JP7544342B2 - 三次元計測システムおよび三次元計測方法 - Google Patents
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Description
正弦波状のパターン光を、位相シフトしながら対象物に対して複数回照射する投影部と、
前記対象物で反射された反射光を撮影する撮像部と、
位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像を生成する計測処理部と、
を有し、
前記計測処理部は、前記計測処理部が位相シフト法を実行する前および後の少なくとも一方の画像を、鏡面反射成分の影響を低減した画像を生成するように学習したCNNに入力する。
位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像を生成し、
前記位相画像をCNNに入力して、鏡面反射成分の影響を低減した位相画像を生成し、
鏡面反射成分の影響を低減した前記位相画像からエピポーラ拘束条件を利用してさらなる位相画像を生成し、
前記さらなる位相画像から三角測量の原理を用いて三次元点群を生成することが好ましい。
正弦波状のパターン光を、位相シフトしながら対象物に対して複数回照射し、
前記対象物で反射された反射光を撮影し、
位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像を生成し、
位相シフト法を実行する前および後の少なくとも一方の画像を、鏡面反射成分の影響を低減した画像を生成するように学習したCNNに入力する。
三次元計測システム10は、プロジェクタである投影部1と、カメラである撮像部2と、コンピュータである計測処理部3と、を有する。
投影部1は、正弦波状のパターン光を、位相シフトしながら対象物4に対して複数回照射する。撮像部2は、対象物4で反射された反射光を撮影する。
ステップS1において、計測処理部3は、位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像Aを生成する。
ステップS2において、計測処理部3は、位相画像AをCNN(畳み込みニューラルネットワーク)に入力することで、鏡面反射成分の影響を低減した位相画像Bを生成する。
ステップS3において、計測処理部3は、位相画像Bからエピポーラ拘束条件を利用して位相画像Cを生成する。なお、このステップS3は、オプションであり、省略することができる。
ステップS4において、計測処理部3は、位相画像Cから三角測量の原理を用いて三次元点群を生成する。
図3(a)~(d)は、互いに位相シフトされた正弦波状のパターン光を示す。
投影部1は、図3に示すような位相シフトされた複数の正弦波状のパターン光を対象物4に対して照射する。位相シフト法では、パターン光の数が多いほど、計測精度が向上するが、計算量も増加する。それゆえ、本実施形態では、4つのパターン光による4step位相シフト法を用いているが、パターン光は、3つ以上であれば、任意の数とすることができる。
図4は、本発明の一実施形態において構築したCNNを示す。
通常のCNNでは、画像を畳み込む過程で局所情報が失われる。しかし、ばら積みにした対象物の三次元計測では、鏡面反射成分の影響により計測困難な画素の情報をその周囲の局所的な画像特徴から復元する必要がある。したがって、CNNの入力に近い上層で出力される局所的な画像特徴をSkip Connectionにより下層に直接伝達する必要がある。そこで、本実施形態では、Skip Connectionを有しており、画素単位で回帰問題を解くことが可能なUnetをベースとしたCNNを利用する。
このように、計測処理部3において、位相画像Aから鏡面反射成分の影響を低減した位相画像Bを生成するようにCNNをあらかじめ学習させる。
なお、Unetを二段重ねた構造を有するCNNを用いることもできる(後述する図6(c)(d)参照)。この場合、鏡面反射成分の影響をより精度よく低減することができる。
図5は、エピポーラ拘束による修正を説明するための図である。
点OLにあるカメラで観測点xを撮影すると、観測点xは、カメラの投影面の点xLに投影される。このとき、観測点xと点xLの間の点x1、x2、x3は、点ORにあるプロジェクタの投影面のエピポーラ線に投影される。
このように、プロジェクタ・カメラシステムでは、任意のカメラ画素に対応するプロジェクタ画素は、対応するエピポーラ線上に存在するという条件があり、このエピポーラ線を、外部パラメータおよび内部パラメータを使って事前に計算することができる。
エピポーラ線から外れる点(位相)があった場合、計測処理部3は、当該点からエピポーラ線上に垂線を下ろし、当該垂線とエピポーラ線との交点を正しい点として修正する。
例えば、CNNの入力データとして、100枚の画像を用いると仮定する。撮影画像をCNNに入力する場合、100枚の画像を撮影しなければならない。一方、最初に位相シフト法を用いて、撮影画像から位相画像を生成し、位相画像をCNNに入力する場合、撮影画像とシミュレーションデータとを組み合わせて位相画像を生成するため、例えば、10枚の画像を撮影すればよくなり(残りの90枚はシミュレーションデータを用いる)、撮影の手間および時間を削減することができる。
ただし、各ステップの順番は上述した実施形態に限定されるものではなく、さまざまな変形が可能であり、以下その変形例を説明する。
図6(a)では、CNNを位相シフト法の前に実行する。すなわち、計測処理部3は、位相シフト法を実行する前の画像である撮影画像を、CNNに入力して、鏡面反射成分の影響を低減した画像を生成した後、位相シフト法を用いて位相画像Aを生成する。
なお、本明細書において、「撮影画像から位相画像を生成する」という表現は、撮影画像から直接位相画像を生成する場合だけでなく、撮影画像を処理した画像(例えば図6(a)のように、撮影画像をCNNにおいて処理した画像)から位相画像を生成する場合も含むものとする。
本実施例では、図2に示した順で各ステップを実行した。
本実施例で用いたプロジェクタおよびカメラの構成は、以下のとおりである。
プロジェクタ:Panasonic PT-VMZ50J
解像度:1920×1080
有効光束:5000lm
コントラスト:3,000,000:1
カメラ:Baumer VCxU-124
レンズ:VS TECHNOLOGY VS-1614H1N
解像度:800×600
視野範囲:400×300mm
WD:550mm
空間解像度:0.50×0.50mm/pixel
また、プロジェクタとカメラとの間の校正にはZhangの方法を用いた。校正試験結果は、以下のとおりである。
シミュレータにはBlenderを利用し、Blenderの設定は、以下のとおりである。
メタリック:1.00
スペキュラー:0.50
粗さ:0.30
拡散反射回数:4
鏡面反射回数:4
レンダー数:1024本/pixel
位相画像Aから変換された三次元点群より位相画像Bから変換された三次元点群の方が精度が上昇し、さらに位相画像Cから変換された三次元点群の方が精度が上昇していることが目視で確認できた。
これは、ステップを経るごとに、鏡面反射成分の影響を低減できたことを意味する。
従来法(本実施例からCNNを取り除いた方法)では、平均が7.21mmであり、標準偏差(σ)が6.39mmであり、3σが19.17mmであった。
本実施例では、平均が0.21mmであり、標準偏差(σ)が0.68mmであり、3σが1.64mmであった。
これにより、本実施例では、従来法と比較して計測精度が大きく向上していることが分かった。
図8(a)はばら積みにした対象物の画像を示し、図8(b)は本実施例により得られた三次元点群の画像を示す。
作業台上の1つの対象物について、本実施例の方法により三次元点群を取得した。
対象物を1mm、5mm、10mm移動し、各移動後の位置において同様に三次元点群を取得した。
移動前後の三次元点群をコンピュータで読み込み、画像上に表示し、手作業で重ね合わせた。
各三次元点群間の移動量を計算し、その移動量の平均値を計測誤差とした。
この環境における計測誤差は0.4mmであり、本実施例では、計測誤差が小さいことが分かった。
Claims (2)
- 三次元計測システムであって、
正弦波状のパターン光を、位相シフトしながら対象物に対して複数回照射する投影部と、
前記対象物で反射された反射光を撮影する撮像部と、
位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像を生成する計測処理部と、
を有し、
前記計測処理部は、
位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像を生成し、
前記位相画像を、鏡面反射成分の影響を低減した画像を生成するように学習したCNNに入力して、鏡面反射成分の影響を低減した位相画像を生成し、
鏡面反射成分の影響を低減した前記位相画像からエピポーラ拘束条件を利用してさらなる位相画像を生成し、
前記さらなる位相画像から三角測量の原理を用いて三次元点群を生成する、
三次元計測システム。 - 三次元計測方法であって、
正弦波状のパターン光を、位相シフトしながら対象物に対して複数回照射し、
前記対象物で反射された反射光を撮影し、
位相シフト法を用いて撮影画像から位相画像を生成し、
前記位相画像を、鏡面反射成分の影響を低減した画像を生成するように学習したCNNに入力して、鏡面反射成分の影響を低減した位相画像を生成し、
鏡面反射成分の影響を低減した前記位相画像からエピポーラ拘束条件を利用してさらなる位相画像を生成し、
前記さらなる位相画像から三角測量の原理を用いて三次元点群を生成する、
三次元計測方法。
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