以下、本開示の実施形態について、図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
(複合機100)
本開示の情報機器について、複合機100を一例として説明する。図1は、本実施形態に係る複合機100の外観図である。図2は、複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示す複合機100は、コピー、プリント、イメージスキャン、ファクシミリ(ファックス又はFAXという場合もある)等の機能についての処理を実行可能な装置である。複合機100は、本体部150内に、図2に示すように、制御装置110と、読取部102と、画像形成部103と、通信部104と、を備えている。なお、複合機100は、情報機器の一例である。また、複合機100は、LAN(Local Area Network)回線等に接続されたオフィス内のパーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理機器との間でデータ通信を行ったり、電話回線等の公衆回線を通じて他のオフィスの通信機器との間でファクシミリ通信を行ったりすることが可能である。そのため、複合機100は、情報通信機器の一例でもある。すなわち、情報通信機器は、通信により音声や画像を送信する機能を備えている。本開示の情報機器には、携帯電話やファクシミリ等の電話回線機器の他、複合機100のように、複写機・プリンター・イメージスキャナ・ファクシミリ等の事務機器の機能を一つの筐体に収めた情報機器等が含まれる。
操作パネル120、ストレージデバイス113を含む制御装置110、読取部102、画像形成部103及び通信部104の各々は、バス109により相互に接続されている。以下、複合機100の各部について説明する。
(読取部102、画像形成部103及び通信部104)
読取部102は、原稿の画像を読み取る。具体的には、読取部102は、原稿の画像を光学的に読み取ってデジタル信号に変換することで、画像データを生成する。
画像形成部103は、用紙等の媒体に画像を形成する。具体的には、画像形成部103は、例えば、トナーを用紙上に静電的に付着させることによって画像を形成する電子写真方式によって、媒体に画像を形成する。なお、画像形成部103は、インクを用紙に吐出することによって画像を形成するインクジェット方式等の他の方式によって、媒体に画像を形成してもよい。
通信部104は、他のファクシミリ装置等の外部の装置と通信する。具体的には、通信部104は、有線又は無線の各種の通信回線を用いた通信により、外部の装置との間で各種データの送受信を行う。通信回線としては、例えば、インターネット、イントラネット、及び公衆電話回線等がある。
複合機100は、例えば、図1に示すように、本体部150の上部に原稿送り装置151を備えている。原稿送り装置151は、本体部150の上面に配置された原稿読み取り用のステージ(図示を省略)に原稿を送る。本体部150内には、読み取り用のステージと対向する位置に読取部102が配置されている。また、原稿送り装置151は跳ね上げ可能であり、原稿送り装置151を上方に跳ね上げることで、読み取り用のステージを露出させ、読み取り用のステージをいわゆるフラットベッドタイプとして用いることが可能である。これにより、原稿送り装置151を介さずに使用者が読み取り用のステージに原稿を直接セットすることができる。
本例の複合機100は、主要な4つの機能として、原稿を複写するコピー機能と、原稿を読み取るスキャン機能と、原稿を読み取った画像を画像データとして送信するファクシミリ機能と、用紙に画像をプリントするプリント機能とを備えている。複合機100において、スキャン機能についての処理が実行される場合は、読取部102によって原稿の画像が読み取られ、画像データが生成される。複合機100において、コピー機能についての処理が実行される場合は、画像形成部103は、読取部102によって生成された画像データに基づいて、原稿の画像を別の用紙にプリントする。画像がプリントされた用紙は、本体部150に設けられた用紙排出部152に排出される。また、複合機100において、ファクシミリ機能についての処理が実行される場合は、読取部102によって生成された画像データが通信部104に出力され、通信部104を介して宛先に送信される。また、複合機100において、プリント機能についての処理が実行される場合は、パーソナルコンピュータ等から入力された画像データに基づいて、画像形成部103が用紙に画像をプリントする。画像がプリントされた用紙は、用紙排出部152に排出される。
この他、本体部150の内部には、用紙がセットされる給紙部、用紙を画像形成部103及び用紙排出部152に搬送する用紙搬送機構等が設けられている。
(操作パネル120)
複合機100は、複合機100を使用者が操作するための操作パネル120を備えている。操作パネル120は、ユーザーインタフェースの一例である。ユーザーインタフェースとは、複合機100と使用者との間で情報のやり取り、具体的には、複合機100に対して使用者からの操作指示を入力したり、複合機100のステータス等の情報を使用者に表示したりするためのデバイスである。
本実施形態において、操作パネル120は、具体的には、図2及び図3に示すように、表示部121と、操作部122と、を有している。
表示部121は、操作画面、及び操作案内等の各種メッセージ等を表示する。操作部122は、使用者によって入力操作がなされる構成部である。表示部121は、例えば、液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。操作部122と表示部121とは両者が一体化されたタッチパネルディスプレイ123によって実現されている。操作部122は、抵抗膜方式及び静電容量方式等のタッチパネルであり、使用者のタッチ操作を検知する。タッチパネルディスプレイ123において、表示部121の操作画面が表示される領域と、操作部122のタッチ操作を検知可能な領域とが重なっている。これにより、表示部121に表示される操作画面を使用者がタッチ操作すると、操作部122は、操作画面に対してタッチ操作がされたことと、及び操作画面においてタッチ操作された位置とを検知し、検知信号を制御装置110に出力する。
使用者のタッチ操作としては、タップ、フリック、スライド及びドラッグ等の操作がある。タップ操作は、指で表示部121の画面に触れる操作である。フリック操作は、指を払うように表示部121の画面に触れる操作である。スライド操作は、指で表示部121の画面に触れた状態で、当該指を移動させる操作である。ドラッグ操作は、表示部121に表示されるアイコン等の画像を移動させるための操作である。ドラッグ操作は、表示部121に表示された画像を指で触れた後、画像に触れた指を移動させ、その後、画像から指を離す操作である。タッチパネルである操作部122は、操作画面内におけるこれらのタッチ操作に伴う指の移動軌跡を検知信号として出力する。なお、タッチ操作は、使用者の指による操作だけでなく、タッチペン等の道具を用いた操作であってもよい。操作者は、操作パネル120に表示される操作用画像(GUI;Graphical User Interface)を介して複合機100を操作することができる。また、複合機100は、複合機100の操作用アプリケーションがインストールされた外部機器(図示は省略)が備えるディスプレイに表示される操作画面を介して操作することも可能である。
さらに、操作パネル120は、図1に示すように、表示部121の画面の外側に配置された操作キー124を有している。操作キー124としては、複合機100の電源を投入するための電源キー、及び種々の実行を中止するキャンセルキー等がある。このように、本実施形態の操作パネル120は、操作部122を含むタッチパネルディスプレイ123以外に、機械的な操作部を有している。
表示部121は、例えば、図4に示すタスク項目選択画面200等の各種操作画面を表示可能である。本開示の「操作画面」は、複合機100の操作の用に供される画面であればよく、複合機100自体が備える操作用の操作画面だけでなく、複合機100を遠隔操作するための機器が備える画面も含む概念である。
(制御装置110)
制御装置110は、操作パネル120を含む複合機100の各部を制御する装置である。具体的には、制御装置110は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)111と、メモリ112と、ストレージデバイス113と、を有している。制御装置110は、ストレージデバイス113に格納されている情報に基づいて、複合機100を制御する。
ストレージデバイス113は、制御プログラム130を含む各種プログラムと、機能制御用データ131及びUI(User Interface)制御用データ132を含む各種データと、を格納する。制御プログラム130は、CPU111を含んで構成されるコンピュータを制御装置110として機能させるプログラムである。機能制御用データ131は、読取部102、画像形成部103、及び通信部104の制御に使用されるデータであり、各種設定情報、及び処理パラメータ等が含まれる。処理パラメータは、例えば、ゲイン補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正及びガンマ補正等の画像補正処理を実行する際に使用されるパラメータである。
各種設定情報には、読取部102、画像形成部103及び通信部104によって実現される、コピー機能、スキャン機能及びプリント機能等のそれぞれの処理条件を規定する設定情報が含まれる。設定情報は、例えば、コピー機能及びプリント機能であれば、用紙サイズ及びカラー設定(例えば白黒コピーかカラーコピーか)等の処理条件を規定する設定情報であり、スキャン機能であれば、読み取り解像度及びカラー設定(例えば白黒読み取りかカラー読み取りか)等の処理条件を規定する設定情報である。設定情報には、初期設定情報に加えて、使用者によって設定される使用者設定情報がある。また、各種設定情報には、使用者が過去に使用した使用者設定情報の履歴等も含まれる。
また、制御装置110において、複合機100が備える各種機能の設定を順序立てて行えるようにするため、機能制御用データ131の各種設定情報及びUI制御用データ132には、各種機能についての処理条件を設定するための設定項目が、機能毎に記憶されている。「設定項目」は、複合機100が備える各種機能についての処理条件の設定操作を行うための項目である。本例の複合機100は、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能及びプリント機能の複合機100の主要な4つの機能を備えており、これら4つの機能毎に処理条件を設定できるようになっている。処理条件を規定するための項目が設定項目である。例えば、機能として、コピー機能及びプリント機能が選択されている場合は、用紙サイズ及びカラーモード(例えば白黒コピーかカラーコピーか)等が処理条件として設定される設定項目である。
UI制御用データ132には、表示部121が表示する操作画面を構成する各種の画面データと、操作画面に表示する各種の設定項目等を定義した各種のテーブルデータと、が含まれる。ストレージデバイス113は、具体的には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等の記録装置により実現される。
メモリ112は、CPU111が各種プログラムを実行するための作業領域であり、CPU111が処理を実行する際に一時的に各種プログラム又は各種データを記録する。メモリ112は、記憶媒体として、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)等のいずれか1つ以上を備えている。CPU111は、ストレージデバイス113から制御プログラム130を含む各種プログラムをメモリ112に読み出し、メモリ112を作業領域としてプログラムを実行する。
制御装置110において、CPU111は制御プログラム130を実行することにより、複合機100を制御する各種の機能を実現する。以下、ハードウェア資源としてのCPU111とソフトウェア資源としての制御プログラム130の協働によって実現される機能構成について説明する。図3は、CPU111の機能構成を示すブロック図であり、主として、操作パネル120の制御を実現する機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御装置110において、CPU111は、制御プログラム130を実行することにより、UI制御部141と、機能制御部144として機能する。
機能制御部144は、UI制御部141から入力される操作指示に基づいて、機能制御用データを参照しながら、読取部102、画像形成部103及び通信部104を制御する。また、機能制御部144は、読取部102、画像形成部103及び通信部104における処理の実行結果及びステータス等をUI制御部141に出力する。
UI制御部141は、操作パネル120から入力される操作指示を受け付けて、受け付けた操作指示を機能制御部144に出力する。また、UI制御部141は、タッチパネルディスプレイ123を制御する。UI制御部141は、機能構成として、表示制御部142及び操作受付部143を有する。
操作受付部143は、タッチパネルディスプレイ123の操作部122が検知する使用者のタッチ操作を含む、操作パネル120から入力される使用者の操作による操作指示を受け付ける。
表示制御部142は、機能制御用データ131及びUI制御用データ132を参照して、各種操作画面を、タッチパネルディスプレイ123の表示部121に表示させる制御を行う。表示制御部142を備えた制御装置110は、本開示の技術に係る表示制御装置の一例である。
表示制御部142は、具体的には、操作受付部143が複合機100の電源を投入する操作を受け付けると、一例として、タスク項目選択画面200(図4参照)をトップ画面として表示部121に表示させる。図4に示すように、タスク項目選択画面200は、使用者が複合機100に対して実行させるタスク項目201等を選択操作するための画面である。ここで、タスクとは、複合機100の主要な機能について使用者が処理条件を設定した上で、複合機100に対して実行させる処理である。そして、この処理の内容を示す情報を含む項目をタスク項目201という。例えば、複合機100の主要な機能の1つであるコピー機能の場合は、用紙サイズ及びカラー設定等の処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、コピー機能のタスクであり、このタスクの内容を示す項目がタスク項目201である。スキャン機能の場合についても、同様に、読み取り解像度及びカラー設定等の処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、スキャン機能のタスクであり、このタスクの内容を示す項目がタスク項目201である。
このようにタスク及びその内容を示すタスク項目201は、機能の種類と処理条件とに応じて様々な種類がある。タスク項目選択画面200には、機能の種類及び処理条件が異なる複数のタスク項目201が表示される。タスク項目選択画面200は、複合機100に対して1つのタスクを実行させる際に、複数のタスク項目201の中から1つのタスク項目201を選択させるための選択画面である。本例において、タスク項目選択画面200には、操作履歴に対応する複数のタスク項目201がリスト状に表示されている。
また、タスク項目選択画面200には、タスク項目201が表示される部分に、アイコンウインドウ203が重畳して表示されている。タスク項目選択画面200において、アイコンウインドウ203は、一例として、表示位置を調整可能なフローティングウインドウの形態で表示される。アイコンウインドウ203は、タスク項目選択画面200の下端部に配置されている。アイコン202は、使用者が複合機100に対して実行させる機能を選択するための選択ボタンとして機能する。
図4では、アイコン202として、アイコン202A、202B、202C、及び202Dを例示している。これらは、複合機100の主要な4つの機能である、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能及びプリント機能に対応している。アイコン202Aは、コピー機能を選択するための選択ボタンであり、アイコン202Bは、スキャン機能を選択するための選択ボタンである。アイコン202Cは、ファクシミリ機能を選択するための選択ボタンであり、アイコン202Dは、プリント機能を選択するための選択ボタンである。なお、アイコン22としては、4つのアイコン202A、202B、202C、及び202D以外にも各種のアイコンがあり、例えば設定により表示可能である。以下において、アイコン202の種類を区別する必要が無い場合は、4つのアイコン202A、202B、202C、及び202Dを単にアイコン202と呼ぶ。
図5は、機能選択画面212を示す図である。機能選択画面212は、複合機100に実行させる各種機能を使用者に選択させる選択画面である。表示制御部142は、タスク項目選択画面200に対する予め定められた操作により、表示部121に表示する操作画面を、タスク項目選択画面200から機能選択画面212に移行させる。予め定められた操作は、例えば、タスク項目選択画面200の予め設定された領域に対するフリック操作である。機能選択画面212は、複合機100に実行させる各種機能に対応するアイコン202が配置される複数の区画213を有しており、使用者がアイコン202を選択操作するための画面である。図5では、区画213の枠231を破線で示しているが、実際に表示されるものではない。もちろん、枠231を表示してもよい。
なお、図4に示すタスク項目選択画面200においても、アイコンウインドウ203にアイコン202が表示されるが、アイコンウインドウ203に表示されるアイコン202は、機能選択画面212に表示されるアイコン202の一部である。上述したとおり、アイコンウインドウ203に表示されるアイコン202は、本例では複合機100の主要な4つの機能に対応しており、タスク項目選択画面200においては、アイコンウインドウ203を設けることで、主要な4つの機能に関しては、機能選択画面212に切り替えることなく、操作できるようになっている。
タスク項目選択画面200のアイコンウインドウ203又は機能選択画面212において、所望のアイコン202を操作すると、操作したアイコン202の機能に対応した設定項目選択画面300(図7参照)に遷移する。設定項目選択画面300においては、アイコン202によって選択された機能の処理条件を設定することができる。
図6は、タスク項目選択画面200のアイコンウインドウ203から、主要な4つの機能に対応するアイコン202を操作した場合に、表示される設定項目選択画面300を示す。図6においては、主要な4つの機能の4つのアイコン202のうち、コピー機能に対応するアイコン202A、スキャン機能に対応するアイコン202B、及びプリント機能に対応するアイコン202Dを操作した場合に表示される設定項目選択画面300A、300B、300Dを例示している。設定項目選択画面300のデータは、ストレージデバイス113の機能制御用データ131に含まれる。
なお、アイコン200と同様に、設定項目選択画面300についても、機能毎に区別が必要な場合は、符号300にアルファベットの「A」又は「B」等の細別を付すが、機能毎の区別が不要な場合は、アルファベットの細別符号を付さずに、単に設定項目選択画面300と呼ぶ。また、図6における設定項目選択画面300は、機能毎にどのような設定項目があるかを示すことを目的として模式的に示したものであり、実際の画面の表示形態は、コピー機能の設定項目選択画面300Aであれば、例えば、図8のように表示される。
コピー機能のアイコン202Aを操作した場合には、コピー機能の設定項目選択画面300Aが表示される。設定項目選択画面300Aにより、コピー機能の処理条件の設定が可能となる。コピー機能の処理条件の設定項目としては、コピー倍率を選択するための設定項目(図7において倍率設定ボタン61で示される)、用紙サイズを選択するための設定項目(図7において用紙設定ボタン62で示される)、白黒かカラーかといったカラーモードを選択するための設定項目(図7においてカラーモード設定ボタン63で示される)、両面印刷か片面印刷かを選択するための設定項目(図7において両面/片面設定ボタン64で示される)、及び、Nアップ機能(図において「まとめて1枚(Nアップ)」と示す)の設定項目(図7においてNアップ設定ボタン65で示される)等がある。Nアップ機能とは、複数枚(2枚、4枚、8枚)の原稿をまとめて1枚の用紙にコピーする機能であり、この機能を利用すると、選択した用紙に、2枚、4枚、8枚の原稿を縮小してコピーすることができる。
スキャン機能のアイコン202Bを操作した場合には、スキャン機能の設定項目選択画面300Bが表示される。設定項目選択画面300Bにより、スキャン機能の処理条件の設定が可能となる。スキャン機能の処理条件の設定項目としては、「読取解像度」を選択するための設定項目、カラーモードを選択するための「カラーモード」の設定項目、両面読取か片面読取かを選択するための「両面/片面選択」の設定項目、及び読取用の原稿の種類(文字であるか写真であるか)を選択するための「原稿の種類、文字/写真」の設定項目等がある。
プリント機能のアイコン202Dを操作した場合には、プリント機能の設定項目選択画面300Dが表示される。設定項目選択画面300Dにより、プリント機能の処理条件の設定が可能となる。プリント機能の処理条件の設定項目としては、カラーモードを選択するための「カラーモード」の設定項目、両面プリントか片面プリントかを選択するための「両面/片面選択」の設定項目、用紙サイズを選択するための「用紙選択」の設定項目、プリント倍率を選択するための「倍率選択」の設定項目、及び用紙に複数ページをプリントするか否かを設定するためのNアップ機能(図において「まとめて1枚(Nアップ)」と示す)の設定項目等がある。
各設定項目選択画面300で設定される設定項目は、階層的に構成されている。図6の各設定項目選択画面300において示した設定項目は、各機能についての第1階層の設定項目である。
図7において、コピー機能の設定項目選択画面300Aを例に、設定項目の階層構造について説明する。図7に示すように、コピー機能の設定項目選択画面300Aにおいては、第1階層の設定項目と、第1階層の設定項目の設定内容に関連し、かつ、第1階層の設定内容を細分化した第2階層の設定項目とが含まれており、設定項目は階層的に構成されている。そして、第1階層の設定項目が複数有り、第1階層の設定項目毎に、第2階層の設定項目も複数存在する。
図7の例で説明すると、コピー機能の第1階層の設定項目は、上述のとおり、「倍率選択」の設定項目、「用紙選択」の設定項目、「カラーモード」の設定項目、「両面/片面選択」の設定項目、Nアップ機能(図において「まとめて1枚(Nアップ)」と示す)の設定項目等がある。これらの第1階層の各設定項目は、第1階層設定項目表示領域6において、上下方向に配列されることにより、リスト状に表示される。
そして、コピー機能の第2階層の設定項目には、例えば、第1階層の「倍率選択」の設定項目に対しては、等倍の倍率である「100%」を選択するための設定項目、用紙サイズに応じて倍率を自動的に決定する「自動」を選択するための設定項目、「70%」、「141%」等の倍率を選択するための設定項目がある。
また、第1階層の「用紙選択」の設定項目に対しては、第2階層の設定項目として、用紙を自動的に検知する「自動検知」を選択するための設定項目、A3サイズの普通紙を選択する「A3普通紙」、B4サイズの普通紙を選択する「B4普通紙」、B5サイズの普通紙を選択する「B5普通紙」、及び「他のトレイ」等の設定項目がある。また、第1階層の「カラーモード」の設定項目に対しては、第2階層の設定項目として、原稿の種類に応じてカラーモードを自動的に設定する「自動」、「フルカラー」、「白黒」、「2色カラー(赤、黒)」、「単色カラー(赤)」、及び「他の色」等の設定項目がある。また、第1階層の「両面/片面選択」の設定項目に対しては、第2階層の設定項目として、例えば、「片面→片面」、「片面→両面」、「両面→両面」、及び「両面→片面」」等の設定項目がある。
また、第1階層のNアップ機能(図において「まとめて1枚(Nアップ)」と示す)の設定項目に対しては、第2階層の設定項目として、ページを1枚にまとめない「しない」の設定項目、2ページを1ページにまとめる「2枚→1枚(2アップ)」の設定項目、4ページを1ページにまとめる「4枚→1枚(4アップ)」の設定項目、及び8ページを1ページにまとめる「8枚→1枚(4アップ)」の設定項目等がある。
さらに、第2階層の「2枚→1枚(2アップ)」の設定項目に対しては、第3階層の設定項目として、2枚のページを1ページにまとめる際のレイアウトの順序(左→右/上→下等)を選択するための「レイアウト順序」の設定項目、及び「原稿セットの向き」等の設定項目がある(図11参照)。
第2階層の設定項目は、第1階層の設定項目が選択された場合に、第2階層設定項目表示領域7(図10参照)に表示される。第2階層設定項目表示領域7においては、第1階層設定項目表示領域6と同様に、第2階層の各設定項目が上下方向に配列されることにより、リスト状に表示される。また、第3階層の設定項目は、第2階層の設定項目が選択された場合に、第3階層設定項目表示領域8(図11参照)に表示される。第3階層設定項目表示領域8においても、第2階層設定項目表示領域6と同様に、第3階層の各設定項目が上下方向に配列されることにより、リスト状に表示される。
ここで、第2階層の設定項目は、第1階層の設定項目についての「関連設定項目」であり、第3階層の設定項目は、第2階層の設定項目についての「関連設定項目」という。すなわち、設定項目選択画面300のように、設定操作を行う設定項目が階層構造を有している場合において、ある階層の項目を設定項目とした場合に、各設定項目に関連し、かつ各設定項目よりも下位の次の階層の設定項目を「関連設定項目」という。ここで、「関連設定項目」は相対的な概念である。例えば、設定項目が第1階層と第2階層の2階層で構成されている場合には、上述のとおり、第1階層の項目を「設定項目」とすると、第2階層の項目が「関連設定項目」となる。また、設定項目が第1階層~第3階層の3階層で構成されている場合には、第2階層の項目が第1階層の項目との関係で「関連設定項目」となり、また、第3階層の項目も第2階層の項目との関係で「関連設定項目」となる。すなわち、「関連設定項目」は、直上の階層の設定項目との関係で定義づけられるものである。また、「関連設定項目」は、複数の設定項目の中から操作者が選択した任意の設定項目である選択設定項目に関連する設定項目である。
これらの階層構造を持つ設定項目のデータは、設定項目同士を関連付けて、機能制御用データ131及びUI制御用データ132に記録されている。
設定項目選択画面300はより詳細には、図8に示すように表示される。図8に示す設定項目選択画面300は、アイコン202Aによってコピー機能が選択された場合の設定項目選択画面300Aの初期画面の一例である。図8に示す設定項目選択画面300Aは、図6及び図7で示した設定項目選択画面300Aよりも実際の表示形態に近い。
設定項目選択画面300Aの上部には、現在選択されている複合機100の主機能がコピー機能であることを示す指標として、黄色に着色された主機能表示ライン3が表示されている。この主機能表示ライン3は、複合機100が備えるコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ等の主機能のうち、現在選択されている主機能がどの機能であるかを、予め設定された色のラインで表示するものであり、選択された主機能に応じて異なる色彩に着色されたラインが表示される。例えば、コピー機能であれば黄色、プリント機能であれば紫色、スキャン機能であれば青色、ファクシミリ機能であれば緑色といったように、主機能毎に異なる色彩で着色したラインで表示する。ここで、選択された設定項目は選択設定項目であり、主機能表示ライン3は、選択設定項目を識別する識別部の一例である。
また、主機能表示ライン3の上方には、現在選択されている項目が何であるかを文字で表示する選択項目表示領域4が設けられており、コピー機能選択時の設定項目選択画面300Aの初期画面においては、現在選択されている主機能である「コピー」の文字が表示されている。なお、プリント機能選択時の初期画面にあっては「プリント」の文字が、スキャン機能選択時の初期画面にあっては「スキャン」の文字が、ファクシミリ機能選択時の初期画面にあっては「ファクス」の文字が、それぞれ選択項目表示領域4に表示される。
選択項目表示領域4の左側には、設定項目選択画面300Aの表示状態を、選択項目表示領域4に表示されている項目が選択される前の表示状態に戻すための戻るボタン5が設けられている。この戻るボタン5をタップ操作することにより、選択項目表示領域4に表示されているコピー機能が選択される前の表示状態、例えば、図4及び図6に示すタスク項目選択画面200又は図5に示す機能選択画面212等のように、複合機100が備えるコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ等の主機能のうちどの機能を選択するかを操作するための画面に戻すことができる。
主機能表示ライン3の下方には、コピー機能の処理条件を設定するための設定項目、すなわち、コピー機能に関連づけられた複数の設定項目をリスト状に表示する第1階層設定項目表示領域6が設けられている。第1階層設定項目表示領域6には、「倍率選択」、「用紙選択」、「カラーモード」、「両面/片面選択」、「まとめて1枚(Nアップ)」の各設定項目が、それぞれ倍率設定ボタン61、用紙設定ボタン62、カラーモード設定ボタン63、両面/片面設定ボタン64、及びNアップ設定ボタン65として表示されている。操作者は、倍率設定ボタン61、用紙設定ボタン62、カラーモード設定ボタン63、両面/片面設定ボタン64、及びNアップ設定ボタン65の何れかをタップ操作することにより、第1階層設定項目表示領域6に表示された設定項目から所望の設定項目を選択することができる。
また、第1階層設定項目表示領域6の右側には、現在の設定状態をイメージ表示するための設定状態表示領域10が設けられている。コピー機能選択時の初期画面にあっては、「倍率選択」は「等倍」、「用紙選択」は「A4縦」、「カラーモード」は「フルカラー」、「両面/片面選択」は「片面」、「まとめて1枚(Nアップ)」は「しない」で設定された初期設定状態を表示している。
設定状態表示領域10の下方には、コピーの実行を操作するためのスタートボタン11と、コピー部数の確認及び変更を操作するための部数ボタン12が設けられている。スタートボタン11には矢印「→」が表示されており、コピーを実行したい場合には、スタートボタン11にタッチしてこの矢印方向にスワイプ操作することにより、コピーが実行される。コピー部数を変更したい場合には、部数ボタン12にタップすると部数設定画面が現れ(図示は省略)、この部数設定画面で所望の部数を設定することにより、コピー部数を変更することができる。
上記スタートボタン11は、予め複合機100に登録された設定に応じて、スライドボタン又は通常ボタンに切り替えることができる。図9は、スタートボタン11を通常ボタンとして表示した場合の設定項目選択画面300Aの変形例を示すものである。図9に示すように、スタートボタン11を通常ボタンとして表示した場合は、スタートボタン11をタップ操作することにより、コピーが実行される。スライドボタンと通常ボタンとの切り替えについては後述する。
そして、表示制御部142は、設定項目選択画面300において、階層構造を持つ設定項目を表示する場合に次のような表示制御を行う。設定項目選択画面300は、操作画面の一例である。表示制御部142による表示制御について、図8、及び図10~図13を参照しながら、複合機100のコピー機能における「Nアップ」機能の設定操作を例に説明する。
図8に示すコピー機能選択時の設定項目選択画面300Aの初期画面において、第1階層設定項目表示領域6に表示された設定項目のうち、「まとめて1枚(Nアップ)」を選択したい場合には、「まとめて1枚(Nアップ)」の文字が表示されたNアップ設定ボタン65をタップ操作する。
図10は、第1階層設定項目表示領域6に表示された設定項目のうち「まとめて1枚(Nアップ)」を選択した時の設定項目選択画面300A1(例えば、第1階層設定項目選択時の画面)を示す図である。
図10に示すように、第1階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A1においては、第1階層における選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」以外の第1階層の設定項目が非表示となる。例えば、本例では、第1階層の設定項目として、Nアップ設定ボタン65が選択されることにより、Nアップ機能の設定項目が選択される。そのため、第1階層設定項目表示領域6においては、第1階層の設定項目のうち、倍率設定ボタン61及び用紙設定ボタン62などで示される、Nアップ機能以外の設定項目が非表示となる。そして、設定項目選択画面300A1においては、第1階層の選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)が、第1階層設定項目表示領域6の上部、すなわち、リスト状に表示されていた第1階層設定項目の最上列の設定項目の表示位置に表示される。また、設定項目選択画面300A1に表示される「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)の右端には、「まとめて1枚(Nアップ)」と同じ階層に非表示状態となっている設定項目(例えば、倍率設定ボタン61及び用紙設定ボタン62など)が存在することを示すための非表示設定項目インジケーター651が表示されている。
さらに、第1階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A1においては、Nアップ設定ボタン65の下方に、第2階層設定項目表示領域7が追加的に出現する。第2階層設定項目表示領域7内には、第1階層の選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」と関連づけられた第2階層の設定項目として、「しない」(すなわち、Nアップしない設定ボタン71)、「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)、「4アップ」(すなわち、4アップ設定ボタン73)、及び「8アップ」(すなわち、8アップ設定ボタン74)の各関連設定項目がリスト状に表示される。操作者は、Nアップしない設定ボタン71、2アップ設定ボタン72、4アップ設定ボタン73、及び8アップ設定ボタン74の何れかをタップ操作することにより、第2階層設定項目表示領域7に表示された関連設定項目から所望の関連設定項目を選択することができる。
図10に示すコピー機能選択時の第1階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A1において、第2階層設定項目表示領域7に表示された関連設定項目としての第2階層の設定項目のうち、「2アップ」の設定項目を選択したい場合には、2アップ設定ボタン72をタップ操作する。
図11は、第2階層設定項目表示領域7に表示された第2階層の設定項目のうち「2アップ」を選択した時の設定項目選択画面300A2(例えば、第2階層設定項目選択時の画面)を示す図である。
図11に示すように、第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A2においては、第2階層における選択設定項目である「2アップ」以外の第2階層の設定項目が非表示となる。例えば、第2階層の設定項目として、2アップ設定ボタン72が選択されることにより、2アップ機能の設定項目が選択される。そのため、第2階層設定項目表示領域7においては、第2階層の設定項目のうち、Nアップしない設定ボタン71、4アップ設定ボタン73、及び8アップ設定ボタン74などで示される、2アップ機能以外の設定項目が非表示となる。そして、設定項目選択画面300A2においては、第2階層の選択設定項目である「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)が、第2階層設定項目表示領域7の上部、すなわち、リスト状に表示されていた第2階層設定項目の最上列の設定項目の表示位置に表示される。また、第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面200A2に表示される「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)の右端には、「2アップ」と同じ階層に非表示状態となっている設定項目(4アップ設定ボタン73及び8アップ設定ボタン74など)が存在することを示すための非表示設定項目インジケーター721が表示されている。
さらに、第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A2においては、2アップ設定ボタン72の下方に、第3階層設定項目表示領域8が追加的に出現する。第3階層設定項目表示領域8内には、第2階層の選択設定項目である「2アップ」と関連づけられた設定項目として、「レイアウト順序」(すなわち、レイアウト順序設定ボタン81)、及び「原稿セット方向」(すなわち、原稿セット方向設定ボタン82)の各設定項目がリスト状に表示される。レイアウト順序設定ボタン81及び原稿セット方向設定ボタン82の右端には、それぞれの項目の設定を行う画面に遷移できることを示すためのインジケーター812及び822が表示されている。操作者は、第3階層設定項目表示領域8内に表示された設定項目の何れかをタップ操作によって選択することにより、第3階層設定項目表示領域8に表示された設定項目から所望の設定項目を選択し、それぞれの設定画面(図示は省略)において必要に応じて設定を変更することができる。なお、2アップ機能選択時にあっては、「レイアウト順序」の初期設定は、横方向にまとめる場合には1枚目が左、2枚目が右(左→右)、縦方向にまとめる場合には1枚目が上、2枚目が下(上→下)となっている。さらに、2アップ機能選択時にあっては、「原稿セット方向」の初期設定は、「読める向き」となっている。
第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A2においては、第1階層における選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)の表示は、第1階層設定項目選択時の画面における表示状態が維持される。
なお、2アップ機能を選択した第2階層設定項目選択時の画面の設定状態表示領域10におけるイメージ表示は、現在の設定状態が2アップの初期設定状態であることを示している。また、図中に示す符号9は、コピー機能選択時から現在までの設定操作をリセットして複合機100のトップ画面に戻すためのリセットボタンである。
上記のとおりの図11に示す設定項目選択画面300A2にあっては、Nアップ機能の設定項目の操作系統が一覧できる構成とされている。すなわち、設定項目選択画面300A2を見ることで、操作者は、現在の操作状況が、主機能として「コピー」を選択し、「まとめて1枚(Nアップ)」機能では「2アップ」を選択し、「2アップ」における「レイアウト順序」は「左→右/上→下」に設定し、さらに「原稿セットの方向」は「読める向き」に設定したことを即座に理解することができる。
図12は、図11に示す第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A2において、第1階層における選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)をタップ操作により再度選択した時の設定項目選択画面300Aの表示状態を示す図である。図12に示すように、Nアップ設定ボタン65を再度選択することにより、第1階層設定項目表示領域6が再現される。この例では、非表示状態となっていた第1階層の設定項目「倍率選択」(すなわち、倍率設定ボタン61)、「用紙選択」(すなわち、用紙設定ボタン62)、「カラーモード」(すなわち、カラーモード設定ボタン63)、「両面/片面選択」(すなわち、両面/片面設定ボタン64)及び「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)が、元々表示されていた順序で再びリスト状に表示される。
このとき、現在選択されている設定項目がどの設定項目であるかが分かるようにするため、「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)は反転表示されている。そして、再度表示された第1階層の設定項目から所望の設定項目をタップ操作により選択すると、図10に示すように、選択設定項目以外の設定項目が非表示とされ、選択設定項目が第1階層設定項目表示領域6の上部に表示される。さらに、当該選択設定項目の下方に第2階層設定項目表示領域7が現れ、選択設定項目に関連づけられた設定項目が第2階層の設定項目としてリスト状に表示される。つまり、図12に示す設定項目選択画面300Aは、図8に示す設定項目選択画面300Aとほぼ同様であるが、再度選択されたNアップ設定ボタン65が反転表示されること、さらに、設定状態表示領域10の表示が異なる。設定状態表示領域10は、2アップ設定が選択されている状態を示している。
図13は、図11に示す第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面300A2において、第2階層における選択設定項目である「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)をタップ操作により再度選択した時の設定項目選択画面300A1の表示状態を示す図である。図13に示すように、2アップ設定ボタン72を再度選択することにより、第2階層設定項目表示領域7が再現され、非表示状態となっていた第2階層の設定項目「しない」(すなわち、Nアップしない設定ボタン71)、「4アップ」(すなわち、4アップ設定ボタン73)、「8アップ」(すなわち、8アップ設定ボタン74)及び「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)が、元々表示されていた順序で再びリスト状に表示される。
このとき、現在選択されている設定項目がどの設定項目であるかが分かるようにするため、「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)は反転表示されている。そして、再度表示された第2階層の設定項目から所望の設定項目をタップ操作により選択すると、図11に示すように、第2階層における選択設定項目以外の設定項目(第1階層の選択設定項目を除く)が非表示とされ、第2階層の選択設定項目が第2階層設定項目表示領域7の上部に表示される。さらに、当該選択設定項目の下方に第3階層設定項目表示領域8が現れ、選択設定項目に関連づけられた設定項目が第3階層の設定項目としてリスト状に表示される。つまり、図13に示す設定項目選択画面300A1は、図10に示す設定項目選択画面300A1とほぼ同様であるが、再度選択された2アップ設定ボタン72が反転表示されること、さらに、設定状態表示領域10の表示が異なる。設定状態表示領域10は、2アップ設定が選択されている状態を示している。
以上を要約すると、表示制御部142は、操作画面の一例である設定項目選択画面300にリスト状に表示された複数の設定項目から任意の設定項目が選択された場合に、選択された設定項目である選択設定項目以外の設定項目を非表示にする。また、表示制御部142は、複数の設定項目がリスト状に表示されていた表示領域の上部に選択設定項目を表示し、さらに当該選択設定項目の下方に関連設定項目を追加的に表示する。
より具体的には、表示制御部142は、複合機100が備える各種機能を設定するための設定項目の中から任意の設定項目が選択された場合に、当該選択された設定項目(すなわち、選択設定項目)と同じ階層の設定項目として表示されていた選択設定項目以外の設定項目を非表示にする。これとともに、表示制御部142は、当該選択設定項目を当該選択設定項目と同じ階層の設定項目としてリスト状に表示されていた設定項目の表示領域の上部に表示し、この選択設定項目の下方に当該選択設定項目と関連づけられた関連設定項目を追加的に表示する。
ここで、「選択設定項目以外の設定項目を非表示にする」とは、選択設定項目と同じ階層の設定項目として表示されていた設定項目のうち、選択設定項目以外の設定項目を非表示とすることを意味する。また、「複数の設定項目がリスト状に表示されていた表示領域の上部に選択設定項目を表示」とは、選択設定項目と同じ階層の設定項目が表示されていた表示領域の上部に選択設定項目を表示することを意味する。例えば、4つの設定項目がリスト状に表示されていた場合において、3行目の設定項目を選択すると、当該3行目の設定項目(すなわち、選択設定項目)以外の設定項目が非表示となる。そして、1行目の設定項目が表示されていた位置に選択設定項目(すなわち、3行目に表示されていた設定項目)が表示される。
また、表示制御部142は、選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態で選択設定項目が再度選択された場合に、非表示とされた状態の設定項目を再度表示する。
ここで、「選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態で選択設定項目が再度選択された場合に、非表示とされた状態の設定項目を再度表示する」とは、リスト状に表示されていた複数の設定項目から一の設定項目を選択することにより当該選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態において、当該選択設定項目を再度選択すると、選択設定項目と同じ階層の非表示状態となっている設定項目が再度表示されることをいう。非表示状態の設定項目が再度表示されるに際しては、選択設定項目及び非表示状態の設定項目を元々表示されていた順序のリスト状に再表示してもよいが、順序を変更して表示することもできる。要は、非表示とされていた設定項目が、選択設定項目とともに再度リスト状に表示されればよい。
次に、複合機100の作用について、図14、図15及び図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図14は、制御装置110のCPU111が担当する主機能の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。図14に示すように、CPU111は、タッチパネルディスプレイ123に操作画面として、メインメニュー画面を表示する(ステップS1100)。メインメニュー画面としては、例えば、アイコン202が表示される操作画面であり、図4に示すタスク項目選択画面200又は図5に示す機能選択画面212である。メインメニュー画面では、アイコン202として、コピー機能のアイコン202A、スキャン機能のアイコン202B、ファクシミリ機能のアイコン202C、及びプリント機能のアイコン202D等の主機能を選択可能なアイコンが表示される。
CPU111は、メインメニュー画面からいずれかの主機能が選択されたか否かを判定する(ステップS1200)。メインメニュー画面からいずれかの主機能が選択されない場合(ステップS1200において、NOの場合)は、CPU111は、いずれかの主機能が選択されるまで待機する。
メインメニュー画面からいずれかの主機能が選択された場合(ステップS1200において、YESの場合)は、CPU111は、選択された主機能の設定項目選択画面を表示する(ステップS1300)。例えば、メインメニュー画面からコピー機能のアイコン202Aが選択された場合は、図8に示すように、コピー機能の処理条件を設定するための設定項目選択画面300Aを表示する。
CPU111は、設定項目選択画面300Aを通じて行われる設定操作に応じて、コピー機能の処理条件の設定項目の設定処理を実行する(ステップS1400)。設定処理については、後に説明する。
CPU111は、設定処理に基づく設定が終了したか否かを判定する(ステップS1500)。設定処理に基づく設定が終了しない場合(ステップS1500において、NOの場合)は、CPU111は、ステップS1400の処理に戻る。
設定処理に基づく設定が終了した場合(ステップS1500において、YESの場合)は、CPU111は、コピー機能など選択した機能について処理の実行の指定が有るか否かを判定する(ステップS1600)。例えば、図9に示すコピー機能の設定画面において、スタートボタン11がタップ操作される等の実行の指定が有るか否かを判定する。
処理の実行の指定が有る場合(ステップS1600において、YESの場合)は、CPU111は、設定内容に従って選択された主機能を実行する(ステップS1700)。例えば、図9に示すコピー機能の設定画面において、スタートボタン11がタップ操作された場合は、コピー機能のアイコン202Aの処理を実行する。
処理の実行の指定が無い場合(ステップS1600において、YESの場合)は、CPU111は、操作がキャンセルされたか否かを判定する(ステップS1800)。例えば、スタートボタン11がタップ操作された後に、コピー機能の開始がキャンセルされたか否かを判定する。例えば、停止ボタン(図示省略)がタップ操作された場合に、コピー機能の開始がキャンセルされたと判定する。
操作がキャンセルされない場合(ステップS1800において、NOの場合)は、CPU111は、ステップS1600の処理に戻る。
操作がキャンセルされた場合(ステップS1800において、YESの場合)は、CPU111は、ステップS1100の処理に戻る。
ステップS1700の処理の後、CPU111は、電源がオフにされたか否かを判定する(ステップS1900)。電源がオフにされない場合(ステップS1900において、NOの場合)は、CPU111は、ステップS1100の処理に戻る。
電源がオフにされた場合(ステップS1900において、YESの場合)は、CPU111は、主機能の表示制御処理を終了する。
図15は、図14のステップS1400においてCPU111が実行する設定処理の流れを示すフローチャートである。CPU111は、設定処理において、設定項目選択画面300を通じて設定操作を受け付けるとともに、受け付けた設定操作に応じて処理条件を設定する。また、CPU111は、設定項目選択画面300に対する設定操作に応じて、設定項目選択画面300の表示を制御する。
図15に示すように、CPU111は、設定処理を実行する(ステップS1400)。まず、CPU111は、選択された主機能の設定項目選択画面300において、第1階層設定項目表示領域6に、複数の第1階層の設定項目をリスト状に表示する(ステップS1401)。例えば、主機能として「コピー」が選択された場合は、図8に示す設定項目選択画面300Aを表示する。設定項目選択画面300Aにおいて、第1階層設定項目表示領域6には、「倍率選択」、「用紙選択」、「カラーモード」、「両面/片面選択」、及び「まとめて1枚(Nアップ)」の各設定項目が、それぞれ倍率設定ボタン61、用紙設定ボタン62、カラーモード設定ボタン63、両面/片面設定ボタン64、及びNアップ設定ボタン65としてリスト状に表示される。
CPU111は、設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれかが選択されたか否かを判定する(ステップS1402)。例えば、図8に示す設定項目選択画面300Aにおいて、操作者は、倍率設定ボタン61、用紙設定ボタン62、カラーモード設定ボタン63、両面/片面設定ボタン64、及びNアップ設定ボタン65のいずれか1つをタップ操作する。これにより、「倍率選択」、「用紙選択」、「カラーモード」、「両面/片面選択」、及びNアップ機能(図8において「まとめて1枚(Nアップ)」と表示される)の各設定項目のいずれか1つが選択される。
設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれも選択されない場合(ステップS1402において、NOの場合)は、CPU111は、設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれかが選択されるまで待機する。
設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれかが選択された場合(ステップS1402において、YESの場合)は、CPU111は、選択された設定項目よりも下位の次階層に関連する設定項目はあるか否かを判定する(ステップS1403)。例えば、図8に示す設定項目選択画面300Aにおいて、Nアップ機能の設定項目が選択された場合は、下位の次階層に関連する設定項目が設定されているため(図7参照)、CPU111は、Nアップ機能の設定項目よりも下位の次階層に関連する設定項目はあると判定する。
選択された設定項目よりも下位の次階層に関連設定項目があると判定された場合(ステップS1403において、YESの場合)は、CPU111は、図16に示す関連設定項目の表示制御処理を実行する。関連設定項目の表示制御処理については、後に説明する。
選択された設定項目よりも下位の次階層に関連設定項目はないと判定された場合(ステップS1403において、NOの場合)は、CPU111は、選択された最下位階層の設定項目の設定指示を受け付ける(ステップS1404)。これにより、CPU111は、設定項目の表示制御処理に関する一連の処理を終了する。
図16は、制御装置110のCPU111が担当する関連設定項目の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
選択された設定項目よりも下位の次階層に関連設定項目があると判定された場合(図15に示すステップS1403において、YESの場合)は、図16に示すように、CPU111は、選択された設定項目以外の同階層の設定項目を非表示にする(ステップS1405)。例えば、図10に示すように、第1階層における選択設定項目であるNアップ機能が選択された場合は、Nアップ機能の設定項目以外の第1階層の設定項目を非表示にする。すなわち、Nアップ機能の設定項目以外の同階層の設定項目である「倍率選択」、「用紙選択」、「カラーモード」、及び「両面/片面選択」を非表示にする。
CPU111は、選択された設定項目を、設定項目選択画面の上方につめて表示する(ステップS1406)。例えば、図10に示すように、Nアップ機能の設定項目が選択された場合は、第1階層の選択設定項目であるNアップ機能の設定項目(Nアップ設定ボタン65に対応する設定項目)を設定項目選択画面300A1の第1階層設定項目表示領域6内において上方につめて表示する。これにより、第1階層の選択設定項目に対応するNアップ設定ボタン65は、本例では、主機能として選択された「コピー」の表示の直下に表示される。
CPU111は、選択された設定項目の下方に下位の次階層の設定項目を追加する(ステップS1407)。例えば、図10に示すように、Nアップ機能の設定項目が選択された場合は、Nアップ設定ボタン65の下方に、下位の次階層の設定項目である「しない」(すなわち、Nアップしない設定ボタン71)、「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)、「4アップ」(すなわち、4アップ設定ボタン73)、及び「8アップ」(すなわち、8アップ設定ボタン74)の各設定項目を追加する。
CPU111は、選択された設定項目とそれに関連する次階層の関連設定項目とを、上位階層から順次リスト状に表示する(ステップS1408)。例えば、図10に示すように、選択されたNアップ機能の設定項目に対応するNアップ設定ボタン65と、「しない」の設定項目に対応するNアップしない設定ボタン71、「2アップ」の設定項目に対応する2アップ設定ボタン72)、「4アップ」の設定項目に対応する4アップ設定ボタン73)、及び「8アップ」の設定項目に対応する8アップ設定ボタン74の各設定項目とを、CPU111は、上位階層から順次リスト状に表示する。
CPU111は、設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれかが選択されたか否かを判定する(ステップS1409)。例えば、CPU111は、図10に示す設定項目選択画面300A1において、Nアップしない設定ボタン71、2アップ設定ボタン72、4アップ設定ボタン73、及び8アップ設定ボタン74にそれぞれ対応する各設定項目のいずれかが選択されたか否かを判定する。
設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれも選択されない場合(ステップS1409において、NOの場合)は、CPU111は、設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれかが選択されるまで待機する。
設定項目選択画面300に表示される複数の設定項目のいずれかが選択された場合(ステップS1409において、YESの場合)は、CPU111は、一度選択された設定項目の再選択か否かを判定する(ステップS1412)。
一度選択された設定項目の再選択である場合(ステップS1412において、YESの場合)は、CPU111は、再選択された設定項目と同階層で、かつ、いったん非表示にされた設定項目を再表示する(ステップS1413)。例えば、図12に示すように、Nアップ設定ボタン65を再度選択することにより、非表示状態となっていた第1階層の設定項目である「倍率選択」に対応する倍率設定ボタン61、「用紙選択」に対応する用紙設定ボタン62、「カラーモード」に対応するカラーモード設定ボタン63、「両面/片面選択」に対応する両面/片面設定ボタン64及びNアップ機能に対応するNアップ設定ボタン65を再表示する。
一度選択された設定項目の再選択でない場合(ステップS1412において、NOの場合)は、CPU111は、図15に示すステップS1403の処理に移行する。
ステップS1413の処理の後、CPU111は、再選択された設定項目に関連する次階層の関連設定項目を非表示にし、かつ、再選択された設定項目と再表示された設定項目の同階層の設定項目が元の順序でリスト状に表示される状態に戻す(ステップS1414)。例えば、図12に示すように、再選択されたNアップ機能(図10においてNアップ設定ボタン65で示される)に関連する次階層の「しない」に対応するNアップしない設定ボタン71、「2アップ」に対応する2アップ設定ボタン72、「4アップ」に対応する4アップ設定ボタン73、及び「8アップ」に対応する8アップ設定ボタン74を非表示にする。さらに、例えば、再選択されたNアップ機能に対応するNアップ設定ボタン65と、これと同階層の設定項目である「倍率選択」に対応する倍率設定ボタン61、「用紙選択」に対応する用紙設定ボタン62、「カラーモード」に対応するカラーモード設定ボタン63、及び「両面/片面選択」に対応する両面/片面設定ボタン64が元の順序でリスト状に表示される。
CPU111は、再選択された設定項目を他の設定項目と区別するための識別表示をする(ステップS1415)。例えば、図12に示すように、再選択されたNアップ機能に対応するNアップ設定ボタン65を、他の設定項目と区別するために反転表示する。
CPU111は、図15に示すステップS1402の処理に移行する。
以上のとおり、複合機100では、同じ階層の設定項目としてリスト状に表示された複数の設定項目のうち、選択されなかった設定項目を一時的に非表示とする。そして、複数の設定項目がリスト状に表示されていた表示領域の上部に選択設定項目を表示し、さらに選択設定項目の下方に選択設定項目に関連する関連設定項目を追加的に表示する。このため、複合機100では、表示領域に限りがある操作画面の一例である設定項目選択画面300において、選択された設定項目と関連づけられた関連設定項目を表示する領域を広範囲に確保することができる。さらに、複合機100では、選択されなかった設定項目を非表示とすることで、操作系統の表示が選択された設定項目の系統に絞られることとなる。このため、操作者が現在どのような項目について設定している最中なのかを容易に理解することができる。その結果、複合機100では、機能を設定するための項目を操作画面に効率的に表示させることにより、視認性及び操作性に優れた操作画面を用いて各種機能の設定を行うことができる。
また、上記の複合機100によれば、選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態で選択設定項目が再度選択された場合に、非表示状態の設定項目を再度表示する。このため、複合機100では、必要に応じて選択設定項目と同じ階層の設定項目を確認したり、再表示された他の設定項目に選択し直したりすることができる。
また、上記の複合機100によれば、選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態で選択設定項目が再度選択された場合に、非表示とされた状態の設定項目を表示し、さらに再度選択された選択設定項目を反転表示により区別して表示する。このため、複合機100では、再度選択された選択設定項目が何であるかを識別することができる。
ここで、複合機100のスタートボタン11として、図8に示すスライドボタンと、図9に示す通常ボタンについて説明する。スタートボタン11は、予め複合機100に登録された設定に応じて、スライドボタン又は通常ボタンに切り替えることができる。スライドボタンは、操作者がスライド操作をすることにより所望のジョブが実行されるボタンであって、主として、実行される内容に慎重さが要求されるジョブを実行するためのボタン、操作画面の大きさが比較的大きな画面(すなわち、パソコンモニターやタブレット型端末等の操作画面)に表示する場合のボタン、又は誤操作防止のためにタッチパネル式の操作画面に表示する場合のボタンとして用いられる。
通常ボタンは、操作者がクリック操作又はタップ操作をすることにより所望のジョブが実行されるボタンであって、主として、実行される内容にそれほど慎重さが要求されないジョブを実行するためのボタン、又は比較的小さな操作画面(すなわち、スマートフォン等の操作画面)に表示する場合のボタンとして用いられる。
実行する際に慎重さが要求されるジョブとしては、例えば、コピー機能、プリント機能、又は、ファクシミリ機能等が考えられる。例えば、コピー機能及びプリント機能では、用紙を使用するための用紙に係る印刷コストが発生するため慎重さが要求される。また、ファクシミリ機能では、データを外部に送信するため、データの誤り又は情報の外部への漏洩を防止する意味で、慎重さが要求される。実行する際にそれほど慎重さが要求されないジョブとしては、例えば、スキャン機能等が考えられる。
スタートボタン11の表示形式の切替は、必要に応じて操作者が複合機100に事前登録しておくことでカスタマイズすることが可能である。例えば、コピー機能、プリント機能、又はファクシミリ機能を選択した場合にはスライドボタンとして表示するように設定してもよい。また、スキャン機能を選択した場合には通常ボタンとして表示するように設定してもよい。また、主機能単位の設定ではなく、印刷枚数が50枚以上である場合にはスライドボタン、50枚以下である場合には通常ボタン、あるいは、印刷カラー設定がフルカラーの場合にはスライドボタン、白黒の場合には通常ボタンといったように、コピー機能、又はプリント機能を選択した場合における印刷枚数や印刷カラー設定に応じて設定してもよい。また、社外宛のファクシミリ送信、スキャン保存の場合にはスライドボタン、社内宛のファクシミリ送信、又は、スキャン保存の場合には通常ボタンといったように、個々の条件に従って切り替わるように設定することもできる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態の複合機に用いられる制御部について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等を有する場合は、同一符号を付して詳細な説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図17ないし図20は、第2実施形態の複合機100に用いられる設定項目選択画面2300を示す図である。第2実施形態の複合機100の設定項目選択画面2300では、第1実施形態と同様に、主機能として、「コピー」が選択された例について説明する。
例えば、図10に示すように、第1実施形態の複合機100の設定項目選択画面300には、主機能表示ライン3による表示と、選択項目表示領域4における表示が何れも「コピー」機能を表示している。この設定項目選択画面300では、第1階層の選択設定項目が主機能表示ライン3の下方の第1階層設定項目表示領域6の上部に表示されている。この表示状態により、関連設定項目が表示可能な領域が、第1階層の選択設定項目を表示するための領域(Nアップ設定ボタン65)分だけ狭くなってしまっている。このため、関連設定項目の数が多い場合には、設定項目選択画面300内に表示しきれない場合も想定される。
以下に説明する第2実施形態の複合機100では、機能を設定するための項目を一層効率的に表示することで、関連設定項目の表示領域をより広範囲のものとして確保できるようにするためのものである。
図17は、第2実施形態の複合機100の表示部121に表示されるコピー機能選択時の初期画面の一例としての設定項目選択画面2300Aを示す図である。図17に示すように、コピー機能選択時の初期画面は、第1実施形態の複合機100のコピー機能選択時の初期画面と同じ構成となっている。設定項目選択画面2300Aの上部において、黄色に着色された主機能表示ライン3によって現在選択されている複合機100の主機能がコピー機能であることが表示されている。これとともに、主機能表示ライン3の上方の選択項目表示領域4において、現在選択されている主機能を示す「コピー」の文字が表示されている。そして、主機能表示ライン3の下方には、コピー機能に関連づけられた複数の設定項目をリスト状に表示する第1階層設定項目表示領域6が設けられている。第1階層設定項目表示領域6には、「倍率選択」(すなわち、倍率設定ボタン61)、「用紙選択」(すなわち、用紙設定ボタン62)、「カラーモード」(すなわち、カラーモード設定ボタン63)、「両面/片面選択」(すなわち、両面/片面設定ボタン64)、「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)の各設定項目が表示されている。
図18は、図17に示す複合機100のコピー機能選択時の設定項目選択画面2300Aにおいて、「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)をタップ操作により選択した時の設定項目選択画面2300A1(例えば、第1階層設定項目選択時の画面)を示す図である。図18に示すように、コピー機能選択時の設定項目選択画面2300Aに表示された5つの設定項目の中から「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)を選択すると、第1階層において選択された設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」は選択項目表示領域4に表示され、第1階層設定項目表示領域6に表示されていた設定項目は全て非表示となる。そして、主機能表示ライン3の下方には、第1階層設定項目表示領域6に代わって第2階層設定項目表示領域7が出現する。第2階層設定項目表示領域7には、第1階層の選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」に関連づけられた第2階層の関連設定項目である「しない」(すなわち、Nアップしない設定ボタン71)、「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)、「4アップ」(すなわち、4アップ設定ボタン73)、及び「8アップ」(すなわち、8アップ設定ボタン74)の各関連設定項目がリスト状に表示される。なお、図18に示す設定項目選択画面2300A1において、戻るボタン5をタップ操作すると、「まとめて1枚(Nアップ)」が選択される前の画面(図17に示す設定項目選択画面2300A)に戻る。
図19は、図18に示す第1階層設定項目選択時の設定項目選択画面2300A1において、「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)をタップ操作により選択した時の設定項目選択画面2300A2(例えば、第2階層設定項目選択時の画面)を示す図である。図19に示すように、第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面2300A2においては、第2階層における選択設定項目である「2アップ」以外の第2階層の設定項目が非表示となる。そして、第2階層の選択設定項目である「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)が、第2階層設定項目表示領域7の上部、すなわち、リスト状に表示されていた第2階層設定項目の最上列の設定項目の表示位置に表示される。また、第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面2300A2に表示される「2アップ」(2アップ設定ボタン72)の右端には、「2アップ」と同じ階層に非表示状態となっている設定項目(4アップ設定ボタン73及び8アップ設定ボタン74など)が存在することを示すための非表示設定項目インジケーター721が表示されている。
そして、2アップ設定ボタン72の下方には、第3階層設定項目表示領域8が追加的に出現する。この第3階層設定項目表示領域8内に、第2階層の選択設定項目である「2アップ」と関連づけられた関連設定項目として、「レイアウト順序」(すなわち、レイアウト順序設定ボタン81)、「原稿セット方向」(すなわち、原稿セット方向設定ボタン82)の各設定項目がリスト状に表示される。このレイアウト順序設定ボタン81及び原稿セット方向設定ボタン82の右端には、それぞれの項目の設定を行う画面に遷移できることを示すためのインジケーター812及び822が表示されている。操作者は、第3階層設定項目表示領域8内に表示された設定項目の何れかをタップ操作によって選択することにより、第3階層設定項目表示領域8に表示された設定項目から所望の設定項目を選択し、それぞれの設定項目選択画面(図示は省略)において必要に応じて設定を変更することができる。
図19に示す設定項目選択画面2300A2にあっても、Nアップ機能の設定項目の操作系統が一覧できるようになっている。すなわち、設定項目選択画面2300A2を見ることで、操作者は、現在の操作状況が、主機能として「コピー」が選択されていることを主機能表示ライン3から理解し、「まとめて1枚(Nアップ)」機能において「2アップ」を選択し、「2アップ」における「レイアウト順序」は「左→右/上→下」に設定し、さらに「原稿セットの方向」は「読める向き」に設定したことを即座に理解することができる。そして、第1階層の選択設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」が、選択項目表示領域4に表示されていることにより、第2階層の選択設定項目「2アップ」に関連づけられた第3階層の設定項目を表示するための領域が、上記第1実施形態の複合機100よりも広範囲のものとして確保できるようになっている。
図20は、図19に示す第2階層設定項目選択時の設定項目選択画面2300A2において、第2階層における選択設定項目である「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)をタップ操作により再度選択した時の設定項目選択画面2300A1の表示状態を示す図である。図20に示すように、2アップ設定ボタン72を再度選択することにより、第2階層設定項目表示領域7が再現される。そして、非表示状態となっていた第2階層の設定項目「しない」(すなわち、Nアップしない設定ボタン71)、「4アップ」(すなわち、4アップ設定ボタン73)、「8アップ」(すなわち、8アップ設定ボタン74)及び「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)が、元々表示されていた順序で再びリスト状に表示される。このとき、現在選択されている設定項目がどの設定項目であるかが分かるようにするため、「2アップ」(すなわち、2アップ設定ボタン72)は反転表示されている。
そして、図20に示す設定項目選択画面2300A1において、再度表示された第2階層の設定項目から所望の設定項目を選択すると、図19に示すように、第2階層における選択設定項目以外の設定項目が非表示とされる。これとともに、第2階層の選択設定項目が第2階層設定項目表示領域7の上部に表示され、当該選択設定項目の下方に第3階層設定項目表示領域8が現れ、選択設定項目に関連づけられた設定項目が第3階層の設定項目としてリスト状に表示される。
次に、第2実施形態の複合機100に用いられる制御装置110による表示制御処理の流れについて説明する。第2実施形態の複合機100の制御装置110による表示制御処理の流れは、基本的に第1実施形態の複合機100の制御装置110による表示制御処理の流れと同様であるが、図14に示すフローチャートにおける設定処理(ステップS1400)が異なる。第2実施形態の複合機100の制御装置110では、CPU111は、設定処理において、選択された主機能を非表示にし、さらに複数の設定項目がリスト状に表示されていた表示領域の上部に、選択された主機能を識別する識別部を表示する。例えば、図18に示すように、コピー機能選択時の設定項目選択画面2300Aに表示された5つの設定項目の中から「まとめて1枚(Nアップ)」(すなわち、Nアップ設定ボタン65)を選択すると、第1階層において選択された設定項目である「まとめて1枚(Nアップ)」は選択項目表示領域4に表示され、第1階層設定項目表示領域6に表示されていた設定項目を全て非表示にする。すなわち、主機能である「コピー」は、非表示となる。さらに、選択項目表示領域4の下方に、複合機100の主機能がコピー機能であることを示す識別部として、黄色に着色された主機能表示ライン3を表示する。
以上のとおり、第2実施形態の複合機100では、CPU111は、第1階層の設定項目としてリスト状に表示された複数の設定項目のうち、選択されなかった設定項目を一時的に非表示とする一方、選択された設定項目を設定項目選択画面2300Aの上部に設けた選択項目表示領域4に表示する。これとともに、CPU111は、第2階層の設定項目としてリスト状に表示された複数の設定項目のうち、選択されなかった設定項目を一時的に非表示とし、選択された設定項目を第2階層設定項目表示領域7の上部に表示する。これにより、第2実施形態の複合機100では、表示領域に限りがある設定項目選択画面2300Aにおいて、関連設定項目を表示する領域を一層広範囲に確保することができる。さらに、操作系統の表示が選択された設定項目の系統に絞られることとなり、操作者が現在どのような項目について設定しているところなのかを容易に理解することができる。
また、第2実施形態の複合機100では、CPU111は、最上位の階層である主機能がリスト状に表示された複数の設定項目から主機能に対応する設定項目が選択された場合は、選択された設定項目を非表示にする。さらに、CPU111は、複数の設定項目がリスト状に表示されていた表示領域の上部に、選択された設定項目を識別する識別部としての主機能表示ライン3を表示する。これにより、第2実施形態の複合機100では、表示領域に限りがある設定項目選択画面2300Aにおいて、関連設定項目を表示する領域をより一層広範囲に確保することができる。
また、第2実施形態の複合機100では、CPU111は、選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態で選択設定項目が再度選択された場合に、非表示とされている設定項目を再度表示する。このため、必要に応じて選択設定項目と同じ階層の設定項目を確認したり、再表示された他の設定項目に選択し直したりすることができる。
以上、本開示の情報通器の実施形態について、複合機が備えるコピー機能における「Nアップ」機能の設定操作時における表示制御を一例として説明したが、本開示の技術は、これに限られるものではない。本開示の技術は、複合機が備える他の機能(例えば、プリント機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等)における各種機能の設定操作時における表示制御をはじめ、機器が備える機能を設定するための項目を階層状に操作画面に表示し、順序立てて操作させることで各種機能の設定を行えるようにしたスマートフォンや携帯電話機等の情報機器に適用することも可能である。
また、第1及び第2実施形態の複合機100では、選択設定項目以外の設定項目が非表示とされた状態で選択設定項目が再度選択された場合に、非表示とされた状態の設定項目を表示し、かつ再度選択された選択設定項目を反転表示したが、本開示の技術は、これに限定されるものではない。例えば、非表示とされた状態の設定項目を表示したときに、当該設定項目に対して、再度選択された選択設定項目を区別して表示できれば、他の表示状態でもよい。他の表示状態として、例えば、再度選択された選択設定項目を着色し、又は選択設定項目に線等の目印を付与する方式等でもよい。
また、第1及び第2実施形態の複合機100では、コピー、スキャン、ファクシミリ、及びプリントの機能を備えていたが、本開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、コピー、スキャン、ファクシミリ、及びプリントのいずれか2つ以上を備えた情報機器により構成されていてもよい。また、本開示の情報機器は、コピー、スキャン、ファクシミリ、及びプリント以外の他の主機能(例えば、電話通信)を備えていてもよい。
本開示の表示制御装置の各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェアとしての構造は、次に示す各種のプロセッサ(Processor)とプロセッサに接続又は内蔵されたメモリによって実現される。各種のプロセッサには、ソフトウェアを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA等のPLD、ASIC等の専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェアとしての構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
2019年12月26日に出願された日本国特許出願2019-236892の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。