以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、5G New Radio(NR)に従った無線通信システムであり、複数の無線通信ノード及びユーザ端末によって構成される。
具体的には、無線通信システム10は、無線通信ノード100A, 100B, 100C、及びユーザ端末200(以下、UE200)を含む。
無線通信ノード100A, 100B, 100Cは、UE200との無線アクセス、及び当該無線通信ノード間における無線バックホールを設定できる。具体的には、無線通信ノード100Aと無線通信ノード100B、及び無線通信ノード100Aと無線通信ノード100Cとの間には、無線リンクによるバックホール(伝送路)が設定される。
このように、UE200との無線アクセスと、当該無線通信ノード間における無線バックホールとが統合された構成は、Integrated Access and Backhaul(IAB)と呼ばれている。
IABは、無線アクセスのために定義された既存の機能及びインターフェースを再利用する。特に、Mobile-Termination (MT), gNB-DU (Distributed Unit), gNB-CU (Central Unit), User Plane Function (UPF), Access and Mobility Management Function (AMF) and Session Management Function (SMF)、ならびに対応するインターフェース、例えば、NR Uu(MT~gNB/DU間)、F1, NG, X2及びN4がベースラインとして使用される。
本実施形態では、無線通信ノード100Aは、IABにおける親ノード(及びドナーノード)を構成し、無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cは、IABにおける子ノードを構成する。無線通信ノード100Aは、ファイバートランスポートなどの有線伝送路を介してNRのコアネットワークであるNext Generation Core (NGC)と接続される。
図2は、IABの基本的な構成例を示す図である。図2に示すように、無線通信ノード100Aは、NGCと接続され、IABドナーノードを構成する。IABドナーノードとは、コアネットワーク(NGC)へのUE200のインターフェースと、IABノード(無線通信ノード100B, 100C)への無線バックホール機能を提供するRANノードである。
無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cは、無線通信ノード100Aと接続される。具体的には、無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cは、無線バックホールリンクL1を介して無線通信ノード100Aと接続される。
無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cは、親ノードと接続するための機能であるMobile Termination(MT)と、子ノードまたはUE200と接続するための機能であるDistributed Unit(DU)とを有する。また、各無線通信ノードは、NR (Uu)を介して接続される。
無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cは、IABノードを構成する。IABノードとは、UE200との無線アクセスをサポートし、アクセストラフィックを無線によりバックホールするRANノードである。無線通信ノード100AもUE200との無線アクセスをサポートできる。
具体的には、無線通信ノード100A, 100B, 100Cは、無線アクセスリンクL2を介してUE200と接続される。
なお、図2に示すIABの構成例は、CU/DU分割を利用しているが、IABの構成は必ずしもこのような構成に限定されない。例えば、無線バックホールには、GPRS Tunneling Protocol(GTP)-U/User Datagram Protocol (UDP)/Internet Protocol (IP)を用いたトンネリングによってIABが構成されてもよい。
このようなIABの主な利点としては、トランスポートネットワークを高密度化することなく、NRのセルを柔軟かつ高密度に配置できることが挙げられる。IABは、屋外でのスモールセルの配置、屋内、さらにはモバイルリレー(例えば、バス及び電車内)のサポートなど、様々なシナリオに適用し得る。
無線アクセス及び無線バックホールに用いられる無線リソースは、半二重通信の制限はあるものの、時分割多重(TDM)、周波数分割多重(FDM)及び空間分割多重(SDM)が利用可能である。但し、当該無線リソースは、必ずしも半二重通信に限定されるものではなく、他の要件が満たされれば、全二重通信でも構わない。
また、IABは、図1及び図2に示したように、NRのみのスタンドアロン(SA)による展開、或いは他のRAT(LTEなど)を含む非スタンドアロン(NSA)による展開をサポートしてもよい。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10を構成する無線通信ノード100A, 100B, 100Cの機能ブロック構成について説明する。
図3は、無線通信ノード100A, 100B, 100Cの機能ブロック構成図である。なお、無線通信ノード100Aは、親ノード(IABドナーノード)として機能する点において、子ノード(IABノード)として機能する無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cと異なる。
以下、無線通信ノード100Bの場合を例として説明する。
図3に示すように、無線通信ノード100Bは、無線信号送受信部110、アンプ部120、変復調部130、制御信号処理部140、符号化/復号部150、データ送受信部160、ネットワークIF部170及び制御部180を備える。
なお、図3では、実施形態の説明に関連する主な機能ブロックのみが示されており、無線通信ノード100Bは、他の機能ブロック(例えば、電源部など)を有することに留意されたい。また、図3は、無線通信ノード100Bの機能的なブロック構成について示しており、ハードウェア構成については、図18を参照されたい。
無線信号送受信部110は、NRに従った無線信号を送受信する。無線信号送受信部110は、複数のアンテナ素子から送信される無線(RF)信号を制御することによって、より指向性の高いビームを生成するMassive MIMO、複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いるキャリアアグリゲーション(CA)、及び複数のNG-RAN NodeとUEとの間においてコンポーネントキャリアを同時送信するデュアルコネクティビティ(DC)などに対応する。
アンプ部120は、PA(Power Amplifier)/LNA(Low Noise Amplifier)などによって構成される。アンプ部120は、変復調部130から出力された信号を所定の電力レベルに増幅する。また、アンプ部120は、無線信号送受信部110から出力されたRF信号を増幅する。
変復調部130は、所定の通信先(無線通信ノード100AまたはUE200)毎に、データ変調/復調、送信電力設定及びリソースブロック割当などを実行する。
上述したように、無線通信ノード100Bは、無線通信ノード100A(親ノード)との無線バックホールリンクL1(第1無線リンク)を設定する。具体的には、無線通信ノード100Bは、無線信号送受信部110、アンプ部120及び変復調部130などを用いて、無線バックホールリンクL1(図2参照)を設定する。
また、無線通信ノード100Bは、UE200(子ノード)との無線アクセスリンクL2(第2無線リンク)を設定する。具体的には、無線通信ノード100Bは、無線信号送受信部110、アンプ部120及び変復調部130などを用いて、無線アクセスリンクL2(図2参照)を設定する。
なお、無線通信ノード100Bの場合、UE200が子ノードとなるが、無線通信ノード100Aの場合、無線通信ノード100B及び無線通信ノード100Cが子ノードとなる。つまり、子ノードには、ユーザ端末及び無線通信ノード(IABノード)の何れもが該当し得る。
制御信号処理部140は、無線通信ノード100Bが送受信する各種の制御信号に関する処理を実行する。具体的には、制御信号処理部140は、無線通信ノード100A及びUE200から所定の制御チャネルを介して送信される各種の制御信号を受信する。また、制御信号処理部140は、無線通信ノード100AまたはUE200に向けて、所定の制御チャネルを介して各種の制御信号を送信する。
特に、本実施形態では、制御信号処理部140は、下りリンク制御情報(DCI: Downlink Control Information)を無線通信ノード100Aから受信する。NRでは、LTEと同様に、DCIに基づいて、下りリンクのデータチャネルまたは上りリンクデータチャネルがスケジューリングされる。また、NRでは、無線フレームを構成する一部のスロットの構成情報をDCIで通知するといったスケジューリング以外の機能のためのDCIも規定されている。
図4Aは、無線フレームを構成する一部のスロットの構成例を示し、図4Bは、DCIの構成例を示す。
図4Aに示すように、無線フレームは、複数のスロットによって構成され、下り制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control Channel)及び下りデータチャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)などが当該スロットを用いて送信される。
また、図4Bに示すように、DCI300のペイロードPLに含まれるフィールド310によって、無線リソースの割り当てなどが実現する。特に、本実施形態では、DCI300は、無線フレーム上のスロットフォーマット(SF)のグループについて規定するDCIに該当する。
子ノードは、PDCCHを介してDCI300を受信、復号し、復号したDCI300に基づいてPDSCHを介してデータ信号を受信する。
上述したように、IABでは、IABノード(具体的には、DU)が利用する無線リソースは、無線アクセスと無線バックホールとによって利用可能だが、このような無線リソース、具体的には、下りリンク(DL)、上りリンク(UL)及びFlexible time-resourceは、ハードまたはソフトの何れかのカテゴリに属する。
「ハード」とは、対応する時間リソースが子ノードまたはUEと接続されるDU child link(本実施形態では、無線アクセスリンクL2に相当)用として常に利用可能な無線リソースであり、「ソフト」とは、対応する時間リソースのDU child link用としての利用可否が親ノードによって明示的または暗黙的に制御される無線リソースである。
なお、このようなIABにおける「ソフト」に該当する無線リソース(ソフトリソースと呼ばれてもよい)の指示には、NRにおいて規定されている既存のDCIフォーマットが用いられてもよいし、新規なDCIのフォーマットが規定されてもよい。
既存のDCIフォーマットとしては、無線フレーム上のスロットフォーマット(SF)のグループについて規定するDCIフォーマット2_0を用い得る。このようなスロットフォーマットを通知するDCIによって、「ソフト」に該当する無線リソースの利用可否を示すことができる。
このように、制御信号処理部140は、下りリンク制御情報(DCI)を受信する。特に、制御信号処理部140は、当該DCI(既存または新規)に含まれるDU child link(無線アクセスリンクL2)の制御情報を受信する。なお、DU child linkは、単に、下りリンクと呼ばれてもよいし、無線アクセスリンクなどと呼ばれてもよい。本実施形態において、制御信号処理部140は、受信部を構成する。
また、制御信号処理部140は、DU child linkに用い得る無線リソースの情報を含むシグナリングを受信する。さらに、制御信号処理部140は、無線フレーム上のスロット(図4A参照)における当該制御情報の受信タイミングTからオフセットOS(図4B)を受信する。
具体的には、制御信号処理部140は、当該制御情報の送信よりも上位レイヤのシグナリングによって通知されるオフセットOSを受信できる。当該制御情報(DCI)は、レイヤ1,2によって送受信されるが、DU child linkに用い得る無線リソースの情報、及びオフセットOSは、これよりも上位レイヤ、例えば、無線リソース制御レイヤ(RRC)のシグナリングによって通知し得る。
或いは、制御信号処理部140は、オフセットOSを含む当該制御情報を受信してもよい。具体的には、図4A及び図4Bに示すように、DCI300の無線フレーム上のスロットにおける受信タイミングTからの時間方向におけるオフセットOSの値が、DCI300の何れかのフィールド310に含まれていてもよい。
また、オフセットOSの値は、ビット数、スロット数、或いは時間によって示されてもよい。
符号化/復号部150は、所定の通信先(無線通信ノード100AまたはUE200)毎に、データの分割/連結及びチャネルコーディング/復号などを実行する。
具体的には、符号化/復号部150は、データ送受信部160から出力されたデータを所定のサイズに分割し、分割されたデータに対してチャネルコーディングを実行する。また、符号化/復号部150は、変復調部130から出力されたデータを復号し、復号したデータを連結する。
データ送受信部160は、Protocol Data Unit (PDU)ならびにService Data Unit (SDU)の送受信を実行する。具体的には、データ送受信部160は、複数のレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ(MAC)、無線リンク制御レイヤ(RLC)、及びパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・レイヤ(PDCP)など)におけるPDU/SDUの組み立て/分解などを実行する。
ネットワークIF部170は、NGC(不図示)を構成するエンティティとの接続を実現するインターフェースを実現する。具体的には、ネットワークIF部170は、ファイバートランスポートなどの有線伝送路を終端するネットワークインターフェースを提供し、当該ネットワークインターフェースを経由した通信を実行する。
制御部180は、無線通信ノード100Bを構成する各機能ブロックを制御する。特に、本実施形態では、制御部180は、DCI300の受信に基づいて、DU child link(無線アクセスリンクL2)に用いられる無線リソースを決定する。
具体的には、制御部180は、無線フレーム上のスロット(図4A参照)におけるDCI300の受信タイミングTに基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている位置を決定する。
より具体的には、制御部180は、無線通信ノード100BがDCI300を受信した受信タイミングTに基づいて、無線フレーム上におけるDU child linkに用い得る無線リソースの表示が開始されるスロット(開始スロット)を決定する。なお、DU child linkに用い得る無線リソースが示されていれば、必ずしも開始スロットでなくてもよく、終了スロットでもよいし、中間のスロットでもよい。
なお、DCI300の受信タイミングTは、制御信号処理部140がDCI300の先頭部分を検出したタイミングでもよいし、全てのDCI300の受信を完了したタイミングでもよい。
或いは、制御部180は、これらのDCI300の受信タイミングTからのオフセットOS(図4B参照)に基づいて、当該無線リソースの表示が開始される開始位置(具体的には、開始スロット)を決定してもよい。
つまり、制御部180は、オフセットOSの値(ビット数、スロット数、或いは時間)を用いて、DCI300の受信タイミングTからのオフセット量を決定し、当該オフセット量ずれた位置(スロット)から当該無線リソースが示されていると決定してもよい。
また、制御部180は、DU child link(無線アクセスリンクL2)に用い得る無線リソースの情報を示すシグナリングに基づいて、当該無線リソースが示されている無線フレーム上のスロットを決定する。具体的には、制御部180は、RRCレイヤのシグナリングに基づいて、当該無線リソースが示されている無線フレーム上のスロット数を決定する。例えば、当該スロット数は、slotFormatCombination(3GPP TS38.213, TS38.331参照)に含まれるslotFormatsの数によって示すことができる。
具体的には、制御部180は、当該シグナリングの内容に基づいて、無線フレーム上(図4A参照)において、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロットの数を決定する。
また、制御部180は、DCI300と、下り制御チャネルのモニタリング周期とに基づいて、当該スロットを決定してもよい。
具体的には、制御部180は、DCI300のフォーマット種別、長さ(スロット数または時間長)、またはDCI300の受信の有無(連続したDCI300の受信の有無を含む)と、PDCCHのモニタリング周期との関係に基づいて、当該スロットを決定できる。
典型的には、制御部180は、DCI300の長さ(スロット数または時間長)に対して、PDCCHのモニタリング周期が長いか、或いは当該モニタリング周期が短いかに応じて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されていると仮定(assume)されるスロットを決定する。
また、制御部180は、DU child linkに用い得る無線リソースの所定の設定パターンに基づいて、当該スロット数を決定してもよい。或いは、制御部180は、DU child linkに用い得る無線リソースの所定の設定パターンに基づいて、スロット数でなく、DU child linkに用い得る無線リソースの数を決定してもよい。
具体的には、当該設定パターンとしては、例えば、DCI300内において、DU child linkに用い得る無線リソースがビットマップによって示される場合、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロット数から、「ソフト」に該当する無線リソースの数をSemi-static(準静的)に構成できるようにしてもよい。より具体的には、親ノード(IABドナーノード)及び子ノード(IABノード)は、スロット数と無線リソースの数とを対応付けるような設定パターンを予め保持しておき、当該設定パターンに基づいて「ソフト」に該当する無線リソースを決定する。
また、制御部180は、DCI300のペイロードPL(図4B参照)に基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロット数を決定してもよい。具体的には、制御部180は、DCI300のペイロードPLのサイズ、正確には、ペイロードPLの長さ、またはフィールド310の数に基づいて、当該スロット数を決定してもよい。
さらに、制御部180は、所定時間内に繰り返し受信したDCI300のペイロードPLの長さが一定でない場合、受信した複数のペイロードPLの平均値、最長値または最短値に基づいて、当該スロット数を決定してもよい。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、子ノード(IABノード)が、DU child linkに用い得る無線リソース(ソフトリソース)が示されている無線フレーム上の位置(開始スロット)を決定する動作(動作例1)、及びDU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上のスロットを決定する動作(動作例2)について説明する。
(3.1)動作例1
本動作例では、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上の位置(開始スロット)が決定される。
図5は、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上の位置(開始スロット)の決定を含む通信シーケンスを示す。
図5に示すように、無線通信ノード100A(IABドナーノード/親ノード)は、PDCCHを介してDCI300(図4A及び図4B参照)を送信する(S10)。
無線通信ノード100B(IABノード/子ノード)は、DCI300を受信し、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている位置を決定する(S20)。具体的には、無線通信ノード100Bは、受信したDCI300の受信タイミングT(図4A参照)に基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている位置を決定する。
より具体的には、無線通信ノード100Bは、受信タイミングTに基づいて、無線フレーム上におけるDU child linkに用い得る無線リソースの表示が開始されるスロット(開始スロット)を決定する。
上述したように、スロットフォーマット(SF)を示すDCIフォーマット2_0と同様のDCIフォーマットが用いられてもよい。スロットフォーマットは、無線フレームの各スロット内の何れの部分のシンボルがUL及びDLにおいて利用可能かを示す。各スロットフォーマットは、DL、Flexible-time resource及びULとそれぞれ示されているOrthogonal Frequency Division Multiplex (OFDM)シンボルの組み合わせを表している。
また、上述したように、オフセットOS(図4B参照)を導入し、無線通信ノード100BがDCI300の受信を検出したスロットと、DU child linkに用い得る無線リソースの表示が開始されるスロットとの差分を判定できるようにしてもよい。
オフセットOSは、上位レイヤ(例えば、RRC)のシグナリングによって通知されてもよいし、DCI300によって動的に示されてもよい。なお、オフセットOSの値を定常的に「無し」または「零」とすることによって、オフセットOSが適用されないようにしてもよい。
無線通信ノード100Bは、決定したDU child linkに用い得る無線リソースを用いて、UE200との無線アクセスを設定する(S30)。具体的には、無線通信ノード100Bは、UE200に向けて、PDCCHを介してDCIを含む制御情報を送信する。また、無線通信ノード100Bは、当該制御情報に基づいて設定されたPDSCHを介して各種データを受信する。
(3.2)動作例2
本動作例では、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上のスロットが決定される。以下、上述した動作例1と異なる部分について主に説明する。
図6は、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上のスロットを決定する動作フローを示す。
図6に示すように、無線通信ノード100Bは、RRCレイヤのシグナリングを受信する(S105)。また、無線通信ノード100Bは、DCI300を受信する(S110)。具体的には、無線通信ノード100Bは、PDCCHを介してDCI300を受信する。当該シグナリングには、DU child linkに用い得る無線リソースを示すスロット数の情報、及びオフセットOSが含まれ得る。
DCI300が対象とするスロット数は、RRCレイヤのシグナリングによって決定され、DU child linkに用い得る無線リソースの情報が実際に通知されているか否か及びその内容は、DCI300の送信の有無またはDCI300の内容によって決定される。
無線通信ノード100Bは、受信したRRCレイヤのシグナリングに基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースの表示スロット数、つまり、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上のスロット数を決定する(S120)。
具体的には、無線通信ノード100Bは、次の何れかのオプションに基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上のスロット数を決定することができる。
(a) DCIフォーマット2_0が、DU child linkに用い得る無線リソースの利用可否の表示に再利用される場合、slotFormatCombinationに含まれるslotFormatsの数(スロット数)は、DCIフォーマット2_0内において示される。
(b) 新規なDCIフォーマットが、DU child linkに用い得る無線リソースの利用可否の表示に用いられる場合、スロット数または当該無線リソース(ソフトリソース)の数は、上位レイヤにおけるシグナリングによって示される。
さらに、(b)の場合、上述したように、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロット数から、ソフトリソースの数をSemi-static(準静的)に構成できるようにしてもよいし、ソフトリソースの数は、直接指定されてもよい。或いは、上述したように、DCI300のペイロードPL(図4B参照)のサイズに基づいて、ソフトリソースの数を決定してもよい。
無線通信ノード100Bは、決定したDU child linkに用い得る無線リソースの表示スロット数が、PDCCHのモニタリング周期以上か否かを判定する(S130)。
具体的には、決定した当該スロット数は、無線フレーム上(時間軸上)において連続し、所定の時間長を有する。無線通信ノード100Bは、当該スロット数による時間長が、PDCCHのモニタリング周期以上か否かを判定する。
なお、DCI300に含まれる当該スロット数は可変である。このため、当該スロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期以上となるケースもあれば、当該スロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期未満となるケースもある。
当該スロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期以上となる場合、無線通信ノード100Bは、ケース1に従ってDCI300の処理を実行する(S140)。
一方、当該スロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期未満となる場合、無線通信ノード100Bは、ケース2に従ってDCI300の処理を実行する(S150)。
以下、それぞれのケースにおける無線通信ノード100Bの動作について、さらに説明する。
(3.2.1)ケース1
上述したように、ケース1は、決定したスロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期以上となる場合であるが、次のPDCCHのモニタリング機会(Occasion)において、DCI300を受信(検出)するか否かによって、DCI300の取扱いが異なる。
(3.2.1.1)ケース1a
本ケースは、最初のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出し、次のPDCCHのモニタリング機会においてもDCI300を検出した場合における無線通信ノード100Bの動作について規定する。
図7及び図8は、次のPDCCHのモニタリング機会においてもDCI300を検出した場合におけるDCI300の処理例(ケース1a)を示す。
図7に示すように、無線通信ノード100Bは、最初のPDCCHのモニタリング機会において検出したDCI300と、次のPDCCHのモニタリング機会に検出したDCI300とが、同じ内容を示すと期待してDCI300の処理を実行する。つまり、最初のPDCCHのモニタリング機会において検出したDCI300によって示されるソフトリソースと、次のPDCCHのモニタリング機会に検出したDCI300によって示されるソフトリソースとは、同一であると想定する。
一方、図8に示すように、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会に検出したDCI300、つまり、最新のDCI300によって示されるソフトリソースを適用してもよい。
(3.2.1.2)ケース1b
本ケースは、最初のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出し、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合における無線通信ノード100Bの動作について規定する。
図9及び図10は、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合におけるDCI300の処理例(ケース1b)を示す。
図9に示すように、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合、最初のPDCCHのモニタリング機会において検出したDCI300を、次のPDCCHのモニタリング機会以降にも適用してDCI300の処理を実行する。
一方、図10に示すように、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合、次のPDCCHのモニタリング機会以降については、最初のPDCCHのモニタリング機会において検出したDCI300を適用しない。
この場合、無線通信ノード100Bは、RRCなど、所定のレイヤによるシグナリングのみに従って、次のPDCCHのモニタリング機会以降におけるソフトリソースの適用を決定する。なお、さらに次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300が検出された場合、検出されたDCI300によって示されるソフトリソースを適用してもよい。
(3.2.2)ケース2
上述したように、ケース2は、決定したスロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期未満となる場合であるが、次のPDCCHのモニタリング機会(Occasion)において、DCI300を受信(検出)するか否かによって、DCI300の取扱いが異なる。
また、無線通信ノード100Bが、同じパターンのDCI300の繰り返し(repetition)が適用されていると仮定した場合におけるDCI300の処理例について説明する。
(3.2.2.1)ケース2a
図11は、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合におけるDCI300の処理例(ケース2a)を示す。
図11に示すように、決定したスロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期未満となる場合であって、かつ次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合、決定したスロット数(図中の”Slots indicated in DCI”の部分)のみ、ソフトリソースとして適用する。
つまり、決定したスロット数を超える部分については、DCI300による表示は無効なものとして取り扱う。
図12は、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出した場合におけるDCI300の処理例(ケース2a)を示す。
図12に示すように、決定したスロット数による時間長がPDCCHのモニタリング周期未満となる場合であって、かつ次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出した場合、最初ののPDCCHのモニタリング機会において検出したDCI300によるスロットが終了し、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を再度検出するまでの期間については、DCI300による表示は無効なものとして取り扱う。
(3.2.2.2)ケース2b
図13は、同じパターンのDCI300の繰り返し(repetition)が適用されていると仮定した場合におけるDCI300の処理例(ケース2b)を示す。
図13に示すように、無線通信ノード100Bは、同じパターンのDCI300の繰り返し(repetition)が適用されていると仮定し、決定したスロット数を超える部分に対してもソフトリソースを適用する。
この場合、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会までDCI300のrepetitionが継続すると想定してもよい。
また、DCI300のrepetitionの回数は、上位レイヤのシグナリングによって設定されてもよい。例えば、図13では、DCI300のrepetition回数は3回であるが、DCI300のrepetitionによるスロット数の合計が、PDCCHのモニタリング周期を超える場合、さらに、次のようなケースに場合分けできる。
(3.2.2.3)ケース2c
図14及び図15は、DCI300のrepetitionによるスロット数の合計がPDCCHのモニタリング周期を超える場合であって、かつ次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出した場合におけるDCI300の処理例(ケース2c)を示す。
このような場合、無線通信ノード100Bは、上述したケース1aと同様に動作する。具体的には、図14に示すように、無線通信ノード100Bは、DCI300のrepetitionによるスロットと、次のPDCCHのモニタリング機会に検出したDCI300とが、同じ内容を示すと期待してDCI300の処理を実行する。
一方、図15に示すように、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会に検出したDCI300、つまり、最新のDCI300によって示されるソフトリソースを適用してもよい。
なお、DCI300のrepetitionの設定は、上述した動作例1、つまり、DU child linkに用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上の位置(開始スロット)を決定する別の方法と見なしてもよい。或いは、DCI300のrepetitionの設定は、動作例1が実行された後に実行される追加の動作と見なしてもよい。
(3.2.2.3)ケース2d
図16及び図17は、DCI300のrepetitionによるスロット数の合計がPDCCHのモニタリング周期を超える場合であって、かつ次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合におけるDCI300の処理例(ケース2d)を示す。
このような場合、無線通信ノード100Bは、上述したケース1bと同様に動作する。具体的には、図16に示すように、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合、DCI300のrepetitionによるDCI300を、次のPDCCHのモニタリング機会以降にも適用してDCI300の処理を実行する。
一方、図17に示すように、無線通信ノード100Bは、次のPDCCHのモニタリング機会においてDCI300を検出できない場合、次のPDCCHのモニタリング機会以降については、DCI300のrepetitionによるDCI300を適用しない。
(4)作用・効果
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。具体的には、無線通信システム10によれば、無線通信ノード100B(無線通信ノード100A及び無線通信ノード100Cも同様、以下同)は、無線フレーム上のスロットにおけるDCI300の受信タイミングTに基づいて、DU child link(無線アクセスリンクL2)に用い得る無線リソースが示されている位置を決定できる(動作例1参照)。
また、無線通信ノード100Bは、DU child link(無線アクセスリンクL2)に用い得る無線リソースを含むシグナリング(RRCレイヤのシグナリング)に基づいて、当該無線フレーム上のスロットを決定できる(動作例2参照)。
このため、IABの構成が採用され、半二重通信の制限はある場合でも、無線通信ノード100Bは、親ノード(無線通信ノード100A)からのDCI300に基づいて無線アクセスまたは無線バックホールを確実に設定し得る。すなわち、無線通信システム10によれば、DU child link用としての利用可能な無線リソースが、親ノードによって明示的または暗黙的に制御され、動的に変化する場合でも、無線通信ノード100Bは、適切な無線リソースを用いて無線アクセスまたは無線バックホールを設定し得る。
特に、本実施形態によれば、既存のDCIフォーマット、具体的には、スロットフォーマットのグループについて規定するDCIフォーマット2_0と同様の構成を用い得るため、新たなフォーマット、及びDU child linkに用い得る無線リソースの検出メカニズムの規定も不要である。
本実施形態では、DCI300の受信タイミングTからのオフセットOS(図4B参照)に基づいてDU child link用としての利用可能な無線リソースが示されている位置を決定できる。このため、無線通信システム10における無線リソースの使用状態などに応じて、DU child link用としての利用可能な無線リソースの位置を容易に変更し得る。
さらに、本実施形態では、オフセットOSは、上位レイヤのシグナリング、またはDCI300に明示的に含められる。このため、オフセットOSを容易かつ確実にIABノードに通知し得る。
本実施形態では、無線通信ノード100Bは、DCI300と、PDCCHのモニタリング周期とに基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロットを決定できる。このため、決定されたスロット数による時間長が、PDCCHのモニタリング周期以上、或いはPDCCHのモニタリング周期未満の場合でも、無線通信ノード100Bは、DU child linkに用い得る無線リソースを適切に決定し得る。
さらに、本実施形態では、無線通信ノード100Bは、DU child linkに用い得る無線リソースの所定の設定パターンに基づいて、当該スロット、またはDU child linkに用い得る無線リソースの数を決定できる。このため、当該設定パターンを用いることによって、スロット数またはDU child linkに用い得る無線リソースの数の決定する際の自由度を高め得る。
また、本実施形態では、無線通信ノード100Bは、DCI300のペイロードPL(図4B参照)、具体的にはサイズに基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロット数を決定できる。このため、無線通信ノード100Bは、DCI300の実効的なサイズに基づいて、効率的にDU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロットを決定できる。
(5)その他の実施形態
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、DU child link、具体的には、無線アクセスリンクL2に用い得る無線リソースが示されている無線フレーム上のスロットの位置及び数を決定する方法について説明したが、無線バックホールリンクL1にも同様の決定方法が適用されてもよい。さらに、上述した実施形態では、DU child link用としての利用可否が親ノードによって明示的または暗黙的に制御される無線リソースであるソフトリソースについて説明したが、利用可否が親ノードによって明示的または暗黙的に制御される制御情報であれば、同様の方法が適用されても構わない。
上述した実施形態では、動作例1と動作例2とを別個に説明したが、子ノード(IABノード)は、両方の動作を統合して実行してもよい。
また、上述した実施形態では、DCI300がPDCCHを介して送信されることを前提として、PDCCHのモニタリング周期に基づいて、DU child linkに用い得る無線リソースが示されているスロットが決定されていたが、DCI300は、PDCCH以外のチャネル(制御チャネル)を介して送信されてもよい。
さらに、DU child linkの制御情報は、DCI(下りリンク制御情報)ではなく、他の制御情報として子ノード(IABノード)に通知されてもよい。
また、上述した実施形態の説明に用いたブロック構成図(図3)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。何れも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
さらに、上述した無線通信ノード100A, 100B, 100C(当該装置)は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図18は、当該装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図18に示すように、当該装置は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。当該装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
当該装置の各機能ブロック(図3参照)は、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
また、当該装置における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。さらに、上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいし、2つ以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
さらに、当該装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor: DSP)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
また、情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5thgeneration mobile communication system(5G)、Future Radio Access(FRA)、New Radio(NR)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
情報、信号(情報等)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるため、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(Base Station:BS)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head:RRH)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。
本開示においては、「移動局(Mobile Station:MS)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment:UE)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型または無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、移動局(ユーザ端末、以下同)として読み替えてもよい。例えば、基地局及び移動局間の通信を、複数の移動局間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能を移動局が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示における移動局は、基地局として読み替えてもよい。この場合、移動局が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
参照信号は、Reference Signal(RS)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。