JP7566366B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
向かい合う一対の側板及び前記一対の側板同士を繋ぐ横枠を含むフレームと、
前記フレームに収納され、前記横枠に沿ってスライドする複数のプレートから構成されるプレート積層体と、
前記フレームに着脱自在に装着され、前記フレーム中のプレート積層体を前記側板に押圧する挿入体と、
前記プレート積層体を前記横枠に対して固定する固定部と、を具備し、
前記挿入体が前記フレームから取り出されると、前記プレートが前記フレームにおける前記挿入体の装着空間を介して取り外し可能となること、
を特徴とする熱交換器、を提供する。
図1~図13を参照して、実施形態1に係る熱交換器を説明する。
熱交換器1は、排ガス利用の空気予熱器用に使用されることを想定しているが、これに限られない。
熱交換器1は、略直方体状であり、ステンレス鋼などの金属材料で作製される。ここでは、熱交換器1の前面及び後ろ面が放熱側の流体(例えば排ガス)の流路となり、熱交換器1の上面及び下面が受熱側の流体(例えば空気)の流路となることとして説明するが、本発明はこれに限られない。
また、フレーム3は、側板31,32同士を繋ぐ横枠33~36を含む。ここでは、横枠33~36は、側板31,32の対応する角部同士を接続している。
したがって、フレーム3の前面及び後ろ面は放熱側の流路となるために、また、フレーム3の上面及び下面は受熱側の流体(例えば空気)の流路となるために、それぞれ開放されている。
レール37~40は、挿入体7に対応する位置において切り欠かれている。あるいは、レール37~40のそれぞれは、所定間隔だけ離間して配置された左右一対の板状片から構成されると言ってもよい。この切り掛かれた部位から、後述する挿入体7及びプレート50がフレーム3外に取り出される(図5及び図9参照)。
プレート積層体5は、複数のプレート(エレメント)50から構成される。すなわち、複数のエレメント50が厚さ方向に積層されてプレート積層体5を形成する。隣り合うエレメント50同士は溶接されていない。
図2に示すように、エレメント50は、略長方形状をなす。
図12(A)に示すように、パーツ60を一組準備する。パーツ60は、対向する板材61,62からなり、特殊な形状にプレス加工(曲げ加工)されている。板材61,62の上下の縁部同士は互いに連結され、板材61,62の前後の縁部からは略L字状の連結片63,64が突出している。そして、板材61,62の連結片63,64同士を溶接などにより接合することで、エレメント50Aが構成される(図12(B)参照)。
したがって、エレメント50A内には3つの流路66A~66Cが形成される。中央の流路66Aは上下方向の流路、すなわち受熱側通路を形成する。また、両側の流路66B,66Cは、前後方向の流路、すなわち放熱側通路を形成する。
そして、複数のエレメント50が厚み方向(左右方向)に密着され積層されることで、プレート積層体5が形成される(図12(C),(D)参照)。すなわち、エレメント50Aから構成されるプレート積層体5は、受熱側の流体及び放熱側の流体が互いに混じらないように構成される。
すなわち、一組のパーツ60を板材61において接合することでエレメント50Bを構成する(図13(A),(B)参照)。エレメント50Bはその内部に同じ方向(前後方向)の流路67A,67Bを含み、更に、複数のエレメント50Bが密着され積層されることで、隣り合うエレメント50Bとの間に別方向(上下方向)の流路67Cを形成する((図13(C),(D)参照))。すなわち、エレメント50Bから構成されるプレート積層体5もまた、受熱側の流体及び放熱側の流体が互いに混じらないように構成される。
挿入体7は、対向する一対の板材71,72、板材71,72同士を連結する連結部73、板材71,72の角部同士に亘って設けられた押圧部74~77、正面側の板材71に取り付けられた取手78、及び、押圧部74~77を側板31,32の方向に変位させる変位機構(例えばハンドル)79を含む。
熱交換器1の動作を、特にメンテナンスの観点から説明する。
すなわち、挿入体7によるエレメント50の押圧を解除し、挿入体7をフレーム3から抜き取る(図5参照)。
エレメント50を中央側にスライドさせ、フレーム3から抜き取る(図8~図11参照)。
これにより、挿入体7及びプレート積層体5の清掃や部品交換を簡便に実施することができる。
本実施形態では、プレート積層体5を構成するエレメント50が溶接等により一体化されておらず、個々のエレメント50をフレーム3から取り出すことができる。したがって、熱交換器1のメンテナンス及び清掃が容易であるだけでなく、破損したエレメント50を交換することで、残りのエレメント50を引き続き使用可能である。
図14~図22を参照して、実施形態2に係る熱交換器を説明する。
例えば図14に示すように、熱交換器101は、フレーム103、プレート積層体105、ローラ107、及び、固定部の一例としての扉109を含む。
プレート積層体105は、複数のプレート(エレメント)150から構成される。すなわち、複数のエレメント150が厚さ方向に積層されてプレート積層体105を形成する。隣り合うエレメント150同士は溶接されておらず、それゆえエレメント150ごとにフレーム103から取り出すことができる。
エレメント150は、対向する板材151,152からなり、特殊な形状にプレス加工(曲げ加工)されていてもよい。板材151,152は、所定の間隔で離間しており、上縁及び下縁において溶接等の接合手段により連結されている(例えば図16参照)。したがって、エレメント150は上下方向には閉じており、前後方向には開いている。すなわち、エレメント150は前後方向の流路を形成する。
ローラ107は、プレート積層体105の上側に配置された上側ローラ172、及び、プレート積層体105の下側に配置された下側ローラ171を含んでもよい(例えば図16参照)。上側ローラ172及び下側ローラ171はそれぞれ2つのローラを含むが、本発明はかかる構成に限られるものではない。
これらの溝171A,172Aはエレメント150の係合片153,154と係合する。ローラ107の回転により、エレメント150の引き出し及び差し入れが容易になる。また、フレーム103の左右方向におけるエレメント150の位置決めが容易になる。
熱交換器101の動作を、特にメンテナンスの観点から説明する。
すなわち、扉109をフレーム103から取り外して、エレメント150の保持を解除する(図19参照)。
このとき、また、所望のエレメント150だけを取り出せば足りるので、作業効率が向上する。
実施形態2では、清掃や部品交換を必要とするエレメント150だけを取り出し及び差し入れることができるので、実施形態1の効果に加えて、清掃や部品交換の作業が更に簡略化される。
また、ローラ107の回転により、エレメント150の出し入れがスムーズに実施される。
3,103 フレーム
5,105 プレート積層体
7 挿入体
9 固定部
50,150 プレート(エレメント)
107 ローラ
109 扉
Claims (8)
- 向かい合う一対の側板及び前記一対の側板同士を繋ぐ横枠を含むフレームと、
前記フレームに収納され、複数のプレートから構成されるプレート積層体と、
前記プレート積層体を前記フレームに対して固定する固定部と、
前記フレームに着脱自在に装着され、前記フレーム中のプレート積層体を前記側板に押圧する挿入体と、を具備し、
前記固定部による前記プレート積層体の固定が解除されると、前記複数のプレートのそれぞれが、前記一対の側板が向かい合う方向に対して略垂直な方向のうちのいずれか一方向において、前記フレームから取り外し可能となり、
前記挿入体が前記フレームから取り出されると、前記複数のプレートのそれぞれが前記フレームにおける前記挿入体の装着空間を介して取り外し可能となること、
を特徴とする熱交換器。 - 前記フレームが、前記横枠に沿って設けられたレールを更に含み、
各プレートが、前記レールと係合する係合片を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記レールが、前記挿入体に対応する位置において切り欠かれていること、
を特徴とする請求項2に記載の熱交換器。 - 前記固定部が、前記レールとの間で前記係合片を挟持することで、前記プレートを前記横枠に対して固定すること、
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記挿入体が、前記フレーム中の前記プレート積層体を前記側板に押圧する押圧部を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記複数のプレートのそれぞれを前記一方向においてスライド自在に支持するローラを更に具備すること、
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記ローラが、軸方向に所定の間隔で並ぶ、周方向に形成された溝を有し、
前記複数のプレートのそれぞれが、前記溝に係合する突起片を有して、
前記溝と前記突起片とが係合しながら、前記複数のプレートのそれぞれが前記ローラ上をスライドすること、
を特徴とする請求項6に記載の熱交換器。 - 前記固定部が、前記フレームに着脱自在に装着され、前記一方向において通気を許容する扉であること、
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
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