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JP7528613B2 - 水質判定装置 - Google Patents
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Description

本発明は、水質判定装置に関する。
近年、下水処理場においても労働力が不足しており、下水道処理施設の維持及び管理の効率化が求められている。
そのため、職員の業務の一部を人工知能(AI:Artificial Intelligence)により代替することが検討されている。
従来技術の一例である特許文献1には、沈殿池の画像データについて畳み込みAE(Auto Encoder)を学習して前記沈殿池の色相の特徴量を抽出し、該色相の特徴量からクラスタリングにより前記画像データを色相のクラスタに分類して色相の特徴空間及びクラスタ分布を描画する色相分析部と、前記画像データについて畳み込みAEを学習して前記沈殿池の浮遊物の特徴量を抽出し、該浮遊物の特徴量からクラスタリングにより前記画像データを浮遊物のクラスタに分類して浮遊物の特徴空間及びクラスタ分布を描画する浮遊物分析部と、を備える水質分析装置が開示されている。
特許文献1に開示された技術によれば、教師なし学習及びクラスタリングによって、大量の水質画像に対して正解ラベルを付与することなく学習及び水質判定が可能である。
特開2019-136664号公報
しかしながら、上記の従来技術では、水質状態及びクラスタを学習期間中に評価しなければならず、未知の異常状態を検知することが困難である、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、未知の異常状態が生じても水質を判定することができる技術を提供することを目的とする。
上述の課題を解決して目的を達成する本発明は、水質判定対象から取得した画像データを記憶する画像データ記憶部と、前記画像データ記憶部に記憶された前記画像データに加工処理を行って加工済画像データを出力する画像加工部と、前記水質判定対象の水質が正常状態である時の画像データを教師データとして学習し、学習済パラメータを出力する畳み込みAE学習部と、前記畳み込みAE学習部が出力した前記学習済パラメータを記憶する畳み込みAEパラメータ記憶部と、前記畳み込みAEパラメータ記憶部に記憶された前記学習済パラメータを用いて畳み込みAEを構築して畳み込みAE推定背景画像を生成するとともに、前記畳み込みAE推定背景画像と過去画像との代表値による背景推定値から推定背景画像データを生成して出力する背景推定部と、前記画像加工部が出力する前記加工済画像データと前記背景推定部が出力する前記推定背景画像データとを比較して差分画像データを生成し、該差分画像データに基づいて水質判定を行う水質判定部と、を備える水質判定装置である。
上記構成の水質判定装置において、前記背景推定部は、前記畳み込みAE推定背景画像の生成及び前記推定背景画像データの生成に用いる画像の各々に重み付けを行うことが好ましい。
上記構成の水質判定装置において、前記背景推定部は、画素値のヒストグラムを用いて前記重み付けを自動で行うことが好ましい。
本発明によれば、未知の異常状態が生じても水質を判定することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る水質判定装置の構成を示すブロック図である。 図2は、畳み込みAE学習部における学習のイメージを示す図である。 図3は、背景推定部の構成を示すブロック図である。 図4は、中央値法による背景推定を説明する図である。 図5は、背景推定部を説明する図である。 図6は、実施形態2に係る水質判定装置が備える背景推定部を説明する図である。 図7は、実施形態3に係る水質判定装置の構成を示すブロック図である。 図8は、統計処理部が生成する画素値のヒストグラムを示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。
ただし、本発明は、以下の実施形態の記載によって限定解釈されるものではない。
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係る水質判定装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示す水質判定装置100は、画像データ入力部101と、画像データ記憶部102と、画像加工部103と、畳み込みAE学習部104と、畳み込みAEパラメータ記憶部105と、背景推定部106と、水質判定部107と、判定結果出力部108と、を備える。
画像データ入力部101は、水質判定対象に設置された、図示しないカメラにより得られた画像データが入力されるインターフェイスである。
水質判定対象としては、下水道処理施設等の沈殿池又は水槽を例示することができる。
画像データ記憶部102は、画像データ入力部101に入力された画像データを記憶する。
画像データ記憶部102に記憶された画像データは、画像加工部103に出力される。
画像データ記憶部102は、半導体メモリ及び磁気ディスク等の記録媒体により実現することができる。
この画像データは、静止画又は複数の連続した静止画により構成される動画の双方を含む。
画像加工部103は、画像データ記憶部102に記憶された画像データを入力とし、該画像データに加工処理を行い、加工済画像データを出力する。
画像加工部103が行う加工処理は、畳み込みAE学習部104に入力可能となるように、画像データに対して行うトリミング処理、正規化処理又はフィルタ処理である。
画像加工部103は、MPU(Micro-Processing Unit)及びCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサにより実現することができる。
畳み込みAE学習部104は、画像加工部103が出力する加工済画像データを入力とし、入力画像データである正常時加工済画像データを教師データとして学習を行い、学習済パラメータを生成して畳み込みAEパラメータ記憶部105に出力する。
ここで、学習は、入力された正常時加工済画像データの特徴を抽出し、入力された正常時加工済画像データを再現するように復元画像を生成することにより行われる。
畳み込みAE学習部104は、MPU及びCPU等のプロセッサにより実現することができる。
図2は、畳み込みAE学習部104における学習のイメージを示す図である。
図2に示すように畳み込みAE学習部104は、教師データを入力画像としたニューラルネットワークであり、次元を圧縮する畳み込み層により入力画像の特徴を抽出し、次元を復元する逆畳み込み層により入力画像を再現する復元画像を出力する。
ここで、畳み込みAE学習部104が行う学習は、水質判定対象の水質が正常状態である時に行うため、正常時の画像である正常画像を復元するモデルを構築することができる。
なお、正常状態とは、水質判定対象を含むシステムが不具合なく稼働している状態をいう。
畳み込みAE学習部104は、水質判定対象の水質が正常状態である時に画像データ記憶部102に入力され、画像加工部103によって加工処理が行われた入力画像データである正常時加工済画像データの特徴を自動で抽出し、該入力画像データを再現するように復元画像データを生成し、学習を行い、学習済パラメータを生成する。
なお、畳み込みAE学習部104のモデルは一つであってもよいし、複数であってもよい。
畳み込みAE学習部104のモデルを複数用意する場合には、学習する画像データの期間を変更し、又は画像にノイズを加える等の処理を施すことで、異なる複数のモデルが構築されるようにする。
畳み込みAEパラメータ記憶部105は、畳み込みAE学習部104が出力した学習済パラメータを入力とし、該学習済パラメータを記憶する。
畳み込みAEパラメータ記憶部105は、半導体メモリ及び磁気ディスク等の記録媒体により実現することができる。
図3は、背景推定部106の構成を示すブロック図である。
図3に示す背景推定部106は、畳み込みAE背景推定部1061と、中央値算出部1062と、推定背景画像生成部1063と、を備え、畳み込みAEによる背景推定と中央値法による背景推定との協調により、画像データの背景推定を効果的に行う。
背景推定部106は、MPU及びCPU等のプロセッサと、半導体メモリ及び磁気ディスク等の記録媒体と、により実現することができる。
畳み込みAE背景推定部1061は、畳み込みAEパラメータ記憶部105に記憶された学習済パラメータを用いて構築された畳み込みAEにより背景を推定し、第1の背景画像群を出力する。
畳み込みAE背景推定部1061は、N個のモデルを有し、N枚の復元画像を出力する。
ここで、Nは自然数である。
ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、1個のモデルを有し、このモデルの出力が複製されてN枚の復元画像を出力する構成であってもよい。
ここで、畳み込みAEは、畳み込みAE学習部104において正常画像により学習済みであるため、正常状態でない画像が入力されたとしても擬似的な正常画像を復元して出力する。
すなわち、畳み込みAE背景推定部1061は、入力画像から前景を取り除いた推定背景画像を複数枚(N枚)生成して出力する。
ここで、前景は、スカム(水面に浮上する固形物又は汚泥)及びフロック等の画像に表出した、検知すべき異常状態に起因して生じたイメージである。
背景は、検知すべき異常状態が含まれないイメージである。
しかしながら、畳み込みAEでは、学習時に生じなかった背景の変化が生じた場合に、背景画像を正しく生成することが困難である。
特に、水質判定対象が最終沈殿池のような過酷な撮影環境である場合には、学習時に生じなかったような照明又は外光の変化が生じることが多いため、畳み込みAEによる背景推定では誤検知が生じうる。
背景を推定する他の手法の一つとして、中央値法が挙げられる。
図4は、中央値法による背景推定を説明する図である。
図4において、横軸は時間であり、左が過去を示し、右端が現在を示す。
中央値法では、過去から現在までの間に撮影された過去Nフレーム画像から、推定背景画像が生成される。
具体的には、過去から現在までの過去Nフレーム画像、すなわちN枚の画像について、各画素値における中央値をとり、この中央値を各画素の背景推定値として推定背景画像が生成される。
中央値法によれば、推定背景画像に偽色が出ず、動的に変化する背景に対しても背景画像を柔軟に生成可能である。
しかしながら、中央値法では、照明の変化等により過去Nフレーム画像に対してごく一瞬でも変化が生じると、背景画像を正しく生成することが困難である。
そこで、本実施形態においては、畳み込みAE背景推定部1061が生成するN枚の推定背景画像と、過去Nフレーム画像すなわちN枚の画像と、を合わせた2N枚の画像に対して中央値法を適用することで畳み込みAEと中央値法との協調により、画像データの背景推定を行う。
中央値算出部1062は、畳み込みAE背景推定部1061が生成するN枚の推定背景画像と、過去Nフレーム画像と、を入力とし、合計2N枚の画像について、各画素値における代表値である中央値をとり、この中央値を背景推定値として出力する。
推定背景画像生成部1063は、中央値算出部1062が出力する背景推定値を用いて推定背景画像を生成する。
このように、背景推定部106が畳み込みAEによる背景推定と、中央値法による背景推定と、の協調により、背景の推定を行うことで、学習期間にない照明変化が生じた場合でも、Nフレームに対してごく一瞬の変化が生じた場合でも、問題なく背景画像を正しく生成することができる。
図5は、背景推定部106を説明する図である。
図5の上部には畳み込みAEによるN枚の推定背景画像の生成が示されており、図5の下部には現在から過去までのNフレームの画像が示されている。
上述のように、畳み込みAEが生成するN枚の復元画像と過去Nフレーム画像との合計2N枚の画像の各画素における中央値の算出により、推定背景画像が生成される。
水質判定部107は、画像加工部103からの加工済み画像データと、背景推定部106が出力する推定背景画像データとを入力とし、加工済み画像データと推定背景画像データとを比較して差分画像を生成し、該差分画像に基づいて水質判定を行い、水質判定結果を示す水質判定データを出力する。
水質判定部107は、MPU及びCPU等のプロセッサにより実現することができる。
水質判定部107は、各画素において、加工済み画像データと推定背景画像データとの差分をとって前景画像データを生成する。
入力画像に異常であるスカム又はフロックが写りこんでいる場合には、スカム又はフロックが前景として前景画像に表出する。
水質判定部107は、前景画像に対して、二値化、モルフォロジー変換又はラベリング処理等の画像処理を施すことで、異常領域を定量的に評価する。
更には、水質判定部107は、異常の個数及び面積を評価し、異常の個数及び面積が予め定めたしきい値を超えている場合に異常と判定し、判定結果を出力する。
なお、水質判定部107による水質判定は、具体的には判定対象に浮上するスカム等の浮遊物の量の判定、又は活性汚泥沈殿率等に起因して変化する判定対象の色の変化の判定を想定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、異常の原因によらず、正常状態との差異が画像上に表出するものであれば、あらゆる異常を検知可能である。
判定結果出力部108は、水質判定部107の判定結果を外部に出力する。
判定結果出力部108は、運転員が視認可能な表示装置であってもよいし、水質制御装置に接続されたインターフェイスであってもよい。
外部に出力された判定結果に基づいて、運転員又は水質制御装置は水質判定対象に対して運転操作を行う。
なお、本実施形態においては、代表値として中央値を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、中央値に代えて各画素値における平均値が背景推定値とされてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、水質判定対象の水質が正常状態である時の画像データによって学習を行って生成した推定背景画像と、過去Nフレーム画像と、を用いることで、水質判定対象の水質の異常を検知することができる。
そのため、本実施形態によれば、異常時の画像データを取得することなく、水質判定対象の異常を検知することができる。
従って、本実施形態によれば、水質判定対象の水質に未知の異常が生じた場合であっても異常を検知することができ、水質を判定することができる。
<実施形態2>
実施形態1では、代表値の算出に用いるすべての画像データが平等に扱われる形態について説明した。
本実施形態では、各画像データに重み係数wを付与することで、各画像データの推定背景画像に対する寄与度を調整する形態について説明する。
本実施形態に係る水質判定装置は、背景推定部のみが実施形態1と異なり、その他の構成は実施形態1と同じである。
図6は、本実施形態に係る水質判定装置が備える背景推定部を説明する図である。
現在時刻における画像の画素(x,y)における画素値をaxy とし、t時刻前における画像の画素(x,y)における画素値をaxy とする。
なお、t=1,2,…,N-1である。
そして、k番目の畳み込みAEの復元画像の画素(x,y)における画素値をbxy とする。
なお、k=0,1,…,N-1である。
このとき、推定背景画像の画素(x,y)における画素値lxyは、下記の式(1)で表される。
ただし、下記の式(2)を前提とする。
Figure 0007528613000001
Figure 0007528613000002
ここで、過去Nフレームの画像と畳み込みAEのN枚の復元画像とを区別することなく、その画素値をcxy とすると、上記の式(1)は下記の式(3)により表すことも可能である。
なお、i=0,1,…,2N-1とする。
Figure 0007528613000003
過去画像優先度uによると、過去Nフレームの画像の優先度が設定される。
多くの場合、現在から数時刻前の画像の優先度を高くし、古い画像の優先度を低くすることで、過去のデータを忘却するように設定することができる。
ただし、上記の式(2)の制約を満たすための工夫を要する。
なお、画像ごとの優先度を対数的に減少させる場合には、下記の式(4)に示すように、ベンフォードの法則で知られる確率分布を用いるとよい。
Figure 0007528613000004
更には、過去画像優先度uを個別に独立に設定する場合には、過去画像優先度uが上記の式(2)を満たさないのであれば、下記の式(5)に示すソフトマックス関数を用いて変数変換した変換優先度u’を用いることで、上記の式(2)を満たすことができる。
Figure 0007528613000005
また、畳み込みAE画像優先度vによると、畳み込みAEの画像の優先度が設定される。
例えば、直近の学習期間において学習したモデルの畳み込みAE画像優先度vを高くし、ノイズを加えたデータによって学習したモデルの畳み込みAE画像優先度vを低くすると、直近の学習を重視し、ノイズを考慮しない背景推定が可能となる。
また、画像生成法優先度wによると、畳み込みAEの画像と過去Nフレームの画像とのいずれを優先するかを設定することができる。
学習期間が短いため畳み込みAEの学習が不足していると判断される場合には、wを大きくし、畳み込みAEの学習が適切に行われたと判断される場合には、wを大きくする。
ここで、過去画像のフレーム数と、畳み込みAEのモデル数とを異なる値に設定することも可能である。
このとき、すべての画像ごとの寄与率を均一にするためには、過去画像のフレーム数Nと、畳み込みAEのモデル数Nと、を用いて下記の式(6)が成り立つことが好ましい。
Figure 0007528613000006
例えば、N>Nである場合において、w=0.5とし、w=0.5としてしまうと、畳み込みAEモデルの復元画像の枚数が多いため、復元画像一枚当たりの寄与率が減少することに注意を要する。
上記の式(1)は、過去画像優先度u、畳み込みAE画像優先度v及び画像生成法優先度wを確率質量関数とみなすと、これは期待値によって背景を推定しているということになる。
中央値によって背景を推定しようとする場合には、過去画像優先度uの確率に従って、画素値axy の枚数を仮想的に増減させる方法がある。
例えば、N=3として、u=0.5、u=0.3、u=0.2である場合には、axy を5個、axy を3個、axy を2個に複製して合計10個の画素値axyから中央値が取得される。
各画素値axyの個数を増減させることは、各画素値axyの生起確率を仮想的に増減させることに等しく、過去画像優先度uが大きい画素値の生起確率が仮想的に増加されて中央値として採択されやすくなる。
なお、畳み込みAE画像優先度v及び優先度wについても同様であるが、優先度wについては、w及びwの2つしかないため、いずれか大きいほうが必ず採択されてしまうことになる。
これを回避するためには、上記の式(3)におけるωを用いて畳み込みAE及び過去Nフレームの双方を区別することなく評価することが好ましい。
本実施形態によれば、各画像に重み付けを行うことによって、各画像の背景画像に対する寄与度を調整可能であり、これにより、現在に近い画像を重視し、又は畳み込みオートエンコーダの復元画像を重視する等のチューニングが可能である。
<実施形態3>
本実施形態では、実施形態2における重み付けを画素値のヒストグラムによって自動で決定する形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る水質判定装置100aの構成を示すブロック図である。
図7に示す水質判定装置100aは、統計処理部111と、背景ヒストグラム記憶部112と、を備える点のみが図1に示す水質判定装置100と異なり、その他の構成は図1に示す水質判定装置100と同じである。
統計処理部111は、画素値の確率分布をモデル化しており、実施形態2において説明した重み係数を自動的に決定するために、学習期間に撮影された全ての画像の画素値を数え上げ、画素値のヒストグラムを生成し、推定により密度関数f(axy)を生成する。
図8は、統計処理部111が生成する画素値のヒストグラムを示す図である。
密度関数f(axy)は、カーネル密度推定により生成される。
背景ヒストグラム記憶部112は、統計処理部111が生成した密度関数f(axy)を記憶する。
背景推定部106aは、未知の画像データの推定に際して、背景ヒストグラム記憶部112に記憶された密度関数f(axy)により、上記の式(3)の重みωを自動で決定する。
例えば、2つの畳み込みAEから出力された推定背景画像の画素値を各々a^xy 、a^xy とする。
推定背景画像が実際の背景画像に近いか否かは、画素値のヒストグラムの代表値、すなわち平均値、中央値又は最頻値に近いか否かにより検討される。
図8においては、代表値を最頻値axy modeとすると、a^xy の画素値の方がa^xy の画素値よりも実際の背景画像に近い確率が高いと推測される。
そのため、背景推定部106aは、a^xy に対する重みが大きく、a^xy に対する重みが小さくなるように上記の式(3)の重みωを下記の式(7)により自動で決定する。
Figure 0007528613000007
本実施形態によれば、過去の正常画像のヒストグラムより寄与率の重み係数を自動的に設定することによって、実施形態2に対して、煩雑な重み係数の調整が不要となる。
100,100a 水質判定装置
101 画像データ入力部
102 画像データ記憶部
103 画像加工部
104 畳み込みAE学習部
105 畳み込みAEパラメータ記憶部
106,106a 背景推定部
107 水質判定部
108 判定結果出力部
111 統計処理部
112 背景ヒストグラム記憶部
1061 畳み込みAE背景推定部
1062 中央値算出部
1063 推定背景画像生成部

Claims (3)

  1. 水質判定対象から取得した画像データを記憶する画像データ記憶部と、
    前記画像データ記憶部に記憶された前記画像データに加工処理を行って加工済画像データを出力する画像加工部と、
    前記水質判定対象の水質が正常状態である時の画像データを教師データとして学習し、学習済パラメータを出力する畳み込みAE学習部と、
    前記畳み込みAE学習部が出力した前記学習済パラメータを記憶する畳み込みAEパラメータ記憶部と、
    前記畳み込みAEパラメータ記憶部に記憶された前記学習済パラメータを用いて畳み込みAEを構築して畳み込みAE推定背景画像を生成するとともに、前記畳み込みAE推定背景画像と過去画像との各画素の中央値または平均値を含む代表値による背景推定値から推定背景画像データを生成して出力する背景推定部と、
    前記画像加工部が出力する前記加工済画像データと前記背景推定部が出力する前記推定背景画像データとを比較して差分画像データを生成し、該差分画像データに基づいて水質判定を行う水質判定部と、を備える水質判定装置。
  2. 前記背景推定部は、前記畳み込みAE推定背景画像の生成及び前記推定背景画像データの生成に用いる画像の各々に重み付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の水質判定装置。
  3. 前記背景推定部は、画素値のヒストグラムを用いて前記重み付けを自動で行うことを特徴とする請求項2に記載の水質判定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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