な部分を保持する。ブロック駆動部7は、本体5を基準として複数のブロック8を上下方向・水平方向に移動させる。複数のブロック8の先端にそれぞれワイヤ9が設けられている。ワイヤ緩急動作装置10がワイヤ9の緩急動作を行う。制御部11がブロック駆動部7及びワイヤ緩急動作装置10の動作を制御する。電気特性検査装置12が光半導体装置の電気特性を検査する。
図2は、実施の形態1に係るブロックを示す図である。ブロック8の先端に電極13と円状のワイヤ9が設けられている。ブロック8の内部は空洞であり、ワイヤ9がブロック8の先端から根本までブロック8の内部を通っている。電極13は、例えばベリリウム銅をニッケル又は金でメッキしたもの、パラジウム合金等の導電性の金属である。電極13を電気特性検査装置12に接続するための配線14がブロック8の外側に設けられている。
図3から図5は、実施の形態1に係る検査装置の動作を示す側面図と下面図である。まず、図3に示すように、光半導体装置1のリード端子3をワイヤ9の環の上方に配置する。次に、図4に示すように、ブロック駆動部7がブロック8を上に動かし、リード端子3をワイヤ9の環に通す。次に、図5に示すように、ワイヤ緩急動作装置10がワイヤ9を締めると同時に、ブロック駆動部7がブロック8を内側に動かしてブロック8の先端をリード端子3に押し付ける。これらのブロック駆動部7及びワイヤ緩急動作装置10の動作は制御部11により制御されている。
図6は、ブロックをコンタクトする前後のリード端子の様子を示す図である。ブロック8とワイヤ9によりリード端子3を挟む。これにより、リード端子3が広がったワイヤ9内に収まっていればリード端子3の位置を矯正することができる。また、電極13をリード端子3に接触させる。電気特性検査装置12から電極13に電流を流すことで光半導体装置1の電気特性を検査することができる。
ワイヤ9は、締めた後に再び円状に戻す必要があるため、形状記憶合金のように円状の形状を記憶できる材質であることが望ましい。また、電極13とリード端子3の電気接続に影響を与えないようにするため、ワイヤ9をめっき処理で絶縁体にし、ブロック8をPEEK材などの樹脂系の絶縁体で形成することが望ましい。
以上説明したように、本実施の形態では、複数のブロック8と複数のワイヤ9によりそれぞれ複数のリード端子3を挟む。これにより、複数のリード端子3の位置を矯正し、複数の電極13を複数のリード端子3に接触させて光半導体装置1の電気特性を検査する。リード端子3の本数の増減に合せてワイヤ9とブロック8を増減するだけで、リード矯正と電気的検査を行うことができる。例えば、リード端子3が同円周上にあれば7ピン以上でも適用が可能である。また、リード端子3の数が多く配置が複雑な場合でも、細いワイヤ9であればリード端子3間に入り込むことができる。従って、リード端子3の数が多くてもリード端子3を傷つけることなくリード矯正と電気的検査を行うことができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。各ブロック8の先端と電極13との間に弾性体15が設けられている。弾性体15は例えばゴムであるが、スポンジ又は板バネ等でもよい。電極13とリード端子3が接触する際、電極13と弾性体15がリード端子3に沿って変形する。このため、実施の形態1よりもリード端子3と電極13の接触が良くなる。なお、弾性体15が絶縁性であれば、ブロック8へ電気が流れることはないため、ブロック8の材質は導電体でもよい。電極13はリード端子3に沿って変形させる必要があるため、金リボンのように薄い金属が望ましい。
図7は、実施の形態2に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。各ブロック8の先端と電極13との間に弾性体15が設けられている。弾性体15は例えばゴムであるが、スポンジ又は板バネ等でもよい。電極13とリード端子3が接触する際、電極13と弾性体15がリード端子3に沿って変形する。このため、実施の形態1よりもリード端子3と電極13の接触が良くなる。なお、弾性体15が絶縁性であれば、ブロック8へ電気が流れることはないため、ブロック8の材質は導電体でもよい。電極13はリード端子3に沿って変形させる必要があるため、金リボンのように薄い金属が望ましい。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。本実施の形態では、ワイヤ9の形状が楕円状である。ワイヤ9の環の横幅が狭くなるため、ワイヤ9及びブロック8からなる治具を隣接して配置することができる。また、隣接するブロック8の先端に設けられたワイヤ9は互いに高さが異なる。高さを互い違いにすることで隣接するワイヤ9の干渉を回避することができる。よって、本実施の形態は、リード端子3の数が多い光半導体装置に適用することができる。その他の構成及び効果は実施の形態1と同様である。
図8は、実施の形態3に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。本実施の形態では、ワイヤ9の形状が楕円状である。ワイヤ9の環の横幅が狭くなるため、ワイヤ9及びブロック8からなる治具を隣接して配置することができる。また、隣接するブロック8の先端に設けられたワイヤ9は互いに高さが異なる。高さを互い違いにすることで隣接するワイヤ9の干渉を回避することができる。よって、本実施の形態は、リード端子3の数が多い光半導体装置に適用することができる。その他の構成及び効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態4.
図9は、実施の形態4に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。複数のワイヤ保持部16,17が複数のワイヤ9をそれぞれ保持する。複数のワイヤ9はそれぞれ線状であり、井桁状に配置されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図9は、実施の形態4に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。複数のワイヤ保持部16,17が複数のワイヤ9をそれぞれ保持する。複数のワイヤ9はそれぞれ線状であり、井桁状に配置されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
複数のブロック8が複数のリード端子3に対して内側に動くと同時に、複数のワイヤ保持部16,17が複数のワイヤ9を複数のリード端子3に対して外側に動かすことで、複数のブロック8と複数のワイヤ9によりそれぞれ複数のリード端子3を挟む。これにより、複数のリード端子3の位置を矯正し、複数の電極13を複数のリード端子3に接触させて光半導体装置1の電気特性を検査する。
リード端子3はワイヤ9とブロック8の間の領域に挿入する必要がある。リード端子3を挿入する領域の面積は、コンタクト前の図面で比較すると、実施の形態1では約3mm2、実施の形態4では約3.6mm2である。従って、実施の形態1よりもリード端子3を矯正できる範囲を広げることができる。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。複数のワイヤ9はそれぞれ直線状であり、井桁状に配置されている。各ワイヤ保持部16,17は、対応するワイヤ9を直線状のまま対応するリード端子3に押し付ける。その他の構成は実施の形態4と同様である。
図10は、実施の形態5に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。複数のワイヤ9はそれぞれ直線状であり、井桁状に配置されている。各ワイヤ保持部16,17は、対応するワイヤ9を直線状のまま対応するリード端子3に押し付ける。その他の構成は実施の形態4と同様である。
リード端子3を挿入する領域の面積は、コンタクト前の図面で比較すると、実施の形態4では約3.6mm2、実施の形態5では約4.8mm2である。従って、実施の形態4よりもリード端子3を矯正できる範囲を広げることができる。
実施の形態6.
図11は、実施の形態6に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。ワイヤ9を保持するワイヤ保持部16,17が直角状に配置されている。複数のワイヤ9はそれぞれ円弧状であり、それぞれ複数のリード端子3の内側に配置される。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図11は、実施の形態6に係る光半導体装置の検査装置を示す図である。ワイヤ9を保持するワイヤ保持部16,17が直角状に配置されている。複数のワイヤ9はそれぞれ円弧状であり、それぞれ複数のリード端子3の内側に配置される。その他の構成は実施の形態1と同様である。
複数のブロック8が複数のリード端子3に対して内側に動くと同時に、複数のワイヤ保持部16,17がブロック8側に締まりつつブロック8とは反対方向へ動くことで、複数のブロック8と複数のワイヤ9によりそれぞれ複数のリード端子3を挟む。これにより、複数のリード端子3の位置を矯正し、複数の電極13を複数のリード端子3に接触させて光半導体装置1の電気特性を検査する。
リード端子3を挿入する領域の面積は、コンタクト前の図面で比較すると、実施の形態4では約3.6mm2、実施の形態6では約4.3mm2である。従って、実施の形態4よりもリード端子3を矯正できる範囲を広げることができる。
1 光半導体装置、3 リード端子、8 ブロック、9 ワイヤ、13 電極、15 弾性体、16,17 ワイヤ保持部
Claims (9)
- 複数のリード端子を有する光半導体装置の検査を行う検査装置であって、
複数のブロックと、
前記複数のブロックの先端にそれぞれ設けられた複数の電極と、
複数のワイヤと、を備え、
前記複数のブロックと前記複数のワイヤによりそれぞれ前記複数のリード端子を挟んで前記複数のリード端子の位置を矯正し、前記複数の電極を前記複数のリード端子に接触させて前記光半導体装置の電気特性を検査することを特徴とする光半導体装置の検査装置。 - 各ワイヤは円状であり、対応する前記ブロックの先端に設けられ、対応する前記リード端子に対して締緩動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置の検査装置。
- 各ブロックの前記先端と前記電極との間に設けられた弾性体を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の光半導体装置の検査装置。
- 各ワイヤは楕円状であることを特徴とする請求項2又は3に記載の光半導体装置の検査装置。
- 隣接する前記ブロックの前記先端に設けられた前記ワイヤは互いに高さが異なることを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の光半導体装置の検査装置。
- 前記複数のワイヤをそれぞれ保持する複数のワイヤ保持部を更に備え、
前記複数のブロックが前記複数のリード端子に対して内側に動くと同時に、前記複数のワイヤ保持部が前記複数のワイヤを前記複数のリード端子に対して外側に動かすことで、前記複数のブロックと前記複数のワイヤによりそれぞれ前記複数のリード端子を挟むことを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置の検査装置。 - 前記複数のワイヤはそれぞれ線状であることを特徴とする請求項6に記載の光半導体装置の検査装置。
- 前記複数のワイヤはそれぞれ直線状であり、
各ワイヤ保持部は、対応する前記ワイヤを直線状のまま対応する前記リード端子に押し付けることを特徴とする請求項6に記載の光半導体装置の検査装置。 - 前記複数のワイヤはそれぞれ円弧状であることを特徴とする請求項6に記載の光半導体装置の検査装置。
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