以下、図面を参照して実施形態の販売データ処理装置およびプログラムについて説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。例えば、以下に説明する実施形態では、販売データ処理装置をコンビニエンスストアに適用した例について説明するが、販売データ処理装置はスーパーマーケットなど商品を販売する各種店舗に広く適用できる。
図1は、実施形態の販売データ処理装置が設置される店舗のレジカウンタを示す図である。レジカウンタには、カウンタ台Aとカウンタ台Aよりも大きいカウンタ台Bが設置されている。
カウンタ台Aには、販売データ処理装置であるセルフPOS端末1が設置されている。セルフPOS端末1は、商品を購入する顧客Cが商品の商品登録と支払を行うための操作を行うものである。
カウンタ台Bには、POS端末2、収容器3、およびタブレット端末4が設置されている。POS端末2は、店員SAによって操作されるものである。収容器3は、店舗で調理され、注文を受けてから顧客Cに提供する商品(以下、ファストフードという)を収容する。ファストフードは、例えば、揚げ物類、中華まん、おでんなどである。ファストフードは、注文対象商品の一例である。なお、注文対象商品は、ファストフードに限るものでなく、切手、商品券など顧客Cが勝手に持ち出せず、店員SAに注文して購入する商品である。本実施形態においては、注文対象商品をファストフードとして説明する。
タブレット端末4は、セルフPOS端末1からファストフードの注文を受付けて、その注文にかかる情報を自機の表示部に表示する。タブレット端末4に注文にかかる情報が表示されると、POS端末2を担当している店員SAまたは他の店員SAがタブレット端末4を確認して顧客Cにファストフードを提供する。タブレット端末4は、注文受付装置の一例である。なお、注文受付装置は、店員SAがセルフPOS端末1から出力される注文対象商品の商品情報を認識できるものであればよく、例えば店舗内の複数の店員SAにそれぞれ所持される携帯端末でもよい。
図2は、実施形態の販売データ処理装置を含む注文システムの概略を示す図である。注文システムOは、セルフPOS端末1とタブレット端末4とを備える。セルフPOS端末1とタブレット端末4とは無線LAN(Local Area Network)などにより無線通信可能である。注文システムOは、セルフPOS端末1がユーザ端末5からコードシンボルを読取ることでファストフードの注文を受付けることができる。また、注文システムOは、顧客CがセルフPOS端末1を操作することでファストフードの注文を受付けることができる。
まず、ユーザ端末5について説明する。ユーザ端末5は、例えば、顧客Cが携帯することができるスマートフォンやタブレット端末などであり、顧客Cが購入しようとするファストフードを示すコードシンボルを表示することができる。なお、ユーザ端末5は、店舗から顧客Cに貸与されるものであってもよい。図3は、ユーザ端末5のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末5は、制御部50と、メモリ部51と、表示部52と、操作部53と、通信部54と、を備えている。制御部50、メモリ部51、表示部52、操作部53、および通信部54は、バス55等を介して互いに接続されている。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503を備えたコンピュータで構成されている。CPU501、ROM502、およびRAM503は、互いにバス55を介して接続されている。
CPU501は、ユーザ端末5全体を制御する。ROM502は、CPU501の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用され、ROM502やメモリ部51に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部50は、CPU501がROM502や、メモリ部51に記憶されRAM503に展開された制御プログラムに従って動作することによって、ユーザ端末5の各種制御処理を実行する。
メモリ部51は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部51は、制御プログラム511および注文対象商品マスタ512を記憶する。
制御プログラム511は、注文システムO用に用意されたアプリケーションプログラムなどである。注文対象商品マスタ512は、ファストフードの商品情報が登録されている。注文対象商品マスタ512は、例えば、店舗が管理するサーバ(図示せず)から定期的にダウンロードすることで更新される。
図4は、注文対象商品マスタ512のデータ構成の一例を示す図である。注文対象商品マスタ512に登録される各データは、商品コード、商品名、価格、および商品画像が対応付けられている。
商品コードは、商品を識別するためのコードであり、商品識別情報の一例である。商品名は、商品の名称を示す情報である。価格は、商品の価格(単価)を示す情報である。商品画像は、商品を表す写真やイラスト等の画像情報である。
表示部52は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスであり、CPU501の制御にしたがって各種の情報を表示する。操作部53は、表示部52の表面に設けられたタッチパネルで構成され、触れた位置に応じた情報を制御部50に入力する。通信部54は、店舗が管理するサーバ等の外部装置と通信するためのインターフェイスである。
続いて、ユーザ端末5によるファストフードの注文について説明する。図5および図6は、実施形態のユーザ端末5の表示画面の一例を示す図である。
注文システムO用のアプリケーションプログラムを起動させると、図5に示すように、表示部52は店舗が扱うファストフードのメニューを表示する。表示部52は、商品ごとに商品表示領域520を形成する。商品表示領域520には、例えば、商品画像(写真)521、商品名522、価格523、注文個数524が表示される。表示部52は、1画面でファストフードのメニューを全て表示できない場合、画面をスクロールさせることで全てのメニューを表示することができる。
顧客Cは、表示部52に表示された商品表示領域520をタッチすることで、当該商品表示領域520に表示された商品を選択する。選択された商品の商品コードは、RAM503に記憶される。このとき、選択された商品表示領域520の背景色が変更されるので、顧客Cは選択した商品を認識することができる。背景色が変更された状態で、注文個数524に表示されたプラスボタンあるいはマイナスボタン(ともに図示せず)に触れることで、顧客Cは注文する個数を設定できる。注文個数524は、設定された注文個数を示す。顧客Cは、注文する商品を全て選択した後、バーコード表示ボタン525をタッチする。
すると、表示部52は、図6に示すように、第1メッセージ526、バーコード527、および商品表示領域520を表示する。
第1メッセージ526には、例えば、「バーコードをスキャンしてください」とのメッセージが表示される。これにより、ユーザ端末5を所持する顧客Cに対して、バーコード527をセルフPOS端末1によりスキャンすることを促す。バーコード527は、顧客Cが選択した全てのファストフード(商品)の商品コードを含む情報を示す。バーコード527は、注文対象商品にかかる商品識別情報を含むコードシンボルの一例である。商品表示領域520には、選択された商品について、商品画像、商品名、価格、注文個数が表示される。
セルフPOS端末1は、バーコード527をスキャンして当該バーコード527が示す商品コードにかかる商品について支払入力を受付けると(あるいは支払が完了すると)、店舗が管理するサーバ(図示せず)と通信し、ファストフードの注文にかかる受付番号を取得する。上記サーバは、ファストフードの注文に対する受付番号を管理して新たな受付番号を発行する機能を有する。そして、セルフPOS端末1は、発行するレシートに、取得した受付番号および「準備ができ次第、受付番号でお呼びします」などを印字する。これにより、セルフPOS端末1は、顧客Cに対してファストフードの準備ができるまで待機することを通知する。
なお、受付番号および上記メッセージは、ユーザ端末5に表示されるようにしてもよい。この場合、セルフPOS端末1は、バーコード527をスキャンする際に、併せてユーザ端末5を識別する端末IDを取得する。セルフPOS端末1は、支払入力を受付けると(あるいは支払が完了すると)、端末IDをサーバに送信する。サーバは、新たに発行した受付番号をセルフPOS端末1に送信するとともに、端末IDで識別されるユーザ端末5に上記受付番号とメッセージを送信する。ユーザ端末5は、制御プログラムにしたがって受信した受付番号とメッセージを表示する。
ユーザ端末5は上記のとおり動作するので、顧客Cは、来店する前あるいはレジ待ちしている間に注文するファストフードを選択することができる。
次に、セルフPOS端末1について説明する。図2に示すように、セルフPOS端末1は、表示部12、操作部13、スキャナ14、プリンタ15、カードリーダ16を備える。
表示部12は、LCD等の表示デバイスで構成され、セルフPOS端末1を操作するオペレータ(顧客C)に商品登録された商品の情報、取引額や釣銭額など会計処理にかかる情報等を表示する。また、表示部12は、注文対象商品の商品識別情報を入力可能な入力画面を表示する。具体的には、顧客Cの操作に応じてファストフードを注文するための注文画面を表示する。操作部13は、表示部12の表面に設けられたタッチパネルで構成され、触れた位置に応じた情報をセルフPOS端末1の制御部に入力する。
スキャナ14は、顧客Cが購入する商品に付されたバーコードやユーザ端末5で表示されたバーコードあるいは二次元コード等のコードシンボルを光学的にまたは撮像して認識する。そして、スキャナ14は、認識したコードシンボルをデコードし、コードシンボルが示す商品コードを読み取る。なお、スキャナ14が認識したコードシンボルのデコードは、セルフPOS端末1の制御部で行ってもよい。この場合、セルフPOS端末1の制御部を含めてスキャナ14が構成される。スキャナ14は、色や凹凸等の商品の特徴量に基づいて商品を認識するオブジェクト認識方式で商品を特定できる機能を備えたものであってもよい。
プリンタ15は、例えば、サーマルプリンタによって構成される。プリンタ15は、セルフPOS端末1内に収納されたロール状のレシート用紙に、取引にかかる情報等を印字し、レシートとして発行する。カードリーダ16は、クレジットカードから決済に必要なクレジット情報を磁気的に読み取る。また、カードリーダ16は、会員カードあるいはポイントカード等の媒体から会員を特定する会員情報を磁気的に読み取る。なお、カードリーダ16は、IC(Integrated Circuit)チップを内蔵したICカードから情報を読取るICカードリーダとしてもよい。
図7は、セルフPOS端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。セルフPOS端末1は、制御部10と、メモリ11部と、表示部12と、操作部13と、スキャナ14と、プリンタ15と、カードリーダ16と、通信部17とを備える。制御部10、メモリ11部、表示部12、操作部13、スキャナ14、プリンタ15、カードリーダ16、および通信部17は、バス18等を介して互いに接続されている。
制御部10は、CPU101、ROM102、RAM103を備えたコンピュータで構成される。CPU101、ROM102、RAM103は、バス18を介して互いに接続されている。
CPU101は、セルフPOS端末1の全体の動作を制御する。ROM102は、CPU101の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用され、ROM102やメモリ部11に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部100は、CPU101がROM102やメモリ部11に記憶されRAM103に展開された制御プログラムに従って動作することによって、セルフPOS端末1の各種制御処理を実行する。
メモリ部11は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部11は、制御プログラム111および商品マスタ112を記憶する。
制御プログラム111は、セルフPOS端末1として動作するための制御プログラムや、注文システムOの入力装置として動作するための制御プログラムなどである。商品マスタ112は、店舗で取り扱っている商品について、商品コードと商品情報(商品名、価格等)とを関連付けて記憶したマスタファイルである。店舗で取り扱う商品は日々変化するため、商品マスタは、通信部17を介して接続されるサーバ(図示せず)によって適宜更新される。なお、スキャナ14がオブジェクト認識により商品を認識する機能を備える場合、オブジェクト認識の対象となる商品Hについては、オブジェクト認識を行う際に必要となる特徴量を格納する。
図8は、商品マスタ112のデータ構成の一例を示す図である。商品マスタ112に登録される各データは、商品コード、商品名、価格、注文対象商品であるか否かを示す情報(以下、商品フラグ)、および商品画像が対応付けられている。商品マスタ112は、商品識別情報(商品コード)と注文対象商品であるか否かを示す情報(商品フラグ)とを関連付けた情報の一例である。
商品コードは、商品を識別するためのコードであり、商品識別情報の一例である。商品名は、商品の名称を示す情報である。価格は、商品の価格(単価)を示す情報である。商品フラグは、商品がファストフードなどの店員SAに対して注文を要する商品か否かを示す情報である。商品フラグのレコードに「1」が記憶されている場合、注文対象商品であることを示し、当該レコードに「0」が記憶されている場合、注文対象商品でないことを示す。商品画像は、商品を表す写真やイラスト等の画像情報である。商品画像は、注文対象商品にのみ記憶されている。
図7に戻って、表示部12、操作部13、スキャナ14、プリンタ15、およびカードリーダ16は上述したとおりの構成である。通信部17は、店舗が管理するサーバやタブレット端末4などの外部装置と通信するためのインターフェイスである。制御部10は、通信部17を介して外部装置と接続されることで、外部装置と情報(データ)の送受信が可能となる。
続いて、セルフPOS端末1の制御部10の機能構成について説明する。図9は、セルフPOS端末1の制御部10の機能構成を示すブロック図である。制御部10は、CPU101がROM102やメモリ部11に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、入力部1001、登録部1002、判定部1003、出力部1004、会計処理部1005、および表示処理部1006として機能する。なお、これら各機能を専用回路等のハードウェアで構成してもよい。
入力部1001には、商品を識別する商品識別情報が入力される。具体的には、入力部1001には、商品に付されたバーコード(第1コードシンボル)からスキャナ14が読取った商品コードが入力される。また、入力部1001には、ユーザ端末5に表示され注文対象商品にかかる1以上の商品コードを含むバーコード(第2コードシンボル)からスキャナ14が読取った注文対象商品の商品コードが入力される。さらに、入力部1001には、操作部13に入力された注文対象商品の商品コードが入力される。
登録部1002は、取引対象の商品を商品登録する。具体的には、登録部1002は、入力部1001に入力された商品コードに基づいて、商品マスタ112を参照して商品情報(商品名、価格等)を取得し、RAM103に記憶する。
判定部1003は、入力部1001に入力された商品コードで識別される商品が注文を要する注文対象商品であるか否かを判定する。具体的には、判定部1003は、入力部1001に商品コードが入力されると、商品コードと商品フラグとを関連付けた商品マスタ112に基づいて、入力された商品コードで識別される商品が注文対象商品であるか否かを判定する。より詳細には、商品マスタ112において、入力された商品コードに対応する商品フラグのレコードにに「1」が記憶されている場合、判定部1003は、当該商品コードで識別される商品が注文対象商品であると判定する。また、入力された商品コードに対応する商品フラグのレコードに「0」が記憶されている場合、判定部1003は、当該商品コードで識別される商品が注文対象商品でないと判定する。
出力部1004は、判定部1003によって注文対象商品であると判定された場合、当該注文対象商品の商品情報を出力する。具体的には、出力部1004は、入力部1001に入力された商品コードで識別される商品が判定部1003によって注文対象商品であると判定された場合、店員SAが商品情報を認識できる端末(本実施形態においてはタブレット端末4)に商品名を含む商品情報を送信する。本実施形態においては、出力部1004は、商品情報として、商品名、価格、個数、商品画像、受付番号等を出力するが、出力部1004が出力する商品情報は、注文された商品を特定することができる情報であればよい。なお、出力部1004は、外部装置に出力することを要するものでなく、例えばセルフPOS端末1から音声出力するようなものでもよい。
会計処理部1005は、入力部1001に入力された商品コードに基づいて、当該商品コードで識別される商品の代金の支払いにかかる会計処理を実行する。会計処理とは、顧客Cが商品の代金を支払うためにセルフPOS端末1が実行する処理である。具体的には、会計処理部1005は、商品登録された商品の合計金額(取引金額)の算出、釣銭額の算出、表示処理部1006への各種情報の表示指示、プリンタ15に対するレシート発行指示などを行う。なお、会計処理部1005は、顧客Cがクレジット決済や二次元コード決済などのキャッシュレス決済を希望する場合、決済に必要な会計処理を実行することができる。
表示処理部1006は、登録部1002で商品登録された商品の商品情報を表示部12に表示させる。また、表示処理部1006は、会計処理部1005の処理に伴う各種情報を表示部12に表示させる。さらに、表示処理部1006は、顧客Cの操作部13への表示指示入力に応じて、注文対象商品の商品コードを入力可能な入力画面を表示部12に表示させる。
次に、タブレット端末4について説明する。タブレット端末4は、カウンタ台Bにされ、ファストフードの注文受付装置として機能する。なお、タブレット端末4は、店員SAに携帯されるようにしてもよい。
図10は、タブレット端末4のハードウェア構成を示すブロック図である。タブレット端末4は、制御部40と、メモリ41部と、表示部42と、操作部43と、通信部44とを備える。制御部40、メモリ41部、表示部42、操作部43、および通信部44は、バス45等を介して互いに接続されている。
制御部40は、CPU401、ROM402、RAM403を備えたコンピュータで構成される。CPU401、ROM402、RAM403は、バス45を介して互いに接続されている。
CPU401は、タブレット端末4の全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用され、ROM402やメモリ部41に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部40は、CPU401がROM402やメモリ部41に記憶されRAM403に展開された制御プログラムに従って動作することによって、タブレット端末4の各種制御処理を実行する。
メモリ部41は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部41は、制御プログラム411を記憶する。制御プログラム411は、注文受付装置として動作するための制御プログラムなどである。
表示部42は、LCD等の表示デバイスで構成され、セルフPOS端末1から受信した商品情報を含む注文情報を表示する。表示部42は、注文情報として、例えば、注文された商品の商品名、注文個数、商品画像、受付番号などの商品情報に加えて、受付番号で特定される注文について商品が提供されたか否か示すステータス情報を表示する。これにより、店員SAは顧客Cに提供すべき商品を認識することができる。
操作部43は、表示部42の表面に設けられたタッチパネルで構成され、触れた位置に応じた情報をタブレット端末4の制御部40に入力する。操作部43には、例えば、注文を受けた商品を顧客Cに提供したことを示す情報が店員SAによって入力される。通信部44は、セルフPOS端末1などの外部装置と通信するためのインターフェイスである。制御部40は、通信部44を介して外部装置と接続されることで、外部装置と情報(データ)の送受信が可能となる。
次に、上記構成に基づくセルフPOS端末1の動作を説明する。図11は、セルフPOS端末1の制御部10による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、制御部10は、入力部1001に商品コードが入力されたか否か判断し(S1)、入力されないと(S1のN)、S1の処理に戻って待機する。すなわち、制御部10は、スキャナ14が商品に付されたバーコードやユーザ端末5に表示されたバーコードから商品コードを読取ったか否か判断する。あるいは、制御部10は、操作部13からファストフードの商品の商品コードが入力されたか否か判断する。
入力部1001に商品コードが入力されると(S1のY)、判定部1003は、入力された商品コードで識別される商品が注文対象商品であるか否か判定する(S2)。具体的には、判定部1003は、商品マスタ112を参照して入力された商品コードに対応する商品フラグのレコードに「1」が記憶されているか否かを判定する。
入力された商品コードに対応する商品フラグのレコードに「1」が記憶されている、即ち入力された商品が注文対象商品である場合(S2のY)、制御部10は、タブレット端末4への注文用情報として、当該注文対象商品の商品情報をRAM103に一時的に記憶する(S3)。具体的には、制御部10は、商品マスタ112を参照して、入力された商品コードに対応する商品名、価格、商品画像を注文用情報として記憶する。
続いて、登録部1002は、商品登録を行う(S4)。商品登録とは、入力部1001に入力された商品コードに基づいて、商品マスタ112から読み出した商品の情報(商品名、価格等)をRAM103等に記憶する処理をいう。
入力部1001に入力された商品コードで識別される商品が注文対象商品でない場合(S2のN)、制御部10は、S3の処理をスキップしてS4に移行する。具体的には、顧客Cが商品に付されたバーコードをスキャナ14で読取らせた場合、入力部1001には注文対象商品でない商品コードが入力される。このとき、制御部10は、入力部1001に入力された商品コードに対応する商品情報を注文用情報として記憶することなく、商品登録を行う。
次いで、表示処理部1006は、商品登録で記憶した商品の情報などを表示部12に表示する(S5)。図12は、S5の処理によって表示部12に表示される表示画面の一例を示す図である。図12に示すように、表示部12には、商品情報表示部121、金額表示部122、および選択ボタン表示部123が形成される。この表示画面は、商品登録がなされるごとに更新される。
商品情報表示部121は、商品登録された商品の情報を表示する。本実施形態においては、商品情報表示部121は、商品登録された商品の商品名124、個数125、および価格126を表示する。図12に示す例では、3種類の商品がそれぞれ1個で合計3個が商品登録されたことを示している。
金額表示部122は、商品登録された商品の金額に関する情報を表示する。本実施形態においては、金額表示部122は、商品登録された商品の合計金額127および合計金額127に含まれる消費税額128を表示する。
選択ボタン表示部123は、顧客Cが選択可能なボタンを表示する。本実施形態においては、選択ボタン表示部123は、取引中止ボタン129、追加注文ボタン130、および支払ボタン131を表示する。
取引中止ボタン129は、商品登録された商品に関する取引を中止するためのボタンである。取引中止ボタン129が操作されると、制御部10は、商品登録された商品情報をクリアするとともに、表示部12に初期画面を表示する。追加注文ボタン130は、ファストフードを追加注文するためのボタンである。追加注文ボタン130が操作されると、制御部10は、ファストフードの商品コードを入力可能な入力画面、例えば商品選択画面を表示部12に表示する。支払ボタン131は、商品登録された商品に関する支払を行うためのボタンである。支払ボタン131が操作されると、制御部10は、商品登録された商品について会計処理を実行する。
図11に戻って説明する。商品情報を表示した後、制御部10は、ファストフードの追加注文の入力があるか否か判断する(S6)。すなわち、制御部10は、図12に示す追加注文ボタン130が操作されたか否か判断する。追加注文入力があると(S6のY)、表示処理部1006は、表示部12にファストフードの商品を選択可能な選択画面を表示する(S7)。この選択画面は、例えば、ユーザ端末5に表示される選択画面(図5参照)と同様な画面である。これにより、顧客Cは、ユーザ端末5で選択した注文対象商品に追加して、あるいは新たにファストフードを注文することができる。そして、制御部10は、S1の処理に移行する。
追加注文情報が入力されない場合(S6のN)、制御部10は、取引中止入力が有るか否か判断する(S8)。すなわち、制御部10は、図12に示す取引中止ボタン129が操作されたか否か判断する。取引中止入力があると(S8のY)、登録部1002は、今回の一取引で商品登録された商品情報と、注文用情報として登録されたファストフードの商品情報とを削除する(S9)。そして、制御部10は処理を終了する。
取引中止入力がされない場合(S8のN)、制御部10は、支払入力がされたか否か判断する(S10)。すなわち、制御部10は、図12に示す支払ボタン131が操作されたか否か判断する。支払入力がされない場合(S10のN)、制御部10は、S1の処理に戻る。
支払入力がされると(S10のY)、出力部1004は、受付番号および注文用情報をタブレット端末4に送信する(S11)。具体的には、支払入力がされると、制御部10は、店舗が管理するサーバと通信して注文対象商品に対する受付番号を取得し、出力部1004は、注文用情報としてRAM103に記憶されたファストフードの商品情報と、サーバから取得した受付番号とを対応付けてタブレット端末4に送信する。
タブレット端末4は、セルフPOS端末1から受信したファストフードの注文にかかる情報(以下、注文情報ともいう)を表示する。図13は、タブレット端末4の表示画面である。タブレット端末4は、図13に示すように、一取引毎に注文情報である受付番号(お客様番号)421、注文品422、および提供チェック423を表示する。
受付番号421には、セルフPOS端末1から受信した受付番号が表示される。受付番号は、商品を提供する顧客Cを特定するものである。注文品422には、セルフPOS端末1から受信した商品情報が商品ごとに表示される。商品情報は、例えば、商品画像、商品名、個数などである。提供チェック423には、受付番号に対応する商品が顧客Cに提供されたか否かを表示する。提供チェック423は、ファストフードを顧客Cに提供した店員SAがタブレット端末4に所定の入力を行うことで更新される。なお、提供チェック423を設けずに、顧客Cに商品を提供した際に店員SAの操作によって受付番号421、注文品422等の注文情報の表示を削除するようにしてもよい。
なお、表示部42は、受信した順(注文を受付けた順)に上から注文情報を表示する。注文が増えて表示部42の一画面に注文情報が表示できない場合、表示部42は、画面をスクロールさせることで注文情報を表示できる。このように、タブレット端末4は、セルフPOS端末1から受信した情報に基づいて注文情報を表示することで、店員SAにファストフードの注文を知らせることができる。店員SAは、注文されたファストフードの商品を顧客Cに提供する。
図11に戻って、S11の出力部1004による受付番号および注文用情報の送信に続いて、会計処理部1005は会計処理を実行する(S12)。具体的には、会計処理部1005は、商品登録された商品の合計金額(取引金額)の算出、釣銭額の算出、表示処理部1006への各種情報の表示指示、プリンタ15に対するレシート発行指示などを行う。上述したように、レシートには、受付番号と「準備ができ次第、受付番号でお呼びします」とのメッセージが印字される。受付番号と上記メッセージとをユーザ端末5に表示させる場合には、会計処理部1005は、受付番号と上記メッセージを示す情報をユーザ端末5に送信する。そして、制御部10は処理を終了する。
上記処理により、セルフPOS端末1は、入力部1001に入力された商品コードで識別される商品がファストフードであるか否かを判断し、ファストフードである場合にタブレット端末4に商品情報を送信する。これにより、セルフPOS端末1は、入力された商品コードに基づいて会計処理を行うという本来の機能に加えて、ファストフードの注文を店員SAに通知するという機能を有することができる。このため、顧客Cは、バーコードが付された商品の支払だけでなく、注文を要するファストフードについての注文、支払もセルフPOS端末1で行うことができる。
また、セルフPOS端末1は、入力部1001に入力された商品コードで識別される商品がファストフードである場合にのみタブレット端末4に商品情報を送信する。言い換えれば、セルフPOS端末1は、タブレット端末4を確認して顧客Cに商品を提供する店員SAが必要な情報を選択してタブレット端末4に送信する。このため、店員SAは、必要な商品情報を確認しやすい。
以上説明したとおり、本実施形態のセルフPOS端末1は、商品を識別する商品識別情報が入力される入力部1001と、入力部1001に入力された商品識別情報で識別される商品が注文を要する注文対象商品であるか否かを判定する判定部1003と、判定部1003によって注文対象商品であると判定された場合、当該注文対象商品の商品情報を出力する出力部1004と、入力部1001に入力された商品識別情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の代金の支払いにかかる会計処理を実行する会計処理部1005と、を備える。
これにより、セルフPOS端末1は、入力された商品識別情報に基づいて会計処理を行うという本来の機能に加えて、注文対象商品の注文を受付けるという機能を有することができる。したがって、セルフPOS端末1の利用形態を広げることができるので、セルフPOS端末1を有効に活用することができる。
また、本実施形態のセルフPOS端末1の出力部1004は、商品を提供する店舗の注文受付装置であるタブレット端末4に、注文対象商品の商品情報を出力する。
これにより、セルフPOS端末1は、注文対象商品の商品情報を確実に店員SAに通知することができる。
さらに、本実施形態のセルフPOS端末1の判定部1003は、入力部1001に商品識別情報が入力されると、商品識別情報(商品コード)と注文対象商品であるか否かを示す情報(商品フラグ)とを関連付けた商品マスタ112に基づいて、入力された商品識別情報で識別される商品が注文対象商品であるか否かを判定する。
これにより、注文対象商品の管理を容易にすることができる。例えば、新たな注文対象商品を販売する際には商品マスタ112を更新するだけで、判定部1003は入力された商品識別情報で識別される商品が注文対象商品であるか否かを判定することができる。
加えて、本実施形態のセルフPOS端末1は、商品に付されたコードシンボルから当該商品の商品識別情報を読取るとともに、注文対象商品にかかる複数の商品識別情報を含むコードシンボルから当該商品識別情報を読取るスキャナ14をさらに備える。
これにより、セルフPOS端末1は、ユーザ端末5に表示されたコードシンボルから複数の商品識別情報を読取ることが可能となる。したがって、顧客CがセルフPOS端末1による会計の前に注文対象商品を選択することを可能とすることができる。
また、本実施形態のセルフPOS端末1は、注文対象商品の商品識別情報を入力可能な入力画面を表示する表示部12をさらに備える。
これにより、セルフPOS端末1は、例えば、スキャナ14が注文対象商品にかかる複数の商品識別情報を含むコードシンボルから当該商品識別情報を読取った後でも、入力画面から注文対象商品を追加注文することができる。このため、顧客Cの利便性を向上させることができる。
なお、上記実施形態において、セルフPOS端末1、タブレット端末4、およびユーザ端末5の各装置で実行される制御プログラムは、CD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上記実施形態の各装置で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良く、さらには、インターネット等のネットワーク経由で提供するように構成しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。