以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態の各々において、同一の部位には同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1Aは、本実施形態の情報処理システム1の一例を示す模式図である。情報処理システム1は、移動体の車室を貸出対象とするシェアリングシステムである。
情報処理システム1は、情報処理装置10と、貸出者端末12と、利用者端末14と、車両16と、を備える。情報処理システム1、貸出者端末12、利用者端末14、および車両16は、ネットワーク18を介して無線または有線により通信可能に接続されている。
なお、図1Aには、情報処理システム1が、情報処理装置10、貸出者端末12、利用者端末14、および車両16の各々を1つ備えた構成を示しているが、説明のための一例である。情報処理システム1は、1または複数の貸出者端末12、1または複数の利用者端末14、1または複数の車両16、を備えた構成としてよい。
情報処理装置10は、情報処理システム1全体を管理する情報処理装置である。情報処理装置10は、車両16の主に車室を貸出対象として管理する。車室だけでなくカーシェアリング等で車両を移動手段として貸し出す場合があってもよい。その場合は、情報処理装置10は、車室だけでなく移動手段としての管理も行う。なお、情報処理装置10は、例えばサーバ装置や、クラウドシステムなどで構成されるが、これらに限定されるものではない。
ここで、本実施形態では、貸出者20が、車両16の所有者である場合を一例として説明する。すなわち、本実施形態では、情報処理装置10は、車両16の所有者である貸出者20と、車両16の車室17の利用者22との間の、車室17の貸し借りを管理する場合を一例として説明する。車両16の所有者と、利用者22とのシェアリングは、個人間取引又はコンシューマツーコンシューマ(C2C)シェアリングと称される場合がある。なお、情報処理システム1は、C2Cシェアリングに限定されず、運営組織などが車両16を保有し、それを会員である利用者22が利用するシステムであってもよい。
貸出者20は、車両16を貸出す、または、車両16の貸出を希望するユーザである。貸出者端末12は、貸出者20によって操作される端末装置である。貸出者端末12は、例えば、タブレット端末、またはスマートフォンなどであるが、これらに限定されない。
利用者22は、車両16の車室を借りる、または、借りる事を希望するユーザである。利用者端末14は、利用者22によって操作される端末装置である。利用者端末14は、例えば、タブレット端末、またはスマートフォンなどであるが、これらに限定されない。
車両16は、移動体の一例である。移動体は、移動手段として使用されるものを指す。移動体は、例えば、乗用車や、バスや、鉄道(列車)などであってよい。また、船などの水上移動するものであってもよい。また、移動体は、個人が所有するものであっても、法人が所有するものであってもよい。本実施形態では、乗用車を一例として説明する。乗用車は、例えば、普通乗用車、大型乗用車、小型乗用車、などである。また、車両16の動力源は限定されない。例えば、車両16は、ガソリン車、電気自動車、燃料電池車、などの何れであってもよい。また、車両16は、人による運転操作を介して進行するもの、人による運転操作を介さずに自動的に進行可能なもの、自律進行可能なもののうち、何れであってもよい。
図1Bには、車両16の車室17の一例を示している。ここで車室とは、移動体内の空間のことを指す。移動体により設備が異なるが、利用者22により目的に応じて利用される空間である。一例として示す車両16の車室17は、一般的な乗用車の車室の構成であり、運転席や後部座席を備え、その空いたスペースで利用者22は目的に応じてくつろぐ。車室17の空間は、車両16の貸出者20が利用者22の利用用途に応じて設定を変えることができる。例えば、映像設備や音響設備を充実させたり、テーブルを配置したり、仮眠できるスペースを設けたり、模様を変えたり、男性の利用客と女性の利用客、利用客の年齢層、国籍などに応じて任意に設定を変更することができる。
図1Aに戻り説明を続ける。車両16は、制御部24Aと、通信部24Bと、センサ24Cと、出力部24Dと、入力部24Eと、解錠・施錠部24Fと、駆動部24Gと、を備える。通信部24B、センサ24C、出力部24D、入力部24E、解錠・施錠部24F、および駆動部24Gと、制御部24Aとは、データまたは信号を授受可能に接続されている。
制御部24Aは、専用または汎用コンピュータであり、車両16を制御する。通信部24Bは、ネットワーク18を介して他の装置と通信するための通信インターフェース(I/F)である。
センサ24Cは、車両16の位置や駆動状態などを検知するセンサである。センサ24Cは、例えば、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)、速度センサ、またはGPS(Global Positioning System)などである。
出力部24Dは、各種の情報を出力する。出力部24Dは、音声を出力するスピーカ、画像を表示するディスプレイ、などである。ディスプレイは、例えば、公知の有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、または投影装置などである。
入力部24Eは、ユーザからの指示または情報の入力を受け付ける。入力部24Eは、例えば、ユーザの操作入力により入力を受付ける指示入力デバイス、および、音声の入力を受付けるマイク、の少なくとも一方である。指示入力デバイスは、例えば、ボタン、マウスまたはトラックボール等のポインティングデバイス、または、キーボードなどである。指示入力デバイスは、ディスプレイである出力部24Dと一体的に設けられたタッチパネルにおける入力機能であってもよい。
解錠・施錠部24Fは、車両16に設けられた1または複数の設備の各々の解錠または施錠を行うための機構である。解錠・施錠部24Fは、鍵情報を受信したときに、該鍵情報に対応する設備を解錠された解錠状態、または施錠された施錠状態とする。解錠状態とは、設備がユーザによって利用可能な状態、または、設備が駆動可能な状態を意味する。施錠状態とは、設備がユーザによって利用不可能な状態、または、設備が駆動不可能な状態を意味する。
設備とは、車両16に設けられた機構である。設備は、例えば、フロントウィンドウ_運転席、フロントウィンドウ_助手席、リヤウィンドウ、エア・コンディショナ、フロントドア_運転席、フロントドア_助手席、オーディオ、ライト、エンジン、解錠施錠可能な箱、などであるが、これらに限定されない。
駆動部24Gは、車両16に搭載された駆動デバイスである。駆動部24Gは、例えば、エンジン、モータ、車輪、などである。
次に、情報処理装置10、貸出者端末12、および利用者端末14のハードウェア構成を説明する。
図2Aは、情報処理装置10のハードウェア構成図の一例である。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11A、ROM(Read Only Memory)11B、RAM(Random Access Memory)11C、I/F11D、およびHDD(Hard Disk Drive)11F等がバス11Eにより相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。また、一例として表示装置11Gと入力装置11Hとを接続可能に設けている。
CPU11Aは、プログラムを実行し、各部を制御して各種処理を行う。ROM11Bは、固定のプログラムやデータを記憶する。RAM11Cは、CPU11Aのワーク領域に利用される。I/F11Dは、データを送受信する。I/F11Dは、例えばLANボード等のネットワークインターフェースである。HDD11Fは、OSや各種のプログラムやデータを記憶する。HDDに限らずSSDなどを使用してもよい。
図2Bは、貸出者端末12のハードウェア構成の一例を示す図である。利用者端末14のハードウェア構成も貸出者端末12と同様のハードウェア構成としてここでは説明する。貸出者端末12(および利用者端末14)は、情報処理装置10と同様にコンピュータ構成のハードウェア構成を備える。情報処理装置10と同様のコンピュータの基本構成については、同一の番号を付し説明を省略する。なお、表示装置11Gは、液晶や有機EL等の表示ディスプレイである。入力装置11Hは表示ディスプレイに設けたタッチパネルとして説明する。FlashROM11Jは、各種プログラムやデータを記憶する。貸出者端末12(および利用者端末14)は、さらにカメラ11Iを備えている。このカメラ11Iは後述する拡張現実(以下においてAR(Augmented Reality)と呼ぶ)を実施する際に使用する。ARを実施しない場合は貸出者端末12(および利用者端末14)のハードウェア構成に含まれていなくてもよい。
ユーザは、事前に所定のアプリケーション(アプリと略す)を指定サイトからダウンロードし、貸出者端末12(または利用者端末14)にインストールする。また、情報処理装置10、貸出者端末12、および利用者端末14のそれぞれで実行されるプログラムは、それぞれROM11B等に予め組み込んで提供してもよいし、指定のサイトからダウンロードによりプログラムを取得し、各端末にインストールして実行するようにしてもよい。また、各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するようにしてもよい。情報処理装置10、貸出者端末12、および利用者端末14は、それぞれCPU11Aでプログラムを実行することにより各種の機能を発揮する。
次に、貸出者端末12および利用者端末14の機能的構成を説明する。
図3は、貸出者端末12および利用者端末14の機能的構成の一例を示すブロック図である。貸出者端末12および利用者端末14は基本的な機能は同様である。
貸出者端末12(または利用者端末14)は、制御部26Aと、記憶部26Bと、通信部26Cと、UI(ユーザ・インターフェース)部26Dと、撮像部26Eとを備える。
制御部26Aは、貸出者端末12(または利用者端末14)全体を制御する。記憶部26Bは、各種データを記憶する。
通信部26Cは、通信I/F11Dによりネットワーク18を介して他の装置と通信する。UI部26Dは、出力部26Fと入力部26Gとを備える。出力部26Fは、表示装置11Gに表示情報を出力する。入力部26Gは、ユーザからの操作指示を入力装置11Hから受付ける。
次に、情報処理装置10の機能的構成を説明する。
図4は、情報処理装置10の機能的構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置10は、制御部30と、記憶部32と、通信部34と、UI部36と、を備える。制御部30は、記憶部32と、通信部34と、UI部36との間でデータまたは信号を送受信するなどして、処理を行う。
通信部34は、通信I/F11Dによりネットワーク18を介して他の装置と通信する。UI部36は、出力部36Aと入力部36Bとを備える。出力部36Aは、表示装置11Gに表示情報を出力する。入力部36Bは、例えば、キーボード、マウス、などの入力装置11Hから設定データ等を入力する。
記憶部32は、貸出者情報32A、利用者情報32B、管理情報32C、決済情報32F、鍵管理情報32G、および評価管理情報32Hを記憶する。
ここで貸出者情報32Aは、貸出者20に関する情報を管理するためのテーブルである。例えば、貸出者情報32Aは、貸出者20の識別情報と、貸出者20の氏名と、貸出者20の連絡先と、貸出者20が操作する貸出者端末12の識別情報と、を対応づけたテーブルである。なお、貸出者情報32Aは、貸出者20に関する他の情報を更に含んだ情報であってもよい。また、貸出者20の識別情報は、以下、貸出者IDと称して説明する場合がある。また、貸出者端末12の識別情報は、以下、貸出者端末IDと称して説明する場合がある。
貸出者20の連絡先は、例えば、住所、メールアドレス、電話番号などである。貸出者20の連絡先には、貸出者端末12で貸出者20が確認可能な連絡先(貸出者端末12で受信可能なメールアドレスなど)の情報が含まれるものとする。
利用者情報32Bは、利用者22に関する情報を管理するためのテーブルである。利用者情報32Bは、例えば、利用者22の識別情報、利用者22の氏名、利用者22の連絡先、利用者22の特徴情報、利用者22が操作する利用者端末14の識別情報を対応付けたテーブルである。なお、利用者情報32Bは、利用者22に関する他の情報を更に含んだ情報であってもよい。
利用者22の連絡先は、例えば、住所、メールアドレス、電話番号などである。利用者22の連絡先には、利用者端末14で利用者22が確認可能な連絡先(利用者端末14で受信可能なメールアドレスなど)の情報が含まれるものとする。利用者22の特徴情報とは、利用者22の趣味、趣向、性格、年齢、体型、などの内面的特徴または外面的特徴である。利用者22の識別情報は、以下、利用者IDと称して説明する場合がある。利用者端末14の識別情報は、以下、利用者端末IDと称して説明する場合がある。
管理情報32Cは、車両16の車室17を貸出対象として管理するための情報である。情報処理装置10は、管理情報32Cを管理することで、車室17を貸出対象として管理する。
管理情報32Cは、車室管理情報32Dと、貸出管理情報32Eとを含む。車室管理情報32Dは、車室17を管理するためのテーブルである。貸出管理情報32Eは、車室17の貸出状況を管理するためのテーブルである。
図5Aは、車室管理情報32Dのデータ構成の一例を示す図である。車室管理情報32Dは、車室17ごとに、車室貸出情報とステータスとを対応づけたテーブルである。具体的には、車室管理情報32Dは、車室IDと、車室貸出情報と、ステータスとを対応づけたテーブルである。
車室IDは、車室17の識別情報である。車室貸出情報は、車室17の貸出に関する情報であり、貸出者20の指示によって登録される情報である。車室貸出情報は、車両情報と、貸出期間中の走行可否と、停車期間の貸出可否と、貸出期間と、利用料金と、の各々の情報を含む。なお、車室貸出情報は、車室17の貸出に関する他の情報を更に含んだ情報であってもよい。
車両情報は、車両16に関する情報である。車両情報は、例えば、貸出者ID、車両ID、車種、貸出領域、を含む。車両IDとは、該車両16の識別情報である。車種とは、車両16の車種を示す情報である。貸出領域とは、車室17を貸し出すときに、該車室17を備えた車両16が位置する予定の領域である。なお、車両情報は、車両16に関する他の情報を更に含んだ情報であってもよい。
貸出期間中の走行可否は、貸出期間中の車両16走行を許可するか否かを示す情報である。貸出期間中の走行可否は、例えば、走行許可を示す“OK”、または、走行許可しない事を示す“NG”で表される。
停車期間の貸出可否は、車両16の停車期間に該車両16の車室17を利用者22へ貸出すことを許可するか否かを示す情報である。
停車期間に車両16の車室17を利用者22へ貸出す事を許可するとは、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間として設定可能であることを意味する。停車期間に車両16の車室17を利用者22へ貸出すことを許可しない、とは、停車期間の全ての期間を、貸出期間として設定することが不可能であることを意味する。
停車期間は、移動体が移動を停止している期間である。停車期間は、具体的には、駐車期間または停止期間である。駐車期間とは、予め定められた時間以上の停止または運転者が車両16から離れてすぐに運転できない状態での停止である。停止期間は、予め定められた時間未満の停止である。また、移動体が自動運転車両の場合、停車期間は移動体が所定領域内で周回移動する期間を含む。
停車期間の貸出可否は、例えば、貸出可能を示す“OK”または貸出不可を示す“NG”で表される。
「停車期間の貸出可否」が“OK”である場合、対応する車室IDによって識別される車室17は、車両16の停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間として設定されうる車室17である。言い換えると、停車期間の貸出可否が“OK”である場合、車室管理情報32Dには、対応する車室IDによって識別される車室17は、車両16が停車した状態での貸出であることを示す情報が設定された状態となる。
また、「停車期間の貸出可否」が“NG”である場合、対応する車室IDによって識別される車室17は、車両16の停車期間の貸出を禁止された車室17である。
貸出期間とは、車室17を貸し出すことの可能な期間を示す情報である。貸出期間は、例えば、貸出開始時間と貸出終了時間、曜日、年月日、一日を複数の時間帯に分割した該時間帯、などで表される。時間帯は、例えば、午前中、午後、などである。
「停車期間の貸出可否」が貸出可能を示す“OK”である場合、該「停車期間の貸出可否」に対応する「貸出期間」は、車両16の停車期間の少なくとも一部の期間に重複する期間であってもよい事を示す。また、「停車期間の貸出可否」が貸出不可を示す“NG”である場合、該「停車期間の貸出可否」に対応する「貸出期間」は、車両16の停車期間の少なくとも一部の期間に重複する期間であってはならないことを示す。
このため、後述する制御部30が車室管理情報32Dに基づいて車室17を貸出対象として管理することで、情報処理システム1で利用される車両16の車室17は、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定されうる。
また、「停車期間の貸出可否」が貸出可能を示す“OK”であり、且つ、「貸出期間中の走行可否」が走行許可を示す“OK”であると想定する。この場合、これらに対応する「貸出期間」は、車両16の停車期間の少なくとも一部の期間に重複する期間であってもよく、且つ、該「貸出期間」中に車両16を走行させてもよい事を示す。
このため、後述する制御部30が車室管理情報32Dに基づいて車室17を貸出対象として管理することで、情報処理システム1で利用される車両16は、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定され、且つ、貸出期間中の走行を許可可能に設定されうる。
利用料金は、貸出時の単位時間あたりの利用料金、または、所定期間で定額である利用料金を示す情報である。なお、利用料金は、各国で用いられる通貨単位に限定されず、仮想通貨、ポイントなどの電子マネーであってもよい。車室管理情報32Dに登録される利用料金は、対応する、車両情報、貸出期間中の走行可否、停車期間の貸出可否、および、貸出期間情報、が示す状態での利用料金である。
ステータスは、対応する車室IDによって識別される車室17の予約状況を示す情報である。例えば、ステータスは、予約済、利用中、予約未_貸出可能、予約未_貸出不可、を示す情報である。予約済は、対応する車室IDによって識別される車室17が利用者22によって予約済であることを示す情報である。利用中とは、対応する車室IDによって識別される車両16が利用者22によって利用中であることを示す情報である。予約未_貸出可能とは、対応する車室IDによって識別される車室17が利用者22によって予約未であり且つ貸出可能な状態であることを示す情報である。予約未_貸出不可とは、対応する車室IDによって識別される車室17が利用者22によって予約未であり且つ貸出不可能な状態であることを示す情報である。ステータスは、後述する制御部30の制御によって更新される。
次に貸出管理情報32Eのデータ構成について説明する。
図5Bは、貸出管理情報32Eのデータ構成の一例を示す図である。
貸出管理情報32Eは、車室17の利用状況を管理するためのテーブルである。例えば、貸出管理情報32Eは、予約IDと、車室IDと、利用者IDと、予約時間と、利用履歴情報とを対応付けたテーブルである。
予約IDは、貸出予約の識別情報である。利用者IDは、利用者22の識別情報である。予約時間は、車室17の予約時間を示す情報である。利用履歴情報は、車室17の実際の利用状況の履歴を示す情報である。貸出管理情報32Eは、後述する制御部30の制御によって更新される。
図4に戻り説明を続ける。決済情報32Fは、決済時に用いる情報を登録したテーブルである。例えば、決済情報32Fは、貸出者20の貸出者IDと貸出者20の決済に用いる情報とを対応付けると共に、利用者22の利用者IDと利用者22の決済に用いる情報とを対応付けたテーブルである。貸出者20の決済に用いる情報は、料金振り込みまたは料金支払時に用いる情報であり、例えば、貸出者20の銀行口座情報、クレジットカード情報などである。利用者22の決済に用いる情報は、料金振り込みまたは支払時に用いる情報であり、例えば、利用者22の銀行口座情報、クレジットカード情報などである。
鍵管理情報32Gは、車室17の設備をユーザが解錠または施錠するための鍵情報を管理するためのテーブルである。例えば、鍵管理情報32Gには、ドアやエンジンなどの車室17の設備ごとに、設備の各々を解錠するための鍵情報が登録されている。
評価管理情報32Hは、車両16、車室17、貸出者20、および利用者22の少なくとも1つの評価結果である評価情報を登録するテーブルである。評価情報は、例えば、貸出者20が利用者22を評価した情報、利用者22が車両16、車室17、貸出者20の少なくともいずれか1つを評価した情報を含むが、これに限定されない。本実施形態では、評価管理情報32Hは、車室17を利用した利用者22の利用者情報と、該車室17を貸し出した貸出者20の貸出者情報と、貸出環境情報と、貸出者20、利用者22、車両16、および車室17の少なくとも1つの評価結果とを対応付けた情報である。貸出環境情報とは、貸出環境を示す情報であり、貸出日時、貸出場所などの情報を含む。
また、評価管理情報32Hに登録する利用者からの車室の評価に、利用者が実際に車室を利用した利用用途を示す情報(用途情報)を含めてもよい。評価管理情報32Hに「実際に利用した用途」のデータ項目を設けて、利用者から車室利用後に「実際に利用した用途」のデータを受け付けて登録する。
図5Cは、評価管理情報32Hに設けた「実際に利用した用途(利用用途)」のデータ構成の一例を示す図である。図5Cに示すように、車室のID番号(識別番号)と車両の駐車場所(座標)とを対応付けたテーブルを設け、利用者が実際に利用した車室のID番号と、利用後に受け付けた利用用途を対応付けて記憶する。この例では、車両の駐車場所(座標)を示す情報として緯度経度情報を設定し、利用用途として「会議」、「電話」、「オムツ替え」、「授乳」などの利用用途を設定している。なお、ここに示す利用用途を示す情報は一例であり、これに限定するものではない。また、利用用途の種類は、予め複数のカテゴリに分けて管理し、利用者22が評価を登録する際に、それらのカテゴリの中から選択させるようにしてもよい。また、利用者により利用用途を自由に入力させるようにしてもよい。自由に利用用途を入力させる場合には、制御部30の後述する利用傾向情報処理部30Tによりカテゴリがどこに属するか解析させ、該当する所定のカテゴリに振り分けるようにすればよい。
記憶部32に記憶される各種情報は、制御部30による後述する処理によって、適宜、登録および更新が実施される。これらの処理の詳細は後述する。
なお、記憶部32に記憶される上記情報の各々のデータ形式は、テーブルに限定されない。
次に、制御部30について説明する。制御部30は、受信部30Aと、登録部30Bと、検索部30Cと、第1出力制御部30Dと、選択部30Eと、第2出力制御部30Fと、生成部30Gと、送信部30Hと、更新部30Iと、貸出終了処理部30Jと、を含む。さらに、制御部30は、利用傾向情報処理部30Tと第3制御出力部30Uとを含む。
受信部30A、登録部30B、検索部30C、第1出力制御部30D、選択部30E、第2出力制御部30F、生成部30G、送信部30H、更新部30I、貸出終了処理部30J、利用傾向情報処理部30T、および第3制御出力部30Uは、例えば、1または複数のプロセッサにより実現される。例えば上記各部の各々は、CPUなどのプロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよい。上記各部の各々は、専用のIC(Integrated Circuit)などのプロセッサ、すなわちハードウェアにより実現してもよい。上記各部の各々は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。複数のプロセッサを用いる場合、複数のプロセッサの各々は、複数の各部のうち1つを実現してもよいし、複数の各部のうち2以上を実現してもよい。
プロセッサは、記憶部(HDD11F等)に記憶されたプログラムを読み出し実行することで、上記複数の各部を実現する。なお、(HDD11F等)にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成してもよい。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで、上記複数の各部を実現する。
受信部30Aは、通信部34を介して、貸出者端末12、利用者端末14、および車両16から各種の情報を受信する。
具体的には、受信部30Aは、貸出者端末12から、貸出者情報、利用傾向要求、車室貸出情報、および、評価情報などを受信する。また、受信部30Aは、利用者端末14から、利用者情報、利用予約情報、利用要求、および、評価情報などを受信する。
利用傾向要求とは、所定エリアごとの利用者の車室の利用傾向(利用用途など)を取得するための要求信号である。ここで所定エリアとは、地図を所定の条件により区切ったそれぞれのエリア(ここでは単位エリアと呼ぶ)のことを指す。地図は情報処理装置10が備える地図データを用いてもよいし、貸出者端末12が使用する地図データに合わせてエリアを設定してもよい。利用傾向要求は、貸出者20によって貸出者端末12などから入力される。受信部30Aは、貸出者20から利用傾向要求として特定の地域を示す地域情報を検索条件に含めた要求信号を受信してもよい。
利用予約情報とは、車室17の利用予約を行う利用者22によって入力される情報である。言い換えると、利用予約情報とは、利用者22が利用希望する車室17の検索条件であり、1または複数の検索ワードを含む情報である。利用予約情報は、例えば、車室17を利用する予定の、日付、利用開始時間、利用時間、利用場所、の少なくとも1つの検索ワードを含む。なお、利用予約情報は、更に他の検索ワードを含んだ情報であってもよい。例えば、利用予約情報は、車両16の車種、車両16を所有する貸出者20の特徴情報、車両16、車室17、または貸出者20の評価情報、などの検索ワードを更に含んだ情報であってもよい。
利用要求とは、車室17の利用予約を行う利用者22によって入力される情報である。利用要求は、利用予約情報に示される検索条件の少なくとも1つに一致する1または複数の車室貸出情報の内、利用者22が利用希望する車室17の車室貸出情報と該車室17の利用を要求する要求信号とを含む情報である。
登録部30Bは、貸出者情報の貸出者情報32Aへの登録、利用者情報の利用者情報32Bへの登録、車室貸出情報の車室管理情報32Dへの登録、などの登録処理を実行する。
登録部30Bは、貸出者端末12から貸出者情報を受信すると、該貸出者情報を貸出者情報32Aへ登録する。また、登録部30Bは、利用者端末14から利用者情報を受信すると、該利用者情報を利用者情報32Bへ登録する。また、登録部30Bは、貸出者端末12から車室貸出情報を受信すると、該車室貸出情報を車室管理情報32Dに登録する。
利用傾向情報処理部30Tは、地図の単位エリア毎に、単位エリア内に登録されている車両16の車室17の過去の利用傾向を評価管理情報32Hのデータから分析し、単位エリアごとに車室の利用傾向を示す情報を生成する。例えば、利用傾向情報処理部30Tは、単位エリアごとに利用回数が最も多い用途(用途情報)を、利用傾向を示す情報として地図上に重畳する。
具体的には、単位エリアごとに各利用用途について集計をとり、それぞれの利用用途の利用回数を比較して利用回数の多いものから順位を付ける。つまり利用回数が最も多いものを1位とする。集計結果において最も利用回数が多いものが「会議」であるとするならば、「会議」が1位となり、「会議」を示す情報を地図上の該当エリアに表示させる。該当エリアには「会議」を示すアイコンや、色分けによる表示により、貸出者の車両の駐車位置と1位の用途との対応関係が一目で分かるようにする。
なお、集計方法は任意に設定してよい。例えば単位エリア内の各車室の最新の利用用途を集計して1位の用途を求める。また、同じ車両の車室でも繰り返し使用されるため、過去1日や1週間などの所定期間に亘って同じ車室の利用用途を集計する。この集計を単位エリア内の他の車両の車室についても行い、単位エリア内のすべての車室の所定期間の利用用途を集計する。また、現在から過去に亘る所定期間のデータを、時間帯や、曜日や、休日単位で集計をとってもよい。集計する期間等は、予め設定したり、貸出者の貸出者端末12から適宜条件の指定を受け付けたりするなどして選択する。
なお、利用傾向情報処理部30Tは、地図の単位エリアの境界を、例えば地図データに含まれる主要道路や、川や、線路を跨がないという条件などにより設定する。
また、利用傾向情報処理部30Tは、各単位エリアにおいて、隣接する単位エリアが同じ用途(例えば1位「会議」)であった場合、互いにエリアを結合し、一つのエリアとして境界を変更してよい。
また、利用傾向情報処理部30Tは、利用用途の集計により各単位エリアの2位以下の用途も算出することができる。よって、利用傾向情報処理部30Tは、2位以下の用途のランキングも貸出者端末12に適宜提供するようにしてもよい。例えば、貸出者端末12側で所定操作を受け付けた場合に貸出者端末12にポップアップなどにより2位以下の用途を示す情報を表示させるようにする。
また、利用傾向情報処理部30Tは、時間帯によって各単位エリアのランキング1位の利用用途を示す情報を随時更新してもよい。1日の中でも時間帯などにより利用用途の順位は変化する。そこで1日の中の午前と午後や、昼間と夜や、3時間おきなどの所定のタイミングで各単位エリアの利用用途を示す情報を更新する。同じ曜日ごと、休日ごとなどを単位に集計しても用途の傾向が現れる。曜日ごと、休日ごとに利用用途を示す情報を集計して更新するようにしてもよい。
図5Dは、過去の1日の利用用途の推移を示すグラフである。この例では、会議、仮眠、読書、および授乳の1日の利用回数の推移のグラフを示している。図5Dに示すように、会議の集計結果では、会社の始業時刻から終業時刻までの昼間の時間帯に利用が集中していることが分かる。これに対し、仮眠は、夜の時間帯に利用が集中していることが分かる。また、読書は、時間帯に関係なく利用が平均しており、授乳はお昼に利用が集中していることが分かる。このように、用途により利用される時間帯にばらつきがあり、時間帯により各利用用途の集計回数(各棒グラフの高さの集計)の順位が入れ替わる。例えば24時~6時ごろまでの深夜の時間帯は仮眠が1位であり、21時~23時頃までは読書が1位である。利用傾向情報処理部30Tは、過去の利用用途から時間帯による推移を示す情報を作成し、各時間帯の集計を行って、時間帯ごとに利用用途のランキングを算出しておく。そして、利用傾向情報処理部30Tは、時間帯によって各単位エリアのランキング1位の利用用途を示す情報を随時更新する。従って図5Dの場合、21時~23時までは読書を1位とし、24時~6時までは仮眠を1位に変更する。
また、利用傾向情報処理部30Tは、利用用途と過去のトラブル件数との比率からランキングを行ってもよい。単に利用用途を集計し、利用回数が多いものを1位とするのではなく、その利用用途でトラブルが発生した件数も集計し、利用用途の回数とそのうちのトラブル件数との比率をとってランキングを行う。例えば貸出者が利用者に車室を貸した後の利用者に対する評価登録の際に、情報処理装置10の評価管理情報32Hにトラブルがあればトラブル有りとして登録する。トラブルの具体的な内容を登録してもよい。利用傾向情報処理部30Tは、評価管理情報32Hから利用用途を示す情報と共にトラブルの有無を示す情報を取得し、利用用途の集計と、各利用用途のトラブル件数も集計し、利用用途ごとにトラブル件数の比率を算出する。そして、算出した各利用用途の比率の値で利用用途のランキングを行う。
なお、利用傾向情報処理部30Tは、利用用途の回数でランキングを行って、トラブル件数の比率については詳細情報としてポップアップなどにより表示させるようにしてもよい。
また、トラブルの比率が高いエリアを、悪い評価のエリアとして指定色で色分けするなどして表示するようにしてもよい。例えばトラブルの比率が一定値以上の場合に、そのエリアを悪い評価の地域を指す指定色で表示する。また、予め決めた一定値ではなく、他のエリアと比較して例えば平均よりも所定値以上高い場合に悪い評価のエリアとして指定色で表示するようにしてもよい。
また、利用傾向情報処理部30Tは、各貸出者の車両の駐車場所や車種、周辺の地域性などに基づき、ニーズの高いであろう用途を各貸出者に通知したり、その用途での利用において評価の高い車内装備品などを通知したりしてもよい。
また、利用傾向情報処理部30Tは、時間帯毎の、各地域の人の動き(渋滞情報など)や、天気予報や、周辺のイベント情報などをもとに、翌日または数時間後、どのエリアでどのような用途での貸し出しニーズが高まるかを予測し、各貸出者に時間帯や日時の情報、エリア、および用途を通知し、車両の駐車位置の移動を促すようにしてもよい。例えば、「明日の午後、〇〇駅近辺で着替えや荷物置きの用途での利用ニーズが高まる可能性があります!」などと通知することで、貸出者は該当する車両を対象のエリアに移動して駐車させることができる。
第3出力制御部30Uは、利用傾向情報処理部30Tが単位エリアごとにアイコンや色分けにより生成した利用傾向情報を地図上に重畳するなどして貸出者端末12の出力部26Fへ出力する。例えば貸出者端末12の出力部26Fへ利用傾向情報が出力された後に更新処理が入ると、更新後の1位の情報を含む利用傾向情報を貸出者端末12の出力部26Fへ通知し、貸出者端末12に表示を更新させるようにしてもよい。
図6Aは貸出者端末12の画面の出力例を示した図である。図6A(a)は、貸出者端末12のユーザ(貸出者)が地域を指定して登録車両の位置を表示させた場合の例である。図6A(a)に登録車両の位置を風船のマークで示している。図6A(b)は、同じ地域を対象に利用傾向を表示させた場合の例である。なお、図6A(a)と図6A(b)の表示は、貸出者端末12において画面のタッチ操作やキー操作などにより切替を行ってもよいし、図6A(b)を固定で表示するようにしてもよい。
図6A(b)に示す例では、エリアの範囲が一目で分かるようにエリア毎に色分けし、各エリアに利用回数が最も多い用途情報(アイコンC1~C4)を表示させている。各単位エリア内に登録車両が1台もないエリアは色分けの表示はせず、元の地図表示のままとしている。また、授乳マーク(哺乳瓶のアイコンC1)のエリアは、主要道路を挟んで隣接する2つの単位エリアが同じ用途「授乳」が1位であったため、エリアを結合し、一つのエリアとして同じ色で表示している。
図6A(c)は、図6A(b)が表示されている画面で、アイコンC2の表示エリアD2をタッチ操作などで指定した場合の表示状態を示している。アイコンC2の表示エリアD2は、各用途がランキング付けされている。このため、表示エリアD2をタッチすると、ランキング1位の用途情報だけでなく、より詳しい情報がポップアップなどで表示される。この例では、ランキング2位以下の用途情報を含めてポップアップQ1で表示させている。
図6A(b)および図6A(c)の表示のいずれも、情報処理装置10から更新情報が通知されると表示が更新される。例えば、授乳マーク(哺乳瓶のアイコンC1)のエリアは、2つの単位エリアD1、D3が結合されて一つのエリアD4として同じ色で表示されているが、更新により各単位エリアD1、D3の利用用途が異なる場合には、単位エリアD1、D3毎に異なるアイコンおよび色で表示される。
検索部30Cは、利用者端末14から受信した利用予約情報を満たす車室貸出情報を、車室管理情報32Dから検索する。検索部30Cは、受信部30Aで受信した利用予約情報に含まれる1または複数の検索ワードに一致または類似する車室貸出情報を、車室管理情報32Dから検索する。
例えば、受信部30Aで受信した利用予約情報に、車室17を利用する予定の利用開始時間、および、利用時間、が含まれている場合を想定する。この場合、検索部30Cは、該利用開始時間から該利用時間を経過するまでの期間に、少なくとも一部が重複する貸出期間を含む、車室貸出情報を車室管理情報32Dから検索する。ここでは、検索部30Cが、複数の車室貸出情報、すなわち、複数の車室IDの各々に対応する車室貸出情報を、車室管理情報32Dから検索した場合を想定して説明を続ける。
第1出力制御部30Dは、一覧情報を利用者端末14の出力部26Fへ出力する。
一覧情報とは、車両16の停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定されうる車両16の車室17の情報である。詳細には、一覧情報は、検索部30Cによって検索された、車両16の車室17の車室貸出情報の、一覧を示す情報である。なお、一覧情報は、1または複数の車室17の車室貸出情報を含めばよい。
上述したように、情報処理システム1の車両16は、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定されうる車両16である。また、車両16は、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定され、且つ、貸出期間中の走行を許可可能に設定されうる車両16である。
このため、一覧情報を出力することで、第1出力制御部30Dは、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定されうる車両16の車室17の車室貸出情報の一覧である一覧情報を、利用者端末14の出力部26Fに出力することとなる。また、第1出力制御部30Dは、停車期間の少なくとも一部の期間を貸出期間に設定されうる車両16の車室17であって、且つ、貸出期間中の走行を許可可能に設定されうる車両16の車室17の一覧情報を、利用者端末14の出力部26Fに出力することとなる。
図6Bは、一覧情報32Xの一例を示す模式図である。一覧情報32Xは、検索部30Cによって検索された、1または複数の車室貸出情報を含む。例えば、一覧情報32Xは、車室貸出情報である文字情報32X1、および、車室貸出情報である画像32X2を含む。画像32X2は、例えば、地図画像上における貸出領域に対応する位置に、対応する車室貸出情報を示す画像を配置した画像である。車室貸出情報を示す画像は、例えば、車両16を模式化して示した画像で表される。
利用者22は、利用者端末14に表示された一覧情報32Xを参照しながら、利用者端末14を操作することで、利用希望する1つの車室貸出情報を選択する。すると、利用者端末14は、選択された車室貸出情報と、車室17の利用を要求する要求信号とを含む利用要求を、情報処理装置10へ送信する。
なお、第1出力制御部30Dが一覧情報32Xを出力する出力部は、利用者22によって閲覧可能な出力機構であればよく、利用者端末14に設けられた出力部26Fに限定されない。例えば、第1出力制御部30Dは、ネットワーク18に接続された各種のディスプレイを、一覧情報32Xを出力する出力部として用いてもよい。該ディスプレイは、例えば、掲示板、電子看板などであるが、これらに限定されない。第1出力制御部30Dは、ネットワーク18に接続された音声を出力するスピーカに、一覧情報32Xを出力する出力部として用いてもよい。
図4に戻り説明を続ける。選択部30Eは、利用者端末14から受信した利用要求に含まれる車室貸出情報を、利用者22への貸出対象の車室17の車室貸出情報として選択する。すなわち、選択部30Eは、利用者22の指示に基づいて、一覧情報32Xに含まれる車室17の車室貸出情報の内、利用者22への貸出対象の車室17の車室貸出情報を選択する。
第2出力制御部30Fは、貸出可能情報を利用者端末14の出力部26Fに出力する。
貸出可能情報とは、選択部30Eが選択した車室17が貸出可能であることを示す情報である。貸出可能情報は、例えば、選択部30Eが選択した車室17の車室貸出情報に含まれる少なくとも一部の情報と、該車室17を貸し出す事を示す情報と、を含む。
なお、第2出力制御部30Fは、利用者端末14から受信した利用予約情報に含まれる利用開始時間から利用時間を経過するまでの期間と、該貸出可能情報に含まれる貸出期間と、の重複期間を、実際の予約時間として算出する。そして、第2出力制御部30Fは、貸出期間に代えて該予約時間を含む車室貸出情報を、貸出可能情報として利用者端末14へ出力する。
また、第2出力制御部30Fは、貸出可能情報の出力先である利用者端末14の利用者22の利用者IDと、該貸出可能情報に含まれる車室IDと、算出した予約時間と、予約IDと、を対応付けて貸出管理情報32Eへ登録する(図5B参照)。
貸出可能情報を受信した利用者端末14は、利用者端末14の出力部26Fに貸出可能情報を表示する。このため、利用者22は利用者端末14を参照することで、利用者22が利用を許可された車室17の車室貸出情報を確認することができる。
図7Aおよび図7Bは、利用者端末14の出力部26Fに出力された、貸出可能情報の画面の一例を示す模式図である。
例えば、貸出可能情報に含まれる車室貸出情報が、貸出期間中の走行可否を示す情報として“NG”を含み、停車期間の貸出可否を示す情報として“OK”を含むと想定する。この場合、利用者端末14の出力部26Fには、例えば、図7Aに示す貸出可能情報が出力される。
また、例えば、貸出可能情報に含まれる車室貸出情報が、貸出期間中の走行可否を示す情報として“OK”を含み、停車期間の貸出可否を示す情報として“OK”を含むと想定する。この場合、利用者端末14の出力部26Fには、例えば、図7Bに示す貸出可能情報が出力される。
図7Aおよび図7Bに示すように、利用料金は、車両16が停車した状態で貸出す場合(図7A参照)と、車両16の走行が許可された状態で貸出す場合(図7B参照)とで、異なりうる。なお、図7Aおよび図7Bにおいて、貸出す車両の項目に車種および車両のナンバー以外の識別情報を表示してもよい。例えば、「車両A」、「車両B」、「白い車両」、「赤いワンボックス」などを表示してもよく、このように表示をすれば、利用者にとって車両を識別しやすい場合がある。
図4に戻り説明を続ける。なお、上述したように、車室管理情報32Dに登録されている車室貸出情報に含まれる貸出領域は、車室17を貸し出すときに、該車室17を備えた車両16が位置する予定の領域である。このため、選択部30Eによって利用者22への貸出対象が選択された場合、車両16の実際の貸出位置を示す情報を利用者22へ通知することが好ましい。
そこで、第2出力制御部30Fは、貸出可能情報を利用者端末14の出力部26Fへ出力する前に、貸出者端末12へ選択情報を送信することが好ましい。選択情報とは、駐車ロット情報の入力指示信号を少なくとも含む情報である。例えば、選択情報は、選択部30Eが選択した車室17の車室貸出情報と、駐車ロット情報の入力指示信号と、を含む。
駐車ロットとは、車両16の1台分の大きさの領域である。駐車ロット情報とは、選択部30Eが選択した車室17を有する車両16の、貸出領域内の駐車ロットを示す情報である。
貸出者端末12が選択情報を受信すると、貸出者端末12の貸出者20は、貸出者20の所有する車両16を実際に配置した駐車ロット情報を入力する。この場合、例えば、貸出者端末12は、駐車ロットの入力を受付けるための入力画面を貸出者端末12に表示する。
図8は、貸出者端末12に表示される、駐車ロットの入力を受付けるための入力画面の一例を示す模式図である。貸出者20は、例えば、貸出領域P内における実際に車両16を駐車させた駐車ロットP1を指示入力する。すると、貸出者端末12は、指示入力された駐車ロットP1の駐車ロット情報を情報処理装置10へ送信する。
図4に戻り説明を続ける。情報処理装置10の第2出力制御部30Fは、受信部30Aおよび通信部34を介して貸出者端末12から、駐車ロット情報を受信する。そして、第2出力制御部30Fは、貸出者端末12から受信した駐車ロット情報を更に含む貸出可能情報を、利用者端末14へ出力すればよい。
次に、生成部30Gについて説明する。生成部30Gは、鍵情報を生成する。生成部30Gは、利用者22が利用する車室17を利用可能とするための鍵情報を生成する。送信部30Hは、生成部30Gで生成された鍵情報を、生成部30Gが直前に貸出可能情報を出力した利用者端末14へ送信する。鍵情報を受信した利用者端末14は、受信した鍵情報を記憶する。
更新部30Iは、貸出管理情報32Eを更新する。更新部30Iは、利用者22による利用期間中の、車室17の実際の利用状況を検出し、貸出管理情報32Eに利用履歴情報として登録する。車室17の実際の利用状況は、例えば、車両16のセンサ24Cによって検出された車両16の位置情報、車両16に搭載された各種電子機器の動作状態、などを含む。
車両16の制御部24Aは、センサ24C、入力部24E、および駆動部24Gから出力される信号を公知の方法で解析することで、車室17の利用状況を検出し、検出結果を情報処理装置10へ送信すればよい。情報処理装置10の更新部30Iは、検出結果を、受信部30Aおよびネットワーク18を介して車両16から受信する。そして、更新部30Iは、受信した検出結果を利用履歴情報として貸出管理情報32Eへ登録する。
貸出終了処理部30Jは、貸出終了処理を実行する。貸出終了処理とは、利用者22による車室17の利用終了時に実行される処理である。貸出終了処理は、例えば、終了時刻通知処理、鍵情報無効化処理、料金計算処理、決済処理、評価処理、を含む。
例えば、貸出終了処理部30Jは、終了時刻通知処理として、予約時間の終了時刻を利用者端末14および車両16の少なくとも一方へ通知する。具体的には、貸出終了処理部30Jは、貸出管理情報32Eを参照し、貸出管理情報32Eに登録されている予約時間の終了時刻から所定時間前の時刻となったときに、該予約時間に対応する利用者IDによって識別される利用者22の利用者端末14へ、予約時間の終了時刻を通知する。なお、貸出終了処理部30Jは、該予約時間に対応する車室IDによって識別される車両16の車両16へ、予約時間の終了時刻を通知してもよい。
予約時間の終了時刻を受信した利用者端末14および車両16の少なくとも一方は、該終了時刻を示す情報を出力する。このため、該車両16の車室17を利用中の利用者22に、予約時間の終了時刻を提供することができる。
また、例えば、貸出終了処理部30Jは、鍵情報無効化処理として、利用者端末14に送信した鍵情報を、車両16の設備の解錠状態への切替えが不可能な状態に無効化する。
また、例えば、貸出終了処理部30Jは、料金計算処理として、利用開始から利用終了までの時間と、車室管理情報32Dに登録されている利用料金から、料金を計算する。そして、貸出終了処理部30Jは、計算した料金の料金情報を、利用者端末14および貸出者端末12へ送信する。そして、貸出終了処理部30Jは、計算した料金情報の料金の、利用者22の銀行口座からの引落し、貸出者20の銀行口座への振り込み、などの決済処理を実行する。
また、例えば、貸出終了処理部30Jは、評価処理として、貸出者端末12および利用者端末14の各々から評価情報を受信し、評価管理情報32Hへ登録する。このとき、貸出終了処理部30Jは、車室17を利用した利用者22の利用者情報と、該車室17を貸し出した貸出者20の貸出者情報と、貸出環境情報と、受信した貸出者20、利用者22、車両16、および車室17の少なくとも1つの評価情報と、を対応付けて評価管理情報32Hへ登録する。このため、貸出者20と利用者22とのユーザ間の貸し借りの情報が各々の評価情報と共に評価管理情報32Hへ登録され、管理されることとなる。
次に、情報処理システム1で実行される情報処理の流れの一例を説明する。まず、登録部30Bによる登録処理の流れを説明する。
図9Aは、情報処理システム1で実行される登録処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、貸出者情報の登録処理(ステップS1)について説明する。貸出者20は、貸出者端末12を操作することで、貸出者20の氏名、貸出者20の連絡先、などを含む貸出者情報を入力する。貸出者端末12は、入力された貸出者情報を、ネットワーク18を介して情報処理装置10へ送信する(ステップS10)。情報処理装置10の登録部30Bは、貸出者端末12から受信した貸出者情報を、貸出者20の貸出者IDに対応付けて貸出者情報32Aへ登録する(ステップS12)。そして、情報処理装置10の登録部30Bは、登録完了を示す情報を、貸出者端末12へ送信する(ステップS13)。
貸出者情報は、1または複数の貸出者20の各々が、各々の貸出者端末12を操作することで入力される。そして、貸出者端末12に貸出者情報が入力される毎に、情報処理システム1は貸出者情報の登録処理(ステップS1)を実行する。
次に、利用者情報の登録処理(ステップS2)について説明する。利用者22は、利用者端末14を操作することで、利用者22の氏名、利用者22の連絡先、利用者22の特徴情報、などを含む利用者情報を入力する。利用者端末14は、入力された利用者情報を、ネットワーク18を介して情報処理装置10へ送信する(ステップS20)。情報処理装置10の登録部30Bは、利用者端末14から受信した利用者情報を、利用者22の利用者IDに対応付けて利用者情報32Bへ登録する(ステップS22)。そして、情報処理装置10の登録部30Bは、登録完了を示す情報を、利用者端末14へ送信する(ステップS24)。
利用者情報は、1または複数の利用者22の各々が、各々の利用者端末14を操作することで入力される。そして、利用者端末14に利用者情報が入力される毎に、情報処理システム1は利用者情報の登録処理(ステップS2)を実行する。
次に、車室貸出情報の登録処理(ステップS3)について説明する。貸出者20は、車室貸出情報を登録する際に、まず貸出者端末12を使って車室の利用傾向を調べる(S300)。詳細には、図9Bに示すように、貸出者20は、貸出者端末12を操作し、地域や集計期間などの条件を入力するなどして車室の利用傾向を情報処理装置10に要求する(S301)。情報処理装置10は、利用傾向の要求を受け付けると、利用傾向の要求と共に指定された条件で、評価管理情報32Hのデータ、つまり図5Cのデータから、指定された地域に含まれる車両を特定し、指定された地域を地図情報に基づき単位エリアに区切って、車室を利用した用途(用途情報)を単位エリアごとに集計する(S302)。そして、集計結果に基づきランキングした用途(用途情報)のアイコンを各エリアに重ね、各エリアを色分けするなどして生成した表示情報を要求元の貸出者端末12に送信する(S303)。貸出者端末12では、情報処理装置10から送信された表示情報を表示し、その表示結果から貸出者が自分の車両の駐車位置周辺の利用傾向を確認する。
続いて貸出者20は、貸出者端末12を操作することで、車室貸出情報を入力する。詳細には、貸出者20は、貸出者端末12を操作することで、車両情報と、貸出期間中の走行可否と、停車期間の貸出可否と、貸出期間と、利用料金と、の各々の情報を入力する。車両情報として、利用傾向に合った情報を入力することもできる。例えば利用用途の1位が「読書」であった場合、読書用のスタンドや、読書に最適な音楽CDが揃っているなどの情報を車両情報に含めることができる。貸出者は、実際の車両に読書用のスタンドを配置したり、読書用の音楽CDを配置したりして準備しておく。
貸出者端末12は、入力された車室貸出情報を、ネットワーク18を介して情報処理装置10へ送信する(ステップS30)。情報処理装置10の登録部30Bは、貸出者端末12から受信した車室貸出情報を、車室17の車室IDに対応付けて車室管理情報32Dへ登録する(ステップS32)。そして、情報処理装置10の登録部30Bは、登録完了を示す情報を、貸出者端末12へ送信する(ステップS34)。
車室貸出情報は、1または複数の貸出者20の各々が、各々の貸出者端末12を操作することで入力される。そして、貸出者端末12に車室貸出情報が入力される毎に、情報処理システム1は車室貸出情報の登録処理(ステップS3)を実行する。
次に、利用者端末14から利用予約情報が入力されてから車室17の利用が開始されるまでの利用開始処理の流れを説明する。
図10は、情報処理システム1で実行される利用開始処理(ステップS4)の流れの一例を示すシーケンス図である。
利用者22は、利用者端末14を操作することで、利用者22が利用を希望する車室17の検索条件であり、1または複数の検索ワードを含む情報である利用予約情報を入力する。検索ワードは、上述したように、車室17を利用する予定の利用開始時間、利用時間、利用場所、などである。利用者端末14は、利用予約情報の利用者22による入力を受付ける(ステップS39)。利用者端末14は、受付けた利用予約情報を情報処理装置10へ送信する(ステップS40)。情報処理装置10の検索部30Cは、利用者端末14から受信した利用予約情報を満たす車室貸出情報を、車室管理情報32Dから検索する(ステップS42)。
第1出力制御部30Dは、検索部30Cによって検索された車室貸出情報の一覧である一覧情報32Xを、利用者端末14へ送信する(ステップS44)。利用者端末14は、利用者端末14の出力部26Fに一覧情報32Xを出力する(ステップS46)(図6参照)。
利用者22は、利用者端末14に表示された一覧情報32Xを参照しながら、利用者端末14を操作することで、利用を希望する1つの車室貸出情報を選択する。利用者端末14は、選択された車室貸出情報の入力を受付ける(ステップS48)。利用者端末14は、受付けた車室貸出情報と、車室17の利用を要求する要求信号とを含む利用要求を、情報処理装置10へ送信する(ステップS50)。
情報処理装置10の選択部30Eは、ステップS50で受信した利用要求に含まれる車室貸出情報を、貸出対象の車室17の車室貸出情報として選択する(ステップS52)。
情報処理装置10の選択部30Eは、ステップS52で選択した車室17の車室貸出情報と、駐車ロット情報の入力指示信号と、を含む選択情報を、該車室貸出情報に含まれる貸出者IDによって識別される貸出者20の貸出者端末12へ送信する(ステップS54)。
貸出者端末12が選択情報を受信すると、貸出者端末12の貸出者20は、貸出者20の所有する車両16を実際に配置した駐車ロット情報を入力する。例えば、貸出者端末12は、駐車ロットの入力を受付けるための入力画面を貸出者端末12に表示する(図8参照)。貸出者端末12は、駐車ロットの入力を受付けると(ステップS55)、受付けた駐車ロットの駐車ロット情報を情報処理装置10へ送信する(ステップS56)。
情報処理装置10の第2出力制御部30Fは、ステップS56で受信した駐車ロット情報を含み、ステップS52で選択部30Eが選択した車室17が貸出可能であることを示す貸出可能情報を、利用者端末14へ送信する(ステップS58)。利用者端末14は、利用者端末14の出力部26Fに貸出可能情報を出力する(図7A、図7B参照)。
次に、情報処理装置10の生成部30Gは、鍵情報を生成する(ステップS62)。そして、情報処理装置10の送信部30Hは、ステップS62で生成された鍵情報を、ステップS58で貸出可能情報を送信した利用者端末14へ送信する(ステップS64)。鍵情報を受信した利用者端末14は、受信した鍵情報を記憶する。また、情報処理装置10の送信部30Hは、鍵権利が利用者22へ移行したことを示す移行情報を貸出者端末12へ送信する(ステップS66)。
利用者端末14と車両16との間で鍵情報が通信されることで、車両16の車室17の設備が解錠状態となる(ステップS68)。このため、ステップS58で情報処理装置10から受信した貸出可能情報によって特定される車室17を、利用者22が利用可能となる。
例えば、利用者22は、利用を許可された車室17の車両16に利用者端末14を近づけることで、公知の技術により利用者端末14と車両16との通信が実行され、車両16の車室17のドアなどの設備が解錠状態となる。このため、利用者22は、車室17を利用可能な状態となり、車室17の利用を開始することができる。
具体的には、例えば、利用者22が利用者端末14を車室17に近づける事で、利用者端末14と車両16との近距離無線通信などにより、利用者端末14の鍵情報が車両16へ送信される。車両16の制御部24Aは、受信した鍵情報が正当な鍵情報であるか否かを公知の方法で認証し、正当な鍵情報である場合、該鍵情報に対応する設備を解錠状態とする。例えば、制御部24Aは、該鍵情報に対応する設備の一例であるドアに対応する解錠・施錠部24Fを解錠状態に切替える。この処理により、車室17内に利用者22が入ることが可能となる。そして、利用開始処理(ステップS4)が終了する。このため、利用者22による車室17の利用が開始される(ステップS5)。
次に、利用履歴情報の更新処理、および、貸出終了処理の流れを説明する。
図11は、情報処理システム1で実行される利用履歴情報の更新処理(ステップS6)および貸出終了処理(ステップS7)の流れの一例を示すシーケンス図である。
利用履歴情報の更新処理(ステップS6)は、ステップS70~ステップS72の処理を含む。
まず、利用者22による車室17の利用が開始されると、車両16の制御部24Aは、車両16のセンサ24Cによって検出された車両16の位置情報、車両16に搭載された各種電子機器の各々の動作状態、などを含む利用状況の検出結果を取得する。車両16の制御部24Aは、所定時間ごと、または、状況が変化するごとに、検出結果を取得すればよい。そして、車両16の制御部24Aは、車室17の利用状況の検出結果を情報処理装置10へ送信する(ステップS70)。
情報処理装置10の更新部30Iは、ステップS70で受信した検出結果を、利用履歴情報として貸出管理情報32Eへ登録する(ステップS72)(図5B参照)。更新部30Iは、検出結果を車両16から受信するごとに、利用履歴情報として貸出管理情報32Eへ登録すればよい。このため、貸出管理情報32Eは、利用期間中、更新されることとなる。
次に、貸出終了処理(ステップS7)について説明する。貸出終了処理(ステップS7)は、ステップS80~ステップS112の処理を含む。
情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、予約時間の終了時刻を利用者端末14および車両16へ通知する(ステップS80、ステップS82)。
予約時間の終了時刻を受信した利用者端末14は、該終了時刻を示す情報を利用者端末14の出力部26Fへ出力する。このため、該車両16の車室17を利用中の利用者22は、利用者端末14を操作することで、車室17の利用終了を入力する。利用者端末14は、利用終了の操作指示を受付けると、利用終了通知を情報処理装置10へ送信する(ステップS84)。
利用終了通知を受信すると、情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、鍵情報を無効化する、鍵情報無効化処理を実行する(ステップS86)。そして、情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、車室17の利用終了通知を車両16へ送信する(ステップS88)。利用終了通知を受信した車両16の制御部24Aは、解錠・施錠部24Fを制御することで、車両16の設備を解錠状態から施錠状態へと切り替える。
情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、料金計算処理を実行し、利用開始から利用終了までの時間と、車室管理情報32Dに登録されている利用料金から、料金を計算する(ステップS90)。そして、情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、計算した料金の料金情報を、利用者端末14へ送信する(ステップS92)。また、情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、計算した料金の料金情報と、利用終了を示す情報と、を貸出者端末12へ送信する(ステップS94)。
次に情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、ステップS90で計算した料金情報の料金の、利用者22の銀行口座からの引落し、貸出者20の銀行口座への振り込み、などの決済処理を実行する(ステップS96)。
利用終了通知を受信した利用者端末14は、利用者22から評価情報の操作入力を受付ける(ステップS98)。例えば、車室17を利用した利用者22は、利用者端末14を操作することで、利用した車両16、車室17、および貸出者20の少なくとも1つを評価した評価情報を入力する。また、利用者22は、利用者端末14を操作することで、車室17を実際に利用した利用用途を入力する。利用用途は利用者により任意に入力させてもよいし、予め利用用途をカテゴリ分けしたものを表示して、その中から利用者により選択入力させるようにしてもよい。
利用者端末14は、受付けた評価情報を情報処理装置10へ送信する(ステップS100)。情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、利用者端末14から受信した評価情報を、対応する車両16の車両ID、車室17の車室ID、貸出者20の貸出者ID、の各々に対応付けて評価管理情報32Hへ登録する(ステップS102)。従って評価管理情報32Hの車室のID番号(識別番号)と車両の駐車場所(座標)とに対応付けて利用用途(用途情報)が登録される。そして、情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、評価情報の登録完了を示す情報を利用者端末14へ送信する。なお、評価管理情報32Hへ登録された利用用途は、同じ車室が再び利用された場合に、利用者や利用時間帯などに応じて利用用途が変わるため、この例では車室IDごとに、登録された利用用途を時系列で管理している。
また、車室17を貸し出した貸出者20は、貸出者端末12を操作することで、貸出した車室17を利用した利用者22の評価情報を入力する。貸出者端末12は、貸出者20から評価情報の操作入力を受付ける(ステップS106)。例えば、車室17を貸し出した貸出者20は、貸出者端末12を操作することで、貸出した車室17を利用した利用者22の評価情報を入力する。貸出者端末12は、受付けた評価情報を情報処理装置10へ送信する(ステップS108)。情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、貸出者端末12から受信した評価情報を、対応する利用者22の利用者IDに対応付けて評価管理情報32Hへ登録する(ステップS110)。そして、情報処理装置10の貸出終了処理部30Jは、評価情報の登録完了を示す情報を貸出者端末12へ送信する(ステップS112)。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、車室の利用料金を固定料金として示したが、利用料金を随時変動させてもよい。車室の価値は停車場所の周囲環境や車室内設備によるところが大きい。また、車室の需要は1日のうちの時間帯によるところも大きい。つまり貸出者と利用者とのマッチングには、適切なタイミングで適切な価格を提示する必要がある。また、利用者が最初の契約時とは異なる利用をする場合もある。そこで、第2の実施形態では、車室の価格を変動させる実施例について説明する。
図12は、第2の実施形態の説明図である。情報処理装置10は、車両16に関する各種情報に基づき、車室17の価格を適切な価格に変動させる。車両16に関する各種情報には、例えば、利用者による利用前に予測される車両16の環境情報、あるいは利用者の利用後に既に確定した環境情報がある。環境情報には、車両16の設備や、車両16の利用用途や、車両16を利用する時間帯における車両16の停車位置の周辺環境P1や、車両16を利用する時間帯の天候P2などが一例として挙げられる。これらが互いに関係し合い、利用者による車室の価値が変わる。
例えば、利用前であれば、利用者は、利用者の利用用途にあてはまる設備の車両を選択する。例えば利用者は読書のために車室を利用したとする。しかし、利用後に、車両16の停車場所の周辺環境が工事中などで騒音が激しかったり、利用時間帯に気温が上昇し、車室内が暑かったりすると、読書の環境としては利用者にとってマイナスの評価であり、利用料金が高いと感じる。そこで、利用用途や、利用時間帯や、停車位置の周辺環境や、利用時間帯の天候などを総合的に使用して価格が適正であるかを判断し、適正な価格に設定する。適正な価格は、例えば、利用用途毎に、停車位置の周辺環境や天候などの各環境情報の因子に重みづけを行って計算する。例えば車両の停車位置の周辺が団地、工場、工事中に応じてそれぞれ所定の重みを設定する。また、天候が晴れ、曇り、雨、暴風のそれぞれに応じて所定の重みを設定する。また、車両周辺の道路の人通りの多寡に応じて所定の重みを設定する。これらにより、利用前の予測値に基づき価格を設定し、利用後の確定値に基づき利用料金を修正する。なお、環境情報は各種機関または情報提供サイトによって公開されている情報を取得してもよく、また、車両に取り付けられた各種センサによって取得してもよい。例えば、騒音の度合いについては車両に取り付けられたマイクまたは騒音センサを用いて計測するとしてもよい。また、例えば、車両周辺の情報を取得するために、車両に取り付けられたカメラを用いて取得した車両周囲の画像を用いて車両周囲の状況を分析し、環境情報を生成するとしてもよい。
ここで、価格(利用料金)に寄与する環境情報の一例を示す。環境情報には、一例として天候がある。天候には、温度がある。停車位置の温度により暑い寒いなどで車室の利用価値が変わる。また、その他、雨・雪・ひょう・あられなどの落下物系なども因子として考えらえる。例えば濡れたくない、退避が必要であるなどが車室の利用価値に影響する。
また、台風・ハリケーン・雷などは、災害の可能性に及ぶ被害リスクがあり、退避が必要になる可能性もあるため、車室の利用価値の因子になり得る。
また、交通や宿泊系の情報なども車室の利用価値の因子になり得る。公共交通・モビリティの渋滞・ホテルの満空などは、車室での宿泊を考える利用者もいるため、利用価値の因子になり得る。天候P2の天候情報や交通系の情報は、各情報提供サイトP3などから受信することができる。
また、空気質・大気汚染度などは健康被害リスクを下げるために車室を使うことも考えられ、利用価値の因子になり得る。
また、周辺イベント、競合の状態(同じ地域にどれだけ貸出し車両が存在するか)、話題性(SNS(ソーシャルネットワークサービス))なども利用価値の因子になり得る。
また、貸出者の意向に応じて、価格変動のONとOFFの切り替えを行えるようにしてもよい。また、価格の変動を設定できるようにしてもよい。例えば、価格の変動幅や、上限、下限の設定を行えるようにしてもよい。
さらに、車両を走行させたか否かに応じて利用後の利用料金を修正するようにしてもよい。例えば、車両の利用を契約したときに個室空間の利用として契約したが、実際には移動手段としても利用した場合、当初の車室として提示した価格から料金体系を移動手段のものへと変える。例えば、車両から走行距離を受信し、利用者が車両を走行させた場合に、15分100円などの車室の料金体系から、6時間5000円などのレンタカー料金体系に自動で切り替えて利用料金を修正する。なお、第2の実施形態では、車両の利用料金を環境情報に応じて利用後に修正する内容を説明したが、予約の時点で利用者に提示する利用料金に対して環境情報を適用させて金額を修正してもよい。例えば、上述のように利用予約日の周辺イベントの有無、天候の予想情報などを加味して、利用者へ事前に提示する利用料金に対して環境情報を適用させる。
(第3の実施形態)
利用者が駐車場にいる場合において、その駐車場内で予約可能な車両を探す場合の実施例を示す。車両の予約は、第1の実施形態と同様に利用者端末で検索条件を入れて情報処理装置10に検索を要求するが、検索条件にマッチする車両の表示の仕方が異なる。
利用者は、そのアプリを起動し、検索条件を入れて、情報処理装置10へ検索を要求する。そして、利用者は利用者端末のカメラを駐車場内に向けて撮影し、利用者端末の表示ディスプレイ上に、カメラによる取り込み画像(フレーム画像)を表示させる。利用者端末は、情報処理装置10と通信を行い、利用者端末が備える各種センサで取得する情報を情報処理装置10に送信する。例えば、利用者端末の位置を示す座標情報や、利用者端末のカメラを向けている方位を示すジャイロセンサ情報などを送信する。情報処理装置10は、座標情報から、周囲で登録されている車両を抽出し、周囲(例えば駐車場内)で登録されている車両があれば、その方位を示す情報と、検索条件との一致度を示す情報とを利用者端末に送信する。利用者端末は、情報処理装置10から受信した方位情報と一致度を示す情報とに基づき誘導情報をフレーム画像に重畳して表示する。利用者は、駐車場内を移動することにより、表示されるフレーム画像が随時変わり、そのたびに誘導情報が更新されフレーム画像に重畳して表示される。従って、利用者が駐車場内を移動すると、表示上の誘導情報の位置や形により、誘導情報を確認しながら車両の位置まで案内が可能になる。
図13Aは、利用者端末が表示する誘導画面の一例を示す図である。図13Aには、駐車場内の撮影画像と、一例として矢印の誘導情報が表示されている。矢印は、矢印の指す方向に車両があることを表し、矢印が連続する数が検索条件との一致度を表している。
図13Aには、矢印が3箇所に表示されている。矢印m1は、連続する矢印の数が1つであるため、矢印の方向に登録車両が1台あるが1つの検索条件しか一致しないことを示している。矢印m2は、連続する矢印の数が2つであるため、矢印の方向の登録車両は2つの検索条件が一致することを示している。矢印m3は、連続する矢印の数が4つであるため、矢印の方向の登録車両は検索条件が4つ一致することを示している。なお、この例では、矢印m3において180度方向にカーブした矢印が車両の方向を指し、その横の連続する矢印の数が一致度を表す。
図13Bは、登録車両まで案内された後に、登録車両の撮影画像に表示される表示情報の一例である。図13Bには、一例として3台の登録車両を撮影しているときの表示状態を示している。各車両は登録車両であるため、それぞれの車両に車両の状態が表示されている。車両の状態は、情報処理装置10に検索条件を送信した際に情報処理装置10から方位情報などと共に取得することができる。
図13Bにおいて、車両16aは、「Vacancy」の表示であり、他の利用者に予約されておらず利用可能であることを示す。車両16bは、「Ready」の表示であり、予約があり、利用開始を待つ状態を示す。車両16cは、「Service」の表示であり、予約者が利用中の状態を示す。これらの状態表示は、予約した車両を探す利用者と、車両の利用を予約しておらず利用可能な車両を探すユーザの両者に利便性がある。また、AR表示を用いて車種および車両のナンバーなどの識別情報を追加で表示するとしてもよい。貸し出される車両に隣接して駐車されている車両が似た外観をしている場合に、利用者は車両を識別することが容易となる。また、状態表示41、42のように、車両内部の状態を示すアイコンをAR表示するとしてもよい。状態表示41は、車両16bの内部が綺麗に清掃されている、あるいは車両16bの内部の臭いが閾値以下であることを示している。また、状態表示42は、車両16cの内部が清掃されていない、あるいは車両16cの内部の臭いが閾値以上であることを示している。車両16の内部が清掃されているか否かは、車両16に取り付けられたカメラによって車両内部の画像を撮像し、撮像した画像を分析することによって清掃の有無を判断する。また、車両16の内部の臭いは、車両16に取り付けられた臭気センサを用いて臭気を計測し、計測した臭気の値によって判断する。
図14は、車両のオーナが貸し出す車両を登録する際の登録UIの一例を示す図である。車両のオーナは車両を貸出すための登録時に、貸し出しを許可するユーザタイプを「全員」「友人」「会員」から指定できる。「全員」は、すべてのユーザに対して車両の貸出しを許可することを示す。「友人」は、車両のオーナと友人関係にあるユーザに対して貸出しを許可することを示す。友人であるか否かについては、本開示に係るサービスプラットフォーム上で、各ユーザが車両のオーナの友人であるか否かを設定することができるとしてもよい。また、各種SNSとの連携によって、他のSNSにおいて車両のオーナと友人関係にあるユーザに対して、本開示に係るサービスプラットフォーム上で友人関係であると設定するとしてもよい。「会員」は、車両16が停車している駐車場に関連する商業施設会員であるユーザに対して車両の貸出しを許可することを示す。また、ユーザタイプによって車両の利用料金タイプを「有料」「無料」のいずれかから指定できる。商業施設に併設する駐車場に車両16が停めてある場合、商業施設の会員であれば無料で車両を利用できるとしてもよい。
このように利用者は、車両を直接確認しながら予約を行うことができる。
なお、上述した実施形態における、上記処理を実行するためのプログラムは、上記複数の機能部の各々を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えば、CPU(プロセッサ回路)がROMまたはHDDから情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上述した複数の機能部の各々がRAM(主記憶)上にロードされ、上述した複数の機能部の各々がRAM(主記憶)上に生成されるようになっている。なお、上述した複数の機能部の各々の一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現することも可能である。
なお、上記には、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、本開示の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態は、本開示の範囲または要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
(第1の付記)
(付記1)
移動体の車室を貸し出しする情報処理システムにおいて前記移動体の停車位置に関する情報をユーザ端末に出力する情報提示方法であって、
前記移動体の停車位置を示す位置情報を登録する第1ステップと、
前記移動体の前記車室を利用した用途を示す用途情報を登録する第2ステップと、
複数の前記移動体に関する前記位置情報と複数の前記移動体に関する前記車室の前記用途情報とをそれぞれ対応付けた対応情報に基づいて前記複数の移動体の前記位置情報を含むエリアにおける車室を利用する用途の傾向情報を前記ユーザ端末に出力する第3ステップと、
を含む情報提示方法。
(付記2)
前記第3ステップは、複数の前記位置情報のうちの単位エリアに含まれる位置情報に対応付けられている前記用途情報を集計することにより前記用途情報に順位を付けて、前記単位エリアごとに順位を付けた前記用途情報を前記傾向情報として出力する、
付記1に記載の情報提示方法。
(付記3)
出力された前記傾向情報を前記ユーザ端末で表示する第4ステップを含み、
前記第4ステップは、前記傾向情報として前記順位が第1位の用途情報を地図の前記単位エリアごとにアイコンまたは色分けにより表示する、
付記2に記載の情報提示方法。
(付記4)
前記第4ステップは、隣接する前記単位エリアで前記傾向情報が同じ単位エリア同士を、一つのエリアに拡大して前記順位が第1位の用途情報をアイコンまたは色分けにより表示する、
付記3に記載の情報提示方法。
(付記5)
複数の前記単位エリアのうち、一つの前記単位エリアがユーザに指定されると、ユーザに指定された前記単位エリアの前記傾向情報の第2位または第2位以下の情報を表示する第5ステップを含む、
付記4に記載の情報提示方法。
(付記6)
前記第3ステップは、複数の前記位置情報のうちの前記単位エリアに含まれる位置情報に対応付けられている前記用途情報として最新の用途情報または過去所定期間の用途情報を集計することにより前記用途情報に順位を付けて、前記単位エリアごとに順位を付けた前記用途情報を前記傾向情報として出力する、
付記2に記載の情報提示方法。
(付記7)
前記第3ステップは、複数の前記位置情報のうちの前記単位エリアに含まれる位置情報に対応付けられている前記用途情報として過去所定期間の用途情報を集計することにより、1日の中の各時間帯、曜日、または休日の単位で前記用途情報に順位を付けて、前記単位エリアごとに順位を付けた前記用途情報を前記傾向情報として出力する、
付記6に記載の情報提示方法。
(付記8)
前記第3ステップは、前記ユーザ端末から前記車室の貸出期間の指定を受け付けることにより、前記貸出期間に対応する1日の中の各時間帯、曜日、または休日の単位で順位を付けた前記用途情報を前記傾向情報として前記ユーザ端末に出力する、
付記7に記載の情報提示方法。
(付記9)
前記第3ステップは、前記単位エリアごとに順位を付けた前記用途情報を時間帯により更新して出力する、
付記2に記載の情報提示方法。
(付記10)
前記第2ステップとして、さらに前記移動体の前記車室を利用したときのトラブル情報を登録し、
前記第3ステップとして、複数の前記位置情報のうちの前記単位エリアに含まれる位置情報に対応付けられている前記用途情報と前記トラブル情報とをそれぞれ集計することにより前記用途情報に順位を付けて、前記単位エリアごとに順位を付けた前記用途情報を前記傾向情報として出力する、
付記2に記載の情報提示方法。
(付記11)
前記第2ステップとして、さらに前記移動体の前記車室を利用したときのトラブル情報を登録し、
前記第4ステップで、前記トラブル情報の比率が高い単位エリアを指定色で色分けして表示する、
付記3に記載の情報提示方法。
(付記12)
単位エリアごとに、前記単位エリアに含まれる位置に停車する前記移動体の貸出者のユーザ端末に対し、前記単位エリアでニーズが高い用途を示す用途情報または車室装備の情報を通知する第5ステップを含む、
付記1乃至11のうちの何れか一項に記載の情報提示方法。
(付記13)
利用者の未来のニーズを予測し、前記ニーズが高い用途を示す用途情報、時間帯、または、場所を前記移動体の貸出者のユーザ端末に通知する第6ステップを含む、
付記1乃至12のうちの何れか一項に記載の情報提示方法。
(付記14)
移動体の停車位置を示す位置情報を受信する第1の受信手段と、
前記移動体の車室を利用した用途を示す用途情報を受信する第2の受信手段と、
複数の前記移動体に関する前記位置情報と複数の前記移動体に関する前記車室の前記用途情報とをそれぞれ対応付ける対応情報と、
前記対応情報に基づいて前記複数の移動体の前記位置情報を含むエリアにおける車室を利用する用途の傾向情報を出力する出力手段と、
を有する情報処理装置。
(第2の付記)
(付記1)
移動体の車室を貸し出しする情報処理システムにおいて前記移動体の利用料金を算出する料金算出方法であって、
前記移動体の停車位置を示す位置情報を取得する第1ステップと、
前記移動体の用途情報、前記移動体の利用時間帯、または前記移動体の前記停車位置の周辺の環境情報を取得する第2ステップと、
前記用途情報、前記利用時間帯、または前記環境情報に基づき、前記移動体の前記車室を利用する利用料金を算出する第3ステップと、
を含む料金算出方法。
(付記2)
前記第3ステップは、前記用途情報、前記利用時間帯、または前記環境情報に基づき、利用者に貸出時の利用料金を、利用者が実際に利用した用途での利用料金に修正する、
付記1に記載の料金算出方法。
(付記3)
前記第3ステップは、前記用途情報、前記利用時間帯、および前記環境情報のうちのいずれか適用する情報に重みづけを行って、前記移動体の前記車室を利用する利用料金を算出する、
付記1または2に記載の料金算出方法。
(付記4)
移動体の停車位置を示す位置情報を受信する第1の受信手段と、
前記移動体の用途情報、前記移動体の利用時間帯、または前記移動体の前記停車位置の周辺の環境情報を受信する第2の受信手段と、
前記用途情報、前記利用時間帯、または前記環境情報に基づき、前記移動体の前記車室を利用する利用料金を計算する計算手段と、
を有する情報処理装置。
(第3の付記)
(付記1)
情報処理装置に登録されている車室の利用可能な車両をユーザ端末において検索する車両検索方法であって、
前記ユーザ端末から前記移動体の前記車室の検索条件情報を前記情報処理装置に送信する第1ステップと、
前記ユーザ端末において停車スペースを撮影すると共に、前記ユーザ端末の位置および姿勢を示す情報を前記情報処理装置に送信する第2ステップと、
前記情報処理装置から送信された検索結果の車両がある位置までユーザを誘導する誘導情報を前記ユーザ端末に表示する第3ステップと、
前記ユーザ端末により前記検索結果の車両が撮影されると前記車両の撮影画像に前記車両の車両情報を表示する第4ステップと、
を含む車両検索方法。
(付記2)
前記第3ステップは、前記ユーザ端末で表示している撮影画像に対し、前記検索結果の前記車両が停車している停車位置を示す方向を前記誘導情報として表示する、
付記1に記載の車両検索方法。
(付記3)
前記第3ステップは、前記検索結果の前記車両が複数ある場合、前記各車両の停車している停車位置を示す方向をそれぞれ表示し、表示する各方向に対し、前記各方向の前記車両の前記検索条件情報との一致度を示す情報を表示する、
付記2に記載の車両検索方法。
(付記4)
前記第4ステップは、撮影により、前記検索結果の車両が前記ユーザ端末の画面内に複数表示されると、表示されている各車両に前記車両の車両情報をそれぞれ表示する、
付記1乃至3のうちのいずれか一項に記載の車両検索方法。
(付記5)
移動体の車室の検索条件情報を受け付ける手段と、
停車スペースを撮影する表示画面に対し、前記検索条件情報に基づく検索結果の車両がある位置までユーザを誘導する誘導情報および前記車両の車両情報を出力する手段と、
を有する情報処理装置。