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JP7569851B2 - クランプ - Google Patents
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JP7569851B2 - クランプ - Google Patents

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Description

本発明は、柔軟性を有するチューブを閉塞するためのクランプに関する。
採血セットの血液バッグ等を繋ぐ流路や、輸液セットのバッグ等を接続する流路として、柔軟性を有する医療用チューブが用いられており、これらの医療用チューブには、流路を閉塞するためのクランプが取り付けられている。
クランプは、医療用チューブが挿通される孔部と、挿通された医療用チューブを圧迫して閉塞させる押圧部と、押圧部に操作力を入力するための可動部と、可動部を押圧状態に保つロック機構とを備えている。クランプは、初期状態において、可動部の弾発力により押圧部が開いている。使用者が、可動部を押圧すると、押圧部がチューブを閉塞させ、可動部がロック機構にロックされる。
例えば、多数の血液バッグを処理する血液センター等では、使用者が多数のクランプを閉塞させる操作を連続的に行う場合がある。また、多忙な医療現場において、使用者が迅速にクランプを閉塞する操作を行う場合がある。このような場合には、使用者は手元を目視で確認せずに片手でクランプの操作を行なうことがある。まれに、クランプにおいて、医療用チューブが押圧部から横ずれした状態のまま圧迫されてしまい、流路の閉塞が不完全となる場合がある。
このような医療用チューブの流路の不完全な閉塞を防ぐために、特開2018-000836号公報には、押圧部の両側部に一対のサイドウォールを設けて、医療用チューブの横ずれを防ぐ技術が記載されている。
しかしながら、上記のクランプでは、押圧部がサイドウォールに乗り上げたまま可動部がロック機構でロックされてしまい、押圧部が完全に医療用チューブを閉塞しない場合が生じるといった、新たな問題が発生することが判明した。
そこで、本発明は、医療用チューブを確実に閉塞できるクランプを提供することを目的とする。
以下の開示の一観点は、上部にチューブが載置される固定部と、前記固定部の上方で前記固定部と対向する可動部と、前記固定部の一端から湾曲して上方に延びて前記可動部の一端に接続され、弾性変形することで前記可動部を前記固定部の上下方向に変位可能に支持する湾曲部と、前記可動部から前記固定部に向けて突出し、前記可動部を押圧した際に前記チューブを圧迫して閉塞させる押圧部と、前記固定部の両側部から壁状に突出し、前記チューブの横ずれを阻止する一対のサイドウォールと、前記固定部の他端から上方に延びて前記湾曲部に対向するとともに、前記可動部を押圧状態に維持するロック機構が形成された起立部と、前記起立部は、前記可動部を押圧した際に前記可動部の側方への変形を阻止する横ずれ防止機構を備える、クランプにある。
上記観点のクランプによれば、横ずれ防止機構が可動部の横ずれを阻止するため、押圧部がサイドウォールに乗り上げる事象を防止でき、医療用チューブを確実に閉塞できる。
第1実施形態に係るクランプの斜視図(その1)である。 第1実施形態に係るクランプの斜視図(その2)である。 図3Aは、図1のクランプの可動部の先端付近の拡大斜視図であり、図3Bは図1のクランプの起立部の拡大斜視図である。 図1のクランプの閉塞状態での断面図である。 比較例に係るクランプの断面図である。 図6Aは、第2実施形態に係るクランプの可動部の先端付近の拡大斜視図であり、図6Bは第2実施形態に係るクランプの起立部の拡大斜視図である。 図7Aは、第3実施形態に係るクランプの可動部の先端付近の拡大斜視図であり、図7Bは第3実施形態に係るクランプの起立部の拡大斜視図である。
以下、クランプについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示す本実施形態に係るクランプ10は、樹脂素材等の弾性変形可能な素材によって一体的に形成されている。クランプ10は、血液チューブや輸液チューブ等の医療用チューブ80に装着されて、医療用チューブ80の閉塞及び開放といった操作に用いられる。
本実施形態のクランプ10は、医療用チューブ80が載置される固定部12と、固定部12の上方に対向して配置された可動部14と、固定部12と可動部14とを繋ぐ湾曲部16と、湾曲部16に対向する起立部18と、医療用チューブ80を閉塞するための閉塞部20と、可動部14の横ずれを防止する横ずれ防止機構21と、を有する。
固定部12は、前後方向(医療用チューブ80の挿通方向)に長く延びた板状の部分であり、上部に医療用チューブ80が載置される。固定部12の後端部からは湾曲部16が固定部12の上方に向けて延び出ている。また、固定部12の前端部からは、起立部18が固定部12の上方に向けて延び出ている。固定部12の前後方向の中央部には、閉塞部20の一部を構成する台座部22と、固定部12の幅方向の両側部から上方に延び出た一対のサイドウォール24とが形成されている。
湾曲部16は、固定部12から上方に向けて延び出た部材であり、側面視して半円形に湾曲している。湾曲部16は、曲率半径を縮小又は増加させる方向に弾性変形が可能となっている。湾曲部16の中央部には、厚さ方向(前後方向)に貫通形成された第1挿通孔28が形成されている。第1挿通孔28は、医療用チューブ80を固定部12と可動部14との間のチューブ配置空間30に導入するための孔であり、医療用チューブ80が挿通可能な幅方向の寸法及び上下方向の寸法に形成されている。第1挿通孔28の両側部には、一対の柱部32が形成されている。この柱部32により、湾曲部16の弾性変形の際の硬さ(バネ定数)が決まる。
湾曲部16の上端は可動部14の後端に一体的に繋がっている。湾曲部16が弾性変形することにより、可動部14が湾曲部16の後端を中心に回動し、可動部14が固定部12の上下方向に変位可能となっている。
可動部14は、板状の部材でありその先端部14aは固定部12の前端の上方に配置されている。可動部14の先端部14aは、可動部14の上面に略垂直に切り立った面で構成され、可動部14の幅方向に延びて形成されている。先端部14aには、横ずれ防止機構21の一部を構成するガイド突起34が形成されている。図3Aに示すように、ガイド突起34は、先端部14aの幅方向の中央部から、所定幅の範囲に亘って形成されており、先端部14aよりも先端側(前方)に短く突出している。図1に示すように、先端部14aの下側には、先端部14aの下側を斜めに切り欠いた摺動面14bが形成されている。摺動面14bは、可動部14を押圧した際に最初に起立部18の傾斜部42(後述する)に当接して摺動する面となる。
可動部14の上面には、図2に示すように、幅方向に延びる線状の突起よりなる棟部36が複数本設けられている。これらの棟部36は使用者が可動部14に操作力を入力する際の滑り止めとして機能する。
可動部14の下側には、閉塞部20の一部を構成する突起部38と押圧部40とが形成されている。突起部38と押圧部40については、閉塞部20とともに後述する。
起立部18は、固定部12の前端から固定部12の上方に向けて延び出ている。起立部18は、側面視して円弧状に湾曲しながら上方に向けて延びており、その上端には幅方向に延在する上端部18aが形成されている。上端部18a付近には、釣り針の返しのように形成されたロック機構45が形成されている。ロック機構45は、上端部18aの後部から後ろ斜め下方に向けて傾斜した傾斜部42と、傾斜部42の下端から下方に向けて切り立って延びる垂下部43と、垂下部43の下端から前方に向けて延びるロック凹部44とを備える。
傾斜部42は、後方に向かうにつれて下側に下るように傾斜した面として形成されている。傾斜部42は、可動部14を押圧すると、可動部14の摺動面14bと当接して摺動面14bを摺動させ、可動部14の先端部14aをロック凹部44に導く。また、可動部14からの押圧力が傾斜部42に作用すると、起立部18が前方に押し広げられるように湾曲する。
垂下部43は、傾斜部42の下端から下方に向けて延びて形成されている。垂下部43は、可動部14の先端部14aと当接して先端部14aをロック凹部44に導く。
ロック凹部44は、幅方向に延びる溝状の凹部として形成されており、可動部14の先端部14aと係合して、可動部14の上方への復帰を阻止し、可動部14を下方に押し下げた状態(押圧状態)にロックする。
また、本実施形態のロック機構45には、横ずれ防止機構21の一部を構成する案内溝50が形成されている。図3Bに示すように、案内溝50は、傾斜部42の上端から、垂下部43の下端までの範囲に形成されており、これらの幅方向の中央に沿って形成されている。案内溝50は、傾斜部42の上端側から下端に向けて幅が徐々に狭まるようにテーパー状に形成されたテーパー部52と、テーパー部52の下端から、ガイド突起34の幅よりもわずかに広い一定の幅及び深さで傾斜部42及び垂下部43の下端に向けて延びる直線部54とを備える。テーパー部52は、ガイド突起34を捉えて、ガイド突起34を直線部54に案内する。そして、ガイド突起34が直線部54に沿って移動することにより、可動部14を押圧した際の可動部14の横ずれを阻止するように構成されている。
起立部18のロック機構45の下側には、第2挿通孔46が形成されている。第2挿通孔46は、起立部18を厚さ方向(前後方向)に貫通して形成されている。第2挿通孔46は、前方から見て矩形状に形成されている。第2挿通孔46の幅方向の寸法及び上下方向の寸法は、医療用チューブ80の直径よりも大きく形成されており、医療用チューブ80を挿通させることができる。
図1に示すように、医療用チューブ80は、湾曲部16の第1挿通孔28と、起立部18の第2挿通孔46を通じて、固定部12と可動部14との間のチューブ配置空間30に導入される。そして、閉塞部20により、医療用チューブ80の閉塞が行われる。
閉塞部20は、図1に示すように、固定部12側に形成された、台座部22及びサイドウォール24と、可動部14側に形成された突起部38及び押圧部40とを備える。
このうち、台座部22は、緩やかに傾斜した前面22aと、図2に示すように、固定部12に略垂直に切り立った後面22bと、前面22aと後面22bとの上端間に形成され、固定部12に平行な上端面22cとを備える。上端面22cは、可動部14を押圧した際に、後述する押圧部40と当接可能な位置に形成されており、医療用チューブ80を下方から支持する部分となる。台座部22は、両側部が肉抜部25によって肉抜きされている。台座部22は、幅方向の中央に設けられたリブ26によって下方から支持されている。
サイドウォール24は、台座部22の両側部に一対設けられている。サイドウォール24は、固定部12の側部に沿って、固定部12の上方に壁状に延び出て形成されている。サイドウォール24は、上端面22cよりも上方に突出することにより、医療用チューブ80の横ずれを阻止する。
一方、突起部38は、可動部14の下面側から、固定部12に向けて突出して形成されている。突起部38は、側面視して、下端側に頂部を有する三角形に形成されている。突起部38の幅方向の寸法は、一対のサイドウォール24の距離よりも小さく形成されており、サイドウォール24の内側に挿入可能となっている。突起部38は、両側部が肉抜部37によって肉抜きされている。また、突起部38は、幅方向の中央に設けられたリブ39によって上方の可動部14側から支持されている。突起部38の下端には、押圧部40が形成されている。
押圧部40は、台座部22の上端面22cの近傍の上方に配置されており、突起部38の下端に突出して設けられている。押圧部40は、幅方向に中心軸を有する円柱状に形成されており、幅方向に延びる線状の当接部分40aを通じて医療用チューブ80を圧迫して閉塞させる。押圧部40は、一対のサイドウォール24の間に挿入可能とするべく、一対のサイドウォール24の間隙(幅方向の離間距離)よりも、幅方向の寸法が短く形成されている。
本実施形態のクランプ10は以上のように構成され、以下その作用について説明する。
図4に示すように、クランプ10は、第1挿通孔28及び第2挿通孔46に医療用チューブ80を挿通させて使用される。医療用チューブ80は、固定部12と可動部14との間であって、一対のサイドウォール24の間に配置されて、チューブ配置空間30内に保持される。
使用者が可動部14の先端部14aが固定部12側に接近するように押圧すると、湾曲部16は、その曲率半径が小さくなるように弾性変形する。そして、可動部14が固定部12に接近するように変位する。医療用チューブ80は、押圧部40と台座部22の上端面22cとの間に挟まれつつ圧迫される。更に可動部14を押圧すると、図1に示す可動部14の先端部14aが起立部18の傾斜部42に当接しつつ摺動する。可動部14が押し下げられるにしたがって、傾斜部42を介して起立部18を前方に倒す方向の荷重が作用し、起立部18の上端が前方に傾くように変形する。そして、可動部14のガイド突起34が、起立部18のロック凹部44に引っ掛かることで、可動部14がロック凹部44に固定される。
クランプ10においては、湾曲部16に医療用チューブ80を挿通するための第1挿通孔28が形成されているため、湾曲部16の剛性が低くなっている。そのため、使用者が可動部14を押圧する操作を行った際に、その先端部14aが幅方向にずれる場合があり、可動部14の押圧部40がサイドウォール24の上に乗り上げてしまう場合がある。
図5に示す比較例のクランプ100は、可動部14の先端部14a及び起立部18に横ずれ防止機構21を設けない例を示している。比較例のクランプ100では、押圧部40がサイドウォール24の上に乗り上げると、その状態に維持されてしまう。このような場合であっても、可動部14は弾性変形が容易な樹脂素材で形成されているため、比較例のクランプ100では、押圧部40がサイドウォール24の上に乗り上げた状態のまま、可動部14の先端部14aがロック凹部44に固定されてしまう。そして、医療用チューブ80の閉塞が完全には行われない事象が発生する。
これに対し、本実施形態のクランプ10は、可動部14の先端部14aから突出したガイド突起34と、起立部18の案内溝50とを有する横ずれ防止機構21を備えている。可動部14が押圧されると、その摺動面14bが起立部18の傾斜部42に当接しつつ摺動する。また、可動部14のガイド突起34が案内溝50のテーパー部52に入り込む。テーパー部52は、上端側が広がって形成されているため、可動部14が横ずれしていた場合であっても、ガイド突起34を捉えることができる。
そして、テーパー部52に係合しつつガイド突起34が下方に移動することでガイド突起34が直線部54に導かれ、可動部14の横ずれが矯正される。その後、ガイド突起34が直線部54に係合しながら摺動することで、可動部14が横ずれすることなく変移する。その結果、図4に示すように、可動部14の押圧部40がサイドウォール24に乗り上げることなく、一対のサイドウォール24の間の隙間にスムーズに挿入される。これにより、本実施形態のクランプ10は、医療用チューブ80の閉塞を確実に行うことができる。
本実施形態のクランプ10は、以下の効果を奏する。
本実施形態のクランプ10は、上部に医療用チューブ80(チューブ)が載置される固定部12と、固定部12の上方で固定部12と対向する可動部14と、固定部12の一端から湾曲して上方に延びて可動部14の一端に接続され、弾性変形することで可動部14を固定部12の上下方向に変位可能に支持する湾曲部16と、可動部14から固定部12に向けて突出し、可動部14を押圧した際に医療用チューブ80を圧迫して閉塞させる押圧部40と、固定部12の両側部から壁状に突出し、医療用チューブ80の横ずれを阻止する一対のサイドウォール24と、固定部12の他端から上方に延びて湾曲部16に対向するとともに、可動部14を押圧状態に維持するロック機構45が形成された起立部18と、を備え、起立部18は、可動部14を押圧した際に可動部14の側方への変形を阻止する横ずれ防止機構21を備える。
上記の構成によれば、湾曲部16の剛性不足による可動部14の横ずれを防いで、押圧部40のサイドウォール24への乗り上げを防ぐことができ、押圧部40による医療用チューブ80の閉塞を確実に行うことができる。
上記のクランプ10において、起立部18は、可動部14を押圧状態に維持するロック機構45を有し、横ずれ防止機構21は、ロック機構45に凹凸構造として構成してもよい。このクランプ10において、起立部18は、可動部14の先端部14aと摺動しつつ可動部14を起立部18の内側に導く傾斜部42と、傾斜部42の下端部に形成されたロック凹部44と、を備え、横ずれ防止機構21は、傾斜部42に設けられた凹凸構造を有してもよい。
上記の構成によれば、凹凸構造により、可動部14の横ずれを防ぐことができる。
上記のクランプ10には、可動部14の先端に設けられ、起立部18の凹凸構造に係合しつつ摺動するガイド突起34を備えてもよい。また、このクランプ10において、横ずれ防止機構21は、傾斜部42の上端から可動部14の移動方向に沿って下方に向かって延びて形成された案内溝50を含んでもよい。この構成によれば、簡易な構造で可動部14の横ずれを防ぐことができる。
上記のクランプ10において、案内溝50は、上側に形成され、上端側から下方に向かうにつれて幅が徐々に縮小するテーパー部52と、テーパー部52の下端からロック凹部44にまで一定の幅で延びた直線部54とを有してもよい。この構成によれば、可動部14が横ずれした場合であっても、テーパー部52によりガイド突起34を案内溝50に導くことができ、可動部14の横ずれを防止できる。
(第2実施形態)
図6A及び図6Bに示す本実施形態のクランプ10Aは、可動部14の先端部14a及び起立部18のロック機構45に設けられる横ずれ防止機構21Aにおいて、図1(第1実施形態)に示すクランプ10と異なっている。なお、クランプ10Aにおいて、第1実施形態のクランプ10と同様の構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態のクランプ10Aは、可動部14の先端部14aにガイド凹部58を備える。ガイド凹部58は、可動部14の幅方向の中央部に形成されている。また、クランプ10Aの起立部18のロック機構45には、傾斜部42の上端から垂下部43の下端にかけて延在するレール状突起60が設けられている。レール状突起60は、起立部18の幅方向の中央に沿って形成されている。
レール状突起60の上部には、上端から下端に向けて幅が徐々に広がるテーパー部62と、テーパー部62の下端から下方に向けて一定の幅で延びる直線部64とを備えている。テーパー部62の上端の幅は、ガイド凹部58の幅よりも狭く形成されている。これにより、クランプ10Aにおいて可動部14が横ずれしている場合であっても、ガイド凹部58にレール状突起60が入り込めるようになっている。レール状突起60の直線部64は、ガイド凹部58よりもわずかに狭い幅に形成されており、ガイド凹部58は直線部64と係合しつつ摺動可能に構成されている。
本実施形態のクランプ10Aは、以下の効果を奏する。
本実施形態のクランプ10Aにおいて、横ずれ防止機構21Aは、起立部18に形成されたレール状突起60と、可動部14の先端部14aに形成され、レール状突起60に係合しつつ摺動可能なガイド凹部58とを備える。この構成によれば、第1実施形態のクランプ10と同様に、可動部14の横ずれを防ぐことができ、押圧部40による医療用チューブ80の閉塞を確実に行うことができる。
(第3実施形態)
図7A及び図7Bに示す本実施形態のクランプ10Bは、可動部14の先端部14a及び起立部18のロック機構45に設けられる横ずれ防止機構21Bにおいて、図1(第1実施形態)に示すクランプ10と異なっている。なお、クランプ10Bにおいて、第1実施形態のクランプ10と同様の構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
クランプ10Bは、図7Aに示すように、可動部14の先端部14aに横ずれ防止機構21Bの一部を構成する凹部68及び凸部70を備えている。凹部68は、可動部14の幅方向の中央から一方の側(図の奥側)に形成され、凸部70は可動部14の幅方向の中央から他方の側(図の手前側)に形成されている。凸部70は先端部14aの先端方向に短く突出している。
また、クランプ10Bは、図7Bに示すように、起立部18の傾斜部42及び垂下部43にかけて、凹部72及び凸部74が形成されている。起立部18の凹部72は、起立部18の幅方向の中央から他方の側(図の手前側)であって、可動部14の凸部70に対応する部分に形成されている。また、起立部18の凸部74は起立部18の幅方向の中央から一方の側(図の奥側)であって、可動部14の凹部68に対応する部分に形成されている。起立部18の凹部72と凸部74との境界は、起立部18の幅方向の中心線に沿って面状に延びている。
本実施形態のクランプ10Bは、可動部14を固定部12に向けて押圧すると、可動部14の先端部14aが起立部18の傾斜部42に当接する。そして、先端部14aの凸部70が傾斜部42の凹部72に係合し、先端部14aの凹部68が傾斜部42の凸部74に係合する。そして、これらの凹凸が係合したまま摺動する。使用者が、可動部14の凸部70を起立部18の凹部72に押し付けるよう僅かに力を加えながら可動部14を押し込むことで、可動部14の幅方向の中心位置が、固定部12の幅方向の中心位置と一致した状態に保たれる。使用者が、可動部14を固定部12に向けて押し込むことで、可動部14の横ずれを防ぎつつ、医療用チューブ80の閉塞を行うことができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。

Claims (4)

  1. 上部にチューブが載置される固定部と、
    前記固定部の上方で前記固定部と対向する可動部と、
    前記固定部の一端から湾曲して上方に延びて前記可動部の一端に接続され、弾性変形することで前記可動部を前記固定部の上下方向に変位可能に支持する湾曲部と、
    前記可動部から前記固定部に向けて突出し、前記可動部を押圧した際に前記チューブを圧迫して閉塞させる押圧部と、
    前記固定部の両側部から壁状に突出し、前記チューブの横ずれを阻止する一対のサイドウォールと、
    前記固定部の他端から上方に延びて前記湾曲部に対向するとともに、前記可動部を押圧状態に維持するロック機構が形成された起立部と、を備え、
    前記起立部は、前記可動部を押圧した際に前記可動部の側方への変形を阻止する横ずれ防止機構を備え、
    前記起立部は、
    前記可動部の先端と摺動しつつ前記可動部を前記起立部の内側に案内する傾斜部と、
    前記傾斜部の下端部に形成されたロック凹部と、を備え、
    前記横ずれ防止機構は、前記傾斜部に設けられた凹凸構造を有する、クランプ。
  2. 請求項記載のクランプであって、前記可動部の先端に設けられ、前記起立部の前記凹凸構造に係合しつつ摺動するガイド突起を備える、クランプ。
  3. 請求項記載のクランプであって、前記横ずれ防止機構は、前記傾斜部の上端から前記可動部の移動方向に沿って下方に向かって延びて形成された案内溝を含む、クランプ。
  4. 請求項記載のクランプであって、前記案内溝は、上側に形成され、上端側から下方に向かうにつれて幅が徐々に縮小するテーパー部と、前記テーパー部の下端から前記ロック凹部にまで一定の幅で延びた直線部とを有する、クランプ。
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