JP7571539B2 - 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Description
このように従来において、励起光の光密度の増加を抑制しつつ、エテンデューを小さくすることは難しかった。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6と、第1光源装置(光源装置)20と、第2光源装置21と、を備えている。なお、第1光源装置20は本発明の光源装置の一実施形態に相当する。
第2光源装置21は、第2光源81と、集光レンズ82と、拡散板83と、ロッドレンズ84と、リレーレンズ85と、を有する。第2光源81は、少なくとも一つの半導体レーザーで構成され、レーザー光からなる青色光LBを射出する。なお、第2光源81は、半導体レーザーに限らず、青色光を発光するLEDでもよい。
図2は、第1光源装置20の概略構成図である。
図2を含む以下の図面内において、必要に応じてXYZ座標系を用いて第1光源装置20の各構成について説明する。X軸は光源22の光軸axと平行な軸であり、Y軸は光軸axと直交する照明光軸ax1と平行な軸であり、Z軸はX軸およびY軸にそれぞれ直交する軸である。つまり、光軸axと照明光軸ax1とは、同一面内にあり、光軸axは照明光軸ax1と直交する。
このようにして光源22は青色波長帯(第1波長帯)を有する平行光束として励起光(第1波長帯の光)ELを射出する。
図3~図5に示されるように、本実施形態の波長変換素子25は、蛍光体層(波長変換層)251と、基板252と、第4光学層253と、第1光学部材254と、第2光学部材255と、第3光学部材256と、を備える。波長変換素子25は、蛍光体層251で生成した蛍光YLを射出する開口部260を備えている。開口部260は、波長変換素子25の+Y側に設けられている。
本実施形態の開口部260は、基板252、第1光学部材254、第2光学部材255および第3光学部材256の+Y側における各端面で形成された開口である。
蛍光体層251は、表面(光入射面)2511と、側面2512と、裏面2513と、を含む板状の蛍光体である。表面2511は、励起光ELが入射される面である。側面2512は、表面2511に交差する面である。側面2512は、表面2511に直交していてもよい。裏面2513は、表面2511の反対の面である。
これにより、第1光学部材254は、光源22から射出された励起光ELを透過させつつ、蛍光体層251で生成された蛍光YLを反射することができる。
なお、例えば、何等かの理由によって励起光ELが第2光学部材255に入射した場合でも、第2光学部材255は励起光ELを反射して蛍光体層251に入射させる。
図3に示したように、第2光学部材255は、台形状の上底部をなす第1端面55aと、台形状の下底部をなす第2端面55bと、第1端面55aおよび第2端面55bを+X側で接続する第3端面55cと、第1端面55aおよび第2端面55bを-X側で接続する第4端面55dと、を含む。なお、第1端面55a、第2端面55b、第3端面55cおよび第4端面55dはいずれも平坦面である。第3端面55cは、基板252に対向する面である。第4端面55dは、基材2551において第3端面55cと反対側の面である。第1光学部材254は、第4端面55dに当接している。第1光学部材254は、第4端面55dに載置されている。第1光学層2542は、第4端面55dに当接している。透光性基板2541は、第1光学層2542を介して第4端面55dに載置されている。
第2光学部材255における+X側の端部の一部は基板252の支持面2521に形成された溝2524に嵌め込まれている。なお、第2光学部材255と溝2524との隙間に接着剤を充填してもよい。
すなわち、第3光学部材256は、基材2561と、第3光学層2562と、を含む。第3光学層2562は、基材2561の内面に形成される。第3光学層2562は、例えば、金属層や誘電体層で構成される。
第3光学部材256は、台形形状の上底部をなす第1端面56aと、台形形状の下底部をなす第2端面56bと、第1端面56aおよび第2端面56bを+X側で接続する第3端面56cと、第1端面56aおよび第2端面56bを-X側で接続する第4端面56dと、を含む。なお、第1端面56a、第2端面56b、第3端面56cおよび第4端面56dはいずれも平坦面である。第3端面56cは、基板252に対向する面である。第4端面56dは、基材2561において第3端面56cと反対側の面である。第1光学部材254は、第4端面56dに当接している。第1光学部材254は、第4端面56dに載置されている。第1光学層2542は、第4端面56dに当接している。透光性基板2541は、第1光学層2542を介して第4端面56dに載置されている。
第3光学部材256における+X側の端部の一部は基板252の支持面2521に形成された溝2524に嵌め込まれている。第3光学部材256と溝2524との隙間に接着剤を充填してもよい。
具体的に、第1光学部材254は、第2光学部材255の第4端面55dと第3光学部材256の第4端面56dとの間に掛け渡されるように設けられている。-Y側において、第1光学部材254の内側の端辺54aは基板252の支持面2521に接触している。
また、第1光学層2542で反射された蛍光YLの一部は基板252の支持面2521に入射し、支持面2521に形成された第4光学層253で反射される。第4光学層253で反射された蛍光YLは開口部260から射出される、あるいは、再び第1光学部材254に入射して反射される。
このようにして本実施形態の波長変換素子25では、蛍光体層251で生成した蛍光YLを開口部260から+Y側に射出することができる。
以上説明した本実施形態に係る波長変換素子25によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態の波長変換素子25は、光入射面を有し、光入射面に入射した第1波長帯の励起光ELを波長変換して第1波長帯とは異なる第2波長帯の蛍光YLを生成する蛍光体層251と、蛍光体層251を支持する支持面2521を有する基板252と、励起光ELを透過し、蛍光YLを反射する第1光学層2542を有し、第1光学層2542が支持面2521に対向するように配置される第1光学部材254と、少なくとも蛍光YLを反射させる第2光学層2552を有し、第2光学層2552が支持面2521と第1光学層2542とに交差するように配置される第2光学部材255と、少なくとも蛍光YLを反射させる第3光学層2562を有し、第3光学層2562が支持面2521と第1光学層2542とに交差し、第2光学層2552に対向するように配置される第3光学部材256と、基板252、第1光学部材254、第2光学部材255および第3光学部材256により形成される開口部260と、を備える。蛍光体層251の表面2511の面積A1は、表面2511において励起光ELが入射される励起光入射領域LSの面積A2よりも大きく、励起光入射領域LSの面積A2は、開口部260の面積A3より大きく、蛍光YLは、開口部260から射出される。
したがって、本実施形態の波長変換素子25によれば、励起光ELの光密度の増加を抑制しつつ、エテンデューを小さくすることができる。
本実施形態の第1光源装置20は、励起光ELを射出する光源22と、波長変換素子25とを備える。
このことによって、本実施形態の第1光源装置20によれば、励起光ELの光密度の増加による蛍光変換効率の低下を抑えつつエテンデューを小さくした波長変換素子25を備えるので、高輝度な蛍光YLを生成することができる。
本実施形態のプロジェクター1は、第1光源装置20と、第2光源装置21と、第1光源装置20または第2光源装置21からの青色光LB、緑色光LG、赤色光LRを画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置4B,4G,4Rと、前述の画像光を投射する投射光学装置6と、を備える。
このことによって、本実施形態のプロジェクター1によれば、高輝度な蛍光YLを生成する第1光源装置20を備えるので、高輝度な画像を形成して投射することができる。
図6は波長変換素子の第1変形例に係る構成を示す断面図である。図6は図5に対応する断面図である。
なお、本変形例において、上記実施形態と共通の構成あるいは部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図7Aは波長変換素子の第2変形例に係る構成を示す側面図である。図7Bは本変形例の作用を説明するための図である。なお、本変形例において、上記実施形態と共通の構成あるいは部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
本発明の一つの態様の波長変換素子は、光入射面を有し、光入射面に入射した第1波長帯の光を波長変換して第1波長帯とは異なる第2波長帯の光を生成する波長変換層と、波長変換層を支持する支持面を有する基板と、第1波長帯の光を透過し、第2波長帯の光を反射する第1光学層を有し、第1光学層が支持面に対向するように配置される第1光学部材と、少なくとも第2波長帯の光を反射させる第2光学層を有し、第2光学層が支持面と第1光学層とに交差するように配置される第2光学部材と、少なくとも第2波長帯の光を反射させる第3光学層を有し、第3光学層が支持面と第1光学層とに交差し、第2光学層に対向するように配置される第3光学部材と、基板、第1光学部材、第2光学部材および第3光学部材により形成される開口部と、を備え、波長変換層の光入射面の面積は、光入射面において第1波長帯の光が入射される光入射領域の面積よりも大きく、光入射領域の面積は、開口部の面積より大きく、第2波長帯の光は、開口部から射出される。
本発明の一つの態様の光源装置は、光源と、本発明の上記態様の波長変換素子と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の上記態様の光源装置と、光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
Claims (10)
- 光入射面を有し、前記光入射面に入射した第1波長帯の光を波長変換して前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の光を生成する波長変換層と、
前記波長変換層を支持する支持面を有する基板と、
前記第1波長帯の光を透過し、前記第2波長帯の光を反射する第1光学層を有し、前記第1光学層が前記支持面に対向するように配置される第1光学部材と、
少なくとも前記第2波長帯の光を反射させる第2光学層を有し、前記第2光学層が前記支持面と前記第1光学層とに交差するように配置される第2光学部材と、
少なくとも前記第2波長帯の光を反射させる第3光学層を有し、前記第3光学層が前記支持面と前記第1光学層とに交差し、前記第2光学層に対向するように配置される第3光学部材と、
前記基板、前記第1光学部材、前記第2光学部材および前記第3光学部材により形成される開口部と、を備え、
前記支持面と直交する方向を第1方向、前記第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、
前記波長変換層の前記光入射面の第1面積は、前記光入射面において前記第1波長帯の光が入射される光入射領域の第2面積よりも大きく、
前記光入射領域の第1面積は、前記開口部の第3面積より大きく、
前記第1波長帯の光は、前記第1方向に沿って前記第1光学部材の外側から前記第1光学部材に対して入射し、
前記第2波長帯の光は、前記開口部から前記第2方向に射出される
波長変換素子。 - 前記波長変換層は、光を散乱させる散乱体を含む
請求項1に記載の波長変換素子。 - 前記第1光学層に沿う平面と前記波長変換層の前記光入射面に沿う平面とのなす角度は、10°以上40°以下である
請求項1または請求項2に記載の波長変換素子。 - 前記第2光学層は、前記第1波長帯の光および前記第2波長帯の光を反射し、
前記第3光学層は、前記第1波長帯の光および前記第2波長帯の光を反射する
請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の波長変換素子。 - 前記基板は、前記支持面と前記波長変換層との間に設けられる第4光学層を有する
請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の波長変換素子。 - 前記第4光学層は、前記支持面における前記波長変換層の周囲の少なくとも一部に設けられている
請求項5に記載の波長変換素子。 - 前記第1光学部材は、前記波長変換層と接触しないように配置される
請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の波長変換素子。 - 前記波長変換層は、前記開口部の内側に設けられた収容空間に収容され、
前記収容空間に空気層が設けられている
請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載の波長変換素子。 - 前記第1波長帯の光を射出する光源と、
請求項1から請求項8のうちのいずれか一項に記載の波長変換素子と、を備える
光源装置。 - 請求項9に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える
プロジェクター。
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