JP7540290B2 - 対話ロボットシステム、対話方法および対話プログラム - Google Patents
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したがって、対話ロボットが設置された複数の鉄道駅ごとにサーバを設置し、各サーバに、質問内容と当該鉄道駅に固有の回答内容との対応を定義したデータベースを記憶させる必要があるものと考えられる。
このような問題は、複数の対話ロボットを複数の場所それぞれに設置し、同じ質問内容に対する回答内容の共通化が困難な場合に、同様に生じるものと考えられる。
複数の対話ロボット端末が、複数の回答データベースをそれぞれ有していてもよい。
対話ロボット端末の各々が、ユーザの発話内容を音声データとして入力し、入力された音声データから変換されたテキストデータを発話情報として集中処理装置に出力してもよい。
対話ロボット端末の各々が、回答識別子に基づいて回答情報をテキストデータで決定するように構成され、当該テキストデータから変換された音声データを回答情報として出力してもよい。
回答データベースは、回答識別子と対応する回答情報を複数の言語ごとに記憶してもよい。対話ロボット端末は、発話と同じ言語で回答情報を出力してもよい。
複数の対話ロボット端末が、複数の鉄道駅それぞれに設置されていてもよい。
上記の構成によれば、鉄道駅でユーザと対話することができ、鉄道事業者の案内業務の省力化とユーザに提供される情報の充実とを両立することができる。
本発明の一形態に係る対話方法は、ユーザの発話に対して回答情報を出力する複数の対話ロボット端末と、複数の対話ロボット端末と通信可能に接続される集中処理装置とを備える対話ロボットシステムで用いられる。対話方法は、対話ロボット端末から集中処理装置に、発話の内容を示す発話情報を出力することと、集中処理装置において、出力された発話情報から質問内容を特定することと、集中処理装置において、発話に含まれる質問内容と回答識別子との対応を定義する対話データベースに従って、特定された質問内容に対応する回答識別子を決定することと、集中処理装置から対話ロボット端末に、決定された回答識別子を出力することと、対話ロボット端末において、回答識別子と回答情報との対応を定義する回答データベースに従って、出力された回答識別子に対応する回答情報を決定することと、を備える。
図1は本発明の実施形態に係る対話ロボットシステム1の構成図である。対話ロボットシステム1は、複数の対話ロボット端末2(2A,2B,…)と、集中処理装置3とを備えている。各対話ロボット端末2は、通信ネットワーク9を介し、集中処理装置3と通信可能に接続されている。
集中処理装置3は、コントローラ31を有している。コントローラ31は、CPU32、メインメモリ33およびインタフェース34を有している。CPU32は、メインメモリ33に予め記憶されたエンジン用プログラムP3に従って本実施形態に係る対話方法の一部を実行する。インタフェース34は、通信ネットワーク9を介し、システム1を構成する複数の対話ロボット端末2と情報の入出力を行い、また、必要に応じて外部アプリケーション90と情報の入出力を行う。
このような対話ロボットシステム1において、各対話ロボット端末2は、ユーザUの発話に対し、回答情報を出力する。例えば、ユーザUが、「トイレどこ?」あるいは「トイレに行きたい」と、いずれかの対話ロボット端末2に話しかけたとする。このユーザUの発話は、マイク26によって集音される。対話ロボット端末2は、発話の内容を示す発話情報を集中処理装置3に出力する。集中処理装置3は、発話情報から、ユーザUの質問内容を「トイレの場所について」の質問であると特定する。
この処理の分担の実現のため、対話ロボットシステム1は、集中処理装置3に設けられた対話データベース35と、複数の対話ロボット端末2(2A,2B,…)それぞれに対応して設けられた複数の回答データベース25(25A,25B,…)とを備えている。複数の対話ロボット端末2は、複数の回答データベース25をそれぞれ有している。なお、図1は、図示の便宜上、回答データベース25が筐体20外に配置されている旨を示すが、回答データベース25は筐体20内に配置されていてもよい。
図2は、対話データベース35および回答データベース25の一例を示す。対話データベース35は、発話に含まれる質問内容と、回答識別子との対応を定義する。図2では、単なる一例として、対話データベース35において、7項目の質問内容が、互いに異なる回答識別子と一対一で対応している。この対話ロボットシステム1は、対話データベース35で予め設定されたこれら7項目の質問内容に対し、ユーザUに回答することができる。なお、質問内容を特定できなかった場合の措置のため、対話データベース35には、特定不可と対応する回答識別子も記録されている(最下行「No.8」を参照)。
回答データベース25は、回答識別子と回答情報との対応を定義する。各回答データベース25に規定される回答情報は、回答識別子を介し、対話データベース35に規定される質問内容と対応している。逆に言えば、対話データベース35に規定される質問内容は、回答識別子を介し、複数の回答データベース25それぞれで規定される複数の回答情報と対応している。
回答識別子と回答情報との間の複数の対応関係は、言語ごとに定義されている。質問内容および回答識別子の個数をnとし、対話ロボット端末2によって取り扱われる言語の数をmとした場合、各回答データベース25には、n×m個の回答情報が登録される。
図3は、対話ロボット端末2および集中処理装置3を示すブロック図である。対話ロボット端末2は、端末用プログラムP2(図1を参照)を実行することで、データ調整部41、問合せ部42、返答受領部43および回答情報決定部44を有している。集中処理装置3は、エンジン用プログラムP3を実行することで、問合せ受領部51、質問内容特定部52、回答識別子決定部53および返答部54を有している。
言語の識別および音声データからテキストデータへの変換には、ニューラルネットワークを利用した公知の自動言語識別アルゴリズムおよびデータ変換アルゴリズムが適用される。自動言語識別アルゴリズムによって識別可能な言語数が、対話ロボット端末2によって取扱い可能な言語数と同等となる。自動言語識別アルゴリズムは、端末用プログラムP2に組み込まれていてもよいし、外部アプリケーション90によって提供されていてもよい。
ここまで対話ロボット端末2で行われた処理(S11~S15)は、発話情報に対応する回答情報を特定する処理に先立つ前処理である。この前処理の後、問合せ部42が、ユーザUの発話の内容を示す発話情報を集中処理装置3に出力する(S16)。
集中処理装置3では、まず、問合せ受領部51が、出力された発話情報を受信する(S31)。すると、質問内容特定部52が、出力された発話情報(日本語テキストデータ)から、質問内容を特定する(S32)。別の言い方では、質問内容特定部52は、出力された発話情報が、対話データベース35で予め設定されている複数の質問内容のうちいずれを含むのかを特定する。テキストデータを解析してその意味内容(質問内容)を特定する処理には、ニューラルネットワークを利用した公知の解析アルゴリズムが適用される。解析アルゴリズムは、エンジン用プログラムP3に組み込まれていてもよいし、外部アプリケーション90によって提供されていてもよい。
次に、回答識別子決定部53が、対話データベース35に従って、特定された質問内容に対応する回答識別子を決定する(S34)。なお、質問内容特定部52が、発話情報から質問内容を特定することができなかった場合には、回答識別子決定部53は、その旨を示す回答識別子Q8を決定する。
ここで、対話ロボット端末2では、前処理においてユーザUの発話の言語を識別している。回答情報決定部44は、データ調整部41によって識別された言語に対応し、かつ、返答受領部43で受信された回答識別子に対応する回答情報を決定する。
ステップS13と同様、テキストデータから音声データへの変換には、ニューラルネットワークを利用した公知のデータ変換アルゴリズムが適用される。データ変換アルゴリズムは、端末用プログラムP2に組み込まれていてもよいし、外部アプリケーション90によって提供されていてもよい。
以上の対話方法をより具体的に説明する。例えば、A駅にて、ユーザUが、第1の対話ロボット端末2Aに向けて、英語で「Where is the washroom?(トイレどこ?)」と発話したとする。この発話を契機として対話方法が開始する。
第1の対話ロボット端末2Aは、第1の回答データベース25Aに従って、回答識別子Q6と対応する英語の回答情報を決定する。第1の回答データベース25Aから抽出された英語テキストデータは音声データに変換され、スピーカ27から英語で「The washroom is on your left.(トイレは左です)」の回答情報が発声される。同時に、ディスプレイ28では、回答情報が文字表示される。現在地とトイレとの位置関係を示すA駅の平面図が併せて表示されてもよい。
ここで、本実施形態との対比のため、参考例に係る対話ロボットシステムについて図5を参照して説明する。参考例に係る対話ロボットシステムでは、対話エンジンによって参照されるデータベースが、質問内容と回答情報との対応を直接的に定義している。回答情報は駅固有であるため、データベースおよびこれを備える対話エンジンは、対話ロボット端末と一対一で対応して設けられている。A駅に設置された第1の対話ロボット端末902Aは、A駅固有の回答情報を記録した第1のデータベース930Aを備えた第1の対話エンジン903Aと通信可能に接続される。B駅に設置された第2の対話ロボット端末902Bは、B駅固有の回答情報を記録した第2のデータベース930Bを備えた第2の対話エンジン903Bと通信可能に接続される。各対話エンジン903A,903Bは、対応するデータベース930A,930Bを参照して具体的な回答内容を決定する処理を完結する。各対話エンジン903A,903Bによって決定された回答情報は、音声データの形式で、当該対話エンジン903A,903Bから対応する対話ロボット端末902A,902Bに出力される。
これに対し、本実施形態に係る対話ロボットシステム1は、複数の回答データベース25それぞれにおいて、回答識別子に対応する回答情報として対話ロボット端末2に固有の情報が記録されている。これにより、対話エンジンを複数の対話ロボット端末2で共用しながら、固有の回答情報がユーザUに向けて出力される。したがって、対話エンジンの構築および維持の作業負荷を低減することができる。
また、回答識別子のデータ量は、数ビット程度であり、音声データと対比して極めて小さい。回答識別子が集中処理装置3から対話ロボット端末2に送信されるので、通信負荷を軽減することができる。
対話ロボット端末2は、鉄道駅に好適に設置される。これにより、鉄道駅でユーザUとの対話を実現できる。そのため、鉄道事業者の案内業務の省力化とユーザに提供される情報の充実とを両立することができる。
例えば、特定言語(例えば、日本語)以外の言語の回答情報が回答データベース25において未入力の状態で、システム1の実用を開始してもよい。発話が特定言語以外の言語であった場合、回答情報決定部44は、回答データベース25を参照しても、決定された回答識別子および識別された言語と対応する回答情報が空欄のために、回答情報を決定できない場合がある。このとき、回答情報決定部44は、同じ回答識別子と対応する特定言語の回答情報を抽出する。データ調整部41は、抽出された特定言語のテキストデータを発話言語に機械翻訳し、翻訳されたテキストデータを回答データベース25に記録する。このように、実用中に、他言語の回答情報を回答データベース25に随時埋める更新処理を実行してもよい。
この場合、各対話ロボット端末2のディスプレイ28はタッチパネルで構成される。コントローラ23は、対話ロボット端末2のスタンバイ状態、あるいは、ステップS11で発話を検知したときに、ディスプレイ28に言語を選択するボタンを表示させる。コントローラ23は、ユーザUが本格的に発話する前段階で、ユーザUがタッチしたボタンと対応する言語をユーザUの発話言語として識別してもよい。
2 対話ロボット端末
3 集中処理装置
25 回答データベース
35 対話データベース
P 対話プログラム
P2 端末用プログラム
P3 エンジン用プログラム
Claims (8)
- ユーザの発話に対し、回答情報を出力する複数の対話ロボット端末と、
前記複数の対話ロボット端末と通信可能に接続される集中処理装置と、
前記集中処理装置に設けられ、前記発話に含まれる質問内容と回答識別子との対応を定義する対話データベースと、
前記複数の対話ロボット端末それぞれに設けられ、前記回答識別子と前記回答情報との対応を定義する複数の回答データベースと、
を備え、
前記対話ロボット端末は、前記発話の内容を示す発話情報を前記集中処理装置に出力し、
前記集中処理装置は、前記対話ロボット端末から出力された前記発話情報から質問内容を特定し、前記対話データベースに従って、特定された前記質問内容に対応する前記回答識別子を決定し、決定された前記回答識別子を当該対話ロボット端末に出力し、
前記対話ロボット端末は、前記回答データベースに従って、出力された前記回答識別子に対応する回答情報を決定する、
対話ロボットシステム。 - 前記複数の対話ロボット端末が、前記複数の回答データベースをそれぞれ有している、
請求項1に記載の対話ロボットシステム。 - 前記対話ロボット端末の各々が、ユーザの発話内容を音声データとして入力し、前記入力された音声データから変換されたテキストデータを前記発話情報として前記集中処理装置に出力する、
請求項1または2に記載の対話ロボットシステム。 - 前記対話ロボット端末の各々が、前記回答識別子に基づいて前記回答情報をテキストデータで決定するように構成され、当該テキストデータから変換された音声データを前記回答情報として出力する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の対話ロボットシステム。 - 前記回答データベースは、前記回答識別子と対応する前記回答情報を複数の言語ごとに記憶し、
前記対話ロボット端末は、前記発話と同じ言語で、前記回答情報を出力する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の対話ロボットシステム。 - 前記複数の対話ロボット端末が、複数の鉄道駅それぞれに設置されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の対話ロボットシステム。 - ユーザの発話に対して回答情報を出力する複数の対話ロボット端末と、前記複数の対話ロボット端末と通信可能に接続される集中処理装置とを備える対話ロボットシステムで用いられる対話方法であって、
前記対話ロボット端末から前記集中処理装置に、前記発話の内容を示す発話情報を出力することと、
前記集中処理装置において、出力された前記発話情報から質問内容を特定することと、
前記集中処理装置において、前記発話に含まれる質問内容と回答識別子との対応を定義する対話データベースに従って、特定された前記質問内容に対応する前記回答識別子を決定することと、
前記集中処理装置から前記対話ロボット端末に、決定された前記回答識別子を出力することと、
前記対話ロボット端末において、前記回答識別子と前記回答情報との対応を定義する回答データベースに従って、出力された前記回答識別子に対応する前記回答情報を決定することと、
を備える、対話方法。 - ユーザの発話に対して回答情報を出力する複数の対話ロボット端末と、前記複数の対話ロボット端末と通信可能に接続される集中処理装置とを備える対話ロボットシステムで用いられる対話方法をコンピュータに実行させる対話プログラムであって、
前記対話ロボット端末から前記集中処理装置に、前記発話の内容を示す発話情報を出力することと、
前記集中処理装置において、出力された前記発話情報から質問内容を特定することと、
前記集中処理装置において、前記発話に含まれる質問内容と回答識別子との対応を定義する対話データベースに従って、特定された前記質問内容に対応する前記回答識別子を決定することと、
前記集中処理装置から前記対話ロボット端末に、決定された前記回答識別子を出力することと、
前記対話ロボット端末において、前記回答識別子と前記回答情報との対応を定義する回答データベースに従って、出力された前記回答識別子に対応する前記回答情報を決定することと、
を備える、対話プログラム。
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