JP7528096B2 - チオカーボネートの調製方法 - Google Patents
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Description
a)少なくとも1個のハロヒドリン基を有する化合物C1を、出発原料として使用し、
b)化合物C1をホスゲン又はアルキルクロロホルメートと反応させて、付加物C2を得て、
c)付加物C2を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を得る、
方法である。
a)少なくとも1個のハロヒドリン基を有する化合物C1を、出発原料として使用し、
b)化合物C1をホスゲン又はアルキルクロロホルメートと反応させて、付加物C2を得て、
c)付加物C2を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を得る、
方法に関する。
a)ハロヒドリン化合物
方法の出発化合物は、少なくとも1個のハロヒドリン基を有する化合物C1である。
第1のプロセス工程では、化合物C1をホスゲン又はアルキルクロロホルメートと反応させて、付加物C2を得る。好ましくは、ホスゲンと反応させる。ホスゲンという単語には、任意のホスゲン代替物が含まれ、ホスゲン代替物は、ホスゲンを遊離する化合物である。ホスゲン代替物は、例えばトリホスゲンである。
a)少なくとも1個のハロヒドリン基を有する化合物C1を、出発原料として使用し、
b)化合物C1をホスゲンと反応させて、付加物C2を得て、
c)付加物C2を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を得る、
方法に関する。
第2のプロセス工程c)は、Na2S及びβ-クロロアルキルクロロホルメートを反応物として以下のように例示的に示すことができる。
1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を調製するための好ましい方法は、
a)式(Ia):
の化合物C1を出発原料として使用し、
b)化合物C1を式(II):
1個を超える5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物の調製に関連する好ましい方法は、
a)式(Ib):
の化合物C1を出発原料として使用し、
b)この化合物を式(II):
の付加物を得て、
c)式(IIIb)の付加物を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも2個のモノチオカーボネート基を含む、式(IVb):
(V-O-)mV
[式中、VはC2~C20アルキレン基を表し、mは少なくとも1の整数である]のポリアルコキシレン基である。
の基である。好ましくは、R10~R17のうちの少なくとも6個は水素である。最も好ましい実施形態において、R10~R17のすべては水素である。
GC分析:Agilent Technologies 7890 A Network GC System
カラム:DB1(Agilent)30m、Φ0.25mm、フィルム厚1μm
担体ガスHe、流速1.0mL/分、分割比50:1
Tプログラム:50℃~300℃、傾斜速度10℃/分、等温線30分
温度(射出システム)250℃
続く4mbar及び60~90℃の内部温度での分別真空蒸留により、所望の1,3-オキサチオラン-2-オンの主分画を透明な液体として純度>98%(7.5g、51%)で生じた。
本発明の実施形態として例えば以下を挙げることができる。
[実施形態1]
少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を調製するための方法であって、
a)少なくとも1個のハロヒドリン基を有する化合物C1を、出発原料として使用し、
b)化合物C1をホスゲン又はアルキルクロロホルメートと反応させて、付加物C2を得て、
c)付加物C2を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を得る、
方法。
[実施形態2]
化合物C1が1~1000個のハロヒドリン基を含む、実施形態1に記載の方法。
[実施形態3]
a)式(Ia):
の化合物C1を出発原料として使用し、
b)化合物C1を式(II):
の化合物と反応させて、式(IIIa):
c)式(IIIa)の付加物を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、式(IVa):
のモノチオカーボネートにする、
実施形態1又は2に記載の方法。
[実施形態4]
式(Ia)におけるR 1a ~R 4a のうちの少なくとも1つが水素ではない、実施形態3に記載の方法。
[実施形態5]
式(Ia)におけるR 1a ~R 4a のうちの2つ及び/又は3つが水素を表し、R 1a ~R 4a の他の基が有機基を表す、実施形態3又は4に記載の方法。
[実施形態6]
基R 1a ~R 4a のうち水素ではないものが基CH 2 -Cl、CH 2 -Y-R 6 又はCH 2 -O-C(=O)-R 7 を表し、R 6 及びR 7 が、最大30個の炭素原子を有する有機基であり、YがO又はSである、実施形態4又は5に記載の方法。
[実施形態7]
a)式(Ib):
の化合物C1を出発原料として使用し、
b)化合物C1を式(II):
の化合物と反応させて、式(IIIb):
の付加物を得て、
c)式(IIIb)の付加物を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも2個の環状モノチオカーボネート基を含む、式(IVb):
の化合物にする、
実施形態1に記載の方法。
[実施形態8]
基R 1b ~R 4b のうちの3つが水素を表し、R 1b ~R 4b の残りの基がZへの連結基である、実施形態7に記載の方法。
[実施形態9]
連結基が、結合、又は基CH 2 -若しくはCH 2 -Y-若しくはCH 2 -O-C(=O)-であり、YがO又はSである、実施形態7又は8に記載の方法。
[実施形態10]
Zが、50個までの炭素原子を有し、かつ酸素を含んでもよいn価の有機基であり、nが2~5の整数である、実施形態7から9のいずれかに記載の方法。
[実施形態11]
nが2である、実施形態7から10のいずれかに記載の方法。
[実施形態12]
Zが、式(G1):
(V-O-) m V
[式中、VはC 2 ~C 20 アルキレン基を表し、mは少なくとも1の整数であり、2個の末端アルキレン基Vのそれぞれは、基R 1b ~R 4b のうちの1つである連結基に結合している]
のポリアルコキシレン基である、実施形態11に記載の方法。
[実施形態13]
Zが、式(G2):
の基である、実施形態11に記載の方法。
[実施形態14]
Wが、
Claims (15)
- 少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を調製するための方法であって、
a)少なくとも1個のハロヒドリン基を有する化合物C1を、出発原料として使用し、
b)化合物C1をホスゲン又はアルキルクロロホルメートと反応させて、付加物C2を得て、
c)付加物C2を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも1個の5員環状モノチオカーボネート基を有する化合物を得、
5員環状モノチオカーボネート基の5環員のうちの3つがモノチオカーボネート-O-C(=O)-S-のものであり、
化合物C1が1~10個のハロヒドリン基を含み、
アニオン性硫黄を含む化合物が、S 2- 、式(S p ) 2- のポリスルフィド(ここでpは2~10の整数)、及びHS 1- から選択されるアニオン性硫黄を含む塩であるか、又は塩基性化合物の存在下におけるH 2 Sである、
方法。 - 化合物C1が1~3個のハロヒドリン基を含む、請求項1に記載の方法。
- a)式(Ia):
[式中、R1a~R4aは互いに独立して、水素又は最大50個の炭素原子を有する有機基を表し、これにより、代替的にはR2a、R4a及びハロヒドリン基の2個の炭素原子は一緒になって、5~10員炭素環を形成することもでき、Halはハロゲン化物を表す]
の化合物C1を出発原料として使用し、
b)化合物C1を式(II):
[式中、Xは、Clである又は基O-R5であり、R5はC1~C4アルキル基を表す]
の化合物と反応させて、式(IIIa):
の付加物を得て、
c)式(IIIa)の付加物を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、式(IVa):
[式中、R1a~R4aは上記の意味を有する]
のモノチオカーボネートにする、
請求項1又は2に記載の方法。 - 式(Ia)におけるR1a~R4aのうちの少なくとも1つが水素ではない、請求項3に記載の方法。
- 式(Ia)におけるR1a~R4aのうちの2つ及び/又は3つが水素を表し、R1a~R4aの他の基が有機基を表す、請求項3又は4に記載の方法。
- 基R1a~R4aのうち水素ではないものが基CH2-Cl、CH2-Y-R6又はCH2-O-C(=O)-R7を表し、R6及びR7が、最大30個の炭素原子を有する有機基であり、YがO又はSである、請求項4又は5に記載の方法。
- a)式(Ib):
[式中、R1b~R4bは互いに独立して、水素又は50個までの炭素原子を有する有機基を表し、これにより、代替的にはR2b、R4b及びハロヒドリン基の2個の炭素原子は一緒になって、5~10員炭素環を形成することもでき、基R1b~R4bのうちの1つはZへの連結基であり、Halはハロゲン化物を表し、nは少なくとも2の整数を表し、Zはn価の有機基を表す]
の化合物C1を出発原料として使用し、
b)化合物C1を式(II):
[式中、Xは、Clである又は基O-R5であり、R5はC1~C4アルキル基を表す]
の化合物と反応させて、式(IIIb):
[式中、R1b~R4b、Z及びnは上記の意味を有する]
の付加物を得て、
c)式(IIIb)の付加物を、アニオン性硫黄を含む化合物と反応させて、少なくとも2個の環状モノチオカーボネート基を含む、式(IVb):
[式中、R1b~R4b、Z及びnは上記の意味を有する]
の化合物にする、
請求項1に記載の方法。 - 基R1b~R4bのうちの3つが水素を表し、R1b~R4bの残りの基がZへの連結基である、請求項7に記載の方法。
- 連結基が、結合、又は基CH2-若しくはCH2-Y-若しくはCH2-O-C(=O)-であり、YがO又はSである、請求項7又は8に記載の方法。
- Zが、50個までの炭素原子を有するn価の有機基であり、かつ酸素を含んでもよく、nが2~5の整数である、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
- nが2である、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
- Zが、式(G1):
(V-O-)mV
[式中、VはC2~C20アルキレン基を表し、mは少なくとも1の整数であり、2個の末端アルキレン基Vのそれぞれは、基R1b~R4bのうちの1つである連結基に結合している]
のポリアルコキシレン基である、請求項11に記載の方法。 - アニオン性硫黄を含む塩が、Na 2 S、K 2 S、NaSH若しくはKSH、又はこれらの任意の水和物である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
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