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JP7553014B2 - オンライン試験支援装置およびプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、オンライン試験を支援する技術に関する。
近年、教育のICT(Information and Communication Technology)化が進み、オンライン教育が浸透し始めている。特に、2020年は、感染症拡大防止のため外出自粛要請が出され、現実的な手段としてオンライン教育が広まった。これを機に、オンライン教育が新たな社会基盤を成すものと期待される。
オンライン教育では、生徒や学生が自宅でパーソナルコンピュータやタブレット端末などのコンピュータを用いて学習することがある。また、授業を自宅で受けることに限らず、試験を自宅で受けることもある。つまり、学校側から提供される試験コンテンツをコンピュータに展開して、試験コンテンツに含まれる問題を解いて、解答を返信する形態で校内テストや模擬テストが行われる。
特表2001-510593号公報
しかし、オンラインによる試験(以下、「オンライン試験」という)では、どのようにして不正を防止するかが問題となる。学校の教室で行う普通の試験のように、それぞれの生徒や学生(受験者)を先生(監督者)が直接監督することはできない。
特許文献1には、「遠隔試験ステーションにおいて実施され、遠隔的に監督される安全な試験の運営を制御するためのシステム」が開示されている。この例で、ビデオカメラによって受験者を撮影して、映像を不正防止に利用する。具体的には、受験者の映像を、身体的特徴を示すデータとして用いた本人認証を行っている。これにより、すり替え受験を防止している。これ以外の不正に関しては、映像を記録し、監督者が閲覧できるようにして、監督を補助するようにしているにすぎない。したがって、特許文献1では、カンニングなどの不正を防止するための監督者への負荷が大きいという問題がある。特に、通信環境において一人で多くの受験者を監督する労力は、教室で直接監督する場合と異なり、多大であるし、見逃しも生じやすいという問題がある。これは、受験者が不正を起こしやすいという問題につながる。
本発明は、上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、オンライン試験における不正行為を抑止する技術、を提供することにある。
本発明のある態様におけるオンライン試験支援装置は、ネットワークを介して、受験者端末および監督者端末と通信可能なオンライン試験支援装置であって、受験者端末から、試験中の受験者映像と音声を継続して受信する映像・音声受信部と、受験者映像と音声に基づいて、受験における所持禁止物、不正行為、不審行為又は第三者を検出する監視部と、所持禁止物、不正行為、不審行為又は第三者を検出した場合に、警戒のための通知を監督者端末へ送信する警戒通知部と、を有する。
本発明によれば、オンライン試験における不正行為を抑止することができる。これにより、適正かつ円滑にオンライン試験を行えるようになる。
オンライン試験システムのネットワーク構成図である。 試験コンテンツ画面の一例を示す画面図である。 図3(A)は、監督用画面の一例を示す画面図である。図3(B)は、受験者拡大画面の一例を示す画面図である。 オンライン試験サーバの機能ブロック図である。 受験者マスタのデータ構造図である。 オンライン試験のシーケンス図である。 オンライン試験のシーケンス図である。 オンライン試験サーバにおける監督者支援に関する処理過程を示すフローチャートである。 オンライン試験サーバにおける監督者支援に関する処理過程を示すフローチャートである。
[実施形態]
図1は、オンライン試験システムのネットワーク構成図である。
オンライン試験システムでは、たとえば学校や学習塾などの試験を在宅で受験できるようにする。受験者である生徒や学生は、自宅のノート型パーソナルコンピュータやタブレット端末のようなコンピュータを用いて受験する。あるいは、自習ブースのような共用の環境で備え付けのパーソナルコンピュータを用いて受験してもよい。以下では、受験者が使用するコンピュータを、受験者端末100という。図1では、4人の受験者が、それぞれ受験者端末100a~d(以下、まとめて言うときや特に区別しないときには「受験者端末100」と総称する)を使用する様子を示している。クラス単位で実施される試験の場合には、そのクラスの生徒や学生がそれぞれ同様に受験者端末100を使用する。
受験者端末100は、インターネットを介してオンライン試験サーバ200に接続することができる。受験者端末100には、オンライン試験サーバ200から配信された試験問題が表示され、受験者は、試験問題を解き、受験者端末100を操作して解答を入力する。
また、オンライン試験システムでは、試験中の様子を映像および音声で捉えて、監督者が各受験者を監督できるようにする。教室や試験会場に受験者が集合して行う通常の試験では、監督官がその場に立ち会って受験者を監督する。しかし、在宅で受験する場合には、監督者が各自宅に立ち会うことはできないので、リモートで監督者が各受験者を監督する。監督者は、たとえば学校の教師や学習塾の講師などである。
受験者を撮影できるように、受験者端末100として、たとえばWEBカメラを内蔵しているノート型パーソナルコンピュータが用いられる。ノート型パーソナルコンピュータは、周囲の音を入力するマイクも備える。
受験者を映した映像と周囲の音声が、受験者端末100からオンライン試験サーバ200へ送られる。オンライン試験サーバ200は、この映像と音声を中継して監督者端末300へ送る。監督者が使用する監督者端末300は、ノート型パーソナルコンピュータやタブレット端末のようなコンピュータである。ここでは、受験者端末100と同様に、監督者端末300としてWEBカメラを内蔵しているノート型パーソナルコンピュータが用いられるものとする。監督者は、監督者端末300に表示される各受験者を映した映像と、監督者端末300のスピーカから出力される試験中の音声によって、カンニングのような不正行為や不正のおそれがある不審行為がなされていないかなどをチェックする。
オンライン試験サーバ200は、AI(人工知能)機能によって監督を支援する処理も行う。具体的には、各受験者を映した映像および試験中の音声を認識して、不正行為や不正のおそれがある不審行為などを自動的に検出する。オンライン試験サーバ200において、ある受験者の不正行為や不審行為などを検出した場合には、その受験者の映像を大きく表示した画面と、その受験者の音声を監督者端末300へ送るようにする。これにより、監督者は、その受験者の監督に注力し、正しい判断を行える。このように、AI機能によって自動的に監視されていても、受験者は、監視官に監視されているような印象を持つ。したがって、受験者に自制する心理が働き、カンニングのような不正が自ずと抑止されるようになる。
図2は、試験コンテンツ画面110の一例を示す画面図である。
オンライン試験サーバ200から各受験者端末100へ配信される試験コンテンツには、試験問題112のイメージデータと、解答欄114の構造化データとが含まれる。
受験者端末100はブラウザを備えている。受験者端末100のブラウザは、WEBページである試験コンテンツ画面110を表示する。試験コンテンツ画面110の左側には、試験問題112が表示される。試験問題112は、複数の問から構成されている。試験コンテンツ画面110の右側には、構造化データに基づいて、各問の選択肢に対応するボタンが配列された解答欄114が表示される。
受験者は、左側に表示された各問を読んで解く。この図では、1~4の答え候補の中から、正しいと思うものを選択する選択式の問題例を示している。受験生が、問1について選択肢の「3」番が正解であると思った場合には、解答欄114における問1に対応する「3」のボックスをクリックする。すると、ボックスにチェックマークが表示され、内部的に問1に対する選択番号「3」が保持される。他の問題についても、同様である。
試験が終了すると、内部的に保持されている解答、つまり各問に対する選択番号が、オンライン試験サーバ200へ送信される。この処理が、通常の試験における解答用紙の提出に相当する。
オンライン試験サーバ200は、試験中の各受験者の行動をチェックする。ノート型パーソナルコンピュータに内蔵されているWEBカメラは、ユーザの方に向けて設置されている。つまり、WEBカメラは、試験に臨んでいる受験者の様子を映し出す。WEBカメラによって撮影された受験者の映像は、オンライン試験サーバ200へ随時送られる。映像は、動画あるいは周期的な静止画である。
ここでは、「無断離席」、「書籍閲覧」、「スマートフォン閲覧」および「第三者の助言」の4種のカンニングに着目する。
「無断離席」について説明する。監督者に断って許可を得てから受験者が離席することは、問題ない。そのため、オンライン試験システムでは、許可を得るために呼び掛けることができる。受験者が監督者へ呼び掛ける処理については、後述する。受験者が離席すれば、監督者の目が届かないところへ行って何かを読んだり、誰かと話したりできるので、不正に解答や解法を得る可能性がある。よって、具体的に試験に関する情報を得たという確証が無くても、不正行為として扱う。具体的には、映像から受験者の姿が消えた場合に、「無断離席」と判定される。つまり、画像解析によって映像に写りこんでいる人物を受験者として検出し、それまで検出されていた受験者が検出されなくなれば、「無断離席」と判定される。
「書籍閲覧」について説明する。書籍とは、たとえば教科書や参考書などである。試験の狙いの一つは、教科書の知識習得を確認することであるので、教科書を見ないで自らの知識によって答えることが前提となる。これに反して知識習得しているかのように偽る行為はカンニングに該当する。具体的には、映像に書籍が含まれ、受験者の視線が書籍に向いている場合に、「書籍閲覧」と判定する。つまり、画像解析によって映像に写りこんでいる書籍を検出し、さらに受験者の視線方向を検出し、その視線が書籍の位置を向いていれば、「書籍閲覧」と判定される。なお、試験中に受験者が書籍を所持することも禁止する。つまり、受験者周囲の映像に書籍が写っている場合には、警戒対象となる。
「スマートフォン閲覧」について説明する。スマートフォンは任意のデータを保存したり、外部の情報にアクセスしたりできる。よって、試験で問われている知識をスマートフォンで取得することは容易に行えるので、スマートフォンを見ること自体をカンニングとみなす。具体的には、画像解析によって映像に写りこんでいるスマートフォンを検出し、さらに受験者の視線方向を検出し、その視線がスマートフォンに向いている場合に、「スマートフォン閲覧」と判定する。また、試験中にスマートフォンを所持することも禁止する。受験者周囲の映像にスマートフォンが写っている場合には、警戒対象となる。
「第三者の助言」について説明する。第三者とは、受験者と監督者以外の者を指し、たとえば家族、友人や家庭教師などが想定される。他の人の知識を得て答えると、本人の知識を確認していることにならない。よって、第三者から知識やヒントを得ることは、カンニングに相当する。具体的には、音声認識によって、マイクに入力された音声を認識し、受験者以外の者の声が検出され、その言葉に試験問題や解答に関連する内容(たとえば「重力」や「1番」など)が含まれる場合に、「第三者の助言」と判定される。
これらの不正行為以外にも、所定物品の所持を禁止する。たとえば、「書籍」および「スマートフォン」の所持を禁止する。所定物品は、画像認識によって検出される。さらに、「第三者」の同席を禁止する。第三者も、画像認識によって検出される。受験者と顔の特徴が異なる人物、受験者と体形の特徴が異なる人物および受験者と着ている服装の特徴が異なる人物は、第三者と判定される。
また、不正行為が疑われる不審行為も検出する。たとえば、音声認識によって紙をめくる音を検出した場合には、書籍のページをめくっている可能性があるので不審行為と判定する。画像認識によって受験者の視線が受験者端末100の画面を外れ左右に往復する動きを検出した場合には、文を読んでいる可能性があるので不審行為と判定する。また画像認識によって受験者の視線が受験者端末100の画面を外れ所定時間以上同じ場所に留まっていると判定した場合には、スマートフォンやメモなどを見ている可能性があるので不審行為と判定する。
ノート型パソコンの横方向や裏方向は、内蔵のWEBカメラによって撮影されない。したがって、ノート型パソコンの横や裏に置かれている書籍などは検出できない。そこで、受験者の瞳の反射像を解析してノート型パソコンの横方向や裏方向にある物品や人物を検出してもよい。具体的には、受験者の瞳の映像から反射像を抽出し、その反射像に対して画像認識を行う。受験者の瞳の反射像から、「書籍」や「スマートフォン」が検出されれば、禁止物の所持に該当する。また、「書籍閲覧」や「スマート閲覧」の不正行為にも該当する。受験者の瞳の反射像から第三者が検出された場合も、警戒の対象となる。
上述のように、所持禁止物、不正行為、不審行為または第三者が検出された場合には、監督者に警戒を促す通知が、監督者端末300へ送られる。監督者端末300は、警戒の内容を音声や表示によって出力する。たとえば、「1番の受験者で、所持禁止物のスマートフォンが検出されました。警戒してください。」というメッセージの通知が送られ、監督者端末300は、このメッセージを音声出力し、あるいは画面に表示する。また、警戒対象の受験者の映像と音声も、監督者端末300へ送られる。警戒対象の受験者映像は、監督者端末300において拡大表示される。この画面を、受験者拡大画面という。受験者拡大画面については、図3(B)に関連して後述する。受験者拡大画面では、所持禁止物などの検出元となった映像と音声を再生することができる。また、監督者と受験者が映像付きの通話と行うこともできる。
トイレの用や体調不良などの事情が生じた場合には、受験者が監督者に許可を得て離席することがある。また、受験者が、試験問題や解答欄について不明点を監督者に尋ねることもある。そのようなケースに対応するために、オンライン試験サーバ200は、受験者から監督官への呼び掛け行為も検出する。たとえば、音声認識によって「すみません」、「先生」あるいは「質問があります」など所定の言葉を認識した場合には、監督者へ呼び掛けられたと判定する。また、画像認識によって、受験者の手が上げられ、さらに受験者の視線が受験者端末100の方を向いていると判定し、なんらかの音声(たとえば、「あの」や「はい」などでもよい)を検出した場合に、監督者へ呼び掛けられたと判定する。
受験者から監督官への呼び掛け行為を検出した場合には、呼び掛けた受験者の映像と音声が、監督者端末300へ送られる。呼び掛けた受験者の映像は、監督者端末300で受験者拡大画面として拡大表示される。また、監督者と受験者が映像付きの通話を行うこともできる。
図3(A)は、監督用画面310の一例を示す画面図である。
監督者端末300はブラウザを備えている。監督者端末300のブラウザは、WEBページである監督用画面310を表示する。監督用画面310には各受験者の表示領域(以下、「受験者表示領域312」という)が設けられ、各受験者端末100から受信した映像がそれぞれの受験者表示領域312に展開される。この例では、4行×5列の受験者表示領域312が設けられている。つまり、20名の受験者が同時に試験を受けている。各受験者の音声も一斉に監督者端末300のスピーカから出力される。監督者は、この監督用画面310で、全員の様子を監視する。
図3(B)は、受験者拡大画面320の一例を示す画面図である。
たとえば、所持禁止物、不正行為、不審行為または第三者が検出され、ある受験者を警戒する状況になると、監督用画面310から受験者拡大画面320へ切り替わる。受験者拡大画面320には、拡大表示領域322が設けられており、警戒対象の受験者の受験者端末100から受信した映像が拡大表示される。
監督者が、所持禁止物などの検出元となった映像を確認したいと思った場合には、再生ボタン324をクリックする。すると、拡大表示領域322に検出元となった映像が拡大表示される。検出元となった映像は、オンライン試験サーバ200に記録されている。監督者が、問題ないと判断した場合には、閉じるボタン328をクリックして、受験者拡大画面320を閉じて監督用画面310に切り替える。
監督者が、受験者の話を聞きたい、あるいは受験者に注意したいと思った場合には、通話ボタン326をクリックする。すると、受験者と監督者が映像付きの通話を行うこともできる。通話を終えると、閉じるボタン328をクリックして、受験者拡大画面320を閉じて監督用画面310に切り替える。
また、ある受験者からの呼び掛けを検出した場合にも、監督用画面310から受験者拡大画面320へ切り替わる。拡大表示領域322には、呼び掛けた受験者の受験者端末100から受信した映像が拡大表示される。呼び掛けに応じる場合には、すぐに受験者と監督者の映像付き通話を開始する。したがって、再生ボタン324と通話ボタン326を省いてもよい。
図4は、オンライン試験サーバ200の機能ブロック図である。
オンライン試験サーバ200は、データ処理部210、通信部220およびデータ格納部280を含む。通信部220は、ネットワークを介した通信処理を担当する。データ格納部280は各種データを格納する。データ処理部210は、送信部230により取得されたデータおよびデータ格納部280に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部210は、通信部220およびデータ格納部280のインターフェースとしても機能する。
データ処理部210は、ログイン処理部212、監督用画面生成部214、監視部216、呼び掛け検出部217、受験者拡大画面生成部218および監督者画面生成部219を含む。
ログイン処理部212は、受験者および監督者を認証するためのログイン処理を実行する。監督用画面生成部214は、各受験者表示領域312に受験者の映像を割り当てた監督用画面310(図3(A))を生成する。監視部216は、各受験者端末100から受信した映像と音声に基づいて、受験者に対する監視処理を実行する。呼び掛け検出部217は、各受験者端末100から受信した映像と音声に基づいて、受験者から監督者への呼び掛けを検出する。受験者拡大画面生成部218は、受験者の映像を拡大表示する受験者拡大画面320(図3(B))を生成する。監督者画面生成部219は、監督者の映像を表示する画面を生成する。
通信部220は、データを送信する送信部230とデータを受信する受信部250を含む。
送信部230は、ログイン画面送信部232、撮影ガイド画面送信部234、待機画面送信部236、試験コンテンツ配信部238、通知送信部240、メッセージ送信部242、警戒通知部244、呼び掛け通知部245、監督用画面送信部246、受験者拡大画面送信部248および監督者画面送信部249を含む。
ログイン画面送信部232は、ログイン画面のデータを受験者端末100および監督者端末300へ送信する。撮影ガイド画面送信部234は、撮影ガイド画面のデータを受験者端末100へ送信する。待機画面送信部236は、待機画面のデータを受験者端末100へ送信する。試験コンテンツ配信部238は、試験コンテンツ(試験問題112のイメージデータと解答欄114の構造化データ)を各受験者端末100へ配信する。通知送信部240は、終了通知などの通知を受験者端末100へ送信する。メッセージ送信部242は、受験者を指導するメッセージを受験者端末100へ送信する。警戒通知部244は、所持禁止物などが検出された受験者の番号と検出内容とを含み監督者に警戒を促すメッセージの通知を監督者端末300へ送信する。呼び掛け通知部245は、呼び掛けた受験者の番号と呼び掛けを伝えるメッセージの通知を監督者端末300へ送信する。監督用画面送信部246は、監督用画面310(図3(A))のデータおよび受験者の音声を監督者端末300へ送信する。受験者拡大画面送信部248は、受験者拡大画面320(図3(B))のデータおよび受験者の音声を監督者端末300へ送信する。監督者画面送信部249は、監督者画面のデータおよび監督者の音声を受験者端末100へ送信する。
受信部250は、アクセス受付部252、アカウント受信部254、映像・音声受信部256、解答データ受信部258および要求受信部260を含む。
アクセス受付部252は、受験者端末100から受験者用のURLへのアクセスを受け付け、監督者端末300から監督者用のURLへのアクセスを受け付ける。アカウント受信部254は、受験者端末100から受験者のアカウント(ログインIDとパスワード)を受信し、監督者端末300から監督者のアカウント(ログインIDとパスワード)を受信する。映像・音声受信部256は、受験者端末100のカメラで撮影された受験者の映像とマイクに入力された音声を受信し、監督者端末300のカメラで撮影された受験者の映像とマイクに入力された音声を受信する。解答データ受信部258は、受験者端末100から解答データを受信する。要求受信部260は、監督者端末300から再生要求、通話要求および切り替え要求などの要求を受信する。
データ格納部280は、テスト情報記憶部282、受験者マスタ記憶部284、試験コンテンツ記憶部286、解答データ記憶部288および映像・音声記憶部290を含む。
テスト情報記憶部282は、イベントとしてのテストを管理する情報を記憶する。たとえば、「3年生の物理期末テスト」のようなテスト名、試験開始時間と試験終了時間、監督者のアカウント(ログインIDとパスワード)などが記憶されている。受験者マスタ記憶部284は、受験者マスタを記憶する。受験者マスタについては、図5に関連して後述する。試験コンテンツ記憶部286は、テスト毎の試験コンテンツ(試験問題112のイメージデータと解答欄114の構造化データ)を記憶する。解答データ記憶部288は、各受験者端末100から回収した解答データを、受験者に対応付けて記憶する。映像・音声記憶部290は、所持禁止物、第三者、不正行為または不審行為を検出した映像および音声を記憶する。
図5は、受験者マスタのデータ構造図である。
受験者マスタは、受験者毎のレコードを有する。レコードには、受験者番号、受験者の氏名、受験者のアカウント(ログインIDとパスワード)が格納されている。
図6は、オンライン試験のシーケンス図である。
オンライン試験を受ける受験者は、事前に通知されている受験者用のURLをブラウザに入力する。そして、受験者端末100のブラウザは、受験者用のURLへアクセスする(S10)。
オンライン試験サーバ200のアクセス受付部252が、受験者端末100から受験者用のURLへのアクセスを受け付けると、ログイン画面送信部232は、ログイン画面のデータを受験者端末100へ送信する(S12)。
受験者端末100がログイン画面のデータを受信すると、受験者端末100のブラウザは、ログイン画面を表示する(S14)。ログイン画面は、ログインIDとパスワードの入力領域を含んでいる。受験者は、事前に通知されているログインIDとパスワードを入力する。受験者端末100のブラウザは、ログインIDとパスワードの入力を受け付けて(S16)、入力されたログインIDとパスワード、つまりアカウントをオンライン試験サーバ200へ送信する(S18)。
オンライン試験サーバ200のアカウント受信部254が、ログインIDとパスワードを受信すると、ログイン処理部212は、受験者を認証するためのログイン処理を実行する(S20)。受信したログインIDとパスワードが、受験者マスタに登録されているログインIDとパスワードのいずれかの組と一致する場合には、受験者を特定して認証が成功する。反対に、いずれのログインIDとパスワードの組とも一致しない場合には、認証が失敗する。認証が失敗した場合には、以下の処理は行われない。認証が成功すると、撮影ガイド画面送信部234は、撮影ガイド画面のデータを受験者端末100へ送信する(S22)。
受験者端末100が撮影ガイド画面のデータを受信すると、受験者端末100のブラウザは、撮影ガイド画面を表示する(S24)。撮影ガイド画面には、撮影開始ボタンをクリックして、周囲を撮影するように促す内容が記載されている。周囲とは、たとえば、机の表面、机の下、机の周り、机の上方のことである。撮影開始ボタンがクリックされると(S26)、内蔵カメラが起動されて撮影が開始され、マイクに音声が入力される。受験者端末100のブラウザは、撮影を開始するとともに、撮影した映像と音声をオンライン試験サーバ200へ送信する(S28)。この撮影と映像・音声の送信は、試験が終了するまで継続される。受験者は、撮影ガイド画面の指示に従って、周囲を撮影し(S30)、撮影された映像はオンライン試験サーバ200へ送られる。
オンライン試験サーバ200の映像・音声受信部256は、受験者端末100から継続的に映像と音声を受信する。監視部216は、映像・音声に基づいて、禁止されている所持物がないか、第三者がいないかを試験前にチェックする(S32)。監視部216は、AI機能によって物品の認識、受験者の姿勢、受験者の視線、および人物の声や物音などを認識する。たとえば、教科書や参考書などの書籍、ノートやメモ、あるいはスマートフォンやタブレット端末などの所持禁止品が写っている場合には、不適正であると判定する。また、受験者以外の第三者が写っている場合や第三者の音声を認識した場合にも、不適正であると判定する。不適正となった場合には、監督者端末300へ警戒を通知して、受験者と監督者がオンラインで対話できるようにする。あるいは、メッセージ送信部242が、受験者端末100へ、所持禁止物を取り除くように指導するメッセージ、あるいは第三者の退場を指導するメッセージを送るようにしてもよい。
図7に示したシーケンスへ移る。
オンライン試験サーバ200の待機画面送信部236は、待機画面のデータを受験者端末100へ送信する(S34)。
受験者端末100が待機画面のデータを受信すると、受験者端末100のブラウザは、待機画面を表示する(S36)。待機画面には、試験開始の時刻までの待ち時間が示される。
試験開始の時刻になると、オンライン試験サーバ200の試験コンテンツ配信部238は、試験問題112のイメージデータと解答欄114の構造化データを含む試験コンテンツを各受験者の受験者端末100へ配信する(S38)。試験コンテンツには、ブラウザが画面全体を専有するようにOS(オペレーティングシステム)へ命令するプログラムが付加されている。
受験者端末100が試験コンテンツを受信すると、受験者端末100のブラウザは、試験コンテンツによって試験問題112のイメージと解答欄114を表示する(S40)。受験者端末100のブラウザは、さらに試験コンテンツに付加されているプログラムを実行して、ブラウザが画面全体を専有するようにOSへ命令する。これにより、ブラウザが画面全体に広がり、他のウインドウは表示されなくなる。したがって、受験者端末100を使った情報閲覧によるカンニングを防止することができる。
受験者端末100のブラウザは、解答欄114への解答入力を受け付ける(S42)。受け付けた解答は、ブラウザの内部データとして保持される。
試験が開始されると、オンライン試験サーバ200の監視部216は、受験者に対する監視処理を開始する(S44)。監視処理では、上述したように所持禁止物、不正行為、不審行為または第三者を検出する。
オンライン試験サーバ200の監視部216は、所持禁止物、第三者、不正行為または不審行為を検出した場合、検出元となった映像と音声を記録する。具体的には、所持禁止物などが写っている映像の所定時間(たとえば、5秒)前から所持禁止物などが写らなくなるまでの間の映像と音声を映像・音声記憶部290に記憶させる。
終了時刻に至ると、オンライン試験サーバ200の通知送信部240は、終了通知を各受験者端末100へ送信する(S46)。
受験者端末100が終了通知を受信すると、受験者端末100のブラウザは、解答データをオンライン試験サーバ200へ送信する(S48)。そして、受験者端末100のブラウザは、撮影と映像送信を終了して、全体処理を終える(S50)。なお、試験コンテンツには、終了通知を受信した場合に解答データをオンライン試験サーバ200へ送信するプログラムが付加されており、受験者端末100のブラウザは、このプログラムを実行する。
オンライン試験サーバ200の解答データ受信部258が解答データを受信すると、解答データ記憶部288に、受験者番号に対応付けて、受信した解答データを記憶する(S52)。そして、監視部216は、監視処理を終了する(S54)。
図8と図9は、オンライン試験サーバ200における監督者支援に関する処理過程を示すフローチャートである。
ログイン処理部212が監督者端末300から監督者用のURLへのアクセスを受け付けると、アクセス受付部252は、受験者の場合と同様に、監督者を認証するためのログイン処理を実行する(S60)。監督者の認証が失敗した場合には、以降の処理は行われない。
監督者の認証が成功すると、監督用画面生成部214は、監督用画面310を生成する。具体的には、受験者端末100から送られてくる各受験者の映像をその受験者に対応する受験者表示領域312に展開する。そして、監督用画面送信部246は、受験者端末100から送られてくる音声とともに、監督用画面310のデータを監督者端末300へ送信する(S62)。監督用画面310の生成と送信は、継続的に行われる。監督者端末300のブラウザには監督用画面310が表示され、スピーカから各受験者の音声が出力される。
監視部216は、試験前チェック(図6のS32)で所持禁止物または第三者を検出した場合、および試験中の監視処理(図7のS44)において、所持禁止物、第三者、不正行為または不審行為を検出した場合には(S64のY)、警戒通知部244は、検出された受験者の番号と検出内容とを含み監督者に警戒を促すメッセージの通知を監督者端末300へ送信する(S66)。たとえば、「1番の受験者で、所持禁止物のスマートフォンが検出されました。警戒してください。」というメッセージが送られ、監督者端末300に表示される。メッセージに受験者の氏名を加えてもよい。
さらに、受験者拡大画面生成部218は、警戒対象の受験者の映像を拡大表示する受験者拡大画面320を生成する。具体的には、受験者端末100から送られてくるその受験者の映像を拡大表示領域322に展開する。そして、受験者拡大画面送信部248は、同じ受験者端末100から送られてくる音声とともに、受験者拡大画面320のデータを監督者端末300へ送信する(S68)。受験者拡大画面320の生成と送信は、継続的に行われる。監督者端末300のブラウザには警戒対象の受験者の現在の様子を映した受験者拡大画面320が表示され、スピーカから警戒対象の受験者の現在の音声が出力される。受験者拡大画面320が送信されている間は、監督用画面310の生成と送信を中断してもよい。
要求受信部260が、受験者拡大画面320の再生ボタン324がクリックされた場合に送られる再生要求を受信すると(S70のY)、受験者拡大画面生成部218は、映像・音声記憶部290に記録されている検出元の映像と音声を再生させて、再生した映像を受験者拡大画面320の拡大領域に展開する。監督用画面送信部246は、再生した音声とともに、受験者拡大画面320を監督者端末300へ送信する(S72)。監督者端末300のブラウザには、検出元となった受験者映像が受験者拡大画面320に表示され、スピーカから検出元となった受験者の音声(周囲の音も含む)が出力される。これにより、監督者は、どのような状況であったかを把握できる。記録されている検出元の映像と音声の再生を終えると、現在の映像と音声の中継状態に戻る。
要求受信部260が、受験者拡大画面320の通話ボタン326がクリックされた場合に送られる通話要求を受信すると(S74のY)、映像・音声受信部256が監督者端末300から監督者の映像と音声を受信し、監督者画面生成部219は、監督者の映像を表示する監督者画面(不図示)を生成する。具体的には、監督者画面の監督者領域に監督者の映像を展開する。そして、監督者画面送信部249は、監督者端末300から送られてくる監督者の音声とともに、監督者画面のデータを受験者端末100へ送信する(S76)。監督者画面は、受験者端末100のブラウザによって表示され、監督者の音声は、受験者端末100のスピーカから出力される。これにより、警戒される受験者と監督者がお互いの映像を見ながら通話を行うことができる。これにより、監督者は、受験者に質問したり、指導したりすることができる。たとえば、「スマートフォンは、手の届かないところに仕舞ってください。」という指導を行う。
要求受信部260が、受験者拡大画面320の閉じるボタン328がクリックされた場合に送られる切り替え要求を受信すると(S78のY)、受験者拡大画面生成部218は、受験者拡大画面320の生成を終え、受験者拡大画面送信部248は、受験者拡大画面320のデータと音声の送信を終える。そして、S62に戻って再び監督用画面310の生成と送信を行う。このように処理することによって、監督者端末300ブラウザに表示されていた受験者拡大画面320が監督用画面310に切り替わる。
S64の説明に戻る。監視部216が所持禁止物などを検出しなかった場合には(S64のN)、図9のS80に移って、呼び掛け検出部217は、受験者からの呼び掛けを検出したか否かを判定する。
呼び掛け検出部217が受験者からの呼び掛けを検出すると(S80のY)、呼び掛け通知部245は、呼び掛けた受験者の番号と呼び掛けを伝えるメッセージの通知を監督者端末300へ送信する。(S81)。たとえば、「1番の受験者が、呼び掛けています。通話してください。」というメッセージが送られ、監督者端末300に表示される。メッセージに受験者の氏名を加えてもよい。
受験者拡大画面生成部218は、呼び掛けた受験者の映像を拡大表示する受験者拡大画面320を生成する。具体的には、受験者端末100から送られてくる呼び掛けた受験者の映像を拡大表示領域322に展開する。そして、受験者拡大画面送信部248は、同じ受験者端末100から送られてくる音声とともに、受験者拡大画面320のデータを監督者端末300へ送信する(S82)。受験者拡大画面320の生成と送信は、継続的に行われる。監督者端末300のブラウザには呼び掛けた受験者の現在の様子を映した受験者拡大画面320が表示され、スピーカから呼び掛けた受験者の音声が出力される。受験者拡大画面320が送信されている間は、監督用画面310の生成と送信を中断してもよい。
さらに、映像・音声受信部256が監督者端末300から監督者の映像と音声を受信し、監督者画面生成部219は、監督者の映像を表示する監督者画面(不図示)を生成する。具体的には、監督者画面の監督者領域に監督者の映像を展開する。そして、監督者画面送信部249は、監督者端末300から送られてくる監督者の音声とともに、監督者画面を受験者端末100へ送信する(S84)。監督者画面は、受験者端末100のブラウザによって表示され、監督者の音声は、受験者端末100のスピーカから出力される。これにより、呼び掛けた受験者と監督者がお互いの映像を見ながら通話を行うことができる。これにより、監督者は、たとえば「どうしましたか」と応答し、受験者と会話することができる。
要求受信部260が、受験者拡大画面320の閉じるボタン328がクリックされた場合に送られる切り替え要求を受信すると(S86のY)、受験者拡大画面生成部218は、受験者拡大画面320の生成を終え、受験者拡大画面送信部248は、受験者拡大画面320と音声の送信を終える。そして、S62に戻って再び監督用画面310の生成と送信を行う。このように処理することによって、監督者端末300ブラウザに表示されていた受験者拡大画面320が監督用画面310に切り替わる。
[変形例1]
オンライン試験サーバ200は、受験者端末100でブラウザ以外のアプリケーションが動作していないことを確認するようにしてもよい。また、オンライン試験サーバ200は、オンライン試験のためのブラウザ以外のブラウザが動作していないことを確認するようにしてもよい。さらに、オンライン試験サーバ200は、1つのブラウザで複数の閲覧が行われていないことを確認するようにしてもよい。いずれも、受験者による不正な参照行為を防ぐためである。
S22において、オンライン試験サーバ200の撮影ガイド画面送信部234は、受験者端末100のブラウザにおいて、受験者端末100のOSからプロセスリストを取得する命令と、取得したプロセスリストをオンライン試験サーバ200へ送信する命令を含むプログラムが付加された撮影ガイド画面のデータを受験者端末100へ送信する。
上述の撮影ガイド画面のデータを受信した受験者端末100のブラウザは、S24において、撮影ガイド画面を表示するとともに、上記プログラムを実行して、OSからプロセスリストを取得する。
プロセスリストは、受験者端末100で動作しているプロセスの名前を含む。また、プロセスがブラウザである場合には、現在のセッション数(=閲覧数)も含まれる。受験者端末100のブラウザは、取得したプロセスリストをオンライン試験サーバ200へ送信する。
オンライン試験サーバ200のプロセスリスト受信部(不図示)は、プロセスリストを受信する。
オンライン試験サーバ200のプロセス判定部(不図示)は、プロセスリストに2以上のブラウザのプロセスが含まれるか否かを判定する。プロセスリストに2以上のブラウザのプロセスが含まれると判定した場合に、警戒通知部244は、検出された受験者の番号と検出内容とを含み監督者に警戒を促すメッセージの通知を監督者端末300へ送信する。たとえば、「1番の受験者で、複数のブラウザが検出されました。警戒してください。」というメッセージが送られ、監督者端末300に表示される。メッセージに受験者の氏名を加えてもよい。あるいは、プロセスリストに2以上のブラウザのプロセスが含まれると判定した場合に、メッセージ送信部242が、受験者端末100に指導のメッセージ(たとえば、「オンライン試験のブラウザ以外のブラウザを閉じてください。」)を送るようにしてもよい。
オンライン試験サーバ200のプロセス判定部(不図示)は、プロセスリストに含まれるブラウザのプロセスが1つである場合に、そのブラウザにおける現在のセッション数(=閲覧数)が2以上であるか否かを判定する。ブラウザにおける現在のセッション数(=閲覧数)が2以上であると判定した場合に、警戒通知部244は、検出された受験者の番号と検出内容とを含み監督者に警戒を促すメッセージの通知を監督者端末300へ送信する。たとえば、「1番の受験者で、ブラウザで複数の閲覧が検出されました。警戒してください。」というメッセージが送られ、監督者端末300に表示される。メッセージに受験者の氏名を加えてもよい。あるいは、ブラウザにおける現在のセッション数(=閲覧数)が2以上であると判定した場合に、メッセージ送信部242が、受験者端末100に指導のメッセージ(たとえば、「オンライン試験以外の閲覧を止めてください。」)を送るようにしてもよい。
オンライン試験サーバ200のプロセス判定部(不図示)は、試験中の並行動作を禁止しているプログラム(以下、「禁止プログラム」という)のプロセスが、プロセスリストに含まれるか否かを判定する。オンライン試験サーバ200は、禁止プログラムのリストを記憶する禁止プログラムリスト記憶部(不図示)を有する。プロセスリストに禁止プログラムのプロセスが含まれると判定した場合に、警戒通知部244は、検出された受験者の番号と検出内容とを含み監督者に警戒を促すメッセージの通知を監督者端末300へ送信する。たとえば、「1番の受験者で、「〇〇〇〇」(禁止プログラムの名前)のプロセスが検出されました。警戒してください。」というメッセージが送られ、監督者端末300に表示される。メッセージに受験者の氏名を加えてもよい。あるいは、プロセスリストに禁止プログラムのプロセスが含まれると判定した場合に、メッセージ送信部242が、受験者端末100に指導のメッセージ(たとえば、「『〇〇〇〇』(禁止プログラムの名前)を停止ください。」)を送るようにしてもよい。オンライン試験サーバ200は、試験中の並行動作を許容しているプログラム(以下、「許容プログラム」という)のリストを記憶する許容プログラムリスト記憶部(不図示)を有してもよい。その場合、プロセス判定部(不図示)は、許容プログラム以外のプログラムを、禁止プログラムとしてもよい。
待機画面についても同様である。S34において、オンライン試験サーバ200の待機画面送信部236は、受験者端末100のブラウザにおいて、受験者端末100のOSからプロセスリストを取得する命令と、取得したプロセスリストをオンライン試験サーバ200へ送信する命令を含むプログラムが付加された待機画面のデータを受験者端末100へ送信する。
上述の待機画面のデータを受信した受験者端末100のブラウザは、S36において、待機画面を表示するとともに、上記プログラムを実行して、OSからプロセスリストを取得して、オンライン試験サーバ200へ送信する。以降の処理は、撮影ガイド画面の場合と同様である。
試験コンテンツについても同様である。S38において、オンライン試験サーバ200の試験コンテンツ配信部238は、受験者端末100のブラウザにおいて、受験者端末100のOSからプロセスリストを取得する命令と、取得したプロセスリストをオンライン試験サーバ200へ送信する命令を含むプログラムが付加された試験コンテンツを受験者端末100へ送信する。
上述の試験コンテンツを受信した受験者端末100のブラウザは、S40において、試験問題112のイメージと解答欄114を表示するとともに、上記プログラムを実行して、OSからプロセスリストを取得して、オンライン試験サーバ200へ送信する。以降の処理は、撮影ガイド画面の場合と同様である。
[変形例2]
受験者端末100の背面方向は死角になる。したがって、外付けのモニター(ディスプレイ)を受験者端末100の背面方向に置き、そのモニターを使って第三者に試験問題を見てもらってアドバイスを受けるような不正行為が考えられる。その対処として、複数のモニターを併用していないか確認して、不正行為を防ぐようにしてもよい。
オンライン試験サーバ200が、受験者端末100が使用するデバイスのリストを取得する命令と、取得したデバイスリストをオンライン試験サーバ200へ送信する命令を含むプログラムが付加された撮影ガイド画面のデータを受験者端末100へ送信する。
オンライン試験サーバ200は、受験者端末100からデバイスリストを受信し、デバイスリストに2以上のモニターが含まれると判定した場合に、「1番の受験者で2つのモニターが検出されました。警戒してください。」のようなメッセージを監督者端末300へ送信する。あるいは、受験者端末100に「外付けのモニターを外してください」のようなメッセージを送るようにしてもよい。さらに、待機画面と試験コンテンツにおいて、同様に処理してもよい。
[変形例3]
監督用画面(図3(A))において各受験者の解答進捗状況を表示するようにしてもよい。たとえば、問いの数が50個で、3個が解答されている場合には、「3/50」あるいは「6%」と表示する。通常よりも解答ペースが速い場合や逆に遅い場合は、何かの事情があるかもしれないので、その受験者を注視することで不正を発見できることも考えられる。また、解答ペースの早い受験者と遅い受験者を監督用画面で判別できるようにしてもよい。
S38において、オンライン試験サーバ200の試験コンテンツ配信部238は、受験者端末100のブラウザにおいて、解答欄で解答入力の操作を受け付けたときに、解答操作の内容を特定する情報として問い番号と選択肢番号をオンライン試験サーバ200へ送信する命令を含むプログラムが付加された試験コンテンツを受験者端末100へ送信する。
上述の試験コンテンツを受信した受験者端末100のブラウザは、S40において、試験問題112のイメージと解答欄114を表示するとともに、上記プログラムを実行する。そして、試験中に、受験者端末100のブラウザが、解答欄で解答入力を受け付けると、問い番号と選択肢番号を、オンライン試験サーバ200へ送信する。
オンライン試験サーバ200は、解答履歴データを記憶する解答履歴データ記憶部(不図示)を有する。解答履歴データは、受験者毎に、その受験者による解答操作の履歴を管理する。具体的には、解答履歴データでは、問い番号に対応付けて選択肢番号を記憶する。さらに、選択肢番号には、受験者が選択肢をチェックした時刻、つまり選択肢番号を受信した時刻が対応付けられる。また、前回の選択肢をチェックした後、その選択肢をチェックするまでに要した時間も記録される。この時間は、その問いに関する受験者の検討時間とみなされる。オンライン試験サーバ200の解答操作受信部(不図示)が、解答操作として問い番号と選択肢番号を受信すると、オンライン試験サーバ200の進捗管理部(不図示)が、解答履歴データに、受信した問い番号に対応づけて、受信した選択肢番号、受信時刻および検討時間を記録する。ユーザが選択肢を選び直した場合には、新たな選択肢番号、受信時刻および検討時間が、追加して記録される。複数の選択肢番号が記録されている場合には、最新の受信時刻に対応する選択肢番号が有効となる。
オンライン試験サーバ200の進捗管理部は、解答済みの問い数、つまり選択肢番号が記録されている問いの数をカウントする。そして、オンライン試験サーバ200は、監督用画面(図3(A))における受験者の表示領域の下に解答進捗状況を示す。たとえば、「3/50」のような分数形式あるいは「6%」のような百分率形式で表示する。監督者画面送信部249は、各受験者に対して解答進捗状況が付された監督用画面を監督者端末300へ送信する。
また、オンライン試験サーバ200の進捗管理部は、解答ペースの指標を求める。解答ペースの指標は、「標準所要時間/受験者の検討時間」で求められる。早いペースで解いている場合には、解答ペースの指標は大きな値となり、遅いペースで解いている場合には、解答ペースの指標は小さい値となる。進捗管理部は、それまでに解答されたすべての問いを対象として、解答ペースの指標を求めてもよいし、個々の問いを対象として、解答ペースの指標を求めてもよい。解答されたすべての問いを対象とする場合には、解答ペースの指標は、「解答済みの問いの標準所要時間の合計/解答済みの問いの検討時間の合計」によって求められる。解答ペースの指標は、数字あるはレベル分けする色などで表示される。解答ペースの指標が1より大きい第1基準値(たとえば、1.2)を超える場合には、青色を割り当てる。解答ペースの指標が1より小さい第2基準値(たとえば、0.8)を下回る場合には、赤色を割り当てる。解答ペースの指標が第2基準値以上且つ第1基準値以下であれば、黒色を割り当てる。そして、監督用画面生成部214は、各受験者表示領域312を、その受験者の解答ペースの指標に対応する色の枠を付する。また、受験者拡大画面生成部218は、受験者拡大画面(図3(B))で拡大表示される受験者の映像に、その受験者の解答ペースの指標に対応する色の枠を付するようにしてもよい。
[変形例4]
監督用画面(図3(A))または受験者拡大画面(図3(B))において、受験者端末100の機器種類や動作環境を示すようにしてもよい。これらの情報を用いて、不正行為の判定材料(当該環境特有の動作とアンマッチな挙動があるなど)として活用する。
たとえば、監督用画面(図3(A))の各受験者の表示領域の下に、ユーザエージェント(ブラウザ名や機種名など)の表示領域を設けて、オンライン試験サーバ200が各受験者端末100から受験者用のURLへのアクセスを受け付けたときに、受験者端末100から取得したユーザーエージェントを表示してもよい。
また、受験者拡大画面(図3(B))に、ユーザエージェント(ブラウザ名や機種名など)の表示領域が設けて、オンライン試験サーバ200が各受験者端末100から受験者用のURLへのアクセスを受け付けたときに、受験者端末100から取得したユーザーエージェントを表示してもよい。
[変形例5]
試験運営上の不備や不正の確認など、止むを得ない理由で受験を中断したと監督者が判断した場合に、その受験者の試験時間を延長できるようにしてもよい。
受験者拡大画面(図3(B))に、延長時間の入力領域と、延長確定ボタンを設ける。たとえば、監督者が3時0分に終了する試験時間を特定の受験者に限って延長する場合に、その受験者を映している受験者拡大画面(図3(B))において、延長時間(たとえば、5分)を入力して、延長確定ボタンをクリックする。これにより、この受験者の試験終了時刻は、3時0分から3時5分に変更される。
受験者拡大画面のデータには、監督者端末300において、延長時間の入力と延長確定ボタンのタッチを受け付けると、入力されている延長時間を送信する命令を含むプログラムが付加されている。監督者端末300のブラウザは、受験者拡大画面を表示するとともに、受験者拡大画面のデータに付加されているプログラムを実行して、延長時間の入力と延長確定ボタンのクリックを受け付けた場合に、入力されている延長時間をオンライン試験サーバ200へ送信する。
オンライン試験サーバ200の延長時間受信部(不図示)が、監督者端末300から延長時間を受信すると、受信した延長時間を延長時間テーブルに登録する。延長時間テーブルは、受験者拡大画面に表示されている受験者の番号に対応づけて延長時間を記憶する。
S46の処理で、オンライン試験サーバ200の終了時刻判定部(不図示)は、受験者毎に、標準の試験終了時刻に延長時間を加えて個別の試験終了時刻を求めて、試験を終了するタイミングを判定する。受験者毎に試験を終了するタイミングに至ったと判定されると、オンライン試験サーバ200の通知送信部240は、終了通知をその受験者の受験者端末100へ送信する。なお、延長時間のデフォルトは、0である。
別の方式として、標準の試験時間を超えても暫定的に試験を続行させ、標準の試験時間を超えてから入力された解答の有効/無効を採点者側が判断するようにしてもよい。
[その他の変形例]
資格試験や研修の終了試験などに本実施形態や変形例を適用してもよい。
図1に関連して、インターネット以外のネットワークを用いてもよい。たとえば、LAN(Local Area Network)を用いてもよい。
内蔵のWebカメラに代えて外付けのWebカメラを用いてもよい。あるいは、スマートフォンなど他の機器のカメラを用いてもよい。その場合には、オンライン試験サーバ200において、受験者端末100とスマートフォンを対応付けておき、スマートフォンから受信する映像を、対応する受験者端末100の映像として用いる。監視カメラが設置されている自習ブースなどを利用する場合には、監視カメラの映像を使用するようにしてもよい。また、内蔵のWebカメラ、外付けのWebカメラ、他の機器のカメラおよび監視カメラの映像を適宜組み合わせて併用してもよい。外付けのWebカメラや他の機器のカメラの場合は、任意の向きに設定できるので、受験者端末100の横や裏側を撮影し、内蔵のWebカメラでは監視し難い領域を監視するようにしてもよい。なお、受験者がWebカメラを用意できない場合に、学校や塾が受験者に外付けのWebカメラを貸し出すようにしてもよい。
図2に関連して、選択式の問題に代えて記述式の問題に本実施形態や変形例を適用してもよい。
図3(A)に関連して、監督用画面310において受験者表示領域312がクリックされた場合に、クリックされた受験者表示領域312の受験者を拡大表示する受験者拡大画面320(図3(B))に切り替わるようにしてもよい。
図3(B)に関連して、受験者と監督者の通話において、受験者端末100に監督者の映像を表示せず、監督者の音声のみを出力してもよい。
図6に関連して、試験開始時間が決まっていない場合には、S32の試験前チェックの後すぐに試験を開始してもよい。
本番の試験を行う前に、動作確認のための予備試験を実施するようにしてもよい。
図7に関連して、試験コンテンツにブラウザが画面全体を専有するようにOS(オペレーティングシステム)へ命令するプログラムが付加されている例を示したが、撮影ガイド画面または待機画面にブラウザが画面全体を専有するようにOS(オペレーティングシステム)へ命令するプログラムを付加してもよい。つまり、試験が開始される前に、ブラウザが画面全体を専有するようにOS(オペレーティングシステム)へ命令するプログラムを送って、ブラウザに実行させるようにすればよい。
オンライン試験サーバ200から受験者端末100へ終了通知を送る方法に代えて、受験者端末100のブラウザで試験終了を判断するようにしてもよい。その場合には、試験コンテンツに、受験者端末100で試験終了時刻に至ったことを判定して、試験を終了させて、解答データをオンライン試験サーバ200へ送信するプログラムを付加してもよい。そして、受験者端末100のブラウザがこのプログラムを実行してもよい。
オンライン試験サーバ200は、採点機能を有するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
100 受験者端末、110 試験コンテンツ画面、112 試験問題、114 解答欄、200 オンライン試験サーバ、210 データ処理部、212 ログイン処理部、214 監督用画面生成部、216 監視部、217 呼び掛け検出部、218 受験者拡大画面生成部、219 監督者画面生成部、220 通信部、230 送信部、232 ログイン画面送信部、234 撮影ガイド画面送信部、236 待機画面送信部、238 試験コンテンツ配信部、240 通知送信部、242 メッセージ送信部、244 警戒通知部、245 呼び掛け通知部、246 監督用画面送信部、248 受験者拡大画面送信部、249 監督者画面送信部、250 受信部、252 アクセス受付部、254 アカウント受信部、256 映像・音声受信部、258 解答データ受信部、260 要求受信部、280 データ格納部、282 テスト情報記憶部、284 受験者マスタ記憶部、286 試験コンテンツ記憶部、288 解答データ記憶部、290 映像・音声記憶部、300 監督者端末、310 監督用画面、312 受験者表示領域、320 受験者拡大画面、322 拡大表示領域、324 再生ボタン、326 通話ボタン、328 閉じるボタン

Claims (2)

  1. ネットワークを介して、受験者端末および監督者端末と通信可能なオンライン試験支援装置であって、
    前記受験者端末から、試験中の受験者映像と音声を継続して受信する映像・音声受信部と、
    前記受験者映像と前記音声に基づいて、受験における所持禁止物、不正行為、不審行為又は第三者を検出する監視部と、
    前記所持禁止物、前記不正行為、前記不審行為又は前記第三者を検出した場合に、警戒のための通知を前記監督者端末へ送信する警戒通知部と、を有し、
    前記監視部は、前記試験中の前記受験者映像における受験者の瞳の反射像に基づいて、前記所持禁止物、前記不正行為、前記不審行為又は前記第三者を検出することを特徴とするオンライン試験支援装置。
  2. ネットワークを介して、受験者端末および監督者端末と通信可能なコンピュータに、
    前記受験者端末から、試験中の受験者映像と音声を継続して受信する機能と、
    前記受験者映像と前記音声に基づいて、受験における所持禁止物、不正行為、不審行為又は第三者を検出する監視機能と、
    前記所持禁止物、前記不正行為、前記不審行為又は前記第三者を検出した場合に、警戒のための通知を前記監督者端末へ送信する機能と、を発揮させ、
    前記監視機能において、前記試験中の前記受験者映像における受験者の瞳の反射像に基づいて、前記所持禁止物、前記不正行為、前記不審行為又は前記第三者を検出することを特徴とするプログラム。
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