JP7545837B2 - 自動製氷機 - Google Patents
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筐体の内部に、下向きに開口する凹板状の製氷室と、前記製氷室の下方に配置された水皿と、前記水皿をその一端側を軸として上下に傾動させる水皿傾動機構とを備えた自動製氷機において、
前記水皿傾動機構は、アクチュエータモータと、該アクチュエータモータの駆動に応じて回動するカム部材と、前記カム部材の回動端部および前記水皿の傾動端部を上下に繋ぐコイルばねとを備え、
前記コイルばねは、螺旋状の巻回部より端側にフックを備え、該フックは、前記カム部材または前記水皿の外面から突出する保持部の外周面に形成された溝部に係合し、該保持部のフランジで抜け止めされており、
前記コイルばねに設けられた操作対象部に所定方向の力が加えられることで、前記フックにおける前記保持部が係合する開口の寸法が拡大するように当該フックが変形することを要旨とする。
この構成によれば、コイルばねに操作対象部を設け、この操作対象部に所定方向の力を加えることでフックがその開口寸法を拡大するように変形する構成としたことにより、作業者が操作対象部を操作して保持部からフックを容易に外すことができる。
前記フックは、前記コイルばねの延在方向に沿って長い楕円形に形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、フックをコイルばねの延在方向に沿って長い楕円形に形成することで、当該フックの長手方向の内径寸法と同じ内径寸法の正円形状をなすフックと比べて、短手方向の内径寸法が小さい分だけフックの保持部に対する左右へのぐらつきを抑えることができる。また、当該フックの短手方向の内径寸法と同じ内径寸法の正円形状をなすフックと比べて、長手方向の内径寸法が大きい分だけフックの開口寸法を大きくすることが可能となるので、操作対象部に対する押圧操作によって保持部に対するフックの着脱を容易とすることができる。
前記コイルばねを形成する素線のうち前記フックを形成する部分は、前記巻回部に連なる一端部から他端部までが前記保持部の周囲を1周分を越える長さで延在し、当該他端部から外方に向けて前記操作対象部が延出するように設けられ、該操作対象部を前記巻回部側に押圧することで前記フックの前記開口の寸法を拡大可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、保持部の周囲を1周分を越える長さで素線を延在させてフックを形成することで、フックの強度が高められる。また、操作対象部をフックの外周に沿う方向に押圧する操作によってフックの開口寸法を拡大させることができ、この際にフックが全体的に変形して開口を拡大するので、フックの開口を、保持部に対するフックの着脱がし易い形状とすることができる。
前記操作対象部の延出端部が、前記素線の折り返し部により形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、操作対象部の延出端部を素線の折り返し部によって形成することで、操作対象部の端面が曲面となり、作業者の接触による怪我を防ぐことができる。
前記操作対象部は、途中位置で前記巻回部側に折り曲がっていることを要旨とする。
この構成によれば、操作対象部を巻回部側に押圧することでフックの開口寸法を拡大可能な構成において、操作対象部をその途中位置で巻回部側に折り曲げるようにする。すなわち、操作対象部を、作業者による押圧操作を受ける側とは反対側に延出端部が向くように折り曲げることにより、当該操作対象部の延出端部を作業者による押圧操作を受ける部分から離間させることができる。従って、操作対象部を押圧操作する作業者の手指が当該操作対象部の延出端部に接触し難くなり、作業者の怪我を防ぐことができる。
前記コイルばねは、前記水皿の荷重を受けている状態で前記フックが前記保持部の前記溝部に係合しており、この状態で、前記素線のうち前記フックを形成する部分の前記他端部が、前記溝部の外側で前記一端部と交差し、当該交差部分と、前記他端部から延出する前記操作対象部とが、前記溝部の外側に位置するように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、水皿の荷重を受けている状態のコイルばねは、素線におけるフックを形成する部分の両端部が溝部の外側で交差し、この状態で、当該交差部分および操作対象部が溝部の外側に位置する構成とすることで、このフックにおける厚み寸法の大きな部分(素線の重なり部分)が小さく、かつ溝部に嵌まり込むことがない。すなわち、溝部の内側でフックが摺動することによる保持部の削れやフックの変形等を防ぐことができる。
前記操作対象部は、前記溝部から外れた位置で前記保持部の外周面に対向していることを要旨とする。
この構成によれば、保持部の溝部に係合した状態のフックの遊間を操作対象部および保持部の外周面の接触により規制して、フックが溝部の外側に突出するのを防ぎ、これによりフックが筐体側の構成部材と干渉する不具合を回避することができる。
前記コイルばねを形成する素線における前記フックを形成する部分は、前記巻回部に連なる一端部から他端部までが前記保持部(55)の周囲を1周分を越えない長さで延在してその周方向に両端部が対向すると共に、前記他端部から前記一端部と反対側に向けて前記操作対象部が延出するように設けられ、該操作対象部を前記巻回部から離間する側に移動させることで前記フックの前記開口の寸法を拡大可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、コイルばねの素線におけるフックを形成する部分の両端部を周方向に対向させることで、フックに素線の重なり部分が生じない。すなわちフックを薄く形成でき、溝部の内側でフックが摺動することによる保持部の削れやフックの変形等を防ぐことができる。また、操作対象部に対する操作によってフックが内径寸法を拡大するように変形する構成としたので、フックの開口寸法を容易に拡大させ得る。
前記操作対象部は、前記コイルばねを形成する素線における前記フックを形成する部分の一部として設けられて前記溝部の周面との間に空間を形成し、該操作対象部を前記フックの径方向に引っ張ることで該フックの前記開口の寸法を拡大可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、操作対象部により形成される空間を利用して所定の操作具等を装着することができるようになり、操作具によって操作対象部を引っ張ることでフックの開口寸法が拡大されるので、フックを広げるための力をフックに付与し易い構成とすることができる。
前記操作対象部は、前記素線における前記フックよりも端側の部分で設けられて該フックの外周側に空間を形成し、該操作対象部を前記フックの径方向に引っ張ることで前記フックの前記開口の寸法を拡大可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、素線のうちフックを形成する部分よりも端側の部分で操作対象部を形成することで、操作具を装着するための空間を溝部の外側に形成することが比較的容易となる。すなわち、空間を利用して操作具を操作対象部に装着したもとで、操作部によって操作対象部を引っ張ることで、フックの開口寸法が拡大されるので、フックを広げるための力をフックに付与し易い構成とすることができる。
前記コイルばねは、前記素線と、該素線とは別の部材として前記フックに接続される前記操作対象部とを有して構成され、
前記操作対象部を前記フックの径方向に引っ張ることで、該フックの前記開口の寸法を拡大可能に構成され、
前記フックに対する前記操作対象部の位置を変更可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、フックに対する操作対象部の位置を変更可能であるので、フックを広げる際の引っ張り方向についての自由度を高めることができる。
前記コイルばねとして、前記水皿の後側部分に下端部が保持される後コイルばねを備えると共に、前記カム部材として、前記後コイルばねの上端部を保持する後カム部材を備え、
前記後カム部材は、前記後コイルばねの前後位置よりも前側から後側まで当該後カム部材の回動中心に沿って延在する円筒状の軸部と、該軸部の後端側から径方向に延出して前記後コイルばねの上端部を前面側に保持するアームとを有することを要旨とする。
この構成によれば、水皿を開放位置から閉成位置に移動させる際に、後コイルばねが後カム部材のアームに接触せず、軸部のみに接触する構成とすることができる。また、軸部を円筒状に形成することで、後コイルばねを平面で受けることがなく、接触面積を小さくすることができる。従って、後カム部材や後コイルばねに破損等が生じるのを防ぐことができる。
前記後カム部材は、前記アクチュエータモータの駆動に応じて回転するカムシャフトに固定されるカム基部を備え、該カム基部と前記アームとを前記軸部が接続するよう構成されており、
前記軸部は、前記カム基部および前記アームに対して着脱可能な別部材であり、かつ当該カム基部およびアームよりも摺動性が高い素材により形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、後カム部材における後コイルばねが接触し得る部分(軸部)だけを交換することができる。また、軸部をカム基部やアームよりも摺動性が高い素材により形成することで、後カム部材における後コイルばねが接触し得る部分(軸部)だけに高い摺動性を付与することができ、コストを削減することができる。
支持機構30は、図2(a)、図2(b)および図2(c)に示すように、各取付柱体12dに1つずつ固定された合計2つの軸受け金具32F,32Rと、水皿20の左側面(軸側端部)に固定されて互いに前後方向に離間する合計2つの水皿支持板34F,34Rとを備えている。具体的には、前側の取付柱体12dに固定された前側の軸受け金具32Fで、前側の水皿支持板34Fが枢支されており(図2(c)参照)、後側の取付柱体12dに固定された後側の軸受け金具32Rで、後側の水皿支持板34Rが枢支されている(図2(b)参照)。すなわち、支持機構30は、水皿支持板34F,34Rおよび軸受け金具32F,32Rの組み合わせ(以下「支持組」という)を2組備えており、この2組の支持組によって水皿20の軸側端部の前側部位および後側部位を支持している。
以下、実施例1の自動製氷機10に備えられる水皿傾動機構50につき、図2~図5を参照して詳細に説明する。水皿傾動機構50は、製氷運転を行う場合には、製氷室16の製氷小室16a(図15および図16参照)の開口を塞ぐ閉成位置に水皿20を保持することにより、蒸発管18で冷却される製氷室16の製氷小室16aに対する水皿20からの製氷水の噴射供給を可能とする。また、製氷運転が終了し、蒸発管18で製氷室16を加熱する除氷運転に移行する場合には、水皿20を閉成位置から開放位置に傾動させて製氷小室16aを開放し、除氷運転において水皿20を開放位置に保持することで、製氷室16の製氷小室16aからの氷塊の放出を可能とする。そして、除氷運転が終了し、製氷運転に移行する場合には、水皿20を開放位置から閉成位置に傾動させて製氷小室16aを閉成する。ここで、水皿傾動機構50は、図2(a)および図3(a)に示すように、水皿20を傾動させる駆動源としてのアクチュエータモータAMと、水皿20の傾動端部における前側部位を支持するための前カム部材26Fおよび前コイルばね28Fと、水皿20の傾動端部における後側部位を支持するための後カム部材26Rおよび後コイルばね28Rと、前カム部材26Fおよび後カム部材26Rを接続するカムシャフト24とを備えている。
実施例1の自動製氷機10は、製氷運転の際、水皿傾動機構50における前後のカム部材26F,26Rが起立姿勢にあり、水皿20は、当該水皿20の保持部85とカム部材26F,26Rの保持部85との間に介装されているコイルばね28F,28Rの弾力によって、製氷室16を下方から閉成する閉成位置に保持される。この状態で製氷運転が行われ、製氷室16に氷塊が生成されると、製氷運転が終了して除氷運転に移行する。除氷運転に移行する場合、アクチュエータモータAMの正駆動によってカム部材26F,26Rが正転方向に回動を開始する。この時カム部材26F,26Rのカム部52cによって水皿20が押し下げられることにより、製氷室16の氷塊と水皿20上面との氷結が解除される。水皿20が製氷室16の氷塊から完全に剥離すると、水皿20は自重により下がり、回動中のカム部材26F,26Rとの間のコイルばね28F,28Rの弾力により保持されながら傾動する。カム部材26F,26Rが所定角度回動して傾倒姿勢に変化すると、アクチュエータモータAMによる正駆動が終了し、カム部材26F,26Rの回動が停止して、水皿20が開放位置に保持される。この状態で除氷運転が進行し、製氷室16から全ての氷塊が落下すると、アクチュエータモータAMが逆駆動され、傾倒姿勢のカム部材26F,26Rが逆転方向に回動して起立姿勢に変化する。これにより、水皿20が上方に傾動して閉成位置に保持され、再び製氷運転が開始される。
筐体12から水皿20を取り外してメンテナンスを行う場合には、水皿20を開放位置(傾斜姿勢)に傾動させた状態(除氷運転時の状態)として、運転を停止させ、筐体12からフロントパネル12aを取り外すことで筐体12の前面側を開放して、水皿20を取り外すための作業を筐体12前側から行う。水皿20を取り外しでは先ず、水皿傾動機構50によって支持されている水皿20の傾動端部を筐体12から分離させ、次に、支持機構30によって支持されている水皿20の軸側端部を筐体12から分離させるようにする。水皿傾動機構50は、前カム部材26Fおよび前コイルばね28Fによって水皿20の傾動端部における前側部位を支持すると共に、後カム部材26Rおよび後コイルばね28Rによって水皿20の傾動端部における後側部位を支持しているので、前コイルばね28Fにおける上下何れかのフック62を保持部85の保持溝部89から外し、かつ、後コイルばね28Rにおける上下何れかのフック62を保持部85の保持溝部89から外すことで、水皿20の傾動端部を筐体12から分離させることができる。
筐体12の外部での水皿20のメンテナンスが終了すると、水皿20を筐体12の内部に取り付ける作業を行う。この場合には先ず、水皿20の軸側端部を支持機構30で支持するように組み付け、次に、水皿20の傾動端部を水皿傾動機構50で支持するように組み付けるようにする。水皿20の軸側端部を筐体12側に組み付ける場合には、前側の水皿支持板34Fと前側の軸受け金具32Fとで貫通穴38の位置を合わせるようにすると共に、後側の水皿支持板34Rと後側の取付柱体12dとで貫通穴38の位置を合わせるようにし、この状態で各部材の貫通穴38を通過するように枢支ピン36を前側から差し込む。この時、枢支ピン36の差し込み方向の先端部36aはテーパ状となっていることから、各貫通穴38を容易に通過させることができる。また、枢支ピン36の末端部36bが他の部位よりも大径となっているので、枢支ピン36が各貫通穴38を通過して前方に抜け出ることはない。そして、枢支ピン36を各貫通穴38に挿通させた状態で、抜け止め手段40を前側の軸受け金具32Fの前面に取り付けることで、当該抜け止め手段40が枢支ピン36の末端部36bに近接し、枢支ピン36の後方への抜けが規制される。これにより、水皿20の軸側端部が支持機構30によって支持された状態となる(筐体12に取り付けられる)。
実施例1のコイルばね28F,28Rが有するレバー63A(操作対象部63)は、素線Sの直線部分によって形成されており、素線Sの端面がそのままレバー63Aの端面となっているため、このレバー63Aの延出端部には角が生じている。このため、レバー63Aを押圧操作する作業者が手指を怪我する可能性もある。このような懸念を解消するため、図6に示すように、レバー63Aの延出端部を素線Sの折り返し部65によって形成することができる。この場合には、レバー63Aの端面が曲面となり、作業者の接触による怪我を防ぐことができる。
また、図7に示すように、レバー63(操作対象部)を巻回部61側に押圧することでフック62の開口寸法を拡大可能な構成の場合において、レバー63Aをその途中位置で巻回部61側に折り曲げるようにすれば、レバー63Aの延出端部が作業者による押圧操作を受ける側とは反対側に向くようになるので、当該レバー63Aの延出端部を作業者による押圧操作を受ける部分から離間させることができる。従って、レバー63Aを押圧操作する作業者の手指が当該レバー63Aの延出端部に接触し難くなり、作業者の怪我を防ぐことができる。なお、別例1の折り返し部65の構成と組み合わせて採用することで、レバー63Aを操作する際の安全性を更に高め得る。
実施例4のコイルばね28F,28Rが有する被着部63B(操作対象部63)は、フック形成部の一部を曲げて形成されている。これに対し、図11に示すように、素線Sのうちフック形成部より端側の部分で被着部63Bを形成することで、フック操作具100の接続線101を通すための挿通空間69を保持溝部89の外側に形成することが比較的容易となる。ここで、図11に示す例では、フック62の外周側に被着部63Bを環状に形成してその内側に挿通空間69を形成している。すなわち、フック操作具100の接続線101を挿通空間69に通して被着部63Bに装着したもとで、フック操作具100によって被着部63Bをフック62の径方向に引っ張ること(所定方向の力を付与すること)で、フック62がその開口62a寸法を拡大するように変形する。従って、フック62を広げるための力を当該フック62に対して付与し易い構成とすることができる。またこの場合には、フック62の厚み方向の寸法が抑えられるので、保持溝部89の内側でフック62が摺動することによる保持部85の削れやフック62の変形等を防ぐことができる。なお、被着部63Bを大きくして大きな挿通空間69を形成するようにすれば、作業者が手指を被着部63B(操作対象部63)に引っ掛けて引っ張ることでフック62の開口62a寸法を拡大させる構成を実現できる。
ここで、前述した実施例6の後カム部材26Rを採用する場合にも、軸部81に対しては後コイルばね28Rが接触するため、長期に使用すれば軸部81に摩耗等の劣化が発生することになる。このことを考慮する場合には、図14に示すように、カムシャフト24に固定されるカム基部80と、アーム82とを軸部81で接続するように構成し、軸部81を、カム基部80およびアーム82に対して着脱可能な別部材とすることが好適である。このように構成することで、後カム部材26Rにおける後コイルばね28Rが接触し得る部分(軸部81)だけを交換することができる。また、軸部81をカム基部80やアーム82よりも摺動性が高い(摩擦係数の小さい)素材により形成することで、後カム部材26Rにおける後コイルばね28Rが接触し得る部分(軸部81)だけに高い摺動性を付与することができ、コストを削減することができる。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、例えば以下の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例1~6では、コイルばねに形成されるフックを環状(より具体的には、当該コイルばねの延在方向に沿って長い楕円形)に形成したが、保持部側に係合し得るのであれば他の形状(例えば、正円形状やV字形状、U字形状、コイルばねの延在方向に対する直交方向に沿って長い楕円形、コイルばねの延在方向に対する傾斜方向に沿って長い楕円形等)に形成してもよい。
(2) 実施例1~6では、コイルばねの一方の端部にのみ操作対象部を設け、この操作対象部に所定方向の力を加えることで一方のフックがその開口62aの寸法を拡大するように変形する構成としたが、コイルばねの両方の端部に操作対象部を夫々設け、一方の操作対象部に所定方向の力を加えることで一方のフックがその開口62aの寸法を拡大するように変形し、かつ他方の操作対象部に所定方向の力を加えることで他方のフックがその開口62aの寸法を拡大するように変形する構成としてもよい。このように、コイルばねの両方のフックに対応して操作対象部を設けることで、水皿およびカム部材の各保持部の何れからもフックを容易に外すことができ、水皿の取り外し作業の自由度を高めることができる。
(3) 実施例1~6では、操作対象部の操作により開口62aの寸法を拡大可能な一方のフックを、カム部材の外面に設けられる保持部で保持するようにしたが、水皿の外面に設けられる保持部で保持するようにしてもよい。すなわち、水皿の傾動端部をカム部材側から分離するためには、水皿およびカム部材の一方に設けられている保持部からコイルばねを外すことができればよい。
(4) 実施例1~6では、コイルばねのフックが係合する溝部を、保持部の外周を周回する環状に形成したが、溝部は環状でなくてもよい。特に、水皿の保持部は回動角度が小さく、コイルばねの下端部のフックとの位置関係が大きく変化しないため、保持部の外周面のうち下側部分のみに溝部を設けるようにしても問題がない。
26F 前カム部材(カム部材),26R 後カム部材(カム部材),
28F 前コイルばね(コイルばね),28R 後コイルばね(コイルばね),
50 水皿傾動機構,61 巻回部,62 フック,62a フックの開口,
63 操作対象部,63A レバー(操作対象部),63B 被着部(操作対象部),
63C 操作部材(操作対象部),65 折り返し部,
67 延出端部,69 挿通空間(空間),80 カム基部,81 軸部,82 アーム,
85 保持部,88 フランジ,89 保持溝部(溝部),
AM アクチュエータモータ,S 素線
Claims (8)
- 筐体(12)の内部に、下向きに開口する凹板状の製氷室(16)と、前記製氷室(16)の下方に配置された水皿(20)と、前記水皿(20)をその一端側を軸として上下に傾動させる水皿傾動機構(50)とを備えた自動製氷機において、
前記水皿傾動機構(50)は、アクチュエータモータ(AM)と、該アクチュエータモータ(AM)の駆動に応じて回動するカム部材(26F,26R)と、前記カム部材(26F,26R)の回動端部および前記水皿(20)の傾動端部を上下に繋ぐコイルばね(28F,28R)とを備え、
前記コイルばね(28F,28R)は、螺旋状の巻回部(61)より端側にフック(62)を備え、該フック(62)は、前記カム部材(26F,26R)または前記水皿(20)の外面から突出する保持部(85)の外周面に形成された溝部(89)に係合し、該保持部(85)のフランジ(88)で抜け止めされており、
前記コイルばね(28F,28R)を形成する素線(S)のうち前記フック(62)を形成する部分は、前記巻回部(61)に連なる一端部(Sa)と他端部(Sb)とが前記巻回部(61)側において前記保持部(85)の溝部(89)の外側で交差するよう延在し、当該他端部(Sb)から外方に向けて操作対象部(63A)が延出するように設けられると共に、
前記操作対象部(63A)は、途中位置で前記巻回部(61)側に折り曲がるよう形成されており、
前記コイルばね(28F,28R)に設けられた前記操作対象部(63A)を前記巻回部(61)側に押圧することで、前記フック(62)における前記保持部(85)が係合する開口の寸法が拡大するように当該フック(62)が変形すると共に、当該フック(62)の変形に伴って当該操作対象部(63A)が巻回部(61)に接触し得るよう構成されている
ことを特徴とする自動製氷機。 - 筐体(12)の内部に、下向きに開口する凹板状の製氷室(16)と、前記製氷室(16)の下方に配置された水皿(20)と、前記水皿(20)をその一端側を軸として上下に傾動させる水皿傾動機構(50)とを備えた自動製氷機において、
前記水皿傾動機構(50)は、アクチュエータモータ(AM)と、該アクチュエータモータ(AM)の駆動に応じて回動するカム部材(26F,26R)と、前記カム部材(26F,26R)の回動端部および前記水皿(20)の傾動端部を上下に繋ぐコイルばね(28F,28R)とを備え、
前記コイルばね(28F,28R)は、螺旋状の巻回部(61)より端側にフック(62)を備え、該フック(62)は、前記カム部材(26F,26R)または前記水皿(20)の外面から突出する保持部(85)の外周面に形成された溝部(89)に係合し、該保持部(85)のフランジ(88)で抜け止めされており、
前記コイルばね(28F,28R)を形成する素線(S)のうち前記フック(62)を形成する部分は、前記巻回部(61)に連なる一端部(Sa)から他端部(Sb)までが前記保持部(85)の周囲を1周分を越える長さで延在し、当該他端部(Sb)から外方に向けて操作対象部(63A)が延出するように設けられ、
前記コイルばね(28F,28R)は、前記水皿(20)の荷重を受けている状態で前記フック(62)が前記保持部(85)の前記溝部(89)に係合しており、この状態で、前記素線(S)のうち前記フック(62)を形成する部分の前記他端部(Sb)が、前記溝部(89)の外側で前記一端部(Sa)と交差し、当該交差部分と、前記他端部(Sb)から延出する前記操作対象部(63A)とが、前記溝部(89)の外側に位置するように構成されており、
前記コイルばね(28F,28R)に設けられた前記操作対象部(63A)を前記巻回部(61)側に押圧することで、前記フック(62)における前記保持部(85)が係合する開口の寸法が拡大するように当該フック(62)が変形する
ことを特徴とする自動製氷機。 - 筐体(12)の内部に、下向きに開口する凹板状の製氷室(16)と、前記製氷室(16)の下方に配置された水皿(20)と、前記水皿(20)をその一端側を軸として上下に傾動させる水皿傾動機構(50)とを備えた自動製氷機において、
前記水皿傾動機構(50)は、アクチュエータモータ(AM)と、該アクチュエータモータ(AM)の駆動に応じて回動するカム部材(26F,26R)と、前記カム部材(26F,26R)の回動端部および前記水皿(20)の傾動端部を上下に繋ぐコイルばね(28F,28R)とを備え、
前記コイルばね(28F,28R)は、螺旋状の巻回部(61)より端側にフック(62)を備え、該フック(62)は、前記カム部材(26F,26R)または前記水皿(20)の外面から突出する保持部(85)の外周面に形成された溝部(89)に係合し、該保持部(85)のフランジ(88)で抜け止めされており、
前記コイルばね(28F,28R)に設けられた操作対象部(63)に所定方向の力が加えられることで、前記フック(62)における前記保持部(85)が係合する開口の寸法が拡大するように当該フック(62)が変形するよう構成されると共に、
前記コイルばね(28)として、前面がフロントパネル(12a)で構成された前記筐体(12)の奥側に位置する前記水皿(20)の後側部分に下端部が保持される後コイルばね(28R)を備えると共に、前記カム部材(26)として、前記後コイルばね(28R)の上端部を保持する後カム部材(26R)を備え、
前記後カム部材(26R)は、前記後コイルばね(28R)の前側から後側に至るまで当該後カム部材(26R)の回動中心に沿って延在する円筒状の軸部(81)と、該軸部(81)の後端側から径方向に延出するアーム(82)とを有し、当該アーム(82)の延出端部に前記保持部(85)が前方に向けて突出するよう設けられて、当該保持部(85)の溝部(89)に係合した前記後コイルばね(28R)が前記アーム(82)の前面側に保持されることで、前記水皿(20)を傾動した際に当該後コイルばね(28R)がアーム(82)に接触しないよう構成されている
ことを特徴とする自動製氷機。 - 前記コイルばね(28F,28R)を形成する素線(S)のうち前記フック(62)を形成する部分は、前記巻回部(61)に連なる一端部(Sa)から他端部(Sb)までが前記保持部(85)の周囲を1周分を越える長さで延在し、当該他端部(Sb)から外方に向けて前記操作対象部(63A)が延出するように設けられ、該操作対象部(63A)を前記巻回部(61)側に押圧することで前記フック(62)の前記開口(62a)の寸法を拡大可能に構成されており、
前記コイルばね(28F,28R)は、前記水皿(20)の荷重を受けている状態で前記フック(62)が前記保持部(85)の前記溝部(89)に係合しており、この状態で、前記素線(S)のうち前記フック(62)を形成する部分の前記他端部(Sb)が、前記溝部(89)の外側で前記一端部(Sa)と交差し、当該交差部分と、前記他端部(Sb)から延出する前記操作対象部(63A)とが、前記溝部(89)の外側に位置するように構成されている請求項3記載の自動製氷機。 - 前記フック(62)は、前記コイルばね(28)の延在方向に沿って長い楕円形に形成されている請求項1~4の何れか一項に記載の自動製氷機。
- 前記操作対象部(63A)の延出端部が、前記素線(S)の折り返し部(65)により形成されている請求項1~5の何れか一項に記載の自動製氷機。
- 前記操作対象部(63A)は、途中位置で前記巻回部(61)側に折り曲がっている請求項2~6の何れか一項に記載の自動製氷機。
- 前記操作対象部(63A)は、前記溝部(89)から外れた位置で前記保持部(85)の外周面に対向している請求項1~7の何れか一項に記載の自動製氷機。
Priority Applications (1)
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| JP2020151268A JP7545837B2 (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 自動製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2020151268A JP7545837B2 (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 自動製氷機 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022045596A JP2022045596A (ja) | 2022-03-22 |
| JP7545837B2 true JP7545837B2 (ja) | 2024-09-05 |
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Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010159652A (ja) | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Yanmar Co Ltd | 燃料噴射ポンプ |
| JP2017116178A (ja) | 2015-12-24 | 2017-06-29 | ホシザキ株式会社 | 製氷機 |
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-
2020
- 2020-09-09 JP JP2020151268A patent/JP7545837B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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