JP7539274B2 - Method for processing workpiece - Google Patents
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Description
本発明は、被加工物の加工方法に関する。 The present invention relates to a method for processing a workpiece.
ワックスを介して支持基板に固定した被加工物を切削ブレードで個片化する加工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。 A processing method is known in which a workpiece fixed to a support substrate via wax is divided into individual pieces using a cutting blade (see, for example, Patent Document 1).
サファイアなどの硬度が高い被加工物を個片化する場合も、ワックスを介して支持基板に固定することが一般的であるが、切削加工中に、個片が飛んでしまう恐れや、個片が欠けるチッピングが大きく発生してしまうという問題があった。 When cutting hard workpieces such as sapphire into individual pieces, it is common to fix them to a support substrate using wax, but this poses problems such as the pieces flying off during cutting and the occurrence of large chipping that causes the pieces to break off.
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、切削加工中に、個片が飛んでしまうことや、個片が欠けるチッピングの発生を抑制できる被加工物の加工方法を提供することである。 The present invention was made in consideration of these problems, and its purpose is to provide a method for processing a workpiece that can prevent pieces from flying off or chipping during cutting.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の被加工物の加工方法は、被加工物を第1の方向に形成される複数の第1の分割予定ラインと、該第1の分割予定ラインと交差する複数の第2の分割予定ラインと、に沿って切削し個片化する被加工物の加工方法であって、被加工物を支持基板に固定する固定ステップと、該支持基板の側を保持テーブルに保持する第1の保持ステップと、該保持テーブルに保持された被加工物を該第1の分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削し、複数の短冊片を形成する第1の切削ステップと、該短冊片を該支持基板から剥離する剥離ステップと、該短冊片を、該短冊片を収容する溝が形成され、該溝の底面と二つの側面とで該短冊片を支持する治具に収容する収容ステップと、該治具を該保持テーブルに保持する第2の保持ステップと、該短冊片を該治具とともに該切削ブレードで該第2の分割予定ラインに沿って切削し個片化する第2の切削ステップと、を有することを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems and achieve the object, the method for processing a workpiece of the present invention is a method for cutting and dividing a workpiece along a plurality of first division lines formed in a first direction and a plurality of second division lines intersecting the first division lines, and is characterized by having a fixing step for fixing the workpiece to a support substrate, a first holding step for holding the support substrate side on a holding table, a first cutting step for cutting the workpiece held on the holding table along the first division lines with a cutting blade to form a plurality of strips, a peeling step for peeling the strips from the support substrate, a storage step for storing the strips in a jig having a groove formed therein for storing the strips and supporting the strips at the bottom and two side surfaces of the groove, a second holding step for holding the jig on the holding table, and a second cutting step for cutting and dividing the strips together with the jig with the cutting blade along the second division lines.
該被加工物はワックスを介して該支持基板に固定され、該短冊片はワックスを介して該治具に固定されてもよい。 The workpiece may be fixed to the support substrate via wax , and the rectangular piece may be fixed to the jig via wax .
該治具は一つの該溝を有する該短冊片より大きい短冊形状であり、該第2の保持ステップは、粘着テープを介して複数の該治具を該保持テーブルに保持してもよい。 The jig may be in the shape of a strip larger than the strip having one of the grooves, and the second holding step may hold multiple jigs on the holding table via adhesive tape.
該治具は該保持テーブルの保持面を覆う大きさを有し、該治具の表面には、該短冊片を収容する該溝が同じ方向に複数形成され、該第2の保持ステップは、該治具の裏面を該保持テーブルが保持してもよい。 The jig may be large enough to cover the holding surface of the holding table, and the surface of the jig may have a plurality of grooves formed in the same direction to accommodate the strips, and the second holding step may involve the holding table holding the back surface of the jig.
本発明は、切削加工中に、個片が飛んでしまうことや、個片が欠けるチッピングの発生を抑制できる。 The present invention can prevent pieces from flying off or chipping during cutting.
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。 The following describes in detail the form (embodiment) for carrying out the present invention with reference to the drawings. The present invention is not limited to the contents described in the following embodiment. The components described below include those that a person skilled in the art can easily imagine and those that are substantially the same. Furthermore, the configurations described below can be combined as appropriate. Various omissions, substitutions, or modifications of the configuration can be made without departing from the spirit of the present invention.
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る被加工物の加工方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る被加工物の加工方法を実施するための加工装置1の構成例を示す斜視図である。加工装置1は、図1に示すように、保持テーブル10と、加工ユニット20と、X軸移動ユニット31と、Y軸移動ユニット32と、Z軸移動ユニット33と、制御ユニット40と、を備える。
[Embodiment 1]
A method for processing a workpiece according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Fig. 1 is a perspective view showing a configuration example of a
実施形態1に係る被加工物の加工方法における加工対象である被加工物100は、例えば、シリコン、サファイア、シリコンカーバイド(SiC)、ガリウムヒ素などを母材とする矩形状の板状物等である。被加工物100は、図1に示すように、平坦な表面105において、第1の方向に沿って形成される複数の第1の分割予定ライン101と、第1の方向と交差する第2の方向に沿って形成される複数の第2の分割予定ライン102と、によって区画された領域にチップサイズのデバイス103が形成されている。なお、実施形態1では第1,2の分割予定ライン101,102が図示されているが、パターンがない基板の場合、第1,2の分割予定ライン101,102が被加工物100の表面105に見えるように形成されていなくても良い。その場合、第1の方向と第2の方向とにおいて所望するチップの大きさに被加工物100を切り分けるラインが第1,2の分割予定ライン101,102となる。被加工物100は、実施形態1では、さらに、複数の第1の分割予定ライン101と第2の分割予定ライン102とが互いに直交して、格子状に形成されているが、本発明ではこれに限定されない。また、被加工物100は、本発明では、同様の材料を母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等でもよく、また、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、セラミックス板、又はガラス板等でも良い。
The
保持テーブル10は、矩形状の凹部が形成された枠体と、凹部内に嵌め込まれた矩形状の吸着部と、を備える。保持テーブル10の吸着部は、多数のポーラス孔を備えたポーラスセラミック等から形成され、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続されている。保持テーブル10の吸着部の上面は、被加工物100が固定された支持基板210(図3等参照)の側または短冊片110が固定された治具220(図5等参照)の側が、粘着テープ320(図3及び図5等参照)を介して載置されて、粘着テープ320を介して被加工物100または短冊片110を保持する保持面11である。保持面11と保持テーブル10の枠体の上面とは、同一平面上に配置されており、水平面であるXY平面に平行に形成されている。保持テーブル10は、X軸移動ユニット31により水平方向の一方向であるX軸方向に移動自在で、不図示の回転駆動源により鉛直方向でありXY平面に直交するZ軸回りに回転自在に設けられている。不図示の回転駆動源には、保持テーブル10の回転角を検出する不図示の回転角検出ユニットが設けられている。保持テーブル10の保持面11は、実施形態1では矩形状であるが、本発明ではこれに限定されず、円形状等その他の形状であってもよい。
The holding table 10 includes a frame body with a rectangular recess formed therein and a rectangular suction part fitted into the recess. The suction part of the holding table 10 is formed of porous ceramics or the like with a large number of porous holes, and is connected to a vacuum suction source (not shown) via a vacuum suction path (not shown). The upper surface of the suction part of the holding table 10 is a
加工ユニット20は、切削ブレード21を有する。切削ブレード21は、スピンドルの先端に装着され、水平方向の別の一方向でありX軸方向に直交するY軸方向と平行な軸心周りの回転動作が加えられて、保持テーブル10に保持された被加工物100を切削加工する。加工ユニット20は、保持テーブル10に保持された被加工物100に対して、Y軸移動ユニット32によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット33によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
The
切削ブレード21は、実施形態1では、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成された環状の切り刃を有する。ここで、切削ブレード21の切り刃の砥粒に使用されるダイヤモンド(修正モース硬度15相当)やCBN(修正モース硬度14相当)は、被加工物100の主な母材であるシリコン(修正モース硬度7相当)、サファイア(修正モース硬度12相当)、シリコンカーバイド(修正モース硬度13相当)、ガリウムヒ素(修正モース硬度4.5相当)よりも硬度が高い。このため、切削ブレード21は、被加工物100の母材が最も一般的な素材のシリコンよりも硬度が高いサファイアやシリコンカーバイド等であっても、被加工物100を切削加工できる。なお、本発明では、硬度は、ブリネル硬さ、ビッカース硬さ、ヌープ硬さ、ロックウェル硬さ、スーパーフィシャル硬さ、マイヤ硬さ、ジュロメータ硬さ、バーコール硬さ、モノトロン硬さ、マルテンス硬さ、ショア硬さ、モース硬度又は修正モース硬度のいずれかにより定められる。なお、サファイアやシリコンカーバイドは硬度が高く個片化したときに個片120(図7及び図8参照)が飛んでしまう恐れが高く、チッピングも生じやすいため、本発明が特に効果的に使用される。
In the first embodiment, the
加工装置1は、切削ブレード21を回転させながら、X軸移動ユニット31、Y軸移動ユニット32及びZ軸移動ユニット33により切削ブレード21を保持テーブル10に保持された被加工物100に対して第1の分割予定ライン101または第2の分割予定ライン102に沿って相対的に移動させることにより、被加工物100を切削加工して第1の分割予定ライン101または第2の分割予定ライン102に沿った切削溝を形成する。
The
加工装置1は、図1に示すように、撮像ユニット23をさらに備える。撮像ユニット23は、実施形態1では、加工ユニット20と一体的に移動するように、加工ユニット20に固定されている。撮像ユニット23は、保持テーブル10に保持された切削加工前の被加工物100の表面及び第1,2の分割予定ライン101,102を撮像する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット23は、保持テーブル10に保持された切削加工前の被加工物100の表面等を撮像して、被加工物100と切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット40に出力する。
As shown in FIG. 1, the
X軸移動ユニット31、Y軸移動ユニット32及びZ軸移動ユニット33には、それぞれ、保持テーブル10のX軸方向の位置を検出する不図示のX軸位置検出ユニット、加工ユニット20のY軸方向の位置を検出する不図示のY軸位置検出ユニット及び加工ユニット20のZ軸方向の位置を検出する不図示のZ軸位置検出ユニットが設けられている。X軸位置検出ユニット、Y軸位置検出ユニット及びZ軸位置検出ユニットは、それぞれ検出した位置情報を制御ユニット40に出力する。
The
制御ユニット40は、加工装置1の各構成要素をそれぞれ制御して、被加工物100に対する切削加工処理等に関する各動作を加工装置1に実施させるものである。制御ユニット40は、撮像ユニット23から取得した画像や、X軸位置検出ユニット、Y軸位置検出ユニット、Z軸位置検出ユニット及び回転角検出ユニットからそれぞれ取得したX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各位置情報及び保持テーブル10の回転角に基づいて、X軸移動ユニット31、Y軸移動ユニット32、Z軸移動ユニット33及び回転駆動源を制御して、加工ユニット20の切削ブレード21を、保持テーブル10上の被加工物100の第1,2の分割予定ライン101,102、もしくは短冊片110の第2の分割予定ライン102に位置合わせする。
The
制御ユニット40は、実施形態1では、コンピュータシステムを含む。制御ユニット40は、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット40の演算処理装置は、制御ユニット40の記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、加工装置1を制御するための制御信号を、制御ユニット40の入出力インターフェース装置を介して加工装置1の各構成要素に出力する。
In the first embodiment, the
次に、本明細書は、実施形態1に係る被加工物の加工方法の処理の一例を図面に基づいて説明する。図2は、実施形態1に係る被加工物の加工方法の処理の手順の一例を示すフローチャートである。実施形態1に係る被加工物の加工方法は、図2に示すように、固定ステップ1001と、第1の保持ステップ1002と、第1の切削ステップ1003と、剥離ステップ1004と、収容ステップ1005と、第2の保持ステップ1006と、第2の切削ステップ1007と、を有する。
Next, this specification describes an example of the processing of the workpiece processing method according to the first embodiment with reference to the drawings. FIG. 2 is a flow chart showing an example of the processing procedure of the workpiece processing method according to the first embodiment. As shown in FIG. 2, the workpiece processing method according to the first embodiment has a fixing
図3は、図2の固定ステップ1001及び第1の保持ステップ1002の一例を示す図である。固定ステップ1001は、図3に示すように、被加工物100を、ワックス310を介して支持基板210の一方の面215上に固定するステップである。
Figure 3 is a diagram showing an example of the fixing
ここで、支持基板210は、実施形態1では、被加工物100とともに切削ブレード21で切削可能な素材で形成された矩形状の板状物である。支持基板210は、被加工物100の母材よりも硬度が同等または低い素材、すなわち、被加工物100の母材と同等の切削性の素材または母材よりも切削が容易な素材で形成されており、具体的には、シリコンやカーボン(修正モース硬度1~2相当)等で形成されている。なお、支持基板210は、本発明では矩形状の板状物に限定されず、円板状等その他の形状の板状物であってもよい。また、ワックス310は、実施形態1では、100℃程度で溶融し、常温(例えば25℃程度)や切削加工時の温度下で固形となる樹脂等の有機物により構成された固形ワックスが使用される。ワックス310は、固形時には、被加工物100や支持基板210よりも硬度が低いので、被加工物100や支持基板210とともに切削ブレード21によって切削加工される。
Here, in the first embodiment, the
固定ステップ1001では、具体的には、まず、支持基板210を、面215側を上方に向けて載置し、面215上に、加熱して溶融したワックス310を供給する。固定ステップ1001では、次に、被加工物100を、表面105の裏側の裏面106側を支持基板210の面215に向けて、溶融したワックス310を介して面215上に載置して、被加工物100の裏面106と支持基板210の面215とで溶融したワックス310を水平方向に押し広げる。被加工物100は、平面視において支持基板210の面215内に収まるように位置付けられる。固定ステップ1001では、その後、ワックス310を常温まで冷却して固化させることにより、図3に示すように、ワックス310を介して被加工物100の裏面106側を支持基板210の面215上に接着させる。
In the fixing
第1の保持ステップ1002は、制御ユニット40が保持テーブル10を制御して、図3に示すように、被加工物100が固定された支持基板210の側を保持テーブル10で保持するステップである。第1の保持ステップ1002では、具体的には、まず、支持基板210の被加工物100を接着させた面215の裏側の他方の面216に、保持面11を覆う大きさ及び形状を有する粘着テープ320を貼着し、粘着テープ320の外縁部に不図示の中央に開口を有するフレームを装着する。第1の保持ステップ1002では、次に、被加工物100が固定された支持基板210を、粘着テープ320を貼着した面216側を保持テーブル10の保持面11に向けて、保持面11上に載置する。第1の保持ステップ1002では、その後、保持テーブル10が、被加工物100が固定された支持基板210の面216側を粘着テープ320を介して保持面11で吸引保持する。支持基板210は、平面視において保持テーブル10の保持面11内に収まるように位置付けられる。なお、第1の保持ステップ1002では、支持基板210の面216側が保持面11を覆う大きさ及び形状を有し、第1の切削ステップ1003において支持基板210を完全に切断しない場合には、粘着テープ320の貼着及びフレームの装着を省略して、保持テーブル10が、被加工物100が固定された支持基板210の面216側を直接保持面11で吸引保持してもよい。
In the
図4は、図2の第1の切削ステップ1003の一例を示す図である。第1の切削ステップ1003は、制御ユニット40が、加工ユニット20並びにX軸移動ユニット31、Y軸移動ユニット32及びZ軸移動ユニット33等を制御して、図4に示すように、保持テーブル10に支持基板210を介して保持された被加工物100を、第1の分割予定ライン101に沿って切削ブレード21で切削し、複数の短冊片110を形成するステップである。第1の切削ステップ1003では、被加工物100の厚み以上の深さまで被加工物100を切削する。第1の切削ステップ1003では、ワックス310及び支持基板210を完全に切断(フルカット)してもしなくてもよい。
Figure 4 is a diagram showing an example of the
第1の切削ステップ1003で形成される短冊片110は、被加工物100が第1の分割予定ライン101に沿って切断されたものであり、第1の方向に沿って延びる棒状の形状を有し、表面105に形成された第2の分割予定ライン102が残存している。以下において、適宜、短冊片110の第1の方向を長手方向と称し、短冊片110の第2の方向を幅方向と称し、短冊片110の第2の方向に沿った長さを幅と称する。
The
剥離ステップ1004は、複数の短冊片110を支持基板210の面215から剥離するステップである。剥離ステップ1004では、具体的には、複数の短冊片110を支持基板210の面215上に接着しているワックス310を加熱して溶融し、複数の短冊片110を支持基板210の面215から離間させる。
The peeling
図5は、図2の収容ステップ1005及び第2の保持ステップ1006の一例を示す図である。図6は、図5の断面図である。収容ステップ1005は、図5及び図6に示すように、短冊片110を、治具220に形成された溝225に収容して、治具220で支持するステップである。
Figure 5 is a diagram showing an example of the
収容ステップ1005で使用する治具220は、短冊片110の長手方向の長さと同じ長さか、もしくは短冊片110の長手方向の長さより長手方向にさらに長く(大きく)延びた短冊形状を有している。治具220は、図5及び図6に示すように、この長手方向に延びた板状の基部221と、この長手方向に延び、基部221から立設した一対の側壁222とを有している。一対の側壁222は、基部221の幅方向に間隔をあけて互いに平行に配置され、互いの間隔が、短冊片110の幅よりも広い幅を有している。治具220の基部221及び一対の側壁222は、短冊片110を収容する一つ(1本)の溝225を形成している。基部221の一対の側壁222が立設する側の面は、溝225の底面226を形成し、一対の側壁222の互いに対向する内壁面は、溝225の側面227を形成する。溝225の深さ、すなわち一対の側壁222の底面226からの立設高さは、短冊片110の厚み未満であり、短冊片110の厚みの半分以上であることが好ましい。治具220の溝225が形成された側の裏側の裏面229は、実施形態1では長手方向に延びた矩形状であるが、本発明ではこれに限定されず、同様の溝225が形成されていれば、円形状等その他の形状であってもよい。
The
収容ステップ1005では、具体的には、まず、治具220を、溝225側を上方に向けて載置し、溝225内に、加熱して溶融したワックス310を供給する。収容ステップ1005では、次に、短冊片110を、裏面106側を溝225の底面226に向けて、溶融したワックス310を介して底面226上に載置して、短冊片110の裏面106と溝225の底面226とで、及び、短冊片110の幅方向の各側面111と対向する溝225の各側面227とで、溶融したワックス310を長手方向に沿って押し広げる。ここで、短冊片110は、平面視において治具220の長手方向の範囲内に収まるように位置付けられることが好ましい。収容ステップ1005では、その後、ワックス310を常温まで冷却して固化させることにより、図5及び図6に示すように、ワックス310を介して、短冊片110の裏面106を治具220の溝225の底面226に、短冊片110の各側面111を対向する治具220の溝225の各側面227に、それぞれ接着させる。
In the
第2の保持ステップ1006は、制御ユニット40が保持テーブル10を制御して、図5及び図6に示すように、短冊片110が収容された治具220の側を保持テーブル10で保持するステップである。第2の保持ステップ1006では、具体的には、まず、短冊片110が収容された治具220の裏面229に、保持面11を覆う大きさ及び形状を有する粘着テープ320を貼着し、粘着テープ320の外縁部に不図示の中央に開口を有するフレームを装着する。第2の保持ステップ1006では、1枚の粘着テープ320上に、短冊片110が収容された複数の治具220が、例えば長手方向が同じ方向に向けられて互いに平行になるように配列されて貼着される。第2の保持ステップ1006では、次に、短冊片110が収容された複数の治具220を、粘着テープ320を貼着した裏面229側を保持テーブル10の保持面11側に向けて、保持面11上に載置する。第2の保持ステップ1006では、その後、保持テーブル10が、短冊片110が収容された複数の治具220の裏面229側を粘着テープ320を介して保持面11で吸引保持する。複数の治具220は、平面視において保持テーブル10の保持面11内に収まるように位置付けられる。
In the
図7は、図2の第2の切削ステップ1007の一例を示す図である。図8は、図7の断面図である。第2の切削ステップ1007は、制御ユニット40が、加工ユニット20並びにX軸移動ユニット31、Y軸移動ユニット32及びZ軸移動ユニット33等を制御して、図7及び図8に示すように、保持テーブル10に治具220を介して保持された短冊片110を、ワックス310及び治具220とともに、第2の分割予定ライン102に沿って切削ブレード21で切削して個片化し、複数の個片120を形成するステップである。第2の切削ステップ1007では、短冊片110の厚み以上の深さまで短冊片110を切削する。第2の切削ステップ1007では、ワックス310及び治具220を完全に切断(フルカット)してもしなくてもよい。
Figure 7 is a diagram showing an example of the
ここで、第2の切削ステップ1007で短冊片110を切削加工する際、保持テーブル10が保持面11で保持する複数の短冊片110のそれぞれの第2の分割予定ライン102は、同じライン上にならない恐れがある。このため、第2の切削ステップ1007では、図7及び図8に示すように、各短冊片110の1本の第2の分割予定ライン102毎に、切削ブレード21を第2の分割予定ライン102上に位置付け、切削ブレード21を回転させながら短冊片110を切断する高さまで鉛直方向に下降させて切削加工をし、その後切削ブレード21を鉛直方向に上昇させて退避させるという、いわゆるチョッパーカットを行う。なお、第2の切削ステップ1007では、1回のチョッパーカットで形成される切削溝よりも短冊片110の幅方向(図7及び図8のX方向)に長い切削溝を形成する必要がある場合には、切削ブレード21を回転させながら短冊片110を切断する高さまで鉛直方向に下降させた後、保持テーブル10と、切削ブレード21とをX方向に相対的に移動させることで短冊片110を切削しても良い。
Here, when cutting the
第2の切削ステップ1007で形成される個片120は、個片120を治具220の溝225内に接着しているワックス310を加熱して溶融し、治具220の溝225から離間されることで、取り出される。
The
従来の方法では、特にサファイアやシリコンカーバイド等の最も一般的な素材のシリコンよりも硬度が高い被加工物を切削加工する場合、切削加工中に短冊片や個片が動いてしまう可能性が高く、これにより、個片120が飛んでしまうチップ飛びやチッピングが起きてしまう可能性が高いことが問題であった。しかしながら、以上のような構成を有する実施形態1に係る被加工物の加工方法は、被加工物100がこのように硬度が高くても、治具220で短冊片110の裏面106に加えて両側の側面111でも固定しているため、切削加工中に短冊片110や個片120が動いてしまう可能性を抑制できるので、切削加工中に個片120が飛んでしまうチップ飛びや、個片120が欠けるチッピングを抑制でき、被加工物100を品質良く個片化できるという作用効果を奏する。なお、本発明に係る被加工物の加工方法は、被加工物100がこのような硬度が高い場合に限定されず、被加工物100の硬度が高くない場合でも、同様の作用効果を奏する。
In the conventional method, when cutting a workpiece having a hardness higher than that of the most common material silicon, such as sapphire or silicon carbide, there is a high possibility that the strips or pieces will move during cutting, which is likely to cause chipping or chipping of the
また、実施形態1に係る被加工物の加工方法は、被加工物100(短冊片110及び個片120も含む)がワックス310を介して支持基板210及び治具220に固定されるので、被加工物100を支持基板210及び治具220に容易に固定できるとともに、被加工物100の切削加工時の温度下で、被加工物100が動いてしまう可能性を十分に抑制できる。
In addition, in the method for processing a workpiece according to
また、実施形態1に係る被加工物の加工方法は、治具220が一つの溝225を有する短冊片110より大きい短冊形状であり、第2の保持ステップ1006では、粘着テープ320を介して複数の治具220を保持テーブル10に保持するので、第2の切削ステップ1007での切削加工を効率よく実行できる。
In addition, in the method for processing the workpiece according to
また、実施形態1に係る被加工物の加工方法は、治具220の溝225の深さが短冊片110の厚み未満であるので、個片120を溝225から容易に取り出すことができる。また、実施形態1に係る被加工物の加工方法は、治具220の溝225の深さが短冊片110の厚みの半分以上であるので、治具220で短冊片110及び個片120の側面111を十分に固定することができる。
In addition, in the method for processing a workpiece according to
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る被加工物の加工方法を図面に基づいて説明する。図9は、実施形態2に係る被加工物の加工方法の収容ステップ1005で使用する治具420の一例を示す図である。図10は、実施形態2に係る収容ステップ1005及び第2の保持ステップ1006の一例を示す図である。図11は、実施形態2に係る第2の切削ステップ1007の一例を示す図である。図9、図10及び図11は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
[Embodiment 2]
A method for processing a workpiece according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Fig. 9 is a diagram showing an example of a
実施形態2に係る被加工物の加工方法は、実施形態1において、収容ステップ1005、第2の保持ステップ1006及び第2の切削ステップ1007を変更したものである。実施形態2に係る収容ステップ1005では、図10に示すように、実施形態1の治具220に代えて、治具420に形成された溝425に短冊片110を収容するステップである。
The method for processing a workpiece according to the second embodiment is a modification of the first embodiment in that the
実施形態2に係る収容ステップ1005で使用する治具420は、図9に示すように、保持面11を覆う大きさ及び形状を有する板状の基部421と、所定の一方向に延び、基部421から立設した複数の側壁422と、複数の側壁422の一方の端部に配設された基準壁423と、を有している。複数の側壁422は、基部421の所定の一方向と直交する方向(幅方向)に間隔をあけて互いに平行に配列され、互いの間隔が、短冊片110の幅よりも広い幅を有している。治具420の基部421及び複数の側壁422は、短冊片110を収容する複数の溝425を形成している。溝425の長手方向の長さは、短冊片110の長手方向の長さ以上である。治具420に形成された複数の溝425は、同じ方向に形成される。すなわち、治具420に形成された複数の溝425は、いずれも所定の一方向に延び、互いに平行に配列される。基部421の一対の側壁422が立設する側の面は、溝425の底面426を形成し、一対の側壁422の互いに対向する内壁面は、溝425の側面427を形成する。基準壁423は、板状の部材であり、壁面428で、治具420に形成された複数の溝425の長手方向の一方の端部を塞ぎ、複数の溝425の長手方向の一方の端部の位置を揃えている。溝425の深さ、すなわち一対の側壁422の底面426からの立設高さは、短冊片110の厚み未満であり、短冊片110の厚みの半分以上であることが好ましい。治具420の溝425が形成された側の裏側の裏面429は、実施形態2では矩形状であるが、本発明ではこれに限定されず、円形状等その他の形状であってもよい。
9, the
実施形態2に係る収容ステップ1005では、複数の短冊片110の長手方向の一方の端部を基準壁423の壁面428で揃えて、各短冊片110をワックス310を介して各溝425に収容する。
In the
実施形態2に係る第2の保持ステップ1006は、図10に示すように、実施形態1において、粘着テープ320の貼着及び環状のフレームの装着を省略したものである。なお、第2の保持ステップ1006は、本発明ではこれに限定されず、例えば短冊片110及び治具420を完全に切断(フルカット)する場合等には、実施形態1と同様にして治具420の裏面429に粘着テープ320を貼着して環状のフレームを装着してもよい。
As shown in FIG. 10, the
実施形態2に係る第2の保持ステップ1006では、具体的には、複数の短冊片110が収容された治具420を、裏面429側を保持テーブル10の保持面11側に向けて、保持面11上に載置する。第2の保持ステップ1006では、その後、保持テーブル10が、複数の短冊片110が収容された治具420の裏面429側を直接、保持面11で吸引保持する。治具420は、平面視において保持テーブル10の保持面11を覆うように位置付けられる。
In the
実施形態2に係る第2の切削ステップ1007で短冊片110を切削加工する際、保持テーブル10が保持面11で保持する複数の短冊片110が溝425に沿って同じ方向に向けられて互いに平行になるように収容され、なおかつ、これらの複数の短冊片110の長手方向の一方の端部が基準壁423の壁面428で揃えられているので、これら複数の短冊片110の当該端部から数えた同じ本数目の第2の分割予定ライン102は、同じライン上になる。このため、実施形態2に係る第2の切削ステップ1007では、図11に示すように、同じライン上になる複数の短冊片110の第2の分割予定ライン102を、当該ライン上に切削ブレード21を位置付けて、切削ブレード21を回転させながら、当該ラインに沿って切削ブレード21と複数の短冊片110を保持する保持テーブル10とを相対的に移動させることにより、複数の短冊片100を横断してまとめて切断できる。なお、実施形態2に係る第2の切削ステップ1007では、本発明ではこれに限定されず、適宜、実施形態1と同様にチョッパーカットを行ってもよい。
When cutting the
以上のような構成を有する実施形態2に係る被加工物の加工方法は、治具420の裏面429が保持テーブル10の保持面11を覆う大きさ及び形状を有するので、保持面11を覆う大きさ及び形状を有する粘着テープ320を介さなくても、保持テーブル10が保持面11で治具420の裏面429側を直接、吸引保持できる。
In the method for processing a workpiece according to embodiment 2 having the above-described configuration, the
また、実施形態2に係る被加工物の加工方法は、治具420の表面側には、短冊片110を収容する溝425が同じ方向に複数形成され、複数の溝425の長手方向の一方の端部を基準壁423の壁面428で揃えているので、治具420に収容された複数の短冊片110の当該端部から数えた同じ本数目の第2の分割予定ライン102が同じライン上になり、同じライン上になる第2の分割予定ライン102をまとめて切断できる。
In addition, in the method for processing the workpiece according to the second embodiment,
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 The present invention is not limited to the above embodiment. In other words, the present invention can be implemented in various modifications without departing from the gist of the invention.
1 加工装置
10 保持テーブル
11 保持面
21 切削ブレード
100 被加工物
101 第1の分割予定ライン
102 第2の分割予定ライン
110 短冊片
120 個片
210 支持基板
220,420 治具
225,425 溝
226,426 底面
227,427 側面
310 ワックス
320 粘着テープ
REFERENCE SIGNS
Claims (4)
被加工物を支持基板に固定する固定ステップと、
該支持基板の側を保持テーブルに保持する第1の保持ステップと、
該保持テーブルに保持された被加工物を該第1の分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削し、複数の短冊片を形成する第1の切削ステップと、
該短冊片を該支持基板から剥離する剥離ステップと、
該短冊片を、該短冊片を収容する溝が形成され、該溝の底面と二つの側面とで該短冊片を支持する治具に収容する収容ステップと、
該治具を該保持テーブルに保持する第2の保持ステップと、
該短冊片を該治具とともに該切削ブレードで該第2の分割予定ラインに沿って切削し個片化する第2の切削ステップと、
を有することを特徴とする被加工物の加工方法。 A method for processing a workpiece, comprising cutting the workpiece along a plurality of first division lines formed in a first direction and a plurality of second division lines intersecting the first division lines to separate the workpiece, the method comprising the steps of:
A fixing step of fixing the workpiece to a support substrate;
a first holding step of holding the support substrate side on a holding table;
a first cutting step of cutting the workpiece held on the holding table along the first division line with a cutting blade to form a plurality of rectangular pieces;
a peeling step of peeling the strip from the support substrate;
a housing step of housing the strip in a jig having a groove formed therein for housing the strip and supporting the strip at a bottom surface and two side surfaces of the groove;
a second holding step of holding the jig on the holding table;
a second cutting step of cutting the rectangular piece together with the jig with the cutting blade along the second division line to separate the rectangular piece;
A method for processing a workpiece, comprising:
該短冊片はワックスを介して該治具に固定されることを特徴とする請求項1に記載の被加工物の加工方法。 the workpiece is fixed to the support substrate via wax ;
2. The method for processing a workpiece according to claim 1, wherein the rectangular piece is fixed to the jig via wax .
該第2の保持ステップは、粘着テープを介して複数の該治具を該保持テーブルに保持することを特徴とする請求項1に記載の被加工物の加工方法。 the jig has a rectangular shape larger than the rectangular piece having one of the grooves;
2. The method for processing a workpiece according to claim 1, wherein the second holding step holds the plurality of jigs on the holding table via an adhesive tape.
該治具の表面には、該短冊片を収容する該溝が同じ方向に複数形成され、
該第2の保持ステップは、該治具の裏面を該保持テーブルが保持することを特徴とする請求項1に記載の被加工物の加工方法。 the jig has a size that covers the holding surface of the holding table,
A plurality of grooves for accommodating the strips are formed in the same direction on the surface of the jig;
2. The method for machining a workpiece according to claim 1, wherein the second holding step includes holding a rear surface of the jig by the holding table.
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