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JP7565225B2 - 充填用容器 - Google Patents
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JP7565225B2 - 充填用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用管体に対して流体を充填できる充填用容器に関する。
カテーテルなどの医療用管体には、ルーメン内のエア抜きのために、フラッシュ針が付属していることがある。フラッシュ針は、例えば、医療用管体を生体に挿入する際は、ルーメン内に逆流した血液の凝固によりルーメン内が閉塞することを防ぐためルーメン内をヘパリン加生理食塩水で充填する、いわゆるヘパリンロックのためにルーメン内に流体を充填するために用いられる。
医療用のフラッシュ針としては、例えば特許文献1に挙げるものがある。
特表2013-508038号公報
フラッシュ針は、金属製の針を有するため、医療用管体を廃棄する際には、分別する必要があり、手間を要する。またフラッシュ針は金属製で硬いため、カテーテル先端部の先端チップを変形させてしまう可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、金属製の針を用いることなく、医療用管体のルーメンに流体を充填できる充填用容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る充填用容器は、長さ方向に沿うルーメンを有し先端部に開口した先端チップを有する医療用管体の前記ルーメンに液体を充填する充填用容器であって、
押圧により変形し内部の体積を小さくできる液体保持部と、
前記液体保持部と連通する先端チューブと、を有し、
前記先端チューブが前記先端チップを介して前記ルーメンと連通可能であり、
前記液体保持部に連通する注入口と、前記注入口を覆う蓋部材を有し、
前記蓋部材に当該蓋部材の先端面から内部に向かって突出する前記先端チューブが設けられる
上記のように構成した充填用容器は、液体保持部を押圧することで、先端チューブからルーメンに液体を噴出できるので、金属製の針やシリンジ等が不要であり、廃棄が容易であると共に、針により先端チップを変形させる可能性を小さくすることができる。また、液体保持部に液体を注入しやすくし、液体保持部への液体の注入後に蓋部材を取付けて液体の噴出を行うことができ、作業効率をよくすることができる。
また、前記先端チューブは、少なくとも先端部が前記先端チップを挿入できる内径を有するようにしてもよい。これにより、先端チップを先端チューブに挿入して、簡単に液体の充填を行うことができる。
また、前記先端チューブは、少なくとも先端部が先端側から基端側に向かって内径が小さくなる内側テーパ部を有するようにしてもよい。これにより、先端チップを先端チューブに挿入しやすくすることができる。
また、前記液体保持部は、指で押圧する圧力により変形するようにしてもよい。これにより、液体を簡単に噴出させることができる。
本実施形態の充填用容器と、充填用容器で液体を充填する対象であるカテーテルの全体正面図である。 充填用容器の正面図である。 充填用容器の断面図である。 充填用容器から閉塞部を切り離した状態の先端チューブ付近拡大断面図である。 先端チューブをカテーテルの先端チップに挿入した状態の部分拡大断面図である。 指で押圧された充填用容器の正面図である。 第1変形例に係る充填用容器の正面図である。 第1変形例に係る充填用容器の蓋部材を液体保持部から分離した状態の正面図である。 カテーテルの先端チップが挿入された第2変形例に係る充填用容器の正面図である。 カテーテルの先端チップが挿入された第2変形例に係る充填用容器の蓋部材付近の拡大断面図である。 第3変形例に係る充填用容器の正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
本発明の実施形態に係る充填用容器は、医療用管体であるカテーテル100に対し、液体を注入することのできるものである。なお、本明細書では、カテーテル100の生体管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、カテーテル100の操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。同様に、本明細書では、充填用容器10から液体を注入する側を「先端」若しくは「先端側」、充填用容器10の液体保持部20側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
図1に示すように、カテーテル100は、長尺なシャフト部101を有し、シャフト部101の先端部にはバルーン102が、シャフト部101の基端部にはハブ103が、それぞれ設けられている。バルーン102の先端側には、先端チップ110が設けられている。先端チップ110の先端は開口している。シャフト部101は、長さ方向の中間部に中間開口部112を有した、いわゆるラピッドエクスチェンジタイプのカテーテルである。シャフト部101は、中間開口部112から先端チップ110の先端まで連通するルーメン111を有している。充填用容器10は、内部に生理食塩水あるいはヘパリン加生理食塩水が充填されており、先端チップ110からルーメン111内に生理食塩水などを注入して充填することができる。なお、カテーテルはバルーンカテーテルの他、ステントデリバリーカテーテル、画像診断用カテーテル、アテレクトミーカテーテルでもよく、あるいはオーバーザワイヤー型カテーテルでもよいが、医療用管体として広く用いられ、ハブ側から注入できないラピッドエクスチェンジ型カテーテルが好ましい。
図2に示すように、充填用容器10は、生理食塩水を内部に貯留できる液体保持部20と、液体保持部20と連通する先端チューブ22とを有している。また、液体保持部20には、着脱可能な蓋部材24が取付けられている。充填用容器10は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂やシリコーン樹脂などの樹脂材で形成されている。特に、液体保持部20は、指で押圧することができる程度に柔軟で可撓性を有する材料で形成されている。このため、液体保持部20は、指で押圧することにより、変形して内部の体積を小さくすることができる。
図3に示すように、液体保持部20は、内部が空洞になっている。先端チューブ22は、内部が液体保持部20と連通し、基端側から先端側に向かって外径が小さくする外側テーパ部23を有している。先端チューブ22の先端部は閉塞された閉塞部31を有している。図4に示すように、閉塞部31より液体保持部20側を切断することで、先端チューブ22に開口した吐出口30を形成し、液体保持部20内の生理食塩水を吐出口30から吐出することができるようになる。あるいは、先端チューブ22の先端には閉塞部31を設けず、あらかじめ吐出口30が設けられていてもよい。
本実施形態において、カテーテル100は、0.36mmの径を有するガイドワイヤをルーメン111に挿通することができるように構成されている。このため、ルーメン111の内径は、約0.45mmである。先端チューブ22の外径は、外側テーパ部23を有しているが代表的には0.4mmである。先端チューブ22の内径は、0.2mmである。また、液体保持部20は、1~2mlの生理食塩水を貯留する容積を有している。ただし、先端チューブ22の外径および内径、容積は、挿入するカテーテル100の寸法等に応じて、任意に設定でき、これに限られない。
液体保持部20の先端チューブ22と反対側には、液体保持部20と連通する中空状の突出部33が形成されている。突出部33の先端は注入口32として開口している。注入口32は、先端チューブ22に形成される吐出口30より大きい内径を有している。また、突出部33の外周面には、蓋部材24を螺合させるネジ部34が形成されている。
次に、充填用容器10の使用方法について説明する。充填用容器10には、使用前に生理食塩水を注入する。このために、まず、蓋部材24を取り外して注入口32を露出させる。次に、液体保持部20を両側から指で押圧して潰した状態としつつ、注入口32を生理食塩水の中に浸す。ここから液体保持部20の押圧状態を解除することで、液体保持部20は元の形状に戻りつつ、注入口32から生理食塩水を吸引する。これにより、液体保持部20に生理食塩水を充填することができる。液体保持部20に生理食塩水を充填したら、気泡を除去し、蓋部材24をネジ部34に取付けて注入口32を塞ぐ。また、先端チューブ22の閉塞部31より液体保持部20側を切断して、先端チューブ22に吐出口30を形成する。あるいは、シリンジを使って注入してもよい。
図5に示すように、カテーテル100に対し、先端チューブ22を先端チップ110の先端からルーメン111内に挿入する。先端チューブ22は、外側テーパ部23によりルーメン111に円滑に挿入することができる。
図6に示すように、液体保持部20を指で両側から押圧することにより、液体保持部20は潰れて内部の体積が小さくなり、内部の生理食塩水Sが先端チューブ22の吐出口30から噴出する。先端チューブ22を先端チップ110からルーメン111内に挿入した状態において、液体保持部20を指で押圧することで、生理食塩水をルーメン111内に充填することができる。
このように、押圧により変形し内部の体積を小さくできる液体保持部20が先端チューブ22と連通し、先端チューブ22が先端チップ110を介してルーメン111と連通可能となっていることにより、ルーメン111を先端側から簡単にフラッシュできる。また、充填用容器10は、金属製の針が不要であるため、廃棄が容易であると共に、先端チップ110を変形させる可能性を低くすることができる。
先端チューブ22は、硬い素材で形成することにより、ガイドワイヤの先端部の形状付けに用いることもできる。
次に、第1変形例に係る充填用容器11について説明する。図7に示すように、充填用容器11は、液体保持部40に蓋部材44が取付けられて形成されている。蓋部材44は先端チューブ42を有している。先端チューブ42には外側テーパ部43が形成されており、先端には吐出口50が形成されている。
図8に示すように、液体保持部40からは一方向に向かって突出部53が形成されている。突出部53は、外周面にネジ部54を有しており、蓋部材44を螺合させて固定することができる。突出部53の先端には、液体保持部40と連通する注入口52が形成されている。注入口52は、先端チューブ42の吐出口50よりも大きい内径を有している。
充填用容器11は、使用前において、液体保持部40と蓋部材44が分離した状態となっている。充填用容器11を使用する際には、液体保持部40を指で潰した状態で注入口52を生理食塩水に浸し、液体保持部40を元に戻すことで注入口52から生理食塩水を吸引する。なお、充填用容器11は、使用前において、液体保持部40に蓋部材44が取付けられた状態であってもよい。この場合、液体保持部40から蓋部材44を取り外してから、生理食塩水の吸引を行う。液体保持部40に生理食塩水を充填したら、蓋部材44を液体保持部40に取付ける。そして、先端チューブ42をカテーテル100の先端チップ110からルーメン111内に挿入し、液体保持部40を指で押圧して生理食塩水を吐出口50からルーメン内に噴出させる。
突出部53の先端部は先端に向かって細くなるテーパ状に形成されている。この部分をカテーテル100のハブ103に嵌合させて、液体保持部40の生理食塩水を噴出し、カテーテル100のプライミングに用いることもできる。
次に、第2変形例に係る充填用容器12について説明する。図9に示すように、充填用容器12は、液体保持部60に蓋部材64が取付けられて形成されている。蓋部材64は内部に先端チューブ62を有しており、蓋部材64に対してカテーテル100の先端チップ110を挿入することができる。
図10に示すように、液体保持部60は、先端部に突出部73を有している。突出部73は、外周面にネジ部74を有し、蓋部材64を螺合固定することができる。突出部73の先端は、液体保持部60と連通する注入口72である。
蓋部材64は、先端面から内側に突出する先端チューブ62を有している。先端チューブ62は、先端チップ110を挿入できる内径を有し、先端に吐出口70を有している。また、先端チューブ62は、先端側から基端側に向かって内径が小さくなる内側テーパ部63を有している。また、先端チューブ62は、蓋部材64を液体保持部60に固定することで、突出部73の先端部および突出部73の突出部内面75に圧接し、液体保持部60の液密性を高くすることができる。
充填用容器12は、使用前において、液体保持部60と蓋部材64が分離した状態となっている。充填用容器12を使用する際には、液体保持部60を指で潰した状態で注入口72を生理食塩水に浸し、液体保持部60を元に戻すことで注入口72から生理食塩水を吸引する。なお、充填用容器12は、使用前において、液体保持部60に蓋部材64が取付けられた状態であってもよい。この場合、液体保持部60から蓋部材64を取り外してから、生理食塩水の吸引を行う。液体保持部60に生理食塩水を充填したら、蓋部材64を液体保持部60に取付ける。そして、蓋部材64の先端チューブ62内にカテーテル100の先端チップ110を挿入する。これにより、先端チューブ62とルーメン111とが連通する。この状態で、液体保持部60を指で押圧して生理食塩水を吐出口70からルーメン内に噴出させる。
次に、第3変形例に係る充填用容器13について説明する。図11に示すように、充填用容器13は、液体保持部80が伸縮部81を有し、液体保持部80と連通する先端チューブ82が伸縮部81と反対側に設けられている。先端チューブ82の先端には吐出口83が形成されている。
伸縮部81を手で押圧して圧縮することで、液体保持部80の内部の体積が変化し、液体保持部80に貯留された生理食塩水を吐出口83から噴出させることができる。また、吐出口83を生理食塩水に浸した状態で伸縮部81を圧縮して戻すことにより、吐出口83から生理食塩水を吸引することもできる。また、液体保持部80に注入口を別に設けてもよい。
以上のように、本実施形態に係る充填用容器10は、長さ方向に沿うルーメン111を有し先端部に開口した先端チップ110を有する医療用管体100のルーメン111に液体を充填する充填用容器10であって、押圧により変形し内部の体積を小さくできる液体保持部20と、液体保持部20と連通する先端チューブ22と、を有し、先端チューブ22が先端チップ110を介してルーメン111と連通可能である。このように構成した充填用容器20は、液体保持部20を押圧することで、先端チューブ22からルーメン111に液体を噴出できるので、金属製の針やシリンジ等が不要であり、廃棄が容易であると共に、針により先端チップ110を変形させる可能性を小さくすることができる。
先端チューブ22は、少なくとも先端部がルーメン111に挿入できる外径を有するようにしてもよい。これにより、先端チューブ22を先端チップ110に挿入して、簡単に液体の充填を行うことができる。
先端チューブ22は、少なくとも先端部が基端側から先端側に向かって外径が小さくなる外側テーパ部23を有するようにしてもよい。これにより、先端チューブ22を先端チップ110に挿入しやすくすることができる。
先端チューブ62は、少なくとも先端部が先端チップ110を挿入できる内径を有するようにしてもよい。これにより、先端チップ110を先端チューブ62に挿入して、簡単に液体の充填を行うことができる。
先端チューブ62は、少なくとも先端部が基端側から先端側に向かって内径が小さくなる内側テーパ部63を有するようにしてもよい。これにより、先端チップ110を先端チューブ62に挿入しやすくすることができる。
液体保持部20に連通する注入口32を有し、注入口32は先端チューブ22がルーメン111と連通する内径より大きい内径を有するようにしてもよい。これにより、液体保持部20に液体を注入しやすくすることができる。
注入口72を覆う蓋部材64を有し、蓋部材64に先端チューブ62が設けられるようにしてもよい。これにより、液体保持部60への液体の注入後に蓋部材64を取付けて液体の噴出を行うことができ、作業効率をよくすることができる。
先端チューブ22の先端部は閉塞されていると共に、先端部より液体保持部20側を切断可能となっているようにしてもよい。これにより、液体保持部20への液体の注入を確実に行うことができる。
液体保持部20は、指で押圧する圧力により変形するようにしてもよい。これにより、液体を簡単に噴出させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。上述の実施形態では、液体保持部20に吸引して噴出する液体は生理食塩水であるが、それ以外の液体であってもよい。
また、上述の実施形態において充填用容器10を用いるカテーテル100は、中間開口部112を有しているが、ルーメン111がハブ103まで連通していてもよい。
また、上述の実施形態では、いずれも生理食塩水を吸引してからルーメン111に噴出するが、予め液体保持部20に生理食塩水が充填された状態であってもよい。
また、予め液体保持部60に生理食塩水が充填されたのちに吐出口70を溶着して閉鎖し、密閉状態で滅菌し、蓋部材64に設けた先端チューブ62で閉鎖した吐出口を突き破って、生理食塩水を吐出可能な状態にしてから用いてもよい。
10 充填用容器
11 充填用容器
12 充填用容器
13 充填用容器
20 液体保持部
22 先端チューブ
23 外側テーパ部
24 蓋部材
30 吐出口
31 閉塞部
32 注入口
33 突出部
34 ネジ部
40 液体保持部
42 先端チューブ
43 外側テーパ部
44 蓋部材
50 吐出口
52 注入口
53 突出部
54 ネジ部
60 液体保持部
62 先端チューブ
63 内側テーパ部
64 蓋部材
70 吐出口
72 注入口
73 突出部
74 ネジ部
75 突出部内面
80 液体保持部
81 伸縮部
82 先端チューブ
83 吐出口
100 カテーテル
101 シャフト部
102 バルーン
103 ハブ
110 先端チップ
111 ルーメン
112 中間開口部

Claims (4)

  1. 長さ方向に沿うルーメンを有し先端部に開口した先端チップを有する医療用管体の前記ルーメンに液体を充填する充填用容器であって、
    押圧により変形し内部の体積を小さくできる液体保持部と、
    前記液体保持部と連通する先端チューブと、を有し、
    前記先端チューブが前記先端チップを介して前記ルーメンと連通可能であり、
    前記液体保持部に連通する注入口と、前記注入口を覆う蓋部材を有し、
    前記蓋部材に当該蓋部材の先端面から内部に向かって突出する前記先端チューブが設けられる充填用容器。
  2. 前記先端チューブは、少なくとも当該先端チューブの先端部が前記先端チップを挿入できる内径を有する請求項1に記載の充填用容器。
  3. 前記先端チューブは、少なくとも当該先端チューブの先端部が当該先端チューブの先端側から基端側に向かって内径が小さくなる内側テーパ部を有する請求項に記載の充填用容器。
  4. 前記液体保持部は、指で押圧する圧力により変形する請求項1~のいずれか1項に記載の充填用容器。
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