JP7538404B2 - 中空容器の製造方法、金型、及びロータリーブロー成形機 - Google Patents
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Description
<ロータリーブロー成形機2>
ロータリーブロー成形機2は、図1に示すように、回転盤20と、複数組の金型21と、複数組の支柱22と、押出ヘッド23とを備える。回転盤20は、図示しない回転駆動手段によって水平方向の回転軸を中心に回転する(図1では、時計回りに回転する)。複数組の金型21は、同心円状に連なるよう配置される。具体的には、各金型21は、支柱22を介して、回転盤20の外周面に等間隔で配設される。
取り出し装置4は、図1に示すように、ロータリーブロー成形機2により成形された中空容器1を金型21から取り出し、次の工程へと搬送する装置である。取り出し装置4は、図示しない回転駆動手段によって水平方向の回転軸を中心に回転する回転盤40と、回転盤40の外周面に等間隔で配設された複数の吸着手段41とを備える。なお、回転盤40は、ロータリーブロー成形機2の回転盤20とは反対方向、すなわち反時計回りに回転する。
ロータリー搬送装置6は、図6A及び図6Bに示すように、駆動手段(図示せず)によって回転する回転盤60と、中空容器1を挟持する複数の挟持手段61とを備える。回転盤60は、図示しない回転駆動手段によって鉛直方向の回転軸を中心に回転する(図6A1では、時計回りに回転する)。
本実施形態の位置決め装置8は、ロータリー搬送装置6とともに用いられる。位置決め装置8は、図7A及び図7Bに示すように、口部側治具80と、底部側治具81とを備える。位置決め装置8は、ロータリー搬送装置6の挟持手段61によって胴部(本体部11の側面)を把持された成形後の中空容器1の上下を、口部側治具80と底部側治具81とによって挟むことで、ロータリー搬送装置6によって搬送されている中空容器1の位置決めを行う。
<ロータリーブロー成形工程>
ロータリーブロー成形機2により中空容器1を成形するには、まず、押出ヘッド23により押し出された溶融状態のパリソン19を円周方向に沿って連続的に各金型21上に供給する。本実施形態では、製造する中空容器1は積層剥離容器であるため、押出ヘッド23から押し出されるパリソン19は積層パリソンである。次に、逐次金型21を型閉じしてパリソン19内に加圧流体を導入し、パリソン19を金型21のキャビティ24に沿って膨張させる。すると、キャビティ24に沿ってパリソン19が膨張し、容器成形部26及び余剰部成形部27により中空容器1及び余剰部15が形成される。
位置決め工程は、ロータリーブロー成形工程により個別に分離された中空容器1の、その後の搬送時における位置を決める工程である。位置決め工程では、図7A及び図7Bに示すように、まず、ロータリー搬送装置6によって中空容器1を挟持する。そして、その状態で、位置決め装置8の口部側治具80と底部側治具81とが中空容器1を挟むことで、中空容器1が位置決めされる。
以上のように、本実施形態の中空容器1の製造方法では、金型21が締結力増強装置30を備えることで、第1の分割金型21A及び第2の分割金型21Bの締結力の増強を図っている。そして、このような製造方法により、型締めによって底部側ピンチオフ部17と余剰部側ピンチオフ部18とを完全に喰い切ってしまうことで、個別に分離された中空容器1を連続成形することが可能となっている。これにより、ロータリーブロー成形機とは別に切断装置を導入することが不要となる。また、本実施形態の中空容器1は積層剥離容器であり、金型21内で完全に喰い切って個別に分離することで、連鎖状中空成形品を後加工で切断する場合に比べて、底部16(底部側ピンチオフ部17)における剥離(割れ)を抑制することが可能となっている。
・上述した実施形態では、型締めにより底部側ピンチオフ部17と余剰部側ピンチオフ部18とを完全に喰い切ることで、ロータリーブロー成形機2において個別に分離された中空容器1を成形していた。しかしながら、ロータリーブロー成形機2では中空容器1を個別に喰い切らず、連鎖状中空成形品を成形し、その後、別の装置によって当該連鎖状中空成形品を切断する構成であっても良い。この場合であっても、金型21が締結力増強装置30を備えていることによって、金型21の締結力を安定させることが可能となる。
・上述した実施形態においては、ロータリーブロー成形工程の後に位置決め工程を備えていたが、位置決め工程は必須ではない。例えば、上記のような連鎖状中空成形品を成形する場合には、搬送時の位置ずれが生じにくいため、位置決め工程を省略することが可能である。
・上述した実施形態においては、製造される中空容器1は積層剥離容器であった。しかしながら、本発明により製造される中空容器1は、剥離しない多層容器であっても良く、また、単層の容器であっても良い。
・上述した実施形態においては、第1のシリンダ31が第1の分割金型21Aに固定され、第2のシリンダ33が第2の分割金型21Bに固定されていた。しかしながら、第1のシリンダ31を第2の分割金型21Bに固定し、第2のシリンダ33を第1の分割金型21Aに固定することも可能である。すなわち、対向する分割金型に向かって伸縮する第1のシリンダ31を、回転盤20側の第1の分割金型21Aではなく外側の第2の分割金型21Bに設けても良い。
・締結力増強装置30として、上述した第1のシリンダ31及び第2のシリンダ33を用いず、弾性体や電磁石等、他の手段を用いることも可能である。
2 :ロータリーブロー成形機
4 :取り出し装置
6 :ロータリー搬送装置
8 :位置決め装置
10 :製品部
11 :本体部
12 :口部
13 :カバー部
14 :流通路
15 :余剰部
15a :吹込部
15b :連結部
16 :底部
16a :載置面
17 :底部側ピンチオフ部
18 :余剰部側ピンチオフ部
19 :パリソン
20 :回転盤
21 :金型
21A :第1の分割金型
21B :第2の分割金型
21x :回転軸
22 :支柱
23 :押出ヘッド
24 :キャビティ
25 :導入溝
26 :容器成形部
27 :余剰部成形部
27a :吹込部成形部
27b :連結部成形部
28 :流通路成形部
29 :ピンチオフ部成形部
30 :締結力増強装置
31 :第1のシリンダ
31a :第1のシリンダ部
31b :第1のロッド部
31c :膨径部
32 :固定部材
33 :第2のシリンダ
33a :第2のシリンダ部
33b :第2のロッド部
33c :係合部
34 :固定部材
40 :回転盤
41 :吸着手段
41a :基部
41b :吸着ノズル
60 :回転盤
61 :挟持手段
61a :挟持部材
80 :口部側治具
80a :凹部
80b :傾斜面
80c :傾斜面
80d :底面
80e :角部
81 :底部側治具
81a :平坦面
S1 :当接面
S2 :当接面
Claims (10)
- 中空容器の製造方法であって、
ロータリーブロー成形工程を備え、
前記ロータリーブロー成形工程において、
第1の分割金型及び第2の分割金型を備える複数組の金型であって、
前記第1の分割金型が、前記第2の分割金型に対して成形される中空容器の上下方向と略平行な回転軸まわりに回転することで型閉じ及び型開きがなされる複数組の金型を同心円状に連なるよう配置し、
溶融状態のパリソンを円周方向に沿って連続的に前記複数組の金型上に供給し、
前記複数組の金型を逐次型閉じし、
前記パリソン内に加圧流体を導入して当該パリソンを各金型のキャビティに沿って膨張させるとともに、
前記金型の前記回転軸とは反対側の側面に配置される締結力増強装置であって、前記第1の分割金型と前記第2の分割金型の締結力を増強する締結力増強装置による型締めによってピンチオフ部を喰い切って前記中空容器を個別に分離し、
その後前記複数組の金型を逐次型開きして、個別に分離された前記中空容器を1つずつ取り出して次の工程へと搬送する、中空容器の製造方法。 - 中空容器の製造方法であって、
ロータリーブロー成形工程を備え、
前記ロータリーブロー成形工程において、
第1の分割金型及び第2の分割金型を備える複数組の金型であって、
前記第1の分割金型が、前記第2の分割金型に対して成形される中空容器の上下方向と略平行な回転軸まわりに回転することで型閉じ及び型開きがなされる複数組の金型を同心円状に連なるよう配置し、
溶融状態のパリソンを円周方向に沿って連続的に前記複数組の金型上に供給し、
前記複数組の金型を逐次型閉じし、
前記パリソン内に加圧流体を導入して当該パリソンを各金型のキャビティに沿って膨張させるとともに、
第1のシリンダ及び第2のシリンダを備える締結力増強装置であって、
前記第1のシリンダは、前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型のうちの一方の分割金型に固定され、前記型閉じした際に他方の分割金型に向かって伸縮する第1のロッド部を有し、
前記第2のシリンダは、前記他方の分割金型に固定され、前記型閉じした際に、前記第1のロッド部と係合して当該第1のロッド部の収縮方向の移動を規制する第2のロッド部を有しており、
前記第2のロッド部が前記第1のロッド部と係合した状態で前記第1のロッド部を収縮させることで、前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型の締結力を増強する 締結力増強装置による型締めによってピンチオフ部を喰い切って前記中空容器を個別に分離し、
その後前記複数組の金型を逐次型開きして、個別に分離された前記中空容器を1つずつ取り出して次の工程へと搬送する、中空容器の製造方法。 - 中空容器の製造方法であって、
ロータリーブロー成形工程及び位置決め工程を備え、
前記ロータリーブロー成形工程において、
複数組の金型を同心円状に連なるよう配置し、
溶融状態のパリソンを円周方向に沿って連続的に前記複数組の金型上に供給し、
前記複数組の金型を逐次型閉じし、
前記パリソン内に加圧流体を導入して当該パリソンを各金型のキャビティに沿って膨張させるとともに、型締めによってピンチオフ部を喰い切って前記中空容器を個別に分離し、
その後前記複数組の金型を逐次型開きして、個別に分離された前記中空容器を1つずつ取り出して次の工程へと搬送し、
前記位置決め工程では、胴部を把持された成形後の前記中空容器の上下を口部側治具と底部側治具とによって挟むことで、搬送する前記中空容器の位置決めを行い、
前記底部側治具は、喰い切られたピンチオフ部の端部が嵌る凹部を備えており、
前記端部が前記凹部の底面と側面とにより形成される角部に当接することで、搬送する前記中空容器が位置決めされる、中空容器の製造方法。 - 請求項3に記載の中空容器の製造方法であって、
前記金型は、第1の分割金型及び第2の分割金型を備えており、
前記第1の分割金型が、前記第2の分割金型に対して成形される中空容器の上下方向と略平行な回転軸まわりに回転することで前記型閉じ及び前記型開きがなされる、中空容器の製造方法。 - 請求項4に記載の中空容器の製造方法であって、
前記第1の分割金型と前記第2の分割金型の締結力を増強する締結力増強装置により、前記型締めの際にピンチオフ部を喰い切って前記中空容器を個別に分離する、中空容器の製造方法。 - 請求項1又は請求項5に記載の中空容器の製造方法であって、
前記締結力増強装置は、第1のシリンダ及び第2のシリンダを備え、
前記第1のシリンダは、前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型のうちの一方の分割金型に固定され、前記型閉じした際に他方の分割金型に向かって伸縮する第1のロッド部を有し、
前記第2のシリンダは、前記他方の分割金型に固定され、前記型閉じした際に、前記第1のロッド部と係合して当該第1のロッド部の収縮方向の移動を規制する第2のロッド部を有しており、
前記型締めの際、前記第2のロッド部が前記第1のロッド部と係合した状態で前記第1のロッド部を収縮させることで、前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型の締結力を増強する、中空容器の製造方法。 - 請求項1~請求項6の何れか一項に記載の中空容器の製造方法であって、
前記パリソンは、積層パリソンであり、
前記成形される中空容器は、外殻と内袋とを有し、内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するよう構成される積層剥離容器である、中空容器の製造方法。 - 中空容器を成形する金型であって、
第1の分割金型及び第2の分割金型を備え、
前記第1の分割金型と前記第2の分割金型とが相対回転することで型閉じ及び型開きするよう構成され、
前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型の締結力を増強する締結力増強装置をさらに備え、
前記締結力増強装置は、第1のシリンダを備え、
前記第1のシリンダは、前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型のうちの一方の分割金型に固定され、前記型閉じした際に他方の分割金型に向かって伸縮する第1のロッド部を有し、
前記締結力増強装置は、前記締結力増強装置による型締めの際、前記他方の分割金型に設けられた係合部を前記第1のロッド部と係合させた状態で前記第1のロッド部を収縮させることで、前記第1の分割金型及び前記第2の分割金型の締結力を増強させる、金型。 - 請求項8に記載の金型であって、
前記締結力増強装置は、第2のシリンダをさらに備え、
前記第2のシリンダは、前記他方の分割金型に固定されるとともに、第2のロッド部を有しており、
前記第2のロッド部に前記係合部が形成され、当該係合部は、前記型閉じした際に前記第1のロッド部と係合して当該第1のロッド部の収縮方向の移動を規制する、金型。 - 中空容器を成形するロータリーブロー成形機であって、請求項8又は請求項9に記載の金型が同心円状に連なるよう複数組配置されており、
溶融状態のパリソンを円周方向に沿って連続的に前記複数組の金型上に供給し、前記複数組の金型を逐次型閉じし、前記パリソン内に加圧流体を導入して当該パリソンを各金型のキャビティに沿って膨張させその後前記複数組の金型を逐次型開きすることで、前記中空容器を連続成形する、ロータリーブロー成形機。
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