JP7532082B2 - トナー - Google Patents
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Description
プリンタはネットワークを介して、多人数で使用するネットワークプリンタや、SOHO等で使用される個人用プリンタなど、様々なビジネスシーンに適応しなければならない。また、オフィスやSOHO環境においては、廃トナー交換等の廃棄物の発生に対するメンテナンスフリーも強く望まれている。よって、プリンタの省スペース化、すなわち小型化や廃棄物レス化への要求は未だ強い。
プリンタの小型化に関しては、主に定着装置の小型化とプロセスカートリッジの小型化が有効である。特に、プロセスカートリッジはプリンタの容積の大部分を占めており、プロセスカートリッジの小型化がプリンタの小型化に大きく貢献できる。
プロセスカートリッジの小型化に関しては、現像装置やクリーニング装置の小型化が有効である。現像装置の小型化に着目すると、電子写真の現像方式には二成分現像方式や一成分現像方式があるが、小型化には一成分現像方式が適している。これは、キャリア等の部材を使用しないためである。
また、クリーニング装置に着目すると、そもそもクリーニング装置を有さないクリーナーレスシステムが、プロセスカートリッジの小型化に非常に適している。多くのプリンタでは、転写工程にて残存した静電潜像担持体(感光体)上のトナー(転写残トナー)は、クリーニングブレード等によりかき取られ、クリーニング容器に回収され廃トナーとなる。一方、クリーナーレスシステムではクリーニングブレード、クリーニング容器が無く、転写残トナーは再度現像装置に回収され現像に寄与するため、プロセスカートリッジを大幅に小型化できるとともに、廃トナーの発生も無く廃棄物レス化にも大きく貢献できる。クリーナーレスシステムにおいて、トナーに求められる性能として、カブリの低減がある。カブリとは、帯電量の低下したトナーが、非画像部に非正規現像してしまう画像弊害であり、カブリの低減のためにはトナーの帯電安定性が非常に重要である。特許文献1ではトナーの帯電安定性を向上させるために、有機ケイ素重合体を含有する表層を有するトナーが提案されている。
特許文献1によれば、トナーの帯電安定性が向上し、カブリ低減が図られるものの、使用環境や紙種によっては改善の余地がある。
このように、プリンタの小型化、廃棄物レス化に関しては、クリーナーレスシステムという有効な手段があるものの、そのクリーナーレスシステムにおいては、使用環境や紙種が限定されてしまうなど、未だ解決が望まれる課題がある。
そこで本発明は、より幅広い使用環境や紙種に対応したクリーナーレスシステムに好適な、カブリが発生しにくいトナーを提供することを課題とする。
該外殻は、有機ケイ素重合体を含有しており、該外殻には、欠落部があり、走査電子顕微鏡の反射電子像から算出される、芯粒子を覆う外殻の被覆率をX%、Xの標準偏差をZ、蛍光エックス線測定から算出される外殻の芯粒子に対する質量の割合をY質量%としたとき、該X、Y、Zが下記式を満たすことを特徴とするトナーに関するものである。
Y≦0.04X+0.2 (1)
40≦X≦95 (2)
Z≦5.0 (3)
Y≦0.04X+0.2 (1)
40≦X≦95 (2)
Z≦5.0 (3)
トナー粒子は、結着樹脂を含有する。結着樹脂の含有量は、トナー粒子中の樹脂成分全量に対して、50質量%以上であることが好ましい。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、iso-プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、iso-ブチル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)アクリレート、n-アミル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、n-ノニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジメチルフォスフェートエチル(メタ)アクリレート、ジエチルフォスフェートエチル(メタ)アクリレート、ジブチルフォスフェートエチル(メタ)アクリレート及び2-ベンゾイルオキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、マレイン酸のような(メタ)アクリル系モノマー;
ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニルエーテル系モノマー;
ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン系モノマー;
エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのポリオレフィン類。
本発明のトナーには、離型剤として、公知のワックスを用いることができる。
本発明のトナーには、シャープメルト性を向上させるために結晶性の可塑剤を使用することが好ましい。可塑剤としては、特に限定されることなく、下記のようなトナーに用いられる公知のものを用いることができる。
トナー粒子は着色剤を含有してもよい。着色剤として、公知の顔料、染料を用いることができる。耐候性に優れる点から着色剤としては、顔料が好ましい。
トナー粒子は、荷電制御剤又は荷電制御樹脂を含有してもよい。
カルボキシ基含有スチレン系樹脂としては、スチレン、並びに、アクリル酸単量体及びメタクリル酸単量体からなる群より選ばれる少なくとも一種を共重合体成分として含有していることが好ましい。
スチレンと、
アクリル酸及びメタクリル酸からなる群より選ばれる少なくとも一種と、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル及びメタクリル酸ヒドロキシアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも一種と、
を含むモノマーの重合体が好ましい。
アクリル酸及びメタクリル酸からなる群より選ばれる少なくとも一種と、
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニル、メタクリル酸ベヘニル、アクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリル酸2-エチルヘキシル、アクリル酸2-ヒドロキシエチル及びメタクリル酸2-ヒドロキシエチルからなる群より選ばれる少なくとも一種と、
を含むモノマーの重合体である。
本発明において、トナー粒子は、有機ケイ素重合体を含有する外殻を有する。有機ケイ素重合体としては、下記式(4)で表される構造を有する有機ケイ素化合物の重合体が挙げられる。
R-SiO3/2 ・・・(5)
トナー粒子の製造方法は特に制限されず、公知の方法を採用できる。例えば、溶融混錬粉砕法、乳化凝集法、溶解懸濁法などが挙げられるが、好ましくは懸濁重合法である。懸濁重合法を利用することで上記式(1)乃至(3)を満たす外殻を有するトナー粒子を得やすい。
トナー粒子の表面の反射電子像は、走査電子顕微鏡(SEM)により取得した。
使用装置:カールツァイスマイクロスコピー株式会社製 ULTRA PLUS
加速電圧:1.0kV
WD:2.0mm
Aperture Size:30.0μm
検出信号:EsB(エネルギー選択式反射電子)
EsB Grid:800V
観察倍率:50,000倍
コントラスト:63.0±5.0%(参考値)
ブライトネス:38.0±5.0%(参考値)
解像度:1024×768
前処理:トナー粒子をカーボンテープに散布(蒸着は行わない)
被覆率X=Mode/Count×100
トナー粒子の外殻の芯粒子に対する質量割合Yを以下の方法で測定する。
上記トナー粒子の外殻の被覆率X及びその標準偏差Zの測定方法と同じ方法で、外殻で被覆されている部位と被覆されていない欠落部位との二値化画像を得る。EditメニューのInvertを選択し、二値化画像の白黒を反転させる。
欠落部に含有する元素は、走査電子顕微鏡(SEM)で取得できるエネルギー分散型X線分析(EDS)による元素マッピングにより確認した。
SEM/EDSの装置及び観察条件は、下記の通りである。
使用装置(SEM):カールツァイスマイクロスコピー株式会社製 ULTRA PLUS
使用装置(EDS):サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社製 NORANSystem 7、Ultra Dry EDS Detecter
加速電圧:5.0kV
WD:7.0mm
Aperture Size:30.0μm
検出信号:SE2(二次電子)
観察倍率:50,000倍
モード:Spectral Imaging
前処理:トナー粒子をカーボンテープに散布し、白金スパッタ
トナー又はトナー粒子の重量平均粒径(D4)及び個数平均粒径(D1)は、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)と、測定条件設定及び測定データ解析をするための付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いて、実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで測定し、測定データの解析を行い、算出する。
(1)Multisizer 3専用のガラス製250ml丸底ビーカーに前記電解水溶液約200mlを入れ、サンプルスタンドにセットし、スターラーロッドの撹拌を反時計回りで24回転/秒にて行う。そして、専用ソフトの「アパーチャーチューブのフラッシュ」機能により、アパーチャーチューブ内の汚れと気泡を除去しておく。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液約30mlを入れ、この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で3質量倍に希釈した希釈液を約0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を、位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispersion System Tetora150」(日科機バイオス社製)の水槽内に所定量のイオン交換水を入れ、この水槽中に前記コンタミノンNを約2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー又はトナー粒子約10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。なお、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナー又はトナー粒子を分散した前記(5)の電解水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行う。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行い、重量平均粒径(D4)を算出する。なお、専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、分析/体積統計値(算術平均)画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)であり、専用ソフトでグラフ/個数%と設定したときの、「分析/個数統計値(算術平均)」画面の「平均径」が個数平均粒径(D1)である。
フラスコ内にキシレン300部を投入し、撹拌しながら容器内を十分に窒素で置換した後、昇温して還流させた。
・スチレン 92.53部
・メタクリル酸メチル 2.50部
・メタクリル酸2-ヒドロキシエチル 2.50部
・メタクリル酸 2.48部
・パーブチルD(日本油脂製) 2.00部
上記混合液を添加した後、重合温度を175℃、圧力を0.10MPaとして5時間重合を行った。その後、減圧下にて脱溶剤工程を3時間行い、キシレンを除去して、粉砕することでカルボキシ基含有スチレン系樹脂1を得た。得られたカルボキシ基含有スチレン系樹脂1は重量平均分子量(Mw)=15000、酸価=15mgKOH/gであった。
減圧装置、水分離装置、窒素ガス導入装置、温度測定装置、撹拌装置を備えたオートクレーブ中に、
・テレフタル酸 21.0部
・イソフタル酸 21.0部
・ビスフェノールA-プロピレンオキサイド2モル付加物 89.5部
・ビスフェノールA-プロピレンオキサイド3モル付加物 23.0部
・シュウ酸チタン酸カリウム 0.030部
前記ポリエステルモノマーを仕込み、窒素雰囲気下、常圧下、220℃で15時間反応を行い、さらに10~20mmHgの減圧下で1時間反応させ、ポリエステル樹脂1を得た。ポリエステル樹脂1のガラス転移温度(Tg)は74.8℃、酸価は8.2mgKOH/gであった。
撹拌機、温度計を備えた反応容器に、イオン交換水60.0部を秤量し、10質量%の塩酸を用いてpHを3.0に調整した。これを撹拌しながら加熱し、温度を70℃にした。その後、外殻用有機ケイ素化合物であるメチルトリエトキシシラン40.0部を添加して2時間以上撹拌して加水分解を行った。加水分解の終点は目視にて油水が分離せず1層になったことで確認を行い、冷却して外殻用有機ケイ素化合物の加水分解液を得た。
還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管を備えた四つ口容器中にイオン交換水700部と0.1モル/リットルのNa3PO4水溶液1000部と1.0モル/リットルのHCl水溶液24.0部を添加し、高速撹拌装置T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社)を用いて12,000rpmで撹拌しながら、60℃に保持した。ここに1.0モル/リットルのCaCl2水溶液85部を徐々に添加し、微細な難水溶性分散安定剤Ca3(PO4)2を含む水系分散体を調製した。
・スチレンモノマー 75.0部
・n-ブチルアクリレート 25.0部
・カルボキシ基含有スチレン系樹脂1 6.0部
・ヘキサンジオールジアクリレート 0.5部
・銅フタロシアニン顔料(ピグメントブルー15:3) 6.5部
・ポリエステル樹脂1 5.0部
・帯電制御剤 ボントロンE-88(オリエント化学社製) 0.7部
・離型剤(炭化水素ワックス、融点:79℃) 5.0部
・可塑剤(エチレングリコールジステアレート) 15.0部
上記材料をアトライタ(三井三池化工機株式会社)で3時間分散させて得られた重合性単量体組成物を60℃で20分間保持した。その後、重合性単量体組成物に重合開始剤であるt-ブチルパーオキシピバレート12.0部(トルエン溶液40%)を添加した重合性単量体組成物を水系媒体中に投入し、高速撹拌装置の回転数を12,000rpmに維持しつつ10分間造粒した。
表1に示す有機ケイ素化合物の加水分解液投入量に変更すること以外はトナー1と同様の方法でトナー2~4及び比較トナー2を得た。トナー2~4及び比較トナー2の有機ケイ素化合物の加水分解液投入量及び物性を表1に示した。
トナー母体の水分散体を得た後、そこに追加添加塩として、1.0モル/リットルのCaCl2水溶液43部を徐々に添加し、さらに70℃で1時間撹拌した以外は、トナー1と同様の方法でトナー5を得た。トナー5の有機ケイ素化合物の加水分解液投入量、追加添加塩及び物性を表1に示した。
表1に示した追加添加塩種に変更する以外はトナー5と同様の方法でトナー6~8を得た。トナー6~8の有機ケイ素化合物の加水分解液投入量、追加添加塩種及び物性を表1に示した。
トナー1の製造例と同じ方法でトナー母体の水分散体を得た。
「ポリエステル樹脂2の合成」
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物 9mol部
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物 95mol部
・テレフタル酸 50mol部
・フマル酸 30mol部
・ドデセニルコハク酸 25mol部
撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、精留塔を備えたフラスコに上記のモノマーを仕込み、1時間で195℃まで上げて、反応系内が均一に撹拌されていることを確認した。これらモノマー100部に対してジステアリン酸スズを1.0部投入した。さらに生成する水を留去しながら195℃から5時間かけて250℃まで温度を上げ、250℃でさらに2時間脱水縮合反応を行った。
「ポリエステル樹脂3の合成」
・ビスフェノールA-エチレンオキサイド2モル付加物 48mol部
・ビスフェノールA-プロピレンオキサイド2モル付加物 48mol部
・テレフタル酸 65mol部
・ドデセニルコハク酸 30mol部
撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、精留塔を備えたフラスコに上記のモノマーを投入し、1時間で195℃まで上げて、反応系内が均一に撹拌されていることを確認した。これらモノマー100部に対してジステアリン酸スズを0.7部投入した。さらに生成する水を留去しながら195℃から5時間かけて240℃まで温度を上げ、240℃でさらに2時間脱水縮合反応を行った。次いで、温度を190℃まで下げ、無水トリメリット酸の5mol部を徐々に投入し、190℃で1時間反応を継続した。
「樹脂粒子分散液1の調製」
・ポリエステル樹脂2 100部
・メチルエチルケトン 50部
・イソプロピルアルコール 20部
容器にメチルエチルケトン、イソプロピルアルコールを投入した。その後、上記樹脂を徐々に投入して、撹拌を行い、完全に溶解させてポリエステル樹脂2溶解液を得た。このポリエステル樹脂2溶解液の入った容器を65℃に設定し、撹拌しながら10%アンモニア水溶液を合計で5部となるように徐々に滴下し、さらにイオン交換水230部を10ml/minの速度で徐々に滴下して転相乳化させた。さらにエバポレータで減圧して脱溶剤を行い、ポリエステル樹脂2の樹脂粒子分散液1を得た。この樹脂粒子の体積平均粒径は、135nmであった。また、樹脂粒子固形分量はイオン交換水で調整して20%とした。
「樹脂粒子分散液2の調製」
・ポリエステル樹脂3 100部
・メチルエチルケトン 50部
・イソプロピルアルコール 20部
容器にメチルエチルケトン、イソプロピルアルコールを投入した。その後、上記材料を徐々に投入して、撹拌を行い、完全に溶解させてポリエステル樹脂3溶解液を得た。このポリエステル樹脂3溶解液の入った容器を40℃に設定し、撹拌しながら10%アンモニア水溶液を合計で3.5部となるように徐々に滴下し、さらにイオン交換水230部を10ml/minの速度で徐々に滴下して転相乳化させた。さらに減圧して脱溶剤を行い、ポリエステル樹脂3の樹脂粒子分散液2を得た。樹脂粒子の体積平均粒径は、155nmであった。また、樹脂粒子固形分量はイオン交換水で調整して20%とした。
「着色剤粒子分散液の調製」
・銅フタロシアニン(ピグメントブルー15:3) 45部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬(株)製) 5部
・イオン交換水 190部
上記成分を混合し、ホモジナイザー(IKA製ウルトラタラックス)により10分間分散した後に、アルティマイザー(対抗衝突型湿式粉砕機:(株)スギノマシン製)を用い圧力250MPaで20分間分散処理を行い、着色剤粒子の体積平均粒径が120nmで、固形分量が20%の着色剤粒子分散液を得た。
「離型剤粒子分散液の調製」
・離型剤(炭化水素ワックス、融点:79℃) 15部
・可塑剤(エチレングリコールジステアレート) 45部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬(株)製) 2部
・イオン交換水 240部
以上を100℃に加熱して、IKA製ウルトラタラックスT50にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで115℃に加温して分散処理を1時間行い、体積平均粒径160nm、固形分量20%の離型剤粒子分散液を得た。
「比較トナー粒子3の製造」
・樹脂粒子分散液1 500部
・樹脂粒子分散液2 400部
・着色剤粒子分散液 50部
・離型剤粒子分散液 165部
フラスコ中にイオン性界面活性剤ネオゲンRKを2.2部加えた後、以上の材料を撹拌した。次いで、1mol/Lの硝酸水溶液を滴下してpH3.7にした後、これにポリ硫酸アルミニウム0.35部を加え、IKA製ウルトラタラックスで分散を行った。加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら55℃まで加熱した。55℃で40分保持した。
下記の手順によって、トナー担持体1を製造した。
窒素雰囲気下、反応容器中でトリレンジイソシアネート(TDI)(商品名:コスモネートT80;三井化学(株)製)17.7部に対し、以下の材料を反応容器内の温度を65℃に保持しつつ、徐々に滴下した。
ポリプロピレングリコール系ポリオール(商品名:エクセノール4030;旭硝子(株)製)100.0g
滴下終了後、温度65℃で2時間反応させた。得られた反応混合物を室温まで冷却し、イソシアネート基含有量3.8質量%のイソシアネート基末端プレポリマーを得た。(アミノ化合物の合成)
撹拌装置、温度計、還流管、滴下装置および温度調整装置を取り付けた反応容器中で、撹拌しながらエチレンジアミン100.0部(1.67モル)、純水100部を40℃まで加温した。次に、反応温度を40℃以下に保持しつつ、プロピレンオキシド425.3部(7.35モル)を30分かけて徐々に滴下した。さらに1時間撹拌して反応を行い、反応混合物を得た。得られた反応混合物を減圧下加熱して水を留去し、アミノ化合物426gを得た。
基体として、外径10mm(直径)で算術平均粗さRa0.2μmの研削加工したアルミニウム製円筒管にプライマー(商品名、DY35-051;東レ・ダウコーニング(株)製)を塗布、焼付けした。
上記で用意した基体を金型に配置し、以下の材料を混合した付加型シリコーンゴム組成物を金型内に形成されたキャビティに注入した。
・液状シリコーンゴム材料(商品名、SE6724A/B;東レ・ダウコーニング(株)製)100部、
・カーボンブラック(商品名、トーカブラック#4300;東海カーボン(株)製)15部、
・耐熱性付与剤としてのシリカ粉体 0.2部、
・白金触媒 0.1部。
表面層の材料として、以下のものを撹拌混合した。
・イソシアネート基末端プレポリマー 617.9部、
・アミノ化合物 34.2部、
・カーボンブラック(商品名、MA230;三菱化学(株)製) 117.4部、
・ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC-400;根上工業(株)製)
130.4部。
画出し評価には、市販のレーザープリンタLASERJET PRO P1606(HP社製)を改造して用いた。
カートリッジを、常温常湿(N/N、温度23℃/湿度50%RH)環境下に24時間静置した後、画出し評価を行った。メディアとしては、普通紙(A4サイズのXEROX 4200用紙、XEROX社製、75g/m2)を用いた。
A:5%未満
B:5%以上10%未満
C:10%以上15%未満
D:15%以上20%未満
E:20%以上
カートリッジを、常温常湿(N/N、温度23℃/湿度50%RH)環境下に24時間静置した後、画出し評価を行った。メディアとしては、タルク紙であるCTM-2(王子製紙(株)製)を用いた。
A:5%未満
B:5%以上10%未満
C:10%以上15%未満
D:15%以上20%未満
E:20%以上
カートリッジを、常温常湿(N/N、温度23℃/湿度50%RH)環境下に24時間静置した後、画出し評価を行った。メディアとしては、タルク紙であるCTM-2(王子製紙(株)製)を用いた。
A:5%未満
B:5%以上10%未満
C:10%以上15%未満
D:15%以上20%未満
E:20%以上
カートリッジを、高温高湿(H/H、温度30℃/湿度80%RH)環境下に24時間静置した後、画出し評価を行った。メディアとしては、タルク紙であるCTM-2(王子製紙(株)製)を用いた。
A:5%未満
B:5%以上10%未満
C:10%以上15%未満
D:15%以上20%未満
E:20%以上
実施例1~8では、トナー1~8をそれぞれ用いて上述の評価を行った。その評価結果を表2に示す。
比較例1~3では、比較トナー1~3をそれぞれ用いて上述の評価を行った。その評価結果を表2に示す。
Claims (5)
- 芯粒子と、該芯粒子を覆う外殻と、を有するトナー粒子を有するトナーであって、
該外殻は、有機ケイ素重合体を含有しており、該外殻には、欠落部があり、走査電子顕微鏡の反射電子像から算出される、芯粒子を覆う外殻の被覆率をX%、Xの標準偏差をZ、蛍光エックス線測定から算出される外殻の芯粒子に対する質量の割合をY質量%としたとき、該X、Y、Zが下記式を満たすことを特徴とするトナー。
Y≦0.04X+0.2 (1)
40≦X≦95 (2)
Z≦5.0 (3) - 該Xが70≦X≦90である請求項1に記載のトナー。
- 該欠落部の最大面積が1.0×105nm2以下である請求項1または2に記載のトナー。
- 該欠落部に、周期表の1族~13族のいずれかの元素を含有する微粒子を有する請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
- 該トナーがクリーナーレスシステムのプロセスカートリッジに用いられる請求項1~4のいずれか1項に記載のトナー。
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