JP7567429B2 - Method for forming link member and link member - Google Patents
Method for forming link member and link member Download PDFInfo
- Publication number
- JP7567429B2 JP7567429B2 JP2020206057A JP2020206057A JP7567429B2 JP 7567429 B2 JP7567429 B2 JP 7567429B2 JP 2020206057 A JP2020206057 A JP 2020206057A JP 2020206057 A JP2020206057 A JP 2020206057A JP 7567429 B2 JP7567429 B2 JP 7567429B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link member
- oil
- forming
- link
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
本発明はリンク部材に関する。 The present invention relates to a link member.
特許文献1には可変圧縮比エンジンが開示されている。この可変圧縮比エンジンは、下端部がピンを介してロアリンクに連結されるとともに、上端部がピンを介してピストンに連結されるアッパーリンクを備える。
ピンによりリンク部材を連結する連結部ではピンが摺動する。このため、リンク部材の連結部に効率良く潤滑油を供給することが望まれる。 The pins slide at the joints that connect the link members. For this reason, it is desirable to efficiently supply lubricating oil to the joints of the link members.
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、リンク部材の連結部に効率良く潤滑油を供給することを目的とする。 The present invention was made in consideration of these problems, and aims to efficiently supply lubricating oil to the connecting parts of the link members.
本発明のある態様のリンク部材の形成方法は、軸部と、連結部と、軸部を軸方向に延伸し連結部に開口する潤滑油路とを有し、少なくとも潤滑油路の一端側領域に油だまり空隙が形成されたリンク部材の形成方法であって、金属素材を供給し、供給された金属素材をレーザ光により溶融固化させて金属層を形成し、金属層を所定ピッチで軸方向に複数層積層する3次元造形により、油だまり空隙の少なくとも軸方向外側に階段状内面を形成しつつリンク部材を形成することを含む。 A method for forming a link member according to one embodiment of the present invention is a method for forming a link member having a shaft portion, a connecting portion, and a lubricating oil passage extending axially through the shaft portion and opening into the connecting portion, with an oil reservoir gap formed in at least one end region of the lubricating oil passage, the method including: supplying a metal material, melting and solidifying the supplied metal material with laser light to form a metal layer, and stacking the metal layer in multiple layers in the axial direction at a predetermined pitch through three-dimensional modeling to form a stepped inner surface at least on the axial outside of the oil reservoir gap, thereby forming the link member.
本発明の別の態様によれば、軸部と、連結部と、軸部を軸方向に延伸し連結部に開口する潤滑油路とを有し、少なくとも潤滑油路の一端側領域に油だまり空隙が形成されたリンク部材であって、油だまり空隙の少なくとも軸方向外側に階段状内面を有するリンク部材が提供される。 According to another aspect of the present invention, there is provided a link member having a shaft portion, a connecting portion, and a lubricating oil passage extending axially through the shaft portion and opening into the connecting portion, with an oil reservoir gap formed at least in one end region of the lubricating oil passage, and with a stepped inner surface at least on the axially outer side of the oil reservoir gap.
これらの態様によれば、油だまり空隙が少なくとも軸方向外側に階段状内面を有するので、油だまり空隙に供給された潤滑油の一部を階段状内面により捕集し、油だまり空隙内に落下させることができる。結果、油だまり空隙に保持され連結部に供給される潤滑油の量が増えるので、リンク部材の連結部に効率良く潤滑油を供給できる。 According to these aspects, the oil reservoir gap has a stepped inner surface at least on the axially outer side, so that a portion of the lubricating oil supplied to the oil reservoir gap can be collected by the stepped inner surface and dropped into the oil reservoir gap. As a result, the amount of lubricating oil held in the oil reservoir gap and supplied to the connecting portion increases, so that the lubricating oil can be efficiently supplied to the connecting portion of the link member.
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。 The following describes an embodiment of the present invention with reference to the attached drawings.
図1はエンジン1の概略構成図である。エンジン1は内燃機関であり、ピストン2、アッパーリンク3、ロアリンク4、クランクシャフト5、コントロールリンク6、コントロールシャフト7、ピニオン8、アクチュエータ9、オイルジェット10、ピストンピン11、連結ピン12、連結ピン13、及び連結ピン14を備える。
Figure 1 is a schematic diagram of an
エンジン1は、ピストン2とクランクシャフト5とをアッパーリンク3及びロアリンク4の2つのリンクで連結する複リンク機構による可変圧縮比エンジンであり、ピストン2の上死点位置を変化させてエンジン1の機械圧縮比を可変にする。エンジン1では、ロアリンク4の姿勢をコントロールリンク6により調整することで、圧縮比が変更される。
アッパーリンク3は、上端部でピストンピン11によりピストン2に連結される。ロアリンク4は、一端部で連結ピン12によりアッパーリンク3の下端部と連結され、他端部で連結ピン13によりコントロールリンク6の上端部と連結される。ロアリンク4は中央に連結孔を有し、連結孔にはクランクシャフト5のクランクピン5aが挿入される。クランクピン5aは、クランクシャフト5のクランクジャーナル5bに対して偏心させた位置に設けられ、クランクピン5aを中心として揺動自在にロアリンク4をクランクシャフト5に接続する。
The
コントロールリンク6は、上端部で連結ピン13によりロアリンク4に連結され、下端部で連結ピン14によりコントロールシャフト7に連結される。コントロールシャフト7は、クランクシャフト5と平行に配置され、中心から偏心させた位置に連結ピン14が設けられる。コントロールシャフト7は、外周に形成されピニオン8と係合するギアを有する。アクチュエータ9はピニオン8を回転させることで、コントロールシャフト7を回転させ、連結ピン14の移動を通じてロアリンク4の姿勢を変更する。オイルジェット10はピストン2の冠面裏側及びアッパーリンク3に向けて油を噴射する。油には潤滑油が用いられる。
The
アッパーリンク3は次に説明する3次元造形により形成される。
The
図2は3次元造形によるワークWの形成方法の説明図である。図2ではワークWが器である場合を示す。第1図、第2図に示すように、3次元造形には3Dプリンタ20が用いられる。3Dプリンタ20は3次元造形装置であり、エレベータ21とローラ22と走査装置23とレーザ光源24とを有する。
Figure 2 is an explanatory diagram of a method for forming a workpiece W by three-dimensional modeling. Figure 2 shows a case where the workpiece W is a container. As shown in Figures 1 and 2, a
エレベータ21のテーブル上にはベースBが設置される。ベースBには粉末からなる金属素材がローラ22によって供給され、これにより素材層L1が形成される。ローラ22がベースBに供給する金属素材は別途供給することができる。走査装置23はレーザ光源24からのレーザ光25を走査しながら素材層L1に照射する。走査装置23はワークWの3次元CADデータに基づきレーザ光25の走査を行う。レーザ光25が照射された部分の素材層L1は、第1図の上面図に示すように溶融固化され、金属層L2に形成される。第1図は一層目の金属層L2の形成が概ね完了した状態を示す。
Base B is placed on the table of
一層目の金属層L2が形成されるとエレベータ21が所定ピッチ下降し、二層目の金属層L2が同様にして形成される。結果、金属層L2が積層される。所定ピッチは変更可能な設定値であり、例えば0.05mmに設定される。第2図は金属層L2を複数層積層し、3Dプリンタ20によるワークWの3次元造形が概ね完了した状態を示す。形成されたワークWはレーザ光25が照射されていない素材層L1とともに、第3図に示すように3Dプリンタ20からベースBごと取り出される。その後は第4図に示すように素材層L1の除去が行われ、さらに第5図に示すようにワークWがベースBから切り離されることで、第6図に示すようにワークWが完成する。
When the first metal layer L2 is formed, the
本実施形態では、アッパーリンク3がこのような3次元造形によりエレベータ21の昇降方向に軸方向を合わせて金属層L2を複数層積層することで形成される。これにより、アッパーリンク3が3Dプリンタ20においていわば竪壁として積層造形される。次にこのように形成されたアッパーリンク3についてさらに説明する。
In this embodiment, the
図3はアッパーリンク3の外観図である。図4はアッパーリンク3のカットモデル図である。図4では、第1ピン穴321及び第2ピン穴331の延伸方向である第1の幅方向W1に沿った縦断面でアッパーリンク3のカットモデルを示す。第2の幅方向W2は、第1の幅方向W1に直交する幅方向を示す。アッパーリンク3は軸部31、第1連結部32、第2連結部33、第1油穴34、第2油穴35、潤滑油路36、第1オイルポケット37、第2オイルポケット38、第1凹み部39及び第2凹み部40を有する。
Figure 3 is an external view of the
軸部31は、軸方向中央に向かって次第に細くなる収束形状を有する。軸部31の一端側である上端側には第1連結部32が形成され、他端側である下端側に第2連結部33が形成される。第1連結部32はピストン2との連結部であり、第1ピン穴321を有する。第1ピン穴321にはベアリングメタルを介してピストンピン11が設けられる。第2連結部33はロアリンク4との連結部であり、第2ピン穴331を有する。第2ピン穴331にはベアリングメタルを介して連結ピン12が設けられる。
The
第1油穴34はアッパーリンク3の上端側に設けられ、第2油穴35はアッパーリンク3の下端側に設けられる。第1油穴34はアッパーリンク3内に形成された第1オイルポケット37に連通し、第2油穴35はアッパーリンク3内に形成された第2オイルポケット38に連通する。第1油穴34及び第2油穴35それぞれは、第2の幅方向W2に沿って軸部31を貫通する。第1油穴34及び第2油穴35それぞれは、軸方向中央に向かって次第に幅が狭くなる形状を有する。第1油穴34及び第2油穴35にはオイルジェット10から噴射された油が流入する。
The
潤滑油路36は軸部31を軸方向に延伸し、第2連結部33に開口する。潤滑油路36の上端部領域つまりピストン2側端部領域には、第1オイルポケット37が形成される。潤滑油路36の下端部領域つまりロアリンク4側端部領域には、第2オイルポケット38が形成される。第1オイルポケット37及び第2オイルポケット38はともに油だまり空隙であり、第2連結部33に供給される油を保持する。潤滑油路36は第1オイルポケット37の下端部に開口するとともに、第2オイルポケット38を軸方向に貫通して第2連結部33の第2ピン穴331に開口する。第2ピン穴331に設けられるベアリングメタルには、周方向に沿った油溝が内周面に形成されるとともに、当該油溝と第2ピン穴331に開口する潤滑油路36とを連通する油穴が形成される。
The lubricating
第1凹み部39は軸部31の上端部に形成され、第2凹み部40は軸部31の下端部に形成される。第1凹み部39及び第2凹み部40それぞれは、第1の幅方向W1に位置する軸部31の両側面に形成される。第1凹み部39及び第2凹み部40それぞれは、第2の幅方向W2に幅を有する。第1凹み部39及び第2凹み部40それぞれは、軸方向中央に向かって幅が次第に狭くなる形状を有する。
The
図3に示すように、第1ピン穴321が開口する第1連結部32の両端面は、アッパーリンク3の上端側に向かって次第に間隔が狭くなるテーパ状の形状を有する。テーパ状の形状は第1連結部32の両端面上部に形成され、ピストンピン11がピストン2の冠面裏側に供給された油を効率良く受けることを可能にする。
As shown in FIG. 3, both end faces of the first connecting
図4に示すように、潤滑油路36は第1オイルポケット37及び第2オイルポケット38を連通する。第1オイルポケット37及び第2オイルポケット38にはオイルジェット10から供給された油が保持される。第2オイルポケット38にはさらに第1オイルポケット37から潤滑油路36を介して流入した油が保持される。第1オイルポケット37及び第2オイルポケット38それぞれは、第2連結部33に供給する油を確保することにより、潤滑不足が発生しないよう第2連結部33に油を効率良く供給することを可能にする。
As shown in FIG. 4, the lubricating
図4に示すように、潤滑油路36、第1オイルポケット37及び第2オイルポケット38それぞれは軸方向中央に向かって次第に細くなる収束形状を有する。このため、第1オイルポケット37は漏斗状に形成され、第1オイルポケット37には上端側で漏斗状に形成された潤滑油路36が連通する。これにより、オイルジェット10から第1オイルポケット37内に供給された油が潤滑油路36を介して第2連結部33に効率良く供給される。第1オイルポケット37では、オイルジェット10から噴射された油が以下で説明するように捕集される。
As shown in FIG. 4, the lubricating
図5は第1オイルポケット37による第1の油捕集態様の説明図である。図6は階段状内面371aに油が捕集される様子を示す図である。図5では第1オイルポケット37の周辺部を第2の幅方向W2に沿った縦断面で示す。図5に複数の矢印で示すように、オイルジェット10から第1オイルポケット37に対して噴射された油の噴霧は、アッパーリンク3に衝突せずに進む油と、第1オイルポケット37内に供給される油とを含む。アッパーリンク3に衝突せずに進む油は、ピストン2の冠面裏側に供給される。第1オイルポケット37内に供給される油は、第1オイルポケット37の軸方向外側つまり上側の内面371に到達する。
Figure 5 is an explanatory diagram of the first oil collection mode by the
前述したように、アッパーリンク3は3次元造形により形成され、3次元造形では所定ピッチで積層造形が行われる。このため、内面371は積層造形により形成される階段状内面371aを有する。階段状内面371aに到達した油は、図6に示すように階段状内面371aの段差部により捕集される。階段状内面371aでは、段差部により様々なサイズの油滴を捕集することが可能になる。階段状内面371aに捕集された油は、その後、図5に示すように第1オイルポケット37内に落下する。これにより、第1オイルポケット37に保持され第2連結部33に供給される油の量が増えるので、第2連結部33に効率良く油が供給される。
As described above, the
図6に示すピッチPは、第1オイルポケット37形成時の所定ピッチを示す。所定ピッチは第1オイルポケット37形成時には通常時つまり第1オイルポケット37以外の他の部分を形成するときより拡大される。従って、ピッチPは通常時の所定ピッチより大きい。本実施形態では、所定ピッチは通常時には0.05mmとされ、第1オイルポケット37形成時には0.08mmとされる。結果、成層造形により形成される面は通常時には滑らかとなり、第1オイルポケット37形成時には階段状内面371aの段差が拡大して油を捕集し易くなる。その一方で、所定ピッチが拡大される第1オイルポケット37形成時には通常時よりレーザ光25による照射エネルギが大きくなる。このため、通常時には0.05mmの所定ピッチで積層造形することにより、照射エネルギを抑制しつつ、密度が高く強度が高い竪壁を形成することが可能になる。
The pitch P shown in FIG. 6 indicates the predetermined pitch when the
図7は第1オイルポケット37による第2の油捕集態様の説明図である。図7では第1オイルポケット37の周辺部を横断面で示す。第1オイルポケット37では、第1オイルポケット37の側面372にも階段状内面372aが形成される。階段状内面372aは各層におけるレーザ光25の走査により形成される。階段状内面372aにより第1オイルポケット37の側面372にも油が捕集され易くなるので、第1オイルポケット37に保持され第2連結部33に供給される油の量が増える。
Figure 7 is an explanatory diagram of the second oil collection mode by the
図8は第1オイルポケット37による第3の油捕集態様の説明図である。第1図はピストン2が上死点から下死点に向かって移動している場合を示す。第2図はピストン2が下死点に到達した場合を示す。内面371はさらに平面部371bをさらに有する。平面部371bは階段状内面371aの内側つまり内面371の中央に形成され、潤滑油路36に対向する。平面部371bではピストン2が上死点から下死点に向かって移動している際に、第1図に示されるように油が保持され、これにより第1オイルポケット37に保持され第2連結部33に供給される油の量が増える。平面部371bに保持された油はピストン2が下死点に到達すると、第2図に示されるように慣性力により平面部371bから離れて潤滑油路36に落下し、潤滑油路36を介して第2連結部33に供給される。
Figure 8 is an explanatory diagram of the third oil collection mode by the
アッパーリンク3は次に説明するように応力σに対しても強固な形状とされ、且つ軽量化される。
The
図9はアッパーリンク3に作用する応力σの第1の説明図である。図9ではアッパーリンク3を第1の幅方向W1に沿った縦端面で示す。アッパーリンク3には第1ピン穴321を介してピストンピン11から荷重F1が作用するとともに、第2ピン穴331を介して連結ピン12から荷重F2が作用する。軸部31では、第1オイルポケット37の第1の幅方向W1両側の部分、及び第2オイルポケット38の第1の幅方向W1両側の部分が、軸方向中央且つ内側に向かって延伸する。このため、第1オイルポケット37の第1の幅方向W1両側の部分には、軸方向中央且つ内向きの応力σ1及び応力σ2が荷重F1により発生する。また、第2オイルポケット38の第1の幅方向W1両側の部分には、軸方向中央且つ内向きの応力σ3及び応力σ4が荷重F2により発生する。
Figure 9 is a first explanatory diagram of the stress σ acting on the
第1の幅方向W1の一方側(図中左側)の応力σ1及び応力σ3は、一方側から他方側を向く方向(図中右方向)の変位方向D1に軸部31を変位させようとする。第1の幅方向W1の他方側(図中右側)の応力σ2及び応力σ4は、他方側から一方側を向く方向(図中左方向)の変位方向D2に軸部31を変位させようとする。つまり、アッパーリンク3では、収束形状を有する軸部31、第1オイルポケット37及び第2オイルポケット38により4方向にバランス良く分散された応力σ1から応力σ4が軸部31の変位を抑制するように作用し合う。これにより、第1の幅方向W1の軸部31の変位が抑制されるので、応力σに対して強固な形状が得られ、且つ軽量化も図られる。
The stresses σ1 and σ3 on one side (left side in the figure) of the first width direction W1 tend to displace the
図10はアッパーリンク3に作用する応力σの第2の説明図である。図10では第1ピン穴321及び第2ピン穴331の軸方向に沿って見たアッパーリンク3を示す。前述した通り、第1凹み部39及び第2凹み部40それぞれは、軸方向中央に向かって幅が次第に狭くなる形状を有する。このため、軸部31では、第1凹み部39の第2の幅方向W2両側の部分、及び第2凹み部40の第2の幅方向W2両側の部分が軸方向中央且つ内側に向かって延伸する。結果、第1凹み部39の第2の幅方向W2両側の部分には、軸方向中央且つ内向きの応力σ5及び応力σ6が荷重F1により発生する。また、第2凹み部40の第2の幅方向W2両側の部分には、軸方向中央且つ内向きの応力σ7及び応力σ8が荷重F2により発生する。
Figure 10 is a second explanatory diagram of the stress σ acting on the
第2の幅方向W2の一方側の応力σ5及び応力σ7は、一方側から他方側を向く方向の変位方向D3に軸部31を変位させようとする。第2の幅方向W2の他方側の応力σ6及び応力σ8は、他方側から一方側を向く方向の変位方向D4に軸部31を変位させようとする。つまり、アッパーリンク3では第1凹み部39及び第2凹み部40により4方向にバランス良く分散された応力σ5からσ8が軸部31の変位を抑制するように作用し合う。これにより、第2の幅方向W2の軸部31の変位も抑制されるので、応力σに対してさらに強固な形状が得られ、且つ軽量化も図られる。
The stresses σ5 and σ7 on one side of the second width direction W2 tend to displace the
次に本実施形態の主な作用効果について説明する。 Next, we will explain the main effects of this embodiment.
本実施形態にかかるリンク部材の形成方法は、軸部31と、第2連結部33と、軸部31を軸方向に延伸し第2連結部33に開口する潤滑油路36とを有し、少なくとも潤滑油路36の一端側領域である上端部領域に第1オイルポケット37が形成されたリンク部材としてのアッパーリンク3で用いられる。本実施形態にかかるリンク部材の形成方法は、金属素材を供給し、供給された金属素材により構成される素材層L1をレーザ光25により溶融固化させて金属層L2を形成し、金属層L2を所定ピッチで軸方向に複数層積層する3次元造形によりリンク部材としてのアッパーリンク3を形成することを含む。
The method for forming a link member according to this embodiment is used for an
また、本実施形態にかかるリンク部材としてのアッパーリンク3は、軸部31と、第2連結部33と、軸部31を軸方向に延伸し第2連結部33に開口する潤滑油路36とを有し、少なくとも潤滑油路36の一端側領域である上端部領域に第1オイルポケット37が形成されたリンク部材であって、第1オイルポケット37の少なくとも上側つまり少なくとも軸方向外側に階段状内面371aを有する。
The
このような方法及びリンク部材によれば、第1オイルポケット37が少なくとも軸方向外側に階段状内面371aを有する。このため、第1オイルポケット37に供給された油の一部を階段状内面371aにより捕集し、第1オイルポケット37内に落下させることができる。結果、第1オイルポケット37に保持され第2連結部33に供給される油の量が増えるので、第2連結部33に効率良く油を供給できる。
With this method and link member, the
本実施形態では、機械圧縮比を可変にする可変圧縮比エンジンであるエンジン1においてピストン2とロアリンク4を連結し、第1オイルポケット37が少なくとも潤滑油路36の上端部領域つまりピストン2側端部領域に形成されたアッパーリンク3がリンク部材を構成する。この場合、アッパーリンク3とロアリンク4とを連結する連結ピン12が摺動する構造のエンジン1において、構造上スムーズな油の供給が課題となる第2連結部33に効率良く油を供給できる。
In this embodiment, in
本実施形態では、所定ピッチは第1オイルポケット37を形成するときには第1オイルポケット37以外の他の部分を形成するときより拡大される。これにより、第1オイルポケット37形成時に階段状内面371aの段差を拡大して油を捕集し易くすることができる。
In this embodiment, the specified pitch is enlarged when forming the
本実施形態では、第1オイルポケット37を形成するときには所定ピッチは0.08mmとされ、第1オイルポケット37以外の他の部分を形成するときには所定ピッチは0.05mmとされる。これにより、第1オイルポケット37以外の他の部分を形成するときには照射エネルギを抑制しつつ、密度が高く強度が高い竪壁を形成することができる。
In this embodiment, the specified pitch is 0.08 mm when forming the
次にリンク部材の変形例について説明する。 Next, we will explain modified examples of the link member.
図11はリンク部材の変形例であるコネクティングロッド51を示す図である。エンジン50はコネクティングロッド51でピストン52とクランクシャフト53とを連結し、複リンク機構を有しない。コネクティングロッド51は、軸部511と、クランクシャフト53のクランクピン531に連結される連結部512と、軸部511を軸方向に延伸し連結部512に開口する潤滑油路513とを有し、潤滑油路513の一端側領域である上端部領域に油だまり空隙であるオイルポケット514が形成されたリンク部材であって、ロッド本体及びキャップのうち少なくともロッド本体が3次元造形により形成される。コネクティングロッド51は、ロッド本体が3次元造形により形成されることにより、オイルポケット514の少なくとも上側つまり少なくとも軸方向外側に階段状内面514aを有する構成とされる。潤滑油路513及びオイルポケット514は軸方向他端側である下端側に向かって次第に細くなる収束形状を有する。所定ピッチはアッパーリンク3を3次元造形する場合と同様に設定することができる。
Figure 11 is a diagram showing a connecting
この場合でも、オイルポケット514に供給された油の一部を階段状内面514aにより捕集し、オイルポケット514内に落下させることができるので、連結部512に効率良く油を供給できる。
Even in this case, some of the oil supplied to the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the above embodiments merely show some of the application examples of the present invention, and are not intended to limit the technical scope of the present invention to the specific configurations of the above embodiments.
1 エンジン(可変圧縮比エンジン)
2 ピストン
20 3Dプリンタ
25 レーザ光
3 アッパーリンク
31 軸部
33 第2連結部(連結部)
36 潤滑油路
37 第1オイルポケット(油溜り空隙)
371a 階段状内面
4 ロアリンク
50 エンジン
51 コネクティングロッド
511 軸部
512 連結部
513 潤滑油路
514 オイルポケット(油溜り空隙)
514a 階段状内面
L1 素材層
L2 金属層
1. Engine (variable compression ratio engine)
2
36
371a Stepped inner surface 4
514a Stepped inner surface L1 Material layer L2 Metal layer
Claims (8)
金属素材を供給し、供給された前記金属素材をレーザ光により溶融固化させて金属層を形成し、前記金属層を所定ピッチで軸方向に複数層積層する3次元造形により、前記油だまり空隙の少なくとも軸方向外側に階段状内面を形成しつつ前記リンク部材を形成すること、
を含むことを特徴とするリンク部材の形成方法。 A method for forming a link member having a shaft portion, a connecting portion, and a lubricating oil passage extending in an axial direction of the shaft portion and opening at the connecting portion, the link member having an oil reservoir gap formed at least in one end side region of the lubricating oil passage,
supplying a metal material, melting and solidifying the supplied metal material with a laser beam to form a metal layer, and laminating the metal layer in a plurality of layers at a predetermined pitch in the axial direction to form the link member while forming a stepped inner surface at least on the axial outer side of the oil reservoir gap by three-dimensional modeling;
A method for forming a link member, comprising:
前記リンク部材は、機械圧縮比を可変にする可変圧縮比エンジンにおいてピストンとロアリンクを連結し、前記油だまり空隙が少なくとも前記潤滑油路の前記ピストン側端部領域に形成されたアッパーリンクである、
ことを特徴とするリンク部材の形成方法。 A method for forming the link member according to claim 1, comprising the steps of:
The link member is an upper link that connects a piston and a lower link in a variable compression ratio engine that changes the mechanical compression ratio, and the oil sump gap is formed at least in the piston side end region of the lubricating oil passage.
A method for forming a link member comprising the steps of:
前記リンク部材は、エンジンのコネクティングロッドである、
ことを特徴とするリンク部材の形成方法。 A method for forming the link member according to claim 1, comprising the steps of:
The link member is a connecting rod of an engine.
A method for forming a link member comprising the steps of:
前記油だまり空隙を形成するときには前記油だまり空隙以外の他の部分を形成するときより前記所定ピッチを拡大する、
ことを特徴とするリンク部材の形成方法。 A method for forming the link member according to any one of claims 1 to 3, comprising the steps of:
When forming the oil reservoir gap, the predetermined pitch is made larger than when forming other portions other than the oil reservoir gap.
A method for forming a link member comprising the steps of:
前記油だまり空隙を形成するときには前記所定ピッチを0.08mmとし、前記他の部分を形成するときには前記所定ピッチを0.05mmとする、
ことを特徴とするリンク部材の形成方法。 A method for forming the link member according to claim 4, comprising the steps of:
When forming the oil reservoir gap, the predetermined pitch is set to 0.08 mm, and when forming the other portion, the predetermined pitch is set to 0.05 mm.
A method for forming a link member comprising the steps of:
前記油だまり空隙の少なくとも軸方向外側に階段状内面を有する、
ことを特徴とするリンク部材。 A link member having a shaft portion, a connecting portion, and a lubricating oil passage extending in an axial direction of the shaft portion and opening at the connecting portion, and an oil reservoir gap is formed at least in one end side region of the lubricating oil passage,
The oil sump cavity has a stepped inner surface at least on an axially outer side thereof.
A link member characterized by:
機械圧縮比を可変にする可変圧縮比エンジンにおいてピストンとロアリンクを連結し、前記油だまり空隙が少なくとも前記潤滑油路の前記ピストン側端部領域に形成されたアッパーリンクである、
ことを特徴とするリンク部材。 The link member according to claim 6,
In a variable compression ratio engine that changes the mechanical compression ratio, a piston and a lower link are connected to each other, and the oil sump gap is formed at least in the piston side end region of the lubricating oil passage.
A link member characterized by:
エンジンのコネクティングロッドである、
ことを特徴とするリンク部材。 The link member according to claim 6,
The engine connecting rod,
A link member characterized by:
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020206057A JP7567429B2 (en) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | Method for forming link member and link member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020206057A JP7567429B2 (en) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | Method for forming link member and link member |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022093005A JP2022093005A (en) | 2022-06-23 |
| JP7567429B2 true JP7567429B2 (en) | 2024-10-16 |
Family
ID=82069439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020206057A Active JP7567429B2 (en) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | Method for forming link member and link member |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7567429B2 (en) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006077931A (en) | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Toyota Motor Corp | Connecting rod for internal combustion engine |
| WO2019111827A1 (en) | 2017-12-06 | 2019-06-13 | 日立金属株式会社 | Method for manufacturing additive manufactured metal object, and additive manufactured metal object |
| JP2019143482A (en) | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 日産自動車株式会社 | Upper link in double-link piston crank mechanism of internal combustion engine |
| JP2019203410A (en) | 2018-05-22 | 2019-11-28 | マツダ株式会社 | Engine with vibration transmission attenuation mechanism |
-
2020
- 2020-12-11 JP JP2020206057A patent/JP7567429B2/en active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006077931A (en) | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Toyota Motor Corp | Connecting rod for internal combustion engine |
| WO2019111827A1 (en) | 2017-12-06 | 2019-06-13 | 日立金属株式会社 | Method for manufacturing additive manufactured metal object, and additive manufactured metal object |
| JP2019143482A (en) | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 日産自動車株式会社 | Upper link in double-link piston crank mechanism of internal combustion engine |
| JP2019203410A (en) | 2018-05-22 | 2019-11-28 | マツダ株式会社 | Engine with vibration transmission attenuation mechanism |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022093005A (en) | 2022-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN108374830B (en) | Lightweight connecting rod with customized stiffness | |
| US10436252B2 (en) | Building block for a mechanical construction | |
| US20150196971A1 (en) | Method for the Regenerative Production of a Turbine Wheel with a Shroud | |
| US11927215B2 (en) | Turbomachine clevis with built-in filter and method of producing said clevis | |
| CN105436418A (en) | Method of manufacturing a crankshaft from a high shrink metal alloy | |
| WO2015163248A1 (en) | Sintered mechanical component, device for forming powder compact, and method for forming powder compact | |
| JP2016519738A (en) | Pistons made using additional manufacturing techniques | |
| US9970476B2 (en) | Crankshaft assembly with core plug and method of manufacturing a crankshaft assembly | |
| JP7567429B2 (en) | Method for forming link member and link member | |
| JP7079703B2 (en) | Laminated molding method of joints and joint members | |
| US20190381603A1 (en) | Hybrid additive manufacturing methods | |
| WO2017182221A1 (en) | Method for the modular additive manufacturing of a component and a component | |
| JP2008156701A (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object | |
| US7578229B2 (en) | Piston produced from a single forged or cast piston blank | |
| JP2016511367A (en) | Welded piston assembly | |
| JP2007270813A (en) | Piston for internal combustion engine | |
| CN109154250A (en) | Piston and method of making the same | |
| CN102787937B (en) | Piston with bi-metallic dome | |
| DE102015118890B4 (en) | Connecting rod, internal combustion engine and method for manufacturing a connecting rod | |
| DE102022127843A1 (en) | PISTON FOR USE IN COMBUSTION ENGINES AND METHOD OF MAKING THE PISTON | |
| JP2004502071A (en) | Manufacture of piston | |
| JPS60102246A (en) | Manufacture of connecting rod for internal-combustion engine | |
| JP2013189885A (en) | Piston | |
| CN111661138A (en) | Method for manufacturing spline telescopic shaft and spline telescopic shaft | |
| EP3926158B1 (en) | Method for producing a piston |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210430 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210430 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231012 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240513 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240521 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240719 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240903 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240916 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7567429 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |