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JP7520466B2 - 除毛剤組成物 - Google Patents
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JP7520466B2 - 除毛剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、除毛剤組成物に関する。
チオグリコール酸及び/又はその塩を除毛成分として含む除毛剤組成物が広く用いられている。この除毛剤組成物では、チオグリコール酸及び/又はその塩が、体毛を構成するケラチンのジスルフィド結合を還元することにより、除毛効果が発揮される。
上記除毛剤組成物は、一般的に、乳化剤を用いて、除毛成分、油性成分及び水を乳化させることによって製造される。
下記の特許文献1には、チオグリコール酸又はチオグリコール酸塩と、シリコーン油とを含む除毛剤が開示されている。
下記の特許文献2には、チオグリコール酸と、水酸化ナトリウムと、水酸化カルシウムと、HLBが13以上のポリオキシエチレンアルキルエーテルと、セチルアルコール、ステアリルアルコール、流動パラフィン及び固形パラフィンからなる群より選択された油性物質と、水とを含むクリーム状除毛剤組成物が開示されている。このクリーム状除毛剤組成物では、上述した各成分が特定の含有量で含まれる。
特開平11-246372号公報 特開平5-170624号公報
除毛剤組成物は、各成分を混合して製造された後、保管又は移送等の目的で、所定の容器(例えばドラム缶)に収容されることがある。しかしながら、製造直後の除毛剤組成物の粘性が過度に高いと、容器内に流し入れることが困難となったり、流し入れるために時間を要したりする。一方、製造直後の除毛剤組成物の粘性が過度に低いと、容器内に流し入れたときに泡立ちが生じやすい。このため、製造直後の除毛剤組成物が適度な粘性を有することは、製造プロセスの観点から重要である。
また、特許文献1に記載のような従来の除毛剤組成物は、塩類を比較的多く含む。そのため、従来の除毛剤組成物では、乳化安定性を高めることは困難であり、特に、高温環境下での乳化安定性を高めることは困難である。なお、特許文献2に記載の除毛剤組成物では、室温環境下での乳化安定性をある程度高めることができる。しかしながら、特許文献2に記載の除毛剤組成物であっても高温環境下での乳化安定性を高めることは困難である。
本発明の目的は、製造直後の粘性を良好にすることができ、かつ高温環境下での乳化安定性を高めることができる除毛剤組成物を提供することである。
本発明は、下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを含み、前記成分(C)の含有量の、前記成分(D)の含有量に対する質量比が0.2以上、1.5以下である、除毛剤組成物を提供する。
成分(A):チオグリコール酸及び/又はその塩
成分(B):ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
成分(C):HLB値が12.0以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分(D):HLB値が12.0未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
本発明の除毛剤組成物では、pHが12以上であることが好ましい。
本発明の除毛剤組成物は、特定の成分(A)と特定の成分(B)と特定の成分(C)と特定の成分(D)とを含み、成分(C)の含有量の、成分(D)の含有量に対する質量比が0.2以上、1.5以下であるので、製造直後の粘性を良好にすることができ、かつ高温環境下での乳化安定性を高めることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の除毛剤組成物は、チオグリコール酸及び/又はその塩と、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸と、HLB値が12.0以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテルと、HLB値が12.0未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテルとを含む。
本明細書においては、上記「チオグリコール酸及び/又はその塩」を「成分(A)」と称する場合がある。
本明細書においては、上記「ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸」を「成分(B)」と称する場合がある。
本明細書においては、上記「HLB値が12.0以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテル」を「成分(C)」と称する場合がある。
本明細書においては、上記「HLB値が12.0未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル」を「成分(D)」と称する場合がある。
成分(C)及び成分(D)のHLB値は、実測法により求めることができる。
したがって、本発明の除毛剤組成物は、成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、成分(D)とを含む。本発明の除毛剤組成物では、成分(C)の含有量の、成分(D)の含有量に対する質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)が0.2以上、1.5以下である。
本発明の除毛剤組成物では、上記の構成が備えられているので、製造直後の粘性を良好にすることができ、かつ高温環境下での乳化安定性を高めることができる。
本発明者は、成分(A)を含む除毛剤組成物において、成分(B)を用いることにより、高温環境下での乳化安定性を高めることができることを見出した。しかしながら、成分(B)を単に用いた場合には、エマルションの形状が不均一となり、製造直後の除毛剤組成物の粘性が過度に小さくなりやすい。本発明者は、成分(B)に加えて、成分(C)及び成分(D)を特定の質量比で用いることにより、高温環境下での乳化安定性を高めたまま、製造直後の除毛剤組成物の粘性を良好にすることができることを見出した。
また、本発明の除毛剤組成物では、製造直後の除毛剤組成物の粘性に対して、保管後の除毛剤組成物の粘性の変化を抑えることができる。そのため、本発明の除毛剤組成物では、使用時の除毛剤組成物の粘性も良好にすることができる。したがって、本発明の除毛剤組成物では、塗布対象に除毛剤組成物を塗布したときに液だれが生じにくく、また、脱毛ムラも生じにくい。
本発明の除毛剤組成物は、成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、成分(D)とを少なくとも含む。本発明の除毛剤組成物は、成分(A)、成分(B)、成分(C)及び成分(D)以外の他の成分を含んでいてもよい。
上記の成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)や他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
なお、本明細書において、各成分の含有量とは、除毛剤組成物中に含まれる全ての該成分の含有量の合計を意味する。例えば、成分(C)の含有量とは、除毛剤組成物中の全ての成分(C)の含有量の合計を意味する。
以下、本発明の除毛剤組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。
(成分(A))
成分(A)は、チオグリコール酸及び/又はその塩である。成分(A)は、除毛成分である。上記除毛剤組成物は、成分(A)として、チオグリコール酸を含んでいてもよく、チオグリコール酸塩を含んでいてもよく、チオグリコール酸とチオグリコール酸塩との双方を含んでいてもよい。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記チオグリコール酸塩としては、チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸カリウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン、及びチオグリコール酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
上記除毛剤組成物100質量%中、成分(A)のチオグリコール酸構造換算での含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは2.0質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは8.0質量%以下である。成分(A)のチオグリコール酸構造換算での含有量が上記下限以上であると、除毛力をより一層高めることができる。成分(A)のチオグリコール酸構造換算での含有量が上記上限以下であると、除毛力及び保存安定性を高め、かつ皮膚刺激を小さくすることができる。
上記チオグリコール酸構造換算での含有量は、成分(A)がチオグリコール酸である場合には、チオグリコール酸の含有量を意味し、成分(A)がチオグリコール酸塩である場合には、下記式で表される含有量を意味する。また、上記チオグリコール酸構造換算での含有量は、成分(A)がチオグリコール酸とチオグリコール酸塩との双方を含む場合には、チオグリコール酸の含有量と下記式で表される含有量との合計を意味する。
チオグリコール酸塩のチオグリコール酸構造換算での含有量(質量%)=チオグリコール酸塩の含有量(質量%)×(チオグリコール酸の分子量/チオグリコール酸塩の分子量)
(成分(B))
成分(B)は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸である。成分(B)を用いることにより、高温環境下での乳化安定性を高めることができる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンミリスチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸、及びポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸等が挙げられる。
高温環境下での乳化安定性をより一層高める観点からは、成分(B)は、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸及び/又はポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸を含むことが好ましい。
高温環境下での乳化安定性をより一層高める観点からは、成分(B)のエチレンオキシド(EO)の平均付加モル数(ポリオキシエチレン部分のEOの平均付加モル数)は、好ましくは3以上、より好ましくは5以上、好ましくは60以下、より好ましくは40以下、更に好ましくは25以下である。
高温環境下での乳化安定性をより一層高める観点からは、成分(B)のアルキル基の炭素数は、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、好ましくは22以下、より好ましくは20以下である。
上記除毛剤組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.8質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは4.0質量%以下、更に好ましくは3.0質量%以下である。成分(B)の含有量が上記下限以上であると、高温環境下での乳化安定性をより一層高めることができる。成分(B)の含有量が上記上限以下であると、製造コストを抑えることができる。
(成分(C))
成分(C)は、HLB値が12.0以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテルである。成分(C)を成分(B)及び成分(D)と組み合わせて用いることにより、本発明の効果を発揮させることができる。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(C)のHLB値は12.0以上である。成分(C)のHLB値は、好ましくは14.0以上、より好ましくは16.0以上、好ましくは20.0以下である。
成分(C)としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、及びポリオキシエチレンベヘニルエーテル等が挙げられる。
本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点からは、成分(C)のエチレンオキシド(EO)の平均付加モル数(ポリオキシエチレン部分のEOの平均付加モル数)は、好ましくは10以上、より好ましくは15以上、好ましくは50以下である。
本明細書において、成分(C)のアルキル基の炭素数は6以上である。本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点からは、成分(C)のアルキル基の炭素数は、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、好ましくは22以下である。
成分(C)の含有量の、成分(D)の含有量に対する質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)は0.2以上、1.5以下である。上記質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)が0.2未満であると、高温環境下での乳化安定性が低下しやすい。上記質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)が1.5を超えると、製造直後の除毛剤組成物の粘性を良好にすることは困難である。
成分(C)の含有量の、成分(D)の含有量に対する質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)は、好ましくは0.4以上、より好ましくは0.5以上、好ましくは1.2以下、より好ましくは0.8以下である。上記質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)が上記下限以上であると、高温環境下での乳化安定性をより一層高めることができる。上記質量比(成分(C)の含有量/成分(D)の含有量)が上記上限以下であると、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。
上記除毛剤組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは4.0質量%以下である。成分(C)の含有量が上記下限以上であると、高温環境下での乳化安定性をより一層高めることができる。成分(C)の含有量が上記上限以下であると、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。
(成分(D))
成分(D)は、HLB値が12.0未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテルである。成分(D)を成分(B)及び成分(C)と組み合わせて用いることにより、本発明の効果を発揮させることができる。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(D)のHLB値は12.0未満である。成分(D)のHLB値は、好ましくは11.0以下、より好ましくは10.0以下である。
成分(D)としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、及びポリオキシエチレンベヘニルエーテル等が挙げられる。
本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点からは、成分(D)のエチレンオキシド(EO)の平均付加モル数(ポリオキシエチレン部分のEOの平均付加モル数)は、好ましくは1以上、好ましくは10以下、より好ましくは8以下である。
本明細書において、成分(D)のアルキル基の炭素数は6以上である。本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点からは、成分(D)のアルキル基の炭素数は、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、好ましくは22以下である。
上記除毛剤組成物100質量%中、成分(D)の含有量は、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは1.5質量%以上、好ましくは6.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下である。成分(D)の含有量が上記下限以上であると、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。成分(D)の含有量が上記上限以下であると、高温環境下での乳化安定性をより一層高めることができる。
(他の成分)
上記除毛剤組成物は、上述した成分(A)~(D)以外の他の成分を含んでいてもよい。上記他の成分としては、油性成分、除毛促進成分、成分(C)及び成分(D)の双方とは異なるノニオン界面活性剤、成分(B)とは異なるアニオン界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、シリコーン油、増粘剤、アルカリ剤、清涼剤、防腐剤、抗酸化剤、金属封鎖剤、着色剤、及び香料等が挙げられる。上記他の成分は、それぞれ1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
<油性成分>
上記除毛剤組成物は、油性成分を含むことが好ましい。上記除毛剤組成物が油性成分を含む場合には、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。
上記油性成分としては、高級アルコール、炭化水素油、エステル油及び油脂等が挙げられる。
上記高級アルコールとしては、炭素数16~22のアルコールが挙げられる。上記炭素数16~22のアルコールとしては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、オレイルアルコール、及びベヘニルアルコール等が挙げられる。
上記炭化水素油としては、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、流動イソパラフィン、及び流動パラフィン等が挙げられる。
上記エステル油としては、カプリン酸グリセリル等のカプリン酸エステル、カプリル酸グリセリル等のカプリル酸エステル、2-エチルヘキサン酸セチル、及びイソノナン酸イソノニル等が挙げられる。
上記油脂としては、例えば、オリーブ油、コメヌカ油、ヒマシ油、ヤシ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、及びアボカド油等が挙げられる。
製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にする観点からは、上記除毛剤組成物は、高級アルコール、炭化水素油、エステル油及び油脂からなる群より選ばれる油性成分(少なくとも1の油性成分)を含むことが好ましく、高級アルコール及び/又は炭化水素油を含むことがより好ましい。
上記除毛剤組成物100質量%中、上記高級アルコールの含有量は、好ましくは2.0質量%以上、より好ましくは4.0質量%以上、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下である。上記高級アルコールの含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。
上記除毛剤組成物100質量%中、上記炭化水素油の含有量は、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは2.0質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下である。上記炭化水素油の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。
上記除毛剤組成物100質量%中、高級アルコール、炭化水素油、エステル油及び油脂からなる群より選ばれる油性成分の含有量は、好ましくは3.0質量%以上、より好ましくは6.0質量%以上、好ましくは30.0質量%以下、より好ましくは20.0質量%以下である。上記油性成分の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、製造直後の除毛剤組成物の粘性をより一層良好にすることができる。
<除毛促進成分>
上記除毛促進成分としては、下記式(1)で表される化合物等が挙げられる。
本明細書においては、上記「式(1)で表される化合物」を「除毛促進成分(X)」と称する場合がある。除毛促進成分(X)を用いることにより、成分(A)による除毛力を高めることができる。
Figure 0007520466000001
上記式(1)中、Rは、水素原子又は炭素数1以上、5以下のアルキル基を表し、nは、2以上、5以下の整数を表す。
上記炭素数1以上、5以下のアルキル基は、直鎖状のアルキル基であってもよく、分岐構造を有するアルキル基であってもよい。
上記式(1)中、Rは、炭素数1又は2のアルキル基であることが好ましい。すなわち、上記式(1)中、Rは、メチル基又はエチル基であることが好ましい。この場合には、除毛力をより一層高めることができる。
上記式(1)中、nは、2又は3であることが好ましく、2であることがより好ましい。この場合には、除毛促進効果がより一層効果的に発揮され、除毛力がより一層効果的に高められる。
上記除毛剤組成物100質量%中、除毛促進成分(X)の含有量は、好ましくは0.02質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、好ましくは10.0質量%以下である。除毛促進成分(X)の含有量が上記下限以上であると、除毛促進効果がより一層効果的に発揮され、除毛力がより一層効果的に高められる。除毛促進成分(X)の含有量が上記上限以下であると、除毛力を高め、かつ皮膚刺激を小さくすることができる。
<成分(C)及び成分(D)の双方とは異なるノニオン界面活性剤>
上記ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。
上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、例えば、エチレンオキシド(EO)の平均付加モル数(ポリオキシエチレン部分のEOの平均付加モル数)が30以上、80以下であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。
<成分(B)とは異なるアニオン界面活性剤>
上記アニオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、及びセチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、及びポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα-オレフィンスルホン酸塩;ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、及びヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等のN-アシルメチルタウリン塩;スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、及びスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸アルキル塩;スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩;ラウリルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ナトリウム、及びセチルリン酸ジエタノールアミン等のモノアルキルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、及びポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ミリストイルサルコシンナトリウム、及びヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム等のN-アシルサルコシン塩;ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、及びヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム等のN-アシル-N-メチル-β-アラニン塩;ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウム、ステアロイルグルタミン酸二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、及びヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン等のN-アシルグルタミン酸塩;ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、及びヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム等のN-アシルグリシン塩;ラウリルグリコール酢酸ナトリウム(ドデカン-1,2-ジオール酢酸ナトリウム)、ラウリルグリコール酢酸カリウム、ミリスチルグリコール酢酸ナトリウム、ミリスチルグリコール酢酸カリウム、パルミチルグリコール酢酸ナトリウム、パルミチルグリコール酢酸カリウム、ステアリルグリコール酢酸ナトリウム、ステアリルグリコール酢酸カリウム、ベヘニルグリコール酢酸ナトリウム、及びベヘニルグリコール酢酸カリウム等のアルキルエーテルグリコール酢酸塩等が挙げられる。
<両性界面活性剤>
上記両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のアルキルアミドベタイン型両性界面活性剤;アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、及びN-アシルアミノエチル-N-2-ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤;アルキルアミノプロピオン酸塩、及びアルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、及びアルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤;アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウム型両性界面活性剤;N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-プロピルスルホン酸塩;N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-(2-ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩;N-脂肪酸アミドプロピル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-(2-ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩等が挙げられる。
<多価アルコール>
上記多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、及び1,2-オクタンジオール等が挙げられる。
<低級アルコール>
上記低級アルコールとしては、エタノール等が挙げられる。
<シリコーン油>
上記シリコーン油としては、例えば、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノール、メチルハイドロジェンポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、及びアミノ変性シリコーン等が挙げられる。
<増粘剤>
上記増粘剤としては、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシメチルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。上記カルボキシビニルポリマーは、アルキル変性カルボキシビニルポリマーであってもよい。
<アルカリ剤>
上記除毛剤組成物は、アルカリ剤を含むことが好ましい。
上記アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニア、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、イソプロパノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
除毛剤組成物に必要なpHに調整しやすいという観点から、上記アルカリ剤は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化カルシウムからなる群より選ばれるアルカリ剤(少なくとも1のアルカリ剤)であることが好ましい。
上記除毛剤組成物100質量%中、アルカリ剤の含有量は、好ましくは0.7質量%以上、より好ましくは0.8質量%以上、好ましくは10.0質量%以下である。上記アルカリ剤の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、除毛剤組成物のpHを好適な範囲内に調整しやすくなり、除毛力をより一層高めることができる。
<清涼剤>
上記清涼剤としては、l-メントール、1,8-シネオール、及びカンファ等が挙げられる。
<防腐剤>
上記防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、及びフェノキシエタノール等が挙げられる。
<水>
上記除毛剤組成物は、水を含むことが好ましい。上記水は精製水であることが好ましい。
上記除毛剤組成物中の水の含有量は、他の成分の含有量によって適宜調整することができる。上記除毛剤組成物100質量%中、水の含有量は、好ましくは60.0質量%以上、より好ましくは65.0質量%以上、好ましくは90.0質量%以下、より好ましくは85.0質量%以下である。
(除毛剤組成物の他の詳細)
上記除毛剤組成物の性状は、特に限定されない。上記除毛剤組成物の性状は、乳液状であってもよく、クリーム状であってもよく、ペースト状であってもよい。本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点からは、上記除毛剤組成物の性状は、乳液状又はクリーム状であることが好ましく、クリーム状であることがより好ましい。上記除毛剤組成物は、乳液状除毛剤組成物又はクリーム状除毛剤組成物であることが好ましく、クリーム状除毛剤組成物であることがより好ましい。
上記除毛剤組成物のpHは、好ましくは11.0以上、より好ましくは11.5以上、更に好ましくは12以上、好ましくは13.5以下、より好ましくは13.0以下である。上記pHが上記下限以上であると、除毛力をより一層高めることができ、また、上記上限以下であると、皮膚刺激をより一層抑制することができる。
製造直後の上記除毛剤組成物の35℃での粘度は、好ましくは1000mPa・s以上、より好ましくは3000mPa・s以上、更に好ましくは5000mPa・s以上、好ましくは50000mPa・s以下、より好ましくは40000mPa・s以下、更に好ましくは30000mPa・s以下である。
上記粘度は、粘度計を用いて、No.4ローターを使用して回転速度12rpm又は6rpm、回転時間1分間の条件で測定される。上記粘度計としては、東機産業社製、TV-25型粘度計を使用可能である。
上記除毛剤組成物の製造方法として、公知の除毛剤組成物の製造方法を採用することができる。上記除毛剤組成物の製造方法としては、各成分をパドルミキサー等で撹拌して均一化する方法等が挙げられる。
上記除毛剤組成物は、特に限定されないが、例えば、容器に収容された形態で用いることができる。上記除毛剤組成物の性状が乳液状又はクリーム状である場合には、上記容器は、チューブ容器であることが好ましい。
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。なお、以下の実施例4~6は参考例である。
実施例及び比較例では、下記の成分を用いた。
(成分(A))
チオグリコール酸カルシウム(チオグリコール酸構造換算率:50.0%)
チオグリコール酸
(成分(B))
ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸(20E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数20
ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸(10E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数10
ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸(10E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数10
(成分(C))
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数20、HLB値(実測法)17.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(40E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数40、HLB値(実測法)20.0
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(21E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数21、HLB値(実測法)18.0
(成分(D))
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(5E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数5、HLB値(実測法)9.5
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(2E.O.)、エチレンオキシドの平均付加モル数2、HLB値(実測法)8.0
(その他の成分)
水酸化カルシウム
水酸化ナトリウム
流動パラフィン
セタノール
セトステアリルアルコール
ステアリルアルコール
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(上記式(1)中、R:エチル基、n:2)
精製水
(実施例1~12及び比較例1~7)
下記の表1~3に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、除毛剤組成物を調製した。なお、表中の配合量は、純分の配合量で示した。
(評価)
得られた除毛剤組成物について、以下の評価を行った。なお、試験例2~4の評価は専門パネル3名で行い、協議して評価結果を決定した。
(試験例1:pH)
得られた除毛剤組成物のpHをpHメータ(堀場製作所社製「pHメーターF-74」)を用いて測定した。
(試験例2:製造直後の除毛剤組成物の粘性)
製造直後の除毛剤組成物を目視にて確認した。観察時の除毛剤組成物の温度は35℃であった。製造直後の除毛剤組成物の粘性を、下記の基準に従い評価した。
<製造直後の除毛剤組成物の粘性の評価基準>
A:性状がクリーム状であり、粘性に優れる(35℃での粘度が約5000~約30000mPa・s)
B1:やや硬いものの性状がクリーム状であり、粘性が良好である(35℃での粘度が約30000~約50000mPa・s)
B2:流動性がやや高いものの性状がクリーム状であり、粘性が良好である(35℃での粘度が約1000~約5000mPa・s)
C:性状がクリーム状ではなく、粘性が不良である(35℃での粘度が約1000mPa・s未満)
(試験例3:高温環境下での粘性(50℃で1日間保管後の観察))
試験例2の評価を行った後、除毛剤組成物を室温(25℃)で1日間保管し、さらに、50℃で1日間保管した。50℃で1日間保管後の除毛剤組成物の状態を目視にて確認した。
<高温環境下での粘性(50℃で1日間保管後の観察)の評価基準>
A:性状がクリーム状であり、粘性に優れる
B:流動性がやや高いものの性状がクリーム状であり、粘性が良好である
C:性状がクリーム状ではなく、粘性が不良である(粘度が過度に低い)
(試験例4:高温環境下での乳化安定性(50℃で14日間保管後の観察))
試験例3の評価を行った後、除毛剤組成物を50℃でさらに13日間保管した。保管後の除毛剤組成物の状態を目視にて確認した。
<高温環境下での乳化安定性(50℃で14日間保管後の観察)の評価基準>
A:14日間の保管前後において性状の変化がないか又は変化がわずかである(乳化安定性が良好)
B:除毛剤組成物の表面にわずかに水層の分離がみられる(乳化安定性がやや良好)
C:除毛剤組成物が水層と油層との2層に分離している(乳化安定性が不良)
組成及び結果を下記の表1~3に示す。
Figure 0007520466000002
Figure 0007520466000003
Figure 0007520466000004

Claims (3)

  1. 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含み、
    前記成分Cの含有量の、前記成分Dの含有量に対する質量比が0.4以上、0.8以下である、除毛剤組成物。
    成分A:チオグリコール酸及び/又はその塩
    成分B:ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
    成分C:HLB値が12.0以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
    成分D:HLB値が12.0未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
  2. 前記成分CのHLB値が16.0以上である、請求項1に記載の除毛剤組成物。
  3. pHが12以上である、請求項1又は2に記載の除毛剤組成物。
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