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JP7555848B2 - バレーキー配布システム - Google Patents
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Description

本発明は、バレーキー配布システムに関する。
北米などでは、レストランやホテル、ショッピングモール等において、バレーパーキングシステムというサービスがある。このシステムでは、当該施設の係の人(以下、バレーパーキング員という)に車両を預けて駐車場に駐車してもらい、帰るときには車両を出口などまで持ってきてもらう、というサービスである。このようなシステムにおいては、車両のオーナーは、通常の車両キーとは別に、バレーキーという車両の限定的な機能しか使用できない鍵を、バレーパーキング員に渡し、車両の移動を行ってもらっている。
ところで、昨今、携帯端末を車両キーとして使用できるようにするシステムが開発されている。したがって、バレーパーキングシステムにおいても、携帯端末を利用したバレーキーの受け渡しを行うようになる。このような場合、車両のオーナーの携帯端末をそのまま受け渡すわけにはいかないので、当然、バレーパーキング員の携帯端末にバレーキーを受け渡す技術が必要となる。
新たな携帯端末を車両キーとして使用するためには、車両への登録が必要である。このような要求により、複数の携帯端末を車両キーとして登録可能な携帯端末登録システムが提案されている。この携帯端末登録システムでは、新たな携帯端末を追加登録する場合、車両の近辺で、追加登録携帯端末と、登録済み携帯端末と、を用意し、追加登録携帯端末から登録済み携帯端末を経由して、車両にアクセスして追加登録携帯端末の登録作業を行うことにより、携帯端末の追加登録時に不正登録を生じ難くするようにしている(特許文献1参照)。
特開2015-154283号公報
しかしながら、バレーパーキングシステムの場合、バレーキーの受け渡し場所は、車両の付近で行われるとは限らず、キー登録のためにわざわざ車両まで、車両のオーナーが出向かなければならなくなってしまう。
また、物理的なバレーキーの場合、所持している場合しか車両を動かすことはできないし、キー情報を不正利用される際にはキー自体が破壊されるため、不正を発見することができるが、デジタルキーの場合、配布した後にキー情報が盗まれても把握することができない。
さらに、バレーキーの受け渡し時や、車両の使用時に、認証のためオンラインでサーバ等にアクセスするようにしてしまうと、地下駐車場等のオンライン環境が整っていない場所での受け渡しや利用ができなくなってしまう。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、オフライン環境でも、利便性、セキュリティ性を兼ね備えたバレーキー配布システムを提供することを課題とする。
本発明に係るバレーキー配布システムは、車両と、該車両の使用管理者が利用するオーナー端末と、前記車両を仮使用する仮使用者が利用するゲスト端末と、の間で、前記車両のキー情報を配布するバレーキー配布システムにおいて、
前記車両は、車両側オーナー専用キーと、車両側配布用キーと、車両側変数値と、車両側ワンタイムパスと、を記憶する車両側記憶部と、前記車両の走行制御および情報処理を行う車両側制御部と、を備え、
前記オーナー端末は、前記使用管理者の操作指示を入力するオーナー端末入力部と、端末側オーナー専用キーと、端末側配布用キーと、端末側変数値と、端末側ワンタイムパスと、を記憶するオーナー側記憶部と、前記オーナー端末における情報処理を行うオーナー側制御部と、を備え、
前記ゲスト端末は、前記仮使用者の操作指示を入力するゲスト端末入力部と、受信した前記端末側配布用キーと、前記端末側ワンタイムパスと、を記憶するゲスト側記憶部と、前記ゲスト端末における情報処理を行うゲスト側制御部と、を備え、
前記オーナー端末入力部は、前記端末側オーナー専用キーの送信指示を入力し、前記オーナー側制御部は、前記端末側オーナー専用キーの送信指示が入力された場合、前記オーナー側記憶部に記憶された前記端末側オーナー専用キーを前記車両に送信し、前記車両側制御部は、前記オーナー端末から前記端末側オーナー専用キーを受信すると、前記車両側記憶部に記憶された前記車両側オーナー専用キーと、受信した前記端末側オーナー専用キーと、の照合を行い、認証された場合、前記車両の通常使用の許可を行うとともに、前記車両側変数値を前記オーナー端末に送信し、前記車両側変数値に基づいて前記車両側ワンタイムパスを生成して、前記車両側記憶部に記憶させ、前記オーナー側制御部は、前記車両から前記車両側変数値を受信した場合、前記端末側変数値を、受信した前記車両側変数値に書き換えて、前記オーナー側記憶部に記憶させ、さらに、書き換えた前記端末側変数値に基づいて、前記車両における前記車両側ワンタイムパスの生成方法と同様の方法で前記端末側ワンタイムパスを生成して、前記オーナー側記憶部に記憶させ、また、前記オーナー側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを、前記ゲスト端末に送信すると、前記端末側変数値を更新し、前記ゲスト側制御部は、前記オーナー端末から前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信した場合、前記ゲスト側記憶部に記憶させ、前記ゲスト端末入力部は、前記端末側配布用キーの送信指示を入力し、前記ゲスト側制御部は、前記端末側配布用キーの送信指示が入力された場合、前記ゲスト側記憶部に記憶された前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを前記車両に送信し、前記車両側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信すると、前記車両側記憶部に記憶されている前記車両側配布用キーおよび前記車両側ワンタイムパスと照合し、認証された場合に、前記車両の一部の機能のみを有効とする限定使用の許可のみを行うとともに、前記車両側変数値を更新し、更新した前記車両側変数値に基づいて前記車両側ワンタイムパスを生成し、前記車両側記憶部に記憶させる、ことを特徴とする。
また、バレーキー配布システムは、前記車両側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信し、前記車両側記憶部に記憶されている前記車両側配布用キーおよび前記車両側ワンタイムパスと照合した際に、認証されなかった場合、前記車両の使用を許可せず、前記オーナー端末に対して、不正アクセスの通知を行う、ようにしてもよい。
さらに、バレーキー配布システムは、前記車両は、不正アクセスに対する発報を行う発報部と、を備え、前記車両側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信し、前記車両側記憶部に記憶されている前記車両側配布用キーおよび前記車両側ワンタイムパスと照合した際に、認証されなかった場合、前記発報部に対して、警報を出力させる、ようにしてもよい。
本発明によれば、オフライン環境でも、利便性、セキュリティ性を兼ね備えたバレーキー配布システムを提供することができる。
本発明の実施の形態におけるバレーキー配布システムの構成を示す概略図である。 本実施の形態におけるバレーキー配布制御処理を示すフローチャートである。 バレーキー配布制御処理におけるキー配布用準備処理を示すフローチャートである。 バレーキー配布制御処理におけるバレーキー端末配布処理を示すフローチャートである。 バレーキー配布制御処理におけるバレーキー使用時処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるバレーキー配布システムの構成を示す概略図である。
(バレーキー配布システム1の構成)
図1に示すように、バレーキー配布システム1は、車両100と、車両100のオーナーが利用するオーナー端末200と、バレーパーキング員が利用するゲスト端末300と、を備えている。そして、バレーキー配布システム1は、車両100と、オーナー端末200と、ゲスト端末300と、の間で、車両100のキー情報を配布するものである。
なお、ここでいうオーナーとは、車両100の所有者に限らず、車両100を現に使用している人、車両100の使用管理者、すなわち、車両100を当該施設に乗ってきた人等のことを言う。また、バレーパーキング員とは、車両100をオーナーから預かり、所定の駐車場に駐車させたり、駐車されている車両100をオーナーのところまで届けるため、車両100を仮使用する者(仮使用者)である。
また、本実施の形態のバレーキー配布システム1では、車両100とオーナー端末200、オーナー端末200とゲスト端末300、ゲスト端末300と車両100との間で行われる全ての送受信は、通信距離が数から数10cm程度の近距離無線通信、または、通信距離が数m程度の狭域無線通信で行うことができ、インターネット環境やホストサーバ等を必要とせずに、全ての処理を行うことができる。
(車両100)
車両100は、ECU101と、発報部150と、を備え、ECU101は、車両側記憶部120と、車両側制御部130と、を有している。
(車両側記憶部120)
車両側記憶部120は、例えば、CPUにより実行される制御プログラム、データテーブル、各コマンドやデータ等の記憶を行うROM(Read Only Memory)、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性のメモリからなるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等からなる。
また、車両側記憶部120は、車両側オーナー専用キーと、車両側配布用キーと、車両側変数値と、車両側ワンタイムパスと、を記憶するものである。
(車両側制御部130)
車両側制御部130は、例えば、CPUからなる。
また、車両側制御部130は、車両100の走行制御、ドアの開閉制御、情報処理などを行うものである。
例えば、車両側制御部130は、オーナー端末200から端末側オーナー専用キーを受信すると、車両側記憶部120に記憶された車両側オーナー専用キーと、受信した端末側オーナー専用キーと、の照合を行い、認証された場合、車両100の通常使用の許可を行う。また、車両側制御部130は、上記認証が行われた場合、車両側変数値をオーナー端末200に送信し、車両側変数値に基づいて車両側ワンタイムパスを生成して、車両側記憶部120に記憶させる。
さらに、車両側制御部130は、端末側配布用キーおよび端末側ワンタイムパスを受信すると、車両側記憶部120に記憶されている車両側配布用キーおよび車両側ワンタイムパスと照合し、認証された場合に、車両100の一部の機能のみを有効とする限定使用の許可のみを行う。また、車両側制御部130は、上記認証が行われた場合、車両側変数値を更新し、更新した車両側変数値に基づいて車両側ワンタイムパスを生成して、車両側記憶部120に記憶させる。
また、車両側制御部130は、端末側配布用キーおよび端末側ワンタイムパスを受信し、車両側記憶部120に記憶されている車両側配布用キーおよび車両側ワンタイムパスと照合した際に、認証されなかった場合、車両100の使用を許可せず、オーナー端末200に対して、不正アクセスの通知などを行う。
なお、通常使用の許可とは、エンジン制御や、ドアの施解錠など、車両100の機能の全てを使用可能とするものである。また、限定使用の許可とは、上記のように、車両100の一部の機能のみを有効とし、使用可能とするものであり、例えば、運転席のドアのみの施解錠(トランクルームやグローブボックスの解錠はできない)や、走行距離の限定、所定範囲内での走行のみを可能とするなど、使用可能な機能が限定されての使用が許可されるものである。
(発報部150)
発報部150は、例えば、スピーカ、ライト等からなる。
また、発報部150は、車両100に対する不正アクセス等、車両100が不正使用されそうになった時に、音や光等で警報を出力させるものである。例えば、発報部150は、車両側制御部130により、受信した端末側配布用キーおよび端末側ワンタイムパスと、車両側記憶部120に記憶されている車両側配布用キーおよび車両側ワンタイムパスと照合した際に、認証されなかった場合、不正アクセスに対する発報を行い、警報を出力するものである。
(オーナー端末200)
オーナー端末200は、例えば、高機能携帯電話であり、オーナー端末入力部210と、オーナー側記憶部220と、オーナー側制御部230と、を有している。
(オーナー端末入力部210)
オーナー端末入力部210は、操作キー入力部であり、キーボードや、タッチパネル等であってもよい。
オーナー端末入力部210は、オーナーの操作指示を入力するものである。例えば、オーナー端末入力部210は、車両100の使用時や、後述するキー配布用準備処理において、端末側オーナー専用キーの送信指示を入力する。
(オーナー側記憶部220)
オーナー側記憶部220は、例えば、ROM、RAM、EEPROM等からなる。
また、オーナー側記憶部220は、端末側オーナー専用キーと、端末側配布用キーと、端末側変数値と、端末側ワンタイムパスと、を記憶するものである。
(オーナー側制御部230)
オーナー側制御部230は、例えば、CPUからなる。
また、オーナー側制御部230は、オーナー端末200における情報処理などを行うものである。
例えば、オーナー側制御部230は、端末側オーナー専用キーの送信指示が入力された場合、オーナー側記憶部220に記憶された端末側オーナー専用キーを、車両100に送信させる処理を行う。
また、オーナー側制御部230は、端末側配布用キーおよび端末側ワンタイムパスを、ゲスト端末300に送信した場合、端末側変数値を更新する。
(ゲスト端末300)
ゲスト端末300は、オーナー端末200と同様に、例えば、高機能携帯電話である。また、ゲスト端末300は、ゲスト端末入力部310と、ゲスト側記憶部320と、ゲスト側制御部330と、を有している。
(ゲスト端末入力部310)
ゲスト端末入力部310は、操作キー入力部であり、キーボードや、タッチパネル等であってもよい。
ゲスト端末入力部310は、バレーパーキング員の操作指示を入力するものである。
例えば、ゲスト端末入力部310は、端末側配布用キーの送信指示を入力する。
(ゲスト側記憶部320)
ゲスト側記憶部320は、例えば、ROM、RAM、EEPROM等からなる。
また、ゲスト側記憶部320は、オーナー端末200から受信した端末側配布用キーと、端末側ワンタイムパスと、を記憶するものである。
(ゲスト側制御部330)
ゲスト側制御部330は、例えば、CPUからなる。
また、ゲスト側制御部330は、ゲスト端末300における情報処理などを行うものである。
例えば、ゲスト側制御部330は、オーナー端末200から端末側配布用キーおよび端末側ワンタイムパスを受信した場合、ゲスト側記憶部320に記憶させる。
また、ゲスト側制御部330は、端末側配布用キーの送信指示が入力された場合、ゲスト側記憶部320に記憶された端末側配布用キーおよび端末側ワンタイムパスを、車両100に送信させる。
(バレーキー配布制御処理)
以下、バレーキー配布システム1におけるバレーキー配布制御処理について、説明する。
図2は、バレーキー配布システム1におけるバレーキー配布制御処理を示すフローチャートである。また、図3は、バレーキー配布制御処理におけるキー配布用準備処理を示すフローチャートである。さらに、図4は、バレーキー配布制御処理におけるバレーキー認証配布処理を示すフローチャートである。さらに、図5は、バレーキー配布制御処理におけるバレーキー使用時処理を示すフローチャートである。
図2に示すように、バレーキー配布制御処理は、キー配布用準備処理(ステップS100)と、バレーキー端末配布処理(ステップS200)と、バレーキー使用時処理(ステップS300)と、を有している。
キー配布用準備処理(ステップS100)は、バレーキー配布制御処理を行うための準備処理であり、車両100とオーナー端末200とで、配布用キー(車両側配布用キーと端末側配布用キー)と、変数値(車両側変数値と端末側変数値)を、同期させる処理である。なお、キー配布用準備処理(ステップS100)の詳細については、後述する。
バレーキー端末配布処理(ステップS200)は、オーナーがバレーパーキング員にバレーキーを配布する処理を行うものであり、オーナー端末200からゲスト端末300に端末側配布用キーの受け渡しを行う処理である。なお、バレーキー端末配布処理(ステップS200)の詳細については、後述する。
バレーキー使用時処理(ステップS300)は、バレーパーキング員が端末側配布用キー(バレーキー)を用いて、車両100を利用する際に実行する処理であり、端末側配布用キーの認証処理を行って、車両100の限定使用を許可する(あるいは、不許可する)ための処理である。なお、バレーキー使用時処理(ステップS300)の詳細については、後述する。
なお、バレーキー使用時処理(ステップS300)を終了後は、バレーキー端末配布処理(ステップS200)に戻り、繰り返し、処理を行うことができる。
(キー配布用準備処理)
以下、キー配布用準備処理について、説明する。
上記のように、キー配布用準備処理は、車両100とオーナー端末200とで、配布用キー(車両側配布用キーと端末側配布用キー)と、変数値(車両側変数値と端末側変数値)を、同期させる処理である
図3に示すように、まず、キー配布用準備処理では、オーナー端末200において、配布用キー登録指示を入力させる(ステップS111)。ここでは、オーナーに、オーナー端末入力部210から配布用キー登録指示を入力させる。
次いで、オーナー側制御部230は、配布用キー登録指示により、オーナー側記憶部220からキー情報を読み出し、読み出したキー情報を車両100に送信させる(ステップS112)。
ここで送信させるキー情報とは、端末側オーナー専用キー(説明を容易にするため、仮に○○とする、以下同様)である。なお、後述するように、車両100から車両側配布用キー(△△)および車両側変数値(5528)を受信し、オーナー端末200側で端末側配布用キーおよび端末側変数値と同期させるようにしているが、この端末側オーナー専用キー(○○)の送信と合わせて、端末側配布用キー(△△)および端末側変数値(5528)を送信して、車両100側で、端末側配布用キー(△△)および端末側変数値(5528)と、車両側配布用キーおよび車両側変数値と、を同期させるようにしてもよい。また、端末側オーナー専用キー(○○)とともに、端末側配布用キー(△△)、または、端末側変数値(5528)の一方のみを車両100に送信させるようにしてもよい。
車両100では、オーナー端末200から送信されたキー情報(端末側オーナー専用キー(○○):端末側配布用キー(△△)および端末側変数値(5528)を含めてもよい)を受信する(ステップS113)。
車両側制御部130は、オーナー端末200からキー情報(端末側オーナー専用キー(○○))を受信すると、受信した端末側オーナー専用キー(○○)と、車両側記憶部120に記憶されている車両側オーナー専用キー(○○)とを照合し、認証処理を行う(ステップS114)。
なお、上記のように、端末側配布用キー(△△)および端末側変数値(5528)の双方、あるいは、端末側配布用キー(△△)または端末側変数値(5528)の一方も受信した場合、受信した端末側配布用キー(△△)、端末側変数値(5528)を、車両側記憶部120に車両側配布用キー(△△)、車両側変数値(5528)として記憶させ、同期させる。
また、車両側制御部130は、受信した端末側オーナー専用キー(○○)が認証された場合、車両側変数値(5528)に基づいて、車両側ワンタイムパス(AAA)を生成する(ステップS115)。なお、この車両側ワンタイムパス(AAA)は、車両側変数値(5528)を使用した所定の演算式により生成するものである。
次いで、車両側制御部130は、上記認証が行われた場合には、配布用キーおよび変数値を同期させるため、車両側配布用キー(△△)および車両側変数値(5528)を、オーナー端末200に送信する(ステップS116)。また、車両側制御部130は、上記照合により、認証できなかった場合には、非認証であった通知を行う。
なお、車両側制御部130は、オーナー端末200から端末側配布用キー(△△)および端末側変数値(5528)を受信している場合には、認証結果の通知のみを行う。また、車両側制御部130は、オーナー端末200から端末側配布用キー(△△)または端末側変数値(5528)のいずれか一方を受信している場合には、受信していない方に対応する車両側配布用キー(△△)または車両側変数値(5528)を、オーナー端末200に送信する。
オーナー端末200では、車両100から送信された車両側配布用キー(△△)および車両側変数値(5528)、または、認証結果を受信する(ステップS117)。そして、オーナー側制御部230は、受信した車両側配布用キー(△△)および車両側変数値(5528)を、端末側配布用キー(△△)および端末側変数値(5528)として、オーナー側記憶部220に記憶させる。
ここで、送信した端末側オーナー専用キー(○○)が、車両100において認証されれば、バレーキーとなる端末側配布用キー(△△)をバレーパーキング員に配布することが可能となる。また、車両100とオーナー端末200とで、配布用キー(車両側配布用キーと端末側配布用キー)と、変数値(車両側変数値と端末側変数値)と、が同期された状態となる。
一方、送信した端末側オーナー専用キーが、車両100において認証されていなければ、端末側配布用キーがバレーキーとして使用できないこととなる。
(バレーキー端末配布処理)
次に、バレーキー端末配布処理について、説明する。
上記のように、バレーキー端末配布処理は、オーナーがバレーパーキング員にバレーキー(端末側配布用キー)を配布するための処理である。
図4に示すように、まず、バレーキー端末配布処理では、オーナー端末200において、バレーキー送信指示を入力させる(ステップS211)。ここでは、オーナーに、オーナー端末入力部210からバレーキー(端末側配布用キー)のゲスト端末300への送信指示を入力させる。
なお、このバレーキー送信指示を入力に代えて、ゲスト端末300から、バレーキーの送信要求を受信することとしてもよい。この場合、バレーパーキング員が、ゲスト端末300のゲスト端末入力部310からバレーキー(端末側配布用キー)の送信要求を入力し、ゲスト端末300からオーナー端末200にバレーキーの送信要求を送信することにより、バレーキー端末配布処理が実行されることとなる。
次いで、オーナー側制御部230は、バレーキー送信指示が入力されると、オーナー側記憶部220に記憶されている端末側変数値(5528)に基づいて、端末側ワンタイムパス(AAA)の生成処理を行う(ステップS212)。この端末側ワンタイムパスの生成処理では、車両側変数値を用いて、車両100において車両側ワンタイムパスの生成処理を行った生成方法と同様の方法、すなわち、同じアルゴリズム、演算処理によって、端末側ワンタイムパスの生成を行う。
オーナー側制御部230は、端末側ワンタイムパス(AAA)の生成が完了すると、端末側変数値(5528)をインクリメント(+1)する(ステップS213)。なお、端末側ワンタイムパスの生成完了時における、端末側変数値の更新は、インクリメント(+1)に限らず、所定の演算処理により更新するようにしてもよい。ただし、この端末側変数値の更新処理は、後述する車両側変数値の更新処理と同じ演算を行うこととする。
また、オーナー側制御部230は、更新した端末側変数値(5529)と、上記生成した端末側ワンタイムパス(AAA)と、をオーナー側記憶部220に記憶させる。
次いで、オーナー側制御部230は、オーナー側記憶部220から端末側配布用キー(△△)を読み出し、読み出した端末側配布用キー(△△)と、上記端末側ワンタイムパス(AAA)と、をゲスト端末300に送信させる(ステップS214)。
ゲスト端末300では、オーナー端末200から送信された、端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)と、を受信する(ステップS215)。
ゲスト側制御部330は、オーナー端末200から端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)を受信すると、ゲスト側記憶部320に記憶させる(ステップS216)。
以上の処理により、ゲスト端末300は、端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)と、を獲得することができる。
(バレーキー使用時処理)
次に、バレーキー使用時処理について、説明する。
上記のように、バレーキー使用時処理は、バレーパーキング員が端末側配布用キー(バレーキー)を用いて、車両100を利用する際に実行する処理であり、端末側配布用キーの認証処理を行って、車両100の限定使用を許可する(あるいは、不許可する)ための処理である。
図5に示すように、まず、バレーキー使用時処理では、ゲスト端末300において、バレーキー送信指示を入力させる(ステップS311)。ここでは、バレーパーキング員が車両100を使用するため、ゲスト端末入力部310からバレーキー(端末側配布用キー)の車両100への送信指示を入力させる。
次に、ゲスト側制御部330は、バレーキー送信指示が入力されると、ゲスト側記憶部320に記憶されている端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)と、を読み出す(ステップS312)。
次いで、ゲスト側制御部330は、読み出した端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)と、を車両100に送信させる(ステップS313)。
車両100では、ゲスト端末300から送信された、端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)と、を受信する(ステップS314)。
車両側制御部130は、ゲスト端末300から端末側配布用キー(△△)と、端末側ワンタイムパス(AAA)と、を受信すると、受信した端末側配布用キー(△△)および端末側ワンタイムパス(AAA)と、車両側記憶部120に記憶されている車両側配布用キー(△△)および車両側ワンタイムパス(AAA)と、を照合し、認証処理を行う(ステップS315)。
ここで、受信した端末側配布用キー(△△)および端末側ワンタイムパス(AAA)と、車両側配布用キー(△△)および車両側ワンタイムパス(AAA)と、が認証された場合、車両100の限定使用を許可する(ステップS316)。
なお、車両100の限定使用とは、解錠可能なドアが限定されたり、走行時の機能などが限定された状態での使用が可能な状態である。
バレーパーキング員は、上記認証が行われることにより、車両100の限定使用が可能となる。
また、車両側制御部130は、上記認証が行われると、車両側変数値(5528)をインクリメント(+1)する(ステップS317)。なお、車両側変数値の更新は、インクリメント(+1)に限らず、所定の演算処理により更新するようにしてもよい。ただし、上記のように、この車両側変数値の更新処理は、前述した端末側変数値の更新処理と同じ演算を行うこととする。
次いで、車両側制御部130は、更新した車両側変数値(5529)に基づいて、車両側ワンタイムパス(BBB)の生成処理を行う(ステップS318)。この車両側ワンタイムパスの生成処理は、キー配布用準備処理で行った車両側ワンタイムパスの生成処理と同じ(車両側変数値のみが変更されている)処理である。
そして、車両側制御部130は、更新した車両側変数値(5529)、および、生成した車両側ワンタイムパス(BBB)を、車両側記憶部120に記憶させる。
したがって、本実施の形態のバレーキー配布システム1によれば、バレーパーキング員に対して、端末側配布用キーを用いて、車両100の1回目の限定使用は可能となるが、2回目以降は、端末側ワンタイムパスと、車両側ワンタイムパスと、が異なるので、限定使用さえも排除させることができる。
また、オーナーが車両100の再度の利用の許可(端末側配布用キー(△△)の使用を許可)する場合には、再度オーナー端末200からゲスト端末300に、(前述のステップS213において)更新された端末側変数値(5529)により、新たに生成された端末側ワンタイムパス(BBB)を配布するので、オーナーが許可した場合に限り、再度、一度のみの限定使用が可能となる。このように、オーナーは、バレーパーキング員に対して、2回目の使用に対しても、車両100の一度のみの限定使用を簡単に許可することができる。また、オーナーは、端末側配布用キー(△△)を配布しても、端末側ワンタイムパス(AAA→BBB→・・・)が毎回変わるので、車両100を許可なく使用されることを、防止できる。
一方、上記認証処理(ステップS315)により、受信した端末側配布用キー(△△)および端末側ワンタイムパス(AAA)と、車両側記憶部120に記憶されている車両側配布用キー(△△)および車両側ワンタイムパス(BBB)と、を照合し、認証がされなかった場合、車両側制御部130は、オーナー端末200に対して、通知処理を行う(ステップS321)。この通知処理では、車両側制御部130は、上記認証処理により、キーまたはパスが不整合であった場合、車両100に対して不当なアクセスがあったことを、オーナー端末200に通知する。
これにより、オーナーは、車両100に対して不当なアクセスがあったことを、認識することができる。
また、上記認証処理(ステップS315)により、上記認証がされなかった場合、車両側制御部130は、発報部150に対して、警告通知を出力する。
発報部150は、車両側制御部130から警告通知を入力すると、警告音の発音や、警告光の発光処理を行う。これにより、車両100から大きな音や、光を発出させることができるので、車両100を不正に利用しようとする者に、警告を与え、車両100の不正使用を防止することができる。
以上のように、本実施の形態のバレーキー配布システム1は、近距離無線通信や狭域無線通信において、バレーキー(となる端末側配布用キー)の受け渡しや、バレーキーの使用を行うことができ、また、簡単な操作でバレーパーキング員による2回目以降のバレーキーの使用を防止することができるので、オンライン環境が整っていなくても利用でき、利便性、セキュリティ性を兼ね備えたバレーキー配布システムを提供することができる。
なお、本実施の形態のバレーキー配布システム1は、車両100、オーナー端末200、ゲスト端末300のROM、RAM、EEPROM等に記憶されたプログラムが、各装置のRAM等に展開されて、各装置のCPU等によって実行される。
1 バレーキー配布システム、100 車両、101 ECU、120 車両側記憶部、130 車両側制御部、150 発報部、200 オーナー端末、210 オーナー端末入力部、220 オーナー側記憶部、230 オーナー側制御部、300 ゲスト端末、310 ゲスト端末入力部、320 ゲスト側記憶部、330 ゲスト側制御部

Claims (3)

  1. 車両と、該車両の使用管理者が利用するオーナー端末と、前記車両を仮使用する仮使用者が利用するゲスト端末と、の間で、前記車両のキー情報を配布するバレーキー配布システムにおいて、
    前記車両は、
    車両側オーナー専用キーと、車両側配布用キーと、車両側変数値と、車両側ワンタイムパスと、を記憶する車両側記憶部と、
    前記車両の走行制御および情報処理を行う車両側制御部と、
    を備え、
    前記オーナー端末は、
    前記使用管理者の操作指示を入力するオーナー端末入力部と、
    端末側オーナー専用キーと、端末側配布用キーと、端末側変数値と、端末側ワンタイムパスと、を記憶するオーナー側記憶部と、
    前記オーナー端末における情報処理を行うオーナー側制御部と、
    を備え、
    前記ゲスト端末は、
    前記仮使用者の操作指示を入力するゲスト端末入力部と、
    受信した前記端末側配布用キーと、前記端末側ワンタイムパスと、を記憶するゲスト側記憶部と、
    前記ゲスト端末における情報処理を行うゲスト側制御部と、
    を備え、
    前記オーナー端末入力部は、前記端末側オーナー専用キーの送信指示を入力し、
    前記オーナー側制御部は、前記端末側オーナー専用キーの送信指示が入力された場合、前記オーナー側記憶部に記憶された前記端末側オーナー専用キーを前記車両に送信し、
    前記車両側制御部は、前記オーナー端末から前記端末側オーナー専用キーを受信すると、前記車両側記憶部に記憶された前記車両側オーナー専用キーと、受信した前記端末側オーナー専用キーと、の照合を行い、認証された場合、前記車両の通常使用の許可を行うとともに、前記車両側変数値を前記オーナー端末に送信し、前記車両側変数値に基づいて前記車両側ワンタイムパスを生成して、前記車両側記憶部に記憶させ、
    前記オーナー側制御部は、前記車両から前記車両側変数値を受信した場合、前記端末側変数値を、受信した前記車両側変数値に書き換えて、前記オーナー側記憶部に記憶させ、さらに、書き換えた前記端末側変数値に基づいて、前記車両における前記車両側ワンタイムパスの生成方法と同様の方法で前記端末側ワンタイムパスを生成して、前記オーナー側記憶部に記憶させ、
    また、前記オーナー側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを、前記ゲスト端末に送信すると、前記端末側変数値を更新し、
    前記ゲスト側制御部は、前記オーナー端末から前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信した場合、前記ゲスト側記憶部に記憶させ、
    前記ゲスト端末入力部は、前記端末側配布用キーの送信指示を入力し、
    前記ゲスト側制御部は、前記端末側配布用キーの送信指示が入力された場合、前記ゲスト側記憶部に記憶された前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを前記車両に送信し、
    前記車両側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信すると、前記車両側記憶部に記憶されている前記車両側配布用キーおよび前記車両側ワンタイムパスと照合し、認証された場合に、前記車両の一部の機能のみを有効とする限定使用の許可のみを行うとともに、前記車両側変数値を更新し、更新した前記車両側変数値に基づいて前記車両側ワンタイムパスを生成し、前記車両側記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とするバレーキー配布システム。
  2. 前記車両側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信し、前記車両側記憶部に記憶されている前記車両側配布用キーおよび前記車両側ワンタイムパスと照合した際に、認証されなかった場合、前記車両の使用を許可せず、前記オーナー端末に対して、不正アクセスの通知を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のバレーキー配布システム。
  3. 前記車両は、不正アクセスに対する発報を行う発報部と、
    を備え、
    前記車両側制御部は、前記端末側配布用キーおよび前記端末側ワンタイムパスを受信し、前記車両側記憶部に記憶されている前記車両側配布用キーおよび前記車両側ワンタイムパスと照合した際に、認証されなかった場合、前記発報部に対して、警報を出力させる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバレーキー配布システム。
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