以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る洗面化粧台を例示する斜視図である。
図1に表したように、洗面化粧台10は、洗面器12と、水栓装置14と、支持台16と、ミラーキャビネット18と、を備える。
なお、本願明細書において、「上」、「下」、「右」および「左」という記載は、洗面化粧台10の前で洗面化粧台10を見た人を基準とした上、下、右および左をそれぞれいう。また、本願明細書においては、洗面化粧台10から、洗面化粧台10の前に居る人へ向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。
洗面器12は、洗面ボウル22と、バックガード部24と、を有する。洗面ボウル22は、下方に向かって凹んだ凹状に形成されている。洗面ボウル22は、排水口26を有する。排水口26は、洗面ボウル22の底部に設けられる。排水口26は、排水管に接続され、洗面ボウル22に吐出された水を排水管に流す。洗面ボウル22は、排水口26に向かって下方へ傾斜した排水勾配を有する。
バックガード部24は、洗面ボウル22の後端から上方に延びる。バックガード部24は、必要に応じて設けられ、省略可能である。洗面器12の形状は、少なくとも洗面ボウル22を有する任意の形状でよい。
支持台16は、建築躯体の床F上に載置される。例えば、支持台16は、洗面化粧台10が設置される部屋(洗面所または脱衣所など)の床上に載置される。洗面器12は、支持台16の上に設けられる。支持台16は、洗面器12を支持する。支持台16は、例えば、本体部16aと、2つの引き出し16b、16cと、を有する。本体部16aは、例えば、前方及び上方を開口させた略直方体の開口箱状である。本体部16aの上方の開口は、洗面器12によって塞がれる。洗面ボウル22の少なくとも一部は、本体部16aの上方の開口から本体部16a内に入り込む。
各引き出し16b、16cは、上方を開口させた略直方体の開口箱状である。各引き出し16b、16cは、本体部16aに前後に移動可能に支持され、本体部16a内に収納された収納位置(図1に表した位置)と、本体部16aから前方に引き出された引出位置と、に移動する。各引き出し16b、16cは、収納位置にある状態において、本体部16aの前方の開口を塞ぐ。そして、各引き出し16b、16cは、引出位置にある状態において、内部に物品を収納可能とする。
このように、支持台16は、物品を収納可能なキャビネットとしても機能する。支持台16は、換言すれば、下部キャビネット(フロアキャビネット)である。なお、引き出しの数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、支持台16は、引き出し式のキャビネットに限ることなく、扉式のキャビネットでもよい。
支持台16は、必ずしも収納機能を有していなくてもよい。支持台16は、洗面器12を支持可能な任意の構成でよい。また、洗面器12は、例えば、建築躯体の壁W(例えば洗面所または脱衣所など壁面)に直接取り付けてもよい。すなわち、支持台16は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
水栓装置14は、洗面ボウル22及びバックガード部24の上方に配置される。水栓装置14は、洗面器12の洗面ボウル22に向けて水を吐出する。例えば、バックガード部24の上端部は、水栓装置14のユニットケース46と接していてもよい。水栓装置14は、例えばボルトなどの固定部材によって、建築躯体の壁Wに直接的または間接的に取り付けられる。
ミラーキャビネット18は、水栓装置14の上に配置される。ミラーキャビネット18は、上部キャビネット30と、3枚の鏡扉31~33と、を有する。各鏡扉31~33の前面には、鏡31a~33aが設けられている。なお、ミラーキャビネット18に設けられる鏡扉の数は、3枚に限ることなく、1枚又は2枚でもよいし、4枚以上でもよい。
ミラーキャビネット18は、例えば建築躯体の壁Wなどの支持体に、ボルトなどの固定部材によって取り付けられる。これに限らず、ミラーキャビネット18は、壁W以外の支持体(例えば別途設けられたカウンタまたはパネル、若しくは支持台16など)に取り付けられ、支持されてもよい。
このように、水栓装置14は、洗面器12及びミラーキャビネット18とは別体である。水栓装置14は、洗面器12及びミラーキャビネット18に直接固定されていなくてもよい。洗面ボウル22を支持台16から取り外したり、ミラーキャビネット18を壁Wなどの支持体から取り外すことなく、水栓装置14のみを建築躯体から取り外すことができる。これにより、水栓装置14のメンテナンスが容易となる。
図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る洗面化粧台の一部を例示する斜視図である。
図2(a)においては、鏡扉31~33の図示を省略している。図2(a)に表したように、上部キャビネット30の前面は開放されている。上部キャビネット30は、前方を開口させた略直方体の開口箱状であり、内部に物品を収納可能とする。例えば、上部キャビネット30の下端部は、水栓装置14のユニットケース46と接していてもよい。各鏡扉31~33は、このような上部キャビネット30の前面に取り付けられる。言い換えれば、各鏡扉は、上部キャビネット30の前方の開口30pを開閉可能に取り付けられる。
より具体的には、各鏡扉は、上部キャビネット30の開口及び内部を露出させる開位置と、上部キャビネット30の開口を塞ぐ閉位置(図1に表した位置)と、の間を移動可能に取り付けられる。例えば、図2(b)は、鏡扉32が開位置にある状態を示す。各鏡扉31~32の左辺及び右辺の一方側は、例えば蝶番又はヒンジなどの部材30sを介して、上部キャビネット30に取り付けられる。これにより、各鏡扉31~33は、上下方向を回転軸として回動可能に軸支され、閉位置と開位置とに移動可能である。
図3は、実施形態に係る洗面化粧台の一部を例示する正面図である。
図3に表したように、水栓装置14は、吐水部42と、流量調整部44と、ユニットケース46と、を有する。
ユニットケース46は、水栓装置14の外郭(筐体)である。ユニットケース46は、後述する電装部材を内蔵する。吐水部42は、ユニットケース46に設けられ、洗面ボウル22へ向かって水を吐出する。吐水部42は、吐水口を有する、いわゆるスパウトである。
流量調整部44は、吐水部42から吐出される水の流量を調整する。また、流量調整部44は、吐水部42から吐出される水の温度を調整する。流量調整部44は、流量調整レバー44aを有する。流量調整部44は、使用者による流量調整レバー44aの操作に応じて、吐水部42から吐出される水の流量及び温度を調整する。流量調整部44における流量及び温度の調整の態様は、流量調整レバー44aに限ることなく、流量及び温度を調整可能な任意の態様でよい。
吐水部42は、ユニットケース46や支持台16の内部空間などにおいて湯水混合部などを介して給水管及び給湯管に接続される。吐水部42から吐出される水は、例えば、上水(水道水)である。吐水部42から吐出される水の温度調整は、流量調整部44とは別の調整部で行ってもよい。流量調整部44は、少なくとも吐水部42から吐出される水の流量を調整できればよい。
ユニットケース46は、吐水部42及び流量調整部44の少なくとも一部を覆う。ユニットケース46は、例えば、左右方向に延びた箱状である。吐水部42は、ユニットケース46に直接的または間接的に取り付けられる。ユニットケース46は、内部の空間に吐水部42や流量調整部44の少なくとも一部を入り込ませ、これらの各部を保持する。
吐水部42は、ユニットケース46の下部に設けられ、下方の洗面ボウル22に向けて水を吐出する。この例では、吐水部42は、ユニットケース46の下面46bから前下方に突き出すように、ユニットケース46の下部に取り付けられている。吐水部42の少なくとも一部は、ユニットケース46に内蔵されてもよい。吐水部42は、可撓性を有するホースに接続され、ユニットケース46から取り外し可能であってもよい。
流量調整部44の流量調整レバー44aは、ユニットケース46の下部に設けられ、下方に向かって延びる。流量調整レバー44aは、例えば、前後方向及び左右方向に揺動可能に上端部を軸支される。例えば、流量調整レバー44aを前後方向に揺動させることにより、吐水部42から吐出される水の流量が調整され、流量調整レバー44aを左右方向に揺動させることにより、吐水部42から吐出される水の温度が調整される。
水栓装置14は、機能水吐出部60をさらに有していてもよい。機能水吐出部60は、除菌作用を有する機能水を洗面ボウル22に吐出する。機能水吐出部60は、ユニットケース46の下部に設けられ、下方に向けて機能水を吐出する。機能水吐出部60は、例えば、洗面ボウル22の排水口26に向けて機能水を吐出する。
水栓装置14では、例えば、機能水吐出部60から洗面ボウル22に機能水を吐出することにより、洗面ボウル22の排水口26や排水口26の内部における菌の繁殖を抑えることができる。洗面化粧台10及び水栓装置14では、例えば、排水口26及び排水口26の内部の除菌を行い、洗面器12を清潔に保つことができる。また、歯ブラシやコップなどに機能水を吐出することにより、これらの除菌を行うこともできる。
機能水吐出部60は、例えば、機能水を霧状にして洗面ボウル22に噴霧する。機能水吐出部60は、例えば、ミストノズルである。機能水吐出部60から噴霧される霧状の機能水の外径(広がりの幅)は、機能水吐出部60の噴霧口の開口径よりも大きい。機能水吐出部60は、例えば、円錐状に機能水を噴霧する。これにより、例えば、洗面ボウル22の広範囲に機能水を付着させることができ、洗面器12をより適切に除菌することができる。機能水吐出部60からの機能水の吐出の形態は、霧状に限ることなく、液滴状や水流状でもよい。
図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る洗面化粧台の一部を例示する斜視図である。
図4(a)は、水栓装置14周辺を斜め前方から見た様子を表し、図4(b)は、水栓装置14周辺を斜め後方から見た様子を表している。なお、図4(a)及び図4(b)においては、ミラーキャビネット18及び水栓装置14の内部の一部の図示を省略している。
図4(a)に表したように、この例では、ユニットケース46は、上部46Uと突出部46Lとを有する。突出部46Lは、上部46Uの下方に設けられたユニットケース46の下部であり、上部46Uよりも前方に突出する。突出部46Lは、例えばユニットケース46の右端から左端まで延びる。ユニットケース46の前面46fは、上部46Uの前面46Ufと、突出部46Lの前面46Lfと、を含む。前面46Lfは、前面46Ufよりも前方に位置する。例えば、ユニットケース46の前面46f(前面46Uf及び前面46Lf)は、鉛直方向に対して平行に延びる面である。ただし、ユニットケース46の前面46fは、必ずしも鉛直方向に対して平行でなくてもよい。ユニットケース46の前面46fは、前方を向いた面(例えば正面視において少なくとも一部が視認可能な面)であればよい。なお、突出部46Lは、必ずしも設けられなくてよい。
より具体的には、この例において、ユニットケース46は、ケース部材47、カバー部材48、及び後部材49を含む。ケース部材47は、左側壁47hと右側壁47mとを含む。左側壁47hは、ユニットケース46の左側面を形成し、右側壁47mは、ユニットケース46の右側面を形成する。さらに、ケース部材47は、図4(b)に表したように、底板47bを含む。底板47bは、左側壁47hの下部と右側壁47mの下部とを接続し、ユニットケース46の下面を形成する。この例では、底板47bは、前方から後方に向かって下り傾斜した湾曲形状である。例えば、左側壁47hの下端部、右側壁47mの下端部及び底板47bは、バックガード部24の上端部に当接する。例えば、左側壁47hの上端部及び右側壁47mの上端部は、上部キャビネット30の下端部に当接する(図1参照)。ケース部材47の下面の一部、背面、前面、上面は開放されている。
後部材49は、背板部49bと、延出部49aと、を含む。背板部49bは、ユニットケース46の背面の一部を形成する。延出部49aは、背板部49bからカバー部材48まで前方に延びる。後部材49は、ケース部材47に対して固定される。図4(b)に表したように、背板部49bには、背板部49bを貫通する孔49dが設けられる。背板部49bの前方から、孔49dを介して建築躯体の壁Wに螺子を挿入する。これにより、水栓装置14を建築躯体の壁Wに取り付けることができる。
カバー部材48は、ケース部材47の前方を覆うように配置される。例えば、カバー部材48は、延出部49aの前端に取り付けられる。カバー部材48は、ユニットケース46の前面46fを形成する。すなわち、カバー部材48の前面が、ユニットケース46の前面46fとなっている。
このように、ユニットケース46は、複数の部材が組み立てられたものでもよい。組立には、ネジなどの固定部材、スナップフィット、接着剤などの任意の手段が用いられる。ユニットケース46は、適宜複数の部材に分割されたものでもよいし、一体に成形されたものでもよい。ユニットケース46の上部及び後部の少なくとも一部は開口となっていてもよい。
ユニットケース46の内部には、電装部材70(図11参照)が収納される。電装部材70は、例えば、水栓装置14の機能(動作)を制御する電気回路を含む。より具体的には、電装部材70は、吐水部42から吐出される水の温度の制御、吐水部42からの吐水及び止水の制御、機能水吐出部60からの吐水及び止水の制御を行う制御部71(図11参照)を含む。
実施形態において、ユニットケース46の上面46tには、ユニットケース46の内部の点検が可能な開口(点検口46i)が設けられる。点検においては、例えば、水栓装置14を建築躯体の壁Wから取り外し、ミラーキャビネット18の下方から前方に引き出す。これにより、点検口46iを通して、ユニットケース46の内部の少なくとも一部(例えば電装部材)が視認可能となる。例えば、点検口46iを通して、ユニットケース46の内部の部材を交換できることがより望ましい。
なお、この例では、ユニットケース46の上面46tは、右側壁47mの上端面と、左側壁47hの上端面と、によって形成されている。上面46tに設けられた点検口46iは、右側壁47mの上端面と、左側壁47hの上端面と、の間の領域である。つまり、この例では、ユニットケース46の上部の略全体が点検口46iとなっている。ただし、これに限らず、例えば、右側壁47mの上端面と左側壁47hの上端面との間の領域の一部を塞ぎ、ユニットケース46の上面を形成する上板などが設けられてもよい。
水栓装置14は、図3及び図4(a)に表したように、インターフェース部61をさらに有する。インターフェース部61は、ユニットケース46の前面46fに設けられる。この例では、インターフェース部61は、突出部46Lの前面46Lfに設けられている。インターフェース部61は、電装部材70と電気的に接続される。後述するように、インターフェース部61は、水栓装置の動作(機能)を操作するスイッチ類や、情報を表示する表示部などである。
図5は、実施形態に係る洗面化粧台の一部を例示する側面図である。
図5に表したように、ユニットケース46は、上方に向かって立ち上がる立ち上がり部48Uを有する。立ち上がり部48Uは、ユニットケース46の左側壁47h及び右側壁47m(図4(a)参照)よりも上方に延びている部分を含む。この例では、立ち上がり部48Uは、カバー部材48の一部であり、カバー部材48の上端を含む部分である。立ち上がり部48Uは、ユニットケース46の前面46fの一部を形成している。立ち上がり部48Uは、左右方向において、左側壁47hから右側壁47mまで連続して延びている。
立ち上がり部48Uは、上部キャビネット30とユニットケース46との境界部BPの前方に位置する。また、立ち上がり部48Uは、上部キャビネット30の一部の前方に位置する。言い換えれば、前後方向において、立ち上がり部48Uは、境界部BP及び上部キャビネット30の一部と重なる。立ち上がり部48Uの上端48tは、上部キャビネット30の下端30bよりも上方に位置する。
前方から見た正面視においては、立ち上がり部48Uが、上部キャビネット30の下端30b及び境界部BPと重なる。これにより、正面視において、境界部BPは、立ち上がり部48Uによって隠蔽されている。すなわち、境界部BPは、正面視において、立ち上がり部48Uに覆われており、前方に露出せず、視認されないようになっている。
このように上部キャビネット30とユニットケース46との境界部BPが正面視において隠蔽されていることにより、境界部BPからユニットケース46の上面46tの点検口46iに水が浸入することを抑制でき、内部の電装部材70の被水を抑制することができる。例えば、前方から後方に向かって飛散する水は、立ち上がり部48Uに遮られる。そのため、水が境界部BPに付着して境界部BPから点検口46iを経由してユニットケース46の内部の電装部材70にまで浸入することを抑制できる。立ち上がり部48Uは、上部キャビネット30の前面に接していてもよいし、上部キャビネット30の前面から離れていてもよい。
例えば、立ち上がり部によって水の浸入を抑制する構成ではなく、上部キャビネットの下面とユニットケースの上面との間にパッキンなどの止水部材を設けることで水の浸入を抑制する構成も考えられる。しかし、このような構成においては、水栓装置をミラーキャビネットから外した後に再び取り付けた場合、着脱行為時にパッキンに対し前後方向へずれようとする力が加わることによりパッキンの位置ずれなどの取付不良が生じ、水栓装置の内部に水が浸入しやすくなる恐れがある。
これに対して、実施形態によれば、立ち上がり部48Uによってユニットケース内部への水の浸入を抑制できるため、水栓装置14をミラーキャビネット18に対して取り外した後、再び取り付けた場合においても、パッキンなどの取付不良によってユニットケース46の内部に水が浸入しやすくなることを抑制できる。実施形態においては、上部キャビネット30の下面とユニットケース46の上面との間にパッキンなどの止水部材を設けなくてもよい。実施形態によれば、メンテナンス性に優れ、水栓装置14の内部への水の浸入を抑制可能な洗面化粧台を提供できる。
なお、正面視において、ある要素(第1要素)によって別の要素(第2要素)が隠蔽される状態とは、第2要素の前方に第1要素が配置されている状態であり、第1要素と第2要素との間にさらに別の要素が配置されていてもよいし、第1、2要素の前方にさらに別の要素が配置されていてもよい。例えば、立ち上がり部48U及び境界部BPの前方に鏡扉31~33が配置されていてもよい。その場合、各鏡扉31~33は、このような上部キャビネット30の前面に着脱自在に取り付けられる。
また、図5のように水栓装置14を壁Wに取り付けてミラーキャビネット18の下方に配置した状態において、ユニットケース46の上面46tは、上部キャビネット30の下面(下端30b)と当接している。これにより、上面46tと下端30bとが当接していない場合に比べて、点検口46iへの水の浸入をより抑制することができる。
また、図5の状態において、ユニットケース46の上面の点検口46iは、上部キャビネット30の下面(下端30b)によって塞がれている。点検口46iは、上部キャビネット30の底板で閉鎖されている。つまり、水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置したときに、上部キャビネット30の底板がユニットケース46の蓋の役割を有している。このような構成によれば、水栓装置14を壁Wから取り外し、ミラーキャビネット18の下方から前方へ引き出した際に、ユニットケース46の点検口46iの蓋を開ける作業が不要となりメンテナンス性を向上させることができる。
また、この例では、ミラーキャビネット18が水栓装置14の上方に配置されたときに、鏡扉31~33は、立ち上がり部の上部キャビネット30の下端30bよりも下方に向かって延出している。つまり、鏡扉31、32、33のそれぞれの下端31b、32b、33bは、上部キャビネット30の下端30bよりも下方に位置する。
図5に表したように、鏡扉31~33を閉じたときに、鏡扉の下端部(鏡扉31の下端部31L、鏡扉32の下端部32L、及び鏡扉33の下端部33Lのそれぞれ)は、ユニットケース46の前面46fの一部46pの前方に位置する。言い換えれば、前後方向において、鏡扉の下端部と、ユニットケース46の前面46fの一部46pと、が重なっている。前方から見た正面視(図3参照)において、鏡扉の下端部と、ユニットケース46の前面46fの一部46pとが重なる。鏡扉の下端部が境界部BPの前方に位置し、境界部BPは、正面視において、鏡扉の下端部に覆われており、前方に露出せず、視認されないようになっている。なお、境界部BPは、その少なくとも一部が隠蔽されていればよく、境界部BPの略全体が隠蔽されていることが好ましい。
立ち上がり部48Uは、閉じた状態の鏡扉31~33と、境界部BPと、の間に位置する。鏡扉31~33を閉じたときに、鏡扉の下端部31L~33Lは、立ち上がり部48Uの上端48tよりも下方に向かって延出しており、立ち上がり部48Uの上端48tの前方に位置する。言い換えれば、前後方向において、鏡扉の下端部31L~33Lと、立ち上がり部48Uの上端48tと、が重なっている。正面視において、鏡扉の下端部31L~33Lと、立ち上がり部48Uの上端48tと、が重なっている。これにより、正面視において、鏡扉の下端部31L~33Lによって立ち上がり部48Uの上端48tは隠蔽されている。立ち上がり部48Uの上端48tが隠蔽されることにより、デザイン性の低下を抑制することができる。例えば、鏡扉31~33を閉じたときに、正面視において、立ち上がり部48Uと上部キャビネット30との境界が隠蔽されるため、水栓装置14とミラーキャビネット18との一体感の低下を抑制することができる。
鏡扉31~33が開いたときでも、正面視において、境界部BPは、立ち上がり部48Uによって隠蔽されている。
また、図5に表したように、突出部46Lの前面46Lfは、閉じた状態の鏡扉の前面(鏡扉31の前面31f、鏡扉32の前面32f、及び鏡扉33の前面33fのそれぞれ)よりも前方まで突出している。突出部46Lの前面46Lfは、閉じた状態の鏡扉の前面と面一でもよい。言い換えれば、前面46Lfの前後方向の位置は、鏡扉の前面の前後方向の位置と同じ、または鏡扉の前面の前後方向の位置よりも前方である。
各鏡扉には、手掛け部34が設けられている。手掛け部34は、鏡扉31~33の下端から上方に向かって凹んだ凹部である。使用者は、手掛け部34に指をかけて、各鏡扉の開閉を行うことができる。
図5のように鏡扉31~33が閉じた状態において、鏡扉の下面(鏡扉31の下面31c、鏡扉32の下面32c、及び鏡扉33の下面33cのそれぞれ)と、突出部46Lの上面46Ltとの間には、使用者の鏡扉31~33の開放操作を可能とする空隙SPが設けられている。空隙SPの上下方向の長さH1(鏡の下面と上面46Ltとの間の上下方向に沿った長さ)は、突出部46Lの上下方向の長さH2よりも長い。これにより、ユニットケース46に突出部46Lを設けた場合でも、使用者は、空隙SPに指を差し込むようにして、鏡扉の下面の手掛け部34に指を掛け、鏡扉31~33を容易に開くことができる。
なお、突出部46Lの上面46Ltは、前後方向において前面46Ufと前面46Lfとを接続する面であり、左右方向においてはユニットケース46の左側壁47hから右側壁47m(図4(a)参照)まで水平方向に延びる面である。このようにユニットケース46は棚状であり、例えば上面46Ltには物(例えばスマートフォンなど)を載せることができる。長さH1は、例えば50mm程度であり、長さH2は、例えば30mm程度である。
図6は、実施形態に係る別の洗面化粧台の一部を例示する側面図である。
図6は、実施形態に係る洗面化粧台10aの立ち上がり部48Uの周辺を拡大して表している。洗面化粧台10aにおいては、止水部材45が設けられている。
止水部材45は、立ち上がり部48Uの背面48r(後面)と、上部キャビネット30の前面30fと、の間に配置される。止水部材45は、背面48rと前面30fとに接している。止水部材45は、左右方向において、立ち上がり部48Uの右端から左端まで延在する。
例えば、止水部材45は、ゴム又は樹脂を含む。例えば、止水部材45は、弾性を有する。具体的には、止水部材45には、防水性のゴムパッキンまたはスポンジパッキンなどを用いることができる。
止水部材45は、接着剤または両面テープなどの任意の手段によって、立ち上がり部48Uの背面48rに取り付けられている。水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置する際に、水栓装置14を後方へ押し込むと、止水部材45の後端45rが、上部キャビネット30の前面30fに当接する。止水部材45は、前面30fに押しつけられ、つぶされる。
止水部材45を設けることにより、立ち上がり部48Uの上方からの水(液体)が上部キャビネット30とユニットケース46との境界部BPに浸入することを抑制することができる。例えば、上部キャビネット30の内部に収納した液体(例えば化粧液など)が漏れたとしても、漏れた液体が境界部BPに浸入することを抑制できる。
図7(a)~図7(c)は、実施形態に係る別の洗面化粧台の一部を例示する側面図である。
図7(a)は、水栓装置14の周辺を表す図である。図7(b)及び図7(c)は、立ち上がり部48Uの周辺を拡大して表し、止水部材45の取り付けを説明する図である。
図7(a)~図7(c)に表した洗面化粧台10bにおいては、凹部48cが設けられている。また、突出部46Lが設けられていない。
図7(a)に表したように、水栓装置14は、螺子19によって壁Wに取り付けられ、ミラーキャビネット18の下方に配置される。凹部48cは、立ち上がり部48Uの背面48rに設けられる。凹部48cは、背面48rが前方に向かって凹んだ形状である。例えば、凹部48cは、左右方向において、立ち上がり部48Uの右端から左端まで延びている。止水部材45の少なくとも一部は凹部48c内に配置される。図7(a)の状態において、止水部材45は、凹部48c内に嵌め込まれている。
図7(b)に表したように、止水部材45は、接着剤または両面テープなどの任意の手段によって、凹部48cの内面48dに取り付けられている。水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置する際に、水栓装置14を後方へ押し込むと、図7(c)に表したように、止水部材45の後端45rが、上部キャビネット30の前面30fに当接する。止水部材45は、前面30fに押しつけられ、つぶされる。
止水部材45の厚さに応じて、立ち上がり部48Uと上部キャビネット30との間に隙間S(図6参照)が生じることがある。この隙間Sからゴミ(埃など)が浸入し、止水部材45の上などに、ゴミが溜まる恐れがある。
これに対して、凹部48cを設けることにより、止水部材45を設けたとしても、立ち上がり部48Uと上部キャビネット30との間の隙間を小さくすることができ、止水部材45にゴミが付着することを抑制することができる。なお、図7(a)の状態において、立ち上がり部48Uの背面48rは、上部キャビネット30に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。
図8(a)~図8(c)は、実施形態に係る別の洗面化粧台の一部を例示する側面図である。
図8(a)は、水栓装置14の周辺を表す図である。図8(b)及び図8(c)は、立ち上がり部48Uの周辺を拡大して表し、止水部材45の取り付けを説明する図である。
図8(a)~図8(c)に表した洗面化粧台10cにおいては、凹部30cが設けられている。また、突出部46Lが設けられていない。
図8(a)に表したように、水栓装置14は、螺子19によって壁Wに取り付けられ、ミラーキャビネット18の下方に配置される。凹部30cは、上部キャビネット30の前面30fに設けられる。凹部30cは、前面30fが後方に向かって凹んだ形状である。例えば、凹部30cは、左右方向において、上部キャビネット30の右端から左端まで延びている。止水部材45の少なくとも一部は凹部30c内に配置される。図8(a)の状態において、止水部材45は、凹部30c内に嵌め込まれている。
図8(b)に表したように、止水部材45は、接着剤または両面テープなどの任意の手段によって、立ち上がり部48Uの背面48rに取り付けられている。水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置する際に、水栓装置14を後方へ押し込むと、図8(c)に表したように、止水部材45の後端45rが、凹部30c内に挿入され、凹部30c内の内面30dに当接する。止水部材45は、凹部30c内の内面30dに押しつけられ、つぶされる。
凹部30cを設けることにより、止水部材45を設けたとしても、立ち上がり部48Uと上部キャビネット30との間の隙間を小さくすることができ、止水部材45にゴミが付着することを抑制することができる。なお、図8(a)の状態において、立ち上がり部48Uの背面48rは、上部キャビネット30に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。
図9(a)~図9(c)は、実施形態に係る別の洗面化粧台の一部を例示する側面図である。
図9(a)及び図9(b)は、実施形態に係る洗面化粧台10dの立ち上がり部48Uの周辺を拡大して表し、止水部材45の取り付けを説明する図である。洗面化粧台10dにおいては、ユニットケース46が返し部48pを有する。
返し部48pは、立ち上がり部48Uの上端に設けられ、背面48rから後方へ向かって延びる。例えば、返し部48pは、左右方向において、立ち上がり部48Uの右端から左端まで延びる。
図9(a)に表したように、止水部材45は、接着剤または両面テープなどの任意の手段によって、返し部48pの下方において、立ち上がり部48Uの背面48rに取り付けられている。水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置する前においては、止水部材45の後端45rは、返し部48pよりも後方まで延びている。水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置する際に、水栓装置14を後方へ押し込むと、図9(b)に表したように、止水部材45の後端45rが、上部キャビネット30の前面30fに当接する。止水部材45は、前面30fに押しつけられ、つぶされる。
このような構成によれば、立ち上がり部48Uと上部キャビネット30との間の隙間の少なくとも一部を返し部48pによって塞ぐことができるため、当該隙間にゴミが浸入することを抑制することができる。なお、水栓装置14をミラーキャビネット18の下方に配置した状態において、返し部48pは、上部キャビネット30に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。
上述した返し部48p、凹部48c、凹部30cなどを、適宜組み合わせてもよい。例えば、図9(c)に表した例においては、凹部48cと返し部48pとが設けられている。
以下、インターフェース部61や電装部材70などの構成の一例について説明する。
図10(a)及び図10(b)は、実施形態に係る水栓装置のインターフェース部を例示する正面図である。
図10(a)は、図3に示した領域R1を拡大して示す。図10(b)は、図3に示した領域R2を拡大して示す。図10(a)及び図10(b)に表したように、インターフェース部61は、入力部63及び出力部65の少なくともいずれかを有する。
入力部63は、使用者の操作入力を受け付け、電装部材70に入力する。この操作入力は、例えば、電装部材70によって制御される水栓装置の動作(機能)を操作するための入力である。例えば、入力部63は、使用者が水栓装置14の動作(機能)を制御するためのスイッチ又はセンサ等である。入力部63が操作入力を受け付けると、その操作入力に応じた操作信号が電装部材70に伝達される。電装部材70は、操作信号を受けると、その操作信号に応じた動作(機能)を制御する。
入力部63には、電装部材70に操作信号を入力可能な任意の装置を用いることができる。例えば、入力部63には、機械的な動作により接点をオンオフするスイッチ(押しボタンなど)、静電容量式スイッチ、タッチパネル、または光電センサなどを利用することができる。
この例では、ハーネス等によって電装部材70と電気的に接続された静電容量式スイッチを有する基板が、カバー部材48の裏(ユニットケース46の内部)に配置されている。操作入力として、使用者がカバー部材48の前面46Lfの所定領域63rにタッチすると、操作入力は静電容量式スイッチにより感知される。すると、静電容量式スイッチから、その操作入力に応じて操作信号が電装部材70に伝達される。このような場合には、所定領域63rを入力部63の一部と見なしてもよい。言い換えれば、入力部63は、カバー部材48の一部を含んでもよい。
これに限らず、入力部63は、カバー部材48とは別体のスイッチまたはセンサでもよい。例えば、カバー部材48に開口を設け、その開口に入力部63としてスイッチ等をはめ込んでもよい。または、入力部63は、カバー部材48の前面に取り付けられたスイッチ等でもよい。
入力部63は、複数設けられてもよい。この例では、図10(a)に表したように、入力部63として、温水準備スイッチ63aと、自動吐水スイッチ63bと、機能水スイッチ63cと、が設けられている。
温水準備スイッチ63aは、吐水部42から吐出される水の温度の切り替えに用いられる。温水準備スイッチ63aが操作されると、吐水部42は、吐出する水が温水(例えば約30℃)になるまで自動で吐水する。例えば、図11に関して後述するように、電装部材70に含まれる制御部71は、吐水部42に水又は湯を供給する電磁弁80、81(図11参照)の開閉や、電気即湯器104(図11参照)の動作を制御する。これにより、制御部71は、吐水部42から吐出される水を温水とする。
自動吐水スイッチ63bは、自動吐水機能のオンオフの切り替えに用いられる。自動吐水スイッチ63bが操作されて自動吐水機能がオンとなった場合において、使用者が吐水部42の下方に手を差し出すと、吐水部42から水が吐出される。例えば、図11に関して後述するように、手検知センサ76が使用者の手を検知(感知)すると、制御部71は、給水源又は給湯源と接続された電磁弁80、81を開く。これにより、使用者は、流量調整レバー44aを操作することなく、手をかざすだけで水を使うことができる。自動吐水スイッチ63bが操作され自動吐水機能がオフとなった場合においては、使用者が吐水部42の下方に手を差し出しても、吐水は行われない。
機能水スイッチ63cは、機能水吐出部60からの機能水の吐止水の切り替えに用いられる。水栓装置14は、使用者による機能水スイッチ63cの操作に応じて機能水吐出部60から機能水を吐出する。水栓装置14は、例えば、機能水スイッチ63cの操作に応じて機能水の噴霧を所定時間(例えば、10秒間)行い、所定時間の経過に応じて自動的に機能水の噴霧を停止する。例えば、図11に関して後述するように、機能水スイッチ63cの操作に応じて、制御部71は、水栓装置14に内蔵された機能水生成部88を制御し、機能水を供給する電磁弁86の開閉を制御する。
水栓装置14は、例えば、機能水スイッチ63cの1回目の操作で機能水の噴霧を行い、機能水スイッチ63cの2回目の操作で機能水の噴霧を停止させてもよい。また、水栓装置14は、機能水自動吐出機能を有していてもよい。機能水自動吐出機能がオンの場合には、例えば、所定時間の経過などにより、機能水スイッチ63cの操作とは無関係に機能水吐出部60から自動的に機能水が噴霧される。
機能水自動吐出機能のオンオフは、例えば、機能水スイッチ63cの操作によって切り替えられる。例えば、自動吐水機能がオフに設定されている状態で機能水スイッチ63cを長押しする(所定時間押し続ける)ことにより、オンに設定される。そして、自動吐水機能がオンに設定されている状態で機能水スイッチ63cを長押しすることにより、オフに設定される。
出力部65は、電装部材70からの各種情報を使用者に表示する。出力部65が表示する情報は、例えば水栓装置14の動作の状態である。出力部65が表示する情報は、例えば時刻や日付など、任意の情報でもよい。
出力部65には、例えばLED(Light Emitting Diode)などの発光素子が用いられる。出力部65は、例えば、光の点灯、消灯、点滅、及び色などにより、表示を行う。出力部65には、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置を用いてもよい。
この例では、電装部材70と電気的に接続された発光素子を有する基板がカバー部材48の裏(ユニットケース46の内部)に配置されている。発光素子からの光がカバー部材48の所定領域65rを透過することで、前面46fに表示が行われる。なお、このような場合には、所定領域65rを出力部65の一部とみなしてもよい。
出力部65は、これに限らず、例えばカバー部材48に開口を設け、その開口に出力部65として表示装置又は発光素子をはめ込んでもよい。または、出力部65は、カバー部材48の前面に取り付けられた表示装置又は発光素子でもよい。
出力部65は、複数設けられてもよい。この例では、出力部65として、図10(a)に表したように、水温表示部65a、自動吐水表示部65b及び機能水表示部65cが設けられており、図10(b)に表したように、時刻表示部65dが設けられている。
水温表示部65aは、吐水部42から吐出される水の温度を表示する。水栓装置14は、吐水部42から吐出される水の温度を検出し、検出した温度を水温表示部65aに表示する。また、水栓装置14は、吐水部42から吐出される水の温度が所定温度以上である場合に、吐水部42からの吐水を停止する。すなわち、水栓装置14は、吐水部42から吐出される水が高温である場合に、吐水部42からの吐水をロックする。この際、水栓装置14は、吐水部42からの吐水のロックを水温表示部65aによって使用者に報知する。これにより、例えば、給水管の異常などを使用者に報知することができる。
例えば、水温表示部65aは、電装部材70に含まれる制御部71からの信号に応じて、水温が所定温度(例えば約30℃)以上の場合には緑色に点灯し、水温が高温(例えば約45℃以上)の場合には赤色に点灯する。または、水温表示部65aは、高温のため吐水がロックされているときには、制御部からの信号に応じて赤色に点滅する。水温表示部65aは、水温が所定温度(例えば約30℃)未満の場合には消灯する。
自動吐水表示部65bは、制御部71からの信号に応じて、自動吐水機能がオンの場合には点灯し、自動吐水機能がオフの場合には消灯する。機能水表示部65cは、制御部71からの信号に応じて、機能水自動吐出機能がオンの場合には点灯し、機能水自動吐出機能がオフの場合には消灯する。時刻表示部65dは、制御部71からの信号に応じて、時刻を表示する。
ユニットケース46の前面46fに、入力部63が入力を受け付ける所定領域63rや、出力部65が表示を行う所定領域65rを示すためのガイド表示(例えば印刷や凹凸などによる縁取り)が設けられている場合は、その表示によって示された範囲(区画)を、インターフェース部61の一部と見なしてもよい。ユニットケース46の前面46fに設けられたインターフェース部61とは、インターフェース部61の少なくとも一部がユニットケース46の前面46fに設けられていればよい。インターフェース部61は、入力部63及び出力部65の少なくともいずれかが設けられ、ユニットケース46に取り付けられるコンソールパネルであってもよい。
入力部63及び出力部65が複数である場合、入力部63及び出力部65は、前面46fの一区画にまとめられていてもよいし、複数箇所に分散して設けられていてもよい。すなわち、正面視において、インターフェース部61は、1カ所でもよいし、2カ所以上でもよい。図3の例においては、インターフェース部61は領域R1と領域R2の2カ所である。
図11は、実施形態に係る水栓装置を例示するブロック図である。
図11に表したように、水栓装置14は、電装部材70と、電磁弁80、81と、分岐金具82と、温度センサ84と、電磁弁86と、機能水生成部88と、をさらに有する。電装部材70は、制御部71と、手検知センサ76とを含む。これらは、例えばユニットケース46の内部に設けられる。
制御部71は、水栓装置14の各部を制御する。制御部71は、各入力部63(温水準備スイッチ63a、自動吐水スイッチ63b、機能水スイッチ63c)及び各出力部65(水温表示部65a、自動吐水表示部65b、機能水表示部65c、時刻表示部65d)と接続されている。制御部71は、各入力部63から入力される操作入力に応じて、水温表示部65a、自動吐水表示部65b、機能水表示部65cなどの各部の動作を制御する。制御部71は、例えばマイコンなどを含む制御回路である。
手検知センサ76は、ユニットケース46の下方の領域で且つ吐水部42の近傍に存在する手を検知する。例えば、手検知センサ76は、吐水部42の吐水口から半径100ミリメートル(mm)の範囲に存在する手を検知する。手検知センサ76は、例えば、洗面ボウル22内又は洗面ボウル22の上方に差し出された使用者の手を検知する。手検知センサ76は、例えば、洗面ボウル22と吐水部42との間に差し出された使用者の手を検知する。手検知センサ76は、ユニットケース46の内部または吐水部42の内部に配置される。これに限らず、手検知センサ76の位置は、吐水部42に差し出された使用者の手を検知可能な任意の位置でよい。
手検知センサ76は、制御部71に接続され、検知結果を制御部71に入力する。手検知センサ76には、例えば、投光部と受光部とを有する赤外線測距センサが用いられる。手検知センサ76には、例えば、焦電センサや超音波センサなどを用いてもよい。手検知センサ76は、例えば、赤外線などの電磁波や超音波などの信号波を基に、人体や手などを非接触で検知可能な任意のセンサでよい。
自動吐水機能がオンとなっているときに、制御部71は、手検知センサ76による手の検知に応じて、吐水部42から水を吐出させる。また、制御部71は、手検知センサ76による手の検知の停止に応じて、吐水部42からの水の吐出を停止させる。このように、制御部71は、手検知センサ76の検知結果に応じて、吐水部42から自動的に水を吐出させる。
電磁弁80は、止水栓90を介して給湯管などの給湯源HSに接続されている。電磁弁81は、分岐金具82及び止水栓91を介して給水管などの給水源WSに接続されている。電磁弁80、81は、流量調整部44に接続されている。また、電磁弁80、81は、制御部71に接続されている。制御部71は、電磁弁80、81の開閉を制御する。電磁弁80、81を開状態とすることにより、給水源WSから供給された水、及び給湯源HSから供給されたお湯が、流量調整部44に供給される。
流量調整部44は、流量調整レバー44aと、流量調整弁44bと、を有する。流量調整レバー44aは、流量調整弁44bに接続され、流量調整弁44bの開弁量を調整する。流量調整弁44bは、流量調整レバー44aで設定された開弁量に基づいて、給水源WSから供給された水、及び給湯源HSから供給されたお湯のそれぞれの流量を調整する。そして、流量調整弁44bは、流量調整後の水及びお湯を混合して吐水部42に供給する。これにより、吐水部42から吐出される水の流量及び温度が調整される。
制御部71は、手検知センサ76の検知結果に応じて、電磁弁80、81の開閉を制御する。これにより、手検知センサ76による手の検知に応じて、流量及び温度の調整された水が、吐水部42から吐出される。
温度センサ84は、吐水部42と流量調整部44との間の経路上に設けられ、吐水部42から吐出される水の温度を検知する。温度センサ84は、制御部71に接続され、検知結果を制御部71に入力する。
制御部71は、温度センサ84の検知結果を水温表示部65aに表示する。また、制御部71は、温度センサ84の検知結果が所定の温度以上である場合、電磁弁80、81を閉じ、吐水部42からの吐水を停止させるとともに、水温表示部65aによって吐水の停止を報知する。すなわち、制御部71は、温度センサ84の検知結果が所定の温度以上である場合に、高温ロック報知を実行する。
洗面化粧台10には、電気即湯器104がさらに設けられる。電気即湯器104は、給水源に接続され、給水源から供給された水を加熱してお湯を生成し、生成したお湯を水栓装置14に供給する。例えば、電気即湯器104は、給湯源HSである。電気即湯器104は、電気ヒータを有し、給水源から供給された水を瞬間的に加熱して水栓装置14に供給する。電気即湯器104は、例えば、支持台16の内部に収容される。
電磁弁86は、分岐金具82及び止水栓91を介して給水源WSに接続されている。電磁弁86は、機能水生成部88に接続されている。また、電磁弁86は、制御部71に接続されている。制御部71は、電磁弁86の開閉を制御する。電磁弁86を開状態とすることにより、給水源WSから供給された水が、機能水生成部88に供給される。
機能水生成部88は、電磁弁86から供給された水(水道水)から機能水を生成し、生成した機能水を機能水吐出部60に供給する。また、機能水生成部88は、制御部71に接続されている。機能水生成部88における機能水の生成は、制御部71によって制御される。
制御部71は、機能水スイッチ63cからの操作指示の入力に応じて、電磁弁86を開くとともに、機能水生成部88を動作させる。これにより、使用者の機能水スイッチ63cの操作に応じて、機能水が、機能水吐出部60から洗面ボウル22に吐出される。
機能水生成部88は、例えば、電解槽を有する。電解槽の内部には、陽極板および陰極板が設けられている。機能水生成部88は、制御部71から送信される信号に基づいて、電解槽の内部を流れる水道水や雑用水を電気分解する。ここで、水道水は、塩化物イオンを含んでいる。塩化物イオンは、水源(例えば、地下水や、ダムの水や、河川などの水)に例えば食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl2)などとして含まれている。そのため、塩化物イオンを電気分解することにより次亜塩素酸が生成される。その結果、機能水生成部88において電気分解された水(電解水)は、次亜塩素酸を含む液(機能水)に変化する。次亜塩素酸は、例えば、消臭成分あるいは殺菌成分として機能する。次亜塩素酸を含む液は、一般細菌などを減らしたりすることができる。
なお、本実施形態の機能水生成部88は、次亜塩素酸を含む液を生成することに限定されるわけではない。機能水生成部88において生成される機能水は、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む液であってもよい。あるいは、機能水生成部88において生成される機能水は、電解塩素やオゾンなどを含む液であってもよい。あるいは、機能水生成部88において生成される機能水は、酸性水やアルカリ水であってもよい。また、機能水生成部88は、電解槽と、陽極板と、陰極板と、を有する電解槽ユニットに限定されるわけではない。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗面化粧台が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。