JP7579192B2 - ホーム柵状態監視装置及びホーム柵状態監視方法 - Google Patents
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Description
1台以上の可動式のホーム柵の扉部のうち、第1の扉部及び第2の扉部が同時に開閉制御されたときの前記第1の扉部を駆動するモータの第1のモータ電流波形信号と前記第2の扉部を駆動するモータの第2のモータ電流波形信号とを取得する取得手段(例えば、図5の取得部202)と、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とに基づく所定の対比判定処理を行って、前記第1の扉部及び前記第2の扉部の何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出する検出手段(例えば、図5の検出部204)と、
を備えるホーム柵状態監視装置である。
1台以上の可動式のホーム柵の扉部のうち、第1の扉部及び第2の扉部が同時に開閉制御されたときの前記第1の扉部を駆動するモータの第1のモータ電流波形信号と前記第2の扉部を駆動するモータの第2のモータ電流波形信号とを取得することと、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とに基づく所定の対比判定処理を行って、前記第1の扉部及び前記第2の扉部の何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出することと、
を含むホーム柵状態監視方法を構成してもよい。
前記第1の扉部と前記第2の扉部とは、同一の開口部に係る左右の扉部である、
ホーム柵状態監視装置である。
前記第1の扉部と前記第2の扉部とは、開閉ストロークが所定の同等条件を満たす扉部である、
ホーム柵状態監視装置である。
前記検出手段は、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号との差分を判定する差分判定手段、
を有する、
ホーム柵状態監視装置である。
前記検出手段は、
前記第1のモータ電流波形信号に基づく駆動開始タイミング、駆動状態の変化タイミング、及び駆動終了タイミングのうちの何れか(以下包括して「タイミング」という)と、前記第2のモータ電流波形信号に基づく前記タイミングとを判定するタイミング判定手段、
を有し、
前記差分判定手段は、前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とについて、前記タイミング判定手段により判定されたタイミングに基づく同期を取った上で前記差分を判定する、
ホーム柵状態監視装置である。
前記検出手段は、
前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれに対する所定の周波数解析処理を行って、それぞれに所定の周波数一致条件を満たすノイズ周波数成分が有るか否かを判定するノイズ判定手段と、
前記ノイズ判定手段により有ると判定されたノイズ周波数成分が含まれていた前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれにおけるノイズタイミングの時間差が所定の許容時間差を満たすか否かを判定するノイズ時間差判定手段と、
を有し、前記ノイズ判定手段により肯定判定され、且つ、前記ノイズ時間差判定手段により肯定判定された場合には、当該ノイズ周波数成分については異常の兆候ではないと判定する、
ホーム柵状態監視装置である。
前記ノイズタイミングの時間差は、前記第1の扉部と前記第2の扉部との間の距離に基づいて定められている、
ホーム柵状態監視装置である。
前記検出手段は、
連続する複数回の前記開閉制御に関する前記対比判定処理の結果を総合することで、連続性の判定を行う連続性判定手段、
を有する、
ホーム柵状態監視装置である。
図1は、本実施形態のホーム柵状態監視装置1が監視対象とするホーム柵10の概略構成を示す正面図である。代表例として、1つの開口部を開閉する左右一対のホーム柵10(10a,10b)を図示している。ホーム柵10は、プラットホーム3の軌道側端縁においてその長手方向に沿って複数台が配列されて構成され、プラットホーム3上を軌道側から仕切ることで旅客が線路へ転落することを防止する。
ホーム柵状態監視装置1は、第1の扉部12aを駆動する第1のモータ13aの第1のモータ電流波形信号と、第2の扉部12bを駆動する第2のモータ13bの第2のモータ電流波形信号とに基づく対比判定処理を行って、第1の扉部12a及び第2の扉部12bの何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出する。具体的には、対比判定処理として、第1のモータ電流波形信号と第2のモータ電流波形信号との差分を判定する。第1のモータ電流波形信号と第2のモータ電流波形信号との差分の判定は、第1のモータ電流波形信号と第2のモータ電流波形信号との振幅の差を算出することで行う。
(要因A)扉部12a,12bの開閉に要する開閉力の差異
(要因B)風圧や音圧等による振動
(要因C)人や物等が接触したことによる衝撃
図5は、ホーム柵状態監視装置1の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、ホーム柵状態監視装置1は、機能部として、操作部102と、表示部104と、通信部106と、処理部200と、記憶部300とを備え、一種のコンピュータ或いはCPUボードとして構成することができる。
図7は、処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、処理部200がホーム柵状態監視プログラム302を実行することで実現される処理であり、同一の開口部に係る左右の扉部である第1の扉部12a及び第2の扉部12bについてなされた1回の開閉制御を対象として行われる。
このように、本実施形態によれば、環境要因に左右されることなく、ホーム柵10の異常の兆候を精度よく検出することができる。つまり、同時に開閉制御される第1の扉部12a及び第2の扉部12bは、開閉に係る駆動機構がともに正常であれば、第1の扉部12aを駆動する第1のモータ13aにかかる負荷と、第2の扉部12bを駆動する第2のモータ13bにかかる負荷とは互いに同様であり差が無い又は小さい。しかし、第1の扉部12a及び第2の扉部12bの何れかの開閉に係る駆動機構に何らかの異常又は異常の兆候が生じると、第1のモータ13a及び第2のモータ13bにかかる負荷は互いに同様とならず、有意な差が生じる。第1の扉部12aを駆動する第1のモータ13aにかかる負荷と第2の扉部12bを駆動する第2のモータ13bにかかる負荷とは何らかの環境要因の影響によっても変動するが、通常、同時に開閉制御される第1の扉部12a及び第2の扉部12bの開閉に関する環境要因は同等とみなせる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
第1の扉部12a及び第2の扉部12bそれぞれについて、当該扉部12が正常である状態で開制御したとき及び閉制御したときのモータ電流波形信号を基準モータ電流波形信号として予め用意しておく。そして、異常の兆候を検出した際に、第1の扉部12a及び第2の扉部12bそれぞれについて、取得したモータ電流波形信号と、開閉方向に対応する基準モータ電流波形信号とを比較して合致するか否かを判定することで、ホーム柵10a,10bのどちらに異常が生じたかを特定するようにしてもよい。
上述の実施形態では、同一の開口部に係る左右の扉部12a,12bを、開閉制御のときの移動量が同じ(開閉ストロークが同等)としたが、同一の開口部に係る左右の開閉ストロークが異なる(同等とみなせない)場合であっても、本発明を適用可能である。この場合には、例えば同一のプラットホームの同一の番線に設置された異なるホーム柵10の扉部12といったように、同時に開閉制御される扉部12であって、移動量が同じ(開閉ストロークが同等とみなせる)2枚の扉部12の組み合わせを第1の扉部及び第2の扉部として、モータ電流波形信号を対比判定処理するようにすればよい。
ホーム柵状態監視装置1が監視の対象とするホーム柵は、可動式のホーム柵であれば、例えば、昇降式のホーム柵などにも同様に適用可能である。
上述の実施形態では、ホーム柵状態監視装置1は、電流センサ30により計測されたモータ電流値を当該電流センサ30から直接取得しているが、制御装置20を介して取得するようにしてもよい。すなわち、電流センサ30が計測したモータ電流値を制御装置20へ出力し、制御装置20において、モータ電流値を計測日時と対応付けたデータとして蓄積・記憶しておく。そして、例えば1日の運行終了後といった所定タイミングで、制御装置20に蓄積・記憶されたモータ電流値のデータを、ホーム柵状態監視装置1が制御装置20から取得する。モータ電流値のデータの取得の方法としては、例えば、有線通信又は無線通信によって取得するとしてもよいし、着脱可能な記録媒体にモータ電流値のデータを蓄積・記憶しておき、この記録媒体から読み出すことで取得するとしてもよい。更には、制御装置20ではなく、ホーム柵10毎に設けた端末装置を介して、ホーム柵状態監視装置1がモータ電流値のデータを取得するようにしてもよい。
200…処理部
202…取得部
204…検出部
300…記憶部
302…ホーム柵状態監視プログラム
310…ホーム柵管理データ
3…プラットホーム
10(10a,10b)…ホーム柵
11…戸袋部
12…扉部
12a…第1の扉部、12b…第2の扉部
13…モータ
13a…第1のモータ、13b…第2のモータ
20…制御装置
21…駆動制御部
22…モータ駆動回路
22a…第1のモータ駆動回路、22b…第2のモータ駆動回路
30…電流センサ
30a…第1の電流センサ、30b…第2の電流センサ
Claims (10)
- 1台以上の可動式のホーム柵の扉部のうち、第1の扉部及び第2の扉部が同時に開閉制御されたときの前記第1の扉部を駆動するモータの第1のモータ電流波形信号と前記第2の扉部を駆動するモータの第2のモータ電流波形信号とを取得する取得手段と、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とに基づく所定の対比判定処理を行って、前記第1の扉部及び前記第2の扉部の何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれに、含有条件が一致するノイズ周波数成分が含有されているか否かを判定し、肯定判定された場合に当該ノイズ周波数成分については異常の兆候ではないと判定する、
ホーム柵状態監視装置。 - 1台以上の可動式のホーム柵の扉部のうち、第1の扉部及び第2の扉部が同時に開閉制御されたときの前記第1の扉部を駆動するモータの第1のモータ電流波形信号と前記第2の扉部を駆動するモータの第2のモータ電流波形信号とを取得する取得手段と、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とに基づく所定の対比判定処理を行って、前記第1の扉部及び前記第2の扉部の何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、
前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれに対する所定の周波数解析処理を行って、それぞれに所定の周波数一致条件を満たすノイズ周波数成分が有るか否かを判定するノイズ判定手段と、
前記ノイズ判定手段により有ると判定されたノイズ周波数成分が含まれていた前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれにおけるノイズタイミングの時間差が所定の許容時間差を満たすか否かを判定するノイズ時間差判定手段と、
を有し、前記ノイズ判定手段により肯定判定され、且つ、前記ノイズ時間差判定手段により肯定判定された場合には、当該ノイズ周波数成分については異常の兆候ではないと判定する、
ホーム柵状態監視装置。 - 前記ノイズタイミングの時間差は、前記第1の扉部と前記第2の扉部との間の距離に基づいて定められている、
請求項2に記載のホーム柵状態監視装置。 - 前記第1の扉部と前記第2の扉部とは、同一の開口部に係る左右の扉部である、
請求項1~3の何れか一項に記載のホーム柵状態監視装置。 - 前記第1の扉部と前記第2の扉部とは、開閉ストロークが所定の同等条件を満たす扉部である、
請求項1~4の何れか一項に記載のホーム柵状態監視装置。 - 前記検出手段は、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号との差分を判定する差分判定手段、
を有する、
請求項1~5の何れか一項に記載のホーム柵状態監視装置。 - 前記検出手段は、
前記第1のモータ電流波形信号に基づく駆動開始タイミング、駆動状態の変化タイミング、及び駆動終了タイミングのうちの何れか(以下包括して「タイミング」という)と、前記第2のモータ電流波形信号に基づく前記タイミングとを判定するタイミング判定手段、
を有し、
前記差分判定手段は、前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とについて、前記タイミング判定手段により判定されたタイミングに基づく同期を取った上で前記差分を判定する、
請求項6に記載のホーム柵状態監視装置。 - 前記検出手段は、
連続する複数回の前記開閉制御に関する前記対比判定処理の結果を総合することで、連続性の判定を行う連続性判定手段、
を有する、
請求項1~7の何れか一項に記載のホーム柵状態監視装置。 - 1台以上の可動式のホーム柵の扉部のうち、第1の扉部及び第2の扉部が同時に開閉制御されたときの前記第1の扉部を駆動するモータの第1のモータ電流波形信号と前記第2の扉部を駆動するモータの第2のモータ電流波形信号とを取得することと、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とに基づく所定の対比判定処理を行って、前記第1の扉部及び前記第2の扉部の何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出することと、
を含み、
前記検出することは、前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれに、含有条件が一致するノイズ周波数成分が含有されているか否かを判定し、肯定判定された場合に当該ノイズ周波数成分については異常の兆候ではないと判定すること、を含む、
ホーム柵状態監視方法。 - 1台以上の可動式のホーム柵の扉部のうち、第1の扉部及び第2の扉部が同時に開閉制御されたときの前記第1の扉部を駆動するモータの第1のモータ電流波形信号と前記第2の扉部を駆動するモータの第2のモータ電流波形信号とを取得することと、
前記第1のモータ電流波形信号と前記第2のモータ電流波形信号とに基づく所定の対比判定処理を行って、前記第1の扉部及び前記第2の扉部の何れかの駆動機構に係る異常の兆候を検出することと、
を含み、
前記検出することは、
前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれに対する所定の周波数解析処理を行って、それぞれに所定の周波数一致条件を満たすノイズ周波数成分が有るか否かを判定するノイズ判定を行うことと、
前記ノイズ判定により有ると判定されたノイズ周波数成分が含まれていた前記第1のモータ電流波形信号及び前記第2のモータ電流波形信号それぞれにおけるノイズタイミングの時間差が所定の許容時間差を満たすか否かを判定するノイズ時間差判定を行うことと、
前記ノイズ判定により肯定判定され、且つ、前記ノイズ時間差判定により肯定判定された場合に当該ノイズ周波数成分については異常の兆候ではないと判定することと、
を含む、
ホーム柵状態監視方法。
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