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JP7528900B2 - 中継コネクタ - Google Patents
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JP7528900B2 - 中継コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、中継コネクタに関する。
特許文献1は、コネクタハウジングと、インサート成形によりコネクタハウジングに装着されたバスバー状の端子金具と、コネクタハウジングにおける嵌合凹部の奥部に充填されたポッティング材とを備えたコネクタを開示している。かかるコネクタは、例えば、ケース内部に配置されている回路とケース外の制御回路とを接続する中継コネクタとして使用される。
特開2013-157256号公報
特許文献1に開示のコネクタでは、ケース内の圧力が上昇すると、ポッティング材にも圧力が印加する可能性がある。ケース内の圧力上昇によるポッティング材への影響を抑制することが望まれている。
そこで、本開示は、中継コネクタの取付対象となる機器筐体内の圧力上昇によるポッティングシール部材への影響を抑制することを目的とする。
本開示の中継コネクタは、閉塞されている機器筐体を内外に貫通するように前記機器筐体に取付けられる中継コネクタであって、前記機器筐体内の内側接続対象への電気的接続用の一端部と、前記機器筐体外の外側接続対象への電気的接続用の他端部と、前記一端部と前記他端部との間の中間部とを含む端子と、前記他端部を囲うコネクタハウジングを含み、前記中間部を覆う絶縁本体と、前記コネクタハウジング内において前記他端部の基端の周りをシールするポッティングシール部材と、前記機器筐体と前記絶縁本体との隙間をシールするシール部材と、を備え、前記機器筐体への取付状態において、前記一端部が前記機器筐体の内側に位置し、かつ、前記他端部が前記機器筐体の外側に位置し、前記絶縁本体は、前記機器筐体内で開放された開放端と前記ポッティングシール部材で閉鎖された閉鎖端とを有する流体流路を含み、前記流体流路は、前記開放端から前記閉鎖端に向う主流路と、前記主流路の途中で前記主流路を迂回する迂回流路とを含む、中継コネクタである。
本開示によれば、中継コネクタの取付対象となる機器筐体内の圧力上昇によるポッティングシール部材への影響を抑制できる。
図1は実施形態に係る中継コネクタを示す斜視図である。 図2は中継コネクタを示す斜視図である。 図3は中継コネクタの分解斜視図である。 図4は図1のIV-IV線断面図である。 図5は端子及び第1樹脂部を金型内に配置した状態を示す説明図である。 図6は第2樹脂部を金型成形する工程を示す説明図である。 図7は中継コネクタにおける流体流路を示す部分断面図である。 図8は中継コネクタにおける流体流路を示す拡大断面図である。 図9は図7のIX-IX線における部分断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の中継コネクタは、次の通りである。
(1)閉塞されている機器筐体を内外に貫通するように前記機器筐体に取付けられる中継コネクタであって、前記機器筐体内の内側接続対象への電気的接続用の一端部と、前記機器筐体外の外側接続対象への電気的接続用の他端部と、前記一端部と前記他端部との間の中間部とを含む端子と、前記他端部を囲うコネクタハウジングを含み、前記中間部を覆う絶縁本体と、前記コネクタハウジング内において前記他端部の基端の周りをシールするポッティングシール部材と、前記機器筐体と前記絶縁本体との隙間をシールするシール部材と、を備え、前記機器筐体への取付状態において、前記一端部が前記機器筐体の内側に位置し、かつ、前記他端部が前記機器筐体の外側に位置し、前記絶縁本体は、前記機器筐体内で開放された開放端と前記ポッティングシール部材で閉鎖された閉鎖端とを有する流体流路を含み、前記流体流路は、前記開放端から前記閉鎖端に向う主流路と、前記主流路の途中で前記主流路を迂回する迂回流路とを含む、中継コネクタである。
この中継コネクタによると、機器筐体内の圧力が上昇した場合、機器筐体内の流体が開放端から流体流路内に流れ込む。流体流路に流れ込んだ流体は、主流路の途中で迂回流路に分岐する。迂回流路において圧力損失が発生するので、流体流路における流体の勢いが弱くなり、流体流路の閉鎖端を閉塞するポッティングシール部材に印加される圧力が小さくなる。これにより、中継コネクタの取付対象となる機器筐体内の圧力上昇によるポッティングシール部材への影響を抑制することができる。
(2)(1)の中継コネクタであって、前記主流路は、前記絶縁本体内における前記中間部の表面に沿う端子表面流路であり、前記迂回流路は、前記端子表面流路の途中で前記端子表面流路から離れて迂回してもよい。
端子の一端部は機器筐体の内側に位置しているため、機器筐体内の流体は、端子の一端部と絶縁本体との境界を開放端として、流体流路内に流れ込むことが考えられる。この場合、流体は、端子表面流路に沿って流れ、端子表面流路の途中で迂回流路に分岐する。流体が迂回流路に迂回することによって、ポッティングシール部材に印加される圧力が弱められる。
(3)(2)の中継コネクタであって、前記絶縁本体は、前記中間部の一部を覆う第1樹脂部と、前記第1樹脂部の少なくとも一部及び前記中間部の残りの少なくとも一部をインサート部として金型成形された第2樹脂部とを含み、前記端子表面流路は、前記中間部の表面と前記第1樹脂部との間に形成されている第1流路と、前記中間部の表面と前記第2樹脂部との間に形成されている第2流路とを含み、前記迂回流路は、前記第1流路と前記第2流路との境界から前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との間に流れ込み、前記第1流路と前記第2流路との別の境界に戻る流路であってもよい。
このように、絶縁本体が第1樹脂部と第2樹脂部とを含む場合、第1流路と第2流路との境界から第1樹脂部と第2樹脂部との間に流れ込み、前記第1流路と前記第2流路との別の境界に戻る流路を、迂回流路として利用できる。
(4)(3)の中継コネクタであって、前記絶縁本体内において、前記第1流路と前記第2流路とが前記中間部の延在方向に沿って交互に位置してもよい。この場合、第1流路と第2流路とが前記中間部の延在方向に沿って交互に位置するため、端子の延在方向に沿って複数箇所に迂回流路を設けることができる。
(5)(3)又は(4)の中継コネクタであって、前記第1樹脂部は、前記中間部を部分的に露出させる窓部を含み、前記第2樹脂部が、前記中間部のうち前記窓部に露出する部分を覆っており、前記第1流路は、前記中間部の延在方向において前記窓部を挟む位置に形成された部分を含み、前記第2流路は、前記窓部に位置する部分を含み、前記迂回流路は、前記窓部において前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界を起点又は終点とする流路を含んでもよい。これにより、第1樹脂部に窓を形成することによって、迂回流路を形成することができる。
(6)(3)から(5)のいずれか1つの中継コネクタであって、前記絶縁本体の外表面において、前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界は、前記機器筐体内に配置される部分に露出しており、前記流体流路の開放端は、前記機器筐体内に露出する前記一端部と前記絶縁本体との境界と、前記機器筐体内に露出した前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界であってもよい。
この場合、機器筐体内から前記一端部と前記絶縁本体との境界と、前記機器筐体内に露出した前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界を開放端として流体流路内に流れ込んだ流体がポッティングシール部材以外では漏れないようにすることができる。
(7)(3)から(6)のいずれか1つの中継コネクタであって、前記第1樹脂部は、前記シール部材の内周側に位置する円板状のベース部を含み、前記迂回流路は、前記ベース部の外周面と前記第2樹脂部との境界を通る流路を含んでもよい。
これにより、円板状のベース部の外周面と第2樹脂部との境界を通る迂回流路によって、大きな迂回流路を形成することができる。これにより、大きな圧力損失を発生させることができる。
(8)(3)から(7)のいずれか1つの中継コネクタであって、前記中間部が曲げ部分を含み、前記第1樹脂部が、前記曲げ部分の隣の部分を、前記曲げ部分を露出させた状態で覆う太部を含み、前記太部のうち前記曲げ部分の内側部分が前記曲げ部分の外側部分よりも肉厚であり、前記迂回流路は、前記太部のうち前記曲げ部分の内側部分と第2樹脂部との境界を通る流路を含んでもよい。
この場合、太部のうち前記曲げ部分の内側部分と第2樹脂部との境界を通る迂回流路によって、大きな迂回流路を形成することができる。これにより、大きな圧力損失を発生させることができる。
(9)(1)から(8)のいずれか1つの中継コネクタであって、前記中間部が部分的な凹部を含み、前記絶縁本体が前記凹部に充填され、前記流体流路が、前記凹部の表面と前記絶縁本体との境界において曲る流路を含んでもよい。この曲る流路によって、圧力損失を増加させることができ、ポッティングシール部材への影響を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の中継コネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。尚、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る中継コネクタについて説明する。図1及び図2は中継コネクタ20を示す斜視図である。図3は中継コネクタ20の分解斜視図である。図4は図1のIV-IV線断面図である。図1のIV-IV線断面は一つの端子30に沿う面である。図4において、中継コネクタ20が取付けられる機器の筐体19及び中継コネクタ20に接続されるコネクタ16、18が2点鎖線で示される。
<全体構成について>
中継コネクタ20は、第1コネクタ部22と、第2コネクタ部24とを備え、筐体19を内外に貫通するように当該筐体19に取付けられる(図4参照)。第1コネクタ部22は筐体19内に位置し、筐体19内のコネクタ16に接続される。コネクタ16は、筐体19内に位置する内側接続対象の一例である。第2コネクタ部24が筐体19外に位置して筐体19外のコネクタ18に接続される。コネクタ18は、筐体19外の位置する外側接続対象の一例である。これにより、中継コネクタ20は、筐体19の内外のコネクタ16、18を中継接続する。
中継コネクタ20は、端子30と、絶縁本体28と、ポッティングシール部材82と、環状シール部材80とを備える。
端子30は、図7に示すように、第1コネクタ端子部32と、第2コネクタ端子部34と、中間部36とを含む(図3参照)。第1コネクタ端子部32は端子30の一端部であり、第2コネクタ端子部34は端子30の他端部であり、中間部36は第1コネクタ端子部32と第2コネクタ端子部34との間に位置する。第1コネクタ端子部32は、コネクタ16への電気的接続に供される部分であり、第2コネクタ端子部34はコネクタ18への電気的接続に供される部分である。
絶縁本体28は、端子30の中間部36を覆う絶縁体である。絶縁本体28は、第1コネクタ端子部32を囲う第2コネクタハウジング部72を含む。
本実施形態では、図7に示すように、絶縁本体28は、第1樹脂部40と、第2樹脂部60とを備える。
第1樹脂部40は、端子30を保持する部分であり、図4、図5及び図6に示すように、第1樹脂本体部41と、露出部50とを含む。第1樹脂本体部41は、中間部36の一部を覆った状態で、第2樹脂部60内に配置される部分である。露出部50は、第2樹脂部60から露出する部分である。この露出部50に、第1コネクタ端子部32の外周を囲む有底筒状の第1コネクタハウジング部52が設けられる。
第2樹脂部60は、第2樹脂本体部61と、第2コネクタハウジング部72とを含む。第2樹脂本体部61は、上記第1樹脂本体部41の少なくとも一部と、中間部36のうちの残りの少なくとも一部とをインサート部として覆っている。第2コネクタハウジング部72は、第2コネクタ端子部34の外周を囲む有底筒状部分である。
第1樹脂部40と第2樹脂部60とは同じ樹脂によって形成されてもよい。樹脂は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、ポリアミド等であってもよい。
この中継コネクタ20では、図7に示すように、第1コネクタ端子部32と第1コネクタハウジング部52とによって第1コネクタ部22が構成される。コネクタ16が第1コネクタ部22に接続されることで、第1コネクタ端子部32がコネクタ16内のコネクタ端子16aに挿入接続される(図4参照)。また、第2コネクタ端子部34と第2コネクタハウジング部72とによって第2コネクタ部24が形成される。コネクタ18が第2コネクタ部24に接続されることで、第2コネクタ端子部34がコネクタ18内のコネクタ端子18aに接続される。また、第1樹脂本体部41と第2樹脂本体部61とが、第1コネクタ部22と第2コネクタ部24とを連結しつつ第1コネクタ部22と第2コネクタ部24とを一定姿勢に保ち、かつ、端子30の中間部36を覆って当該端子30を一定姿勢に保持する。
中継コネクタ20の各部構成についてより具体的に説明する。
<端子>
本実施形態では、中継コネクタ20は、2本の端子30を備える。尚、中継コネクタ20が備える端子の数は任意であり、1本でもよいし、複数本でもよい。中継コネクタが3本以上の端子を備える場合、複数の端子は、一列に並ぶように配置されてもよいし、縦横に並ぶように配置されてもよい。
端子30は、銅又は銅合金等の金属によって形成される。端子30は、例えば、金属板をプレス加工することによって形成される。
端子30は細長い形状に形成されており、第1コネクタ端子部32と、第2コネクタ端子部34と、中間部36とを備える。第1コネクタ端子部32は、端子30の一端部に形成された細長い板状又はピン状の部分である。第2コネクタ端子部34は、端子30の他端部に形成された細長い板状又はピン状の部分である。中間部36は、第1コネクタ端子部32と第2コネクタ端子部34との間に設けられ、第1コネクタ端子部32と第2コネクタ端子部34とを電気的及び機械的に接続する部分である。
本実施形態では、端子30は、2箇所で曲る形状に形成される。より具体的には、中間部36のうち第1コネクタ端子部32寄りの部分36aが当該中間部36の厚み方向一方側に曲っている。ここでは、曲げ部分36aが実質的に直角に曲っている。また、中間部36のうち第2コネクタ端子部34寄りの部分36bが当該中間部36の厚み方向他方側に曲っている。ここでは、曲げ部分36bが実質的に直角に曲っている。つまり、端子30の両側の曲げ部分36a、36bが互いに逆側に曲っており、第1コネクタ端子部32と第2コネクタ端子部34とが互いに逆方向を向いている。これにより、第1コネクタ端子部32を含む第1コネクタ部22に対するコネクタ16の接続方向と、第2コネクタ端子部34を含む第2コネクタ部24に対するコネクタ18の接続方向とが、互いに逆となるように設定され得る。
端子の形状は上記例に限られない。例えば、中間部が1箇所でのみ曲る形状、つまり、端子がL字状に形成されていてもよい。この場合、第1コネクタ端子部を含む第1コネクタ部に対するコネクタの接続方向と、第2コネクタ端子部を含む第2コネクタ部に対するコネクタの接続方向とが、互いに交差するように、例えば、直交するように設定され得る。端子の形状は直線的な形状であってもよい。
第1コネクタ端子部32及び第2コネクタ端子部34は、端子30の長手方向中間部分よりも細い。本実施形態では、上記曲げ部分36aよりも中央寄りの位置から第1コネクタ端子部32の先端側に向う領域が、端子30の中間領域よりも細く形成される。また、曲げ部分36bよりも第2コネクタ端子部34寄りの位置から第2コネクタ端子部34の先端側に向う領域が、端子30の中間領域よりも細く形成される。後述するように、第1樹脂部40より露出する曲げ部分36bが第1樹脂部40内の曲げ部分36aよりも太いため、第2樹脂部60を金型成形する際に、曲げ部分36bが変形し難い。端子30における上記太さの設定は任意である。例えば、第1コネクタ端子部32及び第2コネクタ端子部34が、端子30の中間領域よりも細く形成されることは必須ではなく、例えば、端子30の長手方向全体で同じ幅に形成されていてもよい。
また、第1コネクタ端子部32及び第2コネクタ端子部34の先端部は、相手側のコネクタ端子に挿入し易いように、先端側に向って徐々に細くなるように形成されている。
中間部36に貫通孔36hが形成される。本実施形態では、図3に示すように、中間部36の長手方向に沿って間隔をあけて複数(ここでは2つ)の貫通孔36hが形成される。第2樹脂部60を形成する樹脂が本貫通孔36h内に充填配置されることによって、第2樹脂部60に対して端子30がより確実に位置決めされる。貫通孔36hは省略されてもよい。
中間部36のうち第2コネクタ端子部34寄りの部分に、端子30の幅方向に沿う溝36gが形成される。ここでは、中間部36における当該部分の両面に、端子30の幅方向に沿う溝36gが形成される。中間部36における当該部分の両面のそれぞれにおいて、複数の溝36gが形成されており、複数の溝36gは、端子30の長手方向に沿って互い違いに配置される。溝36gは、後述する樹脂を充填する際に生じる可能性がある気泡を、当該溝36g内に集めることで、端子30の長手方向に沿った隙間が形成されることを抑制する役割を果す。尚、溝36gが形成されることは必須ではない。
中間部36に部分的な凹部36qが形成される。凹部36qは、中間部36の表面に対して凹む有底の凹部である(図3参照)。凹部36qは、例えば、中間部36の厚み方向に見て方形状に凹んでいてもよい。本実施形態では、曲げ部分36bより中間部36の中間寄りの位置に一対の凹部36qが形成される。一対の凹部36qは、中間部36の幅方向両外面から幅方向中央に向けて凹む形状に形成される。中間部36のうち上記2つの貫通孔36hの間にも、一対の凹部36qが形成される。第1樹脂部40を形成する樹脂は、凹部36q内に充填配置される。尚、凹部36qは省略されてもよい。
複数の端子30は、間隔をあけて隣合った姿勢で、第1樹脂部40及び第2樹脂部60によって一定の姿勢で保持される。中継コネクタ20を製造する際、まず、端子30をインサート部品として第1樹脂部40が金型成形される。これにより、端子30を保持した第1樹脂部40をインサート部品として、第2樹脂部60が金型成形される。第1樹脂部40は一次樹脂成形部であり、第2樹脂部60は二次樹脂成形部であると把握されてもよい。本中継コネクタ20においては、第1樹脂部40と第2樹脂部60との組合せによって、端子30を一定姿勢に保持する機能、コネクタ16、18に対する接続状態を保つための機能が実現され得る。
中継コネクタ20のうち樹脂部分を、第1樹脂部40と第2樹脂部60とに分けて金型成形することによって、それぞれの金型成形時において、端子30のうち金型空間内に露出する部分の長さを短くすることができ、ひいては、端子30の変形及び位置ずれが生じ難くなる。
各樹脂部40、60についてより具体的に説明する。
<第1樹脂部>
第1樹脂部40は、上記したように、第1樹脂本体部41と、露出部50とを含む。
より具体的には、図3に示すように、第1樹脂本体部41は、ベース部42と、突出部44とを含む。ベース部42は、平たい形状、ここでは、円板状に形成されている。ベース部42は、後述する環状シール部材80の内周側に位置する。ベース部42の一方面側に突出部44が突出している。突出部44は、ベース部42のうちその中心から偏った位置、ここでは、外周部から突出している。突出部44は、ベース部42の一方面に対して交差する方向、ここでは、直交する方向に突出している。
ベース部42の他方面側にベース枠部43が突設されている。ベース枠部43は、一方側が開口し、他の3方向が閉じられたU字枠状に形成される。このベース枠部43に、後述する中間枠部58が連なる。
端子30の中間部36の一部は、突出部44内に当該突出部44の延在方向に沿って配置される。中間部36のうち第2コネクタ端子部34寄りの部分は、突出部44から外側に延出している。曲げ部分36bは、突出部44の外側に位置する。第2コネクタ端子部34は、曲げ部分36bで曲って突出部44に対して交差(ここでは直交)する方向に沿って延びる。中間部36のうち第1コネクタ端子部32寄りの部分は、突出部44からベース部42を貫通し、ベース枠部43の底部43aを通って露出部50に向う。中間部36は、露出部50内において、曲げ部分36aで上記第2コネクタ端子部34とは反対側に曲っており、第1コネクタ端子部32は、第2コネクタ端子部34とは反対側に向って延びる。
露出部50は、中間枠部58と、第1コネクタハウジング部52とを含む。
中間枠部58は、他の3方向が閉じられたU字枠状に形成されている。中間枠部58は、上記ベース枠部43に連なる。これにより、ベース部42の他方面と、第1コネクタハウジング部52のうちベース部42側を向く面と、ベース枠部43と中間枠部58とによる対向する2つの内向き面及び内向き底面とによって囲まれる方形状の空間が形成される(図4参照)。この方形状の空間は、第1コネクタハウジング部52の開口と同じ側に開口している。
第1コネクタハウジング部52は、第1コネクタ端子部32の外周りを囲む有底筒状に形成されている。ここでは、第1コネクタハウジング部52は、一方側が開口する有底角筒状に形成されている。第1コネクタハウジング部52は、その他の有底筒形状、例えば、楕円筒形状、円筒形状等に形成されてもよい。
第1コネクタハウジング部52は、図2及び図3に示すように、4つの周壁部53、54、55、56と、底部57とを含む。対向する2つの周壁部53、54及び底部57から周壁部55側に延び出るようにして上記中間枠部58が形成される。この中間枠部58の延長上に上記ベース枠部43が連なる。これにより、第1コネクタハウジング部52の一側部が中間枠部58を介して第1樹脂本体部41におけるベース枠部43に連なる。尚、第1コネクタハウジング部52における一側の周壁部53には、相手側のコネクタ18の係止用の突起が係止する係止孔53hが形成されている。
この状態で、第1コネクタハウジング部52の軸方向と、第1樹脂本体部41内における中間部36の延在方向とは交差(ここでは直交)している。よって、第1樹脂本体部41は、露出部50に対して、第1コネクタハウジング部52の軸方向に対して交差(ここでは直交)する方向に連なっている。第1コネクタハウジング部52の向きは、中間部36に対する第1コネクタ端子部32の向きに応じて設定されてもよい。
端子30の中間部36は、中間枠部58の底側部分を通って第1コネクタハウジング部52の底部57に達する。中間部36は、当該底部37内において、曲げ部分36aで曲る。これにより、第1コネクタ端子部32が、底部37から出て第1コネクタハウジング部52内でその軸方向に沿って延びる。
第1樹脂部40の一部構成についてより具体的に説明する。
突出部44は、細部45と、太部46とを含む。細部45は、突出部44のうちベース部42側の部分である。
細部45は、2つの端子30が並ぶ方向(ベース部42の外周縁において端子30が設けられた部分における接線方向でもある)の寸法が、当該端子30が並ぶ方向及び端子30の延在方向に対して直交する方向(ベース部42の径方向)の寸法よりも長い直方体状に形成される。細部45の一部はベース部42の外周縁から外側にはみ出ているが、これは必須ではない。
太部46は、細部45よりも第2コネクタ部24寄りに設けられる。太部46は、中間部36のうち曲げ部分36bの隣の部分を覆っている。この状態で、曲げ部分36bは、第1樹脂部40から露出している。太部46は、細部45よりも太く形成される。本実施形態では、太部46は、細部45に対して中間部36の周りの一部で他の部分よりも大きく突出するように形成される。ここでは、太部46は、中間部36の周りにおいて、曲げ部分36bから第2コネクタ端子部34に向う方向で他の部分よりも大きく突出している。つまり、太部46のうち曲げ部分36bの内側部分が曲げ部分36bの外側部分よりも肉厚である。
より具体的には、太部46は、直方体状部分を含む。直方体状部分は、細部45に対して第2コネクタ端子部34の先端部が向う方向に突出しており、他の3つの方向では、細部45に対して同一平面をなしている。直方体状部分のうち細部45に対して突出する部分は、細部45とは、斜面を介して連なっている。太部46のうち細部45とは反対側の部分は、細部45の延在方向に対して直交する平面に形成されており、この部分から端子30の中間部36が延出している。
細部45に、中間部36を第1樹脂部40の外に部分的に露出させる窓部45h1、45h2が形成される。窓部45h1、45h2は、中間部36の厚み方向両側に形成されている。このため、中間部36の両面が窓部45h1、45h2を介して部分的に露出する。窓部45h1は、細部45のうち太部46寄りの部分に形成される。窓部45h1では、2つの中間部36の一部が共通して露出している。窓部45h2は、2つの中間部36に対応して2つ形成される。各窓部45h2において、中間部36の一部が露出している。中間部36のうち窓部45h1に露出する部分には、1つの貫通孔36hが形成されている。上記窓部45h1、45h2、貫通孔36hは、第2樹脂部60が充填される。よって、第2樹脂部60は、中間部36のうち窓部45h1、45h2に露出する部分を覆っている。
ベース枠部43のうち開口とは反対側の底部43aには、窓部43hが形成される。窓部43hは、2つの中間部36に対応して2つ形成される。窓部43hは、ベース枠部43と中間枠部58とによって囲まれる空間内にも開口している。よって、中間部36の両面が各窓部43hを通じて第1樹脂部40から露出する。中間部36のうち窓部43hに露出する部分には、1つの貫通孔36hが形成されている。この窓部43h及び貫通孔36hには、第2樹脂部60が充填される。よって、第2樹脂部60は、中間部36のうち窓部43hに露出する部分を覆っている。
尚、上記窓部45h1、45h2、43hが形成されることは必須ではない。
露出部50のうち第1コネクタハウジング部52の開口とは反対側の部分に、位置決め凹部51が形成される。位置決め凹部51は、第1コネクタハウジング部52の開口とは反対側に開口する凹部である。位置決め凹部51は、例えば、第1コネクタハウジング部52の開口とは反対側を向く底面51aと、4つの側面51fとによって規定される凹みである。4つの側面51fは、底面51aに対して直交する部分を含んでもよい。側面51fは、長方形(正方形を含む)の各辺に対応する位置に配置されていてもよい。尚、位置決め凹部51の開口縁部は、外向き傾斜する傾斜面に形成されているが、これは必須ではない。
第2樹脂部60を金型成形する際、金型側の位置決め面を、位置決め凹部51の底面51aと、4つの側面51fに接触させることができる。これにより、底面51aと、4つの側面51fが向く合計5つの向きにおいて、露出部50が金型に対して位置決めされる。
本実施形態では、位置決め凹部51は、第1コネクタハウジング部52の底部57の外向き部分から中間枠部58の底部の外向き部分にかけて形成される。位置決め凹部は、第1コネクタハウジング部52の底部57のみに形成されていてもよいし、中間枠部58の底部の外向き部分のみに形成されていてもよい。
露出部50の外向き部分に、第1コネクタハウジング部52の開口から底部57側に向う位置決め溝59が形成される。位置決め溝59は、例えば、外側に向く底面59aと、当該底面59aの両側の側面59b、59bによって規定される溝である(図2参照)。
より具体的には、中間枠部58の一方の側部の外向き部分のうちベース枠部43寄りの部分が外方に突出するように肉厚に形成されている。第1コネクタハウジング部52の一側の周壁部53が、中間枠部58の一方の側部よりも外側寄りの位置に形成される。露出部50のうち上記肉厚に形成された部分と、第1コネクタハウジング部52の一側の周壁部53との間に、位置決め溝59が形成される。位置決め溝59は、露出部50のうちの他の部分、例えば、第1コネクタハウジング部52の外周に形成されていてもよい。
第2樹脂部60を金型成形する際、金型側の位置決め面を、位置決め溝59の底面59a、両側面59bに接触させることができる。これにより、位置決め溝59が形成された部分において、底面59a、2つの側面59bが向く3つの方向において、第1樹脂部40が金型に対して位置決される。
尚、本実施形態では、中間枠部58の他方の側部の外向き部分のうちベース枠部43寄りの部分も外方に突出するように肉厚に形成されている。
<第2樹脂部>
第2樹脂部60は、上記したように、第2樹脂本体部61と、第2コネクタハウジング部72とを含む。
第2樹脂本体部61は、図1、図3及び図4に示すように、ベース部62と、突出部64とを含む。ベース部62は、平たい形状、ここでは、円板状に形成されている。このベース部62が、第1樹脂本体部41のベース部42の外周囲及び両面を覆っている。ベース部62の一方面側に突出部64が突出している。突出部64は、ベース部62の中心から偏った位置から突出している。突出部64は、第1樹脂本体部41の突出部44を覆っている。突出部64は、突出部44の先端部をも覆っている。このため、第2樹脂本体部61、より具体的には、突出部64は、突出部44の延長上で、端子30の中間部36のうち突出部44と曲げ部分36bとの間の部分を覆う。つまり、第2樹脂本体部61は、中間部36のうち少なくとも曲げ部分36bよりも第1コネクタ端子部32側の部分を覆う。第2樹脂部60のうち太部46を覆う部分は、第2コネクタ端子部34が延び出る方向において、ベース部62よりも突出している。
尚、ベース部62には、中継コネクタ20を筐体19に取付けるための次の構成が設けられる。すなわち、ベース部62の外周部のうち第1コネクタハウジング部52寄りの部分に周溝62gが形成される。周溝62gにシール部材として環状シール部材80が嵌め込まれている。環状シール部材80は、例えば、ゴムリングである。中継コネクタ20が取付対象機器(例えばトランスミッション)の筐体19に取付けられた状態で、ベース部62のうち第1コネクタハウジング部52側の部分が、筐体19の取付孔19hに嵌め込まれる(図4参照)。この状態で、環状シール部材80が、第2樹脂本体部61と取付孔19hの内周面との間に圧縮状態で介在し、筐体19における取付孔19hと中継コネクタ20の絶縁本体28との間をシールし、当該間における液体の通過を規制する。
上記ベース部62のうち環状シール部材80の内周側に第1樹脂部40のベース部42が位置していることから、ベース部42の外周におけるベース部62の厚みを小さくできる。これにより、金型成形時におけるベース部62の樹脂ヒケ等を抑制し、周溝62gを精度よく形成できる。周溝62gが精度よく形成されることによって、環状シール部材80の密着性が良好となり、シール性が良好となることが期待される。
また、第2樹脂本体部61の外周部の一部にネジ止部68が突出している。ネジ止部68は、第1コネクタハウジング部52と第2コネクタハウジング部72とを繋ぐ方向において平たい形状に形成される。ネジ止部68にネジ挿通孔68hが形成される。ネジ止部68のうちネジ挿通孔68hを形成する部分に、金属環状部材68a(金属カラーとも呼ばれる)が設けられてもよい。そして、ネジが本ネジ挿通孔68hを通って筐体19側のネジ孔に螺合されることで、中継コネクタ20が当該筐体にネジ止固定される。尚、中継コネクタ20はネジ止によって固定される必要は無く、他の嵌込構造等によって固定されてもよい。
第2コネクタハウジング部72は、第2コネクタ端子部34の外周りを囲む有底筒状に形成されている。ここでは、第2コネクタハウジング部72は、一方側が開口しかつ各コーナー部が丸められた有底角筒状に形成されている。第2コネクタハウジング部72は、その他の有底筒形状、例えば、楕円筒形状、円筒形状等に形成されてもよい。
第2コネクタハウジング部72は、周壁部73と、底部77とを含む。周壁部73は筒状、ここでは、角筒の角を丸めた形状をなしている。第2コネクタハウジング部72の底部77の一部と突出部64側の周壁部73のうち底部77寄りの部分とが上記第2樹脂本体部61の突出部64に連なっている。つまり、第2コネクタハウジング部72は、突出部64によって片持ち状に支持されている。この状態で、第2コネクタハウジング部72の軸方向と、第2樹脂本体部61内における中間部36の延在方向とは交差(ここでは直交)している。尚、第2コネクタハウジング部72の向きは、中間部36に対する第2コネクタ端子部34の向きに応じて設定されてもよい。
第2コネクタハウジング部72のうち底部77の内向き部分であって第2コネクタ端子部34が延出する部分に、シール用凹部77hが形成される(図4参照)。中間部36のうち溝36gが形成された部分は、シール用凹部77h内に設けられる。シール用凹部77h内にポッティングシール部材82が設けられる。ポッティングシール部材82は、ポリウレタン等のポッティング(potting)材がシール用凹部77h内に充填配置され固化することによって形成される。ポッティングシール部材82は、熱によって柔らかくなる熱可塑性樹脂等によって構成されていてもよい。
尚、第2コネクタハウジング部72の外周部の一部、ここでは、周壁部73のうち第1コネクタハウジング部52とは反対側の部分に係止凸部75a及び一対のガイド凸部75bが形成される。係止凸部75aは、第2コネクタハウジング部72の開口側に向けて徐々に低くなる形状に形成される。一対のガイド凸部75bは、第2コネクタハウジング部72の軸方向に沿って延びる凸形状であり、係止凸部75aの両側に間隔を隔てて設けられる。そして、相手側のコネクタ18が第2コネクタ部24に接続されると、コネクタ18に設けられたロック片18Pが周壁部73の外面に沿って一対のガイド凸部75b内に嵌り込み、上記係止凸部75aがロック片18Pに形成された係止孔18Phに係止される(図4参照)。
<筐体への取付状態>
中継コネクタ20が筐体19に取付けられた状態で、上記したようにベース部62が取付孔19hに嵌め込まれると共に、ネジ止部68が筐体19にネジ止固定される(図4参照)。
筐体19は、例えば、モータ、ギヤ等の可動機構を有する機器の筐体である。筐体19は、内部空間を外部から閉塞する筐体である。例えば、筐体19は、可動機構における潤滑用又は冷却用のオイルを封入する筐体であってもよい。筐体19は、内部圧調整用の弁を有していてもよい。
中継コネクタ20が筐体19に取付けられた状態で、第1コネクタ端子部32を含む第1コネクタ22部が筐体19内に位置し、第2コネクタ端子部34を含む第2コネクタ部24が筐体19の外に位置する。第1コネクタ部22には、例えば、筐体内の小電流信号機器(例えばセンサ)から引出された配線端部のコネクタ16が接続される。第2コネクタ部24には、例えば、機器外ワイヤーハーネス端部のコネクタ18が接続される。これにより、中継コネクタ20は、機器外ワイヤーハーネスと機器内配線とを中継接続する。この場合、中継コネクタ20は、信号中継用の中継コネクタである。信号中継用の端子30は、電源用の端子よりも細いことが多く、かかる場合において、端子の変形を抑制することがより要請される。
中継コネクタ20において液体の浸入を抑制する環状シール部材80及びポッティングシール部材82が、第2樹脂部60に設けられる。第2樹脂部60は、第1樹脂部40をインサート部として金型成形されるため、第2樹脂部60の表面は、第1樹脂部40の表面よりも滑らかであることが期待され得る。かかる第2樹脂部60に環状シール部材80及びポッティングシール部材82が設けられるため、第2樹脂部60と環状シール部材80及びポッティングシール部材82との間を液体が浸入することが有効に抑制され得る。
特に、第2樹脂部60の一部である第2コネクタハウジング部72が筐体19の外に露出している。このため、筐体19内の第1コネクタハウジング部52よりも筐体19外の第2コネクタハウジング部72の方が被水し易い。この第2コネクタハウジング部72を第2樹脂部60によって形成することによって、その表面形状を滑らかにすることができる。この第2コネクタハウジング部72にポッティングシール部材82を設けることによって、ポッティングシール部材82とシール用凹部77hの内表面とを伝った水が端子30に達することを抑制でき、端子30に対する止水性がより向上する。
尚、コネクタ18と第2コネクタハウジング部72との間に環状シール部材84が設けられてもよい(図4参照)。環状シール部材84はコネクタ18に取付けられている場合もある。この環状シール部材84も、第2樹脂部60の一部である第2コネクタハウジング部72の内周面に押付けられる。当該内周面についても、上記のように滑らかな面に仕上げられることが期待されるため、当該環状シール部材84による止水性も向上する。
<金型による中継コネクタ製造例>
中継コネクタ20の第2樹脂部60を金型成形する製造例について説明する。
図5は端子30をインサート部として金型成形された第1樹脂部40を、第2樹脂部60を金型成形するための金型100、110内に配置した状態を示す例である。第1金型100及び第2金型110は一例として示される。第1金型100は、第2樹脂部60のうち第1コネクタハウジング部52が開口する側から目視可能な面を形成するための金型面102を有する。第2金型110は、第2樹脂部60のうち第2コネクタハウジング部72が開口する側から目視可能な面を形成するための金型面112を有する。第1金型100と第2金型110とが合体することで、第2樹脂部60を形成する金型空間が形成される。第1金型100及び第2金型110による形成が困難な部分が存在する場合、適宜、スライド金型等の他の金型が組合わされる。
第1金型100には、第1コネクタハウジング部52を位置決めする位置決め環状溝104が形成される。位置決め環状溝104は、周壁部53、54、55、56を嵌込可能な環状形状に形成される。より具体的には、位置決め環状溝104の内側面は、第1コネクタハウジング部52の内周面形状に対応する形状(同じ表面形状又は(僅かに)小さい相似形状)に形成される。位置決め環状溝104の外側面は、第1コネクタハウジング部52の外周面形状に対応する形状(同じ表面形状又は(僅かに)大きい相似形状)に形成される。
第1コネクタハウジング部52を位置決め環状溝104に嵌め込んだ状態で、第1コネクタハウジング部52の周壁部53、54、55、56の外向き面が位置決め環状溝104の外側表面に接触する。また、第1コネクタハウジング部52の周壁部53、54、55、56の内向き面が位置決め環状溝104の内側表面に接触する。これにより、第1コネクタハウジング部52がその軸に対して直交し、かつ、互いに直交する2軸方向に位置決めされる。また、第1金型100のうち位置決め環状溝104の内側部分105は、底部77の内向き面に接触する。これにより、第1コネクタハウジング部52がその開口側に向う方向においても位置決めされる。
内側部分105には、第1コネクタ端子部32が挿入される第1端子位置決め孔106が形成される。第1コネクタ端子部32が第1端子位置決め孔106に挿入されることによって、端子30の位置決めがなされる。
尚、第1金型100には、中間枠部58の両側部を嵌込可能な溝107が形成されている。中間枠部58の両側部が溝107に嵌まり込むことによっても、中間枠部58の両側部及び底部の内面が位置決めされる。
また、第1金型100のうち位置決め環状溝104の外側面と溝107の外側面とに、上記位置決め溝59に面接触可能な位置決め面108fが形成される。位置決め溝59は、第1コネクタハウジング部52の開口から底部77に向う溝であるため、露出部50を位置決め環状溝104及び溝107に嵌め込む際、当該位置決め面108fも位置決め溝59内に容易に配置され得る。
第2金型110には、第1コネクタハウジング部52の底部77及び中間枠部58の底部の外向き面を位置決めする底部位置決め面113が形成される。底部位置決め面113は、上記位置決め凹部51内に配置可能な位置決め凸部113Pによって形成される面を含む。位置決め凸部113Pは、位置決め凹部51に配置可能な凸形状であり、その表面は、位置決め凹部51の底面51a、側面51fに面接触可能に形成されている。このため、底部位置決め面113が露出部50に対して第1金型100とは反対側から面接触することで、第1コネクタハウジング部52の底部77及び中間枠部58の底部が、底面51a、側面51fのそれぞれが向く方向において位置決めされる。
また、第2金型110のうち第2コネクタハウジング部72を形成する部分の内側に、第2コネクタ端子部34を挿入可能な第2端子位置決め孔114が形成される。第2コネクタ端子部34が第2端子位置決め孔114に挿入されることによって、端子30が位置決めされる。
第1樹脂部40の露出部50が第1金型100と第2金型110とによって支持された状態で、第1樹脂本体部41が金型面102、112から離れた位置に配置される。端子30の中間部36は、突出部44から延び出て金型空間を通り、曲げ部分36bで曲って第2端子位置決め孔114に向う。
この状態で、図6に示すように、金型空間内に溶融した樹脂が注入される。注入口120は例えばベース部62を形成する部分に面するように形成される。溶融した樹脂は、第1樹脂部40及び中間部36と金型面102、112の間を通って、第2樹脂部60を形成する空間に流れ込む。溶融した樹脂が冷却固化することによって、第2樹脂部60が金型成形される。
<流体流路について>
中継コネクタ20は、筐体19における取付孔19hを塞いでいる。筐体19の内圧は、温度変化等に起因して一時的に変動する可能性がある。筐体19の圧力が上昇すると、筐体19内の気体が端子30と絶縁本体28との境界を伝って第2コネクタ端子部34側に流れ込む場合がある。筐体19内のオイルも、同様に、第2コネクタ端子部34側に流れ込む可能性がある。
上記ポッティングシール部材82は、端子30と絶縁本体28との境界を通った流体(気体及びオイル)の漏れを抑制することができる。当該漏れの抑制効果を高めるためには、ポッティングシール部材82の体積を大きくすること、特に、シール用凹部77hを深く設定し、端子30の長手方向におけるポッティングシール部材82の長さを大きくすることが考えられる。そのためには、ポッティング材の使用量が多くなり、コスト高となる可能性がある。以下では、筐体19内の圧力上昇によるポッティングシール部材82への影響を抑制し、もって、ポッティング材の使用量に拘らず、端子30の表面を伝った流体の漏れを抑制できるようにするための構成が説明される。
図7に図4に示す断面図の拡大図が示される。図7に示すように、絶縁本体28は、筐体19内で開放された開放端90a1、90a2と、ポッティングシール部材82によって閉鎖された閉鎖端90bとを有する流体流路90を含む。流体流路90は、例えば、図8に示すように、端子30と絶縁本体28との境界に形成される。すなわち、端子30をインサート物として絶縁本体(第1樹脂部40又は第2樹脂部60)を金型成形した場合、端子30の表面と絶縁本体28との間に微細かつ不連続な多数の隙間が形成されることが考えられる。多数の隙間が不規則に連なっていくことで、端子30の延在方向に沿う流体流路90が形成されることが考えられる。同様に、流体流路90が、第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界に形成されることが考えられる。よって、流体流路90は、端子30と絶縁本体28との境界、さらに、第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界に形成されていることが考えられる。
図7に示すように、流体流路90は、主流路91と、迂回流路92、93、94とを含む。主流路91は、開放端90a1又は90a2から閉鎖端90bに向う流路である。迂回流路92、93、94は、主流路91の途中で主流路91を迂回する流路である。迂回流路92、93、94は、主流路91を迂回することから、当該主流路91から離れる方向に向い、途中で曲って、主流路91に近づく方向に戻ってくる流路であることが考えられる。
筐体19の内圧の一時的な上昇によって、筐体19内の流体が開放端90a1、90a2から主流路91内に流れ込むとする。流れ込んだ流体は、主流路91の途中で、迂回流路92、93、94に分岐する。流体が主流路91と迂回流路92、93、94とに分散することによって、流体の勢いが弱まることが想定される。流体が迂回流路92、93、94に流れ込んだ場合、迂回流路92、93、94における曲った経路で圧力損失が発生することが考えられる。このため、迂回流路92、93、94において、流体の勢いが弱まることが想定される。結果、開放端90a1、90a2から流体流路90に流れ込んだ流体の勢いが徐々に弱められていく。このため、最終的にポッティングシール部材82に印加される圧力が小さくなる。迂回流路92、93、94は、流体の流れを遅らしたり、一時的な内圧の高まりに対して流体を一時的に貯留する一種のバッファゾーンとして機能したりすることも考えられる。
流体流路90についてより具体的に説明する。
本実施形態において、端子30の第1コネクタ端子部32は、第1コネクタ部22内で突出し、筐体19内に露出する。このため、流体流路90の開放端90a1は、筐体19に露出する第1コネクタ端子部32と、第2樹脂部60の一部である第1コネクタハウジング部52との境界である。
また、第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界は、筐体19に配置される部分に露出している。より具体的には、第1樹脂部40の露出部50がベース部62よりも筐体19側に露出している。このため、流体流路90の開放端90a2は、筐体19内に露出した第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界である。尚、第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界は、絶縁本体28の表面において、筐体19に露出する領域のみに存在し、筐体19外に露出する領域には存在しない。このため、第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界に流れ込んだ流体は、当該境界から直接筐体19外に漏れ出さない。
尚、上記開放端90a2が存在することは必須ではない。例えば、第1樹脂部40が第2樹脂部60内に完全に覆われていてもよい。
主流路91は、絶縁本体28内において中間部36の表面に沿う流路である。換言すれば、主流路91は、金属等によって形成された端子30における中間部36の表面と、樹脂等によって形成された絶縁本体28との界面に形成された端子表面流路91である。端子表面流路91は、端子30の中間部36の延在方向に沿って延びる通路である。
迂回流路92、93、94は、端子表面流路91の途中で、当該端子表面流路91から離れて迂回する通路である。
本実施形態では、絶縁本体28は、第1樹脂部40と第2樹脂部60とを含み、第1樹脂部40が中間部36の一部を覆い、第2樹脂部60が中間部36の残りの少なくとも一部を覆う。このため、端子表面流路91は、中間部36と第1樹脂部40との間に形成されている第1流路91aと、中間部36と第2樹脂部60との間に形成されている第2流路91bとを含む。
迂回流路92、93、94は、上記第1流路91aと第2流路91bとの境界から第1樹脂部40と第2樹脂部60との間に流れ込み、第1流路91aと第2流路91bとの別の境界に戻る流路である。
より具体的には、第1樹脂部40は、ベース部42と突出部44とを含む。ベース部42及び突出部44には、中間部36の延在方向に沿って間隔をあけて窓部43h、45h2、45h1が形成される。このため、図7に示すように、端子30の延在方向に沿う一断面において、第1流路91aと第2流路91bとが交互に形成される。第1流路91aは、第1樹脂部40のうち窓部43h、45h2、45h1が存在しない各領域に位置する。第1流路91aのうちの少なくとも一部は、中間部36の延在方向において窓部43h、45h2、45h1を挟む位置に形成されている。第2流路91bは、窓部43h、45h2、45h1又は突出部44の先端外方領域に位置する。少なくとも1つの第1流路91aと少なくとも1つの第2流路91bとのうちの少なくとも一方が複数存在すれば、第1流路91aと第2流路91bとが交互に形成されるという構成が実現され得る。
迂回流路92は、窓部43hにおける第1流路91aと第2流路91bとの境界を起点とし、ベース部42の外周面と第2樹脂部60との境界を迂回して、窓部45h2における第1流路91aと第2流路91bとの境界を終点として戻ってくる流路である。特に、第1コネクタ端子部32が延出する向きにおいては、中間部36に対してベース部42が大きく突出している。このため、第1コネクタ端子部32が延出する向きにおいて、迂回流路92は中間部36から大きく離れて流体を迂回させることができる。
迂回流路93は、窓部45h2における第1流路91aと第2流路91bとの境界を起点とし、第1樹脂部40のうち窓部45h1、45h2間の部分と第2樹脂部60との境界を迂回して、窓部45h1における第1流路91aと第2流路91bとの境界を終点として戻ってくる流路である。
迂回流路94は、窓部45h1における第1流路91aと第2流路91bとの境界を起点とし、第1樹脂部40のうち太部46の外周面と第2樹脂部60との境界を迂回して、太部46の先端面における第1流路91aと第2流路91bとの境界を終点として戻ってくる流路である。特に、太部46のうち曲げ部分36bの内側部分は、細部45に対して大きく突出している。このため、曲げ部分36bの内側部分おいて、迂回流路94は中間部36から大きく離れて流体を迂回させることができる。
尚、図9に示すように、中間部36に形成された凹部36qには絶縁本体28(本実施形態では第1樹脂部40)が充填されている。このため、主流路91の途中に、凹部36qの凹んだ表面と、当該凹部36q内に入り込んだ第1樹脂部40との境界において、曲る流路91qが形成される。この流路91qによっても、主流路91を流れる流体に対する圧力損失を増加させることができる。
また、中間部36のうち窓部43h、45h2に露出する部分に貫通孔36hが形成されており、当該貫通孔36hに絶縁本体28(本実施形態では、第2樹脂部60)が充填されている。このため、主流路91の途中に、貫通孔36hに充填された絶縁本体28による圧力損失増大箇所が設けられる。貫通孔36hに応じた圧力損失増大箇所によっても、主流路91を流れる流体に対する圧力損失を増加させることができる。
<流体の挙動について>
中継コネクタ20が筐体19に取付けられた状態で、筐体19の内圧が上昇したとする。筐体19内の流体は、開放端90a1、90a2から主流路91内に流れ込む(矢符F1、F2参照)流体は、端子30に沿った主流路91に沿って中継コネクタ20内を流れようとする(矢符F3参照)。
流体が窓部43hに達すると、流体の一部は、主流路91から分岐し、ベース部42の周りの迂回流路92に沿って迂回する(矢符F4参照)。流体が迂回流路92に分岐することによって、分岐、曲り及び合流、さらには経路長の延長等による圧力損失が生じる。このため、流体が迂回流路92を通過することによって、流体の勢いが弱くなる。特に、迂回流路92がベース部42の周りを迂回することによって、流路が長くなるので、圧力損失が増大し、流体の勢いがより弱くなることが考えられる。
流体が窓部45h2に達すると、流体の一部は、主流路91から分岐し、迂回流路93に沿って迂回する(矢符F5参照)。流体が迂回流路93に分岐することによって、上記と同様に、流体の勢いが弱くなる。
流体が窓部45h1に達すると、流体の一部は、主流路91から分岐し、太部46周りの迂回流路93に沿って迂回する(矢符F6参照)。流体が迂回流路93に分岐することによって、上記と同様に、流体の勢いが弱くなる。特に、迂回流路94が太部46のうち曲げ部分36bの内側部分を迂回することによって、流路が長くなるので、圧力損失が増大し、流体の勢いがより弱くなることが考えられる。
これにより、各迂回流路92、93、94において流体の勢いが弱められる分、筐体19内の圧力上昇に起因してポッティングシール部材82に印加される圧力が小さくなることが期待される。
また、流体は、主流路91を通ったり、迂回流路92を通ったりする。このため、筐体19内の圧力の瞬間的な高まりに起因する圧力上昇が、流体が流れる経路長の差に応じて、時間差をつけて、ポッティングシール部材82に伝達されることが期待される。これにより、ポッティングシール部材82に印加される圧力のピーク値が小さくなることが期待される。
また、流体は、端子30の中間部の表面の主流路91だけではなく、第1樹脂部40と第2樹脂部60との間の迂回流路92、93、94にも分散するので、迂回流路92、93、94を形成する空間が一種のバッファゾーンとして機能することが期待される。これによっても、ポッティングシール部材82に印加される圧力が小さくなることが期待される。
<効果等>
以上のように構成された中継コネクタ20によると、筐体19内の圧力が上昇した場合、筐体19内の流体が開放端90a1、90a2から流体流路90内に流れ込む。流体流路90内に流れ込んだ流体は、主流路91の途中で迂回流路92、93、94に分岐する。迂回流路92、93、94において圧力損失が発生するので、流体流路90における流体の勢いが弱くなり、流体流路90の閉鎖端90b閉塞するポッティングシール部材82に印加される圧力が小さくなる。これにより、中継コネクタ20の取付対象となる筐体19内の圧力上昇による、ポッティングシール部材82への影響を抑制できる。
また、端子30の第1コネクタ端子部32が筐体19内に位置しているため、筐体19内の流体は、第1コネクタ端子部32と絶縁本体28との境界を開放端90a1として、流体流路90内に流れ込むことが考えられる。この場合において、流体は、端子表面流路91に沿って流れ、端子表面流路91の途中で迂回流路92、93、94に分岐する。流体が端子30の表面から離れた迂回流路92、93、94に迂回することによって、迂回流路92、93、94を流れる流体の勢いが弱められ、ポッティングシール部材82に印加される圧力が効果的に弱められる。
また、絶縁本体28が第1樹脂部40と第2樹脂部60とを含む場合、第1流路91aと第2流路91bとの境界から第1樹脂部40と第2樹脂部60との間に流れ込み、第1流路91aと第2流路91bとの別の境界に戻る流路を、迂回流路92、93、94として利用できる。
また、絶縁本体28内において、第1流路91aと第2流路91bとが中間部36の延在方向において交互に位置するため、中間部36の延在方向において複数箇所に迂回流路92、93、94を設けることができる。
また、第1樹脂部40に窓部43h、45h1、45h2を形成することによって、主流路91の途中に迂回流路92、93、94を形成することができる。
また、第1樹脂部40と第2樹脂部60との境界が、絶縁本体28の表面において筐体19内に配置される部分に露出していれば、開放端90a1、90a2から端子表面流路91及び迂回流路92、93、94に流れ込んだ流体が、ポッティングシール部材82以外では筐体19外に漏れないようにすることができる。
迂回流路92は、円形状のベース部42の外周面と第2樹脂部60との境界を通るため、大きな迂回流路92を形成することができる。これにより、当該迂回流路92における圧力損失を大きくすることができる。
また、迂回流路94は、太部46のうち曲げ部分36bの内側部分と第2樹脂部60との境界を通る流路を含むため、当該迂回流路94によって大きな迂回流路94を形成することができる。これにより、迂回流路94における圧力損失を大きくすることができる。
また、中間部36が部分的な凹部36qを含み、絶縁本体28が当該凹部36qに充填されることによって、流体流路90が凹部36qの表面と絶縁本体28との境界において曲る流路91qを含む構成とされる。この曲る流路90qによっても、圧力損失を増加させることができ、ポッティングシール部材82への影響を抑制することができる。
[変形例]
絶縁本体28が、第1樹脂部40と、第2樹脂部60とを備えることは必須ではない。例えば、端子の付加的な部分又は別部材が絶縁本体内にインサートされ、当該インサート部分の表面によって迂回流路が形成されてもよい。
尚、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
16、18 コネクタ
16a、18a コネクタ端子
18P ロック片
18Ph 係止孔
19 筐体
19h 取付孔
20 中継コネクタ
22 第1コネクタ部
24 第2コネクタ部
28 絶縁本体
30 端子
32 第1コネクタ端子部
34 第2コネクタ端子部
36 中間部
36a、36b 曲げ部分
36g 溝
36h 貫通孔
36q 凹部
37 底部
40 第1樹脂部
41 第1樹脂本体部
42、62 ベース部
43 ベース枠部
43a 底部
43h 窓部
44 突出部
45 細部
45h1、45h2 窓部
46 太部
50 露出部
51 位置決め凹部
51a、59a 底面
51f、59b 側面
52 第1コネクタハウジング部
53、54、55、56 周壁部
53h 係止孔
57 底部
58 中間枠部
59 位置決め溝
60 第2樹脂部
61 第2樹脂本体部
62g 周溝
64 突出部
68 ネジ止部
68a 金属環状部材
68h ネジ挿通孔
72 第2コネクタハウジング部
73 周壁部
75a 係止凸部
75b ガイド凸部
77 底部
77h シール用凹部
80、84 環状シール部材
82 ポッティングシール部材
90 流体流路
90a1、90a2 開放端
90b 閉鎖端
90q 流路
91 端子表面流路(主流路)
91a 第1流路
91b 第2流路
91q 流路
92、93、94 迂回流路
100 第1金型
102 金型面
104 位置決め環状溝
105 内側部分
106 第1端子位置決め孔
107 溝
108f 位置決め面
110 第2金型
112 金型面
113 底部位置決め面
113P 位置決め凸部
114 第2端子位置決め孔
120 注入口

Claims (9)

  1. 閉塞されている機器筐体を内外に貫通するように前記機器筐体に取付けられる中継コネクタであって、
    前記機器筐体内の内側接続対象への電気的接続用の一端部と、前記機器筐体外の外側接続対象への電気的接続用の他端部と、前記一端部と前記他端部との間の中間部とを含む端子と、
    前記他端部を囲うコネクタハウジングを含み、前記中間部を覆う絶縁本体と、
    前記コネクタハウジング内において前記他端部の基端の周りをシールするポッティングシール部材と、
    前記機器筐体と前記絶縁本体との隙間をシールするシール部材と、
    を備え、
    前記機器筐体への取付状態において、前記一端部が前記機器筐体の内側に位置し、かつ、前記他端部が前記機器筐体の外側に位置し、
    前記絶縁本体は、前記機器筐体内で開放された開放端と前記ポッティングシール部材で閉鎖された閉鎖端とを有する流体流路を含み、
    前記流体流路は、前記開放端から前記閉鎖端に向う主流路と、前記主流路の途中で前記主流路を迂回する迂回流路とを含む、中継コネクタ。
  2. 請求項1に記載の中継コネクタであって、
    前記主流路は、前記絶縁本体内における前記中間部の表面に沿う端子表面流路であり、
    前記迂回流路は、前記端子表面流路の途中で前記端子表面流路から離れて迂回する、中継コネクタ。
  3. 請求項2に記載の中継コネクタであって、
    前記絶縁本体は、前記中間部の一部を覆う第1樹脂部と、前記第1樹脂部の少なくとも一部及び前記中間部の残りの少なくとも一部をインサート部として金型成形された第2樹脂部とを含み、
    前記端子表面流路は、前記中間部の表面と前記第1樹脂部との間に形成されている第1流路と、前記中間部の表面と前記第2樹脂部との間に形成されている第2流路とを含み、
    前記迂回流路は、前記第1流路と前記第2流路との境界から前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との間に流れ込み、前記第1流路と前記第2流路との別の境界に戻る流路である、中継コネクタ。
  4. 請求項3に記載の中継コネクタであって、
    前記絶縁本体内において、前記第1流路と前記第2流路とが前記中間部の延在方向に沿って交互に位置する、中継コネクタ。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の中継コネクタであって、
    前記第1樹脂部は、前記中間部を部分的に露出させる窓部を含み、
    前記第2樹脂部が、前記中間部のうち前記窓部に露出する部分を覆っており、
    前記第1流路は、前記中間部の延在方向において前記窓部を挟む位置に形成された部分を含み、
    前記第2流路は、前記窓部に位置する部分を含み、
    前記迂回流路は、前記窓部において前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界を起点又は終点とする流路を含む、中継コネクタ。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の中継コネクタであって、
    前記絶縁本体の外表面において、前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界は、前記機器筐体内に配置される部分に露出しており、
    前記流体流路の開放端は、前記機器筐体内に露出する前記一端部と前記絶縁本体との境界と、前記機器筐体内に露出した前記第1樹脂部と前記第2樹脂部との境界である、中継コネクタ。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の中継コネクタであって、
    前記第1樹脂部は、前記シール部材の内周側に位置する円板状のベース部を含み、
    前記迂回流路は、前記ベース部の外周面と前記第2樹脂部との境界を通る流路を含む、中継コネクタ。
  8. 請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の中継コネクタであって、
    前記中間部が曲げ部分を含み、
    前記第1樹脂部が、前記曲げ部分の隣の部分を、前記曲げ部分を露出させた状態で覆う太部を含み、
    前記太部のうち前記曲げ部分の内側部分が前記曲げ部分の外側部分よりも肉厚であり、
    前記迂回流路は、前記太部のうち前記曲げ部分の内側部分と第2樹脂部との境界を通る流路を含む、中継コネクタ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の中継コネクタであって、
    前記中間部が部分的な凹部を含み、
    前記絶縁本体が前記凹部に充填され、
    前記流体流路が、前記凹部の表面と前記絶縁本体との境界において曲る流路を含む、中継コネクタ。
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